[go: up one dir, main page]

JP2003105309A - シリコンゴム製の球状体を用いた接着方法 - Google Patents

シリコンゴム製の球状体を用いた接着方法

Info

Publication number
JP2003105309A
JP2003105309A JP2001302175A JP2001302175A JP2003105309A JP 2003105309 A JP2003105309 A JP 2003105309A JP 2001302175 A JP2001302175 A JP 2001302175A JP 2001302175 A JP2001302175 A JP 2001302175A JP 2003105309 A JP2003105309 A JP 2003105309A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adhesive
spherical body
pressure
silicon
silicon rubber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001302175A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5118279B2 (ja
Inventor
Seiji Maruyama
誠次 丸山
Yoshikatsu Yamaguchi
栄勝 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Heavy Industries Ltd filed Critical Fuji Heavy Industries Ltd
Priority to JP2001302175A priority Critical patent/JP5118279B2/ja
Priority to US10/209,425 priority patent/US7052572B2/en
Priority to DE60201869T priority patent/DE60201869T2/de
Priority to EP04021717A priority patent/EP1484163A3/en
Priority to EP02017254A priority patent/EP1281504B1/en
Publication of JP2003105309A publication Critical patent/JP2003105309A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5118279B2 publication Critical patent/JP5118279B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • Y02T50/43
    • Y02T50/433

Landscapes

  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 きわめてコスト性に優れ、被着体を均一に加
圧することができる、シリコンゴム製の球状体を用いた
接着方法を提供すること。 【解決手段】 シリコンゴム製の球状体10を用いた接
着方法であって、接着剤40を介して複数の被着体30
を積層する積層工程と、複数の被着体30をシリコンゴ
ム製の球状体10を介して加圧手段20の加圧部に配置
する配置工程と、加圧手段20によってシリコンゴム製
の球状体10を圧縮変形させて複数の被着体30を加圧
する加圧工程と、接着剤40を硬化させる硬化工程とを
備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シリコンゴム製の
球状体を用いた接着方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、航空機、自動車、船舶などの
各種輸送機器産業や一般産業において、接着剤を用い
て、被着体同士を接着する方法が種々提案され、実用化
されている。この接着の際には、(1)被着体の接着面
の表面処理を行う表面処理工程、(2)いずれか一方の
被着体の接着面または双方の被着体の接着面に、接着剤
を塗布(貼付)する接着剤塗布(貼付)工程、(3)被
着体同士を貼り合わせる貼合工程、(4)貼り合わせた
被着体を圧して固定(圧締)する圧締工程、(5)加熱
または養生によって接着剤を硬化させる接着剤硬化工
程、という工程を経るのが一般的である。
【0003】ここで、(4)の圧締工程は、最適な接着
剤層を形成し、かつ、接着剤内に混入した気泡を除去す
るために必要不可欠な工程であり、貼り合わせた被着体
を均一に加圧することが要求される。この(4)の圧締
工程は、通常、接着剤の硬化が完了するまで(5)の接
着剤硬化工程と並行して行われており、例えば航空機部
品の製造の際には、オートクレーブと称される加圧・加
熱可能な圧力釜を使用して、圧締と接着剤硬化と同時に
行っている。また、一般には、C型クランプ(図6参
照)やプレス機(図7参照)などを使用して圧締を行っ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】航空機部品の製造工程
で使用されているオートクレーブは、曲面状の接着面に
も均一な圧力を加えることができる点で有効ではあるも
のの、設備が大型で特殊構造を有するため、設備構築コ
ストや運転コストが嵩んでいた。このため、小型部品同
士の接着や、汎用部品同士の接着に使用するには、コス
トが嵩みすぎて不向きであった。
【0005】また、図6に示すようなC型クランプ10
0を使用する場合には、加圧部110が被着体300の
一部のみを加圧するため、被着体300全体に均一な圧
力を加えることができなかった。また、加圧した際に、
被着体300の被加圧部分の接着剤が押圧されて周囲に
流動することがあり、この後、接着剤の硬化反応による
体積収縮が生じると、この被加圧部分の接着剤が肉痩せ
し、結果的に充分な接着がなされないことがあった。
【0006】また、圧締と同時に接着剤を加熱硬化させ
る場合には、C型クランプ100のクランプ腕120が
熱膨張して加圧部110が加圧方向と反対方向に移動
し、結果的に充分な加圧がなされない場合があった。ま
た、加圧部110は、ネジなどで上下に移動させること
によって被着体300を加圧しているが、この際に加え
る圧力の大きさ(以下、「加圧値」という)が不明であ
り、被着体や接着剤の種類に応じて適切な大きさの圧力
を加えることができなかった。
【0007】また、図7に示すようなプレス機200
は、平面状の接着面を有する被着体300同士を接着す
る際には有効であるが、曲面状の接着面を有する被着体
同士を接着する際には、上下の圧力板210、220を
その曲面状の接着面に合わせて製作する必要があり、そ
の製作費が嵩んでしまっていた。
【0008】本発明の課題は、きわめてコスト性に優
れ、被着体を均一に加圧することができるシリコンゴム
製の球状体を用いた接着方法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、請求項1記載の発明はシリコンゴム製の球状体を
用いた接着方法であって、例えば図1および図3に示す
ように、接着剤を介して複数の被着体を積層する積層工
程と、前記複数の被着体をシリコンゴム製の球状体を介
して加圧手段の加圧部に配置する配置工程と、前記加圧
手段によって前記球状体を圧縮変形させて前記複数の被
着体を加圧する加圧工程と、前記接着剤を硬化させる硬
化工程とを備えることを特徴とする。
【0010】請求項1記載の発明によれば、シリコンゴ
ム製の球状体を介して被着体を加圧するため、オートク
レーブ等で使用されている流体による加圧方法を使用せ
ずに被着体に均一な圧力を加えることができる。従っ
て、設備構築コストや運転コストが嵩むことがなく、き
わめてコスト性に優れる。
【0011】また、請求項1記載の発明によれば、シリ
コンゴム製の球状体を介して被着体を加圧するため、被
着体全体に均一な圧力を加えることができる。従って、
被着体の一部のみが加圧されて局所的に接着剤の肉痩せ
が生じるということがない。この結果、充分な接着効果
がもたらされる。
【0012】さらに、請求項1記載の発明によれば、シ
リコンゴム製の球状体を介して被着体を加圧するため、
シリコンゴム製の球状体の直径、硬度、押し潰し量など
を適宜変更して加圧値を求めておけば、このシリコンゴ
ム製の球状体の変形量によって被着体に加える圧力の大
きさを容易に設定することができる。
【0013】さらにまた、請求項1記載の発明によれ
ば、シリコンゴム製の球状体を介して被着体を加圧する
ため、被着体の接着面が曲面形状を呈する場合であって
も、このシリコンゴム製の球状体が被着体を支持すると
ともにその曲面形状に合わせて変形するため、均一な圧
力を加えることができる。従って、被着体の曲面形状の
接着面に合わせて治具を製作する必要がなく、コストが
嵩むことがない。
【0014】請求項2記載の発明は、請求項1記載のシ
リコンゴム製の球状体を用いた接着方法において、例え
ば図2および図4に示すように、前記硬化工程は、前記
接着剤を介して積層された前記複数の被着体を加熱する
とともに、前記球状体を加熱膨張させて前記複数の被着
体を加圧する加熱工程を備え、前記加熱工程の加圧値
は、室温下における前記球状体の圧縮変形量で設定され
ることを特徴とする。
【0015】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の奏する作用効果に加え、シリコンゴム製の球
状体は、通常の加圧治具を構成する材料より熱膨張率が
大きいことに加え、熱硬化型接着剤の硬化温度より高い
温度下においても耐熱性を有しており熱膨張率が低下す
ることがないので、被着体を確実に加圧することができ
る。また、使用する加熱治具の材質と寸法が同じであれ
ば、加熱時工程の加圧値をモデル試験で調べることがで
き、その値は室温下における球状体の圧縮変形量で設定
することができる。この結果、容易に加圧値を設定する
ことができる。
【0016】請求項3記載の発明は、請求項2記載のシ
リコンゴム製の球状体を用いた接着方法において、例え
ば図5に示すように、前記圧縮変形量は、断面積一定の
容器に任意の高さまで充填された前記球状体を加圧して
計測されることを特徴とする。
【0017】請求項3記載の発明によれば、請求項2記
載の発明の奏する作用効果に加え、(加圧値を設定す
る)圧縮変形量を、シリコンゴム製の球状体を断面積一
定の容器に任意の高さまで充填し加圧して計測するた
め、きわめて容易に加圧値を設定することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて詳細に説明する。
【0019】[第1の実施の形態]本実施の形態では、図
1を用いて、シリコンゴム製の球状体10およびC型ク
ランプ20を使用して、被着体である2枚の平板30同
士を接着する方法について説明する。
【0020】まず、2枚の平板30の各接着面の表面処
理を行う。この表面処理は、各接着面に付着して接着を
阻害する錆などの無機質や、手垢などの有機質を除去す
る目的で行うものである。表面処理の方法としては、各
接着面を研磨した後、溶剤で脱脂する機械的方法や、溶
剤脱脂を経て薬液を塗布する化学的方法などを挙げるこ
とができる。
【0021】次いで、2枚の平板30の各接着面に接着
剤40を塗布し、これら接着面同士を貼り合せる(積層
工程)。本実施の形態では、エポキシ系のニ液型接着
剤、ポリウレタン系のニ液型接着剤、変性アクリル樹脂
系のニ液型接着剤などの常温硬化型の接着剤40を使用
している。
【0022】次いで、2枚の平板30を貼り合せたもの
(以下、「積層体P1」という)を、図1に示すよう
に、C型クランプ20の加圧部に配置する(配置工
程)。C型クランプ20の加圧部は、クランプ腕21
と、このクランプ腕21の下側に配置された固定部22
と、上側に配置された可動部23とから構成されてお
り、可動部23はネジ式ハンドル24によって上下動可
能とされ、これら固定部22と可動部23との間に積層
体P1を配置した状態で可動部23をネジ式ハンドル2
4によって下側(固定部22側)に移動させることによ
って、積層体P1を加圧するものである。
【0023】積層体P1をC型クランプ20の加圧部に
配置する際には、図1に示すように、積層体P1とC型
クランプ20の可動部23との間に、複数のシリコンゴ
ム製の球状体(以下、「シリコンボール」という)10
と、圧力板50とを配置する。このシリコンボール10
は、C型クランプ20の可動部23によって加えられた
圧力を積層体P1側へと伝達する略球状の圧力伝達媒体
である。本実施の形態では、このシリコンボール10の
直径は4mm、硬度はHs(デュロメータ硬度)50と
している。
【0024】圧力板50としては、容易に変形しないよ
うに厚く補強された平板が使用されている。この圧力板
50は、図1に示すようにシリコンボール10の上側に
配置され、C型クランプ20の可動部23の圧力を均一
にシリコンボール10に伝達するように機能する。な
お、図示されていないが、積層体P1の上方に配置した
シリコンボール10が外部に飛び出さないように、積層
体P1の周囲には側壁が設けられている。
【0025】次いで、C型クランプ20の可動部23を
ネジ式ハンドル24によって固定部22側に移動させ、
圧力板50およびシリコンボール10を介して、積層体
P1を加圧する(加圧工程)。この際に、シリコンボー
ル10が積層体P1に与える圧力の大きさ(加圧値)
は、後述するように、シリコンボール10を加圧して押
し縮めた割合(押し潰し率)によって設定することがで
きる。
【0026】ここで、シリコンボール10の「押し潰し
率」と「加圧値」との関係を示す実験結果を、図5およ
び表−1によって説明する。
【0027】
【表−1】
【0028】<A:一層平積み実験>本実験では、ま
ず、図5(a)に示すように、万能試験機の容器500
の底壁にシリコンボール10を一層敷き詰め、この容器
500にピストン600を挿入してシリコンボール10
の上部に配置し、このピストン600によって下向きの
圧力を加えてシリコンボール10の高さを押し縮めた状
態における、充填率、第1加圧値および第2加圧値を測
定した(一層平積み実験)。
【0029】なお、本実験では、図5(a)、(b)に
示すように、シリコンボール10の初期高さH0に対す
る押し潰し量hの割合(h/H0)×100を「押し潰
し率(%)」と称することとする。また、本実験におい
て「充填率」とは、容器500とピストン600の下面
とによって囲まれた空間の容積に対する、シリコンボー
ル10の容積の割合を意味することとする。
【0030】また、本実験において「第1加圧値」と
は、非加熱時(室温時)においてシリコンボール10が
ピストン600の下面に与える圧力の大きさを意味する
こととし、「第2加圧値」とは、シリコンボール10を
180℃で加熱して膨張させた場合に、シリコンボール
10がピストン600の下面に与える圧力の大きさを意
味することとする。この第2加圧値は、後述する第2お
よび第4の実施の形態で使用される。
【0031】まず、ピストン600によって下向きの圧
力を加えない状態(押し潰し率0%の状態)では、シリ
コンボール10は元の形状が保持されており、この状態
におけるシリコンボール10の充填率は、表−1に示す
ように53.6%であった。なお、この状態における第
1加圧値は0kPaである(表−1参照)。
【0032】次いで、押し潰し率0%の状態から、ピス
トン600によってシリコンボール10に下向きの圧力
を加えて、押し潰し率10%の状態とした。この場合の
充填率は、表−1に示すように59.6%とされ、この
状態における第1加圧値は、22kPaであった(表−1
参照)。以下、同様の手順で、押し潰し率15%および
20%の場合の充填率と、第1加圧値を求めた(表−1
参照)。この後、シリコンボール10を180℃で加熱
して、押し潰し率0%、10%、15%および20%の
状態における第2加圧値を求めた(表−1参照)。
【0033】<B:フリー積み実験>続いて、図5
(b)に示すように、万能試験機の容器500にシリコ
ンボール10を投入し、振動を与えて調整しながら、こ
の容器500の底壁から所定の高さ(初期高さH0=2
4(mm))に達するまでシリコンボール10をフリー
に敷き詰め、この容器500にピストン600を挿入し
てシリコンボール10の上部に配置し、このピストン6
00によって下向きの圧力を加えて種々押し潰し率を変
化させた場合において、充填率、第1加圧値および第2
加圧値を測定し、実験結果を表−1に示した(フリー積
み実験)。用語の定義および測定の手順は、「A:一層
平積み実験」と同様であるので説明を省略する。
【0034】以上の実験結果の「押し潰し率」と「第1
加圧値」との関係を利用して、加圧値を設定することが
できる。例えば、「B:フリー積み実験」の実験結果を
利用すると、加圧値を34kPaに設定したい場合には、
押し潰し率を10.4%とすればよく(表−1参照)、
加圧値を98kPa程度に設定したい場合には、押し潰し
率を20%程度とすればよい(表−1参照)。また、実
験結果の数値を利用して、補完法などによって「押し潰
し率」と「第1加圧値」との相関関係を近似関数で定め
ると、この近似関数を利用して、所要の加圧値を得るた
めの押し潰し率を近似的に求めることができる。
【0035】なお、接着剤がエポキシ系またはゴム系の
場合には、圧締条件として、接触圧(6.9kPa〜1
3.7kPa)以上で加圧すればよいとされるが、通常、
被着体を貼り合せる際に接着剤層に気泡が混入するた
め、この気泡を除去する目的で前記接触圧の5倍(34
kPa)以上で加圧するのが好ましい。
【0036】次いで、前記した加圧工程を行いながら、
2枚の平板30に挟まれた接着剤40を常温硬化させる
(硬化工程)。この硬化に必要な時間は、接着剤40の
種類による。以上の手順によって、2枚の平板30同士
の接着を完了した。
【0037】本実施の形態に係る接着方法によれば、シ
リコンボール10を介して2枚の平板30を貼り合わせ
た積層体P1を加圧するため、オートクレーブに代表さ
れるような気体による加圧方法を用いることなく積層体
P1に均一な圧力を加えることができる。従って、設備
構築コストや運転コストが嵩むことがない。また、シリ
コンボール10は回収して再使用可能であるため、この
点でもきわめてコスト性に優れる。
【0038】また、本実施の形態に係る接着方法によれ
ば、シリコンボール10を介して積層体P1を加圧する
ため、積層体P1全面に均一な圧力を加えることができ
る。従って、従来のようにC型クランプ20の可動部2
3によって加圧部分の接着剤が局所的に肉痩せすること
がなく、充分な接着効果がもたらされる。また、シリコ
ンボール10を介して積層体P1を加圧するため、C型
クランプ20のクランプ腕21の熱膨張が生じた場合に
も、積層体P1に充分な圧力を加えることができる。
【0039】さらに、本実施の形態に係る接着方法によ
れば、所定の実験結果による「押し潰し率」と「第1加
圧値」との関係を利用して、積層体P1に加える加圧値
を容易に設定することができる。
【0040】[第2の実施の形態]次に、第2の実施の形
態について、図2を用いて説明する。本実施の形態は、
第1の実施の形態と同様にシリコンボール10およびC
型クランプ20を使用して、被着体である2枚の平板3
0同士を接着する方法であり、加熱によって接着剤を硬
化させるものである。
【0041】本実施の形態においては、鉄合金製のC型
クランプ20の可動部23をネジ式ハンドル24によっ
て固定部22側に移動させ、圧力板50およびシリコン
ボール10を介して、積層体P1を加圧した後、これら
C型クランプ20、圧力板50、シリコンボール10お
よび積層体P1を、加熱槽60によって180℃で加熱
する(図2参照)。
【0042】シリコンボール10は、その材質から、−
55℃〜250℃の温度に耐え得る優れた耐熱性を有し
(表−1参照)、かつ、加熱によって膨張するという特
性を有するので、加熱槽60によって加熱されて膨張し
たシリコンボール10によって、積層体P1はさらに加
圧される(第2加圧工程)。なお、本実施の形態で使用
したシリコンボール10の熱膨張率は、表−1に示した
とおり、3.75×10-4(mm/mm/℃)とした。
【0043】ここで、前記したように、「A:一層平積
み実験」および「B:フリー積み実験」では「押し潰し
率」毎の「第2加圧値」をも測定している(表−1参
照)ので、この「押し潰し率」と「第2加圧値」との関
係を利用して、加圧値を設定することができる。
【0044】例えば、「B:フリー積み実験」の実験結
果を利用すると、加圧値を124kPaに設定したい場合
には、室温時の押し潰し率を13.1%とすればよく
(表−1参照)、加圧値を212kPaに設定したい場合
には、室温時の押し潰し率を20%程度とすればよい
(表−1参照)。また、実験結果の数値を利用して、補
完法などによって「押し潰し率」と「第2加圧値」との
相関関係を近似関数で定めると、この近似関数を利用し
て、所要の加圧値を得るための押し潰し率を近似的に求
めることができる。
【0045】また、本実施の形態においては、熱硬化型
の接着剤40’を使用しており、積層体Pを加熱槽60
によって加熱することによって、この熱硬化型の接着剤
40’を硬化させることができる。すなわち、前記した
第2加圧工程と硬化工程は、同時に行われることとな
る。熱硬化型の接着剤40’としては、(一液型)エポ
キシ系、ユリア樹脂系、メラミン樹脂系、フェノール樹
脂系などの接着剤を挙げることができる。
【0046】本実施の形態に係る接着方法によれば、シ
リコンボール10を加熱して膨張させることによって、
積層体P1を確実に加圧することができる。また、接着
剤40’が熱硬化型であるので、この接着剤40’の硬
化と、シリコンボール10の加熱膨張による加圧とを同
時に行うことができ、きわめて効率的である。また、所
定の実験結果による「押し潰し率」と「第2加圧値」と
の関係を利用して、積層体P1に加える加圧値を容易に
設定することができる。
【0047】[第3の実施の形態]本実施の形態では、図
3を用いて、シリコンボール10およびプレス機70を
使用して、ハニカムコア80の上下面に外板91、92
を接着してハニカムサンドイッチパネルを構成する方法
について説明する。ハニカムコア80の上面側には、図
3に示すように凹部81が設けられており、このハニカ
ムコア80の上面に接着される上側外板91は、この凹
部81を有する上面形状と同一形状に成形されている。
また、ハニカムコア80の下面には、平板状の下側外板
92が接着される。
【0048】まず、ハニカムコア80、上側外板91お
よび下側外板92の各接着面の表面処理を行う。表面処
理は、第1の実施の形態で説明したものと同様の手法で
行うことができる。次いで、各接着面に接着剤40を塗
布し、ハニカムコア80の上面に上側外板91を、ハニ
カムコア80の下面に下側外板92を、それぞれ貼り合
わせる(積層工程)。本実施の形態では、第1の実施の
形態と同様に常温硬化型の接着剤40を使用している。
【0049】次いで、ハニカムコア80の上下面に上側
外板91、下側外板92を貼り合せたもの(以下、「積
層体P2」という)を、図3に示すように、プレス機7
0の加圧部に配置する(配置工程)。プレス機70の加
圧部は、上下に移動可能な上側圧力板71と、固定され
た下側圧力板72とから構成されており、これら上側圧
力板71と下側圧力板72との間に積層体P2を配置し
た状態で上側圧力板71を下側圧力板72側に移動させ
ることによって、積層体P2を加圧するものである。
【0050】ハニカムコア80の上面側には凹部81が
設けられているため、積層体P2の上面とプレス機70
の上側圧力板71との間には閉空間が形成されることと
なる。この閉空間内に、第1の実施の形態で使用したシ
リコンボール10を充填する(図3参照)。
【0051】次いで、プレス機70の上側圧力板71を
下側圧力板72側に移動させ、シリコンボール10を介
して、積層体P2を加圧する(加圧工程)。この際に、
シリコンボール10が積層体P2に与える圧力の大きさ
(第1加圧値)は、第1の実施の形態で述べたとおり、
シリコンボール10を加圧して押し縮めた割合(押し潰
し率)によって設定することができる。
【0052】次いで、前記した加圧工程を行いながら、
ハニカムコア80と上側外板91との間、および、ハニ
カムコア80と下側外板92との間に介在させた接着剤
40を常温硬化させる(硬化工程)。以上の手順によっ
て、ハニカムコア80と上側外板91と下側92とを接
着させてハニカムサンドイッチパネルを構成した。
【0053】本実施の形態に係る接着方法によれば、シ
リコンボール10を介して凹部を有する上面形状を備え
る積層体P2を加圧しており、この凹部を有する上面形
状に合わせてシリコンゴム製の球状体10が流動および
変形するため、積層体P2に均一な圧力を加えることが
できる。従って、プレス機70の上側圧力板71を、積
層体P2の上面形状に合わせて製作する必要がなく、コ
ストが嵩むことがない。
【0054】[第4の実施の形態]次に、第4の実施の形
態について、図4を用いて説明する。本実施の形態は、
第3の実施の形態と同様に、シリコンボール10および
プレス機70を使用して、ハニカムコア80の上下面に
外板91、92を接着してハニカムサンドイッチパネル
を構成する方法であり、加熱によって接着剤を硬化させ
るものである。
【0055】本実施の形態においては、プレス機70の
上側圧力板71を下側圧力板72側に移動させ、シリコ
ンボール10を介して、積層体P2を加圧した後、これ
らプレス機70、シリコンボール10および積層体P2
を、加熱槽60によって180℃で加熱する(図4参
照)。この加熱によって、シリコンボール10を膨張さ
せて積層体P2を加圧する(第2加圧工程)。この際
に、シリコンボール10が積層体P2に与える圧力の大
きさ(第2加圧値)は、第2の実施の形態と同様に、シ
リコンボール10を加圧して押し縮めた割合(押し潰し
率)によって設定することができる。
【0056】また、本実施の形態においては、第2の実
施の形態と同様に、熱硬化型の接着剤40’を使用して
おり、積層体Pを加熱槽60によって加熱することによ
って、この熱硬化型の接着剤40’を硬化させることが
できる。すなわち、前記した第2加圧工程と硬化工程
は、同時に行われることとなる。
【0057】本実施の形態に係る接着方法によれば、シ
リコンボール10を加熱して膨張させることによって、
積層体P2を確実に加圧することができる。また、接着
剤40’が熱硬化型であるので、この接着剤40’の硬
化と、シリコンボール10の加熱膨張による加圧とを同
時に行うことができ、きわめて効率的である。また、所
定の実験結果による「押し潰し率」と「第2加圧値」と
の関係を利用して、積層体P2に加える第2加圧値を容
易に設定することができる。
【0058】なお、第3および第4の実施の形態におい
ては、ハニカムコア80の凹部81の形状を、図3およ
び図4に示すように断面形状が台形状のものとしたが、
これに限られるものではなく、積層体P2とプレス機7
0の上側圧力板71との間に閉空間が形成されるもので
あれば、いかなる形状でも、シリコンボール10を適用
して、均一な圧力を加えることができる。
【0059】以上の実施の形態において、シリコンボー
ル10の充填率、押し潰し率、直径、硬度、熱膨張率、
加熱温度を変更すると、このシリコンボール10による
加圧力の大きさ(加圧値)が変化するが、図5および表
−1に示したフリー積み実験で得た実験結果によって適
切な加圧値を設定することができる。実際の製造過程で
は、室温下における押し潰し率を設定することによって
加圧値を設定することができ、作業が容易となる。
【0060】ここで、シリコンボール10の積込高さは
充填率に関係し、充填率は加圧値に関係するが、この充
填率は、積込高さをある程度増加させるとほぼ一定の値
に収束する。従って、シリコンボール10の積込高さが
一定の値以上になると、加圧値の変化は無視できる程度
まで小さくなる。このため、シリコンボール10の積込
高さを前記フリー積み実験における値(24mm)と同
一の値に設定する必要はなく、この値以上にシリコンボ
ール10を積み込んだ場合においても、前記フリー積み
実験における値とほぼ等しい加圧値を得ることができ
る。
【0061】また、一層平積み実験における加圧値は、
フリー積み実験における加圧値と比較すると小さいが、
これらの差が最大となる押し潰し率10%の場合におい
ても、一層平積み実験における加圧値は、フリー積み実
験における加圧値の60%程度の大きさを有し、これら
の差はさほど大きくなく、複数層積み重ねればこれらの
差はさらに小さくなる。このため、シリコンボール10
の積込高さが前記フリー積み実験における値(24m
m)以下であっても、前記した最小接触圧の範囲を考慮
すれば、接着に著しい不都合をもたらすものではない。
【0062】すなわち、実物の加圧値と押し潰し率とを
決定するのにその実物に模して試験を行う必要はなく、
図5の(a)または(b)に示すように、断面積一定の
容器にシリコンゴム製の球状体を充填して負荷を一様に
分布させて圧縮するモデル試験を行えば充分である。
【0063】また、本実施の形態で使用したシリコンボ
ール10は、複合材成形の際の中子としても利用するこ
とができる。具体的には、シリコンボール10を袋体に
充填し、治具によって所定形状に整えた状態で袋体内を
排気して形状を固定し、離型剤を介してプリプレグを外
側に配置し、これらを真空バッグフィルムで被覆し、こ
の被覆した部分を排気しつつ加熱してプリプレグを硬化
させる。プリプレグに小孔を設けておき、破った袋体と
シリコンボール10とをこの小孔から取り出せばよい。
【0064】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、シリコン
ゴム製の球状体を介して被着体を加圧するため、従来使
用していたオートクレーブを使用せずに被着体に均一な
圧力を加えることができる。従って、設備構築コストや
運転コストが嵩むことがなく、きわめてコスト性に優れ
る。
【0065】また、請求項1記載の発明によれば、シリ
コンゴム製の球状体を介して被着体を加圧するため、被
着体全体に均一な圧力を加えることができる。従って、
被着体の一部のみが加圧されて局所的に接着剤の肉痩せ
が生じることがない。この結果、充分な接着効果がもた
らされる。
【0066】さらに、請求項1記載の発明によれば、シ
リコンゴム製の球状体を介して被着体を加圧するため、
シリコンゴム製の球状体の直径、硬度、押し潰し率など
を適宜変更することによって、被着体に加える圧力の大
きさ(加圧値)を自在に設定することができる。従っ
て、被着体や接着剤の種類に応じて適切な加圧値を設定
することができる。
【0067】さらにまた、請求項1記載の発明によれ
ば、シリコンゴム製の球状体を介して被着体を加圧する
ため、被着体の接着面が曲面形状を呈する場合であって
も、その曲面形状に合わせてシリコンゴム製の球状体が
流動および変形するため、均一な圧力を加えることがで
きる。従って、被着体の曲面状の接着面に合わせて治具
を製作する必要がなく、コストが嵩むことがない。
【0068】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の効果を奏するのは勿論のこと、シリコンゴム
製の球状体を加熱して膨張させることによって被着体を
加圧する工程を備えるため、被着体を確実に加圧するこ
とができる。また、シリコンゴム製の球状体の押し潰し
率によって、被着体に加える圧力の大きさ(加圧値)を
より精確に設定することができる。従って、被着体や接
着剤の種類に応じて最適な加圧値を設定して、きわめて
高精度に接着を行うことができる。
【0069】請求項3記載の発明によれば、請求項2記
載の発明の効果を奏するのは勿論のこと、(加圧値を設
定する)圧縮変形量を、シリコンゴム製の球状体を断面
積一定の容器に任意の高さまで充填し加圧して計測する
ため、きわめて容易に加圧値を設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る接着方法を説
明するためのものであり、C型クランプとシリコンボー
ルとを用いて積層体を加圧している状態を示す側面図で
ある。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係る接着方法を説
明するためのものであり、積層体を加熱槽によって加熱
してさらに加圧している状態を示す側面図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態に係る接着方法を説
明するためのものであり、プレス機とシリコンボールと
を用いて積層体を加圧している状態を示す側面図であ
る。
【図4】本発明の第4の実施の形態に係る接着方法を説
明するためのものであり、積層体を加熱槽によって加熱
してさらに加圧している状態を示す側面図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る接着方法で利用する
シリコンボールの押し潰し率と加圧値との関係を調べる
実験を説明するためのものであり、(a)は一層平積み
実験の概念図であり、(b)はフリー積み実験の概念図
である。
【図6】C型クランプを使用した従来の接着方法を説明
するための斜視図である。
【図7】プレス機を使用した従来の接着方法を説明する
ための側面図である。
【符号の説明】
10 シリコンボール 20 C型クランプ 21 クランプ腕 22 固定部 23 可動部 24 ネジ式ハンドル 30 平板 40 常温硬化型の接着剤 40’ 熱硬化型の接着剤 50 圧力板 60 加熱槽 70 プレス機 71 上側圧力板 72 下側圧力板 80 ハニカムコア 81 凹部 91 上側外板 92 下側外板 100 C型クランプ 110 可動部 120 クランプ腕 200 プレス機 210 上側圧力板 220 下側圧力板 300 被着体 500 万能試験機の容器 600 万能試験機のピストン P1 積層体 P2 積層体 H0 初期高さ h 押し潰し量

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】接着剤を介して複数の被着体を積層する積
    層工程と、 前記複数の被着体をシリコンゴム製の球状体を介して加
    圧手段の加圧部に配置する配置工程と、 前記加圧手段によって前記球状体を圧縮変形させて前記
    複数の被着体を加圧する加圧工程と、 前記接着剤を硬化させる硬化工程とを備えることを特徴
    とするシリコンゴム製の球状体を用いた接着方法。
  2. 【請求項2】前記硬化工程は、 前記接着剤を介して積層された前記複数の被着体を加熱
    するとともに、前記球状体を加熱膨張させて前記複数の
    被着体を加圧する加熱工程を備え、 前記加熱工程の加圧値は、 室温下における前記球状体の圧縮変形量で設定されるこ
    とを特徴とする請求項1記載のシリコンゴム製の球状体
    を用いた接着方法。
  3. 【請求項3】前記圧縮変形量は、 断面積一定の容器に任意の高さまで充填された前記球状
    体を加圧して計測されることを特徴とする請求項2記載
    のシリコンゴム製の球状体を用いた接着方法。
JP2001302175A 2001-08-01 2001-09-28 シリコンゴム製の球状体を用いた接着方法 Expired - Fee Related JP5118279B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001302175A JP5118279B2 (ja) 2001-09-28 2001-09-28 シリコンゴム製の球状体を用いた接着方法
US10/209,425 US7052572B2 (en) 2001-08-01 2002-07-30 Method for manufacturing a structure
DE60201869T DE60201869T2 (de) 2001-08-01 2002-07-31 Verfahren zur Herstellung einer Struktur
EP04021717A EP1484163A3 (en) 2001-08-01 2002-07-31 Method for manufacturing a structure
EP02017254A EP1281504B1 (en) 2001-08-01 2002-07-31 Method for manufacturing a structure

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001302175A JP5118279B2 (ja) 2001-09-28 2001-09-28 シリコンゴム製の球状体を用いた接着方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003105309A true JP2003105309A (ja) 2003-04-09
JP5118279B2 JP5118279B2 (ja) 2013-01-16

Family

ID=19122467

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001302175A Expired - Fee Related JP5118279B2 (ja) 2001-08-01 2001-09-28 シリコンゴム製の球状体を用いた接着方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5118279B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20170084414A (ko) * 2016-01-11 2017-07-20 삼성디스플레이 주식회사 플렉서블 디스플레이 장치의 제조방법

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60172027A (ja) * 1984-02-17 1985-09-05 Sharp Corp 液晶表示素子の製造方法
JPH02502362A (ja) * 1987-08-26 1990-08-02 シェル オイル カンパニー 集合材の接着結合を行うためのエラストマー性球状体による加圧方法
JP3064981U (ja) * 1999-06-17 2000-01-28 トキワ工業株式会社 均圧成形金型
JP2000352276A (ja) * 1999-06-14 2000-12-19 Dainippon Printing Co Ltd 化粧扉

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60172027A (ja) * 1984-02-17 1985-09-05 Sharp Corp 液晶表示素子の製造方法
JPH02502362A (ja) * 1987-08-26 1990-08-02 シェル オイル カンパニー 集合材の接着結合を行うためのエラストマー性球状体による加圧方法
JP2000352276A (ja) * 1999-06-14 2000-12-19 Dainippon Printing Co Ltd 化粧扉
JP3064981U (ja) * 1999-06-17 2000-01-28 トキワ工業株式会社 均圧成形金型

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20170084414A (ko) * 2016-01-11 2017-07-20 삼성디스플레이 주식회사 플렉서블 디스플레이 장치의 제조방법
KR102524530B1 (ko) * 2016-01-11 2023-04-24 삼성디스플레이 주식회사 플렉서블 디스플레이 장치의 제조방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP5118279B2 (ja) 2013-01-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7052572B2 (en) Method for manufacturing a structure
CN110171183B (zh) 一种含预埋件蜂窝夹层结构的定位均压装置及成型方法
CN101668633A (zh) 通过插入销增强的复合层合结构及其制造方法和装置以及制造该装置的方法
RU2616939C2 (ru) Пластическое формоизменение профилированного конструкционного элемента из полуфабриката композитного пластика
US10166748B2 (en) Multi-stage debulk and compaction of thick composite repair laminates
JP6269496B2 (ja) 減圧治具及び減圧治具を用いた被加圧物の加圧方法
US20060008611A1 (en) Sealing of honeycomb core and the honeycomb core assembly made with the same
CN106796205A (zh) 人工缺陷材料及frp结构体的制造方法
JP6999795B2 (ja) ウエハー保持台
US7921893B2 (en) Method and apparatus for welding of polymer composite components
US20020068138A1 (en) Method for producing stiffened hollow structure composed of fiber-reinforced composite
JP2003105309A (ja) シリコンゴム製の球状体を用いた接着方法
JP5610881B2 (ja) 複合材成形型及びその製造方法
CA2705778C (en) In-situ, multi-stage debulk, compaction, and single stage curing of thick composite repair laminates
US20160221229A1 (en) Flexible tooling
CN114878266A (zh) 一种蜂窝夹层结构拉伸试块固化成型装置及固化成型工艺
JP5416591B2 (ja) フィルム接着結合の装置およびプロセス
AU2006222661B2 (en) Method and apparatus for welding of polymer composite components
JPH03292131A (ja) 繊維強化樹脂積層体の製造方法
CN115447217B (zh) 实现石墨膜与蒙皮材料成型非平面构件的点阵胶接方法
CN114311757B (zh) 复合材料与其成型方法
CN108189413A (zh) 一种微流控芯片的热压键合方法
JP2900188B2 (ja) 合成樹脂成形品の製造方法
JP3895168B2 (ja) 閉空間を有する構造体の製造方法
Chong et al. Post-bond Compression Process for Bonding Thin-Die on BT Substrate using Thermoplastic Adhesive Tape

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080409

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110707

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110712

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110907

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120515

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120709

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120731

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120903

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121009

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121019

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151026

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees