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JP2003137618A - 無機混和材を含有する高炉スラグ微粉末、高炉セメント、および、それらの製造方法 - Google Patents

無機混和材を含有する高炉スラグ微粉末、高炉セメント、および、それらの製造方法

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JP2003137618A
JP2003137618A JP2001338378A JP2001338378A JP2003137618A JP 2003137618 A JP2003137618 A JP 2003137618A JP 2001338378 A JP2001338378 A JP 2001338378A JP 2001338378 A JP2001338378 A JP 2001338378A JP 2003137618 A JP2003137618 A JP 2003137618A
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JP
Japan
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blast furnace
fine powder
furnace slag
cement
inorganic admixture
Prior art date
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Pending
Application number
JP2001338378A
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English (en)
Inventor
Etsuro Udagawa
悦郎 宇田川
Yoshio Suzuki
善夫 鈴木
Toshihiko Funabashi
敏彦 船橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Mineral Co Ltd
Original Assignee
Kawatetsu Mining Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
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Publication date
Application filed by Kawatetsu Mining Co Ltd filed Critical Kawatetsu Mining Co Ltd
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B28/00Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements
    • C04B28/02Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements containing hydraulic cements other than calcium sulfates
    • C04B28/08Slag cements
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B7/00Hydraulic cements
    • C04B7/14Cements containing slag
    • C04B7/147Metallurgical slag
    • C04B7/153Mixtures thereof with other inorganic cementitious materials or other activators
    • C04B7/17Mixtures thereof with other inorganic cementitious materials or other activators with calcium oxide containing activators
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    • Y02P40/00Technologies relating to the processing of minerals
    • Y02P40/10Production of cement, e.g. improving or optimising the production methods; Cement grinding
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/91Use of waste materials as fillers for mortars or concrete

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Materials Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
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  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高炉スラグ微粉末、高炉セメントに無機混和
材を含有させ、初期強度を改善する。 【解決手段】 無機混和材として、平均粒径が10μm以
下の鉱物質微粉末を2.5〜12.5質量%添加する。なお、
鉱物質微粉末は、石灰、ドロマイト、珪石、バンド頁
岩、ボーキサイト、あるいは、ガラス化率70%以下の徐
冷高炉スラグのうち、少なくとも1種類以上からなるこ
とを好適とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、 土木、建築用の高
炉セメントの改良に係り、より詳細には、 初期強度の低
下が問題となり使用が限定されることの多い高炉セメン
トの特性改良を図り、 その初期強度向上を実現するもの
である。
【0002】
【従来の技術】高炉セメントは、その普通ポルトランド
セメントに対する置換率によって、A種(置換率が5%
を超えて、30%以下)、B種(30%を超えて、60%以
下) 、C種(60%を超えて、70%以下) の3種類に分類
されている。ただし、普通ポルトランドセメントには、
5%以下の範囲で、高炉スラグ微粉末、シリカ質混合
材、フライアッシュ、またはセメント製造用石灰石が混
合材として含まれていることがある。
【0003】一般に、 高炉セメントでは、高炉スラグ微
粉末の置換率が高くなるに従って、初期強度の低下、お
よび硬化遅延作用が顕著となってくることが知られてお
り、高炉セメントとしてはA種、B種が一般的に用いら
れる。また、高炉スラグ微粉末は、その粉末度によっ
て、高炉スラグ微粉末4000、高炉スラグ微粉末6000、高
炉スラグ微粉末8000の3種類が規定されており、それぞ
れブレーン比表面積が3000 cm2/g以上〜5000 cm2/g
未満、5000 cm2/g以上〜7000 cm2/g未満、および、
7000cm2 /g以上〜10000 cm2 /g未満とされている。
【0004】これらは、平均粒径で言えば、それぞれ10
μm前後、6μm前後、および5μm前後に相当する。
従来から、 高炉スラグ微粉末の粉末度を高くしてより微
粉化することで、高炉セメントの初期強度を向上できる
ことが知られており、これらの粉末度と置換率との組み
合わせを勘案して適切な配合とした高炉セメントが使わ
れてきた。
【0005】なお、高炉スラグ微粉末、高炉セメントに
ついては、 JIS に規定が有り、 それぞれ、JIS A 6206
(コンクリート用高炉スラグ微粉末)、 JIS R 5211(高
炉セメント)、に規定されている。 ここで、JIS において、「高炉スラグ微粉末」は、「急
冷した高炉スラグを粉砕した微粉末。シリカ、アルミ
ナ、 石灰などの化合物からなる。 」と規定され、また、
「高炉セメント」は、「混合材として急冷された高炉ス
ラグを用いた混合セメント」と規定されている。 また、
「混合セメント」は、「ポルトランドセメントに、ポラ
ゾン、急冷された高炉スラグなどのシリカ質、 又は石灰
質を主成分とする混合材をあらかじめ混合したセメン
ト」とされ、「ポルトランドセメント」は、「水硬性の
カルシウムシリケートを主成分とするクリンカーに適量
の石こうを加え、 微粉砕して製造されるセメント」と規
定されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、高炉セメン
トの初期強度向上のために、置換率の低減や更なる微粉
化を行うことは、高炉セメントの利点である低発熱性、
高い長期強度といった特性を低下させることになる。ま
た、ポルトランドセメントクリンカー製造時のCO2
生量の抑制、粉砕エネルギーの抑制等の環境問題に応え
ることができないことになる。
【0007】このような今日的な環境問題に応えるに
は、高炉スラグ微粉末を多量に配合した高炉セメントの
使用を拡大することが有効である。ところが、そのため
には高炉セメントを使用する際に問題となる初期強度の
向上が問題となる。つまり、高炉セメントの利点であ
る、低発熱性、高い長期強度、化学抵抗性等を維持しつ
つ、その弱点である低い初期強度を改善させることが必
要となる。
【0008】本発明は、 高炉セメントの有する利点をそ
のままとして、 その初期強度向上を実現するものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、 以下の各項記
載の無機混和材を含有する高炉スラグ微粉末、高炉セメ
ント、および、それらの製造方法によって上記課題を解
決した。 無機混和材として、平均粒径が10μm以下の鉱物質
微粉末を2.5 〜12.5質量%添加してなることを特徴とす
る無機混和材を含有する高炉スラグ微粉末。 前記鉱物質微粉末が、石灰、ドロマイト、珪石、バ
ンド頁岩、ボーキサイト、あるいは、ガラス化率70%以
下の徐冷高炉スラグのうち、少なくとも1種類以上から
なることを特徴とする上記に記載の無機混和材を含有
する高炉スラグ微粉末。 上記またはに記載の無機混和材を含有する高炉
スラグ微粉末を5〜70質量%含有してなり、残部がポル
トランドセメント等の混合セメントからなることを特徴
とする無機混和材を含有する高炉セメント。 高炉スラグ微粉末に、 無機混和材として、平均粒径
が10μm以下の鉱物質微粉末を2.5 〜12.5質量%添加し
て混合することを特徴とする無機混和材を含有する高炉
スラグ微粉末の製造方法。 高炉スラグに、無機混和材として、鉱物質を2.5 〜
12.5質量%添加し、該鉱物質が平均粒径10μm以下の鉱
物質微粉末となるように同時粉砕して混合することを特
徴とする無機混和材を含有する高炉スラグ微粉末の製造
方法。 前記鉱物質が、石灰、ドロマイト、珪石、バンド頁
岩、ボーキサイト、あるいは、ガラス化率70%以下の徐
冷高炉スラグのうち、少なくとも1種類以上からなるこ
とを特徴とする上記に記載の無機混和材を含有する高
炉スラグ微粉末の製造方法。 前記鉱物質が、石灰、ドロマイト、珪石、バンド頁
岩、ボーキサイト、あるいは、ガラス化率70%以下の徐
冷高炉スラグのうち、少なくとも1種類以上からなるこ
とを特徴とする上記に記載の無機混和材を含有する高
炉スラグ微粉末の製造方法。 上記またはに記載の無機混和材を含有する高炉
スラグ微粉末を5〜70質量%とし、残部がポルトランド
セメント等の混合セメントとして、両者を混合すること
を特徴とする無機混和材を含有する高炉セメントの製造
方法。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明をなすに至った経緯
を説明し、 次に、本発明の好適な実施の形態を詳しく説
明する。本発明者らは、高炉セメントの強度発現につい
て詳細に調査した結果、図2に示すように、初期材齢
(注水から28日、あるいは91日)における強度(曲げ強
さ)の推移に対し、内在する欠陥量(細孔総量、あるい
はアルキメデス法による気孔率で求められる量)が支配
的なパラメータとなることを見出した。また、図3に示
すように、 材齢28日目までは、曲げ強さと圧縮強さの相
関が顕著であることを見出した。
【0011】すなわち、材齢28日目までの初期強度を向
上させるためには、 内在欠陥量を低減させることが必要
であることを明らかにした。 そして、本発明者らは、初
期の内在欠陥低減のためには、無機混和材の微粉末を適
用することが有効であることを見出し、 本発明をなすに
至ったのである。本発明者らは、内在欠陥の低減のため
には空隙部(モルタルバーにおける間隙水)を低減する
ことが必要であることに想到し、 その空隙部への石灰石
微粉末の充填を試みたのである。
【0012】まず、ブレーン値4300 cm2/g、平均粒径
8μmの高炉スラグ微粉末92.5質量%に対し、無機混和
材として平均粒径2μmの石灰石微粉末を7.5 質量%添
加して無機混和材を含有する高炉セメント(本発明例)
を調製し、 無機混和材を添加しない従来の高炉セメント
(従来例)との比較試験を行った。 なお、比較試験は、
JIS R 5201(セメントの物理試験方法)に規定するモル
タル強度試験に基づいて実施した。
【0013】図1に、 その結果を示す。図1から、本発
明例の活性度指数が従来例を上回り、 初期強度が大きく
改善されていることは明らかである。 特に、 材齢7日で
基準モルタルの強度をも上回り、100 を越えている。 な
お、活性度指数は、 JIS A 6206(コンクリート用高炉ス
ラグ微粉末)附属書に規定された試験に基づいて求めら
れる指数であり、 セメントと細骨材から調製する基準モ
ルタルと、対象とする試料を基準モルタルに加えて調製
した試験モルタルとの圧縮強度の比をパーセント表示し
た値である。
【0014】ここで、無機混和材としては、石灰石以外
にも、ドロマイト、珪石、バンド頁岩、ボーキサイト、
および、徐冷高炉スラグが、効果の差こそあれ、有効で
あることを確認した。これらの無機混和材の特徴は、炭
酸塩、あるいはシリカ質、アルミナ質であって、注水時
にポルトランドセメント等によるアルカリ刺激下におい
てもイオンの溶出が少なく、それ自体水和発熱が無い
か、もしくは、極めて小さいものとすることを好適とす
る。
【0015】特に、 無機混和材の一つとして、徐冷高炉
スラグを適用し、 「高炉スラグ微粉末」である急冷高炉
スラグ( 水砕スラグ) に添加するのは、その水和発熱が
わずかであるためである。高炉スラグ微粉末をそのまま
用いた場合には、強度発現も大きくなるが、一方で、水
和発熱も大きくなるため好ましくない。なお、徐冷高炉
スラグのガラス化率は、70%以下とすることを目安とす
る。
【0016】また、同様に、Ca(OH)2 、CaCl2 、およ
び、塩基度(CaO/SiO2 )の高い転炉スラグ等の製鋼
系スラグ等は、 アルカリ刺激材として作用する材質であ
り、本発明の無機混和材としては好ましくない。本発明
に適用する無機混和材の平均粒径の好適値は、使用する
高炉スラグ微粉末の種類によっても異なるが、概ね、高
炉スラグ微粉末の平均粒径の1/2〜1/4の範囲で効
果が認められた。
【0017】すなわち、高炉スラグ微粉末4000(平均粒
径:10μm前後)では2〜5μm、高炉スラグ微粉末60
00(平均粒径:6μm前後)では1.5 〜3μm、高炉ス
ラグ微粉末8000(平均粒径:5μm前後)では1〜2μ
mを好適とする。本発明に適用する無機混和材の平均粒
径は、使用する高炉スラグ微粉末の平均粒径よりも細か
くする必要がある。このため、無機混和材の平均粒径
は、10μm以下が好ましい。特に、 1/2以下とするこ
とで効果が顕著となる一方、 1/4未満ではあまり効果
が変わらないのもかかわらず、粉砕コストが増加してし
まうことになる。以上より、 実質的には、 無機混和材の
平均粒径のより好適な範囲は、 1〜10μmである。
【0018】さらに、添加する量については、添加する
無機混和材の種類、高炉セメントの種類(A、B、C
種)、併用する普通ポルトランドセメントに含まれる5
%以内の混和材の量、種類にもよる。また、高炉セメン
トは使用される環境(必要とされる流動性、気温等の諸
条件)によって高炉スラグ微粉末の最適の置換量が変動
する。
【0019】これらの諸条件を勘案したうえで、対高炉
スラグ微粉末比として、2.5 〜12.5質量%の範囲内での
有効性を確認することができた。すなわち、高炉セメン
トA種(5<置換率≦30%)では、2.5 %以上、7.5 %
未満、高炉セメントB種(30<置換率≦60%)では、5
%以上、10%未満、および、高炉セメントC種(60<置
換率≦70%)では、7.5 %以上、12.5%以下とすること
を好適とする。
【0020】
【実施例】本発明に係る無機混和材を含有する高炉セメ
ントを調製し、 その初期強度向上の確認試験を実施し
た。適用した高炉スラグ微粉末は、一般的な高炉スラグ
微粉末4000(ブレーン比表面積:4300 cm2/g、平均粒
径8μm)である。この高炉スラグ微粉末4000を、市販
の普通ポルトランドセメント( ブレーン比表面積:3300
cm2/g、平均粒径15μm) と混合し、従来からの高炉
セメントB種(高炉スラグ微粉末置換率50%)を調製し
た。 なお、以下の表1、2では、 この従来からの高炉セ
メントを「無添加(従来例)」と表示し、また、活性度
指数算出の基礎となる基準モルタルについて「無混入
(基準材)」と表示している。
【0021】そして、上記の高炉セメントB種をベース
とし、石灰石微粉末(平均粒径が0.2 〜100 μmの各種
の微粉末を用意した。)を、本発明例では、2.5〜12.5質
量%の範囲で置換し、比較例では、0.5〜30質量%の範囲
で置換した。そして、JIS R5201によるモルタル強度試
験を行い、それぞれの28日活性度指数を調査した。その
結果を、表1に示す。
【0022】
【表1】
【0023】また、無機混和材微粉末を、石灰石に替え
て、ドロマイト、 珪石、高炉徐冷スラグ、バンド頁岩、
ボーキサイトとした場合の結果を表2に示す。
【0024】
【表2】
【0025】平均粒径10μm以下の無機混和材微粉末を
2.5 〜12.5質量%含む高炉スラグ微粉末を用いた本発明
例では、従来例よりも28日活性度指数が向上し、 初期強
度が向上していることが判る。なお、石灰石微粉末の添
加量を増やした比較例11〜14においても活性度指数向上
が見られるが、 高炉スラグ微粉末の使用量が低下するた
め、 好ましくない。
【0026】
【発明の効果】本発明により、経済的な方法でかつ高炉
セメントの利点を損なうことなく、高炉セメントの初期
強度を向上させることが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】材齢を横軸として、本発明のセメントと従来の
セメントとの活性度指数を比較するグラフである。
【図2】高炉セメントの材齢を横軸として、曲げ強さと
欠陥量の関係を示すグラフである。
【図3】高炉セメントの曲げ強さと圧縮強さの関係を示
すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 船橋 敏彦 東京都台東区蔵前2丁目17番4号 川鉄鉱 業株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無機混和材として、平均粒径が10μm以
    下の鉱物質微粉末を2.5 〜12.5質量%添加してなること
    を特徴とする無機混和材を含有する高炉スラグ微粉末。
  2. 【請求項2】 前記鉱物質微粉末が、石灰、ドロマイ
    ト、珪石、バンド頁岩、ボーキサイト、あるいは、ガラ
    ス化率70%以下の徐冷高炉スラグのうち、少なくとも1
    種類以上からなることを特徴とする請求項1に記載の無
    機混和材を含有する高炉スラグ微粉末。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の無機混和材を
    含有する高炉スラグ微粉末を5〜70質量%含有してな
    り、残部がポルトランドセメント等の混合セメントから
    なることを特徴とする無機混和材を含有する高炉セメン
    ト。
  4. 【請求項4】 高炉スラグ微粉末に、 無機混和材とし
    て、平均粒径が10μm以下の鉱物質微粉末を2.5 〜12.5
    質量%添加して混合することを特徴とする無機混和材を
    含有する高炉スラグ微粉末の製造方法。
  5. 【請求項5】 高炉スラグに、無機混和材として、鉱物
    質を2.5 〜12.5質量%添加し、該鉱物質が平均粒径10μ
    m以下の鉱物質微粉末となるように同時粉砕して混合す
    ることを特徴とする無機混和材を含有する高炉スラグ微
    粉末の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記鉱物質が、石灰、ドロマイト、珪
    石、バンド頁岩、ボーキサイト、あるいは、ガラス化率
    70%以下の徐冷高炉スラグのうち、少なくとも1種類以
    上からなることを特徴とする請求項4に記載の無機混和
    材を含有する高炉スラグ微粉末の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記鉱物質が、石灰、ドロマイト、珪
    石、バンド頁岩、ボーキサイト、あるいは、ガラス化率
    70%以下の徐冷高炉スラグのうち、少なくとも1種類以
    上からなることを特徴とする請求項5に記載の無機混和
    材を含有する高炉スラグ微粉末の製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項1または2に記載の無機混和材を
    含有する高炉スラグ微粉末を5〜70質量%とし、残部が
    ポルトランドセメント等の混合セメントとして、両者を
    混合することを特徴とする無機混和材を含有する高炉セ
    メントの製造方法。
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