JP2003272475A - メンブレンスイッチ、メンブレンスイッチを使用したキースイッチ、キースイッチを備えたキーボード及びキーボードを備えたパーソナルコンピュータ - Google Patents
メンブレンスイッチ、メンブレンスイッチを使用したキースイッチ、キースイッチを備えたキーボード及びキーボードを備えたパーソナルコンピュータInfo
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Landscapes
- Input From Keyboards Or The Like (AREA)
- Push-Button Switches (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 スイッチングを行う際に押圧される上側メン
ブレンシートの塑性的な変形を防止し、長期に渡って弾
性復元力を保持することが可能なメンブレンスイッチ、
そのメンブレンスイッチを使用したキースイッチ等を提
供する。 【解決手段】 下側メンブレンシート2、上側メンブレ
ンシート3及び両シート2と3間に介挿されるスペーサ
シート4から構成されたメンブレンスイッチ1におい
て、上側メンブレンシート3上に金属薄板からなるスプ
リングシート5を配設するとともに、上側メンブレンシ
ート3の上部電極9の両側に対応してスプリングシート
5に一対のスリット11を形成し、また、かかるメンブ
レンスイッチ1をホルダ部材22の下方に配設し、キー
トップ21の押下時にその押下突起33によりスプリン
グシート5のスイッチ部12を押下するように構成す
る。
ブレンシートの塑性的な変形を防止し、長期に渡って弾
性復元力を保持することが可能なメンブレンスイッチ、
そのメンブレンスイッチを使用したキースイッチ等を提
供する。 【解決手段】 下側メンブレンシート2、上側メンブレ
ンシート3及び両シート2と3間に介挿されるスペーサ
シート4から構成されたメンブレンスイッチ1におい
て、上側メンブレンシート3上に金属薄板からなるスプ
リングシート5を配設するとともに、上側メンブレンシ
ート3の上部電極9の両側に対応してスプリングシート
5に一対のスリット11を形成し、また、かかるメンブ
レンスイッチ1をホルダ部材22の下方に配設し、キー
トップ21の押下時にその押下突起33によりスプリン
グシート5のスイッチ部12を押下するように構成す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上側メンブレンシ
ート、下側メンブレンシート及び両シート間に設けられ
たスペーサ層からなる、所謂三層構造を備えたメンブレ
ンスイッチに関し、特に、スイッチングを行う際に押圧
される上側メンブレンシートの塑性的な変形を防止し、
長期に渡って弾性復元力を保持することが可能なメンブ
レンスイッチ、そのメンブレンスイッチを使用したキー
スイッチ、そのキースイッチを備えたキーボード及びそ
のキーボードを備えたパーソナルコンピュータに関する
ものである。
ート、下側メンブレンシート及び両シート間に設けられ
たスペーサ層からなる、所謂三層構造を備えたメンブレ
ンスイッチに関し、特に、スイッチングを行う際に押圧
される上側メンブレンシートの塑性的な変形を防止し、
長期に渡って弾性復元力を保持することが可能なメンブ
レンスイッチ、そのメンブレンスイッチを使用したキー
スイッチ、そのキースイッチを備えたキーボード及びそ
のキーボードを備えたパーソナルコンピュータに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、上面に下部電極が形成された
下側メンブレンシート、下部電極に対応して下面に上部
電極が形成された上側メンブレンシート、及び、上下両
メンブレンシート間に介挿され、下部電極及び上部電極
に対応して形成されたスイッチング孔を介して下部電極
と上部電極とを離間させるスペーサシートから構成され
た各種の三層構造を有するメンブレンスイッチが提案さ
れている。
下側メンブレンシート、下部電極に対応して下面に上部
電極が形成された上側メンブレンシート、及び、上下両
メンブレンシート間に介挿され、下部電極及び上部電極
に対応して形成されたスイッチング孔を介して下部電極
と上部電極とを離間させるスペーサシートから構成され
た各種の三層構造を有するメンブレンスイッチが提案さ
れている。
【0003】この種のメンブレンスイッチにおいて、ス
イッチング動作を行うには、上側メンブレンシートの上
部電極部分をその上側から指により直接、その他ラバー
スプリング、キートップ等を介して間接的に押下する。
これにより、上側メンブレンシートの下面に形成された
上部電極が、スペーサシートのスイッチング孔を介して
下側メンブレンシートの上面に形成された下部電極に接
触され、所定のスイッチング動作が行われる。
イッチング動作を行うには、上側メンブレンシートの上
部電極部分をその上側から指により直接、その他ラバー
スプリング、キートップ等を介して間接的に押下する。
これにより、上側メンブレンシートの下面に形成された
上部電極が、スペーサシートのスイッチング孔を介して
下側メンブレンシートの上面に形成された下部電極に接
触され、所定のスイッチング動作が行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記メンブ
レンスイッチ上に物を載置した状態、或いは、物を載置
したままメンブレンスイッチに蓋カバーを取り付けた状
態で長期間放置されることがある。
レンスイッチ上に物を載置した状態、或いは、物を載置
したままメンブレンスイッチに蓋カバーを取り付けた状
態で長期間放置されることがある。
【0005】かかる場合、上側メンブレンシートは、一
般的にポリエチレンテレフタレート等の樹脂フィルムか
ら構成されており、極めて小さな荷重で押圧変形される
ことから、メンブレンスイッチ上に物が載置されると上
側メンブレンシートの上部電極に対応するスイッチ部が
物を介して押圧され、この結果、上側メンブレンシート
の上部電極と下側メンブレンシートの下部電極とが相互
に接触した状態、即ち、スイッチオンした状態が長期間
持続されることとなる。このとき、上側メンブレンシー
トの上部電極に対応するスイッチ部は、下方へ押圧変形
された状態にあるから、かかる押圧変形状態が長期間持
続される。
般的にポリエチレンテレフタレート等の樹脂フィルムか
ら構成されており、極めて小さな荷重で押圧変形される
ことから、メンブレンスイッチ上に物が載置されると上
側メンブレンシートの上部電極に対応するスイッチ部が
物を介して押圧され、この結果、上側メンブレンシート
の上部電極と下側メンブレンシートの下部電極とが相互
に接触した状態、即ち、スイッチオンした状態が長期間
持続されることとなる。このとき、上側メンブレンシー
トの上部電極に対応するスイッチ部は、下方へ押圧変形
された状態にあるから、かかる押圧変形状態が長期間持
続される。
【0006】このように上側メンブレンシートにおける
スイッチ部の押圧変形状態が長期に渡って放置される
と、そのスイッチ部は塑性的に変形して押圧変形したま
まの状態となり、最早元の状態に復帰できなくなる。か
かる場合には、上側メンブレンシートの上部電極と下側
メンブレンシートの下部電極とは常時接触したスイッチ
オン状態になり、最早メンブレンスイッチとしてのスイ
ッチング機能を果たせなくなる問題がある。
スイッチ部の押圧変形状態が長期に渡って放置される
と、そのスイッチ部は塑性的に変形して押圧変形したま
まの状態となり、最早元の状態に復帰できなくなる。か
かる場合には、上側メンブレンシートの上部電極と下側
メンブレンシートの下部電極とは常時接触したスイッチ
オン状態になり、最早メンブレンスイッチとしてのスイ
ッチング機能を果たせなくなる問題がある。
【0007】本発明は前記従来技術における問題点を解
消するためになされたものであり、スイッチングを行う
際に押圧される上側メンブレンシートの塑性的な変形を
防止し、長期に渡って弾性復元力を保持することが可能
なメンブレンスイッチ、そのメンブレンスイッチを使用
したキースイッチ、そのキースイッチを備えたキーボー
ド及びそのキーボードを備えたパーソナルコンピュータ
を提供することを目的とする。
消するためになされたものであり、スイッチングを行う
際に押圧される上側メンブレンシートの塑性的な変形を
防止し、長期に渡って弾性復元力を保持することが可能
なメンブレンスイッチ、そのメンブレンスイッチを使用
したキースイッチ、そのキースイッチを備えたキーボー
ド及びそのキーボードを備えたパーソナルコンピュータ
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
請求項1に係るメンブレンスイッチは、上面に下部電極
が形成された下側メンブレンシートと、前記下部電極に
対応して下面に上部電極が形成された上側メンブレンシ
ートと、前記下側メンブレンシートと前記上側メンブレ
ンシートとの間に設けられ、下部電極及び上部電極に対
応してスイッチング孔が形成されるとともに、スイッチ
ング孔を介して下部電極と上部電極とを離間させるスペ
ーサ層とを有するメンブレンスイッチにおいて、前記上
側メンブレンシート上には、金属薄板からなるスプリン
グシートが配設されていることを特徴とする。
請求項1に係るメンブレンスイッチは、上面に下部電極
が形成された下側メンブレンシートと、前記下部電極に
対応して下面に上部電極が形成された上側メンブレンシ
ートと、前記下側メンブレンシートと前記上側メンブレ
ンシートとの間に設けられ、下部電極及び上部電極に対
応してスイッチング孔が形成されるとともに、スイッチ
ング孔を介して下部電極と上部電極とを離間させるスペ
ーサ層とを有するメンブレンスイッチにおいて、前記上
側メンブレンシート上には、金属薄板からなるスプリン
グシートが配設されていることを特徴とする。
【0009】前記請求項1に係るメンブレンスイッチで
は、上側メンブレンシート上に金属薄板からなるスプリ
ングシートが配設されているので、上側メンブレンシー
トは、その上に物が載置された状態で長期間放置された
場合においても、スプリングシートの大きな弾性力に基
づき塑性的に変形することはなく、長期に渡って弾性復
元力を保持しつつ確実なスイッチング動作を行うことが
可能となる。
は、上側メンブレンシート上に金属薄板からなるスプリ
ングシートが配設されているので、上側メンブレンシー
トは、その上に物が載置された状態で長期間放置された
場合においても、スプリングシートの大きな弾性力に基
づき塑性的に変形することはなく、長期に渡って弾性復
元力を保持しつつ確実なスイッチング動作を行うことが
可能となる。
【0010】ここに、前記スペーサ層は、上側メンブレ
ンシートと下側メンブレンシートとの間に形成され、両
メンブレンシートを積層接着する接着剤層から構成して
もよく、また、上側メンブレンシートや下側メンブレン
シートと同様のシートから形成されるスペーサシートで
構成してもよい。
ンシートと下側メンブレンシートとの間に形成され、両
メンブレンシートを積層接着する接着剤層から構成して
もよく、また、上側メンブレンシートや下側メンブレン
シートと同様のシートから形成されるスペーサシートで
構成してもよい。
【0011】また、請求項2に係るメンブレンスイッチ
は、請求項1のメンブレンスイッチにおいて、前記スプ
リングシートには、前記上側メンブレンシートの上部電
極の両側に対応して一対のスリットが形成されているこ
とを特徴とする。かかるメンブレンスイッチでは、上側
メンブレンシートの上部電極の両側に対応して一対のス
リットが形成されていることから、上部電極に対応する
スプリングシートのスイッチ部に対して指、ラバースプ
リング、キートップ等を介して押下荷重が及ぼされた場
合においても、その押下荷重がスプリングシートの全体
に渡って分散してしまうことを防止して押下荷重をスイ
ッチ部に集中させることが可能となる。従って、小さな
押下荷重により上側メンブレンシートの上部電極と下側
メンブレンシートの下部電極とを接触させて迅速にスイ
ッチング動作を行うことができる。
は、請求項1のメンブレンスイッチにおいて、前記スプ
リングシートには、前記上側メンブレンシートの上部電
極の両側に対応して一対のスリットが形成されているこ
とを特徴とする。かかるメンブレンスイッチでは、上側
メンブレンシートの上部電極の両側に対応して一対のス
リットが形成されていることから、上部電極に対応する
スプリングシートのスイッチ部に対して指、ラバースプ
リング、キートップ等を介して押下荷重が及ぼされた場
合においても、その押下荷重がスプリングシートの全体
に渡って分散してしまうことを防止して押下荷重をスイ
ッチ部に集中させることが可能となる。従って、小さな
押下荷重により上側メンブレンシートの上部電極と下側
メンブレンシートの下部電極とを接触させて迅速にスイ
ッチング動作を行うことができる。
【0012】更に、請求項3に係るキースイッチは、下
面に押下突起が設けられたキートップと、キートップの
下方に配設され、前記押下突起に対応して開口が形成さ
れたホルダ部材と、前記キートップの下面とホルダ部材
とに可動自在に連結係止され、キートップの上下動を案
内する第1リンク部材及び第2リンク部材と、前記キー
トップを上方へ付勢するスプリング部材と、前記ホルダ
部材の下方に配設され、前記開口に対応して上面に下部
電極が形成された下側メンブレンシートと、下部電極に
対応して下面に上部電極が形成された上側メンブレンシ
ートと、下側メンブレンシートと上側メンブレンシート
との間に設けられ、下部電極及び上部電極に対応してス
イッチング孔が形成されるとともに、スイッチング孔を
介して下部電極と上部電極とを離間させるスペーサ層と
を有するメンブレンスイッチとを備え、前記スプリング
部材の付勢力に抗してキートップを押下することに基づ
き、前記開口から押下突起を介して前記上部電極と下部
電極とを接触してスイッチング動作を行うキースイッチ
であって、前記上側メンブレンシート上には、金属薄板
からなるスプリングシートが配設されていることを特徴
とする。
面に押下突起が設けられたキートップと、キートップの
下方に配設され、前記押下突起に対応して開口が形成さ
れたホルダ部材と、前記キートップの下面とホルダ部材
とに可動自在に連結係止され、キートップの上下動を案
内する第1リンク部材及び第2リンク部材と、前記キー
トップを上方へ付勢するスプリング部材と、前記ホルダ
部材の下方に配設され、前記開口に対応して上面に下部
電極が形成された下側メンブレンシートと、下部電極に
対応して下面に上部電極が形成された上側メンブレンシ
ートと、下側メンブレンシートと上側メンブレンシート
との間に設けられ、下部電極及び上部電極に対応してス
イッチング孔が形成されるとともに、スイッチング孔を
介して下部電極と上部電極とを離間させるスペーサ層と
を有するメンブレンスイッチとを備え、前記スプリング
部材の付勢力に抗してキートップを押下することに基づ
き、前記開口から押下突起を介して前記上部電極と下部
電極とを接触してスイッチング動作を行うキースイッチ
であって、前記上側メンブレンシート上には、金属薄板
からなるスプリングシートが配設されていることを特徴
とする。
【0013】前記請求項3のキースイッチでは、スプリ
ング部材の付勢力に抗してキートップを押下することに
基づき、開口から押下突起を介して上側メンブレンシー
トの上部電極と下側メンブレンシートの下部電極とを接
触してスイッチング動作を行うについて、上側メンブレ
ンシート上に金属薄板からなるスプリングシートが配設
されているので、上側メンブレンシートは、キートップ
の上に物が載置された状態で長期間放置された場合にお
いても、スプリングシートの大きな弾性力に基づき塑性
的に変形することはなく、長期に渡って弾性復元力を保
持しつつ確実なスイッチング動作を行うことが可能とな
る。
ング部材の付勢力に抗してキートップを押下することに
基づき、開口から押下突起を介して上側メンブレンシー
トの上部電極と下側メンブレンシートの下部電極とを接
触してスイッチング動作を行うについて、上側メンブレ
ンシート上に金属薄板からなるスプリングシートが配設
されているので、上側メンブレンシートは、キートップ
の上に物が載置された状態で長期間放置された場合にお
いても、スプリングシートの大きな弾性力に基づき塑性
的に変形することはなく、長期に渡って弾性復元力を保
持しつつ確実なスイッチング動作を行うことが可能とな
る。
【0014】ここに、前記スペーサ層は、上側メンブレ
ンシートと下側メンブレンシートとの間に形成され、両
メンブレンシートを積層接着する接着剤層から構成して
もよく、また、上側メンブレンシートや下側メンブレン
シートと同様のシートから形成されるスペーサシートで
構成してもよい。
ンシートと下側メンブレンシートとの間に形成され、両
メンブレンシートを積層接着する接着剤層から構成して
もよく、また、上側メンブレンシートや下側メンブレン
シートと同様のシートから形成されるスペーサシートで
構成してもよい。
【0015】また、請求項4に係るキースイッチは、請
求項3のキースイッチにおいて、前記スプリングシート
には、前記上側メンブレンシートの上部電極の両側に対
応して一対のスリットが形成されていることを特徴とす
る。かかるキースイッチでは、ホルダ部材の下方に配設
されたメンブレンスイッチにおける上側メンブレンシー
トの上部電極の両側に対応して一対のスリットが形成さ
れていることから、上部電極に対応するスプリングシー
トのスイッチ部に対してキートップを介して押下荷重が
及ぼされた場合においても、その押下荷重がスプリング
シートの全体に渡って分散してしまうことを防止して押
下荷重をスイッチ部に集中させることが可能となる。従
って、小さな押下荷重により上側メンブレンシートの上
部電極と下側メンブレンシートの下部電極とを接触させ
て迅速にスイッチング動作を行うことができる。
求項3のキースイッチにおいて、前記スプリングシート
には、前記上側メンブレンシートの上部電極の両側に対
応して一対のスリットが形成されていることを特徴とす
る。かかるキースイッチでは、ホルダ部材の下方に配設
されたメンブレンスイッチにおける上側メンブレンシー
トの上部電極の両側に対応して一対のスリットが形成さ
れていることから、上部電極に対応するスプリングシー
トのスイッチ部に対してキートップを介して押下荷重が
及ぼされた場合においても、その押下荷重がスプリング
シートの全体に渡って分散してしまうことを防止して押
下荷重をスイッチ部に集中させることが可能となる。従
って、小さな押下荷重により上側メンブレンシートの上
部電極と下側メンブレンシートの下部電極とを接触させ
て迅速にスイッチング動作を行うことができる。
【0016】更に、請求項5に係るキーボードは、前記
請求項3キースイッチを少なくとも1以上備えたことを
特徴とする。従って、前記した請求項3の場合と同様の
効果を得ることができる。
請求項3キースイッチを少なくとも1以上備えたことを
特徴とする。従って、前記した請求項3の場合と同様の
効果を得ることができる。
【0017】また、請求項6に係るパーソナルコンピュ
ータは、下面に押下突起が設けられたキートップと、キ
ートップの下方に配設され、前記押下突起に対応して開
口が形成されたホルダ部材と、前記キートップの下面と
ホルダ部材とに可動自在に連結係止され、キートップの
上下動を案内する第1リンク部材及び第2リンク部材
と、前記キートップを上方へ付勢するスプリング部材
と、前記ホルダ部材の下方に配設され、前記開口に対応
して上面に下部電極が形成された下側メンブレンシート
と、下部電極に対応して下面に上部電極が形成された上
側メンブレンシートと、下側メンブレンシートと上側メ
ンブレンシートとの間に設けられ、下部電極及び上部電
極に対応してスイッチング孔が形成されるとともに、ス
イッチング孔を介して下部電極と上部電極とを離間させ
るスペーサ層とを有するメンブレンスイッチとを備え、
前記スプリング部材の付勢力に抗してキートップを押下
することに基づき、前記開口から押下突起を介して前記
上部電極と下部電極とを接触してスイッチング動作を行
うキースイッチであって、前記上側メンブレンシート上
には、金属薄板からなるスプリングシートが配設された
キースイッチを備え、文字や記号等の各種データを入力
するキーボードと、文字や記号等を表示する表示手段
と、前記キーボードからの入力データに基づいて文字や
記号等を前記表示手段に表示させる制御手段とを備えた
ことを特徴とする。
ータは、下面に押下突起が設けられたキートップと、キ
ートップの下方に配設され、前記押下突起に対応して開
口が形成されたホルダ部材と、前記キートップの下面と
ホルダ部材とに可動自在に連結係止され、キートップの
上下動を案内する第1リンク部材及び第2リンク部材
と、前記キートップを上方へ付勢するスプリング部材
と、前記ホルダ部材の下方に配設され、前記開口に対応
して上面に下部電極が形成された下側メンブレンシート
と、下部電極に対応して下面に上部電極が形成された上
側メンブレンシートと、下側メンブレンシートと上側メ
ンブレンシートとの間に設けられ、下部電極及び上部電
極に対応してスイッチング孔が形成されるとともに、ス
イッチング孔を介して下部電極と上部電極とを離間させ
るスペーサ層とを有するメンブレンスイッチとを備え、
前記スプリング部材の付勢力に抗してキートップを押下
することに基づき、前記開口から押下突起を介して前記
上部電極と下部電極とを接触してスイッチング動作を行
うキースイッチであって、前記上側メンブレンシート上
には、金属薄板からなるスプリングシートが配設された
キースイッチを備え、文字や記号等の各種データを入力
するキーボードと、文字や記号等を表示する表示手段
と、前記キーボードからの入力データに基づいて文字や
記号等を前記表示手段に表示させる制御手段とを備えた
ことを特徴とする。
【0018】前記請求項6に係るパーソナルコンピュー
タでは、キーボードのキースイッチから文字、記号等の
各種データが入力された場合、制御手段による制御を介
して文字、記号等が表示手段に表示される。このとき、
請求項6のパーソナルコンピュータでは、前記した請求
項3のキースイッチが付設されたキーボードを備えてい
ることから、前記した請求項3の場合と同様の効果を得
ることができる。
タでは、キーボードのキースイッチから文字、記号等の
各種データが入力された場合、制御手段による制御を介
して文字、記号等が表示手段に表示される。このとき、
請求項6のパーソナルコンピュータでは、前記した請求
項3のキースイッチが付設されたキーボードを備えてい
ることから、前記した請求項3の場合と同様の効果を得
ることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るメンブレンス
イッチ、そのメンブレンスイッチを使用したキースイッ
チ、そのキースイッチを備えたキーボード及びそのキー
ボードを備えたパーソナルコンピュータについて、本発
明を具体化した実施形態に基づき図面を参照しつつ詳細
に説明する。先ず、本実施形態に係るノート型パーソナ
ルコンピュータについて図12(A)、(B)に基づき
説明する。図12(A)はノート型パーソナルコンピュ
ータの斜視図、図12(B)はノート型パーソナルコン
ピュータの電気的構成を示すブロック図である。
イッチ、そのメンブレンスイッチを使用したキースイッ
チ、そのキースイッチを備えたキーボード及びそのキー
ボードを備えたパーソナルコンピュータについて、本発
明を具体化した実施形態に基づき図面を参照しつつ詳細
に説明する。先ず、本実施形態に係るノート型パーソナ
ルコンピュータについて図12(A)、(B)に基づき
説明する。図12(A)はノート型パーソナルコンピュ
ータの斜視図、図12(B)はノート型パーソナルコン
ピュータの電気的構成を示すブロック図である。
【0020】図12(A)において、ノート型パーソナ
ルコンピュータ101は、基本的に、各演算処理を行う
CPUを内蔵した本体部102と、本体部102に対し
て開閉可能に支持されたディスプレイ103とから構成
されている。このディスプレイ103は、本体部102
の連結部104に回動可能に支持されており、これより
本体部102に対して開閉可能に構成されている。本体
部102には、複数のキースイッチが配設されてなるキ
ーボード105が設けられている。
ルコンピュータ101は、基本的に、各演算処理を行う
CPUを内蔵した本体部102と、本体部102に対し
て開閉可能に支持されたディスプレイ103とから構成
されている。このディスプレイ103は、本体部102
の連結部104に回動可能に支持されており、これより
本体部102に対して開閉可能に構成されている。本体
部102には、複数のキースイッチが配設されてなるキ
ーボード105が設けられている。
【0021】また、図12(B)において、CPU10
6には、パーソナルコンピュータの各部を制御するため
のプログラムが記憶されたROM107、各種データを
記憶するためのRAM108がバス109を介して接続
されている。また、CPU106には、バス109を介
して入出力インターフェース110が接続されており、
この入出力インターフェース110には、前記ディスプ
レイ103、前記キーボード105、文書作成や表計算
等のプログラムが記憶されたハードディスク装置111
が接続されている。前記CPU106は、キーボード1
05からの入力データに基づいて、文書作成や表計算等
のプログラムをハードディスク装置111から読み込ん
で実行したり、ディスプレイ103に文字や記号等を表
示する。
6には、パーソナルコンピュータの各部を制御するため
のプログラムが記憶されたROM107、各種データを
記憶するためのRAM108がバス109を介して接続
されている。また、CPU106には、バス109を介
して入出力インターフェース110が接続されており、
この入出力インターフェース110には、前記ディスプ
レイ103、前記キーボード105、文書作成や表計算
等のプログラムが記憶されたハードディスク装置111
が接続されている。前記CPU106は、キーボード1
05からの入力データに基づいて、文書作成や表計算等
のプログラムをハードディスク装置111から読み込ん
で実行したり、ディスプレイ103に文字や記号等を表
示する。
【0022】次に、前記ノート型パーソナルコンピュー
タ101のキーボード105に付設されたキースイッチ
に使用されているメンブレンスイッチについて、図1乃
至図3に基づき説明する。図1はメンブレンスイッチの
一部を分解して示す分解斜視図、図2はメンブレンスイ
ッチの一部を示す平面図、図3はメンブレンスイッチの
側断面図である。
タ101のキーボード105に付設されたキースイッチ
に使用されているメンブレンスイッチについて、図1乃
至図3に基づき説明する。図1はメンブレンスイッチの
一部を分解して示す分解斜視図、図2はメンブレンスイ
ッチの一部を示す平面図、図3はメンブレンスイッチの
側断面図である。
【0023】図1において、メンブレンスイッチ1は、
基本的に、下側メンブレンシート2、上側メンブレンシ
ート3、下側メンブレンシート2と上側メンブレンシー
ト3との間に介挿されるスペーサシート4、及び、上側
メンブレンシート3上に積層されるスプリングシート5
から構成されている。メンブレンスイッチ1は、図3に
示すように、支持板50上に支持されている。
基本的に、下側メンブレンシート2、上側メンブレンシ
ート3、下側メンブレンシート2と上側メンブレンシー
ト3との間に介挿されるスペーサシート4、及び、上側
メンブレンシート3上に積層されるスプリングシート5
から構成されている。メンブレンスイッチ1は、図3に
示すように、支持板50上に支持されている。
【0024】ここに、下側メンブレンシート2はポリエ
チレンテレフタレート(以下、PETと略記する)から
形成されたフィルムシートからなり、その上面には、回
路パターン6に接続された下部スイッチ電極7が形成さ
れている。また、上側メンブレンシート3は、下側メン
ブレンシート2と同様に、PETフィルムシートから形
成され、その下面には、下側メンブレンシート2の下部
スイッチ電極7に対応するように、回路パターン8に接
続された上部スイッチ電極9が形成されている。
チレンテレフタレート(以下、PETと略記する)から
形成されたフィルムシートからなり、その上面には、回
路パターン6に接続された下部スイッチ電極7が形成さ
れている。また、上側メンブレンシート3は、下側メン
ブレンシート2と同様に、PETフィルムシートから形
成され、その下面には、下側メンブレンシート2の下部
スイッチ電極7に対応するように、回路パターン8に接
続された上部スイッチ電極9が形成されている。
【0025】尚、下側メンブレンシート2における回路
パターン6、下部スイッチ電極7、及び、上側メンブレ
ンシート3における回路パターン8、上部スイッチ電極
9は、公知の方法により形成することができ、例えば、
カーボン粒子、銀粒子等を含有する導電性塗料により所
定パターンに塗布形成してもよいし、また、PETフィ
ルムシートに接着された銅箔を所定パターンにエッチン
グして形成してもよい。
パターン6、下部スイッチ電極7、及び、上側メンブレ
ンシート3における回路パターン8、上部スイッチ電極
9は、公知の方法により形成することができ、例えば、
カーボン粒子、銀粒子等を含有する導電性塗料により所
定パターンに塗布形成してもよいし、また、PETフィ
ルムシートに接着された銅箔を所定パターンにエッチン
グして形成してもよい。
【0026】スペーサシート4は、下側メンブレンシー
ト2、上側メンブレンシート3と同様に、PETフィル
ムシートから形成され、下部スイッチ電極7及び上部ス
イッチ電極9に対応する位置には、スイッチング孔10
が形成されている。かかるスイッチング孔10は、非ス
イッチング動作時に下部スイッチ電極7と上部スイッチ
電極9とを相互に離間させ、また、スイッチング動作時
には、上部スイッチ電極9に対応する上側メンブレンシ
ート3の上面が押圧された際に、上部スイッチ電極9を
移動させて下部スイッチ電極7に接触することを可能と
するものである。
ト2、上側メンブレンシート3と同様に、PETフィル
ムシートから形成され、下部スイッチ電極7及び上部ス
イッチ電極9に対応する位置には、スイッチング孔10
が形成されている。かかるスイッチング孔10は、非ス
イッチング動作時に下部スイッチ電極7と上部スイッチ
電極9とを相互に離間させ、また、スイッチング動作時
には、上部スイッチ電極9に対応する上側メンブレンシ
ート3の上面が押圧された際に、上部スイッチ電極9を
移動させて下部スイッチ電極7に接触することを可能と
するものである。
【0027】スプリングシート5は、ステンレス等の金
属薄板から構成されており、大きな弾性を有する。かか
るスプリングシート5には、一対の平行なスリット11
が形成されており、各スリット11の一部は、図2に示
すように、上側メンブレンシート3の上部電極9の両側
にオーバーラップされている。各スリット11は、上部
電極9に対応するスプリングシート5のスイッチ部12
に対して、指、ラバースプリング、キートップ等を介し
て押下荷重が及ぼされた場合においても、その押下荷重
がスプリングシート5の全体に渡って分散してしまうこ
とを防止して押下荷重をスイッチ部12に集中させる作
用を行う。従って、小さな押下荷重により上側メンブレ
ンシート3の上部電極9と下側メンブレンシート2の下
部電極7とを接触させて迅速にスイッチング動作を行う
ことができるものである。
属薄板から構成されており、大きな弾性を有する。かか
るスプリングシート5には、一対の平行なスリット11
が形成されており、各スリット11の一部は、図2に示
すように、上側メンブレンシート3の上部電極9の両側
にオーバーラップされている。各スリット11は、上部
電極9に対応するスプリングシート5のスイッチ部12
に対して、指、ラバースプリング、キートップ等を介し
て押下荷重が及ぼされた場合においても、その押下荷重
がスプリングシート5の全体に渡って分散してしまうこ
とを防止して押下荷重をスイッチ部12に集中させる作
用を行う。従って、小さな押下荷重により上側メンブレ
ンシート3の上部電極9と下側メンブレンシート2の下
部電極7とを接触させて迅速にスイッチング動作を行う
ことができるものである。
【0028】前記した実施形態に係るメンブレンスイッ
チ1では、上側メンブレンシート3上に金属薄板からな
るスプリングシート5が配設されているので、上側メン
ブレンシート3は、その上に物が載置された状態で長期
間放置された場合においても、スプリングシート5の大
きな弾性力に基づき塑性的に変形することはなく、長期
に渡って弾性復元力を保持しつつ確実なスイッチング動
作を行うことが可能となる。
チ1では、上側メンブレンシート3上に金属薄板からな
るスプリングシート5が配設されているので、上側メン
ブレンシート3は、その上に物が載置された状態で長期
間放置された場合においても、スプリングシート5の大
きな弾性力に基づき塑性的に変形することはなく、長期
に渡って弾性復元力を保持しつつ確実なスイッチング動
作を行うことが可能となる。
【0029】また、スプリングシート5には、上側メン
ブレンシート3の上部電極9の両側に対応して一対のス
リット11が形成されているので、上部電極9に対応す
るスプリングシート5のスイッチ部12に対して指、ラ
バースプリング、キートップ等を介して押下荷重が及ぼ
された場合においても、その押下荷重がスプリングシー
ト5の全体に渡って分散してしまうことを防止して押下
荷重をスイッチ部12に集中させることが可能となる。
従って、小さな押下荷重により上側メンブレンシート3
の上部電極9と下側メンブレンシート2の下部電極7と
を接触させて迅速にスイッチング動作を行うことができ
る。
ブレンシート3の上部電極9の両側に対応して一対のス
リット11が形成されているので、上部電極9に対応す
るスプリングシート5のスイッチ部12に対して指、ラ
バースプリング、キートップ等を介して押下荷重が及ぼ
された場合においても、その押下荷重がスプリングシー
ト5の全体に渡って分散してしまうことを防止して押下
荷重をスイッチ部12に集中させることが可能となる。
従って、小さな押下荷重により上側メンブレンシート3
の上部電極9と下側メンブレンシート2の下部電極7と
を接触させて迅速にスイッチング動作を行うことができ
る。
【0030】次に、前記のように構成されたメンブレン
スイッチ1を使用したキースイッチについて図4乃至図
9に基づき説明する。図4はキートップを外して示すキ
ースイッチの斜視図、図5はキースイッチの分解斜視
図、図6はキートップの側断面図、図7はキートップの
裏面図、図8は第1リンク部材の平面図、図9は第2リ
ンク部材の平面図である。
スイッチ1を使用したキースイッチについて図4乃至図
9に基づき説明する。図4はキートップを外して示すキ
ースイッチの斜視図、図5はキースイッチの分解斜視
図、図6はキートップの側断面図、図7はキートップの
裏面図、図8は第1リンク部材の平面図、図9は第2リ
ンク部材の平面図である。
【0031】先ず、キースイッチの概略構成について図
4及び図5に基づき説明する。図4、図5において、キ
ースイッチ20は、基本的に、キートップ21、キート
ップ21の下方に配設されたホルダ部材22、キートッ
プ21の裏面とホルダ部材21とに連結係止されてキー
トップ21の上下動を案内する第1リンク部材23及び
第2リンク部材24、キートップ21を上方へ付勢する
コイルスプリング25、ホルダ部材22の下方に配設さ
れたメンブレンスイッチ1、及び、メンブレンスイッチ
1の下方に配設され、キースイッチ20全体を支持する
支持板50から構成されている。
4及び図5に基づき説明する。図4、図5において、キ
ースイッチ20は、基本的に、キートップ21、キート
ップ21の下方に配設されたホルダ部材22、キートッ
プ21の裏面とホルダ部材21とに連結係止されてキー
トップ21の上下動を案内する第1リンク部材23及び
第2リンク部材24、キートップ21を上方へ付勢する
コイルスプリング25、ホルダ部材22の下方に配設さ
れたメンブレンスイッチ1、及び、メンブレンスイッチ
1の下方に配設され、キースイッチ20全体を支持する
支持板50から構成されている。
【0032】ここに、キートップ21は、ABS樹脂等
の合成樹脂から形成され、その上面には、文字、記号等
が印刷等の公知の方法により形成されており、また、そ
の裏面には、図6及び図7に示すように、それぞれ一対
の摺動係止部26及び回動係止部27が一体に形成され
ている。各摺動係止部26には摺動溝28が形成されて
おり、かかる摺動溝28には、後述する第1リンク部材
23の各係止ピン29A、29Bが摺動可能に係止され
る。尚、摺動溝28には閉塞端面28Aが形成されてい
る。また、各回動係止部27には下方が開放された回動
溝30が形成されており、この回動溝30には、後述す
る第2リンク部材24の各係止ピン31A、31Bが回
動可能に係止される。
の合成樹脂から形成され、その上面には、文字、記号等
が印刷等の公知の方法により形成されており、また、そ
の裏面には、図6及び図7に示すように、それぞれ一対
の摺動係止部26及び回動係止部27が一体に形成され
ている。各摺動係止部26には摺動溝28が形成されて
おり、かかる摺動溝28には、後述する第1リンク部材
23の各係止ピン29A、29Bが摺動可能に係止され
る。尚、摺動溝28には閉塞端面28Aが形成されてい
る。また、各回動係止部27には下方が開放された回動
溝30が形成されており、この回動溝30には、後述す
る第2リンク部材24の各係止ピン31A、31Bが回
動可能に係止される。
【0033】また、キートップ21の裏面で4隅に存在
する各摺動係止部26、回動係止部27の間には、コイ
ルスプリング25の上端部を外装して保持する円筒状の
スプリング保持部32(図10、図11参照)が形成さ
れている。更に、スプリング保持部32の略中央位置に
は、メンブレンスイッチ1におけるスプリングシート5
のスイッチ部12を押下するための押下突起33が垂設
されおり、この押下突起33は、図7に示すように、キ
ートップ21の厚さよりも長く形成されてキートップ2
1の下端面よりも下方に延設されている。押下突起33
は、後述するように、キートップ21の押下時にメンブ
レンスイッチ1のスプリングシート5に形成されたスイ
ッチ部12を押下する作用を行う。
する各摺動係止部26、回動係止部27の間には、コイ
ルスプリング25の上端部を外装して保持する円筒状の
スプリング保持部32(図10、図11参照)が形成さ
れている。更に、スプリング保持部32の略中央位置に
は、メンブレンスイッチ1におけるスプリングシート5
のスイッチ部12を押下するための押下突起33が垂設
されおり、この押下突起33は、図7に示すように、キ
ートップ21の厚さよりも長く形成されてキートップ2
1の下端面よりも下方に延設されている。押下突起33
は、後述するように、キートップ21の押下時にメンブ
レンスイッチ1のスプリングシート5に形成されたスイ
ッチ部12を押下する作用を行う。
【0034】キートップ21の下方に配設されるホルダ
部材22は、ABS樹脂等の合成樹脂から形成されてい
る。かかるホルダ部材22には、各キースイッチ1毎に
キーステーション部34が形成されており、このキース
テーション部34はその周囲の肉厚よりも薄く形成され
ている。キーステーション部34の一側(図5における
左側)における2つの隅部にはそれぞれ隅孔35が形成
されており、各隅孔35の側端からは、上方にオーバー
ハングするように摺動係止片36がホルダ部材22と一
体に形成されている。各摺動係止片36には、後述する
第2リンク部材24の係止ピン37A、37Bが摺動可
能に係止される。尚、摺動係止片36には閉塞端面36
Aが形成されている。また、キーステーション部34の
他側(図5における右側)における2つの隅部にはそれ
ぞれ隅孔38が形成されており、各隅孔38に近接して
一対の挟持壁39が形成されている。各挟持壁39の間
には、後述する第1リンク部材23の係止ピン40A、
40Bが回動可能に係止される。
部材22は、ABS樹脂等の合成樹脂から形成されてい
る。かかるホルダ部材22には、各キースイッチ1毎に
キーステーション部34が形成されており、このキース
テーション部34はその周囲の肉厚よりも薄く形成され
ている。キーステーション部34の一側(図5における
左側)における2つの隅部にはそれぞれ隅孔35が形成
されており、各隅孔35の側端からは、上方にオーバー
ハングするように摺動係止片36がホルダ部材22と一
体に形成されている。各摺動係止片36には、後述する
第2リンク部材24の係止ピン37A、37Bが摺動可
能に係止される。尚、摺動係止片36には閉塞端面36
Aが形成されている。また、キーステーション部34の
他側(図5における右側)における2つの隅部にはそれ
ぞれ隅孔38が形成されており、各隅孔38に近接して
一対の挟持壁39が形成されている。各挟持壁39の間
には、後述する第1リンク部材23の係止ピン40A、
40Bが回動可能に係止される。
【0035】また、キーステーション部34の略中央位
置には、コイルスプリング25の下端部を外装して保持
する円筒状のスプリング保持部41(図10、図11参
照)が形成されている。かかるスプリング保持部41の
内側には、ホルダ部材22を貫通する開口42が形成さ
れている。この開口42はキートップ21の押下突起3
3に対応しており、キートップ21の押下時に押下突起
33は、開口42を介して下方に移動してメンブレンス
イッチ1におけるスプリングシート5のスイッチ部12
を押下して、上側メンブレンシート3の上部電極9と下
側メンブレンシート2の下部電極7とを接触させるもの
である。
置には、コイルスプリング25の下端部を外装して保持
する円筒状のスプリング保持部41(図10、図11参
照)が形成されている。かかるスプリング保持部41の
内側には、ホルダ部材22を貫通する開口42が形成さ
れている。この開口42はキートップ21の押下突起3
3に対応しており、キートップ21の押下時に押下突起
33は、開口42を介して下方に移動してメンブレンス
イッチ1におけるスプリングシート5のスイッチ部12
を押下して、上側メンブレンシート3の上部電極9と下
側メンブレンシート2の下部電極7とを接触させるもの
である。
【0036】第1リンク部材23は、図8に示すよう
に、平面視で略「ロ」字状に形成されており、一対の板
状部43A、43B及び各板状部43A、43Bの両端
部をそれぞれ連結する連結部44A、44Bを有する。
また、一方の連結部44A(図8における左側の連結
部)の角部からは、係止ピン29A及び29Bが外側に
延出されており、また、他方の連結部44B(図8にお
ける右側の連結部)の角部からは、係止ピン40A、4
0Bが外側に延出されている。各係止ピン29A、29
Bは、キートップ21の各摺動係止部26における摺動
溝28に摺動可能に係止され、また、各係止ピン40
A、40Bはホルダ部材22の一対の挟持壁39、39
に回動可能に係止される。更に、各板状部43A、43
Bの略中央部からは、軸部45A、45Bが延出形成さ
れている。
に、平面視で略「ロ」字状に形成されており、一対の板
状部43A、43B及び各板状部43A、43Bの両端
部をそれぞれ連結する連結部44A、44Bを有する。
また、一方の連結部44A(図8における左側の連結
部)の角部からは、係止ピン29A及び29Bが外側に
延出されており、また、他方の連結部44B(図8にお
ける右側の連結部)の角部からは、係止ピン40A、4
0Bが外側に延出されている。各係止ピン29A、29
Bは、キートップ21の各摺動係止部26における摺動
溝28に摺動可能に係止され、また、各係止ピン40
A、40Bはホルダ部材22の一対の挟持壁39、39
に回動可能に係止される。更に、各板状部43A、43
Bの略中央部からは、軸部45A、45Bが延出形成さ
れている。
【0037】第2リンク部材24は、第1リンク部材2
3と同様、図9に示すように、平面視で略「ロ」字状に
形成されており、一対の板状部46A、46B及び各板
状部46A、46Bの両端部をそれぞれ連結する連結部
47A、47Bを有する。また、一方の連結部47A
(図9における左側の連結部)の角部からは、係止ピン
37A及び37Bが外側に延出されており、また、他方
の連結部47B(図9における右側の連結部)の角部か
らは、係止ピン31A、31Bが外側に延出されてい
る。各係止ピン31A、31Bは、キートップ21の各
回動係止部27の回動溝30に回動可能に係止され、ま
た、各係止ピン37A、37Bはホルダ部材22の各摺
動係止片36に摺動可能に係止される。更に、各板状部
46A、46Bの略中央部からは、軸孔48A、48B
が形成されており(図5参照)、各軸孔48A、48B
にはそれぞれ第1リンク部材23の軸部45A、45B
が回動可能に軸支される。これにより、第1リンク部材
23と第2リンク部材24とは、軸部45A、45Bと
軸孔48A、48Bとの軸支関係に基づき、相互に回動
可能に連結されるものである。
3と同様、図9に示すように、平面視で略「ロ」字状に
形成されており、一対の板状部46A、46B及び各板
状部46A、46Bの両端部をそれぞれ連結する連結部
47A、47Bを有する。また、一方の連結部47A
(図9における左側の連結部)の角部からは、係止ピン
37A及び37Bが外側に延出されており、また、他方
の連結部47B(図9における右側の連結部)の角部か
らは、係止ピン31A、31Bが外側に延出されてい
る。各係止ピン31A、31Bは、キートップ21の各
回動係止部27の回動溝30に回動可能に係止され、ま
た、各係止ピン37A、37Bはホルダ部材22の各摺
動係止片36に摺動可能に係止される。更に、各板状部
46A、46Bの略中央部からは、軸孔48A、48B
が形成されており(図5参照)、各軸孔48A、48B
にはそれぞれ第1リンク部材23の軸部45A、45B
が回動可能に軸支される。これにより、第1リンク部材
23と第2リンク部材24とは、軸部45A、45Bと
軸孔48A、48Bとの軸支関係に基づき、相互に回動
可能に連結されるものである。
【0038】コイルスプリング25は、キートップ21
を上方に付勢する作用を行うものであり、その上端部
は、キートップ21に形成されたスプリング保持部32
の外側に外装保持され、また、その下端部は、ホルダ部
材22のキーステーション部34に形成されたスプリン
グ保持部41の外側に外装保持される。
を上方に付勢する作用を行うものであり、その上端部
は、キートップ21に形成されたスプリング保持部32
の外側に外装保持され、また、その下端部は、ホルダ部
材22のキーステーション部34に形成されたスプリン
グ保持部41の外側に外装保持される。
【0039】前記のように構成されたキースイッチ20
の動作について図10及び図11に基づき説明する。図
10はキートップの非押下時におけるキースイッチの側
断面図、図11はキートップを押下した状態を示すキー
スイッチの側断面図である。
の動作について図10及び図11に基づき説明する。図
10はキートップの非押下時におけるキースイッチの側
断面図、図11はキートップを押下した状態を示すキー
スイッチの側断面図である。
【0040】キートップ21を押下していない状態にお
いては、図10に示すように、キートップ21はコイル
スプリング25の付勢力に基づき上方に付勢されて非押
下位置に保持されている。かかる非押下位置において
は、キートップ21における各摺動係止部26の摺動溝
28に係止されている第1リンク部材23の各係止ピン
29A、29Bは、それぞれ摺動溝28の閉塞端面28
Aに当接しており、また、ホルダ部材22における各摺
動係止片36に係止されている第2リンク部材24の係
止ピン37A、37Bは、それぞれ摺動係止片36の閉
塞端面36Aに当接している。これにより、キートップ
21の上方向への移動が規制される。
いては、図10に示すように、キートップ21はコイル
スプリング25の付勢力に基づき上方に付勢されて非押
下位置に保持されている。かかる非押下位置において
は、キートップ21における各摺動係止部26の摺動溝
28に係止されている第1リンク部材23の各係止ピン
29A、29Bは、それぞれ摺動溝28の閉塞端面28
Aに当接しており、また、ホルダ部材22における各摺
動係止片36に係止されている第2リンク部材24の係
止ピン37A、37Bは、それぞれ摺動係止片36の閉
塞端面36Aに当接している。これにより、キートップ
21の上方向への移動が規制される。
【0041】コイルスプリング25の付勢力に抗してキ
ートップ21を押下していくと、第1リンク部材23の
各係止ピン29A、29Bは摺動係止部26の摺動溝2
8内を除々に右方向へ摺動していき、また、各係止ピン
40A、40Bは挟持壁39、39内で反時計方向に回
動する。同時に、第2リンク部材24の各係止ピン37
A、37Bは摺動係止片36内で除々に右方向へ摺動し
ていき、また、各係止ピン31A、31Bはキートップ
21の回動係止部27の回動溝30内で時計方向に回動
する。これに従って、キートップ21の押下突起33も
除々に下方に移動していく。
ートップ21を押下していくと、第1リンク部材23の
各係止ピン29A、29Bは摺動係止部26の摺動溝2
8内を除々に右方向へ摺動していき、また、各係止ピン
40A、40Bは挟持壁39、39内で反時計方向に回
動する。同時に、第2リンク部材24の各係止ピン37
A、37Bは摺動係止片36内で除々に右方向へ摺動し
ていき、また、各係止ピン31A、31Bはキートップ
21の回動係止部27の回動溝30内で時計方向に回動
する。これに従って、キートップ21の押下突起33も
除々に下方に移動していく。
【0042】キートップ21を更に押下していくと、キ
ートップ21の押下突起33は、キーステーション部3
4に形成されたスプリング保持部41内側の開口42を
通過し、メンブレンスイッチ1のスプリングシート5の
スイッチ部12を押下する。これにより、図11に示す
ように、上側メンブレンシート3の上部電極9と下側メ
ンブレンシート2の下部電極7とが、スペーサシート4
のスイッチング孔10を介して接触され、スイッチング
動作が行われる。
ートップ21の押下突起33は、キーステーション部3
4に形成されたスプリング保持部41内側の開口42を
通過し、メンブレンスイッチ1のスプリングシート5の
スイッチ部12を押下する。これにより、図11に示す
ように、上側メンブレンシート3の上部電極9と下側メ
ンブレンシート2の下部電極7とが、スペーサシート4
のスイッチング孔10を介して接触され、スイッチング
動作が行われる。
【0043】キートップ21の押下を解除すると、コイ
ルスプリング25の付勢力に基づき、前記した動作とは
逆の動作が行われ、キートップ21は図10に示す非押
下位置に復帰する。
ルスプリング25の付勢力に基づき、前記した動作とは
逆の動作が行われ、キートップ21は図10に示す非押
下位置に復帰する。
【0044】前記したキースイッチ20では、ホルダ部
材22の下方に配設されたメンブレンスイッチ1におい
て、上側メンブレンシート3上に金属薄板からなるスプ
リングシート5が配設されているので、キートップ21
の上に物が載置された状態で長期間放置された場合にお
いても、上側メンブレンシート3は、スプリングシート
5の大きな弾性力に基づき塑性的に変形することはな
く、長期に渡って弾性復元力を保持しつつ確実なスイッ
チング動作を行うことが可能となる。
材22の下方に配設されたメンブレンスイッチ1におい
て、上側メンブレンシート3上に金属薄板からなるスプ
リングシート5が配設されているので、キートップ21
の上に物が載置された状態で長期間放置された場合にお
いても、上側メンブレンシート3は、スプリングシート
5の大きな弾性力に基づき塑性的に変形することはな
く、長期に渡って弾性復元力を保持しつつ確実なスイッ
チング動作を行うことが可能となる。
【0045】また、スプリングシート5には、上側メン
ブレンシート3の上部電極9の両側に対応して一対のス
リット11が形成されているので、上部電極9に対応す
るスプリングシート5のスイッチ部12に対して指、ラ
バースプリング、キートップ等を介して押下荷重が及ぼ
された場合においても、その押下荷重がスプリングシー
ト5の全体に渡って分散してしまうことを防止して押下
荷重をスイッチ部12に集中させることが可能となる。
従って、小さな押下荷重により上側メンブレンシート3
の上部電極9と下側メンブレンシート2の下部電極7と
を接触させて迅速にスイッチング動作を行うことができ
る。
ブレンシート3の上部電極9の両側に対応して一対のス
リット11が形成されているので、上部電極9に対応す
るスプリングシート5のスイッチ部12に対して指、ラ
バースプリング、キートップ等を介して押下荷重が及ぼ
された場合においても、その押下荷重がスプリングシー
ト5の全体に渡って分散してしまうことを防止して押下
荷重をスイッチ部12に集中させることが可能となる。
従って、小さな押下荷重により上側メンブレンシート3
の上部電極9と下側メンブレンシート2の下部電極7と
を接触させて迅速にスイッチング動作を行うことができ
る。
【0046】尚、本発明は前記実施形態に限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の
改良、変形が可能であることは勿論である。
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の
改良、変形が可能であることは勿論である。
【0047】例えば、前記実施形態に係るメンブレンス
イッチ1においては、上側メンブレンシート3と下側メ
ンブレンシート2との間に、両メンブレンシート3、2
と同様のPETフィルムシートから形成されたスペーサ
シート4を介挿するように構成しているが、かかるスペ
ーサシート4に代えて、上側メンブレンシート3と下側
メンブレンシート2との間に形成され、両メンブレンシ
ート3、2を積層接着する接着剤層から構成してもよ
い。このとき、接着剤層は、上側メンブレンシート3又
は下側メンブレンシート2の接着面の全体に形成する必
要はなく、接着剤層をドット状に分散形成したドットス
ペーサから構成してもよい。
イッチ1においては、上側メンブレンシート3と下側メ
ンブレンシート2との間に、両メンブレンシート3、2
と同様のPETフィルムシートから形成されたスペーサ
シート4を介挿するように構成しているが、かかるスペ
ーサシート4に代えて、上側メンブレンシート3と下側
メンブレンシート2との間に形成され、両メンブレンシ
ート3、2を積層接着する接着剤層から構成してもよ
い。このとき、接着剤層は、上側メンブレンシート3又
は下側メンブレンシート2の接着面の全体に形成する必
要はなく、接着剤層をドット状に分散形成したドットス
ペーサから構成してもよい。
【0048】
【発明の効果】以上説明した通り請求項1に係るメンブ
レンスイッチでは、上側メンブレンシート上に金属薄板
からなるスプリングシートが配設されているので、上側
メンブレンシートは、その上に物が載置された状態で長
期間放置された場合においても、スプリングシートの大
きな弾性力に基づき塑性的に変形することはなく、長期
に渡って弾性復元力を保持しつつ確実なスイッチング動
作を行うことが可能となる。
レンスイッチでは、上側メンブレンシート上に金属薄板
からなるスプリングシートが配設されているので、上側
メンブレンシートは、その上に物が載置された状態で長
期間放置された場合においても、スプリングシートの大
きな弾性力に基づき塑性的に変形することはなく、長期
に渡って弾性復元力を保持しつつ確実なスイッチング動
作を行うことが可能となる。
【0049】また、請求項2に係るメンブレンスイッチ
では、上側メンブレンシートの上部電極の両側に対応し
て一対のスリットが形成されていることから、上部電極
に対応するスプリングシートのスイッチ部に対して指、
ラバースプリング、キートップ等を介して押下荷重が及
ぼされた場合においても、その押下荷重がスプリングシ
ートの全体に渡って分散してしまうことを防止して押下
荷重をスイッチ部に集中させることが可能となる。従っ
て、小さな押下荷重により上側メンブレンシートの上部
電極と下側メンブレンシートの下部電極とを接触させて
迅速にスイッチング動作を行うことができる。
では、上側メンブレンシートの上部電極の両側に対応し
て一対のスリットが形成されていることから、上部電極
に対応するスプリングシートのスイッチ部に対して指、
ラバースプリング、キートップ等を介して押下荷重が及
ぼされた場合においても、その押下荷重がスプリングシ
ートの全体に渡って分散してしまうことを防止して押下
荷重をスイッチ部に集中させることが可能となる。従っ
て、小さな押下荷重により上側メンブレンシートの上部
電極と下側メンブレンシートの下部電極とを接触させて
迅速にスイッチング動作を行うことができる。
【0050】更に、請求項3に係るキースイッチでは、
スプリング部材の付勢力に抗してキートップを押下する
ことに基づき、開口から押下突起を介して上側メンブレ
ンシートの上部電極と下側メンブレンシートの下部電極
とを接触してスイッチング動作を行うについて、上側メ
ンブレンシート上に金属薄板からなるスプリングシート
が配設されているので、上側メンブレンシートは、キー
トップの上に物が載置された状態で長期間放置された場
合においても、スプリングシートの大きな弾性力に基づ
き塑性的に変形することはなく、長期に渡って弾性復元
力を保持しつつ確実なスイッチング動作を行うことが可
能となる。
スプリング部材の付勢力に抗してキートップを押下する
ことに基づき、開口から押下突起を介して上側メンブレ
ンシートの上部電極と下側メンブレンシートの下部電極
とを接触してスイッチング動作を行うについて、上側メ
ンブレンシート上に金属薄板からなるスプリングシート
が配設されているので、上側メンブレンシートは、キー
トップの上に物が載置された状態で長期間放置された場
合においても、スプリングシートの大きな弾性力に基づ
き塑性的に変形することはなく、長期に渡って弾性復元
力を保持しつつ確実なスイッチング動作を行うことが可
能となる。
【0051】また、請求項4に係るキースイッチでは、
ホルダ部材の下方に配設されたメンブレンスイッチにお
ける上側メンブレンシートの上部電極の両側に対応して
一対のスリットが形成されていることから、上部電極に
対応するスプリングシートのスイッチ部に対してキート
ップを介して押下荷重が及ぼされた場合においても、そ
の押下荷重がスプリングシートの全体に渡って分散して
しまうことを防止して押下荷重をスイッチ部に集中させ
ることが可能となる。従って、小さな押下荷重により上
側メンブレンシートの上部電極と下側メンブレンシート
の下部電極とを接触させて迅速にスイッチング動作を行
うことができる。
ホルダ部材の下方に配設されたメンブレンスイッチにお
ける上側メンブレンシートの上部電極の両側に対応して
一対のスリットが形成されていることから、上部電極に
対応するスプリングシートのスイッチ部に対してキート
ップを介して押下荷重が及ぼされた場合においても、そ
の押下荷重がスプリングシートの全体に渡って分散して
しまうことを防止して押下荷重をスイッチ部に集中させ
ることが可能となる。従って、小さな押下荷重により上
側メンブレンシートの上部電極と下側メンブレンシート
の下部電極とを接触させて迅速にスイッチング動作を行
うことができる。
【0052】更に、請求項5に係るキーボードでは、前
記請求項3キースイッチを少なくとも1以上備えている
ので、前記した請求項3の場合と同様の効果を得ること
ができる。
記請求項3キースイッチを少なくとも1以上備えている
ので、前記した請求項3の場合と同様の効果を得ること
ができる。
【0053】また、請求項6に係るパーソナルコンピュ
ータでは、キーボードのキースイッチから文字、記号等
の各種データが入力された場合、制御手段による制御を
介して文字、記号等が表示手段に表示され、このとき、
請求項6のパーソナルコンピュータでは、前記した請求
項3のキースイッチが付設されたキーボードを備えてい
ることから、前記した請求項3の場合と同様の効果を得
ることができる。
ータでは、キーボードのキースイッチから文字、記号等
の各種データが入力された場合、制御手段による制御を
介して文字、記号等が表示手段に表示され、このとき、
請求項6のパーソナルコンピュータでは、前記した請求
項3のキースイッチが付設されたキーボードを備えてい
ることから、前記した請求項3の場合と同様の効果を得
ることができる。
【図1】メンブレンスイッチの一部を分解して示す分解
斜視図である。
斜視図である。
【図2】メンブレンスイッチの一部を示す平面図であ
る。
る。
【図3】メンブレンスイッチの側断面図である。
【図4】キートップを外して示すキースイッチの斜視図
である。
である。
【図5】キースイッチの分解斜視図である。
【図6】キートップの側断面図である。
【図7】キートップの裏面図である。
【図8】第1リンク部材の平面図である。
【図9】第2リンク部材の平面図である。
【図10】キートップの非押下時におけるキースイッチ
の側断面図である。
の側断面図である。
【図11】キートップを押下した状態を示すキースイッ
チの側断面図である。
チの側断面図である。
【図12】図12はノート型パーソナルコンピュータを
説明するための説明図であり、図12(A)はノート型
パーソナルコンピュータの斜視図、図12(B)はノー
ト型パーソナルコンピュータの電気的構成を示すブロッ
ク図である。
説明するための説明図であり、図12(A)はノート型
パーソナルコンピュータの斜視図、図12(B)はノー
ト型パーソナルコンピュータの電気的構成を示すブロッ
ク図である。
1 メンブレンスイッチ
2 下側メンブレンシート
3 上側メンブレンシート
4 スペーサシート
5 スプリングシート
7 下部電極
9 上部電極
10 スイッチング孔
11 スリット
12 スイッチ部
20 キースイッチ
21 キートップ
22 ホルダ部材
23 第1リンク部材
24 第2リンク部材
25 コイルスプリング
26 摺動係止部
27 回動係止部
28 摺動溝
29A 係止ピン
29B 係止ピン
30 回動溝
31A 係止ピン
31B 係止ピン
32 スプリング保持部
33 押下突起
34 キーステーション部
36 摺動係止片
37A 係止ピン
37B 係止ピン
39 挟持壁
40A 係止ピン
40B 係止ピン
41 スプリング保持部
42 開口
100 ノート型パーソナルコンピュータ
105 キーボード
Claims (6)
- 【請求項1】 上面に下部電極が形成された下側メンブ
レンシートと、 前記下部電極に対応して下面に上部電極が形成された上
側メンブレンシートと、 前記下側メンブレンシートと前記上側メンブレンシート
との間に設けられ、下部電極及び上部電極に対応してス
イッチング孔が形成されるとともに、スイッチング孔を
介して下部電極と上部電極とを離間させるスペーサ層と
を有するメンブレンスイッチにおいて、 前記上側メンブレンシート上には、金属薄板からなるス
プリングシートが配設されていることを特徴とするメン
ブレンスイッチ。 - 【請求項2】 前記スプリングシートには、前記上側メ
ンブレンシートの上部電極の両側に対応して一対のスリ
ットが形成されていることを特徴とする請求項1に記載
のメンブレンスイッチ。 - 【請求項3】 下面に押下突起が設けられたキートップ
と、 キートップの下方に配設され、前記押下突起に対応して
開口が形成されたホルダ部材と、 前記キートップの下面とホルダ部材とに可動自在に連結
係止され、キートップの上下動を案内する第1リンク部
材及び第2リンク部材と、 前記キートップを上方へ付勢するスプリング部材と、 前記ホルダ部材の下方に配設され、前記開口に対応して
上面に下部電極が形成された下側メンブレンシートと、
下部電極に対応して下面に上部電極が形成された上側メ
ンブレンシートと、下側メンブレンシートと上側メンブ
レンシートとの間に設けられ、下部電極及び上部電極に
対応してスイッチング孔が形成されるとともに、スイッ
チング孔を介して下部電極と上部電極とを離間させるス
ペーサ層とを有するメンブレンスイッチとを備え、 前記スプリング部材の付勢力に抗してキートップを押下
することに基づき、前記開口から押下突起を介して前記
上部電極と下部電極とを接触してスイッチング動作を行
うキースイッチであって、 前記上側メンブレンシート上には、金属薄板からなるス
プリングシートが配設されていることを特徴とするキー
スイッチ。 - 【請求項4】 前記スプリングシートには、前記上側メ
ンブレンシートの上部電極の両側に対応して一対のスリ
ットが形成されていることを特徴とする請求項3に記載
のキースイッチ。 - 【請求項5】 前記請求項3に記載したキースイッチを
少なくとも1以上備えたことを特徴とするキーボード。 - 【請求項6】 下面に押下突起が設けられたキートップ
と、 キートップの下方に配設され、前記押下突起に対応して
開口が形成されたホルダ部材と、 前記キートップの下面とホルダ部材とに可動自在に連結
係止され、キートップの上下動を案内する第1リンク部
材及び第2リンク部材と、 前記キートップを上方へ付勢するスプリング部材と、 前記ホルダ部材の下方に配設され、前記開口に対応して
上面に下部電極が形成された下側メンブレンシートと、
下部電極に対応して下面に上部電極が形成された上側メ
ンブレンシートと、下側メンブレンシートと上側メンブ
レンシートとの間に設けられ、下部電極及び上部電極に
対応してスイッチング孔が形成されるとともに、スイッ
チング孔を介して下部電極と上部電極とを離間させるス
ペーサ層とを有するメンブレンスイッチとを備え、 前記スプリング部材の付勢力に抗してキートップを押下
することに基づき、前記開口から押下突起を介して前記
上部電極と下部電極とを接触してスイッチング動作を行
うキースイッチであって、 前記上側メンブレンシート上には、金属薄板からなるス
プリングシートが配設されたキースイッチを備え、文字
や記号等の各種データを入力するキーボードと、 文字や記号等を表示する表示手段と、 前記キーボードからの入力データに基づいて文字や記号
等を前記表示手段に表示させる制御手段とを備えたこと
を特徴とするパーソナルコンピュータ。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002071761A JP2003272475A (ja) | 2002-03-15 | 2002-03-15 | メンブレンスイッチ、メンブレンスイッチを使用したキースイッチ、キースイッチを備えたキーボード及びキーボードを備えたパーソナルコンピュータ |
US10/384,011 US6797906B2 (en) | 2002-03-15 | 2003-03-10 | Membrane switch, key switch using membrane switch, keyboard having key switches, and personal computer having keyboard |
TW092105375A TWI229359B (en) | 2002-03-15 | 2003-03-12 | Membrane switch, key switch using membrane switch, keyboard having key switches, and personal computer having keyboard |
CN03121683.8A CN1445805A (zh) | 2002-03-15 | 2003-03-17 | 膜片开关、使用膜片开关的键开关、具有键开关的键盘和具有键盘的个人电脑 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002071761A JP2003272475A (ja) | 2002-03-15 | 2002-03-15 | メンブレンスイッチ、メンブレンスイッチを使用したキースイッチ、キースイッチを備えたキーボード及びキーボードを備えたパーソナルコンピュータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003272475A true JP2003272475A (ja) | 2003-09-26 |
Family
ID=29201957
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002071761A Pending JP2003272475A (ja) | 2002-03-15 | 2002-03-15 | メンブレンスイッチ、メンブレンスイッチを使用したキースイッチ、キースイッチを備えたキーボード及びキーボードを備えたパーソナルコンピュータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003272475A (ja) |
-
2002
- 2002-03-15 JP JP2002071761A patent/JP2003272475A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041012 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070116 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070612 |