JP2003164691A - ドラム式洗濯乾燥機 - Google Patents
ドラム式洗濯乾燥機Info
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Abstract
断面積を確保した乾燥用の空気流路を配設する。 【解決手段】 外槽3の周面部3bと前端面上部との間
の角部を前下傾斜状に窪ませた傾斜部3eとし、加熱室
35と外槽3とを接続する乾燥用空気流路の一部である
吹出し管部材37を、傾斜部3eに沿うようにくの字形
状に屈曲させて配設する。また、この流路を、その斜め
上前方に配置される操作パネル24の基板を収容したケ
ース24aの底部と略平行にし、両者の間の離間距離を
充分に確保するとともに、外槽3が振動した場合でも点
当たりを避け、面状に接触するようにする。
Description
を中心に回転するドラムを有するドラム式洗濯乾燥機に
関する。
は前上がり傾斜軸を中心にして円筒籠状のドラムを外槽
内に回転自在に配置した構成を備えており、外槽内に水
を貯留した状態でドラムを回転させることによりドラム
内に収容した洗濯物を叩き洗いする。また、こうした洗
濯が終了した後には、ドラムをゆっくりと回転させなが
ら加熱空気を該ドラム内へと送給し、洗濯物を乾燥させ
る乾燥運転を行うようになっている。
乾燥機に対するユーザの大きな要望の1つは、省設置ス
ペースでありながら洗濯容量(乾燥容量)が大きいこと
である。特に、マンションなどの集合住宅では、規定サ
イズの防水パンに洗濯機を設置する必要があるため、外
箱の幅方向及び奥行き方向の寸法には制限がある。そこ
で、外箱の寸法をそうした制限の範囲に抑えつつ、外槽
のサイズをできるだけ大きくすることが好ましい。その
結果、必然的に外槽と外箱内面との隙間は小さくなるか
ら、この隙間の空間を有効に利用し、外槽の外側に配置
されるべき各種部材を適切に配置することが要求され
る。
と間の空間に乾燥のための循環空気流路を配設する必要
がある。この空気流路の断面積は乾燥時にドラムに送給
される加熱空気の風量を左右するから、できる限りこの
断面積を広く確保することが望ましい。しかしながら、
このことは外槽と外箱との間の空間を狭くすることにも
なるから、上記各種部材の適切な配置は非常に重要であ
る。
回転位置や回転角度を正確に検出したい場合がある。そ
れは例えば、次のような場合である。すなわち、遠心脱
水時に洗濯物がドラム内周壁に不均等に分散している状
態でドラムを高速回転させると、回転軸周りの質量分布
のアンバランスによって、ドラムや該ドラムを軸支して
いる外槽、更には外箱が異常振動し、大きな騒音が発生
してしまったり、軸受や主軸自体に大きな負荷が掛かり
故障の原因になる。
1つとして、本出願人が特願平11−203822号
(特開2001−29682号公報参照)で提案してい
るドラム式洗濯機では、ドラムの主軸の周囲に内周側が
開口した複数の貯水室を放射状に配置する。一方、外槽
にはドラムが回転中であっても上記貯水室に水を注入可
能なように注水用のノズルを設ける。脱水運転時にはま
ずドラムをゆっくりと回転させて全ての貯水室を空にし
たあと、ドラムの回転速度を上昇させて洗濯物の偏在に
起因する偏心荷重があるか否かを判定する。偏心荷重が
許容値を越えている場合には注水用ノズルから水を噴出
させ、一旦全ての貯水室に水を満たし、そのあと上記偏
心荷重の位置に応じたタイミングでドラムを一時的に減
速させることによって、所定の貯水室内の水を落下させ
てその重量を減少させ、それによって洗濯物による偏心
荷重との貯水室内に残っている水の重量とでドラム全体
のバランスをとる。こうしたドラム減速のタイミングを
正確に決めるためには、ドラムの回転角度を精度よく求
めることが重要である。しかしながら、従来のこの種の
回転位置検出器は構造が複雑で、コストが高いものとな
っていた。
成されたものであり、その第1の目的とするところは、
外箱と外槽との間の空間に配置される乾燥用の空気流路
の構成や配置を工夫することにより、この空間を有効に
活用し、結果として、外箱のサイズを抑えつつ洗濯容量
を大きくすることができるドラム式洗濯乾燥機を提供す
ることにある。また同時に、乾燥流路の断面積をできる
限り大きくすることによって、乾燥時の風量を確保し、
高い乾燥効率を得ることができるドラム式洗濯乾燥機を
提供することにある。
は、簡単な構成でもって、ドラムの回転位置を高い精度
で検出することができるような回転位置検出器を備えた
ドラム式洗濯乾燥機を提供することにある。
決するために成された第1発明は、外箱と、周面が略円
筒形状であってその軸が前後方向に延伸する状態で前記
外箱内に配設された外槽と、前記外箱の前上部のコーナ
に斜め上方を指向するように傾斜して配置された操作部
と、を具備するドラム式洗濯乾燥機において、前記操作
部の内側で、前記外槽の周面と前側端面との間の角部を
該操作部に合わせて傾斜形状に形成するとともに、前記
外槽の上部から前記角部上方を通って該外槽の前側端面
に接続される乾燥用の空気流路を、前記外槽の角部の傾
斜形状に沿って前記操作部と略平行状態になるように配
設したことを特徴としている。
構成によれば、操作部とその内側の乾燥用空気流路とを
ほぼ平行状態で配設しているため、両者の離間距離の一
部が極端に小さくなることがなく、その離間距離を全体
的に大きく確保することができる。したがって、遠心脱
水時などに外槽が大きく振動した場合でも、外槽と一体
に振動する乾燥用空気流路が操作部に接触するおそれを
小さくすることができる。また、仮に乾燥用空気流路が
操作部に接触する場合でも、ごく小さな面積での点状の
接触でなく、比較的広い面積での面状の接触となる。そ
のため、接触時の衝撃力が分散するから、操作部及び乾
燥用空気流路の一方又は両方の破損を回避することがで
きる。更にまた、上記外槽の角部を内側に窪ませ、そこ
に乾燥用空気流路を配置しているため、外槽のサイズを
小さくする又は外箱のサイズを大きくする必要がなく、
結果的に、外箱を大型化することなく洗濯容量を増加さ
せることに寄与する。また、乾燥用空気流路の断面積も
充分に大きく確保できるため、大きな乾燥風量が得ら
れ、高い乾燥効率が達成できる。
燥機では、前記外槽の角部付近で空気流路を略くの字状
に屈曲して設ける構成とするとよい。この構成によれ
ば、空気流路内を空気が円滑に流れるので、外槽内部に
勢いよく加熱空気を送給することができる。そのため、
高い乾燥効率を達成することができる。また、空気流が
滞らないので、埃などが空気流路内のその部分に溜まる
ことを防止することができる。
明は、ドラムを回転自在に内装した外槽の外壁面に流路
カバーを取り付け、該流路カバーと外槽外壁面とで囲わ
れる空間に乾燥用の空気流路を形成するようにしたドラ
ム式洗濯乾燥機において、前記外槽と接触する前記流路
カバーの端部に断面略コの字形状の溝条を形成する一
方、前記外槽の外壁面には前記溝条内に突出する位置に
ネジ螺入用のボスを複数立設するとともに、該ボスと前
記溝条の一方の壁面で挟まれる位置に溝条に沿って凸条
を形成し、前記ボスと前記溝条の一方の壁面との間にシ
ール用の弾性部材を嵌め込むとともに、該弾性部材を前
記凸条により押圧するようにして前記流路カバーと外槽
との接触部の密封を行うことを特徴としている。
よれば、ネジ螺入用の複数のボスがシール用の弾性部材
を嵌め込む際のガイドの役目を兼ねる。したがって、流
路カバーと外槽との接触部の外側にこうしたボスを設け
る場合に比べて、流路カバーの幅を広く確保することが
でき、外槽と外箱との間の空隙を大きくすることなく空
気流路の断面積を大きくすることができる。そのため、
外箱と外槽との間の空隙を有効に利用することとなり、
外箱を大型化することなく洗濯容量を増加させることに
寄与する。
明は、水平な又は傾斜した主軸を中心に回転するドラム
を外槽内に配設し、該外槽の外側に取り付けられるモー
タ台に固定されたステータと、該ステータを囲繞するよ
うに前記主軸に固定されたロータとから成るモータによ
り、前記主軸を介して前記ドラムを回転駆動するドラム
式洗濯乾燥機において、前記ドラムの回転位置を検出す
る回転位置検出手段を有し、該回転位置検出手段は、前
記ロータのロータハウジングにあって主軸の周囲に所定
角度間隔で形成された光通過部と、該光通過部を挟んで
対向するように前記モータ台に固定された発光部及び受
光部と、を含むことを特徴としている。
欠とすることができる。この第3発明に係るドラム式洗
濯乾燥機では、ステータの巻線に駆動電流が供給され、
それによってロータが回転しているとき、ロータハウジ
ングに形成されている光通過部が発光部から放出された
光の光路を通過する毎に光が受光部に到達する。したが
って、受光部によりロータの回転角度や回転速度などの
情報を含む信号を得ることができる。この構成によれ
ば、ロータハウジングには予め開口や切欠などを形成し
ておくほかに、モータ台に発光部と受光部を設けるだけ
でよいので、非常に簡単な構成でもってドラムの回転位
置に関する情報を得ることができる。また、特にアウタ
ーロータ型のモータではロータハウジングの外径は大き
いので、光通過部を微小角度間隔で容易に形成すること
ができる。したがって、ロータの回転角度を高い精度で
検出することができる。
ルダに対向して取り付ける構成とすれば、そのホルダを
モータ台の所定位置に設置しさえすればよく、発光部と
受光部との位置調整が容易になる。また、好ましくは、
前記光通過部の大きさを一回転中で少なくとも1個、他
の光通過部とは異なる大きさとした構成とするとよい。
この構成によれば、この大きさの異なる光通過部の位置
を検出することで、回転位置の基準とすることができ
る。回転位置の基準が決まれば、その位置から他の光通
過部に対応した信号の数を計数することにより、ドラム
の絶対回転位置を検出することができる。
常、ロータの磁石とステータの巻線との間の空隙の間隔
を検査するための開口が、磁石を保持するロータのハウ
ジングに形成されている。しかしながら、一般にロータ
は高速で回転するから、それに耐える強度を確保するに
は、開口を小さなものとする必要がある。その結果、上
記空隙の検査が行いにくく、検査ミスが発生する一因に
もなっている。
第4発明に係るドラム式洗濯乾燥機は、水平な又は傾斜
した主軸を中心に回転するドラムを外槽内に配設し、該
外槽の外側に取り付けられるモータ台に固定されたステ
ータと、該ステータを囲繞するように前記主軸に固定さ
れたロータとから成るモータにより、前記主軸を介して
前記ドラムを回転駆動するドラム式洗濯乾燥機機におい
て、前記モータ台にあって前記ロータの磁石とステータ
の巻線との間の空隙を覗く位置に開口を形成したことを
特徴としている。
は、ロータハウジングに検査用の開口を設ける代わり
に、モータ台に検査用の開口を設けるようにしている。
当然のことながら、モータ台自体は回転しないので、強
度の低下を心配することなく、大きな開口を設けること
ができる。したがって、該開口を通した空隙の間隔の検
査が容易になり、検査の効率が向上する。
であるドラム式洗濯乾燥機について図面を参照して説明
する。図1は本実施例のドラム式洗濯乾燥機の全体構成
を示す側面縦断面図、図2はこのドラム式洗濯乾燥機の
要部の正面縦断面図である。
1は斜め上方を向いた前面部1aを有し、その前面部1
aには略円形状の衣類投入口1bが形成され、そこには
内部を透視可能な横開き式のドア2が設けられている。
外箱1の前面部1aの上部は後方に湾曲しつつ上面部1
cに続いており、この曲面部1dに操作パネル24と、
前方に引き出し可能な洗剤容器12aとが横方向に並設
されている。
状でその一部が膨出した膨出部3dに形成されている外
槽3が、左右両下側方を支持するダンパ4と上部を吊下
げ支持する図示しないバネにより適度に揺動自在に保持
されている。外槽3の前面部は外箱1の衣類投入口1b
に相対して円形状に開口した開口部3aとなっており、
この開口部3aと衣類投入口1bとはゴムなどの弾性体
から成る投入口パッキン5によって、水密性及び気密性
を保った状態で伸縮自在に連結されている。また、外槽
3の膨出部3dには水を加熱するためのヒータ23が配
設されている。
する胴部6bに多数の通水穴6dが穿孔され、後面部6
cは閉塞するとともに、前面には衣類投入用の円形開口
6aを有するドラム6が、主軸7により軸支されてい
る。この主軸7の一端はドラム6の後面部6c後側中央
に強固に固定されており、外槽3の後面部3cに固着さ
れたモータ台8に保持されている軸受9によって、回転
自在に支承されている。
部には、アウタロータ型の直流ブラシレスモータである
モータ10のロータ102が取り付けられ、一方、モー
タ台8にはモータ10のステータ101が固定されてい
る。永久磁石を含むロータ102は巻線を含むステータ
101の外周側を取り囲むように配置されており、これ
によりモータ10は主軸7の延伸方向に薄型の構造を有
している。図示しない制御回路からステータ101に駆
動電流が供給されるとロータ102は回転し、主軸7を
介してロータ102と同一の回転速度でドラム6が回転
駆動される。
た外槽3は、ドラム6の中心軸線C(主軸7の中心軸線
と一致する)が水平線に対して所定角度θだけ傾くよう
に前上がり傾斜でもって配置されている。傾斜角度θは
例えば5〜30°程度に設定される。外箱1の前面部1
aの傾斜はこの外槽3及びドラム6の傾斜に応じて形成
されているが、必ずしも同一角度である必要はない。
呂水給水用のポンプなどを含む給水部11が配設されて
おり、この給水部11には、外部の給水栓に至る水道給
水ホース11aや風呂の浴槽などに至る風呂水給水ホー
ス11bなどが着脱自在に連結されている。給水部11
の前方には洗剤容器12aを引き出し自在に内装する洗
剤投入部12が設けられており、給水部11から洗剤投
入部12に供給された水は、洗剤容器12a内を通り、
洗剤投入部12の底部に接続された注水管12bを介し
て、外槽3の前方に設けられた注水口13から外槽3内
へと流れ込む。
の水は通水穴6dを通してドラム6内へと流入する。ま
た、脱水時にドラム6内で洗濯物から吐き出された水は
通水穴6dを通して外槽3側へ飛散する。外槽3の底部
後方には排水口14が設けられ、排水口14は排水バル
ブ15の流入口に接続されており、排水バルブ15が開
放されると外槽3内に貯留されている水は排水管16を
通して機外へと排出される。
濯物の片寄りによるドラム6の振動を防止するためにバ
ランス調整機構を備えている。このバランス調整機構
は、ドラム6の後面部6cの後方に取着されたバランサ
26と、前方に指向して外槽3の後面部3cに設けられ
たノズル27及び給水流路28とから成る。バランサ2
6は、内周側が開口したポケット状の貯水槽が主軸7の
周囲に放射状に並べて形成された構造を有している。一
方、ノズル27は、その先端から噴射された水が上記バ
ランサ26のうちの前方に位置している貯水槽の内部に
入るように位置が決められている。
ム6の回転位置を検出するために特徴的な構成を有して
いる。次に、この回転位置検出器の構成について説明す
る。図3は図1においてモータ10のみを外観図で示し
た側面図である。
102aの周縁部はステータ101を囲繞して更に前方
に延びており、その縁部には中心軸線Cの周囲に所定角
度間隔で光通過穴102bが穿孔されている。一方、こ
の縁部を内側と外側とで挟むように断面コ字形状の検出
器ホルダ25がモータ台8に固定されており、その検出
器ホルダ25には発光部251と受光部252とが対向
して設けられている。更に、光通過穴102bのうち1
個のみは、回転方向に他の穴よりも大きなサイズを有す
る回転基準位置穴102cとなっている。
02b及び回転基準位置穴102cが発光部251と受
光部252との間に来たときだけ発光部251から出射
した光が受光部252に到達する。したがって、ロータ
102が一定速度で回転するときの受光部252による
受光信号は、図9(B)に示すようになる。回転基準位
置穴102cに対応する受光信号は他とは区別が可能で
あるため、この信号の発生位置をドラム6の回転基準位
置とすることができ、その位置に対し光通過穴102b
に於いて発生する受光信号を計数することによって、絶
対回転角度又は位置を高い精度で検出することができ
る。
水運転立ち上げ時に洗濯物の片寄りによって生じる偏心
荷重の解消の際に有用である。その動作について簡単に
説明する。すなわち、脱水運転の立ち上げ時に、洗濯物
に作用する遠心力が重力よりも大きくなるような回転速
度でドラム6は回転駆動される。このとき洗濯物はドラ
ム6の胴部6b内面に張り付いてドラム6と一体に回転
する。この状態で、例えばモータ10のステータ101
に流れる電流のうちのトルク電流成分に基づいて、その
時点で生じている偏心荷重の大きさ、つまり偏心量とド
ラム6の周方向での偏心荷重の位置とを検出する。この
とき検知された偏心量が許容値を越えている場合に、バ
ランス調整を実行する。
水道水が給水流路28を通してノズル27へと送られ、
回転しているバランサ26の各貯水槽にノズル27から
水を非接触で注入する。貯水槽内の水に作用する遠心力
は重力よりも大きいため外周側に片寄り、開口から殆ど
こぼれることなく貯水槽内に保持される。全ての貯水槽
にほぼ満杯の水を貯留した状態では、この水により生じ
る偏心荷重は殆どない。一方、洗濯物は遠心力によって
ドラム6の胴部6bの内周壁面に押し付けられているの
で、洗濯物の偏在による偏心荷重の状態も変化しない。
用し、その偏心荷重と径方向に同一位置にある又は最も
近接した位置にある貯水槽内の水をこぼすようにドラム
6の回転制御を行う。すなわち、貯水槽の中の水に作用
する遠心力が重力に勝るような回転速度でドラム6を回
転している状態から、一時的に、遠心力が重力よりも小
さくなるような回転速度に落とすと、そのときにドラム
6の回転上方に位置している貯水槽から水が流出してそ
の量が減少する。どのタイミングで回転速度を落とすか
は、偏心位置に依存するが、上記回転位置検出器により
偏心位置を確定し、回転速度を落とすタイミングも回転
位置検出器により決めることができる。この検出器では
回転位置が正確に算出できるので、偏心位置に対応した
適当な位置の貯水槽の水を減少させて、迅速にドラム6
のバランス調整を達成することができる。
すように変形することができる。すなわち、図10に示
す例では、ロータハウジング102aの外縁部から更に
外側に中心軸線Cに略垂直な面内で延展する鍔部102
eを形成し、該鍔部102eに光通過用の切欠部102
fを形成している。そして、この鍔部102eを前後か
ら挟むように対向して発光部251と受光部252とを
設けている。この例では、ロータハウジング102aの
外周側に空間が必要であるものの、中心軸線Cの延伸方
向に薄型化するには有利である。
運転のための構成について説明する。図4は乾燥のため
の空気流路を示す側面図、図5は背面図、図6は図5中
のA−A’線断面図、図7は図4中のB部の拡大図であ
る。
0が配置され、外槽3背面下部に形成された空気出口開
口31を通して外槽3内から熱交換器30に空気流が流
れ込む。熱交換器30の内部には給水部11から選択的
に水が供給されるようになっており、外槽3内から湿っ
た空気が流れ込んで来ると、ここで急激に冷却されて空
気中の水蒸気は凝縮液化する。したがって、熱交換器3
0を通過した空気は水分が殆ど除去された乾いた空気と
なる。
けられた循環風路32を介してブロア室33に接続され
ている。ブロア室33はその内部にブロア34を備えて
おり、循環風路32から吸い込んだ空気を前方の加熱室
35へと送給する。加熱室35は内部にヒータ36を備
えており、通過する空気を加熱する。加熱室35の前方
にはくの字状に屈曲した吹出し管部材37が接続されて
おり、吹出し管部材37の下端の吹出し口38は、外槽
3の開口部3aの上縁に形成されている吹出し口取付部
3fに嵌挿して固定される。更に、この吹出し口取付部
3fは投入口パッキン5のガイドを兼ねており、吹出し
口取付部3fの延出片に投入口パッキン5の縁端部5a
を覆い被せることにより、両者の気密性及び水密性を確
保しつつ固定している。
外槽3の周面部3bと前端面との間の角部は傾斜部3e
として内側に窪んだ形状に形成されている。そして、こ
の傾斜部3eに沿った角度で吹出し管部材37はくの字
状に屈曲している。ちょうどこの部分、つまり加熱室3
5から吹出し口38へ至る空気流路の一部は、操作パネ
ル24(厳密には操作パネル24の電気基板を収容した
操作パネルケース24aの底部)と略平行状態に配置さ
れている。この空気流路は外槽3とほぼ一体に揺動し、
特に脱水運転時には大きく揺動することが想定される。
その場合でも、上記構成により上記空気流路と操作パネ
ルケース24aとの間隔が確保されているので接触しに
くく、仮に接触した場合でも面状に広い面積で接触し、
一点で接触することが回避できる。そのため、仮に接触
した場合でも衝撃力が一点に集中せず分散するので、破
損等に至りにくい。
連結部分において、吹出し管部材37には係合用の凹部
37aが外側に突出して形成されており、一方、加熱室
35側の端部には該凹部37aに係合する凸部35aが
形成されている。そして両者の間にガスケットを介挿し
て凸部35aを凹部37aに嵌挿することによって両者
を固定する。この構成により、空気流路の断面積を小さ
くすることなしに両者を円滑に連結することができる。
それによって、この連結部で空気流が滞ることなく、埃
等のゴミも溜まることがない。
の特徴の1つは、外槽3への熱交換器30の取付構造に
ある。図6に示すように、熱交換器30を形成する熱交
換器カバー301の縁部には断面コ字形状の溝302、
303が形成されており、外槽3の後面部3cの壁面に
はその溝302、303に対応して凸条部3hが形成さ
れている。更に、外槽3の外周側では熱交換器カバー3
01を外槽3に固定するためのボルト305を螺入する
ボス3gを、溝302の内側に収容されるように後方に
立設させている。そして、熱交換器カバー301を外槽
3に取り付ける際には、外槽3の内周側では溝303に
ガスケット304を嵌め込み、外槽3の外周側では溝3
02内でボス3gの内側に沿うようにガスケット304
を嵌め込み、凸条部3hでガスケット304を押圧する
ことにより両者の間の気密性を高める。ボス3gがガス
ケット304のガイドを兼ねるため、ガスケット304
を嵌め込み易く、しかもボス3gが溝303内にあるた
め、その分だけ熱交換器カバー301の幅を広く確保す
ることができる。
乾燥機において、乾燥運転時の動作について説明する。
洗浄運転が終了して濡れた洗濯物がドラム6内に収容さ
れた状態で乾燥運転が開始される。乾燥運転時には、ブ
ロア34が駆動され、熱交換器30には冷却用の水が流
される。また、ドラム6は洗濯物を撹拌する程度の比較
的低速度で回転駆動される。
吸引された空気は加熱室35へと送られ、ヒータ36に
より加熱された後に吹出し口38を経て外槽3内へと送
給され、更に開口6aからドラム6内へと送られる。ド
ラム6内において加熱空気は濡れた洗濯物に触れ、洗濯
物からの水の蒸発を促す。こうした多量の水分を含む空
気はドラム6の胴部6bの通水穴6dなどを通って外槽
3側へ出て、更に外槽3の後面部3cの空気出口開口3
1から出て熱交換器30へと入る。
出された、水蒸気を多量に含む空気は、熱交換器30に
おいて急激に冷却される。その結果、空気に含まれる水
蒸気は凝縮して水となる。したがって、熱交換器30を
通過した空気は乾いた空気となってブロア室33へと戻
り、再びヒータ36で加熱されるように循環される。熱
交換器30で凝縮した水はその内壁を流下して、凝縮に
より生じた水とともに図示しない排水穴から排出され
る。
では、製造工程において、主軸7にロータ102を固定
し、モータ台8にステータ101を固定した状態にある
駆動部ユニットを組み立てた後に、モータ台8を外槽3
の後面部3cに装着する。駆動部ユニットでは、ロータ
102の磁石とステータ101の巻線との間の空隙が周
方向でほぼ一定距離であることが望ましい。そこで、外
槽3に装着する前の段階で、この空隙の離間距離が予め
決められた間隔であるか否かを検査する。その検査のた
めに、本ドラム式洗濯乾燥機では、モータ台8の所定位
置に検査穴を設けている。
8aは、駆動部ユニットにおいて、ロータ102の磁石
102dとステータ101の巻線101aとの間の空隙
101bをちょうど覗く位置である。モータ台8はロー
タハウジング102aに比べて肉厚の部材であって、し
かも剛性の高い金属製である。そのため、或る程度、検
査穴8aを大きくしても強度的な問題は生じない。その
ため、検査の際に検査者が空隙101bの離間距離を視
認し易く、また、間隔測定用の治具を検査穴8aから挿
入して測定するのも容易である。したがって、検査が効
率的に行え、不合格品を合格品と判定してしまう、或い
はその逆であるような検査ミスを大幅に減らすことがで
きる。
て、本発明の趣旨の範囲で適宜変更や修正を行えること
は明らかである。
濯乾燥機の側面縦断面図。
縦断面図。
面縦断面図。
のための空気流路を示す側面図。
のための空気流路を示す背面図。
タの空隙検査用の穴を示す一部側面断面図(A)及び平
面図(B)。
位置検出器の動作を説明するための図。
燥機の側面縦断面図。
Claims (6)
- 【請求項1】 外箱と、周面が略円筒形状であってその
軸が前後方向に延伸する状態で前記外箱内に配設された
外槽と、前記外箱の前上部のコーナに斜め上方を指向す
るように傾斜して配置された操作部と、を具備するドラ
ム式洗濯乾燥機において、 前記操作部の内側で、前記外槽の周面と前側端面との間
の角部を該操作部に合わせて傾斜形状に形成するととも
に、前記外槽の上部から前記角部上方を通って該外槽の
前側端面に接続される乾燥用の空気流路を、前記外槽の
角部の傾斜形状に沿って前記操作部と略平行状態になる
ように配設したことを特徴とするドラム式洗濯乾燥機。 - 【請求項2】 前記外槽の角部付近で空気流路を略くの
字状に屈曲して設けたことを特徴とする請求項1に記載
のドラム式洗濯乾燥機。 - 【請求項3】 ドラムを回転自在に内装した外槽の外壁
面に流路カバーを取り付け、該流路カバーと外槽外壁面
とで囲われる空間に乾燥用の空気流路を形成するように
したドラム式洗濯乾燥機において、 前記外槽と接触する前記流路カバーの端部に断面略コの
字形状の溝条を形成する一方、 前記外槽の外壁面には前記溝条内に突出する位置にネジ
螺入用のボスを複数立設するとともに、該ボスと前記溝
条の一方の壁面で挟まれる位置に溝条に沿って凸条を形
成し、 前記ボスと前記溝条の一方の壁面との間にシール用の弾
性部材を嵌め込むとともに、該弾性部材を前記凸条によ
り押圧するようにして前記流路カバーと外槽との接触部
の密封を行うことを特徴とするドラム式洗濯乾燥機。 - 【請求項4】 水平な又は傾斜した主軸を中心に回転す
るドラムを外槽内に配設し、該外槽の外側に取り付けら
れるモータ台に固定されたステータと、該ステータを囲
繞するように前記主軸に固定されたロータとから成るモ
ータにより、前記主軸を介して前記ドラムを回転駆動す
るドラム式洗濯乾燥機において、 前記ドラムの回転位置を検出する回転位置検出手段を有
し、該回転位置検出手段は、 前記ロータのロータハウジングにあって主軸の周囲に所
定角度間隔で形成された光通過部と、 該光通過部を挟んで対向するように前記モータ台に固定
された発光部及び受光部と、 を含むことを特徴とするドラム式洗濯乾燥機。 - 【請求項5】 前記光通過部の大きさを一回転中で少な
くとも1個、他の光通過部とは異なる大きさとしたこと
を特徴とする請求項4に記載のドラム式洗濯乾燥機。 - 【請求項6】 水平な又は傾斜した主軸を中心に回転す
るドラムを外槽内に配設し、該外槽の外側に取り付けら
れるモータ台に固定されたステータと、該ステータを囲
繞するように前記主軸に固定されたロータとから成るモ
ータにより、前記主軸を介して前記ドラムを回転駆動す
るドラム式洗濯乾燥機において、 前記モータ台にあって前記ロータの磁石とステータの巻
線との間の空隙を覗く位置に開口を形成したことを特徴
とするドラム式洗濯乾燥機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001364639A JP2003164691A (ja) | 2001-11-29 | 2001-11-29 | ドラム式洗濯乾燥機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001364639A JP2003164691A (ja) | 2001-11-29 | 2001-11-29 | ドラム式洗濯乾燥機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2003164691A true JP2003164691A (ja) | 2003-06-10 |
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
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JP (1) | JP2003164691A (ja) |
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