JP2003128223A - 搬送チェーン装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボトルの搬送装置に於いて、ボトル搬送の始
動開始時または停止時あるいは移送中に、ボトルが転倒
したり、ボトルに傷が付いたり、ボトルが搬送装置に噛
み込んで破損したりすることなしに、ボトルを吊下げた
状態で搬送する搬送チェーン装置を提供する。 【解決手段】 ピンリンク１２とブッシュ１３と搬送部
材取付部１４とを一体に形成したオフセットリンク本体
１０にボトル搬送部材１１が設けられたチェーンリンク
９を連結ピンにより連結して形成してなる搬送チェーン
Ａが、ボトルＢの搬送路を挟んで両側に配設されてボト
ルの口頸部に設けられた保持リング２８を両側から挟ん
で支持するようにした搬送チェーン装置を構成して、前
記ボトル搬送部材１１を、リンク本体１０に設けた取付
板部１４にボトルＢを支持するボトル支持板２２を設け
て概略Ｌ字状に形成すると共に、前記ボトル支持板２２
の両側面に搬送方向前方へ傾斜した面２３を形成して、
前記ボトル搬送部材１１によりボトルのネック部で吊下
げた状態で搬送するようにしてボトル搬送チェーン装置
を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、中空容器の搬送装
置に係わり、特に、ブロー成形を終えた中空容器を吊下
げた状態で搬送するための搬送チェーン装置に関するも
のである。

【０００２】

【従来の技術】合成樹脂をブロー成形してボトル等の中
空容器を製造する製造ラインにおいて、成形されたボト
ルを搬送する装置としては、ベルトコンベアあるいはエ
アーコンベアが、従来からよく用いられている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ベルト
コンベアによるボトルの搬送に於いては、ボトルの搬送
中、中でも、搬送装置の始動開始時あるいは停止時に、
ボトルが倒れることがしばしばあり、特に、フィードス
クリュー入口部分ではボトルの転倒が起こりやすく、そ
のために生産ラインの機械が停止させられるという問題
があった。

【０００４】また、エアーコンベアによるボトルの搬送
は、ボトルのネック部を風洞函低面の開口部に設けたレ
ールに吊下げて、送風機により空気流をボトル口頸部に
吹き付け搬送するため、ボトルが転倒するという現象は
防止することができるが、ボトル搬送路の全長に渡っ
て、レールとボトルネックとの間に摩擦が起こるため、
ボトルに傷がつきやすいという問題があった。更に、空
気流によってボトルを搬送するために、空気圧の変動等
により搬送スピードが不安定になりやすく、それがため
に、停留したボトルに後から送られてくるボトルが打ち
つけられて変形するという問題があった。また、送風機
からの空気流には塵埃が発生しやすくて、そのためにボ
トル等の中空容器の内部に塵埃が混入する危険性が生ず
るという問題点もあった。

【０００５】本願の発明は、上記したような従来技術が
有する問題点を解決するためになされたものであつて、
ボトルの転倒やボトルの損傷等が全く生じない、ボトル
の吊下げ式の搬送チェーン装置を提供することを目的と
したものである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本願発明は、上記した技
術的課題を達成するために、ボトルの搬送チェーン装置
として、リンク本体とボトル搬送部材とを一体にした搬
送チェーンを、ボトルの搬送路を挟んで両側に配設し、
双方のボトル搬送部材でボトルネック部を保持し吊下げ
て搬送するようにした搬送チェーン装置を構成する。

【０００７】更に、前記搬送チェーン装置の具体的手段
として、ピン継手リンクとブッシュと搬送具取付部とを
具備してなるリンク本体と、ボトル支持板を具えたボト
ル搬送具とを一体にしたチェーンリンクを、連結ピンに
よって連結して搬送チェーンを形成し、該搬送チェーン
を両端部のスプロケットと中間部の案内部材とで支持す
ることにより搬送チェーン装置を構成して、このように
した一対の搬送チェーン装置が、双方のボトル支持板に
よりボトルのネック部分を保持するようににボトルの搬
送路を挟んで配設して、チェーン駆動用スプロケットを
駆動することにより該ボトルを吊下げた状態に保持して
搬送するようにしたことを特徴とした構成にする。

【０００８】また、ボトル搬送部材として、ボトル支持
板を具えたボトル搬送部材を低摩擦性材料で形成すると
ともに、前記ボトル支持板の両端部の側面を、その下端
縁が搬送方向の前方に傾斜するように形成し、ボトルの
滞留時に、ボトルが吊り下げ状態に維持されて支持板上
で滑るようにした構成にする。

【０００９】

【発明の実施の形態】次に、本願発明の実施形態の一つ
について、図面を参照しつつ説明する。本願発明の搬送
チェーン装置の使用態様は、図１及び図２に於いて総称
Ａで示すような構成をなしており、該搬送チェーン装置
Ａは、符号Ｂで示すように口頸部に環状の保持部が形成
されてなるボトルを吊り下げた状態で搬送するようにし
たものである。そして、上記搬送チェーン装置Ａは、そ
の前部には前工程からボトルを送り込んでくるベルトコ
ンベアＣ１を、また、その後部にはボトルを次工程へ供
給するベルトコンベアＣ２とフィードスクリューＤを、
それぞれ併設している。

【００１０】前記搬送チェーン装置Ａは、ボトルが搬送
される通路の両側に一対のチェーン装置Ａ１，Ａ２を配
設することにより形成されており、該各チェーン装置
は、支持枠１を介して機枠（図示しない）に固着されて
いる。そして、各チェーン装置Ａ１，Ａ２は、それぞれ
搬送チェーン２と該チェーンを廻動させるスプロケット
３とを具備して、周回するように形成されている。

【００１１】上記スプロケット３は、前記した機枠に取
着された駆動源（図示しない）により廻動されて、搬送
チェーン２を周回せしめるようになっている。前記支持
枠１の両側には、支持杆４を介してチェーン案内部材
５，６が取着されると共に、該支持枠１の後端には、遊
動スプロケット７が前後方向へ位置調節が可能であるよ
うに取着されている。前記搬送チェーン２は、駆動スプ
ロケット３と案内部材５，６及び遊動スプロケット７に
よって廻動可能に支持されており、駆動スプロケット３
を回動させることによりチェーン案内部材５，６に沿っ
て廻動される構造となっている。

【００１２】次に、搬送チェーン２のリンク構造につい
て説明する。本願発明に用いる搬送チェーンの各チェー
ンリンク９は、図３に示すように、リンク本体１０と該
リンク本体に一体に形成されたボトル搬送部材１１とか
ら構成されている。そして、該チェーンリンク９は、耐
磨耗性と低摩擦性を有するプラスチックスを素材として
用いて成形するのが最適である。プラスチックスの素材
としては、例えば、ポリアミド、ポリアセタール、ＧＲ
ＰＥＴ、ＰＢＴ、その他の樹脂を用いることができる
が、ボトルがポリエチレンテレフタレート（ＰＥＴ）樹
脂製である場合には、ポリアセタール樹脂が好適であ
る。

【００１３】チェーンのリンク構造としては、継手リン
ク、ゴールド継手リンク、オフセットリンク等がある
が、本願発明に用いるリンク本体１０としては、リンク
プレートと隙間ばめとが一体になった、所謂オフセット
リンク型が最適であって、ピン継手リンク部１２とブッ
シュ部１３と搬送部材取付部（アタッチメント部）１４
とからなっている。前記ピンリンク部１２には、上下の
端面に対向してオフセット状にリンクプレート（所謂オ
フセットプレート１５）が設けられていて、該上下のリ
ンクプレート１５ａ，１５ｂには、連結ピン１６の挿着
孔１７ａ，１７ｂが穿設され、且つ、該リンクプレート
１５ａ，１５ｂの上下両端面には、抜け止めのために搬
送部材取付け側へ傾斜した面１８ａ，１８ｂに形成され
ている。そして、前記ブッシュ部１３は、上記リンクプ
レート１５ａ，１５ｂに連結した支持腕１９ａ，１９ｂ
および搬送部材取付部１４に支持されて、該ブッシュ部
１３の中央には前記連結ピン１６の挿入孔２０が穿設さ
れている。

【００１４】前記ボトル搬送部材１１は、前記リンク本
体１０のアタッチメント部１４に接続する取付板部２１
と該取付板部から水平に延びるボトル支持板２２とから
なる概略Ｌ字状に形成されており、且つ、該ボトル支持
板２２の両側の切断面２３は、その下端縁が搬送方向
（Ｘ）に対して前方にくるように傾斜した面に形成され
ている。また、必要に応じて前記チェーン案内部材５，
６の下端面には、図８に示すように、保護プレート３８
がライナー３７を介して調節可能にネジ止め３６して設
けられている。

【００１５】本願発明のリンク体同志の連結は、図３
（ｄ）に示すように、連結ピン１６の上端部には突条２
４が形成されていて、該連結ピン１６は上端部がリンク
プレート１５ａの挿着孔１７ａに嵌着され、下端部は挿
着孔１７ｂに嵌合されるようになっている。そして、一
つのリンク本体１０のリンクプレート１５ａ，１５ｂの
内側に次のリンク本体１０のブッシュ１３部分が係合さ
れて、リンクプレート１５ａ，１５ｂとブッシュ１３と
が連結ピン１６によって連結され、図４（ａ），（ｂ）
に示すような搬送チェーン２が形成されている。

【００１６】上記した一つの実施例に於いては、ボトル
搬送部材１１の取付板部２１とリンク本体１０のアタッ
チメント部１４とは一体に形成したものついて説明した
が、本願発明の搬送チェーン装置は、このような形式に
限られるものではなくて、ボトル搬送部材１１とリンク
本体１０とは別々の材料を用いて別体に成形したもの
を、適宜の手段で接合して一体に取り付けるようにして
もよい。そのような一つの実施例を図５，６に例示する
が、搬送チェーンを構成するリンク本体１０のアタッチ
メント部１４には抜け止め用の頭付突出ピン２５を設け
ておいて、もう一方のボトル搬送部材１１にはその取付
板部２１に係止孔２６を設けておいて、両者を係合せし
めて結合することにより搬送チェーンを構成することが
できる。その際、リンク本体１０は金属その他の通常用
いられている種々の材料で形成しておいて、ボトル搬送
部材１１のみを耐磨耗性、低摩擦性の材料で形成するこ
とが許される。

【００１７】次に、搬送チェーン装置を構成する各部材
について説明する。上記のようにして構成された本願発
明の搬送チェーン装置は、概略図１に示すように、一対
のチェーン装置Ａ１，Ａ２をボトル搬送路を挟んで両側
に、移送するボトルＢの口頸部を挟んで保持可能に配設
して構成されている。そして、ボトルＢの口頸部２７の
下方部分には、図８に示すように、搬送のための保持リ
ング２８を設けたネック部が形成されていて、図２及び
図４に示すように、ボトル搬送路の両側に配置した搬送
チェーン２に取り付けられたボトル搬送部材１１の支持
板２２によりボトルＢの口頸部を支持するのに、前記保
持リング２８を設けたボトルネック部分を両側から挟ん
で保持するように前記チェーン装置Ａ１，Ａ２が配設さ
れている。

【００１８】一方、前記スプロケット３には、図７に示
すように、前記チェーンリンク９のブッシュ部１３と噛
み合うスプロケット歯３０が設けられており、該スプロ
ケットの駆動軸３１は、機枠に設けられた軸受け（図示
しない）に枢着されて、適当な周知の伝導機構を介して
駆動源によって回転されるようになっている。また、前
記支持枠１の後端には、図１に示すように、位置調節用
の長孔３２を設けた取付板３３がネジ３４によって支持
枠１に取り付けられていて、該取付板３３には遊動スプ
ロケット７がネジ３５によって調節可能に固着されてい
る。

【００１９】前記チェーン案内部材５，６には、図８に
示すように、前記搬送チェーン２のリンク本体１０部を
案内する凹状のガイド溝４０が形成されており、該ガイ
ド溝の内側壁は、前記リンクプレート１５ａ，１５ｂ部
の上下面１８ａ，１８ｂと一致する内テーパー状の傾斜
面となした挟持面４１ａ，４１ｂが形成されていて、リ
ンク本体１０はガイド溝４０の底壁面４２に接した状態
にして案内される。そして、前記チェーン案内部材５，
６（または機枠１）の下端面に保護プレート３８を設け
る場合には、前記ボトル搬送部材１１の支持板２２とボ
トルＢの肩部との間に突出するように設けて、保護プレ
ートの先端部がボトル口頸部に接触しないように止めネ
ジと長孔状に形成したネジ孔とにより、ボトルの形状や
大きさによりその位置が調節可能に固定されている。本
願発明の搬送チェーン装置は、上記のような構成にした
ことにより、ボトルの搬送中の工程に於いては、搬送チ
ェーン２のリンク本体１０がチェーン案内部材５，６の
ガイド溝４０から外れることがないので、両側に配置す
るチェーン案内部材５，６の形状を色々な曲線状にする
ことができるので、搬送経路を自由に形成することが可
能である。

【００２０】次に、搬送チェーン装置の使用態様につい
て説明する。ブロー成形が完了してブロー成形機から取
り出された製品のボトルＢは、図２に示すように、ベル
トコンベアＣ１を経て本願発明の搬送チェーン装置Ａに
搬送されてくると、本装置に於いては、前記製品ボトル
のネック部が搬送チェーン２のボトル搬送部材１１によ
って両側から挟着して保持されて、吊下げられた状態に
なって搬送される。この時、送り込みのベルトコンベア
Ｃ１上でボトルが転倒した場合には、転倒したボトルは
搬送チェーンで吊下げられずに、コンベアから落下する
ので、正常な状態のボトルのみが搬送チェーン装置Ａへ
送られる。

【００２１】正常に吊下げられたボトルＢを、本願の搬
送チェーン装置から次の工程へ供給するためのベルトコ
ンベアＣ２上に送ると、ボトルＢはフィードスクリュー
Ｄによって一定間隔を保つようにして次の作業工程へ送
り込まれる。その際ボトルＢは、一時的に停留させられ
ることもあるが、搬送部材が低摩擦性材料で構成される
と共に、ボトル支持板の側断面が搬送方向前方に傾斜さ
せた状態に形成されているので、ボトルのネック部が支
持板側面に引っかかることもなく、円滑に支持板上で滑
ることとなり、該ボトルは吊り下げられた状態を維持し
て安定的に停留している。また、低摩擦性材料からなる
保護プレートを設けておけば、スクリューの入口等で搬
送するボトルに停留が生じて、後続のボトルに傾きが発
生した場合にも、ボトルの肩部が前記保護プレート３８
に当たることによって正立状となり、ボトル支持板２２
にボトルの肩部が直接触れることがなく、支持リングと
支持板との間はスムーズな滑動状態になるらことから、
ボトルが傾いた状態で支持板間で楔状に挟まり、強い摩
擦が起きてボトルに傷が発生したり、損傷したりするよ
うなこともない。

【００２２】上記した実施形態に於いては、被搬送物と
してブロー成形したボトルを用いて説明したが、本願発
明の搬送装置は、ブロー成形用のプリフォームや上端縁
にフランジが形成されているカップ等の搬送にも使用で
きることは、当業者にとっては容易に理解できるところ
であろう。

【００２３】

【発明の効果】本願の発明は、上記のような構成を採用
したことにより、次のような作用効果を奏することが可
能である。ボトルの口頸部を搬送チェーンに取り付けた
ボトル搬送部材で両側から挟んで保持して、ボトルをネ
ック部分で吊り下げた状態にして搬送するため、搬送ラ
イン上でボトルが転倒したりすることがない。もし、例
え前工程から転倒したボトルが送られてきた場合でも、
該ボトルはネック部が吊り下げられずに、ベルトコンベ
ア上から自動的に落下して、次工程の装置が停止するの
を未然に防ぐことができる。

【００２４】また、搬送チェーンに取り付けるボトル搬
送部材を低摩擦性の材料で形成することにより、ボトル
ネック部とボトル搬送部材との間では極力摩擦なくすこ
とかできて、フィードスクリュー部等の限られた部分で
しか摩擦が起こらないので、摩擦によりボトルに傷が発
生するのを押さえることができる。スプロケットの回転
速度を変えることにより、搬送速度を容易に制御でき
て、また、チェーンピッチで送られるから、ボトルの搬
送速度は一定となり、前後のボトル同志が衝突すること
もない。

【００２５】更に、本発明の搬送装置からボトルが次の
工程へ送られる際に、次工程の入口でフィードスクリュ
ーによって、一時的に停留させられたとしても、該ボト
ルは、支持板の側面に引っかかることもなく、円滑に支
持板上で滑るように保たれて、前後のボトルが激しく衝
突することがなく、吊り下げ状態を維持し、安定的に停
留させることができる。そして、フィードスクリューの
入口等でボトルが停留して後続のボトルに傾きが発生し
ても、ボトル支持板の下に保護プレートを設けることに
より、ボトル肩部がボトル支持板に直接触れることがな
く、ボトルは支持リングと支持板の間でスムーズに滑る
ことができて、傷が発生したり、損傷したりするような
こともない。

【図面の簡単な説明】

【図１】本願発明のチェーン搬送装置を示す平面図であ
る。

【図２】図１に示した搬送装置の側面図である。

【図３（ａ）】本願発明のチェーン搬送装置に於いて第
１の実施例に用いたチェーンリンクの斜視図である。

【図３（ｂ）】図３（ａ）に示したチェーンリンクの側
面図である。

【図３（ｃ）】図３（ａ）に示したチェーンリンクの正
面図である。

【図３（ｄ）】二個のチェーンリンクを連結した状態を
示す図３（ａ）のＡ−Ａに沿った断面図である。

【図４（ａ）】本願発明の搬送チエーンを説明する平面
図である。

【図４（ｂ）】図４（ａ）に示す搬送チエーンの側面図
である。

【図５（ａ）】本願発明に於ける第２の実施例に用いた
チェーンリンクの斜視図である。

【図５（ｂ）】図５（ａ）に示したチェーンリンクの正
面図である。

【図６（ａ）】第２の実施例に用いたボトル搬送部材の
斜視図である。

【図６（ｂ）】図６（ａ）に示したボトル搬送部材の断
面図である。

【図７】本願発明に於けるスプロケットを説明する断面
図である。

【図８】本願発明に於けるチェーン案内部材を説明する
断面図である。

【符号の説明】

Ａ 搬送チェーン装置 Ａ１，Ａ２ チェーン装置 Ｂ ボトル Ｃ１，Ｃ２ ベルトコンベア Ｄ フィードスクリュー Ｘ 搬送方向 １ 支持枠 ２ 搬送チェーン ３ スプロケット ５，６ 案内部材 ９ チェーンリンク １０ リンク本体 １１ ボトル搬送部材 ２２ 支持板 ２３ 支持板の側壁斜面 ２８ 保持リング ３３ 保護プレート

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 リンク本体にボトル搬送部材が設けられ
   たチェーンリンクを連結ピンにより連結して形成してな
   る搬送チェーンが、ボトルの搬送路を挟んで両側に配設
   されてボトルの口頸部に設けられた保持リングを両側か
   ら支持するように構成する搬送チェーン装置に於いて、
   前記ボトル搬送部材を、リンク本体に取付けられた取付
   板部とボトルを挟持するボトル支持板とて概略Ｌ字状に
   形成すると共に、前記ボトル支持板の両側面を搬送方向
   前方に傾斜した面に形成して、前記ボトル搬送部材によ
   りボトルをネック部で吊下げた状態で搬送可能に形成し
   たことを特徴とするボトル搬送チェーン装置。
2. 【請求項２】 ピンリンクとブッシュとからなるオフセ
   ットリンク本体にボトル搬送部材を一体に形成してなる
   チェーンリンクを連結ピンによって連結して形成してな
   る搬送チェーンを、ボトルの搬送路を挟んで両側に配設
   してボトルの口頸部に設けられた保持リングを両側から
   支持するように構成した搬送チェーン装置に於いて、前
   記ボトル搬送部材を、リンク本体に取付けられた取付板
   部とボトルを挟持するボトル支持板とて概略Ｌ字状に形
   成すると共に、前記ボトル支持板の両側面を搬送方向前
   方に傾斜した面に形成して、前記ボトル搬送部材により
   ボトルをネック部で吊下げた状態で搬送可能に形成した
   ことを特徴とするボトル搬送チェーン装置。
3. 【請求項３】 ピンリンクとブッシュと搬送部材取付部
   とを一体に形成したオフセットリンク本体にボトル搬送
   部材が設けられたチェーンリンクを連結ピンにより連結
   して形成してなる搬送チェーンが、ボトルの搬送路を挟
   んで両側に配設されてボトルの口頸部に設けられた保持
   リングを両側から支持するように構成した搬送チェーン
   装置に於いて、前記ボトル搬送部材を、リンク本体に取
   付けられた取付板部とボトルを挟持するボトル支持板と
   て概略Ｌ字状に形成すると共に、前記ボトル支持板の両
   側面を搬送方向前方に傾斜した面に形成して、前記ボト
   ル搬送部材によりボトルをネック部で吊下げた状態で搬
   送可能に形成したことを特徴とするボトル搬送チェーン
   装置。