JP2003049102A - 印刷インキの製造方法 - Google Patents
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Abstract
のプレ顔料を使用して直接印刷インキを製造する合理化
された方法において、プレ顔料の凝集を緩和し、印刷イ
ンキ用樹脂を全く使用しないか、使用量が削減され、該
樹脂を多量に使用したことによる種々の悪影響が解消さ
れ、低製造コストで、優れた品質の印刷インキの製造が
可能な方法を提供すること。 【解決手段】 少なくとも銅フタロシアニン及び樹脂を
含む印刷インキを、顔料の形態を経ることなく銅フタロ
シアニンのプレ顔料を使用して直接製造する方法におい
て、プレ顔料として、粗製銅フタロシアニンを水溶性無
機塩と共に、あるいは、水溶性無機塩と、体質顔料およ
び/または印刷インキ用樹脂と共に乾式粉砕し、次に水
溶性無機塩を除去して調製された組成物を使用する。
Description
ことなく銅フタロシアニンのプレ顔料(顔料の前駆体)
を使用して直接印刷インキを製造する合理化された方法
において、乾式粉砕時のプレ顔料の凝集を緩和し、なお
且つ樹脂を多量に使用することによる悪影響のないプレ
顔料を使用した印刷インキの製造方法に関し、低製造コ
ストで、優れた品質の印刷インキを提供することを目的
とする。
ば、フタル酸またはその誘導体、尿素またはその誘導体
を銅化合物および触媒の存在下に有機溶剤中で加熱反応
させる尿素法(ワイラー法)や、フタロジニトリルを銅
化合物の存在下に有機溶剤中で加熱反応させるニトリル
法などの方法で合成される。合成後の銅フタロシアニン
は粗製銅フタロシアニンとよばれ、一次粒子が非常に粗
大(10〜100μm)であることからそのまま顔料と
して使用することはできない。
には、粗製銅フタロシアニンを乾式磨砕法や湿式磨砕法
に代表される顔料化の方法によって、一次粒子を微細に
調整(1μm以下)し、顔料としての適性を付与したも
のが使用されており、印刷インキは、顔料化された銅フ
タロシアニン(銅フタロシアニン顔料)を三本ロールな
どのロールミル、ニーダーなどの混練分散機やボールミ
ルやビーズミルなどの分散機を使用して印刷インキ用樹
脂または樹脂溶液中に均一に分散させることによって製
造されている。
ことから、合理化された印刷インキの製造方法として、
銅フタロシアニン顔料を使用することなく、粗製銅フタ
ロシアニンを、例えば、乾式アトライターなどで粉砕
(乾式粉砕)して微細に調製したプレ(pre)顔料
(顔料前駆体)を使用し、印刷インキの製造工程で顔料
化と同時に印刷インキを製造する方法が提案されている
(特公昭55−6670号公報、特開平2−29436
5号公報、特開平9−272833号公報など)。
下に行う特開平2−294365号公報や特開平9−2
72833号公報などに記載の方法は、プレ顔料の凝集
を緩和し、プレ顔料の顔料への転換およびインキ化を効
率化する点で、非常に優れた印刷インキの製造方法であ
る。例えば、特開平9−272833号公報に記載の方
法は、粗製銅フタロシアニンをそれに対して20〜80
重量%の印刷インキ用樹脂と共に乾式粉砕したものをプ
レ顔料とし、これを印刷インキ用溶剤または印刷インキ
用ワニス中で80〜170℃に加熱することで、プレ顔
料の顔料化と同時に印刷インキを製造する方法である。
方法では、十分な粉砕効果を得るためには比較的多量の
樹脂を必要とするが、多量の樹脂の使用は、乾式粉砕時
の発熱による粉砕機内部への磨砕物の固着や、蓄熱によ
る摩砕物発火の危険性など安全運転に対する課題を抱え
ている。また樹脂は、乾式粉砕時の衝撃や発熱によって
酸化や壊(開)裂などの構造破壊を起こす恐れもあり、
劣化した樹脂は、インキの色相面だけでなく、粘弾性や
乳化特性などの印刷適性にも重大な影響を及ぼすことが
考えられる。
の形態を経ることなく銅フタロシアニンのプレ顔料を使
用して直接印刷インキを製造する合理化された方法にお
いて、プレ顔料の凝集を緩和し、なお且つ樹脂を多量に
使用したことによる種々の悪影響のない製造方法を開発
し、低製造コストで、優れた品質の印刷インキを提供す
ることにある。
タロシアニンの乾式粉砕を、水溶性無機塩の存在下に行
うか、水溶性無機塩に加えて体質顔料および/または印
刷インキ用樹脂の存在下に行うことで、乾式粉砕時に印
刷インキ用樹脂を全く使用しないか、あるいは使用量を
大幅に削減でき、しかも樹脂を多量に使用したのと同様
の粉砕効果が得られることを見いだし、本発明に至っ
た。
シアニンおよび印刷インキ用樹脂を含む印刷インキを、
顔料の形態を経ることなく銅フタロシアニンのプレ顔料
を使用して直接製造する方法において、プレ顔料とし
て、粗製銅フタロシアニンを、水溶性無機塩と共に、あ
るいは、水溶性無機塩と、体質顔料および/または印刷
インキ用樹脂と共に乾式粉砕し、次に水溶性無機塩を除
去して調製された組成物を使用することを特徴とする印
刷インキの製造方法である。
本発明を更に詳細に説明する。本発明は、顔料化工程を
経ていない銅フタロシアニンのプレ(pre)顔料(顔
料の前駆体)を用いて直接印刷インキを製造する方法に
おいて、プレ顔料として粗製銅フタロシアニンと、
(1)水溶性無機塩とを、または(2)水溶性無機塩と
共に体質顔料および/または印刷インキ用樹脂とを乾式
粉砕し、粉砕物から水溶性無機塩を除去したものを使用
すること、すなわち印刷インキ用樹脂を全く使用しない
か、非常に少ない使用量で調製したプレ顔料を使用する
ことが特徴である。
法は、上記の(2)の粗製銅フタロシアニンを水溶性無
機塩と共に乾式粉砕する際、少量の体質顔料および印刷
インキ用樹脂の少なくともどちらか一方を共存させる方
法であり、印刷インキ用樹脂を使用する場合には粉砕
は、蓄熱や樹脂の劣化を起こさない程度の短時間に止め
ることが必要であり、できればヘンシェルミキサーなど
の強力撹拌機やジェットミルなどを使用して緊密に混合
することが好ましい。この方法においては、先ず粗製銅
フタロシアニンを水溶性無機塩と共に乾式粉砕し、得ら
れた粉砕物を体質顔料および/または印刷インキ用樹脂
とを、乾式粉砕するか、あるいはヘンシェルミキサーな
どの強力撹拌機やジェットミルなどを使用して強力に混
合して緊密な混合物とすることができる。
の他、ボールミルや振動ミルなどのビーズなどの粉砕メ
ディアを使用するタイプや、二軸押出機やニーダーなど
の混練機、ジェットミルなどの粉砕機、ヘンシェルミキ
サーなどの強力撹拌機などの粉砕メディアを使用しない
タイプのものがいずれも使用できるが、粉砕効率から粉
砕メディアを使用するタイプのものが好ましい。
時の発熱による粉砕機内部への磨砕物の固着や発火への
注意が必要であり、冷却下80〜150℃の温度範囲で
行うが、本発明の方法は固着や発火の問題に対しても有
利であり、粉砕をより高温で行うこともできる。また逆
により低温で行うことも差支えなく、温度には特に限定
されない。
例えば、塩化ナトリウム、硫酸ナトリウム、炭酸ナトリ
ウム、塩化カルシウム、塩化バリウム、硫酸アルミニウ
ムなどの水可溶性の塩であればいずれも使用できるが、
塩化ナトリウム、硫酸ナトリウムが好ましい。水溶性無
機塩の使用量は、粗製銅フタロシアニンに対して10〜
1000重量%であり、好ましくは50〜500重量%
である。
率が小さく、顔料の色相や透明性に影響の少ないもので
あればいずれでも良く、例えば、炭酸カルシウム、酸化
亜鉛(亜鉛華)、硫酸バリウム、バライト粉、クレー、
タルク、アルミナホワイト、ホワイトカーボン(微粉シ
リカ)などが挙げられ、これらは単独であるいは混合物
として使用される。これらのなかでは炭酸カルシウムが
好ましい。炭酸カルシウムは、従来、濃度や粘性の調製
剤として印刷インキに使用される体質顔料であり、印刷
インキの品質面への影響が比較的少ない利点があるもの
の、多量に使用するとインキの粘性に悪影響を及ぼすた
め注意を要する。体質顔料の使用量は、粗製銅フタロシ
アニンに対して1〜100重量%であり、好ましくは5
〜30重量%である。
は、一般に印刷インキに使用されるものであればいずれ
の樹脂でも良く、例えば、フェノール樹脂及びその変性
物、マレイン酸樹脂及びその変性物、アルキッド樹脂及
びその変性物、石油樹脂、変性ロジンなど、およびそれ
らの混合物が挙げられるが、好ましくはロジン変性フェ
ノール樹脂である。印刷インキ用樹脂の使用量は、粗製
銅フタロシアニンに対して1〜100重量%であり、好
ましくは5〜30重量%である。
は、尿素法(ワイラー法)を加圧下(好ましくは0.2
〜0.7MPa)で行って合成した銅フタロシアニンを
用いるのが好ましい。一般に、粗製銅フタロシアニン中
には数重量%程度の反応不純物が含有されるが、反応不
純物はプレ顔料の顔料への転換を阻害し、印刷インキの
黄ぐすみの原因になったり、印刷インキ適性にも重大な
影響を与える。その点、加圧下での合成は、常圧下での
合成に比べて、銅フタロシアニン結晶内部への反応不純
物の取り込み量が少なく、高純度に銅フタロシアニンを
調製できる利点がある。
際、必要により従来公知の顔料誘導体や高分子分散剤等
の顔料処理剤や分散剤あるいは界面活性剤、ロジンなど
を添加して乾式粉砕することができる。また、一般に印
刷インキに使用される石油系などの溶剤や有機溶剤を必
要に応じて配合できる点や、樹脂の劣化防止を目的に粉
砕を窒素ガス雰囲気下で行うことができる点も従来公知
の乾式粉砕と同様である。
するが、除去方法は特に限定されない。通常、磨砕物を
水相に投入して解膠し、水性スラリーを濾過、水洗、乾
燥、および粉砕して、プレ顔料を調製する。なお、その
際除去された水溶性無機塩は、回収し、再利用すること
ができる。
に具体的に説明する。文中、部または%とあるのは重量
基準である。
え30分間粉砕した。この粗製銅フタロシアニン磨砕物
のβ型結晶形の含有率は43%であった。次いで、得ら
れた磨砕物100部に、イソブチルアルコール400
部、水600部を加え、80℃に加熱して5時間撹拌混
合した。この混合物を1.0%希硫酸水溶液1000部
に投入して、80℃で1時間加熱処理を行った後、濾
過、水洗、乾燥および粉砕して粉末のβ型銅フタロシア
ニン顔料(C.I.PigmentBlue 15:
3)を得た。
を印刷インキ用ワニス(ロジン変性フェノール樹脂系ワ
ニス:不揮発分70%)67部に混合し、3本ロールに
て3回練肉してベースインキを得た。このベースインキ
に、さらに印刷インキ用ワニス19部、7号ソルベント
6部、コンパウンド(インキ調整助剤)10部を加えて
青色の印刷インキを調製した。この青色インキを、銅フ
タロシアニン顔料/酸化チタンが1/10の重量比率と
なるように白インキと混合し、淡色インキ(着色力判
定)を得た。この青色インキ及び淡色インキを、従来法
による比較用のインキとした。
化ナトリウム100部炭酸カルシウム5部を加えて1時
間粉砕した。この磨砕物を水1000部中に投入して6
0℃で1時間撹拌した。スラリーを濾過、水洗し、次い
で乾燥、粉砕してプレ顔料を調製した。得られた組成物
中の銅フタロシアニンのβ型結晶の含有率は50%であ
った。
キ用ワニス(ロジン変性フェノール樹脂:不揮発分70
%)170部を、ジャケット付きディゾルバー中で11
0〜120℃で2時間撹拌し、得られた混合物を3本ロ
ールにて2回練肉してベースインキを得た。このベース
インキに、さらに上記の印刷インキ用ワニス41.5
部、7号ソルベント(日本石油社製:石油系溶剤)1
6.5部、コンパウンド(インキ調製助剤)25部を加
えて青色の印刷インキを調製した。この青色インキを、
銅フタロシアニン顔料/酸化チタンが1/10の重量比
率となるように白インキと混合し、淡色インキを得た。
得られた青色インキ、淡色インキは、従来法によって作
製した参考例のそれぞれのインキと比較して、同等の色
相、着色力であり、粘弾性や乳化特性などのインキ適性
についても良好な性能を示した。
化ナトリウム150部を加えて1時間粉砕した。次に、
印刷インキ用樹脂(ロジン変性フェノール樹脂)5部を
加えてさらに10分間粉砕した。この磨砕物を水100
0部中に投入して60℃で1時間撹拌した。スラリーを
濾過、水洗し、乾燥、粉砕してプレ顔料を調製した。
ンキ用ワニス(ロジン変性フェノール樹脂:不揮発分7
0%)163.5部、7号ソルベント(日本石油社製:
石油系溶剤)2部を、ジャケット付きディゾルバー中で
110〜120℃で2時間撹拌し、混合物を3本ロール
にて2回練肉してベースインキを得た。このベースイン
キに、さらに印刷インキ用ワニス47部、7号ソルベン
ト15部、コンパウンド25部を加えて青色の印刷イン
キを調製した。この青色インキを、銅フタロシアニン顔
料/酸化チタンが1/10の重量比率となるように白イ
ンキと混合し、淡色インキを得た。得られた青色イン
キ、淡色インキは、参考例の従来法によって作製した参
考例のそれぞれのインキと比較して、同等の色相、着色
力であり、粘弾性や乳化特性などのインキ適性について
も良好な性能を示した。
化ナトリウム150部、印刷インキ用樹脂(ロジン変性
フェノール樹脂)5部を加えて1時間粉砕した。この磨
砕物を水1000部中に投入して60℃で1時間撹拌
し、スラリーを濾過、水洗、乾燥、粉砕してプレ顔料を
得た。このプレ顔料を用い実施例2と同様にして青色イ
ンキ、淡色インキを得た。得られた青色インキ、淡色イ
ンキは、従来法による参考例のそれぞれのインキと同等
の色相、着色力であり、粘弾性や乳化特性などのインキ
適性についても実用に十分耐え得るものであった。
化ナトリウム100部を加えて1時間粉砕した。次にこ
の磨砕物をヘンシェルミキサーに移し、印刷インキ用樹
脂(ロジン変性フェノール樹脂)10部を加えて30分
間混合した。混合物を水1000部中に投入して60℃
で1時間撹拌し、スラリーを濾過、水洗、乾燥、粉砕し
てプレ顔料を調製した。
ンキ用ワニス(ロジン変性フェノール樹脂:不揮発分7
0%)143部、7号ソルベント3.5部を、ジャケッ
ト付きディゾルバー中で110〜120℃で2時間撹拌
し、混合物を3本ロールにて2回練肉してベースインキ
を得た。このベースインキに、さらに上記の印刷インキ
用ワニス44部、7号ソルベント14部、コンパウンド
23部を加えて青色の印刷インキを調製した。又、この
青色インキを用い実施例1と同様にして淡色インキを調
製した。これらの青色インキおよび淡色インキは、従来
法による参考例のそれぞれのインキと同等の色相、着色
力であり、粘弾性や乳化特性などのインキ適性について
も良好な性能を示した。
化ナトリウム50部、炭酸カルシウム5部、印刷インキ
用樹脂(ロジン変性フェノール樹脂)5部を加えて1時
間粉砕した。この磨砕物を水1000部中に投入して6
0℃で1時間撹拌し、スラリーを濾過、水洗、乾燥、粉
砕してプレ顔料を調製した。
ンキ用ワニス(ロジン変性フェノール樹脂:不揮発分7
0%)150部、7号ソルベント2部を、ジャケット付
きディゾルバー中で110〜120℃で2時間撹拌し、
得られた混合物を3本ロールにて2回練肉してベースイ
ンキを得た。このベースインキに、さらに上記の印刷イ
ンキ用ワニス38部、7号ソルベント15部、コンパウ
ンド23部を加えて青色の印刷インキを調製した。又、
この青色インキを用い実施例1と同様にして淡色インキ
を調製した。これらの青色インキ、淡色インキは、従来
法による参考例のそれぞれのインキと同等の色相、着色
力であり、粘弾性や乳化特性などのインキ適性について
も良好な性能を示した。
溶性無機塩を使用し、印刷インキ用樹脂を全く使用しな
いか、あるいは使用量を大幅に削減して調製した銅フタ
ロシアニンのプレ顔料(顔料前駆体)を使用することに
より、粗製銅フタロシアニンを用いて顔料の形態を経る
ことなく、直接印刷インキを製造する合理化された製造
法により、従来の印刷インキ用樹脂を使用する方法の欠
点が改善され、高品質の印刷インキが提供される。
Claims (8)
- 【請求項1】 少なくとも銅フタロシアニンおよび印刷
インキ用樹脂を含む印刷インキを、顔料の形態を経るこ
となく銅フタロシアニンのプレ顔料を使用して直接製造
する方法において、プレ顔料として、粗製銅フタロシア
ニンを水溶性無機塩と共に、あるいは、水溶性無機塩
と、体質顔料および/または印刷インキ用樹脂と共に乾
式粉砕し、次に水溶性無機塩を除去して調製された組成
物を使用することを特徴とする印刷インキの製造方法。 - 【請求項2】 プレ顔料が、粗製銅フタロシアニンを水
溶性無機塩と共に乾式粉砕した後、さらに体質顔料およ
び/または印刷インキ用樹脂を加えて、乾式粉砕する
か、または強力に混合し、次に水溶性無機塩を除去して
調製された組成物である請求項1に記載の印刷インキの
製造方法。 - 【請求項3】 水溶性無機塩の使用量が、粗製銅フタロ
シアニンに対して10〜1000重量%である請求項1
または2に記載の印刷インキの製造方法。 - 【請求項4】 体質顔料の使用量が、粗製銅フタロシア
ニンに対して1〜100重量%である請求項1または2
に記載の印刷インキの製造方法。 - 【請求項5】 印刷インキ用樹脂の使用量が、粗製銅フ
タロシアニンに対して1〜100重量%である請求項1
または2に記載の印刷インキの製造方法。 - 【請求項6】 水溶性無機塩が、塩化ナトリウムおよび
/または硫酸ナトリウムである請求項1または2に記載
の印刷インキの製造方法。 - 【請求項7】 体質顔料が炭酸カルシウムである請求項
1または2に記載の印刷インキの製造方法。 - 【請求項8】 粗製銅フタロシアニンが、ワイラー法を
加圧条件下で行って製造されたものである、請求項1ま
たは2に記載の印刷インキの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001238834A JP2003049102A (ja) | 2001-08-07 | 2001-08-07 | 印刷インキの製造方法 |
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