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JP3438778B2 - W−cdma伝送速度推定方法および装置 - Google Patents

W−cdma伝送速度推定方法および装置

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JP3438778B2
JP3438778B2 JP2000135636A JP2000135636A JP3438778B2 JP 3438778 B2 JP3438778 B2 JP 3438778B2 JP 2000135636 A JP2000135636 A JP 2000135636A JP 2000135636 A JP2000135636 A JP 2000135636A JP 3438778 B2 JP3438778 B2 JP 3438778B2
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path metric
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    • H04B2201/69Orthogonal indexing scheme relating to spread spectrum techniques in general
    • H04B2201/707Orthogonal indexing scheme relating to spread spectrum techniques in general relating to direct sequence modulation
    • H04B2201/70703Orthogonal indexing scheme relating to spread spectrum techniques in general relating to direct sequence modulation using multiple or variable rates
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  • Power Engineering (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Error Detection And Correction (AREA)
  • Detection And Correction Of Errors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、W−CDMA伝送
速度推定方法および装置に関し、特にビタビ復号の過程
において得られるパスメトリックを用いて伝送速度を推
定するW−CDMA伝送速度推定方法および装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】IMT2000におけるW−CDMAシ
ステムに対する方式検討が3GPPにおいて行われてい
る。W−CDMAシステムでは、後述する図1、2に示
した送信処理および受信処理の一般的な各機能を実現す
るためにいくつかのパラメータが必要であり、異なる伝
送速度のデータが統合されて伝送されるW−CDMAな
どでは、特にビット長というパラメータがほぼ全ての機
能に必要な重要パラメータとなる。このビット長を受信
側に知らせるための機能として、TFCI(Transport
Format Combination Indicator)と呼ばれる情報データ
を送ることが検討されている(例えば、文献1:Multip
lexing and Channel Coding,3G TS25.212 V3.1.1/1999
-12など参照)。
【0003】ビット長パラメータは10mS単位ごとに
変化する可能性があるため、受信側では10mSごとに
そのパラメータを知る必要があり、その都度、TFCI
を受信する必要がある。こうした、TFCIのわずらわ
しさから逃れ、また、TFCIを送らないことによるチ
ャネル容量の有効利用の面から、このTFCIを送るこ
となくビット長パラメータを受信側で推定する伝送速度
推定方法(Blind RateDetection)が提案され検討され
ている(例えば、文献1や文献2:Yukihiko Okamura a
nd Fumiyuki Adachi,“Variable-Rate Data Transmissi
on with BlindRate Detection For Coherent DS-CDMA M
obile Radio"など参照)。
【0004】伝送速度を推定する方法については、CD
MAの初期システムであるIS−95システムにおいて
いくつか提案されている(例えば、特開平11−355
150号公報、特開平9−172428号公報、特表平
10−507333号公報、特開平11−340840
号公報など参照)。しかし、これらの方式では複数のT
rCH(トランスポートチャネル)データが一つのチャ
ネルに存在するという概念はない。W−CDMAシステ
ムでは、一つのチャネルに複数のTrCHが存在する場
合の伝送速度推定を目的としているため、これらの方式
をそのまま適用することは難しい。
【0005】W−CDMAシステムにおける伝送速度推
定については、受信側においてビタビ復号処理の過程に
おいて得られるパスメトリックを用いてビット長を得る
方法が提案されている(文献2)。この方式は所定のデ
ータ構造(Fixed Positionと呼ばれている)を前提とし
ており、チャネル容量の面からより優れている新たなデ
ータ構造(Flexible Positionと呼ばれている)への適
用は難しい。そのために、新たなデータ構造の場合はC
RCを用いた方法も検討されている(文献1)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のW−CDMA伝送速度推定方法では、次のよ
うな点から伝送速度推定処理に時間がかかる高速処理で
きないという問題点があった。まず第一に、所定のデー
タ構造(Fixed Position)を利用する方法では、データ
の中にDTX(Discontinuous Transmission)というデ
ータのない空白部分を作る必要があり、それを付加した
り削除したりする過程が必要であった。
【0007】また、第二に、CRCを用いる方法では、
ビタビ復号部へ入力される1ブロック分のビットすべて
を受け取るまで待つ必要があったため処理遅延が大き
く、伝送速度推定が終了するまでにCRCチェックが必
要となるために処理時間が大きくなる。さらには、CR
Cチェックの段階で誤ってしまうと推定に失敗してしま
う場合もあった。本発明はこのような課題を解決するた
めのものであり、伝送速度推定処理に要する時間を大幅
に短縮できるW−CDMA伝送速度推定方法および装置
を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明にかかるW−CDMA伝送速度推定方
法は、ビタビ復号処理される前記データのビット列と正
規の符号化ビット列との相関の強さに基づき、各トラン
スポートチャネルを構成するビット長の組み合わせを示
す複数のトランスポートフォーマットコンビネーション
のうち最尤のものを選択することによりデータ伝送速度
を推定するようにしたものである。これに加えて、前記
相関の強さを示す値としては、前記ビタビ復号処理でそ
れぞれ算出される複数のパスメトリック値を用いるとと
もに、前記最尤のトランスポートフォーマットコンビネ
ーションを選択する際は、前記各トランスポートチャネ
ルについて並列的に前記ビタビ復号処理を行うことによ
り、前記各トランスポートフォーマットコンビネーショ
ンを適用したときに得られる最大パスメトリック値を前
記各トランスポートチャネルごとに並列的に算出し、前
記各トランスポートチャネルごとに得られる各パスメト
リック値を同一トランスポートフォーマットコンビネー
ションごとに統計処理し、この統計処理結果に基づき最
尤のトランスポートフォーマットコンビネーションを選
択するようにしたものである。
【0009】
【0010】
【0011】本発明にかかるW−CDMA伝送速度推定
装置は、上記のW−CDMA伝送速度推定方法を用い
て、各トランスポートチャネルを構成するビット長の組
み合わせを示す複数のトランスポートフォーマットコン
ビネーションのうち最尤のものを選択することによりデ
ータ伝送速度を推定する伝送速度推定手段を備えるもの
である。
【0012】また、前記各トランスポートフォーマット
コンビネーションごとに、そのトランスポートフォーマ
ットコンビネーションを適用した場合に得られる複数の
パスメトリック値を相互に比較して最大パスメトリック
値を選択する最大パスメトリック比較手段と、この最大
パスメトリック比較手段で選択された最大パスメトリッ
ク値を記憶する最大パスメトリック記憶手段と、データ
伝送速度を推定する推定手段とを設け、推定手段で、最
大パスメトリック記憶手段に記憶されている前記各トラ
ンスポートフォーマットコンビネーションごとの最大パ
スメトリック値を比較し、その最尤のトランスポートフ
ォーマットコンビネーションを選択することによりデー
タ伝送速度を推定するものとし、さらに、前記最大パス
メトリック比較手段および前記最大パスメトリック記憶
手段を前記各トランスポートチャネルごとに並列して設
けるとともに、これら最大パスメトリック記憶手段に記
憶されている最大パスメトリックを同一トランスポート
フォーマットコンビネーションごとに統計処理する統計
処理手段をさらに備え、前記推定手段で、この統計処理
手段で算出された各トランスポートフォーマットコンビ
ネーションごとの統計処理結果を比較し、その最尤のト
ランスポートフォーマットコンビネーションを選択する
ことによりデータ伝送速度を推定するようにしてもよ
い。
【0013】
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施の形
態にかかるW−CDMA伝送速度推定装置が適用される
一般的なW−CDMAシステムにおけるトランスポート
層での送信処理部を示す機能ブロック図、図2は同じく
一般的なW−CDMAシステムにおけるトランスポート
層での受信処理部を示す機能ブロック図である。
【0015】図1には、3つのサービスすなわちトラン
スポートチャネル(TrCH)ごとに送信処理を行うエ
ンコーダ2A〜2Cが設けられており、各トランスポー
トチャネルのエンコーダではそれぞれ次のような操作を
行う。まず、TrCH#1に対応するエンコーダ2Aで
は、CRC付加部21で、上位レイヤから渡されたデー
タブロック1Aに誤り検出用のCRCを付加し、畳み込
み符号部22で、誤り訂正符号化、この例では畳み込み
符号化を行う。符号化されたビットは物理チャネルで伝
送可能な所望ビット長に合わせるために、レート調整部
23でビット数を減少させたり(Puncturing)増加させ
たり(Repeating)することによりレート調整(Rate Ma
tching)を行う。
【0016】続いてインターリーバ24でインターリー
ブ(Interleaving)を行い、所望ビット長のデータブロ
ック3Aを生成する。他のTrCH#2,#3について
も、エンコーダ2Aと同一構成を有するエンコーダ2
B,2Cで処理され、入力されたデータブロック1B,
1Cから所望ビット長のデータブロック3B,3Cが生
成される。このようにして、各エンコーダ2A〜2Cで
生成されたデータブロック3A〜3Cは、チャネル統合
部30で1つの送信出力3に統合され、1つの物理チャ
ネルで送信される。
【0017】図1には、3つのトランスポートチャネル
ごとに受信処理を行うデコーダ5A〜5Cが設けられて
おり、各トランスポートチャネルのデコーダではそれぞ
れ次のような操作を行う。なお、デコーダでの操作は、
上記エンコーダでの操作とほぼ逆の操作となる。まず、
1つの物理チャネルで受信された受信出力4は、チャネ
ル分離部40で各トランスポートチャネルごとのデータ
ブロック4A〜4Cに分離され、デコーダ5A〜5Cへ
入力される。
【0018】デコーダ5Aでは、まず、デインターリバ
51でデータブロック4Aをデインターリブ(De-Inter
leaving)を行い、レート制御部52で、エンコーダ2
A〜2Cとは逆の処理を行う。そして、ビタビ復号部5
3で誤り訂正復号化、この例では畳み込み復号化を行っ
た後、CRC検査部54で誤り検出用のCRCをチェッ
クし、得られたデータブロック6Aを上位レイヤへ渡
す。他のTrCH#2,#3についても、デコーダ5A
と同一構成を有する各デコーダ5B,5Cで処理され、
データブロック6B,6Cが得られる。
【0019】本発明で取り扱うW−CDMA伝送速度推
定装置は、図2に示したデコーダ5A〜5Cのビタビ復
号部53内に含まれる。図3はビタビ復号部の基本的な
主要部分の構成を示す機能ブロック図である。図3にお
いて、まず、ビタビ復号部53にデータ70が入力され
ると、一旦、データ記憶部71でデータ71が蓄えら
れ、ブランチメトリック生成部72においてビタビアル
ゴリズムで用いるでブランチメトリックが生成される。
そして、このブランチメトリックの値とパスメトリック
記憶部75に蓄えられている値とが加算器73で加算さ
れる。
【0020】比較選択部74では、加算器73の出力と
パスメトリック記憶部75に記憶されている値とを大小
比較し、その大きい方を選択してパスメトリック記憶部
75に格納する。このようにして、ブランチメトリック
生成部72〜比較選択部74までの操作、すなわちAC
S(Add Compare Select)操作をトレリス長回繰り返
す。そして、データ推定部76において、最も高い確か
らしさすなわちパスメトリックが得られた処理時点を起
点として所定ビット長分だけトレースバックして復号化
処理が行われ、復号データ77が生成される。これによ
り、ビタビ復号部での復号化処理が完了する。
【0021】本実施の形態にかかるW−CDMA伝送速
度推定装置は、このビタビ復号部を改良したものであ
る。従来、このビタビ復号部を改良して伝送速度推定装
置を構成したものもある。例えば、図4に示すように、
上記ビタビ復号部53のデータ推定部76から出力され
た復号データ77を出力結果記憶部78で記憶してお
き、これをCRCチェック部79でCRC検査し、その
一致に応じて伝送速度を決定するようにしている。
【0022】しかし、この構成では、図5に示すような
データ構造を扱うことが前提となっている。図5のデー
タ構造では、データブロック数が有限個であり(ここで
はデータブロック数=4で各ブロック長は等しい)、常
に最大の4つ分のデータ長でビタビ復号部へ入力される
(Fixed Position:フィクスドポジション)。この場
合、データブロックが1つしかなくてもブロック4つ分
のビット長として扱われ、データが空の部分はDTX
(Discontinuous Transmission)と呼ばれるFLAG
(斜線ハッチング部分)で判断される。
【0023】この構造を持つデータをビタビ復号部へ入
力し、図3で示したように操作していくと、データが空
になるDTXの部分からパスメトリック値の変化がなく
なってしまう。実際には熱雑音などの影響で変化が全く
なくなってしまうことはないが小さくなると考えられ
る。DTXが始まるビット位置は図5の矢印のように4
つと限定されており、また、畳み込み符号のトレリスタ
ーミネーションの特徴により、データのビット終了位置
では符号器のレジスタの状態が0となることが一意に決
まっている。これらのことを利用して、DTX開始位置
を求めデータブロック長を知る方法が従来の特徴であ
る。
【0024】ところが、前述したように、チャネル利用
効率の面から図5のようなデータ構造だけでなく、図6
のようなデータ構造(Flexible Position:フレキシブ
ルポジション)をも扱うことが検討されている(文献1
など参照)。図6に示したデータ構造は、図2における
チャネル分離部40へ入力される受信出力4のデータ構
造であり、複数のトランスポートチャネルが統合された
状態を示している。図5のデータ構成との違いは、各ト
ランスポートチャネルの間にDTXが含まれないことで
ある。
【0025】したがって、DTXを用いた従来方法(Bl
ind Rate Detection)で図6のデータ構造の信号の伝送
速度推定を行うのは難しい。図6におけるトランスポー
トチャネルのビット長の組み合わせはいくつかに限定さ
れており、例えばTrCH#1のビット長が判明すれば
他の3つのトランスポートチャネルのビット長が一意に
決定されるように組み合わせが決められている。これは
トランスポートフォーマットコンビネーション(TF
C:TransportFormat Combination)と呼ばれている。
【0026】したがって、TrCH#1のビット長を求
めること、すなわち幾つかあるトランスポートフォーマ
ットコンビネーション(TFCS:TFC Setと呼ばれて
いる)の中から、ある1つのトランスポートフォーマッ
トコンビネーションを適切に選択することが、伝送速度
推定したことになる。ビット長を求める理由は、図2に
示したように、デインターリーバ51、レート調整部5
2での操作を行う際に必要となるからである。このた
め、チャネル分離部40での処理時に各トランスポート
チャネルのビット長がわかっていなければそれ以降の操
作を行うことはできず、なるべく早期に各トランスポー
トチャネルのビット長を知る必要がある。各トランスポ
ートチャネルのビット長を知らせるためのデータを送信
する方法では、このデータがある時間間隔で送信される
ために、そのデータが来るまで各機能は実行できない。
【0027】次に、図7を参照して、本実施の形態にか
かるW−CDMA伝送速度推定装置について説明する。
図7は本実施の形態にかかるW−CDMA伝送速度推定
装置を示す機能ブロック図である。このW−CDMA伝
送速度推定装置は、図3のビタビ復号部のうち、データ
推定部76を変更した構成となっており、他はほぼ同じ
構成をなしている。
【0028】図7のW−CDMA伝送速度推定装置に
は、入力データ10を一時的に記憶するデータ記憶部1
1、このデータ記憶部11に記憶されているデータから
ブランチメトリックを生成するブランチメトリック生成
部12、パスメトリック値を記憶しておくためのパスメ
トリック記憶部15、ブランチメトリック生成部12で
生成されたブランチメトリックの値とパスメトリック記
憶部15で記憶されているパスメトリックの値との和を
算出する加算器13、この加算器13の出力とパスメト
リック記憶部15に記憶されているパスメトリックの値
を比較して、トレリス線図での生き残りパスを選択する
比較選択部14が設けられている。
【0029】これに加えて、パスメトリック記憶部15
に記憶されているパスメトリック値から各時点のトラン
スポートフォーマットコンビネーションに対応するパス
メトリックの最大値を求めるパスメトリック比較部16
と、このパスメトリック比較部16で選択されたパスメ
トリック最大値を記憶する最大パスメトリック記憶部1
7と、この最大パスメトリック記憶部17に記憶さてい
る各時点のトランスポートフォーマットコンビネーショ
ンに対応する最大パスメトリック値のうちから、すべて
のトランスポートフォーマットコンビネーションのうち
最大のパスメトリックを選択する推定部18とが設けら
れている。
【0030】次に、図8を参照して、図7に示したW−
CDMA伝送速度推定装置の動作について説明する。図
8は第1の実施の形態にかかるW−CDMA伝送速度推
定処理の動作を示すフローチャートであり、(a)は伝
送速度推定処理、(b)はトランスポートフォーマット
コンビネーションごとの最大パスメトリック算出処理を
示している。ここでは図6のデータ構造(Flexible Pos
ition)を扱うものとする。基本的なフローは、図2の
チャネル分離部40に到着した受信出力4に対して、全
てのトランスポートフォーマットコンビネーションを順
番に試した後、より尤もらしいトランスポートフォーマ
ットコンビネーションを選択するという手順である。
【0031】図2に示すように、1つの物理チャネルで
受信された受信出力4は、チャネル分離部40で各トラ
ンスポートチャネルごとのデータブロック4A〜4Cに
分離され、デコーダ5A〜5Cへ入力される。この際、
受信出力4は、図6で述べたデータ構造となっており、
各トランスポートチャネルの区別がついているが実際に
はまだこの時点では認識できていない。そこで、図8
(a)に示すように、まず1つ目のビット長組み合わせ
すなわちトランスポートフォーマットコンビネーション
1を選択し(ステップ100)、それをもとにTrCH
#1について、デコーダ5Aのデインターリーブ51で
デインターリーブを行い(ステップ101)、レート調
整部52でレートを調整する。そして、得られたビット
列を図7の伝送速度推定装置へ入力し、図8(b)の最
大パスメトリック算出処理を開始する。
【0032】ここで、本発明にかかる伝送速度推定の動
作原理について補足説明する。まず、誤ったトランスポ
ートフォーマットコンビネーションを選択した場合の状
況を想定してみる。この際、上記のデインターリーバお
よびレート調整の各機能は、それぞれのトランスポート
チャネルについて正確なビット長を必要とするため、誤
ったトランスポートフォーマットコンビネーションすな
わち誤ったビット長の組み合わせを選択した場合、誤動
作してしまう。その結果、ビタビ復号部に入力されるビ
ット列は送信側において意図していたビット列とは全く
異なったものになってしまいランダムに生成されたビッ
トと同様になってしまう。
【0033】ビタビ復号部に正規の符号化ビット列(す
なわち符号化時の元のビット列)でないランダムと考え
られるビット列を入力した場合、そのパスメトリックの
変化率は正規の符号化ビット列を入力した場合より小さ
くなる。さらに、この差は信号対雑音比(SNR)が大
きくなるに従って顕著になることが報告されている(例
えば、文献3:A.J Viterbi and J.K.Omura;“Princepl
es of Digital Communication and Coding“,MCGRAW-HI
LL,NEW YORK,1979など参照)。
【0034】したがって、それぞれのトランスポートフ
ォーマットコンビネーションごとに受信したビット列と
正規の符号化ビット列との相関の強さ、例えばパスメト
リックを算出して比較すれば、その時点で尤もらしいト
ランスポートフォーマットコンビネーションが判明され
ることになる。本発明はこの特性を利用した方式であ
る。
【0035】図8(b)では、ステップ102までで生
成されたデータ10をデータ記憶部11へ入力し、ブラ
ンチメトリック生成部12、加算器13、比較選択部1
4およびパスメトリック記憶部15で、前述したビタビ
復号処理と同様の処理を開始する。まずトレリス線図に
おいて最初のノード時点を選択し(ステップ110)、
ブランチメトリック生成部12でブランチメトリックを
生成する(ステップ111)。そして、加算器13、比
較選択部14およびパスメトリック記憶部15でACS
操作を行い、パスメトリック比較部16でそのノード時
点における各状態のパスメトリックのうち最大のもの選
択し(ステップ113)、最大パスメトリック記憶部1
7で記憶する。
【0036】スレッショルド値で定めたノード時点に達
するまで(ステップ114:NO)、トレリス線図上の
次のノード時点へ順次移行して(ステップ115)、こ
れらステップ111〜113を繰り返し実行し、各トラ
ンスポートフォーマットコンビネーションを適用して得
られた最大パスメトリックはノード時点ごとに更新し、
それぞれ最大パスメトリック記憶部17へ記憶してい
く。このスレッショルド値は、トレリス線図上で繰り返
すべきノード時点の最大数を表しているが、この値は比
較的少なく、畳み込み符号の拘束長の4倍から5倍とい
われており、SNRにもよるが100ステップも行えば
十分であるといわれている(文献3)。
【0037】トレリス線図でのノード番号がスレッショ
ルド値に達した場合は(ステップ114:YES)、図
8(a)のステップ104へ戻り、他のトランスポート
フォーマットコンビネーションが残っている場合には
(ステップ104:NO)、次のトランスポートフォー
マットコンビネーションを選択し(ステップ105)、
ステップ101〜103を繰り返し実行する。全てのト
ランスポートフォーマットコンビネーションに対しこれ
ら操作を終えた場合は(ステップ104:YES)、推
定部18で各トランスポートフォーマットコンビネーシ
ョンごとに得られたそれぞれの最大パスメトリック値を
相互に比較し(ステップ106)、その中から最大のパ
スメトリック値が得られた場合に適用されていたトラン
スポートフォーマットコンビネーションの内容を選択す
ることにより所望の推定伝送速度が得られる。
【0038】このように、W−CDMAシステムにおい
て、ビタビ復号部で各トランスポートフォーマットコン
ビネーションごとに受信したデータのビット列と正規の
符号化ビット列との相関の強さを比較して、所望の推定
伝送速度を得るのようにしたので、従来のように所定の
データ構造(Fixed Position)を利用する方法と比較し
て、データの中にDTX(Discontinuous Transmissio
n)というデータのない空白部分を作る必要がなくるた
め、これを付加したり削除したりする過程が不要とな
り、処理速度が向上する。また、CRCを用いる方法と
比較して、CRCチェックを行わないため1ブロック分
のビットすべてを受け取る必要がなくなり、処理遅延が
なくなるとともに、CRCチェックに要する処理時間分
も短縮できる。したがって、伝送速度推定を飛躍的に高
速で処理することができる。
【0039】特に、CRCを用いる方法であれば、1ビ
ットでも誤りがあると推定に失敗してしまうことになる
が、本実施の形態にかかる方法であれば、多少のビット
誤りはあってもパスメトリックで比較するのでそれらは
吸収されてしまう。なお、トランスポートフォーマット
コンビネーションビット構成を示すデータをやり取りす
る方法と比較して、そのようなデータを送る必要がなく
なるため、チャネル容量の大幅増加も期待できる。ま
た、相関の強さを比較する場合、ビタビ復号部で各トラ
ンスポートフォーマットコンビネーションごとに対応す
る最大パスメトリックを算出し、これら最大パスメトリ
ックを比較するようにしたので、ビタビ復号処理で用い
られるパスメトリックを利用することができ、特別な処
理を追加する必要がなく、処理時間や回路部の増大を抑
制できる。
【0040】図9は、本発明と従来方法(Blind Rate D
etection)による伝送速度推定処理に要する時間の比較
を示す説明図であり、(a)は本発明により1つのトラ
ンスポートフォーマットコンビネーションついて最大パ
スメトリックを算出するのに要する時間、すなわち1ト
ランスポートフォーマットコンビネーション当たりの伝
送速度推定所要時間、(b)は従来方法による伝送速度
推定所要時間である。本実施の形態によれば、受信出力
の各入力ブロックの全てに対してパスメトリックを求め
る必要がなく、前述したように高々100ステップ程度
で最大パスメトリックを算出でき、CRC検出も行う必
要がない。このことからも本発明による伝送速度推定の
処理時間に対する優位性がうかがえ、本発明によれば処
理量が飛躍的に削減されることが期待できる。
【0041】次に、図10,11を参照して、本発明の
第2の実施の形態について説明する。図10は第2の実
施の形態にかかるW−CDMA伝送速度推定装置を示す
機能ブロック図、図11は第2の実施の形態にかかるW
−CDMA伝送速度推定処理を示すフローチャートであ
る。前述した第1の実施の形態では、TrCH#1にの
み適用した場合を例として説明したが、ここでは、他の
TrCH#2〜#4に対しても並列的に行う場合につい
て説明する。
【0042】本実施の形態では、前述したように1つの
トランスポートフォーマットコンビネーションを選択す
ると全てのトランスポートチャネルに対するビット長が
同時に決定されるので、それぞれのビット長を用いて図
8の伝送速度推定処理が全てのトランスポートチャネル
に対し同時に行うことができる。このとき、全てのトラ
ンスポートチャネルについて、符号化処理は畳み込み符
号で行うとともに、復号化処理はビタビ復号で行うこと
ものと想定する。
【0043】ここでは、図10に示すように、前述した
図7の構成と比較して、各トランスポートチャネルごと
に並列して、データ記憶部11、ブランチメトリック生
成部12、加算器13、比較選択部14、パスメトリッ
ク記憶部15、パスメトリック比較部16、最大パスメ
トリック記憶部17が設けられている。そして、各トラ
ンスポートチャネルごとにその最大パスメトリック記憶
部17に記憶されている最大パスメトリック値を各トラ
ンスポートフォーマットコンビネーションごとに統計処
理する統計処理部19が設けらている。
【0044】まず、図11では、ステップ100〜10
5により、各トランスポートフォーマットコンビネーシ
ョンごとの最大パスメトリックが計算されて、パスメト
リック記憶部15へ格納される。この処理が各トランス
ポートチャネルごとに並列的に行われ、算出された最大
パスメトリックが統計処理部19で同一トランスポート
フォーマットコンビネーションごとに統計処理、例えば
足し合わせ処理される(ステップ120)。
【0045】ここで、足し合わせる値は各トランスポー
トチャネルにおいて、それぞれのトランスポートフォー
マットコンビネーションを適用して得られた最大のパス
メトリックが用いられ、規格化した値すなわち統計処理
結果が算出される。このようにして得られた結果を各ト
ランスポートフォーマットコンビネーションごとに比較
し、最大値を持つトランスポートフォーマットコンビネ
ーションを選択する(ステップ121)。これにより、
所望の推定伝送速度が得られる。
【0046】以上の各実施の形態では、伝送速度推定す
る際、各トランスポートフォーマットコンビネーション
の最大パスメトリックそのものを比較する場合を例とし
て説明したが、これに限定されるものではなく、入力さ
れたビット列と正規の符号化ビット列との相関の強さを
示す値であればよい。例えば、最大パスメトリックの代
わりに、パスメトリックの差、最大パスメトリックと最
小パスメトリックの差、最大パスメトリックと第2最大
パスメトリックの差を用いることも可能である。さらに
は、パスメトリックの増加量を用いてもよい。
【0047】また、最尤パスの連続性に着目し、トレリ
ス線図の各ノードにおいては最大パスメトリックを持つ
が、最尤パス上にはない地点をカウントし、その数によ
って、当該トランスポートフォーマットコンビネーショ
ンであるか否かを決定する方法も可能である。また、任
意のトランスポートフォーマットコンビネーションを選
択してデータをビタビ復号処理し、その結果を再符号化
して、ビタビ復号前のデータとの相関を算出し、これら
相関の大小によって、トランスポートフォーマットコン
ビネーションを決定するようにしてもよい。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、ビタビ
復号処理される前記データのビット列と正規の符号化ビ
ット列との相関の強さに基づき、各トランスポートチャ
ネルを構成するビット長の組み合わせを示す複数のトラ
ンスポートフォーマットコンビネーションのうち最尤の
ものを選択することによりデータ伝送速度を推定するも
のとし、相関の強さを示す値としては、ビタビ復号処理
でそれぞれ算出される複数のパスメトリック値を用いる
とともに、最尤のトランスポートフォーマットコンビネ
ーションを選択する際は、各トランスポートチャネルに
ついて並列的にビタビ復号処理を行うことにより、各ト
ランスポートフォーマットコンビネーションを適用した
ときに得られる最大パスメトリック値を各トランスポー
トチャネルごとに並列的に算出し、各トランスポートチ
ャネルごとに得られる各パスメトリック値を同一トラン
スポートフォーマットコンビネーションごとに統計処理
し、この統計処理結果に基づき最尤のトランスポートフ
ォーマットコンビネーションを選択するようにしたの
で、従来のように所定のデータ構造(Fixed Position)
を利用する方法と比較して、データの中にDTX(Disc
ontinuous Transmission)というデータのない空白部分
を作る必要がなくるため、これを付加したり削除したり
する過程が不要となり、処理速度が向上する。また、C
RCを用いる方法と比較して、CRCチェックを行わな
いため1ブロック分のビットすべてを受け取る必要がな
くなり、処理遅延がなくなるとともに、CRCチェック
に要する処理時間分も短縮できる。したがって、伝送速
度推定を飛躍的に高速で処理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態にかかるW−CDMA
伝送速度推定装置が適用される一般的なW−CDMAシ
ステムにおけるトランスポート層での送信処理部を示す
機能ブロック図である。
【図2】 一般的なW−CDMAシステムにおけるトラ
ンスポート層での受信処理部を示す機能ブロック図であ
る。
【図3】 ビタビ復号部の基本的な主要部分の構成を示
す機能ブロック図である。
【図4】 従来の伝送速度推定装置を示す機能ブロック
図である。
【図5】 図4の伝送速度推定装置で用いるデータ構造
(Fixed Position)を示す説明図である。
【図6】 W−CDMAシステムで用いるデータ構造
(Fixed Position)を示す説明図である。
【図7】 本発明の第1の実施の形態にかかるW−CD
MA伝送速度推定装置を示す機能ブロック図である。
【図8】 本発明の第1の実施の形態にかかるW−CD
MA伝送速度推定処理を含む受信処理部の動作を示すフ
ローチャートである。
【図9】 本発明の第1の実施の形態と従来方法(Blin
d Rate Detection)による伝送速度推定処理に要する時
間の比較を示す説明図である。
【図10】 本発明の第2の実施の形態にかかるW−C
DMA伝送速度推定装置を示す機能ブロック図である。
【図11】 本発明の第2の実施の形態にかかるW−C
DMA伝送速度推定処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
11…データ記憶部、12…ブランチメトリック生成
部、13…加算器、14…比較選択部、15…パスメト
リック記憶部、16…パスメトリック比較部、17…最
大パスメトリック記憶部、18…推定部、19…統計処
理部。
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Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれビット長が変化する複数のトラ
    ンスポートチャネルからなる受信出力のうち、任意のト
    ランスポートチャネルのデータに対してビタビ復号処理
    を行うことによりそのデータ伝送速度を推定するW−C
    DMA伝送速度推定方法であって、 ビタビ復号処理される前記データのビット列と正規の符
    号化ビット列との相関の強さに基づき、各トランスポー
    トチャネルを構成するビット長の組み合わせを示す複数
    のトランスポートフォーマットコンビネーションのうち
    最尤のものを選択することによりデータ伝送速度を推定
    し、 前記相関の強さを示す値として、前記ビタビ復号処理で
    それぞれ算出される複数のパスメトリック値を用い、 前記最尤のトランスポートフォーマットコンビネーショ
    ンを選択する際、前記各トランスポートチャネルについ
    て並列的に前記ビタビ復号処理を行うことにより、前記
    各トランスポートフォーマットコンビネーションを適用
    したときに得られる最大パスメトリック値を前記各トラ
    ンスポートチャネルごとに並列的に算出し、前記各トラ
    ンスポートチャネルごとに得られる各パスメトリック値
    を同一トランスポートフォーマットコンビネーションご
    とに統計処理し、この統計処理結果に基づき最尤のトラ
    ンスポートフォーマットコンビネーションを選択する
    とを特徴とするW−CDMA伝送速度推定方法。
  2. 【請求項2】 それぞれビット長が変化する複数のトラ
    ンスポートチャネルからなる受信出力のうち、任意のト
    ランスポートチャネルのデータに対してビタビ復号処理
    を行うことによりそのデータ伝送速度を推定するW−C
    DMA伝送速度推定装置であって、 請求項1記載のW−CDMA伝送速度推定方法を用い
    て、各トランスポートチャネルを構成するビット長の組
    み合わせを示す複数のトランスポートフォーマットコン
    ビネーションのうち最尤のものを選択することによりデ
    ータ伝送速度を推定する伝送速度推定手段を備えること
    を特徴とするW−CDMA伝送速度推定装置。
  3. 【請求項3】 それぞれビット長が変化する複数のトラ
    ンスポートチャネル からなる受信出力のうち、任意のト
    ランスポートチャネルのデータに対してビタビ復号処理
    を行うことによりそのデータ伝送速度を推定するW−C
    DMA伝送速度推定装置であって、 前記ビタビ復号処理で、前記各トランスポートフォーマ
    ットコンビネーションごとに、そのトランスポートフォ
    ーマットコンビネーションを適用した場合に得られる複
    数のパスメトリック値を相互に比較してその最大パスメ
    トリック値を選択する最大パスメトリック比較手段と、 この最大パスメトリック比較手段で選択された最大パス
    メトリック値を記憶する最大パスメトリック記憶手段
    と、 この最大パスメトリック記憶手段に記憶されている前記
    各トランスポートフォーマットコンビネーションごとの
    最大パスメトリック値を比較し、その最尤のトランスポ
    ートフォーマットコンビネーションを選択することによ
    りデータ伝送速度を推定する推定手段とを備え、 前記最大パスメトリック比較手段および前記最大パスメ
    トリック記憶手段を前記各トランスポートチャネルごと
    に並列して設け、 これら最大パスメトリック記憶手段に記憶されている最
    大パスメトリックを同一トランスポートフォーマットコ
    ンビネーションごとに統計処理する統計処理手段をさら
    に備え、 前記推定手段は、この統計処理手段で算出された各トラ
    ンスポートフォーマットコンビネーションごとの統計処
    理結果を比較し、その最尤のトランスポートフォーマッ
    トコンビネーションを選択することによりデータ伝送速
    度を推定することを特徴とするW−CDMA伝送速度推
    定装置。
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