JP2003155377A - 水性ゲル組成物 - Google Patents
水性ゲル組成物Info
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Abstract
が少なく外観が美麗で、ゲル組成物の薬剤効果が終了時
点でゲル化剤の残渣が小さい水性ゲル組成物および使用
終点の判断が容易な水性ゲル製品を提供する。 【解決手段】 式(I): (R1はC8〜22のアルキルまたはアルケニル)の界
面活性剤(I)、式(II): (R2はC8〜22のアルキルまたはアルケニル、l+
mは1〜10)の界面活性剤(II)、式(III): (R3はC8〜22のアルキルまたはアルケニル、nは
1〜10)の界面活性剤(III)および式(IV): (R4はC8〜22のアルキルまたはアルケニル)の界
面活性剤の少なくとも1種のアミンオキシド型両性界面
活性剤を、カルボキシメチルセルロース多価金属塩、カ
ラギーナン、寒天、ローカストビーンガムとキサンタン
ガムとの混合物およびゼラチンの少なくとも1種の天然
ガムに添加してなる水性ゲル組成物、ならびに下蓋から
上蓋を引き上げて開口する容器に、前記水性ゲル組成物
を充填してなる水性ゲル製品。
Description
よびそれからなる水性ゲル製品に関する。さらに詳しく
は、形状安定性にすぐれ、ゲル強度が高く、均一で離水
量が少なく外観が美麗であり、しかもゲル組成物の薬剤
効果が終了した時点において、ゲル化剤の残渣が小さい
水性ゲル組成物、および該水性ゲル組成物が容器に充填
された、使用終点の判断が容易である水性ゲル製品に関
する。
活空間を求めるニーズから、種々の芳香剤、消臭剤、防
臭剤、防黴剤、殺菌剤、忌避剤などのトイレタリー製品
が開発されている。なかでもゲル化剤を用いた固形タイ
プの製品は、含有する薬剤の放出性・持続性にすぐれ、
取り扱いが簡便である利点がある。ゲル状トイレタリー
製品としては、溶媒として水を用いた水性ゲルタイプの
製品と、溶剤としてテルペン系炭化水素などを用いた油
性ゲルタイプの製品が知られているが、市販されている
ものは、水性ゲルタイプの製品が主流である。
面から水分とともに薬剤成分が放出されることで薬剤効
果を発揮し、たとえば、カラギーナン、ローカストビー
ンガムおよびポリビニルアルコールからなるゲル化剤
(特開昭52−136893号公報)、ローカストビー
ンガムおよびキサンタンガムを用いたゲル化剤(特開昭
53−50346号公報)、カルボキシメチルセルロー
ス多価金属塩からなるゲル化剤(特開平7−90121
号公報)などの水性ゲル組成物があげられる。
は、芳香剤の揮散が終了した時点においてもゲル化剤の
乾燥残渣が大きいため、使用終了の目安が不明確であ
り、芳香効果が消滅したのちであっても、そのまま放置
されてしまうといった問題があり、改良が待ち望まれて
いた。
に鑑みてなされたものであり、形状安定性にすぐれ、ゲ
ル強度が高く、均一で離水量が少なく外観が美麗であ
り、しかもゲル組成物の薬剤効果が終了した時点におい
て、ゲル化剤の残渣が小さい水性ゲル組成物、およびこ
の水性ゲル組成物が容器に充填された、使用終点の判断
が容易である水性ゲル製品を提供することを目的とす
る。
基または炭素数8〜22のアルケニル基を示す)で表わ
されるアミンオキシド型両性界面活性剤(I)、一般式
(II):
基または炭素数8〜22のアルケニル基、l+m(エチ
レンオキシドの平均付加モル数)は1〜10の整数を示
す)で表わされるアミンオキシド型両性界面活性剤(I
I)、一般式(III):
基または炭素数8〜22のアルケニル基、n(エチレン
オキシドの平均付加モル数)は1〜10の整数を示す)
で表わされるアミンオキシド型両性界面活性剤(II
I)および一般式(IV):
基または炭素数8〜22のアルケニル基を示す)で表わ
されるアミンオキシド型両性界面活性剤(IV)から選
ばれた少なくとも1種のアミンオキシド型両性界面活性
剤を、カルボキシメチルセルロース多価金属塩、カラギ
ーナン、寒天、ローカストビーンガムとキサンタンガム
との混合物およびゼラチンから選ばれた少なくとも1種
の天然ガムに添加してなることを特徴とする水性ゲル組
成物、ならびに 上蓋および下蓋を有し、該下蓋から上蓋を引き上げて
開口する容器に、前記水性ゲル組成物を充填してなる水
性ゲル製品に関する。
ンオキシド型両性界面活性剤と天然ガムとが併用されて
いることを特徴とし、該アミンオキシド型両性界面活性
剤が天然ガムのゲル化前に添加されてなるものである。
水性ゲル組成物の薬剤効果が終了した時点において、天
然ガムであるゲル化剤のゲル残渣を小さくし、これを自
動的に上方向に上昇させることができるものであり、ま
た離水を防止する作用も呈する。
界面活性剤は、一般式(I)で表わされるアミンオキシ
ド型両性界面活性剤(I)、一般式(II)で表わされ
るアミンオキシド型両性界面活性剤(II)、一般式
(III)で表わされるアミンオキシド型両性界面活性
剤(III)および一般式(IV)で表わされるアミン
オキシド型両性界面活性剤(IV)から選ばれた少なく
とも1種である。
表わす一般式(I)において、R1は直鎖状もしくは分
岐鎖状の炭素数8〜22、好ましくは10〜18のアル
キル基または、直鎖状もしくは分岐鎖状の炭素数8〜2
2、好ましくは10〜18のアルケニル基である。
代表例としては、たとえばN−オクチル−N,N−ジメ
チルアミン、N−デシル−N,N−ジメチルアミン、N
−ラウリル−N,N−ジメチルアミン、N−ミリスチル
−N,N−ジメチルアミン、N−パルミチル−N,N−
ジメチルアミン、N−ステアリル−N,N−ジメチルア
ミン、N−イソステアリル−N,N−ジメチルアミン、
N−ヤシ油アルキル−N,N−ジメチルアミン、N−硬
化牛脂アルキル−N,N−ジメチルアミン、N−ベヘニ
ル−N,N−ジメチルアミンなどのアルキルジメチルア
ミン;N−オクテニル−N,N−ジメチルアミン、N−
オレイル−N,N−ジメチルアミン、N−ドコセニル−
N,N−ジメチルアミンなどのアルケニルジメチルアミ
ンなどのアミンを、公知の方法で過酸化水素と反応させ
たベタイン化合物があげられ、これらは単独でまたは2
種以上を適宜混合して使用することができる。
を表わす一般式(II)において、R2は直鎖状もしく
は分岐鎖状の炭素数8〜22、好ましくは10〜18の
アルキル基または、直鎖状もしくは分岐鎖状の炭素数8
〜22、好ましくは10〜18のアルケニル基である。
またlおよびmはエチレンオキシドの平均付加モル数を
表わし、l+mは1〜10、好ましくは2〜8の整数で
ある。
の代表例としては、たとえばN−オクチル−N,N−ジ
ポリオキシエチレンアミン、N−デシル−N,N−ジポ
リオキシエチレンアミン、N−ラウリル−N,N−ジポ
リオキシエチレンアミン、N−ミリスチル−N,N−ジ
ポリオキシエチレンアミン、N−パルミチル−N,N−
ジポリオキシエチレンアミン、N−ステアリル−N,N
−ジポリオキシエチレンアミン、N−イソステアリル−
N,N−ジポリオキシエチレンアミン、N−ヤシ油アル
キル−N,N−ジポリオキシエチレンアミン、N−硬化
牛脂アルキル−N,N−ジポリオキシエチレンアミン、
N−ベヘニル−N,N−ジポリオキシエチレンアミンな
どのアルキルジポリオキシエチレンアミン;N−オクテ
ニル−N,N−ジポリオキシエチレンアミン、N−オレ
イル−N,N−ジポリオキシエチレンアミン、N−ドコ
セニル−N,N−ジポリオキシエチレンアミンなどのア
ルケニルジポリオキシエチレンアミンなどのアミンを、
公知の方法で過酸化水素と反応させたベタイン化合物が
あげられ、これらは単独でまたは2種以上を適宜混合し
て使用することができる。
I)を表わす一般式(III)において、R3は直鎖状
もしくは分岐鎖状の炭素数8〜22、好ましくは10〜
18のアルキル基または、直鎖状もしくは分岐鎖状の炭
素数8〜22、好ましくは10〜18のアルケニル基で
ある。またnはエチレンオキシドの平均付加モル数を表
わし、nは1〜10、好ましくは2〜8の整数である。
I)の代表例としては、たとえばN−オクチルポリオキ
シエチレン−N,N−ジメチルアミン、N−デシルポリ
オキシエチレン−N,N−ジメチルアミン、N−ラウリ
ルポリオキシエチレン−N,N−ジメチルアミン、N−
ミリスチルポリオキシエチレン−N,N−ジメチルアミ
ン、N−パルミチルポリオキシエチレン−N,N−ジメ
チルアミン、N−ステアリルポリオキシエチレン−N,
N−ジメチルアミン、N−イソステアリルポリオキシエ
チレン−N,N−ジメチルアミン、N−ヤシ油アルキル
ポリオキシエチレン−N,N−ジメチルアミン、N−硬
化牛脂アルキルポリオキシエチレン−N,N−ジメチル
アミン、N−ベヘニルポリオキシエチレン−N,N−ジ
メチルアミンなどのアルキルポリオキシエチレンジメチ
ルアミン;N−オクテニルポリオキシエチレン−N,N
−ジメチルアミン、N−オレイルポリオキシエチレン−
N,N−ジメチルアミン、N−ドコセニルポリオキシエ
チレン−N,N−ジメチルアミンなどのアルケニルポリ
オキシエチレンジメチルアミンなどのアミンを、公知の
方法で過酸化水素と反応させたベタイン化合物があげら
れ、これらは単独でまたは2種以上を適宜混合して使用
することができる。
を表わす一般式(IV)において、R4は直鎖状もしく
は分岐鎖状の炭素数8〜22、好ましくは10〜18の
アルキル基または、直鎖状もしくは分岐鎖状の炭素数8
〜22、好ましくは10〜18のアルケニル基である。
の代表例としては、たとえばN−オクタノイルアミドプ
ロピル−N,N−ジメチルアミン、N−デカノイルアミ
ドプロピル−N,N−ジメチルアミン、N−ラウロイル
アミドプロピル−N,N−ジメチルアミン、N−ミリス
トイルアミドプロピル−N,N−ジメチルアミン、N−
パルミトイルアミドプロピル−N,N−ジメチルアミ
ン、N−ステアロイルアミドプロピル−N,N−ジメチ
ルアミン、N−イソステアロイルアミドプロピル−N,
N−ジメチルアミン、N−ベヘノイルアミドプロピル−
N,N−ジメチルアミン、N−ココイルアミドプロピル
−N,N−ジメチルアミンなどのアルカノイルアミドプ
ロピルジメチルアミン;N−オクテノイルアミドプロピ
ル−N,N−ジメチルアミン、N−オレオイルアミドプ
ロピル−N,N−ジメチルアミン、N−ドコセノイルア
ミドプロピル−N,N−ジメチルアミンなどのアルケノ
イルアミドプロピルジメチルアミンなどのアミンを、公
知の方法で過酸化水素と反応させたベタイン化合物があ
げられ、これらは単独でまたは2種以上を適宜混合して
使用することができる。
ド型両性界面活性剤の量は、ゲル残渣を小さくする効果
を充分に発現させ、離水量を低減させるという点から、
0.05重量%以上、好ましくは0.1重量%以上であ
ることが望ましく、また形状安定性、ゲル強度などのゲ
ル物性に悪影響を与えないという点から、5重量%以
下、好ましくは3重量%以下であることが望ましい。
キシメチルセルロース多価金属塩、カラギーナン、寒
天、ローカストビーンガムとキサンタンガムとの混合物
およびゼラチンから選ばれた少なくとも1種の天然ガム
が用いられる。
は、カルボキシメチルセルロース(以下、CMCとい
う)、CMCナトリウムまたはCMCカリウム(以下、
これらをあわせてCMC類という)を多価金属イオンで
ゲル化させて得られるものである。
要とされる形状安定性やゲル強度を得るという点から、
1%水溶液粘度(無水物換算濃度、25℃でB型粘度計
にて測定(回転数:60rpm))が5mPa・s以
上、好ましくは50mPa・s以上のものであることが
望ましく、また水性ゲルの調製段階におけるCMC類の
水溶液のハンドリング性という点から、1%水溶液粘度
が10000mPa・s以下、好ましくは5000mP
a・s以下のものであることが望ましい。
が良好であるという点から、カルボキシメチル基の平均
置換度が0.4以上、好ましくは0.5以上のものであ
ることが望ましく、また多価金属イオンでゲル化させた
際に、分子内にカルボキシメチル基が多量に存在するた
めに分子内架橋が優先的に進行し、生成したゲルが高架
橋密度のものとなって安定な水性ゲルが得られなくなる
おそれをなくすには、カルボキシメチル基の平均置換度
が2以下、好ましくは1.8以下のものであることが望
ましい。
して使用することができる。
せる際には、多価金属塩水溶液を用いることができる。
該多価金属塩水溶液は、たとえばアルミニウム塩、鉄
塩、カルシウム塩およびバリウム塩から選ばれた少なく
とも1種の金属塩の水溶液である。
ばカリミョウバン、焼ミョウバン、酢酸アルミニウム、
硫酸アルミニウム、水酸化アルミニウム、水酸化アルミ
ニウムゲル、塩化アルミニウム、乳酸アルミニウム、ア
ルミン酸ナトリウム、アルミン酸カリウムなどがあげら
れる。
鉄、硫酸第一鉄などがあげられる。
水酸化カルシウムなどがあげられる。
化バリウムなどがあげられる。
および経済性の点から、アルミニウム塩が好ましい。す
なわち、CMC多価金属塩のなかでも、CMCアルミニ
ウム塩が好ましい。
加することにより、多価金属イオンでCMC類がゲル化
されたCMC多価金属塩を得ることができる。さらに、
多価金属塩が難溶性塩類の場合は、これを水分散体とし
てCMC類の水溶液に添加し、さらに酸性物質や塩基性
物質にて系内のpHを適宜調整して多価金属イオンの溶
出を制御することにより、CMC類がゲル化されたCM
C多価金属塩を得ることができる。なお、多価金属塩水
溶液や多価金属塩水分散体の濃度はとくに限定されるも
のではなく、適宜調整すればよい。
場合、本発明の水性ゲル組成物中のCMC含有量は、用
いるCMCの1%水溶液粘度によっても異なるが、充分
なゲル強度を得るには、無水物換算量で1.5重量%以
上、好ましくは2重量%以上であることが望ましく、ゲ
ル化前の系の粘度がきわめて高くなり、製品化の際に容
器への充填が困難とならないようにするには、無水物換
算量で5重量%以下、好ましくは4重量%以下であるこ
とが望ましい。
は、多価金属塩の種類、CMC類の配合量によって異な
るが、適したゲル強度を得るためには、水性ゲル組成物
の0.3重量%以上、好ましくは0.5重量%以上、ま
た4重量%以下、好ましくは3重量%以下が多価金属塩
で構成されることが望ましい。
する海藻(Chondrus Crispus、Gig
artina Stellata、Chondrus
Ocellatusなど)から抽出されるガラクタンの
1種である。カラギーナンは2種のガラクトース(1−
3結合のβ−D−ガラクトースと1−4結合の3,6−
アンヒドロ−α−D−ガラクトース)が連なった構造を
有し、硫酸基を有する酸性多糖類である。硫酸基の結合
位置および3,6−アンヒドロ−α−D−ガラクトース
の有無によって、式:
ラギーナン、式:
ラギーナンおよび式:
ラギーナンの3種に分類される。
3,6−アンヒドロガラクトースであるので、本発明に
おいては、アンヒドロガラクトースを有するι−カラギ
ーナンおよびκ−カラギーナンをゲル化剤として用いる
ことができる。ι−カラギーナンとκ−カラギーナンと
では、硫酸含有量の少ないκ−カラギーナンのほうが、
ι−カラギーナンに比べてゲル形成能が高く、λ−カラ
ギーナンはゲル物性の改善剤として使用されることがあ
る。
によって容易に水和させることができ、これを放冷する
とゲル状になるが、さらにカルシウムイオンやカリウム
イオンなどのカチオンを添加することにより、より強力
なゲルを形成させることができる。
合、水性ゲル組成物中のカラギーナンの量は、充分なゲ
ル強度を得るには、0.5重量%以上、好ましくは1重
量%以上であることが望ましく、またゲル化が困難とな
らないようにするには、5重量%以下、好ましくは3重
量%以下であることが望ましい。
iaceae)、オゴノリ科(Gracilariac
eae)、イギス科(Ceramiaceae)、ノリ
科(Gracilaria)、オバクサ科(Ptero
cladia)、サイミ科(Ahnfeltia)など
の各種海藻の細胞膜内に含有されるものである。無晶
形、半透明の粉末状、フレーク状、破片状、棒状、紐状
などの形状であり、非水溶性であるが、水膨潤性であ
る。かかる寒天は熱湯に容易に溶解され、たとえば0.
5重量%程度の低濃度であっても充分にゲル化させるこ
とができる。
ル組成物中の寒天の量は、充分なゲル強度を得るには、
0.2重量%以上、好ましくは0.5重量%以上である
ことが望ましく、またゲル化が困難とならないようにす
るには、5重量%以下、好ましくは3重量%以下である
ことが望ましい。
ンを主成分とする多糖類であり、ガラクトースとマンノ
ースとの割合が約1:4である。その構造はグアーガム
に類似しているが、該グアーガムとはガラクトースとマ
ンノースとの割合が異なる。該ローカストビーンガムは
冷水に分散して分散液となるが、加熱すると完全に溶解
して高粘度溶液となる。
とするグラム陰性菌(Xanthomonas cam
pestris)の培養液より分離して得られるD−グ
ルコース、D−マンノース、D−グルクロン酸の、ナト
リウム、カリウムおよびカルシウム塩からなる多糖類で
あり、主鎖はβ−1,4結合しているD−グルコースか
ら構成され、その主鎖に結合したD−マンノースはアセ
チル化されている。側鎖は主鎖の1つおきにD−マンノ
ース2成分とD−グルクロン酸が結合する形になってお
り、末端のD−マンノースはピルビン酸塩の形になって
いる。該キサンタンガムは水および熱湯に溶解して中性
溶液となり、前記ローカストビーンガムとは熱可逆的な
ゲルを形成するものである。
の混合物をゲル化剤として用いる場合、これらローカス
トビーンガムとキサンタンガムとの混合割合はとくに限
定されるものではなく、適宜任意に変更することができ
る。
の混合物をゲル化剤として用いる場合、水性ゲル組成物
中の該混合物の量は、充分なゲル強度を得るには、0.
2重量%以上、好ましくは0.5重量%以上であること
が望ましく、またゲル化が困難とならないようにするに
は、5重量%以下、好ましくは3重量%以下であること
が望ましい。
ンパク質であるコラーゲンを部分的に加水分解すること
によって得られるものであり、工業的には牛骨、牛皮、
豚皮が原料として用いられる。ゼラチンは冷水には溶解
せずに膨潤し、温水ないし熱湯には溶解して強力なゲル
を形成するが、その水溶液は、あまり長時間煮沸すると
加水分解によりゼラチンの低分子化が起こり、ゲル強度
が低下してしまう。ゼラチンの抽出は、酸またはアルカ
リによる前処理をした原料を、温水中に浸漬して行なわ
れる。
ノ酸がペプチド結合した長鎖ポリペプチドである。
可逆的であり、一般的に10%ゼラチン溶液の融点は2
0〜30℃程度である。このようなゼラチン溶液は水性
ゲル製品に用いるゲル組成物に適さない。そこで、ゼラ
チン分子間における架橋反応による不溶化を行ない、ゲ
ルの高温安定性を維持する方法が採用され得る。この場
合の架橋剤(硬化剤)としては、たとえばクローム、ア
ルミニウム、第二鉄などの塩や、アルデヒド類、ケトン
類、キノン類などがあげられる。
性ゲル組成物中のゼラチンの量は、充分なゲル強度を得
るには、0.5重量%以上、好ましくは1重量%以上で
あることが望ましく、またゲル化が困難とならないよう
にするには、10重量%以下、好ましくは8重量%以下
であることが望ましい。
が用いられるが、たとえば厳寒時におけるゲルの凍結防
止のために、必要に応じて、エチレングリコール、プロ
ピレングリコール、1,3−ブタンジオール、へキシレ
ングルコール、グリセリンなどの多価アルコール類;エ
チレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレン
グリコール、ジプロピレングリコールなどのグリコール
のモノメチルエーテルやモノエチルエーテルなどのグリ
コールエーテル類などを、水性ゲル組成物に適宜添加す
ることができる。
ド型両性界面活性剤が、ゲル化剤である天然ガムのゲル
化前に添加されてなるものであるが、得られる水性ゲル
組成物の使用目的に応じ、香料、消臭、防臭剤、防黴、
殺菌剤および忌避剤から選ばれた少なくとも1種の薬剤
が含有されることが好ましい。
来使用されているものはすべて使用が可能である。
料のほか精油などがあげられる。その具体例としては、
たとえばグレープフルーツ油、コスタス油、シトロネラ
油、ジャスミン油、スイートオレンジ油、スペアミント
油、パイン油、パチュリ油、はっか油、ビターオレンジ
油、ヒバ油、ペパーミント油、ベルガモット油、マンダ
リン油、ユーカリ油、ラベンダー油、レモン油、レモン
グラス油、ローズ油、ローズマリー油、ペパーミント
油、消臭剤としての植物抽出剤などの天然香料;α−ピ
ネン、β−ピネン、リモネンなどのテルペン系炭化水
素、リナロール、ゲラニオール、ネロールなどのテルペ
ン系アルコール、ベンジルアルコール、フェネチルアル
コール、γ−フェニルプロピルアルコールなどのその他
のアルコール、ジフェニルエーテル、イソサフロオイゲ
ノール、p−メチルアニソールなどのフェノール誘導
体、ヘプタナール、オクタナール、ノナナールなどの脂
肪族アルデヒド、シトラール、シトロネラール、ヒドロ
キシシトロネラールなどのテルペン系アルデヒド、ベン
ズアルデヒド、フェニルアセトアルデヒド、3−フェニ
ルプロピオンアルデヒドなどの芳香族アルデヒド、シト
ラールジメチルアセタール、シトラールジエチルアセタ
ールなどのアセタール類、2−ヘプタノン、3−オクタ
ノン、2−オクタノンなどの脂肪族ケトン、カルボン、
メントン、プレゴンなどのテルペン系ケトン、p−メチ
ルアセトフェノン、ベンゾフェノン、ベンジリデンアセ
トンなどの芳香族ケトン、α,β,γ−イオノン、テア
スピラン、ジャスミンラクトンなどの脂環式ケトン、エ
ーテル、ラクトン、ムスコン、アンブレットリドなどの
大環状ケトン、ラクトン、ムスクキシレン、ムスクケト
ン、ムスクアンブレットなどの合成ムスク、ローズオキ
サイド、1,8−シネオール、ビシクロジヒドロホモフ
ァルネシルオキサイドなどの環状エーテル、インドー
ル、6−メチルキノリン、2−フリルメタンチオールな
どの複素環式化合物、ギ酸ベンジル、酢酸エチル、プロ
ピオン酸エチルなどの脂肪族酸のエステル、安息香酸メ
チル、安息香酸エチル、フェニル酢酸エチル、桂皮酸エ
チル、サリチル酸イソブチルなどの芳香族酸のエステ
ル、γ−ヘプチルブチロラクトン、ヘキサン酸アリルな
どのいわゆるアルデヒド類などの合成香料があげられ、
これらは単独でまたは2種以上を適宜混合して使用する
ことができる。
山茶花、柿などの葉の抽出物、アビエス油、オリガナム
油、ゲラニウム油、スイートオレンジ油、ビターアーモ
ンド油、ペパーミント油、ラベンダー油、ユーカリ油、
檜油、ローズマリー油、レモン油などの植物抽出エキ
ス、およびこれら植物抽出エキスの混合精油;アルキル
基の炭素数が8〜20のアルキルジメチルアミノ酢酸ベ
タイン、アルキルイミダゾリニウムベタイン、脂肪酸残
基の炭素数が8〜20の脂肪酸アミドプロピルベタイン
などの両性界面活性剤などがあげられ、これらは単独で
または2種以上を適宜混合して使用することができる。
チモール、安定化二酸化塩素、アリルイソチオシアネー
トなどの揮発性化合物があげられ、これらは単独でまた
は2種以上を適宜混合して使用することができる。
−ジエチル−m−トルアミド(ディート)、ジメチルフ
タレート、ジブチルフタレート、2−エチル−1,3−
ヘキサンジオール、ジ−n−プロピルイソシンコメロネ
ート、p−ジクロロベンゼン、ジ−n−ブチルサクシネ
ート、カラン−3,4−ジオール、1−メチルプロピル
−2−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペリジンカル
ボキシレート、イソチオシアン酸アリルなどがあげられ
る。さらに天然のイソチオシアン酸アリルを用いる場
合、カラシ(Brassica juncea Czer
n.et Coss)、黒カラシ(Brassica n
igra Koch.)、ワサビ(Wasabia ja
ponica Matsum.)などの植物を抽出した
ものを用いればよい。また木酢液なども忌避剤として例
示され、これらは単独でまたは2種以上を適宜混合して
使用することができる。
現されるようにするには、水性ゲル組成物全体の0.1
重量%以上、好ましくは1重量%以上であることが望ま
しく、また水性ゲル組成物のゲル強度が低下しないよう
にするには、水性ゲル組成物全体の15重量%以下、好
ましくは10重量%以下であることが望ましい。
性ゲル組成物には、アニオン性界面活性剤、前記アミン
オキシド型両性界面活性剤以外の両性界面活性剤、ノニ
オン性界面活性剤などの界面活性剤を含有させることが
できる。
アルカンスルホン酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸
塩、アルキル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエー
テル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエー
テル硫酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩などがあげら
れる。
性界面活性剤としては、たとえばアルキルベタイン、脂
肪酸アミドプロピルベタインなどがあげられる。
高級アルコールエチレンオキサイド付加物、アルキルフ
ェノールエチレンオキサイド付加物、脂肪酸エチレンオ
キサイド付加物、多価アルコール脂肪酸エステルエチレ
ンオキサイド付加物、高級アルキルアミンエチレンオキ
サイド付加物、脂肪酸アルカノールアミドエチレンオキ
サイド付加物、油脂のエチレンオキサイド付加物、エチ
レンオキサイド−プロピレンオキサイドブロック共重合
体、グリセロールの脂肪酸エステル、ペンタエリスリト
ールの脂肪酸エステル、ソルビトールおよびソルビタン
の脂肪酸エステル、ショ糖の脂肪酸エステル、多価アル
コールのアルキルエーテル、アルカノールアミン類の脂
肪酸アミドなどがあげられる。
上を適宜混合して使用することができる。
化・可溶化効果が充分に発現されるようにするには、水
性ゲル組成物全体の0.2重量%以上、好ましくは0.
5重量%以上であることが望ましく、また水性ゲル組成
物のゲル強度が低下しないようにするには、水性ゲル組
成物全体の10重量%以下、好ましくは8重量%以下で
あることが望ましい。
て、着色剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、防腐剤、キレ
ート剤などを適宜含有させてもよい。
に限定されるものではないが、たとえばアミンオキシド
型両性界面活性剤や、必要に応じて薬剤を、ゲル化剤で
ある天然ガムに添加し、混合、撹拌すればよい。アミン
オキシド型両性界面活性剤の添加時期は、天然ガムがゲ
ル化する前であればよく、とくに限定されるものではな
い。この水性ゲル組成物を所望の成型用容器内に充填
し、成型用容器を冷却して水性ゲル製品を得ることがで
きる。
は、用いるゲル化剤のゲル化機構によっても異なるが、
たとえばゲル化剤がCMC多価金属塩である場合、ゲル
層の製造過程での温度は、室温または、ゲル化の進行を
制御するために、必要に応じて系をたとえば5〜60℃
の範囲に調整することが好ましい。かかる系の温度を6
0℃以上にした場合には、たとえば低揮発性有機物の揮
散による薬剤のロスをきたすため好ましくない。またゲ
ル化剤としてカラギーナン、寒天、ローカストビーンガ
ムとキサンタンガムとの混合物および/またはゼラチン
を用いる場合には、これらのゲル化剤を水と混合したう
えで、60℃以上でこれらゲル化剤を溶解させ、冷却し
てゲル化させることが好ましい。
に示す容器に充填することにより、本発明の水性ゲル製
品を得ることができる。すなわち本発明の水性ゲル製品
は、上蓋および下蓋を有し、該下蓋から上蓋を引き上げ
て開口する容器に、前記水性ゲル組成物を充填してなる
ものである。
様を示す概略説明図である。図1において、1はゲル層
である本発明の水性ゲル組成物である。図1に示される
容器は、下蓋2、本体部5および頂蓋部6からなる上蓋
3、筒状部4、ならびに柱状部7からなり、水性ゲル組
成物1が充填されている。
れる容器のごとき下蓋2から上蓋3を上部へ引き上げて
開口する容器に水性ゲル組成物1が充填されたものであ
るので、該水性ゲル組成物1の薬剤効果が終了した時点
において、たとえば図1に示される本発明の水性ゲル製
品の使用後を示す図2の概略説明図のように、ゲル化剤
の小さいゲル残渣8を上蓋3内に引き上げて隠すことが
でき、使用終点の判断が容易である。
すぐれ、ゲル強度が高く、均一で離水量が少なく外観が
美麗であり、しかもゲル組成物の薬剤効果が終了した時
点において、ゲル化剤の残渣が小さいので、該水性ゲル
組成物が容器に充填された本発明の水性ゲル製品は、ゲ
ルが引き上がり、使用終点の判断がきわめて容易であ
る。
からなる水性ゲル製品を実施例に基づいてさらに詳細に
説明するが、本発明はその要旨をこえないかぎり、かか
る実施例のみに限定されるものではない。
い、以下の方法にて水性ゲル組成物を調製した。
ゲルを水に添加して室温で混合攪拌し、均一なCMC混
合分散溶液を得た。
消臭剤にアミンオキシド型両性界面活性剤を溶融混合
し、これをホモミキサーで4000rpmにて攪拌しな
がら前記CMC混合分散溶液に添加し、2分間攪拌を行
なった。さらに、有機酸および防腐剤を添加したのち、
3分間攪拌を行なって混合溶液を得た。
頂蓋部6より充填し、ゲル化させたのち25℃の恒温器
に静置し、本発明の水性ゲル組成物が充填された水性ゲ
ル製品を得た。
比較例1〜8で得られた水性ゲル製品の上蓋(図1の符
号3で示される部分)を20mmスライドして上げ、水
性ゲル組成物の一部が露出するようにして開放し、25
℃で風の当たらない部屋に静置した。
確認しながら、減量率が90〜95重量%時を減量終了
とし、以下の方法により(イ)ゲル残渣体積および
(ロ)ゲル残渣位置、について評価を行なった。その結
果を表2に示す。
カサ体積(cm3)を測定した。なお、かかるカサ体積
の数値が小さいほど、残渣が小さい。
上端部からゲル残渣底部までの高さ(mm)を測定し
た。下蓋の上端部から上蓋の下端部までの高さは30m
mである。なお、かかる高さの数値が大きいほど、残渣
が上に位置する。
組成物を調製した。
モミキサーで8000rpmにて撹拌しながら、70〜
90℃まで加熱した。この温度で約20分間保持し、ゲ
ル化剤が完全に溶解したことを確認したのち、60℃ま
でゆっくりと冷却し、均一なゲル分散溶液を得た。
しながら、香料と乳化剤との混合溶液または消臭剤にア
ミンオキシド型両性界面活性剤を溶融混合した溶液を添
加し、2分間攪拌を行なった。さらに、防腐剤を添加し
たのち、3分間攪拌を行なって混合溶液を得た。
頂蓋部6より充填し、必要に応じてさらに10℃まで冷
却し、ゲル化させたのち25℃の恒温器に静置し、本発
明の水性ゲル組成物が充填された水性ゲル製品を得た。
方法により(イ)ゲル残渣体積および(ロ)ゲル残渣位
置、について評価を行なった。その結果を表4に示す。
に示すとおりである。 CMC−1:CMCナトリウム カルボキシメチル基の平均置換度0.6 1%水溶液粘度(25℃)100mPa・s CMC−2:CMCナトリウム カルボキシメチル基の平均置換度0.7 1%水溶液粘度(25℃)3500mPa・s CMC−3:CMCナトリウム カルボキシメチル基の平均置換度0.8 1%水溶液粘度(25℃)500mPa・s CMC−4:CMCナトリウム カルボキシメチル基の平均置換度1.1 1%水溶液粘度(25℃)1000mPa・s CMC−5:CMCナトリウム カルボキシメチル基の平均置換度1.75 1%水溶液粘度(25℃)3000mPa・s AOSA−1:アミンオキシド型両性界面活性剤(I) N−デシル−N,N−ジメチルアミンオキシド AOSA−2:アミンオキシド型両性界面活性剤(I) N−ラウリル−N,N−ジメチルアミンオキシド AOSA−3:アミンオキシド型両性界面活性剤(I) N−イソステアリル−N,N−ジメチルアミンオキシド AOSA−4:アミンオキシド型両性界面活性剤(I
I) N−硬化牛脂アルキル−N,N−ジポリオキシエチレン
アミンオキシド AOSA−5:アミンオキシド型両性界面活性剤(II
I) N−ベヘニルポリオキシエチレン(4)−N,N−ジメ
チルアミンオキシド AOSA−6:アミンオキシド型両性界面活性剤(I
V) N−ココイルアミドプロピル−N,N−ジメチルアミン
オキシド 水酸化アルミニウムゲル:乾燥水酸化アルミニウムゲル
(Al2O3含量54.0重量%) 消臭剤:緑茶抽出成分 防腐剤:ケーソンCG/ICP(商品名、Rohm &
Haas Ltd.製) 界面活性剤:ポリオキシエチレン(20)ラウリルエー
テル LX:ローカストビーンガムとキサンタンガムとの混合
物 ローカストビーンガム/キサンタンガム(重量比)50
/50
(残量)は全量が100重量%となる量である。
のことがわかる。
にアミンオキシド型両性界面活性剤を添加して得られた
実施例1〜8の水性ゲル製品は、減量率が90〜95重
量%の減量終了時点でゲル残渣が小さく、カサ体積は4
〜6cm3程度であるのに対し、比較例1〜8のアミン
オキシド型両性界面活性剤を用いていない水性ゲル製品
は、ゲル残渣が大きく、カサ体積が7cm3をこえてお
り、減量率が90〜95重量%の減量終了時点であるに
もかかわらず、使用可能である、と判断されかねない。
また実施例1〜8の水性ゲル製品では、減量終了時点で
ゲル残渣は下蓋から上蓋までの高さ30mmとほぼ同程
度の高さにあり、上蓋に隠れてほとんど見えないのに対
し、比較例1〜8の水性ゲル製品では、ゲル残渣は下蓋
から数mmの高さにあり、全体が見えてしまっている。
以外のゲル化剤であるカラギーナン、寒天、ローカスト
ビーンガムとキサンタンガムとの混合物、ゼラチンにア
ミンオキシド型両性界面活性剤を添加して得られた実施
例9〜14の水性ゲル製品は、減量率が90〜95重量
%の減量終了時点でゲル残渣が小さく、カサ体積は4c
m3程度であるのに対し、比較例9〜14のアミンオキ
シド型両性界面活性剤を用いていない水性ゲル製品は、
ゲル残渣が大きく、カサ体積が6cm3をこえており、
減量率が90〜95重量%の減量終了時点であるにもか
かわらず、使用可能である、と判断される可能性があ
る。また実施例9〜14の水性ゲル製品では、減量終了
時点でゲル残渣は下蓋から上蓋までの高さ30mmとほ
ぼ同程度の高さにあり、上蓋に隠れてほとんど見えない
のに対し、比較例9〜14の水性ゲル製品では、ゲル残
渣は下蓋から10mm以下の高さにあり、ほぼ全体が見
えてしまっている。
ド型両性界面活性剤が用いられた水性ゲル組成物は、薬
剤効果が終了した時点において、ゲル化剤の残渣が小さ
く、該水性ゲル組成物が容器に充填された本発明の水性
ゲル製品は、ゲルが引き上がり、使用終点の判断がきわ
めて容易であることがわかる。
にすぐれ、ゲル強度が高く、均一で離水量が少なく外観
が美麗であり、しかもゲル組成物の薬剤効果が終了した
時点において、ゲル化剤の残渣が小さいすぐれたもので
ある。
れた本発明の水性ゲル製品は、ゲルが引き上がり、使用
終点の判断がきわめて容易であり、たとえば玄関、居
間、トイレなどの室内、浴室、車内などに設置して有効
に用いることができる。
説明図である。
示す概略説明図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 一般式(I): 【化1】 (式中、R1は炭素数8〜22のアルキル基または炭素
数8〜22のアルケニル基を示す)で表わされるアミン
オキシド型両性界面活性剤(I)、一般式(II): 【化2】 (式中、R2は炭素数8〜22のアルキル基または炭素
数8〜22のアルケニル基、l+m(エチレンオキシド
の平均付加モル数)は1〜10の整数を示す)で表わさ
れるアミンオキシド型両性界面活性剤(II)、一般式
(III): 【化3】 (式中、R3は炭素数8〜22のアルキル基または炭素
数8〜22のアルケニル基、n(エチレンオキシドの平
均付加モル数)は1〜10の整数を示す)で表わされる
アミンオキシド型両性界面活性剤(III)および一般
式(IV): 【化4】 (式中、R4は炭素数8〜22のアルキル基または炭素
数8〜22のアルケニル基を示す)で表わされるアミン
オキシド型両性界面活性剤(IV)から選ばれた少なく
とも1種のアミンオキシド型両性界面活性剤を、カルボ
キシメチルセルロース多価金属塩、カラギーナン、寒
天、ローカストビーンガムとキサンタンガムとの混合物
およびゼラチンから選ばれた少なくとも1種の天然ガム
に添加してなることを特徴とする水性ゲル組成物。 - 【請求項2】 香料、消臭、防臭剤、防黴、殺菌剤およ
び忌避剤から選ばれた少なくとも1種の薬剤が含有され
た請求項1記載の水性ゲル組成物。 - 【請求項3】 カルボキシメチルセルロース多価金属塩
がカルボキシメチルセルロースアルミニウム塩である請
求項1または2記載の水性ゲル組成物。 - 【請求項4】 上蓋および下蓋を有し、該下蓋から上蓋
を引き上げて開口する容器に充填される請求項1、2ま
たは3記載の水性ゲル組成物。 - 【請求項5】 上蓋および下蓋を有し、該下蓋から上蓋
を引き上げて開口する容器に、請求項1、2または3記
載の水性ゲル組成物を充填してなる水性ゲル製品。
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