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JP2003194180A - ボールねじ - Google Patents

ボールねじ

Info

Publication number
JP2003194180A
JP2003194180A JP2001398491A JP2001398491A JP2003194180A JP 2003194180 A JP2003194180 A JP 2003194180A JP 2001398491 A JP2001398491 A JP 2001398491A JP 2001398491 A JP2001398491 A JP 2001398491A JP 2003194180 A JP2003194180 A JP 2003194180A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ball screw
lubricant
screw shaft
lubricant supply
ball
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001398491A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiji Hayashi
栄治 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NSK Ltd filed Critical NSK Ltd
Priority to JP2001398491A priority Critical patent/JP2003194180A/ja
Publication of JP2003194180A publication Critical patent/JP2003194180A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボールナットに自動給油装置を取り付けるこ
とが困難な場合でも潤滑剤を供給してボール等の摩耗を
抑制することのできるボールねじを提供する。 【解決手段】 ボールねじ軸11の一端部に潤滑剤流入
口17aを有する潤滑剤供給孔17をボールねじ軸11
の軸方向に沿ってボールねじ軸11の内部に設けるとと
もに、潤滑剤供給孔17に供給された潤滑剤をボールね
じ軸11のねじ溝12に供給するための多数の貫通孔1
8を潤滑剤供給孔17の内面に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工作機械等で使用
されるボールねじに関する。
【0002】
【従来の技術】工作機械等で使用されるボールねじは、
一般に、ボールねじ軸の外周面に形成されたねじ溝とボ
ールナットの内周面に形成されたねじ溝との間に多数の
ボールを転動自在に配して構成されており、例えばボー
ルねじ軸に軸回りの回転トルクが与えられると多数のボ
ールがボールねじ軸とボールナットの両ねじ溝間を転動
し、これに伴ってボールナットがボールねじ軸の軸方向
に往復動するようになっている。
【0003】このようなボールねじは、ねじ溝やボール
に摩耗が生ずると位置決め精度の低下等を招くことか
ら、従来では、ねじ溝やボールの摩耗を抑制するため
に、ボールナット内部にグリースを充填したり、ボール
ナットに取り付けた自動給油装置から潤滑油をボールに
供給している場合が多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特に、
ボールナットが回転するタイプのボールねじでは、ナッ
ト周辺のスペースや動作環境によっては自動給油装置を
ボールナットに取り付けることができない場合があり、
このような場合には潤滑剤切れを起こすなどの問題があ
った。本発明は上記のような問題点に着目してなされた
もので、その目的とするところは、ボールナットに自動
給油装置を取り付けることができない場合でも潤滑剤を
供給してボール等の摩耗を抑制することのできるボール
ねじを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、ボールねじ軸の外周面に形成さ
れたねじ溝とボールナットの内周面に形成されたねじ溝
との間に多数のボールを転動自在に配して構成されるボ
ールねじにおいて、前記ボールに潤滑剤を供給する潤滑
剤供給手段を前記ボールねじ軸の内部に設けたことを特
徴とする。請求項2の発明は、請求項1記載のボールね
じにおいて、前記潤滑剤供給手段が前記ボールねじ軸の
一端部に潤滑剤流入口を有する潤滑剤供給孔を前記ボー
ルねじ軸の軸方向に沿って前記ボールねじ軸の内部に設
けるとともに、前記潤滑剤供給孔に供給された潤滑剤を
前記ボールねじ軸のねじ溝に供給するための多数の貫通
孔を前記潤滑剤供給孔の内面に設けてなることを特徴と
する。
【0006】請求項3の発明は、請求項2記載のボール
ねじにおいて、前記潤滑剤供給孔の前記潤滑剤流入口に
潤滑剤供給機構を接続したことを特徴とする。請求項4
の発明は、請求項2又は3記載のボールねじにおいて、
前記中空孔及び前記潤滑剤供給孔の内部に繊維質の流動
制御材を充填したことを特徴とする。請求項1〜4の発
明では、ボールねじ軸のねじ溝に潤滑剤が自動的に供給
されるため、ボールナットに自動給油装置を取り付ける
ことができない場合でも潤滑剤を供給することができ、
ボール等の摩耗を抑制することができる。また、請求項
4の発明では潤滑剤供給孔及び貫通孔内の潤滑油が流動
制御材に粘着するため、ボールねじ軸を回転させたとき
に潤滑油が外部に飛散することを防止でき、さらに流動
制御材によって潤滑油の流れが遅くなるので、潤滑油を
少量ずつ供給することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1及び図2は本発明の一実施形
態を説明するための図で、図1は本発明の一実施形態に
係るボールねじの概略断面図、図2は図1中A部の詳細
構造を示す図である。図1に示されるように、本発明の
一実施形態に係るボールねじは、ボールねじ軸11の外
周面に形成されたねじ溝12とボールナット13の内周
面に形成されたねじ溝14との間に多数のボール15を
転動自在に配して構成されており、ボールねじ軸11の
内部には、ボール15に潤滑剤を供給する潤滑剤供給手
段としての潤滑剤供給孔17と多数の貫通孔18が設け
られている。
【0008】潤滑剤供給孔17はボールねじ軸11の軸
方向に沿ってボールねじ軸11の軸芯部に形成されてお
り、この潤滑剤供給孔17及び貫通孔18の内部には、
図2に示すように、フェルト等からなる繊維質の流動制
御材19が充填されている。また、潤滑剤供給孔17は
ボールねじ軸11の一端に潤滑剤流入口17aを有して
おり、この潤滑剤流入口17aには潤滑剤供給機構20
が接続されている。一方、貫通孔18はボールねじ軸1
1の径方向に沿って潤滑剤供給孔17の内面に形成され
ており、ねじ溝12の溝底逃げ部12a(図2参照)に
は、貫通孔18の開口端が設けられている。なお、図示
を省略したが、ボールナット13にはねじ溝12,14
間を転動したボール15を初期位置に戻すためのボール
循環チューブが取り付けられている。
【0009】このような構成において、潤滑剤供給機構
20から潤滑剤供給孔17に潤滑剤を供給すると、潤滑
剤供給孔17に供給された潤滑剤は潤滑剤供給孔17の
内面に設けられた各貫通孔18に流入し、これらの貫通
孔18を流通してねじ溝12の溝底逃げ部12aに流出
する。したがって、本実施形態ではボールねじ軸11の
ねじ溝12とボールナット13のねじ溝14との間に組
み込まれたボール15に対して潤滑剤を供給することが
可能となるので、ボールナット13に自動給油装置を取
り付けることができない場合でも潤滑剤をボールねじ軸
11のねじ溝12に供給してボール等の摩耗を抑制する
ことができる。
【0010】また、本実施形態では潤滑剤供給孔17及
び貫通孔18の内部に繊維質の流動制御材19が充填さ
れており、潤滑剤供給孔17及び貫通孔18内の潤滑油
が流動制御材19に粘着するため、ボールねじ軸11を
回転させたときに潤滑油が外部に飛散することを防止で
き、さらに流動制御材19によって潤滑油の流れが遅く
なるので、潤滑油を少量ずつ供給することができる。な
お、上述した実施形態では潤滑剤供給孔17をボールね
じ軸11のほぼ全長にわたって設けたが、必ずしも潤滑
剤供給孔17をボールねじ軸11のほぼ全長にわたって
設ける必要はなく、ねじ溝12が形成されている部分の
みに潤滑剤供給孔17を設けてもよい。また、本発明は
上述した実施形態に限定されるものではなく、種々の変
形が実施可能である。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1〜3の発
明によれば、ボールナットに自動給油装置を取り付ける
ことができない場合でも潤滑剤を供給してボール等の摩
耗を抑制することができる。請求項4の発明によれば、
上述した効果に加え、ボールねじ軸を回転させたときに
潤滑剤が外部に飛散することを防止できると共に潤滑剤
を少量ずつ供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るボールねじの概略断
面図である。
【図2】図1に示すA部の詳細構造を示す図である。
【符号の説明】
11 ボールねじ軸 12 ねじ溝 13 ボールナット 14 ねじ溝 15 ボール 17 潤滑剤供給孔 18 貫通孔 19 流動制御材 20 潤滑剤供給機構

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボールねじ軸の外周面に形成されたねじ
    溝とボールナットの内周面に形成されたねじ溝との間に
    多数のボールを転動自在に配して構成されるボールねじ
    において、 前記ボールに潤滑剤を供給する潤滑剤供給手段を前記ボ
    ールねじ軸の内部に設けたことを特徴とするボールね
    じ。
  2. 【請求項2】 前記潤滑剤供給手段は、前記ボールねじ
    軸の一端部に潤滑剤流入口を有する潤滑剤供給孔を前記
    ボールねじ軸の軸方向に沿って前記ボールねじ軸の内部
    に設けるとともに、前記潤滑剤供給孔に供給された潤滑
    剤を前記ボールねじ軸のねじ溝に供給するための多数の
    貫通孔を前記潤滑剤供給孔の内面に設けてなることを特
    徴とする請求項1記載のボールねじ。
  3. 【請求項3】 前記潤滑剤供給孔の前記潤滑剤流入口に
    潤滑剤供給機構を接続したことを特徴とする請求項2記
    載のボールねじ。
  4. 【請求項4】 前記中空孔及び前記潤滑剤供給孔の内部
    に繊維質の流動制御材を充填したことを特徴とする請求
    項2又は3記載のボールねじ。
JP2001398491A 2001-12-27 2001-12-27 ボールねじ Pending JP2003194180A (ja)

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