JP2003146020A - 空気入りタイヤ - Google Patents
空気入りタイヤInfo
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- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 abstract 2
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 12
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- 238000011156 evaluation Methods 0.000 description 4
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 3
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- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
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Abstract
水性能も向上することができる空気入りタイヤを得る。 【解決手段】横断溝32Lは中間陸部22Lで終端して
いるため、中間陸部22Lの剛性を向上でき氷上性能を
向上できる。センター陸部14Lには複数の横溝16L
が形成され、内側周方向溝20Lのトレッド端側縁がタ
イヤ周方向と略平行に形成されているため、特にトレッ
ド部中央領域CWの排水性を向上できる。トレッド部4
2全体のネガティブ率が28%乃至37%の範囲に設定
されているため、排水性機能を維持した状態で接地面積
を増加させることができ氷上性能を向上できる。トレッ
ド幅H/5のトレッド部中央領域CWのネガティブ率が
トレッド部42全体のネガティブ率よりも小さくなって
いるため、特にトレッド部中央領域CWにおいて陸部体
積を増加でき氷上ブレーキ性能を向上できる。
Description
向上できるとともに、雪上性能及び排水性能も向上でき
る空気入りタイヤに関する。
ヤ、特にスノータイヤでは、タイヤ周方向に連続したい
わゆるジグザグ溝102と、タイヤ周方向に連続したい
わゆるストレート主溝104と、を組み合わせたトレッ
ドパターン100を有しているのが一般的である。ま
た、トレッドパターン100は、タイヤ赤道線CLに対
して左右対称となっているのが一般的である。
ブ率(見掛けの全接地面積で溝面積を割った値を百分率
で表したもの)は、40%〜45%前後となっていたの
で、さらなる氷上ブレーキ性能を望むには限界がある。
このため、ブロック剛性を確保すべく、ネガティブ率を
低下(28〜37%)させる必要がある。これにより、
氷上ブレーキ性能は確保できる。
させると、氷上性能は向上しても、雪上性能(ブレーキ
ング性能、トラクション性能、フィーリング評価)とW
ETハイプレ性能が悪化する問題がある。
記事実を考慮し、主にセンター領域のネガティブ率とエ
ッジ成分とを最適化することで、氷上性能をさらに向上
できるとともに、雪上性能及び排水性能も向上すること
ができる空気入りタイヤを提供することを課題とする。
りタイヤでは、タイヤ赤道線のタイヤ軸方向外側に位置
する1対の第1の周方向溝と、前記第1の周方向溝のタ
イヤ軸方向外側に位置する1対の第2の周方向溝と、前
記第1の周方向溝のタイヤ軸方向内側に位置するセンタ
ー陸部と、前記第1の周方向溝と前記第2の周方向溝と
の間に位置する中間陸部と、前記第2の周方向溝のタイ
ヤ軸方向外側に位置するショルダー陸部と、タイヤ周方
向に隣接して形成されるとともに前記ショルダー陸部か
ら前記中間陸部に亘って形成され該中間陸部で終端した
複数の横断溝と、からなるトレッド部を有し、前記セン
ター陸部、前記中間陸部及び前記ショルダー陸部の表面
に複数のサイプが形成された空気入りタイヤであって、
前記センター陸部には複数の横溝が形成され、該横溝に
より該センター陸部はタイヤ周方向にブロック状に形成
され、前記第1の周方向溝のトレッド端側縁は、タイヤ
周方向と略平行に延びて形成され、前記第1の周方向溝
のタイヤ赤道線側縁は、タイヤ周方向に対して傾斜して
形成され、前記横断溝は、前記ショルダー陸部から前記
中間陸部に亘って略タイヤ軸方向に延びる横断溝本体部
と、前記横断溝本体のタイヤ軸方向内側端部からタイヤ
周方向に隣接する横断溝に向かって延びて終端し、かつ
タイヤ周方向に対する傾斜角度が前記横断溝本体部の傾
斜角度よりも小さい横断溝補助部と、で構成され、前記
トレッド部全体のネガティブ率が28%乃至37%の範
囲に設定され、かつ、前記トレッド部全体のトレッド幅
の1/5に相当する幅を有したトレッド部中央領域のネ
ガティブ率は、前記トレッド部全体のネガティブ率より
も小さいことを特徴とする。
作用効果について説明する。
周方向溝と、第2の周方向溝と、センター陸部と、中間
陸部と、ショルダー陸部とを有しているため、特に接地
幅の広い偏平サイズのタイヤにおいて、雪上コーナリン
グ時の横滑り性とWETハイプレ性を確保することがで
きる。
断溝がタイヤ周方向に隣接して複数形成されているた
め、ショルダー陸部と中間陸部のエッジ成分を増加させ
ることができ、雪上路面の走行を安定させることができ
る。特に、各陸部に複数のサイプが形成されているた
め、各陸部のエッジ成分をさらに増加させることがで
き、氷雪上路面の走行を安定させることができる。
ず中間陸部で終端しているため、中間陸部のタイヤ赤道
線側の部分をタイヤ周方向に連続したリブブロック状に
することができるため、横断溝が第1の周方向溝に開口
している場合と比較して、中間陸部の剛性を向上でき、
氷上性能を向上できる。
されるとともに、第1の周方向溝のトレッド端側縁がタ
イヤ周方向と略平行に形成されているため、特にトレッ
ド部中央領域の排水性を向上することができる。なお、
上記したように、中間陸部はリブ状ブロックに形成され
ているため、タイヤ赤道線近傍のトレッド部中央領域に
おける水流とトレッド端側に位置するトレッド端側領域
における水流とが合流することを防止できるため、さら
に排水性を向上できる。
は、タイヤ周方向に対して傾斜して形成されているた
め、タイヤ赤道線近傍の水を円滑に第1の周方向溝に導
くことができるとともに、センター陸部のエッジ成分を
増加させることができ、氷雪上路面での走行を安定さ
せ、氷雪上性能を向上させることができる。
部とで構成されており、特に横断溝本体部が有効なエッ
ジとなるため、氷雪上性能(ブレーキ性能及びトラクシ
ョン性能)を向上できる。また、横断溝補助部により中
間陸部の水をトレッド端側領域に円滑に導くことができ
るため、WETハイプレ性能を向上できる。さらに、氷
雪状路面のコーナリング時において、横断溝補助部が引
っ掛かりとして機能するため、コーナリングが安定し、
コーナリング性能を向上できる。
28%乃至37%の範囲に設定されているため、排水性
機能を維持した状態で接地面積を増加させることができ
る。この結果、氷上性能を向上できる。
5に相当する幅を有したトレッド部中央領域のネガティ
ブ率がトレッド部全体のネガティブ率よりも小さくなっ
ているため、特にトレッド部中央領域において陸部体積
を増加でき氷上ブレーキ性能を向上できるとともに、ト
レッド部中央領域におけるセンター陸部の剛性を向上で
き偏摩耗を抑制することができる。
陸部の途中まで溝が形成され、当該溝が陸部を貫通する
ことがないことを意味する。
積で溝面積を割った値を百分率で表したものを意味す
る。ネガティブ率が大きいほど溝が占める面積が大きく
なり、接地面積が小さくなることを意味している。
線を中心としたトレッド部の中央に位置する領域を意味
する。
記横断溝補助部のタイヤ軸方向内側端部から前記横断溝
本体部のタイヤ軸方向外側端部にかけて前記空気入りタ
イヤの回転方向後方側に向かって傾斜していることを特
徴とする。
作用効果について説明する。
部のタイヤ軸方向内側端部から横断溝本体部のタイヤ軸
方向外側端部にかけて空気入りタイヤの回転方向後方側
に向かって傾斜しており、所謂方向性パターンとなる。
この結果、WET排水性を向上することができる。
記センター陸部の略タイヤ軸方向中心には前記横溝に開
口し周方向に延びる周方向細溝が形成されており、前記
センター陸部は2列のブロック列に形成されていること
を特徴とする。
作用効果について説明する。
ー陸部の略タイヤ軸方向中心には横溝に開口し周方向に
延びる周方向細溝が形成されており、センター陸部が2
列のブロック列に形成されている。
に、第1の周方向溝と第2の周方向溝の合計4本の周方
向溝では、排水性が低下する場合があるが、本発明の空
気入りタイヤでは、周方向細溝によりタイヤのトレッド
部中央領域の排水性を確保することができる。
記中間陸部には、前記横断溝補助部と前記第1の周方向
溝とに開口するとともに、前記空気入りタイヤの負荷転
動時において対向する溝壁が接触する副溝が形成されて
いることを特徴とする。
作用効果について説明する。
イヤに所定の荷重が負荷されると、副溝の対向する溝壁
が接触する。対向する溝壁が接触することにより、中間
陸部の一部をリブ状にすることができる。これにより、
中間陸部の剛性を向上でき、氷上でのブレーキ性能を向
上することができる。
周方向溝から横断溝補助部へ水が移動しないため、第1
の周方向溝による排水性を向上できる。この結果、ハイ
プレ排水性能を向上できる。
記横断溝本体部のタイヤ周方向に対する傾斜角度は、6
5度より大きく90度未満であり、前記横断溝補助部の
タイヤ周方向に対する傾斜角度は、5度より大きく45
度未満であることを特徴とする。
作用効果について説明する。
角度は、65度より大きく90度未満であり、横断溝補
助部のタイヤ周方向に対する傾斜角度は、5度より大き
く45度未満であることが好ましい。
る傾斜角度が65度以下であれば、トラクション性の悪
化及び偏摩耗の懸念があり、90度以上であれば、WE
Tハイプレ性能が悪化するため、不適切である。
る傾斜角度が5度以下であれば、第1の周方向溝と略平
行となるため、トレッド部の中央側からショルダー端側
への排水能力が低下するとともに、ブロックエッジ成分
現象による雪上性能が悪化するため不適切である。一
方、横断溝補助部のタイヤ周方向に対する傾斜角度が4
5度以上であれば、やはりトレッド部の中央側からショ
ルダー端側への排水能力が低下し、ハイプレ性能が悪化
するため不適切である。
明の一実施形態に係る空気入りタイヤについて説明す
る。図1は、右輪用タイヤのトレッドパターンを示した
平面図である。
赤道線CL近傍にタイヤ周方向に延びる周方向細溝12
が形成されている。
センター陸部14L、14Rがそれぞれ形成されてい
る。各センター陸部14L、14Rには、タイヤ周方向
に対して傾斜した横溝16L、16Rが形成されてい
る。この各横溝16L、16Rは、各センター陸部14
L、14Rをタイヤ軸方向に貫通している。
ヤ赤道線側端部が空気入りタイヤ10の回転方向前方側
(図1中矢印F方向側)に位置し、タイヤ軸方向外側端
部が空気入りタイヤ10の回転方向後方側(図1中矢印
R方向側)に位置するように、傾斜して形成されてい
る。
レッド端側(タイヤ軸方向外側)の側壁18L、18R
は、タイヤ周方向に対して傾斜して形成されている。
向外側には、タイヤ周方向に延びる内側周方向溝20
L、20R(第1の周方向溝)がそれぞれ形成されてい
る。
方向細溝12と内側周方向溝20L、20Rとに開口し
ており、センター陸部14L、14Rが2列のブロック
状になっている。
を2列のブロック状とすることにより、センター陸部1
4L、14Rが形成されたトレッド部42の中央側の領
域において排水性を向上することができる。
向外側には、中間陸部22L、22Rがそれぞれ形成さ
れている。中間陸部22L、22Rのタイヤ軸方向両側
の側壁24L、24Rは、タイヤ周方向と略平行になる
ように形成されている。
0Rは、中間陸部22L、22Rのタイヤ軸方向内側の
側壁24L、24Rと、センター陸部14L、14Rの
トレッド端側の側壁18L、18Rとを溝壁とする構成
となっている。
トレッド端側縁はタイヤ周方向と略平行となり、タイヤ
赤道線側縁はタイヤ周方向に対して傾斜しているため、
内側周方向溝20L、20Rは所謂ジグザグ形状となっ
ている。
軸方向外側には、外側周方向溝26L、26R(第2の
周方向溝)がそれぞれ形成されている。
向外側には、各ショルダー陸部28L、28Rがそれぞ
れ形成されている。各ショルダー陸部28L、28Rの
タイヤ軸方向内側の側壁30L、30Rは、タイヤ周方
向と略平行になるように形成されている。
ら各中間陸部22L、22Rに亘って横断溝32L、3
2Rがそれぞれ形成されている。
28L、28Rから外側周方向溝26L、26Rを横切
り中間陸部22L、22Rにかけてタイヤ周方向に対し
て比較的大きな傾斜角度で傾斜して延びる横断溝本体部
34L、34Rと、横断溝本体部34L、34Rのタイ
ヤ軸方向内側端部からタイヤ周方向に隣接する別の横断
溝32L、32Rに向かってタイヤ周方向に対して比較
的小さな傾斜角度(横断溝本体部34L、34Rよりも
小さな傾斜角度)で傾斜して延びる横断溝補助部36
L、36Rと、で構成されている。
間陸部22L、22Rの途中で終端している。
イヤ周方向に対する傾斜角度は65度より大きく90度
未満となるように設定されており、横断溝補助部36
L、36Rのタイヤ周方向に対する傾斜角度は5度より
大きく45度未満となるように設定されている。
ヤ軸方向内側端部から横断溝本体部34L、34Rのタ
イヤ軸方向外側端部にかけて空気入りタイヤ10の回転
方向後方側に向かって傾斜している。
溝補助部36L、36Rと外側周方向溝20L、20R
とを接続する副溝38L、38Rが形成されている。
方向内側端部が空気入りタイヤ10の回転方向前方側に
位置し、そのタイヤ軸方向外側端部が空気入りタイヤ1
0の回転方向後方側に位置するように、傾斜して形成さ
れている。
気入りタイヤ10の負荷転動時において対向する溝壁が
接触する程度に、狭く形成されている。
時において、副溝38L、38Rの溝壁が接触すること
により、中間陸部22L、22Rのタイヤ赤道線側の部
分がタイヤ周方向に連続し、中間陸部22L、22Rを
リブ状のブロックにすることができる。この結果、中間
陸部22L、22Rの剛性を向上でき、氷上でのブレー
キ性能を向上することができる。
方向に連続するため、内側周方向溝20L、20Rを流
れる水流と横断溝補助部36L、36Rを流れる水流と
を分流でき、ハイプレ性能を向上できる。
中間陸部22L、22R及びショルダー陸部28L、2
8Rの表面には複数のサイプ40が形成されている。
ヤ10のトレッドパターンでは、横溝16L、16R、
副溝38L、38R及び横断溝32L、32Rの各タイ
ヤ軸方向内側端部から各タイヤ軸方向外側端部にかけ
て、空気入りタイヤ10の回転方向後方側に向けて傾斜
するように形成されており、所謂方向性パターンとなっ
ている。
L、38R及び横溝16L、16Rの軸線は、全てタイ
ヤ赤道線CL上で且つ空気入りタイヤ10の回転方向前
方側で収束するようになっている。
で、WET排水性を向上することができる。
ガティブ率について説明する。
42は、内側周方向溝20L、20Rと、外側周方向溝
26L、26Rと、横断溝32L、32Rと、センター
陸部14L、14Rと、中間陸部22L、22R及びシ
ョルダー陸部28L、28Rを有しており、トレッド部
42全体のネガティブ率は、28%乃至37%の範囲に
設定されている。
タイヤ赤道線CLを中心とした、トレッド部42全体の
トレッド幅(H)の1/5(H/5)に相当する幅を有
するトレッド部中央領域CWのネガティブ率は、トレッ
ド部42全体のネガティブ率よりも小さくなるように、
設定されている。
及び効果について説明する。
断溝32L、32Rがタイヤ周方向に隣接して複数形成
されているため、ショルダー陸部28L、28Rと中間
陸部22L、22Rのエッジ成分を増加させることがで
き、雪上路面の走行を安定させることができる。
れているため、各陸部のエッジ成分をさらに増加させる
ことができ、氷雪上路面の走行を安定させることができ
る。
向溝20L、20Rに開口せず中間陸部22L、22R
で終端しているため、中間陸部22L、22Rのタイヤ
赤道線側の部分をタイヤ周方向に連続したリブブロック
状にすることができる。このため、横断溝32L、32
Rが内側周方向溝20L、20Rに開口している場合と
比較して、中間陸部22L、22Rの剛性を向上でき、
氷上性能を向上できる。
数の横溝16L、16Rが形成されるとともに、内側周
方向溝20L、20Rのトレッド端側縁がタイヤ周方向
と略平行に形成されているため、特にトレッド部42の
中央側領域の排水性を向上することができる。
22Rはリブ状ブロックに形成されているため、タイヤ
赤道線近傍のトレッド部42の中央側における水流とト
レッド端側に位置するトレッド端側領域における水流と
が合流することを防止でき、円滑に内側周方向溝20
L、20Rで排水することができる。
ヤ赤道線側縁は、タイヤ周方向に対して傾斜して形成さ
れているため、タイヤ赤道線近傍の水を円滑に内側周方
向溝20L、20Rに導くことができる。さらに、セン
ター陸部14L、14Rのエッジ成分を増加させること
ができ、氷雪上路面での走行を安定させ、氷雪上性能を
向上させることができる。
部34L、34Rと横断溝補助部36L、35Rとで構
成されており、特に横断溝本体部34L、34Rが有効
なエッジとなるため、氷雪上性能(ブレーキ性能及びト
ラクション性能)を向上できる。
中間陸部22L、22Rの水をトレッド端側の領域に円
滑に導くことができるため、WETハイプレ性能を向上
できる。
いて、横断溝補助部36L、36Rが引っ掛かりとして
機能するため、コーナリングが安定し、コーナリング性
能を向上できる。
率が28%乃至37%の範囲に設定されているため、排
水性機能を維持した状態で接地面積を増加させることが
できる。この結果、氷上性能を向上できる。
の1/5に相当する幅(H/5)を有したトレッド部中
央領域CWのネガティブ率がトレッド部42全体のネガ
ティブ率よりも小さくなっているため、特にトレッド部
中央領域CWにおいて陸部体積を増加でき氷上ブレーキ
性能を向上できるとともに、トレッド部中央領域CWに
おけるセンター陸部14L、14Rの剛性を向上でき偏
摩耗を抑制することができる。
0によれば、氷上性能をさらに向上できるとともに、雪
上性能及び排水性能も向上することができる。 (試験例)次に、図1に示す本発明の空気入りタイヤ1
0と図2に示す従来の空気入りタイヤ100とを用い
て、雪上性能、氷上性能及び排水性能についてそれぞれ
試験を行った。
験」とは、雪上フィーリング、雪上ブレーキ性能及び雪
上トラクション性能についての試験をいう。
路面のテストコースにおける制動性、発進性、直進性、
コーナリング性の総合評価である。
km/hからフル制動したときの制動距離を計測したも
のである。
発進から50mの距離までの加速タイムを測定したもの
である。
氷上フィーリング、氷上ブレーキ性能についての試験を
いう。
路面のテストコースにおける制動性、発進性、直進性、
コーナリング性の総合フィーリング評価である。
km/hからフル制動したときの制動距離を計測したも
のである。
は、WETハイプレ性能についての試験をいう。
深5mmのウェット路面の通過時のハイプレ発生限界速
度のフィーリング評価である。
りタイヤ10のタイヤサイズは225/50R16とし
た。
2全体のネガティブ率を31.5%に設定した。一方、
タイヤ赤道線CLを中心としたトレッド部中央領域CW
のネガティブ率を21.5%に設定した。
を8.7mmに設定した。
を7.0mmに設定した。
部34L、34Rのタイヤ周方向に対する傾斜角度を7
0度(センター寄り)〜85度(ショルダー寄り)に設
定し、横断溝補助部36L、36Rのタイヤ周方向に対
する傾斜角度を12度に設定した。
設定した。
になった。
(100)として、指数表示で示したものである。した
がって、数値が高いほど性能が良いことを意味してい
る。
は、従来タイヤ100と比較して、雪上性能、氷上性能
及び排水性能の全てにおいて向上したことが判明した。
性能をさらに向上できるとともに、雪上性能及び排水性
能も向上することができる。
レッドパターンを示した図である。
した図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 タイヤ赤道線のタイヤ軸方向外側に位置
する1対の第1の周方向溝と、前記第1の周方向溝のタ
イヤ軸方向外側に位置する1対の第2の周方向溝と、前
記第1の周方向溝のタイヤ軸方向内側に位置するセンタ
ー陸部と、前記第1の周方向溝と前記第2の周方向溝と
の間に位置する中間陸部と、前記第2の周方向溝のタイ
ヤ軸方向外側に位置するショルダー陸部と、タイヤ周方
向に隣接して形成されるとともに前記ショルダー陸部か
ら前記中間陸部に亘って形成され該中間陸部で終端した
複数の横断溝と、からなるトレッド部を有し、 前記センター陸部、前記中間陸部及び前記ショルダー陸
部の表面に複数のサイプが形成された空気入りタイヤで
あって、 前記センター陸部には複数の横溝が形成され、該横溝に
より該センター陸部はタイヤ周方向にブロック状に形成
され、 前記第1の周方向溝のトレッド端側縁は、タイヤ周方向
と略平行に延びて形成され、前記第1の周方向溝のタイ
ヤ赤道線側縁は、タイヤ周方向に対して傾斜して形成さ
れ、 前記横断溝は、前記ショルダー陸部から前記中間陸部に
亘って略タイヤ軸方向に延びる横断溝本体部と、前記横
断溝本体のタイヤ軸方向内側端部からタイヤ周方向に隣
接する横断溝に向かって延びて終端し、かつタイヤ周方
向に対する傾斜角度が前記横断溝本体部の傾斜角度より
も小さい横断溝補助部と、で構成され、 前記トレッド部全体のネガティブ率が28%乃至37%
の範囲に設定され、かつ、前記トレッド部全体のトレッ
ド幅の1/5に相当する幅を有したトレッド部中央領域
のネガティブ率は、前記トレッド部全体のネガティブ率
よりも小さいことを特徴とする空気入りタイヤ。 - 【請求項2】 前記横断溝補助部のタイヤ軸方向内側端
部から前記横断溝本体部のタイヤ軸方向外側端部にかけ
て前記空気入りタイヤの回転方向後方側に向かって傾斜
していることを特徴とする請求項1に記載の空気入りタ
イヤ。 - 【請求項3】 前記センター陸部の略タイヤ軸方向中心
には前記横溝に開口し周方向に延びる周方向細溝が形成
されており、前記センター陸部は2列のブロック列に形
成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の
空気入りタイヤ。 - 【請求項4】 前記中間陸部には、前記横断溝補助部と
前記第1の周方向溝とに開口するとともに、前記空気入
りタイヤの負荷転動時において対向する溝壁が接触する
副溝が形成されていることを特徴とする請求項1乃至3
のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。 - 【請求項5】 前記横断溝本体部のタイヤ周方向に対す
る傾斜角度は、65度より大きく90度未満であり、 前記横断溝補助部のタイヤ周方向に対する傾斜角度は、
5度より大きく45度未満であることを特徴とする請求
項1乃至4のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
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