JP2003177725A - アクティブマトリクス型平面表示装置 - Google Patents
アクティブマトリクス型平面表示装置Info
- Publication number
- JP2003177725A JP2003177725A JP2001379257A JP2001379257A JP2003177725A JP 2003177725 A JP2003177725 A JP 2003177725A JP 2001379257 A JP2001379257 A JP 2001379257A JP 2001379257 A JP2001379257 A JP 2001379257A JP 2003177725 A JP2003177725 A JP 2003177725A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- potential
- signal
- display device
- gate signal
- scanning line
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000011159 matrix material Substances 0.000 title claims abstract description 19
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 claims abstract description 12
- 239000010409 thin film Substances 0.000 claims abstract description 4
- 239000004973 liquid crystal related substance Substances 0.000 claims description 26
- 239000000758 substrate Substances 0.000 claims description 17
- 230000007423 decrease Effects 0.000 claims description 12
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 abstract description 4
- 230000009467 reduction Effects 0.000 abstract description 3
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 abstract 1
- 230000008859 change Effects 0.000 description 14
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 11
- 238000000034 method Methods 0.000 description 9
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 6
- 239000010408 film Substances 0.000 description 5
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 4
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 3
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 2
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 2
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 2
- 101100321670 Fagopyrum esculentum FA18 gene Proteins 0.000 description 1
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 1
- 230000000593 degrading effect Effects 0.000 description 1
- 230000002542 deteriorative effect Effects 0.000 description 1
- 230000005764 inhibitory process Effects 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 230000003071 parasitic effect Effects 0.000 description 1
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Liquid Crystal (AREA)
- Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
- Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 Csオンゲートタイプのアクティブマトリク
ス型平面表示装置において、製造プロセス条件の変更を
伴うことなく、フリッカを低減するものを提案する。 【解決手段】 対向電極に直流の対向電圧を印加し、走
査線駆動回路は、走査線に供給されるゲート信号に関
し、TFTをOFF状態の電位である第一の電位から画
素電極の電位の低下を補償する第三の電位に変化するO
FF時刻t1を、その走査線の前段にある走査線に供給
されるゲート信号の第三の電位から第二の電位に変位す
る補償立ち上がり時刻t2よりも早くするものである。
ス型平面表示装置において、製造プロセス条件の変更を
伴うことなく、フリッカを低減するものを提案する。 【解決手段】 対向電極に直流の対向電圧を印加し、走
査線駆動回路は、走査線に供給されるゲート信号に関
し、TFTをOFF状態の電位である第一の電位から画
素電極の電位の低下を補償する第三の電位に変化するO
FF時刻t1を、その走査線の前段にある走査線に供給
されるゲート信号の第三の電位から第二の電位に変位す
る補償立ち上がり時刻t2よりも早くするものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アクティブマトリ
クス型平面表示装置に関し、特にCsオンゲートタイプ
の平面表示装置に関するものである。
クス型平面表示装置に関し、特にCsオンゲートタイプ
の平面表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置においては、スイッチング
素子を介して液晶容量Clcに保持される電荷がリーク
し、表示品位が劣化することを防止するため、各画素の
液晶容量Clcと並列に補助容量Csが付加されてい
る。
素子を介して液晶容量Clcに保持される電荷がリーク
し、表示品位が劣化することを防止するため、各画素の
液晶容量Clcと並列に補助容量Csが付加されてい
る。
【0003】この補助容量Csを付加するアレイ基板の
構成には2種類ある。
構成には2種類ある。
【0004】第1の種類は、走査線とほぼ平行して画素
電極と絶縁膜を介して補助容量線を設けることにより、
画素電極と補助容量線との間で容量を得るように構成し
たCs独立線タイプである。
電極と絶縁膜を介して補助容量線を設けることにより、
画素電極と補助容量線との間で容量を得るように構成し
たCs独立線タイプである。
【0005】第2の種類は、走査方向の前段の走査線と
絶縁膜を介して一部重畳して配置される画素電極の間で
容量を得るように構成したCsオンゲートタイプであ
る。このCsオンゲートタイプは、補助容量線のような
不要な配線が減らせるため、高開口率が達成されるとい
う利点がある。
絶縁膜を介して一部重畳して配置される画素電極の間で
容量を得るように構成したCsオンゲートタイプであ
る。このCsオンゲートタイプは、補助容量線のような
不要な配線が減らせるため、高開口率が達成されるとい
う利点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な液晶表示装置においては、ゲート信号によって薄膜ト
ランジスタ(以下、TFTという)がON状態からOF
F状態に切り替わる際にTFTの寄生容量へ印加される
電圧の極性が逆転するため、画素電極及びこれと同電位
にあった電極に蓄えられていた電荷に対して電荷の再分
配が生じる結果、画素電極の電位が低下することが知ら
れている。この電位低下量は画素電極と電気的に接続し
た容量の大きさによって異なるだけでなく、電位低下前
の画素電極の電位や、図5に示すような走査線の時定数
によるゲート信号の電位波形の歪み具合によっても異な
る(図5では、点線が歪んだ波形である)。
な液晶表示装置においては、ゲート信号によって薄膜ト
ランジスタ(以下、TFTという)がON状態からOF
F状態に切り替わる際にTFTの寄生容量へ印加される
電圧の極性が逆転するため、画素電極及びこれと同電位
にあった電極に蓄えられていた電荷に対して電荷の再分
配が生じる結果、画素電極の電位が低下することが知ら
れている。この電位低下量は画素電極と電気的に接続し
た容量の大きさによって異なるだけでなく、電位低下前
の画素電極の電位や、図5に示すような走査線の時定数
によるゲート信号の電位波形の歪み具合によっても異な
る(図5では、点線が歪んだ波形である)。
【0007】このため、特に大型の高精細の液晶表示装
置では走査線の時定数が大きく、画素電極の電位低下量
が表示画面で均一にすることができない。即ち、画面の
左側と右側においてその電位低下量が異なってくる。こ
の結果、画素電極と対向電極とで構成される容量に印加
される電圧が表示画面内で不均一となり、フリッカが生
じて表示画面品位を低下させる。
置では走査線の時定数が大きく、画素電極の電位低下量
が表示画面で均一にすることができない。即ち、画面の
左側と右側においてその電位低下量が異なってくる。こ
の結果、画素電極と対向電極とで構成される容量に印加
される電圧が表示画面内で不均一となり、フリッカが生
じて表示画面品位を低下させる。
【0008】上記で説明したCsオンゲートタイプの液
晶表示装置においては、この画素電極の電位の低下を低
減する方法として次のような方法が提案されている。
晶表示装置においては、この画素電極の電位の低下を低
減する方法として次のような方法が提案されている。
【0009】その方法は、ゲート信号の波形が異なる3
つの電位を有する方法である(特開2000−3556
0等)。
つの電位を有する方法である(特開2000−3556
0等)。
【0010】すなわち、図6に示すように、TFTをO
N状態にするための第一の電位、OFF状態にするため
の第二の電位、画素電極の電位低下を補償するための第
三の電位を有し、第一の電位から第二の電位へ変位した
後に、第三の電位となり、その後第二の電位に戻った
後、次の走査期間まで第二の電位に保持されるものであ
る。
N状態にするための第一の電位、OFF状態にするため
の第二の電位、画素電極の電位低下を補償するための第
三の電位を有し、第一の電位から第二の電位へ変位した
後に、第三の電位となり、その後第二の電位に戻った
後、次の走査期間まで第二の電位に保持されるものであ
る。
【0011】これにより、画素のTFTがON状態から
OFF状態に切り替わる際のゲート信号の電位は第一の
電位から第二の電位へと変位する。この後、第二の電位
から第三の電位へと変位するが、これと同期して前段の
ゲート信号の電位は第三の電位から第二の電位に変位す
る。
OFF状態に切り替わる際のゲート信号の電位は第一の
電位から第二の電位へと変位する。この後、第二の電位
から第三の電位へと変位するが、これと同期して前段の
ゲート信号の電位は第三の電位から第二の電位に変位す
る。
【0012】その画素電極と前段の走査線は絶縁膜を介
して容量結合しているため、ゲート信号の電位の低下に
伴う画素電極の電位の低下は、前段のゲート信号の電位
の上昇による当該画素電極の電位の上昇と互いに相殺す
ることとなる。このため、画素電極の電位の低下量を低
減することができるものである。
して容量結合しているため、ゲート信号の電位の低下に
伴う画素電極の電位の低下は、前段のゲート信号の電位
の上昇による当該画素電極の電位の上昇と互いに相殺す
ることとなる。このため、画素電極の電位の低下量を低
減することができるものである。
【0013】しかしながら、従来のCsオンゲートタイ
プの液晶表示装置においては、ゲート信号の電位が第一
の電位から第二の電位に変位してから次に第三の電位に
変位するまでのタイムラグは、ゲート信号の波形と信号
線の画像信号の位相差に等しい。この位相差は走査線の
時定数によってゲート信号の電位がTFTをON状態に
する電位に達する時間が画面内で異なるため、走査線の
終端での時定数だけ画像信号の電位の位相を遅らせるこ
とでTFTのON状態の時間を表示画面内で均一を図る
ためのものである。
プの液晶表示装置においては、ゲート信号の電位が第一
の電位から第二の電位に変位してから次に第三の電位に
変位するまでのタイムラグは、ゲート信号の波形と信号
線の画像信号の位相差に等しい。この位相差は走査線の
時定数によってゲート信号の電位がTFTをON状態に
する電位に達する時間が画面内で異なるため、走査線の
終端での時定数だけ画像信号の電位の位相を遅らせるこ
とでTFTのON状態の時間を表示画面内で均一を図る
ためのものである。
【0014】そして、このタイムラグは、表示品位との
関係が明らかになっておらず、単に位相差を設定するた
めのタイムカウントパルスが一つしか存在しなかったた
めに必然的に生じていたものである。
関係が明らかになっておらず、単に位相差を設定するた
めのタイムカウントパルスが一つしか存在しなかったた
めに必然的に生じていたものである。
【0015】ゲート信号の電位の給電側では時定数によ
るゲート信号の電位の歪みは小さく、第一の電位から瞬
時に第二の電位に低下する。このため、画素電極の電位
の低下も瞬時に生じ、前段のゲート信号の電位が第二の
電位から第三の電位に変位する時には既に画素電極の電
位の低下は完了している。
るゲート信号の電位の歪みは小さく、第一の電位から瞬
時に第二の電位に低下する。このため、画素電極の電位
の低下も瞬時に生じ、前段のゲート信号の電位が第二の
電位から第三の電位に変位する時には既に画素電極の電
位の低下は完了している。
【0016】しかし、表示画面の中央ではゲート信号の
電位の歪みのため画素電極の電位の低下も時間を要し、
ゲート信号の電位が第二の電位から第三の電位に変位す
る時には未だ画素電極の電位の低下が完了していない場
合がある。
電位の歪みのため画素電極の電位の低下も時間を要し、
ゲート信号の電位が第二の電位から第三の電位に変位す
る時には未だ画素電極の電位の低下が完了していない場
合がある。
【0017】この時、前段のゲート信号の電位が第三の
電位から第二の電位に変位するが、第一の電位と第二の
電位との差により第二の電位と第三の電位との差の方が
小さいため、同じ時定数の影響を受ける電位変化ではあ
るが、第三の電位から第二の電位への変化は比較的迅速
に行われ、この電位変化に伴う画素電極の電位の上昇も
迅速に起こる。
電位から第二の電位に変位するが、第一の電位と第二の
電位との差により第二の電位と第三の電位との差の方が
小さいため、同じ時定数の影響を受ける電位変化ではあ
るが、第三の電位から第二の電位への変化は比較的迅速
に行われ、この電位変化に伴う画素電極の電位の上昇も
迅速に起こる。
【0018】この結果、画素電極の電位の低下が完了す
る前に画素電極の電位が上昇を始めるため、ゲート信号
の電位の給電側の画素電極とは異なる電位に到達する。
る前に画素電極の電位が上昇を始めるため、ゲート信号
の電位の給電側の画素電極とは異なる電位に到達する。
【0019】同様に、走査線の終端側の画素電極の電位
は、ゲート信号の電位の給電側や表示画面中央とも異な
る電位に到達する。
は、ゲート信号の電位の給電側や表示画面中央とも異な
る電位に到達する。
【0020】この状態では、画素電極の電位に対する最
適な対向電極の電位が、表示画面内の位置によって大き
く異なるため、フリッカが生じることとなる。
適な対向電極の電位が、表示画面内の位置によって大き
く異なるため、フリッカが生じることとなる。
【0021】フリッカを低減するためには走査線の時定
数を低減することを目指して、低い抵抗配線材料への変
更や厚い膜を形成する方法が挙げられる。しかし、こう
した製造プロセス条件の変更を行うことは、パターン精
度の均一性の低下等を招いて新たな不良の発生を懸念さ
れることとなり、或いは、製造コストの増大を招き易い
ため好ましくない。
数を低減することを目指して、低い抵抗配線材料への変
更や厚い膜を形成する方法が挙げられる。しかし、こう
した製造プロセス条件の変更を行うことは、パターン精
度の均一性の低下等を招いて新たな不良の発生を懸念さ
れることとなり、或いは、製造コストの増大を招き易い
ため好ましくない。
【0022】そこで、本発明は上記問題点に鑑み、Cs
オンゲートタイプのアクティブマトリクス型平面表示装
置において、製造プロセス条件の変更を伴うことなく、
フリッカを低減するものを提案する。
オンゲートタイプのアクティブマトリクス型平面表示装
置において、製造プロセス条件の変更を伴うことなく、
フリッカを低減するものを提案する。
【0023】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、互い
に直交して配置される複数本の信号線及び走査線と、こ
の信号線と走査線との交点近傍にスイッチング素子を介
して配置される画素電極とを備えたアレイ基板と、前記
アレイ基板に対して対向電極を構成する対向基板と、前
記アレイ基板と前記対向基板との間に配された光変調層
と、画像信号を前記信号線へ供給する信号線駆動回路
と、前記スイッチング素子をON状態にして前記画像信
号を前記画素電極に書き込むゲート信号を前記走査線へ
供給する走査線駆動回路と、を有し、前記ゲート信号が
順次供給される走査方向に対して前段の走査線と交差す
るように前記画素電極が少なくとも突出し、前記ゲート
信号が、前記スイッチング素子をON状態にするための
第一の電位と、前記スイッチング素子をOFF状態にす
るための第二の電位と、前記第一の電位及び前記第二の
電位とは異なり、前記第一の電位で書き込まれた前記画
素電極の画素電位の低下を補償する第三の電位とから少
なくとも構成され、前記画素電極の画素電位を保持する
期間は、前記第二の電位であるアクティブマトリクス型
平面表示装置において、前記走査線駆動回路は、前記走
査線に供給されるゲート信号の前記第二の電位から前記
第三の電位に変位する時刻であるOFF時刻を、前記走
査線の前段にある走査線に供給されるゲート信号の第三
の電位から第二の電位に変位する時刻である補償立ち上
がり時刻よりも早く、または、遅くすることを特徴とす
るアクティブマトリクス型平面表示装置である。
に直交して配置される複数本の信号線及び走査線と、こ
の信号線と走査線との交点近傍にスイッチング素子を介
して配置される画素電極とを備えたアレイ基板と、前記
アレイ基板に対して対向電極を構成する対向基板と、前
記アレイ基板と前記対向基板との間に配された光変調層
と、画像信号を前記信号線へ供給する信号線駆動回路
と、前記スイッチング素子をON状態にして前記画像信
号を前記画素電極に書き込むゲート信号を前記走査線へ
供給する走査線駆動回路と、を有し、前記ゲート信号が
順次供給される走査方向に対して前段の走査線と交差す
るように前記画素電極が少なくとも突出し、前記ゲート
信号が、前記スイッチング素子をON状態にするための
第一の電位と、前記スイッチング素子をOFF状態にす
るための第二の電位と、前記第一の電位及び前記第二の
電位とは異なり、前記第一の電位で書き込まれた前記画
素電極の画素電位の低下を補償する第三の電位とから少
なくとも構成され、前記画素電極の画素電位を保持する
期間は、前記第二の電位であるアクティブマトリクス型
平面表示装置において、前記走査線駆動回路は、前記走
査線に供給されるゲート信号の前記第二の電位から前記
第三の電位に変位する時刻であるOFF時刻を、前記走
査線の前段にある走査線に供給されるゲート信号の第三
の電位から第二の電位に変位する時刻である補償立ち上
がり時刻よりも早く、または、遅くすることを特徴とす
るアクティブマトリクス型平面表示装置である。
【0024】請求項2の発明は、前記対向電極に直流の
対向電位を印加し、前記第三の電位が、前記第二の電位
よりも低いことを特徴とする請求項1記載のアクティブ
マトリクス型平面表示装置であるである。
対向電位を印加し、前記第三の電位が、前記第二の電位
よりも低いことを特徴とする請求項1記載のアクティブ
マトリクス型平面表示装置であるである。
【0025】請求項3の発明は、前記走査線駆動回路
は、前記ゲート信号の前記第一の電位を保持する時間を
第1のタイミング信号によって生成し、前記第三の電位
を保持する時間を第1のタイミング信号とは異なる第2
のタイミング信号によって生成することを特徴とする請
求項1記載のアクティブマトリクス型平面表示装置であ
るである。
は、前記ゲート信号の前記第一の電位を保持する時間を
第1のタイミング信号によって生成し、前記第三の電位
を保持する時間を第1のタイミング信号とは異なる第2
のタイミング信号によって生成することを特徴とする請
求項1記載のアクティブマトリクス型平面表示装置であ
るである。
【0026】請求項4の発明は、前記対向電極に交流の
対向電位を印加し、前記第二の電位が前記対向電位の反
転に合わせて二段階に変化し、前記第三の電位が、前記
二段階の第二の電位の間の値をとることを特徴とする請
求項1記載のアクティブマトリクス型平面表示装置であ
るである。
対向電位を印加し、前記第二の電位が前記対向電位の反
転に合わせて二段階に変化し、前記第三の電位が、前記
二段階の第二の電位の間の値をとることを特徴とする請
求項1記載のアクティブマトリクス型平面表示装置であ
るである。
【0027】請求項5の発明は、前記光変調層が、液晶
層であることを特徴とする請求項1〜4記載のアクティ
ブマトリクス型平面表示装置であるである。
層であることを特徴とする請求項1〜4記載のアクティ
ブマトリクス型平面表示装置であるである。
【0028】請求項6の発明は、前記スイッチング素子
が、薄膜トランジスタであることを特徴とする請求項1
〜5記載のアクティブマトリクス型平面表示装置である
である。
が、薄膜トランジスタであることを特徴とする請求項1
〜5記載のアクティブマトリクス型平面表示装置である
である。
【0029】本発明のアクティブマトリクス型平面表示
装置の作用について説明する。
装置の作用について説明する。
【0030】走査線に供給されるゲート信号の第二の電
位から第三の電位に変位する時刻である補償立ち上がり
時刻を、その走査線の前段にある走査線に供給されるゲ
ート信号の第三の電位から第二の電位に変位する時刻で
あるOFF時刻よりも早くすることで、表示画面全体の
画素電極の電位の均一化を図るものである。
位から第三の電位に変位する時刻である補償立ち上がり
時刻を、その走査線の前段にある走査線に供給されるゲ
ート信号の第三の電位から第二の電位に変位する時刻で
あるOFF時刻よりも早くすることで、表示画面全体の
画素電極の電位の均一化を図るものである。
【0031】
【発明の実施の形態】(第1の実施例)以下、本発明の
第1の実施例のアクティブマトリクス型液晶表示装置1
0について、図1〜図3に基づいて説明する。
第1の実施例のアクティブマトリクス型液晶表示装置1
0について、図1〜図3に基づいて説明する。
【0032】(1)液晶表示装置10の構成
この液晶表示装置10は、有効表示領域が、例えば、対
角15インチサイズのUXGA仕様のカラー表示画素を
備えた液晶パネル12を備えている。
角15インチサイズのUXGA仕様のカラー表示画素を
備えた液晶パネル12を備えている。
【0033】この液晶パネル12は、図1に示すように
(1600×3(R,G,B))本の信号線16と、こ
の信号線16と直交して配置される1200本の走査線
18と、これら各信号線16及び走査線18の交点近傍
に配置されるTFT20を介して配置される画素電極2
2とを備えたアレイ基板14を備えている。
(1600×3(R,G,B))本の信号線16と、こ
の信号線16と直交して配置される1200本の走査線
18と、これら各信号線16及び走査線18の交点近傍
に配置されるTFT20を介して配置される画素電極2
2とを備えたアレイ基板14を備えている。
【0034】また、このアレイ基板14の対向面上方に
所定の間隙をもって配置されるカラーフィルタを備えた
対向電極基板(図示せず)と、アレイ基板14と対向電
極基板との間に配置される光変調層としての液晶(図示
せず)とを備えている。
所定の間隙をもって配置されるカラーフィルタを備えた
対向電極基板(図示せず)と、アレイ基板14と対向電
極基板との間に配置される光変調層としての液晶(図示
せず)とを備えている。
【0035】走査線18のそれぞれはTFT20のゲー
トに、信号線16のそれぞれはTFT20のドレイン
に、画素電極22のそれぞれはTFT20のソースに、
それぞれ電気的に接続されており、これにより走査線1
8に供給されるゲート信号Vgに対応して信号線16か
らの画像信号Vsigが画素電極22に書き込まれ、画
素電極22と、直流の対向電極Vcomとの電位差に基
づいて表示される。
トに、信号線16のそれぞれはTFT20のドレイン
に、画素電極22のそれぞれはTFT20のソースに、
それぞれ電気的に接続されており、これにより走査線1
8に供給されるゲート信号Vgに対応して信号線16か
らの画像信号Vsigが画素電極22に書き込まれ、画
素電極22と、直流の対向電極Vcomとの電位差に基
づいて表示される。
【0036】図2に示すように、画素電極22は、前段
の走査線18に絶縁膜を介して重畳されている。これに
よって、補助容量Csを形成している。この補助容量C
sは、少なくとも液晶容量Clcの1/2以上の容量を
有している。そして、この構成が、上記したCsオンゲ
ートタイプであることを示している。
の走査線18に絶縁膜を介して重畳されている。これに
よって、補助容量Csを形成している。この補助容量C
sは、少なくとも液晶容量Clcの1/2以上の容量を
有している。そして、この構成が、上記したCsオンゲ
ートタイプであることを示している。
【0037】信号線16は、ソースドライバ24に接続
され、このソースドライバ24はデジタルの画像データ
信号DATAをD/A変換してアナログの画像信号Vs
igを信号線16に供給する。
され、このソースドライバ24はデジタルの画像データ
信号DATAをD/A変換してアナログの画像信号Vs
igを信号線16に供給する。
【0038】走査線18は、ゲートドライバ28に接続
され、ゲート信号Vgが供給される。
され、ゲート信号Vgが供給される。
【0039】ソースドライバ24とゲートドライバ28
を制御する液晶コントローラ30を備えている。
を制御する液晶コントローラ30を備えている。
【0040】この液晶コントローラ30からはソースド
ライバ24に対して、水平クロック信号XCLK、水平
スタート信号STH、前記した画像データ信号DAT
A、極性反転信号POLが供給される。また、ゲートド
ライバ28に対しては、第1垂直クロック信号YCLK
1、垂直スタート信号STV、出力禁止信号OE及び第
2垂直クロック信号YCLK2が供給される。
ライバ24に対して、水平クロック信号XCLK、水平
スタート信号STH、前記した画像データ信号DAT
A、極性反転信号POLが供給される。また、ゲートド
ライバ28に対しては、第1垂直クロック信号YCLK
1、垂直スタート信号STV、出力禁止信号OE及び第
2垂直クロック信号YCLK2が供給される。
【0041】(2)ソースドライバ24の構成
ソースドライバ24は、シフトレジスタ、ラッチ回路及
びD/Aコンバータを含む回路で構成されている。そし
て、液晶コントローラ30から入力される水平クロック
信号XCLKと水平スタート信号STHに基づいてディ
ジタル画像データDATAから、それぞれの信号線16
にアナログの画像信号Vsigを出力する。
びD/Aコンバータを含む回路で構成されている。そし
て、液晶コントローラ30から入力される水平クロック
信号XCLKと水平スタート信号STHに基づいてディ
ジタル画像データDATAから、それぞれの信号線16
にアナログの画像信号Vsigを出力する。
【0042】(3)ゲートドライバ28の構成
ゲートドライバ28は、複数のフリップフロップがカス
ケードされたシフトレジスタと、シフトレジスタの各出
力を所定の期間、アナログの画像信号Vsigが書き込
まれた画素電極22の電位変動を補償するための第三の
電位に設定する第1ロジック部と、第1ロジック部の各
出力の立ち上がりの所定期間、及び第三の電位を保持す
るための期間を設定する第2ロジック部と、出力バッフ
ァとを含む回路で構成されている。そして、ゲートドラ
イバ28は、垂直スタート信号STV、第1垂直クロッ
ク信号YCLK1、出力禁止信号OE及び第2垂直クロ
ック信号YCLK2によって後述するゲート信号Vgを
順次出力する。
ケードされたシフトレジスタと、シフトレジスタの各出
力を所定の期間、アナログの画像信号Vsigが書き込
まれた画素電極22の電位変動を補償するための第三の
電位に設定する第1ロジック部と、第1ロジック部の各
出力の立ち上がりの所定期間、及び第三の電位を保持す
るための期間を設定する第2ロジック部と、出力バッフ
ァとを含む回路で構成されている。そして、ゲートドラ
イバ28は、垂直スタート信号STV、第1垂直クロッ
ク信号YCLK1、出力禁止信号OE及び第2垂直クロ
ック信号YCLK2によって後述するゲート信号Vgを
順次出力する。
【0043】(4)画素電極22の書き込みの状態
図3は、本実施例における画素電極22の画像信号Vs
igを書き込む状態を示した波形図である。
igを書き込む状態を示した波形図である。
【0044】以下、この図3の波形図に基づいてその書
き込み状態を説明する。
き込み状態を説明する。
【0045】ゲートドライバ28からは、TFT20を
ONするための+20Vの第一の電位と、TFT20を
OFFするための−6Vの第二の電位と、画素電極22
の電位変動を補償するための−11Vの第三の電位とを
含むゲート信号が出力される。この場合に、第一の電位
を保持する期間H1(例えば、12.7μ秒)は、第1
垂直クロック信号YCLK1によって同期して生成さ
れ、第三の電位の保持期間H2(例えば、5μ秒)は、
第2垂直クロック信号YCLK2によって同期して生成
され、1段目の走査線18から、1200段目の走査線
16へ順次出力される。なお、画像信号の反転時間であ
るH3(例えば、16.7μ秒)は、水平クロック信号
XCLKによって同期させる。
ONするための+20Vの第一の電位と、TFT20を
OFFするための−6Vの第二の電位と、画素電極22
の電位変動を補償するための−11Vの第三の電位とを
含むゲート信号が出力される。この場合に、第一の電位
を保持する期間H1(例えば、12.7μ秒)は、第1
垂直クロック信号YCLK1によって同期して生成さ
れ、第三の電位の保持期間H2(例えば、5μ秒)は、
第2垂直クロック信号YCLK2によって同期して生成
され、1段目の走査線18から、1200段目の走査線
16へ順次出力される。なお、画像信号の反転時間であ
るH3(例えば、16.7μ秒)は、水平クロック信号
XCLKによって同期させる。
【0046】ゲートドライバ28の第1ロジック部のフ
リップフロップは、シフトレジスタのフリップフロップ
からの出力を、次の段のフリップフロップからの出力に
基づいて第三の電位に設定する。例えば、TFTがNチ
ャンネルとして動作する場合には、ゲート信号の電位が
ONレベルからOFFレベルである第二の電位に低下す
る際に、画素電極22に書き込まれた電荷は各種容量と
の間で再配分され、画素電極22の電位は低下する。そ
こで、第三の電位は、画素電極22の電位の低下を補償
するように、例えば−11Vに設定される。
リップフロップは、シフトレジスタのフリップフロップ
からの出力を、次の段のフリップフロップからの出力に
基づいて第三の電位に設定する。例えば、TFTがNチ
ャンネルとして動作する場合には、ゲート信号の電位が
ONレベルからOFFレベルである第二の電位に低下す
る際に、画素電極22に書き込まれた電荷は各種容量と
の間で再配分され、画素電極22の電位は低下する。そ
こで、第三の電位は、画素電極22の電位の低下を補償
するように、例えば−11Vに設定される。
【0047】なお、TFT20がPチャンネルとして動
作する場合には、ゲート信号の電圧がONレベルからO
FFレベルに上昇する際に、画素電極22に書き込まれ
た電荷は各種容量との間で再配分され、画素電極22の
電位は上昇する。この場合、第三の電位は、OFFレベ
ル以上の電圧に設定しておく。
作する場合には、ゲート信号の電圧がONレベルからO
FFレベルに上昇する際に、画素電極22に書き込まれ
た電荷は各種容量との間で再配分され、画素電極22の
電位は上昇する。この場合、第三の電位は、OFFレベ
ル以上の電圧に設定しておく。
【0048】そして、この場合に、第三の電位を保持す
る期間H2は、前記したように、第2垂直クロック信号
YCLK2の同期によって生成する。
る期間H2は、前記したように、第2垂直クロック信号
YCLK2の同期によって生成する。
【0049】また、図3においては、ゲート信号Vgの
第二の電位から第一の電位に変化する時には、ゲート信
号Vの前の部分が前削りされ、4μ秒だけ遅く立ち上が
る状態となっている。これは、出力禁止信号OEによっ
て実現するものであり、書き込み電圧である画素電位V
pを確実に立ち上げるためである。
第二の電位から第一の電位に変化する時には、ゲート信
号Vの前の部分が前削りされ、4μ秒だけ遅く立ち上が
る状態となっている。これは、出力禁止信号OEによっ
て実現するものであり、書き込み電圧である画素電位V
pを確実に立ち上げるためである。
【0050】そして、この書き込み電圧である第一の電
位の保持期間H1は、前記したように第1垂直クロック
信号YCLK1に同期させて行う。
位の保持期間H1は、前記したように第1垂直クロック
信号YCLK1に同期させて行う。
【0051】ここで、図3におけるn段目のゲート信号
の第一の電位から第二の電位に変位する時刻(以下、O
FF時刻という)t1に注目する。
の第一の電位から第二の電位に変位する時刻(以下、O
FF時刻という)t1に注目する。
【0052】従来、n段目のゲート信号のOFF時刻と
n−1段目のゲート信号Vgにおける第三の電位から第
二の電位(以下、補償立ち上がり時刻という)t2に変
化する時刻と同じ時刻であった。
n−1段目のゲート信号Vgにおける第三の電位から第
二の電位(以下、補償立ち上がり時刻という)t2に変
化する時刻と同じ時刻であった。
【0053】しかし、本実施例では、n段目のゲート信
号VgのOFF時刻t1に対し、n−1段目のゲート信
号Vgの補償立ち上がり時刻t2を遅らせている。
号VgのOFF時刻t1に対し、n−1段目のゲート信
号Vgの補償立ち上がり時刻t2を遅らせている。
【0054】これにより、n段目のゲート信号VgのO
FF時刻t1においては、n−1段目のゲート信号Vg
の電位は第三の電位を保持したままの状態であるため、
n段目のゲート信号Vgの第一の電位から第二の電位に
立ち下がる変位状態が、n−1段目のゲート信号Vgの
電位の変化に引きずられることなく、第一の電位から第
二の電位に確実に立ち下がることができる。そのため、
走査線18に時定数が存在しても、表示画面中における
走査線18の給電側、中央、終端部におけるゲート信号
Vgの第一の変位から第二の変位への立ち下がりがほぼ
同じとなり、従来のようなフリッカが発生することがな
い。
FF時刻t1においては、n−1段目のゲート信号Vg
の電位は第三の電位を保持したままの状態であるため、
n段目のゲート信号Vgの第一の電位から第二の電位に
立ち下がる変位状態が、n−1段目のゲート信号Vgの
電位の変化に引きずられることなく、第一の電位から第
二の電位に確実に立ち下がることができる。そのため、
走査線18に時定数が存在しても、表示画面中における
走査線18の給電側、中央、終端部におけるゲート信号
Vgの第一の変位から第二の変位への立ち下がりがほぼ
同じとなり、従来のようなフリッカが発生することがな
い。
【0055】この場合に、2つの垂直クロック信号を有
しているため、第一の電位の保持期間H1と第二の電位
の保持期間H2とを異なるタイミングで生成することが
でき、n段目のゲート信号VgのOFF時刻t1に対
し、n−1段目のゲート信号Vgの補償立ち上がり時刻
を遅らせることができる。
しているため、第一の電位の保持期間H1と第二の電位
の保持期間H2とを異なるタイミングで生成することが
でき、n段目のゲート信号VgのOFF時刻t1に対
し、n−1段目のゲート信号Vgの補償立ち上がり時刻
を遅らせることができる。
【0056】また、書き込み時間である第一の電位の保
持期間H1は、従来の第一の電位の保持期間と同じであ
るため、書き込み時間も短くならず、表示不良が出るこ
とがない。
持期間H1は、従来の第一の電位の保持期間と同じであ
るため、書き込み時間も短くならず、表示不良が出るこ
とがない。
【0057】図5に基づいて、本実施例においてフリッ
カ現象が発生しない理由について詳しく説明する。
カ現象が発生しない理由について詳しく説明する。
【0058】走査線18の時定数により、ゲート信号V
gの立ち下がり状態が異なってくる。このときに、走査
線18の左側が給電側であり、右側が終端側とする。
gの立ち下がり状態が異なってくる。このときに、走査
線18の左側が給電側であり、右側が終端側とする。
【0059】そのため、図5の実線に示すように、左側
のゲート信号Vの変化は、時定数が低いため、その変化
は迅速に変化する。
のゲート信号Vの変化は、時定数が低いため、その変化
は迅速に変化する。
【0060】ところが、図5の点線に示すように、右端
のゲート信号Vgは、走査線18の時定数が大きくなる
ため、なまりが生じてくる。
のゲート信号Vgは、走査線18の時定数が大きくなる
ため、なまりが生じてくる。
【0061】従って、左端の走査線18における書き込
み電圧は、迅速に変化するゲート信号Vgに伴って確実
に書き込まれることができるが、右端ではゲート信号V
gのなまりの影響を受けることとなる。
み電圧は、迅速に変化するゲート信号Vgに伴って確実
に書き込まれることができるが、右端ではゲート信号V
gのなまりの影響を受けることとなる。
【0062】従来技術では、OFF時刻t1において、
前段の走査線18の第三の電位から第二の電位の変化に
引きずられることとなる。この場合に、左側の走査線1
8における引きずられ方と、右側の走査線18における
引きずられ方とは、異なってくるため、書き込み電圧V
pの電位が両側で変化してフリッカ現象となる。
前段の走査線18の第三の電位から第二の電位の変化に
引きずられることとなる。この場合に、左側の走査線1
8における引きずられ方と、右側の走査線18における
引きずられ方とは、異なってくるため、書き込み電圧V
pの電位が両側で変化してフリッカ現象となる。
【0063】ところが、本実施例では、前段のゲート信
号Vgの第三の電位から第二の電位に変化する電位の変
化には引きずられることがないため、ゲート信号Vgの
第一の電位から第二の電位への変化は最後まで完全に行
われることとなる。この最後まで変化する状態は、走査
線18の時定数の影響によって従来とは変わることがな
い。しかし、本実施例では前段のゲート信号Vgの変化
に引きずられないため、確実に第二の電位まで低下する
ことができる。そのため、左側の走査線18における画
素電位と右側における画素電位の書き込み状態が等しく
なり、フリッカ現象が発生することがない。
号Vgの第三の電位から第二の電位に変化する電位の変
化には引きずられることがないため、ゲート信号Vgの
第一の電位から第二の電位への変化は最後まで完全に行
われることとなる。この最後まで変化する状態は、走査
線18の時定数の影響によって従来とは変わることがな
い。しかし、本実施例では前段のゲート信号Vgの変化
に引きずられないため、確実に第二の電位まで低下する
ことができる。そのため、左側の走査線18における画
素電位と右側における画素電位の書き込み状態が等しく
なり、フリッカ現象が発生することがない。
【0064】(第2の実施例)第1の実施例では対向電
極にかかる対向電圧は直流であったが、本発明は対向電
極に交流の対向電圧をかけるコモン反転駆動法において
も実現することができる。
極にかかる対向電圧は直流であったが、本発明は対向電
極に交流の対向電圧をかけるコモン反転駆動法において
も実現することができる。
【0065】以下、図4の波形図に基づいて説明する。
【0066】図4は、コモン反転駆動法における対向電
圧Vcomが正極性の書き込み時と、負極性の書き込み
時に分けて示した波形図である。
圧Vcomが正極性の書き込み時と、負極性の書き込み
時に分けて示した波形図である。
【0067】正極性の書き込みの場合には、ゲート信号
Vgが、第一の電位であるVghから、第二に電位Vg
4に立ち下がり、以下コモン電圧Vcomの反転期間に
合わせてVg1とVg2に変化することとなる。
Vgが、第一の電位であるVghから、第二に電位Vg
4に立ち下がり、以下コモン電圧Vcomの反転期間に
合わせてVg1とVg2に変化することとなる。
【0068】従来は、この反転期間は対向電圧に同期さ
せて反転させていたが(図4における点線の状態)、第
2の実施例では、Vg4の保持期間を長くしている。
せて反転させていたが(図4における点線の状態)、第
2の実施例では、Vg4の保持期間を長くしている。
【0069】これによって、n段の走査線18における
VghからVg4に立ち下がるOFF時刻と、n−1段
のVg3からVg2に立ち上がる補償立ち上がり時刻t
2とは同じ時刻にならないために、第1の実施例と同様
にフリッカ現象を防止することができる。
VghからVg4に立ち下がるOFF時刻と、n−1段
のVg3からVg2に立ち上がる補償立ち上がり時刻t
2とは同じ時刻にならないために、第1の実施例と同様
にフリッカ現象を防止することができる。
【0070】また、負極性の書き込みも同様に、Vg3
の保持時間を従来よりも長くして、n−1段のVg3か
らVg2に立ち上がる補償立ち上がり時刻t2と、n段
の走査線18におけるVghからVg3に立ち下がるO
FF時刻t1とずらせて、フリッカ現象を防止すること
ができる。
の保持時間を従来よりも長くして、n−1段のVg3か
らVg2に立ち上がる補償立ち上がり時刻t2と、n段
の走査線18におけるVghからVg3に立ち下がるO
FF時刻t1とずらせて、フリッカ現象を防止すること
ができる。
【0071】(変更例1)第1の実施例では、第三の電
位の保持期間であるH2を予め設定された時間にしてい
たが、これに限らず、第2垂直クロック信号YCLK2
を手動によって調整することによって、各液晶表示装置
10に応じた保持期間H2にして、各液晶表示装置10
においてフリッカが発生しないように調整できるように
してもよい。
位の保持期間であるH2を予め設定された時間にしてい
たが、これに限らず、第2垂直クロック信号YCLK2
を手動によって調整することによって、各液晶表示装置
10に応じた保持期間H2にして、各液晶表示装置10
においてフリッカが発生しないように調整できるように
してもよい。
【0072】第2の実施例においても同様に手動でVg
3及びVg4の期間を調整できるようにして、各液晶表
示装置10に応じた調整を行ってフリッカ現象を防止で
きるようにしてもよい。
3及びVg4の期間を調整できるようにして、各液晶表
示装置10に応じた調整を行ってフリッカ現象を防止で
きるようにしてもよい。
【0073】(変更例2)上記各実施例では、ゲート信
号のOFF時刻t1に対し、次の段の走査線18の補償
立ち上がり時刻t2を遅らせたが、これに代えて、OF
F時刻t1より補償立ち上がり時刻t2を早くしても、
フリッカ現象を抑えることもできる。
号のOFF時刻t1に対し、次の段の走査線18の補償
立ち上がり時刻t2を遅らせたが、これに代えて、OF
F時刻t1より補償立ち上がり時刻t2を早くしても、
フリッカ現象を抑えることもできる。
【0074】
【発明の効果】以上により本発明であると、Csオンゲ
ートタイプの特徴である画素電極の画素電位の低下を補
償する電位の保持期間を、次の段の走査線におけるスイ
ッチング素子をON状態からOFF状態にする電位の変
化とはずらせた時刻にすることによって、表示画面内の
フリッカ現象の発生を防止できる。
ートタイプの特徴である画素電極の画素電位の低下を補
償する電位の保持期間を、次の段の走査線におけるスイ
ッチング素子をON状態からOFF状態にする電位の変
化とはずらせた時刻にすることによって、表示画面内の
フリッカ現象の発生を防止できる。
【図1】本発明の第1の実施例を示す液晶表示装置の回
路図である。
路図である。
【図2】本実施例における液晶表示装置10の構成図で
ある。
ある。
【図3】画素電極に書き込みを行う場合の波形図であ
る。
る。
【図4】第2の実施例における画素電極に書き込みを行
う場合の波形図である。
う場合の波形図である。
【図5】ゲート信号の波形を示したものであり、実線は
左端の波形図であり、点線は右端のなまった状態の波形
図である。
左端の波形図であり、点線は右端のなまった状態の波形
図である。
【図6】従来における画素電極に書き込みを行う場合の
波形図である。
波形図である。
10 液晶表示装置
12 液晶パネル
14 アレイ基板
16 信号線
18 走査線
20 TFT
22 画素電極
24 ソースドライバ
28 ゲートドライバ
30 液晶コントローラ
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
G09G 3/20 G09G 3/20 622D
Fターム(参考) 2H093 NC03 NC09 NC34 NC35 ND10
ND33 ND36
5C006 AA01 AA16 AA22 AC22 AC25
AF46 AF50 AF52 AF71 BB16
BC03 BC06 BC12 BF03 BF04
BF06 BF15 FA14 FA16 FA18
FA22 FA23 FA26 FA37
5C080 AA10 BB05 CC03 DD05 DD06
DD07 EE19 EE29 EE30 FF11
GG12 JJ02 JJ04 JJ06 KK01
KK43
Claims (6)
- 【請求項1】互いに直交して配置される複数本の信号線
及び走査線と、この信号線と走査線との交点近傍にスイ
ッチング素子を介して配置される画素電極とを備えたア
レイ基板と、 前記アレイ基板に対して対向電極を構成する対向基板
と、 前記アレイ基板と前記対向基板との間に配された光変調
層と、 画像信号を前記信号線へ供給する信号線駆動回路と、 前記スイッチング素子をON状態にして前記画像信号を
前記画素電極に書き込むゲート信号を前記走査線へ供給
する走査線駆動回路と、 を有し、 前記ゲート信号が順次供給される走査方向に対して前段
の走査線と交差するように前記画素電極が少なくとも突
出し、 前記ゲート信号が、 前記スイッチング素子をON状態にするための第一の電
位と、 前記スイッチング素子をOFF状態にするための第二の
電位と、 前記第一の電位及び前記第二の電位とは異なり、前記第
一の電位で書き込まれた前記画素電極の画素電位の低下
を補償する第三の電位とから少なくとも構成され、 前記画素電極の画素電位を保持する期間は、前記第二の
電位であるアクティブマトリクス型平面表示装置におい
て、 前記走査線駆動回路は、 前記走査線に供給されるゲート信号の前記第二の電位か
ら前記第三の電位に変位する時刻であるOFF時刻を、
前記走査線の前段にある走査線に供給されるゲート信号
の第三の電位から第二の電位に変位する時刻である補償
立ち上がり時刻よりも早く、または、遅くすることを特
徴とするアクティブマトリクス型平面表示装置。 - 【請求項2】前記対向電極に直流の対向電位を印加し、 前記第三の電位が、前記第二の電位よりも低いことを特
徴とする請求項1記載のアクティブマトリクス型平面表
示装置。 - 【請求項3】前記走査線駆動回路は、 前記ゲート信号の前記第一の電位を保持する時間を第1
のタイミング信号によって生成し、前記第三の電位を保
持する時間を第1のタイミング信号とは異なる第2のタ
イミング信号によって生成することを特徴とする請求項
1記載のアクティブマトリクス型平面表示装置。 - 【請求項4】前記対向電極に交流の対向電位を印加し、 前記第二の電位が前記対向電位の反転に合わせて二段階
に変化し、 前記第三の電位が、前記二段階の第二の電位の間の値を
とることを特徴とする請求項1記載のアクティブマトリ
クス型平面表示装置。 - 【請求項5】前記光変調層が、液晶層であることを特徴
とする請求項1〜4記載のアクティブマトリクス型平面
表示装置。 - 【請求項6】前記スイッチング素子が、薄膜トランジス
タであることを特徴とする請求項1〜5記載のアクティ
ブマトリクス型平面表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001379257A JP2003177725A (ja) | 2001-12-12 | 2001-12-12 | アクティブマトリクス型平面表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001379257A JP2003177725A (ja) | 2001-12-12 | 2001-12-12 | アクティブマトリクス型平面表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003177725A true JP2003177725A (ja) | 2003-06-27 |
Family
ID=19186700
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001379257A Pending JP2003177725A (ja) | 2001-12-12 | 2001-12-12 | アクティブマトリクス型平面表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003177725A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005099746A (ja) * | 2003-08-25 | 2005-04-14 | Sharp Corp | 液晶表示装置およびその駆動方法 |
WO2009116200A1 (ja) * | 2008-03-18 | 2009-09-24 | シャープ株式会社 | 表示装置およびその駆動方法 |
KR101319971B1 (ko) * | 2006-08-14 | 2013-10-21 | 삼성디스플레이 주식회사 | 액정 표시 장치 및 그 구동방법 |
KR20140064730A (ko) | 2011-09-07 | 2014-05-28 | 히데오 카와노 | 액티브 매트릭스형 액정표시장치 |
US20240119884A1 (en) * | 2022-10-11 | 2024-04-11 | Tcl China Star Optoelectronics Technology Co., Ltd. | Display device and display charging method |
-
2001
- 2001-12-12 JP JP2001379257A patent/JP2003177725A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005099746A (ja) * | 2003-08-25 | 2005-04-14 | Sharp Corp | 液晶表示装置およびその駆動方法 |
US7961165B2 (en) | 2003-08-25 | 2011-06-14 | Sharp Kabushiki Kaisha | Liquid crystal display device and method for driving the same |
KR101319971B1 (ko) * | 2006-08-14 | 2013-10-21 | 삼성디스플레이 주식회사 | 액정 표시 장치 및 그 구동방법 |
WO2009116200A1 (ja) * | 2008-03-18 | 2009-09-24 | シャープ株式会社 | 表示装置およびその駆動方法 |
US20100309394A1 (en) * | 2008-03-18 | 2010-12-09 | Sharp Kabushiki Kaisha | Display device and drive method for the same |
KR20140064730A (ko) | 2011-09-07 | 2014-05-28 | 히데오 카와노 | 액티브 매트릭스형 액정표시장치 |
US9244315B2 (en) | 2011-09-07 | 2016-01-26 | Hideo Kawano | Active matrix display device |
US20240119884A1 (en) * | 2022-10-11 | 2024-04-11 | Tcl China Star Optoelectronics Technology Co., Ltd. | Display device and display charging method |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8902203B2 (en) | Liquid crystal display and pulse adjustment circuit thereof | |
KR100602761B1 (ko) | 액정 표시 장치 및 그 구동 방법 | |
US8325126B2 (en) | Liquid crystal display with reduced image flicker and driving method thereof | |
JP4719330B2 (ja) | 液晶表示装置及びその駆動方法 | |
JP3428550B2 (ja) | 液晶表示装置 | |
KR100292768B1 (ko) | 액티브매트릭스형액정표시장치및그구동방법 | |
US8619015B2 (en) | Liquid crystal display and method of driving the same | |
KR100433064B1 (ko) | 액정표시장치 및 그 구동제어방법 | |
US8614697B2 (en) | Display apparatus and method of driving the same | |
JP2005292793A (ja) | 液晶表示装置の駆動方法 | |
US7705822B2 (en) | Liquid crystal display | |
JP2015018064A (ja) | 表示装置 | |
JP2004325808A (ja) | 液晶表示装置およびその駆動方法 | |
JP3844668B2 (ja) | 液晶表示装置の駆動方法及び駆動回路 | |
JPH0915560A (ja) | 液晶表示装置及び液晶表示素子の駆動方法 | |
JP2007065454A (ja) | 表示装置の駆動方法および表示装置 | |
US20060007084A1 (en) | Liquid crystal display device and method of driving liquid crystal display device | |
JP2004354742A (ja) | 液晶表示装置、液晶表示装置の駆動方法および製造方法 | |
JP2006078588A (ja) | 液晶表示装置及び液晶表示装置の駆動方法 | |
JP2003177725A (ja) | アクティブマトリクス型平面表示装置 | |
JP2002099256A (ja) | 平面表示装置 | |
KR100878235B1 (ko) | 액정 표시 장치 및 그 구동 방법 | |
CN113870806A (zh) | 用于双闸极显示器的补偿系统和方法 | |
KR100984358B1 (ko) | 액정 표시 장치 및 그 구동 장치 | |
US20130321367A1 (en) | Display device |