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JP2003296153A - ストレージシステムおよびそのためのプログラム - Google Patents

ストレージシステムおよびそのためのプログラム

Info

Publication number
JP2003296153A
JP2003296153A JP2002097142A JP2002097142A JP2003296153A JP 2003296153 A JP2003296153 A JP 2003296153A JP 2002097142 A JP2002097142 A JP 2002097142A JP 2002097142 A JP2002097142 A JP 2002097142A JP 2003296153 A JP2003296153 A JP 2003296153A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
storage
unit
load
processing unit
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002097142A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhiko Nishikawa
克彦 西川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2002097142A priority Critical patent/JP2003296153A/ja
Publication of JP2003296153A publication Critical patent/JP2003296153A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D10/00Energy efficient computing, e.g. low power processors, power management or thermal management

Landscapes

  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 負荷変動に応じて負荷分散・統合し、ストレ
ージシステム内のデータへのユーザからのアクセスに対
するレスポンスを向上させ電力効率を上げる。 【解決手段】 データの格納位置を管理するストレージ
処理部1とデータを一時記憶する一時記憶部2とデータ
を蓄積する蓄積部3とを備え、これらがネットワーク4
を介して分散配置され、ネットワーク4に接続されたク
ライアント5から要求されたデータを一時記憶部2また
は蓄積部3から取出しクライアント5に転送するストレ
ージシステム100において、ストレージ処理部1の負
荷を計測する計測手段11と、計測手段11の計測結果
に応じて、他のストレージ処理部1との間で負荷分散す
る負荷分散手段10、12、13、14、20、30と
を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はネットワーク上でデ
ータを保存するためのストレージシステムおよびそのた
めのプログラムに関し、特にデータを保存するストレー
ジの負荷変動に応じて負荷分散することで、ストレージ
内のデータへのユーザからのアクセスに対するレスポン
スを向上させ、さらには電力効率の高いストレージシス
テムおよびそのためのプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年のIT(Information Technology)
の進展は、様々なデータのデジタル化を爆発的に進行さ
せている。これに伴い、これらのデータを処理・蓄積す
るストレージシステムの役割はますます重要になってき
ている。このようなシステムに、例えばNAS(Networ
k Attached Storage)がある。このシステムは、大容量
のディスクと、文書や画像のデータをファイルとして管
理する処理部と、ネットワークを経由して外部ユーザか
らのファイルへのアクセス信号を受信しそのファイルを
外部ユーザに送信する通信部とを有する。
【0003】しかるに、これらのストレージシステムの
運用形態として、企業が独自にシステムを用意するので
なく、企業あるいは個人が利用するIDC(Internet D
ataCenter)やASP(Application Service Provide
r)が広まっている。IDCやASPにおいては、ネッ
トワークを経由して非常に多くのユーザが利用するた
め、負荷が大きく変動し、高負荷時にユーザからのスト
レージへのアクセスに対するレスポンスが悪くなる。
【0004】このレスポンス向上のため、負荷分散が行
われている。その代表的なものに、(i)NASのよう
なネットワークファイルサーバを複数設置したもの、お
よび(ii)ストレージシステム内の処理部を複数設置し
たものなどがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】(i)ネットワークフ
ァイルサーバを複数設置したものでは、通常、負荷分散
が必要となる状況下において、特定のファイルに負荷が
集中する場合が考えられ、その対策としてファイルサー
バを増設している。しかしながら、高負荷となったファ
イルサーバは、負荷が集中したファイルを増設したファ
イルサーバにコピーしなければならず、手間がかかりユ
ーザからのストレージへのアクセスに対するレスポンス
がその分遅れるという問題がある。
【0006】(ii)ストレージシステム内の処理部を複
数設置したものでは、データは常に通信部を経由して複
数の処理部に流れるため、システムへのアクセスが集中
する高負荷時に通信部が混雑し、依然としてユーザから
のアクセスに対するレスポンスが遅れるという問題があ
る。
【0007】それゆえ、本発明は上記問題を解決し、上
記負荷変動に応じて、システム内で負荷分散すること
で、負荷変動を吸収し、システム内に保存されているデ
ータへのユーザからのアクセスに対するレスポンスを向
上させるストレージシステムおよびそのためのプログラ
ムを提供することを目的とする。
【0008】本発明はまた、複数のストレージを有する
ストレージシステムの電力効率を向上させ省エネルギー
化を図ることを他の目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明によるストレージシステムは、データの格納位置を管
理するストレージ処理部とデータを保存する保存部とを
備え、これらがネットワークを介して分散配置され、ネ
ットワークに接続されたクライアントから要求されたデ
ータを前記保存部から取出し前記クライアントに転送す
るストレージシステムにおいて、前記ストレージ処理部
の負荷を計測する計測手段と、前記計測手段の計測結果
に応じて、他のストレージ処理部との間で負荷分散する
負荷分散手段と、を備えたことを特徴とする。
【0010】上記ストレージシステムにおいて、前記保
存部は、データを一時記憶する一時記憶部とデータを蓄
積する蓄積部とを備える。
【0011】上記ストレージシステムにおいて、前記ス
トレージ処理部は、前記計測手段の計測の結果、当該ス
トレージ処理部の負荷が上限値を超えたとき、他の低負
荷のストレージ処理部を検索し、検索されたストレージ
処理部に前記負荷を分配する。
【0012】上記ストレージシステムにおいて、前記ス
トレージ処理部は、前記計測手段の計測の結果、当該ス
トレージ処理部の負荷が下限値を下回ったとき、他の低
負荷のストレージ処理部を検索し、検索されたストレー
ジ処理部に前記負荷を統合する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しつつ発明
の実施の形態について詳細に説明する。
【0014】図1は本発明による一実施形態のストレー
ジシステムの概略構成図である。図1全体に示すストレ
ージシステム100は、データの格納位置を管理するス
トレージ処理部1とデータをキャッシュメモリ等の小容
量だが高速な記憶装置に一時記憶するデータ一時記憶部
2とデータをハードディスク等の不揮発性の大容量だが
低速の記憶装置に蓄積するデータ蓄積部3とを有する。
ストレージ処理部1、データ一時記憶部2およびデータ
蓄積部3はそれぞれ複数個(図1で3個づつ示されてい
るがそれぞれ異なる数でもよい)設けられ、インタコネ
クト(INFINIバンド)やLAN等の高速なネット
ワーク4を介して互いに分散配置されている。
【0015】ストレージシステム100は、ストレージ
処理部1の負荷を計測する計測手段11と、計測手段1
1の計測結果に応じて、他のストレージ処理部1との間
で負荷分散する負荷分散手段10、12、13、14、
20、30とを備える。
【0016】ストレージ処理部1は、ネットワーク4に
接続された複数のクライアント5の何れか1つのクライ
アントからデータ一時記憶部2またはデータ蓄積部3に
記憶されているデータの送信が要求されると当該データ
を記憶しているデータ一時記憶部2またはデータ蓄積部
3のどこに記憶されているかを検索し、検索したデータ
をクライアント5に送信する制御を行う。
【0017】スイッチ部6は、ネットワーク4内に設置
され、クライアント5からストレージ処理部1へのデー
タをアクセスするコマンド信号の送信ラインを接続し、
データ一時記憶部2またはデータ蓄積部3からクライア
ント5へのデータの送信ラインを接続するためのスイッ
チである。図1に示す実施形態では、スイッチ6がネッ
トワーク4内に設置された例を示しているが、スイッチ
6はネットワーク4外に設けてもよい。
【0018】ストレージ処理部1は、仮想ストレージ管
理部10、処理負荷計測部11、処理分割・統合判定部
12、処理ノード選択部13、処理負荷通知部14、制
御部15および通信部16を有し、また仮想ストレージ
管理テーブル20および処理負荷計測テーブル30を有
する。
【0019】仮想ストレージ管理部10は、指定された
データアドレス(仮想ストレージアドレス)が実ストレ
ージ(データ一時記憶部2またはデータ蓄積部3)のど
こにあるかを管理する。
【0020】処理負荷計測部11は、仮想ストレージ毎
の処理負荷(例えば、1ストレージ毎のアクセス回数)
を計測する。
【0021】処理分割・統合判定部12は、処理負荷計
測テーブル30の値を基に処理負荷値が上限値を超えた
か、下限値を下回るかあるいはその中間かに応じて、仮
想ストレージの処理を分割するか統合するかを判定す
る。
【0022】処理ノード選択部13は、他のストレージ
処理部に処理負荷を問合せ、負荷分散するストレージ処
理部を選択する。本発明では、負荷が最も低いストレー
ジ処理部が選択され、そこに高負荷のストレージ処理部
の負荷が分担される。
【0023】処理負荷通知部14は、他のストレージ処
理部からの問合せに対し処理負荷の状態を通知する。
【0024】制御部15は、仮想ストレージ管理部1
0、処理負荷計測部11、処理分割・統合判定部12、
処理ノード選択部13および処理負荷通知部14を制御
する。また制御部15は、ストレージ処理部1が処理負
荷を分担する必要がなくなったとき、ストレージ処理部
1のCPUを通常モードから省電力モードに移行させ
る。CPUは、省電力モード、すなわち通常モードより
消費電力が少なくなる休止状態となった後、何等かの処
理要求による割込で通常モードに戻る。
【0025】通信部16は、他のストレージ処理部、デ
ータ一時記憶部、データ蓄積部およびクライアントと通
信する。
【0026】仮想ストレージ管理テーブル20は、仮想
ストレージと実ストレージとの対応関係を記憶するテー
ブルである(図5、6、8参照)。このテーブルには、
仮想ストレージ毎に仮想ストレージ番号、ストレージ処
理部番号、蓄積場所種別(キャッシュメモリ等のデータ
一時記憶部またはディスク等のデータ蓄積部)、データ
蓄積部の設置場所を識別するための蓄積場所番号、仮想
開始LBA(LogicalBlock Address)、仮想終了LBA
実開始LBAおよび実終了LBAのデータが格納されて
いる。
【0027】処理負荷計測テーブル30は、処理負荷計
測部11により計測された仮想ストレージ毎の処理負荷
の値を記憶するテーブルであり、仮想ストレージ処理を
分割するか統合するかを判定するために設けられ、仮想
ストレージ毎に仮想ストレージ番号、処理負荷値、上限
閾値および下限閾値を記憶するテーブルである(図3参
照)。次に、図1に示すストレージ処理部1による負荷
分散の動作を以下に説明する。
【0028】図2はストレージ処理部の動作を示すフロ
ーチャートであり、図3はストレージ処理部の処理負荷
計測テーブルの具体例を示す図である。以下のフローチ
ャートにおいてSに続く数字はステップ番号である。
【0029】まず、ステップS10で仮想ストレージ毎
の処理負荷値を計測する。処理負荷の計測値としては、
例えば仮想ストレージが一定時間(例えば1分)に処理
したアクセスの数、ストレージ処理部1の温度(サーミ
スタ等で測定)または消費電力(負荷電流を測定し供給
電圧×負荷電流で算出)から求める。
【0030】ステップS11で、ステップS10で計測
した処理負荷値で処理負荷計測テーブル(図3参照)内
のデータを更新する。
【0031】ステップS12で、ステップS10で計測
した処理負荷値が上限閾値を超えている仮想ストレージ
があるか否かを判定し、その判定結果がYESのときは
ステップS13進み、ステップS13では後述する仮想
ストレージ分割処理を実行し、その判定結果がNOのと
きはステップS14に進む。
【0032】ステップS14で、ステップS10で計測
した処理負荷値が下限閾値を下回っている仮想ストレー
ジがあるか否かを判定し、その判定結果がYESのとき
はステップS15進み、ステップS15では後述する仮
想ストレージ統合処理を実行し、その判定結果がNOの
ときはステップS16に進む。
【0033】テップS16で、指定した時間だけ休止
後、再びステップS10に戻る。以降、ステップS10
〜16を繰返す。
【0034】次に、仮想ストレージ分割処理・統合処理
について説明するが、その前に、本発明のストレージシ
ステムによる負荷分散における仮想ストレージについて
定義しておく。各仮想ストレージ(番号0、1、2、
3、…)に対して、制御担当となるマスタストレージ処
理部1(例えば番号0)を定め、それ以外をスレーブス
トレージ処理部1(番号1、2、…)とする。
【0035】次に、図2に示す仮想ストレージ分割処理
(ステップS13)の動作を以下に説明する。
【0036】図4は図2における仮想ストレージ分割処
理のフローチャートであり、図5および図6は仮想スト
レージ管理テーブル内のデータが分割処理により変更さ
れる第1および第2の具体例を示す図であり、(A)は
分割処理前のテーブルを示す図であり、(B)は分割処
理後のテーブルを示す図である。
【0037】(i)マスタストレージ処理部の負荷が上
限閾値を超えた場合 まず、ステップS20でマスタストレージ処理部1(番
号0)の処理ノード選択部13は、スレーブストレージ
処理部1(番号1)に対して負荷の問合せする。スレー
ブストレージ処理部1の処理負荷通知部14はこの問合
せを受けて、処理負荷計測テーブル30に格納されてい
る処理負荷値を通知する。
【0038】ストレージ処理部が他にある場合は、それ
らをスレーブストレージ処理部とみなし、同様の処理を
行う。
【0039】ステップS21でマスタストレージ処理部
1(番号0)は、通知された処理負荷値に基づき、処理
負荷値が最も低いスレーブストレージ処理部1(番号
1)をここでは選択する。
【0040】ステップS22でマスタストレージ処理部
1(番号0)は、選択されたスレーブストレージ処理部
1(番号1)に現在担当している仮想ストレージ処理
(番号1)を分割するため仮想ストレージ管理テーブル
20の書換えを行う。その様子を図5に示す。図5の
(A)に示す分割処理前の仮想ストレージ管理テーブル
20から判るように、仮想ストレージ(番号1)の処理
は、現在マスタストレージ処理部1(番号0)で実行さ
れているが、この処理をスレーブストレージ処理部1
(番号1)に分割するものとする。この分割処理を行っ
た後の仮想ストレージ管理テーブル20を図5の(B)
に示す。図5の(B)に示す例では仮想ストレージ(番
号1)の中央で分割したが、例えば1:2のようにスト
レージ処理部の分担を異なるようにしてもよい。
【0041】ステップS23でマスタストレージ処理部
1(番号0)は、分割後の仮想ストレージ管理テーブル
20にしたがいステップS21で選択されたスレーブス
トレージ処理部1(番号1)に処理を依頼する。スレー
ブストレージ処理部1(番号1)はこれを受けて依頼さ
れた処理を実行する。
【0042】(ii)スレーブストレージ処理部の負荷が
上限閾値を超えた場合 まず、ステップS20の前に、スレーブストレージ処理
部1(番号1)は、仮想ストレージ管理テーブル20に
記憶されている処理負荷値が上限閾値を超えたことを認
識する。すると、スレーブストレージ処理部1(番号
1)の処理負荷通知部14は、マスタストレージ処理部
1(番号0)に自身の負荷が上限値を超えたことを通知
する。
【0043】すると、ステップS20でマスタストレー
ジ処理部1(番号0)の処理ノード選択部13は、スレ
ーブストレージ処理部1(番号2)に対して負荷の問合
せする。スレーブストレージ処理部1(番号2)の処理
負荷通知部14はこの問合せを受けて、処理負荷計測テ
ーブル30に格納されている処理負荷値を通知する。
【0044】ストレージ処理部が他にある場合は、それ
らをスレーブストレージ処理部とみなし、同様の処理を
行う。
【0045】ステップS21でマスタストレージ処理部
1(番号0)は、通知された処理負荷値に基づき、処理
負荷値が最も低いスレーブストレージ処理部1(番号
2)をここでは選択する。
【0046】ステップS22でマスタストレージ処理部
1(番号0)は、選択されたスレーブストレージ処理部
1(番号2)に依頼元のスレーブストレージ処理部1
(番号1)が担当している仮想ストレージ処理(番号
1)を分割するため仮想ストレージ管理テーブル20の
書換えを行う。その様子を図6に示す。図6の(A)に
示す分割処理前の仮想ストレージ管理テーブル20から
判るように、仮想ストレージ(番号1)の処理は、現在
スレーブストレージ処理部1(番号1)で実行されてい
るが、この処理をスレーブストレージ処理部1(番号
2)に分割するものとする。この分割処理を行った後の
仮想ストレージ管理テーブル20を図6の(B)に示
す。図6の(B)に示す例では仮想ストレージ(番号
1)において2:1のようにストレージ処理部の分担を
異なるように分割する。
【0047】ステップS23でマスタストレージ処理部
1(番号0)は、分割後の仮想ストレージ管理テーブル
20にしたがいステップS21で選択されたスレーブス
トレージ処理部1(番号2)に処理を依頼する。スレー
ブストレージ処理部1(番号2)はこれを受けて依頼さ
れた処理を実行する。
【0048】次に、図2に示す仮想ストレージ統合処理
(ステップS15)の動作を以下に説明する。
【0049】(iii)スレーブストレージ処理部の負荷
が下限閾値を下回った場合 図7は図2における仮想ストレージ統合処理のフローチ
ャートであり、図8は仮想ストレージ管理テーブル内の
データが統合処理により変更される具体例を示す図であ
り、(A)は統合処理前のテーブルを示す図であり、
(B)は統合処理後のテーブルを示す図である。
【0050】まず、ステップS30の前に、スレーブス
トレージ処理部1(番号1)は、仮想ストレージ管理テ
ーブル20に記憶されている処理負荷値が下限閾値を下
回ったことを認識する。すると、スレーブストレージ処
理部1(番号1)の処理負荷通知部14は、マスタスト
レージ処理部1(番号0)に自身の負荷が下限値を下回
ったことを通知する。
【0051】すると、ステップS30でマスタストレー
ジ処理部1(番号0)の処理ノード選択部13は、スレ
ーブストレージ処理部1(番号2)に対して負荷の問合
せする。この問合せを受けて、スレーブストレージ処理
部1(番号2)の処理負荷通知部14は処理負荷計測テ
ーブル30に格納されている処理負荷値を通知する。
【0052】ステップS31でマスタストレージ処理部
1(番号0)は、通知された処理負荷値および自身の処
理負荷値に基づき、処理負荷値が最も低いスレーブスト
レージ処理部1(番号2)をここでは選択する。
【0053】ステップS32でマスタストレージ処理部
1(番号0)は、選択されたスレーブストレージ処理部
1(番号2)に仮想ストレージ処理(番号1)を統合す
るため仮想ストレージ管理テーブル20の書換えを行
う。その様子を図8に示す。図8の(A)に示す統合処
理前の仮想ストレージ管理テーブルから判るように、仮
想ストレージ(番号1)の処理は、現在マスタおよびス
レーブストレージ処理部1(番号0および1と2)で実
行されているが、このうちスレーブストレージ処理部1
(番号1)の処理負荷が下限閾値を下回っているため、
この仮想ストレージ処理(番号1)をスレーブストレー
ジ処理部1(番号2)に統合するものとする。この統合
処理を行った後の仮想ストレージ管理テーブルを図8の
(B)に示す。
【0054】ステップS33でマスタストレージ処理部
1(番号0)は、統合後の仮想ストレージ管理テーブル
にしたがいステップS31で選択されたスレーブストレ
ージ処理部1(番号2)に統合した後の仮想ストレージ
(番号1)の処理を依頼する。
【0055】処理負荷の統合後、スレーブストレージ処
理部1(番号1)が他の仮想ストレージ処理を実行して
いないのであれば、スレーブストレージ処理部1(番号
1)の制御部15の指示により、スレーブストレージ処
理部1(番号1)のCPUが省電力モードに移行するこ
とにより、複数のストレージ処理部1を有するストレー
ジシステム全体の消費電力を低減することもできる。
【0056】上述した実施例においては、マスタストレ
ージ処理部、スレーブストレージ処理部が仮想ストレー
ジ毎に固定のものとして記載したが、本発明は、仮想ス
トレージ毎にマスタ/スレーブを定めず、仮想ストレー
ジを処理している各ストレージ処理部が自身の処理負荷
を判断して他のストレージ処理部に処理の分割/統合を
依頼する構成にすることもできる。
【0057】(付記1)データの格納位置を管理するス
トレージ処理部とデータを保存する保存部とを備え、こ
れらがネットワークを介して分散配置され、ネットワー
クに接続されたクライアントから要求されたデータを前
記保存部から取出し前記クライアントに転送するストレ
ージシステムにおいて、前記ストレージ処理部の負荷を
計測する計測手段と、前記計測手段の計測結果に応じ
て、他のストレージ処理部との間で負荷分散する負荷分
散手段と、を備えたことを特徴とするストレージシステ
ム。
【0058】(付記2)前記保存部は、データを一時記
憶する一時記憶部とデータを蓄積する蓄積部とを備え
る、付記1に記載のストレージシステム。
【0059】(付記3)前記ストレージ処理部は、前記
計測手段の計測の結果、当該ストレージ処理部の負荷が
上限値を超えたとき、他の低負荷のストレージ処理部を
検索し、検索されたストレージ処理部に前記負荷を分配
する、付記1に記載のストレージシステム。
【0060】(付記4)前記ストレージ処理部は、前記
計測手段の計測の結果、当該ストレージ処理部の負荷が
下限値を下回ったとき、他の低負荷のストレージ処理部
を検索し、検索されたストレージ処理部に前記負荷を統
合する、付記1または2に記載のストレージシステム。
【0061】(付記5)前記計測手段は、前記処理負荷
を前記ストレージ処理部へのアクセス頻度を計測する、
付記1乃至4の何れか一つに記載のストレージシステ
ム。
【0062】(付記6)前記計測手段は、前記処理負荷
を前記ストレージ処理部の温度を計測する、付記1乃至
4の何れか一つに記載のストレージシステム。
【0063】(付記7)前記計測手段は、前記処理負荷
を前記ストレージ処理部への供給電力を計測する、付記
1乃至4の何れか一つに記載のストレージシステム。
【0064】(付記8)前記ストレージ処理部のうち、
負荷統合により処理負荷の負担が無くなったストレージ
処理部を省電力状態に移行させる制御部を備え、それに
より前記ストレージシステムの消費電力を抑制しエネル
ギー効率を向上させる、付記1乃至7の何れか一つに記
載のストレージシステム。
【0065】(付記9)データの格納位置を管理するス
トレージ処理部とデータを一時記憶する一時記憶部とデ
ータを蓄積する蓄積部とを備え、これらがネットワーク
を介して分散配置され、ネットワークに接続されたクラ
イアントから要求されたデータを前記一時記憶部または
前記蓄積部から取出し前記クライアントに転送するスト
レージ制御方法において、前記ストレージ処理部の負荷
を計測し、前記計測結果に応じて、他のストレージ処理
部との間で負荷分散する、各ステップを備えたことを特
徴とするストレージ制御方法。
【0066】(付記10)データの格納位置を管理する
ストレージ処理部とデータを一時記憶する一時記憶部と
データを蓄積する蓄積部とを備え、これらがネットワー
クを介して分散配置され、ネットワークに接続されたク
ライアントから要求されたデータを前記一時記憶部また
は前記蓄積部から取出し前記クライアントに転送するス
トレージシステムにおいて、コンピュータに、前記スト
レージ処理部の負荷を計測し、前記計測結果に応じて、
他のストレージ処理部との間で負荷分散する、各ステッ
プを実行させることを特徴とするプログラム。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
データを保存するストレージの負荷変動に応じて負荷分
散するので、ストレージシステムに保存されているデー
タへのユーザからのアクセスに対するレスポンスを向上
させるストレージシステムおよびそのためのプログラム
を提供できる。
【0068】また、本発明によれば、負荷分担により実
際に負荷分担が要求されるストレージ処理部にのみ通常
の電力を供給し負荷分担が要求されないストレージ処理
部にはほとんど電力を供給しなくてよいので、ストレー
ジシステムの消費電力が抑制され、エネルギー効率の高
いストレージシステムが提供でき、省エネルギー化に寄
与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による一実施形態のストレージシステム
の概略構成図である。
【図2】ストレージ処理部の動作を示すフローチャート
である。
【図3】ストレージ処理部の処理負荷計測テーブルの具
体例を示す図である。
【図4】図2における仮想ストレージ分割処理のフロー
チャートである。
【図5】仮想ストレージ管理テーブル内のデータが分割
処理により変更される第1の具体例を示す図であり、
(A)は分割処理前のテーブルを示す図であり、(B)
は分割処理後のテーブルを示す図である。
【図6】仮想ストレージ管理テーブル内のデータが分割
処理により変更される第2の具体例を示す図であり、
(A)は分割処理前のテーブルを示す図であり、(B)
は分割処理後のテーブルを示す図である。
【図7】図2における仮想ストレージ統合処理のフロー
チャートである。
【図8】仮想ストレージ管理テーブル内のデータが統合
処理により変更される具体例を示す図であり、(A)は
統合処理前のテーブルを示す図であり、(B)は統合処
理後のテーブルを示す図である。
【符号の説明】
1…ストレージ処理部 2…データ一時記憶部 3…データ蓄積部 4…ネットワーク 5…クライアント 6…スイッチ部 10…仮想ストレージ管理部 11…処理負荷計測部 12…処理分割・統合判定部 13…処理ノード選択部 14…処理負荷通知部 15…制御部 16…通信部 20…仮想ストレージ管理テーブル 30…処理負荷計測テーブル 100…ストレージシステム

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データの格納位置を管理するストレージ
    処理部とデータを保存する保存部とを備え、これらがネ
    ットワークを介して分散配置され、ネットワークに接続
    されたクライアントから要求されたデータを前記保存部
    から取出し前記クライアントに転送するストレージシス
    テムにおいて、 前記ストレージ処理部の負荷を計測する計測手段と、 前記計測手段の計測結果に応じて、他のストレージ処理
    部との間で負荷分散する負荷分散手段と、を備えたこと
    を特徴とするストレージシステム。
  2. 【請求項2】 前記保存部は、データを一時記憶する一
    時記憶部とデータを蓄積する蓄積部とを備える、請求項
    1に記載のストレージシステム。
  3. 【請求項3】 前記ストレージ処理部は、前記計測手段
    の計測の結果、当該ストレージ処理部の負荷が上限値を
    超えたとき、他の低負荷のストレージ処理部を検索し、
    検索されたストレージ処理部に前記負荷を分配する、請
    求項1に記載のストレージシステム。
  4. 【請求項4】 前記ストレージ処理部は、前記計測手段
    の計測の結果、当該ストレージ処理部の負荷が下限値を
    下回ったとき、他の低負荷のストレージ処理部を検索
    し、検索されたストレージ処理部に前記負荷を統合す
    る、請求項1または2に記載のストレージシステム。
  5. 【請求項5】 データの格納位置を管理するストレージ
    処理部とデータを一時記憶する一時記憶部とデータを蓄
    積する蓄積部とを備え、これらがネットワークを介して
    分散配置され、ネットワークに接続されたクライアント
    から要求されたデータを前記一時記憶部または前記蓄積
    部から取出し前記クライアントに転送するストレージシ
    ステムにおいて、コンピュータに、 前記ストレージ処理部の負荷を計測し、 前記計測結果に応じて、他のストレージ処理部との間で
    負荷分散する、各ステップを実行させることを特徴とす
    るプログラム。
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