JP2003182173A - インクジェットプリンタ - Google Patents
インクジェットプリンタInfo
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- JP2003182173A JP2003182173A JP2001389793A JP2001389793A JP2003182173A JP 2003182173 A JP2003182173 A JP 2003182173A JP 2001389793 A JP2001389793 A JP 2001389793A JP 2001389793 A JP2001389793 A JP 2001389793A JP 2003182173 A JP2003182173 A JP 2003182173A
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- Handling Of Sheets (AREA)
- Handling Of Cut Paper (AREA)
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Abstract
影響されずに記録及び定着を行い、単位時間当たりのプ
リント処理枚数を向上させる。 【解決手段】記録媒体へインクを吐出する記録ヘッド2
と、画像が記録された記録媒体を定着処理する定着手段
3とを有し、記録ヘッド2と定着手段3との間の記録媒
体の搬送経路の長さL1が記録媒体の最大長さ以上であ
り、搬送経路中に1つ以上の記録媒体搬送手段4、5を
記録ヘッド2、記録媒体搬送手段4、5及び定着手段3
のそれぞれの間隔L2、L3、L4が記録媒体の最小長さ未満と
なるように配設すると共に、記録媒体搬送手段4、5の
駆動を、記録ヘッド2の記録動作に同期・駆動させる第
1の駆動手段と、定着手段3の定着動作に同期・駆動さ
せる第2の駆動手段と、記録媒体搬送手段4、5の駆動
を第1の駆動手段により行うか第2の駆動手段により行
うかを切替える切替手段46、47、56、57とを設けた。
Description
ンタに関し、詳しくは、記録媒体に対してインクを吐出
して画像記録を行った後に、定着手段により記録媒体に
定着処理を行うようにしたインクジェットプリンタに関
する。
クを吐出して画像記録を行うインクジェットプリンタに
おいては、画像を記録形成した記録媒体に対して加熱加
圧等の定着処理を行うことが知られている。このような
定着手段としては、例えば発熱体を内蔵した加熱ローラ
が用いられ、記録媒体はかかる加熱ローラのニップ間を
通過することで加熱加圧し定着処理を行うようになって
いる。
を出力できるようにするため、記録媒体を一定速度で連
続的に搬送することにより、定着動作を一定速度で連続
的に行う必要がある。
画像を記録形成する画像記録時の記録媒体の搬送は、一
般に、搬送を停止している記録媒体の幅方向に記録ヘッ
ドを走査し、記録ヘッドの1走査が終了すると所定量搬
送するという具合に間欠的に行われるため、従来のイン
クジェットプリンタでは、記録ヘッドと定着手段との間
の搬送経路中において記録媒体にたるみを形成したり、
特開平10−291306号に開示されているように、
記録後の記録媒体を一旦中間トレイに搬送した後、該中
間トレイ上の記録媒体を定着手段の搬送速度に合わせて
スイッチバックさせたりといった所謂緩衝手段を設け、
記録時の記録媒体の間欠的な搬送に影響されることなく
記録媒体を一定速度で連続的に定着手段に搬送すること
ができるようにしている。
と定着手段との間に緩衝手段を設ける技術は、装置の小
型化を図る上では有効である。しかし、その構造及び記
録媒体の制御が複雑となり、機器コストの高騰を招く要
因となるばかりでなく、単位時間当たりのプリント処理
枚数が増えると対応が困難となる問題があり、今後ます
ます画像記録速度が向上していくにつれ、満足に対応す
ることができなくなる問題があった。
る記録動作と定着動作との速度差に影響されることなく
記録及び定着の各動作を行うことができ、単位時間当た
りのプリント処理枚数を向上させることのできるインク
ジェットプリンタを提供することにある。
項1記載の発明は、記録媒体に対してインクを吐出して
記録を行う記録ヘッドと、記録ヘッドにより画像が記録
された記録媒体に対して定着処理を行う定着手段とを有
するインクジェットプリンタにおいて、前記記録ヘッド
と前記定着手段との間の記録媒体の搬送経路の長さが該
記録媒体の最大長さ以上であり、前記搬送経路中に1つ
以上の記録媒体搬送手段を、記録ヘッド、記録媒体搬送
手段及び定着手段のそれぞれの間隔が前記記録媒体の最
小長さ未満となるように配設すると共に、前記記録媒体
搬送手段の駆動を、前記記録ヘッドの記録動作に同期さ
せて駆動させる第1の駆動手段と、前記定着手段の定着
動作に同期させて駆動させる第2の駆動手段と、前記記
録媒体搬送手段の駆動を前記第1の駆動手段により行う
か前記第2の駆動手段により行うかを切替える切替手段
とを備えることを特徴とするインクジェットプリンタで
ある。
発明は、記録媒体に対してインクを吐出して記録を行う
記録ヘッドと、記録ヘッドにより画像が記録された記録
媒体に対して定着処理を行う定着手段とを有するインク
ジェットプリンタにおいて、前記記録ヘッドと前記定着
手段との間に記録媒体切断手段を備えると共に、前記記
録媒体切断手段と前記定着手段との間の記録媒体の搬送
経路の長さが該記録媒体の最大切断長さ以上であり、前
記搬送経路中に1つ以上の記録媒体搬送手段を、記録媒
体切断手段、記録媒体搬送手段及び定着手段のそれぞれ
の間隔が前記記録媒体の最小切断長さ未満となるように
配設すると共に、前記記録媒体搬送手段の駆動を、前記
記録ヘッドの記録動作に同期させて駆動させる第1の駆
動手段と、前記定着手段の定着動作に同期させて駆動さ
せる第2の駆動手段と、前記記録媒体搬送手段の駆動を
前記第1の駆動手段により行うか前記第2の駆動手段に
より行うかを切替える切替手段とを備えることを特徴と
するインクジェットプリンタである。
発明は、記録媒体に対してインクを吐出して記録を行う
記録ヘッドと、記録ヘッドにより画像が記録された記録
媒体に対して定着処理を行う定着手段とを有するインク
ジェットプリンタにおいて、前記記録ヘッドと前記定着
手段との間の記録媒体の搬送経路の長さが該記録媒体の
最大長さ以上であり、前記搬送経路中に、それぞれ別個
に駆動制御可能な1つ以上の記録媒体搬送手段を、記録
ヘッド、記録媒体搬送手段及び定着手段のそれぞれの間
隔が前記記録媒体の最小長さ未満となるように配設して
なることを特徴とするインクジェットプリンタである。
送経路の長さが、記録媒体の最大長さの2倍以上であ
り、前記記録媒体搬送手段は前記搬送経路中に2つ以上
設けられることを特徴とする請求項3記載のインクジェ
ットプリンタである。
発明は、記録媒体に対してインクを吐出して記録を行う
記録ヘッドと、記録ヘッドにより画像が記録された記録
媒体に対して定着処理を行う定着手段とを有するインク
ジェットプリンタにおいて、前記記録ヘッドと前記定着
手段との間に記録媒体切断手段を備え、前記記録媒体切
断手段と前記定着手段との間の記録媒体の搬送経路の長
さが該記録媒体の最大切断長さ以上であり、前記搬送経
路中に、それぞれ別個に駆動制御可能な1つ以上の記録
媒体搬送手段を、記録媒体切断手段、記録媒体搬送手段
及び定着手段のそれぞれの間隔が前記記録媒体の最小切
断長さ未満となるように配設してなることを特徴とする
インクジェットプリンタである。
送経路の長さが、該記録媒体の最大切断長さの2倍以上
であり、前記記録媒体搬送手段は前記搬送経路中に2つ
以上設けられることを特徴とする請求項5記載のインク
ジェットプリンタである。
各実施の形態について図面に基づいて説明する。
態に係るインクジェットプリンタの概略構成を示す斜視
図である。
裁断されているシート紙が用いられた例を示している。
記録媒体Sは、最も上流側に配置された第1の搬送手段
1によって白抜き矢印で示す方向(副走査方向)に搬送
され、この第1の搬送手段1の下流側に配置された記録
ヘッド2によって記録媒体Sの記録面(表面)上に所望
の画像が記録形成される。
側」というときは、記録媒体Sの搬送方向に沿う上流側
又は下流側をいう。
転駆動される駆動ローラ11と、記録媒体Sを該駆動ロ
ーラ11との間で挟みつけるための従動ローラ12とを
有する搬送ローラ対によって構成され、記録媒体Sを挟
持した状態で、記録ヘッド2による画像記録動作に応じ
て駆動ローラ11を回転駆動させることにより該記録媒
体Sを搬送する。
側に配置され、詳細については図示していないが、例え
ばY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K
(ブラック)等の各色に対応する複数の記録ヘッドを有
して構成されており、画像データに応じて所定の色のイ
ンクを所定のタイミングで吐出することで、上記第1の
搬送手段1による記録媒体Sの搬送と協働して記録媒体
Sの記録面上に所望の画像を記録形成する。
の幅方向に亘り該記録媒体Sの搬送方向と略直交するよ
うに架設された図示しない走査ガイドに移動可能に取り
付けられ、図示しない駆動手段によって走査ガイドに沿
って主走査移動可能に構成された走査型の記録ヘッドを
用いており、搬送が停止した状態の記録媒体Sの幅方向
に亘る主走査の過程でインクを吐出することにより画像
記録を行い、1主走査が終了すると記録媒体Sを第1の
搬送手段1によって所定量搬送した後、次の主走査のた
めに搬送を停止する。従って、記録媒体Sに対する記録
時における第1の搬送手段1は、モータM1により記録
ヘッド2の記録動作に同期させた間欠駆動を行い、記録
媒体Sを所定量ずつ間欠的に搬送する。
には、記録媒体保持部21が配置されており、図示しな
い吸引手段によりその表面に記録媒体Sを吸着保持し、
記録時における記録媒体Sの浮き上がりを防止する。
によって画像が記録形成された後の記録媒体Sに対して
定着処理を行う。ここでは記録媒体Sに対して加熱及び
加圧を行うことにより定着するものを示しているがこれ
に限定されない。この定着手段3は記録ヘッド2の下流
側に配置されており、モータM2によって回転駆動され
る圧着ローラ31と、内部に熱源を有し、記録媒体Sを
圧着ローラ31との間で所定圧をもって挟みつける加熱
ローラ32とを有して構成されている。
する際、記録媒体Sをムラなく均一に加熱加圧すること
ができるように、モータM2は一定速度で連続的に駆動
し、これにより圧着ローラ31は一定速度で連続的に回
転駆動する。従って、記録媒体Sは、この定着手段3に
おいて一定速度で連続的に搬送されつつ加熱加圧され
る。
記録媒体Sが搬送される搬送経路が構成される。このう
ち、記録ヘッド2と定着手段3との間の搬送経路長L1
は、プリンタにおいて用いられる記録媒体Sの最大長さ
以上である。なお、この搬送経路長L1は、記録ヘッド
2の下流側端部から定着手段3における圧着ローラ31
と加熱ローラ32とのニップに至る間の記録媒体Sが搬
送される経路の距離である。従って、必ずしも図示する
ように直線状であるとは限らない。
最大長さ以上であるため、この搬送経路中には、記録媒
体Sを定着手段3に向けて搬送するための記録媒体搬送
手段が設けられる。図1に示す例では、記録媒体Sの搬
送経路中に、この記録媒体搬送手段として第2の搬送手
段4と第3の搬送手段5との2つを設けた例を示す。
記録媒体Sを該駆動ローラ41との間で挟みつけるため
の従動ローラ42とを有する搬送ローラ対によって構成
され、また、第3の搬送手段5は、駆動ローラ51と、
記録媒体Sを該駆動ローラ51との間で挟みつけるため
の従動ローラ52とを有する搬送ローラ対によって構成
されており、上流側から記録ヘッド2、第2の搬送手段
4、第3の搬送手段5及び定着手段3の順で、それぞれ
の間隔L2、L3、L4が、プリンタにおいて用いられ
る記録媒体Sの最小長さ未満となるように配設されてい
る。
手段の配設数は搬送経路長L1に応じて決定される。即
ち、搬送経路長L1を記録媒体Sの最大長さで割った値
の整数部分がその搬送経路中における記録媒体搬送手段
の最小配設数となり、上記同様に、上流側から記録ヘッ
ド2、各記録媒体搬送手段及び定着手段3の順で、それ
ぞれの間隔が、プリンタにおいて用いられる記録媒体S
の最小長さ未満となるように配設される。図1に示す例
では、搬送経路長L1が記録媒体Sの最大長さの3倍未
満とし、この搬送経路中の記録媒体搬送手段として最小
配設数である第2の搬送手段4及び第3の搬送手段5の
2つを設けているが、搬送経路長L1が記録媒体Sの最
大長さの2倍未満の場合には、記録媒体搬送手段はその
中に少なくとも1つあればよい。なお、搬送経路中に設
けられる記録媒体搬送手段は上記最小配設数を満たす限
り、その数を越えていてもよい。
の搬送手段4との間隔は、プリンタにおいて用いられる
記録媒体Sの最小長さ未満となるように設けられてい
る。
に設けられる記録媒体搬送手段は、記録ヘッド2の記録
動作に同期する第1の搬送手段1を駆動するモータM1
の駆動力と、定着手段3を駆動するモータM2の駆動力
との双方から駆動力が与えられることが特徴である。
ラ41の一方の駆動軸41aにはプーリ43が設けら
れ、第1の搬送手段1における駆動ローラ11の駆動軸
11aに設けられたプーリ13との間に伝達ベルトB1
が掛け渡されており、モータM1の駆動力が第2の搬送
手段4にも伝達可能とされている。
ラ51の一方の駆動軸51aにはプーリ53が設けら
れ、第2の搬送手段4の駆動軸41aに設けられたプー
リ44との間に伝達ベルトB2が掛け渡されており、伝
達ベルトB1を介して第2の搬送手段4の駆動ローラ4
1に与えられるモータM1の駆動力が、プーリ44、伝
達ベルトB2及びプーリ53を介して第2の搬送手段4
から第3の搬送手段5にも伝達可能とされている。
ラ51の他方の駆動軸51bにはプーリ54が設けら
れ、定着手段3における圧着ローラ31の駆動軸31a
に設けられたプーリ33との間に伝達ベルトB3が掛け
渡されており、モータM2の駆動力が第3の搬送手段5
にも伝達可能とされている。
ラ41の他方の駆動軸41bにはプーリ45が設けら
れ、第3の搬送手段5の駆動軸51bに設けられたプー
リ55との間に伝達ベルトB4が掛け渡されており、伝
達ベルトB3を介して第3の搬送手段5の駆動ローラ5
1に与えられるモータM2の駆動力が、プーリ55、伝
達ベルトB3及びプーリ45を介して第3の搬送手段5
から第2の搬送手段4にも伝達可能とされている。
3、44、53、伝達ベルトB1及び伝達ベルトB2に
よって、第2の搬送手段4の駆動を記録ヘッド2の記録
動作に同期させて駆動させる第1の駆動手段を構成して
おり、また、前記モータM2、プーリ33、54、5
5、45、伝達ベルトB3及び伝達ベルトB4によっ
て、第2の搬送手段4の駆動を定着手段3の定着動作に
同期させて駆動させる第2の駆動手段を構成している。
の各駆動軸41a、41bには、それぞれ切替手段とし
ての電磁クラッチ46、47が設けられており、駆動ロ
ーラ41に与えられる駆動力をモータM1からとする
か、モータM2からとするかを切替え可能としている。
即ち、電磁クラッチ46を接続状態とし、電磁クラッチ
47を非接続状態に切替えると、第2の搬送手段4にお
ける駆動ローラ41には伝達ベルトB1を介してモータ
M1の駆動力のみが与えられ、第2の搬送手段4は、こ
のモータM1によって記録ヘッド2の記録動作に同期し
て記録媒体Sを間欠的に搬送し、反対に電磁クラッチ4
6を非接続状態とし、電磁クラッチ47を接続状態に切
替えると、第2の搬送手段4における駆動ローラ41に
は伝達ベルトB3及びB4を介してモータM2の駆動力
のみが与えられ、第2の搬送手段4は、このモータM2
によって定着手段3における定着動作に同期して記録媒
体Sを一定速度で連続的に搬送する。
ーラ51の各駆動軸51a、51bにもそれぞれ切替手
段としての電磁クラッチ56、57が設けられており、
駆動ローラ51に与えられる駆動力をモータM1からと
するか、モータM2からとするかを切替え可能としてい
る。
電磁クラッチ46、47、56、57等の各動作機器
は、プリンタ本体に設けられた図示しない制御手段によ
って統括的に制御される。
ェットプリンタの動作について、図〜図5を用いて説明
する。
よる記録位置まで搬送されると、モータM1によって駆
動される第1の搬送手段1により、記録媒体S1は記録
ヘッド2の記録動作に同期して間欠的に搬送される。こ
のとき、第2の搬送手段4は、モータM1の駆動力によ
り回転駆動されるように、電磁クラッチ46が接続状態
に、電磁クラッチ47が非接続状態にそれぞれ切替えら
れている。
録媒体S1の先端が第2の搬送手段4に到達すると、第
2の搬送手段4は、電磁クラッチ46のみが接続状態に
切替えられているため、モータM1の駆動力によって記
録ヘッド2の記録動作に同期して記録媒体S1を間欠的
に搬送していく(図2)。
2による記録動作が終了すると、第2の搬送手段4及び
第3の搬送手段5は、モータM2の駆動力により回転駆
動されるように、電磁クラッチ46、56が非接続状態
に、電磁クラッチ47、57が接続状態にそれぞれ切替
えられる。これにより第2の搬送手段4及び第3の搬送
手段5は、モータM2の駆動により定着手段3の定着動
作に同期して記録媒体S1を一定速度で連続的に搬送す
る(図3)。
れていく過程で、その後端が図示しないセンサにより第
2の搬送手段4を通過したことを検知すると、第3の搬
送手段5は、引き続き記録媒体S1をモータM2の駆動
により定着手段3の定着動作に同期して一定速度で連続
的に搬送する一方、第2の搬送手段4は、再びモータM
1の駆動力により回転駆動されるように、電磁クラッチ
46が接続状態に、電磁クラッチ47が非接続状態にそ
れぞれ切替えられ、次に搬送されてくる記録媒体S2を
記録ヘッド2の記録動作に同期して間欠的に搬送するた
めに備える(図4)。
センサにより第3の搬送手段5を通過したことを検知す
ると、第3の搬送手段5はモータM1の駆動力により回
転駆動されるように、電磁クラッチ56が接続状態に、
電磁クラッチ57が非接続状態にそれぞれ切替えられ、
次の記録媒体S2を記録ヘッド2の記録動作に同期して
間欠的に搬送するために備える(図5)。
する記録動作が継続するに伴い、上記動作を繰り返して
いく。
プリンタによれば、記録媒体Sの搬送経路中に設けられ
た記録媒体搬送手段(第2の搬送手段4及び第3の搬送
手段5)の駆動を、その搬送経路中の記録媒体Sの位置
に応じて切替手段(電磁クラッチ46、47、56、5
7)によってそれぞれ切替えるだけで、記録動作に同期
した搬送と定着手段3に同期した搬送とに切替えること
ができる。従って、記録媒体Sに対する画像記録動作終
了時点で速やかに定着動作に同期させた搬送が可能とな
り、記録動作と定着動作との速度差に影響されることな
く記録媒体Sを搬送することができる。これにより画像
記録速度の向上に伴う単位時間当たりのプリント処理枚
数の増加にも容易に対応することができる。
態に係るインクジェットプリンタの概略構成を示す側面
図である。この第2の実施形態では、記録媒体としてペ
ーパーロールRに巻回された長尺状の記録媒体rが使用
される点で上述の第1の実施形態に係るインクジェット
プリンタと異なっている。このため、記録ヘッド2と第
2の搬送手段4との間には、長尺状の記録媒体rを画像
記録終了後に切断するための記録媒体切断手段6が配設
されている。その他、第1の搬送手段1、第2の搬送手
段4、第3の搬送手段5及び定着手段3の具体的構成及
び駆動系は第1の実施形態と同一構成であるため詳細な
説明は省略する。
段3との間の搬送経路上において、第2の搬送手段4の
上流側には、記録ヘッド2により記録が終了した後の長
尺状の記録媒体rを切断するための記録媒体切断手段6
が配設されている。この記録媒体切断手段6は、記録媒
体rが停止状態の時にその幅方向に亘って切断すること
ができるものであれば、具体的構造は特に限定されな
い。
1の搬送手段1と定着手段3との間に記録媒体rが搬送
される搬送経路が構成される。このうち、記録媒体切断
手段6と定着手段3との間の搬送経路長L10は、プリ
ンタにおいて用いられる記録媒体rの最大切断長さ以上
である。なお、この搬送経路長L10は、記録媒体切断
手段6の切断部位から定着手段3における圧着ローラ3
1と加熱ローラ32とのニップに至る間の記録媒体rが
搬送される経路の距離である。従って、必ずしも図示す
るように直線状であるとは限らない。
以上であるため、この搬送経路中には、記録媒体切断手
段6によって切断された記録媒体rを定着手段3に向け
て搬送するための記録媒体搬送手段が設けられる。この
記録媒体搬送手段の態様は、第1の実施形態において説
明したものと同一であり、ここでも第2の搬送手段4と
第3の搬送手段5との2つを設けた例を示し、上流側か
ら記録媒体切断手段6、第2の搬送手段4、第3の搬送
手段5及び定着手段3の順で、それぞれの間隔L11、
L12、L13が、プリンタにおいて用いられる記録媒
体rの最小切断長さ未満となるように配設されている。
録媒体搬送手段の配設数は搬送経路長L10に応じて決
定される。即ち、搬送経路長L10を切断後の記録媒体
rの最大長さで割った値の整数部分が搬送経路中におけ
る記録媒体搬送手段の最小配設数となる。従って、搬送
経路長L10が切断後の記録媒体rの最大長さの2倍未
満の場合には、記録媒体搬送手段はその中に少なくとも
1つあればよい。なお、搬送経路中に設けられる記録媒
体搬送手段は上記最小配設数を満たす限り、その数を越
えていてもよい。
ェットプリンタの動作について、図7〜図10を用いて
説明する。
され、記録ヘッド2による記録位置まで搬送されると、
モータM1によって駆動される第1の搬送手段1によ
り、記録媒体rは記録ヘッド2の記録動作に同期して間
欠的に搬送される。このとき、第2の搬送手段4は、モ
ータM1の駆動力により回転駆動されるように、電磁ク
ラッチ46が接続状態に、電磁クラッチ47が非接続状
態にそれぞれ切替えられている。
媒体rの先端が第2の搬送手段4に到達すると、第2の
搬送手段4は、電磁クラッチ46のみが接続状態に切替
えられているため、モータM1によって記録ヘッド2の
記録動作に同期して記録媒体rを間欠的に搬送していく
(図7)。
動作が終了し、記録媒体rが次の画像の記録動作により
間欠的に搬送される過程で、記録が終了した画像の終端
部が記録媒体切断手段6の位置まで搬送されると、記録
媒体rが停止したタイミングで記録媒体切断手段6によ
り記録媒体rの切断を行う。これにより、先に画像形成
された記録媒体r1はロールペーパーRから繰り出され
る記録媒体rと切り離される。
4は、今度はモータM2の駆動力により回転駆動される
ように、電磁クラッチ46が非接続状態に、電磁クラッ
チ47が接続状態にそれぞれ切替えられる。これにより
第2の搬送手段4は、モータM2の駆動により定着手段
3の定着動作に同期して記録媒体r1を定着手段3へ向
けて一定速度で連続的に搬送する。このとき、第3の搬
送手段5も電磁クラッチ56を非接続状態に、電磁クラ
ッチ57を接続状態とすることで、記録媒体r1をモー
タM2の駆動により定着手段3の定着動作に同期して一
定速度で連続的に搬送するために備えている(図8)。
の搬送手段5により一定速度で連続的に搬送されていく
過程で、その後端が図示しないセンサにより第2の搬送
手段4を通過したことを検知すると、第2の搬送手段4
は、再びモータM1の駆動力により回転駆動されるよう
に、電磁クラッチ46が接続状態に、電磁クラッチ47
が非接続状態にそれぞれ切替えられ、次に搬送されてく
る記録媒体rを記録ヘッド2の記録動作に同期して間欠
的に搬送するために備える(図9)。
センサにより第3の搬送手段5を通過したことを検出す
ると、第3の搬送手段5は、再びモータM1の駆動力に
より回転駆動されるように、電磁クラッチ56が接続状
態に、電磁クラッチ57が非接続状態にそれぞれ切替え
られ、次に搬送されてくる記録媒体rを記録ヘッド2の
記録動作に同期して間欠的に搬送するために備える(図
10)。
よる記録動作及び記録媒体切断手段6による切断動作が
継続するに伴い、上記動作を繰り返していく。
プリンタも、第1の実施形態と同様に、記録媒体rの搬
送経路中に設けられた記録媒体搬送手段(第2の搬送手
段4及び第3の搬送手段5)の駆動を、その搬送経路中
の記録媒体rの位置に応じて切替手段(電磁クラッチ4
6、47、56、57)によってそれぞれ切替えるだけ
で、記録動作に同期した搬送と定着手段3に同期した搬
送とに切替えることができるため、記録動作中で記録媒
体切断手段6による切断前の段階においては、記録動作
に同期させて間欠的に搬送させるように動作すると共
に、記録媒体切断手段6による切断時点で速やかに定着
手段3による定着動作に同期させて一定速度で連続的に
搬送させることが可能となり、記録動作と定着動作との
速度差に影響されることなく記録媒体rを搬送すること
ができる。これにより、画像記録速度の向上に伴う単位
時間当たりのプリント処理枚数の増加にも容易に対応す
ることができる。
形態に係るインクジェットプリンタの概略構成を示す斜
視図である。図1と同一符号は同一構成を示し、その詳
細な説明は省略する。
着手段3との間には、予め規格サイズに裁断されている
シート紙からなる記録媒体Sが白抜き矢印の方向に搬送
される搬送経路が構成される。このうち、記録ヘッド2
と定着手段3との間の搬送経路長L20は、プリンタに
おいて用いられる記録媒体Sの最大長さ以上である。
ド2の下流側端部から定着手段3における圧着ローラ3
1と加熱ローラ32とのニップに至る間の記録媒体Sが
搬送される経路の距離である。従って、必ずしも図示す
るように直線状であるとは限らない。
以上であるため、この搬送経路中には、記録媒体Sを定
着手段3に向けて搬送するための記録媒体搬送手段が設
けられる。図11に示す例では、記録媒体Sの搬送経路
中に設けられる記録媒体搬送手段として、上流側から第
2の搬送手段7と第3の搬送手段8との2つを設けた例
を示している。
記録媒体Sを該駆動ローラ71との間で挟みつけるため
の従動ローラ72とを有する搬送ローラ対によって構成
され、また、第3の搬送手段8は、駆動ローラ81と、
記録媒体Sを該駆動ローラ81との間で挟みつけるため
の従動ローラ82とを有する搬送ローラ対によって構成
されており、上流側から記録ヘッド2、第2の搬送手段
7、第3の搬送手段8及び定着手段3の順で、それぞれ
の間隔L21、L22、L23が、プリンタにおいて用
いられる記録媒体Sの最小長さ未満となるように配設さ
れている。
手段の配設数は搬送経路長L20に応じて決定される。
即ち、搬送経路長L20を記録媒体Sの最大長さで割っ
た値の整数部分がその搬送経路中における記録媒体搬送
手段の最小配設数となり、上記同様に、上流側から記録
ヘッド2、各記録媒体搬送手段及び定着手段3の順で、
それぞれの間隔が、プリンタにおいて用いられる記録媒
体Sの最小長さ未満となるように配設される。図11に
示す例では、搬送経路長L20を記録媒体Sの最大長さ
の3倍未満とし、この搬送経路中の記録媒体搬送手段と
して最小配設数である第2の搬送手段7及び第3の搬送
手段8の2つを設けているが、搬送経路長L20が記録
媒体Sの最大長さの2倍未満の場合には、記録媒体搬送
手段はその中に少なくとも1つあればよい。なお、搬送
経路中に設けられる記録媒体搬送手段は上記最小配設数
を満たす限り、その数を越えていてもよい。
の搬送手段8との間隔は、プリンタにおいて用いられる
記録媒体Sの最小長さ未満となるように設けられてい
る。
に設けられる各記録媒体搬送手段は、第1の搬送手段1
及び定着手段3とは別個に駆動制御可能に構成されるこ
とが特徴である。
ラ71には、独立したモータM3からの駆動力が伝達さ
れ、また、第3の搬送手段8における駆動ローラ81に
は、独立したモータM4からの駆動力が伝達されるよう
になっている。モータM3の駆動速度はモータM1、モ
ータM2及びモータM4とは別個に制御可能であり、ま
た、モータM4の駆動速度はモータM1、モータM2及
びモータM3とは別個に制御可能である。従って、モー
タM3及びモータM4は、それぞれ記録媒体Sの搬送速
度を独自に制御可能であり、第1の搬送手段1のモータ
M1と同様に記録ヘッド2の記録動作に同期させる速度
で駆動させる場合と、定着手段3のモータM2に同期さ
せる速度で駆動させる場合の他に、上記のいずれにも同
期しない速度で駆動させることが可能とされている。
ェットプリンタの動作について、図12〜図14を用い
て説明する。
よる記録位置まで搬送されると、モータM1によって駆
動される第1の搬送手段1により、記録媒体S1は記録
ヘッド2の記録動作に同期して間欠的に搬送される。こ
の記録媒体S1に対する記録動作が継続中は、記録媒体
S1を記録ヘッド2の記録動作に同期して間欠的に搬送
する必要があるため、記録動作中に記録媒体S1の先端
が第2の搬送手段7に差し掛かったことを図示しないセ
ンサにより検出すると、第2の搬送手段7を駆動するモ
ータM3も、第1の搬送手段1を駆動するモータM1と
同様に、記録ヘッド2の記録動作に同期して間欠的に駆
動し、記録媒体S1を間欠的に搬送する(図12)。
記録動作が終了すると、第2の搬送手段7は、記録媒体
S1を定着手段3へ搬送するため、モータM3の駆動を
記録ヘッド2の記録動作に同期した間欠的な駆動から連
続的な駆動に切替える。また、第3の搬送手段8も、同
様にモータM4の駆動を連続的な駆動とする。
記録ヘッド2の記録動作及び定着手段3の定着動作のい
ずれにも影響されることなく駆動制御可能である。従っ
て、モータM3及びモータM4を連続的に高速駆動する
ことで、記録の終了した記録媒体S1を第2の搬送手段
7及び第3の搬送手段8によって定着手段3の定着準備
位置まで速やかに搬送する(図13)。
より第2の搬送手段7を通過したことを検出すると、モ
ータM3の駆動を高速駆動から記録ヘッド2の記録動作
に同期した間欠的な駆動に切替え、次に記録が行われる
記録媒体S2を記録ヘッド2の記録動作に同期して間欠
的に搬送するために備える。また、その一方で、記録媒
体S1の先端が図示しないセンサにより定着準備位置ま
で到達したことを検出すると、モータM4の駆動を高速
駆動から定着手段3の定着動作に同期させた連続駆動に
切替え、第3の搬送手段8により記録媒体S1を一定速
度で連続的に搬送する。これにより記録媒体S1は定着
手段3によって一定速度で連続的に加熱加圧される(図
14)。
搬送手段7に差し掛かると、この第2の搬送手段7は既
に記録ヘッド2の記録動作に同期させた間欠的な駆動に
切替えられているため、円滑に記録媒体S2を間欠的に
搬送する。
する記録動作が継続するに伴い、上記動作を繰り返して
いく。
プリンタによれば、記録媒体Sの搬送経路中に設けられ
た記録媒体搬送手段(第2の搬送手段7及び第3の搬送
手段8)の駆動を、記録ヘッド2による記録動作及び定
着手段3による定着動作とは別個に制御することができ
る。これにより、記録媒体Sに対する画像記録動作終了
時点で定着準備位置まで高速に搬送させ、その後は定着
動作に同期させた搬送が可能となり、記録動作と定着動
作との速度差に影響されることなく記録媒体Sを搬送す
ることができる。従って、画像記録速度の向上に伴う単
位時間当たりのプリント処理枚数の増加にも容易に対応
することができる。
ェットプリンタでは、搬送経路中に設けられる各記録媒
体搬送手段は、搬送経路中における記録媒体Sの位置に
応じてそれぞれ別個に駆動制御されるため、搬送経路長
L20が記録媒体Sの最大長さの2倍以上あり、その搬
送経路中の記録媒体搬送手段の最小配設数が2つ以上と
なる場合には、各記録媒体Sをその位置に応じて、記録
動作に同期した間欠的な搬送と、定着動作に同期した一
定速度の連続的な搬送と、そのいずれにも同期しない高
速搬送とにそれぞれ独立に搬送することができる。これ
により、記録媒体Sをその位置で最適な搬送速度で搬送
することが可能となり、記録動作終了から定着動作開始
までの時間をより短縮することができて処理速度の一層
の向上を図ることができる。
形態に係るインクジェットプリンタの概略構成を示す側
面図である。
ペーパーロールRに巻回された長尺状の記録媒体rが使
用される点で上述の第3の実施形態に係るインクジェッ
トプリンタと異なっている。このため、記録ヘッド2と
第2の搬送手段7との間には、長尺状の記録媒体rを画
像記録終了後に切断するための記録媒体切断手段6が配
設されている。その他、第1の搬送手段1、第2の搬送
手段7、第3の搬送手段8及び定着手段3の具体的構成
及び駆動系は第3の実施形態と同一構成であるため詳細
な説明は省略する。また、記録媒体切断手段6の具体的
構成については第2の実施形態において説明したため、
ここでは説明を省略する。
1の搬送手段1と定着手段3との間に記録媒体rが搬送
される搬送経路が構成される。このうち、記録媒体切断
手段6と定着手段3との間の搬送経路長L30は、プリ
ンタにおいて用いられる記録媒体rの最大切断長さ以上
である。なお、この搬送経路長L30は、記録媒体切断
手段6の切断部位から定着手段3における圧着ローラ3
1と加熱ローラ32とのニップに至る間の記録媒体rが
搬送される経路の距離である。従って、必ずしも図示す
るように直線状であるとは限らない。
以上であるため、この搬送経路中には、記録媒体切断手
段6によって切断された記録媒体rを定着手段3に向け
て搬送するための記録媒体搬送手段が設けられる。この
記録媒体搬送手段の態様は、第3の実施形態において説
明したものと同一であり、ここでも第2の搬送手段7と
第3の搬送手段8との2つを設けた例を示し、上流側か
ら記録媒体切断手段6、第2の搬送手段7、第3の搬送
手段8及び定着手段3の順で、それぞれの間隔L31、
L32、L33が、プリンタにおいて用いられる記録媒
体rの最小切断長さ未満となるように配設されている。
録媒体搬送手段の配設数は搬送経路長L30に応じて決
定される。即ち、搬送経路長L30を切断後の記録媒体
rの最大長さで割った値の整数部分が搬送経路中におけ
る記録媒体搬送手段の最小配設数となる。従って、搬送
経路長L30が切断後の記録媒体rの最大長さの2倍未
満の場合には、記録媒体搬送手段はその中に少なくとも
1つあればよい。なお、搬送経路中に設けられる記録媒
体搬送手段は上記最小配設数を満たす限り、その数を越
えていてもよい。
ェットプリンタの動作について、図16〜図18を用い
て説明する。
され、記録ヘッド2による記録位置まで搬送されると、
モータM1によって駆動される第1の搬送手段1によ
り、記録ヘッド2の記録動作に同期して間欠的に搬送さ
れる。この記録媒体rに対する記録動作が継続中は、記
録媒体rを記録ヘッド2の記録動作に同期して間欠的に
搬送する必要があるため、記録動作中に記録媒体rの先
端が第2の搬送手段7に差し掛かったことを図示しない
センサにより検出すると、第2の搬送手段7を駆動する
モータM3も、第1の搬送手段1を駆動するモータM1
と同様に、記録ヘッド2の記録動作に同期して間欠的に
駆動し、記録媒体rを間欠的に搬送する(図16)。
による1画像の記録動作が終了し、次の画像の記録動作
により間欠的に搬送される過程で、記録が終了した画像
の終端部が記録媒体切断手段6の位置まで搬送される
と、記録媒体rが停止したタイミングで記録媒体切断手
段6により記録媒体rの切断を行う。これにより、先に
画像形成された記録媒体r1はロールペーパーRから繰
り出される記録媒体rと切り離される。
7は、記録媒体S1を定着手段3へ搬送するため、モー
タM3の駆動を記録ヘッド2の記録動作に同期した間欠
的な駆動から連続的な駆動に切替える。また、第3の搬
送手段8も、同様にモータM4の駆動を連続的な駆動と
する。
記録ヘッド2の記録動作及び定着手段3の定着動作のい
ずれにも影響されることなく駆動制御可能である。従っ
て、モータM3及びモータM4を連続的に高速駆動する
ことで、切断された記録媒体r1を第2の搬送手段7及
び第3の搬送手段8によって定着手段3の定着準備位置
まで速やかに搬送する(図17)。
より第2の搬送手段7を通過したことを検出すると、モ
ータM3の駆動を高速駆動から記録ヘッド2の記録動作
に同期した間欠的な駆動に切替え、次に記録が行われる
記録媒体rを記録ヘッド2の記録動作に同期して間欠的
に搬送するために備える。また、その一方で、記録媒体
r1の先端が図示しないセンサにより定着準備位置まで
到達したことを検出すると、モータM4の駆動を高速駆
動から定着手段3の定着動作に同期させた連続駆動に切
替え、第3の搬送手段8により記録媒体r1を一定速度
で連続的に搬送する。これにより記録媒体r1は定着手
段3によって一定速度で連続的に加熱加圧される(図1
8)。
搬送手段7に差し掛かると、この第2の搬送手段7は既
に記録ヘッド2の記録動作に同期させた間欠的な駆動に
切替えられているため、円滑に記録媒体S2を間欠的に
搬送する。
する記録動作及び記録媒体切断手段6による切断動作が
継続するに伴い、上記動作を繰り返していく。
プリンタも、第3の実施形態と同様に、記録媒体rの搬
送経路中に設けられた記録媒体搬送手段(第2の搬送手
段7及び第3の搬送手段8)の駆動を、記録ヘッド2に
よる記録動作及び定着手段3による定着動作とは別個に
制御することができる。これにより、記録動作中で記録
媒体切断手段6による切断前の段階においては、記録媒
体rを記録動作に同期させて間欠的に搬送させ、更に、
記録媒体切断手段6による切断時点で定着準備位置まで
高速に搬送させ、その後は定着動作に同期させた搬送が
可能となり、記録動作と定着動作との速度差に影響され
ることなく記録媒体rを搬送することができる。従っ
て、画像記録速度の向上に伴う単位時間当たりのプリン
ト処理枚数の増加にも容易に対応することができる。
ェットプリンタでは、搬送経路中に設けられる各記録媒
体搬送手段は、切断された記録媒体rの位置に応じてそ
れぞれ別個に駆動制御されるため、搬送経路長L30が
記録媒体rの最大切断長さの2倍以上あり、その搬送経
路中の記録媒体搬送手段の最小配設数が2つ以上となる
場合には、切断後の各記録媒体rをその位置に応じて、
記録動作に同期させた間欠的な搬送と、定着手段3の定
着動作に同期させた一定速度の連続的な搬送と、そのい
ずれにも同期しない高速搬送とにそれぞれ独立に搬送す
ることができる。これにより、切断後の各記録媒体rを
その位置で最適な搬送速度で搬送することが可能とな
り、切断動作終了から定着動作開始までの時間をより短
縮することができて処理速度の一層の向上を図ることが
できる。
動作と定着動作との速度差に影響されることなく記録及
び定着の各動作を行うことができ、単位時間当たりのプ
リント処理枚数を向上させることのできるインクジェッ
トプリンタを提供することができる。
の概略構成を示す斜視図
の動作を説明する図
の動作を説明する図
の動作を説明する図
の動作を説明する図
の概略構成を示す側面図
の動作を説明する図
の動作を説明する図
の動作を説明する図
タの動作を説明する図
タの概略構成を示す斜視図
タの動作を説明する図
タの動作を説明する図
タの動作を説明する図
タの概略構成を示す側面図
タの動作を説明する図
タの動作を説明する図
タの動作を説明する図
Claims (6)
- 【請求項1】記録媒体に対してインクを吐出して記録を
行う記録ヘッドと、記録ヘッドにより画像が記録された
記録媒体に対して定着処理を行う定着手段とを有するイ
ンクジェットプリンタにおいて、前記記録ヘッドと前記
定着手段との間の記録媒体の搬送経路の長さが該記録媒
体の最大長さ以上であり、前記搬送経路中に1つ以上の
記録媒体搬送手段を、記録ヘッド、記録媒体搬送手段及
び定着手段のそれぞれの間隔が前記記録媒体の最小長さ
未満となるように配設すると共に、前記記録媒体搬送手
段の駆動を、前記記録ヘッドの記録動作に同期させて駆
動させる第1の駆動手段と、前記定着手段の定着動作に
同期させて駆動させる第2の駆動手段と、前記記録媒体
搬送手段の駆動を前記第1の駆動手段により行うか前記
第2の駆動手段により行うかを切替える切替手段とを備
えることを特徴とするインクジェットプリンタ。 - 【請求項2】記録媒体に対してインクを吐出して記録を
行う記録ヘッドと、記録ヘッドにより画像が記録された
記録媒体に対して定着処理を行う定着手段とを有するイ
ンクジェットプリンタにおいて、前記記録ヘッドと前記
定着手段との間に記録媒体切断手段を備えると共に、前
記記録媒体切断手段と前記定着手段との間の記録媒体の
搬送経路の長さが該記録媒体の最大切断長さ以上であ
り、前記搬送経路中に1つ以上の記録媒体搬送手段を、
記録媒体切断手段、記録媒体搬送手段及び定着手段のそ
れぞれの間隔が前記記録媒体の最小切断長さ未満となる
ように配設すると共に、前記記録媒体搬送手段の駆動
を、前記記録ヘッドの記録動作に同期させて駆動させる
第1の駆動手段と、前記定着手段の定着動作に同期させ
て駆動させる第2の駆動手段と、前記記録媒体搬送手段
の駆動を前記第1の駆動手段により行うか前記第2の駆
動手段により行うかを切替える切替手段とを備えること
を特徴とするインクジェットプリンタ。 - 【請求項3】記録媒体に対してインクを吐出して記録を
行う記録ヘッドと、記録ヘッドにより画像が記録された
記録媒体に対して定着処理を行う定着手段とを有するイ
ンクジェットプリンタにおいて、前記記録ヘッドと前記
定着手段との間の記録媒体の搬送経路の長さが該記録媒
体の最大長さ以上であり、前記搬送経路中に、それぞれ
別個に駆動制御可能な1つ以上の記録媒体搬送手段を、
記録ヘッド、記録媒体搬送手段及び定着手段のそれぞれ
の間隔が前記記録媒体の最小長さ未満となるように配設
してなることを特徴とするインクジェットプリンタ。 - 【請求項4】前記記録媒体の搬送経路の長さが、記録媒
体の最大長さの2倍以上であり、前記記録媒体搬送手段
は前記搬送経路中に2つ以上設けられることを特徴とす
る請求項3記載のインクジェットプリンタ。 - 【請求項5】記録媒体に対してインクを吐出して記録を
行う記録ヘッドと、記録ヘッドにより画像が記録された
記録媒体に対して定着処理を行う定着手段とを有するイ
ンクジェットプリンタにおいて、前記記録ヘッドと前記
定着手段との間に記録媒体切断手段を備え、前記記録媒
体切断手段と前記定着手段との間の記録媒体の搬送経路
の長さが該記録媒体の最大切断長さ以上であり、前記搬
送経路中に、それぞれ別個に駆動制御可能な1つ以上の
記録媒体搬送手段を、記録媒体切断手段、記録媒体搬送
手段及び定着手段のそれぞれの間隔が前記記録媒体の最
小切断長さ未満となるように配設してなることを特徴と
するインクジェットプリンタ。 - 【請求項6】前記記録媒体の搬送経路の長さが、該記録
媒体の最大切断長さの2倍以上であり、前記記録媒体搬
送手段は前記搬送経路中に2つ以上設けられることを特
徴とする請求項5記載のインクジェットプリンタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001389793A JP3896844B2 (ja) | 2001-12-21 | 2001-12-21 | インクジェットプリンタ |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001389793A JP3896844B2 (ja) | 2001-12-21 | 2001-12-21 | インクジェットプリンタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2003182173A true JP2003182173A (ja) | 2003-07-03 |
JP3896844B2 JP3896844B2 (ja) | 2007-03-22 |
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Family Applications (1)
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JP (1) | JP3896844B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010149400A (ja) * | 2008-12-25 | 2010-07-08 | Seiren Co Ltd | インクジェット記録装置及び方法 |
JP2011173328A (ja) * | 2010-02-24 | 2011-09-08 | Seiko Epson Corp | 記録装置、記録方法 |
JP2015009930A (ja) * | 2013-06-27 | 2015-01-19 | 理想科学工業株式会社 | 用紙搬送装置 |
JP2016155673A (ja) * | 2015-02-26 | 2016-09-01 | セイコーエプソン株式会社 | 搬送装置及び画像読取装置 |
WO2017202848A1 (de) * | 2016-05-24 | 2017-11-30 | Koenig & Bauer Ag | Bogendruckmaschine |
-
2001
- 2001-12-21 JP JP2001389793A patent/JP3896844B2/ja not_active Expired - Fee Related
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US8562128B2 (en) | 2010-02-24 | 2013-10-22 | Seiko Epson Corporation | Recording apparatus, recording method |
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