JP2003170882A - 自動二輪車のフレーム構造 - Google Patents
自動二輪車のフレーム構造Info
- Publication number
- JP2003170882A JP2003170882A JP2001370273A JP2001370273A JP2003170882A JP 2003170882 A JP2003170882 A JP 2003170882A JP 2001370273 A JP2001370273 A JP 2001370273A JP 2001370273 A JP2001370273 A JP 2001370273A JP 2003170882 A JP2003170882 A JP 2003170882A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tank rail
- frame
- aluminum
- frame structure
- cast
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 35
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 claims abstract description 35
- 238000005266 casting Methods 0.000 abstract 1
- 238000001125 extrusion Methods 0.000 abstract 1
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 14
- 239000002828 fuel tank Substances 0.000 description 13
- 239000000725 suspension Substances 0.000 description 6
- 235000012438 extruded product Nutrition 0.000 description 4
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 4
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 4
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 2
- AZDRQVAHHNSJOQ-UHFFFAOYSA-N alumane Chemical group [AlH3] AZDRQVAHHNSJOQ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000013016 damping Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000005489 elastic deformation Effects 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 230000013011 mating Effects 0.000 description 1
- 230000035939 shock Effects 0.000 description 1
- 239000013585 weight reducing agent Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 フレームの軽量化とコストダウンを図ること
ができるとともに、フレームを高精度且つ容易に組み付
けることができる自動二輪車のフレーム構造を提供する
こと。 【構成】 ヘッドパイプ3を含むアルミダイキャスト又
はアルミ鋳造品である左右一対のフロントフレーム4を
ボルト結合によって一体化するとともに、該フロントフ
レーム4にアルミの押出成形品であるタンクレール5を
ボルト結合して自動二輪車のフレーム構造を構成する。
本発明によれば、左右一対のフロントフレーム4をアル
ミダイキャスト又はアルミ鋳造品で構成して両者をボル
ト結合によって一体化し、このフロントフレーム4にア
ルミの押出成形品であるタンクレール5をボルト結合す
るようにしたため、これらのフロントフレーム4とタン
クレール5の薄肉化によってフレーム2全体の軽量化と
コストダウンを図ることができる。
ができるとともに、フレームを高精度且つ容易に組み付
けることができる自動二輪車のフレーム構造を提供する
こと。 【構成】 ヘッドパイプ3を含むアルミダイキャスト又
はアルミ鋳造品である左右一対のフロントフレーム4を
ボルト結合によって一体化するとともに、該フロントフ
レーム4にアルミの押出成形品であるタンクレール5を
ボルト結合して自動二輪車のフレーム構造を構成する。
本発明によれば、左右一対のフロントフレーム4をアル
ミダイキャスト又はアルミ鋳造品で構成して両者をボル
ト結合によって一体化し、このフロントフレーム4にア
ルミの押出成形品であるタンクレール5をボルト結合す
るようにしたため、これらのフロントフレーム4とタン
クレール5の薄肉化によってフレーム2全体の軽量化と
コストダウンを図ることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動二輪車のフレ
ーム構造に関する。
ーム構造に関する。
【0002】
【従来の技術】自動二輪車のフレームは、例えば車体前
方上部に位置するヘッドパイプ、該ヘッドから車体後方
へ延出するタンクレールやダウンチューブ、これらのタ
ンクレールやダウンチューブに連結されるリヤアームブ
ラケット、該リヤアームから車体後方へ延びるシートレ
ールやバックステー等の構成部品を含んで構成される
が、これらの構成部品は一般的には溶接によって結合さ
れていた。
方上部に位置するヘッドパイプ、該ヘッドから車体後方
へ延出するタンクレールやダウンチューブ、これらのタ
ンクレールやダウンチューブに連結されるリヤアームブ
ラケット、該リヤアームから車体後方へ延びるシートレ
ールやバックステー等の構成部品を含んで構成される
が、これらの構成部品は一般的には溶接によって結合さ
れていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のよう
にフレームの構成部品を溶接によって結合すると、各構
成部品に溶接による熱歪みが生じ、フレームに高精度を
確保することができないばかりか、特に構成部品がアル
ミニウムで構成されている場合は溶接に熟練を要し、生
産性が悪いという問題があった。
にフレームの構成部品を溶接によって結合すると、各構
成部品に溶接による熱歪みが生じ、フレームに高精度を
確保することができないばかりか、特に構成部品がアル
ミニウムで構成されている場合は溶接に熟練を要し、生
産性が悪いという問題があった。
【0004】又、フレームの各構成部品の薄肉化及び軽
量化が困難であり、フレーム全体が高重量化及び高コス
ト化するという問題もあった。
量化が困難であり、フレーム全体が高重量化及び高コス
ト化するという問題もあった。
【0005】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、フレームの軽量化とコストダ
ウンを図ることができるとともに、フレームを高精度且
つ容易に組み付けることができる自動二輪車のフレーム
構造を提供することにある。
で、その目的とする処は、フレームの軽量化とコストダ
ウンを図ることができるとともに、フレームを高精度且
つ容易に組み付けることができる自動二輪車のフレーム
構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、ヘッドパイプを含むアルミ
ダイキャスト又はアルミ鋳造品である左右一対のフロン
トフレームをボルト結合によって一体化するとともに、
該フロントフレームにアルミの押出成形品であるタンク
レールをボルト結合して自動二輪車のフレーム構造を構
成したことを特徴とする。
め、請求項1記載の発明は、ヘッドパイプを含むアルミ
ダイキャスト又はアルミ鋳造品である左右一対のフロン
トフレームをボルト結合によって一体化するとともに、
該フロントフレームにアルミの押出成形品であるタンク
レールをボルト結合して自動二輪車のフレーム構造を構
成したことを特徴とする。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記フロントフレームに前記タンクレール
の押出し断面形状部を直接ボルト結合したことを特徴と
する。
明において、前記フロントフレームに前記タンクレール
の押出し断面形状部を直接ボルト結合したことを特徴と
する。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、前記タンクレールの断面に長さ方向
に連続する縦壁状のリブを一体に形成し、該リブにボル
トの頭部の一部が重なるようにしてタンクレールとフロ
ントフレームを結合したことを特徴とする。
載の発明において、前記タンクレールの断面に長さ方向
に連続する縦壁状のリブを一体に形成し、該リブにボル
トの頭部の一部が重なるようにしてタンクレールとフロ
ントフレームを結合したことを特徴とする。
【0009】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明において、前記リブを幅方向に2つ設けて前記タンク
レールの断面を目の字状とするとともに、該タンクレー
ルの目の字状断面の幅方向両端に形成される空間にボル
トをそれぞれ貫通させてこれを締め付けたことを特徴と
する。
明において、前記リブを幅方向に2つ設けて前記タンク
レールの断面を目の字状とするとともに、該タンクレー
ルの目の字状断面の幅方向両端に形成される空間にボル
トをそれぞれ貫通させてこれを締め付けたことを特徴と
する。
【0010】請求項5記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、前記フロントフレームでエンジンの
クランクケースとシリンダヘッドを懸架したことを特徴
とする。
載の発明において、前記フロントフレームでエンジンの
クランクケースとシリンダヘッドを懸架したことを特徴
とする。
【0011】請求項6記載の発明は、請求項1〜5の何
れかに記載の発明において、アルミダイキャスト又はア
ルミ鋳造品である左右一対のリヤアームブラケットを前
記タンクレールにボルト結合したことを特徴とする。
れかに記載の発明において、アルミダイキャスト又はア
ルミ鋳造品である左右一対のリヤアームブラケットを前
記タンクレールにボルト結合したことを特徴とする。
【0012】従って、請求項1記載の発明によれば、左
右一対のフロントフレームをアルミダイキャスト又はア
ルミ鋳造品で構成して両者をボルト結合によって一体化
し、このフロントフレームにアルミの押出成形品である
タンクレールをボルト結合するようにしたため、これら
のフロントフレームとタンクレールの薄肉化によってフ
レーム全体の軽量化とコストダウンを図ることができ
る。又、左右一対のフロントフレームの結合及び該フロ
ントフレームとタンクレールとの結合は溶接によらずボ
ルトによってなされるため、溶接による熱歪みの問題が
発生せず、フレームに高精度を確保することができると
ともに、溶接に熟練を要するアルミニウム部品を容易に
組み付けることができる。
右一対のフロントフレームをアルミダイキャスト又はア
ルミ鋳造品で構成して両者をボルト結合によって一体化
し、このフロントフレームにアルミの押出成形品である
タンクレールをボルト結合するようにしたため、これら
のフロントフレームとタンクレールの薄肉化によってフ
レーム全体の軽量化とコストダウンを図ることができ
る。又、左右一対のフロントフレームの結合及び該フロ
ントフレームとタンクレールとの結合は溶接によらずボ
ルトによってなされるため、溶接による熱歪みの問題が
発生せず、フレームに高精度を確保することができると
ともに、溶接に熟練を要するアルミニウム部品を容易に
組み付けることができる。
【0013】請求項2記載の発明によれば、押出成形品
であるタンクレールの端部にブラケット等の別部品を溶
接することなくフロントフレームに直接ボルト結合した
ため、部品点数を削減してフレームの軽量化とコストダ
ウンを図ることができる。
であるタンクレールの端部にブラケット等の別部品を溶
接することなくフロントフレームに直接ボルト結合した
ため、部品点数を削減してフレームの軽量化とコストダ
ウンを図ることができる。
【0014】請求項3記載の発明によれば、タンクレー
ルの断面に形成されたリブにボルトの頭部の一部が重な
るようにしてタンクレールとフロントフレームを結合す
る構成を採用し、請求項4記載の発明によれば、タンク
レールの目の字状断面の幅方向両端に形成される空間に
ボルトをそれぞれ貫通させてこれを締め付けたため、タ
ンクレールのリブによって補強された部分でボルトの締
付力が受けられ、タンクレールに潰れ等が発生すること
がない。
ルの断面に形成されたリブにボルトの頭部の一部が重な
るようにしてタンクレールとフロントフレームを結合す
る構成を採用し、請求項4記載の発明によれば、タンク
レールの目の字状断面の幅方向両端に形成される空間に
ボルトをそれぞれ貫通させてこれを締め付けたため、タ
ンクレールのリブによって補強された部分でボルトの締
付力が受けられ、タンクレールに潰れ等が発生すること
がない。
【0015】請求項5記載の発明によれば、フロントフ
レームでエンジンのクランクケースとシリンダヘッドを
懸架したため、懸架ブラケットを設けにくい押出成形品
であるタンクレールでエンジンを懸架する必要がなく、
該タンクレールの構造単純化と薄肉化及び軽量化を図る
ことができる。
レームでエンジンのクランクケースとシリンダヘッドを
懸架したため、懸架ブラケットを設けにくい押出成形品
であるタンクレールでエンジンを懸架する必要がなく、
該タンクレールの構造単純化と薄肉化及び軽量化を図る
ことができる。
【0016】請求項6記載の発明によれば、左右一対の
リヤアームブラケットをアルミダイキャスト又はアルミ
鋳造品で構成し、これらを左右一対のタンクレールにボ
ルト結合したため、フレームの更なる軽量化とコストダ
ウンを図ることができる。
リヤアームブラケットをアルミダイキャスト又はアルミ
鋳造品で構成し、これらを左右一対のタンクレールにボ
ルト結合したため、フレームの更なる軽量化とコストダ
ウンを図ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
図面に基づいて説明する。
【0018】図1は本発明に係るフレーム構造を備える
自動二輪車1の基本構造を示す左側面図であり、図示の
自動二輪車1のフレーム2は、ヘッドパイプ3を含むフ
ロントフレーム4と、該フロントフレーム4に前端が締
結された左右一対のタンクレール5と、該タンクレール
5の後端に締結された左右一対のリヤアームブラケット
6と、該リヤアームブラケット6から車体後方に向かっ
て斜め上方に延びる左右一対のシートレール7及びバッ
クステー8とで構成されている。
自動二輪車1の基本構造を示す左側面図であり、図示の
自動二輪車1のフレーム2は、ヘッドパイプ3を含むフ
ロントフレーム4と、該フロントフレーム4に前端が締
結された左右一対のタンクレール5と、該タンクレール
5の後端に締結された左右一対のリヤアームブラケット
6と、該リヤアームブラケット6から車体後方に向かっ
て斜め上方に延びる左右一対のシートレール7及びバッ
クステー8とで構成されている。
【0019】上記フレーム2の一部を構成する前記フロ
ントフレーム4の前端に位置するヘッドパイプ3には不
図示のステアリング軸が回動可能に挿通しており、この
ステアリング軸の上端には不図示のハンドルが取り付け
られている。又、ステアリング軸の下部にはフロントフ
ォーク9の上部が取り付けられており、このフロントフ
ォーク9の下端部には前輪10が回転自在に軸支されて
いる。
ントフレーム4の前端に位置するヘッドパイプ3には不
図示のステアリング軸が回動可能に挿通しており、この
ステアリング軸の上端には不図示のハンドルが取り付け
られている。又、ステアリング軸の下部にはフロントフ
ォーク9の上部が取り付けられており、このフロントフ
ォーク9の下端部には前輪10が回転自在に軸支されて
いる。
【0020】更に、前記ヘッドパイプ3の後方には燃料
タンク11が前記タンクレール5上に沿って配置されて
おり、その下方には駆動源であるエンジン12が前記フ
ロントフレーム4とリヤアームブラケット6に懸架され
て配されている。
タンク11が前記タンクレール5上に沿って配置されて
おり、その下方には駆動源であるエンジン12が前記フ
ロントフレーム4とリヤアームブラケット6に懸架され
て配されている。
【0021】ここで、エンジン12は水冷4サイクルエ
ンジンであって、その前方にはラジエータ13を備え、
シリンダヘッド12aの排気系から車体前方へ導出され
た排気管14は、下方に向かって延びた後に車体後方へ
折り曲げられ、車体後方に向かって斜め上方に延設さ
れ、その後端部には排気マフラー15が接続されてい
る。尚、排気マフラー15は、V字状のステー16を介
して前記バックステー8に支持されている。
ンジンであって、その前方にはラジエータ13を備え、
シリンダヘッド12aの排気系から車体前方へ導出され
た排気管14は、下方に向かって延びた後に車体後方へ
折り曲げられ、車体後方に向かって斜め上方に延設さ
れ、その後端部には排気マフラー15が接続されてい
る。尚、排気マフラー15は、V字状のステー16を介
して前記バックステー8に支持されている。
【0022】又、左右一対の前記リヤアームブラケット
6には、左右一対のリヤアーム17の各前端がピボット
軸18によって上下に回動可能に軸支されており、該リ
ヤアーム17の後端部には後輪19が回転自在に軸支さ
れている。そして、リヤアーム17の前方上部とリヤア
ームブラケット6との間にはリヤクッション20が介設
されており、リヤアーム17とこれに支持された後輪1
9はリヤクッション20を介してフレーム2に懸架さ
れ、後輪19が路面から受ける衝撃はリヤクッション2
0において発生する減衰力によって吸収緩和されて自動
二輪車1の乗心地性が高められる。
6には、左右一対のリヤアーム17の各前端がピボット
軸18によって上下に回動可能に軸支されており、該リ
ヤアーム17の後端部には後輪19が回転自在に軸支さ
れている。そして、リヤアーム17の前方上部とリヤア
ームブラケット6との間にはリヤクッション20が介設
されており、リヤアーム17とこれに支持された後輪1
9はリヤクッション20を介してフレーム2に懸架さ
れ、後輪19が路面から受ける衝撃はリヤクッション2
0において発生する減衰力によって吸収緩和されて自動
二輪車1の乗心地性が高められる。
【0023】次に、本発明に係るフレーム構造の具体的
構成を図2〜図10に基づいて説明する。尚、図2はフ
レームの左側面図、図3は図2のA−A線断面図、図4
は図2のB−B線断面図、図5はフロントフレームの平
面図、図6は図5の矢視C−C線方向の図、図7は図6
のD−D線断面図、図8はリヤアームブラケットの左側
面図、図9は図8のE−E線断面図、図10はリヤアー
ムブラケットの後面図(図8の矢視F方向の図)であ
る。
構成を図2〜図10に基づいて説明する。尚、図2はフ
レームの左側面図、図3は図2のA−A線断面図、図4
は図2のB−B線断面図、図5はフロントフレームの平
面図、図6は図5の矢視C−C線方向の図、図7は図6
のD−D線断面図、図8はリヤアームブラケットの左側
面図、図9は図8のE−E線断面図、図10はリヤアー
ムブラケットの後面図(図8の矢視F方向の図)であ
る。
【0024】フレーム2を構成する左右一対の前記フロ
ントフレーム4と前記リヤアームブラケット6はアルミ
ダイキャスト又はアルミ鋳造品であり、左右一対の前記
タンクレール5はアルミの押出成形品であり、これらが
ボルト結合されることによってフレーム2が組み付けら
れる。
ントフレーム4と前記リヤアームブラケット6はアルミ
ダイキャスト又はアルミ鋳造品であり、左右一対の前記
タンクレール5はアルミの押出成形品であり、これらが
ボルト結合されることによってフレーム2が組み付けら
れる。
【0025】ここで、各タンクレール5の断面には、図
3及び図4に示すように、長さ方向に(図3及び図4の
紙面垂直方向)連続する縦壁状の2つのリブ5aが幅方
向(図3及び図4において上下方向)に一体に形成され
ており、該タンクレール5の断面はリブ5aによって目
の字状を成している。
3及び図4に示すように、長さ方向に(図3及び図4の
紙面垂直方向)連続する縦壁状の2つのリブ5aが幅方
向(図3及び図4において上下方向)に一体に形成され
ており、該タンクレール5の断面はリブ5aによって目
の字状を成している。
【0026】ところで、図5及び図6に示すように、左
右の各フロントフレーム4は、ヘッドパイプ3の半分を
構成する半割れパイプ部3aとこれら下方へ一体に延出
するダウンチューブ部4bを備えており、ダウンチュー
ブ部4bの中間部と下端部にはエンジン懸架ボス21,
22が形成され、各エンジン懸架用ボス21,22には
ボルト挿通孔21a,22a(図6参照)が形成されて
いる。
右の各フロントフレーム4は、ヘッドパイプ3の半分を
構成する半割れパイプ部3aとこれら下方へ一体に延出
するダウンチューブ部4bを備えており、ダウンチュー
ブ部4bの中間部と下端部にはエンジン懸架ボス21,
22が形成され、各エンジン懸架用ボス21,22には
ボルト挿通孔21a,22a(図6参照)が形成されて
いる。
【0027】又、図7に示すように、左右のフロントフ
レーム4の相対向する部分には凹部4bが形成されてお
り、両フロントフレーム4の内側には、屈曲成形された
針金23がその両端部を前記凹部4bに嵌め込むことに
よって固定されており、この針金23によってスロット
ルケーブルやワイヤーハーネス等のケーブル類24(図
6参照)が支持されている。
レーム4の相対向する部分には凹部4bが形成されてお
り、両フロントフレーム4の内側には、屈曲成形された
針金23がその両端部を前記凹部4bに嵌め込むことに
よって固定されており、この針金23によってスロット
ルケーブルやワイヤーハーネス等のケーブル類24(図
6参照)が支持されている。
【0028】而して、図3に示すように、左右のフロン
トフレーム4の外面の一部には凹部が形成されており、
該凹部にはタンクレール5の前端部が外側から嵌め込ま
れ、左右のフロントフレーム4とタンクレール5に挿通
する2本の長尺ボルト25とこれの端部に螺合するナッ
ト26によって締付一体化され、左右一対のフロントフ
レーム4がヘッドパイプ3部分の上下4本のボルトと長
尺ボルト25によって一体化されるとともに、この一体
化されたフロントフレーム4に左右のタンクレール5が
共締めによって締着される。
トフレーム4の外面の一部には凹部が形成されており、
該凹部にはタンクレール5の前端部が外側から嵌め込ま
れ、左右のフロントフレーム4とタンクレール5に挿通
する2本の長尺ボルト25とこれの端部に螺合するナッ
ト26によって締付一体化され、左右一対のフロントフ
レーム4がヘッドパイプ3部分の上下4本のボルトと長
尺ボルト25によって一体化されるとともに、この一体
化されたフロントフレーム4に左右のタンクレール5が
共締めによって締着される。
【0029】ここで、図3に示すように、タンクレール
5の目の字状断面の幅方向両端に形成される空間にボル
ト25がそれぞれ貫通されており、各ボルト25はその
頭部の一部がリブ5aに重なるように位置しており、こ
のボルト25によってタンクレール5とフロントフレー
ム4が結合される。この結果、タンクレール5のリブ5
aによって補強された部分でボルト25の締付力が受け
られ、ボルト25の締付力によってタンクレール5に潰
れ等が発生することがない。
5の目の字状断面の幅方向両端に形成される空間にボル
ト25がそれぞれ貫通されており、各ボルト25はその
頭部の一部がリブ5aに重なるように位置しており、こ
のボルト25によってタンクレール5とフロントフレー
ム4が結合される。この結果、タンクレール5のリブ5
aによって補強された部分でボルト25の締付力が受け
られ、ボルト25の締付力によってタンクレール5に潰
れ等が発生することがない。
【0030】又、本実施の形態では、タンクレール5の
端部にブラケット等の別部品を溶接することなくフロン
トフレーム4に直接ボルト結合したため、部品点数を削
減してフレーム2の軽量化とコストダウンを図ることが
できる。
端部にブラケット等の別部品を溶接することなくフロン
トフレーム4に直接ボルト結合したため、部品点数を削
減してフレーム2の軽量化とコストダウンを図ることが
できる。
【0031】他方、アルミダイキャスト又はアルミ鋳造
品である前記各リヤアームブラケット6は、図4に示す
ように、そのチャンネル状部分が各タンクレール5の後
端部外面に当てられるように配され、該リヤアームブラ
ケット6とタンクレール5に外側から挿通する2本のボ
ルト27とこれのタンクレール5の内面から突出する端
部に螺合するナット28によってタンクレール5に締結
される。
品である前記各リヤアームブラケット6は、図4に示す
ように、そのチャンネル状部分が各タンクレール5の後
端部外面に当てられるように配され、該リヤアームブラ
ケット6とタンクレール5に外側から挿通する2本のボ
ルト27とこれのタンクレール5の内面から突出する端
部に螺合するナット28によってタンクレール5に締結
される。
【0032】尚、この場合も、図4に示すように、タン
クレール5の目の字状断面の幅方向両端に形成される空
間にボルト27がそれぞれ貫通されており、各ボルト2
7はその頭部の一部がリブ5aに重なるように位置して
おり、このボルト27によってリヤアームブラケット6
とタンクレール5が結合される。この結果、タンクレー
ル5のリブ5aによって補強された部分でボルト27の
締付力が受けられ、ボルト27の締付力によってタンク
レール5に潰れ等が発生することがない。
クレール5の目の字状断面の幅方向両端に形成される空
間にボルト27がそれぞれ貫通されており、各ボルト2
7はその頭部の一部がリブ5aに重なるように位置して
おり、このボルト27によってリヤアームブラケット6
とタンクレール5が結合される。この結果、タンクレー
ル5のリブ5aによって補強された部分でボルト27の
締付力が受けられ、ボルト27の締付力によってタンク
レール5に潰れ等が発生することがない。
【0033】又、本実施の形態では、タンクレール5の
端部にブラケット等の別部品を溶接することなくリヤア
ームブラケット6に直接ボルト結合したため、部品点数
を削減してフレーム2の軽量化とコストダウンを図るこ
とができる。
端部にブラケット等の別部品を溶接することなくリヤア
ームブラケット6に直接ボルト結合したため、部品点数
を削減してフレーム2の軽量化とコストダウンを図るこ
とができる。
【0034】ここで、図8及び図9に示すように、各リ
ヤアームブラケット6のタンクレール5の後端部が嵌め
込まれる部分に近接してリブ6aが形成されており、タ
ンクレール5の後端部が嵌め込まれる部分はこのリブ6
aによって補強されているため、この部分の剛性が高め
られる。
ヤアームブラケット6のタンクレール5の後端部が嵌め
込まれる部分に近接してリブ6aが形成されており、タ
ンクレール5の後端部が嵌め込まれる部分はこのリブ6
aによって補強されているため、この部分の剛性が高め
られる。
【0035】尚、図8及び図10に示すように、各リヤ
アームブラケット6には、エンジン懸架用ボス29,3
0とリヤクッション用ボス31が形成されており、各ボ
ス29,30,31にはボルト挿通孔29a,30a,
31aがそれぞれ形成されている。そして、各リヤアー
ムブラケット6の上部に一体に立設されたアーム部6b
の内面にはストッパ6cが一体に突設されている。
アームブラケット6には、エンジン懸架用ボス29,3
0とリヤクッション用ボス31が形成されており、各ボ
ス29,30,31にはボルト挿通孔29a,30a,
31aがそれぞれ形成されている。そして、各リヤアー
ムブラケット6の上部に一体に立設されたアーム部6b
の内面にはストッパ6cが一体に突設されている。
【0036】ところで、本実施の形態では、前記エンジ
ン12は、図2に示すように、アルミダイキャスト又は
アルミ鋳造品であるフロントフレーム4とリヤアームブ
ラケット6によってシリンダヘッド12aとクランクケ
ース12bが懸架されている。即ち、図2に示すよう
に、フロントフレーム4とリヤアームブラケット6に形
成されたボルト挿通孔21a,29a(図6及び図8参
照)に挿通するボルト32によってエンジン12のシリ
ンダヘッド12aが懸架され、フロントフレーム4とリ
ヤアームブラケット6に形成されたボルト挿通孔22
a,30a(図6及び図8参照)に挿通するボルト33
によってエンジン12のクランクケース12bがそれぞ
れ懸架されている。
ン12は、図2に示すように、アルミダイキャスト又は
アルミ鋳造品であるフロントフレーム4とリヤアームブ
ラケット6によってシリンダヘッド12aとクランクケ
ース12bが懸架されている。即ち、図2に示すよう
に、フロントフレーム4とリヤアームブラケット6に形
成されたボルト挿通孔21a,29a(図6及び図8参
照)に挿通するボルト32によってエンジン12のシリ
ンダヘッド12aが懸架され、フロントフレーム4とリ
ヤアームブラケット6に形成されたボルト挿通孔22
a,30a(図6及び図8参照)に挿通するボルト33
によってエンジン12のクランクケース12bがそれぞ
れ懸架されている。
【0037】而して、上述のようにアルミダイキャスト
又はアルミ鋳造品であるフロントフレーム4とリヤアー
ムブラケット6によってエンジン12のシリンダヘッド
12aとクランクケース12bを懸架する構成を採用し
たため、懸架ブラケットを設けにくい押出成形品である
タンクレール5でエンジン12を懸架する必要がなく、
該タンクレール5の構造単純化と薄肉化及び軽量化を図
ることができる。
又はアルミ鋳造品であるフロントフレーム4とリヤアー
ムブラケット6によってエンジン12のシリンダヘッド
12aとクランクケース12bを懸架する構成を採用し
たため、懸架ブラケットを設けにくい押出成形品である
タンクレール5でエンジン12を懸架する必要がなく、
該タンクレール5の構造単純化と薄肉化及び軽量化を図
ることができる。
【0038】又、左右のリヤアームブラケット6はエン
ジン12とリヤアーム17のピボット部及びリヤクッシ
ョン20の取付部を介して互いに結合され、これらを連
結するためのクロス部材が不要となるため、部品点数が
削減されるとともに、溶接も不要となり、これによって
フレーム2の軽量化とコストダウンを図ることができ
る。
ジン12とリヤアーム17のピボット部及びリヤクッシ
ョン20の取付部を介して互いに結合され、これらを連
結するためのクロス部材が不要となるため、部品点数が
削減されるとともに、溶接も不要となり、これによって
フレーム2の軽量化とコストダウンを図ることができ
る。
【0039】更に、図2に示すように、リヤアームブラ
ケット6のエンジン懸架部とリヤクッション20の取付
部の間の距離を長くしたため、リヤクッション20から
の荷重がエンジン12のクランクケース12bに及んで
該クランクケース12bの変形を招くことがなく、クラ
ンクケース12bとシリンダヘッド12aとの合面から
のオイル漏れを防ぐことができる。
ケット6のエンジン懸架部とリヤクッション20の取付
部の間の距離を長くしたため、リヤクッション20から
の荷重がエンジン12のクランクケース12bに及んで
該クランクケース12bの変形を招くことがなく、クラ
ンクケース12bとシリンダヘッド12aとの合面から
のオイル漏れを防ぐことができる。
【0040】以上のように、本実施の形態では、左右一
対のフロントフレーム4及びリヤアームブラケット6を
アルミダイキャスト又はアルミ鋳造品で構成してこれら
をボルト結合によって一体化し、このフロントフレーム
4及びリヤアームブラケット6にアルミの押出成形品で
あるタンクレール5をボルト結合するようにしたため、
これらのフロントフレーム4とタンクレール5及びリヤ
アームブラケット6の薄肉化によってフレーム2全体の
軽量化とコストダウンを図ることができる。
対のフロントフレーム4及びリヤアームブラケット6を
アルミダイキャスト又はアルミ鋳造品で構成してこれら
をボルト結合によって一体化し、このフロントフレーム
4及びリヤアームブラケット6にアルミの押出成形品で
あるタンクレール5をボルト結合するようにしたため、
これらのフロントフレーム4とタンクレール5及びリヤ
アームブラケット6の薄肉化によってフレーム2全体の
軽量化とコストダウンを図ることができる。
【0041】又、フロントフレーム4とタンクレール5
及びリヤアームブラケット6の結合は溶接によらずボル
ト25,27及びナット26,28によってなされるた
め、溶接による熱歪みの問題が発生せず、フレーム2に
高精度を確保することができるとともに、溶接に熟練を
要するアルミニウム部品を容易に組み付けることができ
る。
及びリヤアームブラケット6の結合は溶接によらずボル
ト25,27及びナット26,28によってなされるた
め、溶接による熱歪みの問題が発生せず、フレーム2に
高精度を確保することができるとともに、溶接に熟練を
要するアルミニウム部品を容易に組み付けることができ
る。
【0042】次に、前記燃料タンク後部の取付構造を図
11及び図12に基づいて説明する。尚、図11は燃料
タンク後部の取付部を示す部分側面図、図12は図11
のG−G線断面図である。
11及び図12に基づいて説明する。尚、図11は燃料
タンク後部の取付部を示す部分側面図、図12は図11
のG−G線断面図である。
【0043】燃料タンク11の後部は左右のリヤアーム
ブラケット6の前記アーム部6bに挿通するピン34に
よって回動可能に支持されているが、ピン34はスナッ
プリング35(図12参照)によって軸方向に移動可能
に取り付けられている。
ブラケット6の前記アーム部6bに挿通するピン34に
よって回動可能に支持されているが、ピン34はスナッ
プリング35(図12参照)によって軸方向に移動可能
に取り付けられている。
【0044】ここで、燃料タンク11の後部に溶着され
たステー36には2つのゴムダンパー37が収納されて
おり、燃料タンク11の後部はゴムダンパー37に挿通
する前記ピン34によって左右のリヤアームブラケット
6のアーム部6bに支持されている。
たステー36には2つのゴムダンパー37が収納されて
おり、燃料タンク11の後部はゴムダンパー37に挿通
する前記ピン34によって左右のリヤアームブラケット
6のアーム部6bに支持されている。
【0045】而して、燃料タンク11の後部をリヤクッ
ション20の取付部と同様にボルトによって強固に締め
付けると、燃料タンク11やリヤアームブラケット6の
製作上の寸法誤差によって燃料タンク11後部の取付部
に過大な応力が発生するが、本実施の形態では、寸法誤
差はゴムダンパー37の弾性変形によって吸収されるた
め、燃料タンク11後部の取付部に過大な応力が発生す
ることがない。
ション20の取付部と同様にボルトによって強固に締め
付けると、燃料タンク11やリヤアームブラケット6の
製作上の寸法誤差によって燃料タンク11後部の取付部
に過大な応力が発生するが、本実施の形態では、寸法誤
差はゴムダンパー37の弾性変形によって吸収されるた
め、燃料タンク11後部の取付部に過大な応力が発生す
ることがない。
【0046】尚、前記ステー36には突起36aが形成
されており、燃料タンク11をピン34を中心として回
動させた場合、突起36aがリヤアームブラケット6に
突設された前記ストッパ6c(図8及び図10参照)当
接することによって燃料タンク11の回動角度が所定の
範囲に規制される。
されており、燃料タンク11をピン34を中心として回
動させた場合、突起36aがリヤアームブラケット6に
突設された前記ストッパ6c(図8及び図10参照)当
接することによって燃料タンク11の回動角度が所定の
範囲に規制される。
【0047】次に、リヤブレーキ部分の構成を図13及
び図14に基づいて説明する。尚、図13はリヤブレー
キ部分の右側面、図14は図13のH−H線断面図であ
る。
び図14に基づいて説明する。尚、図13はリヤブレー
キ部分の右側面、図14は図13のH−H線断面図であ
る。
【0048】図13に示すように、側面視三角形を成す
フートレストブラケット38にはリヤブレーキペダル3
9が回動自在に支持されるとともに、該リヤブレーキペ
ダル39の踏み込み動作によって作動するマスタシリン
ダ40が取り付けられている。尚、図13において、4
1はフートステップ、42はガードである。
フートレストブラケット38にはリヤブレーキペダル3
9が回動自在に支持されるとともに、該リヤブレーキペ
ダル39の踏み込み動作によって作動するマスタシリン
ダ40が取り付けられている。尚、図13において、4
1はフートステップ、42はガードである。
【0049】ここで、図14に示すように、マスタシリ
ンダ40のブラケット部40aはフートレストブラケッ
ト38の外側に配され、フートレストブラケット38に
は円孔38aが形成され、マスタシリンダ40のブラケ
ット部40aには雌ねじ40bが形成されている。
ンダ40のブラケット部40aはフートレストブラケッ
ト38の外側に配され、フートレストブラケット38に
は円孔38aが形成され、マスタシリンダ40のブラケ
ット部40aには雌ねじ40bが形成されている。
【0050】而して、フートレストブラケット38の円
孔38aに内側から挿通するボルト43をマスタシリン
ダ40のブラケット部40aに形成された雌ねじ40b
に螺着することによってマスタシリンダ40がフートレ
ストブラケット38に取り付けられるが、このようにボ
ルト43を内側からねじ込む構成を採用することによっ
て、該ボルト43の車体幅方向外方への突出を防ぐこと
ができる。
孔38aに内側から挿通するボルト43をマスタシリン
ダ40のブラケット部40aに形成された雌ねじ40b
に螺着することによってマスタシリンダ40がフートレ
ストブラケット38に取り付けられるが、このようにボ
ルト43を内側からねじ込む構成を採用することによっ
て、該ボルト43の車体幅方向外方への突出を防ぐこと
ができる。
【0051】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、ヘッドパイプを含むアルミダイキャスト又はア
ルミ鋳造品である左右一対のフロントフレームをボルト
結合によって一体化するとともに、該フロントフレーム
にアルミの押出成形品であるタンクレールをボルト結合
して自動二輪車のフレーム構造を構成したため、フレー
ムの軽量化とコストダウンを図ることができるととも
に、フレームを高精度且つ容易に組み付けることができ
るという効果が得られる。
よれば、ヘッドパイプを含むアルミダイキャスト又はア
ルミ鋳造品である左右一対のフロントフレームをボルト
結合によって一体化するとともに、該フロントフレーム
にアルミの押出成形品であるタンクレールをボルト結合
して自動二輪車のフレーム構造を構成したため、フレー
ムの軽量化とコストダウンを図ることができるととも
に、フレームを高精度且つ容易に組み付けることができ
るという効果が得られる。
【図1】本発明に係るフレーム構造を備える自動二輪車
の基本構造を示す左側面図である。
の基本構造を示す左側面図である。
【図2】本発明に係るフレーム構造を示す自動二輪車の
フレームの左側面図である。
フレームの左側面図である。
【図3】図3は図2のA−A線断面図である。
【図4】図2のB−B線断面図である。
【図5】フロントフレームの平面図である。
【図6】図5の矢視C−C線方向の図である。
【図7】図6のD−D線断面図である。
【図8】リヤアームブラケットの左側面図である。
【図9】図8のE−E線断面図である。
【図10】リヤアームブラケットの後面図(図8の矢視
F方向の図)である。
F方向の図)である。
【図11】自動二輪車の燃料タンク後部取付部の部分側
面図である。
面図である。
【図12】図11のG−G線断面図である。
【図13】自動二輪車のリヤブレーキ部分の右側面であ
る。
る。
【図14】図13のH−H線断面図である。
1 自動二輪車
2 フレーム
3 ヘッドパイプ
4 フロントフレーム
5 タンクレール
5a リブ
6 リヤアームブラケット
12 エンジン
12a シリンダヘッド
12b クランクケース
25,27 ボルト
26,28 ナット
Claims (6)
- 【請求項1】 ヘッドパイプを含むアルミダイキャスト
又はアルミ鋳造品である左右一対のフロントフレームを
ボルト結合によって一体化するとともに、該フロントフ
レームにアルミの押出成形品であるタンクレールをボル
ト結合して成ることを特徴とする自動二輪車のフレーム
構造。 - 【請求項2】 前記フロントフレームに前記タンクレー
ルの押出し断面形状部を直接ボルト結合したことを特徴
とする請求項1記載の自動二輪車のフレーム構造。 - 【請求項3】 前記タンクレールの断面に長さ方向に連
続する縦壁状のリブを一体に形成し、該リブにボルトの
頭部の一部が重なるようにしてタンクレールとフロント
フレームを結合したことを特徴とする請求項1又は2記
載の自動二輪車のフレーム構造。 - 【請求項4】 前記リブを幅方向に2つ設けて前記タン
クレールの断面を目の字状とするとともに、該タンクレ
ールの目の字状断面の幅方向両端に形成される空間にボ
ルトをそれぞれ貫通させてこれを締め付けたことを特徴
とする請求項3記載の自動二輪車のフレーム構造。 - 【請求項5】 前記フロントフレームでエンジンのクラ
ンクケースとシリンダヘッドを懸架したことを特徴とす
る請求項1又は2記載の自動二輪車のフレーム構造。 - 【請求項6】 アルミダイキャスト又はアルミ鋳造品で
ある左右一対のリヤアームブラケットを前記タンクレー
ルにボルト結合したことを特徴とする請求項1〜5の何
れかに記載の自動二輪車のフレーム構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001370273A JP2003170882A (ja) | 2001-12-04 | 2001-12-04 | 自動二輪車のフレーム構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001370273A JP2003170882A (ja) | 2001-12-04 | 2001-12-04 | 自動二輪車のフレーム構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003170882A true JP2003170882A (ja) | 2003-06-17 |
Family
ID=19179521
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001370273A Pending JP2003170882A (ja) | 2001-12-04 | 2001-12-04 | 自動二輪車のフレーム構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003170882A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009241843A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Honda Motor Co Ltd | 自動二輪車の車体フレーム |
DE102015110085A1 (de) | 2014-06-24 | 2015-12-24 | Suzuki Motor Corporation | Fahrzeugkarosserierahmenstruktur eines Motorrades |
DE102015014637A1 (de) | 2014-11-21 | 2016-05-25 | Suzuki Motor Corporation | Motorrad-rahmenstruktur |
JP2016515971A (ja) * | 2013-03-15 | 2016-06-02 | ポラリス インダストリーズ インコーポレーテッド | 2輪車両 |
CN110077512A (zh) * | 2019-06-12 | 2019-08-02 | 浙江春风动力股份有限公司 | 一种摩托车及其车架 |
CN112046665A (zh) * | 2020-08-25 | 2020-12-08 | 台山市中镁科技有限公司 | 一种自行车架和自行车 |
-
2001
- 2001-12-04 JP JP2001370273A patent/JP2003170882A/ja active Pending
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009241843A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Honda Motor Co Ltd | 自動二輪車の車体フレーム |
JP2016515971A (ja) * | 2013-03-15 | 2016-06-02 | ポラリス インダストリーズ インコーポレーテッド | 2輪車両 |
US10214066B2 (en) | 2013-03-15 | 2019-02-26 | Indian Motorcycle International, LLC | Two-wheeled vehicle |
US11260712B2 (en) | 2013-03-15 | 2022-03-01 | Indian Motorcycle International, LLC | Two-wheeled vehicle |
DE102015110085A1 (de) | 2014-06-24 | 2015-12-24 | Suzuki Motor Corporation | Fahrzeugkarosserierahmenstruktur eines Motorrades |
US9527544B2 (en) | 2014-06-24 | 2016-12-27 | Suzuki Motor Corporation | Vehicle body frame structure of motorcycle |
DE102015110085B4 (de) * | 2014-06-24 | 2017-12-14 | Suzuki Motor Corporation | Fahrzeugkarosserierahmenstruktur eines Motorrades |
DE102015014637A1 (de) | 2014-11-21 | 2016-05-25 | Suzuki Motor Corporation | Motorrad-rahmenstruktur |
US9457863B2 (en) | 2014-11-21 | 2016-10-04 | Suzuki Motor Corporation | Motorcycle frame structure |
DE102015014637B4 (de) * | 2014-11-21 | 2017-07-13 | Suzuki Motor Corporation | Motorrad-rahmenstruktur |
CN110077512A (zh) * | 2019-06-12 | 2019-08-02 | 浙江春风动力股份有限公司 | 一种摩托车及其车架 |
CN112046665A (zh) * | 2020-08-25 | 2020-12-08 | 台山市中镁科技有限公司 | 一种自行车架和自行车 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8936123B2 (en) | Vehicle | |
US9739245B2 (en) | Resonator structure of saddle-ride vehicle, and saddle-ride vehicle | |
US11407464B2 (en) | Front structure of saddle riding vehicle | |
US7637342B2 (en) | Straddle type vehicle | |
US20120152643A1 (en) | Muffler mounting structure of vehicle and straddle-type four-wheeled vehicle provided with the same | |
US6910716B2 (en) | Fuel tank mounting structure for motorcycles | |
JP4405001B2 (ja) | 自動二輪車におけるエンジン支持構造 | |
US7503415B2 (en) | Engine support structure of motorcycle | |
US7584814B2 (en) | Motorcycle | |
US20080223648A1 (en) | Body Frame of Motorcycle, Assembling Method of Mounting Engine on Body Frame, and Motorcycle Having Body Frame | |
US7621363B2 (en) | Body frame of motorcycle | |
JP2003170882A (ja) | 自動二輪車のフレーム構造 | |
US9428238B2 (en) | Body frame structure for saddle type vehicle | |
WO2011117919A1 (ja) | 鞍乗り型車両の吸気系の配置構造 | |
CN104234883B (zh) | 摩托车的空气净化器结构 | |
JP2013071492A (ja) | 鞍乗り型車両用内燃機関の冷却装置 | |
JP4438399B2 (ja) | 自動二輪車のカウリング取り付け構造 | |
JP4464494B2 (ja) | 自動二輪車用車体フレーム | |
JPH0648362A (ja) | 自動二輪車におけるユニットスイング式エンジンの懸架構造 | |
EP2711277B1 (en) | Frame structure for saddle-riding type automotive vehicle | |
JP2000344171A (ja) | 自動二輪車のフォークブレース構造 | |
JP4334078B2 (ja) | 自動二輪車 | |
JP7096381B2 (ja) | 鞍乗型車両 | |
JP2019151148A (ja) | エンジンハンガ構造 | |
JP2007296948A (ja) | 車両の燃料タンク支持構造 |