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JP2003184449A - ルーバ用開閉操作装置 - Google Patents

ルーバ用開閉操作装置

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Publication number
JP2003184449A
JP2003184449A JP2001384259A JP2001384259A JP2003184449A JP 2003184449 A JP2003184449 A JP 2003184449A JP 2001384259 A JP2001384259 A JP 2001384259A JP 2001384259 A JP2001384259 A JP 2001384259A JP 2003184449 A JP2003184449 A JP 2003184449A
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JP
Japan
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louver
knob
opening
case
lock member
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JP2001384259A
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English (en)
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Hiroaki Izumitani
博昭 泉谷
Atsushi Ueki
敦 植木
Akira Shimizu
明 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shibutani Co Ltd
Original Assignee
Shibutani Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
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Publication date
Application filed by Shibutani Co Ltd filed Critical Shibutani Co Ltd
Priority to JP2001384259A priority Critical patent/JP3870335B2/ja
Publication of JP2003184449A publication Critical patent/JP2003184449A/ja
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Publication of JP3870335B2 publication Critical patent/JP3870335B2/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スライド操作に応じてルーバを開閉させるル
ーバ用開閉操作装置において、操作性を向上させると共
に、操作部材の支持構造を簡略化し、さらに、操作部材
が手前側に突出して邪魔になるような不都合を解消す
る。 【解決手段】 ルーバ6の開閉操作装置7は、縦枠2に
沿って取付けられる本体ケース17と、該本体ケース1
7にスライド自在に設けられ、縦枠2に沿う方向のスラ
イド操作に応じてルーバ6を開閉させるツマミケース1
8と、該ツマミケース18に内装され、本体ケース17
の係合部17aに係合してツマミケース18のスライド
をロックするロック部材19と、ツマミケース18に出
没自在に設けられ、縦枠2に沿う方向の押し込み操作に
応じてロック部材19の係合を解除するロック解除ツマ
ミ20とを備えて構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、開閉式のルーバ
(またはガラリ)を備える枠体に設けられ、そのスライ
ド操作に応じてルーバを開閉させるルーバ用開閉操作装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、開閉式(羽根角度調整式)のル
ーバは、羽根支軸を介して枠体に開閉動作自在に設けら
れる複数の羽根体と、該複数の羽根体を同時動作可能に
連動連結する羽根体連動機構とを備えて構成されてい
る。この種のルーバを備える枠体には、通常、ルーバ用
開閉操作装置が設けられ、該ルーバ用開閉操作装置の操
作に応じてルーバが開閉される。
【0003】上記ルーバ用開閉操作装置としては、特開
2001−164847号公報に示されるものの如く、
ツマミのスライド操作に応じてルーバを開閉させるもの
が知られている。上記公報に示されるルーバ用開閉操作
装置は、枠体に取付けられる本体ケースと、該本体ケー
スにスライド自在に設けられるツマミとを備えており、
該ツマミのスライド操作に応じてルーバを開閉させると
共に、ツマミに形成される係合部と、本体ケースに形成
される係合部との係合により、ツマミのスライドをロッ
クし、複数の羽根体を任意の角度で固定する。また、ツ
マミは、本体ケースの係合部に向けて付勢されており、
この付勢力に抗してツマミをロック解除方向に操作する
ことにより、ツマミのスライド操作が許容される。
【0004】しかしながら、上記従来のルーバ用開閉操
作装置においては、下記に示すような問題点がある。 (1)ツマミ自体を2方向(開閉操作方向およびロック
解除操作方向)に操作するため、操作が難しい許りでな
く、ツマミの支持構造が複雑になる。 (2)ツマミが手前側に付勢されているため、通常状態
(スライドロック状態)においてツマミが手前側に大き
く突出し、邪魔になる。 (3)ツマミが羽根体連動機構の連結リンクに連結され
ているため、ツマミと連結リンクとの間に長孔等の融通
手段が必要になり、羽根体にガタが生じ易い。 (4)ツマミと羽根体連動機構との連結距離が長いた
め、ツマミに大きな傾き荷重(モーメント)が作用し、
ツマミの円滑なスライドが阻害される。 (5)ツマミのスライド操作範囲が狭いため、羽根体の
角度調整が難しい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の如き
問題点を一掃すべく創案されたものであって、スライド
操作に応じてルーバを開閉させるものでありながら、ル
ーバの開閉操作を行うツマミケースと、該ツマミケース
のスライドロックを解除操作するロック解除ツマミとを
別々に備えることができ、したがって、ロック解除ツマ
ミを把持して押し込んだ解除状態がそのままツマミケー
スを把持したと同様の状態となってルーバの開閉操作を
行うことができ、各操作が一元化した連繋操作により行
なわれ操作性を向上させることができる許りでなく、操
作部材の支持構造を簡略化することができ、しかも、操
作部材が手前側に突出して邪魔になるような不都合も回
避することができるルーバ用開閉操作装置を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明のルーバ用開閉操作装置は、開閉式のルーバを
備える枠体に設けられ、該ルーバを開閉操作するルーバ
用開閉操作装置であって、前記枠体に沿って取付けられ
る本体ケースと、前記本体ケースにスライド自在に設け
られ、前記枠体に沿う方向のスライド操作に応じて前記
ルーバを開閉させるツマミケースと、前記ツマミケース
に内装され、前記本体ケースの係合部に係合して前記ツ
マミケースのスライドをロックするロック部材と、前記
ツマミケースに出没自在に設けられ、前記枠体に沿う方
向の押し込み操作に応じて前記ロック部材の係合を解除
するロック解除ツマミとを備えることを特徴とするもの
である。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を好適
な実施の形態として例示するルーバ用開閉操作装置を図
面に基づいて詳細に説明する。図1は開閉式のルーバが
設けられた枠体の正面図である。この図に示すように、
枠体1は、左右一対の縦枠2と、該縦枠2間に位置する
中枠3と、上下一対の横枠4とを備えて構成される。各
枠材2、3、4で囲まれる左右一対の窓部5には、それ
ぞれ開閉式(羽根角度調整式)のルーバ6が設けられる
一方、各縦枠2の正面には、それぞれルーバ用開閉操作
装置7(以下、開閉操作装置という。)が設けられ、各
開閉操作装置7の操作に応じて対応するルーバ6が開閉
される。尚、左右の窓部5に設けられるルーバ6は、左
右勝手違いであり、その構成は略同様であるため、以降
は右側窓部5に設けられるルーバ6について説明する。
【0008】図2はルーバの正面図、図3はルーバの平
面図、図4はルーバの右側面図、図5はルーバのA−A
断面図である。これらの図に示すように、ルーバ6は、
窓部5に上下方向所定間隔を存して並設される複数の羽
根体8と、該羽根体8の左端(非連結側)を中枠3に回
動自在に支持させる非連結側羽根支軸9と、羽根体8の
右端(連結側)を縦枠2に回動自在に支持させる連結側
羽根支軸10と、複数の羽根体8を同時開閉動作可能に
連動連結する羽根体連動機構11とを備えて構成され
る。羽根体8は、中空状の樹脂成型品であり、その両端
部が左右の羽根支軸9、10に嵌合支持される。非連結
側羽根支軸9は、羽根体8の左端部に嵌合する羽根体嵌
合部9aと、中枠3に回動自在に支持される軸部9b
と、中枠3からの抜止めをする抜止め部9cとを備えて
構成され、中枠3に独立的に組み付けられる。一方、連
結側羽根支軸10は、予め連結プレート12に設けら
れ、アッセンブリとして縦枠2に組み付けられる。各連
結側羽根支軸10は、羽根体8の右端部に嵌合する羽根
体嵌合部10aと、連結プレート12に回動自在に支持
される軸部10bと、連結プレート12からの抜止めを
する抜止め部10cとを備えて構成される。
【0009】羽根体連動機構11は、各連結側羽根支軸
10に一体的に設けられる連結アーム13と、各連結ア
ーム13に突設される連結ピン14と、該連結ピン14
同士を連結する連結リンク15とを備える。つまり、何
れかの連結側羽根支軸10が回動すると、連結リンク1
5を介して連結される全ての連結側羽根支軸10が同様
に回動し、各羽根体8を同時に開閉動作させるように構
成される。上記連結側羽根支軸10のうち、隣接する所
定の連結側羽根支軸10には、それぞれギヤ16が設け
られる。ギヤ16は、羽根体8の回動支点を中心とする
円盤形状のもので、その外周部にセクタギヤ状の噛合歯
が形成される。また、本実施形態のギヤ16は、連結ピ
ン14を備えており、連結アーム13としても機能する
ように構成される。
【0010】図6は開閉操作装置の正面図、図7は開閉
操作装置の側面図、図8は開閉操作装置の背面図、図9
は開閉操作操作の平面図、図10は開閉操作装置のB−
B断面図、図11は開閉操作装置のC−C断面図であ
る。これらの図に示すように、開閉操作装置7は、縦枠
2の正面に取付けられる本体ケース17と、該本体ケー
ス17に上下スライド自在に設けられるツマミケース1
8と、該ツマミケース18内で本体ケース17の係合部
17aに係合し、ツマミケース18のスライドをロック
するロック部材19と、ツマミケース18の上下両端部
に出没自在に設けられ、その押し込み操作に応じてロッ
ク部材19の係合を解除する一対のロック解除ツマミ2
0とを備えて構成される。
【0011】本体ケース17は、縦枠2に沿うプレート
状のもので、その表面には、上下方向に所定間隔を存し
て複数の係合歯を有する係合部17aと、上下方向を向
く長孔状のガイド孔17bとが左右振り分け状に形成さ
れる一方、本体ケース17の裏面には、上記ガイド孔1
7bに通じる中空状のガイド凸部17cが形成される。
さらに、本体ケース17は、その上下両側に取付孔17
dを有し、該取付孔17dに挿通される固定ビス21を
介して縦枠2に固定される。そのとき、上記ガイド凸部
17cは、縦枠2に形成される取付孔に嵌入し、ガイド
孔17bを介して縦枠2の内外を連通させる。
【0012】ツマミケース18は、平面視凵字状のもの
で、その右側オフセット位置には、後方に突出する嵌合
凸部18cが一体形成される。嵌合凸部18cは、本体
ケース17のガイド孔17bに嵌入し、ガイド凸部17
cの左右内側面で上下方向スライド自在に摺動案内され
る。また、嵌合凸部18cの基端部には、左右方向を向
く上下一対の抜止めピン22が貫通状に打ち込まれてお
り、該抜止めピン22の左右両端部が、本体ケース17
に形成される長孔17eに係合することにより、ツマミ
ケース18が抜止めされる。嵌合凸部18cの先端部に
は、上下方向に所定間隔を存して多数の噛合歯を有する
ラック18dが一体形成される。ラック18dは、前記
ギヤ16に噛合しており、その上下動によりギヤ16を
回動させる。つまり、ツマミケース18を上下方向にス
ライド操作すると、ツマミケース18に一体形成される
ラック18dがギヤ16を回動させ、それに伴ってルー
バ6を構成する羽根体8が開閉動作される。
【0013】本実施形態においては、前述したように、
隣接する二つの連結側羽根支軸10にそれぞれギヤ16
を備えており、この上下のギヤ16に対してラック18
dが噛合される。ラック18dは、ルーバ閉止位置近傍
において上側ギヤ16のみに噛合する一方、ルーバ開放
位置近傍において下側ギヤ16のみに噛合し、また、ル
ーバ半開位置において両方のギヤ16に同時噛合するよ
うにスライド動作範囲が設定される。これにより、ラッ
ク18dの長さ寸法を抑えつつ、ツマミケース18のス
ライド操作範囲を可及的に広くすることができ、その結
果、ツマミケース18の操作量に対するルーバ6の動作
量を小さくし、精度の良い羽根角度調整を行うことが可
能になる。
【0014】図12の(A)はロック部材およびロック
解除ツマミの分解正面図、(B)はロック部材およびロ
ック解除ツマミの分解側面図、(C)はロック部材およ
びロック解除ツマミの分解背面図である。これらの図に
示すように、ロック部材19は、上下方向に長いラック
状のもので、その後面には、本体ケース17の係合部1
7aに係合する係合歯19aが上下方向に所定間隔を存
して多数形成され、該係合歯19aが係合部17aに無
段階状に係合することにより、ルーバ6の羽根角度を任
意の角度で固定することが可能になる。ロック部材19
は、その左右両側面に前後方向を向いて形成されるガイ
ド溝19bと、ツマミケース18の内側面に形成される
ガイド凸部18eとの嵌合によって、ツマミケース18
内で前後スライド自在に支持される。さらに、ロック部
材19とツマミケース18との間には、上下一対のバネ
23が介装されており、該バネ23によってロック部材
19が係合部17aに向けて付勢される。これにより、
常時はロック部材19が係合部17aに係合し、ツマミ
ケース18のスライドがロックされる。
【0015】ロック解除ツマミ20は、ツマミケース1
8の上下両端部に出没自在に嵌合しており、その前面に
形成される係合孔20aと、ツマミケース18に形成さ
れる係合突起(図示せず)との係合により、ツマミケー
ス18から抜止めされる。ロック解除ツマミ20は、ロ
ック部材19の端部が入り込む凹部20bを有し、さら
に凹部20bの左右両側には、ロック部材19をロック
解除方向へ動作させるための傾斜ガイド面20cが形成
される。つまり、ロック部材19の左右両側部にも、ロ
ック解除ツマミ20の各傾斜ガイド面20cに接当する
複数の傾斜面19cが形成されており、上下のロック解
除ツマミ20を互に近づく方向に指で押し込み操作する
と、各ロック解除ツマミ20の傾斜ガイド面20cが、
ロック部材19の傾斜面19cを前方に押し出すように
作用する。これにより、ロック部材19と係合部17a
との係合が解除され、ツマミケース18のスライド操作
が許容される。一方、ツマミケース18をスライド操作
した後、ロック解除ツマミ20から指を離すと、バネ2
3の付勢力でロック部材19がスライドロック位置に復
帰するのに伴い、その傾斜面19cがロック解除ツマミ
20の傾斜ガイド面20cを突出方向に押し出すように
作用し、ロック解除ツマミ20が突出姿勢に復帰するこ
とになる。尚、20dは各ロック解除ツマミ20から本
体ケース17に沿って延出するスライドガイド片であ
る。
【0016】叙述の如く構成された本発明の実施の形態
において、ルーバ6の羽根角度を調整する場合は、ツマ
ミケース18の上下に設けられるロック解除ツマミ20
を、互に近づく方向に2本の指で押し込み操作する。上
下のロック解除ツマミ20が押し込み操作されると、バ
ネ23の付勢力に抗してロック部材19が本体ケース1
7の係合部17aから離れ、ツマミケース18の上下ス
ライド操作が許容される。この状態でツマミケース18
を枠体2に沿って上下方向にスライド操作すると、ツマ
ミケース18に一体形成されるラック18dが連結側羽
根支軸10に設けられるギヤ16を回動させ、それに伴
ってルーバ6の各羽根体8が同時に開閉動作する。各羽
根体8が所望の角度になったとき、ロック解除ツマミ2
0から指を離すと、バネ23の付勢力でロック部材19
が係合部17aに再び係合する。これにより、ツマミケ
ース18のスライドがロックされ、各羽根体8がその角
度で固定される。
【0017】この様に、本実施形態におけるルーバ6の
開閉操作装置7は、縦枠2に沿って取付けられる本体ケ
ース17と、該本体ケース17にスライド自在に設けら
れ、縦枠2に沿う方向のスライド操作に応じてルーバ6
を開閉させるツマミケース18と、該ツマミケース18
に内装され、本体ケース17の係合部17aに係合して
ツマミケース18のスライドをロックするロック部材1
9と、ツマミケース18に出没自在に設けられ、縦枠2
に沿う方向の押し込み操作に応じてロック部材19の係
合を解除するロック解除ツマミ20とを備えて構成され
るため、スライド操作に応じてルーバ6を開閉させるも
のでありながら、ルーバ6の開閉操作を行うツマミケー
ス18と、該ツマミケース18のスライドロックを解除
操作するロック解除ツマミ20とを別々に備えることが
でき、したがって、ロック解除ツマミ20を把持して押
し込んだ解除状態がそのままツマミケース18を把持し
たと同様の状態となってルーバ6の開閉操作を行うこと
ができ、各操作が一元化した連繋操作により行なわれ操
作性を向上させることができる許りでなく、各操作部材
の支持構造を簡略化することができ、しかも、操作部材
が手前側に突出して邪魔になるような不都合も回避する
ことができる。
【0018】また、ロック解除ツマミ20は、その押し
込み操作方向が、ツマミケース18のスライド操作方向
と同じ方向であるため、操作方向を統一し、操作性の向
上を図ることができる。
【0019】また、ロック解除ツマミ20は、ツマミケ
ース18に一対設けられ、互に近づく方向に押し込み操
作されるため、2本の指で容易にロック解除操作を行う
ことができる許りでなく、その2本の指でロック解除状
態を維持しながらツマミケース18をスライド操作する
ことができる。
【0020】また、ロック解除ツマミ20は、ロック部
材19の長手方向両端側に設けられるため、ロック解除
ツマミ20の押し込み操作力をロック部材19の両端側
に作用させ、確実にロック解除側に動作させることがで
きる。
【0021】また、ロック解除ツマミ20は、その押し
込み操作に応じてロック部材19を係合解除方向に動作
させる傾斜ガイド面20cを備えるため、複雑な機構を
設けることなくロック部材19を係合解除動作させるこ
とができ、その結果、部品点数の削減および構造の簡略
化が図れる。
【0022】また、ロック部材19は、本体ケース17
の係合部17aに向けてバネ23で付勢され、該付勢力
でロック解除ツマミ20が突出位置に復帰するため、ロ
ック解除ツマミ20の復帰バネが不要になり、その結
果、部品点数の削減および構造の簡略化が図れる。
【0023】また、ロック部材19は、本体ケース17
の係合部17aに無段階状に係合するため、ルーバ6の
羽根角度を無段階状に調整することができ、その結果、
状況に応じた最適な羽根角度を得ることができる。
【0024】また、ルーバ6は、羽根支軸9、10を介
して縦枠2(中枠3)に開閉動作自在に設けられる複数
の羽根体8と、該複数の羽根体8を同時動作可能に連動
連結する羽根体連動機構11とを備えて構成される一
方、開閉操作装置7のツマミケース18は、所定の羽根
支軸10に設けられたギヤ16に噛合するラック18d
を一体的に備えるため、長孔等の融通手段を介すること
なく開閉操作装置7をルーバ6に連繋し、羽根体8のガ
タを防止することができ、しかも、開閉操作装置7とル
ーバ6との連結距離を可及的に短くし、モーメントによ
る操作荷重の増加を回避することができる。
【0025】また、ギヤ16は、隣接する複数の羽根支
軸10に設けられ、少なくとも、いずれか一つのギヤ1
6がラック18dとの噛合状態を維持するため、ラック
18dの長さ寸法を抑えつつ、ツマミケース18のスラ
イド操作範囲を可及的に広くすることができ、その結
果、ツマミケース18の操作量に対するルーバ6の動作
量を小さくし、精度の良い羽根角度調整を行うことがで
きる。
【0026】
【発明の効果】本発明は、開閉式のルーバ6を備える枠
体1に設けられ、該ルーバ6を開閉操作するルーバ用開
閉操作装置7であって、前記枠体1に沿って取付けられ
る本体ケース17と、前記本体ケース17にスライド自
在に設けられ、前記枠体に沿う方向のスライド操作に応
じて前記ルーバ6を開閉させるツマミケース18と、前
記ツマミケース18に内装され、前記本体ケース17の
係合部に係合して前記ツマミケース18のスライドをロ
ックするロック部材19と、前記ツマミケース18に出
没自在に設けられ、前記枠体1に沿う方向の押し込み操
作に応じて前記ロック部材19の係合を解除するロック
解除ツマミ20とを備えることにより、スライド操作に
応じてルーバ6を開閉させるものでありながら、ルーバ
6の開閉操作を行うツマミケース18と、該ツマミケー
ス18のスライドロックを解除操作するロック解除ツマ
ミ20とが別々に備えることができ、したがって、ロッ
ク解除ツマミ20を把持して押し込んだ解除状態がその
ままツマミケース18を把持したと同様の状態となって
ルーバ6の開閉操作を行うことができ、各操作が一元化
した連繋操作により行なわれ操作性を向上させることが
できる許りでなく、操作部材の支持構造を簡略化するこ
とができ、しかも、操作部材が手前側に突出して邪魔に
なるような不都合も回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】開閉式のルーバが設けられた枠体の正面図であ
る。
【図2】ルーバの正面図である。
【図3】ルーバの平面図である。
【図4】ルーバの右側面図である。
【図5】ルーバのA−A断面図である。
【図6】開閉操作装置の正面図である。
【図7】開閉操作装置の側面図である。
【図8】開閉操作装置の背面図である。
【図9】開閉操作操作の平面図である。
【図10】開閉操作装置のB−B断面図である。
【図11】開閉操作装置のC−C断面図である。
【図12】(A)はロック部材およびロック解除ツマミ
の分解正面図、(B)はロック部材およびロック解除ツ
マミの分解側面図、(C)はロック部材およびロック解
除ツマミの分解背面図である。
【符号の説明】
1 枠体 2 縦枠 3 中枠 4 横枠 6 ルーバ 7 ルーバ用開閉操作装置 8 羽根体 9 羽根支軸 10 羽根支軸 11 羽根体連動機構 13 連結アーム 15 連結リンク 16 ギヤ 17 本体ケース 17a 係合部 18 ツマミケース 18d ラック 19 ロック部材 20 ロック解除ツマミ 20c 傾斜ガイド面 23 バネ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2E036 KA03 KB02 LA06 LB02 LB06 NA04 NA08 NB01 QA02 QB03

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉式のルーバを備える枠体に設けら
    れ、該ルーバを開閉操作するルーバ用開閉操作装置であ
    って、 前記枠体に沿って取付けられる本体ケースと、 前記本体ケースにスライド自在に設けられ、前記枠体に
    沿う方向のスライド操作に応じて前記ルーバを開閉させ
    るツマミケースと、 前記ツマミケースに内装され、前記本体ケースの係合部
    に係合して前記ツマミケースのスライドをロックするロ
    ック部材と、 前記ツマミケースに出没自在に設けられ、前記枠体に沿
    う方向の押し込み操作に応じて前記ロック部材の係合を
    解除するロック解除ツマミと、を備えることを特徴とす
    るルーバ用開閉操作装置。
  2. 【請求項2】 前記ロック解除ツマミは、その押し込み
    操作方向が、前記ツマミケースのスライド操作方向と同
    じ方向であることを特徴とする請求項1に記載のルーバ
    用開閉操作装置。
  3. 【請求項3】 前記ロック解除ツマミは、前記ツマミケ
    ースに一対設けられ、互に近づく方向に押し込み操作さ
    れることを特徴とする請求項1又は2に記載のルーバ用
    開閉操作装置。
  4. 【請求項4】 前記ロック解除ツマミは、前記ロック部
    材の長手方向両端側に設けられることを特徴とする請求
    項1乃至3のいずれかに記載のルーバ用開閉操作装置。
  5. 【請求項5】 前記ロック解除ツマミは、その押し込み
    操作に応じて前記ロック部材を係合解除方向に動作させ
    る傾斜ガイド面を備えることを特徴とする請求項1乃至
    4のいずれかに記載のルーバ用開閉操作装置。
  6. 【請求項6】 前記ロック部材は、前記本体ケースの係
    合部に向けて付勢され、該付勢力で前記ロック解除ツマ
    ミが突出位置に復帰することを特徴とする請求項1乃至
    5のいずれかに記載のルーバ用開閉操作装置。
  7. 【請求項7】 前記ロック部材は、前記本体ケースの係
    合部に無段階状に係合することを特徴とする請求項1乃
    至6のいずれかに記載のルーバ用開閉操作装置。
  8. 【請求項8】 前記ルーバは、羽根支軸を介して前記枠
    体に開閉動作自在に設けられる複数の羽根体と、該複数
    の羽根体を同時動作可能に連動連結する羽根体連動機構
    とを備えて構成される一方、前記ツマミケースは、所定
    の羽根体支軸に設けられたギヤに噛合するラックを一体
    的に備えることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか
    に記載のルーバ用開閉操作装置。
  9. 【請求項9】 前記ギヤは、隣接する複数の羽根支軸に
    設けられ、少なくとも、いずれか一つのギヤが前記ラッ
    クとの噛合状態を維持することを特徴とする請求項8に
    記載のルーバ用開閉操作装置。
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