JP2003304929A - マスカラ塗布用ブラシ - Google Patents
マスカラ塗布用ブラシInfo
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- Brushes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】マスカラを塗布する際に手を顔から離れた状態
で行うことができ、しかもマスカラをたっぷりとまつ毛
に付着させることができるとともに、ブラシを回転させ
ることでまつ毛を目頭(目尻)から目尻(目頭)に向か
って順次梳いてカールを形成することができる構造簡易
なマスカラ塗布用ブラシを提供することにある。 【解決手段】塗布ブラシ部の外輪郭が円錐台形状をな
し、かつその円錐台形状の塗布ブラシ部が中心軸に対し
てねじれ角を持つ刈り込み凹部を一箇所以上有してい
る。
で行うことができ、しかもマスカラをたっぷりとまつ毛
に付着させることができるとともに、ブラシを回転させ
ることでまつ毛を目頭(目尻)から目尻(目頭)に向か
って順次梳いてカールを形成することができる構造簡易
なマスカラ塗布用ブラシを提供することにある。 【解決手段】塗布ブラシ部の外輪郭が円錐台形状をな
し、かつその円錐台形状の塗布ブラシ部が中心軸に対し
てねじれ角を持つ刈り込み凹部を一箇所以上有してい
る。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はマスカラ塗布用ブラ
シに関する。 【0002】 【従来の技術】マスカラはまつ毛の化粧料として汎用さ
れており、その塗布具合の良し悪しが目の魅力や印象を
大きく左右させ、うまくボリュームをつけた場合に目を
美しく魅力的に見せることができるとされている。 【0003】かかるマスカラ塗布手段として、2本の金
属線間にブラシ材を金属線に対して交差状に挟み、金属
線をらせん状に捻ることによりブラシ材を巻き輪間に固
定させたブラシが広く使用されているが、従来の塗布用
ブラシは、一般に外輪郭が円筒状となっていた。 【0004】このような構造では、円筒面であるため、
まつ毛に塗布するときにブラシを持つ手が顔に近くな
り、特に右手でブラシを持って左眼のまつ毛に塗布する
ときにブラシ軸が鼻にぶつかりやすくなる。このため、
使用感が芳しくないという問題があった。 【0005】また、円筒状であるため容器の拭き取りリ
ップでぬぐわれて粘稠なマスカラがブラシ材の付根付近
の金属線部分に溜まってしまい、ブラシ材の毛先へのマ
スカラ付着量が少なくなるので、まつ毛に塗布したとき
にボリュームをつけることが難しく、無理に擦り付ける
ことによりまつ毛に無理な力をかけたり、一様に付着さ
れずまだらになったりしやすい問題があった。 【0006】こうした不具合を改善するために、従来、
ブラシの外輪郭を円錐状ないし先細り状にしたものがあ
るが、やはり毛の長さが円周上で一様であるため保液性
が弱く、まつ毛にたっぷりとマスカラを塗布することが
難しいとともに、マスカラを塗布したまつ毛を梳かして
分離させることができず、この操作を別途行わなければ
ならないという煩雑さがあった。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】本発明は前記のような
問題点を解決するためになされたもので、その目的とす
るところは,マスカラを塗布する際に手を顔から離れた
状態で行うことができ、しかもマスカラをたっぷりとま
つ毛に付着させることができるとともに、ブラシを回転
させることでまつ毛を目頭(目尻)から目尻(目頭)に
向かって順次梳いてカールを形成することができる構造
簡易なマスカラ塗布用ブラシを提供することにある。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、ブラシ毛を金属製の芯線間にこれと交差状に
配し、芯線をらせん状に巻回することにより塗布ブラシ
部を形成した塗布用ブラシにおいて、塗布ブラシ部の外
輪郭が円錐台形状をなし、かつその円錐台形状の塗布ブ
ラシ部が中心軸に対してねじれ角を持つ刈り込み凹部を
一箇所以上有していることを特徴としている。 【0009】 【発明の実施の形態】以下本発明の実施例を添付図面に
基いて説明する。図1ないし図4は本発明によるマスカ
ラ塗布ブラシの実施例を示している。1は摘み、2は摘
み1と一体の軸、3は塗布ブラシ部である。前記塗布ブ
ラシ部3は、所定のピッチで螺旋状に巻回された芯線4
と、該芯線4の軸線と交差して放射状に伸びる多数のブ
ラシ毛群5から構成されており、芯線4の後部40が前
記軸2に圧入されている。ブラシ毛の材質は、ナイロン
など任意であり、断面が中実でも中空でもよい。 【0010】前記各ブラシ毛群5は、芯線4との交差部
分が螺旋の巻き輪部で固定されることによりそれぞれが
所定のボリュームの束となり、この状態で芯線4の周り
に螺旋状を描いて配列されている。そして、塗布ブラシ
部3のブラシ毛群5で画成される輪郭形状(外観形状)
が、円錐台状となっている。 【0011】すなわち、軸2に近い後端50が最も径が
大きく、反対端51が最も径が小さくなるように連続的
に径が変化している。本発明で「円錐台状」とは、直線
である場合のほか、図示するように、たとえばR200〜2
30といった大きな曲率を有している場合を含む概念であ
る。 【0012】前記円錐台状の塗布ブラシ部3には、全体
としてブラシ長手方向に走る刈り込み凹部6が1箇所以
上形成されている。刈り込み凹部6は、この実施例では
略180度対称位置に2つ形成されており、しかも、前
記各刈り込み凹部6は、図3のように、芯線4の中心軸
CLと平行ではなく、中心軸CLに対して所定のねじれ
角度αをもって交差している。 【0013】刈り込み凹部6は、まつ毛の目頭側から目
尻側までの幅よりも適度に大きな長さLを持ち、この範
囲でまつ毛の平面から見た生え揃え状態にマッチするよ
うに、深さDが、長さ方向の略中央で最も深く、端部に
近いほど浅くなるように形成されている。刈り込み凹部
6は、後端60が塗布ブラシ部3の後端30に至ってい
てもよいが、前端61は塗布ブラシ部3の前端31に至
っておらず、したがって、塗布ブラシ部3の先端領域A
は、余分なマスカラを払拭したり微調整操作に適するよ
うに均等な長さに揃えられている。 【0014】また、刈り込み凹部6は所定の幅Wを有
し、この範囲内で幅方向の両縁部が最も浅く中央部が最
も深くなるように形成されている。前記幅Wは、この実
施例では長手方向の中央部が広く、端部に向かうほど漸
次狭くなっているが、端部まで同じ幅となっていてもよ
い。 【0015】なお、刈り込み凹部6は図示するものでは
右下がりであるが、これを左下がりとしてもよいし、刈
り込み凹部6が2箇所以上ある場合、各刈り込み凹部6
を異なる向きにしてもよい。塗布ブラシ部3は必ずしも
軸2に対して一直線である必要はなく、傾斜状になって
いてもよいし、弧状となっていてもよい。芯線は1本の
金属線をuターン状にしたものに限らず、2本の芯線を
使用してもよい。 【0016】第1実施例のブラシの製作法は任意である
が、たとえば、1本の金属線をUタ−ン状に折り曲げて
2本の平行な素芯線とし、それら素芯線の間に面状に整
えたブラシ素毛群を挟んで素芯線を一方向にかつ螺旋が
先端に達するまで撚ったのち、素ブラシを円錐台状にカ
ットする。そして、素ブラシを回転させながら所定幅の
カッターを当てて刈り込み凹部6を作ればよく、必要に
応じて全体をしごいて毛を外方に向かって開かせる。 【0017】 【実施例の作用】次に実施例の作用を説明すると、従来
の塗布ブラシと同じようにマスカラ容器に挿入してマス
カラに浸し、容器から抜き出して使用に移すが、塗布ブ
ラシ部3に長手方向及び幅方向で湾曲した刈り込み凹部
6が1箇所以上形成されているので、この領域を構成す
る短い毛群でマスカラは芯線部分への流動付着が阻止さ
れ、表面張力によって短い毛群に十分付着し、短い毛群
の先端から上でブリッジ状になる。したがって保液性が
よく、マスカラは刈り込み凹部6にたっぷりと保持され
る。 【0018】この状態で摘み1を持ってまつ毛に塗布ブ
ラシ部3を接触させるが、塗布ブラシ部3の輪郭形状が
円錐台状をなしているので、軸2を顔から遠ざかる位置
に置くことができ、右手で持って左眼のまつ毛の目頭を
化粧するときにも、軸2が鼻に当接したり、過度に接近
することが回避される。 【0019】前記のような操作で塗布ブラシ部3をまつ
毛と並列状に配したときには、刈り込み凹部6でたっぷ
りな量が保持されたマスカラをまつ毛にボリュームを付
けて付着させることができ、この状態で軸2によってブ
ラシを回転させることにより、刈り込み凹部6に隣接す
る長毛群部分でまつ毛を梳かすことができる。 【0020】しかも、刈り込み凹部6がブラシ軸線と平
行でなく、ブラシ軸線に対して交差するようにねじれて
いるため、軸2の回転による前記「梳き」は、まつ毛の
全体に対して同時的ではなく、逐次的に行われる。すな
わち、まつ毛を目頭(又は目尻)の方から徐々に目尻
(目頭)に向かって梳かすことができる。 【0021】このため、目のカーブに個人差があって
も、まつ毛に沿って正確に、きれいにマスカラ化粧を行
うことができる。また、全まつ毛を同時に梳くのでなく
序序に梳くため、まつ毛に対する過度の梳きストレスを
与えることを回避でき、まつ毛基部の皮膚に対する植毛
強度が弱い場合でも、脱毛を避けることができる。 【0022】なお、刈り込み凹部6は円錐台状の塗布ブ
ラシ部3の全長に達する溝ではなく、塗布ブラシ部3は
円錐台状特有の毛長さが異なる先端領域と後端領域部が
ある。したがって、目頭などのまつ毛の毛長さが短い部
位には、刈り込み凹部6のない先端領域を利用でき、マ
スカラをぽってりと沢山付け過ぎることがない。また、
下まつ毛などの細かい部位にもきれいにマスカラを塗布
することができる。一方、目尻などのまつ毛の毛長さが
長い部位には、マスカラをたっぷりと塗布し、目尻側に
まつ毛が広がるようにすることができる。したがって、
まつ毛の長さや毛の方向を確実に捉え、目の幅を広く見
せることができる。 【0023】 【発明の効果】以上説明した本発明の請求項1によると
きには、ブラシ毛を金属製の芯線間にこれと交差状に配
し、芯線をらせん状に巻回することにより塗布ブラシ部
を形成した塗布用ブラシにおいて、塗布ブラシ部の外輪
郭が円錐台形状をなしているため、まつ毛の化粧に際し
てブラシの軸やこれを持つ手を顔や鼻にぶつけずに軽快
に操作できる。しかも、円錐台形状の塗布ブラシ部3が
中心軸に対してねじれ角を持つ刈り込み凹部6を一箇所
以上有しているので、マスカラをたっぷりと保持してま
つ毛に付けることができるとともに、ブラシの回転でま
つ毛に過度のストレスを与えないように目頭(目尻)か
ら目尻(目頭)に向かって徐々に梳くことができるとい
うすぐれた効果が得られる。
シに関する。 【0002】 【従来の技術】マスカラはまつ毛の化粧料として汎用さ
れており、その塗布具合の良し悪しが目の魅力や印象を
大きく左右させ、うまくボリュームをつけた場合に目を
美しく魅力的に見せることができるとされている。 【0003】かかるマスカラ塗布手段として、2本の金
属線間にブラシ材を金属線に対して交差状に挟み、金属
線をらせん状に捻ることによりブラシ材を巻き輪間に固
定させたブラシが広く使用されているが、従来の塗布用
ブラシは、一般に外輪郭が円筒状となっていた。 【0004】このような構造では、円筒面であるため、
まつ毛に塗布するときにブラシを持つ手が顔に近くな
り、特に右手でブラシを持って左眼のまつ毛に塗布する
ときにブラシ軸が鼻にぶつかりやすくなる。このため、
使用感が芳しくないという問題があった。 【0005】また、円筒状であるため容器の拭き取りリ
ップでぬぐわれて粘稠なマスカラがブラシ材の付根付近
の金属線部分に溜まってしまい、ブラシ材の毛先へのマ
スカラ付着量が少なくなるので、まつ毛に塗布したとき
にボリュームをつけることが難しく、無理に擦り付ける
ことによりまつ毛に無理な力をかけたり、一様に付着さ
れずまだらになったりしやすい問題があった。 【0006】こうした不具合を改善するために、従来、
ブラシの外輪郭を円錐状ないし先細り状にしたものがあ
るが、やはり毛の長さが円周上で一様であるため保液性
が弱く、まつ毛にたっぷりとマスカラを塗布することが
難しいとともに、マスカラを塗布したまつ毛を梳かして
分離させることができず、この操作を別途行わなければ
ならないという煩雑さがあった。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】本発明は前記のような
問題点を解決するためになされたもので、その目的とす
るところは,マスカラを塗布する際に手を顔から離れた
状態で行うことができ、しかもマスカラをたっぷりとま
つ毛に付着させることができるとともに、ブラシを回転
させることでまつ毛を目頭(目尻)から目尻(目頭)に
向かって順次梳いてカールを形成することができる構造
簡易なマスカラ塗布用ブラシを提供することにある。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、ブラシ毛を金属製の芯線間にこれと交差状に
配し、芯線をらせん状に巻回することにより塗布ブラシ
部を形成した塗布用ブラシにおいて、塗布ブラシ部の外
輪郭が円錐台形状をなし、かつその円錐台形状の塗布ブ
ラシ部が中心軸に対してねじれ角を持つ刈り込み凹部を
一箇所以上有していることを特徴としている。 【0009】 【発明の実施の形態】以下本発明の実施例を添付図面に
基いて説明する。図1ないし図4は本発明によるマスカ
ラ塗布ブラシの実施例を示している。1は摘み、2は摘
み1と一体の軸、3は塗布ブラシ部である。前記塗布ブ
ラシ部3は、所定のピッチで螺旋状に巻回された芯線4
と、該芯線4の軸線と交差して放射状に伸びる多数のブ
ラシ毛群5から構成されており、芯線4の後部40が前
記軸2に圧入されている。ブラシ毛の材質は、ナイロン
など任意であり、断面が中実でも中空でもよい。 【0010】前記各ブラシ毛群5は、芯線4との交差部
分が螺旋の巻き輪部で固定されることによりそれぞれが
所定のボリュームの束となり、この状態で芯線4の周り
に螺旋状を描いて配列されている。そして、塗布ブラシ
部3のブラシ毛群5で画成される輪郭形状(外観形状)
が、円錐台状となっている。 【0011】すなわち、軸2に近い後端50が最も径が
大きく、反対端51が最も径が小さくなるように連続的
に径が変化している。本発明で「円錐台状」とは、直線
である場合のほか、図示するように、たとえばR200〜2
30といった大きな曲率を有している場合を含む概念であ
る。 【0012】前記円錐台状の塗布ブラシ部3には、全体
としてブラシ長手方向に走る刈り込み凹部6が1箇所以
上形成されている。刈り込み凹部6は、この実施例では
略180度対称位置に2つ形成されており、しかも、前
記各刈り込み凹部6は、図3のように、芯線4の中心軸
CLと平行ではなく、中心軸CLに対して所定のねじれ
角度αをもって交差している。 【0013】刈り込み凹部6は、まつ毛の目頭側から目
尻側までの幅よりも適度に大きな長さLを持ち、この範
囲でまつ毛の平面から見た生え揃え状態にマッチするよ
うに、深さDが、長さ方向の略中央で最も深く、端部に
近いほど浅くなるように形成されている。刈り込み凹部
6は、後端60が塗布ブラシ部3の後端30に至ってい
てもよいが、前端61は塗布ブラシ部3の前端31に至
っておらず、したがって、塗布ブラシ部3の先端領域A
は、余分なマスカラを払拭したり微調整操作に適するよ
うに均等な長さに揃えられている。 【0014】また、刈り込み凹部6は所定の幅Wを有
し、この範囲内で幅方向の両縁部が最も浅く中央部が最
も深くなるように形成されている。前記幅Wは、この実
施例では長手方向の中央部が広く、端部に向かうほど漸
次狭くなっているが、端部まで同じ幅となっていてもよ
い。 【0015】なお、刈り込み凹部6は図示するものでは
右下がりであるが、これを左下がりとしてもよいし、刈
り込み凹部6が2箇所以上ある場合、各刈り込み凹部6
を異なる向きにしてもよい。塗布ブラシ部3は必ずしも
軸2に対して一直線である必要はなく、傾斜状になって
いてもよいし、弧状となっていてもよい。芯線は1本の
金属線をuターン状にしたものに限らず、2本の芯線を
使用してもよい。 【0016】第1実施例のブラシの製作法は任意である
が、たとえば、1本の金属線をUタ−ン状に折り曲げて
2本の平行な素芯線とし、それら素芯線の間に面状に整
えたブラシ素毛群を挟んで素芯線を一方向にかつ螺旋が
先端に達するまで撚ったのち、素ブラシを円錐台状にカ
ットする。そして、素ブラシを回転させながら所定幅の
カッターを当てて刈り込み凹部6を作ればよく、必要に
応じて全体をしごいて毛を外方に向かって開かせる。 【0017】 【実施例の作用】次に実施例の作用を説明すると、従来
の塗布ブラシと同じようにマスカラ容器に挿入してマス
カラに浸し、容器から抜き出して使用に移すが、塗布ブ
ラシ部3に長手方向及び幅方向で湾曲した刈り込み凹部
6が1箇所以上形成されているので、この領域を構成す
る短い毛群でマスカラは芯線部分への流動付着が阻止さ
れ、表面張力によって短い毛群に十分付着し、短い毛群
の先端から上でブリッジ状になる。したがって保液性が
よく、マスカラは刈り込み凹部6にたっぷりと保持され
る。 【0018】この状態で摘み1を持ってまつ毛に塗布ブ
ラシ部3を接触させるが、塗布ブラシ部3の輪郭形状が
円錐台状をなしているので、軸2を顔から遠ざかる位置
に置くことができ、右手で持って左眼のまつ毛の目頭を
化粧するときにも、軸2が鼻に当接したり、過度に接近
することが回避される。 【0019】前記のような操作で塗布ブラシ部3をまつ
毛と並列状に配したときには、刈り込み凹部6でたっぷ
りな量が保持されたマスカラをまつ毛にボリュームを付
けて付着させることができ、この状態で軸2によってブ
ラシを回転させることにより、刈り込み凹部6に隣接す
る長毛群部分でまつ毛を梳かすことができる。 【0020】しかも、刈り込み凹部6がブラシ軸線と平
行でなく、ブラシ軸線に対して交差するようにねじれて
いるため、軸2の回転による前記「梳き」は、まつ毛の
全体に対して同時的ではなく、逐次的に行われる。すな
わち、まつ毛を目頭(又は目尻)の方から徐々に目尻
(目頭)に向かって梳かすことができる。 【0021】このため、目のカーブに個人差があって
も、まつ毛に沿って正確に、きれいにマスカラ化粧を行
うことができる。また、全まつ毛を同時に梳くのでなく
序序に梳くため、まつ毛に対する過度の梳きストレスを
与えることを回避でき、まつ毛基部の皮膚に対する植毛
強度が弱い場合でも、脱毛を避けることができる。 【0022】なお、刈り込み凹部6は円錐台状の塗布ブ
ラシ部3の全長に達する溝ではなく、塗布ブラシ部3は
円錐台状特有の毛長さが異なる先端領域と後端領域部が
ある。したがって、目頭などのまつ毛の毛長さが短い部
位には、刈り込み凹部6のない先端領域を利用でき、マ
スカラをぽってりと沢山付け過ぎることがない。また、
下まつ毛などの細かい部位にもきれいにマスカラを塗布
することができる。一方、目尻などのまつ毛の毛長さが
長い部位には、マスカラをたっぷりと塗布し、目尻側に
まつ毛が広がるようにすることができる。したがって、
まつ毛の長さや毛の方向を確実に捉え、目の幅を広く見
せることができる。 【0023】 【発明の効果】以上説明した本発明の請求項1によると
きには、ブラシ毛を金属製の芯線間にこれと交差状に配
し、芯線をらせん状に巻回することにより塗布ブラシ部
を形成した塗布用ブラシにおいて、塗布ブラシ部の外輪
郭が円錐台形状をなしているため、まつ毛の化粧に際し
てブラシの軸やこれを持つ手を顔や鼻にぶつけずに軽快
に操作できる。しかも、円錐台形状の塗布ブラシ部3が
中心軸に対してねじれ角を持つ刈り込み凹部6を一箇所
以上有しているので、マスカラをたっぷりと保持してま
つ毛に付けることができるとともに、ブラシの回転でま
つ毛に過度のストレスを与えないように目頭(目尻)か
ら目尻(目頭)に向かって徐々に梳くことができるとい
うすぐれた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるマスカラ塗布用ブラシの一実施例
を示す側面図である。 【図2】図1の拡大側面図である。 【図3】図1の拡大平面図である。 【図4】(a)は図2のX―X線に沿う断面図、(b)
は同じくY−Y線に沿う断面図、(c)は同じくZ−Z
線に沿う断面図である。 【符号の説明】 3 塗布ブラシ部 4 芯線 6 刈り込み凹部
を示す側面図である。 【図2】図1の拡大側面図である。 【図3】図1の拡大平面図である。 【図4】(a)は図2のX―X線に沿う断面図、(b)
は同じくY−Y線に沿う断面図、(c)は同じくZ−Z
線に沿う断面図である。 【符号の説明】 3 塗布ブラシ部 4 芯線 6 刈り込み凹部
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】ブラシ毛を金属製の芯線間にこれと交差状
に配し、芯線をらせん状に巻回することにより塗布ブラ
シ部を形成した塗布用ブラシにおいて、塗布ブラシ部の
外輪郭が円錐台形状をなし、かつその円錐台形状の塗布
ブラシ部が中心軸に対してねじれ角を持つ刈り込み凹部
を一箇所以上有していることを特徴とするマスカラ塗布
用ブラシ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002112065A JP2003304929A (ja) | 2002-04-15 | 2002-04-15 | マスカラ塗布用ブラシ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002112065A JP2003304929A (ja) | 2002-04-15 | 2002-04-15 | マスカラ塗布用ブラシ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003304929A true JP2003304929A (ja) | 2003-10-28 |
Family
ID=29394681
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002112065A Pending JP2003304929A (ja) | 2002-04-15 | 2002-04-15 | マスカラ塗布用ブラシ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003304929A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011104163A (ja) * | 2009-11-18 | 2011-06-02 | Nakatoku Kogyo Kk | マスカラブラシ、およびその製造方法 |
FR2991560A1 (fr) * | 2012-06-07 | 2013-12-13 | Oreal | Applicateur pour l'application d'un produit cosmetique ou de soin sur les cils ou les sourcils. |
JP6254316B1 (ja) * | 2017-05-30 | 2017-12-27 | 株式会社新和製作所 | 化粧用塗布具 |
KR20180016584A (ko) * | 2015-06-19 | 2018-02-14 | 로레알 | 화장품 어플리케이터 |
-
2002
- 2002-04-15 JP JP2002112065A patent/JP2003304929A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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