JP2003192751A - 汚染除去性に優れた光硬化性(メタ)アクリレート系樹脂組成物、その被膜および被覆基材 - Google Patents
汚染除去性に優れた光硬化性(メタ)アクリレート系樹脂組成物、その被膜および被覆基材Info
- Publication number
- JP2003192751A JP2003192751A JP2001396829A JP2001396829A JP2003192751A JP 2003192751 A JP2003192751 A JP 2003192751A JP 2001396829 A JP2001396829 A JP 2001396829A JP 2001396829 A JP2001396829 A JP 2001396829A JP 2003192751 A JP2003192751 A JP 2003192751A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- meth
- acrylate
- photocurable
- weight
- group
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
- Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)
Abstract
硬化性ポリシロキサン系ウレタン(メタ)アクリレート
樹脂、光硬化性シリコーンブロック(メタ)アクリレー
ト系樹脂、光重合開始剤、および必要に応じて(メタ)
アクリレート系モノマーを含有している光硬化性(メ
タ)アクリレート系樹脂組成物、その組成物から形成さ
れてなる被膜、およびその被膜で被覆されている被覆基
材。 【効果】本発明によれば、青インク、マジック等で基材
たとえば木質床材表面が汚染された場合でも、その汚れ
を容易に落とすことができる汚染除去性に優れた被膜を
形成できる光硬化性(メタ)アクリレート系樹脂組成
物、その被膜、およびその被膜を有する被覆基材を提供
することができる。
Description
化性(メタ)アクリレート系樹脂組成物、その被膜およ
び被覆基材に関し、さらに詳しくは、木質材、紙質材、
不燃建材、プラスチック類に使用する、汚染除去性に優
れた被膜を形成できる上塗り用光硬化性(メタ)アクリ
レート系樹脂組成物、その被膜およびその被膜で被覆さ
れた被覆基材に関する。
成物(塗料)から被膜が形成された木質材、紙質材、不
燃建材、プラスチック類などの基材たとえば木質フロア
ーは、マジック等で表面が汚染された場合、ウエスで空
拭きしても汚れが落ちない。また、JAS(日本農林規
格)汚染試験の青インクについてもその汚れが落ちない
という問題がある。
ク等で基材表面が汚染された場合でも、その汚れを容易
に落とすことができる被膜を形成できる汚染除去性に優
れた光硬化性組成物、その被膜、およびその被膜で被覆
された被覆基材の出現が望まれている。
問題を解決しようとするものであって、青インク、マジ
ック等で基材表面が汚染された場合でも、その汚れを容
易に落とすことができる被膜を形成できる汚染除去性に
優れた光硬化性(メタ)アクリレート系樹脂組成物、そ
の被膜、およびその被膜で被覆された被覆基材を提供す
ることを目的としている。
性(メタ)アクリレート系樹脂組成物は、(A)光硬化
性(メタ)アクリレート系樹脂、(B)光硬化性ポリシ
ロキサン系ウレタン(メタ)アクリレート樹脂、(C)
光硬化性シリコーンブロック(メタ)アクリレート系樹
脂、および(D)光重合開始剤を含有してなることを特
徴としている。
(B)、(C)および(D)の他に、必要に応じて、
(メタ)アクリレート系モノマーを含有させることがで
きる。本発明に係る被膜は、上記の本発明に係る汚染除
去性に優れた光硬化性(メタ)アクリレート系樹脂組成
物から形成されてなることを特徴としている。本発明に
係る被覆基材は、上記の本発明に係る汚染除去性に優れ
た光硬化性(メタ)アクリレート系樹脂組成物から形成
された被膜で被覆されていることを特徴としている。
優れた光硬化性(メタ)アクリレート系樹脂組成物、そ
の被膜および被覆基材について具体的に説明する。本発
明に係る光硬化性(メタ)アクリレート系樹脂組成物
は、(A)光硬化性(メタ)アクリレート系樹脂、
(B)光硬化性ポリシロキサン系ウレタン(メタ)アク
リレート樹脂、(C)光硬化性シリコーンブロック(メ
タ)アクリレート系樹脂、(D)光重合開始剤、および
必要に応じ、(E)(メタ)アクリレート系モノマーを
含有している。
(A) 本発明で用いられる光硬化性(メタ)アクリレート系樹
脂としては、従来より公知の光硬化性(メタ)アクリレ
ート系樹脂を使用することができ、脂肪族、芳香族のい
ずれの(メタ)アクリレート系化合物からなる樹脂でも
よい。本発明で用いられる光硬化性(メタ)アクリレー
ト樹脂(A)は、1分子中に2個以上のアクリロイル基
(CH2 =CH−CO−)またはメタクリロイル基(C
H2 =C(CH3 )−CO−)を有する樹脂である。
樹脂(A)の具体例としては、たとえばエポキシ(メ
タ)アクリレート、ウレタン(メタ)アクリレート、ポ
リエステル(メタ)アクリレート、ポリエーテル(メ
タ)アクリレートなどの光硬化性(メタ)アクリレート
系モノマーを重合して得られる樹脂が挙げられる。これ
らの光硬化性(メタ)アクリレート樹脂(A)は、1種
単独で、あるいは2種以上組み合わせて用いることがで
きる。
を構成するエポキシ(メタ)アクリレートは、グリシジ
ル基を有する化合物と(メタ)アクリル酸との反応によ
り合成される。グリシジル基を有する化合物には、たと
えば、ビスフェノールA、ビスフェノールS、ビスフェ
ノールF等のビスフェノールとエピクロルヒドリンとの
反応物であるビスフェノール型グリシジルエーテルや、
フェノールノボラックとエピクロルヒドリンとの反応物
であるノボラック型グリシジルエーテルや、ポリエチレ
ングリコール、ポリプロピレングリコール、エチレンオ
キシド(EO)またはプロピレンオキシド(PO)を付
加したビスフェノールA等のポリエーテルグリコールと
エピクロルヒドリンとの反応物であるグリコール型グリ
シジルエーテル、などが挙げられる。
を構成するウレタン(メタ)アクリレートは、たとえば
イソシアネート類とポリオール類とヒドロキシアルキル
(メタ)アクリレート類とを反応させることによって得
られ、分子中に官能基としてアクリロイル基(CH2 =
CHCO−)またはメタクリロイル基(CH2 =C(C
H3 )−CO−)と、ウレタン結合(−NH・COO
−)とを有する。
いられるイソシアネート類としては、具体的には、ヘキ
サメチレンジイソシアネート[HDI]、イソホロンジ
イソシアネート[IPDI]、メチレンビス(4-シクロ
ヘキシルイソシアネート)[H12MDI]、トリメチル
ヘキサメチレンジイソシアネート[TMHMDI]、ト
リレンジイソシアネート[TDI]、4,4-ジフェニルメ
タンジイソシアネート[MDI]、キシリレンジイソシ
アネート[XDI]などのジイソシアネートが挙げられ
る。さらに、ジイソシアネートをトリメチロールプロパ
ンで変性したアダクト体、ジイソシアネートの3量体
(イソシアヌレート)、ジイソシアネートと水との反応
によるビュレット体、などのポリイソシアネートが挙げ
られる。
いられるポリオール類としては、(1)ポリエーテルポ
リオール、(2)ポリエステルポリオール、(3)アル
キレンポリオールに分けられる。 (1)ポリエーテルポリオールとしては、具体的には、
ポリプロピレングリコール(ジオール、トリオール
等)、ポリエチレングリコール、ポリテトラメチレング
リコールなどが挙げられる。
具体的には、アジピン酸、無水フタル酸等の二塩基酸と
エチレングリコール、1,4-ブタンジオール、1,6-ヘキサ
ンジオール、トリメチロールプロパン等のアルコールと
の脱水縮合反応で合成される縮合系ポリエステルポリオ
ールや、δ- カプロラクトンの開環重合によって得られ
るラクトン系ポリエステルポリオールなどが挙げられ
る。
体的には、エチレングリコール、プロピレングリコー
ル、1,4-ブタンジオール、1,6-ヘキサンジオール、トリ
メチロールプロパンなどが挙げられる。これらのポリオ
ールは、単独で使用してもよいし、また2種以上を併用
してもよい。アルキレンポリオールは、ポリエーテルポ
リオールやポリエステルポリオールと併用される。
いられるヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート類と
しては、具体的には、2-ヒドロキシエチルアクリレート
[HEA]、2-ヒドロキシエチルメタクリレート[HE
MA]、2-ヒドロキシプロピルアクリレート[HP
A]、2-ヒドロキシプロピルメタクリレート[HPM
A]、4-ヒドロキシブチルアクリレート[4-HBA]、
ペンタエリスリトールトリアクリレート[PETA]な
どが挙げられる。
を構成するポリエステル(メタ)アクリレートは、無水
フタル酸、イソフタル酸、アジピン酸、無水マレイン酸
等の二塩基酸とエチレングリコール、1,4-ブタンジオー
ル、1,6-ヘキサンジオール、トリメチロールプロパン、
グリセリン、ペンタエリスリトール等のアルコールとの
脱水縮合反応で得られたポリエステルと、(メタ)アク
リル酸とを反応させることにより合成される。
を構成するポリエーテル(メタ)アクリレートは、たと
えばプロピレングリコール、エチレングリコール、グリ
セリン等のポリオールを開始剤とし、塩基性または酸性
触媒(BF3、NaOH)の存在下に、エチレンオキサ
イドまたはプロピレンオキサイドと反応させ、次いで、
得られたポリエーテルと(メタ)アクリル酸とを反応さ
せることにより合成される。
ト系樹脂(A)は、光硬化性(メタ)アクリレート系樹
脂組成物全体100重量部に対して、15〜75重量
部、好ましくは20〜65重量部、さらに好ましくは2
5〜55重量部の割合で用いられる。光硬化性ポリシロキサン系ウレタン(メタ)アクリレー
ト樹脂(B) 本発明で用いられる光硬化性ポリシロキサン系ウレタン
(メタ)アクリレート樹脂(B)は、ポリジアルキルシ
ロキサン系ウレタン(メタ)アクリレート、好ましくは
ポリジメチルシロキサン系ウレタン(メタ)アクリレー
トであり、たとえばイソシアネート類とシリコーンポリ
オール類とヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート類
とを反応させることにより合成され、分子中に官能基と
してアクリロイル基(CH2=CH−CO−)またはメ
タクリロイル基(CH2=C(CH3)−CO−)を有
し、ウレタン結合(−NH−COO−)と、ポリジアル
キルシロキサン結合、好ましくはポリジメチルシロキサ
ン結合(−(−Si(CH3)2 −O−)n−)を有する。
タ)アクリレートの合成に用いられるイソシアネート類
としては、具体的には、ヘキサメチレンジイソシアネー
ト[HDI]、イソホロンジイソシアネート[IPD
I]、メチレンビス(4-シクロヘキシルイソシアネー
ト)[H12MDI]、トリメチルヘキサメチレンジイソ
シアネート[TMHMDI]、トリレンジイソシアネー
ト[TDI]、4,4-ジフェニルメタンジイソシアネート
[MDI]、キシリレンジイソシアネート[XDI]な
どのジイソシアネート類、さらには、3価以上の脂肪族
多価アルコール(i)とジイソシアネート類(ii)との
アダクト体、およびジイソシアネートの3量体である、
下記式[I]で示される環を有するイソシアヌレート構
造体(ヌレート構造体)およびジイソシアネートと水と
の反応によるビュレット体などが挙げられる。
る3価以上の脂肪族多価アルコール(i)としては、具
体的には、グリセリン、トリメチロールプロパン(TM
P)、1,2,6-ヘキサントリオール、トリメチロールエタ
ン、2,4-ジヒドロキシ-3- ヒドロキシメチルペンタン、
1,1,1-トリス(ビスヒドロキシメチル)プロパン、2,2-
ビス(ヒドロキシメチル)ブタノール-3等の3価アルコ
ール;ペンタエリスリトール、ジグリセロール等の4価
アルコール;アラビット、リビトール、キシリトール等
の5価アルコール(ペンチット);ソルビット、マンニ
ット、ガラクチトール、アロズルシット等の6価アルコ
ール(ヘキシット)などが挙げられる。中でも、トリメ
チロールプロパンが特に好ましい。
いられるイソシアネート類(ii)としては、前記した全
てのイソシアネートが挙げられるが、中でも、ヘキサメ
チレンジイソシアネート(HDI)が好ましい。本発明
で用いられるアダクト体は、上記のような3価以上の脂
肪族多価アルコール(i)とイソシアネート類(ii)と
を付加重合することにより得られる。
しては、たとえば下記の式で表わされる化合物などが挙
げられる。
るイソシアヌレート構造体(ヌレート構造体)は、分子
中に、上記一般式[I]で示される環を1個または2個
以上有する。本発明で用いられるイソシアヌレート構造
体は、たとえば上述したヘキサメチレンジイソシアネー
ト(HDI)の三量体化反応を行なうことにより得られ
る。
ソシアネートと水との反応で合成され、好ましく用いら
れるビュレット体としては、たとえば下記の式で表わさ
れる化合物などが挙げられる。
タ)アクリレートの合成に用いられるシリコーンジオー
ル類としては、たとえば下記一般式で表わされるジオー
ルが用いられる。
H6OC2H4OH、−C3H6OCH2−C(CH2OH)2
−CH2CH3 、またはアルキル基であり、R2 および
R3 は、それぞれ独立に、アルキル基、シクロアルキル
基またはフェニル基であり、nは、10〜400、好ま
しくは20〜200である。)R1 、R2 およびR3 の
アルキル基としては、炭素原子数1〜4、好ましくは1
〜2のアルキル基であり、たとえばメチル基、エチル
基、プロピル基、イソプロピル基、n-ブチル基、t-ブチ
ル基などが挙げられる。
は、炭素原子数5〜12、好ましくは6〜10のシクロ
アルキル基、たとえばシクロペンチル基、シクロヘキシ
ル基、メチルシクロヘキシル基、シクロヘブチル基、シ
クロオクチル基、シクロノニル基、シクロデシル基、シ
クロドデシル基などが挙げられる。R2 およびR3 とし
ては、たとえばフェニル基などが挙げられる。
は、具体的には、ポリジメチルシロキサン、ポリジエチ
ルシロキサン、ポリメチルフェニルシロキサン等のポリ
シロキサンに水酸基を有するポリシロキサンポリオール
で、好ましくは水酸基を有するポリジメチルシロキサン
ポリオールがよい。水酸基を有するポリジメチルシロキ
サンポリオールとしては、片末端に水酸基を1個有する
ポリジメチルシロキサンモノオールと、片末端に水酸基
を2個有するポリジメチルシロキサンジオールと、両末
端に水酸基を1個ずつ有するポリジメチルシロキサンジ
オールが挙げられる。
ポリジメチルシロキサンモノオールとしては、X−22
−4015(商品名;信越化学工業(株)製)、サイラ
プレーンFM−0411、FM−0412,FM−04
25(商品名;チッソ(株)製)など、片末端に水酸基
を2個有するポリジメチルシロキサンジオールとして
は、サイラプレーンFM−DA11、FM−DA12、
FM−DA25(商品名;チッソ(株)製)など、両末
端に水酸基を1個ずつ有するポリジメチルシロキサンジ
オールとしては、X−22−160AS、KF−600
1、KF−6002、KF−6003(商品名;信越化
学工業(株)製)、サイラプレーンFM−4411、F
M−4412、FM−4425(商品名;チッソ(株)
製)、マクロモノマーHK−20(商品名;東亞合成
(株)製)などが挙げられる。
リレートの合成に用いられるヒドロキシアルキル(メ
タ)アクリレート類としては、具体的には、2-ヒドロキ
シエチルアクリレート[HEA]、2-ヒドロキシエチル
メタクリレート[HEMA]、2-ヒドロキシプロピルア
クリレート[HPA]、2-ヒドロキシプロピルメタクリ
レート[HPMA]、4-ヒドロキシブチルアクリレート
[4-HBA]、ペンタエリスリトールトリアクリレート
[PETA]、HEAにε- カプロラクトンが付加され
たヒドロキシアクリレート[プラクセルFA1DT、F
A2D、FA3、FA4DT、FA−5(商品名;ダイ
セル化学工業(株)製)等]、HEMAにε- カプロラ
クトンが付加されたヒドロキシメタクリレート[プラク
セルFA1D、FM2D、FM3、FM4、FM−5
(商品名;ダイセル化学工業(株)製)等]などが挙げ
られる。
タ)アクリレート樹脂(B)は、光硬化性(メタ)アク
リレート系樹脂組成物全体100重量部に対して、0.
5〜20重量部、好ましくは1〜10重量部、さらに好
ましくは1〜5重量部の割合で用いられる。本発明にお
いて、光硬化性ポリシロキサン系ウレタン(メタ)アク
リレート樹脂(B)を上記割合で用いると、汚染除去性
を付与することができる。
リレート系樹脂(C) 本発明で用いられる光硬化性シリコーンブロック(メ
タ)アクリレート系樹脂(C)は、メルカプト変性ポリ
ジメチルシロキサンと不飽和カルボン酸のエポキシ基含
有エステルと、上記成分のうちの何れとも共重合可能な
「他のモノマー」とを共重合させ、次いで、得られたエ
ポキシ基含有シリコーンブロックアクリル共重合体と不
飽和カルボン酸とを付加反応させることによって得ら
れ、メルカプト変性ポリジメチルシロキサンから誘導さ
れるアルキレンチオエーテル基含有ポリジメチルシロキ
サン系成分単位と、不飽和カルボン酸のエポキシ基含有
エステルと不飽和カルボン酸との付加反応から誘導され
る不飽和基含有(メタ)アクリル酸エステル系成分単位
と、上記メルカプト変性ポリジメチルシロキサンおよび
不飽和カルボン酸のエポキシ基含有エステルのうちの何
れとも共重合可能なモノマーから誘導される成分単位と
を有している。
リレート系樹脂(C)は、(A-1)メルカプト変性ポリ
ジメチルシロキサンから誘導されるアルキレンチオエー
テル基含有ポリジメチルシロキサン系成分単位と、(A
-2)不飽和カルボン酸のエポキシ基含有エステルと、不
飽和カルボン酸との付加反応物から誘導される不飽和基
含有(メタ)アクリル酸エステル系成分単位と、(A-
3)上記メルカプト変性ポリジメチルシロキサンおよび、
不飽和カルボン酸のエポキシ基含有エステルのうちの何
れとも共重合可能な他のモノマーから誘導される成分単
位と、を有している。
ーテル基含有ポリジメチルシロキサン系成分単位(A-
1)としては、下記式(A-1b)で示すようにポリジメチ
ルシロキサン側鎖に「−RS−(R:炭素数1〜10の
置換基を有していてもよい二価炭化水素基)」で表され
るアルキレンチオエーテル基(炭化水素基含有チオエー
テル基)を有するものであるか、あるいは下記式(A-1
c)で示すようにポリジメチルシロキサン主鎖両末端に
上記アルキレンチオエーテル基を有するものであること
が望ましく、さらには、相溶性の点から下記式(A-1
c)が望ましい。
整数を示し、nは1〜100の整数を示し、R1は置換
基を有していてもよく、炭素数1〜10、好ましくは1
〜5の二価炭化水素基、特に上記炭素数のアルキレン基
を示し、例えば、プロピレン基(−CH2CH2CH
2−)等が挙げられる。 式(A-1c):
いてもよく、炭素数1〜10、好ましくは1〜5の二価
炭化水素基、特に上記炭素数のアルキレン基、例えば、
プロピレン基を示し、pは10〜400の整数を示す。
このような好ましいアルキレンチオエーテル基含有ポリ
ジメチルシロキサン系成分単位(A-1)を誘導しうるマ
クロモノマーとしては、式(A-1b)を誘導しうる化合
物である信越化学製「KP−358」、「KF−200
1」、「KF−2004」;式(A-1c)を誘導しうる
化合物である信越化学製「X−22−167B」等が挙
げられる。
タ)アクリレート系樹脂(C)中には、このような成分
単位(A-1b)と(A-1c)のうちの何れか一方が存在し
ていてもよく、両者が存在していてもよいが、特に成分
単位(A-1b)が、得られる塗膜の汚染除去性に優れる
点などにより、望ましい。また、上記不飽和基含有(メ
タ)アクリル酸エステル系成分単位(A-2)としては、
下記式(A-2a)で表されるものが好ましい。 (A-2a):
でも異なっていてもよく、HまたはCH3を示し、R
4は、エーテル結合を有していてもよい炭素数1〜10
のアルキレン基を示す。特にR4がアルキレン基である
場合、その炭素数は、1〜10、好ましくは1〜4であ
る。また、R4がエーテル結合を有するアルキレン基で
ある場合、その炭素数の合計は、2〜10、好ましくは
2〜5である。
脂環状、分岐状の何れでもよく、具体的には、例えば、
-CH2-、-(CH2)2-、-(CH2)3-、-CH(C
H3)-CH2-、-(CH2)4-、-(CH2)5-等が挙げら
れ、炭素数が1〜4の上記アルキレン基が好ましく、特
に-CH2-が好ましい。エーテル結合を有するアルキレ
ン基R4は、アルキレン基中の炭素原子の一部が酸素原
子で置換されたものであり、例えば、式「−Ra-O-Rb
−」(但し、R a、Rbはそれぞれ炭素数1〜10の分岐
を有していてもよいアルキレン基であり、RaとRbの炭
素数の合計は1〜10、好ましくは2〜5であり、さら
に好ましくはRaとRbの炭素数の合計が上記範囲にあ
り、かつRbが-CH2−であることが望ましい。)で示
される。
としては、具体的には、例えば、-CH2-O-CH2-、-
CH2-O-(CH2)2-、-CH2-O-(CH2)3-、-CH
(CH3)-O-CH2-、-(CH2)4-O-CH2-等が挙げ
られ、特に-(CH2)4-O−CH2-が好ましい。Wは、
なっていてもよく、R5は、Hまたは炭素数1〜5のア
ルキル基、好ましくはHまたは炭素数1〜3のアルキル
基を示し、隣接する炭素原子に結合するR5同士は他の
炭素原子などと共に互いに結合してシクロヘキシル環等
の環構造、特に脂環構造を形成していてもよい。)を示
す。
状、分岐状の何れでもよく、具体的には、例えば、-C
H3、-C2H5、-CH(CH3)2、-(CH2)2-CH3、
-(CH 2)3-CH3、-(CH2)4-CH3等が挙げられ、
炭素数が1〜3の上記アルキル基が好ましく、特に-C
H3が好ましい。Tとしては、単結合または、
る。本発明においては、上記Tとしては単結合すなわち
他の基又は原子を介さず1価で直接結合することが好ま
しい。上記「他の成分単位」(A-3)としては、無水マ
レイン酸、無水フタル酸などの不飽和カルボン酸無水物
から誘導される成分単位や、下記式(A-3a)で表される
ものなどが挙げられ、下記式(A-3a)で表されるもの
が好ましい。
示し、Xは、R8OCO−{但し、R 8は炭素数が1〜1
8、好ましくは1〜8のアルキル基、シクロヘキシル
基、ベンジル基、イソボルニル基:
5)の何れかを示す。}、C6H5−、R10COO−(R
10:Hまたは炭素数が1〜5のアルキル基)のうちの何
れかの基を示し、これらの基は置換基を有していてもよ
い。これらXのうちでは、上記R8OCO−{R8は上記
に同じ。)が望ましい。このような他の成分単位(A-
3)として、具体的には、例えば、
上存在してもよい。これらのうちでは、他の成分単位
(A-3)としては、(ホ)、(カ)、(ラ)すなわち、
ーンブロック(メタ)アクリレート系樹脂(C)におい
ては、これらの成分単位(A-1b)および/または(A-
1c)、(A-2a)、(A-3a)は、それぞれ、1種または
2種以上存在していてもよい。特に、光硬化性シリコー
ンブロック(メタ)アクリレート系樹脂(C)を構成す
る成分単位(A-1)が、「−R1S−」を1個有する成
分単位(A-1b)である場合には、該共重合体中におい
ては、成分単位(A-2)と成分単位(A-3)とがブロッ
クあるいはランダムに結合してなる長鎖の両末端を封止
するように、該共重合体の各端部に1個ずつ成分単位
(A-1b)が存在して、各成分単位の合計量がそれぞれ
下記の量となるようになっているものと思われる。ま
た、例えば、この光硬化性シリコーンブロック(メタ)
アクリレート系樹脂(C)を構成する成分単位(A-1)
が、「−R1S−」を両末端に1個ずつ有する成分単位
(A-1c)である場合には、該共重合体中においては、
成分単位(A-2)と成分単位(A-3)とがブロックある
いはランダムに結合してなる長鎖の1カ所以上の任意の
位置に、該成分単位(A-1c)が1個または複数個介在
して、各成分単位の合計量がそれぞれ下記の量となるよ
うに存在しているものと思われる。
(メタ)アクリレート系樹脂(C)では、各成分単位
(A-1)と(A-2)と(A-3)との合計を100重量%
とするとき、上記アルキレンチオエーテル基含有ポリジ
メチルシロキサン系成分単位(A-1)は、通常、1〜8
0重量%、好ましくは5〜60重量%、特に好ましくは
10〜50重量%の量で、不飽和基含有(メタ)アクリ
ル酸エステル系成分単位(A-2)は、通常1〜80重量
%、好ましくは5〜60重量%、特に好ましくは10〜
50重量%の量で、その他の成分単位(A-3)は、残部
量で含まれていることが望ましい。
メチルシロキサン系成分単位(A-1)量が上記範囲にあ
ると、塗膜表面に生じた汚染物を容易かつ完全に除去で
き、しかも塗膜の硬度、摩耗性などの物性も優れる傾向
があり、1重量%未満では、汚染除去性すなわち得られ
る塗膜表面に生じた汚染物を容易かつ完全に除去できる
性質が低下する傾向があり、また80重量%を超える
と、塗膜の硬度、摩耗性などの物性が低下することがあ
る。また、不飽和基含有(メタ)アクリル酸エステル系
成分単位(A-2)量が上記範囲にあると、架橋密度が高
く、耐溶剤性、汚染除去性に優れる傾向があり、1重量
%未満では、架橋密度が低く、耐溶剤性、汚染除去性が
低下する傾向があり、また80重量%を超えた共重合体
は高粘度で合成困難となる傾向がある。
(メタ)アクリレート系樹脂(C)の25℃における粘
度は、用いられる共重合体の用途によっても異なり一概
に決定されないが、得られる組成物の塗装性、得られる
組成物を溶剤希釈した時のタレ防止などの観点を考慮す
ると、通常、10cps〜100,000(10万)c
ps、好ましくは100〜30,000(3万)cps
であることが望ましい。
タ)アクリレート系樹脂(C)の酸価は、通常、0〜1
0、好ましくは0〜5であり、ゲル・パーミュエーショ
ン・クロマトグラフィー(GPC)による数平均分子量
(Mn)は、通常、500〜5,000、好ましくは
1,000〜3,000であり、重量平均分子量(M
w)は、通常、1,000〜20,000(2万)、好
ましくは2,000〜10,000(1万)であり、分
散比(Mn/Mw)は、通常、1.0〜5.0好ましく
は1.5〜3.0であることが望ましい。
クリレート系樹脂(C)の製造>このような光硬化性シ
リコーンブロック(メタ)アクリレート系樹脂(C)を
製造するには、(a-1)メルカプト変性ポリジメチルシロ
キサン(マクロモノマー)と、(a-2)不飽和カルボン酸
のエポキシ基含有エステルと、(a-3)上記成分(a-1)およ
び(a-2)のうちの何れとも共重合可能な「他のモノマ
ー」とを共重合させ、次いで、得られたエポキシ基含有
シリコーンブロックアクリル共重合体[A]と、不飽和
カルボン酸[C]とを付加反応させればよい。
(a-3)との共重合反応について詳説し、次いで、エポキ
シ基含有シリコーンブロックアクリル共重合体[A]
と、不飽和カルボン酸[C]との付加反応について詳説
する。 [モノマー(a-1)と(a-2)と(a-3)との共重合反応]すなわ
ち、本発明では、まず、メルカプト変性ポリジメチルシ
ロキサン(a-1)と、不飽和カルボン酸のエポキシ基含有
エステル(a-2)と、「他のモノマー」(a-3)とを共重合さ
せている。
カル重合開始剤、溶剤、不活性ガスなどの存在下に、例
えば溶液重合法にて行われる。なお、これらモノマー(a
-1)と(a-2)と(a-3)とは、一度に、あるいは任意の順序
で添加混合して反応させることができるが、その好まし
い態様においては、モノマー(a-1)と(a-2)と(a-3)とを
同時に添加して反応させるか、あるいはモノマー(a-1)
の全量と、モノマー(a-2)の一部と、モノマー(a-3)の一
部とを一緒にして反応させ、次いで残部のモノマー(a-
2)およびモノマー(a-3)を添加してさらに共重合反応を
行うことが好ましい。このようにモノマー(a-1)とモノ
マー(a-2)とモノマー(a-3)と同時に添加し、あるいはモ
ノマー(a-1)の全量とモノマー(a-2)の一部と(a-3)の一
部とをまず混合し、その後残部のモノマー(a-2)と(a-3)
とを添加混合するなど、モノマー(a-2)とモノマー(a-3)
との反応があまり進行してしまわない段階でモノマー(a
-1)を添加し反応させると、未反応モノマー(a-1)、すな
わち未反応メルカプト変性ポリジメチルシロキサン(a-
1)の残存量が少なくなり、例えば、得られる塗膜は、白
濁が少なく透明性に優れる傾向がある。
ク(メタ)アクリレート系樹脂(C)を製造する際に用
いられる共重合用原料モノマー、共重合用触媒、溶剤、
付加反応用触媒などについて、順次詳説する。上記メル
カプト変性ポリジメチルシロキサン(a-1)としては、下
記式(A-1bb)または下記式(A-1cc)、特に下記式
(A-1bb)で表されるものが得られる塗膜の汚染除去性
に優れ、透明性、接触角などにもバランス良く優れるた
め好ましい。
を示し、nは1〜100の整数を示し、R1は置換され
ていてもよい、炭素数1〜10、好ましくは1〜5の二
価炭化水素基、特にこのような炭素数のアルキレン基、
例えば、プロピレン基(−CH2CH2CH2−)を示
す。 式(A-1cc):
好ましくは1〜5の二価炭化水素基、特にこのような炭
素数のアルキレン基、例えば、プロピレン基(−CH2
CH2CH2−)を示し、pは10〜400の整数を示
す。このようなメルカプト変性ポリジメチルシロキサン
(マクロモノマー)としては、上記式(A-1bb)で表さ
れる信越化学製「KP−358」、「KF−200
1」、「KF−2004」;上記式(A-1cc)で表され
る信越化学製「X−22−167B」等が挙げられる。
性ポリジメチルシロキサン(マクロモノマー)(A-1b
b)あるいは(A-1cc)のうちの何れか1種を単独で用
いてもよく、2種併用してもよいが、特に式(A-1bb)
で表されるのもが好ましい。上記不飽和カルボン酸のエ
ポキシ基含有エステル(a-2)としては、下記式(A-2a
a):
を示し、R4は、エーテル結合を有していてもよい炭素
数1〜10のアルキレン基を示し、W1は、
なっていてもよく、Hまたは炭素数1〜5のアルキル基
を示し、隣接する炭素原子に結合するR5同士は他の炭
素原子、例えば、エポキシ基を構成する炭素原子などと
共に互いに結合してシクロヘキシル環などの環構造、特
に脂環構造を形成していてもよい。)を示す。]で表さ
れるものが好ましい。
含有エステル(a-2)として、より具体的には、下記式
(A-2aa-1)または 式(A-2aa-2):
合を有していてもよい上記アルキレン基を示し、R3,
R5は上記に同じである。また、式(A-2aa-2)中、R
4bは、エーテル結合を有しない上記アルキレン基を示
し、R3は上記に同じである。]で表されるものが望ま
しい。このような不飽和カルボン酸のエポキシ基含有エ
ステル(a-2)として、さらに具体的には、
ステルが好ましい。上記他のモノマー(a-3)としては、
無水マレイン酸、無水フマル酸等の不飽和カルボン酸無
水物、あるいは下記式(A-3aa)で表されるものなどが
挙げられる。
示す。Xとしては、R8OCO−{但し、R8は炭素数が
1〜18、好ましくは炭素数が1〜8の上記と同様のア
ルキル基、シクロヘキシル基、ベンジル基、イソボルニ
ル基、R9OC2H4−(R9:−CH3、−C2H5)の何
れかを示す。}、フェニル基(C6H5−)、R10COO
−(R10:Hまたは炭素数が1〜5の上記と同様のアル
キル基)の他、水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜1
0のアルキル基、エポキシ基含有基、炭素数1〜10の
アルコキシ基、炭素数2〜10の二重結合含有基、ナフ
チル基、ピリジル基、アルデヒド基(−CHO)、ニト
リル基(−CN)、トリメトキシシリルプロピルオキシ
基[−OC3H6-Si(OCH3)3]、トリエトキシシ
リル基[−Si(OC2H5)3]、
していてもよい。この式(A-3aa)で表される「他のモ
ノマー」のうちでは、Xが、R8OCO−{但し、R8は
炭素数が1〜18、好ましくは炭素数が1〜8の上記と
同様のアルキル基、シクロヘキシル基、ベンジル基、イ
ソボルニル基、R9OC2H4−(R9:−CH3、−C2H
5)の何れかを示す。}、フェニル基(C6H5−)、R
10COO−(R10:Hまたは炭素数が1〜5の上記と同
様のアルキル基)であるものが好ましい。なお、これら
の基中の水素原子(H)の一部は、他の基または原子で
置換されていてもよい。このような置換可能な基あるい
は原子としては、例えば、水酸基(OH-)、ハロゲン
原子などが挙げられる。本発明では、これらXのうちで
は、上記R8OCO−(R8は上記に同じ。)が特に望ま
しい。
ノマー(a-3)として、より具体的には、例えば、(メ
タ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、
(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリル酸ブチ
ル、(メタ)アクリル酸シクロヘキシル、(メタ)アク
リル酸2−メトキシエチル、(メタ)アクリル酸ベンジ
ル、(メタ)アクリル酸イソボルニル、(メタ)アクリ
ル酸2−エトキシエチル、(メタ)アクリル酸イソブチ
ル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)
アクリル酸ターシャリブチル、(メタ)アクリル酸メチ
ル、(メタ)アクリル酸イソボルニル、2−ヒドロキシ
エチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メ
タ)アクリレート、スチレン、ビニルトルエン、酢酸ビ
ニル、フッ化ビニル、塩化ビニル、エチレン、プロピレ
ン、ジエン類(例:ブタジエン等)、アクロレイン(ア
クリルアルデヒド)、アクリロニトリル、N−ビニルピ
ロリドン、N−ビニルカプロラクタム、ビニルトリエト
キシシラン、γ-(メタ)アクリロキシプロピルトリメ
トキシシラン等が挙げられる。
(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸イソボ
ルニルが好ましく用いられる。これらの他のモノマー(a
-3)は、1種または2種以上組み合わせて用いることが
できる。本発明では、このような共重合反応の際には、
上記モノマー(a-1)と(a-2)と(a-3)との合計100重量
%に対して、メルカプト変性ポリジメチルシロキサン(a
-1)は、通常、1〜80重量%、好ましくは5〜60重
量%、特に好ましくは10〜50重量%の量で、不飽和
カルボン酸のエポキシ基含有エステル(a-2)は、通常、
1〜80重量%、好ましくは5〜60重量%、特に好ま
しくは10〜50重量%の量で、その他のモノマー(a-
3)は、残部量で用いられる。
ン(a-1)量が上記範囲にあると、得られた塗膜の表面に
生じた汚染物を容易かつ完全に除去でき、しかも塗膜の
硬度、摩耗性などの物性も優れる傾向があるため好まし
い。また、不飽和カルボン酸のエポキシ基含有エステル
(a-2)量が上記範囲にあると、架橋密度が高く、耐溶剤
性、汚染除去性に優れる傾向がある。
合反応)においては、従来より公知の方法を使用でき、
触媒や溶媒を用いてもよく、用いなくともよく、例え
ば、放射線照射法、ラジカル重合開始剤(共重合用触
媒)を用いる方法等が挙げられ、これらの中でも重合操
作性、分子量調節の容易性等を考慮するとラジカル重合
開始剤を用いる方法が好ましい。このラジカル重合開始
剤を用いる方法には、溶媒を用いる溶液重合法、バルク
重合法、エマルジョン重合法等がある。
存在下に行うこともできるが、好ましくは共重合用触媒
および/または溶媒の存在下に行われ、その好ましい態
様においては、不飽和カルボン酸の重合が起こらない反
応温度、好ましくは40〜160℃の温度で、常圧下ま
たは加圧下(例:10〜300kgf/cm2)に、3
0分〜20時間程度保持することにより進行させること
が望ましい。
2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)、
2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリ
ル)、2,2’−アゾビス−イソブチロニトリル、ベン
ゾイルパーオキサイド、t−ブチルパーオキシ−2−エ
チルヘキサノエート、t−ブチルパーオキシベンゾエー
ト等が挙げられる。このような共重合用触媒は、原料モ
ノマー(a-1)、(a-2)および(a-3)の合計100重量部に
対して、例えば、0.01〜15重量部、好ましくは
0.1〜8重量部の量で用いられる。このような触媒は
1度に添加してもよく、複数回に分けて添加してもよい
が、複数回に分けて添加することが分子量の調整、反応
効率、転化率の点で好ましい。
1)、(a-2)、(a-3)の何れとも反応せず不活性であり、か
つ、これらモノマーを溶解し得る限り特に限定されない
が、例えば、 トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素系溶剤; アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケト
ン等のケトン系溶剤; 酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸イソブチル、酢酸ブチ
ル等のエステル系溶剤; メタノール、イソプロピルアルコール、エタノール、n
−ブタノール、イソブタノール等のアルコール系溶剤; 等が挙げられ、酢酸ブチルが好ましい。これらの溶媒
は、共重合用モノマーの合計100重量部に対して、例
えば、1〜500重量部、好ましくは10〜300重量
部の量で用いられる。
リル共重合体と不飽和カルボン酸との付加反応]本発明
では、上記共重合反応の後、得られたエポキシ基含有シ
リコーンブロックアクリル共重合体[A]と、不飽和カ
ルボン酸[C]とを付加反応させている。
ックアクリル共重合体[A]と不飽和カルボン酸[C]
とを付加反応させると、例えば、下記式<P>あるいは
下記式<Q>に示すように、エポキシ基含有シリコーン
ブロックアクリル共重合体[A]のエポキシ基と、不飽
和カルボン酸のカルボキシル基とが反応し、好ましくは
式(A-2a-1)あるいは式(A-2a-2)で表されるよう
な、不飽和基含有(メタ)アクリル酸エステル系成分単
位(A-2)が形成され、本発明の光硬化性シリコーンブ
ロック(メタ)アクリレート系樹脂(C)が得られる。
(なお、下記式中の略号の意味は、それぞれ前記に同
じ。) <式P>
は、触媒や溶媒の非存在下に行うこともできるが、好ま
しくは付加反応用触媒および/または前記共重合反応時
に用いたものと同様な溶媒などの存在下に行われ、その
好ましい態様においては、不飽和カルボン酸の重合が起
こらない反応温度、好ましくは40〜130℃の温度
で、常圧下または加圧下(例:10〜300kgf/c
m2)に、30分〜20時間程度保持することにより、
該付加反応を進行させて、本発明の光硬化性シリコーン
ブロック(メタ)アクリレート系樹脂(C)を得ること
ができる。
は、N,N−ジメチルベンジアルアミン、N,N−ジメ
チルフェニルアミン、トリエチルアミン、トリフェニル
ホスフィン、トリブチルホスフィン、トリメチルベンジ
ルアンモニウムクロライド、トリエチルベンジルアンモ
ニウムクロライド等が挙げられる。このような付加反応
用触媒は、原料モノマー(a-1)、(a-2)および(a-3)の合
計100重量部に対して、例えば、0.01〜10重量
部、好ましくは0.1〜5重量部の量で用いられる。
と同様の不活性溶媒が用いられる。本発明では、この付
加反応時には、上記共重合反応時に用いた溶媒に加え
て、さらにこれと同様の有機溶媒、例えば酢酸ブチルを
追加して用いてもよい。このような付加反応により、上
記したような光硬化性シリコーンブロック(メタ)アク
リレート系樹脂(C)が得られ、その粘度、酸価、ゲル
・パーミュエーション・クロマトグラフィー(GPC)
による数平均分子量(Mn)、重量平均分子量(M
w)、分散比(Mn/Mw)などは、上記の通りであ
る。
不飽和カルボン酸としては、具体的には、例えば、
アクリレートと2塩基酸無水物(例:無水コハク酸、無
水マレイン酸、無水フタル酸、テトラヒドロ無水フタル
酸など)との反応生成物などが挙げられる。これらのう
ちでは、反応速度に優れる点を考慮すると、アクリル酸
が特に好ましい。
は、得られたエポキシ基含有シリコーンブロックアクリ
ル共重合体[A]中のエポキシ基と等モル量で、換言す
れば、該共重合体[A]合成時に用いた不飽和カルボン
酸のエポキシ基含有エステル(a-2)例えば、グリシジル
(メタ)アクリレート等と、等モル量で用いればよい
が、通常、不飽和カルボン酸のエポキシ基含有エステル
(a-2)100重量部に対して、上記不飽和カルボン酸
は、10〜500重量部、好ましくは30〜300重量
部の量で用られる。
には、用いられる不飽和カルボン酸(例:アクリル酸)
の二重結合部位での重合反応が加熱下では進行しやす
く、このラジカル重合反応を抑制・阻止しつつ、上記付
加反応を進行させるためには、重合禁止剤を添加しても
よく、このような重合禁止剤としては、例えば、p−メ
トキシフェノール、ハイドロキノン、p−t−ブチルカ
テコール、フェノチアジン等が用いられる。
リレート系樹脂(C)は、光硬化性(メタ)アクリレー
ト系樹脂組成物全体100重量部に対して、5〜60重
量部、好ましくは10〜55重量部、さらに好ましくは
15〜50重量部の割合で用いられる。本発明に係る光
硬化性(メタ)アクリレート系樹脂組成物は、光硬化性
(メタ)アクリレート系樹脂(A)、(メタ)アクリレ
ート系モノマー(E)と、これらの成分との相溶性が悪
い光硬化性ポリシロキサン系ウレタン(メタ)アクリレ
ート樹脂(B)とを良好に混合するための中間体とし
て、成分(A)、(E)および(B)のいずれの成分に
も相溶する光硬化性シリコーンブロック(メタ)アクリ
レート系樹脂(C)を上記のような割合で使用している
ので、汚染除去性に優れた被膜を形成することができ
る。
的には、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベン
ゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテ
ル、ベンゾインイソブチルエーテル等のベンゾイン系光
重合開始剤;ベンジルジメチルケタール(別名、2,2-ジ
メトキシ-2- フェニルアセトフェノン)、ジエトキシア
セトフェノン、4-フェノキシジクロロアセトフェノン、
4-t-ブチル- ジクロロアセトフェノン、4-t-ブチル- ト
リクロロアセトフェノン、2-ヒドロキシ-2- メチル-1-
フェニルプロパン-1- オン、1-(4-イソプロピルフェニ
ル)-2- ヒドロキシ-2- メチルプロパン-1- オン、1-
(4-ドデシルフェニル)-2- ヒドロキシ-2- メチルプロ
パン-1- オン、4-(2-ヒドロキシエトキシ)- フェニル
(2-ヒドロキシ-2- プロピル)ケトン、1-ヒドロキシシ
クロヘキシルフェニルケトン、2-メチル-1-[4- (メチ
ルチオ)フェニル]-2- モルホリノプロパン-1等のアセ
トフェノン系光重合開始剤;ベンゾフェノン、ベンゾイ
ル安息香酸、ベンゾイル安息香酸メチル、4-フェニルベ
ンゾフェノン、ヒドロキシベンゾフェノン、アクリル化
ベンゾフェノン、4-ベンゾイル-4'-メチルジフェニルサ
ルファイド、3,3'- ジメチル-4- メトキシベンゾフェノ
ン等のベンゾフェノン系光重合開始剤;チオキサンソ
ン、2-クロルチオキサンソン、2-メチルチオキサンソ
ン、2,4-ジメチルチオキサンソン、イソプロピルチオキ
サンソン、2,4-ジクロロチオキサンソン、2,4-ジエチル
チオキサンソン、2,4-ジイソプロピルチオキサンソン等
のチオキサントン系光重合開始剤などが挙げられる。中
でも、ベンジルジメチルケタール、1-ヒドロキシシクロ
ヘキシルフェニルケトンが好ましく用いられる。
化性(メタ)アクリレート系樹脂組成物組成物全体10
0重量部に対して、1〜10重量部、好ましくは2〜8
重量部、さらに好ましくは3〜6重量部の割合で用いら
れる。(メタ)アクリレート系モノマー(E) 本発明で必要に応じて用いられる(メタ)アクリレート
系モノマーとしては、具体的には、アルキレンポリオー
ルや低重合率のポリエーテルポリオールと、(メタ)ア
クリル酸とのエステルで、1,4-ブタンジオールジアクリ
レート、1,6-ヘキサンジオールジアクリレート、ネオペ
ンチルグリコールジアクリレート、2(2- エトキシエト
キシ)エチルアクリレート、テトラヒドロフルフリルア
クリレート、2-フェノキシエチルアクリレート、ジエチ
レングリコールジアクリレート、テトラエチレングリコ
ールジアクリレート、1,3-ブチレングリコールジアクリ
レート、トリプロピレングリコールジアクリレート、ト
リメチロールプロパントリアクリレート、ペンタエリス
リトールテトラアクリレート、ヒドロキシピバリン酸ネ
オペンチルグリコールジアクリレートなどが挙げられ
る。
マー(E)は、反応性希釈剤として1種単独で、または
2種以上組合わせて用いることができる。(メタ)アク
リレート系モノマー(E)は、必要に応じて、光硬化性
(メタ)アクリレート系樹脂組成物全体100重量部に
対して、通常5〜40重量部、好ましくは10〜30重
量部、さらに好ましくは15〜25重量部の割合で用い
られる。
リレート系樹脂組成物中に、光硬化性(メタ)アクリレ
ート系樹脂(A)、光硬化性ポリシロキサン系ウレタン
(メタ)アクリレート樹脂(B)、光硬化性シリコーン
ブロック(メタ)アクリレート系樹脂(C)、光重合開
始剤(D)および(メタ)アクリレート系モノマー
(E)の他に、必要に応じて、重合禁止剤、非反応性希
釈剤、艶消し剤、消泡剤、沈降防止剤、レベリング剤、
分散剤、熱安定剤、紫外線吸収剤などを、本発明の目的
を損なわない範囲で配合することができる。
物は、上記の諸成分を従来より公知の混合機、分散機、
撹拌機等の装置を用い、混合・撹拌することにより得ら
れる。このような装置としては、たとえば混合・分散ミ
ル、モルタルミキサー、ロール、ペイントシェーカー、
ホモジナイザーなどが挙げられる。
ト系樹脂組成物は、上塗り塗料として、従来公知の任意
の方法で各種基材の表面に塗装できる。塗装方法として
は、たとえば吹き付け法、エアレススプレー法、エアス
プレー法、刷毛塗り、ローラー塗り、コテ塗り、浸漬
法、引き上げ法、ノズル法、巻き取り法、流し法、盛り
付け、パッチング法などが挙げられ、自動化してもよ
く、手動にて塗装してもよい。
ボード、パーティクルボード等の木質系基板、フレキシ
ブルボード、ケイ酸カルシウム板、石膏ボード、石綿ス
レート板等の不燃建材、紙質材、プラスチック類、鉄等
の金属などが挙げられる。木質基板としては、たとえば
木質フロアー基材、木質系家具材、木質系壁材、木質系
天井材、カウンターテーブル、木質系階段材などが挙げ
られる。
ト系樹脂組成物の塗装際して、基材として木質材、不燃
建材、紙質材等の多孔質基材を使用する場合は、その基
材は、予め目止め処理および/または下塗り塗装により
目止め塗膜および/または着色下塗り塗膜を形成してお
くことが望ましく、特にアルカリ性の無機多孔質基板の
場合には、基材表面へのアルカリ滲出防止を目的とした
シーラー処理を予め施すことが望ましい。また、光硬化
性(メタ)アクリレート系樹脂組成物の塗装前に、たと
えば着色下塗り塗膜の上に、柄付けのために印刷を行な
ってもよい。
物の塗装は、ゴムないしスポンジロールコーター、スプ
レー、バキュームコーターなどの塗装機を用いて行なわ
れる。これらの塗装機は、一種または二種以上組み合わ
せて用いることができる。光硬化性(メタ)アクリレー
ト系樹脂組成物の塗布量は、使用する基材の種類、用途
により異なるが、木質フロアー用基材の場合、ウェット
状態で通常5〜200g/m2、好ましくは10〜10
0g/m2であることが望ましく、また、無機質多孔質
基材の場合、ウェット状態で通常5〜200g/m2 、
好ましくは10〜100g/m2 であることが望まし
い。
組成物の塗装回数は、特に制限はなく、一回または二回
以上でもよい。上記のようにして基材表面に塗布された
光硬化性(メタ)アクリレート系樹脂組成物の塗布面
に、電子線または光、好ましくは光を照射してウェット
状態の塗膜を硬化させることにより、汚染除去性に優れ
た硬化塗膜(被膜)が得られる。
より行なうことができる。たとえば200kV、3〜1
0Mradの条件で電子線照射して塗膜を硬化させる。
また、光照射の光は、紫外線または可視光線であり、光
照射は、従来公知の照射方法により行なうことができ
る。たとえば高圧水銀ランプは、80〜120W/cm
1灯で、ベルトスピードは5〜20m/分であり、灯数
を増すことにより、ベルトスピードを早くすることがで
きる。また、W/cmの能力を増すことにより、ベルト
スピードを早くすることができる。
より、上述した本発明に係る光硬化性(メタ)アクリレ
ート系樹脂組成物から形成される被膜(塗膜)である。
また、本発明に係る被覆基材は、この被膜で表面が被覆
された基材である。
ート系樹脂組成物は、汚染除去性に優れ、青インク、マ
ジック等で基材たとえば木質材、不燃建材等の多孔質部
材表面が汚染された場合でも、その汚れを容易に落とす
ことができる被膜を形成できる。
効果を有する、本発明に係る光硬化性(メタ)アクリル
系樹脂組成物から形成されているので、汚染除去性に優
れている。本発明に係る被覆基材は、上記被膜で表面が
被覆されているので、その被覆面は、汚染除去性に優れ
ている。
本発明は、これら実施例に限定されるものではない。な
お、実施例および比較例における仕上がり外観、塗膜の
付着性および汚染除去性の評価は、次の方法に従って行
なった。 (1)仕上がり外観 木質床材の表面に形成された塗膜を目視にて観察し、塗
膜のハジキと透明性で3段階評価した。
格) (2)塗膜の付着性 塗膜の付着性は、JIS K 5400に基づき、碁盤目
試験(2mm幅の碁盤目、セロテープ(R)剥離試験)
を行ない、塗膜の残存マス目の数で評価した。
マジック、赤クレヨン、青インキで汚し、その4時間後
に水またはJASラッカーシンナーで拭き取って、その
表面を目視観察し、汚染除去性を3段階評価した。
し、その5秒後にウエスで空拭きをする。この操作を同
一箇所に繰り返し行ない、黒マジックの跡が残るまでの
回数で、汚染除去性を5段階評価した。
格) 4・・・ 10〜29回の間で黒マジックの跡が残る。(合
格) 3・・・ 5〜9回の間で黒マジックの跡が残る。(不合
格) 2・・・ 2〜4回の間で黒マジックの跡が残る。(不合
格) 1・・・ 1回で黒マジックの跡が残る。(不合格)
の合成例】撹拌装置、温度計および還流冷却管を備えた
1リットル容量の反応容器に、KF6003[商品名;
信越化学工業(株)製、反応性シリコーンオイル]44
8重量部、コロネートHX[商品名;日本ポリウレタン
製、HDIのイソシアヌレートタイプ)94.6重量
部、プラクセルFA2D[商品名;ダイセル化学工業
(株)製、HEAにε- カプロラクトンを付加したモノ
マー]112.9重量部、p-メトキシフェノール(重合
禁止剤)0.046重量部、ジブチル錫ジラウレート
0.131重量部、および酢酸ブチル163.8重量部
を仕込んで昇温し、80℃で1時間保持した後、ジブチ
ル錫ジラウレート0.393重量部加えて更に80℃で
3時間保持した。得られた樹脂溶液を赤外分光光度計
(IR)で分析した結果、NCO吸収ピークが消去して
いた。
重量%であり、東京計器社製E型粘度計により測定した
粘度が13,930cps/25℃の白濁溶液であり、
ゲル・パーミエーション・クロマトグラフィー(GP
C)による数平均分子量(Mn)は2,210であり、
重量平均分子量(Mw)は11,740であり、かつ、
分散比(Mw/Mn)は5.32であった。この樹脂溶
液を以下、樹脂Aと略記する。
ものと推定される。
れるイソシアヌレート構造体の環を形成している3個の
窒素原子のうち2個の窒素原子に、それぞれ -(CH2)6-NH-CO-[-O(CH2)5CO-]2-O-C2H4
O-CO-CH=CH2 が結合している基を表わし、Rは、−C3H6OC2H4−
基を表わす。)
例】攪拌装置、温度計、窒素ガス導入管および還流冷却
管を備えた300ml反応容器に、酢酸ブチル100重
量部を仕込んで、窒素ガス雰囲気中で100℃まで昇温
した。メタクリル酸メチル(MMA)50重量部とグリ
シリルメタクリレート(GMA)30重量部とABN−
E[商品名;日本ヒドラジン社製、2,2'-アゾビス(2-メ
チルブチロニトリル)]2.8重量部の混合液と、X2
2−167B[商品名;信越化学工業(株)製、メルカ
プト変性ポリジメチルシロキサン]20重量部を別々に
100℃で同時に滴下した。混合液は2時間にわたって
滴下し、X22−167Bは1時間で滴下した。以下同
温度で保持しつつ、滴下終了後30分毎にABN−E
0.2重量部を2回加えた後、6時間保温した。
部、酢酸ブチル15.52重量部、p−メトキシフェノ
ール0.0078重量部、ジメチルベンジルアミン1.
65重量部を加え、110℃で5時間反応させた。これ
で光硬化性シリコーンブロックアクリル樹脂Bが得られ
た。得られた樹脂Bは、不揮発分が49.8%で、粘度
が8240cps/25℃で、酸価が4.0の半透明溶
液であり、ゲル・パーミュエーション・クロマトグラフ
ィー(GPC)による数平均分子量(Mn)は1680
であり、重量平均分子量(Mw)は3640であり、か
つ、分散比Mn/Mwは2.17であった。
S− (式中のRは、C3H6)を有し、側鎖に、 −COO−CH2CH(OH)−CH2−OCO−CH=C
H2 を有する構造式を有するものと推定される。
た樹脂A(ポリジメチルシロキサン系ウレタンアクリレ
ート樹脂)1重量部をトルエン1重量部に溶解させ、さ
らに上記合成例で得られた樹脂B(光硬化性シリコーン
ブロックアクリレート樹脂)25重量部と混合した。
としてUV−72[商品名;大竹名新化学(株)製のウ
レタンアクリレート樹脂]19重量部、ヒタロイド85
1(20TP)[商品名;日立化成工業(株)製のエポ
キシアクリレート樹脂]19重量部、光重合開始剤とし
てイルガキュアー184[商品名;チバ・スペシャリテ
ィーケミカルズ社製]4重量部、希釈溶剤として酢酸ブ
チル31重量部を加え、撹拌し、光硬化性塗料組成物を
調製した。 [木質床材塗装品の調製]まず初めに着色ステイン[中
国塗料(株)製、商品名 ステインW EXL]をロー
ルコーターで木質床材に塗布し、80℃で1分乾燥させ
た後、その上に下塗りUV塗料[中国塗料(株)製、商
品名 オーレックスNo.822F−2)をロールコー
ターで塗布し、UV硬化させた。
UV塗料[中国塗料(株)製、商品名 オーレックスN
o.674B]を同様に塗布、UV硬化させ、上塗り塗
料として上記のようにして得られた光硬化性塗料組成物
をロールコーターで塗布、UV硬化させて、木質床材の
塗装品を調製した。上記のようにして得られた木質床材
の塗装品について、仕上がり外観、塗膜の付着性、汚染
除去性(A)、(B)の評価を、上記した方法に従って
行なった。その結果を第1表に示す。
酢酸ブチル31重量部を、アクリルモノマーであるGX
−8301S[商品名;第一工業製薬(株)製]20重
量部、TRPGDA[商品名;ダイセルUCB社製]7
重量部、ニューフロンティアPET−3[商品名;第一
工業製薬(株)製]4重量部に変更した以外は、実施例
1と同様にして、光硬化性塗料組成物を調製した。 [木質床材塗装品の調製]実施例1と同様にして、木質
床材塗装品を調製した。
品について、仕上がり外観、塗膜の付着性、汚染除去性
(A)、(B)の評価を、上記した方法に従って行なっ
た。その結果を第1表に示す。
樹脂Aの配合量を1重量部から2重量部へ、GX−83
01Sの配合量を20重量部から18重量部へ変更した
以外は、実施例2と同様にして、光硬化性塗料組成物を
調製した。 [木質床材塗装品の調製]実施例1と同様にして、木質
床材塗装品を調製した。
品について、仕上がり外観、塗膜の付着性、汚染除去性
(A)、(B)の評価を、上記した方法に従って行なっ
た。その結果を第1表に示す。
樹脂Aの配合量を1重量部から4重量部へ、トルエンの
配合量を1重量部から4重量部へ、GX−8301Sの
配合量を20重量部から14重量部へ変更した以外は、
実施例2と同様にして、光硬化性塗料組成物を調製し
た。 [木質床材塗装品の調製]実施例1と同様にして、木質
床材塗装品を調製した。
品について、仕上がり外観、塗膜の付着性、汚染除去性
(A)、(B)の評価を、上記した方法に従って行なっ
た。その結果を第1表に示す。
樹脂Bの配合量を25重量部から40重量部へ、ヒタロ
イド851(20TP)の配合量を19重量部から4重
量部へ変更した以外は、実施例2と同様にして、光硬化
性塗料組成物を調製した。 [木質床材塗装品の調製]実施例1と同様にして、木質
床材塗装品を調製した。
品について、仕上がり外観、塗膜の付着性、汚染除去性
(A)、(B)の評価を、上記した方法に従って行なっ
た。その結果を第1表に示す。
樹脂Aの配合量を1重量部から4重量部へ、トルエンの
配合量を1重量部から4重量部へ、樹脂Bの配合量を2
5重量部から40重量部へ、GX−8301Sの配合量
を20重量部から0重量部へ、TRPGDAの配合量を
7重量部から6重量部へ変更した以外は、実施例2と同
様にして、光硬化性塗料組成物を調製した。 [木質床材塗装品の調製]実施例1と同様にして、木質
床材塗装品を調製した。
品について、仕上がり外観、塗膜の付着性、汚染除去性
(A)、(B)の評価を、上記した方法に従って行なっ
た。その結果を第1表に示す。
GX−8301Sの配合量を20重量部から14重量部
へ変更し、かつ、ツヤ消剤としてミズカシールP−80
2Y[商品名;水澤化学社製]を6重量部用いた以外
は、実施例2と同様にして、光硬化性塗料組成物を調製
した。 [木質床材塗装品の調製]実施例1と同様にして、木質
床材塗装品を調製した。
品について、仕上がり外観、塗膜の付着性、汚染除去性
(A)、(B)の評価を、上記した方法に従って行なっ
た。その結果を第1表に示す。
UV−72、ヒタロイド7851(20TP)、樹脂
A、トルエン、樹脂B、酢酸ブチルの配合量をそれぞれ
30重量部、30重量部、0重量部、0重量部、0重量
部、36重量部に変更した以外は、実施例1と同様にし
て、光硬化性塗料組成物を調製した。 [木質床材塗装品の調製]実施例1と同様にして、木質
床材塗装品を調製した。
品について、仕上がり外観、塗膜の付着性、汚染除去性
(A)、(B)の評価を、上記した方法に従って行なっ
た。その結果を第1表に示す。
UV−72の配合量を19重量部から20重量部へ、ヒ
タロイド7851(20TP)の配合量を19重量部か
ら20重量部へ、樹脂Aの配合量を1重量部から0重量
部へ、トルエンの配合量を1重量部から0重量部へ変更
した以外は、実施例1と同様にして、光硬化性塗料組成
物を調製した。 [木質床材塗装品の調製]実施例1と同様にして、木質
床材塗装品を調製した。
品について、仕上がり外観、塗膜の付着性、汚染除去性
(A)、(B)の評価を、上記した方法に従って行なっ
た。その結果を第1表に示す。
UV−72の配合量を19重量部から32重量部へ、ヒ
タロイド7851(20TP)の配合量を19重量部か
ら31重量部へ、樹脂Bの配合量を25重量部から0重
量部へ変更した以外は、実施例1と同様にして、光硬化
性塗料組成物を調製した。 [木質床材塗装品の調製]実施例1と同様にして、木質
床材塗装品を調製した。
品について、仕上がり外観、塗膜の付着性、汚染除去性
(A)、(B)の評価を、上記した方法に従って行なっ
た。その結果を第1表に示す。
UV−72の配合量を19重量部から20重量部へ、ヒ
タロイド7851(20TP)の配合量を19重量部か
ら20重量部へ、樹脂Aの配合量を1重量部から0重量
部へ、トルエンの配合量を1重量部から0重量部へ変更
した以外は、実施例2と同様にして、光硬化性塗料組成
物を調製した。 [木質床材塗装品の調製]実施例1と同様にして、木質
床材塗装品を調製した。
品について、仕上がり外観、塗膜の付着性、汚染除去性
(A)、(B)の評価を、上記した方法に従って行なっ
た。その結果を第1表に示す。
樹脂Bの配合量を25重量部から0重量部へ、GX−8
301Sの配合量を20重量部から30重量部へ、TR
PGDAの配合量を7重量部から17重量部へ変更し、
ツヤ消剤としてミズカシールP−802Y[商品名;水
澤化学社製]を5重量部用いた以外は、実施例2と同様
にして、光硬化性塗料組成物を調製した。 [木質床材塗装品の調製]実施例1と同様にして、木質
床材塗装品を調製した。
品について、仕上がり外観、塗膜の付着性、汚染除去性
(A)、(B)の評価を、上記した方法に従って行なっ
た。その結果を第1表に示す。
Claims (6)
- 【請求項1】(A)光硬化性(メタ)アクリレート系樹
脂、(B)光硬化性ポリシロキサン系ウレタン(メタ)
アクリレート樹脂、(C)光硬化性シリコーンブロック
(メタ)アクリレート系樹脂、および(D)光重合開始
剤を含有してなることを特徴とする汚染除去性に優れた
光硬化性(メタ)アクリレート系樹脂組成物。 - 【請求項2】前記成分(A)、(B)、(C)および
(D)の他に、(メタ)アクリレート系モノマー(E)
を含有していることを特徴とする請求項1に記載の光硬
化性(メタ)アクリレート系樹脂組成物。 - 【請求項3】(A)光硬化性(メタ)アクリレート系樹
脂、(B)光硬化性ポリシロキサン系ウレタン(メタ)
アクリレート樹脂、(C)光硬化性シリコーンブロック
(メタ)アクリレート系樹脂、および(D)光重合開始
剤を含有する光硬化性(メタ)アクリレート系樹脂組成
物から形成されてなることを特徴とする被膜。 - 【請求項4】前記組成物が、前記成分(A)、(B)、
(C)および(D)の他に、(メタ)アクリレート系モ
ノマー(E)を含有していることを特徴とする請求項3
に記載の被膜。 - 【請求項5】(A)光硬化性(メタ)アクリレート系樹
脂、(B)光硬化性ポリシロキサン系ウレタン(メタ)
アクリレート樹脂、(C)光硬化性シリコーンブロック
(メタ)アクリレート系樹脂、および(D)光重合開始
剤を含有する光硬化性(メタ)アクリレート系樹脂組成
物から形成された被膜で被覆されていることを特徴とす
る被覆基材。 - 【請求項6】前記組成物が、前記成分(A)、(B)、
(C)および(D)の他に、(メタ)アクリレート系モ
ノマー(E)を含有していることを特徴とする請求項5
に記載の被覆基材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001396829A JP3945628B2 (ja) | 2001-12-27 | 2001-12-27 | 汚染除去性に優れた光硬化性(メタ)アクリレート系樹脂組成物、その被膜および被覆基材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001396829A JP3945628B2 (ja) | 2001-12-27 | 2001-12-27 | 汚染除去性に優れた光硬化性(メタ)アクリレート系樹脂組成物、その被膜および被覆基材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003192751A true JP2003192751A (ja) | 2003-07-09 |
JP3945628B2 JP3945628B2 (ja) | 2007-07-18 |
Family
ID=27602794
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001396829A Expired - Lifetime JP3945628B2 (ja) | 2001-12-27 | 2001-12-27 | 汚染除去性に優れた光硬化性(メタ)アクリレート系樹脂組成物、その被膜および被覆基材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3945628B2 (ja) |
Cited By (20)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004210850A (ja) * | 2002-12-27 | 2004-07-29 | Kyoeisha Chem Co Ltd | コーティング用硬化性樹脂組成物およびその硬化方法 |
WO2006006402A1 (ja) * | 2004-07-08 | 2006-01-19 | The Nippon Synthetic Chemical Industry Co., Ltd. | 活性エネルギー線硬化型樹脂組成物およびその製造方法、ならびにそれを用いたコーティング剤組成物 |
US7204890B2 (en) * | 2000-01-31 | 2007-04-17 | Henkel Kommanditgesellschaft Auf Aktien | Process for removing fine particulate soil from hard surfaces |
JP2008231149A (ja) * | 2007-03-16 | 2008-10-02 | Arakawa Chem Ind Co Ltd | 触感塗料用組成物 |
JP2009084394A (ja) * | 2007-09-28 | 2009-04-23 | Mitsubishi Chemicals Corp | 重合体、組成物、硬化物および光記録媒体 |
WO2009130767A1 (ja) * | 2008-04-23 | 2009-10-29 | ディーエイチ・マテリアル株式会社 | ラジカル重合性組成物 |
JP2010229370A (ja) * | 2009-03-30 | 2010-10-14 | Dh Material Kk | ラジカル重合性組成物 |
JP2012031260A (ja) * | 2010-07-29 | 2012-02-16 | Nippon Synthetic Chem Ind Co Ltd:The | 活性エネルギー線硬化型樹脂組成物、及びそれを用いてなるコーティング剤組成物、並びに硬化塗膜 |
JP2013023548A (ja) * | 2011-07-19 | 2013-02-04 | Bridgestone Corp | 光硬化性樹脂組成物、並びに、それを用いた水周り部材及び機能性パネル |
JP2013023547A (ja) * | 2011-07-19 | 2013-02-04 | Bridgestone Corp | 光硬化性樹脂組成物、並びに、それを用いた水周り部材及び機能性パネル |
JP2013173927A (ja) * | 2012-01-27 | 2013-09-05 | Nippon Synthetic Chem Ind Co Ltd:The | ポリシロキサン構造含有ウレタン(メタ)アクリレート系化合物、活性エネルギー線硬化性樹脂組成物及びそれを用いてなるコーティング剤 |
JP2013233768A (ja) * | 2012-05-10 | 2013-11-21 | Panasonic Corp | 木質板と木質板塗装用塗料 |
WO2014141819A1 (ja) * | 2013-03-15 | 2014-09-18 | 横浜ゴム株式会社 | 硬化性樹脂組成物 |
CN104520143A (zh) * | 2012-08-07 | 2015-04-15 | 乐金华奥斯有限公司 | 汽车用装饰片及其制备方法 |
US9091919B2 (en) | 2012-01-27 | 2015-07-28 | Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. | Silicone structure-bearing polymer, resin composition, and photo-curable dry film |
CN104987605A (zh) * | 2015-07-24 | 2015-10-21 | 中广核三角洲集团(苏州)特威塑胶有限公司 | 一种耐油热塑性弹性体及其制备方法 |
JP2015199908A (ja) * | 2014-03-31 | 2015-11-12 | 日本合成化学工業株式会社 | ウレタン(メタ)アクリレート系化合物、活性エネルギー線硬化性樹脂組成物及びコーティング剤 |
JP2017057297A (ja) * | 2015-09-17 | 2017-03-23 | 中国塗料株式会社 | 床材用エネルギー線硬化型樹脂組成物、被膜付き床材、被膜付き床材の製造方法および床材の防汚方法 |
CN109844004A (zh) * | 2016-09-30 | 2019-06-04 | 湛新比利时股份有限公司 | 具有防污性能的辐射可固化组合物 |
JP2021008536A (ja) * | 2019-06-28 | 2021-01-28 | 小林製薬株式会社 | トイレ便器用コーティング剤 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111393608B (zh) * | 2019-08-21 | 2022-06-03 | 杭州师范大学 | 一种uv固化有机硅改性超支化聚氨酯材料的制备方法 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06157696A (ja) * | 1992-11-27 | 1994-06-07 | Daiseru U C B Kk | 活性エネルギー線硬化型樹脂組成物 |
JP2001002744A (ja) * | 1999-06-21 | 2001-01-09 | Natoko Kk | 紫外線硬化性組成物及び表面機能材料 |
JP2001123125A (ja) * | 1999-10-26 | 2001-05-08 | Bridgestone Corp | 木質仕上材用塗料及び表面塗装木質仕上材 |
JP2001151830A (ja) * | 1999-11-29 | 2001-06-05 | Chugoku Marine Paints Ltd | 光硬化性シリコーンブロックアクリル共重合体、共重合体組成物、およびその塗膜、塗膜付き基材、並びに該共重合体の製造方法 |
-
2001
- 2001-12-27 JP JP2001396829A patent/JP3945628B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06157696A (ja) * | 1992-11-27 | 1994-06-07 | Daiseru U C B Kk | 活性エネルギー線硬化型樹脂組成物 |
JP2001002744A (ja) * | 1999-06-21 | 2001-01-09 | Natoko Kk | 紫外線硬化性組成物及び表面機能材料 |
JP2001123125A (ja) * | 1999-10-26 | 2001-05-08 | Bridgestone Corp | 木質仕上材用塗料及び表面塗装木質仕上材 |
JP2001151830A (ja) * | 1999-11-29 | 2001-06-05 | Chugoku Marine Paints Ltd | 光硬化性シリコーンブロックアクリル共重合体、共重合体組成物、およびその塗膜、塗膜付き基材、並びに該共重合体の製造方法 |
Cited By (28)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7204890B2 (en) * | 2000-01-31 | 2007-04-17 | Henkel Kommanditgesellschaft Auf Aktien | Process for removing fine particulate soil from hard surfaces |
JP2004210850A (ja) * | 2002-12-27 | 2004-07-29 | Kyoeisha Chem Co Ltd | コーティング用硬化性樹脂組成物およびその硬化方法 |
WO2006006402A1 (ja) * | 2004-07-08 | 2006-01-19 | The Nippon Synthetic Chemical Industry Co., Ltd. | 活性エネルギー線硬化型樹脂組成物およびその製造方法、ならびにそれを用いたコーティング剤組成物 |
JP2006045504A (ja) * | 2004-07-08 | 2006-02-16 | Nippon Synthetic Chem Ind Co Ltd:The | 活性エネルギー線硬化型樹脂組成物及びその製造方法、並びにそれを用いたコーティング剤組成物 |
JP2008231149A (ja) * | 2007-03-16 | 2008-10-02 | Arakawa Chem Ind Co Ltd | 触感塗料用組成物 |
JP2009084394A (ja) * | 2007-09-28 | 2009-04-23 | Mitsubishi Chemicals Corp | 重合体、組成物、硬化物および光記録媒体 |
WO2009130767A1 (ja) * | 2008-04-23 | 2009-10-29 | ディーエイチ・マテリアル株式会社 | ラジカル重合性組成物 |
JP4355754B1 (ja) * | 2008-04-23 | 2009-11-04 | ディーエイチ・マテリアル株式会社 | ラジカル重合性組成物 |
JP2010229370A (ja) * | 2009-03-30 | 2010-10-14 | Dh Material Kk | ラジカル重合性組成物 |
JP2012031260A (ja) * | 2010-07-29 | 2012-02-16 | Nippon Synthetic Chem Ind Co Ltd:The | 活性エネルギー線硬化型樹脂組成物、及びそれを用いてなるコーティング剤組成物、並びに硬化塗膜 |
JP2013023548A (ja) * | 2011-07-19 | 2013-02-04 | Bridgestone Corp | 光硬化性樹脂組成物、並びに、それを用いた水周り部材及び機能性パネル |
JP2013023547A (ja) * | 2011-07-19 | 2013-02-04 | Bridgestone Corp | 光硬化性樹脂組成物、並びに、それを用いた水周り部材及び機能性パネル |
JP2013173927A (ja) * | 2012-01-27 | 2013-09-05 | Nippon Synthetic Chem Ind Co Ltd:The | ポリシロキサン構造含有ウレタン(メタ)アクリレート系化合物、活性エネルギー線硬化性樹脂組成物及びそれを用いてなるコーティング剤 |
US9366961B2 (en) | 2012-01-27 | 2016-06-14 | Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. | Silicone structure-bearing polymer, resin composition, and photo-curable dry film |
US9091919B2 (en) | 2012-01-27 | 2015-07-28 | Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. | Silicone structure-bearing polymer, resin composition, and photo-curable dry film |
JP2013233768A (ja) * | 2012-05-10 | 2013-11-21 | Panasonic Corp | 木質板と木質板塗装用塗料 |
CN104520143A (zh) * | 2012-08-07 | 2015-04-15 | 乐金华奥斯有限公司 | 汽车用装饰片及其制备方法 |
CN104520143B (zh) * | 2012-08-07 | 2017-07-28 | 乐金华奥斯有限公司 | 汽车用装饰片及其制备方法 |
EP2883746A4 (en) * | 2012-08-07 | 2015-10-28 | Lg Hausys Ltd | INTERIOR SHEET FOR VEHICLES AND METHOD OF MANUFACTURING THE SAME |
WO2014141819A1 (ja) * | 2013-03-15 | 2014-09-18 | 横浜ゴム株式会社 | 硬化性樹脂組成物 |
JPWO2014141819A1 (ja) * | 2013-03-15 | 2017-02-16 | 横浜ゴム株式会社 | 硬化性樹脂組成物 |
JP2015199908A (ja) * | 2014-03-31 | 2015-11-12 | 日本合成化学工業株式会社 | ウレタン(メタ)アクリレート系化合物、活性エネルギー線硬化性樹脂組成物及びコーティング剤 |
CN104987605A (zh) * | 2015-07-24 | 2015-10-21 | 中广核三角洲集团(苏州)特威塑胶有限公司 | 一种耐油热塑性弹性体及其制备方法 |
JP2017057297A (ja) * | 2015-09-17 | 2017-03-23 | 中国塗料株式会社 | 床材用エネルギー線硬化型樹脂組成物、被膜付き床材、被膜付き床材の製造方法および床材の防汚方法 |
CN109844004A (zh) * | 2016-09-30 | 2019-06-04 | 湛新比利时股份有限公司 | 具有防污性能的辐射可固化组合物 |
CN109844004B (zh) * | 2016-09-30 | 2021-11-30 | 湛新比利时股份有限公司 | 具有防污性能的辐射可固化组合物 |
JP2021008536A (ja) * | 2019-06-28 | 2021-01-28 | 小林製薬株式会社 | トイレ便器用コーティング剤 |
JP7405522B2 (ja) | 2019-06-28 | 2023-12-26 | 小林製薬株式会社 | トイレ便器用コーティング剤 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3945628B2 (ja) | 2007-07-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3945628B2 (ja) | 汚染除去性に優れた光硬化性(メタ)アクリレート系樹脂組成物、その被膜および被覆基材 | |
JP7159051B2 (ja) | 二重硬化ソフトタッチコーティング | |
KR101869579B1 (ko) | 활성 에너지선 경화성 수지 조성물 및 코팅제 | |
WO2006006402A1 (ja) | 活性エネルギー線硬化型樹脂組成物およびその製造方法、ならびにそれを用いたコーティング剤組成物 | |
JP2004512402A (ja) | 光活性型水性コーティング組成物 | |
JP6296986B2 (ja) | フッ素化撥水撥油剤 | |
JP6448367B2 (ja) | フッ素化撥水撥油剤 | |
JP2013023547A (ja) | 光硬化性樹脂組成物、並びに、それを用いた水周り部材及び機能性パネル | |
JP2015199908A (ja) | ウレタン(メタ)アクリレート系化合物、活性エネルギー線硬化性樹脂組成物及びコーティング剤 | |
CN118159577A (zh) | 聚甘油基氨基甲酸酯(甲基)丙烯酸酯 | |
US11359110B2 (en) | Radiation curable compositions with anti-stain properties | |
JP2020515665A (ja) | ソフトタッチコーティングの形成に有用な組成物 | |
JP2016179966A (ja) | 爪化粧用光硬化性組成物および爪化粧料 | |
JP6358789B2 (ja) | 活性エネルギー線硬化性樹脂組成物及びコーティング剤 | |
JP4021606B2 (ja) | 光硬化性樹脂組成物、その被膜および被覆基材 | |
JP2002038056A (ja) | 活性エネルギー線硬化型塗料用組成物 | |
KR100482028B1 (ko) | 논슬립성 및 비오염성이 우수한 우레탄 아크릴레이트 올리고머의 혼합물 및 이를 포함하는 자외선 경화형 도료 조성물 | |
JPH11279486A (ja) | 光硬化性塗料組成物および塗装仕上げ方法 | |
JP3565240B2 (ja) | 光硬化性樹脂組成物及び塗料 | |
KR100459016B1 (ko) | 내열성이 우수한 자외선 경화형 우레탄 아크릴레이트올리고머 및 이를 포함하는 자외선 경화형 도료 조성물 | |
WO2019117030A1 (ja) | 活性エネルギー線硬化性樹脂組成物及びコーティング剤 | |
JP4381976B2 (ja) | 基材の多層コーティングの方法 | |
JP7628006B2 (ja) | 外装建材用活性エネルギー線硬化型組成物およびその用途 | |
JP2005255816A (ja) | 木質材料用光硬化性塗料組成物 | |
JP6740608B2 (ja) | 活性エネルギー線硬化性樹脂組成物及びコーティング剤 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040414 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060227 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070313 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070404 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 3945628 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100420 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110420 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120420 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130420 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140420 Year of fee payment: 7 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |