JP2003276170A - 画像記録装置および記録ヘッドの角度ずれ検出方法 - Google Patents
画像記録装置および記録ヘッドの角度ずれ検出方法Info
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Abstract
ゴミ、また、ノズル抜けや着弾位置ずれ等の欠陥が生じ
ても、正確に記録ヘッドの角度ずれ量を相互の関係をも
とに算出できる画像記録装置を提供することである。 【解決手段】 画像記録装置100は、一対のテストパ
ターン312,314を記録媒体192に記録するため
の記録手段と、前記記録手段によって記録された一対の
テストパターンを読み取るための読み取り手段と、前記
読み取り手段によって読み取られた一対のテストパター
ンの濃度データに基づいて、一対のテストパターンの相
対的な記録位置ずれ量を算出する算出手段である算出部
176とを有している。前記算出手段は、一対のテスト
パターンの濃度データの相互の相関に基づいて、一対の
テストパターンの相対的な記録位置ずれ量を算出し、前
記記録位置ずれ量に基づいて記録ヘッドの角度ずれ量を
算出する。
Description
び同装置における記録ヘッドの角度ずれ検出方法に関す
る。
するインクジェットタイプの画像記録装置が知られてい
る。インクジェットタイプの画像記録装置は、例えば、
一列に配列された多数の記録素子(インクジェットノズ
ル)を有する記録ヘッドを備えている。この種の画像記
録装置は、モノクロ印刷用のものは一つの記録ヘッドを
備えており、カラー印刷用のものは複数の記録ヘッドを
備えている。なお、ライン状に多数の前記記録素子が配
列されている記録ヘッドを有している画像記録装置が、
従来より知られている。このような画像記録装置では、
1つまたは複数の記録ヘッドは、キャリッジに取り付け
られている。このキャリッジは、前記記録ヘッドを往復
駆動(走査)させ得る。この記録ヘッドの往復移動方向
が、主走査軸である。前記記録ヘッドは、主走査軸に沿
った走査に伴って、前記記録媒体にインクを噴射する。
この噴射により、前記記録媒体上には、インクドットに
より構成された主走査軸に沿った画像が、記録(形成)
される。
方向(主走査軸)に対して直交する方向(副走査軸)
に、間欠的に搬送される。この搬送により、前記記録ヘ
ッドと前記記録媒体とは、相対的に移動する。なお、上
記主走査軸に沿った画像の記録は、記録媒体が停止して
いる間に行われる。そして、上記主走査軸に沿った画像
の記録が完了すると、前記記録媒体は、副走査方向に所
定量搬送され、停止する。これら搬送と記録とを繰り返
すことにより、前記画像記録装置は、記録媒体全体に渡
って画像を記録、即ち印刷するまた、上記画像記録装置
は、様々な印字方法で印字が行われる。この印字方法に
は、例えば、1パス片方向印字がある。この1パス片方
向印字では、記録ヘッドを往路と復路とのどちらか一方
のみに駆動させ、この一方の駆動を1度行う。この駆動
中に、記録ヘッドは、前記主走査軸に沿った画像を形成
する。前記画像が形成されると、前記記録媒体が搬送さ
れ、次の画像を形成する。
録ヘッドの各々は、キャリッジに対する取り付け角度が
適正に調整されている必要がある。例えば、記録ヘッド
は、記録素子の列(ノズル列)が副走査軸に沿って配置
されるように、前記キャリッジに取り付けられる。この
場合、前記ノズル列は、前記取り付け角度が適正に調整
されると、副走査軸に沿った方向に延びる。
適正に調整された画像記録装置が、1パス片方向印字に
よって画像を記録した場合について、図35を参照して
説明する。図35は、上記画像記録装置が、任意の主走
査軸に沿った位置において、副走査方向に沿って並ぶよ
うに、印字された2つのインクドット列を示す概略図で
ある。
記録を行うため、2回の走査で2つのインクドット列を
記録する。以下の説明では、最初の走査を第1の走査と
し、続く走査を第2の走査とする。なお、図35中に示
されている矢印mdは、記録ヘッドの駆動方向を示してお
り、矢印tdは、記録媒体の搬送方向を示している。前記
画像記録装置は、前記第1の走査で、インクドット列1
010を記録する。続いて、前記画像記録装置は、記録
媒体を前記ノズル列の長さであるノズル列長dn分だけ
搬送する。この搬送後、前記画像記録装置は、第2の走
査で、インクドット列1020を記録する。なお、前記
記録ヘッドは、前記取り付け角度が調整されているた
め、インクドット列1010と、インクドット列102
0とが、副走査方向に沿って直線的に並ぶ。即ち、記録
されるインクドット列は、ノズル列の配列方向と略一致
するように記録される。
り付け角度が適正に調整されていない場合、記録ヘッド
1030は、例えば、図36中に示されているように、
副走査軸に対して傾斜角度θhaで傾斜してしまう。な
お、本明細書中において、記録ヘッドが、所定の取り付
け角度に対して傾斜することを「角度ずれ」と呼ぶ。従
って、記録ヘッド1030は、所定の取り付け角度に対
して、傾斜角度θhaの角度ずれがある。このため、ノズ
ル列1040も同様に、副走査軸に対して傾斜してしま
う。
画像記録を行った場合、図37中に示されているよう
に、インクドット列1010及びインクドット列102
0は、ノズル列1040の傾斜角度θhaと略同様な傾斜
角度で傾斜して印字されてしまう。なお、図37中にお
いて、インクドット列1020は、自身の長手軸に沿っ
た長さであるドット列長さを有している。このドット列
長さは、実質的にノズル列長さdnと同一である。
場合、図37中においてインクドット列1010の上端
のインクドット1011と、下端のインクドット101
2とは、主走査軸に沿った位置がずれてしまう。インク
ドット列1020の下端のインクドットは、インクドッ
ト1012と同様に、主走査軸に沿った位置がずれてし
まう。このため、インクドット1011と、インクドッ
ト1022とが、主走査軸に沿って離間してしまう。即
ち、記録ヘッド1030に角度ずれがある場合、インク
ドット列1010とインクドット列1020とは、副走
査方向に沿って直線的に並ばない。このように、角度ず
れのある記録ヘッドは、副走査軸に沿った直線を印字す
ることができない。また、角度ずれのある記録ヘッド
は、カラー印刷において色を重ねた際に、むらが発生し
てしまう。このような角度ずれは、記録される画像の画
質の劣化の原因となる。
り付け角度を適正に調整する必要がある。従来、前記角
度ずれの調整は、例えば、次のように行われている。
録ヘッドの角度ずれを求める。なお、ノズル列並びにイ
ンクドット列の傾斜角度は、記録ヘッドの傾斜角度θha
と実質的に同様である。このため、インクドット列の傾
斜角度θdaを求めることで、ノズル列1040の傾斜角
度θhaを求める。例えば、記録ヘッドがノズル列を副走
査軸に沿うように取り付けられることが意図された場
合、前記インクドット列の傾斜角度θdaは、前記ドット
列長さと、距離thとにより、次式(10)により求め
られる。なお、次式(10)において、前記ドット列長
さdnは、ノズル列長さdnと同一であるため、ノズル
列長さに置き換えられている。距離thは、前記副走査
軸に沿っていると共にインクドット列の一方の端部のイ
ンクドットを通る直線tbと、他方の端部のインクドッ
トとの距離である。また、傾斜角度θdaと、ノズル列長
さdnと、距離thと、の関係は、図38中に示され
る。
さdnは、ノズル列の全長であるため予め分かってい
る。距離thは、記録されたインクドット列より測定さ
れる。この距離thを測定するために、まず、前記図3
7と同様な2つのインクドット列1010,1020を
テストパターンとして記録する。続いて、記録されたイ
ンクドット列1010,1020を画像記録装置に搭載
のCCDで読み取り、読み取った夫々のインクドット列
1010,1020のイメージから各インクドットの重
心位置を求める。求めた各インクドットの重心位置をも
とに各インクドット列1010,1020に対応する直
線を求める。そして、これらの直線間の距離である直線
間距離d1を測定する。
クドット1022との距離が求まる。インクドット10
22は、インクドット列1010の一方の端部のインク
ドットであるインクドット1012と、主走査軸に沿っ
た位置が略同一である。また、一般的に、直線間距離d
1は、ドット列長さdnに対して非常に小さい。このた
め、インクドット1022は、インクドット列1010
の他方の端部のインクドットであるインクドット101
1に対して、副走査方向と略直交するように位置されて
いると言える。
に距離thとみなすことが出来る。従って、記録ヘッド
1030は、直線間距離d1と、インクドット列101
0のドット列長さであるノズル列長dnと、前記式(1
0)とを用いて、傾斜角度θhdと実質的に同一な傾斜
角度θhaが求められる。
θhaを元に、角度調整がなされる。
を求める際に、テストパターンが記録される。このテス
トパターンがドット列で構成されているため、テストパ
ターンの読み取り時に、ドット列の近傍にある汚れやゴ
ミ等をドットと誤認識したり、その反対にノズルの噴射
が弱いために形成された小径のドットをゴミと認識して
しまうことがある。また、ノズル抜けや着弾位置ずれ等
によりイメージ欠損が生じることがある。これらの原因
により、記録されたドット列に対応する直線が正確に得
られず、その結果として、傾斜角度θhaが正確に求めら
れないことがある。
読み取り解像度を高くする必要があり、テストパターン
の読み取りに多くの時間を要してしまう。加えて、各ド
ットの重心位置を求めるため、計算処理にも多くの時間
を要してしまう。さらに、求める直線間隔の精度を高め
るには、サンプル数(ドット列)を増やすことが必要で
あり、これは読み取り時間と計算処理時間を増加させて
しまう。
れたものであり、その主な目的は、テストパターン上の
汚れやゴミ、また、ノズル抜けや着弾位置ずれ等の欠陥
が生じても、正確に記録ヘッドの角度ずれ量を相互の関
係をもとに算出できる画像記録装置を提供することであ
る。
ずれを短時間で算出し得る画像記録装置を提供すること
である。
汚れやゴミ、また、ノズル抜けや着弾位置ずれ等の欠陥
が生じても、正確に記録ヘッドの角度ずれ量を相互の関
係をもとに算出し得る画像の角度ずれ検出方法を提供す
ることである。
ずれを短時間で算出し得る画像の位置ずれ検出方法を提
供することである。
に本発明の画像記録装置は、以下の構成を有している。
テストパターンを記録媒体に記録するための記録手段
と、前記記録手段によって記録された一対のテストパタ
ーンを読み取るための読み取り手段と、前記読み取り手
段によって読み取られた一対のテストパターンの濃度デ
ータに基づいて、一対のテストパターンの相対的な記録
位置ずれ量を算出する算出手段とを有している。前記算
出手段は、一対のテストパターンの濃度データの相互の
相関に基づいて、一対のテストパターンの相対的な記録
位置ずれ量を算出し、前記記録位置ずれ量に基づいて記
録ヘッドの角度ずれ量を算出する。
ーンの濃度データ間の相互相関関数を計算し、その相互
相関関数の最大値を持つ位置から、一対のテストパター
ンの相対的な記録位置ずれ量を算出し、前記相対的な記
録位置ずれ量をもとに記録ヘッドの角度ずれ量を算出す
る。
ーンの濃度データの位置を相対的に変化させながら、互
いの濃度データの相関に基づいて濃度データの積分値を
逐次算出する。前記算出手段は、前記積分値がピークと
なる位置から、一対のテストパターンの相対的な記録位
置ずれ量を算出し、前記相対的な記録位置ずれ量をもと
に記録ヘッドと記録媒体との相対的な角度ずれを算出す
る。
録時に生じる用紙搬送の斜行量を算出し、前記用紙搬送
の斜行量を考慮し、記録ヘッドの角度ずれを算出する。
は、一対のテストパターンを記録媒体に記録する記録ス
テップと、前記記録媒体に記録された一対のテストパタ
ーンを読み取る読取ステップと、読み取られた一対のテ
ストパターンの画像データ間の相互の相関に基づいて、
一対のテストパターンの相対的な記録位置ずれ量を算出
する算出ステップと、前記相対的な記録位置ずれ量から
記録ヘッドの角度ずれを算出するステップと、を有して
いる。
の実施の形態について説明する。
ついて図1を参照して説明する。図1に示されるよう
に、画像記録装置100は、互いに間隔を置いて対峙し
ているキャリッジ110と用紙保持機構140とを有し
ている。キャリッジ110と用紙保持機構140の間に
は、記録媒体である用紙192が通される。用紙192
は、搬送ローラ152とニップローラ154から成る搬
送ローラ対と、排紙ローラ162とニップローラ164
から成る排紙ローラ対とに挟まれ、これらのローラ対に
よって図の上から下へ搬送される。
れたプラテン142と、用紙保持機構140の内部空間
(プラテンチャンバー)144を負圧に引くためのファ
ン148とを有している。用紙192は、搬送される
間、ファン148により発生される負圧によって、プラ
テン142に吸い付けられる。
記録するための記録手段である記録部120と、用紙1
92に記録された画像を読み取るための読み取り手段で
あるCCDユニット130とを備えている。キャリッジ
110は、一対のガイド112によって、紙面に直交す
る主走査軸に沿って移動可能に支持されている。
ジ110を制御するキャリッジ制御部170を有してい
る。キャリッジ制御部170は、キャリッジ110を主
走査軸に沿って移動させるための走査手段であるキャリ
ッジ駆動機構172と、一対のテストパターンを含むテ
スト画像を用紙192に記録するように記録部を制御す
る制御手段である記録制御部174と、一対のテストパ
ターンの濃度データの相互の相関に基づいて、一対のテ
ストパターンの相対的な記録位置ずれ量を算出し、前記
記録位置ずれ量に基づいて記録ヘッドの角度ずれ量を算
出する算出手段である角度ずれ算出部176とを有して
いる。
ッジ110は主走査軸に沿って移動され得る。キャリッ
ジ110が主走査軸に沿って移動される間、記録部12
0は、一対のテストパターンを含むテスト画像を用紙1
92に記録する。
ターンで構成されても、複数対のテストパターンで構成
されてよい。すなわち、一対のテストパターンの各々
は、単一のテストパターンで構成されても、複数のテス
トパターンで構成されてよい。
録装置においては、1つの記録ヘッドを備えており、カ
ラー印刷用の画像記録装置においては、複数の記録ヘッ
ドを備えている。例えば、ブラック、シアン、マゼン
タ、ライトシアン、ライトマゼンタ、イエローの6色を
扱うインクジェットプリンタでは、記録部120は、各
色毎の6つの記録ヘッドを備えている。記録部120が
有する記録ヘッドの数は、その画像記録装置に要求され
る画質等に応じて任意に決められる。
が図2に示される。記録ヘッド122は、図2に示され
るように、副走査軸に沿って一列に一定のピッチで並ん
だ多数の記録素子(インクジェットノズル)を有する単
一のユニット210で構成されている。別の言い方をす
れば、記録ヘッド122は、1つのノズル列212を有
する単一のユニット210で構成されている。
記録装置では、通常、キャリッジ110の主走査軸に沿
った移動により記録ヘッド122のノズル列212が横
切る領域に対するインクドットの形成される。
線を記録するには、往路において、所定の位置で、全て
のインクジェットノズルからインクを噴射してインクド
ットを形成し、用紙192をインクドットのピッチの半
分相当の距離だけ副走査軸に沿って移動し、復路におい
て、往路で形成したインクドットと同じ主走査方向位置
で、全てのインクジェットノズルからインクを噴射して
インクドットを形成する。これにより、副走査軸に沿っ
て隙間なく並んだ多数のインクドットの列すなわち直線
が記録される。
22を備えている画像記録装置では、1つの記録ヘッド
122または複数の記録ヘッド122の各々は、記録ヘ
ッドの角度が適正に調整される必要がある。このため、
一対のテストパターンの一方が第1の走査で記録され、
一対のテストパターンの他方が第2の走査によって記録
される。
れ検出方法について説明する。以下では代表的に、1つ
のブラック用記録ヘッドに関して説明する。以下の説明
において、ブラック用記録ヘッドは496個のインクジ
ェットノズルを有し、インクジェットノズルは360d
piのノズルピッチで並んでいるものとする。なお、本
実施の形態において、ノズル列212は、副走査軸に沿
って配置されている。このため、この角度ずれ検出方法
においては、記録ヘッドの副走査軸に対する角度ずれを
検出する。なお、角度ずれ検出は、副走査軸に対する角
度ずれ以外の任意の軸に対する角度ずれを検出し得る。
記録、テストパターンの読み込み、角度ずれ量の算出が
行われる。
テストパターン312、314と、後述する黒レベル調
整のためのブラックパターン316とを含んでいる。テ
ストパターンの記録は、1パス片方向印刷で行う。な
お、図3中には、キャリッジの駆動方向mdと、用紙の
用紙搬送方向tdとが示されており、駆動方向mdと用
紙搬送方向tdとが直交している。なお、駆動方向md
は、主走査軸に沿っており、用紙搬送方向tdは、副走
査軸に沿っている。
式的に示されている。このテストパターンの記録では図
4中に示すように、第1の走査で記録ヘッド802(1
st)を、駆動方向md(図中右側)に移動させながらノ
ズル列の下半分を使用してブラックパターン316を記
録し、ノズル列の上半分を使用してテストパターン31
2を記録する。なおノズル列の長手方向の全長は、ノズ
ル列長dnである。
パターン312の記録後、用紙が、ノズル列長dnの半
分に相当する距離dn/2搬送される。この搬送後、第
2の走査で、記録ヘッド802(2nd)をノズル列の
下半分を用いてテストパターン314を記録する。
のテストパターンで構成されている。好ましい一対のテ
ストパターン312、314は高い相関性を有してい
る。このためテストパターンは、同じパターン要素、例
えば、5ドットの幅を持つ矩形のパターン要素で構成さ
れる。テストパターン312、314は、互いに重なら
ないように、主走査軸に沿って例えば64ドットずらし
て記録される。テストパターンのずらし量は、64ドッ
トに限定されるものではなく、記録するテストパターン
の幅等に応じて任意に設定される。
実際は記録ヘッドの傾斜により、図3中に示すように、
副走査軸に沿って延びず、図5中に示されるように傾斜
する。
の読み取り解像度を有しているものとする。
搬送方向の上流側に搬送する。この搬送により、テスト
パターン312、314とブラックパターン316とを
含むテスト画像が、キャリッジ110内のCCDユニッ
ト130よりも上側に配置される。続いて、キャリッジ
110を移動して、CCDユニット130をブラックパ
ターン316の下方に配置する。
て、CCDユニット130の焦点調整を行う。焦点調整
の終了後、その位置において、用紙の白地部分を利用し
てCCDユニット130の白レベル調整を行う。この輝
度調整は公知の方法によって行う。
30の位置を固定したまま、CCDユニット130がブ
ラックパターン316を検出するまで、用紙192を用
紙搬送方向の下流側に搬送する。この用紙192の搬送
に従って、CCDユニット130の撮像領域は、用紙1
92の白地からブラックパターン316の黒地へと変化
し、これに応じてCCDユニット130の出力信号も変
化する。プリンタ制御部(図示せず)は、CCDユニッ
ト130の出力信号に基づいて、図7に示されるように
CCDユニット130がブラックパターン316と対面
していることを認識し、その認識に応じて用紙192の
搬送を停止させる。
316と対面している位置でCCDユニット130の黒
レベル調整を行う。この輝度調整は公知の方法で行われ
る。
読み込むため、さらに用紙192を用紙搬送方向上流側
に搬送して、CCDユニット130をテストパターン3
12、314の下端の直前に配置する。
モータの駆動パルスを20パルスに設定したときの搬送
量(理想では1ドットラインに相当する距離)ずつ、用
紙192を搬送する。微小搬送の度にCCDユニット1
30はテストパターン312、314(正確にはその光
学像の輝度)を読み取る。CCDユニット130で読み
取られたデータは、一回の微小搬送ごとにメモリに格納
される。CCDユニット130がテストパターンを読み
終えるまで、用紙搬送・画像読取・データ格納のこれら
一連の動作を続ける。
θhaの算出の原理を説明する。先に、図4を用いて説明
したように、テストパターン312が、第1の走査にお
いてノズル列下半分を使用して記録される。用紙がノズ
ル列長dnの半分に相当する距離搬送された後、第2の
走査で、テストパターン314が、ノズル列の上半分を
用いて記録される。
図3中に示されたように、テストパターン312、31
4は、副走査軸に平行になる。また、これらテストパタ
ーン312、314は、重ならないように主走査軸に沿
って64ドット分互いに離間されている。しかし、記録
ヘッド122に角度ずれがある場合、テストパターン3
12、314は、図5中に示されたように、副走査軸に
対して傾斜する。図5中には例として、ノズル列の重心
を軸として時計回りに角度ずれをおこした記録ヘッドに
より記録されたテストパターン312,314が示され
ている。なお、図8は、角度ずれがある場合と無い場合
とのテストパターン312、314を比較するために、
図5中のテストパターン312、314に、角度ずれの
無い場合に記録された領域を共に示す図である。図8中
において、実線822は、前記角度ずれがある場合にお
いて、テストパターン312とともに下半分のノズル列
も画像を記録した場合の記録領域を示している。この記
録領域中には、テストパターン312が含まれている。
実線824は、前記角度ずれがある場合において、テス
トパターン314とともに上半分のノズル列も画像を記
録した場合の記録領域を示している。この記録領域中に
は、テストパターン314が含まれている。破線832
は、前記角度ずれがない場合において、テストパターン
312とともに下半分のノズル列も画像を記録した場合
の記録領域を示している。破線834は、前記角度ずれ
がない場合において、テストパターン314とともに上
半分のノズル列も画像を記録した場合の記録領域を示し
ている。このため、これらの記録領域は、ノズル列長d
nと同じ長手方向の寸法を有している。
合、破線832,834で示される記録領域は、長手方
向に沿った中央部と端部とが主走査軸に沿って同一の位
置に位置している。このことより、図3中に示されたテ
ストパターン312の下端と、テストパターン314の
下端とが、所定の離間距離である64ドットを保ち得る
ことが分かる。
2,824で示される記録領域は、長手方向に沿った中
央部と端部とが主走査軸に沿って異なる位置に位置して
いる。この角度ずれは、記録ヘッドがノズル列の重心の
位置を回転中心として、時計回り回転しているために生
じている。このため、上記実線822,824で示され
る記録領域の中央部は、角度ずれが無い場合の前記記憶
領域の中央部の位置と、略主走査軸に沿った位置が略同
一である。しかしながら、上記実線822,824で示
される記録領域の端部は、角度ずれが無い場合の前記記
憶領域の端部の位置に対して、略主走査軸に沿った位置
がずれる。すなわち、角度ずれが無い場合の前記記憶領
域の端部に対する上記実線822,824で示される記
録領域の端部の記録位置ずれ量γtmは、上記所定の離間
距離である64ドットに対する増減により求められる。
具体的には、この記録位置ずれ量γtmは、上記所定の離
間距離である64ドットに対する、実線822で示され
る記録領域の中央部と、実線824で示される記録領域
の端部との間隔の増減により求められる。
実線822で示される記録領域の中央部と、実線824
で示されるで示される記録領域の下端部とは、間隔が広
くなる。逆に、角度ずれが時計回りの場合、実線822
で示される記録領域の中央部と、実線824で示される
で示される記録領域の下端部とは、間隔が狭く。
で示される記録領域の中央部は、テストパターン312
の下端部である。そして、実線814で示される記録領
域の下端部は、テストパターン314の下端部である。
このため、テストパターン312とテストパターン31
4との主走査軸に沿った離間距離から、上記所定の離間
距離である64ドットを引いた値が、記録位置ずれ量γ
tmとなる。即ち、一対のテストパターンの主走査軸に沿
った相対的な位置ずれ量が、記録位置ずれ量γ tmであ
る。なお、テストパターン312とテストパターン31
4との主走査軸に沿った離間距離の算出の仕方は、後で
詳しく説明する。
に、前記記録領域の中央から端部までの主走査軸に沿っ
た距離である。また、前記記録領域の中央からの端部ま
での距離は、ノズル列長dnの半分であるため、dn/
2である。なお、前記記録領域の傾斜角度は、記録ヘッ
ドの角度ずれによる傾斜角度(角度ずれ量θha)と略同
一である。このため、角度ずれ量haは、次式(9)によ
り表すことが出来る。
対のテストパターン312、314の主走査軸に沿った
相対的な記録位置ずれ量の算出について説明をする。本
実施形態では、相互相関関数を用いて、ずれ量を算出す
る。
対して、これらの相互相関関数Φ12(τ)は次式
(1)で表される。
(τ)は、信号r1(x)と信号r2(x)が一致する
ときに最大値をとる。
CCDユニット130で読み取られるテストパターン3
12、314の光学像312i、314iを、第1の走
査で記録されたテストパターン312の光学像312i
と第2の走査で記録されたテストパターン314の光学
像314iとに分ける。記録時の解像度が360dpi
であるのに対してCCD解像度が1440dpiである
ので、光学像分割幅は、テストパターン記録時における
テストパターン312とテストパターン314とのずら
し量が64ドットの場合、次式(2)のようになる。
副走査方向(CCDユニット130の読み取り方向)に
関して和を取り、光学像312iの加算濃度データ(図
10)と、光学像314iの加算濃度データ(図11)
を求める。
算濃度データをr1(x)、光学像314iの副走査方
向の加算データをr2(x)として相互相関関数を求
め、さらに、この相互相関関数が最大値を示す位置を算
出する。
トパターンの相互相関を以下のようにして調べる。図1
2は、求めるべき記録位置ずれ量の対象である一対の光
学像312i,314iのそれぞれの加算濃度データ7
12,714と、その相対位置関係を示している。そし
て、この2つの加算濃度データ712と加算濃度データ
714との相互相関関数Φ12(τ)を算出し、それを
示したものが、図13である。
与えるd1が、光学像312i、314iの離間距離を
示している。即ち、このように算出される位置の値は、
一対のテストパターン312,314の光学像312
i,314iの記録位置ずれ量量γtp1440を表してい
る。
tp1440は、1440dpiの解像度で読み取られた光学
像312i、314iに対するものであり、従って、3
60dpiの解像度で記録された実際のテストパターン
312、314の記録位置ずれ量γtp360は、次式
(3)で表される。
14の記録時に相互の重なりを避けるために与えたずら
し量を含んでいる。従って、求めるべき記録位置ずれ量
γtmは、先に求めた記録位置ずれ量γtp360から記録時
のずらし量64ドットを引いた値になる。すなわち、求
めるべき記録位置ずれ量γtmは、次式(4)で表され
る。
に記録した一対のテストパターンの相対的な記録位置ず
れ量を、一対のテストパターンの濃度データの相互相関
関数を用いて求めているので、記録位置ずれ量を短時間
で、しかも高い精度で算出し得る。
像記録装置について説明する。本実施形態は、テストパ
ターンの形状、数のみ第1実施形態と相違しており、装
置構成等は第1実施形態と同様である。
一対のテストパターンで構成されたものに限定されな
い。一対のテストパターンは、複数対のテストパターン
で構成されてもよい。
テストパターンの数を増やす、(2)互いに幅の異なる
複数のテストパターンを用いる(3)副走査方向にテス
トパターンを追加するのいずれかの手法を使用したテス
トパターンを用いる。
うに、一対のテストパターン332、334と、別の一
対のテストパターン336、338と、更に別の一対の
テストパターン340、342とを含んでいる。一対の
テストパターンの一方に含まれるテストパターン33
2、336、340は例えば第1の走査で記録され、一
対のテストパターンの他方に含まれるテストパターン3
34、338、342は第2の走査で記録される。
338、340、342は互いに重ならないように主走
査軸に沿って例えば64ドットずらして記録される。言
い換えれば、テストパターン332、334、336、
338、340、342は主走査軸に沿って64ドット
のピッチで並んでいる。
338、340、342はいずれも同じパターン要素、
例えば、5ドット幅の矩形のパターン要素で構成されて
いる。テストパターン332、334、336、33
8、340、342はその全てがCCDユニット130
の読み取り幅に収まるように記録されるとよい。
5ドットに限定されない。また、テストパターンの数も
6に限定されない。さらに、テストパターンのずらし量
は64ドットに限定されない。矩形パターン要素の幅や
テストパターンの数6やテストパターンのずらし量は、
テストパターンが互いに重ならない条件下で、好ましく
はさらに全てのテストパターンがCCDユニット130
の読み取り幅に収まる条件下で、任意に変更されてよ
い。
130で読み取られたデータは、一対のテストパターン
の一方を構成している往路で記録されたテストパターン
332、336、340の光学像332i、336i、
340iと一対のテストパターンの他方を構成している
復路で記録されたテストパターン334、338、34
2の光学像334i、338i、342iとに分けられ
る。
は、例えば、複数対のテストパターンの各々に対して、
前述した手法により、相互相関関数を用いて、それら一
対のテストパターンの間の記録位置ずれ量を算出し、算
出された複数の記録位置ずれ量を平均し、その値をもと
に角度ずれ量が求められる。
置ずれ量は、第1の走査で記録されたテストパターン群
と第2の走査で記録されたテストパターン群に対して、
前述した手法により、相互相関関数を用いて求められて
もよい。
いため、求められる記録位置ずれ量の精度向上に有効で
ある。
ーンを用いる 複数のテストパターンはいずれも同一のパターン要素で
構成されている必要はない。複数のテストパターンは、
一対のテストパターン毎に、異なるパターン要素で構成
されてもよい。
に、一対のテストパターンは、5ドットの幅を持つ矩形
パターン要素で構成された一対のテストパターン36
2、364と、10ドットの幅を持つ矩形パターン要素
で構成された別の一対のテストパターン366、368
と、4ドットの幅を持つ矩形パターン要素で構成された
更に別の一対のテストパターン370、372とを含ん
でいる。これら6つのテストパターン362、364、
366、368、370、372は主走査軸に沿って6
4ドットのピッチで並んでいる。
ンと比較して、次のような利点を有している。
例えば、図17に示されるように、6つのテストパター
ン332、334、336、338、340、342の
うちの1つのテストパターン342が欠損してしまった
場合を考える。この場合、図18に示されるように、テ
ストパターン332、334、336、338、340
の加算濃度データ332n、334n、336n、33
8n、340nは得られるが、欠損したテストパターン
342の加算濃度データ342n(破線で示される)は
得られない。図18には、第1の走査で記録されたテス
トパターン332、336、340に対応する加算濃度
データ332n、336n、340nが上側に、第2の
走査で記録されたテストパターン334、338に対応
する加算濃度データ334n、338nが下側に示され
ている。
得られる相互相関関数が図19に示される。この相互相
関関数は、図19に示されるように、同じ最大値を示す
一対のピーク352、354を有している。これは、図
17において、上側の加算濃度データ332n、336
n、340nに対して、下側の加算濃度データ334
n、338nが主走査軸に沿って左側に64ドットずれ
ることによる加算濃度データ332n、336nと加算
濃度データ334n、338nとの相関と、加算濃度デ
ータ334n、338nが主走査軸に沿って右側に25
6ドット(テストパターン記録時の解像度としては64
ドット(図18参照))ずれることによる加算濃度デー
タ336n、340nと加算濃度データ334n、33
8nとの相関とが等しいためである。
手法のテストパターンにおいて、複数の同じテストパタ
ーンの一部が欠損した場合には、相互相関関数が同じ最
大値を示す一対のピーク352、354を持つため、本
来の記録位置ずれ量を表すピークを見分けるのが困難で
ある。
ンは、図20に示されるように、一対のテストパターン
362、364は共に5ドットの幅を持つ矩形パターン
要素で構成され、別の一対のテストパターン366、3
68は共に10ドットの幅を持つ矩形パターン要素で構
成され、更に別の一対のテストパターン370、372
は共に4ドットの幅を持つ矩形パターンで構成されてい
る。
ーン要素の幅が異なっているので、異なる対のテストパ
ターンに含まれる二つのテストパターンの相関は、同じ
対のテストパターンを構成する二つのテストパターンの
相関に比べて低いものとなる。従って、得られる相互相
関関数は、最大値を示すピークを1つだけ有するものと
なり、記録位置ずれ量の算出が安定に容易に行える。
幅は、上述した値に限定されるものではなく、任意に変
更されてよい。
する 本手法を使用したテストパターンは、図21に示される
ように、第1の走査においてノズル列の下半分で記録さ
れるテストパターン412が記録される。ことととも
に、第2の走査において、テストパターン414、41
6が記録される。テストパターン414は、テストパタ
ーン412と重ならないように、主走査軸に沿って、6
4ドットずらされている。テストパターン416は、テ
ストパターン412と主走査軸に沿った同じ位置に記録
されている。
と比較して、次ような利点を有している。(1)乃至
(3)の手法を用いたテストパターンは、いずれも第1
走査と第2走査との間に、用紙搬送が行われる。用紙搬
送方向において斜行が生じた場合、前記斜行によりテス
トパターンの記録位置がずれる。(1)及び(2)の手
法により記録されたテストパターンを記録位置ずれ量の
算出に用いると、上記記録位置のずれが、そのまま測定
の誤差になってしまう。しかしながら、(3)の手法で
は、図22中に示されるテストパターン412,416
の光学像412n、416nの主走査方向に沿った位置
ずれ量の算出が行える。このため、上記第1の実施の形
態で説明された式(9)を用いることで、用紙の斜行量
が求められる。このため、前記斜行量を補正した後に、
テストパターン412、414の位置ずれ量を算出し得
る。このため、(3)の手法は、用紙搬送が斜行した場
合においても、精度良く記録位置ずれ量を算出し得る。
従って、この(3)の手法のテストパターンは、記録ヘ
ッドの角度ずれ量の算出の精度向上に役立つ。
像記録装置について説明する。本実施形態は、記録位置
ずれ量の算出の仕方においてのみ第1実施形態と相違し
ており、装置構成等は第一実施形態と同様である。ま
た、第2実施形態で説明したテストパターンの変形例等
は、そのまま本実施形態にも適用され得る。
濃度データの位置を相対的に変化させながら、互いの濃
度データの相関に基づいて濃度データの積分値を逐次算
出し、その積分値がピークとなる位置から、一対のテス
トパターンの相対的な記録位置ずれ量を算出する。
タ同士の論理積の積分値、(2)二値化された濃度デー
タ同士の論理和の積分値、(3)多値の濃度データ同士
の比較最小値群の積分値、(4)多値の濃度データ同士
の差の積分値、(5)多値の濃度データ同士の積の積分
値のいずれかを求め、得られたピーク値から記録位置ず
れ量を算出する。
積の積分値に基づく算出 まず、求めるべき記録位置ずれ量の対象である一対のテ
ストパターンの加算濃度データを求め、これを二値化し
て、図23に示されるように、一対の二値化された濃度
データ612、614を求める。二値化とは、濃度デー
タを所定の閾値と比較し、閾値以上の濃度データは1
に、閾値未満の濃度データは0に変換する操作である。
14に対して、任意のxの値において、それらの論理積
(AND)をとり、図24が示されるように、二値化さ
れた濃度データ同士の論理積622を求め、さらに、そ
の論理積622の面積を求める(すなわち積分値を求め
る)。この操作を任意のd1に対して行う。すなわち、
図23において、二値化された濃度データ612を+x
方向にずらしながら、上述した一連の計算を行ってい
く。これにより、図25に示されるように、一対の二値
化された濃度データ612、614のずれとそれらの論
理積622の積分値との関係を示すグラフが得られる。
分値は、二値化された濃度データ612を+x方向にず
らすあいだ、一対の二値化された濃度データ612、6
14の重なりが増加するにつれて値が大きくなり、重な
りが減少するにつれて値が小さくなる。すなわち、一対
の二値化された濃度データの論理積の積分値は、一対の
二値化された濃度データ同士が最も多く重なるときに最
大値をとる。
の値が、一対の二値化された濃度データ612、614
に対応する一対のテストパターンの記録位置ずれ量を示
している。従って、図25のグラフに基づいて、一対の
テストパターンの記録位置ずれ量が求められる。
和の積分値に基づく算出 まず、前述の論理積に基づく記録位置ずれ量の算出と同
様に、一対のテストパターンの加算濃度データを求め、
これを二値化して、図23に示されるように、一対の二
値化された濃度データ612、614を求める。
14に対して、任意のxの値において、それらの論理和
(OR)をとり、図26が示されるように、二値化され
た濃度データ同士の論理和632を求め、さらに、その
論理和632の面積を求める(すなわち積分値を求め
る)。この操作を任意のd1に対して行う。すなわち、
図23において、二値化された濃度データ612を+x
方向にずらしながら、上述した一連の計算を行ってい
く。これにより、図27に示されるように、一対の二値
化された濃度データ612、614のずれとそれらの論
理和632の積分値との関係を示すグラフが得られる。
分値は、二値化された濃度データ612を+x方向にず
らすあいだ、一対の二値化された濃度データ612、6
14の重なりが増加するにつれて小さくなり、重なりが
減少するにつれて大きくなる。すなわち、一対の二値化
された濃度データの論理和の積分値は、一対の二値化さ
れた濃度データ同士が最も多く重なるときに最小値をと
る。
の値が、一対の二値化された濃度データ612、614
に対応する一対のテストパターンの記録位置ずれ量を示
している。従って、図27のグラフに基づいて、一対の
テストパターンの記録位置ずれ量が求められる。
群の積分値に基づく算出 まず、図28に示されるように、求めるべき記録位置ず
れ量の対象である一対のテストパターンの加算濃度デー
タ712、714を求める。加算濃度データ712、7
14は多値の濃度データである。
値の加算濃度データ712、714の比較最小値群72
2をとる。ここにおいて、比較最小値とは、一対の多値
の加算濃度データ712、714の任意のxでの濃度デ
ータを比較し、小さい方の濃度データ値(最小値)を取
得することを意味する。そして、この比較最小値をx方
向に亘って取得していき、その最小値群722の積分値
をとる。従って、一対の多値の加算濃度データ712、
714の比較最小値群722の積分値をとるとは、一対
の多値の加算濃度データ712、714を重ね合わせ、
重なり合った部分の面積を求めることに相当する。
わち、図28において、多値の加算濃度データ712を
+x方向にずらしながら、上述した一連の計算を行って
いく。これにより、図30に示されるように、一対の加
算濃度データ712、714のずらし量とそれらの比較
最小値群722の積分値との関係を示すグラフが得られ
る。
は、加算濃度データ712を+x方向にずらすあいだ、
一対の加算濃度データ712、714の重なりが増加す
るにつれて大きくなり、重なりが減少するにつれて小さ
くなる。すなわち、一対の濃度データの比較最小値群の
積分値は、濃度データ同士が最も多く重なるときに最大
値をとる。
の値が、一対の多値の加算濃度データ712、714に
対応する一対のテストパターンの記録位置ずれ量を示し
ている。従って、図30のグラフに基づいて、一対のテ
ストパターンの記録位置ずれ量が求められる。
に基づく算出 まず、前述の濃度データ同士の比較最小値群の積分値に
基づく記録位置ずれ量の算出と同様に、図28に示され
るように、求めるべき記録位置ずれ量の対象である一対
のテストパターンの加算濃度データ712、714を求
める。加算濃度データ712、714は多値の濃度デー
タである。
値の加算濃度データ712、714の任意のxでの濃度
の差の絶対値742をとる。さらに、一対の多値の加算
濃度データ712、714の差の絶対値742の積分値
をとる。
わち、図28において、多値の加算濃度データ712を
+x方向にずらしながら、上述した一連の計算を行って
いく。これにより、図32に示されるように、一対の加
算濃度データ712、714のずらし量とそれらの差の
絶対値742の積分値との関係を示すグラフが得られ
る。
値は、加算濃度データ712を+x方向にずらすあい
だ、一対の加算濃度データ712、714の重なりが増
加するにつれて小さくなり、重なりが減少するにつれて
大きくなる。すなわち、一対の濃度データの差の絶対値
の積分値は、一対の濃度データ同士が最も多く重なると
きに最小値をとる。
の値が、一対の多値の加算濃度データ712、714に
対応する一対のテストパターンの記録位置ずれ量を示し
ている。従って、図32のグラフに基づいて、一対のテ
ストパターンの記録位置ずれ量が求められる。
に基づく算出 まず、前述の濃度データ同士の比較最小値群の積分値に
基づく記録位置ずれ量の算出と同様に、図28に示され
るように、求めるべき記録位置ずれ量の対象である一対
のテストパターンの加算濃度データ712、714を求
める。加算濃度データ712、714は多値の濃度デー
タである。
値の加算濃度データ712、714の任意のxでの濃度
の積752をとる。さらに、一対の多値の加算濃度デー
タ712、714の積752の積分値をとる。
わち、図28において、多値の加算濃度データ712を
+x方向にずらしながら、上述した一連の計算を行って
いく。これにより、図34に示されるように、一対の加
算濃度データ712、714のずらし量とそれらの積7
52の積分値との関係を示すグラフが得られる。
算濃度データ712を+x方向にずらすあいだ、一対の
加算濃度データ712、714の重なりが増加するにつ
れて大きくなり、重なりが減少するにつれて小さくな
る。すなわち、一対の濃度データの積の積分値は、一対
の濃度データ同士が最も多く重なるときに最大値をと
る。
の値が、一対の多値の加算濃度データ712、714に
対応する一対のテストパターンの記録位置ずれ量を示し
ている。従って、図34のグラフに基づいて、一対のテ
ストパターンの記録位置ずれ量が求められる。
や図28におけるずれ量であり、最終的に求めるべき記
録位置ずれ量は、ここで求められた記録位置ずれ量から
テストパターン記録時に与えたずらし量を引いて求めら
れる。
相対的な記録位置ずれ量を、一対のテストパターンの濃
度データの相互の相関を用いて求めているので、記録位
置ずれ量が短時間でしかも高い精度で算出され得る。
図面を参照しながら具体的に説明したが、本発明は、上
述した実施の形態に限定されるものではなく、その要旨
を逸脱しない範囲で行なわれるすべての実施を含む。
れやゴミ、また、ノズル抜けや着弾位置ずれ等の欠陥が
生じても、正確に記録ヘッドの角度ずれ量を相互の関係
をもとに算出できる画像記録装置を提供し得る。さら
に、本発明は、記録ヘッドの角度ずれを短時間で算出し
得る画像記録装置を提供し得る。
やゴミ、また、ノズル抜けや着弾位置ずれ等の欠陥が生
じても、正確に記録ヘッドの角度ずれ量を相互の関係を
もとに算出し得る画像の角度ずれ検出方法を提供し得
る。さらに、本発明は、記録ヘッドの角度ずれを短時間
で算出し得る画像の位置ずれ検出方法を提供し得る。
的な断面図である。
の記録ヘッドを示す正面図である。
ーンとを含むテスト画像を示す図である。
す概略図である。
図である。
図5に示される画像に対するCCDユニットの位置関係
を示す図である。
れる画像に対するCCDユニットの位置関係を示す図で
ある。
テストパターンとを比較するための図である。
示される一対のテストパターンの光学像を示す図であ
る。
ーンの光学像の加算濃度データを示す図である。
ーンの光学像の加算濃度データを示す図である。
られる加算濃度データを示す図である。
される一対の多値の加算濃度データの相互相関を示すグ
ラフである。
ーンを示す図である。
14に示される6つのパターンブロックの光学像を示す
図である。
ブロックのうちの1つが欠損した様子を示す図である。
クに対して得られる加算濃度データを示す図である。
に対して得られる相互相関関数を示す図である。
ーンを示す図である。
ーンを示す図である。
度データを示す図である。
のテストパターンの二値化された濃度データを示してい
る。
れた濃度データの論理積(AND)を示している。
れた濃度データのずらし量とそれらの論理積の積分値と
の関係を示すグラフである。
れた濃度データの論理和(OR)を示している。
れた濃度データのずらし量とそれらの論理和の積分値と
の関係を示すグラフである。
のテストパターンの加算濃度データを示している。
度データの比較最小値群を示している。
度データのずらし量とそれらの比較最小値群の積分値と
の関係を示すグラフである。
度データの差の絶対値を示す図である。
度データのずらし量とそれらの差の絶対値の積分値との
関係を示すグラフである。
度データの積を示す図である。
度データのずらし量とそれらの積の積分値との関係を示
すグラフである。
査軸に沿った位置において、副走査方向に沿って並ぶよ
うに、印字された2つのインクドット列を示す概略図で
ある。
図で正面図である。
記録されたインクドット列を示す図である。
係を示す図である。
Claims (5)
- 【請求項1】一対のテストパターンを記録媒体に記録す
るための記録手段と、 前記記録手段によって記録された一対のテストパターン
を読み取るための読み取り手段と、 前記読み取り手段によって読み取られた一対のテストパ
ターンの濃度データに基づいて、一対のテストパターン
の相対的な記録位置ずれ量を算出する算出手段とを有す
る画像記録装置において、 前記算出手段は、一対のテストパターンの濃度データの
相互の相関に基づいて、一対のテストパターンの相対的
な記録位置ずれ量を算出し、前記記録位置ずれ量に基づ
いて記録ヘッドの角度ずれ量を算出する画像記録装置。 - 【請求項2】前記算出手段は、一対のテストパターンの
濃度データ間の相互相関関数を計算し、その相互相関関
数の最大値を持つ位置から、一対のテストパターンの相
対的な記録位置ずれ量を算出し、前記相対的な記録位置
ずれ量をもとに記録ヘッドの角度ずれ量を算出する前記
請求項1に記載の画像記録装置。 - 【請求項3】前記算出手段は、一対のテストパターンの
濃度データの位置を相対的に変化させながら、互いの濃
度データの相関に基づいて濃度データの積分値を逐次算
出し、その積分値がピークとなる位置から、一対のテス
トパターンの相対的な記録位置ずれ量を算出し、前記相
対的な記録位置ずれ量をもとに記録ヘッドと記録媒体と
の相対的な角度ずれを算出する請求項1に記載の画像記
録装置。 - 【請求項4】前記算出手段は、テストパターン記録時に
生じる用紙搬送の斜行量を算出し、前記用紙搬送の斜行
量を考慮し、記録ヘッドの角度ずれを算出する請求項2
及び3に記載の画像記録装置。 - 【請求項5】一対のテストパターンを記録媒体に記録す
る記録ステップと、 前記記録媒体に記録された一対のテストパターンを読み
取る読取ステップと、 読み取られた一対のテストパターンの画像データ間の相
互の相関に基づいて、一対のテストパターンの相対的な
記録位置ずれ量を算出する算出ステップと前記相対的な
記録位置ずれ量から記録ヘッドの角度ずれを算出するス
テップとを有する記録ヘッドの角度ずれ検出方法。
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