JP2003042583A - 空気調和機の制御装置及び空気調和機 - Google Patents
空気調和機の制御装置及び空気調和機Info
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- JP2003042583A JP2003042583A JP2001227873A JP2001227873A JP2003042583A JP 2003042583 A JP2003042583 A JP 2003042583A JP 2001227873 A JP2001227873 A JP 2001227873A JP 2001227873 A JP2001227873 A JP 2001227873A JP 2003042583 A JP2003042583 A JP 2003042583A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 空気調和機の暖房除湿運転及び冷房除湿運転
で再熱能力や除湿効率を良くするとともに消費電力を低
減する。 【解決手段】 室内ユニットの室内熱交換器9Aにおい
て冷凍サイクルの流路を切り換える流路切換手段91を
設ける。暖房除湿運転時も冷房除湿運転時も、第1熱交
換器9A1→第2絞り装置9A3→第2熱交換器9A2
と流体(冷媒)が同一方向に流れるようにする。第2絞
り装置9A3において、同一方向に流れて発生する差圧
により弁体が弁座に着座するようにする。第2絞り装置
の電磁コイルを非通電として差圧により弁体の着座状態
を保持して除湿運転を行う。または、制御弁を有する第
2絞り装置9A3を用い、同一方向に流れて発生する差
圧により主弁体の着座状態を保持し、制御弁を通過する
冷媒の流量を制御し、圧縮機を停止しないで主弁座の着
座/離座を制御する。
で再熱能力や除湿効率を良くするとともに消費電力を低
減する。 【解決手段】 室内ユニットの室内熱交換器9Aにおい
て冷凍サイクルの流路を切り換える流路切換手段91を
設ける。暖房除湿運転時も冷房除湿運転時も、第1熱交
換器9A1→第2絞り装置9A3→第2熱交換器9A2
と流体(冷媒)が同一方向に流れるようにする。第2絞
り装置9A3において、同一方向に流れて発生する差圧
により弁体が弁座に着座するようにする。第2絞り装置
の電磁コイルを非通電として差圧により弁体の着座状態
を保持して除湿運転を行う。または、制御弁を有する第
2絞り装置9A3を用い、同一方向に流れて発生する差
圧により主弁体の着座状態を保持し、制御弁を通過する
冷媒の流量を制御し、圧縮機を停止しないで主弁座の着
座/離座を制御する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、暖房除湿運転と冷
房除湿運転とを行えるようにした空気調和機を制御する
空気調和機の制御装置及び空気調和機に関する。
房除湿運転とを行えるようにした空気調和機を制御する
空気調和機の制御装置及び空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、除湿運転の制御に関して、特開平
8−105672号公報、特開2000−81239号
公報、特開平11−325636号公報に開示されたも
のがある。
8−105672号公報、特開2000−81239号
公報、特開平11−325636号公報に開示されたも
のがある。
【0003】(従来技術−1)特開平8−105672
号公報のものは、室内熱交換器を構成する第1熱交換器
と第2熱交換器との間に除湿絞り装置を設け、冷房運転
や暖房運転のときは、除湿絞り装置を開放状態として、
第1熱交換器と第2熱交換器を室内熱交換器として機能
させる。一方、除湿運転時は、除湿絞り装置で冷媒の流
量を制御することにより、第1熱交換器と第2熱交換器
のうち上流側(高圧側)を凝縮器、下流側(低圧側)を
蒸発器として機能させ、冷却作用を加熱作用で相殺し
て、除湿運転を行うものである。
号公報のものは、室内熱交換器を構成する第1熱交換器
と第2熱交換器との間に除湿絞り装置を設け、冷房運転
や暖房運転のときは、除湿絞り装置を開放状態として、
第1熱交換器と第2熱交換器を室内熱交換器として機能
させる。一方、除湿運転時は、除湿絞り装置で冷媒の流
量を制御することにより、第1熱交換器と第2熱交換器
のうち上流側(高圧側)を凝縮器、下流側(低圧側)を
蒸発器として機能させ、冷却作用を加熱作用で相殺し
て、除湿運転を行うものである。
【0004】(従来技術−2)特開2000−8123
9号公報のものは、同公報の図4及び図5に開示されて
いる如く、弱暖房運転←→除湿運転を切り換えるに、圧
縮機を停止している。すなわち、弱暖房運転(S5)→
四方弁暖房側(S11)→圧縮機停止(S15)→除湿
運転(S6)、あるいは、除湿運転(S6)→四方弁冷
房側(S31)→圧縮機停止(S35)→弱暖房運転
(S5)という工程により除湿制御するように、構成さ
れている。
9号公報のものは、同公報の図4及び図5に開示されて
いる如く、弱暖房運転←→除湿運転を切り換えるに、圧
縮機を停止している。すなわち、弱暖房運転(S5)→
四方弁暖房側(S11)→圧縮機停止(S15)→除湿
運転(S6)、あるいは、除湿運転(S6)→四方弁冷
房側(S31)→圧縮機停止(S35)→弱暖房運転
(S5)という工程により除湿制御するように、構成さ
れている。
【0005】(従来技術−3)特開平11−32563
6号公報のものは、暖房除湿運転と冷房除湿運転を行え
るようにしたもので、いずれの除湿運転でも室内熱交換
器における冷媒の流れ方向を同一にし、再熱能力や除湿
効率を改良したものである。
6号公報のものは、暖房除湿運転と冷房除湿運転を行え
るようにしたもので、いずれの除湿運転でも室内熱交換
器における冷媒の流れ方向を同一にし、再熱能力や除湿
効率を改良したものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した特開平8−1
05672号公報(従来技術−1)のものでは、除湿絞
り装置の電磁コイルに通電することにより、除湿運転時
の流量の制御を行い、また、除湿運転以外のときは、電
磁コイルに常時通電して除湿絞り装置を開放するような
構造になっているので、電磁コイルに長時間通電する必
要がある。
05672号公報(従来技術−1)のものでは、除湿絞
り装置の電磁コイルに通電することにより、除湿運転時
の流量の制御を行い、また、除湿運転以外のときは、電
磁コイルに常時通電して除湿絞り装置を開放するような
構造になっているので、電磁コイルに長時間通電する必
要がある。
【0007】上述した特開2000−81239号公報
(従来技術−2)のものは、「暖房運転モード」と「除
湿(ドライ)運転モード」とを切換制御するに、圧縮機
の始動/停止を頻繁に繰り返している。このことは、圧
縮機の機械的磨耗を促進し寿命を著しく縮めるので、地
球資源の面から好ましくないこと、経済的に割高になる
こと、また、圧縮機を停止するのでエネルギー損失が大
きいという、問題点があった。
(従来技術−2)のものは、「暖房運転モード」と「除
湿(ドライ)運転モード」とを切換制御するに、圧縮機
の始動/停止を頻繁に繰り返している。このことは、圧
縮機の機械的磨耗を促進し寿命を著しく縮めるので、地
球資源の面から好ましくないこと、経済的に割高になる
こと、また、圧縮機を停止するのでエネルギー損失が大
きいという、問題点があった。
【0008】上述した特開平11−325636号公報
(従来技術−3)のものでは、室内熱交換器における除
湿用電動膨張弁23の詳細な構造は記載されていない
が、このような冷房モードと暖房モードとで除湿運転を
行えるものにおいて、エネルギー損失を小さくすること
は重要である。
(従来技術−3)のものでは、室内熱交換器における除
湿用電動膨張弁23の詳細な構造は記載されていない
が、このような冷房モードと暖房モードとで除湿運転を
行えるものにおいて、エネルギー損失を小さくすること
は重要である。
【0009】本発明は上記の事情に鑑みなされたもの
で、消費電力を低減し、省エネ、省資源に優れた、空気
調和機の制御装置と空気調和機とを提供することを課題
とする。
で、消費電力を低減し、省エネ、省資源に優れた、空気
調和機の制御装置と空気調和機とを提供することを課題
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の空気
調和機の制御装置は、室外ユニットと室内ユニットとの
接続部に設けられ、冷房モードと暖房モードとの室内熱
交換器を流れる流体の流れ方向が同一方向になるように
流路を切り換える流路切換手段と、室内ユニットに設け
られた第2絞り装置とを備えた空気調和機を制御し、除
湿運転時に、室内ユニットを構成する室内熱交換器の第
1熱交換器、第2絞り装置、及び第2熱交換器の順に流
体が流れるように前記流路切換手段を切り換え制御する
空気調和機の制御装置において、前記第2絞り装置は、
通電により弁体を弁座に着座させる電磁コイルを備える
とともに、前記流体が当該第2絞り装置を同一方向に流
れて発生する差圧により弁体が弁座に着座するように構
成されており、前記電磁コイルへの通電を遮断して弁閉
状態を保持することを特徴とする。
調和機の制御装置は、室外ユニットと室内ユニットとの
接続部に設けられ、冷房モードと暖房モードとの室内熱
交換器を流れる流体の流れ方向が同一方向になるように
流路を切り換える流路切換手段と、室内ユニットに設け
られた第2絞り装置とを備えた空気調和機を制御し、除
湿運転時に、室内ユニットを構成する室内熱交換器の第
1熱交換器、第2絞り装置、及び第2熱交換器の順に流
体が流れるように前記流路切換手段を切り換え制御する
空気調和機の制御装置において、前記第2絞り装置は、
通電により弁体を弁座に着座させる電磁コイルを備える
とともに、前記流体が当該第2絞り装置を同一方向に流
れて発生する差圧により弁体が弁座に着座するように構
成されており、前記電磁コイルへの通電を遮断して弁閉
状態を保持することを特徴とする。
【0011】本発明の請求項2の空気調和機の制御装置
は、室外ユニットと室内ユニットとの接続部に設けら
れ、冷房モードと暖房モードとの室内熱交換器を流れる
流体の流れ方向が同一方向になるように流路を切り換え
る流路切換手段と、室内ユニットに設けられた第2絞り
装置とを備えた空気調和機を制御し、除湿運転時に、室
内ユニットを構成する室内熱交換器の第1熱交換器、第
2絞り装置、及び第2熱交換器の順に流体が流れるよう
に前記流路切換手段を切り換え制御する空気調和機の制
御装置において、前記第2絞り装置は、前記流体が当該
第2絞り装置を同一方向に流れて発生する差圧により弁
座に着座する主弁体と、該主弁体に設けられた制御弁と
を備えており、前記流体の差圧により前記主弁体の弁閉
状態を保持するとともに、前記制御弁を制御して前記第
2絞り装置を流れる流体の流量を制御することを特徴と
する。
は、室外ユニットと室内ユニットとの接続部に設けら
れ、冷房モードと暖房モードとの室内熱交換器を流れる
流体の流れ方向が同一方向になるように流路を切り換え
る流路切換手段と、室内ユニットに設けられた第2絞り
装置とを備えた空気調和機を制御し、除湿運転時に、室
内ユニットを構成する室内熱交換器の第1熱交換器、第
2絞り装置、及び第2熱交換器の順に流体が流れるよう
に前記流路切換手段を切り換え制御する空気調和機の制
御装置において、前記第2絞り装置は、前記流体が当該
第2絞り装置を同一方向に流れて発生する差圧により弁
座に着座する主弁体と、該主弁体に設けられた制御弁と
を備えており、前記流体の差圧により前記主弁体の弁閉
状態を保持するとともに、前記制御弁を制御して前記第
2絞り装置を流れる流体の流量を制御することを特徴と
する。
【0012】本発明の請求項3の空気調和機は、室外ユ
ニットと室内ユニットとの接続部に設けられ、冷房モー
ドと暖房モードとの室内熱交換器を流れる流体の流れ方
向が同一方向になるように流路を切り換える流路切換手
段と、室内ユニットに設けられた第2絞り装置とを備
え、除湿運転時に、室内ユニットを構成する室内熱交換
器の第1熱交換器、第2絞り装置、及び第2熱交換器の
順に流体が流れるように前記流路切換手段を切り換え制
御する空気調和機において、前記第2絞り装置は、通電
により弁体を弁座に着座させる電磁コイルを備えるとと
もに、前記流体が当該第2絞り装置を同一方向に流れて
発生する差圧により弁体が弁座に着座するように構成さ
れており、前記電磁コイルへの通電を遮断して弁閉状態
を保持することを特徴とする。
ニットと室内ユニットとの接続部に設けられ、冷房モー
ドと暖房モードとの室内熱交換器を流れる流体の流れ方
向が同一方向になるように流路を切り換える流路切換手
段と、室内ユニットに設けられた第2絞り装置とを備
え、除湿運転時に、室内ユニットを構成する室内熱交換
器の第1熱交換器、第2絞り装置、及び第2熱交換器の
順に流体が流れるように前記流路切換手段を切り換え制
御する空気調和機において、前記第2絞り装置は、通電
により弁体を弁座に着座させる電磁コイルを備えるとと
もに、前記流体が当該第2絞り装置を同一方向に流れて
発生する差圧により弁体が弁座に着座するように構成さ
れており、前記電磁コイルへの通電を遮断して弁閉状態
を保持することを特徴とする。
【0013】本発明の請求項4の空気調和機は、室外ユ
ニットと室内ユニットとの接続部に設けられ、冷房モー
ドと暖房モードとの室内熱交換器を流れる流体の流れ方
向が同一方向になるように流路を切り換える流路切換手
段と、室内ユニットに設けられた第2絞り装置とを備
え、除湿運転時に、室内ユニットを構成する室内熱交換
器の第1熱交換器、第2絞り装置、及び第2熱交換器の
順に流体が流れるように前記流路切換手段を切り換え制
御する空気調和機において、前記第2絞り装置は、前記
流体が当該第2絞り装置を同一方向に流れて発生する差
圧により弁座に着座する主弁体と、該主弁体に設けられ
た制御弁とを備えており、前記流体の差圧により前記主
弁体の弁閉状態を保持するとともに、前記制御弁を制御
して前記第2絞り装置を流れる流体の流量を制御するこ
とを特徴とする。
ニットと室内ユニットとの接続部に設けられ、冷房モー
ドと暖房モードとの室内熱交換器を流れる流体の流れ方
向が同一方向になるように流路を切り換える流路切換手
段と、室内ユニットに設けられた第2絞り装置とを備
え、除湿運転時に、室内ユニットを構成する室内熱交換
器の第1熱交換器、第2絞り装置、及び第2熱交換器の
順に流体が流れるように前記流路切換手段を切り換え制
御する空気調和機において、前記第2絞り装置は、前記
流体が当該第2絞り装置を同一方向に流れて発生する差
圧により弁座に着座する主弁体と、該主弁体に設けられ
た制御弁とを備えており、前記流体の差圧により前記主
弁体の弁閉状態を保持するとともに、前記制御弁を制御
して前記第2絞り装置を流れる流体の流量を制御するこ
とを特徴とする。
【0014】請求項1の空気調和機の制御装置によれ
ば、流路切換手段により室内熱交換器の流体(冷媒)の
流路を切り換えるので、室内熱交換器を流れる流体の流
れが同一方向になり、第2絞り装置の絞り作用により、
暖房除湿運転時も冷房除湿運転時も共に除湿作用→再熱
作用するように制御でき、再熱能力や除湿効率が良くな
る。さらに、第2絞り装置を同一方向に流れて発生する
差圧により弁体が弁座に着座するので、電磁コイルを非
通電としても上記差圧により弁体の着座状態を保持して
除湿運転を行える。したがって、消費電力を低減でき
る。
ば、流路切換手段により室内熱交換器の流体(冷媒)の
流路を切り換えるので、室内熱交換器を流れる流体の流
れが同一方向になり、第2絞り装置の絞り作用により、
暖房除湿運転時も冷房除湿運転時も共に除湿作用→再熱
作用するように制御でき、再熱能力や除湿効率が良くな
る。さらに、第2絞り装置を同一方向に流れて発生する
差圧により弁体が弁座に着座するので、電磁コイルを非
通電としても上記差圧により弁体の着座状態を保持して
除湿運転を行える。したがって、消費電力を低減でき
る。
【0015】請求項2の空気調和機の制御装置によれ
ば、請求項1と同様に、暖房除湿運転時も冷房除湿運転
時も共に除湿作用→再熱作用するように制御でき、再熱
能力や除湿効率が良くなる。さらに、主弁体の離座状態
で冷房運転や暖房運転等を行い、主弁体の着座状態で暖
房除湿運転あるいは冷房除湿運転を行い、この除湿運転
時に制御弁により流体(冷媒)の流量を制御できる。そ
して、主弁体は、第2絞り装置を同一方向に流れて発生
する差圧により弁座に着座するので、制御弁の開放によ
り主弁体を離座させることができ、圧縮機を停止するこ
となく、暖房除湿運転と暖房運転との切り換え、あるい
は、冷房除湿運転と冷房運転との切り換えを行うことが
できる。
ば、請求項1と同様に、暖房除湿運転時も冷房除湿運転
時も共に除湿作用→再熱作用するように制御でき、再熱
能力や除湿効率が良くなる。さらに、主弁体の離座状態
で冷房運転や暖房運転等を行い、主弁体の着座状態で暖
房除湿運転あるいは冷房除湿運転を行い、この除湿運転
時に制御弁により流体(冷媒)の流量を制御できる。そ
して、主弁体は、第2絞り装置を同一方向に流れて発生
する差圧により弁座に着座するので、制御弁の開放によ
り主弁体を離座させることができ、圧縮機を停止するこ
となく、暖房除湿運転と暖房運転との切り換え、あるい
は、冷房除湿運転と冷房運転との切り換えを行うことが
できる。
【0016】請求項3の空気調和機によれば、請求項1
と同様な作用効果が得られる。
と同様な作用効果が得られる。
【0017】請求項4の空気調和機によれば、請求項2
と同様な作用効果が得られる。
と同様な作用効果が得られる。
【0018】なお、請求項1及び請求項3における第2
絞り装置を次のようにさらに具体的に構成することがで
きる。すなわち、この第2絞り装置は、前記室内熱交換
器を構成する第1熱交換器と第2熱交換器との間に設け
られ、前記第1熱交換器に連通する弁室内に設けた弁体
を、前記弁室と前記第2熱交換器との間に介在された弁
ポートの弁座に着座/離間し、該弁体が着座状態のと
き、前記弁体と前記弁座とで形成された絞り部を介して
前記弁室内から前記弁ポートへ流体を流出させて前記空
気調和機で除湿運転を可能にするものであって、通電に
より前記弁体を前記弁座に着座させる電磁コイルと、前
記弁体を前記弁座から離間するように該弁体を付勢する
弁体付勢手段とを備え、前記弁体付勢手段は、前記電磁
コイルが非通電状態で、かつ前記弁室内と前記弁ポート
内との差圧が所定値以上のときに、前記弁体を前記弁座
から離間しないように設定されていることを特徴とす
る。
絞り装置を次のようにさらに具体的に構成することがで
きる。すなわち、この第2絞り装置は、前記室内熱交換
器を構成する第1熱交換器と第2熱交換器との間に設け
られ、前記第1熱交換器に連通する弁室内に設けた弁体
を、前記弁室と前記第2熱交換器との間に介在された弁
ポートの弁座に着座/離間し、該弁体が着座状態のと
き、前記弁体と前記弁座とで形成された絞り部を介して
前記弁室内から前記弁ポートへ流体を流出させて前記空
気調和機で除湿運転を可能にするものであって、通電に
より前記弁体を前記弁座に着座させる電磁コイルと、前
記弁体を前記弁座から離間するように該弁体を付勢する
弁体付勢手段とを備え、前記弁体付勢手段は、前記電磁
コイルが非通電状態で、かつ前記弁室内と前記弁ポート
内との差圧が所定値以上のときに、前記弁体を前記弁座
から離間しないように設定されていることを特徴とす
る。
【0019】この場合、弁体付勢手段は、電磁コイルが
非駆動状態で、かつ弁室内と弁ポート内との差圧が所定
値以上のときに、弁体を弁座から離間しないように作用
するので、暖房除湿運転あるいは冷房除湿運転の開始時
に、電磁コイルで弁体を弁座に着座させ、空気調和機の
運転制御により弁室内と弁ポート内との差圧が所定値以
上となるようにし、その後、電磁コイルを非通電として
も上記差圧により弁体の着座状態を保持して暖房除湿運
転あるいは冷房除湿運転を行える。したがって、消費電
力を低減できる。
非駆動状態で、かつ弁室内と弁ポート内との差圧が所定
値以上のときに、弁体を弁座から離間しないように作用
するので、暖房除湿運転あるいは冷房除湿運転の開始時
に、電磁コイルで弁体を弁座に着座させ、空気調和機の
運転制御により弁室内と弁ポート内との差圧が所定値以
上となるようにし、その後、電磁コイルを非通電として
も上記差圧により弁体の着座状態を保持して暖房除湿運
転あるいは冷房除湿運転を行える。したがって、消費電
力を低減できる。
【0020】また、請求項2及び請求項4における第2
絞り装置を次のようにさらに具体的に構成することがで
きる。すなわち、この第2絞り装置は、前記室内熱交換
器を構成する第1熱交換器と第2熱交換器との間に設け
られ、第1ポートと第2ポートとが形成された弁室内に
出没可能に設けられ、前記第2ポートの主弁座に着座/
離間する主弁体と、前記主弁体を前記主弁座から離間す
るように付勢する主弁体付勢手段と、前記主弁体付勢手
段の付勢力に抗して前記主弁体を前記第2ポートに着座
させる主弁体駆動手段と、前記主弁体の前記第2ポート
と反対側に形成された主弁体室と前記第1ポートとを導
通する導通手段と、前記主弁体に設けられ、前記主弁体
室から前記第2ポートへの流体の流量を制御する制御弁
と、を備え、前記制御弁による流量の制御時に、前記第
1ポートに導通される前記主弁体室と前記第2ポートと
の差圧により前記主弁体付勢手段の付勢力に抗して前記
主弁体の着座状態を保持し、前記制御弁を開放すること
により前記主弁体室と第2ポートとの差圧を減少させ、
前記主弁体付勢手段の付勢力により前記主弁体を離座さ
せるようにしたことを特徴とする。
絞り装置を次のようにさらに具体的に構成することがで
きる。すなわち、この第2絞り装置は、前記室内熱交換
器を構成する第1熱交換器と第2熱交換器との間に設け
られ、第1ポートと第2ポートとが形成された弁室内に
出没可能に設けられ、前記第2ポートの主弁座に着座/
離間する主弁体と、前記主弁体を前記主弁座から離間す
るように付勢する主弁体付勢手段と、前記主弁体付勢手
段の付勢力に抗して前記主弁体を前記第2ポートに着座
させる主弁体駆動手段と、前記主弁体の前記第2ポート
と反対側に形成された主弁体室と前記第1ポートとを導
通する導通手段と、前記主弁体に設けられ、前記主弁体
室から前記第2ポートへの流体の流量を制御する制御弁
と、を備え、前記制御弁による流量の制御時に、前記第
1ポートに導通される前記主弁体室と前記第2ポートと
の差圧により前記主弁体付勢手段の付勢力に抗して前記
主弁体の着座状態を保持し、前記制御弁を開放すること
により前記主弁体室と第2ポートとの差圧を減少させ、
前記主弁体付勢手段の付勢力により前記主弁体を離座さ
せるようにしたことを特徴とする。
【0021】この場合、主弁体駆動手段は、主弁体付勢
手段の付勢力に抗して主弁体を第2ポートに着座させ、
これにより、弁室と第2ポートが隔絶される。第1ポー
トに導通される主弁体室と第2ポートとの差圧により主
弁体の着座状態を保持しながら、制御弁により流量が制
御される。また、制御弁を開放することにより主弁体室
と第2ポートとの差圧を減少させ、主弁体付勢手段の付
勢力により主弁体を離座させ、これにより第1ポートと
第2ポートが導通する。したがって、第1ポートを高圧
側、第2ポートを低圧側に接続し、主弁体の離座状態で
冷房運転や暖房運転等を行い、主弁体の着座状態で暖房
除湿運転あるいは冷房除湿運転を行い、この暖房除湿運
転時あるいは冷房除湿運転時に制御弁により流体(冷
媒)の流量を制御できる。そして、主弁体を、主弁体駆
動手段で着座させることができ、制御弁の開放により離
座させることができるので、圧縮機を停止することな
く、暖房除湿運転と暖房運転との切り換え、あるいは、
冷房除湿運転と冷房運転との切り換えを行うことができ
る。
手段の付勢力に抗して主弁体を第2ポートに着座させ、
これにより、弁室と第2ポートが隔絶される。第1ポー
トに導通される主弁体室と第2ポートとの差圧により主
弁体の着座状態を保持しながら、制御弁により流量が制
御される。また、制御弁を開放することにより主弁体室
と第2ポートとの差圧を減少させ、主弁体付勢手段の付
勢力により主弁体を離座させ、これにより第1ポートと
第2ポートが導通する。したがって、第1ポートを高圧
側、第2ポートを低圧側に接続し、主弁体の離座状態で
冷房運転や暖房運転等を行い、主弁体の着座状態で暖房
除湿運転あるいは冷房除湿運転を行い、この暖房除湿運
転時あるいは冷房除湿運転時に制御弁により流体(冷
媒)の流量を制御できる。そして、主弁体を、主弁体駆
動手段で着座させることができ、制御弁の開放により離
座させることができるので、圧縮機を停止することな
く、暖房除湿運転と暖房運転との切り換え、あるいは、
冷房除湿運転と冷房運転との切り換えを行うことができ
る。
【0022】
【発明の実施の形態】次に、本発明による空気調和機の
制御装置並びに空気調和機の実施形態を図面を参照して
説明する。
制御装置並びに空気調和機の実施形態を図面を参照して
説明する。
【0023】図2は本発明を適用した実施形態に係る空
気調和機の一例を示すブロック図であり、この実施形態
の空気調和機は室内ユニット(図の一点鎖線の内側)と
室外ユニット(図の一点鎖線の外側)とによるヒートポ
ンプ式の冷凍サイクルにおいて構成されている。図中4
は圧縮機、後述する9Aは室内ユニットに搭載された室
内熱交換器、9Bは室外ユニットに搭載された室外熱交
換器、10Aは第1絞り装置、200はアキュムレー
タ、100は四方弁を構成する例えばロータリ式の流路
切換弁である。
気調和機の一例を示すブロック図であり、この実施形態
の空気調和機は室内ユニット(図の一点鎖線の内側)と
室外ユニット(図の一点鎖線の外側)とによるヒートポ
ンプ式の冷凍サイクルにおいて構成されている。図中4
は圧縮機、後述する9Aは室内ユニットに搭載された室
内熱交換器、9Bは室外ユニットに搭載された室外熱交
換器、10Aは第1絞り装置、200はアキュムレー
タ、100は四方弁を構成する例えばロータリ式の流路
切換弁である。
【0024】圧縮機4の吐出口は流路切換弁100に接
続され、圧縮機4の吸入口はアキュムレータ200を介
して流路切換弁100に接続されている。また、流路切
換弁100は熱交換器用導管を介して室内熱交換器9A
と室外熱交換器9Bとに接続され、第1絞り装置10A
は室内熱交換器9Aと室外熱交換器9Bとの間に介設さ
れている。これにより、圧縮機4、流路切換弁100、
アキュムレータ200、室内熱交換器9A、室外熱交換
器9B、及び、絞り装置10Aはヒートポンプ式の冷凍
サイクルAを構成している。
続され、圧縮機4の吸入口はアキュムレータ200を介
して流路切換弁100に接続されている。また、流路切
換弁100は熱交換器用導管を介して室内熱交換器9A
と室外熱交換器9Bとに接続され、第1絞り装置10A
は室内熱交換器9Aと室外熱交換器9Bとの間に介設さ
れている。これにより、圧縮機4、流路切換弁100、
アキュムレータ200、室内熱交換器9A、室外熱交換
器9B、及び、絞り装置10Aはヒートポンプ式の冷凍
サイクルAを構成している。
【0025】なお、本発明における「流路切換手段」、
「第1熱交換器」、「第2絞り装置」、及び「第2熱交
換器」は、後述するように室内熱交換器9Aに設けられ
ている。
「第1熱交換器」、「第2絞り装置」、及び「第2熱交
換器」は、後述するように室内熱交換器9Aに設けられ
ている。
【0026】冷凍サイクルAの流路は流路切換弁100
の流路モードに応じて2通りの流路に切り換えられる
が、この流路切換弁100の流路モードを「冷房モー
ド」および「暖房モード」とする。また、冷房モード時
は冷房運転、冷房除湿運転、除霜運転を行い、暖房モー
ド時は暖房運転、暖房除湿運転を行う。
の流路モードに応じて2通りの流路に切り換えられる
が、この流路切換弁100の流路モードを「冷房モー
ド」および「暖房モード」とする。また、冷房モード時
は冷房運転、冷房除湿運転、除霜運転を行い、暖房モー
ド時は暖房運転、暖房除湿運転を行う。
【0027】圧縮機4は冷媒を圧縮し、この圧縮された
冷媒(流体)は流路切換弁100に流入されるが、この
流路切換弁100は運転モードに応じて流路モードが切
り換えられ、圧縮機4からの冷媒は流路切換弁100で
選択的に切り換えられた流路に応じて室内熱交換器9A
または室外熱交換器9Bに流入される。
冷媒(流体)は流路切換弁100に流入されるが、この
流路切換弁100は運転モードに応じて流路モードが切
り換えられ、圧縮機4からの冷媒は流路切換弁100で
選択的に切り換えられた流路に応じて室内熱交換器9A
または室外熱交換器9Bに流入される。
【0028】すなわち、暖房モードでは、図に実線の矢
印で示したように、圧縮された冷媒は流路切換弁100
から室内熱交換器9Aに流入され、室内熱交換器9Aか
ら流出された冷媒液は第1絞り装置10Aを介して室外
熱交換器9Bに流入される。そして、室外熱交換器9B
から流出された冷媒は流路切換弁100及びアキュムレ
ータ200を介して圧縮機4に流入される。一方、冷房
モードでは、図に破線の矢印で示したように、圧縮機4
で圧縮された冷媒は流路切換弁100から室外熱交換器
9B、第1絞り装置10A、室内熱交換器9A、流路切
換弁100、アキュムレータ200、そして、圧縮機4
の順に循環される。
印で示したように、圧縮された冷媒は流路切換弁100
から室内熱交換器9Aに流入され、室内熱交換器9Aか
ら流出された冷媒液は第1絞り装置10Aを介して室外
熱交換器9Bに流入される。そして、室外熱交換器9B
から流出された冷媒は流路切換弁100及びアキュムレ
ータ200を介して圧縮機4に流入される。一方、冷房
モードでは、図に破線の矢印で示したように、圧縮機4
で圧縮された冷媒は流路切換弁100から室外熱交換器
9B、第1絞り装置10A、室内熱交換器9A、流路切
換弁100、アキュムレータ200、そして、圧縮機4
の順に循環される。
【0029】なお、暖房運転、冷房運転、除霜運転は従
来公知の制御でもよいので、以下の説明では、暖房除湿
運転及び冷房除湿運転について主に説明する。
来公知の制御でもよいので、以下の説明では、暖房除湿
運転及び冷房除湿運転について主に説明する。
【0030】室内ユニットには室内熱交換器9Aを通過
する空気を送風するためのクロスフローファン91Aが
設けられており、このクロスフローファン91Aを回転
する熱交換器モータ301は、マイクロコンピュータ等
で構成された室内制御部300の制御によりドライバC
7を介して回転制御が行われる。これにより、室内熱交
換器9Aの熱交換能力が制御される。また、室内温度T
aは温度センサ302によって検出され、室内熱交換器
9Aの温度Tcは温度センサ303によって検出され
る。なお、赤外線式等のリモコン500の信号を受信部
304で受信することにより、室内制御部300の運転
の切換えや設定等がリモコン操作でも可能となってい
る。
する空気を送風するためのクロスフローファン91Aが
設けられており、このクロスフローファン91Aを回転
する熱交換器モータ301は、マイクロコンピュータ等
で構成された室内制御部300の制御によりドライバC
7を介して回転制御が行われる。これにより、室内熱交
換器9Aの熱交換能力が制御される。また、室内温度T
aは温度センサ302によって検出され、室内熱交換器
9Aの温度Tcは温度センサ303によって検出され
る。なお、赤外線式等のリモコン500の信号を受信部
304で受信することにより、室内制御部300の運転
の切換えや設定等がリモコン操作でも可能となってい
る。
【0031】また、室内制御部300は、ドライバC1
1に対して制御信号を出力する。ここで、この図2で
は、後述の第2絞り装置の第1実施例及び第2実施例に
共通のブロック図として図示してあり、第1実施例の第
2絞り装置の場合はドライバC11は電磁コイル11を
駆動する回路、第2実施例の第2絞り装置の場合はドラ
イバC11はステッピングモータ311にパルス信号の
供給する回路である。そして、第1実施例では、ドライ
バC11からの駆動電流により電磁コイル11が駆動さ
れ、第2絞り装置の弁開状態と弁閉状態の切り換えが行
われる。また、第2実施例では、ドライバC11からの
パルス信号に応じてステッピングモータ311の回動角
が制御され、第2絞り装置の全開状態と閉状態の切換制
御、冷媒の流量制御が行われる。また、室内制御部30
0は、ドライバC12に対して制御信号を出力し、ドラ
イバC12は流路切換手段駆動源312を制御し、室内
熱交換器9A内の流路切換手段を駆動する。
1に対して制御信号を出力する。ここで、この図2で
は、後述の第2絞り装置の第1実施例及び第2実施例に
共通のブロック図として図示してあり、第1実施例の第
2絞り装置の場合はドライバC11は電磁コイル11を
駆動する回路、第2実施例の第2絞り装置の場合はドラ
イバC11はステッピングモータ311にパルス信号の
供給する回路である。そして、第1実施例では、ドライ
バC11からの駆動電流により電磁コイル11が駆動さ
れ、第2絞り装置の弁開状態と弁閉状態の切り換えが行
われる。また、第2実施例では、ドライバC11からの
パルス信号に応じてステッピングモータ311の回動角
が制御され、第2絞り装置の全開状態と閉状態の切換制
御、冷媒の流量制御が行われる。また、室内制御部30
0は、ドライバC12に対して制御信号を出力し、ドラ
イバC12は流路切換手段駆動源312を制御し、室内
熱交換器9A内の流路切換手段を駆動する。
【0032】室外ユニットには室外熱交換器9Bを通過
する空気を送風するためのファン91Bが設けられてお
り、このファン91Bを回転する熱交換器モータ401
は、マイクロコンピュータ等で構成された室外制御部4
00の制御によりドライバC8を介して回転制御が行わ
れる。これにより、室外熱交換器9Bの熱交換能力が制
御される。また、外気温度Ta´は温度センサ402に
よって検出され、室外熱交換器9Bの温度Tc´は温度
センサ403によって検出される。また、室外制御部4
00はドライバC6を介してステッピングモータ404
を駆動し、第1絞り装置10Aの絞りの開度を制御す
る。さらに、室外制御部400は、圧縮機4の吐出部温
度Tdを温度センサ405で検出するとともに、インバ
ータモジュールC9からの三相電力により圧縮機モータ
450を駆動し、圧縮機4を運転制御する。
する空気を送風するためのファン91Bが設けられてお
り、このファン91Bを回転する熱交換器モータ401
は、マイクロコンピュータ等で構成された室外制御部4
00の制御によりドライバC8を介して回転制御が行わ
れる。これにより、室外熱交換器9Bの熱交換能力が制
御される。また、外気温度Ta´は温度センサ402に
よって検出され、室外熱交換器9Bの温度Tc´は温度
センサ403によって検出される。また、室外制御部4
00はドライバC6を介してステッピングモータ404
を駆動し、第1絞り装置10Aの絞りの開度を制御す
る。さらに、室外制御部400は、圧縮機4の吐出部温
度Tdを温度センサ405で検出するとともに、インバ
ータモジュールC9からの三相電力により圧縮機モータ
450を駆動し、圧縮機4を運転制御する。
【0033】また、室外制御部400は、ドライバC1
0に対して制御信号を出力し、ドライバC10から流路
切換弁100の電磁コイル101に供給する電力を制御
する。なお、流路切換弁100は電磁コイル101に供
給される電力に応じて流路を切り換える。
0に対して制御信号を出力し、ドライバC10から流路
切換弁100の電磁コイル101に供給する電力を制御
する。なお、流路切換弁100は電磁コイル101に供
給される電力に応じて流路を切り換える。
【0034】図1は本発明の空気調和機の制御装置の一
実施形態の原理的ブロック図であり、この原理的ブロッ
ク図の各要素は図2の各要素や各要素の組合せに対応し
ている。なお、冷凍サイクルAにおいて図2と同じ要素
には同符号を付記してある。図1に一点鎖線で示した制
御装置Cは、室内制御部300及び室外制御部400に
対応しており、この制御装置Cの処理部(制御部)C1
は室内制御部300のマイコン330及び室外制御部4
00のマイコン470に対応している。また、入力部C
2は室内ユニットの受信部304、あるいは図示しない
マニュアルスイッチに対応し、検出部C3は、温度セン
サ302、303、402、403、405、あるいは
図示しないが、圧力検出手段、流量検出手段、周波数検
出手段などに対応している。さらに、停電検出部C4は
室外制御部400の電圧検出器490に対応し、半固定
記憶部C5は室内制御部300のEEPROM340お
よび室外制御部400のEEPROM480に対応して
いる。
実施形態の原理的ブロック図であり、この原理的ブロッ
ク図の各要素は図2の各要素や各要素の組合せに対応し
ている。なお、冷凍サイクルAにおいて図2と同じ要素
には同符号を付記してある。図1に一点鎖線で示した制
御装置Cは、室内制御部300及び室外制御部400に
対応しており、この制御装置Cの処理部(制御部)C1
は室内制御部300のマイコン330及び室外制御部4
00のマイコン470に対応している。また、入力部C
2は室内ユニットの受信部304、あるいは図示しない
マニュアルスイッチに対応し、検出部C3は、温度セン
サ302、303、402、403、405、あるいは
図示しないが、圧力検出手段、流量検出手段、周波数検
出手段などに対応している。さらに、停電検出部C4は
室外制御部400の電圧検出器490に対応し、半固定
記憶部C5は室内制御部300のEEPROM340お
よび室外制御部400のEEPROM480に対応して
いる。
【0035】第1絞り装置駆動部C6はドライバC6で
あり、第1絞り装置駆動源404はステッピングモータ
404である。流路切換手段駆動部C12は流路切換手
段駆動源312を駆動する前記ドライバC12である。
第2絞り装置駆動部C11はドライバC11であり、第
2絞り装置駆動源311はステッピングモータ311で
ある。室内ファン駆動部C7はドライバC7であり、室
内ファン駆動源301は熱交換器モータ301である。
室外ファン駆動部C8はドライバC8であり、室外ファ
ン駆動源401は熱交換器モータ401である。流路切
換弁駆動部C10は、ドライバC10であり、流路切換
弁駆動源101は電磁コイル101である。圧縮機駆動
部C9はインバータモジュールC9であり、圧縮機動力
源450は圧縮機モータである。なお、カラム[003
1]で記述したが実施例によっては、第2絞り装置駆動
源(311/11)が電磁コイル11の場合もある。
あり、第1絞り装置駆動源404はステッピングモータ
404である。流路切換手段駆動部C12は流路切換手
段駆動源312を駆動する前記ドライバC12である。
第2絞り装置駆動部C11はドライバC11であり、第
2絞り装置駆動源311はステッピングモータ311で
ある。室内ファン駆動部C7はドライバC7であり、室
内ファン駆動源301は熱交換器モータ301である。
室外ファン駆動部C8はドライバC8であり、室外ファ
ン駆動源401は熱交換器モータ401である。流路切
換弁駆動部C10は、ドライバC10であり、流路切換
弁駆動源101は電磁コイル101である。圧縮機駆動
部C9はインバータモジュールC9であり、圧縮機動力
源450は圧縮機モータである。なお、カラム[003
1]で記述したが実施例によっては、第2絞り装置駆動
源(311/11)が電磁コイル11の場合もある。
【0036】図9は室内熱交換器9Aのブロック図であ
る。室内熱交換器9Aは、流路切換手段91、第1熱交
換器9A1、第2熱交換器9A2、および、第2絞り装
置9A3とで構成されており、第2絞り装置9A3は第
1熱交換器9A1と第2熱交換器9A2との間に介設さ
れたいる。第2絞り装置9A3は、暖房除湿運転モード
及び冷房除湿運転モード以外の運転モードのときは全開
とされ、第1熱交換器9A1と第2熱交換器9A2とが
実質的に一体となって室内熱交換機9Aの機能を果た
す。これにより、暖房モードでは、室内熱交換器9Aは
凝縮器として機能し、室外熱交換器9Bは蒸発器として
機能し、室内の暖房がなされる。また、冷房モードで
は、室外熱交換器9Bが凝縮器として機能し、室内熱交
換器9Aが蒸発器として機能し、室内の冷房等がなされ
る。
る。室内熱交換器9Aは、流路切換手段91、第1熱交
換器9A1、第2熱交換器9A2、および、第2絞り装
置9A3とで構成されており、第2絞り装置9A3は第
1熱交換器9A1と第2熱交換器9A2との間に介設さ
れたいる。第2絞り装置9A3は、暖房除湿運転モード
及び冷房除湿運転モード以外の運転モードのときは全開
とされ、第1熱交換器9A1と第2熱交換器9A2とが
実質的に一体となって室内熱交換機9Aの機能を果た
す。これにより、暖房モードでは、室内熱交換器9Aは
凝縮器として機能し、室外熱交換器9Bは蒸発器として
機能し、室内の暖房がなされる。また、冷房モードで
は、室外熱交換器9Bが凝縮器として機能し、室内熱交
換器9Aが蒸発器として機能し、室内の冷房等がなされ
る。
【0037】一方、暖房除湿運転モード及び冷房除湿運
転モードのときは、第2絞り装置9A3は弁閉状態とさ
れ、後述の弁座に形成された切り込み溝(第1実施例)
あるいは制御弁(第2実施例)により冷媒を絞る機能を
果たす。そして、暖房除湿運転モード及び冷房除湿運転
モードのいずれの場合も、流路切換手段91により流路
が切り換えられて、冷媒が第1熱交換器9A1→第2絞
り装置9A3→第2熱交換器9A2のように同一方向に
流れ、第1熱交換器9A1が凝縮器として機能し、第2
熱交換器9A2が蒸発器として機能する。すなわち、凝
縮器による加熱と、蒸発器による冷却・除湿により、暖
房除湿運転時も、冷房除湿運転時も、共に、除湿作用→
再燃作用するので、再熱能力や除湿効率も良くなる。
転モードのときは、第2絞り装置9A3は弁閉状態とさ
れ、後述の弁座に形成された切り込み溝(第1実施例)
あるいは制御弁(第2実施例)により冷媒を絞る機能を
果たす。そして、暖房除湿運転モード及び冷房除湿運転
モードのいずれの場合も、流路切換手段91により流路
が切り換えられて、冷媒が第1熱交換器9A1→第2絞
り装置9A3→第2熱交換器9A2のように同一方向に
流れ、第1熱交換器9A1が凝縮器として機能し、第2
熱交換器9A2が蒸発器として機能する。すなわち、凝
縮器による加熱と、蒸発器による冷却・除湿により、暖
房除湿運転時も、冷房除湿運転時も、共に、除湿作用→
再燃作用するので、再熱能力や除湿効率も良くなる。
【0038】図10は流路切換手段91の第1例を示す
ブロック図であり、この例は1つの四方弁91aを用い
たものである。実線の矢印の暖房除湿運転モード時には
四方弁91aにおいて実線で図示した流路に切り換えら
れ、破線の矢印の冷房除湿運転モード時には四方弁91
aにおいて破線で図示した流路に切り換えされる。な
お、暖房運転モード時には、第2熱交換器9A2→第2
絞り装置9A3→第1熱交換器9A1のように冷媒を流
すこともできる。
ブロック図であり、この例は1つの四方弁91aを用い
たものである。実線の矢印の暖房除湿運転モード時には
四方弁91aにおいて実線で図示した流路に切り換えら
れ、破線の矢印の冷房除湿運転モード時には四方弁91
aにおいて破線で図示した流路に切り換えされる。な
お、暖房運転モード時には、第2熱交換器9A2→第2
絞り装置9A3→第1熱交換器9A1のように冷媒を流
すこともできる。
【0039】図11は流路切換手段91の第2例を示す
ブロック図であり、この例は2つの二方弁91b,91
cと2つの逆止弁91d,91eを用いたものである。
暖房除湿運転モード時には、第1の二方弁91bはOF
F(閉)にされ、第2の二方弁91cはON(開)にさ
れる。また、冷房除湿運転モード時には、第1の二方弁
91bはON(開)にされ、第2の二方弁91cはOF
F(閉)にされる。なお、逆止弁91eは、冷房除湿運
転モード時には第2熱交換器9A2から流れる出る冷媒
を導通するように作用するが、暖房除湿運転モード時に
は第2熱交換器9A2から流れ出る冷媒の圧力は室外ユ
ニット側からと出される冷媒の圧力より低いので、この
第2熱交換器9A2から流れる出る冷媒を導通しないよ
うに作用する。このような逆止弁の作用は後述の逆止弁
でも同様である。
ブロック図であり、この例は2つの二方弁91b,91
cと2つの逆止弁91d,91eを用いたものである。
暖房除湿運転モード時には、第1の二方弁91bはOF
F(閉)にされ、第2の二方弁91cはON(開)にさ
れる。また、冷房除湿運転モード時には、第1の二方弁
91bはON(開)にされ、第2の二方弁91cはOF
F(閉)にされる。なお、逆止弁91eは、冷房除湿運
転モード時には第2熱交換器9A2から流れる出る冷媒
を導通するように作用するが、暖房除湿運転モード時に
は第2熱交換器9A2から流れ出る冷媒の圧力は室外ユ
ニット側からと出される冷媒の圧力より低いので、この
第2熱交換器9A2から流れる出る冷媒を導通しないよ
うに作用する。このような逆止弁の作用は後述の逆止弁
でも同様である。
【0040】図12は流路切換手段91の第3例を示す
ブロック図であり、この例は4つの二方弁91f,91
g,91h,91iを用いたものである。暖房除湿運転
モード時には、第1の二方弁91fはOFF(閉)にさ
れ、第2の二方弁91gはON(開)にされ、第3の二
方弁91hはON(開)にされ、第4の二方弁91iは
OFF(閉)にされる。また、冷房除湿運転モード時に
は、第1の二方弁91fはON(開)にされ、第2の二
方弁91gはOFF(閉)にされ、第3の二方弁91h
はOFF(閉)にされ、第4の二方弁91iはON
(開)にされる。
ブロック図であり、この例は4つの二方弁91f,91
g,91h,91iを用いたものである。暖房除湿運転
モード時には、第1の二方弁91fはOFF(閉)にさ
れ、第2の二方弁91gはON(開)にされ、第3の二
方弁91hはON(開)にされ、第4の二方弁91iは
OFF(閉)にされる。また、冷房除湿運転モード時に
は、第1の二方弁91fはON(開)にされ、第2の二
方弁91gはOFF(閉)にされ、第3の二方弁91h
はOFF(閉)にされ、第4の二方弁91iはON
(開)にされる。
【0041】図13は流路切換手段91の第4例を示す
ブロック図であり、この例は1つの三方弁91jと2つ
の逆止弁91k,91mを用いたものである。暖房除湿
運転モード時には、三方弁91jはOFF、すなわち管
路A−1と管路A−3が開で管路A−2が閉にされる。
また、冷房除湿運転モード時には、三方弁91jはO
N、すなわち管路A−1と管路A−2が開で管路A−3
が閉にされる。
ブロック図であり、この例は1つの三方弁91jと2つ
の逆止弁91k,91mを用いたものである。暖房除湿
運転モード時には、三方弁91jはOFF、すなわち管
路A−1と管路A−3が開で管路A−2が閉にされる。
また、冷房除湿運転モード時には、三方弁91jはO
N、すなわち管路A−1と管路A−2が開で管路A−3
が閉にされる。
【0042】図14は流路切換手段91の第5例を示す
ブロック図であり、この例は2つの三方弁91n,91
pを用いたものである。暖房除湿運転モード時には、三
方弁91nはOFF、すなわち管路A−1と管路A−3
が開で管路A−2が閉にされ、三方弁91pはON、す
なわち管路A−4と管路A−5が開で管路A−6が閉に
される。また、冷房除湿運転モード時には、三方弁91
nはON、すなわち管路A−1と管路A−2が開で管路
A−3が閉にされ、三方弁91pはOFF、すなわち管
路A−4と管路A−6が開で管路A−5が閉にされる。
ブロック図であり、この例は2つの三方弁91n,91
pを用いたものである。暖房除湿運転モード時には、三
方弁91nはOFF、すなわち管路A−1と管路A−3
が開で管路A−2が閉にされ、三方弁91pはON、す
なわち管路A−4と管路A−5が開で管路A−6が閉に
される。また、冷房除湿運転モード時には、三方弁91
nはON、すなわち管路A−1と管路A−2が開で管路
A−3が閉にされ、三方弁91pはOFF、すなわち管
路A−4と管路A−6が開で管路A−5が閉にされる。
【0043】次に、実施形態における第2絞り装置9A
3の各実施例の構造と具体的な動作について説明する。
3の各実施例の構造と具体的な動作について説明する。
【0044】図3および図4は第2絞り装置9A3の第
1実施例の断面図である。弁ハウジング17の上部に形
成された筒状部17aの外周には、導線11aを介して
通電される電磁コイル11が設けられている。また、筒
状部17aには、その内側上部にガイド12が設けられ
るとともに、同じく内側下部に吸引子16が設けられて
おり、このガイド12と吸引子16との間に、弁体14
の上部に連結されたプランジャ13が配置されている。
プランジャ13は筒状をなしており、この筒状の部分が
ガイド12の突出部と筒状部17aとの間に配置されて
いる。
1実施例の断面図である。弁ハウジング17の上部に形
成された筒状部17aの外周には、導線11aを介して
通電される電磁コイル11が設けられている。また、筒
状部17aには、その内側上部にガイド12が設けられ
るとともに、同じく内側下部に吸引子16が設けられて
おり、このガイド12と吸引子16との間に、弁体14
の上部に連結されたプランジャ13が配置されている。
プランジャ13は筒状をなしており、この筒状の部分が
ガイド12の突出部と筒状部17aとの間に配置されて
いる。
【0045】プランジャ13は、吸引子16に固定され
たスプリング15によって上方、すなわち、ガイド12
に接近する方向に付勢されている。また、プランジャ1
3の内部には緩衝材13aが設けられており、ガイド1
2の下端は、緩衝材13aに当接することにより、スプ
リング15の付勢力によるプランジャ13の移動を規制
するストッパとして機能する。なお、弁ハウジング17
(および筒状部17a)、ガイド12、弁体14は非磁
性材で形成されており、吸引子16、プランジャ13は
導磁性材で形成されている。
たスプリング15によって上方、すなわち、ガイド12
に接近する方向に付勢されている。また、プランジャ1
3の内部には緩衝材13aが設けられており、ガイド1
2の下端は、緩衝材13aに当接することにより、スプ
リング15の付勢力によるプランジャ13の移動を規制
するストッパとして機能する。なお、弁ハウジング17
(および筒状部17a)、ガイド12、弁体14は非磁
性材で形成されており、吸引子16、プランジャ13は
導磁性材で形成されている。
【0046】弁ハウジング17の内部には弁室19が設
けられており、この弁室19には、第1熱交換器9A1
に接続された配管21が連通されるとともに、第2熱交
換器9A2に接続された配管22が弁ポート20を介し
て連通されている。また、弁室19内には、前記プラン
ジャ13と連結された弁体14の先端部が配置され、弁
ポート20の弁体14側の端部には、この弁体14の先
端部と対向する弁座18が形成されている。そして、弁
体14の先端部の外周にはテーパー面14aが形成され
るとともに、弁座18の上端内周面には弁体14のテー
パー面14aと整合するようなテーパー面18aが形成
されている。
けられており、この弁室19には、第1熱交換器9A1
に接続された配管21が連通されるとともに、第2熱交
換器9A2に接続された配管22が弁ポート20を介し
て連通されている。また、弁室19内には、前記プラン
ジャ13と連結された弁体14の先端部が配置され、弁
ポート20の弁体14側の端部には、この弁体14の先
端部と対向する弁座18が形成されている。そして、弁
体14の先端部の外周にはテーパー面14aが形成され
るとともに、弁座18の上端内周面には弁体14のテー
パー面14aと整合するようなテーパー面18aが形成
されている。
【0047】以上の構成により、電磁コイル11に通電
されると、吸引子16とプランジャ13との間に、プラ
ンジャ13をスプリング15の付勢力に抗して下降させ
る方向への電磁力が発生する。したがって、この電磁力
によりプランジャ13が下降すると弁体14も下降し、
弁体14のテーパー面14aと弁座18のテーパー面1
8aが密着し、弁体14が弁座18に着座する。これに
より閉弁状態となる。
されると、吸引子16とプランジャ13との間に、プラ
ンジャ13をスプリング15の付勢力に抗して下降させ
る方向への電磁力が発生する。したがって、この電磁力
によりプランジャ13が下降すると弁体14も下降し、
弁体14のテーパー面14aと弁座18のテーパー面1
8aが密着し、弁体14が弁座18に着座する。これに
より閉弁状態となる。
【0048】ここで、弁座18のテーパー面18aの一
部には、図5に示したような切り込み溝18bが複数箇
所に形成されており、閉弁状態でも弁室19と弁ポート
20とは切り込み溝18bにより連通される。一方、配
管21は第1熱交換器9A1に接続され、配管22は第
2熱交換器9A2に接続されているので、冷媒は、弁室
19から切り込み溝18bを介して弁ポート20に流出
する。この構成において、切り込み溝18bは絞りの役
割をするので、弁室19内の圧力が弁ポート20内の圧
力より高くなり、差圧が生じる。
部には、図5に示したような切り込み溝18bが複数箇
所に形成されており、閉弁状態でも弁室19と弁ポート
20とは切り込み溝18bにより連通される。一方、配
管21は第1熱交換器9A1に接続され、配管22は第
2熱交換器9A2に接続されているので、冷媒は、弁室
19から切り込み溝18bを介して弁ポート20に流出
する。この構成において、切り込み溝18bは絞りの役
割をするので、弁室19内の圧力が弁ポート20内の圧
力より高くなり、差圧が生じる。
【0049】図6は、第2絞り装置9A3の差圧対印加
電力特性を示す図であり、図の直線は弁体14を弁座1
8に着座させるために必要な印加電力のしきい値を示し
ている。例えば、弁室19と弁ポート20との差圧ΔP
が0.0MPaのときは、6.5Wの定格電力あるいは
それ以上の電力を電磁コイル11に印加することによ
り、開弁状態(図3の状態)から閉弁状態(図4の状
態)となり弁体14は弁座18に着座する。そうして切
り込み溝18bが絞りの役割をし、弁室19内の圧力が
弁ポート20内の圧力より高くなって、両者の差圧が
0.08MPa(第3所定差圧)以上になると電磁コイ
ル11への通電を非通電としても、閉弁状態を保持する
ことができる。また、差圧ΔPが0.005MPa(第
1所定差圧)のときは略6.1W(第1所定電力)以上
の電力の電磁コイル11への印加により開弁状態から閉
弁状態にすることができ、差圧ΔPが0.015MPa
(第2所定差圧)のときは略5.3W(第2所定電力)
以上の電力の電磁コイル11への印加により開弁状態か
ら閉弁状態にすることができる。
電力特性を示す図であり、図の直線は弁体14を弁座1
8に着座させるために必要な印加電力のしきい値を示し
ている。例えば、弁室19と弁ポート20との差圧ΔP
が0.0MPaのときは、6.5Wの定格電力あるいは
それ以上の電力を電磁コイル11に印加することによ
り、開弁状態(図3の状態)から閉弁状態(図4の状
態)となり弁体14は弁座18に着座する。そうして切
り込み溝18bが絞りの役割をし、弁室19内の圧力が
弁ポート20内の圧力より高くなって、両者の差圧が
0.08MPa(第3所定差圧)以上になると電磁コイ
ル11への通電を非通電としても、閉弁状態を保持する
ことができる。また、差圧ΔPが0.005MPa(第
1所定差圧)のときは略6.1W(第1所定電力)以上
の電力の電磁コイル11への印加により開弁状態から閉
弁状態にすることができ、差圧ΔPが0.015MPa
(第2所定差圧)のときは略5.3W(第2所定電力)
以上の電力の電磁コイル11への印加により開弁状態か
ら閉弁状態にすることができる。
【0050】さらに、差圧ΔPが0.08MPa(第3
所定差圧)以上であれば、電力を電磁コイル11に印加
しなくても開弁状態から閉弁状態にすることができるよ
う構成されている。すなわち、請求項1に対応して、弁
体付勢手段としてのスプリング15の付勢力は、電磁コ
イル11が非通電状態(通電遮断状態)で、かつ弁室1
9内と弁ポート20内との差圧ΔPが0.08MPa
(第3所定差圧)以上のときに、弁体14を弁座18か
ら離間しないように設定されている。なお、この差圧Δ
Pは、主として圧縮機4の運転能力の制御(駆動、停止
等)によって変化するものであるが、除湿運転モード時
には、差圧ΔPが0.08MPa(第3所定差圧)以上
となるように空気調和機が運転される。また、差圧ΔP
が(徐々に)小さくなると、スプリング15の付勢力は
弁体14を弁座18から離間させるように作用し、差圧
ΔPが0.015MPa(第2所定差圧)まで小さくな
った状態では、弁体14が弁座18から、確実に離間し
ているように設定されている。
所定差圧)以上であれば、電力を電磁コイル11に印加
しなくても開弁状態から閉弁状態にすることができるよ
う構成されている。すなわち、請求項1に対応して、弁
体付勢手段としてのスプリング15の付勢力は、電磁コ
イル11が非通電状態(通電遮断状態)で、かつ弁室1
9内と弁ポート20内との差圧ΔPが0.08MPa
(第3所定差圧)以上のときに、弁体14を弁座18か
ら離間しないように設定されている。なお、この差圧Δ
Pは、主として圧縮機4の運転能力の制御(駆動、停止
等)によって変化するものであるが、除湿運転モード時
には、差圧ΔPが0.08MPa(第3所定差圧)以上
となるように空気調和機が運転される。また、差圧ΔP
が(徐々に)小さくなると、スプリング15の付勢力は
弁体14を弁座18から離間させるように作用し、差圧
ΔPが0.015MPa(第2所定差圧)まで小さくな
った状態では、弁体14が弁座18から、確実に離間し
ているように設定されている。
【0051】図7及び図8は第2絞り装置9A3の第2
実施形態の断面図であり、図7は開状態、図8は閉状態
を示している。この流体制御弁は弁本体31を備え、弁
本体31には弁室31aが形成されている。弁室31a
にはその側面に開口する第1ポート31bと下面に開口
する第2ポート31cが形成され、第2ポート31cの
弁室31a側端部には主弁座31dが形成されている。
第1ポート31bには一次継手21が接続され、第2ポ
ート31cには二次継手22が接続されており、一次継
手21は、第1熱交換器9A1に接続され、二次継手2
2は第2熱交換器9A2に接続される。
実施形態の断面図であり、図7は開状態、図8は閉状態
を示している。この流体制御弁は弁本体31を備え、弁
本体31には弁室31aが形成されている。弁室31a
にはその側面に開口する第1ポート31bと下面に開口
する第2ポート31cが形成され、第2ポート31cの
弁室31a側端部には主弁座31dが形成されている。
第1ポート31bには一次継手21が接続され、第2ポ
ート31cには二次継手22が接続されており、一次継
手21は、第1熱交換器9A1に接続され、二次継手2
2は第2熱交換器9A2に接続される。
【0052】弁本体31の第2ポート31cと反対側に
は、弁室31aから上端に開口するシリンダ31eが形
成されており、このシリンダ31e内には主弁体32及
びピストン33が摺動自在に配設されている。
は、弁室31aから上端に開口するシリンダ31eが形
成されており、このシリンダ31e内には主弁体32及
びピストン33が摺動自在に配設されている。
【0053】主弁体32は円筒形状をしており、その内
部には下端からピストン33側に円錐台状に突出した隔
壁を有し、この隔壁の上端部に制御弁座32aが形成さ
れている。また、主弁体32の下端にテーパー面32b
が形成され、このテーパー面32bが主弁座31dに当
接する。さらに、主弁体32の側面にはその内部の主弁
体室32dに導通するブリードホール32cが形成され
ている。
部には下端からピストン33側に円錐台状に突出した隔
壁を有し、この隔壁の上端部に制御弁座32aが形成さ
れている。また、主弁体32の下端にテーパー面32b
が形成され、このテーパー面32bが主弁座31dに当
接する。さらに、主弁体32の側面にはその内部の主弁
体室32dに導通するブリードホール32cが形成され
ている。
【0054】ピストン33の下端中央にはニードル弁3
4が取り付けられており、ニードル弁34は、その先端
が主弁体32の制御弁座32aの内周より小さな径とさ
れ、付け根側が制御弁座32aの内周より大きな径とさ
れている。また、ニードル弁34の外周には、コイルバ
ネ35が配設されており、このコイルバネ35の上端は
ピストン33の下端に固定され、コイルバネ35の下端
は主弁体2の内周底部に固定されている。これにより、
主弁体32はピストン33側に付勢されている。
4が取り付けられており、ニードル弁34は、その先端
が主弁体32の制御弁座32aの内周より小さな径とさ
れ、付け根側が制御弁座32aの内周より大きな径とさ
れている。また、ニードル弁34の外周には、コイルバ
ネ35が配設されており、このコイルバネ35の上端は
ピストン33の下端に固定され、コイルバネ35の下端
は主弁体2の内周底部に固定されている。これにより、
主弁体32はピストン33側に付勢されている。
【0055】弁本体32の上方には薄板製の円筒体から
なるケース36が取り付けられ、このケース36の下部
開口部と弁本体31とは蓋37によって封鎖されてい
る。ケース36の内部には、マグネット製のローター3
8、雄ネジ39aを有するシャフト39、バネ受け4
0、コイルバネ41が配設されている。ローター38は
シャフト39に取り付けられ、シャフト39の上端はバ
ネ受け40により摺動自在に軸支されて、ローター38
の上部とバネ受け40との間にコイルバネ41が介装さ
れている。
なるケース36が取り付けられ、このケース36の下部
開口部と弁本体31とは蓋37によって封鎖されてい
る。ケース36の内部には、マグネット製のローター3
8、雄ネジ39aを有するシャフト39、バネ受け4
0、コイルバネ41が配設されている。ローター38は
シャフト39に取り付けられ、シャフト39の上端はバ
ネ受け40により摺動自在に軸支されて、ローター38
の上部とバネ受け40との間にコイルバネ41が介装さ
れている。
【0056】バネ受け40は、ケース36の頂壁部中心
を外側に突出して形成された凹部36aにその先端突出
部を回転可能に支持され、シャフト39の下端は、弁本
体31の上端部に形成された軸受け31fに軸支されて
いる。これにより、ローター38及びシャフト39はケ
ース36内で回転可能になっている。また、コイルバネ
41により、シャフト39の振動吸収が行われる構成に
なっている。そして、ケース36の外周に固着されたス
テータ42内にはコイル42aが巻回された配設されて
おり、このコイル42a、ローター38及びシャフト3
9によりステッピングモータ311が構成されている。
なお、ステータ42とコイル42aは一部図示を省略し
てある。
を外側に突出して形成された凹部36aにその先端突出
部を回転可能に支持され、シャフト39の下端は、弁本
体31の上端部に形成された軸受け31fに軸支されて
いる。これにより、ローター38及びシャフト39はケ
ース36内で回転可能になっている。また、コイルバネ
41により、シャフト39の振動吸収が行われる構成に
なっている。そして、ケース36の外周に固着されたス
テータ42内にはコイル42aが巻回された配設されて
おり、このコイル42a、ローター38及びシャフト3
9によりステッピングモータ311が構成されている。
なお、ステータ42とコイル42aは一部図示を省略し
てある。
【0057】ピストン33は中空部を有する円柱形状を
しており、この中空部上方には、シャフト39の雄ネジ
39aに螺合する雌ネジ33aが取り付けられている。
また、シリンダ31eの上端部には、ピストン33の回
転を止めながら該ピストン33をその軸方向(シャフト
34の軸方向)に往復移動可能に案内するガイド部31
gが設けられている。また、軸受け31fの下端にはニ
ードル弁34の上端が当接する板バネ31hが配設され
ている。そして、図7の状態でステッピングモータ31
1を正回転するとピストン33は下降して図8の状態に
なり、図8の状態でステッピングモータ311を逆回転
するとピストン33は上昇して図7の状態になる。
しており、この中空部上方には、シャフト39の雄ネジ
39aに螺合する雌ネジ33aが取り付けられている。
また、シリンダ31eの上端部には、ピストン33の回
転を止めながら該ピストン33をその軸方向(シャフト
34の軸方向)に往復移動可能に案内するガイド部31
gが設けられている。また、軸受け31fの下端にはニ
ードル弁34の上端が当接する板バネ31hが配設され
ている。そして、図7の状態でステッピングモータ31
1を正回転するとピストン33は下降して図8の状態に
なり、図8の状態でステッピングモータ311を逆回転
するとピストン33は上昇して図7の状態になる。
【0058】以上の構成により、第2実施例の第2絞り
装置9A3は次のように動作する。まず図7の状態で
は、ニードル弁34は板バネ31hを介して軸受け31
fをストッパとして第1箇所で停止している。このとき
主弁体32はコイルバネ35の引っ張り力(付勢力)に
よりピストン33と一体になっている。すなわち、主弁
体32は主弁座31dから離間して当該第2絞り装置9
A3が全開とされ、除湿運転モード以外の運転モードと
なっている。
装置9A3は次のように動作する。まず図7の状態で
は、ニードル弁34は板バネ31hを介して軸受け31
fをストッパとして第1箇所で停止している。このとき
主弁体32はコイルバネ35の引っ張り力(付勢力)に
よりピストン33と一体になっている。すなわち、主弁
体32は主弁座31dから離間して当該第2絞り装置9
A3が全開とされ、除湿運転モード以外の運転モードと
なっている。
【0059】次に、除湿運転モードへの切り換え時に
は、ステッピングモータ311が正回転されるので、ピ
ストン33及び主弁体32が下降して図8の第2箇所に
停止する。このとき第1ポート31bが高圧側、第2ポ
ート31cが低圧側になっている。したがって、図8の
ように主弁体32が主弁座31dに接する(あるいは近
づく)と、第1ポート31bの冷媒がブリードホール3
2cを介して主弁体32の上部の主弁体室32dに流入
し、この主弁体室32dと第2ポート31cとの間に差
圧が生じる。したがって、主弁体32は主弁座31dに
押し付けられて着座する。
は、ステッピングモータ311が正回転されるので、ピ
ストン33及び主弁体32が下降して図8の第2箇所に
停止する。このとき第1ポート31bが高圧側、第2ポ
ート31cが低圧側になっている。したがって、図8の
ように主弁体32が主弁座31dに接する(あるいは近
づく)と、第1ポート31bの冷媒がブリードホール3
2cを介して主弁体32の上部の主弁体室32dに流入
し、この主弁体室32dと第2ポート31cとの間に差
圧が生じる。したがって、主弁体32は主弁座31dに
押し付けられて着座する。
【0060】なお、この主弁体32を押し付ける力は主
弁体室32d(略第1ポート31b)と第2ポート31
cとの圧力差とコイルバネ35の引っ張り力によって決
まり、主弁体32の制御弁座32aとニードル弁34と
の隙間の断面積がブリードホール32cの断面積より小
さいほど押し付ける力(差圧)は大きくなる。また、主
弁体32を押し付ける力がコイルバネ35の付勢力(引
っ張り力)より大きくなるように、当該コイルバネ35
の強度と、ニードル形状が設定されている。
弁体室32d(略第1ポート31b)と第2ポート31
cとの圧力差とコイルバネ35の引っ張り力によって決
まり、主弁体32の制御弁座32aとニードル弁34と
の隙間の断面積がブリードホール32cの断面積より小
さいほど押し付ける力(差圧)は大きくなる。また、主
弁体32を押し付ける力がコイルバネ35の付勢力(引
っ張り力)より大きくなるように、当該コイルバネ35
の強度と、ニードル形状が設定されている。
【0061】このように、主弁体32は差圧により主弁
座31dに着座した状態を保持するので、ステッピング
モータ311によりピストン33(すなわちニードル弁
34)を上下動することにより、制御弁座32aとニー
ドル弁34で構成される制御弁の開度が変化し、除湿運
転モード時の冷媒の流量を制御することができる。
座31dに着座した状態を保持するので、ステッピング
モータ311によりピストン33(すなわちニードル弁
34)を上下動することにより、制御弁座32aとニー
ドル弁34で構成される制御弁の開度が変化し、除湿運
転モード時の冷媒の流量を制御することができる。
【0062】次に、除湿運転モードから冷房運転モード
あるいは暖房運転モードに切り換える場合、ステッピン
グモータ311を逆回転(フル回転)してピストン33
を図7の第1箇所に移動する。これにより、ニードル弁
34が制御弁座32aを開放するので、主弁体室32d
の圧力と第2ポート31cの圧力との差圧が減少し、差
圧による力がコイルバネ35の付勢力より小さくなるた
め、主弁体32は主弁座31dから離間して図7の状態
となる。すなわち、第1ポート31bと第2ポート31
cが完全に導通して冷凍サイクルAは冷房モード(ある
いは暖房モード等)になる。
あるいは暖房運転モードに切り換える場合、ステッピン
グモータ311を逆回転(フル回転)してピストン33
を図7の第1箇所に移動する。これにより、ニードル弁
34が制御弁座32aを開放するので、主弁体室32d
の圧力と第2ポート31cの圧力との差圧が減少し、差
圧による力がコイルバネ35の付勢力より小さくなるた
め、主弁体32は主弁座31dから離間して図7の状態
となる。すなわち、第1ポート31bと第2ポート31
cが完全に導通して冷凍サイクルAは冷房モード(ある
いは暖房モード等)になる。
【0063】以上のように、冷凍サイクルAに冷媒を循
環させた状態でも、ステッピングモータ311の駆動に
より第2絞り装置9A3の切り換え制御を行うことがで
きるので、圧縮機4を停止する必要がない。また、除湿
運転モード時にも、制御弁座32aとニードル弁34で
構成される制御弁により、冷媒の流量を制御することが
できる。
環させた状態でも、ステッピングモータ311の駆動に
より第2絞り装置9A3の切り換え制御を行うことがで
きるので、圧縮機4を停止する必要がない。また、除湿
運転モード時にも、制御弁座32aとニードル弁34で
構成される制御弁により、冷媒の流量を制御することが
できる。
【0064】
【発明の効果】請求項1の空気調和機の制御装置によれ
ば、再熱能力や除湿効率が良くなるとともに、第2絞り
装置を同一方向に流れて発生する差圧により弁体が弁座
に着座するので、電磁コイルを非通電としても上記差圧
により弁体の着座状態を保持して除湿運転を行うことが
でき、消費電力を低減できる。
ば、再熱能力や除湿効率が良くなるとともに、第2絞り
装置を同一方向に流れて発生する差圧により弁体が弁座
に着座するので、電磁コイルを非通電としても上記差圧
により弁体の着座状態を保持して除湿運転を行うことが
でき、消費電力を低減できる。
【0065】請求項2の空気調和機の制御装置によれ
ば、請求項1と同様に再熱能力や除湿効率が良くなると
ともに、除湿運転時に制御弁により流体(冷媒)の流量
を制御できる。また、第2絞り装置を同一方向に流れて
発生する差圧により主弁体が弁座に着座するので、制御
弁の開放により主弁体を離座させることができ、圧縮機
を停止することなく、暖房除湿運転と暖房運転との切り
換え、あるいは、冷房除湿運転と冷房運転との切り換え
を行うことができ、消費電力を低減できる。
ば、請求項1と同様に再熱能力や除湿効率が良くなると
ともに、除湿運転時に制御弁により流体(冷媒)の流量
を制御できる。また、第2絞り装置を同一方向に流れて
発生する差圧により主弁体が弁座に着座するので、制御
弁の開放により主弁体を離座させることができ、圧縮機
を停止することなく、暖房除湿運転と暖房運転との切り
換え、あるいは、冷房除湿運転と冷房運転との切り換え
を行うことができ、消費電力を低減できる。
【0066】請求項3の空気調和機によれば、請求項1
と同様な効果が得られる。
と同様な効果が得られる。
【0067】請求項4の空気調和機によれば、請求項2
と同様な効果が得られる。
と同様な効果が得られる。
【図1】本発明の空気調和機の制御装置の一実施形態の
原理的ブロック図である。
原理的ブロック図である。
【図2】本発明を適用した実施形態に係る空気調和機の
一例を示すブロック図である。
一例を示すブロック図である。
【図3】実施形態における第1実施例の第2絞り装置の
開状態の断面図である。
開状態の断面図である。
【図4】実施形態における第1実施例の第2絞り装置の
閉状態の断面図である。
閉状態の断面図である。
【図5】実施形態における第1実施例の第2絞り装置の
切り込み溝を説明する図である。
切り込み溝を説明する図である。
【図6】実施形態における第1実施例の第2絞り装置の
差圧対印加電力特性を示す図である。
差圧対印加電力特性を示す図である。
【図7】実施形態における第2実施例の第2絞り装置の
開状態の断面図である。
開状態の断面図である。
【図8】実施形態における第2実施例の第2絞り装置の
閉状態の断面図である。
閉状態の断面図である。
【図9】実施形態における室内熱交換器のブロック図で
ある。
ある。
【図10】実施形態における流路切換手段の第1例を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図11】実施形態における流路切換手段の第2例を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図12】実施形態における流路切換手段の第3例を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図13】実施形態における流路切換手段の第4例を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図14】実施形態における流路切換手段の第5例を示
すブロック図である。
すブロック図である。
9A 室内熱交換器
9B 室外熱交換器
9A1 第1熱交換器
9A2 第2熱交換器
9A3 第2絞り装置
91 流路切換手段
10A 第1絞り装置
100 流路切換弁
200 アキュムレータ
300 室内制御部
312 流路切換手段駆動源
400 室外制御部
A 冷凍サイクル
Claims (4)
- 【請求項1】 室外ユニットと室内ユニットとの接続部
に設けられ、冷房モードと暖房モードとの室内熱交換器
を流れる流体の流れ方向が同一方向になるように流路を
切り換える流路切換手段と、室内ユニットに設けられた
第2絞り装置とを備えた空気調和機を制御し、除湿運転
時に、室内ユニットを構成する室内熱交換器の第1熱交
換器、第2絞り装置、及び第2熱交換器の順に流体が流
れるように前記流路切換手段を切り換え制御する空気調
和機の制御装置において、 前記第2絞り装置は、通電により弁体を弁座に着座させ
る電磁コイルを備えるとともに、前記流体が当該第2絞
り装置を同一方向に流れて発生する差圧により弁体が弁
座に着座するように構成されており、 前記電磁コイルへの通電を遮断して弁閉状態を保持する
ことを特徴とする空気調和機の制御装置。 - 【請求項2】 室外ユニットと室内ユニットとの接続部
に設けられ、冷房モードと暖房モードとの室内熱交換器
を流れる流体の流れ方向が同一方向になるように流路を
切り換える流路切換手段と、室内ユニットに設けられた
第2絞り装置とを備えた空気調和機を制御し、除湿運転
時に、室内ユニットを構成する室内熱交換器の第1熱交
換器、第2絞り装置、及び第2熱交換器の順に流体が流
れるように前記流路切換手段を切り換え制御する空気調
和機の制御装置において、 前記第2絞り装置は、前記流体が当該第2絞り装置を同
一方向に流れて発生する差圧により弁座に着座する主弁
体と、該主弁体に設けられた制御弁とを備えており、 前記流体の差圧により前記主弁体の弁閉状態を保持する
とともに、前記制御弁を制御して前記第2絞り装置を流
れる流体の流量を制御することを特徴とする空気調和機
の制御装置。 - 【請求項3】 室外ユニットと室内ユニットとの接続部
に設けられ、冷房モードと暖房モードとの室内熱交換器
を流れる流体の流れ方向が同一方向になるように流路を
切り換える流路切換手段と、室内ユニットに設けられた
第2絞り装置とを備え、除湿運転時に、室内ユニットを
構成する室内熱交換器の第1熱交換器、第2絞り装置、
及び第2熱交換器の順に流体が流れるように前記流路切
換手段を切り換え制御する空気調和機において、 前記第2絞り装置は、通電により弁体を弁座に着座させ
る電磁コイルを備えるとともに、前記流体が当該第2絞
り装置を同一方向に流れて発生する差圧により弁体が弁
座に着座するように構成されており、 前記電磁コイルへの通電を遮断して弁閉状態を保持する
ことを特徴とする空気調和機。 - 【請求項4】 室外ユニットと室内ユニットとの接続部
に設けられ、冷房モードと暖房モードとの室内熱交換器
を流れる流体の流れ方向が同一方向になるように流路を
切り換える流路切換手段と、室内ユニットに設けられた
第2絞り装置とを備え、除湿運転時に、室内ユニットを
構成する室内熱交換器の第1熱交換器、第2絞り装置、
及び第2熱交換器の順に流体が流れるように前記流路切
換手段を切り換え制御する空気調和機において、 前記第2絞り装置は、前記流体が当該第2絞り装置を同
一方向に流れて発生する差圧により弁座に着座する主弁
体と、該主弁体に設けられた制御弁とを備えており、 前記流体の差圧により前記主弁体の弁閉状態を保持する
とともに、前記制御弁を制御して前記第2絞り装置を流
れる流体の流量を制御することを特徴とする空気調和
機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001227873A JP2003042583A (ja) | 2001-07-27 | 2001-07-27 | 空気調和機の制御装置及び空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001227873A JP2003042583A (ja) | 2001-07-27 | 2001-07-27 | 空気調和機の制御装置及び空気調和機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003042583A true JP2003042583A (ja) | 2003-02-13 |
Family
ID=19060465
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001227873A Withdrawn JP2003042583A (ja) | 2001-07-27 | 2001-07-27 | 空気調和機の制御装置及び空気調和機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003042583A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005283064A (ja) * | 2004-03-31 | 2005-10-13 | Daikin Ind Ltd | 空気調和装置 |
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WO2023243054A1 (ja) * | 2022-06-16 | 2023-12-21 | 三菱電機株式会社 | 空気調和機 |
-
2001
- 2001-07-27 JP JP2001227873A patent/JP2003042583A/ja not_active Withdrawn
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