JP2003238606A - 塩化ビニル系樹脂の製造方法 - Google Patents
塩化ビニル系樹脂の製造方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、経済的に重合でき、嵩比重の高い
高重合度の塩化ビニル系樹脂を得ることのできる製造方
法を提供する。 【解決手段】 還流凝縮器を備えた重合器を用いて、塩
化ビニル単量体を主体とするビニル系単量体を、分散剤
を含有する水性媒体中で重合開始剤によって懸濁重合す
るに際し、前記分散剤として、ケン化度が68〜76モ
ル%の部分ケン化ポリビニルアルコール(A)、ヒドロ
キシプロピルメチルセルロース(B)、粘度平均分子量
が200万〜800万のポリエチレンオキサイド(C)
及びヒドロキシプロピルセルロース(D)を添加し、重
合温度40〜55℃で重合することを特徴とする塩化ビ
ニル系樹脂の製造方法。
高重合度の塩化ビニル系樹脂を得ることのできる製造方
法を提供する。 【解決手段】 還流凝縮器を備えた重合器を用いて、塩
化ビニル単量体を主体とするビニル系単量体を、分散剤
を含有する水性媒体中で重合開始剤によって懸濁重合す
るに際し、前記分散剤として、ケン化度が68〜76モ
ル%の部分ケン化ポリビニルアルコール(A)、ヒドロ
キシプロピルメチルセルロース(B)、粘度平均分子量
が200万〜800万のポリエチレンオキサイド(C)
及びヒドロキシプロピルセルロース(D)を添加し、重
合温度40〜55℃で重合することを特徴とする塩化ビ
ニル系樹脂の製造方法。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、塩化ビニル系樹脂
の製造方法に関する。さらに詳しくは、経済的に重合で
き、嵩比重の高い高重合度の塩化ビニル系樹脂の製造方
法に関する。 【0002】 【従来の技術】通常、塩化ビニル単量体の重合は、加熱
・冷却のためのジャケット、還流凝縮器、攪拌装置等を
備えた重合器を用い、バッチ式の水懸濁重合方法で行わ
れている。 【0003】即ち、重合器に水性媒体、塩化ビニル系単
量体、分散剤及び重合開始剤を仕込み、昇温して所定の
重合温度に上げ懸濁重合反応を行い、反応熱が出てきた
時点からジャケット及び還流凝縮器に冷却水を通して冷
却し、重合温度を所定温度に維持して懸濁重合を進行さ
せ、重合終了後、未反応の塩化ビニル単量体を回収する
と共に塩化ビニル重合体を取り出すという一連の操作で
重合されている。 【0004】この懸濁重合では、仕込時の重合反応物の
泡立ちがおこりフィッシュアイが発生する、泡立ち又は
重合反応物の飛散により重合器内ヘスケールが付着し粗
粒品が増大する、スケールの付着により徐熱能力が低下
する等の欠点があった。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】これらの問題点を解決
するために、分散剤としてポリビニルアルコール、セル
ロース、ポリエチレンオキサイド、ポリビニルピロリド
ン等を併用する方法が種々提案されている(例えば、特
開昭60−158206号公報、特開昭61−1159
08号公報、特開平1−256504号公報、特開平1
−268702号公報等)。 【0006】しかしながら、これらの方法では嵩比重の
高い、即ち、成形性の良い塩化ビニル系樹脂は得られな
かった。 【0007】特開平5−125105号公報には嵩比重
の高い塩化ビニル系径樹脂を得る重合方法が提案されて
いる。即ち、懸濁重合する際に、分散剤としてケン化度
が68〜76モル%の部分ケン化ポリビニルアルコー
ル、重量平均分子量が200万〜800万のポリエチレ
ンオキサイド及びヒドロキシプロピルメチルセルロース
を併用する塩化ビニル系重合体の製造方法が提案されて
いる。 【0008】しかしながら、上記重合方法では、重合度
が1200よりも低い低重合度の塩化ビニル系樹脂では
嵩比重の高い樹脂が得られるが、重合度が1200〜2
000の高重合度の塩化ビニル系樹脂では嵩比重の高い
樹脂が得られなかった。 【0009】本発明の目的は、上記欠点に鑑み、経済的
に重合でき、嵩比重の高い高重合度の塩化ビニル系樹脂
を得ることのできる製造方法を提供することにある。 【0010】 【課題を解決するための手段】本発明の塩化ビニル系樹
脂の製造方法は、還流凝縮器を備えた重合器を用いて、
塩化ビニル単量体を主体とするビニル系単量体を、分散
剤を含有する水性媒体中で重合開始剤によって懸濁重合
するに際し、前記分散剤として、ケン化度が68〜76
モル%の部分ケン化ポリビニルアルコール(A)、ヒド
ロキシプロピルメチルセルロース(B)、粘度平均分子
量が200万〜800万のポリエチレンオキサイド
(C)及びヒドロキシプロピルセルロース(D)を添加
し、重合温度40〜55℃で重合することを特徴とす
る。 【0011】 【発明の実施の形態】本発明で使用されるビニル系単量
体は、塩化ビニル単量体を主体とする。即ち、塩化ビニ
ル単量体単独若しくは塩化ビニル単量体を主体(50重
量%以上含む)とする、塩化ビニル単量体と重合可能な
ビニルモノマーとの混合物である。 【0012】上記ビニルモノマーとしては、例えば、酢
酸ビニル、プロピオン酸ビニル等のビニルエステル:
(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル
等の(メタ)アクリル酸エステル:エチレン、プロピレ
ン等のオレフィン:(メタ)アクリル酸、無水マレイン
酸、アクリロニトリル、スチレン、塩化ビニリデンなど
があげられる。 【0013】本発明において分散剤は、ケン化度が68
〜76モル%の部分ケン化ポリビニルアルコール
(A)、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(B)、
粘度平均分子量が200万〜800万のポリエチレンオ
キサイド(C)及びヒドロキシプロピルセルロース
(D)が併用される。 【0014】上記部分ケン化ポリビニルアルコール
(A)は、ケン化度が低くなると重合器の内壁にスケー
ルが付着しやすくなると共に得られる塩化ビニル系樹脂
の嵩比重が低くなり、ケン化度が高くなると得られる塩
化ビニル系樹脂の粒度分布が広くなったり、フィッシュ
アイが発生したり、ゲル化性が悪くなって加工性が低下
したりするので、ケン化度が68〜76モル%のものが使用
される。 【0015】上記ヒドロキシプロピルメチルセルロース
(B)は、塩化ビニル単量体を水性懸濁重合する際に従
来から使用されている任意のものが使用可能であるが、
メトキシ基含有量が19〜30重量%、ヒドロキシプロ
ポキシル基含有量が4〜15重量%、そして20℃にお
ける2重量%水溶液の粘度が5〜4000cpsのもの
が好適に使用される。 【0016】上記ポリエチレンオキサイド(C)は、粘
度平均分子量が低くなると得られる塩化ビニル系樹脂の
嵩比重が低くなり、800万を超えるものは市販されて
いないので粘度平均分子量が200万〜800万のもの
が使用される。 【0017】上記ヒドロキシプロピルセルロース(D)
は、塩化ビニル単量体を水性懸濁重合する際に従来から
使用されている任意のものが使用可能であるが、ヒドロ
キシプロポキシル基含有量が53〜78重量%で20℃
における2重量%水溶液の粘度が3〜10cpsのもの
が好適に使用される。 【0018】部分ケン化ポリビニルアルコール(A)と
ヒドロキシプロピルメチルセルロース(B)の添加量
は、それぞれビニル系単量体100重量部に対し0.0
05〜0.2重量部が好ましく、より好ましくは0.0
1〜0.1重量部である。 【0019】ポリエチレンオキサイド(C)とヒドロキ
シプロピルセルロース(D)の添加量は、ビニル系単量
体100重量部に対し0.002〜0.08重量部が好
ましく、より好ましくは0.01〜0.05重量部であ
る。 【0020】又、ポリエチレンオキサイド(C)とヒド
ロキシプロピルセルロース(D)の添加量は、部分ケン
化ポリビニルアルコール(A)及びヒドロキシプロピル
メチルセルロース(B)の添加量に対し、それぞれ0.
05〜1の割合で添加されるのが好ましく、より好まし
くは0.1〜0.8である。 【0021】尚、本発明では、上記分散剤の他に塩化ビ
ニル単量体を水性懸濁重合する際に従来から使用されて
いる任意の分散剤が併用されてもよく、このような分散
剤としては、例えば、ケン化度が68〜76モル%以外
の部分ケン化ポリビニルアルコール、ヒドロキシプロピ
ルメチルセルロース及びヒドロキシプロピルセルロース
以外のセルロース誘導体、ポリアクリル酸誘導体、ポリ
エチレンオキサイドのアルキルエーテル、ソルビタン脂
肪酸エステル、ポリメチルビニルエーテル等があげられ
る。 【0022】本発明で使用される重合開始剤としては、
ビニル系単量体の懸濁重合で一般に使用されている重合
開始剤が使用されればよく、例えば、ジイソプロピルパ
ーオキシジカーボネート、ジ−2−エチルヘキシルパー
オキシジカーボネート、ジエトキシエチルパーオキシジ
カーボネート等のパーオキシカーボネート化合物:α−
クミルパーオキシネオデカネート、t−ブチルパーオキ
シネオデカネート、t−ヘキシルパーオキシネオデカネ
ート等のパーオキシエステル化合物:アセチルシクロヘ
キシルスルホニルパーオキサイド、2,4,4−トリメ
チルペンチル−2−パーオキシフェノキシアセテート等
の過酸化物:アゾビス−2,4−ジメチルバレロニトリ
ル、アゾビス(4−メトキシ−2,4−ジメチルバレロ
ニトリル)等のアゾ化合物などが上げられ、単独で使用
されてもよいし、2種以上が併用されてもよい。 【0023】又、重合開始剤の添加量は、少ないと重合
が充分に進まず、多過ぎると異常反応を起こしやすくな
るので、ビニル系単量体100重量部に対し、0.01
5〜0.1重量部が好ましい。 【0024】重合開始剤の添加方法もビニル系単量体の
懸濁重合で一般に使用されている方法が採用されればよ
く、例えば、重合開始剤を有機溶剤に溶解するか、水性
媒体に分散してエマルション又はサスペンジョンとし、
水性媒体及び/又は分散剤と一緒に或いはこれらを仕込
んだ後に添加する方法が上げられる。又、ビニル系単量
体の仕込み後にポンプで圧入してもよい。 【0025】更に、従来からビニル系単量体の懸濁重合
の際に使用されている重合調整剤、連鎖移動剤、pH調
整剤、ゲル化改良剤、帯電防止剤、重合体スケール付着
防止剤等が添加されてもよい。 【0026】本発明においては、還流凝縮器を備えた重
合器を用いて、塩化ビニル単量体を主体とするビニル系
単量体を、分散剤を含有する水性媒体中で懸濁重合す
る。還流凝縮器は液層から気化したガスを冷却して凝縮
させ液体状態に戻して重合熱を除去するための装置であ
り、従来公知のものが使用される。 【0027】懸濁重合方法は、従来のビニル系単量体の
懸濁重合の際に採用されている方法が採用されればよ
く、例えば、(1)重合器に水性媒体と分散剤を仕込
み、次いで重合開始剤を仕込み、続いて重合器内を真空
脱気した後ビニル系単量体を仕込み、得られた懸濁重合
液を所定の重合開始温度まで昇温して重合反応を行い、
反応熱が出てきた時点から還流凝縮器に冷却水を通して
冷却し、重合温度を所定温度に維持して重合を進行さ
せ、(2)重合器に水性媒体と分散剤を仕込み、重合器
内を真空脱気した後ビニル系単量体を仕込み、次いで重
合開始剤を仕込み、得られた懸濁重合液を所定の重合開
始温度まで昇温して重合反応を行い、反応熱が出てきた
時点から還流凝縮器に冷却水を通して冷却し、重合温度
を所定温度に維持して重合を進行させ、又は、(3)重
合器内を真空脱気した後、重合器に水性媒体と分散剤と
ビニル系単量体を同時に仕込み、次いで重合開始剤を仕
込み、得られた懸濁重合液を所定の重合開始温度まで昇
温して重合反応を行い、反応熱が出てきた時点から還流
凝縮器に冷却水を通して冷却し、重合温度を所定温度に
維持して重合を進行させ、重合終了後、塩化ビニル単量
体を回収すると共に塩化ビニル重合体を取り出す方法等
が上げられる。 【0028】又、この場合昇温は水性媒体と分散剤の仕
込み前から行われてもよいし、ビニル系単量体の仕込み
前から行われてもよい。 【0029】本発明においては、重合度1200〜20
00の高重合度の塩化ビニル系樹脂を製造するのである
から、懸濁重合は40〜55℃で行う。 【0030】又、反応系の発泡を抑止するために重合開
始剤の添加時又はその後に消泡剤を添加するのが好まし
い。 【0031】上記消泡剤としては、従来から水性懸濁重
合の際に使用されている任意の消泡剤が使用可能であ
り、例えば、ポリシロキサン、ジメチルポリシロキサ
ン、ジフェニルポリシロキサンなどのシリコーンオイル
類、炭素数が10〜30の脂肪族又は芳香族のアルコール類
等があげられる。 【0032】上記消泡剤の添加量は、必要に応じて適宜
決定されればよいが、多過ぎると得られる重合体の粒度
分布や空隙率に悪影響を及ぼし、ひどい時には異常反応
をおこすことがあるので、ビニル系単量体100重量部
に対し、0,001〜0.05重量部が好ましい。 【0033】 【実施例】次に本発明の実施例を説明する。 【0034】「実施例1、2、比較例1」伝熱面積が
0.5m2の還流凝縮器と攪拌羽根を備えた600リッ
トルの重合器に、水200重量部と、表1に示した所定
量の、ケン化度72モル%の部分ケン化ポリビニルアル
コール(以下、「PVA」)、ヒドロキシプロピルメチ
ルセルロース(以下、「HPMC」)、粘度平均分子量
が450万のポリエチレンオキサイド(以下、「PE
O」)及びヒドロキシプロピルセルロース(以下、「H
PC」)を供給、攪拌して各成分を溶解した。次いで、
α−クミルパーオキシネオデカノエート0.045重量
部とt−ブチルパーオキシネオデカノエート0.045
重量部を添加した後、重合器内の空気を取り除いて塩化
ビニル単量体100重量部を仕込み、昇温を開始し、重
合器内を51℃に昇温して重合反応を開始した。 【0035】還流凝縮器には反応系が51℃に昇温した
直後から水を循環し、重合反応熱の60%を除去するよ
うに設定して、懸濁重合を行った。重合器内の圧力が
0.1MPa低下した時点で未反応塩化ビニル単量体を
回収し、脱水・乾燥して塩化ビニル重合体を得た。反応
時間は4時間であった。 【0036】「比較例2」伝熱面積が0.5m2の還流
凝縮器と攪拌羽根を備えた600リットルの重合器に、
水200重量部と、表1に示した所定量の、PVA、H
PMC及びPEOを供給、攪拌して各成分を溶解した。
次いで、α−クミルパーオキシネオデカノエート0.0
25重量部とt−ブチルパーオキシネオデカノエート
0.045重量部を添加した後、重合器内の空気を取り
除いて塩化ビニル単量体100重量部を仕込み、昇温を
開始し、重合器内を51℃に昇温して重合反応を開始し
た。 【0037】還流凝縮器には水を循環することなく懸濁
重合を行った。重合器内の圧力が0.1MPa低下した
時点で未反応塩化ビニル単量体を回収し、脱水・乾燥し
て塩化ビニル重合体を得た。反応時間は7時間であっ
た。 【0038】得られた塩化ビニル樹脂の平均重合度、嵩
比重及び粒度分布を測定し、結果を表1に示した。尚、
測定方法は以下の通りである。 (1)平均重合度 JIS K6721に準拠して測定
した。 (2)嵩比重 JIS K6721に準拠して測定し
た。 (3)粒度分布 JIS Z8801に準拠し、60、100、150及
び200メッシュの標準箭を使用し、節に残った塩化ビ
ニル樹脂粒子の比率(重量%)を測定した。 【0039】 【表1】【0040】 【発明の効果】本発明の塩化ビニル系重合体の製造方法
は、上述の通りであるから、経済的に重合でき、嵩比重
の高い高重合度(1200〜2000)の塩化ビニル系
樹脂を得ることができる。
の製造方法に関する。さらに詳しくは、経済的に重合で
き、嵩比重の高い高重合度の塩化ビニル系樹脂の製造方
法に関する。 【0002】 【従来の技術】通常、塩化ビニル単量体の重合は、加熱
・冷却のためのジャケット、還流凝縮器、攪拌装置等を
備えた重合器を用い、バッチ式の水懸濁重合方法で行わ
れている。 【0003】即ち、重合器に水性媒体、塩化ビニル系単
量体、分散剤及び重合開始剤を仕込み、昇温して所定の
重合温度に上げ懸濁重合反応を行い、反応熱が出てきた
時点からジャケット及び還流凝縮器に冷却水を通して冷
却し、重合温度を所定温度に維持して懸濁重合を進行さ
せ、重合終了後、未反応の塩化ビニル単量体を回収する
と共に塩化ビニル重合体を取り出すという一連の操作で
重合されている。 【0004】この懸濁重合では、仕込時の重合反応物の
泡立ちがおこりフィッシュアイが発生する、泡立ち又は
重合反応物の飛散により重合器内ヘスケールが付着し粗
粒品が増大する、スケールの付着により徐熱能力が低下
する等の欠点があった。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】これらの問題点を解決
するために、分散剤としてポリビニルアルコール、セル
ロース、ポリエチレンオキサイド、ポリビニルピロリド
ン等を併用する方法が種々提案されている(例えば、特
開昭60−158206号公報、特開昭61−1159
08号公報、特開平1−256504号公報、特開平1
−268702号公報等)。 【0006】しかしながら、これらの方法では嵩比重の
高い、即ち、成形性の良い塩化ビニル系樹脂は得られな
かった。 【0007】特開平5−125105号公報には嵩比重
の高い塩化ビニル系径樹脂を得る重合方法が提案されて
いる。即ち、懸濁重合する際に、分散剤としてケン化度
が68〜76モル%の部分ケン化ポリビニルアルコー
ル、重量平均分子量が200万〜800万のポリエチレ
ンオキサイド及びヒドロキシプロピルメチルセルロース
を併用する塩化ビニル系重合体の製造方法が提案されて
いる。 【0008】しかしながら、上記重合方法では、重合度
が1200よりも低い低重合度の塩化ビニル系樹脂では
嵩比重の高い樹脂が得られるが、重合度が1200〜2
000の高重合度の塩化ビニル系樹脂では嵩比重の高い
樹脂が得られなかった。 【0009】本発明の目的は、上記欠点に鑑み、経済的
に重合でき、嵩比重の高い高重合度の塩化ビニル系樹脂
を得ることのできる製造方法を提供することにある。 【0010】 【課題を解決するための手段】本発明の塩化ビニル系樹
脂の製造方法は、還流凝縮器を備えた重合器を用いて、
塩化ビニル単量体を主体とするビニル系単量体を、分散
剤を含有する水性媒体中で重合開始剤によって懸濁重合
するに際し、前記分散剤として、ケン化度が68〜76
モル%の部分ケン化ポリビニルアルコール(A)、ヒド
ロキシプロピルメチルセルロース(B)、粘度平均分子
量が200万〜800万のポリエチレンオキサイド
(C)及びヒドロキシプロピルセルロース(D)を添加
し、重合温度40〜55℃で重合することを特徴とす
る。 【0011】 【発明の実施の形態】本発明で使用されるビニル系単量
体は、塩化ビニル単量体を主体とする。即ち、塩化ビニ
ル単量体単独若しくは塩化ビニル単量体を主体(50重
量%以上含む)とする、塩化ビニル単量体と重合可能な
ビニルモノマーとの混合物である。 【0012】上記ビニルモノマーとしては、例えば、酢
酸ビニル、プロピオン酸ビニル等のビニルエステル:
(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル
等の(メタ)アクリル酸エステル:エチレン、プロピレ
ン等のオレフィン:(メタ)アクリル酸、無水マレイン
酸、アクリロニトリル、スチレン、塩化ビニリデンなど
があげられる。 【0013】本発明において分散剤は、ケン化度が68
〜76モル%の部分ケン化ポリビニルアルコール
(A)、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(B)、
粘度平均分子量が200万〜800万のポリエチレンオ
キサイド(C)及びヒドロキシプロピルセルロース
(D)が併用される。 【0014】上記部分ケン化ポリビニルアルコール
(A)は、ケン化度が低くなると重合器の内壁にスケー
ルが付着しやすくなると共に得られる塩化ビニル系樹脂
の嵩比重が低くなり、ケン化度が高くなると得られる塩
化ビニル系樹脂の粒度分布が広くなったり、フィッシュ
アイが発生したり、ゲル化性が悪くなって加工性が低下
したりするので、ケン化度が68〜76モル%のものが使用
される。 【0015】上記ヒドロキシプロピルメチルセルロース
(B)は、塩化ビニル単量体を水性懸濁重合する際に従
来から使用されている任意のものが使用可能であるが、
メトキシ基含有量が19〜30重量%、ヒドロキシプロ
ポキシル基含有量が4〜15重量%、そして20℃にお
ける2重量%水溶液の粘度が5〜4000cpsのもの
が好適に使用される。 【0016】上記ポリエチレンオキサイド(C)は、粘
度平均分子量が低くなると得られる塩化ビニル系樹脂の
嵩比重が低くなり、800万を超えるものは市販されて
いないので粘度平均分子量が200万〜800万のもの
が使用される。 【0017】上記ヒドロキシプロピルセルロース(D)
は、塩化ビニル単量体を水性懸濁重合する際に従来から
使用されている任意のものが使用可能であるが、ヒドロ
キシプロポキシル基含有量が53〜78重量%で20℃
における2重量%水溶液の粘度が3〜10cpsのもの
が好適に使用される。 【0018】部分ケン化ポリビニルアルコール(A)と
ヒドロキシプロピルメチルセルロース(B)の添加量
は、それぞれビニル系単量体100重量部に対し0.0
05〜0.2重量部が好ましく、より好ましくは0.0
1〜0.1重量部である。 【0019】ポリエチレンオキサイド(C)とヒドロキ
シプロピルセルロース(D)の添加量は、ビニル系単量
体100重量部に対し0.002〜0.08重量部が好
ましく、より好ましくは0.01〜0.05重量部であ
る。 【0020】又、ポリエチレンオキサイド(C)とヒド
ロキシプロピルセルロース(D)の添加量は、部分ケン
化ポリビニルアルコール(A)及びヒドロキシプロピル
メチルセルロース(B)の添加量に対し、それぞれ0.
05〜1の割合で添加されるのが好ましく、より好まし
くは0.1〜0.8である。 【0021】尚、本発明では、上記分散剤の他に塩化ビ
ニル単量体を水性懸濁重合する際に従来から使用されて
いる任意の分散剤が併用されてもよく、このような分散
剤としては、例えば、ケン化度が68〜76モル%以外
の部分ケン化ポリビニルアルコール、ヒドロキシプロピ
ルメチルセルロース及びヒドロキシプロピルセルロース
以外のセルロース誘導体、ポリアクリル酸誘導体、ポリ
エチレンオキサイドのアルキルエーテル、ソルビタン脂
肪酸エステル、ポリメチルビニルエーテル等があげられ
る。 【0022】本発明で使用される重合開始剤としては、
ビニル系単量体の懸濁重合で一般に使用されている重合
開始剤が使用されればよく、例えば、ジイソプロピルパ
ーオキシジカーボネート、ジ−2−エチルヘキシルパー
オキシジカーボネート、ジエトキシエチルパーオキシジ
カーボネート等のパーオキシカーボネート化合物:α−
クミルパーオキシネオデカネート、t−ブチルパーオキ
シネオデカネート、t−ヘキシルパーオキシネオデカネ
ート等のパーオキシエステル化合物:アセチルシクロヘ
キシルスルホニルパーオキサイド、2,4,4−トリメ
チルペンチル−2−パーオキシフェノキシアセテート等
の過酸化物:アゾビス−2,4−ジメチルバレロニトリ
ル、アゾビス(4−メトキシ−2,4−ジメチルバレロ
ニトリル)等のアゾ化合物などが上げられ、単独で使用
されてもよいし、2種以上が併用されてもよい。 【0023】又、重合開始剤の添加量は、少ないと重合
が充分に進まず、多過ぎると異常反応を起こしやすくな
るので、ビニル系単量体100重量部に対し、0.01
5〜0.1重量部が好ましい。 【0024】重合開始剤の添加方法もビニル系単量体の
懸濁重合で一般に使用されている方法が採用されればよ
く、例えば、重合開始剤を有機溶剤に溶解するか、水性
媒体に分散してエマルション又はサスペンジョンとし、
水性媒体及び/又は分散剤と一緒に或いはこれらを仕込
んだ後に添加する方法が上げられる。又、ビニル系単量
体の仕込み後にポンプで圧入してもよい。 【0025】更に、従来からビニル系単量体の懸濁重合
の際に使用されている重合調整剤、連鎖移動剤、pH調
整剤、ゲル化改良剤、帯電防止剤、重合体スケール付着
防止剤等が添加されてもよい。 【0026】本発明においては、還流凝縮器を備えた重
合器を用いて、塩化ビニル単量体を主体とするビニル系
単量体を、分散剤を含有する水性媒体中で懸濁重合す
る。還流凝縮器は液層から気化したガスを冷却して凝縮
させ液体状態に戻して重合熱を除去するための装置であ
り、従来公知のものが使用される。 【0027】懸濁重合方法は、従来のビニル系単量体の
懸濁重合の際に採用されている方法が採用されればよ
く、例えば、(1)重合器に水性媒体と分散剤を仕込
み、次いで重合開始剤を仕込み、続いて重合器内を真空
脱気した後ビニル系単量体を仕込み、得られた懸濁重合
液を所定の重合開始温度まで昇温して重合反応を行い、
反応熱が出てきた時点から還流凝縮器に冷却水を通して
冷却し、重合温度を所定温度に維持して重合を進行さ
せ、(2)重合器に水性媒体と分散剤を仕込み、重合器
内を真空脱気した後ビニル系単量体を仕込み、次いで重
合開始剤を仕込み、得られた懸濁重合液を所定の重合開
始温度まで昇温して重合反応を行い、反応熱が出てきた
時点から還流凝縮器に冷却水を通して冷却し、重合温度
を所定温度に維持して重合を進行させ、又は、(3)重
合器内を真空脱気した後、重合器に水性媒体と分散剤と
ビニル系単量体を同時に仕込み、次いで重合開始剤を仕
込み、得られた懸濁重合液を所定の重合開始温度まで昇
温して重合反応を行い、反応熱が出てきた時点から還流
凝縮器に冷却水を通して冷却し、重合温度を所定温度に
維持して重合を進行させ、重合終了後、塩化ビニル単量
体を回収すると共に塩化ビニル重合体を取り出す方法等
が上げられる。 【0028】又、この場合昇温は水性媒体と分散剤の仕
込み前から行われてもよいし、ビニル系単量体の仕込み
前から行われてもよい。 【0029】本発明においては、重合度1200〜20
00の高重合度の塩化ビニル系樹脂を製造するのである
から、懸濁重合は40〜55℃で行う。 【0030】又、反応系の発泡を抑止するために重合開
始剤の添加時又はその後に消泡剤を添加するのが好まし
い。 【0031】上記消泡剤としては、従来から水性懸濁重
合の際に使用されている任意の消泡剤が使用可能であ
り、例えば、ポリシロキサン、ジメチルポリシロキサ
ン、ジフェニルポリシロキサンなどのシリコーンオイル
類、炭素数が10〜30の脂肪族又は芳香族のアルコール類
等があげられる。 【0032】上記消泡剤の添加量は、必要に応じて適宜
決定されればよいが、多過ぎると得られる重合体の粒度
分布や空隙率に悪影響を及ぼし、ひどい時には異常反応
をおこすことがあるので、ビニル系単量体100重量部
に対し、0,001〜0.05重量部が好ましい。 【0033】 【実施例】次に本発明の実施例を説明する。 【0034】「実施例1、2、比較例1」伝熱面積が
0.5m2の還流凝縮器と攪拌羽根を備えた600リッ
トルの重合器に、水200重量部と、表1に示した所定
量の、ケン化度72モル%の部分ケン化ポリビニルアル
コール(以下、「PVA」)、ヒドロキシプロピルメチ
ルセルロース(以下、「HPMC」)、粘度平均分子量
が450万のポリエチレンオキサイド(以下、「PE
O」)及びヒドロキシプロピルセルロース(以下、「H
PC」)を供給、攪拌して各成分を溶解した。次いで、
α−クミルパーオキシネオデカノエート0.045重量
部とt−ブチルパーオキシネオデカノエート0.045
重量部を添加した後、重合器内の空気を取り除いて塩化
ビニル単量体100重量部を仕込み、昇温を開始し、重
合器内を51℃に昇温して重合反応を開始した。 【0035】還流凝縮器には反応系が51℃に昇温した
直後から水を循環し、重合反応熱の60%を除去するよ
うに設定して、懸濁重合を行った。重合器内の圧力が
0.1MPa低下した時点で未反応塩化ビニル単量体を
回収し、脱水・乾燥して塩化ビニル重合体を得た。反応
時間は4時間であった。 【0036】「比較例2」伝熱面積が0.5m2の還流
凝縮器と攪拌羽根を備えた600リットルの重合器に、
水200重量部と、表1に示した所定量の、PVA、H
PMC及びPEOを供給、攪拌して各成分を溶解した。
次いで、α−クミルパーオキシネオデカノエート0.0
25重量部とt−ブチルパーオキシネオデカノエート
0.045重量部を添加した後、重合器内の空気を取り
除いて塩化ビニル単量体100重量部を仕込み、昇温を
開始し、重合器内を51℃に昇温して重合反応を開始し
た。 【0037】還流凝縮器には水を循環することなく懸濁
重合を行った。重合器内の圧力が0.1MPa低下した
時点で未反応塩化ビニル単量体を回収し、脱水・乾燥し
て塩化ビニル重合体を得た。反応時間は7時間であっ
た。 【0038】得られた塩化ビニル樹脂の平均重合度、嵩
比重及び粒度分布を測定し、結果を表1に示した。尚、
測定方法は以下の通りである。 (1)平均重合度 JIS K6721に準拠して測定
した。 (2)嵩比重 JIS K6721に準拠して測定し
た。 (3)粒度分布 JIS Z8801に準拠し、60、100、150及
び200メッシュの標準箭を使用し、節に残った塩化ビ
ニル樹脂粒子の比率(重量%)を測定した。 【0039】 【表1】【0040】 【発明の効果】本発明の塩化ビニル系重合体の製造方法
は、上述の通りであるから、経済的に重合でき、嵩比重
の高い高重合度(1200〜2000)の塩化ビニル系
樹脂を得ることができる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 還流凝縮器を備えた重合器を用いて、塩
化ビニル単量体を主体とするビニル系単量体を、分散剤
を含有する水性媒体中で重合開始剤によって懸濁重合す
るに際し、前記分散剤として、ケン化度が68〜76モ
ル%の部分ケン化ポリビニルアルコール(A)、ヒドロ
キシプロピルメチルセルロース(B)、粘度平均分子量
が200万〜800万のポリエチレンオキサイド(C)
及びヒドロキシプロピルセルロース(D)を添加し、重
合温度40〜55℃で重合することを特徴とする塩化ビ
ニル系樹脂の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002044457A JP2003238606A (ja) | 2002-02-21 | 2002-02-21 | 塩化ビニル系樹脂の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002044457A JP2003238606A (ja) | 2002-02-21 | 2002-02-21 | 塩化ビニル系樹脂の製造方法 |
Publications (1)
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---|---|
JP2003238606A true JP2003238606A (ja) | 2003-08-27 |
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ID=27783837
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JP2002044457A Pending JP2003238606A (ja) | 2002-02-21 | 2002-02-21 | 塩化ビニル系樹脂の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2003238606A (ja) |
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2002
- 2002-02-21 JP JP2002044457A patent/JP2003238606A/ja active Pending
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