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JP2003228256A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JP2003228256A
JP2003228256A JP2002026805A JP2002026805A JP2003228256A JP 2003228256 A JP2003228256 A JP 2003228256A JP 2002026805 A JP2002026805 A JP 2002026805A JP 2002026805 A JP2002026805 A JP 2002026805A JP 2003228256 A JP2003228256 A JP 2003228256A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
image
post
rotation
photosensitive drum
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2002026805A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanobu Saito
雅信 斉藤
Shoji Maruyama
昌二 丸山
Shuji Nishitani
修治 西谷
Toru Saito
齋藤  亨
Kazunari Murayama
一成 村山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2002026805A priority Critical patent/JP2003228256A/ja
Publication of JP2003228256A publication Critical patent/JP2003228256A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像流れを抑制するにあたり、像担持体の後
回転時間を無駄に長くさせないよう適切に制御し、像担
持体の長寿命化を図ることを目的とする。 【解決手段】 感光ドラム11〜14上の現像材を転写
材Pへ転写する転写ローラ51〜55と、転写材Pに関
する情報を取得する紙検知手段80等と、取得された情
報に基づいて、画像形成後の感光ドラム11〜14の回
転時間を制御する後回転延長制御手段2を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式の複
写機、レーザービームプリンタ等の画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】電子写真記録方式を用いた既知の画像形
成装置として、例えば、レーザービームプリンタには、
回転駆動される像担持体としての感光ドラム、感光ドラ
ムの表面を一様に帯電する帯電手段としての帯電ロー
ラ、感光ドラムの表面を露光して画像信号に対応した静
電潜像を形成させるレーザー、静電潜像をトナーにより
現像して可視画像を形成させる現像手段、可視画像(現
像剤像)をシートとしての記録用紙上に転写させる転写
ローラ、記録用紙上に転写された可視画像を定着させる
定着手段等、を具備している。
【0003】この画像形成装置において、感光ドラムと
帯電ローラとクリーニング手段や現像手段とを一体的に
カートリッジ化して、このプロセスカートリッジを画像
形成装置本体に着脱可能とすることにより、メンテナン
スフリーの画像形成装置を実現したものが知られてい
る。
【0004】このような画像形成装置では、たとえば長
期使用により、プロセスカートリッジに組込まれた構成
部品の機能が低下した場合、プロセスカートリッジ全体
が交換されている。この交換作業は、ワンタッチで画像
形成装置本体を開放して、装置本体内部から古いプロセ
スカートリッジを取り出し、装置本体に未使用新品のプ
ロセスカートリッジを装着するといった極めて簡単な作
業であり、操作者自身で容易に実施することができるも
のである。
【0005】また、電子写真方式により、像担持体であ
る感光ドラムなどの感光体の表面を帯電、露光して形成
した静電潜像を現像剤により現像し、記録紙に転写、定
着させて画像を記録する画像形成装置においては、画像
形成プロセス終了後に装置を停止する前に、後回転を行
うのが普通である。後回転は、画像形成プロセス後にさ
らに感光ドラムを回転させ、交流電圧をかけて表面に残
っている電荷を除電したり、定着ローラの非通紙部の温
度を下げることなどを目的として行われる。この後回転
は、装置を不必要に運転することのないように、通常は
記録紙への印字が終了したあと、記録紙を装置外へ排出
する間に行われる。
【0006】ところで、近年はプリンタの低価格化によ
って、需要が世界規模で広がり、様々な環境でプリンタ
が使用されるようになってきた。これに伴い、高温高湿
のオフィスに空調機のない環境でプリンタが使用される
ことが多くなるに従い、吸湿した紙による画像流れが問
題になってきた。
【0007】画像流れとは、帯電時に放電により感光体
表面に生成されたオゾン生成物や、感光体表面に付着し
た紙のてん料(例えばタルク)などが、高湿環境下で吸
湿し、感光体表面を低抵抗化することで、静電潜像が乱
されるために鮮明な画像が得られなくなる現象である。
吸湿の原因となる水分として、プリンタが内部に吸い込
んだ雰囲気中の水分に加え、給紙カセット内で吸湿した
紙が定着器の熱によって除湿され、その水分が感光体に
付着する場合や、紙が感光体と接触する際に、てん料な
どが直接付着することもある。
【0008】この画像流れを防ぐ手段としては、現像剤
であるトナーの表面に研磨剤を外添することがあるが、
このようなトナーを使用した場合でも、文字画像のよう
に低印字率の画像を印字する場合には、研磨剤の効果が
薄く画像流れが発生しやすくなる。
【0009】これまで、画像流れの原因となる、感光体
表面のオゾン生成物などを除去する手段としては、感光
体表面に表面抵抗の低下を補完する物質を塗布する、あ
るいはクリーニング部材を新たに設けて感光体に当接す
る、といった手段が提案されている。しかし、これらの
手段は、装置の大型化、コストアップが問題となる。
【0010】装置の大型化およびコストアップを防ぎつ
つ、低印字率画像を印字した際にも、画像流れの発生し
ない画像形成装置として、特開平11−249501号
では、感光ドラムの後回転を延長して、感光ドラムをク
リーニングする方法が考案されている。具体的には、感
光ドラムの総回転数や、印字枚数、印字率などを記憶し
て、所定の値を超えると、ドラムの後回転を延長するも
のである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】画像流れ防止のため
に、感光ドラムの総回転数や、印字枚数、印字率で後回
転を延長することは有効である。しかしながら、後回転
を延長すると、その分だけ感光ドラムの寿命を縮まって
しまう。できるだけ長く感光ドラムの寿命を保つために
は、画像流れが出やすい転写材の履歴に従って、適切な
タイミングで後回転を延長し、最低限の回転数で済ませ
ることが望ましい。
【0012】そこで、本発明は、画像流れを抑制するに
あたり、像担持体の回転時間を無駄に長くさせないよう
適切に制御し、像担持体の長寿命化を図ることを目的と
する。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、像担持体上の現像材を転写材へ転写する
転写手段と、前記転写材に関する情報を取得する取得手
段と、前記取得手段により取得された前記情報に基づい
て、前記像担持体の回転時間を制御する制御手段を有す
ることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態をイン
ライン方式のカラープリンタの実施例により詳細に説明
する。なお、本発明は、装置の形に限らず、実施例の説
明に裏付けられて、方法の形で実施することもできる。
【0015】
【実施例】(実施例1)図4は、本発明の第1実施の形
態に係る電子写真プロセスを利用したカラー画像形成装
置の画像形成部の概略構成を示す断面図である。
【0016】同図において、100は画像形成部であ
り、この画像形成部100は、下から順に、縦一列に配
置されたY(イエロー),M(マゼンタ),C(シア
ン),K(ブラック)の画像形成ユニットに対応し、カ
ラーステーション101〜104と、転写部材としての
転写ローラ51〜54とを備え、カラーステーション1
01〜104に、不図示の転写材を搬送し、カラーステ
ーション101〜104において形成されたトナー画像
を転写することにより転写材上にフルカラー画像を形成
する構成となっている。
【0017】ここで、このカラーステーション101〜
104はそれぞれ、プロセスカートリッジにより構成さ
れる一方、画像担持体として繰り返し使用されると共
に、矢示の反時計方向に所定の周速度(プロセススピー
ド)をもって回転駆動される回転ドラム型の電子写真感
光体(以下、感光ドラムという)11〜14と、感光ド
ラム11〜14の表面を一様に帯電処理する1次帯電ロ
ーラ21〜24と、感光ドラム上に形成された静電潜像
を現像する現像装置である現像器41〜44と、感光ド
ラム上を露光して静電潜像を形成する画像露光手段31
〜34と、感光ドラム上のトナーを取り除くクリーニン
グ装置61〜64とを備えている。
【0018】なお、本実施の形態において、感光ドラム
11〜14は直径30mmの負帯電OPC感光体であ
り、また周速度は100mm/secである。また、1
次帯電ローラ21〜24は、感光ドラム11〜14に従
動当接して帯電を行うDC接触帯電方式の帯電装置を構
成すると共に、−1.2KvのDC電圧が印加した1次
帯電ローラ21〜24により感光ドラム表面は−600
vに帯電される。
【0019】また、現像器41〜44は、図4に示すよ
うに内部にY,M,C,BKの磁性体を含まない、所謂
ノンマトナーが収納されるトナー収納部41aと、感光
ドラム11〜14と対向するように配設され、不図示の
回転駆動装置によって感光ドラム11〜14に対して順
方向に回転する現像ローラ41bとを備えると共に、不
図示のコントローラの信号によって現像ローラ41bに
可変電圧を印加する接触一成分接触現像方式によって感
光ドラム上に形成された静電潜像を現像するものであ
る。
【0020】また、画像露光手段31〜34は、レーザ
ダイオード、ポリゴンスキャナー、レンズ群等によって
構成されるものであり、この画像露光手段31〜34に
よって画像露光を受けることにより、感光ドラム上に
は、それぞれ目的のカラー画像の第1〜第4の色成分像
(例えばイエロー、マゼンダ、シアン、ブラック成分
像)に対応した静電潜像が形成される。
【0021】なお、本実施の形態においては、画像露光
手段31〜34はレーザダイオードを用いたポリゴンス
キャナーである。また、レーザ露光の書き出しは、主走
査方向(転写材の進行と直交方向)では走査ライン毎に
BDと呼ばれるポリゴンスキャナー内の位置信号から、
副走査方向(転写材の進行方向)では搬送路内のスイッ
チを起点とするTOP信号から、所定の時間遅延させて
行う事によって、各カラーステーション101〜104
では常に転写材上の同じ位置に露光を行うことができる
構成となっている。
【0022】ところで、本実施の形態においては、本画
像形成装置は接地面積を最小化するためや、カートリッ
ジ交換やジャム処理の為に前扉のみの開閉で所望の目的
が達成できるように既述したようにカラーステーション
101〜104を縦に配置し、転写ローラ51〜54と
カラーステーション101〜104の間で本体を分割す
る構成となっている。
【0023】この転写ローラ51〜54は通紙時に、転
写材を介して感光ドラム11〜14に当接している。な
お、本実施の形態において、この転写ローラ51〜54
は体積抵抗率105〜106Ωcmの発泡ウレタンゴム
ローラである。なお、この抵抗値は温度は23.5℃、
相対湿度は60%で、印加電圧100Vで行ったもので
ある。
【0024】また、この転写ローラ51〜54は、感光
ドラムに対しては総圧9.8Nで従動当接している。
【0025】次に、このように構成された転写材の経路
について説明する。
【0026】給紙された転写材は紙検知手段80で厚み
を検知される。その後、ステーションのタイミングに合
わせて、転写材は上方に移動する。具体的には、第1色
目のカラーステーション101では、転写ローラ51に
より、第1色目(Y)のカラーステーション101の感
光ドラム11に形成されたトナー像が転写される。感光
ドラム12と転写ローラ52の間、感光ドラム13と転
写ローラ53の間、感光ドラム14と転写ローラ54の
間を通過する。このとき、感光ドラム上のトナー像が、
順次重なりつつ転写されていく。そして、最後に不図示
の定着手段に導かれ、カラー画像がプリントされる。
【0027】紙の粗さを測定する装置を説明する。
【0028】図2に示すように、紙検知手段80は、一
定の検知位置に搬送ガイドされた紙Pの表面を一定光量
にて照射する光源81と、上記光源81からの照射光
の、紙Pの表面で反射した像を収光するレンズ82と収
光された像を測定するCCDイメージセンサー(電荷転
送素子Charge Coupled Device)
83と、紙Pを上記一定の検知位置に搬送ガイドする複
数の紙ガイド84,85,86とより構成されている。
上記CCDイメージセンサー83で測定した凹凸のアナ
ログ像は、紙粗さ算出手段7において、図3に示すよう
に、閾値を越えた数を検出する。紙の凹凸の深さに応じ
て、最適な閾値を選ぶことで、紙の粗さと閾値を越えた
数を結び付けることができる。つまり、荒れた紙のこの
数値が多くなり、つるつるした紙は数が少なくなる。こ
の方法を用いた紙検出手段80は、質の異なる紙の粗さ
を、非接触で正確に求めることができる。ここで測定し
た紙の粗さは、ドラム膜厚の算出に利用される。
【0029】図1はプロセスカートリッジの記憶素子で
ある不揮発性のメモリ71〜74と本体の制御手段のブ
ロック図である。
【0030】本発明において、紙の粗さ算出手段7は、
通紙した紙の粗さの情報を紙粗さ総記憶手段15に記憶
する。また、印字枚数は印字枚数記憶手段3に記憶す
る。さらに、モータ制御手段5は、ドラム回転時間と後
回転回数をカートリッジメモリ71〜74のドラム総回
転記憶手段3と後回転延長記憶手段4にそれぞれ記憶す
る。
【0031】さて、画像流れは、さきに述べたように、
通紙した紙の紙粉に含まれるてん料が感光ドラムに付着
し、感光ドラムが低抵抗化することで発生する。つま
り、感光ドラムに当接した紙の頻度が多くなると流れや
すい。逆に、後回転の回数が多くなると、通紙枚数に対
してドラムの回転時間が長くなるので流れにくい。これ
は、クリーニングブレード31〜34はてん料等の低抵
抗物質を、感光ドラムから掻き落とし、クリーニング容
器41〜44内の廃トナーに回収するからである。例え
ば、後回転の数が1回しかない連続プリントにおいて
は、連続の枚数が多くなるにつれて、紙粉の濃度が上が
り、画像が流れやすくなる。一方、間欠プリントの割合
が多くなると、紙粉の供給が減り、クリーニングブレー
ドがてん料等を書き落とし、画像が流れにくくなる。即
ち、連続プリントの割合が多くなった場合は、強制的
に、後回転を延長して、クリーニングブレード31〜3
4で感光ドラム101〜104をクリーニングすること
が望ましい。後回転延長のシーケンスを図5に示す。図
5のシーケンスは、紙が定着器を通過して本体外に排出
される時とその後の後回転を示している。排紙時は、排
紙センサーが通紙の有無を検知し、紙の後端が排出され
ると、センサーがOFFとなる。その後、通常は4秒間
メインモータが回転して停止する。但し、強制的に後回
転を延長する場合は例えば30秒間メインモータが回転
した後、停止する。なお、帯電バイアスOFFの後回転
時は潜像の電位が低下するため、現像のカブリが発生し
てしまう。そこで、このカブリを防止するために、現像
バイアスを+200Vに調整した。
【0032】一方、てん料が感光ドラムに付着する割合
は、紙の粗さに関係し、粗い紙ほどてん料が感光ドラム
に付きやすい。これは、荒れた紙のほうが遊離しやすい
繊維が多く、紙粉となって当接した感光ドラムに付着す
るからである。なお、紙粉中にはてん料が含まれてい
る。そこで、本発明では紙の粗さに着目し、通紙した紙
の平均粗さを算出し、荒れた紙を通紙する割合が増えれ
ば、画像流れが発生しやすくなるので、後回転の延長を
行うものとする。但し、前述したように、連続プリント
で流れやすく、後回転が多い間欠プリントで流れにくい
ことを加味して、後回転を延長する判別式の例を以下に
示す。また、このフローチャートを図6に示す。
【0033】紙の総粗さ情報と印字枚数から、通紙した
紙の平均粗さを、紙粗さ平均値算出手段16で算出す
る。通紙した紙の粗さの平均値に情報に加え、印字枚数
記憶手段3と後回転回数記憶手段4の情報をもとに、後
回転を延長するかどうかを判断する。例えば、印字枚数
と後回転の数が αNc −βNi > μ ・・・(1) μ : 平均粗さ Nc : 印字枚数 Ni : 後回転回数 αとβは補正係数 式(1)を満たすと、後回転の延長を行う。但し、後回
転の延長を行った後は、印字枚数と後回転回数や平均粗
さの情報をリセットする。そして、再び、各情報を積算
し、式(1)が成立すると、後回転の延長をおこなうも
のとする。
【0034】例えば、連続300枚印刷すると、印字枚
数はNc=300、後回転回数はNi=1となる。次
に、200枚印刷すると、加算され、印字枚数はNc=
500、後回転回数はNi=2が加算される。ここで、
計500枚通紙した平均粗さを算出し、式(1)が成立
すると、ドラムの回転数の割合に対し、粗さの粗い紙を
多く通紙したので、後回転の延長を行う。ここで、後回
転の延長を行った後は、感光ドラムのクリーニングが完
了したので、Nc=0、Ni=0とリセットする。
【0035】以上のように、通紙した紙の平均の粗さを
算出し、感光ドラムが接触した紙粉量の大小を判別し、
通紙枚数と後回転回数等のブレードによる研磨時間を比
較することで、画像流れの発生を予測し、適切なタイミ
ングで後回転の延長を行い、感光ドラムをクリーニング
することができる。後回転延長のタイミングは通紙した
紙の履歴によるので、必要な時だけ後回転の延長ができ
る。したがって、感光ドラムの摩耗を最低限に抑えるこ
とができる。
【0036】なお、通紙した紙の履歴や印刷枚数、後回
転回数は、各プロセスカートリッジ121〜124に固
定されたメモリ71〜74に情報が保存されている。従
って、ユーザーが他のプロセスカートリッジに交換して
も、メモリ71〜74に格納された情報により、常に最
適なタイミングで後回転の延長ができる。
【0037】また、感光ドラムをクリーニングするモー
ドとして、前回転の延長をおこなうこともできる。印刷
前の前回転を延長しても実施例1と同様な効果が得られ
る。
【0038】(実施例2)実施例2は、画像流れが発生
しやすい紙をその都度判別し、判別した紙を通紙した枚
数をもとに、後回転の延長をおこなう画像形成装置であ
る。この画像形成装置のブロック図を図7に示す。
【0039】画像流れが発生しやすい紙は、表面が荒れ
ており、粗い紙ほどてん料が感光ドラムに付きやすい。
これは、荒れた紙のほうが遊離しやすい繊維が多く、紙
粉となって当接した感光ドラムに付着するからである。
なお、紙粉中にはてん料が含まれている。そこで、実施
例2では、通紙した紙の粗さを粗さ算出手段7で算出
し、所定の値より粗い紙を粗い紙判定手段19で判定す
る。そして、プロセスカートリッジ内の、粗い紙記憶手
段20で粗い紙の通紙枚数記憶する。荒れた紙を通紙す
る積算枚数が増えれば、画像流れが発生しやすくなるの
で、後回転の延長を行うものとする。但し、前述したよ
うに、連続プリントで流れやすく、後回転が多い間欠プ
リントで流れにくいことを加味して、後回転を延長する
判別式の例を以下に示す。
【0040】紙の粗さ情報から所定の粗さ以上の紙を選
別し、N roughにカウントする。例えば、この枚
数N roughが、規定の閾値Nthをこえる N rough > N th ・・・(2) N th : 粗い紙の枚数の閾値 N rough : 粗い紙の印字枚数 式(2)を満たすと、後回転の延長を行う。但し、後回
転の延長を行った後は、粗い紙のカウント枚数N ro
ughをリセットする。そして、再び、各情報を積算
し、式(2)が成立すると、後回転の延長をおこなうも
のとする。
【0041】例えば、連続500枚印刷したとき、粗さ
の所定値をこえる紙が201枚、選別されたとき、粗い
紙の枚数はN rough=201となる。また、粗い
紙の枚数の閾値が200枚であれば、N th=200
となる。この時、式(2)が成立し、粗さの粗い紙を多
く通紙したので、後回転の延長を行う。ここで、後回転
の延長を行った後は、感光ドラムのクリーニングが完了
したので、N rough=201とリセットする。
【0042】更に、連続と間欠で後回転の差を補正をす
るには、例えば、実施例1で示したように、後回転の数
に補正係数をかけて、式(2)から引けばよい。このフ
ローチャートを図8に示す。また式を以下に示す。
【0043】 γNc routh −k Ni > N th ・・・(3) N th : 粗い紙の枚数の閾値 Nc routh : 粗い紙の印字枚数 Ni : 後回転回数 γとkは枚数の補正係数 式(3)が満たされると、図8に示すように、後回転延
長シーケンスがなされる。
【0044】つまり、式(3)のように制御すれば、間
欠の数は後回転数に比例するので、後回転数が増えるほ
ど、後回転延長シーケンスの頻度を減らすように調整で
きる。図8のフローチャートにおいて、n枚の連続印刷
のスタート後、n枚中の粗い紙の枚数をカウントする。
粗い紙の枚数がRとすると、粗い紙の枚数RをNcro
ughに加算する。後回転後に後回転の回数を加算す
る。次に、式(3)が判断し成立しないと、再び印刷ス
タートに戻り、粗い紙の枚数RをNc roughに加
算する。なお、Nc roughはプロセスカートリッ
ジ71から74に記憶されている。一方、式(3)が成
立すると、図5で説明した後回転延長シーケンスが行わ
れる。次に、Nc roughとNiがリセットされ
る。
【0045】なお、本実施例では、説明を簡略にするた
めに、粗い紙の積算枚数Nc roughは、後回転の
延長が行われる度にリセットした。
【0046】なお、感光ドラムの耐久後半で画像流れが
出やすくなるときは、式(3)の粗い紙の枚数の閾値N
tnを、粗い紙の積算枚数が多くなるにつれて、少なく
することもできる。この場合、積算枚数Nc roug
hのリセット時に、別枠でプロセスカートリッジの初期
からの通算した粗い紙の枚数をプロセスカートリッジに
記憶することで、この枚数と閾値Ntnを対応させ、通
算した粗い紙の枚数が多くなるにつれ、閾値Ntnが少
なくなるように設定しておく。このように、通算した粗
い紙の枚数もプロセスカートリッジに記憶しておけば、
後回転延長のタイミングの間隔を耐久が進むにつれて、
短くすることができ、更に効果的に感光ドラムのクリー
ニングができる。
【0047】以上の様に、プロセスカートリッジに、紙
粉を発生しやすい表面が荒れた転写材など、転写材の情
報を記憶することで、耐久した転写材の履歴に応じて、
感光ドラムの後回転を延長するタイミングを調整でき
る。従って、感光ドラムの回転数は最低限の回転数で済
む。すなわち、画像流れを防止するための感光ドラムク
リーニング方法において、単にドラムの回転数や印字枚
数などで判断して後回転を延長する方法よりも、感光ド
ラムの寿命を伸ばすことができる。
【0048】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、画像流れを抑制するにあたり、像担持体の後回転時
間を無駄に長くさせないよう適切に制御し、像担持体の
長寿命化を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1におけるプロセスカートリッジの記憶
素子と本体の制御手段のブロック図
【図2】実施例1における紙検知手段の説明図
【図3】実施例1における粗さ算出の説明図
【図4】実施例1における画像形成装置の断面図
【図5】実施例1における後回転延長のシーケンスを表
すタイムチャート
【図6】実施例1において後回転延長を判断するフロー
チャート
【図7】実施例2におけるプロセスカートリッジの記憶
素子と本体の制御手段のブロック図
【図8】実施例2において後回転延長を判断するフロー
チャート
【符号の説明】
1 転写制御手段 2 ドラム膜厚補正手段 3 ドラム総回転数時間記憶手段 4 帯電バイアス総印加時間記憶手段 5 モータ制御手段 6 帯電制御手段 7 紙粗さ算出手段 8 紙粗さ総記憶手段 9 本体制御部 10 寿命判定回路 11〜14 感光ドラム 15 印字枚数記憶手段 16 紙粗さ平均値算出手段 18 中間転写体 19 粗い紙判定手段 20 粗い紙枚数記憶手段 21〜24 1次帯電ローラ 31〜34 クリーニング手段 41〜44 クリーニング容器 50 高圧電源 51〜55 転写ローラ 61〜64 現像手段 71〜74 メモリ 80 紙検知手段 81 光源 82 収光レンズ 83 CCDイメージセンサー(電荷転送素子Char
ge CoupledDevice) 84〜86 紙ガイド 100 搬送ローラ 111 駆動ローラ 112〜114 テンションローラ 101〜104 カラーステーション 121〜124 プロセスカートリッジ 131〜134 メモリ P 転写材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西谷 修治 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 齋藤 亨 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 村山 一成 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 Fターム(参考) 2H027 DA27 DA41 DA45 DC02 EC06 ED02 EE07 EF11 EG08 HB05 HB07 HB15 2H071 BA02 BA13 BA34 DA05 DA15 DA32 EA18

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体上の現像材を転写材へ転写する
    転写手段と、 前記転写材に関する情報を取得する取得手段と、 前記取得手段により取得された前記情報に基づいて、前
    記像担持体の回転時間を制御する制御手段を有すること
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記像担持体は、プロセスカートリッジ
    として脱着可能であり、 前記転写材に関する情報を前記プロセスカートリッジ内
    に備えられる不揮発性メモリに記憶させる記憶制御手段
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記転写材に関する情報は、転写材の表
    面の粗さに関する情報であることを特徴とする請求項1
    記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記取得手段により取
    得された前記情報に基づいて、画像形成後の前記像担持
    体の回転時間を変化させることを特徴とする請求項1記
    載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012238027A (ja) * 2007-03-29 2012-12-06 Canon Inc 画像形成装置及び画像形成装置に着脱可能なユニット

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