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JP2003137953A - ウレタン(メタ)アクリレート及びそれを含む活性エネルギー線硬化型ウレタン(メタ)アクリレート組成物 - Google Patents

ウレタン(メタ)アクリレート及びそれを含む活性エネルギー線硬化型ウレタン(メタ)アクリレート組成物

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JP2003137953A
JP2003137953A JP2001338779A JP2001338779A JP2003137953A JP 2003137953 A JP2003137953 A JP 2003137953A JP 2001338779 A JP2001338779 A JP 2001338779A JP 2001338779 A JP2001338779 A JP 2001338779A JP 2003137953 A JP2003137953 A JP 2003137953A
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JP
Japan
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acrylate
meth
urethane
mol
polyester diol
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Application number
JP2001338779A
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English (en)
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Inventor
Ichiro Osagawa
伊知郎 長川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daicel UCB Co Ltd
Original Assignee
Daicel UCB Co Ltd
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Publication date
Application filed by Daicel UCB Co Ltd filed Critical Daicel UCB Co Ltd
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Publication of JP3995191B2 publication Critical patent/JP3995191B2/ja
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  • Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)
  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐加水分解性を改良し、柔軟性、密着性に優
れたコーティング塗膜および接着層を形成することがで
きるウレタン(メタ)アクリレート及びその組成物を提
供すること。 【解決手段】 2−エチル−2−アルキル−1,3−プ
ロパンジオールを含有するポリエステル系ジオール
(A)とポリイソシアネート(B)とヒドロキシ基含有
(メタ)アクリレート(C)とを反応させて得られるウ
レタン(メタ)アクリレートおよび同ウレタン(メタ)
アクリレート及び(メタ)アクリロイル基含有モノマー
および/またはアクリロイル基含有オリゴマー(E)を
含有する活性エネルギー線硬化型ウレタン(メタ)アク
リレート組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として塗料、コ
ーティング、接着剤用途などとして有用な活性エネルギ
ー線硬化型ウレタン(メタ)アクリレートおよび該活性
エネルギー線硬化型ウレタン(メタ)アクリレートを硬
化成分として含有する組成物に関するものである。
【0002】
【従来技術】近年、環境汚染問題、省エネルギー化など
により有機溶剤系の塗料に代わって、活性エネルギー線
により硬化する無溶剤系の活性エネルギー線硬化型塗料
が多用されるようになった。これは活性エネルギー線に
より硬化可能な樹脂及び硬化可能なモノマーを含有し、
モノマーが溶剤の機能を兼ねていることから、塗膜形成
時に溶剤を揮散させる必要がないという利点がある。こ
の活性エネルギー線により硬化可能な樹脂及び硬化可能
なモノマーとしては、ウレタン(メタ)アクリレート、
ポリエステル(メタ)アクリレート、エポキシ(メタ)
アクリレートなどの、分子末端に(メタ)アクリロイル
基を有するオリゴマーや(メタ)アクリル系のモノマー
などが利用されている。この中でも、ウレタン(メタ)
アクリレート樹脂は、物性バランスが良好で、該樹脂を
用いた塗料組成物は、化粧紙コーティング、紙用ツヤニ
ス(OPV)、木工用塗料、プラスチックス用ハードコ
ーティング、デジタル・ビデオ・ディスク(DVD)用
接着剤、電子材料用接着剤、インキなどに幅広く使用さ
れている。このようなコーティング剤および接着剤の用
途においては、形成されるコーティング塗膜および接着
層の耐加水分解性、柔軟性、密着性などの性能が要求さ
れており、これらの要求性能を満足するように、各種性
能の改良が検討されている。これらの性能を満足するた
めには、ポリオール成分に高分子量のポリエーテル系ジ
オールが一般に用いられている。しかしながら、ポリオ
ール成分に上記のような高分子量のポリエーテル系ジオ
ールおよび本発明の必須成分である2−エチル−2−ア
ルキル−1,3−プロパンジオールを含有しないポリエ
ステル系ジオールを用いたウレタン(メタ)アクリレー
トは耐加水分解性が不十分である(たとえば、特開平02
-73817号公報、特開平11-286531号公報など)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、耐加
水分解性を改良し、柔軟性、密着性に優れたコーティン
グ塗膜および接着層を形成することができるウレタン
(メタ)アクリレート及びその組成物を提供することで
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者は、上記
問題を解決するため鋭意検討した結果、構成単位として
2−エチル−2−アルキル−1,3−プロパンジオール
(以下、EAPGと略する)を必須成分として含有する
ポリエステル系ジオールとポリイソシアネート及びヒド
ロキシ基含有(メタ)アクリレートを反応させて得られ
るウレタン(メタ)アクリレートから形成されるコーテ
ィング塗膜および接着層は、耐加水分解性に優れ、また
このウレタン(メタ)アクリレートを用いた配合物も耐
加水分解性が良好であり、かつ柔軟性、密着性に優れた
コーティング塗膜および接着層を形成することができる
ことを見出し、本発明に至った。
【0005】すなわち、本発明の第1は、構成単位とし
て2−エチル−2−アルキル−1,3−プロパンジオー
ル(以下、EAPGと略する)を含有するポリエステル
系ジオール(A)と、ポリイソシアネート(B)と、ヒ
ドロキシ基含有(メタ)アクリレート(C)とを反応さ
せて得られるウレタン(メタ)アクリレートを提供す
る。本発明の第2は、ヒドロキシ基含有(メタ)アクリ
レート(C)の2モルに対して、ポリエステル系ジオー
ル(A)を1〜15モル、ポリイソシアネート(B)を
2〜16モル用いて高分子量化して得られることを特徴
とする本発明の第1に記載のウレタン(メタ)アクリレ
ートを提供する。本発明の第3は、ポリエステル系ジオ
ール(A)に、さらに分子量300以下の低分子量ポリ
オール(D)を加えて使用することを特徴とする本発明
の第1または2に記載のウレタン(メタ)アクリレート
を提供する。本発明の第4は、ポリエステル系ジオール
(A)と低分子量ポリオール(D)との混合割合が、ポ
リエステル系ジオール(A)1モルに対し、低分子量ポ
リオール(D)を1〜20モル用いることを特徴とする
本発明の第3に記載のウレタン(メタ)アクリレートを
提供する。本発明の第5は、本発明の第1、2、3また
は4に記載のウレタン(メタ)アクリレート及び(メ
タ)アクリロイル基含有モノマー及びオリゴマー(E)
を含有することを特徴とする活性エネルギー線硬化型ウ
レタン(メタ)アクリレート組成物を提供する。以下本
発明を詳しく説明する。
【0006】ここにEAPGにおけるアルキル基として
は、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペン
チル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル
基、デセニル基などが挙げることができ、さらに長鎖ア
ルキル基を有するものも場合により使用可能である。さ
らに好ましくは、該アルキル基の炭素数が2〜4のもの
である。具体的には、2−エチル−2−ブチル−1,3
−プロパンジオール、2−エチル−2−プロピル−1,
3−プロパンジオール、2,2−ジエチル−1,3−プ
ロパンジオールが該当する。
【0007】2−エチル−2−アルキル−1,3−プロ
パンジオールを含有するポリエステル系ジオール(A)
について説明する。本発明に用いるポリエステル系ジオ
ール(A)は、EAPGを含有するグリコール成分およ
び二塩基酸成分からなるポリエステルジオールである。
グリコール成分中、少なくとも50重量%はEAPGで
あることが好ましい。50重量%未満の場合には、これ
を用いたウレタンアクリレートおよびその配合物から形
成されるコーティング塗膜および接着層の耐加水分解性
を改良する効果が小さい。なお、グリコール成分がEA
PGのみであってもよい。
【0008】ポリエステル系ジオール(A)のグリコー
ル成分中、50重量%未満の範囲であれば、EAPG以
外にも以下のような一般にポリエステルのグリコール成
分として知られている各種公知のものを併用することが
できる。例えば、エチレングリコール、ジエチレングリ
コール、トリエチレングリコール、1,2−プロパンジ
オール、1,3−プロパンジオール、1,3−ブタンジ
オール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコ
ール、ペンタンジオール、3−メチル−1,5−ペンタ
ンジオール、ヘキサンジオール、オクタンジオール、
1,4−ブチンジオール、ジプロピレングリコールなど
の飽和および不飽和の各種公知のグリコール類が挙げら
れる。また、本発明では前記のグリコールの他にn−ブ
チルグリシジルエーテル、2−エチルヘキシルグリシジ
ルエーテルなどのアルキルグリシジルエーテル類、バー
サテイック酸グリシジルエステルなどのモノカルボン酸
グリシジルエステル類もグリコール類の一種として使用
可能である。さらに、前記全グリコール成分の5モル%
までは以下の各種ポリオールに置換することができる。
例えば、グリセリン、トリメチロールプロパン、トリメ
チロールエタン、1,2,6−ヘキサントリオール、
1,2,4−ブタントリオール、ソルビトール、ペンタ
エリスリトールなどである。
【0009】前記各種グリコール成分と共にポリエステ
ル系ジオール(A)を形成する他の構成成分である二塩
基酸成分としては、以下のような一般にポリエステルの
酸成分として知られている各種公知のものを使用するこ
とができる。例えば、アジピン酸、マレイン酸、フマル
酸、無水フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、コハ
ク酸、しゅう酸、マロン酸、グルタル酸、ピメリン酸、
アゼライン酸、セバシン酸、スベリン酸などの二塩基酸
もしくはこれらに対応する酸無水物やダイマー酸などが
挙げられる。
【0010】前記EAPGを含むグリコール成分と二塩
基酸成分からなるポリエステル系ジオール(A)の数平
均分子量は、500〜4000、好ましくは800〜3
000の範囲内とすることが好ましい。該数平均分子量
が500未満であれば耐加水分解性の性能が発揮できな
い。一方4000を越えると塗膜物性が低下する傾向が
ある。さらに、本発明の性能を逸脱しない範囲であれ
ば、前記高分子ジオール成分(低分子ポリオール以外の
成分)として、上記のポリエステル系ジオール(A)の
他に酸化エチレン、酸化プロピレン、テトラヒドロフラ
ンなどの重合体もしくは共重合体などのポリエーテルポ
リオール類、二塩基酸とグリコール成分を縮合させてな
る本発明以外のポリエステルポリオール類、環状エステ
ル化合物を開環重合して得られるポリエステルポリオー
ル類、その他、ポリカーボネートポリオール類、ポリブ
タンジエングリコール類、ビスフェノールAに酸化エチ
レンもしくは酸化プロピレンを付加して得られたグリコ
ール類などの一般にウレタン(メタ)アクリレートの製
造に用いられる各種公知の高分子ポリオールを併用する
ことができる。
【0011】また、ポリエステル系ジオール(A)は単
独使用するか、ポリエステル系ジオール(A)と低分子
量ポリオール(D)との混合物として使用することもで
きる。その混合割合は、ポリエステル系ジオール(A)
1モルに対して、低分子量ポリオール(D)を1〜20
モル、好ましくは3〜10モルである。低分子量ポリオ
ールを1モル以上用いることにより、ウレタン(メタ)
アクリレート化したときに伸度を発揮させる(D)の添
加効果が現れ、20モル超ではウレタン(メタ)アクリ
レート化したときに粘度が大きくなり取り扱いが困難と
なる。低分子量ポリオール(D)としては、分子量が3
00以下のものであり、具体的には、エチレングリコー
ル、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、
1,2−または1,3−プロピレングリコール、1,3
−または1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジ
オール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリ
コール、3−メチル−1,5−ペンタンジオールなどが
挙げられる。
【0012】次に、(B)成分であるポリイソシアネー
トについて説明する。本発明に用いるポリイソシアネー
ト(B)としては、芳香族系、脂肪族系、環式脂肪族系
または脂環式ポリイソシアネートまたはその混合物、付
加物、変性物、重合物など公知のポリイソシアネート類
が使用できる。中でも、トリレンジイソシアネート(T
DI)、ジフェニルメタンジイソシアネート(MD
I)、水添化ジフェニルメタンジイソシアネート(H1
2MDI)、ポリフェニルメタンポリイソシアネート
(クルードMDI)、変性ジフェニルメタンジイソシア
ネート(変性MDI)、キシリレンジイソシアネート
(XDI)、水添化キシリレンジイソシアネート(H−
XDI)、ヘキサメチレンジイソシアネート(HMD
I)、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート(T
MXDI)、イソホロンジイソシアネート(IPD
I)、ノルボルネンジイソシアネート(NDI)などの
ポリイソシアネート或いはこれらのイソシアネートの三
量体化合物が挙げられる。
【0013】次に、(C)成分であるヒドロキシ基含有
(メタ)アクリレートについて説明する。本発明に用い
るヒドロキシ基含有(メタ)アクリレート(C)として
は、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−
ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、4−ヒドロ
キシブチル(メタ)アクリレート、カプロラクトン変性
2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、トリプロ
ピレングリコール(メタ)アクリレート、グリセロール
モノ(メタ)アクリレート、グリセロールジ(メタ)ア
クリレート、グリセロールメタクリレートアクリレー
ト、ペンタエリスリトールトリアクリレートなどが挙げ
られる。
【0014】本発明のウレタン(メタ)アクリレートの
製造方法としては、上記のポリエステル系ジオール
(A)、ポリイソシアネート(B)、及びヒドロキシ基
含有(メタ)アクリレート(C)を反応させる方法であ
れば、特に限定されず、公知の方法で製造できる。例え
ば、(A)、(B)、(C)を一括混合して反応させる
方法、(A)および(B)を反応させて、1分子当たり
1個以上のイソシアネート基を含有するウレタンイソシ
アネートプレポリマーを形成した後、該プレポリマーと
(C)を反応させる方法、または、(B)および(C)
を反応させて、1分子当たり1個以上のイソシアネート
基を含有するウレタンイソシアネートプレポリマーを形
成した後、該プレポリマーと(A)を反応させる方法な
どが挙げられる。上記の反応方法において、ポリエステ
ル系ジオール(A)の代りに、(A)と低分子量ポリオ
ール(D)との混合物を使用する場合にも、同様にする
ことができる。
【0015】ポリエステル系ジオール(A)(もしくは
(A)と(D)の混合物)、ポリイソシアネート
(B)、及びヒドロキシ基含有(メタ)アクリレート
(C)の反応割合は、(C)2モルに対して(A)(も
しくは(A)と(D)の混合物)が1〜15モル、好ま
しくは2〜10モルであり、(B)が2〜16モル、好
ましくは3〜11モルである。(A)(もしくは(A)
と(D)の混合物)が1モル未満ではウレタン(メタ)
アクリレート化したときに伸度が不十分となり、また
(B)が2モル未満ではウレタン(メタ)アクリレート
化できなくなる。
【0016】反応には、ヒドロキノン、ヒドロキノンモ
ノメチルエーテル、フェノチアジンなどの重合禁止剤存
在下で行うことが好ましい。これらの重合禁止剤の量は
生成するウレタン(メタ)アクリレートに対して1〜1
0000ppm、好ましくは、100〜1000pp
m、さらに好ましくは、400〜500ppmである。
重合禁止剤の量がウレタン(メタ)アクリレートに対し
て1ppm未満であると十分な重合禁止効果が得られな
いことがあり、10000ppmを超えると生成物の諸
物性に悪影響を及ぼす恐れがある。同様の理由から、本
反応は分子状酸素含有ガス雰囲気下で行うことが好まし
い。酸素濃度は安全面を考慮して適宜選択される。
【0017】本反応において、十分な反応速度を得るた
めに、本反応は触媒を用いて行うことが好ましい。触媒
としては、ジブチルスズジラウレート、オクチル酸ス
ズ、塩化スズなどを用いることができるが、反応速度面
からジブチルスズジラウレート等が好ましい。これらの
触媒の量はウレタン(メタ)アクリレートに対して、通
常、1〜3000ppm、好ましくは50〜1000p
pmである。触媒量が1ppmより少ない場合には十分
な反応速度が得られないことがあり、3000ppmよ
り多く加えると生成物の諸物性に悪影響を及ぼす恐れが
ある。反応は温度130℃以下で行うことが好ましく、
特に50℃〜130℃であることがより好ましい。50
℃より低いと実用上十分な反応速度が得られないことが
あり、130℃より高いと熱によるラジカル重合によっ
て二重結合部が架橋し、ゲル化物が生じることがある。
反応は、通常、残存イソシアネート基が0.1%以下に
なるまでガスクロマトグラフィー、滴定法等で分析しな
がら行なう。
【0018】本発明の活性エネルギー線硬化型ウレタン
(メタ)アクリレート組成物は、上記ウレタン(メタ)
アクリレートを硬化性成分として含有するものである。
この組成物を電子線照射により硬化させる際には、必ず
しも光重合開始剤を用いる必要はないが、紫外線照射に
より硬化させる時は、光重合開始剤を配合することが好
ましい。光重合開始剤としては、1−ヒドロキシシクロ
ヘキシルフェニルケトン、2−ヒドロキシ−2−メチル
−1−フェニルプロパン−1−オン、ジエトキシアセト
フェノン、1−(4−イソプロピルフェニル)−2−ヒ
ドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン、1−(4−
ドデシルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロ
パン−1−オン、4−(2−ヒドロキシエトキシ)−フ
ェニル(2−ヒドロキシ−2−プロピル)ケトン、2−
メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モ
ルホリノプロパン−1、ベンゾイン、ベンゾインメチル
エーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソ
プロピルエーテル、ベンゾインn−ブチルエーテル、ベ
ンゾインフェニルエーテル、ベンジルジメチルケター
ル、ベンゾフェノン、ベンゾイル安息香酸、ベンゾイル
安息香酸メチル、4−フェニルベンゾフェノン、ヒドロ
キシベンゾフェノン、アクリル化ベンゾフェノン、4−
ベンゾイル−4’−メチルジフェニルサルファイド、
3,3’−ジメチル−4−メトキシベンゾフェノン、チ
オキサンソン、2−クロルチオキサンソン、2−メチル
チオキサンソン、2,4−ジメチルチオキサンソン、イ
ソプロピルチオキサンソン、2,4−ジクロロチオキサ
ンソン、2,4−ジエチルチオキサンソン、2,4−ジ
イソプロピルチオキサンソン、2,4,6−トリメチル
ベンゾイルジフェニルホスフインオキサイド、メチルフ
ェニルグリオキシレート、ベンジル、カンファーキノン
などが挙げられる。この光重合開始剤の配合量は、組成
物全体に対して1〜10重量%、好ましくは、1〜5重
量%、さらに好ましくは、3重量%程度である。1重量
%未満では硬化速度が遅く、逆に10重量%を超える量
使用しても硬化速度の向上はみられず、硬化物の物性を
損なうので好ましくない。
【0019】本発明のウレタン(メタ)アクリレート組
成物は、上記ウレタン(メタ)アクリレートに(メタ)
アクリロイル基含有モノマー(E)を配合することが好
ましい。(メタ)アクリロイル基含有モノマー(E)と
しては特に限定されず、公知の(メタ)アクリロイル基
を含有するモノマーが使用できる。(メタ)アクリロイ
ル基含有モノマー(E)としては、例えば、フェノキシ
エチル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)ア
クリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、シクロヘ
キシル(メタ)アクリレート、ポリカプロラクトン変性
ヒドロキシエチルアクリレート、ジシクロペンテニルオ
キシエチルアクリレート、アクリロイルモルフォリン、
1,6−ヘキサンジオール(メタ)アクリレート、トリ
プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエ
チレングリコールジ(メタ)アクリレート、ペンタエリ
スリトールトリ(メタ)アクリレート、トリメチロール
プロパントリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプ
ロパンの3モルプロピレンオキサイド付加物のトリ(メ
タ)アクリレート、トリメチロールプロパンの6モルプ
ロピレンオキサイド付加物のトリ(メタ)アクリレー
ト、グリセリンプロポキシトリ(メタ)アクリレート、
ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、
ジペンタエリスリトールのカプロラクトン変性物のヘキ
サ(メタ)アクリレートなどの多官能モノマーが挙げら
れる。また、代表的なオリゴマーとしては、ウレタン
(メタ)アクリレート、エポキシ(メタ)アクリレー
ト、ポリエステル(メタ)アクリレート、ポリエーテル
(メタ)アクリレート、アクリル(メタ)アクリレー
ト、不飽和ポリエステルなどが挙げられる。(メタ)ア
クリロイル基含有モノマー(E)の配合量は前記のウレ
タン(メタ)アクリレート100重量部に対して1〜1
000重量部、好ましくは1〜500重量部、さらに好
ましくは1〜100重量部である。1重量部より少ない
と溶剤としても添加する意味がなく、1000重量部よ
り多くなると前記のウレタン(メタ)アクリレートを用
いることによる特徴が出なくなる。
【0020】本発明においては、必要に応じて粘度調整
などのために、有機溶剤などを添加することも可能であ
る。このような有機溶剤としては、アセトン、メチルエ
チルケトン、シクロヘキサノンなどのケトン系溶剤;酢
酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸メトキシエチ
ルなどのエステル系溶剤;ジエチルエーテル、エチレン
グリコールメチルエーテル、ジオキサンなどのエーテル
系溶剤;トルエン、キシレンなどの芳香族溶剤;ペンタ
ン、ヘキサンなどの脂肪族系溶剤;塩化メチレン、クロ
ロベンゼン、クロロホルムなどのハロゲン系溶剤;イソ
プロパノール、ブタノールなどのアルコール系溶剤など
が挙げられる。この有機溶剤の配合量は、組成物全体に
対して0〜30重量%が好ましい。
【0021】また、このウレタン(メタ)アクリレート
組成物には、このほかの種々の添加剤を配合することが
できる。この様な添加剤としては、例えば、フィラー、
染顔料、レベリング剤、紫外線吸収剤、光安定剤、消泡
剤、分散剤、チクソトロピー性付与剤などが挙げられ
る。これらの添加物の添加量は樹脂組成物に対して0〜
10重量部、好ましくは0.05〜5重量部である。
【0022】上記ウレタン(メタ)アクリレート組成物
は、これを対象物に適用した後、紫外線または電子線等
の活性エネルギー線を照射することにより硬化する。紫
外線照射を行う時の光源としては、高圧水銀灯、超高圧
水銀灯、カーボンアーク灯、キセノン灯、メタルハライ
ド灯などが用いられる。照射時間は、光源の種類、光源
と塗布面との距離、その他の条件により異なるが、長く
とも数十秒であり、通常は数秒である。紫外線照射後
は、必要に応じて加熱を行って硬化の完全を図ることも
できる。電子線照射の場合は、50〜1,000KeV
の範囲のエネルギーを持つ電子線を用い、2〜5Mra
dの照射量とすることが好ましい。通常、ランプ出力8
0〜300W/cm程度の照射源が用いられる。硬化塗
膜の厚さは通常、50〜300μm程度である。
【0023】被塗布物としては、ポリエチレンテレフタ
レート(PET)、ポリメタクリレート、ポリカーボネ
ート、塩化ビニル樹脂などのプラスチックスおよび前記
プラスチックスに金属蒸着を行ったもの、木材、金属
板、紙等が挙げられる。本発明のウレタン(メタ)アク
リレート樹脂組成物がコーティングまたは接着剤として
用いられた上記プラスチックス類、木材、金属、紙など
は、各種建築材料、家具、印刷紙、缶製品、家庭用電気
製品、デジタル・ビデオ・ディスク(DVD)において有
用である。本発明のウレタン(メタ)アクリレート組成
物は、特に耐加水分解性に優れ、かつ形成されたコーテ
ィング塗膜または接着剤は、柔軟性、密着性にも優れて
いる。
【0024】
【実施例】以下、実施例および比較例により本発明を具
体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるもので
はない。 (合成例1)攪拌機、温度計、分水器および窒素ガス導
入管を備えた丸底フラスコに、2−エチル−2−ブチル
−1,3−プロパンジオール1000gとアジピン酸6
50gを仕込み、窒素気流下、200℃で縮合水を除去
しながらエステル化を24時間行った。ポリエステルの
酸価が2以下になったのを確認後、真空ポンプにより徐
々に真空度を上げて反応を完結させた。こうして水酸基
価113KOHmg/g、酸価0.9KOHmg/g、数平均分子量1
000のポリエステルジオール(A-I)を得た。 (合成例2)合成例1と同様の丸底フラスコに、2−エ
チル−2−ブチル−1,3−プロパンジオール1000
gとアジピン酸750gを仕込み、窒素気流下、200
℃で縮合水を除去しながらエステル化を24時間行っ
た。ポリエステルの酸価が2以下になったのを確認後、
真空ポンプにより徐々に真空度を上げて反応を完結させ
た。こうして水酸基価58KOHmg/g、酸価0.6KOHmg/
g、数平均分子量2000のポリエステルジオール(A-I
I)を得た。 (合成例3)合成例1と同様の丸底フラスコに、2−エ
チル−2−ブチル−1,3−プロパンジオール1000
gとアジピン酸990gを仕込み、窒素気流下、200
℃で縮合水を除去しながらエステル化を24時間行っ
た。ポリエステルの酸価が2以下になったのを確認後、
真空ポンプにより徐々に真空度を上げて反応を完結させ
た。こうして水酸基価37KOHmg/g、酸価0.7KOHmg/
g、数平均分子量3000のポリエステルジオール(A-I
II)を得た。 (合成例4)合成例1と同様の丸底フラスコに、2−エ
チル−2−ブチル−1,3−プロパンジオール1000
gとアジピン酸520gを仕込み、窒素気流下、200
℃で縮合水を除去しながらエステル化を24時間行っ
た。ポリエステルの酸価が2以下になったのを確認後、
真空ポンプにより徐々に真空度を上げて反応を完結させ
た。こうして水酸基価204KOHmg/g、酸価0.7KOHmg
/g、数平均分子量550のポリエステルジオール(A-I
V)を得た。 (合成例5)合成例1と同様の丸底フラスコに、エチレ
ングリコール1000gとアジピン酸1929gを仕込
み、窒素気流下、200℃で縮合水を除去しながらエス
テル化を24時間行った。ポリエステルの酸価が2以下
になったのを確認後、真空ポンプにより徐々に真空度を
上げて反応を完結させた。こうして水酸基価114KOHm
g/g、酸価0.6KOHmg/g、数平均分子量1000のポリ
エステルジオール(A-V)を得た。
【0025】(実施例1) ウレタンアクリレート(1)の合成 攪拌機、温度計およびコンデンサーを備えたフラスコに
イソホロンジイソシアネート444g(2モル)を仕込
み、内温70℃にした後、ポリエステルジオール(A-
I)1000g(1モル)を加え、反応させ残存イソシ
アネート基が5.7%となった時点で2−ヒドロキシエ
チルアクリレート232g(2モル)、ジブチルスズラ
ウリレート0.25g(150ppm、ウレタンアクリ
レートに対する添加量)およびハイドロキノンモノメチ
ルエーテル0.84g(500ppm、ウレタンアクリ
レートに対する添加量)を加え残存イソシアネート基が
0.1%以下になるまで反応を行い、ウレタンアクリレ
ート(1)を得た。 (実施例2) ウレタンアクリレート(2)の合成 主成分の仕込み量のみを下記に示す。なお、触媒、重合
禁止剤は実施例1と同ppm数であり、反応条件は実施
例1と同様に行う。イソホロンジイソシアネート:44
4g(2モル)ポリエステルジオール(A-II):200
0g(1モル)2−ヒドロキシエチルアクリレート:2
32g(2モル)を用いてウレタンアクリレート(2)
を得た。 (実施例3) ウレタンアクリレート(3)の合成 主成分の仕込み量のみを下記に示す。なお、触媒、重合
禁止剤は実施例1と同ppm数であり、反応条件は実施
例1と同様に行う。イソホロンジイソシアネート:44
4g(2モル)、ポリエステルジオール(A-III):3
000g(1モル)、2−ヒドロキシエチルアクリレー
ト:232g(2モル)を用いてウレタンアクリレート
(3)を得た。 (実施例4) ウレタンアクリレート(4)の合成 主成分の仕込み量のみを下記に示す。なお、触媒、重合
禁止剤は実施例1と同ppm数であり、反応条件は実施
例1と同様に行う。イソホロンジイソシアネート:44
4g(2モル)、ポリエステルジオール(A-IV):55
0g(1モル)、2−ヒドロキシエチルアクリレート:
232g(2モル)を用いてウレタンアクリレート
(4)を得た。 (実施例5) ウレタンアクリレート(5)の合成 主成分の仕込み量のみを下記に示す。なお、触媒、重合
禁止剤は実施例1と同ppm数であり、反応条件は実施
例1と同様に行う。トリレジンジイソシアネート:34
8g(2モル)、ポリエステルジオール(A-I):10
00g(1モル)、2−ヒドロキシエチルアクリレー
ト:232g(2モル)を用いてウレタンアクリレート
(5)を得た。 (実施例6) ウレタンアクリレート(6)の合成 主成分の仕込み量のみを下記に示す。なお、触媒、重合
禁止剤は実施例1と同ppm数であり、反応条件は実施
例1と同様に行う。ヘキサメチレンジイソシアネートの
イソシアヌレート変性タイプ(タケネートD−170
N,武田薬品工業製):1809g(3モル)、ポリエ
ステルジオール(A-I):1000g(1モル)、2−
ヒドロキシエチルアクリレート:348g(3モル)を
用いてウレタンアクリレート(6)を得た。 (実施例7) ウレタンアクリレート(7)の合成 主成分の仕込み量のみを下記に示す。なお、触媒、重合
禁止剤は実施例1と同ppm数であり、反応条件は実施
例1と同様に行う。イソホロンジイソシアネート:88
8g(4モル)ポリエステルジオール(A-I):300
0g(3モル)、2−ヒドロキシエチルアクリレート:
232g(2モル)を用いてウレタンアクリレート
(7)を得た。 (実施例8) ウレタンアクリレート(8)の合成 主成分の仕込み量のみを下記に示す。なお、触媒、重合
禁止剤は実施例1と同ppm数であり、反応条件は実施
例1と同様に行う。イソホロンジイソシアネート:88
8g(4モル)ポリエステルジオール(A-I):100
0g(1モル)、1,4−ブタンジオール180g(2
モル)、2−ヒドロキシエチルアクリレート:232g
(2モル)を用いてウレタンアクリレート(8)を得
た。 (実施例9) ウレタンアクリレート(9)の合成 主成分の仕込み量のみを下記に示す。なお、触媒、重合
禁止剤は実施例1と同ppm数であり、反応条件は実施
例1と同様に行う。イソホロンジイソシアネート:88
8g(4モル)ポリエステルジオール(A-I):100
0g(1モル)、3−メチル−1,5−ペンタンジオー
ル236g(2モル)、2−ヒドロキシエチルアクリレ
ート:232g(2モル)を用いてウレタンアクリレー
ト(9)を得た。 (実施例10) ウレタンアクリレート(10)の合成 主成分の仕込み量のみを下記に示す。なお、触媒、重合
禁止剤は実施例1と同ppm数であり、反応条件は実施
例1と同様に行う。イソホロンジイソシアネート:44
4g(2モル)ポリエステルジオール(A-I):100
0g(1モル)、ポリカプロラクトン変性ヒドロキシエ
チルアクリレート(プラクセルFA2D、ダイセル化学
工業製):688g(2モル)を用いてウレタンアクリ
レート(10)を得た。 (実施例11) ウレタンアクリレート(11)の合成 主成分の仕込み量のみを下記に示す。なお、触媒、重合
禁止剤は実施例1と同ppm数であり、反応条件は実施
例1と同様に行う。イソホロンジイソシアネート:44
4g(2モル)、ポリエステルジオール(A-I):10
00g(1モル)、ペンタエリスリトールトリアクリレ
ート:596g(2モル)を用いてウレタンアクリレー
ト(11)を得た。
【0026】(比較例1) ウレタンアクリレート(12)の合成 主成分の仕込み量のみを下記に示す。なお、触媒、重合
禁止剤は実施例1と同ppm数であり、反応条件は実施
例1と同様に行う。イソホロンジイソシアネート:44
4g(2モル)、ポリエステルジオール(A-V):10
00g(1モル)、2−ヒドロキシエチルアクリレー
ト:232g(2モル)を用いてウレタンアクリレート
(12)を得た。 (比較例2) ウレタンアクリレート(13)の合成 主成分の仕込み量のみを下記に示す。なお、触媒、重合
禁止剤は実施例1と同ppm数であり、反応条件は実施
例1と同様に行う。イソホロンジイソシアネート:88
8g(4モル)ポリエステルジオール(A-V):100
0g(1モル)、1,4−ブタンジオール180g(2
モル)、2−ヒドロキシエチルアクリレート:232g
(2モル)を用いてウレタンアクリレート(13)を得
た。 (比較例3) ウレタンアクリレート(14)の合成 主成分の仕込み量のみを下記に示す。なお、触媒、重合
禁止剤は実施例1と同ppm数であり、反応条件は実施
例1と同様に行なった。イソホロンジイソシアネート:
444g(2モル)、数平均分子量1000のポリプロ
ピレングリコール(商品名サンニックスPP−100
0、三洋化成製):1000g(1モル)、2−ヒドロ
キシエチルアクリレート:232g(2モル)を用いて
ウレタンアクリレート(14)を得た。
【0027】上記実施例1〜11および比較例1〜3で
得られたウレタンアクリレート1〜14について、下記
の要領で硬化塗膜の耐加水分解性、密着性、柔軟性を調
べた。 (実施例12,比較例4)上記実施例1〜11および比
較例1〜3で得られた各ウレタンアクリレート100重
量部および光開始剤(イルガキュア184、チバ・スペ
シャリティ・ケミカル製)3重量部を配合し、膜厚10
0ミクロンとなるようにガラス板上に塗布した後、ラン
プ出力120W/cmの高圧水銀灯を用いて、コンベア
スピード5m/minで2回照射して、硬化塗膜を得
た。 (実施例13,比較例5)上記実施例1−11および比
較例1−3で得られた各ウレタンアクリレート70重量
部、イソボルニルアクリレート(IBOA)30重量部
および光開始剤(イルガキュア184、チバ・スペシャ
リティ・ケミカル製)3重量部を配合し、膜厚100ミ
クロンとなるようにガラス板上に塗布した後、ランプ出
力120W/cmの高圧水銀灯を用いて、コンベアスピ
ード5m/minで2回照射して、硬化塗膜を得た。 耐加水分解性の試験例 まず、初期のデータとして、各塗膜フィルムの引張り強
度、伸びの測定を行った。硬化して得られたフィルムを
温度70℃、湿度95%の条件下で1ヶ月間経過したフ
ィルムの引張り強度、伸びの測定を行った。各ウレタン
アクリレートおよびウレタンアクリレートを含む各配合
物から得られる塗膜の保持率を計算した。保持率は以下
の式で計算した。保持率(%)=温度70℃、湿度95
%、1ヶ月後の引張り強度(または伸び)/初期の引張
り強度(または伸び)×100。保持率100%は、全
く変化していないことを示す。また、保持率が100%
を越えるものもある。これは、塗膜の強靭性が増したも
のである。評価結果は以下のように示した。◎:保持率
120〜100%、○:100〜80%、△:80〜6
0%、×:60%以下 密着性は、アルミ板に膜厚10から15ミクロンになる
ように塗布、硬化させ、碁盤目セロテープ(登録商標)
剥離試験により評価した。柔軟性は、耐屈曲性(0Tの
試験条件)で評価した。密着性、柔軟性は、以下のよう
に示した。○:極めて良好 △:やや問題あり×:問題
あり 上記、実施例12,13と比較例4,5の結果を表1、
2に示す。
【0028】
【表1】
【0029】
【表2】
【0030】
【発明の効果】本発明の活性エネルギー線硬化型ウレタ
ン(メタ)アクリレートおよびその組成物から形成され
るコーティング塗膜および接着層は、特に耐加水分解性
に優れ、密着性、柔軟性にも優れた塗膜を有する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09D 4/02 C09D 4/02 5/00 5/00 Z 175/14 175/14 Fターム(参考) 4J027 AG03 AG09 AG13 AG14 AG23 AG24 AG25 AG27 AG28 AG33 CB10 CD08 CD09 4J034 BA06 BA08 CA04 CB03 CB07 CC03 CC08 CD04 DA01 DB04 DB07 DF16 DF20 DF22 DF29 FA02 FB01 FC01 FC03 FD01 FE02 FE04 GA55 HA01 HA06 HA07 HC03 HC12 HC17 HC22 HC46 HC52 HC53 HC61 HC63 HC64 HC67 HC71 HC73 LA23 LA33 QB12 RA07 RA08 4J038 DG071 DG111 DG261 FA072 FA232 FA281 MA14 NA02 NA04 NA12 PA17

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 構成単位として2−エチル−2−アルキ
    ル−1,3−プロパンジオールを含有するポリエステル
    系ジオール(A)とポリイソシアネート(B)とヒドロ
    キシ基含有(メタ)アクリレート(C)とを反応させて
    得られるウレタン(メタ)アクリレート。
  2. 【請求項2】 ヒドロキシ基含有(メタ)アクリレート
    (C)の2モルに対して、ポリエステルジオール(A)
    を1〜15モル、ポリイソシアネート(B)を2〜16
    モル用いて高分子量化して得られることを特徴とする請
    求項1に記載のウレタン(メタ)アクリレート。
  3. 【請求項3】 ポリエステル系ジオール(A)に、さら
    に分子量300以下の低分子量ポリオール(D)を加え
    て使用することを特徴とする請求項1または2に記載の
    ウレタン(メタ)アクリレート。
  4. 【請求項4】 ポリエステル系ジオール(A)と低分子
    量ポリオール(D)との混合割合が、ポリエステル系ジ
    オール(A)1モルに対し、低分子量ポリオール(D)
    を1〜20モル用いることを特徴とする請求項3に記載
    のウレタン(メタ)アクリレート。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3または4に記載のウレ
    タン(メタ)アクリレート及び(メタ)アクリロイル基
    含有モノマーおよび/またはアクリロイル基含有オリゴ
    マー(E)を含有することを特徴とする活性エネルギー
    線硬化型ウレタン(メタ)アクリレート組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009526874A (ja) * 2006-02-13 2009-07-23 サイテック サーフェース スペシャリティーズ、エス.エイ. 放射線硬化性組成物
CZ305664B6 (cs) * 2014-07-21 2016-01-27 Univerzita Tomáše Bati ve Zlíně Kompozice roztoku pro nanášení ultra-tenkých vrstev, zejména na povrch extrudovaných polyesterových fólií
CN111154308A (zh) * 2020-03-05 2020-05-15 鹤山科惠新材料有限公司 一种汽车修理专用腻子
WO2024204487A1 (ja) * 2023-03-30 2024-10-03 日東シンコー株式会社 コーティング用硬化性組成物、及び、その硬化物

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