JP2003244303A - 携帯電話機 - Google Patents
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- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04M—TELEPHONIC COMMUNICATION
- H04M1/00—Substation equipment, e.g. for use by subscribers
- H04M1/02—Constructional features of telephone sets
- H04M1/0202—Portable telephone sets, e.g. cordless phones, mobile phones or bar type handsets
- H04M1/0206—Portable telephones comprising a plurality of mechanically joined movable body parts, e.g. hinged housings
- H04M1/0208—Portable telephones comprising a plurality of mechanically joined movable body parts, e.g. hinged housings characterized by the relative motions of the body parts
- H04M1/0214—Foldable telephones, i.e. with body parts pivoting to an open position around an axis parallel to the plane they define in closed position
- H04M1/0216—Foldable in one direction, i.e. using a one degree of freedom hinge
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- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04M—TELEPHONIC COMMUNICATION
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- H04M1/0222—Foldable in two directions, i.e. using a two degree of freedom hinge
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- H04M1/00—Substation equipment, e.g. for use by subscribers
- H04M1/02—Constructional features of telephone sets
- H04M1/23—Construction or mounting of dials or of equivalent devices; Means for facilitating the use thereof
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Telephone Set Structure (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 音声による通信が充分に可能であることは言
うまでもなく、メールや動画などのような画像を横型と
した大型の表示部に表示可能で、且つ操作し易い。 【解決手段】 内側面13に操作部11ならびに送話口
12を設けた縦長矩形状の電話機本体1に、内側面23
に表示画面21と受話口22を設けた蓋体2が両内側面
13,23同士を対向させた状態で且つ蓋体2を開閉可
能に蝶着した携帯電話機において、蓋体2が電話機本体
1の縦方向の軸線に沿う方向および前記軸線に対して傾
斜する方向にそれぞれ開閉可能であり、前記蓋体2を軸
線に沿う方向に拡開して主として音声通信を行い、前記
蓋体2を前記軸線に対して傾斜する方向に拡開して主と
して文字通信や画像通信を行う。
うまでもなく、メールや動画などのような画像を横型と
した大型の表示部に表示可能で、且つ操作し易い。 【解決手段】 内側面13に操作部11ならびに送話口
12を設けた縦長矩形状の電話機本体1に、内側面23
に表示画面21と受話口22を設けた蓋体2が両内側面
13,23同士を対向させた状態で且つ蓋体2を開閉可
能に蝶着した携帯電話機において、蓋体2が電話機本体
1の縦方向の軸線に沿う方向および前記軸線に対して傾
斜する方向にそれぞれ開閉可能であり、前記蓋体2を軸
線に沿う方向に拡開して主として音声通信を行い、前記
蓋体2を前記軸線に対して傾斜する方向に拡開して主と
して文字通信や画像通信を行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話機、特
に、操作部ならびに音声入力部を設けた操作面を有する
電話機本体に、液晶表示画面と音声発生部を設けた蓋体
が前記操作面とを互いに対向させた状態で開閉可能に蝶
着されている、いわゆる二つ折り式の携帯電話機に関す
るものである。
に、操作部ならびに音声入力部を設けた操作面を有する
電話機本体に、液晶表示画面と音声発生部を設けた蓋体
が前記操作面とを互いに対向させた状態で開閉可能に蝶
着されている、いわゆる二つ折り式の携帯電話機に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近頃、携帯電話の普及が著しく、年々多
機能化や小型軽量化が進んでおり、その使用目的も多様
化し、当初は音声による通信を主として用いられていた
が、近頃はメールなどの文字通信、テレビジョン放送や
テレビ電話などのように写真や動画などを用いる画像通
信にまで使用されている。
機能化や小型軽量化が進んでおり、その使用目的も多様
化し、当初は音声による通信を主として用いられていた
が、近頃はメールなどの文字通信、テレビジョン放送や
テレビ電話などのように写真や動画などを用いる画像通
信にまで使用されている。
【0003】そして、携帯電話の機能も各種メディアの
採用により使用目的に応じて変化している。そのため、
最初は主として相手の電話番号等を表示するために用い
られていた表示画面が文字通信や画像通信に用いられる
ことになり、その結果、必然的に表示画面の大型化が要
求されることになった。
採用により使用目的に応じて変化している。そのため、
最初は主として相手の電話番号等を表示するために用い
られていた表示画面が文字通信や画像通信に用いられる
ことになり、その結果、必然的に表示画面の大型化が要
求されることになった。
【0004】そこで、近頃、図9に示すように、操作ボ
タンなどからなる操作部11ならびに送話口12を設け
た内側面13を有する電話機本体1と、液晶ディスプレ
イからなる表示画面21と受話口22とを設けた内側面
23を有する蓋体2が前記両内側面13,23を互いに
対向させた状態で蝶番3により開閉可能に蝶着してな
る、いわゆる二つ折り式の携帯電話機が普及している。
この二つ折り式の携帯電話機は、充電や待機時などの非
使用時には二つ折りとして蝶番3部分において蓋体2を
広角度に拡開して両内側面13,23を露出させた状態
で使用するものである。
タンなどからなる操作部11ならびに送話口12を設け
た内側面13を有する電話機本体1と、液晶ディスプレ
イからなる表示画面21と受話口22とを設けた内側面
23を有する蓋体2が前記両内側面13,23を互いに
対向させた状態で蝶番3により開閉可能に蝶着してな
る、いわゆる二つ折り式の携帯電話機が普及している。
この二つ折り式の携帯電話機は、充電や待機時などの非
使用時には二つ折りとして蝶番3部分において蓋体2を
広角度に拡開して両内側面13,23を露出させた状態
で使用するものである。
【0005】ところが、前記従来の携帯電話機は操作時
に操作部11を素早く操作することから蓋体2を開いた
状態でを電話機本体1を片手で掴持して親指で操作ボタ
ンからなる操作部11を操作する必要がある。そのた
め、電話機本体1の横幅が制限されることになり、これ
に対向して配置される蓋体2も同一幅となり、蓋体2の
内側面23に設けられる表示画面21も横幅が制限され
る結果、大型化を図るには縦方向に長く形成することに
なる。
に操作部11を素早く操作することから蓋体2を開いた
状態でを電話機本体1を片手で掴持して親指で操作ボタ
ンからなる操作部11を操作する必要がある。そのた
め、電話機本体1の横幅が制限されることになり、これ
に対向して配置される蓋体2も同一幅となり、蓋体2の
内側面23に設けられる表示画面21も横幅が制限され
る結果、大型化を図るには縦方向に長く形成することに
なる。
【0006】そのため、メールなどの文書通信について
は、行数が増えることから一連の文章として表示しにく
く入力時ならびに読み取り時に読みとりにくいという問
題があり、また、通常、動画を始めとする画像はパソコ
ンの表示装置やテレビジョン、映画など多くの場合に横
長に設定されていによりることから、表示画面の有効表
示面積は横方向の長さに律せられてしまい、上下に余分
な部分を形成するだけで縦方向に拡大しても差ほど表示
画面を大型化したことによる効果を期待できない。
は、行数が増えることから一連の文章として表示しにく
く入力時ならびに読み取り時に読みとりにくいという問
題があり、また、通常、動画を始めとする画像はパソコ
ンの表示装置やテレビジョン、映画など多くの場合に横
長に設定されていによりることから、表示画面の有効表
示面積は横方向の長さに律せられてしまい、上下に余分
な部分を形成するだけで縦方向に拡大しても差ほど表示
画面を大型化したことによる効果を期待できない。
【0007】そこで、図10に示すように、蓋体2を電
話機本体1の縦方向に延びる軸線から傾斜する方向へ開
閉できるように電話機本体1に蝶番3を取り付け、蓋体
2を開いたとき、蓋体2が電話機本体1に対してV字型
に傾斜した状態で拡開するような携帯電話機が考えられ
る。
話機本体1の縦方向に延びる軸線から傾斜する方向へ開
閉できるように電話機本体1に蝶番3を取り付け、蓋体
2を開いたとき、蓋体2が電話機本体1に対してV字型
に傾斜した状態で拡開するような携帯電話機が考えられ
る。
【0008】このような携帯電話機によれば、使用時に
図11に示すように、蓋体2を拡開したときに手で掴持
する操作部1を有する電話機本体1は縦長であって操作
がし易い上に、表示画面21は横長画面となって1行の
字数が増えることからメールなどの文書が読み易く、更
に、例えば動画などの横長の画像を画面一杯に大きく表
示できる。
図11に示すように、蓋体2を拡開したときに手で掴持
する操作部1を有する電話機本体1は縦長であって操作
がし易い上に、表示画面21は横長画面となって1行の
字数が増えることからメールなどの文書が読み易く、更
に、例えば動画などの横長の画像を画面一杯に大きく表
示できる。
【0009】
【発明を解決しようとす課題】しかしながら、図10に
示したV字型に拡開する携帯電話機では、送話口12は
従来の携帯電話機と同じく電話機本体1の下方に配置す
ることが可能であるが、従来の軸線方向に平行に拡開す
る二つ折り式の携帯電話機のように受話口22を蓋体2
の上方に配置すると特に右利きの場合には電話機本体1
を右手で持って使用することから受話口24が後頭部に
位置してしまうことになり通話ができない。そこで、必
然的に電話機本体1の上方か、蓋体2の下方に配置せざ
るを得ないが、これらの場合には送話口との距離が近す
ぎるため送話が困難な場合が生じ、特に、繁華街や駅の
ホームなどのように騒音環境の場合に著しい。
示したV字型に拡開する携帯電話機では、送話口12は
従来の携帯電話機と同じく電話機本体1の下方に配置す
ることが可能であるが、従来の軸線方向に平行に拡開す
る二つ折り式の携帯電話機のように受話口22を蓋体2
の上方に配置すると特に右利きの場合には電話機本体1
を右手で持って使用することから受話口24が後頭部に
位置してしまうことになり通話ができない。そこで、必
然的に電話機本体1の上方か、蓋体2の下方に配置せざ
るを得ないが、これらの場合には送話口との距離が近す
ぎるため送話が困難な場合が生じ、特に、繁華街や駅の
ホームなどのように騒音環境の場合に著しい。
【0010】本発明は、前記実情に鑑みてなされたもの
であって、音声による通信が充分に可能であることは言
うまでもなく、メールや動画などのような画像を横型と
した大型の表示画面に表示可能で、且つ操作し易いを携
帯電話機を提供することを課題とするものである。
であって、音声による通信が充分に可能であることは言
うまでもなく、メールや動画などのような画像を横型と
した大型の表示画面に表示可能で、且つ操作し易いを携
帯電話機を提供することを課題とするものである。
【0011】
【発明を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明は、内側面に操作部ならびに送話口を設けた
縦長矩形状の電話機本体に、内側面に表示画面と受話口
を設けた蓋体が前記両内側面同士を対向させた状態で且
つ前記蓋体を開閉可能に蝶着した携帯電話機において、
前記蓋体が前記電話機本体の縦方向の軸線に沿う方向お
よび前記軸線に対して傾斜する方向にそれぞれ開閉可能
であり、前記蓋体を軸線に沿う方向に拡開して主として
音声通信を行い、前記蓋体を前記軸線に対して傾斜する
方向に拡開して主として文字通信や画像通信を行うこと
を特徴とする。
め、本発明は、内側面に操作部ならびに送話口を設けた
縦長矩形状の電話機本体に、内側面に表示画面と受話口
を設けた蓋体が前記両内側面同士を対向させた状態で且
つ前記蓋体を開閉可能に蝶着した携帯電話機において、
前記蓋体が前記電話機本体の縦方向の軸線に沿う方向お
よび前記軸線に対して傾斜する方向にそれぞれ開閉可能
であり、前記蓋体を軸線に沿う方向に拡開して主として
音声通信を行い、前記蓋体を前記軸線に対して傾斜する
方向に拡開して主として文字通信や画像通信を行うこと
を特徴とする。
【0012】また、前記携帯電話機において前記蓋体を
前記電話機本体の縦方向の軸線に沿う方向および前記軸
線に対して傾斜する方向にそれぞれ開閉可能とするため
に、前記蓋体が、電話機本体に蝶着された受座を介して
蝶着されている構成、前記蓋体が2軸蝶番を介して前記
電話機本体に蝶着されている構成、前記蓋体が自在蝶番
を介して前記電話機本体に蝶着されている構成などが考
えられる。
前記電話機本体の縦方向の軸線に沿う方向および前記軸
線に対して傾斜する方向にそれぞれ開閉可能とするため
に、前記蓋体が、電話機本体に蝶着された受座を介して
蝶着されている構成、前記蓋体が2軸蝶番を介して前記
電話機本体に蝶着されている構成、前記蓋体が自在蝶番
を介して前記電話機本体に蝶着されている構成などが考
えられる。
【0013】更に、前記電話機本体または蓋体の少なく
とも一方に、前記蓋体の開閉方向に応じて前記表示画面
の縦横の表示方向を変化させるための切替スイッチを設
けることにより、前記蓋体の開閉方向に応じて表示画面
の縦横方向を自動的に切り替えることができる。
とも一方に、前記蓋体の開閉方向に応じて前記表示画面
の縦横の表示方向を変化させるための切替スイッチを設
けることにより、前記蓋体の開閉方向に応じて表示画面
の縦横方向を自動的に切り替えることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。尚、前記従来例と同
一構成部には同一の符号を付して説明する。
て図面を参照して詳細に説明する。尚、前記従来例と同
一構成部には同一の符号を付して説明する。
【0015】図1乃至図5は本発明の好ましい実施の形
態の一例を示すものであり、携帯電話機は、操作部11
ならびに送話口12を配設した内側面13を有するほぼ
縦長矩形状で一方の肩部に切欠部14を形成した電話機
本体1と、縦型の液晶ディスプレィである液晶の表示画
面21と受話口22を設けた内側面23を有する一方の
肩部に傾斜部25を形成した蓋体2が前記内側面13,
23同士を対向させた状態で枠状の受座4を介して開閉
可能に蝶着されている。
態の一例を示すものであり、携帯電話機は、操作部11
ならびに送話口12を配設した内側面13を有するほぼ
縦長矩形状で一方の肩部に切欠部14を形成した電話機
本体1と、縦型の液晶ディスプレィである液晶の表示画
面21と受話口22を設けた内側面23を有する一方の
肩部に傾斜部25を形成した蓋体2が前記内側面13,
23同士を対向させた状態で枠状の受座4を介して開閉
可能に蝶着されている。
【0016】更に詳しく説明すると、 前記蓋体2と電
話機本体1との間に前記電話機本体1の外郭とほぼ同形
の薄い枠体状の受座4が電話機本体1における内面12
の上端縁15に沿って配置された蝶番31により開閉可
能に蝶着されているとともに、前記受座4の肩部に形成
されている傾斜部41において前記蓋体2の肩部におけ
る傾斜部24が蝶番32により互いに開閉可能に蝶着さ
れている。
話機本体1との間に前記電話機本体1の外郭とほぼ同形
の薄い枠体状の受座4が電話機本体1における内面12
の上端縁15に沿って配置された蝶番31により開閉可
能に蝶着されているとともに、前記受座4の肩部に形成
されている傾斜部41において前記蓋体2の肩部におけ
る傾斜部24が蝶番32により互いに開閉可能に蝶着さ
れている。
【0017】本実施の形態は、非使用時や充電時等に
は、図2に示したように、従来の二つ折りの携帯電話機
と同様に、電話機本体1の内側面13と蓋体2の内側面
23とを重ね合わせた状態としておく。
は、図2に示したように、従来の二つ折りの携帯電話機
と同様に、電話機本体1の内側面13と蓋体2の内側面
23とを重ね合わせた状態としておく。
【0018】そして、蓋体2を受座4とともに蝶番31
において電話機本体1の縦方向の軸線A−Aに沿う方向
へ拡開し(図3に示す状態)、送話口12と受話口22
を用いて音声通信をする。このとき、電話機本体1と蓋
体2とは蝶番31を介してほぼ直線状に展開し、使用時
にその縦方向の両端部に位置する送話口12と受話口2
2とが口と耳の位置にそれぞれ無理なく対応するので使
い勝手がよく、騒音環境においても通話が困難となる心
配がない。
において電話機本体1の縦方向の軸線A−Aに沿う方向
へ拡開し(図3に示す状態)、送話口12と受話口22
を用いて音声通信をする。このとき、電話機本体1と蓋
体2とは蝶番31を介してほぼ直線状に展開し、使用時
にその縦方向の両端部に位置する送話口12と受話口2
2とが口と耳の位置にそれぞれ無理なく対応するので使
い勝手がよく、騒音環境においても通話が困難となる心
配がない。
【0019】尚、本実施の形態では図5に示すように蓋
体2の先端に受座4の端縁部42に係止する弾性係止片
5がねじ51により取り付けられており、常時、弾性係
止片5の先部に形成される係止部52が受座4の端縁部
42に係止しているため、蓋体2を蝶番31において拡
開すると、受座4が蓋体2と一緒に拡開し、また、係止
部52を外側へ引いて受座4の端縁部42との係止状態
を解除した状態で蓋体2を拡開すると、蓋体2は蝶番3
2を中心として図4に示すように電話機本体1の縦方向
の軸線A−A(図3参照)に傾斜する軸線B−Bに沿っ
て拡開し、前記図10および図11の従来例に示したよ
うにV字型に開いて文字通信や画像通信を行う場合に適
した状態となる。
体2の先端に受座4の端縁部42に係止する弾性係止片
5がねじ51により取り付けられており、常時、弾性係
止片5の先部に形成される係止部52が受座4の端縁部
42に係止しているため、蓋体2を蝶番31において拡
開すると、受座4が蓋体2と一緒に拡開し、また、係止
部52を外側へ引いて受座4の端縁部42との係止状態
を解除した状態で蓋体2を拡開すると、蓋体2は蝶番3
2を中心として図4に示すように電話機本体1の縦方向
の軸線A−A(図3参照)に傾斜する軸線B−Bに沿っ
て拡開し、前記図10および図11の従来例に示したよ
うにV字型に開いて文字通信や画像通信を行う場合に適
した状態となる。
【0020】更に、本実施の形態では電話機本体1の内
側面13の蝶番31付近に受座4によりON,OFF操
作されるリミットスイッチ6が配置されており、このリ
ミットスイッチ6により表示画面21の縦、横方向の画
像表示の方向を自動的に切り替えるものであり、図3に
示すように、受座4が蓋体2と一緒に拡開したときには
リミットスイッチからなる切替スイッチ6がON状態と
なって縦型の画面が表示画面21に表示され、図4に示
すように、 受座4が蓋体2とは別に単独で拡開したと
きには切替スイッチ6がOFF状態となって横型の画面
が表示画面21に自動的に表示されるので、蓋体2の拡
開方向に応じて表示画面21に表示する画面の方向を手
動で切り替える必要もない。勿論、音声や画像などのよ
うに通信の種類に応じて電気的手段により自動的に切り
替える方式としてもよい(図示せず)。
側面13の蝶番31付近に受座4によりON,OFF操
作されるリミットスイッチ6が配置されており、このリ
ミットスイッチ6により表示画面21の縦、横方向の画
像表示の方向を自動的に切り替えるものであり、図3に
示すように、受座4が蓋体2と一緒に拡開したときには
リミットスイッチからなる切替スイッチ6がON状態と
なって縦型の画面が表示画面21に表示され、図4に示
すように、 受座4が蓋体2とは別に単独で拡開したと
きには切替スイッチ6がOFF状態となって横型の画面
が表示画面21に自動的に表示されるので、蓋体2の拡
開方向に応じて表示画面21に表示する画面の方向を手
動で切り替える必要もない。勿論、音声や画像などのよ
うに通信の種類に応じて電気的手段により自動的に切り
替える方式としてもよい(図示せず)。
【0021】また、図6は本発明の異なる実施の形態を
示すものであり、電話機本体一ならびに蓋体2の個々の
構成は前記図1乃至図5に示した発明の実施の形態とほ
ぼ同様であるが、両者を開閉可能に蝶着する蝶番3の構
成が2軸蝶番である点が異なる。
示すものであり、電話機本体一ならびに蓋体2の個々の
構成は前記図1乃至図5に示した発明の実施の形態とほ
ぼ同様であるが、両者を開閉可能に蝶着する蝶番3の構
成が2軸蝶番である点が異なる。
【0022】つまり、蝶番3の一端に形成した空洞部に
蝶番3の軸33と水平且つ直交する方向に延びる軸34
に蓋体2の基端に設けた支持部25が軸支されて前記軸
34を中心として蓋体2が水平方向に回動可能とに配置
されている。
蝶番3の軸33と水平且つ直交する方向に延びる軸34
に蓋体2の基端に設けた支持部25が軸支されて前記軸
34を中心として蓋体2が水平方向に回動可能とに配置
されている。
【0023】従って、本実施の形態は、図6(b)に示
すように蓋体2が蝶番3において電話機本体1の縦方向
の軸線A−Aに沿って拡開可能であるとともに、更に、
その状態から図7に示すように軸34を中心として電話
機本体1の縦方向の軸線A−Aと傾斜する軸線B−B,
C−C方向へ連続的に回動させることができる。
すように蓋体2が蝶番3において電話機本体1の縦方向
の軸線A−Aに沿って拡開可能であるとともに、更に、
その状態から図7に示すように軸34を中心として電話
機本体1の縦方向の軸線A−Aと傾斜する軸線B−B,
C−C方向へ連続的に回動させることができる。
【0024】そのため、蓋体2の拡開位置を調節するこ
とにより前記図1乃至図5に示した実施の形態と同様に
音声通信或いは画像通信に応じて使い勝手よく使用する
ことができるばかりか、蓋体2の拡開位置が限定されな
いので、各使用者の好みの位置に拡開することができ、
更に使い勝手がよい。尚、軸34に貫通支持される支持
部25と前記蝶番3の一端に形成した空洞部を形成する
壁との間に間欠的に係止する係止機構を設けることによ
り、蓋体2を軸34を中心として段階的に固定状態を形
成することもでき(図示せず)、この場合には蓋体2が
所定位置に確実に固定されるので更に安定した状態で使
用することができる。
とにより前記図1乃至図5に示した実施の形態と同様に
音声通信或いは画像通信に応じて使い勝手よく使用する
ことができるばかりか、蓋体2の拡開位置が限定されな
いので、各使用者の好みの位置に拡開することができ、
更に使い勝手がよい。尚、軸34に貫通支持される支持
部25と前記蝶番3の一端に形成した空洞部を形成する
壁との間に間欠的に係止する係止機構を設けることによ
り、蓋体2を軸34を中心として段階的に固定状態を形
成することもでき(図示せず)、この場合には蓋体2が
所定位置に確実に固定されるので更に安定した状態で使
用することができる。
【0025】尚、前記各実施の形態は、蓋体2を電話機
本体1の軸線A−Aに対して傾斜する方向へ拡開したと
き、正面から見て右側方向へ向けて傾斜することから、
主として右利きの使用者に対応することになるが、蓋体
を機構をそのままとして拡開方向を左方向へ傾斜させる
構成とすることにより、左利きの者に都合の良いものと
することもできる。
本体1の軸線A−Aに対して傾斜する方向へ拡開したと
き、正面から見て右側方向へ向けて傾斜することから、
主として右利きの使用者に対応することになるが、蓋体
を機構をそのままとして拡開方向を左方向へ傾斜させる
構成とすることにより、左利きの者に都合の良いものと
することもできる。
【0026】更に、図8は本発明の更に異なる実施の形
態を示すものであり、電話機本体1と蓋体2とが蓋体2
の基端に突設された球体71と電話機本体1の基端に設
けられた受部72とからなる自在継手7により連結され
て蓋体2が自在継手7を中心として上下及び水平方向に
往復回動可能に連結されている。そのため、前記図6お
よび図7に示した発明の実施の形態と同様に、蓋体2が
電話機本体1の縦方向の軸線に対して平行な方向ならび
に傾斜する方向へ自由に拡開することができ、音声通信
に支障がないだけでなく、メールや動画などの画像通信
にも適した表示画面21として用いることができる。特
に本実施の形態では拡開状態とした蓋体2が左右両方向
へ向けて傾斜するので右利きとか左利きとかを考慮する
必要がなく便利で製造・管理の面などでも優れている。
態を示すものであり、電話機本体1と蓋体2とが蓋体2
の基端に突設された球体71と電話機本体1の基端に設
けられた受部72とからなる自在継手7により連結され
て蓋体2が自在継手7を中心として上下及び水平方向に
往復回動可能に連結されている。そのため、前記図6お
よび図7に示した発明の実施の形態と同様に、蓋体2が
電話機本体1の縦方向の軸線に対して平行な方向ならび
に傾斜する方向へ自由に拡開することができ、音声通信
に支障がないだけでなく、メールや動画などの画像通信
にも適した表示画面21として用いることができる。特
に本実施の形態では拡開状態とした蓋体2が左右両方向
へ向けて傾斜するので右利きとか左利きとかを考慮する
必要がなく便利で製造・管理の面などでも優れている。
【0027】尚、前記図6乃至図8に示した発明の実施
の形態については各表示画面21への縦横方向の表示を
切り替えるための切替機構を特に示さなかったが、前記
図1乃至図5に示した発明の実施の形態の場合と同様に
機械式或いは電気式のものを備えることができる。
の形態については各表示画面21への縦横方向の表示を
切り替えるための切替機構を特に示さなかったが、前記
図1乃至図5に示した発明の実施の形態の場合と同様に
機械式或いは電気式のものを備えることができる。
【0028】また、前述の各発明の実施の形態はいくつ
かの例を上げたものであってこれらに限ることはなく、
本発明は内側面に操作部ならびに送話口を設けた縦長矩
形状の電話機本体に、内側面に表示画面と受話口を設け
た蓋体が前記両内側面同士を対向させた状態で且つ前記
蓋体を開閉可能に蝶着した携帯電話機において、前記蓋
体が前記電話機本体の縦方向の軸線に沿う方向および前
記軸線に対して傾斜する方向にそれぞれ開閉可能であ
り、前記蓋体を軸線に沿う方向に拡開して主として音声
通信を行い、前記蓋体を前記軸線に対して傾斜する方向
に拡開して主として文字通信や画像通信を行うものであ
ればよい。
かの例を上げたものであってこれらに限ることはなく、
本発明は内側面に操作部ならびに送話口を設けた縦長矩
形状の電話機本体に、内側面に表示画面と受話口を設け
た蓋体が前記両内側面同士を対向させた状態で且つ前記
蓋体を開閉可能に蝶着した携帯電話機において、前記蓋
体が前記電話機本体の縦方向の軸線に沿う方向および前
記軸線に対して傾斜する方向にそれぞれ開閉可能であ
り、前記蓋体を軸線に沿う方向に拡開して主として音声
通信を行い、前記蓋体を前記軸線に対して傾斜する方向
に拡開して主として文字通信や画像通信を行うものであ
ればよい。
【0029】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、使用時
に蓋体を拡開したときに手で掴持する操作部を有する電
話機本体は縦長であって手で握りやすく操作がし易い。
また、表示を有する蓋体が、電話機本体の縦方向の軸線
に対して傾斜を有する軸線に沿って拡開するので、メー
ル等の文字通信や動画などの画像通信では、表示画面が
横方向に長い大型の横長画面となって1行の字数が増え
ることからメールなどの文書が読み易く、画像を画面一
杯に大きく表示できる。
に蓋体を拡開したときに手で掴持する操作部を有する電
話機本体は縦長であって手で握りやすく操作がし易い。
また、表示を有する蓋体が、電話機本体の縦方向の軸線
に対して傾斜を有する軸線に沿って拡開するので、メー
ル等の文字通信や動画などの画像通信では、表示画面が
横方向に長い大型の横長画面となって1行の字数が増え
ることからメールなどの文書が読み易く、画像を画面一
杯に大きく表示できる。
【0030】また、蓋体は電話機本体の縦方向の軸線に
沿う方向にも拡開するので、電話機本体に設けた送話口
と蓋体に設けた受話口との距離が万人において通話に適
したものとなり、繁華街や駅のホームなどのように騒音
環境の場合においても充分に通話機能を確保することが
できる。
沿う方向にも拡開するので、電話機本体に設けた送話口
と蓋体に設けた受話口との距離が万人において通話に適
したものとなり、繁華街や駅のホームなどのように騒音
環境の場合においても充分に通話機能を確保することが
できる。
【図1】本発明の好ましい実施の形態の一例を示す斜視
図。
図。
【図2】図1に示した実施の形態における蓋を閉じた状
態を示す正面図。
態を示す正面図。
【図3】図1に示した実施の形態における蓋を拡開した
状態を示す正面図。
状態を示す正面図。
【図4】図1に示した実施の形態における蓋を異なる方
向へ向けて拡開した状態を示す正面図。
向へ向けて拡開した状態を示す正面図。
【図5】図2のV−V線に沿う拡大断面図
【図6】本発明の異なる実施の形態を示すもので、
(a)は蓋を拡開した状態を示す側面図及びその一部拡
大図、(b)は正面図。
(a)は蓋を拡開した状態を示す側面図及びその一部拡
大図、(b)は正面図。
【図7】図6に示した実施の形態における異なる方向へ
拡開した状態を示す正面図。
拡開した状態を示す正面図。
【図8】本発明の更に異なる実施の形態の電話機本体と
蓋体との連結部分を示すもので(a)は斜視部分図、
(b)はその断面図。
蓋体との連結部分を示すもので(a)は斜視部分図、
(b)はその断面図。
【図9】従来例を示す斜視図。
【図10】異なる従来例における蓋体を拡開した状態を
示す正面図。
示す正面図。
【図11】図10に示した従来例の使用状態を示す説明
図。
図。
1 電話機本体、2 蓋体、3 蝶番、4 受座、6
切替スイッチ、11操作部、12 送話口、13 内側
面、21 表示画面、22受話口、23 内側面、31
蝶番、32 蝶番。
切替スイッチ、11操作部、12 送話口、13 内側
面、21 表示画面、22受話口、23 内側面、31
蝶番、32 蝶番。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年4月3日(2002.4.3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 携帯電話機
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話機、特
に、操作部ならびに音声入力部を設けた操作面を有する
電話機本体に、液晶表示画面と音声発生部を設けた蓋体
が前記操作面とを互いに対向させた状態で開閉可能に蝶
着されている、いわゆる二つ折り式の携帯電話機に関す
るものである。
に、操作部ならびに音声入力部を設けた操作面を有する
電話機本体に、液晶表示画面と音声発生部を設けた蓋体
が前記操作面とを互いに対向させた状態で開閉可能に蝶
着されている、いわゆる二つ折り式の携帯電話機に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近頃、携帯電話の普及が著しく、年々多
機能化や小型軽量化が進んでおり、その使用目的も多様
化し、当初は音声による通信を主として用いられていた
が、近頃はメールなどの文字通信、テレビジョン放送や
テレビ電話などのように写真や動画などを用いる画像通
信にまで使用されている。
機能化や小型軽量化が進んでおり、その使用目的も多様
化し、当初は音声による通信を主として用いられていた
が、近頃はメールなどの文字通信、テレビジョン放送や
テレビ電話などのように写真や動画などを用いる画像通
信にまで使用されている。
【0003】そして、携帯電話の機能も各種メディアの
採用により使用目的に応じて変化している。そのため、
最初は主として相手の電話番号等を表示するために用い
られていた表示画面が文字通信や画像通信に用いられる
ことになり、その結果、必然的に表示画面の大型化が要
求されることになった。
採用により使用目的に応じて変化している。そのため、
最初は主として相手の電話番号等を表示するために用い
られていた表示画面が文字通信や画像通信に用いられる
ことになり、その結果、必然的に表示画面の大型化が要
求されることになった。
【0004】そこで、近頃、図9に示すように、操作ボ
タンなどからなる操作部11ならびに送話口12を設け
た内側面13を有する電話機本体1と、液晶ディスプレ
イからなる表示画面21と受話口22とを設けた内側面
23を有する蓋体2が前記両内側面13,23を互いに
対向させた状態で蝶番3により開閉可能に蝶着してな
る、いわゆる二つ折り式の携帯電話機が普及している。
この二つ折り式の携帯電話機は、充電や待機時などの非
使用時には二つ折りとして蝶番3を支点として蓋体2を
広角度に拡開して両内側面13,23を露出させた状態
で使用するものである。
タンなどからなる操作部11ならびに送話口12を設け
た内側面13を有する電話機本体1と、液晶ディスプレ
イからなる表示画面21と受話口22とを設けた内側面
23を有する蓋体2が前記両内側面13,23を互いに
対向させた状態で蝶番3により開閉可能に蝶着してな
る、いわゆる二つ折り式の携帯電話機が普及している。
この二つ折り式の携帯電話機は、充電や待機時などの非
使用時には二つ折りとして蝶番3を支点として蓋体2を
広角度に拡開して両内側面13,23を露出させた状態
で使用するものである。
【0005】ところが、前記従来の携帯電話機は操作時
に操作部11を素早く操作することから蓋体2を開いた
状態で電話機本体1を片手で掴持して親指で操作ボタン
からなる操作部11を操作する必要がある。そのため、
電話機本体1の横幅が制限されることになり、これに対
向して配置される蓋体2も同一幅となり、蓋体2の内側
面23に設けられる表示画面21も横幅が制限される結
果、大型化を図るには縦方向に長く形成することにな
る。
に操作部11を素早く操作することから蓋体2を開いた
状態で電話機本体1を片手で掴持して親指で操作ボタン
からなる操作部11を操作する必要がある。そのため、
電話機本体1の横幅が制限されることになり、これに対
向して配置される蓋体2も同一幅となり、蓋体2の内側
面23に設けられる表示画面21も横幅が制限される結
果、大型化を図るには縦方向に長く形成することにな
る。
【0006】そのため、メールなどの文書通信について
は、行数が増えることから一連の文章として表示しにく
く入力時ならびに読み取り時に読みとりにくいという問
題があり、また、通常、動画を始めとする画像はパソコ
ンの表示装置やテレビジョン、映画など多くの場合に横
長に設定されていることから、表示画面の有効表示面積
は横方向の長さに律せられてしまい、上下に余分な部分
を形成するだけで縦方向に拡大してもさほど表示画面を
大型化したことによる効果を期待できない。
は、行数が増えることから一連の文章として表示しにく
く入力時ならびに読み取り時に読みとりにくいという問
題があり、また、通常、動画を始めとする画像はパソコ
ンの表示装置やテレビジョン、映画など多くの場合に横
長に設定されていることから、表示画面の有効表示面積
は横方向の長さに律せられてしまい、上下に余分な部分
を形成するだけで縦方向に拡大してもさほど表示画面を
大型化したことによる効果を期待できない。
【0007】そこで、図10に示すように、蓋体2を電
話機本体1の縦方向に延びる軸線から傾斜する方向へ開
閉できるように電話機本体1に蝶番3を取り付け、蓋体
2を開いたとき、蓋体2が電話機本体1に対してV字型
に傾斜した状態で拡開するような携帯電話機が考えられ
る。
話機本体1の縦方向に延びる軸線から傾斜する方向へ開
閉できるように電話機本体1に蝶番3を取り付け、蓋体
2を開いたとき、蓋体2が電話機本体1に対してV字型
に傾斜した状態で拡開するような携帯電話機が考えられ
る。
【0008】このような携帯電話機によれば、使用時に
図11に示すように、蓋体2を拡開したときに手で掴持
する操作部1を有する電話機本体1は縦長であって操作
がし易い上に、表示画面21は横長画面となって1行の
字数が増えることからメールなどの文書が読み易く、更
に、例えば動画などの横長の画像を画面一杯に大きく表
示できる。
図11に示すように、蓋体2を拡開したときに手で掴持
する操作部1を有する電話機本体1は縦長であって操作
がし易い上に、表示画面21は横長画面となって1行の
字数が増えることからメールなどの文書が読み易く、更
に、例えば動画などの横長の画像を画面一杯に大きく表
示できる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図10
に示したV字型に拡開する携帯電話機では、送話口12
は従来の携帯電話機と同じく電話機本体1の下方に配置
することが可能であるが、従来の軸線方向に平行に拡開
する二つ折り式の携帯電話機のように受話口22を蓋体
2の上方に配置すると特に右利きの場合には電話機本体
1を右手で持って使用することから受話口24が後頭部
に位置してしまうことになり通話ができない。そこで、
必然的に電話機本体1の上方か、蓋体2の下方に配置せ
ざるを得ないが、これらの場合には送話口との距離が近
すぎるため送話が困難な場合が生じ、特に、繁華街や駅
のホームなどのように騒音環境の場合に著しい。
に示したV字型に拡開する携帯電話機では、送話口12
は従来の携帯電話機と同じく電話機本体1の下方に配置
することが可能であるが、従来の軸線方向に平行に拡開
する二つ折り式の携帯電話機のように受話口22を蓋体
2の上方に配置すると特に右利きの場合には電話機本体
1を右手で持って使用することから受話口24が後頭部
に位置してしまうことになり通話ができない。そこで、
必然的に電話機本体1の上方か、蓋体2の下方に配置せ
ざるを得ないが、これらの場合には送話口との距離が近
すぎるため送話が困難な場合が生じ、特に、繁華街や駅
のホームなどのように騒音環境の場合に著しい。
【0010】本発明は、前記実情に鑑みてなされたもの
であって、音声による通信が充分に可能であることは言
うまでもなく、メールや動画などのような画像を横型と
した大型の表示画面に表示可能で、且つ操作し易い携帯
電話機を提供することを課題とするものである。
であって、音声による通信が充分に可能であることは言
うまでもなく、メールや動画などのような画像を横型と
した大型の表示画面に表示可能で、且つ操作し易い携帯
電話機を提供することを課題とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明は、内側面に操作部ならびに送話口を設けた
縦長矩形状の電話機本体に、内側面に表示画面と受話口
を設けた蓋体が前記両内側面同士を対向させた状態で且
つ前記蓋体を開閉可能に蝶着した携帯電話機において、
前記蓋体が前記電話機本体の縦方向の軸線に沿う方向お
よび前記軸線に対して傾斜する方向にそれぞれ開閉可能
であり、前記蓋体を軸線に沿う方向に拡開して主として
音声通信を行い、前記蓋体を前記軸線に対して傾斜する
方向に拡開して主として文字通信や画像通信を行うこと
を特徴とする。
め、本発明は、内側面に操作部ならびに送話口を設けた
縦長矩形状の電話機本体に、内側面に表示画面と受話口
を設けた蓋体が前記両内側面同士を対向させた状態で且
つ前記蓋体を開閉可能に蝶着した携帯電話機において、
前記蓋体が前記電話機本体の縦方向の軸線に沿う方向お
よび前記軸線に対して傾斜する方向にそれぞれ開閉可能
であり、前記蓋体を軸線に沿う方向に拡開して主として
音声通信を行い、前記蓋体を前記軸線に対して傾斜する
方向に拡開して主として文字通信や画像通信を行うこと
を特徴とする。
【0012】また、前記携帯電話機において前記蓋体を
前記電話機本体の縦方向の軸線に沿う方向および前記軸
線に対して傾斜する方向にそれぞれ開閉可能とするため
に、前記蓋体が、電話機本体に蝶着された受座を介して
蝶着されている構成、前記蓋体が2軸蝶番を介して前記
電話機本体に蝶着されている構成、前記蓋体が自在蝶番
を介して前記電話機本体に蝶着されている構成などが考
えられる。
前記電話機本体の縦方向の軸線に沿う方向および前記軸
線に対して傾斜する方向にそれぞれ開閉可能とするため
に、前記蓋体が、電話機本体に蝶着された受座を介して
蝶着されている構成、前記蓋体が2軸蝶番を介して前記
電話機本体に蝶着されている構成、前記蓋体が自在蝶番
を介して前記電話機本体に蝶着されている構成などが考
えられる。
【0013】更に、前記電話機本体または蓋体の少なく
とも一方に、前記蓋体の開閉方向に応じて前記表示画面
の縦横の表示方向を変化させるための切替スイッチを設
けることにより、前記蓋体の開閉方向に応じて表示画面
の縦横方向を自動的に切り替えることができる。
とも一方に、前記蓋体の開閉方向に応じて前記表示画面
の縦横の表示方向を変化させるための切替スイッチを設
けることにより、前記蓋体の開閉方向に応じて表示画面
の縦横方向を自動的に切り替えることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。尚、前記従来例と同
一構成部には同一の符号を付して説明する。
て図面を参照して詳細に説明する。尚、前記従来例と同
一構成部には同一の符号を付して説明する。
【0015】図1乃至図5は本発明の好ましい実施の形
態の一例を示すものであり、携帯電話機は、操作部11
ならびに送話口12を配設した内側面13を有するほぼ
縦長矩形状で一方の肩部に切欠部14を形成した電話機
本体1と、縦型の液晶ディスプレイである液晶の表示画
面21と受話口22を設けた内側面23を有する一方の
肩部に傾斜部24を形成した蓋体2が前記内側面13,
23同士を対向させた状態で枠状の受座4を介して開閉
可能に蝶着されている。
態の一例を示すものであり、携帯電話機は、操作部11
ならびに送話口12を配設した内側面13を有するほぼ
縦長矩形状で一方の肩部に切欠部14を形成した電話機
本体1と、縦型の液晶ディスプレイである液晶の表示画
面21と受話口22を設けた内側面23を有する一方の
肩部に傾斜部24を形成した蓋体2が前記内側面13,
23同士を対向させた状態で枠状の受座4を介して開閉
可能に蝶着されている。
【0016】更に詳しく説明すると、 前記蓋体2と電
話機本体1との間に前記電話機本体1の外郭とほぼ同形
の薄い枠体状の受座4が電話機本体1における内側面1
3の上端縁15に沿って配置された蝶番31により開閉
可能に蝶着されているとともに、前記受座4の肩部に形
成されている傾斜部41において前記蓋体2の肩部にお
ける傾斜部24が蝶番32により互いに開閉可能に蝶着
されている。
話機本体1との間に前記電話機本体1の外郭とほぼ同形
の薄い枠体状の受座4が電話機本体1における内側面1
3の上端縁15に沿って配置された蝶番31により開閉
可能に蝶着されているとともに、前記受座4の肩部に形
成されている傾斜部41において前記蓋体2の肩部にお
ける傾斜部24が蝶番32により互いに開閉可能に蝶着
されている。
【0017】本実施の形態は、非使用時や充電時等に
は、図2に示したように、従来の二つ折りの携帯電話機
と同様に、電話機本体1の内側面13と蓋体2の内側面
23とを重ね合わせた状態としておく。
は、図2に示したように、従来の二つ折りの携帯電話機
と同様に、電話機本体1の内側面13と蓋体2の内側面
23とを重ね合わせた状態としておく。
【0018】そして、蓋体2を受座4とともに蝶番31
において電話機本体1の縦方向の軸線A−Aに沿う方向
へ拡開し(図3に示す状態)、送話口12と受話口22
を用いて音声通信をする。このとき、電話機本体1と蓋
体2とは蝶番31を介してほぼ直線状に展開し、使用時
にその縦方向の両端部に位置する送話口12と受話口2
2とが口と耳の位置にそれぞれ無理なく対応するので使
い勝手がよく、騒音環境においても通話が困難となる心
配がない。
において電話機本体1の縦方向の軸線A−Aに沿う方向
へ拡開し(図3に示す状態)、送話口12と受話口22
を用いて音声通信をする。このとき、電話機本体1と蓋
体2とは蝶番31を介してほぼ直線状に展開し、使用時
にその縦方向の両端部に位置する送話口12と受話口2
2とが口と耳の位置にそれぞれ無理なく対応するので使
い勝手がよく、騒音環境においても通話が困難となる心
配がない。
【0019】尚、本実施の形態では図5に示すように蓋
体2の先端に受座4の端縁部42に係止する弾性係止片
5がねじ51により取り付けられており、常時、弾性係
止片5の先部に形成される係止部52が受座4の端縁部
42に係止しているため、蓋体2を蝶番31において拡
開すると、受座4が蓋体2と一緒に拡開し、また、係止
部52を外側へ引いて受座4の端縁部42との係止状態
を解除した状態で蓋体2を拡開すると、蓋体2は蝶番3
2を中心として図4に示すように電話機本体1の縦方向
の軸線A−A(図3参照)に傾斜する軸線B−Bに沿っ
て拡開し、前記図10および図11の従来例に示したよ
うにV字型に開いて文字通信や画像通信を行う場合に適
した状態となる。
体2の先端に受座4の端縁部42に係止する弾性係止片
5がねじ51により取り付けられており、常時、弾性係
止片5の先部に形成される係止部52が受座4の端縁部
42に係止しているため、蓋体2を蝶番31において拡
開すると、受座4が蓋体2と一緒に拡開し、また、係止
部52を外側へ引いて受座4の端縁部42との係止状態
を解除した状態で蓋体2を拡開すると、蓋体2は蝶番3
2を中心として図4に示すように電話機本体1の縦方向
の軸線A−A(図3参照)に傾斜する軸線B−Bに沿っ
て拡開し、前記図10および図11の従来例に示したよ
うにV字型に開いて文字通信や画像通信を行う場合に適
した状態となる。
【0020】更に、本実施の形態では電話機本体1の内
側面13の蝶番31付近に受座4によりON,OFF操
作されるリミットスイッチ6が配置されており、このリ
ミットスイッチ6により表示画面21の縦、横方向の画
像表示の方向を自動的に切り替えるものであり、図3に
示すように、受座4が蓋体2と一緒に拡開したときには
リミットスイッチからなる切替スイッチ6がON状態と
なって縦型の画面が表示画面21に表示され、図4に示
すように、蓋体2が受座4とは別に単独で拡開したとき
には切替スイッチ6がOFF状態となって横型の画面が
表示画面21に自動的に表示されるので、蓋体2の拡開
方向に応じて表示画面21に表示する画面の方向を手動
で切り替える必要もない。勿論、音声や画像などのよう
に通信の種類に応じて電気的手段により自動的に切り替
える方式としてもよい(図示せず)。
側面13の蝶番31付近に受座4によりON,OFF操
作されるリミットスイッチ6が配置されており、このリ
ミットスイッチ6により表示画面21の縦、横方向の画
像表示の方向を自動的に切り替えるものであり、図3に
示すように、受座4が蓋体2と一緒に拡開したときには
リミットスイッチからなる切替スイッチ6がON状態と
なって縦型の画面が表示画面21に表示され、図4に示
すように、蓋体2が受座4とは別に単独で拡開したとき
には切替スイッチ6がOFF状態となって横型の画面が
表示画面21に自動的に表示されるので、蓋体2の拡開
方向に応じて表示画面21に表示する画面の方向を手動
で切り替える必要もない。勿論、音声や画像などのよう
に通信の種類に応じて電気的手段により自動的に切り替
える方式としてもよい(図示せず)。
【0021】また、図6は本発明の異なる実施の形態を
示すものであり、電話機本体1ならびに蓋体2の個々の
構成は前記図1乃至図5に示した発明の実施の形態とほ
ぼ同様であるが、両者を開閉可能に蝶着する蝶番3の構
成が2軸蝶番である点が異なる。
示すものであり、電話機本体1ならびに蓋体2の個々の
構成は前記図1乃至図5に示した発明の実施の形態とほ
ぼ同様であるが、両者を開閉可能に蝶着する蝶番3の構
成が2軸蝶番である点が異なる。
【0022】つまり、蝶番3の一端に形成した空洞部に
蝶番3の軸33と水平且つ直交する方向に延びる軸34
に蓋体2の基端に設けた支持部25が軸支されて前記軸
34を中心として蓋体2が水平方向に回動可能に配置さ
れている。
蝶番3の軸33と水平且つ直交する方向に延びる軸34
に蓋体2の基端に設けた支持部25が軸支されて前記軸
34を中心として蓋体2が水平方向に回動可能に配置さ
れている。
【0023】従って、本実施の形態は、図6(b)に示
すように蓋体2が蝶番3において電話機本体1の縦方向
の軸線A−Aに沿って拡開可能であるとともに、更に、
その状態から図7に示すように軸34を中心として電話
機本体1の縦方向の軸線A−Aに対し傾斜する軸線C−
C,B−B方向へ連続的に回動させることができる。
すように蓋体2が蝶番3において電話機本体1の縦方向
の軸線A−Aに沿って拡開可能であるとともに、更に、
その状態から図7に示すように軸34を中心として電話
機本体1の縦方向の軸線A−Aに対し傾斜する軸線C−
C,B−B方向へ連続的に回動させることができる。
【0024】そのため、蓋体2の拡開位置を調節するこ
とにより前記図1乃至図5に示した実施の形態と同様に
音声通信或いは画像通信に応じて使い勝手よく使用する
ことができることに加え、蓋体2の拡開位置が限定され
ないので、各使用者の好みの位置に拡開することがで
き、更に使い勝手がよい。尚、軸34に貫通支持される
支持部25と前記蝶番3の一端に形成した空洞部を形成
する壁との間に間欠的に係止する係止機構を設けること
により、蓋体2を軸34を中心として段階的に固定状態
を形成することもでき(図示せず)、この場合には蓋体
2が所定位置に確実に固定されるので更に安定した状態
で使用することができる。
とにより前記図1乃至図5に示した実施の形態と同様に
音声通信或いは画像通信に応じて使い勝手よく使用する
ことができることに加え、蓋体2の拡開位置が限定され
ないので、各使用者の好みの位置に拡開することがで
き、更に使い勝手がよい。尚、軸34に貫通支持される
支持部25と前記蝶番3の一端に形成した空洞部を形成
する壁との間に間欠的に係止する係止機構を設けること
により、蓋体2を軸34を中心として段階的に固定状態
を形成することもでき(図示せず)、この場合には蓋体
2が所定位置に確実に固定されるので更に安定した状態
で使用することができる。
【0025】尚、前記各実施の形態は、蓋体2を電話機
本体1の軸線A−Aに対して傾斜する方向へ拡開したと
き、正面から見て右側方向へ向けて傾斜することから、
主として右利きの使用者に対応することになるが、蓋体
を機構をそのままとして拡開方向を左方向へ傾斜させる
構成とすることにより、左利きの者に都合の良いものと
することもできる。
本体1の軸線A−Aに対して傾斜する方向へ拡開したと
き、正面から見て右側方向へ向けて傾斜することから、
主として右利きの使用者に対応することになるが、蓋体
を機構をそのままとして拡開方向を左方向へ傾斜させる
構成とすることにより、左利きの者に都合の良いものと
することもできる。
【0026】更に、図8は本発明の更に異なる実施の形
態を示すものであり、電話機本体1と蓋体2とが蓋体2
の基端に突設された球体71と電話機本体1の基端に設
けられた受部72とからなる自在継手7により連結され
て蓋体2が自在継手7を中心として上下及び水平方向に
往復回動可能に連結されている。そのため、前記図6お
よび図7に示した発明の実施の形態と同様に、蓋体2が
電話機本体1の縦方向の軸線に対して平行な方向ならび
に傾斜する方向へ自由に拡開することができ、音声通信
に支障がないだけでなく、メールや動画などの画像通信
にも適した表示画面21として用いることができる。特
に本実施の形態では拡開状態とした蓋体2が左右両方向
へ向けて傾斜するので右利きとか左利きとかを考慮する
必要がなく便利で製造・管理の面などでも優れている。
態を示すものであり、電話機本体1と蓋体2とが蓋体2
の基端に突設された球体71と電話機本体1の基端に設
けられた受部72とからなる自在継手7により連結され
て蓋体2が自在継手7を中心として上下及び水平方向に
往復回動可能に連結されている。そのため、前記図6お
よび図7に示した発明の実施の形態と同様に、蓋体2が
電話機本体1の縦方向の軸線に対して平行な方向ならび
に傾斜する方向へ自由に拡開することができ、音声通信
に支障がないだけでなく、メールや動画などの画像通信
にも適した表示画面21として用いることができる。特
に本実施の形態では拡開状態とした蓋体2が左右両方向
へ向けて傾斜するので右利きとか左利きとかを考慮する
必要がなく便利で製造・管理の面などでも優れている。
【0027】尚、前記図6乃至図8に示した発明の実施
の形態については各表示画面21への縦横方向の表示を
切り替えるための切替機構を特に示さなかったが、前記
図1乃至図5に示した発明の実施の形態の場合と同様に
機械式或いは電気式のものを備えることができる。
の形態については各表示画面21への縦横方向の表示を
切り替えるための切替機構を特に示さなかったが、前記
図1乃至図5に示した発明の実施の形態の場合と同様に
機械式或いは電気式のものを備えることができる。
【0028】また、前述の各発明の実施の形態はいくつ
かの例を挙げたものであってこれらに限ることはなく、
本発明は内側面に操作部ならびに送話口を設けた縦長矩
形状の電話機本体に、内側面に表示画面と受話口を設け
た蓋体が前記両内側面同士を対向させた状態で且つ前記
蓋体を開閉可能に蝶着した携帯電話機において、前記蓋
体が前記電話機本体の縦方向の軸線に沿う方向および前
記軸線に対して傾斜する方向にそれぞれ開閉可能であ
り、前記蓋体を軸線に沿う方向に拡開して主として音声
通信を行い、前記蓋体を前記軸線に対して傾斜する方向
に拡開して主として文字通信や画像通信を行うものであ
ればよい。
かの例を挙げたものであってこれらに限ることはなく、
本発明は内側面に操作部ならびに送話口を設けた縦長矩
形状の電話機本体に、内側面に表示画面と受話口を設け
た蓋体が前記両内側面同士を対向させた状態で且つ前記
蓋体を開閉可能に蝶着した携帯電話機において、前記蓋
体が前記電話機本体の縦方向の軸線に沿う方向および前
記軸線に対して傾斜する方向にそれぞれ開閉可能であ
り、前記蓋体を軸線に沿う方向に拡開して主として音声
通信を行い、前記蓋体を前記軸線に対して傾斜する方向
に拡開して主として文字通信や画像通信を行うものであ
ればよい。
【0029】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、使用時
に蓋体を拡開したときに手で掴持する操作部を有する電
話機本体は縦長であって手で握りやすく操作がし易い。
また、表示画面を有する蓋体が、電話機本体の縦方向の
軸線に対して傾斜を有する軸線に沿って拡開するので、
メール等の文字通信や動画などの画像通信では、表示画
面が横方向に長い大型の横長画面となって1行の字数が
増えることからメールなどの文書が読み易く、画像を画
面一杯に大きく表示できる。
に蓋体を拡開したときに手で掴持する操作部を有する電
話機本体は縦長であって手で握りやすく操作がし易い。
また、表示画面を有する蓋体が、電話機本体の縦方向の
軸線に対して傾斜を有する軸線に沿って拡開するので、
メール等の文字通信や動画などの画像通信では、表示画
面が横方向に長い大型の横長画面となって1行の字数が
増えることからメールなどの文書が読み易く、画像を画
面一杯に大きく表示できる。
【0030】また、蓋体は電話機本体の縦方向の軸線に
沿う方向にも拡開するので、電話機本体に設けた送話口
と蓋体に設けた受話口との距離が万人において通話に適
したものとなり、繁華街や駅のホームなどのように騒音
環境の場合においても充分に通話機能を確保することが
できる。
沿う方向にも拡開するので、電話機本体に設けた送話口
と蓋体に設けた受話口との距離が万人において通話に適
したものとなり、繁華街や駅のホームなどのように騒音
環境の場合においても充分に通話機能を確保することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい実施の形態の一例を示す斜視
図。
図。
【図2】図1に示した実施の形態における蓋体を閉じた
状態を示す正面図。
状態を示す正面図。
【図3】図1に示した実施の形態における蓋体を拡開し
た状態を示す正面図。
た状態を示す正面図。
【図4】図1に示した実施の形態における蓋体を異なる
方向へ向けて拡開した状態を示す正面図。
方向へ向けて拡開した状態を示す正面図。
【図5】図2のV−V線に沿う拡大断面図
【図6】本発明の異なる実施の形態を示すもので、
(a)は蓋体を拡開した状態を示す側面図及びその一部
拡大図、(b)は正面図。
(a)は蓋体を拡開した状態を示す側面図及びその一部
拡大図、(b)は正面図。
【図7】図6に示した実施の形態における蓋体を異なる
方向へ拡開した状態を示す正面図。
方向へ拡開した状態を示す正面図。
【図8】本発明の更に異なる実施の形態の電話機本体と
蓋体との連結部分を示すもので(a)は斜視部分図、
(b)はその断面図。
蓋体との連結部分を示すもので(a)は斜視部分図、
(b)はその断面図。
【図9】従来例を示す斜視図。
【図10】異なる従来例における蓋体を拡開した状態を
示す正面図。
示す正面図。
【図11】図10に示した従来例の使用状態を示す説明
図。
図。
【符号の説明】
1 電話機本体、2 蓋体、3 蝶番、4 受座、6
切替スイッチ、11操作部、12 送話口、13 内側
面、21 表示画面、22受話口、23 内側面、31
蝶番、32 蝶番。
切替スイッチ、11操作部、12 送話口、13 内側
面、21 表示画面、22受話口、23 内側面、31
蝶番、32 蝶番。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Fターム(参考) 5K023 AA07 BB11 DD00 DD08 KK10
LL06
5K067 AA34 BB04 BB21 DD11 DD51
EE02 FF02 FF23 FF25 KK17
Claims (5)
- 【請求項1】 内側面に操作部ならびに送話口を設けた
縦長矩形状の電話機本体に、内側面に表示画面と受話口
を設けた蓋体が前記両内側面同士を対向させた状態で且
つ前記蓋体を開閉可能に蝶着した携帯電話機において、
前記蓋体が前記電話機本体の縦方向の軸線に沿う方向お
よび前記軸線に対して傾斜する方向にそれぞれ開閉可能
であり、前記蓋体を軸線に沿う方向に拡開して主として
音声通信を行い、前記蓋体を前記軸線に対して傾斜する
方向に拡開して主として文字通信や画像通信を行うこと
を特徴とする携帯電話機。 - 【請求項2】 前記蓋体が、電話機本体に蝶着された受
座を介して蝶着されている請求項1記載の携帯電話機。 - 【請求項3】 前記蓋体が2軸蝶番を介して前記電話機
本体に蝶着されている請求項1記載の携帯電話機。 - 【請求項4】 前記蓋体が自在蝶番を介して前記電話機
本体に蝶着されている請求項1記載の携帯電話機。 - 【請求項5】 前記電話機本体または蓋体の少なくとも
一方に、前記蓋体の開閉方向に応じて前記表示画面への
縦横の表示方向を変化させるための切替スイッチを設け
た請求項1,2,3または4記載の携帯電話機。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002038696A JP2003244303A (ja) | 2002-02-15 | 2002-02-15 | 携帯電話機 |
CN 02802322 CN1465172A (zh) | 2001-05-07 | 2002-04-22 | 移动电话机 |
PCT/JP2002/003987 WO2002091715A1 (fr) | 2001-05-07 | 2002-04-22 | Telephone cellulaire |
TW91109444A TW561762B (en) | 2001-05-07 | 2002-05-07 | Mobile phone |
PCT/JP2003/001479 WO2003069875A1 (fr) | 2002-02-15 | 2003-02-13 | Telephone cellulaire |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002038696A JP2003244303A (ja) | 2002-02-15 | 2002-02-15 | 携帯電話機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003244303A true JP2003244303A (ja) | 2003-08-29 |
Family
ID=27678196
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002038696A Pending JP2003244303A (ja) | 2001-05-07 | 2002-02-15 | 携帯電話機 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003244303A (ja) |
WO (1) | WO2003069875A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100810352B1 (ko) | 2006-12-21 | 2008-03-04 | 삼성전자주식회사 | 힌지 장치를 구비하는 휴대용 단말기 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FI20045203L (fi) * | 2004-06-01 | 2005-12-02 | Nokia Corp | Taitettava laite |
GB0613794D0 (en) * | 2006-07-12 | 2006-08-23 | Garwood W | Angle-flip mobile phone |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05136859A (ja) * | 1991-11-15 | 1993-06-01 | Tdk Corp | 電話機 |
JPH05211547A (ja) * | 1991-11-28 | 1993-08-20 | Nec Corp | 携帯用電話機 |
JP3610631B2 (ja) * | 1995-05-26 | 2005-01-19 | 株式会社日立製作所 | 携帯用無線通信装置 |
JPH10243075A (ja) * | 1997-02-25 | 1998-09-11 | Nitsuko Corp | 把握型機器用キーボードおよび把握型電話機 |
JP3007857B2 (ja) * | 1997-03-19 | 2000-02-07 | 三菱電機株式会社 | 携帯型情報機器 |
JP2001094654A (ja) * | 1999-09-22 | 2001-04-06 | Aiwa Co Ltd | カーソル移動方法および装置、並びにそれを使用した通信端末装置 |
JP2002135380A (ja) * | 2000-10-27 | 2002-05-10 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 折り畳み式携帯型電子機器 |
-
2002
- 2002-02-15 JP JP2002038696A patent/JP2003244303A/ja active Pending
-
2003
- 2003-02-13 WO PCT/JP2003/001479 patent/WO2003069875A1/ja unknown
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100810352B1 (ko) | 2006-12-21 | 2008-03-04 | 삼성전자주식회사 | 힌지 장치를 구비하는 휴대용 단말기 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2003069875A1 (fr) | 2003-08-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A072 | Dismissal of procedure [no reply to invitation to correct request for examination] |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A073 Effective date: 20040427 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20041126 |