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JP2003269059A - シャッター装置 - Google Patents

シャッター装置

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Publication number
JP2003269059A
JP2003269059A JP2002071319A JP2002071319A JP2003269059A JP 2003269059 A JP2003269059 A JP 2003269059A JP 2002071319 A JP2002071319 A JP 2002071319A JP 2002071319 A JP2002071319 A JP 2002071319A JP 2003269059 A JP2003269059 A JP 2003269059A
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JP
Japan
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shaft
shutter curtain
hanging
winding shaft
winding
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Application number
JP2002071319A
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English (en)
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JP3920118B2 (ja
Inventor
Koji Nakajima
厚二 中島
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Bunka Shutter Co Ltd
Original Assignee
Bunka Shutter Co Ltd
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Publication date
Application filed by Bunka Shutter Co Ltd filed Critical Bunka Shutter Co Ltd
Priority to JP2002071319A priority Critical patent/JP3920118B2/ja
Publication of JP2003269059A publication Critical patent/JP2003269059A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 巻取軸の少なくとも軸方向途中部に巻取軸を
上向きに支持する支持部材が設けられていても、支持部
材からシャッターカーテンに作用する押圧力を軽減でき
るようになるシャッター装置を提供すること。 【解決手段】 シャッターカーテン7を繰り出し、巻き
取るための巻取軸1が、軸方向途中部に配置された支持
部材である支持ローラ14で上向きに支持されているシ
ャッター装置において、巻取軸1に隣接させて掛け軸1
3を設け、この掛け軸13に上端部が巻取軸1に連結さ
れているシャッターカーテン7の途中部を掛けることに
より、シャッターカーテン7の全重量のうちの一部を掛
け軸13に支持させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、少なくとも軸方向
途中部が支持部材で上向きに支持された巻取軸でシャッ
ターカーテンを巻き取り、繰り出すシャッター装置に係
り、例えば、防火、防煙のための防災用シャッター装置
や、出入口を開閉するためのシャッター装置等に利用で
きるものである。
【0002】
【背景技術】火災発生時にシャッターカーテンで防災区
画を形成するための防災用シャッター装置は、両端部が
回転自在に保持された巻取軸と、この巻取軸で巻き取
り、繰り出しがなされるシャッターカーテンとを有する
構造となっている。大スパンの防災区画をシャッターカ
ーテンで形成するためには巻取軸をこの大スパンと対応
する長寸軸にしなければならないが、このように巻取軸
を長寸軸にすると、巻取軸に撓みが生じてしまい、シャ
ッターカーテンの円滑な巻き取り、繰り出しが難しくな
る。
【0003】そこで、特開2000−303762に示
されているように、巻取軸の軸方向途中部に巻取軸を上
向きに支持する支持部材を設けることが提案されてい
る。
【0004】図7は、この従来技術を示す概略図であ
る。下端が座板100Aとなっているシャッターカーテ
ン100の上端部は巻取軸101に結合され、シャッタ
ーカーテン100が巻回されている巻取軸101の両端
部はブラケットで回転自在に支持されているとともに、
巻取軸101の軸方向途中部は、支持ローラ102で上
向きに支持されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この従来技術による
と、支持部材となっている支持ローラ102によって巻
取軸101の軸方向途中部が大きく撓むことが防止され
るが、2個の支持ローラ102は、巻取軸101の軸方
向両端部を保持するブラケットで受けられる分を除く、
巻取軸101の重量Gと座板100Aを含むシャッター
カーテン100の重量Wとを支持することになる。言い
換えると、2個ある支持ローラ102のそれぞれは、合
計するGとWの和に等しい上向きの押圧力F1,2によ
り、巻取軸101に巻回されているシャッターカーテン
100を巻取軸101側へ押圧支持していることにな
る。
【0006】これによると、シャッターカーテン100
が支持ローラ102からの押圧力F 1,2を受け、この
押圧力F1,2が大きい場合には、巻取軸101による
シャッターカーテン100の円滑な巻き取り、繰り出し
に支障が生ずるおそれがある。
【0007】本発明の目的は、巻取軸の少なくとも軸方
向途中部に巻取軸を上向きに支持する支持部材が設けら
れていても、支持部材からシャッターカーテンに作用す
る押圧力を軽減できるようになるシャッター装置を提供
するところにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係るシャッター
装置は、両端部が回転自在に保持され、シャッターカー
テンを巻き取り、繰り出すための巻取軸と、この巻取軸
の少なくとも軸方向途中部を上向きに支持する支持部材
とを有するシャッター装置において、前記巻取軸に上端
部が連結されている前記シャッターカーテンの途中部を
掛けるための掛け軸を備えていることを特徴とするもの
である。
【0009】このシャッター装置は、巻取軸に上端部が
連結されているシャッターカーテンの途中部を掛けるた
めの掛け軸を備えているため、シャッターカーテンの全
重量が、巻取軸の少なくとも軸方向途中部を上向きに支
持する支持部材にそのまま下向きに作用する荷重となっ
て作用せず、シャッターカーテンの全重量のうちのいく
ぶんかは掛け軸によって支持されることになる。このた
め、巻取軸の支持部材に下向きに作用する荷重が減少
し、この結果、巻取軸に巻回されているシャッターカー
テンが支持部材から受ける押圧力は軽減され、巻取軸に
よるシャッターカーテンの円滑な巻き取り、繰り出しが
可能となる。
【0010】また、シャッターカーテンの下端部に設け
られる座板の重量がシャッターカーテンの全重量のうち
の大きな割合を占めている場合には、この座板の重量が
掛け軸によって支持されることになるため、巻取軸の支
持部材に作用する下向きの荷重を大きく削減でき、ま
た、シャッターカーテンが巻取軸から繰り出されるに伴
い、シャッターカーテンの全重量のうちの掛け軸によっ
て支持される重量は増大するため、巻取軸からのシャッ
ターカーテンの繰り出し量が大きくなるにしたがい、巻
取軸の支持部材に作用する下向きの荷重を次第に小さく
できて、巻取軸に巻回されているシャッターカーテンが
支持部材から受ける押圧力の軽減量を次第に大きくでき
る。
【0011】以上において、巻取軸と平行又は略平行に
配置される掛け軸の高さ位置は、巻取軸よりも高い位置
でもよく、巻取軸と同じ高さでもよく、巻取軸よりも低
い位置でもよい。
【0012】しかし、掛け軸を巻取軸よりも高い位置に
配置すると、巻取軸と掛け軸との間のシャッターカーテ
ンの部分に、掛け軸から垂下したシャッターカーテンの
部分の重量が張力となって作用し、この張力は垂直上向
き成分を有するものであって、この垂直上向き成分によ
り、巻取軸の支持部材に下向きに作用する荷重が大きく
軽減されるため、掛け軸を巻取軸よりも高い位置に配置
することが好ましい。
【0013】なお、ここでいう掛け軸を巻取軸よりも高
い位置に配置するとは、掛け軸と巻取軸のそれぞれの軸
芯での高さ位置の比較でもよく、巻取軸に巻回されてい
るシャッターカーテンの表面の最高高さ位置と掛け軸に
掛けられているシャッターカーテンの表面の最高高さ位
置との比較でもよい。
【0014】しかし、前者とすると、巻取軸でのシャッ
ターカーテンの巻き径は巻取軸に対するシャッターカー
テンの巻き取り、繰り出しによって変化するため、巻き
径が小さくなったときには、巻取軸と掛け軸との間のシ
ャッターカーテンの部分に、掛け軸から垂下したシャッ
ターカーテンの部分の重量が垂直上向き成分を有する張
力となって作用するとは限らないため、このようなこと
が生じない後者とすることが好ましい。
【0015】また、巻取軸と同じ又は略同じ長さの長寸
軸となっている掛け軸は、巻取軸と同様に軸方向両端部
がブラケット等で保持されるが、掛け軸の少なくとも軸
方向途中部にこの途中部を上向き支持する掛け軸用の支
持部材を設けてもよく、設けなくてもよい。
【0016】しかし、掛け軸の少なくとも軸方向途中部
を上向きに支持する掛け軸用の支持部材を設けると、長
寸軸である掛け軸が撓むのを防止できるため、掛け軸か
ら垂下されるシャッターカーテンの掛け軸に対する上下
動を円滑に行わせることができ、また、巻取軸に対する
掛け軸の高さ位置を支持部材で掛け軸の全長に亘って一
定又は略一定とすることができるため、掛け軸を設ける
ことによって得られる前述した巻取軸の支持部材に作用
する下向き荷重の軽減をより確実に達成できることにな
る。
【0017】以上のように、巻取軸の少なくとも軸方向
途中部を上向きに支持する巻取軸用の支持部材と、掛け
軸の少なくとも軸方向途中部を上向きに支持する掛け軸
用の支持部材とを設ける場合には、これらの支持部材を
同じブラケットに取り付けてもよく、それぞれ別のブラ
ケットに取り付けてもよい。
【0018】しかし、それぞれの支持部材を同じブラケ
ットに取り付けると、ブラケットが兼用化されてそれだ
け必要となるブラケットの個数を減少させることがで
き、シャッター装置全体の部品点数の削減、構造の簡単
化を図ることができる。
【0019】また、掛け軸は、巻取軸で巻き取られ、繰
り出されるシャッターカーテンの上下動と共に回転する
ものでもよく、回転しないものでもよい。すなわち、掛
け軸は回転部材でもよく、非回転部材でもよい。
【0020】しかし、掛け軸をシャッターカーテンの上
下動と共に回転するものとすると、掛け軸から垂下した
シャッターカーテンの上下動を、掛け軸とシャッターカ
ーテンとの間に大きな摩擦力が生じていても、巻取軸と
掛け軸との間のシャッターカーテンの部分に撓みが発生
しない円滑な動きとして行わせることができる。
【0021】また、巻取軸の軸方向における巻取軸用の
支持部材の個数及び掛け軸の軸方向における掛け軸用の
支持部材の個数は、1個でもよく、複数個でもよく、巻
取軸及び掛け軸の軸長寸法や、巻取軸及び掛け軸自体の
自重等に基づいてこれらを任意な個数とすることができ
る。
【0022】さらに、巻取軸用の支持部材及び掛け軸用
の支持部材は、巻取軸、掛け軸の全長の一部のみの支持
するものでもよく、全長に亘って支持するものでもよ
い。要するに、これらの支持部材は、巻取軸、掛け軸の
少なくとも軸方向途中部を支持するものであればよい。
【0023】また、巻取軸用の支持部材及び掛け軸用の
支持部材は、ローラやボール等のように回転する回転部
材でもよく、回転しない部材でもよい。
【0024】しかし、巻取軸用の支持部材及び掛け軸用
の支持部材を回転する回転部材とすると、巻取軸に巻回
されたシャッターカーテンや掛け軸との間で大きな摩擦
力が発生するのを防止でき、シャッターカーテン及び掛
け軸が摩擦で損耗するのを防止することができるため、
これらの支持部材を回転部材とすることが好ましい。
【0025】そして、それぞれの支持部材を回転部材と
する場合には、巻取軸に巻回されているシャッターカー
テンや掛け軸と軸方向へ延びる線接触又は点接触で接触
することになるこれらの支持部材を巻取軸や掛け軸の真
下に配置してもよく、あるいは、巻取軸、掛け軸の周方
向へ複数個の支持部材を配設するとともに、周方向へ複
数個配設されたこれらの支持部材にベルト等の帯状部材
を掛け回し、これらの支持部材と帯状部材とで巻取軸、
掛け軸を上向きに支持するようにしてもよい。
【0026】また、支持部材を回転しない部材とする場
合には、この非回転部材を、巻取軸に巻回されているシ
ャッターカーテンや掛け軸と軸方向へ延びる線接触又は
点接触で接触する部材としてもよく、あるいは、上向き
に凹状に湾曲し、巻取軸に巻回されているシャッターカ
ーテンや掛け軸と面接触して巻取軸、掛け軸を上向きに
支持するものとしてもよい。
【0027】また、本発明に係るシャッター装置は、シ
ャッターカーテンの全部又は主要部がシートで形成され
たシート式シャッター装置でもよく、スラットで形成さ
れたスラット式シャッター装置でもよく、パネルで形成
されたパネル式シャッター装置でもよく、パイプとリン
クで形成されたパイプ式シャッター装置でもよく、これ
らのうちの少なくとも2つを複合させた複合式シャッタ
ー装置等でもよく、本発明は任意なタイプのシャッター
装置に適用できる。
【0028】そして、シャッター装置がシート式シャッ
ター装置である場合において、シャッターカーテンの少
なくとも一部を形成するシートは、耐火性を有するもの
でもよく、耐火性を有しないものでもよい。
【0029】すなわち、本発明は、火災発生時に防火区
画を形成するために巻取軸から耐火性を有するシャッタ
ーカーテンを繰り出す防災用シャッター装置にも適用で
き、出入口等の開口部を耐火性を有しないシャッターカ
ーテンで開放、閉鎖するための出入口用等のためのシャ
ッター装置にも適用できる。
【0030】また、本発明に係るシャッター装置は、建
物に設置される建物用のシャッター装置としても適用で
き、地下街や船舶等の構造物に設置される非建物用のシ
ャッター装置としても適用できる。
【0031】また、シャッター装置の巻取軸にシャッタ
ーカーテンの上端部を連結することは、ビス、ボルト、
ピン、リベット等の止着具を用いて行ってもよく、接着
剤、粘着剤、両面粘着テープ等を用いて行ってもよく、
巻取軸に対して係止、係合、掛け止め、引っ掛け等で行
ってもよく、吊り元等の中間部材を介して行ってもよ
く、シャッターカーテンの上端部を巻取軸に1回又は複
数回巻かれる捨て巻き部とすることにより、巻取軸との
摩擦力により行ってもよい。
【0032】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は、本実施形態に係るシャッタ
ー装置の全体を示す正面図であり、このシャッター装置
は、火災発生時に建物内に防災区画を形成するための大
開口用の防災用シャッター装置である。
【0033】この防災用シャッター装置の長寸軸となっ
ている巻取軸1は、天井部材2で室内空間3から仕切ら
れた天井裏空間4に水平方向を軸方向として配置され、
巻取軸1の軸方向両端部は保持部材である左右一対のブ
ラケット5で回転自在に保持されている。これらのブラ
ケット5は、天井裏空間4に存在する建物躯体6に結合
されている。巻取軸1には、下端が座板7Aとなったシ
ャッターカーテン7の上端部が結合されており、金属製
の座板7Aや巻取軸1との結合部材等を除く大部分がガ
ラスクロス又はシリカクロスによるシート又はこのシー
トに耐火塗料等を塗布及び又は含浸して形成されている
シート式のシャッターカーテン7は、平常時には巻取軸
1に巻き取られている。巻取軸1からのシャッターカー
テン7の繰り出し、巻き取りは巻取軸1の正逆回転によ
ってなされ、シャッターカーテン7の幅方向両端部は、
室内空間3の左右両側に形成されている柱、壁等の建物
躯体8に取り付けられているガイドレール9に抜け止め
部材で抜け止めされて摺動自在に挿入されているため、
巻取軸1の正逆回転によって天井部材2に配設されてい
るまぐさ10を通過して閉鎖、開放の上下動を行うシャ
ッターカーテン7の移動は、これらのガイドレール9で
案内されながら行われる。
【0034】左右一対のブラケット5のうち一方のブラ
ケット5には、モータとブレーキの組み合わせからなる
開閉機11が取り付けられ、この開閉機11は巻取軸1
とチェーン、スプロケット等からなる伝動手段12を介
して連結されている。火災発生によって図示しない手動
レバーが操作されることにより、又は図示しないセンサ
が煙あるいは熱等を検出してこの検出信号が開閉機11
の制御装置に送られることにより、開閉機11のブレー
キが解除され、これによりシャッターカーテン7は座板
7Aの重量を含む自重で巻取軸1を回転させながら下降
する。また、スイッチ操作で開閉機11のモータが駆動
されることにより、巻取軸1の回転でシャッターカーテ
ン7が巻取軸1に巻き取られる。
【0035】図2は図1のS2−S2線断面図である。
この図2で示されているように、天井裏空間4には掛け
軸13が巻取軸1と隣接して配置され、巻取軸1と平行
又は略平行となっているこの掛け軸13は、巻取軸1よ
りも高い位置にある。また、図1で示されているとお
り、掛け軸13は巻取軸1と同じ長さを有する長寸軸で
あり、この掛け軸13は、軸方向両端部において前記左
右一対のブラケット5で回転自在に保持され、左右一対
のブラケット5は巻取軸1と掛け軸13との両方を回転
自在に保持する保持部材となっている。
【0036】また、図2で示されているように、巻取軸
1から延設されているシャッターカーテン7は、巻取軸
1に結合されている上端部と座板7Aになっている下端
部との間の途中部において、掛け軸13に掛けられ、そ
してこの掛け軸13からシャッターカーテン7の垂下が
始まり、シャッターカーテン7は天井部材2のまぐさ1
0を経て室内空間3に達している。
【0037】また、巻取軸1に対する掛け軸13の高さ
位置は、座板7Aが天井部材2のまぐさ10に達するま
でシャッターカーテン7が巻取軸1に巻き取られたとき
でも、すなわち、巻取軸1におけるシャッターカーテン
7の巻き径が最大となったときでも、掛け軸13の表面
上部に掛けられているシャッターカーテンの高さが、巻
取軸1に巻き取られたシャッターカーテン7の表面上端
部よりも高くなっている位置である。
【0038】図1に示すように、巻取軸1の軸方向途中
部には、この途中部を上向きに支持する支持部材となっ
ている支持ローラ14が配置され、掛け軸13の軸方向
途中部にも、この途中部を上向きに支持する支持部材と
なっている支持ローラ15が配置されている。図2で示
されているとおり、巻取軸1用の支持ローラ14は巻取
軸1の周方向に2個設けられ、掛け軸13用の支持ロー
ラ15も掛け軸13の周方向に2個設けられている。こ
れらの支持ローラ14,15は、天井裏空間4に存在す
る前記建物躯体6に結合されたブラケット16に共通し
て取り付けられているとともに、このブラケット16に
設けられている軸14A,15Aを中心に回転自在とな
っている。
【0039】以上により、支持ローラ14で長寸軸とな
っている巻取軸1の軸方向途中部の撓みが防止され、支
持ローラ15で長寸軸となっている掛け軸13の軸方向
途中部の撓みが防止されている。
【0040】また、以上において、巻取軸1の正逆回転
によるシャッターカーテン7の繰り出し、巻き取りは、
シャッターカーテン7の垂下が始まっている掛け軸13
が回転することによってなされ、また、このときにはそ
れぞれの支持ローラ14,15は回転して巻取軸1、掛
け軸13を支持する。
【0041】図3は、巻取軸1に巻回されているシャッ
ターカーテン7に巻取軸1用の支持ローラ14から作用
する押圧力等を示す力学図である。シャッターカーテン
7のうち、掛け軸13に掛けられて垂下している座板7
Aを含む部分の重量W2が掛け軸13で支持され、シャ
ッターカーテン7と掛け軸13との間に摩擦力がない又
は摩擦力があっても無視できる程度に小さいと仮定する
と、重量W2と同じ大きさの斜め上向きの張力W2が巻取
軸1と掛け軸13との間のシャッターカーテン7に生ず
る。この張力W2のうちの垂直上向き成分W2aは、巻取
軸1に巻回されているシャッターカーテン7及び巻取軸
1を垂直上向きに持ち上げるように働く。
【0042】このため、本来は、前記左右一対のブラケ
ット5で受けられる分を除く、巻取軸1の重量Gと、シ
ャッターカーテン7のうちの巻取軸1に巻回されている
部分の重量W1との合計が2個の支持ローラ14に下向
きに作用する荷重となるところ、これらの支持ローラ1
4には、GとW1との和からW2aを差し引いた下向きの
荷重が作用することになり、言い換えると、巻取軸1に
巻回されているシャッターカーテン7に2個の支持ロー
ラ14から作用する押圧力F1,F2の合計は、GとW1
との和からW2aを差し引いた小さい値となる。
【0043】このため、巻取軸1に巻回されているシャ
ッターカーテン7に2個の支持ローラ14から作用する
押圧力は、図7で示した押圧力よりも小さくなり、した
がって、巻取軸1の軸方向途中部にこの途中部を上向き
に支持する支持ローラ14を配置しても、巻取軸1によ
ってシャッターカーテン7を円滑に巻き取り、繰り出す
ことができるようになる。
【0044】また、本実施形態のように、シャッターカ
ーテン7の下端部に重量の大きな座板7Aが設けられ、
シャッターカーテン7の大部分が軽量のシートで形成さ
れている場合には、座板7Aは、巻取軸1からのシャッ
ターカーテン7の繰り出し、巻き取りの全体を通して常
に掛け軸13よりも下にある。このため、本実施形態に
ようにシャッターカーテン7の重量のうちの大きな割合
を座板7Aが占めている場合には、巻取軸1に巻回され
ているシャッターカーテン7に2個の支持ローラ14か
ら作用する押圧力を軽減させるためのW2aを、巻取軸1
からのシャッターカーテン7の繰り出し、巻き取りの全
体を通して常に大きくでき、巻取軸1によってシャッタ
ーカーテン7を一層円滑に巻き取り、繰り出すことがで
きるようになる。
【0045】また、W2は巻取軸1からシャッターカー
テン7が繰り出されるのにしたがって大きくなり、W2a
も次第に大きくなるため、シャッターカーテン7の繰り
出し量の増大にしたがい、巻取軸1に巻回されているシ
ャッターカーテン7に2個の支持ローラ14から作用す
る押圧力を次第に小さくできる。
【0046】また、本実施形態では、掛け軸13の軸方
向途中部にもこの途中部を上向きに支持する支持ローラ
15が設けられているため、巻取軸1と同じ長寸軸とな
っている掛け軸13の軸方向途中部が撓むのを防止で
き、これにより、巻取軸1から繰り出され、巻き取られ
るシャッターカーテン7を所定どおり掛け軸13から垂
下させ、巻取軸1からの繰り出し、巻き取りに伴い所定
どおりシャッターカーテン7を円滑に上下動させること
ができる。
【0047】また、掛け軸13の軸方向途中部を支持ロ
ーラ15で上向きに支持することにより、掛け軸13を
その全長又は略全長を通して一定の高さ位置とすること
ができ、これにより、図3で示したW2aと同じ又は略同
じ値となった垂直上向き成分を巻取軸1の軸方向におけ
るシャッターカーテン7の全幅に亘って生じさせること
ができる。
【0048】また、本実施形態では、巻取軸1用の支持
ローラ14と掛け軸13用の支持ローラ15は同じブラ
ケット16に取り付けられているため、ブラケット16
の共通化を図ることができ、それだけ必要される部材点
数を削減できて、本実施形態に係る防災用シャッター装
置の全体的な構造の簡単化を達成できる。
【0049】さらに、掛け軸13は、シャッターカーテ
ン7が巻取軸1から繰り出され、巻き取られるときに回
転してシャッターカーテン7を上下動させるものとなっ
ているため、たとえ、掛け軸13とシャッターカーテン
7との間で摩擦力が生じても、シャッターカーテン7の
掛け軸13に対する上下動を摩擦力による影響をなくし
て行わせることができる。
【0050】また、巻取軸1用の支持ローラ14と掛け
軸13用の支持ローラ15は回転して巻取軸1に巻回さ
れたシャッターカーテン7と掛け軸13を上向きに支持
するものになっているため、巻取軸1からのシャッター
カーテン7の繰り出し、巻き取り時にシャッターカーテ
ン7と掛け軸13が支持ローラ14,15から大きな摩
擦力を受けることがなく、これらのシャッターカーテン
7、掛け軸13を有効に支持することができる。
【0051】図4は、掛け軸13の高さ位置を巻取軸1
と同じ又は略同じとした実施形態を示す。
【0052】この実施形態では、シャッターカーテン7
のうち、掛け軸13に掛けられて垂下している座板7A
を含む部分の重量W2が掛け軸13で支持され、この重
量W2と同じ大きさの張力W2が、巻取軸1と掛け軸13
との間のシャッターカーテン7の部分において水平又は
略水平に生ずる。この張力W2は、巻取軸1に巻回され
ているシャッターカーテン7及び巻取軸1を垂直上向き
に持ち上げる方向には働かない又は殆ど働かない。
【0053】このため、前記左右一対のブラケット5で
受けられる分を除く、巻取軸1の重量Gと、シャッター
カーテン7のうちの巻取軸1に巻回されている部分の重
量W 1との合計と同じ又は略同じ荷重が、2個の支持ロ
ーラ14に下向きに作用する荷重となり、言い換える
と、巻取軸1に巻回されているシャッターカーテン7に
2個の支持ローラ14から作用する押圧力F1,F2の合
計は、GとW1との和と同じ又は略同じになる。
【0054】この実施形態によると、押圧力F1,F2
合計は図3の実施形態よりも大きくなるが、それでも図
7の従来技術よりも小さくでき、その小さくできる分だ
け、巻取軸1によってシャッターカーテン7を円滑に巻
き取り、繰り出すことができるようになる。
【0055】図5は、掛け軸13の高さ位置を巻取軸1
よりも低くした実施形態を示す。
【0056】この実施形態でも、シャッターカーテン7
のうち、掛け軸13に掛けられて垂下している座板7A
を含む部分の重量W2が掛け軸13で支持され、この重
量W2と同じ大きさの張力W2が巻取軸1と掛け軸13と
の間のシャッターカーテン7に斜め下向きに生ずる。こ
の張力W2のうちの垂直下向き成分W2aは、巻取軸1
に巻回されているシャッターカーテン7及び巻取軸1を
垂直下向きに押し下げる方向に働く。
【0057】このため、前記左右一対のブラケット5で
受けられる分を除く、巻取軸1の重量Gと、シャッター
カーテン7のうちの巻取軸1に巻回されている部分の重
量W 1と、この張力W2のうちの垂直下向き成分W2aとの
合計が2個の支持ローラ14に下向きに作用する荷重と
なり、言い換えると、巻取軸1に巻回されているシャッ
ターカーテン7に2個の支持ローラ14から作用する押
圧力F1,F2の合計は、GとW1とW2aの和と同じにな
る。
【0058】この実施形態によると、押圧力F1,F2
合計は図4の実施形態よりもさらに大きくなるが、それ
でもW2aはW2よりも小さいため、押圧力F1,F2の合
計を図7の従来技術よりも小さくできる。このため、そ
の小さくできる分だけ、巻取軸1によってシャッターカ
ーテン7を円滑に巻き取り、繰り出すことができるよう
になる。
【0059】以上のそれぞれの実施形態から分かるよう
に、巻取軸1に対する掛け軸13の高さ位置がどのよう
になっていても、シャッターカーテン7を掛ける掛け軸
13を設けることにより、巻取軸1に巻回されているシ
ャッターカーテン7に2個の支持ローラ14から作用す
る押圧力F1,F2の合計を従来技術よりも小さくでき
る。
【0060】なお、これらの実施形態のうち、巻取軸1
に巻回されているシャッターカーテン7に2個の支持ロ
ーラ14から作用する押圧力F1,F2の合計を最も小さ
くできる図3の実施形態は、シャッターカーテン7を繰
り出すときの巻取軸1の回転方向が左回転となっている
場合であったが、図6で示すように、シャッターカーテ
ン7を繰り出すときの巻取軸1の回転方向が、図4及び
図5の実施形態と同じく、右回転となっている場合であ
っても、図4及び図5の実施形態よりも、巻取軸1に巻
回されているシャッターカーテン7に2個の支持ローラ
14から作用する押圧力F1,F2の合計を小さくでき
る。
【0061】また、これまでの図3〜図6の実施形態で
は、シャッターカーテン7と掛け軸13との間に摩擦力
がない又は摩擦力があっても無視できる程度に小さいと
仮定し、これにより巻取軸1と掛け軸13との間のシャ
ッターカーテン7の部分には、掛け軸13から垂下する
シャッターカーテン7の部分の重量W2と同じ大きさの
張力W2が生じているとしたが、シャッターカーテン7
と掛け軸13との間に無視できない摩擦力があり、この
ため、巻取軸1と掛け軸13との間のシャッターカーテ
ン7に生ずる張力が、掛け軸13から垂下するシャッタ
ーカーテン7の部分の重量W2よりも小さい値となって
いても、シャッターカーテン7の全重量のうちの一部W
1は掛け軸13によって支持されるため、押圧力F1,F
2の合計を図7の従来技術よりも小さくできることにつ
いては、図3〜図6の実施形態と同じとなる。
【0062】
【発明の効果】本発明によると、巻取軸の少なくとも軸
方向途中部に巻取軸を上向きに支持する支持部材が設け
られていても、支持部材からシャッターカーテンに作用
する押圧力を軽減できるという効果を得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る防災用シャッター装
置の全体を示す正面図である。
【図2】図1のS2−S2線断面図である。
【図3】巻取軸に対する掛け軸の高さ位置が高くなって
いる場合に、巻取軸に巻回されているシャッターカーテ
ンに巻取軸用の支持ローラから作用する押圧力等を示す
力学図である。
【図4】巻取軸と掛け軸とが略同じ高さ位置となってい
る場合に、巻取軸に巻回されているシャッターカーテン
に巻取軸用の支持ローラから作用する押圧力等を示す力
学図である。
【図5】巻取軸に対する掛け軸の高さ位置が低くなって
いる場合に、巻取軸に巻回されているシャッターカーテ
ンに巻取軸用の支持ローラから作用する押圧力等を示す
力学図である。
【図6】図3に対してシャッターカーテンを繰り出すた
めの巻取軸の回転方向を逆とした場合を示す図3と同様
の図である。
【図7】従来技術を示す図であって、巻取軸に巻回され
ているシャッターカーテンに巻取軸用の支持ローラから
作用する押圧力等を示す力学図である。
【符号の説明】
1 巻取軸 7 シャッターカーテン 7A シャッターカーテンの座板 13 掛け軸 14 巻取軸用の支持部材である支持ローラ 15 掛け軸用の支持部材である支持ローラ 16 それぞれの支持ローラを取り付けたブラケット

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端部が回転自在に保持され、シャッタ
    ーカーテンを巻き取り、繰り出すための巻取軸と、この
    巻取軸の少なくとも軸方向途中部を上向きに支持する支
    持部材とを有するシャッター装置において、前記巻取軸
    に上端部が連結されている前記シャッターカーテンの途
    中部を掛けるための掛け軸を備えていることを特徴とす
    るシャッター装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のシャッター装置におい
    て、前記掛け軸は前記巻取軸よりも高い位置に配置され
    ていることを特徴とするシャッター装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のシャッター装置
    において、両端部が保持されている前記掛け軸の少なく
    とも軸方向途中部は、掛け軸用の支持部材で上向きに支
    持されていることを特徴とするシャッター装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のシャッター装置におい
    て、前記巻取軸の少なくとも軸方向途中部を上向きに支
    持する巻取軸用の前記支持部材と、前記掛け軸の少なく
    とも軸方向途中部を上向きに支持する掛け軸用の前記支
    持部材とは、同じブラケットに取り付けられていること
    を特徴するシャッター装置。
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JP2005248537A (ja) * 2004-03-03 2005-09-15 Bunka Shutter Co Ltd 開閉体装置
DE102012000116A1 (de) * 2012-01-05 2013-07-11 BSM Brandschutz-Manufaktur Deutschland GmbH Rauch-oder Brandschutzvorrichtung

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