JP2003234720A - 移動体通信における情報多重方法、伝送フォーマット組合せ識別子のデコード方法および装置、移動局装置、基地局装置および移動体通信システム - Google Patents
移動体通信における情報多重方法、伝送フォーマット組合せ識別子のデコード方法および装置、移動局装置、基地局装置および移動体通信システムInfo
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- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04B—TRANSMISSION
- H04B7/00—Radio transmission systems, i.e. using radiation field
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 3GPPのW−CDMA方式において、TF
CIのデコード処理の時間・消費電流的な無駄を省き、
TFCIのデコード処理時間の短縮化および低消費電力
化を実現させる。 【解決手段】 多重される複数の情報とは別の回線によ
って送られてくる制御情報を解析し、伝送時間間隔が長
い情報のTTI内データ長が確定すると、TFCIが取
り得る値が、限定された範囲となるようになっているか
どうかを判別する。その判別において、肯定的な判別結
果が得られたときには、前回のTFCIのデコードによ
って確定した、伝送情報間間隔が、より長い情報のTT
I内データ長から、次にデコードしようとするTFCI
の候補を限定して、TFCIをデコードする。
CIのデコード処理の時間・消費電流的な無駄を省き、
TFCIのデコード処理時間の短縮化および低消費電力
化を実現させる。 【解決手段】 多重される複数の情報とは別の回線によ
って送られてくる制御情報を解析し、伝送時間間隔が長
い情報のTTI内データ長が確定すると、TFCIが取
り得る値が、限定された範囲となるようになっているか
どうかを判別する。その判別において、肯定的な判別結
果が得られたときには、前回のTFCIのデコードによ
って確定した、伝送情報間間隔が、より長い情報のTT
I内データ長から、次にデコードしようとするTFCI
の候補を限定して、TFCIをデコードする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、広帯域符号分割
多重通信(W−CDMA;Wideband-Code Division Mul
tiple Access)方式を使用する移動体通信システムにお
いて、無線フレームに挿入される伝送フォーマット組合
せ識別子(TFCI:Transport Format Combination I
ndicator)のデコード方法およびデコード装置に関す
る。
多重通信(W−CDMA;Wideband-Code Division Mul
tiple Access)方式を使用する移動体通信システムにお
いて、無線フレームに挿入される伝送フォーマット組合
せ識別子(TFCI:Transport Format Combination I
ndicator)のデコード方法およびデコード装置に関す
る。
【0002】また、この発明は、上記デコード方法およ
びデコード装置を備える移動局装置および基地局装置に
関する。
びデコード装置を備える移動局装置および基地局装置に
関する。
【0003】さらに、この発明は、上記デコード方法を
用いるのに好適となる移動体通信における情報多重方法
に関する。
用いるのに好適となる移動体通信における情報多重方法
に関する。
【0004】
【従来の技術】近年の移動体通信分野では、音声やパケ
ットなどのサービス品質(QoS(Quality of servic
e))の異なる情報を、同一無線フレーム内にマルチプ
レックス(多重)し、無線回線で伝送する方式がある。
このような方式の一つとして3GPP(Third Generati
on Partnership Project)で検討されているW−CDM
A方式がある。
ットなどのサービス品質(QoS(Quality of servic
e))の異なる情報を、同一無線フレーム内にマルチプ
レックス(多重)し、無線回線で伝送する方式がある。
このような方式の一つとして3GPP(Third Generati
on Partnership Project)で検討されているW−CDM
A方式がある。
【0005】図9は、W−CDMA方式において情報多
重された状態の一例を示すものであり、無線フレーム
は、10msec(ミリ秒)とされ、図9のように、各
無線フレームに複数個の情報が多重可能である。
重された状態の一例を示すものであり、無線フレーム
は、10msec(ミリ秒)とされ、図9のように、各
無線フレームに複数個の情報が多重可能である。
【0006】ここで、W−CDMA方式においては、多
重される複数の情報のそれぞれについて、デコードが可
能な最短データ時間長である伝送時間間隔(TTI(Tr
ansmission Time Interval)、以下、この明細書では、
この伝送時間間隔をTTIと記す)は、予め定められて
いる4種類の中から選択して設定可能である。選択でき
るTTIは、10msec,20msec,40mse
c,80msecの4種類である。図9の例では、情報
AのTTIは10msecであり、情報BのTTIは2
0msecであり、情報CのTTIは10msecの場
合である。
重される複数の情報のそれぞれについて、デコードが可
能な最短データ時間長である伝送時間間隔(TTI(Tr
ansmission Time Interval)、以下、この明細書では、
この伝送時間間隔をTTIと記す)は、予め定められて
いる4種類の中から選択して設定可能である。選択でき
るTTIは、10msec,20msec,40mse
c,80msecの4種類である。図9の例では、情報
AのTTIは10msecであり、情報BのTTIは2
0msecであり、情報CのTTIは10msecの場
合である。
【0007】そして、各情報のTTI内におけるデータ
数(以下、TTI内におけるデータ数をTTI内データ
長という)は、それぞれ任意に設定可能である。すなわ
ち、W−CDMA方式では、同じ無線フレーム内であっ
ても、多重される複数の情報で、TTI内データ長を異
ならせることができる。これにより、QoSの異なる情
報を多重伝送することができることになる。
数(以下、TTI内におけるデータ数をTTI内データ
長という)は、それぞれ任意に設定可能である。すなわ
ち、W−CDMA方式では、同じ無線フレーム内であっ
ても、多重される複数の情報で、TTI内データ長を異
ならせることができる。これにより、QoSの異なる情
報を多重伝送することができることになる。
【0008】W−CDMA方式においては、このように
TTI内データ長が異なる情報を多重して伝送するの
で、それらの多重情報のそれぞれについてのTTI内デ
ータ長の情報を、受信側に伝達する必要がある。そこ
で、W−CDMA方式では、多重する複数の情報のTT
I内データ長の組合せを示す情報として、伝送フォーマ
ット組合せ識別子(TFCI(Transport Format Combi
nation Indicator);以下、伝送フォーマット組合せ識
別子を、TFCIと記す)を、図10に示すように、無
線フレームに挿入して伝送している。
TTI内データ長が異なる情報を多重して伝送するの
で、それらの多重情報のそれぞれについてのTTI内デ
ータ長の情報を、受信側に伝達する必要がある。そこ
で、W−CDMA方式では、多重する複数の情報のTT
I内データ長の組合せを示す情報として、伝送フォーマ
ット組合せ識別子(TFCI(Transport Format Combi
nation Indicator);以下、伝送フォーマット組合せ識
別子を、TFCIと記す)を、図10に示すように、無
線フレームに挿入して伝送している。
【0009】すなわち、図10に示すように、1フレー
ムは、15個のスロットにより構成され、各スロットに
多重情報とTFCIとが挿入されている。
ムは、15個のスロットにより構成され、各スロットに
多重情報とTFCIとが挿入されている。
【0010】TFCIにおいては、各情報のTTI内デ
ータ長は、各情報の伝送フォーマットの値(通常は、伝
送フォーマットの番号)により示される。そして、多重
される複数の情報の伝送フォーマットの値の組合せに対
して、TFCIの値が定められる。
ータ長は、各情報の伝送フォーマットの値(通常は、伝
送フォーマットの番号)により示される。そして、多重
される複数の情報の伝送フォーマットの値の組合せに対
して、TFCIの値が定められる。
【0011】例えば、QoSの異なる2つの情報(情報
1と情報2)がマルチプレックスされている場合の、そ
れぞれの情報のTTI内データ長を示す伝送フォーマッ
トの値(以下、この伝送フォーマットの値をTF(Tran
sport Format)値という)と、TFCI値とのマッピン
グテーブルの例を図11に示す。TF1,TF2は、そ
れぞれ、情報1、情報2のTF値であり、ここでは、T
F1は、情報1が64種のTTI内データ長を持つこと
を示しており、TF2は、情報2が4種のTTI内デー
タ長を持つことを示している。
1と情報2)がマルチプレックスされている場合の、そ
れぞれの情報のTTI内データ長を示す伝送フォーマッ
トの値(以下、この伝送フォーマットの値をTF(Tran
sport Format)値という)と、TFCI値とのマッピン
グテーブルの例を図11に示す。TF1,TF2は、そ
れぞれ、情報1、情報2のTF値であり、ここでは、T
F1は、情報1が64種のTTI内データ長を持つこと
を示しており、TF2は、情報2が4種のTTI内デー
タ長を持つことを示している。
【0012】各情報の伝送フォーマットの値TF1,T
F2が、どのようなTTI内データ長であるかは、制御
チャンネルにより、図11のマッピングテーブルと共
に、別途、受信側に知らされる。各情報のTF値と、T
TI内データ長との対応テーブルの例を、情報1、情報
2の伝送フォーマットの値TF1,TF2と、TTI内
データ長の場合として、図12に示す。
F2が、どのようなTTI内データ長であるかは、制御
チャンネルにより、図11のマッピングテーブルと共
に、別途、受信側に知らされる。各情報のTF値と、T
TI内データ長との対応テーブルの例を、情報1、情報
2の伝送フォーマットの値TF1,TF2と、TTI内
データ長の場合として、図12に示す。
【0013】以上のことから、W―CDMA方式の受信
側では、受信データからTFCIを抽出し、その抽出し
たTFCIを、TFCIデコーダによりデコードして、
TFCI値を得れば、制御チャンネルにより事前に取得
しているTFCIとTF値との対応テーブルから、各情
報のTF値を算出することができる。そして、各情報の
TF値とTTI内データ長との対応テーブルから、算出
した各情報のTF値に対応するTTI内データ長を算出
することができる。これにより、受信した多重データ
を、情報1と情報2に分割し、それぞれのデータデコー
ドが可能となる。
側では、受信データからTFCIを抽出し、その抽出し
たTFCIを、TFCIデコーダによりデコードして、
TFCI値を得れば、制御チャンネルにより事前に取得
しているTFCIとTF値との対応テーブルから、各情
報のTF値を算出することができる。そして、各情報の
TF値とTTI内データ長との対応テーブルから、算出
した各情報のTF値に対応するTTI内データ長を算出
することができる。これにより、受信した多重データ
を、情報1と情報2に分割し、それぞれのデータデコー
ドが可能となる。
【0014】W―CDMA方式においては、TFCIは
10ビットの情報とされており、多重する複数の情報に
ついて、1024通りのTF値の組合せを示すことがで
きる。なお、多重する複数の情報についてのTF値の組
合せの数を10ビット以下で表わすことが可能な場合に
は、TFCIは、MSB(Most significant bit;最上
位ビット)側に「0」を挿入して10ビットにする。
10ビットの情報とされており、多重する複数の情報に
ついて、1024通りのTF値の組合せを示すことがで
きる。なお、多重する複数の情報についてのTF値の組
合せの数を10ビット以下で表わすことが可能な場合に
は、TFCIは、MSB(Most significant bit;最上
位ビット)側に「0」を挿入して10ビットにする。
【0015】そして、TFCIは、誤り訂正のために送
信側でエンコードされるようにされているが、3GPP
規格におけるTFCIビットのエンコード方法は以下の
ようになっている。
信側でエンコードされるようにされているが、3GPP
規格におけるTFCIビットのエンコード方法は以下の
ようになっている。
【0016】エンコーダに入力されるTFCIの10ビ
ットの情報ビットを、a9, a8,a7, a6, a5, a
4, a3, a2, a1, a0(ここで、a9はMSB、
a 0はLSB(Least significant bit;最下位ビッ
ト))とすると、エンコーダの出力のコードワードbi
(i= 0,・・・, 31)は、図13の式(1)で求
められる。ここで、式(1)のMi,nは、図14の表
で与えられる係数である。
ットの情報ビットを、a9, a8,a7, a6, a5, a
4, a3, a2, a1, a0(ここで、a9はMSB、
a 0はLSB(Least significant bit;最下位ビッ
ト))とすると、エンコーダの出力のコードワードbi
(i= 0,・・・, 31)は、図13の式(1)で求
められる。ここで、式(1)のMi,nは、図14の表
で与えられる係数である。
【0017】3GPP規格においては、図9に示した1
無線フレーム内に与えられるTFCIのフィールドは3
0ビットとされており、コードワードbiの32ビット
の内、b30, b31を削除(パンクチャー(punctur
e)処理)して、30ビットにした後に、図9に示した
無線フレームのTFCIフィールドに挿入する。そし
て、その後、図9に示した無線フレームのデータをQP
SK変調し、さらにスペクトラム拡散変調して伝送す
る。
無線フレーム内に与えられるTFCIのフィールドは3
0ビットとされており、コードワードbiの32ビット
の内、b30, b31を削除(パンクチャー(punctur
e)処理)して、30ビットにした後に、図9に示した
無線フレームのTFCIフィールドに挿入する。そし
て、その後、図9に示した無線フレームのデータをQP
SK変調し、さらにスペクトラム拡散変調して伝送す
る。
【0018】以上のような無線フレームのデータは、基
地局あるいは移動局(移動端末)において受信され、ま
ず、TFCIコードワードが、TFCIフィールドから
抽出され、次のようにしてデコードされる。そして、デ
コード結果のTFCIの値から、事前に制御チャンネル
により送られてきている前記テーブルを参照することに
より、多重されている複数の情報のそれぞれについての
TTI内データ長を検出し、その検出結果に基づき、多
重されている複数の情報のそれぞれを分離して、デコー
ドする。
地局あるいは移動局(移動端末)において受信され、ま
ず、TFCIコードワードが、TFCIフィールドから
抽出され、次のようにしてデコードされる。そして、デ
コード結果のTFCIの値から、事前に制御チャンネル
により送られてきている前記テーブルを参照することに
より、多重されている複数の情報のそれぞれについての
TTI内データ長を検出し、その検出結果に基づき、多
重されている複数の情報のそれぞれを分離して、デコー
ドする。
【0019】図15は、TFCIコードワードのデコー
ド部の構成例を示すもので、受信信号について逆拡散
後、無線フレームに挿入されていたTFCIコードワー
ドを集め、デ・パンクチャー処理部1に入力する。デ・
パンクチャー処理部1では、入力された30ビットのT
FCIコードワードの最後に0を2つ挿入することによ
り、32ビットにする処理を行なう。2ビット分の0を
挿入後のTFCIコードワードを、Ri(i=0, 1,
・・・, 31)とする。
ド部の構成例を示すもので、受信信号について逆拡散
後、無線フレームに挿入されていたTFCIコードワー
ドを集め、デ・パンクチャー処理部1に入力する。デ・
パンクチャー処理部1では、入力された30ビットのT
FCIコードワードの最後に0を2つ挿入することによ
り、32ビットにする処理を行なう。2ビット分の0を
挿入後のTFCIコードワードを、Ri(i=0, 1,
・・・, 31)とする。
【0020】この32ビットのTFCIコードワードR
iは、デ・マスク処理部2に供給される。デ・マスク処
理部2では、前述の図14に示した係数Mi,nのうち
のM i,6〜Mi,9によるマスク処理に対応するデ・
マスク処理を行なう。すなわち、係数Mi,nのうちの
Mi,6〜Mi,9は、マスクコードであり、デ・マス
ク処理部2にて、このマスクコードMi,6〜Mi,9
によるマスクを外す処理を行なう。具体的には以下の
、の手順で処理を行なう。
iは、デ・マスク処理部2に供給される。デ・マスク処
理部2では、前述の図14に示した係数Mi,nのうち
のM i,6〜Mi,9によるマスク処理に対応するデ・
マスク処理を行なう。すなわち、係数Mi,nのうちの
Mi,6〜Mi,9は、マスクコードであり、デ・マス
ク処理部2にて、このマスクコードMi,6〜Mi,9
によるマスクを外す処理を行なう。具体的には以下の
、の手順で処理を行なう。
【0021】マスクコードMi,6〜Mi,9に対応
するTFCIの上位4ビット(a9,a8,a7,a6)
の候補となり得る値を選ぶ。例えば、TFCIが0から
255の値を取り得る場合、このTFCIの値は、8ビ
ットで表現可能であるから、10ビットのTFCIの最
上位から2ビットa9,a8は、「0」となっている。
また、この場合、a7,a6は、「0」か「1」を取り
得るので4通りのパターンがある。
するTFCIの上位4ビット(a9,a8,a7,a6)
の候補となり得る値を選ぶ。例えば、TFCIが0から
255の値を取り得る場合、このTFCIの値は、8ビ
ットで表現可能であるから、10ビットのTFCIの最
上位から2ビットa9,a8は、「0」となっている。
また、この場合、a7,a6は、「0」か「1」を取り
得るので4通りのパターンがある。
【0022】図13に示す式(2)の計算をし、その
計算結果の値EX=「1」ならRiを正負反転し、EX
=「0」ならRiはそのままとする。これをi=0,
1,・・・, 31全てで行なう。
計算結果の値EX=「1」ならRiを正負反転し、EX
=「0」ならRiはそのままとする。これをi=0,
1,・・・, 31全てで行なう。
【0023】次に、デ・マスク処理部2でマスクが外さ
れたデータに対し、ファースト・アダマール変換部3に
て、ファースト・アダマール変換(FHT(Fast Hadam
ardTransform))を行い、相関値を求める。ファースト
・アダマール変換は、マスクを外したデータとアダマー
ル行列との掛け算を効率的に行なう計算法である。
れたデータに対し、ファースト・アダマール変換部3に
て、ファースト・アダマール変換(FHT(Fast Hadam
ardTransform))を行い、相関値を求める。ファースト
・アダマール変換は、マスクを外したデータとアダマー
ル行列との掛け算を効率的に行なう計算法である。
【0024】上記およびの2つの処理を、TFCI
の上位4ビット(a9,a8,a7,a6)の候補とし
て、あり得る全てのパターンで行なう。前述のTFCI
が0から255の値を取り得る図11の例であれば、ビ
ットa9,a8,a7,a6の候補としては、前述したよ
うに4通りのパターンを取り得るので、デ・マスク処理
とファースト・アダマール変換処理を、合計4回繰り返
す。また、TFCIの値が、512以上であって、10
ビットすべてを用いるのであれば、ビットa9,a8,a
7,a6の候補としては、16通りのパターンを取り得
るので、デ・マスク処理とファースト・アダマール変換
処理を、合計16回繰り返す。
の上位4ビット(a9,a8,a7,a6)の候補とし
て、あり得る全てのパターンで行なう。前述のTFCI
が0から255の値を取り得る図11の例であれば、ビ
ットa9,a8,a7,a6の候補としては、前述したよ
うに4通りのパターンを取り得るので、デ・マスク処理
とファースト・アダマール変換処理を、合計4回繰り返
す。また、TFCIの値が、512以上であって、10
ビットすべてを用いるのであれば、ビットa9,a8,a
7,a6の候補としては、16通りのパターンを取り得
るので、デ・マスク処理とファースト・アダマール変換
処理を、合計16回繰り返す。
【0025】デ・マスク処理とファースト・アダマール
変換処理の、前述した複数回の処理結果の全ては、相関
演算部4に供給される。この相関演算部4では、前述の
複数回のファースト・アダマール変換部4の出力である
すべての相関値の絶対値を比較し、その最大値を検出す
ることで、送信されたTFCI値を求める。
変換処理の、前述した複数回の処理結果の全ては、相関
演算部4に供給される。この相関演算部4では、前述の
複数回のファースト・アダマール変換部4の出力である
すべての相関値の絶対値を比較し、その最大値を検出す
ることで、送信されたTFCI値を求める。
【0026】こうして、TFCI値が求められると、前
述したように、事前に制御チャンネルによって送られて
きていた図11に示したようなマッピングテーブルおよ
び図12に示したテーブルから、多重されている情報の
TTI内データ長が判り、多重データをそれぞれの情報
に分割し、デコードすることが可能となる。
述したように、事前に制御チャンネルによって送られて
きていた図11に示したようなマッピングテーブルおよ
び図12に示したテーブルから、多重されている情報の
TTI内データ長が判り、多重データをそれぞれの情報
に分割し、デコードすることが可能となる。
【0027】なお、図15の各処理部は、それぞれを独
立したハードウエア構成とすることもできるし、また、
図15の処理構成の一部またはすべてを、DSP(Digi
talSignal Processor)により構成することもできる。
立したハードウエア構成とすることもできるし、また、
図15の処理構成の一部またはすべてを、DSP(Digi
talSignal Processor)により構成することもできる。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、TF
CIのデコードに当たっては、デ・マスク処理と、ファ
ースト・アダマール変換処理とを、TFCIの上位4ビ
ット(a9,a8,a7,a6)の候補として、あり得る
全てのパターンの数だけ、繰り返す必要があった。そし
て、この繰り返しの数は、TFCIのデコード処理の長
時間化、消費電力の増大を招いていた。
CIのデコードに当たっては、デ・マスク処理と、ファ
ースト・アダマール変換処理とを、TFCIの上位4ビ
ット(a9,a8,a7,a6)の候補として、あり得る
全てのパターンの数だけ、繰り返す必要があった。そし
て、この繰り返しの数は、TFCIのデコード処理の長
時間化、消費電力の増大を招いていた。
【0029】例えば、QoSの異なる2つの情報1と情
報2とを多重して伝送する場合において、伝送時間間隔
TTIが、情報1では10msec、情報2では20m
escとした場合、無線フレームに重畳される情報1と
情報2の様子は、図16に示すようなものとなり、情報
1の伝送フォーマットの値TF1は10msec毎に変
化する可能性があるが、情報2の伝送フォーマットの値
TF2は、20msecの期間中変わらない。
報2とを多重して伝送する場合において、伝送時間間隔
TTIが、情報1では10msec、情報2では20m
escとした場合、無線フレームに重畳される情報1と
情報2の様子は、図16に示すようなものとなり、情報
1の伝送フォーマットの値TF1は10msec毎に変
化する可能性があるが、情報2の伝送フォーマットの値
TF2は、20msecの期間中変わらない。
【0030】従来は、無線フレームのTFCIフィール
ドに挿入されているTFCIのエンコードデータを集
め、得られたTFCIのエンコードデータを、独立にデ
コードするものであるため、図16の例の場合には、1
0msec毎に、情報1および情報2についてのTFC
Iデコードを独立に行なう。したがって、伝送時間間隔
である20msecの期間中、伝送フォーマットの値T
F2が変わらない情報2についても伝送フォーマットの
値TF2を求めることになり、デコード処理の時間・消
費電流的に無駄が多いという問題があった。
ドに挿入されているTFCIのエンコードデータを集
め、得られたTFCIのエンコードデータを、独立にデ
コードするものであるため、図16の例の場合には、1
0msec毎に、情報1および情報2についてのTFC
Iデコードを独立に行なう。したがって、伝送時間間隔
である20msecの期間中、伝送フォーマットの値T
F2が変わらない情報2についても伝送フォーマットの
値TF2を求めることになり、デコード処理の時間・消
費電流的に無駄が多いという問題があった。
【0031】この発明は、以上のような問題にかんが
み、TFCIのデコードにおいて、デコード処理の時間
・消費電流的な無駄を省き、TFCIのデコード処理時
間の短縮化および低消費電力化を実現させることを目的
とするものである。
み、TFCIのデコードにおいて、デコード処理の時間
・消費電流的な無駄を省き、TFCIのデコード処理時
間の短縮化および低消費電力化を実現させることを目的
とするものである。
【0032】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、前述した3GPP規格によるW
−CDMA方式の場合に当てはめると、デコードが可能
な最短データ時間長である伝送時間間隔(TTI)が、
予め定められた複数通りの中からそれぞれ選択された複
数の情報を、同一無線フレーム内にマルチプレックスし
て、無線回線上で多重伝送することが可能であって、前
記複数の情報のそれぞれについての前記伝送時間間隔内
でのデータ数(TTI内データ長)の組合せを示す伝送
フォーマット組合せ識別子(TFCI)を、各無線フレ
ーム内に挿入して伝送する移動体通信において、前記伝
送時間間隔がより長い情報の前記TTI内データ長が変
わるとき、前記伝送フォーマット組合せ識別子の上位側
のビットが変化するように前記伝送フォーマット組合せ
識別子を選定して伝送することを特徴とする移動体通信
における情報多重方法を提供する。
に、請求項1の発明は、前述した3GPP規格によるW
−CDMA方式の場合に当てはめると、デコードが可能
な最短データ時間長である伝送時間間隔(TTI)が、
予め定められた複数通りの中からそれぞれ選択された複
数の情報を、同一無線フレーム内にマルチプレックスし
て、無線回線上で多重伝送することが可能であって、前
記複数の情報のそれぞれについての前記伝送時間間隔内
でのデータ数(TTI内データ長)の組合せを示す伝送
フォーマット組合せ識別子(TFCI)を、各無線フレ
ーム内に挿入して伝送する移動体通信において、前記伝
送時間間隔がより長い情報の前記TTI内データ長が変
わるとき、前記伝送フォーマット組合せ識別子の上位側
のビットが変化するように前記伝送フォーマット組合せ
識別子を選定して伝送することを特徴とする移動体通信
における情報多重方法を提供する。
【0033】例えば伝送時間間隔が10msecの情報
1と、伝送時間間隔が20msecの情報2とをマルチ
プレックスしている場合には、情報2のTTI内データ
長は、20msecの期間中は変わらずに確定してい
る。
1と、伝送時間間隔が20msecの情報2とをマルチ
プレックスしている場合には、情報2のTTI内データ
長は、20msecの期間中は変わらずに確定してい
る。
【0034】上述の構成の請求項1の発明によれば、伝
送時間間隔が長い情報についてのTTI内データ長が確
定すると、TFCIの値が取り得る範囲が限定されるの
で、マスクコードが関与するTFCIの上位4ビット
(a9,a8,a7,a6)の候補として取り得るパター
ンの数が少なくなり、その分だけ、デ・マスク処理およ
びファースト・アダマール変換処理の回数を少なくする
ことができる。
送時間間隔が長い情報についてのTTI内データ長が確
定すると、TFCIの値が取り得る範囲が限定されるの
で、マスクコードが関与するTFCIの上位4ビット
(a9,a8,a7,a6)の候補として取り得るパター
ンの数が少なくなり、その分だけ、デ・マスク処理およ
びファースト・アダマール変換処理の回数を少なくする
ことができる。
【0035】また、請求項4の発明は、前述した3GP
P規格によるW−CDMA方式の場合に当てはめると、
デコードが可能な最短データ時間長である伝送時間間隔
が、予め定められた複数通りの中からそれぞれ選択され
た複数の情報を、同一無線フレーム内にマルチプレック
スして、無線回線上で多重伝送されると共に、前記複数
の情報のそれぞれについてのTTI内データ長の組合せ
を示すTFCIが、各無線フレーム内に挿入されて伝送
される移動体通信におけるTFCIのデコード方法であ
って、前記複数の情報とは別の回線によって送られてく
る、前記複数の情報のそれぞれの前記伝送時間間隔と、
前記TFCIと前記複数の情報についての前記TTI内
データ長との関係を示す制御情報を受信する制御情報受
信工程と、前記制御情報受信工程で受信した前記制御情
報を解析し、前記伝送時間間隔がより長い情報の前記T
TI内データ長が変わるとき、前記伝送フォーマット組
合せ識別子の上位側のビットが変化するようになってい
るかどうかを判別する判別工程と、前記判別工程におい
て、否定的な判別結果が得られたときには、前記無線フ
レーム内に挿入されている前記TFCIを、前記複数の
情報のそれぞれの前記伝送時間間隔毎に、独立してデコ
ードする通常の手法のデコード方法を実行する標準デコ
ード工程と、前記判別工程において、肯定的な判別結果
が得られたときには、前回の前記TFCIのデコードに
よって確定した、伝送情報間間隔が、より長い情報の前
記TTI内データ長から、次にデコードしようとする前
記TFCIの候補を限定して、前記TFCIをデコード
する高速デコード工程と、を備えることを特徴とするT
FCIデコード方法を提供する。
P規格によるW−CDMA方式の場合に当てはめると、
デコードが可能な最短データ時間長である伝送時間間隔
が、予め定められた複数通りの中からそれぞれ選択され
た複数の情報を、同一無線フレーム内にマルチプレック
スして、無線回線上で多重伝送されると共に、前記複数
の情報のそれぞれについてのTTI内データ長の組合せ
を示すTFCIが、各無線フレーム内に挿入されて伝送
される移動体通信におけるTFCIのデコード方法であ
って、前記複数の情報とは別の回線によって送られてく
る、前記複数の情報のそれぞれの前記伝送時間間隔と、
前記TFCIと前記複数の情報についての前記TTI内
データ長との関係を示す制御情報を受信する制御情報受
信工程と、前記制御情報受信工程で受信した前記制御情
報を解析し、前記伝送時間間隔がより長い情報の前記T
TI内データ長が変わるとき、前記伝送フォーマット組
合せ識別子の上位側のビットが変化するようになってい
るかどうかを判別する判別工程と、前記判別工程におい
て、否定的な判別結果が得られたときには、前記無線フ
レーム内に挿入されている前記TFCIを、前記複数の
情報のそれぞれの前記伝送時間間隔毎に、独立してデコ
ードする通常の手法のデコード方法を実行する標準デコ
ード工程と、前記判別工程において、肯定的な判別結果
が得られたときには、前回の前記TFCIのデコードに
よって確定した、伝送情報間間隔が、より長い情報の前
記TTI内データ長から、次にデコードしようとする前
記TFCIの候補を限定して、前記TFCIをデコード
する高速デコード工程と、を備えることを特徴とするT
FCIデコード方法を提供する。
【0036】上記の構成の請求項5の発明によれば、前
回の前記TFCIのデコードによって確定した、伝送情
報間間隔が、より長い情報の前記TTI内データ長か
ら、次にデコードしようとするTFCIの候補が限定さ
れる。
回の前記TFCIのデコードによって確定した、伝送情
報間間隔が、より長い情報の前記TTI内データ長か
ら、次にデコードしようとするTFCIの候補が限定さ
れる。
【0037】したがって、高速デコード工程では、TF
CIの候補の限定がTFCIの上位4ビットすなわちマ
スクコードに対応するビットで行われるときには、マス
クコードとして変化するビット数を少なくすることがで
きて、デ・マスク処理およびファースト・アダマール変
換処理の回数を少なくすることができる。
CIの候補の限定がTFCIの上位4ビットすなわちマ
スクコードに対応するビットで行われるときには、マス
クコードとして変化するビット数を少なくすることがで
きて、デ・マスク処理およびファースト・アダマール変
換処理の回数を少なくすることができる。
【0038】また、TFCIの候補の限定がTFCIの
下位6ビットで行われるときには、ファースト・アダマ
ール変換処理における演算回数を少なくすることができ
て、TFCI処理が高速になる。
下位6ビットで行われるときには、ファースト・アダマ
ール変換処理における演算回数を少なくすることができ
て、TFCI処理が高速になる。
【0039】
【発明の実施の形態】[情報多重方法の実施の形態]図
1は、この実施の形態により多重された伝送情報を説明
するための図である。この例は、QoSが異なる情報1
と情報2との2つの情報を多重して、伝送する場合の例
である。
1は、この実施の形態により多重された伝送情報を説明
するための図である。この例は、QoSが異なる情報1
と情報2との2つの情報を多重して、伝送する場合の例
である。
【0040】図1(A)は、フレームナンバーと、情報
1および2のデータとの時間関係を示すもので、この例
では、情報1の伝送時間間隔(TTI)は10mse
c、情報2のTTIは20msecであって、図16に
示したものと同じである。なお、多重される情報が取り
得るTTIは、10msec、20msec、40ms
ec、80msecの4種類であることは、前述した通
りである。
1および2のデータとの時間関係を示すもので、この例
では、情報1の伝送時間間隔(TTI)は10mse
c、情報2のTTIは20msecであって、図16に
示したものと同じである。なお、多重される情報が取り
得るTTIは、10msec、20msec、40ms
ec、80msecの4種類であることは、前述した通
りである。
【0041】図1(B)は、この実施の形態における情
報1および情報2のTF値であるTF1およびTF2
と、TFCIの値との対応マッピングテーブルの例を示
すものである。ここでは、TF1は「0」〜「63」の
うちのいずれかの値を取り得るとされる。したがって、
情報1は64種のTTI内データ長を持つ。また、TF
2は「0」〜「3」のうちのいずれかの値を取り得るも
のとされる。したがって、情報2は4種のTTI内デー
タ長を持つ。
報1および情報2のTF値であるTF1およびTF2
と、TFCIの値との対応マッピングテーブルの例を示
すものである。ここでは、TF1は「0」〜「63」の
うちのいずれかの値を取り得るとされる。したがって、
情報1は64種のTTI内データ長を持つ。また、TF
2は「0」〜「3」のうちのいずれかの値を取り得るも
のとされる。したがって、情報2は4種のTTI内デー
タ長を持つ。
【0042】そして、この実施の形態では、TFCIの
値に対する、伝送フォーマットの値TF1、TF2の組
合せに対応させるマッピングは、図1(B)に示すよう
に、TTIが長い情報のTTI内データ長が確定する
と、TFCIの値の範囲が限定されるように行なう。
値に対する、伝送フォーマットの値TF1、TF2の組
合せに対応させるマッピングは、図1(B)に示すよう
に、TTIが長い情報のTTI内データ長が確定する
と、TFCIの値の範囲が限定されるように行なう。
【0043】図1(B)の例では、情報1の伝送フォー
マットの値TF1が取り得る値のすべて、つまり、
「0」〜「63」に対して、情報2の伝送フォーマット
の値TF2の一つを、それぞれ対応させる。したがっ
て、情報2の伝送フォーマットの値TF2が「0」のと
きには、TFCIの値は、「0」〜「63」の範囲とな
り、また、値TF2が「1」のときには、TFCIの値
は、「64」〜「127」の範囲となり、また、値TF
2が「2」のときには、TFCIの値は、「128」〜
「191」の範囲となり、値TF2が「3」のときに
は、TFCIの値は、「192」〜「255」の範囲と
なる。
マットの値TF1が取り得る値のすべて、つまり、
「0」〜「63」に対して、情報2の伝送フォーマット
の値TF2の一つを、それぞれ対応させる。したがっ
て、情報2の伝送フォーマットの値TF2が「0」のと
きには、TFCIの値は、「0」〜「63」の範囲とな
り、また、値TF2が「1」のときには、TFCIの値
は、「64」〜「127」の範囲となり、また、値TF
2が「2」のときには、TFCIの値は、「128」〜
「191」の範囲となり、値TF2が「3」のときに
は、TFCIの値は、「192」〜「255」の範囲と
なる。
【0044】このようにしたときには、伝送時間間隔が
長い方の情報の伝送フォーマットの値TF2が変化する
ときには、TFCIの上位側のビットが変化するように
なっている。
長い方の情報の伝送フォーマットの値TF2が変化する
ときには、TFCIの上位側のビットが変化するように
なっている。
【0045】このようにマッピングして、TFCIを無
線フレームに挿入してデータ伝送すれば、後述もするよ
うに、受信側では、デ・マスク処理およびファースト・
アダマール変換処理の回数を少なくすることができる。
線フレームに挿入してデータ伝送すれば、後述もするよ
うに、受信側では、デ・マスク処理およびファースト・
アダマール変換処理の回数を少なくすることができる。
【0046】図1の例の場合には、TFCIの値は
「0」〜「255」であり、8ビットが有効ビットであ
るので、TFCIのデコードの際に、マスクコードが関
与するTFCIの上位4ビット(a9,a8,a7,
a6)の候補として取り得るパターンの数は、a7,a
6のビットが有効ビットで、a9,a8のビットは
「0」であるので、4パターンとなる。
「0」〜「255」であり、8ビットが有効ビットであ
るので、TFCIのデコードの際に、マスクコードが関
与するTFCIの上位4ビット(a9,a8,a7,
a6)の候補として取り得るパターンの数は、a7,a
6のビットが有効ビットで、a9,a8のビットは
「0」であるので、4パターンとなる。
【0047】したがって、従来のように独立にTFCI
のデコードを行なう場合には、1フレーム毎に、デ・マ
スク処理およびファースト・アダマール変換処理を、4
回ずつ行なうことになる。
のデコードを行なう場合には、1フレーム毎に、デ・マ
スク処理およびファースト・アダマール変換処理を、4
回ずつ行なうことになる。
【0048】これに対して、この実施の形態によれば、
次のようにして、デ・マスク処理およびファースト・ア
ダマール変換処理の回数を低減することができる。
次のようにして、デ・マスク処理およびファースト・ア
ダマール変換処理の回数を低減することができる。
【0049】すなわち、まず、フレームナンバー「0」
において、TFCIを通常のようにデコードして、各情
報1および情報2についてのTF値であるTF1および
TF2を得る。次のフレームナンバー「1」において
は、情報2については、TF値TF2は、変化しない。
において、TFCIを通常のようにデコードして、各情
報1および情報2についてのTF値であるTF1および
TF2を得る。次のフレームナンバー「1」において
は、情報2については、TF値TF2は、変化しない。
【0050】そこで、フレームナンバー「1」における
情報1についてのTF値を検出するためのTFCIのデ
コードに際しては、フレームナンバー「0」において検
出して確定した情報2のTF値TF2から、TFCIの
値の範囲を限定することができる。
情報1についてのTF値を検出するためのTFCIのデ
コードに際しては、フレームナンバー「0」において検
出して確定した情報2のTF値TF2から、TFCIの
値の範囲を限定することができる。
【0051】例えば、フレームナンバー「0」において
検出し、確定したTF2の値は、「0」であったとす
る。すると、TFCIの値の範囲は、「0」〜「63」
に限定される。この範囲では、TFCIの上位4ビット
(a9,a8,a7,a6)が取り得るパターンは、
(0,0,0,0)のみの1パターンとなり、デ・マス
ク処理およびファースト・アダマール変換処理は、1回
でよい。
検出し、確定したTF2の値は、「0」であったとす
る。すると、TFCIの値の範囲は、「0」〜「63」
に限定される。この範囲では、TFCIの上位4ビット
(a9,a8,a7,a6)が取り得るパターンは、
(0,0,0,0)のみの1パターンとなり、デ・マス
ク処理およびファースト・アダマール変換処理は、1回
でよい。
【0052】また、フレームナンバー「0」において検
出し、確定したTF2の値は、「1」であったとする
と、TFCIの値の範囲は、「64」〜「127」に限
定される。この範囲では、TFCIの上位4ビット(a
9,a8,a7,a6)が取り得るパターンは、(0,
0,0,1)のみの1パターンとなり、デ・マスク処理
およびファースト・アダマール変換処理は、1回でよ
い。
出し、確定したTF2の値は、「1」であったとする
と、TFCIの値の範囲は、「64」〜「127」に限
定される。この範囲では、TFCIの上位4ビット(a
9,a8,a7,a6)が取り得るパターンは、(0,
0,0,1)のみの1パターンとなり、デ・マスク処理
およびファースト・アダマール変換処理は、1回でよ
い。
【0053】また、フレームナンバー「0」において検
出し、確定したTF2の値は、「2」であったとする
と、TFCIの値の範囲は、「128」〜「191」に
限定される。この範囲では、TFCIの上位4ビット
(a9,a8,a7,a6)が取り得るパターンは、
(0,0,1,0)のみの1パターンとなり、デ・マス
ク処理およびファースト・アダマール変換処理は、1回
でよい。
出し、確定したTF2の値は、「2」であったとする
と、TFCIの値の範囲は、「128」〜「191」に
限定される。この範囲では、TFCIの上位4ビット
(a9,a8,a7,a6)が取り得るパターンは、
(0,0,1,0)のみの1パターンとなり、デ・マス
ク処理およびファースト・アダマール変換処理は、1回
でよい。
【0054】さらに、フレームナンバー「0」において
検出し、確定したTF2の値は、「3」であったとする
と、TFCIの値の範囲は、「192」〜「255」に
限定される。この範囲では、TFCIの上位4ビット
(a9,a8,a7,a6)が取り得るパターンは、
(0,0,1,1)のみの1パターンとなり、デ・マス
ク処理およびファースト・アダマール変換処理は、1回
でよい。
検出し、確定したTF2の値は、「3」であったとする
と、TFCIの値の範囲は、「192」〜「255」に
限定される。この範囲では、TFCIの上位4ビット
(a9,a8,a7,a6)が取り得るパターンは、
(0,0,1,1)のみの1パターンとなり、デ・マス
ク処理およびファースト・アダマール変換処理は、1回
でよい。
【0055】以上説明したように、TFCIの値を、上
述の実施の形態のように選定して、複数の情報を多重し
て伝送することにより、受信側では、TFCIのデコー
ド処理時間の短縮化および低消費電力化を実現させるこ
とができる。
述の実施の形態のように選定して、複数の情報を多重し
て伝送することにより、受信側では、TFCIのデコー
ド処理時間の短縮化および低消費電力化を実現させるこ
とができる。
【0056】なお、以上の実施の形態では、上述のよう
に、TFCIのデコードを行なう際におけるデ・マスク
処理と、ファースト・アダマール変換の繰り返し処理回
数を減らすことで、TFCIのデコード処理時間の短縮
化および低消費電力化を実現させた。
に、TFCIのデコードを行なう際におけるデ・マスク
処理と、ファースト・アダマール変換の繰り返し処理回
数を減らすことで、TFCIのデコード処理時間の短縮
化および低消費電力化を実現させた。
【0057】しかし、TFCIの値が、マスクコードM
i,6〜Mi,9に対応するTFCIの上位4ビット
(a9,a8,a7,a6)に関わらないような場合であ
っても、上述の図1のようなマッピングをすれば、TF
CIの候補を制限することができるので、ファースト・
アダマール変換処理における演算回数(加算・減算の回
数)を減らすことができるので、その分だけ、TFCI
の値のデコードを高速化することができる。
i,6〜Mi,9に対応するTFCIの上位4ビット
(a9,a8,a7,a6)に関わらないような場合であ
っても、上述の図1のようなマッピングをすれば、TF
CIの候補を制限することができるので、ファースト・
アダマール変換処理における演算回数(加算・減算の回
数)を減らすことができるので、その分だけ、TFCI
の値のデコードを高速化することができる。
【0058】例えば、ファースト・アダマール変換での
演算回数は、5ビットの場合には約160、4ビットの
場合には約80、3ビットの場合には約48、2ビット
の場合には約36、1ビットの場合には約32となるの
で、上述の図1のようなマッピングをすることにより、
TFCIの候補が制限されて、TFCI候補のビット数
が少なくなれば、ファースト・アダマール変換での演算
回数が減り、その分だけ、TFCIデコード処理速度が
高速になるものである。また、相関値を比較する回数
も、ファースト・アダマール変換での演算回数が減った
分だけ、減るので、それによっても、高速化になる。
演算回数は、5ビットの場合には約160、4ビットの
場合には約80、3ビットの場合には約48、2ビット
の場合には約36、1ビットの場合には約32となるの
で、上述の図1のようなマッピングをすることにより、
TFCIの候補が制限されて、TFCI候補のビット数
が少なくなれば、ファースト・アダマール変換での演算
回数が減り、その分だけ、TFCIデコード処理速度が
高速になるものである。また、相関値を比較する回数
も、ファースト・アダマール変換での演算回数が減った
分だけ、減るので、それによっても、高速化になる。
【0059】図1の例は、情報1が取り得る伝送フォー
マットの値の種類が、64というように、2のべき乗個
としたので、伝送時間間隔が長い方の情報2の変化は、
ビットの区切りに一致する。そのため、TFCIのデコ
ードの際には、デ・マスク処理およびファースト・アダ
マール変換処理の回数は、上述のように、1回にするこ
とができた。
マットの値の種類が、64というように、2のべき乗個
としたので、伝送時間間隔が長い方の情報2の変化は、
ビットの区切りに一致する。そのため、TFCIのデコ
ードの際には、デ・マスク処理およびファースト・アダ
マール変換処理の回数は、上述のように、1回にするこ
とができた。
【0060】しかし、この発明においては、伝送時間間
隔が短い方の情報1が取り得る伝送フォーマットの値の
種類は、必ずしも、2のべき乗個ではなくとも、TFC
Iのデコードの際に、デ・マスク処理およびファースト
・アダマール変換処理の回数を減らすことができる。
隔が短い方の情報1が取り得る伝送フォーマットの値の
種類は、必ずしも、2のべき乗個ではなくとも、TFC
Iのデコードの際に、デ・マスク処理およびファースト
・アダマール変換処理の回数を減らすことができる。
【0061】図2は、その場合における多重された伝送
情報を説明するための図である。この図2の例は、図2
(A)に示すように、図1の例と同様の伝送時間間隔を
有する2個の情報1および情報2を多重する場合であ
る。
情報を説明するための図である。この図2の例は、図2
(A)に示すように、図1の例と同様の伝送時間間隔を
有する2個の情報1および情報2を多重する場合であ
る。
【0062】図2(B)は、2個の情報1および情報2
の伝送フォーマットの値TF1およびTF2と、TFC
Iの値との対応マッピングテーブルの例を示すものであ
る。この図2の例では、TF1は「0」〜「39」のう
ちのいずれかの値を取り得るとされる。したがって、情
報1は40種のTTI内データ長を持つ。また、TF2
は「0」〜「3」のうちのいずれかの値を取り得るもの
とされる。したがって、情報2は4種のTTI内データ
長を持つ。
の伝送フォーマットの値TF1およびTF2と、TFC
Iの値との対応マッピングテーブルの例を示すものであ
る。この図2の例では、TF1は「0」〜「39」のう
ちのいずれかの値を取り得るとされる。したがって、情
報1は40種のTTI内データ長を持つ。また、TF2
は「0」〜「3」のうちのいずれかの値を取り得るもの
とされる。したがって、情報2は4種のTTI内データ
長を持つ。
【0063】図2の例の場合には、TFCIの値は
「0」〜「159」であり、8ビットが有効ビットであ
り、TFCIのデコードの際に、マスクコードが関与す
るTFCIの上位4ビット(a9,a8,a7,a6)の
候補として取り得るパターンの数は、(0,0,0,
0)、(0,0,0,1)および(0,0,1,0)
の、3パターンとなる。したがって、従来のように独立
にTFCIのデコードを行なう場合には、1フレーム毎
に、デ・マスク処理およびファースト・アダマール変換
処理を、3回ずつ行なうことになる。
「0」〜「159」であり、8ビットが有効ビットであ
り、TFCIのデコードの際に、マスクコードが関与す
るTFCIの上位4ビット(a9,a8,a7,a6)の
候補として取り得るパターンの数は、(0,0,0,
0)、(0,0,0,1)および(0,0,1,0)
の、3パターンとなる。したがって、従来のように独立
にTFCIのデコードを行なう場合には、1フレーム毎
に、デ・マスク処理およびファースト・アダマール変換
処理を、3回ずつ行なうことになる。
【0064】これに対して、この実施の形態によれば、
次のようにして、デ・マスク処理およびファースト・ア
ダマール変換処理の回数を2回以下に低減することがで
きる。
次のようにして、デ・マスク処理およびファースト・ア
ダマール変換処理の回数を2回以下に低減することがで
きる。
【0065】すなわち、まず、フレームナンバー「0」
において、TFCIを通常のようにデコードして、各情
報1および情報2についての伝送フォーマットの値TF
1およびTF2を得る。次のフレームナンバー「1」に
おいては、情報2については、伝送フォーマットの値T
F2は、変化しない。
において、TFCIを通常のようにデコードして、各情
報1および情報2についての伝送フォーマットの値TF
1およびTF2を得る。次のフレームナンバー「1」に
おいては、情報2については、伝送フォーマットの値T
F2は、変化しない。
【0066】そこで、フレームナンバー「1」における
情報1についての伝送フォーマットの値を検出するため
のTFCIのデコードに際しては、フレームナンバー
「0」において検出して確定したTF2の値から、TF
CIの値の範囲を限定することができる。
情報1についての伝送フォーマットの値を検出するため
のTFCIのデコードに際しては、フレームナンバー
「0」において検出して確定したTF2の値から、TF
CIの値の範囲を限定することができる。
【0067】例えば、フレームナンバー「0」において
検出し、確定したTF2の値は、「0」であったとす
る。すると、TFCIの値の範囲は、「0」〜「39」
に限定される。この範囲では、TFCIの上位4ビット
(a9,a8,a7,a6)が取り得るパターンは、
(0,0,0,0)のみの1パターンとなり、デ・マス
ク処理およびファースト・アダマール変換処理は、1回
でよい。
検出し、確定したTF2の値は、「0」であったとす
る。すると、TFCIの値の範囲は、「0」〜「39」
に限定される。この範囲では、TFCIの上位4ビット
(a9,a8,a7,a6)が取り得るパターンは、
(0,0,0,0)のみの1パターンとなり、デ・マス
ク処理およびファースト・アダマール変換処理は、1回
でよい。
【0068】また、フレームナンバー「0」において検
出し、確定したTF2の値は、「1」であったとする
と、TFCIの値の範囲は、「40」〜「79」に限定
される。この範囲では、TFCIの上位4ビット
(a9,a8,a7,a6)が取り得るパターンは、
(0,0,0,0)と(0,0,0,1)との2パター
ンとなり、デ・マスク処理およびファースト・アダマー
ル変換処理は、2回でよい。
出し、確定したTF2の値は、「1」であったとする
と、TFCIの値の範囲は、「40」〜「79」に限定
される。この範囲では、TFCIの上位4ビット
(a9,a8,a7,a6)が取り得るパターンは、
(0,0,0,0)と(0,0,0,1)との2パター
ンとなり、デ・マスク処理およびファースト・アダマー
ル変換処理は、2回でよい。
【0069】また、フレームナンバー「0」において検
出し、確定したTF2の値は、「2」であったとする
と、TFCIの値の範囲は、「80」〜「119」に限
定される。この範囲では、TFCIの上位4ビット(a
9,a8,a7,a6)が取り得るパターンは、(0,
0,0,1)のみの1パターンとなり、デ・マスク処理
およびファースト・アダマール変換処理は、1回でよ
い。
出し、確定したTF2の値は、「2」であったとする
と、TFCIの値の範囲は、「80」〜「119」に限
定される。この範囲では、TFCIの上位4ビット(a
9,a8,a7,a6)が取り得るパターンは、(0,
0,0,1)のみの1パターンとなり、デ・マスク処理
およびファースト・アダマール変換処理は、1回でよ
い。
【0070】さらに、フレームナンバー「0」において
検出し、確定したTF2の値は、「3」であったとする
と、TFCIの値の範囲は、「120」〜「159」に
限定される。この範囲では、TFCIの上位4ビット
(a9,a8,a7,a6)が取り得るパターンは、
(0,0,0,1)と(0,0,1,0)との2パター
ンとなり、デ・マスク処理およびファースト・アダマー
ル変換処理は、2回でよい。
検出し、確定したTF2の値は、「3」であったとする
と、TFCIの値の範囲は、「120」〜「159」に
限定される。この範囲では、TFCIの上位4ビット
(a9,a8,a7,a6)が取り得るパターンは、
(0,0,0,1)と(0,0,1,0)との2パター
ンとなり、デ・マスク処理およびファースト・アダマー
ル変換処理は、2回でよい。
【0071】以上の実施の形態は、多重する情報の数が
2個の場合であったが、3個以上の場合にも、この発明
は適用可能である。その場合にも、伝送時間間隔が長い
方の情報の伝送フォーマットの値TFが変わると、TF
CIの上位ビットが変わるようにすることにより、TF
CIのデコード処理時間の短縮化および低消費電力化を
実現させることができる。
2個の場合であったが、3個以上の場合にも、この発明
は適用可能である。その場合にも、伝送時間間隔が長い
方の情報の伝送フォーマットの値TFが変わると、TF
CIの上位ビットが変わるようにすることにより、TF
CIのデコード処理時間の短縮化および低消費電力化を
実現させることができる。
【0072】伝送時間間隔(TTI)の短い順に、N個
(Nは2以上の整数)の情報を並べ、それぞれの情報の
伝送フォーマットの値の個数を、K0,K1,・・・,
KN −1とし、それぞれの情報のTF値を、TF0,T
F1,・・・,TFN−1とすると、TFCIの値は、
図13の式(3)により求めることができる。なお、こ
の式(3)における括弧内のΠKiなる演算は、Kiの
累積的な乗算を意味するものである。
(Nは2以上の整数)の情報を並べ、それぞれの情報の
伝送フォーマットの値の個数を、K0,K1,・・・,
KN −1とし、それぞれの情報のTF値を、TF0,T
F1,・・・,TFN−1とすると、TFCIの値は、
図13の式(3)により求めることができる。なお、こ
の式(3)における括弧内のΠKiなる演算は、Kiの
累積的な乗算を意味するものである。
【0073】例えば、多重する情報が、情報0、情報
1、情報2の3個であり、 ・情報0のTTIは10msec、伝送フォーマットの
値の数は10個、 ・情報1のTTIは20msec、伝送フォーマットの
値の数は5個、 ・情報2のTTIは20msec、伝送フォーマットの
値の数は4個、 とした場合の、TFCIの値との対応マッピングテーブ
ルの例を、図3に示す。
1、情報2の3個であり、 ・情報0のTTIは10msec、伝送フォーマットの
値の数は10個、 ・情報1のTTIは20msec、伝送フォーマットの
値の数は5個、 ・情報2のTTIは20msec、伝送フォーマットの
値の数は4個、 とした場合の、TFCIの値との対応マッピングテーブ
ルの例を、図3に示す。
【0074】この図3から分かるように、TTIの長い
情報2の伝送フォーマットの値TF2が確定し、また、
情報1の伝送フォーマットの値TF1が確定すると、T
FCIの値の範囲が限定される。例えば、TF2が
「0」、TF1が「0」であれば、TFCIの値の範囲
は、「0」〜「9」となり、TFCIの上位4ビット
(a 9,a8,a7,a6)が取り得るパターンは、
(0,0,0,0)のみの1パターンとなり、デ・マス
ク処理およびファースト・アダマール変換処理は、1回
でよい。
情報2の伝送フォーマットの値TF2が確定し、また、
情報1の伝送フォーマットの値TF1が確定すると、T
FCIの値の範囲が限定される。例えば、TF2が
「0」、TF1が「0」であれば、TFCIの値の範囲
は、「0」〜「9」となり、TFCIの上位4ビット
(a 9,a8,a7,a6)が取り得るパターンは、
(0,0,0,0)のみの1パターンとなり、デ・マス
ク処理およびファースト・アダマール変換処理は、1回
でよい。
【0075】なお、前述もしたように、図1(A),
(B)、図2(A),(B)、図3(A),(B)のテ
ーブルの情報と、多重情報のそれぞれのTTIは、制御
チャンネルにより、データの伝送に先立ち受信側に送ら
れる。
(B)、図2(A),(B)、図3(A),(B)のテ
ーブルの情報と、多重情報のそれぞれのTTIは、制御
チャンネルにより、データの伝送に先立ち受信側に送ら
れる。
【0076】[TFCIデコード方法および装置の実施
の形態]TFCIデコード装置を説明する前に、当該T
FCIデコード装置が搭載される移動局装置としての携
帯電話端末の構成例を、図4に示す。
の形態]TFCIデコード装置を説明する前に、当該T
FCIデコード装置が搭載される移動局装置としての携
帯電話端末の構成例を、図4に示す。
【0077】アンテナ11にて受信された信号は、デュ
プレクサ12を通じて受信部13に供給される。受信部
13では、スペクトル拡散されている信号が逆スペクト
ル拡散されると共に、QPSK復調される。そして、復
調されたデータは、DSP(Digital Signal Processo
r)15に供給されて、後で詳述するようにデコードさ
れる。
プレクサ12を通じて受信部13に供給される。受信部
13では、スペクトル拡散されている信号が逆スペクト
ル拡散されると共に、QPSK復調される。そして、復
調されたデータは、DSP(Digital Signal Processo
r)15に供給されて、後で詳述するようにデコードさ
れる。
【0078】デコードされたデータのうちの、制御チャ
ンネルで送られてきた制御データは、制御部100に送
られる。また、デコードされたデータのうち、音声信号
は、DSP15からスピーカ16に供給されて、放音さ
れる。
ンネルで送られてきた制御データは、制御部100に送
られる。また、デコードされたデータのうち、音声信号
は、DSP15からスピーカ16に供給されて、放音さ
れる。
【0079】また、マイクロホン17からの音声信号
は、DSP15に供給され、前述した図9に示したよう
なフォーマットのフレーム単位の信号に変換され、DS
P15から送信部14に供給される。送信部では、QP
SK変調およびスペクトラム拡散変調処理を行ない、デ
ュプレクサ12を通じてアンテナ11に信号を送る。ま
た、制御部100からの制御データは、DSP15を通
じて、同様にして、処理され、制御チャンネルを通じて
基地局に送られる。
は、DSP15に供給され、前述した図9に示したよう
なフォーマットのフレーム単位の信号に変換され、DS
P15から送信部14に供給される。送信部では、QP
SK変調およびスペクトラム拡散変調処理を行ない、デ
ュプレクサ12を通じてアンテナ11に信号を送る。ま
た、制御部100からの制御データは、DSP15を通
じて、同様にして、処理され、制御チャンネルを通じて
基地局に送られる。
【0080】制御部100はCPUで構成され、この制
御部100に対しては、操作部101と、プログラムが
格納されているROM102と、ワークエリア用のRA
M103と、LCDからなる表示部104が接続されて
いる。
御部100に対しては、操作部101と、プログラムが
格納されているROM102と、ワークエリア用のRA
M103と、LCDからなる表示部104が接続されて
いる。
【0081】操作部101は、ダイヤル数字キー、オン
フックキー、オフフックキー、カーソルキーなどを含
み、そのキー操作に応じて、制御部100は、受信、送
信、その他の機能を切り換え制御する。
フックキー、オフフックキー、カーソルキーなどを含
み、そのキー操作に応じて、制御部100は、受信、送
信、その他の機能を切り換え制御する。
【0082】受信データデコード処理部は、この例で
は、DSP15の内部に含まれている。図5は、受信デ
ータデコード処理部の構成を、処理機能をブロック化し
て示したものである。
は、DSP15の内部に含まれている。図5は、受信デ
ータデコード処理部の構成を、処理機能をブロック化し
て示したものである。
【0083】図5の例の受信データデコード処理部は、
受信信号からデータと、TFCIとを分離するデータ/
TFCI分離部21と、このデータ/TFCI分離部2
1からのデータを受けて、当該データのデコード処理を
行なうデータデコード部22と、データ/TFCI分離
部21からのTFCIを受けて、当該TFCIのデコー
ドを行なうTFCIデコード部23と、データデコード
部22でデコードされたデータについての誤り検出を行
なう誤り検出部24と、TFCIデコード部23を制御
する制御部25とから構成される。
受信信号からデータと、TFCIとを分離するデータ/
TFCI分離部21と、このデータ/TFCI分離部2
1からのデータを受けて、当該データのデコード処理を
行なうデータデコード部22と、データ/TFCI分離
部21からのTFCIを受けて、当該TFCIのデコー
ドを行なうTFCIデコード部23と、データデコード
部22でデコードされたデータについての誤り検出を行
なう誤り検出部24と、TFCIデコード部23を制御
する制御部25とから構成される。
【0084】データ/TFCI分離部21は、受信デー
タをデータ部分と、TFCIの部分とに分け、データ部
分は、データデコード部22に供給し、TFCIは、T
FCIデコード部23に供給する。
タをデータ部分と、TFCIの部分とに分け、データ部
分は、データデコード部22に供給し、TFCIは、T
FCIデコード部23に供給する。
【0085】データデコード部22は、TFCIデコー
ド部23からの多重されている複数の情報のそれぞれに
ついてのTTI内データ長の値と、伝送時間間隔の値に
基づき、各情報のデコードを行なう。そして、データデ
コード部22は、デコードした情報を誤り検出部24に
供給する。
ド部23からの多重されている複数の情報のそれぞれに
ついてのTTI内データ長の値と、伝送時間間隔の値に
基づき、各情報のデコードを行なう。そして、データデ
コード部22は、デコードした情報を誤り検出部24に
供給する。
【0086】誤り検出部24は、データデコード部22
からのデータについての誤り検出を行い、その検出結果
を制御部25に通知する。データに誤りが検出されなか
ったときには、データを出力する。
からのデータについての誤り検出を行い、その検出結果
を制御部25に通知する。データに誤りが検出されなか
ったときには、データを出力する。
【0087】制御部25は、多重情報に先立ち、制御チ
ャンネルを通じて送られてくる制御情報を解析し、多重
されてくる複数の情報のそれぞれの伝送時間間隔を検知
し、TFCIデコード部23に通知すると共に、前記制
御情報からTFCIの値と各情報のTF値との対応テー
ブル、各情報についてのTF値とTTI内データ長との
対応テーブルの情報を検知し、TFCIデコードに必要
な情報や制御信号を、TFCIデコード部23に送り、
TFCIデコード動作を制御する。
ャンネルを通じて送られてくる制御情報を解析し、多重
されてくる複数の情報のそれぞれの伝送時間間隔を検知
し、TFCIデコード部23に通知すると共に、前記制
御情報からTFCIの値と各情報のTF値との対応テー
ブル、各情報についてのTF値とTTI内データ長との
対応テーブルの情報を検知し、TFCIデコードに必要
な情報や制御信号を、TFCIデコード部23に送り、
TFCIデコード動作を制御する。
【0088】また、制御部25は、誤り検出部24から
の誤り検出結果の通知を受けて、TFCIデコード部2
3で求めたTFCI値が正しいものであるかどうかの判
別を行い、誤り検出部24でデータに誤りが検出されな
かったときには、TFCIデコード部23でのデコード
結果のTFCI値を確定するように、TFCIデコード
部23を制御する。
の誤り検出結果の通知を受けて、TFCIデコード部2
3で求めたTFCI値が正しいものであるかどうかの判
別を行い、誤り検出部24でデータに誤りが検出されな
かったときには、TFCIデコード部23でのデコード
結果のTFCI値を確定するように、TFCIデコード
部23を制御する。
【0089】TFCIデコード部24は、上述したよう
に制御部25の制御を受けながら、TFCIのデコード
処理を実行し、各情報についてのTF値を求め、TTI
内データ長を求めて、データデコードのために、伝送時
間間隔の情報と共に、データデコード部22に送る。
に制御部25の制御を受けながら、TFCIのデコード
処理を実行し、各情報についてのTF値を求め、TTI
内データ長を求めて、データデコードのために、伝送時
間間隔の情報と共に、データデコード部22に送る。
【0090】次に、図5の受信データデコード処理部の
動作を、図6および図7のフローチャートを参照しなが
ら説明する。
動作を、図6および図7のフローチャートを参照しなが
ら説明する。
【0091】まず、制御チャンネルを通じて送られてく
る制御情報を受信する(ステップS101)。受信した
制御情報の中には、TFCIと複数の情報のTF値との
マッピングテーブルの情報、複数の情報のそれぞれのT
F値とTTI内データ長とのマッピングテーブルの情
報、および複数の情報のそれぞれの伝送時間間隔が含ま
れる。
る制御情報を受信する(ステップS101)。受信した
制御情報の中には、TFCIと複数の情報のTF値との
マッピングテーブルの情報、複数の情報のそれぞれのT
F値とTTI内データ長とのマッピングテーブルの情
報、および複数の情報のそれぞれの伝送時間間隔が含ま
れる。
【0092】次に、受信した制御情報を解析する(ステ
ップS102)。この解析においては、多重されて伝送
されてくる複数の情報のそれぞれの伝送時間間隔を検知
すると共に、TFCIの値と各情報のTF値との対応テ
ーブル、各情報についてのTF値とTTI内データ長と
の対応テーブルの情報を検知し、TFCIの有効ビット
数や、TFCIと、多重される複数の情報のTF値との
マッピング態様などが検知される。
ップS102)。この解析においては、多重されて伝送
されてくる複数の情報のそれぞれの伝送時間間隔を検知
すると共に、TFCIの値と各情報のTF値との対応テ
ーブル、各情報についてのTF値とTTI内データ長と
の対応テーブルの情報を検知し、TFCIの有効ビット
数や、TFCIと、多重される複数の情報のTF値との
マッピング態様などが検知される。
【0093】そこで、制御部25では、TFCIの有効
ビット数は、マスクコードが関与するような7ビット以
上であるか否か判別する(ステップS103)。前述し
たように、TFCIの有効ビット数が7ビット未満で、
マスクコードが関与しない場合には、TFCIのデコー
ドの際に、マスクコードとしての上位4ビット(a9,
a8,a7,a6)の候補として取り得るパターンの数
は、(0,0,0,0)の1パターンのみであるので、
従前の通りの標準デコード処理をする(ステップS10
7)。そして、データの受信が終了するまでこの標準デ
コード処理を実行し、データを最後まで受信したと判別
したときには(ステップS108)、この受信デコード
処理ルーチンを終了する。
ビット数は、マスクコードが関与するような7ビット以
上であるか否か判別する(ステップS103)。前述し
たように、TFCIの有効ビット数が7ビット未満で、
マスクコードが関与しない場合には、TFCIのデコー
ドの際に、マスクコードとしての上位4ビット(a9,
a8,a7,a6)の候補として取り得るパターンの数
は、(0,0,0,0)の1パターンのみであるので、
従前の通りの標準デコード処理をする(ステップS10
7)。そして、データの受信が終了するまでこの標準デ
コード処理を実行し、データを最後まで受信したと判別
したときには(ステップS108)、この受信デコード
処理ルーチンを終了する。
【0094】また、ステップS103で、TFCIの有
効ビット数が7ビット以上であると判別したときには、
ステップS102での解析結果に基づいて、TFCIが
図1、図2、図3の例のようなマッピングにより作成さ
れていて、前述のようにデ・マスク処理と、ファースト
・アダマール変換の繰り返し処理回数を減らすことで高
速のデコードが可能な状態になっているか否か判別する
(ステップS104)。
効ビット数が7ビット以上であると判別したときには、
ステップS102での解析結果に基づいて、TFCIが
図1、図2、図3の例のようなマッピングにより作成さ
れていて、前述のようにデ・マスク処理と、ファースト
・アダマール変換の繰り返し処理回数を減らすことで高
速のデコードが可能な状態になっているか否か判別する
(ステップS104)。
【0095】送信側で、TFCIの有効ビットが7ビッ
ト以上のときには、必ず、前述のような高速デコードが
可能なようにTFCIのマッピングを行なうようにする
のであれば、ステップS104の判別は不要である。
ト以上のときには、必ず、前述のような高速デコードが
可能なようにTFCIのマッピングを行なうようにする
のであれば、ステップS104の判別は不要である。
【0096】ステップS104で、高速デコード可能な
TFCIのマッピング態様でないと判別したときには、
ステップS107に進み、前述したように従来と同様の
標準デコード処理を行なう。
TFCIのマッピング態様でないと判別したときには、
ステップS107に進み、前述したように従来と同様の
標準デコード処理を行なう。
【0097】また、ステップS104で、高速デコード
可能なTFCIのマッピング態様になっていると判別し
たときには、前述したように、伝送時間間隔が長い方の
情報の確定したTF値によりTFCIの値の取り得る範
囲を限定することにより、デ・マスク処理と、ファース
ト・アダマール変換の繰り返し処理回数を減らすこと
で、高速化したTFCIデコード処理を行なう(ステッ
プS105)。
可能なTFCIのマッピング態様になっていると判別し
たときには、前述したように、伝送時間間隔が長い方の
情報の確定したTF値によりTFCIの値の取り得る範
囲を限定することにより、デ・マスク処理と、ファース
ト・アダマール変換の繰り返し処理回数を減らすこと
で、高速化したTFCIデコード処理を行なう(ステッ
プS105)。
【0098】そして、データの受信が終了するまでこの
高速デコード処理を実行し、データを最後まで受信した
と判別したときには(ステップS106)、この受信デ
コード処理ルーチンを終了する。
高速デコード処理を実行し、データを最後まで受信した
と判別したときには(ステップS106)、この受信デ
コード処理ルーチンを終了する。
【0099】次に、ステップS105の高速デコード処
理動作について、図7のフローチャートを参照しながら
説明する。ここでは、例えば図1に示したような2つの
情報(情報1,2)をマルチプレックスしていることを
想定する。
理動作について、図7のフローチャートを参照しながら
説明する。ここでは、例えば図1に示したような2つの
情報(情報1,2)をマルチプレックスしていることを
想定する。
【0100】まず、TFCI候補の初期化を行なう。例
えば図1(B)の場合であれば、TFCIは、「0」〜
「255」の範囲の値として初期化を行なう(ステップ
S201)。次に、多重情報およびTFCIを受信する
(ステップS202)。次に、TFCIデコード部23
は、制御部25からのTFCI候補情報を利用して、T
FCIデコードを行なう(ステップS203)。最初の
フレームの場合は、TFCIの候補は「0」から「25
5」であり、その他のフレームの場合には、TFCI候
補は、後述するように、より限定され得る。
えば図1(B)の場合であれば、TFCIは、「0」〜
「255」の範囲の値として初期化を行なう(ステップ
S201)。次に、多重情報およびTFCIを受信する
(ステップS202)。次に、TFCIデコード部23
は、制御部25からのTFCI候補情報を利用して、T
FCIデコードを行なう(ステップS203)。最初の
フレームの場合は、TFCIの候補は「0」から「25
5」であり、その他のフレームの場合には、TFCI候
補は、後述するように、より限定され得る。
【0101】次に、データデコード部22は、TFCI
デコード結果を利用して、終端した情報をデコードする
(ステップS204)。ここで、「終端した」とは、各
情報について、その伝送時間間隔の最後のデータまでの
すべてが受信された状態を指す。図1の例の場合であれ
ば、このステップS204のデータデコード処理におい
ては、0フレームを含む偶数フレームでは、情報1が処
理対象に、奇数フレームでは、情報2が処理対象にな
る。
デコード結果を利用して、終端した情報をデコードする
(ステップS204)。ここで、「終端した」とは、各
情報について、その伝送時間間隔の最後のデータまでの
すべてが受信された状態を指す。図1の例の場合であれ
ば、このステップS204のデータデコード処理におい
ては、0フレームを含む偶数フレームでは、情報1が処
理対象に、奇数フレームでは、情報2が処理対象にな
る。
【0102】次に、誤り検出部24での誤り検出の結果
に誤りがあるかどうか、あるいは多重情報のすべての情
報が終端したか否か判別し(ステップS205)、誤り
があると判別したとき、あるいは多重情報のすべての情
報が終端したと判別したときには、TFCI候補を初期
化する(ステップS206)。
に誤りがあるかどうか、あるいは多重情報のすべての情
報が終端したか否か判別し(ステップS205)、誤り
があると判別したとき、あるいは多重情報のすべての情
報が終端したと判別したときには、TFCI候補を初期
化する(ステップS206)。
【0103】また、ステップS205で、誤りがない、
あるいは、多重情報の一部の情報は終端していないと判
別したときには、終端していない情報の確定したTF値
から、TFCI候補、つまり、TFCIの値の取り得る
範囲を、前述したようにして限定する(ステップS20
7)。
あるいは、多重情報の一部の情報は終端していないと判
別したときには、終端していない情報の確定したTF値
から、TFCI候補、つまり、TFCIの値の取り得る
範囲を、前述したようにして限定する(ステップS20
7)。
【0104】そして、ステップS206またはステップ
S207の後には、ステップS208に進み、すべての
データの受信が完了しているか否かの判別を行い、すべ
てのデータの受信が完了しているときには、この処理ル
ーチンを終了し、また、すべてのデータの受信が完了し
ていないときには、ステップS202に戻り、次のフレ
ームのデータデコードを行なう。
S207の後には、ステップS208に進み、すべての
データの受信が完了しているか否かの判別を行い、すべ
てのデータの受信が完了しているときには、この処理ル
ーチンを終了し、また、すべてのデータの受信が完了し
ていないときには、ステップS202に戻り、次のフレ
ームのデータデコードを行なう。
【0105】このとき、前述した限定されたTFCI候
補がステップS203で用いられてデコードが行われる
ことで、前述したように、デ・マスク処理およびファー
スト・アダマール変換処理回数が、標準デコードの場合
に比べて少なくなり、高速デコードができる。
補がステップS203で用いられてデコードが行われる
ことで、前述したように、デ・マスク処理およびファー
スト・アダマール変換処理回数が、標準デコードの場合
に比べて少なくなり、高速デコードができる。
【0106】なお、図6および図7の処理例は、デ・マ
スク処理およびファースト・アダマール変換処理回数
を、標準デコードの場合に比べて少なくすることによ
り、TFCIデコード処理の高速化を図るようにしたた
め、TFCIの値が7ビット以上である場合に、高速デ
コード処理をするようにした。
スク処理およびファースト・アダマール変換処理回数
を、標準デコードの場合に比べて少なくすることによ
り、TFCIデコード処理の高速化を図るようにしたた
め、TFCIの値が7ビット以上である場合に、高速デ
コード処理をするようにした。
【0107】しかし、前述もしたように、この発明によ
ればTFCI候補の制限により、ファースト・アダマー
ル変換処理における演算回数を減らすこともできるの
で、TFCIの値が7ビット以下の場合にも、高速デコ
ード処理を行なうようにすることができる。その場合に
は、図6において、ステップS103は省略される。
ればTFCI候補の制限により、ファースト・アダマー
ル変換処理における演算回数を減らすこともできるの
で、TFCIの値が7ビット以下の場合にも、高速デコ
ード処理を行なうようにすることができる。その場合に
は、図6において、ステップS103は省略される。
【0108】なお、図1、図2および図3に示したマッ
ピングの例においては、伝送時間間隔TTIが長い情報
ほど、TF値の種類数を少なくしたが、これに限定され
るものではなく、伝送時間間隔TTIが長い情報の方
が、TF値の種類数が多い場合であってもよい。例え
ば、図9に示すような場合を例に説明する。
ピングの例においては、伝送時間間隔TTIが長い情報
ほど、TF値の種類数を少なくしたが、これに限定され
るものではなく、伝送時間間隔TTIが長い情報の方
が、TF値の種類数が多い場合であってもよい。例え
ば、図9に示すような場合を例に説明する。
【0109】図9(A)に示すように、この例では、図
1の例と同様に、情報1のTTIは10msecであ
り、情報2のTTIは20msecである。しかし、情
報1および情報2のTF値であるTF1およびTF2
と、TFCIの値との対応マッピングテーブルは、図9
(B)に示すようなものとされ、TF1は「0」〜
「3」のうちのいずれかの値を取り得るとされ、TF2
は「0」〜「63」のうちのいずれかの値を取り得ると
されている。
1の例と同様に、情報1のTTIは10msecであ
り、情報2のTTIは20msecである。しかし、情
報1および情報2のTF値であるTF1およびTF2
と、TFCIの値との対応マッピングテーブルは、図9
(B)に示すようなものとされ、TF1は「0」〜
「3」のうちのいずれかの値を取り得るとされ、TF2
は「0」〜「63」のうちのいずれかの値を取り得ると
されている。
【0110】この場合において、例えばフレームナンバ
ー「0」でTFCIの値が「5」となったときには、T
F2(TTI=20msec)は、「1」となるので、
次のフレームでのTFCI候補は、「4」、「5」、
「6」、「7」となり、TFCIの値の範囲が限定され
るのである。
ー「0」でTFCIの値が「5」となったときには、T
F2(TTI=20msec)は、「1」となるので、
次のフレームでのTFCI候補は、「4」、「5」、
「6」、「7」となり、TFCIの値の範囲が限定され
るのである。
【0111】なお、上述の説明は、2つの情報をマルチ
プレックスしている場合についてのものであるが、3つ
以上の情報をマルチプレックスしている場合で、複数の
情報が終端した場合、一つでも誤りであれば初期化、全
ての情報で誤りがあれば初期化、誤る情報が50%以上な
ら初期化、誤りのあるなしに関係なく初期化しない、誤
りのあるなしに関係なく初期化するなどいろいろな判定
方法が考えられる。
プレックスしている場合についてのものであるが、3つ
以上の情報をマルチプレックスしている場合で、複数の
情報が終端した場合、一つでも誤りであれば初期化、全
ての情報で誤りがあれば初期化、誤る情報が50%以上な
ら初期化、誤りのあるなしに関係なく初期化しない、誤
りのあるなしに関係なく初期化するなどいろいろな判定
方法が考えられる。
【0112】なお、上述の受信側の例は、移動局装置で
ある携帯電話端末であるが、基地局装置におけるTFC
Iデコードに、この発明は適用できることは勿論であ
る。
ある携帯電話端末であるが、基地局装置におけるTFC
Iデコードに、この発明は適用できることは勿論であ
る。
【0113】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、TFCIのデコードにおいて、デコード処理を高速
化することができ、低消費電力化が可能となる。
ば、TFCIのデコードにおいて、デコード処理を高速
化することができ、低消費電力化が可能となる。
【図1】この発明による移動体通信における情報多重方
法の実施の形態を説明するための図である。
法の実施の形態を説明するための図である。
【図2】この発明による移動体通信における情報多重方
法の実施の形態を説明するための図である。
法の実施の形態を説明するための図である。
【図3】この発明による移動体通信における情報多重方
法の実施の形態を説明するための図である。
法の実施の形態を説明するための図である。
【図4】この発明による移動局装置の例としての携帯情
報端末の構成を示すブロック図である。
報端末の構成を示すブロック図である。
【図5】図4の一部の構成例を示す機能ブロック図であ
る。
る。
【図6】図4の例の携帯情報端末での受信データのデコ
ード処理を説明するためのフローチャートである。
ード処理を説明するためのフローチャートである。
【図7】この発明によるTFCIデコード方法の例を含
む受信データのデコード処理を説明するためのフローチ
ャートである。
む受信データのデコード処理を説明するためのフローチ
ャートである。
【図8】この発明による移動体通信における情報多重方
法の他の実施の形態を説明するための図である。
法の他の実施の形態を説明するための図である。
【図9】3GPP規格のW−CDMA方式における多重
情報を説明するため図である。
情報を説明するため図である。
【図10】3GPP規格のW−CDMA方式における伝
送データを説明するための図である。
送データを説明するための図である。
【図11】TFCIと多重情報のそれぞれのTF値との
マッピングテーブルの例を示す図である。
マッピングテーブルの例を示す図である。
【図12】多重情報のそれぞれのTF値と、TTI内デ
ータ長とのマッピングテーブルの例を示す図である。
ータ長とのマッピングテーブルの例を示す図である。
【図13】この発明の説明に用いる数式を示す図であ
る。
る。
【図14】TFCIのエンコードに用いる係数Mi,n
を説明するための図である。
を説明するための図である。
【図15】TFCIデコーダの構成例を示す図である。
【図16】3GPP規格のW−CDMA方式における多
重情報を説明するための図である。
重情報を説明するための図である。
2…デ・マスク処理部、3…ファースト・アダマール変
換部、4…相関値判定部、21…データ/TFCI分離
部、22…データデコード部、23…TFCIデコード
部、24…誤り検出部、25…制御部
換部、4…相関値判定部、21…データ/TFCI分離
部、22…データデコード部、23…TFCIデコード
部、24…誤り検出部、25…制御部
Claims (14)
- 【請求項1】デコードが可能な最短データ時間長である
伝送時間間隔が、予め定められた複数通りの中からそれ
ぞれ選択された複数の情報を、同一無線フレーム内にマ
ルチプレックスして、無線回線上で多重伝送することが
可能であって、前記複数の情報のそれぞれについての前
記伝送時間間隔内でのデータ数の組合せを示す伝送フォ
ーマット組合せ識別子を、各無線フレーム内に挿入して
伝送する移動体通信において、 前記伝送時間間隔がより長い情報の前記伝送時間間隔内
でのデータ数が変わるとき、前記伝送フォーマット組合
せ識別子の上位側のビットが変化するように前記伝送フ
ォーマット組合せ識別子を選定して伝送することを特徴
とする移動体通信における情報多重方法。 - 【請求項2】請求項1に記載の移動体通信における情報
多重方法において、 前記伝送フォーマット組合せ識別子は、マスクコードを
含む係数を用いてエンコードして、各無線フレーム内に
挿入するものであり、 前記伝送フォーマット組合せ識別子が取り得る値が、前
記マスクコードの部分に対応するビットを含んで表わさ
れる値であるときに、前記伝送時間間隔が長い情報の前
記伝送時間間隔内でのデータ数が確定すると、前記伝送
フォーマット組合せ識別子の前記マスクコードの部分に
対応するビットが決まるように、前記伝送フォーマット
組合せ識別子を選定して伝送することを特徴とする移動
体通信における情報多重方法。 - 【請求項3】請求項1に記載の移動体通信における情報
多重方法において、 前記複数の情報の伝送に先立ち、制御チャンネルによ
り、前記複数の情報の前記伝送時間間隔と、前記伝送フ
ォーマット組合せ識別子と前記複数の情報についての前
記伝送時間間隔内でのデータ数との関係を示す情報とを
伝送することを特徴とする移動体通信における情報多重
方法。 - 【請求項4】デコードが可能な最短データ時間長である
伝送時間間隔が、予め定められた複数通りの中からそれ
ぞれ選択された複数の情報を、同一無線フレーム内にマ
ルチプレックスして、無線回線上で多重伝送されると共
に、前記複数の情報のそれぞれについての前記伝送時間
間隔内でのデータ数の組合せを示す伝送フォーマット組
合せ識別子が、各無線フレーム内に挿入されて伝送され
る移動体通信における伝送フォーマット組合せ識別子の
デコード方法であって、 前記複数の情報とは別の回線によって送られてくる、前
記複数の情報のそれぞれの前記伝送時間間隔と、前記伝
送フォーマット組合せ識別子と前記複数の情報について
の前記伝送時間間隔内でのデータ数との関係を示す制御
情報を受信する制御情報受信工程と、 前記制御情報受信工程で受信した前記制御情報を解析
し、前記伝送時間間隔がより長い情報の前記伝送時間間
隔内でのデータ数が変わるとき、前記伝送フォーマット
組合せ識別子の上位側のビットが変化するようになって
いるかどうかを判別する判別工程と、 前記判別工程において、否定的な判別結果が得られたと
きには、前記無線フレーム内に挿入されている前記伝送
フォーマット組合せ識別子を、前記複数の情報のそれぞ
れの前記伝送時間間隔毎に、独立してデコードする通常
の手法のデコード方法を実行する標準デコード工程と、 前記判別工程において、肯定的な判別結果が得られたと
きには、前回の前記伝送フォーマット組合せ識別子のデ
コードによって確定した、伝送情報間間隔が、より長い
情報の前記伝送時間間隔内でのデータ数から、次にデコ
ードしようとする前記伝送フォーマット組合せ識別子の
候補を限定して、前記伝送フォーマット組合せ識別子を
デコードする高速デコード工程と、 を備えることを特徴とする伝送フォーマット組合せ識別
子デコード方法。 - 【請求項5】請求項4に記載の伝送フォーマット組合せ
識別子デコード方法において、 前記伝送フォーマット組合せ識別子は、マスクコードを
含む係数が用いられてエンコードされて、各無線フレー
ム内に挿入されているものであり、 前記判別工程では、前記伝送時間間隔がより長い情報の
前記伝送時間間隔内でのデータ数が変わるとき、前記伝
送フォーマット組合せ識別子の上位側のビットが変化す
るようになっているかどうかを判別し、 前記標準デコード工程および前記高速デコード工程は、
ともに、 デ・マスク工程と、ファースト・アダマール変換工程と
を含み、 前記高速デコード工程は、前記ファースト・アダマール
変換工程における演算回数が、前記標準デコード工程よ
りも少ないものであることを特徴とする伝送フォーマッ
ト組合せ識別子のデコード方法。 - 【請求項6】請求項4に記載の伝送フォーマット組合せ
識別子デコード方法において、 前記伝送フォーマット組合せ識別子は、マスクコードを
含む係数が用いられてエンコードされて、各無線フレー
ム内に挿入されているものであり、 前記判別工程では、前記制御情報を解析して前記伝送フ
ォーマット組合せ識別子が取り得る値が、前記マスクコ
ードの部分に対応するビットを含んで表わされる値であ
るときにのみ、前記伝送時間間隔がより長い情報の前記
伝送時間間隔内でのデータ数が変わるとき、前記伝送フ
ォーマット組合せ識別子の上位側のビットが変化するよ
うになっているかどうかを判別し、 前記標準デコード工程および前記高速デコード工程は、
ともに、 デ・マスク工程と、ファースト・アダマール変換工程と
を含み、 前記高速デコード工程は、前記デ・マスク工程および前
記ファースト・アダマール変換工程の実行回数が、前記
標準デコード工程よりも少ないものであることを特徴と
する伝送フォーマット組合せ識別子のデコード方法。 - 【請求項7】請求項4に記載の伝送フォーマット組合せ
識別子のデコード方法において、 前記伝送時間間隔が、より長い情報の前記伝送時間間隔
内でのデータ数は、 前回の前記伝送フォーマット組合せ識別子のデコードの
結果により得られた各情報についての前記伝送時間間隔
内でのデータ数を用いて、前記各情報をデータデコード
し、そのデータデコードの結果としてのデータに誤りが
なかったときに、確定することを特徴とする伝送フォー
マット組合せ識別子のデコード方法。 - 【請求項8】デコードが可能な最短データ時間長である
伝送時間間隔が、予め定められた複数通りの中からそれ
ぞれ選択された複数の情報を、同一無線フレーム内にマ
ルチプレックスして、無線回線上で多重伝送されると共
に、前記複数の情報のそれぞれについての前記伝送時間
間隔内でのデータ数の組合せを示す伝送フォーマット組
合せ識別子が、各無線フレーム内に挿入されて伝送され
る移動体通信における伝送フォーマット組合せ識別子の
デコード装置であって、 前記複数の情報とは別の回線によって送られてくる、前
記複数の情報のそれぞれの前記伝送時間間隔と、前記伝
送フォーマット組合せ識別子と前記複数の情報について
の前記伝送時間間隔内でのデータ数との関係を示す制御
情報を受信する制御情報受信手段と、 前記制御情報受信手段で受信した前記制御情報を解析
し、前記伝送時間間隔がより長い情報の前記伝送時間間
隔内でのデータ数が変わるとき、前記伝送フォーマット
組合せ識別子の上位側のビットが変化するようになって
いるか否かを判別する判別手段と、 前記判別手段において、否定的な判別結果が得られたと
きには、前記無線フレーム内に挿入されている前記伝送
フォーマット組合せ識別子を、前記複数の情報のそれぞ
れの前記伝送時間間隔毎に、独立してデコードする通常
の手法のデコード方法を実行する標準デコード手段と、 前記判別手段において、肯定的な判別結果が得られたと
きには、前回の前記伝送フォーマット組合せ識別子のデ
コードによって確定した、伝送情報間間隔が、より長い
情報の前記伝送時間間隔内でのデータ数から、次にデコ
ードしようとする前記伝送フォーマット組合せ識別子の
候補を限定して、前記伝送フォーマット組合せ識別子を
デコードする高速デコード手段と、 を備えることを特徴とする伝送フォーマット組合せ識別
子デコード装置。 - 【請求項9】請求項8に記載の伝送フォーマット組合せ
識別子デコード装置において、 前記伝送フォーマット組合せ識別子は、マスクコードを
含む係数が用いられてエンコードされて、各無線フレー
ム内に挿入されているものであり、 前記判別手段では、前記伝送時間間隔がより長い情報の
前記伝送時間間隔内でのデータ数が変わるとき、前記伝
送フォーマット組合せ識別子の上位側のビットが変化す
るようになっているか否かを判別し、 前記標準デコード手段および前記高速デコード手段は、
ともに、 デ・マスク手段と、ファースト・アダマール変換手段と
を含み、 前記高速デコード手段は、前記ファースト・アダマール
変換手段における演算回数が、前記標準デコード手段よ
りも少ないものであることを特徴とする伝送フォーマッ
ト組合せ識別子のデコード装置。 - 【請求項10】請求項8に記載の伝送フォーマット組合
せ識別子デコード装置において、 前記伝送フォーマット組合せ識別子は、マスクコードを
含む係数が用いられてエンコードされて、各無線フレー
ム内に挿入されているものであり、 前記判別手段では、前記制御情報を解析して前記伝送フ
ォーマット組合せ識別子が取り得る値が、前記マスクコ
ードの部分に対応するビットを含んで表わされる値であ
るときにのみ、前記伝送時間間隔がより長い情報の前記
伝送時間間隔内でのデータ数が変わるとき、前記伝送フ
ォーマット組合せ識別子の上位側のビットが変化するよ
うになっているかどうかを判別し、 前記標準デコード手段および前記高速デコード手段は、
ともに、 デ・マスク手段と、ファースト・アダマール変換手段と
を含み、 前記高速デコード手段は、前記デ・マスク手段および前
記ファースト・アダマール変換手段の実行回数が、前記
標準デコード工程よりも少ないものであることを特徴と
する伝送フォーマット組合せ識別子のデコード装置。 - 【請求項11】請求項8に記載の伝送フォーマット組合
せ識別子のデコード装置において、 前記伝送時間間隔が、より長い情報の前記伝送時間間隔
内でのデータ数は、 前回の前記伝送フォーマット組合せ識別子のデコードの
結果により得られた各情報についての前記伝送時間間隔
内でのデータ数を用いて、前記各情報をデータデコード
し、そのデータデコードの結果としてのデータに誤りが
なかったときに、確定することを特徴とする伝送フォー
マット組合せ識別子のデコード装置。 - 【請求項12】請求項8〜請求項11のいずれかに記載
の伝送フォーマット組合せ識別子のデコード装置を具備
することを特徴とする移動局装置。 - 【請求項13】請求項8〜請求項11のいずれかに記載
の伝送フォーマット組合せ識別子のデコード装置を具備
することを特徴とする基地局装置。 - 【請求項14】請求項12に記載の移動局装置または請
求項13に記載に基地局装置を具備することを特徴とす
る移動体通信システム。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002031725A JP3594086B2 (ja) | 2002-02-08 | 2002-02-08 | 移動体通信における情報多重方法、伝送フォーマット組合せ識別子のデコード方法および装置、移動局装置、基地局装置および移動体通信システム |
US10/359,429 US7274681B2 (en) | 2002-02-08 | 2003-02-06 | Method of multiplexing information in mobile communications, method and apparatus for decoding transport format combination indicator, and mobile station apparatus, base station apparatus and mobile communication system |
EP20030250804 EP1335506A3 (en) | 2002-02-08 | 2003-02-07 | Method and apparatus for decoding transport format combination indicator, mobile station, base station and mobile communication system therefore |
KR10-2003-0008031A KR20030067597A (ko) | 2002-02-08 | 2003-02-08 | 이동체 통신에 있어서의 정보 다중화 방법, 전송 포맷조합 식별자의 디코드 방법 및 장치, 이동국 장치, 기지국장치 및 이동체 통신 시스템 |
CN03120100A CN1437341A (zh) | 2002-02-08 | 2003-02-08 | 复用/解码方法和设备、移动站和基站设备及通信系统 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002031725A JP3594086B2 (ja) | 2002-02-08 | 2002-02-08 | 移動体通信における情報多重方法、伝送フォーマット組合せ識別子のデコード方法および装置、移動局装置、基地局装置および移動体通信システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003234720A true JP2003234720A (ja) | 2003-08-22 |
JP3594086B2 JP3594086B2 (ja) | 2004-11-24 |
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---|---|---|---|
JP2002031725A Expired - Fee Related JP3594086B2 (ja) | 2002-02-08 | 2002-02-08 | 移動体通信における情報多重方法、伝送フォーマット組合せ識別子のデコード方法および装置、移動局装置、基地局装置および移動体通信システム |
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---|---|
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EP (1) | EP1335506A3 (ja) |
JP (1) | JP3594086B2 (ja) |
KR (1) | KR20030067597A (ja) |
CN (1) | CN1437341A (ja) |
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