JP2003273643A - 反射器付ダイポールアンテナ装置 - Google Patents
反射器付ダイポールアンテナ装置Info
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- 239000002184 metal Substances 0.000 claims abstract description 40
- 230000005855 radiation Effects 0.000 claims abstract description 15
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- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 abstract description 3
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 abstract 2
- 230000005284 excitation Effects 0.000 description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
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- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 1
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- Aerials With Secondary Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ダイポールアンテナ素子の本数を減少し、そ
の減少の結果として反射器および位相器の個数をも減少
して、従来例と比較して低製造コストの反射器付ダイポ
ールアンテナ装置でありながら、従来例と同等の水平面
内指向性の半値幅のビームを放射すると共に、サイドロ
ーブのレベルを従来例と比較して低下することができる
反射器付ダイポールアンテナ装置を提供する。 【解決手段】 ダイポールアンテナ素子11、12とこ
れに平行に立設される半円筒形反射板21、22により
構成される水平面内指向性の半値幅120゜のビームを
放射する垂直偏波用の反射器付ダイポールアンテナ2個
を主放射方向に対して対称に並列して設置し、両ダイポ
ールアンテナの外側にこれと離隔して平行に外側金属導
体柱31、32をそれぞれ立設すると共に両ダイポール
アンテナの中間に平行に中間金属導体柱33を立設した
反射器付ダイポールアンテナ装置。
の減少の結果として反射器および位相器の個数をも減少
して、従来例と比較して低製造コストの反射器付ダイポ
ールアンテナ装置でありながら、従来例と同等の水平面
内指向性の半値幅のビームを放射すると共に、サイドロ
ーブのレベルを従来例と比較して低下することができる
反射器付ダイポールアンテナ装置を提供する。 【解決手段】 ダイポールアンテナ素子11、12とこ
れに平行に立設される半円筒形反射板21、22により
構成される水平面内指向性の半値幅120゜のビームを
放射する垂直偏波用の反射器付ダイポールアンテナ2個
を主放射方向に対して対称に並列して設置し、両ダイポ
ールアンテナの外側にこれと離隔して平行に外側金属導
体柱31、32をそれぞれ立設すると共に両ダイポール
アンテナの中間に平行に中間金属導体柱33を立設した
反射器付ダイポールアンテナ装置。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、反射器付ダイポ
ールアンテナ装置に関し、特に、2個の反射器付ダイポ
ールアンテナの外側および中間に金属導体柱を立設した
反射器付ダイポールアンテナ装置に関する。
ールアンテナ装置に関し、特に、2個の反射器付ダイポ
ールアンテナの外側および中間に金属導体柱を立設した
反射器付ダイポールアンテナ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来例を図1を参照して説明する。11
は鉛直方向に立設されるダイポールアンテナ素子であ
る。21は断面半円形の半円筒形反射板であり、ダイポ
ールアンテナ素子11に平行に立設されている。このダ
イポールアンテナ素子11と半円筒形反射板21により
水平面内指向性の半値幅120゜のビームを放射する垂
直偏波用の反射器付ダイポールアンテナを構成してい
る。
は鉛直方向に立設されるダイポールアンテナ素子であ
る。21は断面半円形の半円筒形反射板であり、ダイポ
ールアンテナ素子11に平行に立設されている。このダ
イポールアンテナ素子11と半円筒形反射板21により
水平面内指向性の半値幅120゜のビームを放射する垂
直偏波用の反射器付ダイポールアンテナを構成してい
る。
【0003】12は鉛直方向に立設されるダイポールア
ンテナ素子である。22は断面半円形の半円筒形反射板
であり、ダイポールアンテナ素子12に平行に立設され
ている。このダイポールアンテナ素子12と半円筒形反
射板22により水平面内指向性の半値幅120゜のビー
ムを放射する垂直偏波用の反射器付ダイポールアンテナ
を構成している。13は鉛直方向に立設されるダイポー
ルアンテナ素子でる。23は断面半円形の半円筒形反射
板であり、これもダイポールアンテナ素子13に平行に
立設されている。このダイポールアンテナ素子13と半
円筒形反射板23により水平面内指向性の半値幅120
゜のビームを放射する垂直偏波用の反射器付ダイポール
アンテナを構成している。
ンテナ素子である。22は断面半円形の半円筒形反射板
であり、ダイポールアンテナ素子12に平行に立設され
ている。このダイポールアンテナ素子12と半円筒形反
射板22により水平面内指向性の半値幅120゜のビー
ムを放射する垂直偏波用の反射器付ダイポールアンテナ
を構成している。13は鉛直方向に立設されるダイポー
ルアンテナ素子でる。23は断面半円形の半円筒形反射
板であり、これもダイポールアンテナ素子13に平行に
立設されている。このダイポールアンテナ素子13と半
円筒形反射板23により水平面内指向性の半値幅120
゜のビームを放射する垂直偏波用の反射器付ダイポール
アンテナを構成している。
【0004】ダイポールアンテナ素子11、ダイポール
アンテナ素子12、ダイポールアンテナ素子13は、何
れも、自身の半円筒形反射板の高さ方向および幅方向の
中央にその中央部を対応させて設置されている。そし
て、これら3本のダイポールアンテナ素子11、12、
13は、ダイポールアンテナ素子12を中心として、ダ
イポールアンテナ素子11とダイポールアンテナ素子1
3をダイポールアンテナ素子12から0. 5λだけ離隔
して同一鉛直面内に整列位置決めされている。以上の水
平面内指向性の半値幅120゜のビームを放射する垂直
偏波用の3個のアレーアンテナである反射器付ダイポー
ルアンテナ装置は、それぞれのダイポールアンテナ素子
の中央部から励振源により励振され、励振源の接地端と
反射器を構成する半円筒形反射板は共通電位点に接続し
ている。
アンテナ素子12、ダイポールアンテナ素子13は、何
れも、自身の半円筒形反射板の高さ方向および幅方向の
中央にその中央部を対応させて設置されている。そし
て、これら3本のダイポールアンテナ素子11、12、
13は、ダイポールアンテナ素子12を中心として、ダ
イポールアンテナ素子11とダイポールアンテナ素子1
3をダイポールアンテナ素子12から0. 5λだけ離隔
して同一鉛直面内に整列位置決めされている。以上の水
平面内指向性の半値幅120゜のビームを放射する垂直
偏波用の3個のアレーアンテナである反射器付ダイポー
ルアンテナ装置は、それぞれのダイポールアンテナ素子
の中央部から励振源により励振され、励振源の接地端と
反射器を構成する半円筒形反射板は共通電位点に接続し
ている。
【0005】ここで、以上の反射器付ダイポールアンテ
ナ装置の従来例の放射パターンを示すと図2の如くにな
る。図2において、最外周円のレベルを0dB、中心を
−30dB、同心円の間隔を5. 0dB、発振周波数は
2. 0GHzとしている。水平面内指向性の半値幅12
0゜のビームを放射する3個の垂直偏波用の反射器付ダ
イポールアンテナより成る反射器付ダイポールアンテナ
装置により、図2の放射パターンが得られ、水平面内指
向性の半値幅はおよそ36゜であることが示されてい
る。
ナ装置の従来例の放射パターンを示すと図2の如くにな
る。図2において、最外周円のレベルを0dB、中心を
−30dB、同心円の間隔を5. 0dB、発振周波数は
2. 0GHzとしている。水平面内指向性の半値幅12
0゜のビームを放射する3個の垂直偏波用の反射器付ダ
イポールアンテナより成る反射器付ダイポールアンテナ
装置により、図2の放射パターンが得られ、水平面内指
向性の半値幅はおよそ36゜であることが示されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上の垂直偏波用の反
射器付ダイポールアンテナ装置の従来例は、3個の反射
器付ダイポールアンテナより成る3素子のアレーアンテ
ナ装置を構成して、水平面内指向性の半値幅の狭いビー
ムを放射することができる。ここで、この発明は、ダイ
ポールアンテナ素子の本数を減少し、その減少の結果と
して反射器および位相器の個数をも減少して、従来例と
比較して低製造コストの反射器付ダイポールアンテナ装
置でありながら、従来例と同等の水平面内指向性の半値
幅のビームを放射すると共に、サイドローブのレベルを
従来例と比較して低下することができる反射器付ダイポ
ールアンテナ装置を提供するものである。
射器付ダイポールアンテナ装置の従来例は、3個の反射
器付ダイポールアンテナより成る3素子のアレーアンテ
ナ装置を構成して、水平面内指向性の半値幅の狭いビー
ムを放射することができる。ここで、この発明は、ダイ
ポールアンテナ素子の本数を減少し、その減少の結果と
して反射器および位相器の個数をも減少して、従来例と
比較して低製造コストの反射器付ダイポールアンテナ装
置でありながら、従来例と同等の水平面内指向性の半値
幅のビームを放射すると共に、サイドローブのレベルを
従来例と比較して低下することができる反射器付ダイポ
ールアンテナ装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1:ダイポールア
ンテナ素子11、12とこれに平行に立設される半円筒
形反射板21、22とにより構成される水平面内指向性
の半値幅120゜のビームを放射する垂直偏波用の反射
器付ダイポールアンテナ2個を主放射方向に対して対称
に並列して設置し、両ダイポールアンテナの外側にこれ
と離隔して平行に外側金属導体柱31、32をそれぞれ
立設すると共に、両ダイポールアンテナの中間に平行に
中間金属導体柱33を立設した反射器付ダイポールアン
テナ装置を構成した。
ンテナ素子11、12とこれに平行に立設される半円筒
形反射板21、22とにより構成される水平面内指向性
の半値幅120゜のビームを放射する垂直偏波用の反射
器付ダイポールアンテナ2個を主放射方向に対して対称
に並列して設置し、両ダイポールアンテナの外側にこれ
と離隔して平行に外側金属導体柱31、32をそれぞれ
立設すると共に、両ダイポールアンテナの中間に平行に
中間金属導体柱33を立設した反射器付ダイポールアン
テナ装置を構成した。
【0008】そして、請求項2:請求項1に記載される
反射器付ダイポールアンテナ装置において、両外側金属
導体柱31、33の太さを等しく設定し、中間金属導体
柱32の太さは外側金属導体柱31、33の太さ以下に
設定した反射器付ダイポールアンテナ装置を構成した。
また、請求項3:請求項2に記載される反射器付ダイポ
ールアンテナ装置において、半円筒形反射板21、22
の半径を0.167λ とし、両ダイポールアンテナ素子
11、12の相互間隔を0.67λ とし、両外側金属導
体柱31、33の相互間隔を1.67λ とし、外側金属
導体柱31、32、および中間金属導体柱32の半径を
半円筒形反射板21、22の半径より小さく設定した反
射器付ダイポールアンテナ装置を構成した。
反射器付ダイポールアンテナ装置において、両外側金属
導体柱31、33の太さを等しく設定し、中間金属導体
柱32の太さは外側金属導体柱31、33の太さ以下に
設定した反射器付ダイポールアンテナ装置を構成した。
また、請求項3:請求項2に記載される反射器付ダイポ
ールアンテナ装置において、半円筒形反射板21、22
の半径を0.167λ とし、両ダイポールアンテナ素子
11、12の相互間隔を0.67λ とし、両外側金属導
体柱31、33の相互間隔を1.67λ とし、外側金属
導体柱31、32、および中間金属導体柱32の半径を
半円筒形反射板21、22の半径より小さく設定した反
射器付ダイポールアンテナ装置を構成した。
【0009】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を図3の実
施例を参照して説明する。実施例において、従来例と共
通する部材には共通する参照符号を付与している。図3
の実施例は、ダイポールアンテナ素子11、12と、こ
れらに平行に立設されるそれぞれの半円筒形反射板2
1、22とにより、水平面内指向性の半値幅120゜の
ビームを放射する垂直偏波用の反射器付ダイポールアン
テナの2個を主放射方向に対して対称に並列して設置し
ている。
施例を参照して説明する。実施例において、従来例と共
通する部材には共通する参照符号を付与している。図3
の実施例は、ダイポールアンテナ素子11、12と、こ
れらに平行に立設されるそれぞれの半円筒形反射板2
1、22とにより、水平面内指向性の半値幅120゜の
ビームを放射する垂直偏波用の反射器付ダイポールアン
テナの2個を主放射方向に対して対称に並列して設置し
ている。
【0010】両ダイポールアンテナそれぞれの外側に
は、これらと離隔して平行に外側金属導体柱31および
外側金属導体柱32をそれぞれ立設すると共に、両ダイ
ポールアンテナの中間に平行に中間金属導体柱33を立
設している。以上の両半円筒形反射板21、22の半径
を0.167λ とし、両ダイポールアンテナ素子11、
12の相互間隔を0.67λ とし、両外側金属導体柱3
1、32の相互間隔を1.67λ とし、両外側金属導体
柱31、32および中間金属導体柱33の半径を半円筒
形反射板21、22の半径より小さくしている。そし
て、半円筒形反射板21、22の外側に立設される外側
金属導体柱31、32の太さは等しく設定する。また、
両ダイポールアンテナの中間に立設される中間金属導体
柱33の太さは外側金属導体柱31、32の太さに等し
いか、或いはそれより細く設定する。
は、これらと離隔して平行に外側金属導体柱31および
外側金属導体柱32をそれぞれ立設すると共に、両ダイ
ポールアンテナの中間に平行に中間金属導体柱33を立
設している。以上の両半円筒形反射板21、22の半径
を0.167λ とし、両ダイポールアンテナ素子11、
12の相互間隔を0.67λ とし、両外側金属導体柱3
1、32の相互間隔を1.67λ とし、両外側金属導体
柱31、32および中間金属導体柱33の半径を半円筒
形反射板21、22の半径より小さくしている。そし
て、半円筒形反射板21、22の外側に立設される外側
金属導体柱31、32の太さは等しく設定する。また、
両ダイポールアンテナの中間に立設される中間金属導体
柱33の太さは外側金属導体柱31、32の太さに等し
いか、或いはそれより細く設定する。
【0011】図3の実施例は、周波数が2. 0GHzで
あるものとして構成した場合の寸法の具体例を示す。ダ
イポールアンテナ素子11、12に具備される半円筒形
反射板21、22は直径が50φである。この具体例
は、これらにより2個のダイポールアンテナより成る反
射器付ダイポールアンテナ装置を構成している。外側金
属導体柱31、32は直径が20φとされる一方、中間
金属導体柱33の直径は10φとされている。そして、
ダイポールアンテナ素子11、12の相互間隔は100
mmであり、両外側金属導体柱31、32の相互間隔は
250mmである。
あるものとして構成した場合の寸法の具体例を示す。ダ
イポールアンテナ素子11、12に具備される半円筒形
反射板21、22は直径が50φである。この具体例
は、これらにより2個のダイポールアンテナより成る反
射器付ダイポールアンテナ装置を構成している。外側金
属導体柱31、32は直径が20φとされる一方、中間
金属導体柱33の直径は10φとされている。そして、
ダイポールアンテナ素子11、12の相互間隔は100
mmであり、両外側金属導体柱31、32の相互間隔は
250mmである。
【0012】図3の具体例の放射パターンを図4に示
す。図4も図2と同様に、最外周円のレベルを0dB、
中心を−30dB、同心円の間隔を5. 0dB、発振周
波数は2. 0GHzとしている。水平面内指向性の半値
幅120゜のビームを放射する2個の垂直偏波用の反射
器付ダイポールアンテナより成る2素子のアレーアンテ
ナ装置により、3個のダイポールアンテナより成る従来
例の示す図2の放射パターンに近似する放射パターンが
得られ、水平面内指向性の半値幅はおよそ36゜である
ことが示されている。
す。図4も図2と同様に、最外周円のレベルを0dB、
中心を−30dB、同心円の間隔を5. 0dB、発振周
波数は2. 0GHzとしている。水平面内指向性の半値
幅120゜のビームを放射する2個の垂直偏波用の反射
器付ダイポールアンテナより成る2素子のアレーアンテ
ナ装置により、3個のダイポールアンテナより成る従来
例の示す図2の放射パターンに近似する放射パターンが
得られ、水平面内指向性の半値幅はおよそ36゜である
ことが示されている。
【0013】なお、図2および図4の放射パターンは、
電磁界分布を数値計算するソフトウェアを使用し、アン
テナの種類、アンテナの長さ、励振源の励振周波数、反
射器の形状寸法、給電点、アンテナと反射器の間の位置
関係その他の条件として、図1および図3に示される条
件を入力して電子計算機により演算処理して求めてい
る。 (イ)電磁界分布を数値計算するソフトウェア:PLA
NC−MM((株)情報数理研究所) (ロ)アンテナの種類:ダイポールアンテナ (ハ)アンテナの長さ:0.5λ (ニ)励振源の励振周波数:2.000GHz
電磁界分布を数値計算するソフトウェアを使用し、アン
テナの種類、アンテナの長さ、励振源の励振周波数、反
射器の形状寸法、給電点、アンテナと反射器の間の位置
関係その他の条件として、図1および図3に示される条
件を入力して電子計算機により演算処理して求めてい
る。 (イ)電磁界分布を数値計算するソフトウェア:PLA
NC−MM((株)情報数理研究所) (ロ)アンテナの種類:ダイポールアンテナ (ハ)アンテナの長さ:0.5λ (ニ)励振源の励振周波数:2.000GHz
【0014】
【発明の効果】以上の通りであって、従来、水平面内指
向性の半値幅120゜のビームを放射するダイポールア
ンテナを使用して水平面内指向性の半値幅30゜程度の
狭いビームを放射する反射器付ダイポールアンテナ装置
を構成するには、反射器付ダイポールアンテナを3個必
要とした。ところが、この発明によれば、上述した通り
ダイポールアンテナ素子11、12とこれに平行に立設
される半円筒形反射板21、22とにより構成される水
平面内指向性の半値幅120゜のビームを放射する垂直
偏波用の反射器付ダイポールアンテナ2個を主放射方向
に対して対称に並列して設置し、両ダイポールアンテナ
の外側にこれと離隔して平行に外側金属導体柱31およ
び32をそれぞれ立設すると共に両ダイポールアンテナ
の中間に平行に中間金属導体柱33を立設することによ
り、即ち、水平面内指向性の半値幅120゜のビームを
放射するダイポールアンテナを3個から2個に減少しな
がら従来例と同等の水平面内指向性の半値幅の狭いビー
ムを放射することができた。そして、放射パターンの不
要なサイドローブについてみると、図2の従来例のサイ
ドローブは−16. 5dB程度のレベルであったが、こ
の発明のサイドローブは−20dB程度のレベルまで低
下することができる。
向性の半値幅120゜のビームを放射するダイポールア
ンテナを使用して水平面内指向性の半値幅30゜程度の
狭いビームを放射する反射器付ダイポールアンテナ装置
を構成するには、反射器付ダイポールアンテナを3個必
要とした。ところが、この発明によれば、上述した通り
ダイポールアンテナ素子11、12とこれに平行に立設
される半円筒形反射板21、22とにより構成される水
平面内指向性の半値幅120゜のビームを放射する垂直
偏波用の反射器付ダイポールアンテナ2個を主放射方向
に対して対称に並列して設置し、両ダイポールアンテナ
の外側にこれと離隔して平行に外側金属導体柱31およ
び32をそれぞれ立設すると共に両ダイポールアンテナ
の中間に平行に中間金属導体柱33を立設することによ
り、即ち、水平面内指向性の半値幅120゜のビームを
放射するダイポールアンテナを3個から2個に減少しな
がら従来例と同等の水平面内指向性の半値幅の狭いビー
ムを放射することができた。そして、放射パターンの不
要なサイドローブについてみると、図2の従来例のサイ
ドローブは−16. 5dB程度のレベルであったが、こ
の発明のサイドローブは−20dB程度のレベルまで低
下することができる。
【0015】ここで、この発明の反射器付ダイポールア
ンテナ装置は、従来例と比較して、水平面内指向性の半
値幅120゜のビームを放射するダイポールアンテナが
1個減少したが、その代わりに金属導体柱が3本増加し
た。しかし、このダイポールアンテナが1個減少すると
いうことはダイポールアンテナ素子とこれに付随する反
射器とを不要とすることを意味し、そして、このダイポ
ールアンテナが1個減少したことに伴ってダイポールア
ンテナ素子に付属して使用されていた位相器も不要とな
ることにより、従来例と比較して低製造コストの反射器
付ダイポールアンテナ装置を構成することができる。こ
れらダイポールアンテナ装置の構成部材の減少の効果は
金属導体柱の3本の増加のマイナスを補って余りあるも
のと言うことができる。
ンテナ装置は、従来例と比較して、水平面内指向性の半
値幅120゜のビームを放射するダイポールアンテナが
1個減少したが、その代わりに金属導体柱が3本増加し
た。しかし、このダイポールアンテナが1個減少すると
いうことはダイポールアンテナ素子とこれに付随する反
射器とを不要とすることを意味し、そして、このダイポ
ールアンテナが1個減少したことに伴ってダイポールア
ンテナ素子に付属して使用されていた位相器も不要とな
ることにより、従来例と比較して低製造コストの反射器
付ダイポールアンテナ装置を構成することができる。こ
れらダイポールアンテナ装置の構成部材の減少の効果は
金属導体柱の3本の増加のマイナスを補って余りあるも
のと言うことができる。
【0016】ところで、主放射方向と直交する方向の反
射器付ダイポールアンテナ装置の正味の面積についてみ
ると、図1の従来例は半円筒形反射板の面積は、その高
さをHとして直径50×高さH×3枚=150Hであ
る。この発明の実施例は、半円筒形反射板の面積は直径
50×高さH×2枚=100H、金属導体柱3本の面積
は直径(20+10+20)×高さH=50Hであり、
両者を合計した面積は150Hである。結局、従来例と
実施例との間に風の当たる面積に差異はないが、半円筒
形反射板と分離独立している金属導体柱3本は、風を捕
捉する性質に関して大きく形状を異にしており、半円筒
形反射板の1枚の方が圧倒的に大きい風圧を受ける。従
って、反射器付ダイポールアンテナ装置の実施例は従来
例と比較して受ける風圧は軽減されて有利である。
射器付ダイポールアンテナ装置の正味の面積についてみ
ると、図1の従来例は半円筒形反射板の面積は、その高
さをHとして直径50×高さH×3枚=150Hであ
る。この発明の実施例は、半円筒形反射板の面積は直径
50×高さH×2枚=100H、金属導体柱3本の面積
は直径(20+10+20)×高さH=50Hであり、
両者を合計した面積は150Hである。結局、従来例と
実施例との間に風の当たる面積に差異はないが、半円筒
形反射板と分離独立している金属導体柱3本は、風を捕
捉する性質に関して大きく形状を異にしており、半円筒
形反射板の1枚の方が圧倒的に大きい風圧を受ける。従
って、反射器付ダイポールアンテナ装置の実施例は従来
例と比較して受ける風圧は軽減されて有利である。
【図1】従来例を説明する図。
【図2】図1の従来例の放射パターンを示す図。
【図3】実施例を説明する図。
【図4】図3の実施例の放射パターンを示す図。
11、12、13 ダイポールアンテナ素子
21、22、23 半円筒形反射板
31、32 外側金属導体柱
33 中間金属導体柱
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フロントページの続き
Fターム(参考) 5J020 AA03 BA08 BC09 DA03
5J021 AA07 AB03 BA01 FA32 GA08
HA05 JA02
Claims (3)
- 【請求項1】 ダイポールアンテナ素子とこれに平行に
立設される半円筒形反射板とにより構成される水平面内
指向性の半値幅120゜のビームを放射する垂直偏波用
の反射器付ダイポールアンテナ2個を主放射方向に対し
て対称に並列して設置し、 両ダイポールアンテナの外側にこれと離隔して平行に外
側金属導体柱をそれぞれ立設すると共に両ダイポールア
ンテナの中間に平行に中間金属導体柱を立設したことを
特徴とする反射器付ダイポールアンテナ装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載される反射器付ダイポー
ルアンテナ装置において、 両外側金属導体柱の太さを等しく設定し、 中間金属導体柱の太さは外側金属導体柱の太さ以下に設
定したことを特徴とする反射器付ダイポールアンテナ装
置。 - 【請求項3】 請求項2に記載される反射器付ダイポー
ルアンテナ装置において、 半円筒形反射板の半径を0.167λ とし、両ダイポー
ルアンテナ素子の相互間隔を0.67λとし、両外側金
属導体柱の相互間隔を1.67λとし、外側金属導体柱
および中間金属導体柱の半径を半円筒形反射板の半径よ
り小さく設定したことを特徴とする反射器付ダイポール
アンテナ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002073721A JP2003273643A (ja) | 2002-03-18 | 2002-03-18 | 反射器付ダイポールアンテナ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002073721A JP2003273643A (ja) | 2002-03-18 | 2002-03-18 | 反射器付ダイポールアンテナ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003273643A true JP2003273643A (ja) | 2003-09-26 |
Family
ID=29203307
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002073721A Pending JP2003273643A (ja) | 2002-03-18 | 2002-03-18 | 反射器付ダイポールアンテナ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003273643A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005117483A (ja) * | 2003-10-09 | 2005-04-28 | Sumio Kaga | アンテナ |
US8836588B2 (en) | 2011-08-31 | 2014-09-16 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Antenna device and electronic apparatus including antenna device |
US8941548B2 (en) | 2011-08-30 | 2015-01-27 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Antenna device and electronic apparatus including antenna device |
US8988292B2 (en) | 2011-03-30 | 2015-03-24 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Antenna device and electronic device including antenna device |
-
2002
- 2002-03-18 JP JP2002073721A patent/JP2003273643A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005117483A (ja) * | 2003-10-09 | 2005-04-28 | Sumio Kaga | アンテナ |
US8988292B2 (en) | 2011-03-30 | 2015-03-24 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Antenna device and electronic device including antenna device |
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