JP2003139261A - 電磁弁装置および電磁弁装置の製造方法 - Google Patents
電磁弁装置および電磁弁装置の製造方法Info
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Abstract
定する弁ハウジングの加工が容易であり安価な電磁弁装
置および電磁弁装置の製造方法を提供する。 【解決手段】 弁ハウジング31はスプール40を往復
移動可能に収容し支持している。スプール40は、スプ
ール40をリニアソレノイド10方向へ付勢するコイル
スプリング50の付勢力と、コイル20に供給される電
流によりプランジャ17が吸引部14に吸引されシャフ
ト18がスプール40を押す駆動力と、フィードバック
室37の油圧からスプール40が受ける力とがつり合う
位置で静止する。係止部材51は弁ハウジング31の筒
部32に圧入され筒部32の内周壁に固定されている。
係止部材51はコイルスプリング50の反スプール側の
端部を係止しているので、係止部材51の圧入量により
コイルスプリング50の荷重を調整できる。
Description
部に収容されている弁部材をばね部材の付勢力に抗して
電磁駆動部の駆動力で変位させ、筒部に設けた開口同士
の連通を制御する電磁弁装置および電磁弁装置の製造方
法に関する。
移動可能に弁部材としてのスプールを収容し、スプール
を一方に付勢するばね部材の付勢力に抗して電磁駆動部
が発生する駆動力によりスプールを変位させ、弁ハウジ
ングの周壁に形成した開口同士の連通を制御する電磁弁
装置が知られている。ばね部材の荷重を調整する構成と
して、ばね部材を調整ねじが係止し、弁ハウジングの内
周壁とねじ結合する調整ねじのねじ込み量によりばね部
材の荷重を調整することが知られている。調整ねじのね
じ込み量は、予め設定された位置まで調整ねじをねじ込
むか、あるいは電磁駆動部に供給する所定の電流値に対
し弁ハウジングの開口の流体圧力が所定値になるよう調
整ねじをねじ込むことにより設定される。調整ねじのね
じ込み量を設定すると、調整ねじが回転しないように調
整ねじを固定することが一般的である。
および調整ねじにねじ山を形成するので、弁ハウジング
および調整ねじの加工工数が増加し部品コストが高くな
る。また、調整ねじをかしめ固定する場合、調整ねじの
位置がずれる恐れがある。調整ねじのずれを検査するた
め、例えば調整ねじをかしめ固定した後に再度流体圧力
の検査を行い不良品を検出する必要があるので、製造工
数が増加する。
電磁弁装置では、スプールを付勢するばね部材の荷重を
調整する調節栓をバルブ本体の取付孔に圧入した後、取
付孔の内周壁に調節栓をかしめ固定している。調節栓お
よび取付孔にねじ山を形成しないので、部品コストは低
下する。しかし、取付孔に調節栓をかしめ固定するとき
に調節栓の位置がずれる恐れがある。
部材と係止部材を固定する弁ハウジングの加工が容易で
あり安価な電磁弁装置および電磁弁装置の製造方法を提
供することにある。本発明の他の目的は、製造工数の少
ない電磁弁装置および電磁弁装置の製造方法を提供する
ことにある。本発明の他の目的は、少ない圧入回数で高
精度に係止部材の圧入位置を決定する電磁弁装置の製造
方法を提供することにある。
2記載の電磁弁装置によると、ばね部材を係止する係止
部材は弁ハウジングの筒部の内周壁に圧入により固定さ
れている。弁ハウジングおよび係止部材にねじ山を形成
する必要がなく弁ハウジングおよび係止部材の加工が容
易であり、部品コストが低下する。さらに、圧入以外に
筒部に係止部材を固定する工数が不要になるので、係止
部材の組付け工数が減少する。
り筒部の内周壁に係止部材が固定されるので、圧入後に
係止部材の位置がずれない。したがって、係止部材を筒
部に圧入した後に係止部材のずれを検査する必要がな
い。したがって、製造工数および製造コストが低減す
る。
と、係止部材の肉厚が1mm以上であるから、筒部に係
止部材を圧入することにより筒部の内周壁に係止部材を
確実に固定できる。本発明の請求項4記載の電磁弁装置
によると、係止部材の圧入方向側の筒部と係止部材との
間に、略密封され圧入くずを収容する収容空間が形成さ
れているので、係止部材を圧入したときに生じる圧入く
ずが弁部材と筒部との摺動部に侵入しない。したがっ
て、弁部材が筒部内を滑らかに移動する。
置によると、筒部に挿入した係止部材を接着または溶接
により筒部に固定しているので、弁ハウジングおよび係
止部材にねじ山を形成する必要がなく弁ハウジングおよ
び係止部材の加工が容易であり、部品コストが低下す
る。
る入力ポートおよび出力ポートを設け、弁部材が筒部の
軸方向に変位することにより入力ポートと出力ポートと
の連通を制御する電磁弁装置では、出力ポートから出力
する流体圧力は弁部材の位置により増減する。弁部材の
位置は、ばね部材から受ける付勢力と、ばね部材の付勢
力に抗して弁部材を変位させる電磁駆動部の駆動力等か
ら決定される。各部材を組み付けて電磁弁を製造する
と、各部品の製造誤差または各部品の組付誤差等により
弁部材に加わるばね部材の荷重がばらつき、ばね部材か
ら受ける付勢力と、ばね部材の付勢力に抗して弁部材を
変位させる電磁駆動部の駆動力等から決定される弁部材
の位置がばらつくことがある。
連通を断続する開閉弁装置である場合、係止部材の圧入
量を電磁弁装置毎に調整することによりばね部材の荷重
のばらつきを所定範囲内に限定し、電磁駆動部が発生す
る駆動力により入力ポートと出力ポートとの連通を確実
に断続する必要がある。電磁弁装置が、出力ポートから
出力する流体圧力を弁部材の変位位置により可変制御す
る電磁弁装置である場合、係止部材の圧入量を電磁弁装
置毎に調整することにより、出力ポートから出力する流
体圧力のばらつきを防止する必要がある。
し各部品の寸法公差を極力小さくすることにより、弁部
材に加わるばね部材の荷重のばらつきを低減し、弁部材
の位置のばらつきを低減することは可能である。しか
し、各部品を高精度に加工し各部品の寸法公差を極力小
さくすると、製造コストが増加するという問題がある。
そこで本発明の請求項7記載の電磁弁装置の製造方法で
は、係止部材を2回に分けて筒部の内周壁に圧入し、2
回目と1回目との圧入において、出力ポートから出力す
る流体圧力の差と圧入位置の差とから圧入量に対し出力
ポートから出力する流体圧力の変化率を求め、この変化
率から求めた最終圧入位置まで3回目の圧入で弁ハウジ
ングに係止部材を圧入する。
成する必要がないので、弁ハウジングおよび係止部材の
加工が容易であり、部品コストが低下する。さらに、圧
入以外に筒部に係止部材を固定する工数が不要になるの
で、係止部材の組付け工数が減少する。
り筒部の内周壁に係止部材が固定されるので、圧入後に
係止部材の位置がずれない。したがって、係止部材を筒
部に圧入した後に係止部材のずれを検査する必要がな
い。したがって、製造工数および製造コストが低減す
る。
入位置に圧入できるので、製造工数が低減する。さら
に、圧入量に対し出力ポートから出力する流体圧力の変
化率を求め、この変化率から最終圧入位置を求めるの
で、電磁弁装置毎に部品の製造誤差または組付誤差がば
らついても、電磁弁装置毎に係止部材を最適な位置に圧
入できる。
複数の実施例を図に基づいて説明する。 (第1実施例)本発明の第1実施例による電磁弁装置を
図1に示す。図1に示す電磁弁装置1は、車両等の自動
変速機の油圧制御装置に供給する作動油の油圧を制御す
るスプール型油圧制御弁である。図1に示すように、電
磁弁装置1は、電磁駆動部としてのリニアソレノイド1
0と、弁部としてのスプール制御弁30とを有してい
る。リニアソレノイド10の外径はほぼスプール制御弁
30の外径以下である。リニアソレノイド10のヨーク
11が弁ハウジング31の鍔部38をかしめることによ
り、リニアソレノイド10とスプール制御弁30とが結
合している。
ーク11、ステータコア12、プランジャ17、シャフ
ト18、コイル20等を有する。ヨーク11およびステ
ータコア12は固定子を構成している。ヨーク11、ス
テータコア12およびプランジャ17は磁性材で形成さ
れており、磁気回路を構成している。
部材としてのスプール40を支持する弁ハウジング31
をかしめることにより、ヨーク11と弁ハウジング31
との間にステータコア12を固定している。ステータコ
ア12は、収容部13と、吸引部14と、収容部13と
吸引部14とを結合する薄肉部15とを有し、一体に形
成されている。薄肉部15は収容部13と吸引部14と
の間で磁束が漏れることを防止する磁気抵抗部である。
能に支持している。プランジャ17の外周壁とのクリア
ランスを極力小さくし磁気吸引力を増加するため、収容
部13の内周壁およびプランジャ17の外周壁の少なく
とも一方にニッケル・リン等の非磁性材でめっきが施さ
れている。めっきに代え、プランジャ17を非磁性材で
形成したカップで支持してもよい。
ンジャ17との間にプランジャ17を吸引する力が発生
する。プランジャ17と軸方向に向き合う吸引部14の
端面に非磁性材で形成したストッパ19が配置されてい
る。シャフト18の一端はプランジャ17に圧入してい
る。シャフト18の他端はスプール40の一端に当接し
ている。
れている。コイル20と電気的に接続している図示しな
いターミナルからコイル20に電流が供給されると、ヨ
ーク11、収容部13、吸引部14およびプランジャ1
7によって構成された磁気回路に磁束が流れ、吸引部1
4とプランジャ17との間に磁気吸引力が発生する。す
ると、プランジャ17およびシャフト18は図1の下方
に移動する。プランジャ17の図1の下方への移動は、
プランジャ17がストッパ19に係止されることにより
規制される。
1、スプール40およびスプール40をシャフト18側
に付勢するばね部材としてコイルスプリング50を有し
ている。シャフト18を介してプランジャ17の動きが
スプール40に伝達され、スプール40は弁ハウジング
31内を往復移動する。
とを有し、スプール40を往復移動可能に収容し支持し
ている。円筒状に形成された筒部32には、筒部32の
周壁を貫通する開口として入力ポート33、出力ポート
34、フィードバックポート35および排出ポート36
が形成されている。入力ポート33は、図示しない油タ
ンクからポンプによって供給される作動油が流入するポ
ートである。出力ポート34は図示しない自動変速機の
係合装置に作動油を供給するポートである。出力ポート
34とフィードバックポート35とは電磁弁装置1の外
部で連通しており、出力ポート34から流出する作動油
の一部がフィードバックポート35に導入される。フィ
ードバック室37はフィードバックポート35と連通し
ている。排出ポート36は油タンクに作動油を排出する
ポートである。
ら大径ランド41、大径ランド42、小径ランド43が
この順で形成されている。小径ランド43は大径ランド
41、42よりも外径が小さい。フィードバック室37
は大径ランド42と小径ランド43との間に形成されて
おり、ランドの外径の差によりフィードバックされた油
圧が作用する面積が異なる。そのため、フィードバック
室37の油圧は反リニアソレノイド方向にスプール40
を押圧するように作用する。電磁弁装置1において出力
される油圧の一部をフィードバックするのは、供給され
る作動油の圧力すなわち入力圧の変動により出力圧が変
動することを防止するためである。スプール40は、コ
イルスプリング50の付勢力と、コイル20に供給され
る電流によりプランジャ17が吸引部14に吸引されシ
ャフト18がスプール40を押す駆動力と、フィードバ
ック室37の油圧からスプール40が受ける力とがつり
合う位置で静止する。
けられているコイルスプリング50は、スプール40を
リニアソレノイド10方向へ付勢している。係止部材5
1は筒部32に3回に分けて圧入され筒部32の内周壁
に固定されている。係止部材51はコイルスプリング5
0の反スプール側の端部を係止しているので、係止部材
51の圧入量によりコイルスプリング50の荷重を調整
できる。筒部32に圧入する前の係止部材51の外径
は、コイルスプリング50の荷重で係止部材51が筒部
32から脱落しないように筒部32の内径よりも大きく
設定されている。係止部材51の肉厚は1mm以上であ
ることが望ましい。
る作動油量は、弁ハウジング31の内周壁31aと大径
ランド42の外周壁との重なり部分の長さであるシール
長によって決定される。シール長が短くなると入力ポー
ト33から出力ポート34へ流れる作動油量が増大し、
シール長が長くなると入力ポート33から出力ポート3
4へ流れる作動油量が減少する。同様に、出力ポート3
4から排出ポート36へ流れる作動油量は、弁ハウジン
グ31の内周壁31bと大径ランド41の外周壁とのシ
ール長によって決定される。
る。コイル20に電流が供給されることによりスプール
40がコイルスプリング50側の方向、つまり図1の下
方へ移動すると、内周壁31aと大径ランド42とのシ
ール長が長くなり内周壁31bと大径ランド41とのシ
ール長が短くなるため、入力ポート33から出力ポート
34へ流れる作動油量が減少し、出力ポート34から排
出ポート36へ流れる作動油流量が増大する。その結
果、出力ポート34から流出する作動油の油圧が低下す
る。
0方向へ移動すると、内周壁31aと大径ランド42と
のシール長が短くなり内周壁31bと大径ランド41と
のシール長が長くなるため、入力ポート33から出力ポ
ート34へ流通する作動油の流量が増大し、出力ポート
34から排出ポート36へ流通する作動油の流量が減少
する。その結果、出力ポート34から流出する作動油の
油圧が上昇する。
流値を制御することでリニアソレノイド10がスプール
40を反リニアソレノイド10方向へ押す力を調整し、
出力ポート34から流出する作動油の油圧を調整する。
コイル20に供給する電流値に比例して出力ポート34
から流出する作動油の油圧が低下する。このように、コ
イル20に供給する電流を制御することにより、スプー
ル40の位置が変化し自動変速機に供給する作動油の圧
力を可変制御することが可能である。
明する。 (1)1回目の圧入において、弁ハウジング31に係止
部材51を圧入する圧入量を少なくして電磁弁装置1を
組み付ける。 (2)1回目の圧入位置において、コイル20に供給す
る所定の電流値における出力ポート34の油圧を測定す
る。 (3)1回目の圧入位置からさらに係止部材51を圧入
する。
20に供給する所定の電流値における出力ポート34の
油圧を測定する。 (5)2回目と1回目の圧入において測定した出力ポー
ト34から出力する油圧の差と圧入位置の差とから、圧
入量に対し出力ポート34から出力する油圧の変化率を
求める。 (6)(5)で求めた変化率から、所定の電流値におけ
る出力ポート34の油圧が最終規格範囲の中心位置に設
定されるように係止部材51の最終圧入位置を求め、3
回目の圧入で係止部材51を最終圧入位置まで圧入す
る。
する毎に最終規格範囲に油圧が近づき、1回目の圧入と
2回目の圧入とにおいて測定した測定値から、コイル2
0に供給する電流値に対し出力ポート34の油圧を最終
規格範囲内に設定するように、最終圧入位置を高精度に
求めることができる。したがって、3回目の圧入でコイ
ル20に供給する電流値に対し出力ポート34の油圧を
最終規格範囲内にすることができる。
圧の変化率、つまり図2における直線の傾きが異なるこ
とがある。したがって、係止部材51の圧入量に対し出
力ポート34から出力する油圧の変化率を所定の電流値
で求め、その電流値において最終規格範囲の中心に油圧
が設定されるように最終圧入位置を決定すると、他の電
流値において最終規格範囲の中心から出力ポート34の
油圧がずれるずれ量が大きくなることがある。この場
合、求めた最終圧入位置に係数を乗じ、最終圧入位置を
補正することも可能である。
係止部材51の外周壁にねじ山を形成することなく、筒
部32に係止部材51を圧入することにより筒部32の
内周壁に係止部材51を固定している。したがって、弁
ハウジング31および係止部材51の加工が容易であ
り、部品コストが低下する。さらに、係止部材51を組
み付ける工数が減少する。圧入以外にも、係止部材51
の外径を僅かに小さくするか、あるいは筒部32の内径
を僅かに大きくし、予め係止部材51の外周に接着剤を
塗布しておき、筒部32に係止部材51を挿入して筒部
32に係止部材51を固定してもよい。また、筒部32
に係止部材51を挿入してから筒部32と係止部材51
とを溶接により固定してもよい。接着または溶接のいず
れにしても、弁ハウジング31および係止部材51の加
工が容易であり、部品コストが低下する。
圧入において、出力ポート34から出力する油圧の差と
圧入位置の差とから圧入量に対し出力ポート34から出
力する油圧の変化率を求め、この変化率から電磁弁装置
1毎に固有の最終圧入位置を求めた。これに対し、電磁
弁装置1毎に変動しない固定の最終圧入位置を設定し、
1回の圧入で筒部32に最終圧入位置まで係止部材51
を圧入してもよい。また、係止部材51を圧入しながら
出力ポート34の油圧を測定し、最終圧入位置を決定し
てもよい。
方法は、スプール40の変位位置により出力ポート34
の油圧をリニアに制御する第1実施例の電磁弁装置1だ
けでなく、スプール40の変位により入力ポート33と
出力ポート34との連通を断続する開閉弁装置に適用し
てもよい。
に示す。筒部32は、係止部材70を圧入する端部に小
径内周壁60と小径内周壁60よりも大径の大径内周壁
61とを有している。係止部材70は、大径内周壁61
に圧入している大径部71と、大径部71よりも圧入方
向側に位置し小径内周壁60内に挿入されている小径部
72とを有している。大径内周壁61と小径内周壁60
とが形成する段部と、大径部71と小径部72とが形成
する段部とにより、大径部71の圧入方向側に環状の収
容空間100が形成されている。
き、大径部71と大径内周壁61との間に圧入くずが生
じることがある。しかし、圧入くずは収容空間100に
収容されるので、発生した圧入くずがスプール40と筒
部32との摺動箇所に侵入しない。したがって、スプー
ル40は筒部32内を滑らかに往復移動する。
の係止部材80は第2実施例の係止部材70を中実に形
成したものである。大径内周壁61と小径内周壁60と
が形成する段部と、大径部81と小径部82とが形成す
る段部とにより、大径部81の圧入方向側に環状の収容
空間100が形成されている。大径部81を大径内周壁
61に圧入するときに生じる圧入くずは収容空間100
に収容される。
制御弁として本発明の電磁弁装置を用いた。これ以外
に、バルブタイミング調整装置の油圧制御弁としてエン
ジンヘッドカバーに収容する電磁弁装置に適用してもよ
い。さらに、どうのような流量制御装置に用いることも
可能である。
イル20に供給する電流値を増加すると出力ポート34
から出力する油圧が低下する構成であるが、コイル20
に供給する電流値を増加すると出力ポート34から出力
する油圧が上昇する構成に本発明を適用することは可能
である。
コイル20に供給する電流値とプランジャ17およびス
プール40の変位量とが比例しており、出力ポート34
から出力する油圧を可変に制御している。これに対し、
電磁駆動部のコイルへの通電をオンまたはオフすること
により、弁ハウジングに収容された弁部材の位置が2種
類に規定され、流路を切り替え開閉するだけの開閉弁装
置に、弁ハウジング31に圧入により係止部材を固定す
る本発明の電磁弁装置の構成を適用してもよい。
面図である。
る電流値と油圧との関係を示す特性図である。
す断面図である。
す断面図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 筒部に前記筒部の周壁を貫通する複数の
開口を設けている弁ハウジングと、 前記弁ハウジング内に収容され前記筒部の軸方向に変位
することにより前記開口同士の連通を制御する弁部材
と、 前記筒部の軸方向の一方に前記弁部材を付勢するばね部
材と、 前記ばね部材を係止する係止部材と、 前記ばね部材の付勢力に抗し前記弁部材を変位させる駆
動力を発生する電磁駆動部とを備え、 前記係止部材は前記筒部の内周壁に圧入により固定され
ていることを特徴とする電磁弁装置。 - 【請求項2】 前記係止部材は前記筒部の内周壁に3回
に分けて圧入されていることを特徴とする請求項1記載
の電磁弁装置。 - 【請求項3】 前記係止部材の肉厚は1mm以上である
ことを特徴とする請求項1または2記載の電磁弁装置。 - 【請求項4】 前記係止部材の圧入方向側の前記筒部と
前記係止部材との間に、略密封され圧入くずを収容する
収容空間が形成されていることを特徴とする請求項1、
2または3記載の電磁弁装置。 - 【請求項5】 筒部に前記筒部の周壁を貫通する複数の
開口を設けている弁ハウジングと、 前記弁ハウジング内に収容され前記筒部の軸方向に変位
することにより前記開口同士の連通を制御する弁部材
と、 前記筒部の軸方向の一方に前記弁部材を付勢するばね部
材と、 前記ばね部材を係止する係止部材と、 前記ばね部材の付勢力に抗し前記弁部材を変位させる駆
動力を発生する電磁駆動部とを備え、 前記係止部材は前記筒部に挿入され、接着により前記筒
部に固定されていることを特徴とする電磁弁装置。 - 【請求項6】 筒部に前記筒部の周壁を貫通する複数の
開口を設けている弁ハウジングと、 前記弁ハウジング内に収容され前記筒部の軸方向に変位
することにより前記開口同士の連通を制御する弁部材
と、 前記筒部の軸方向の一方に前記弁部材を付勢するばね部
材と、 前記ばね部材を係止する係止部材と、 前記ばね部材の付勢力に抗し前記弁部材を変位させる駆
動力を発生する電磁駆動部とを備え、 前記係止部材は前記筒部に挿入され、溶接により前記筒
部に固定されていることを特徴とする電磁弁装置。 - 【請求項7】 筒部に前記筒部の周壁を貫通する入力ポ
ートおよび出力ポートを設けている弁ハウジングと、 前記弁ハウジング内に収容され前記筒部の軸方向に変位
することにより前記入力ポートと前記出力ポートとの連
通を制御する弁部材と、 前記筒部の軸方向の一方に前記弁部材を付勢するばね部
材と、 前記ばね部材を係止する係止部材と、 前記ばね部材の付勢力に抗し前記弁部材を変位させる駆
動力を発生する電磁駆動部とを備える電磁弁の製造方法
であって、 前記係止部材を2回に分けて前記筒部の内周壁に圧入
し、2回目と1回目との圧入において、前記出力ポート
から出力する流体圧力の差と圧入位置の差とから圧入量
に対し前記出力ポートから出力する流体圧力の変化率を
求め、前記変化率から求めた最終圧入位置に3回目の圧
入で前記係止部材を圧入することにより前記筒部の内周
壁に前記係止部材を固定することを特徴とする電磁弁装
置の製造方法。
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