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JP2003040313A - 合成樹脂製注出キャップ - Google Patents

合成樹脂製注出キャップ

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JP2003040313A
JP2003040313A JP2001231336A JP2001231336A JP2003040313A JP 2003040313 A JP2003040313 A JP 2003040313A JP 2001231336 A JP2001231336 A JP 2001231336A JP 2001231336 A JP2001231336 A JP 2001231336A JP 2003040313 A JP2003040313 A JP 2003040313A
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JP
Japan
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cylinder
cap body
bottle mouth
synthetic resin
bottle
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JP2001231336A
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Natsuo Shinozaki
夏夫 篠崎
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 製造コストが低く、高い操作性と安全性、容
易な分別回収性を有した壜体容器を提供することを目的
とする。 【解決手段】 壜口筒20に外嵌係止する組付き筒2を
有し、壜口筒に密嵌装して注出口9を形成する、軟質合
成樹脂製のキャップ本体1と、組付き筒の下端面に係止
する係止片周条13aを設けた組付き筒に当接外装する
外装筒13を有し、ヒンジ部16を介して一体連設した
有頂筒状の蓋体15を有して注出口を開閉する、硬質合
成樹脂製の外キャップ体10とから成り、キャップ本体
の壜口筒への組付き強度を、外キャップ体を取り外した
状態で、人手による、取り外しができる程度に設定し、
キャップ本体と外キャップ体の組付き強度を、人手によ
る強引なもぎ取り状の取り外しができる程度となるよう
に、外装筒の係止片周条の突出高さを設定して、分別を
容易に達成できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、壜体の口筒に組付
けられ、内容液の注出口を開設したキャップ本体と、こ
のキャップ本体の注出口を開閉する外キャップ体とから
構成され、廃棄時に分別回収が容易にできるように構成
した、合成樹脂製注出キャップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】軽量で強度に優れ、しかも安価な合成樹
脂製の壜体容器は、飲料水や液体調味料等の収容容器と
して広く普及している。このような容器の口部に使われ
る注出キャップは、一般的には、注出口を有し、壜口筒
に嵌合組付けされるキャップ本体と、この注出口を開閉
する外キャップ体から構成されており、またその利便性
から外キャップ体にはヒンジ付の蓋体を設けている場合
も多くみられる。
【0003】一方、資源の有効利用の観点から、合成樹
脂製壜体容器の再利用を効率よく実施できるようにする
ために、壜体と、注出キャップとを分別回収することが
求められている。
【0004】上記要求に対して、実開平6−59247
号公報には、キャップ本体の壜口筒への嵌合部分の形状
を、末広がり形状にする、スリットを入れること等によ
り、分別回収時の、取り外しを容易にしながら、使用時
には外キャップ体がこの嵌合部分に当接外装し、キャッ
プ本体の壜口筒からのはずれを防止する方法についての
記載がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実開平
6−59247号公報に記載の従来技術にあっては、外
キャップ体をキャップ本体に螺合組付けする構成であ
り、螺合のための構造が、キャップ本体および外キャッ
プ体双方に必要となり構造が複雑になること、またまず
キャップ本体を壜口筒へ嵌合組付けし、次に外キャップ
体を螺合組付けする必要があり、生産速度が低下するこ
と、等で生産コストが高くなるという問題があった。そ
こで、本発明の課題は、上記した従来技術における問題
点を解消すべく創案されたもので、キャップ本体と、ヒ
ンジ構造を有した外キャップ体からなる注出キャップ
で、壜体への組付け工程における生産性向上と、使用時
における壜口筒との組付き強度の安定な保持と、壜体と
の容易な分別処理とを簡単な構造で実現することで、も
って製造コストが低く、高い操作性と安全性、容易な分
別回収性を有した壜体容器を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
る本発明の内、請求項1記載の発明の手段は、壜口筒に
外嵌して、この壜口筒の開口部外周面に設けられた壜口
係止周条に乗り越え係止する係止突条を、下端部内周面
に周設した組付き筒を有し、壜口筒に密嵌装して注出口
を形成する、軟質合成樹脂製のキャップ本体を有するこ
と、下端部内周面に、キャップ本体の組付き筒の下端面
に係止する係止片周条を周設し、組付き筒に当接外装す
る外装筒を設け、この外装筒上端部にヒンジ部を介して
一体連設した有頂筒状の蓋体を有し、キャップ本体に外
装組付きして注出口を開閉する、硬質合成樹脂製の外キ
ャップ体を有すること、キャップ本体の壜口筒への組付
き強度を、外キャップ体を取り外した状態で、人手によ
る取り外しができる程度設定すること、キャップ本体と
外キャップ体の組付き強度が、人手による、強引なもぎ
取り状の取り外しができる程度となるように、外装筒に
おける係止片周条の突条高さを設定すること、にある。
【0007】請求項1の上記構成により、螺合して組付
ける部分がないので、注出キャップを壜口筒へ嵌合組付
ける際には、外キャップをキャップ本体に外装しながら
打栓により、キャップ本体の壜口筒への嵌合組付きと外
キャップ体のキャップ本体への嵌合組付きを同時に達成
する。
【0008】すなわち、打栓時に、キャップ本体の組付
き筒の係止突条が壜口筒の壜口係止周条に乗り越え係止
し、同時に外キャップ体の外装筒の下端部内周面に設け
た係止片周条がキャップ本体の組付き筒の下端面に係止
することにより、注出キャップの壜口筒への取り付けが
簡単な工程で達成される。
【0009】注出キャップを壜口筒に取り付けた状態で
は、キャップ本体が軟質合成樹脂製であるために、組付
き筒と壜口筒とのシール効果が発揮され、また硬質合成
樹脂製である剛性の高い外装筒が、組付き筒の下端面に
係止しながら、組付き筒の拡径方向への撓み変形を抑制
する機能を発揮する。
【0010】上記のシール効果、また撓み変形の抑制機
能により、内容液の密封性が確実に保持され、また、た
とえば壜体容器をさかさまにして振ったりする場合に発
生するウォーターハンマー状の力がかかっても注出キャ
ップが外れることがないよう組付き強度を充分確保する
ことができる。
【0011】内容液の消費後、注出キャップを分別回収
する場合には、まず外キャップ体を手で掴んで、強引に
もぎ取り状の取り外し操作によって、キャップ本体の組
付き筒の下端面と外キャップ体の外装筒の係止片周条と
の係止を外しながら、外キャップ体をキャップ本体から
取り外すが、この際、外キャップ体は硬質合成樹脂製で
あり、外装筒の拡径方向への撓み変形は微小であり、こ
の撓み変形だけでは、組付き筒の下端面に対する外装筒
の係止片周条の係止を外すことは困難である。
【0012】しかしながら、外キャップ体を硬質合成樹
脂製、キャップ本体に軟質合成樹脂製とする構成とする
ことにより、外キャップ体の強引なもぎ取り状の取り外
し操作に伴って、硬質合成樹脂製の係止片周条により、
軟質合成樹脂製の組付き筒の下端面近傍に押し潰し状の
変形を発生させることができ、該押し潰し状の変形をさ
せながらの、外装筒の拡径方向へのわずかな撓み変形に
より、下端面と係止片周条との係止の取り外しを達成す
ることが可能となる。
【0013】また、外装筒が剛性の高い硬質合成樹脂製
であり、拡径方向への撓み変形がし難いので、外装筒の
係止片周条の突条高さをそれほど高くしなくても、組付
き筒の下端面と外装筒の係止片周条との係止機能が発揮
されるので、比較的小さな力によっても、強引なもぎ取
り状の取り外し操作によって、外キャップ体のキャップ
本体からの取り外しができる程度となるように、係止片
周条の突条高さを小さく設定することが可能となる。
【0014】次に、キャップ本体を壜口筒から取り外す
が、キャップ本体の壜口筒への組付き強度を、外キャッ
プ体を取り外した状態で、人手による取り外しができる
程度に設定することにより、この取り外しを容易に実現
することができる。
【0015】取り外しに際しては、組付き筒の拡径方向
の撓み変形により、キャップ本体の組付き筒の係止突条
の、壜口筒、壜口係止周条への乗り越え係止を外す必要
があるが、既に外キャップ体を取り外しているので、外
装筒による拡径変形への抑制は解消されており、また組
付き筒は変形のし易い軟質合成樹脂を使用しており、組
付き筒の肉厚、あるいは組付き筒に割り溝等の構造を形
成することにより、キャップ本体の壜口筒への組付き強
度を設定することができる。
【0016】請求項2記載の発明の手段は、請求項1記
載の発明の構成に、キャップ本体を軟質ポリオレフィン
系樹脂(以下、軟質POと記す)製にすること、外キャ
ップ体を硬質ポリオレフィン系樹脂(以下、硬質POと
記す)製とすること、を加えたものである。
【0017】この請求項2の構成により、軟質POはキ
ャップ本体として充分に軟質性を有した材料であり、壜
体筒に嵌合組付き、シール効果を発揮し、内容液の密封
性を充分確保することができ、硬質PO製の外キャップ
体は、キャップ本体に対して充分に高い剛性を有し、壜
体容器の使用時には軟質PO製の組付き筒に硬質PO製
の外装筒が当接外装することにより、確実に組付き筒の
拡径方向への撓み変形を抑制して、キャップ本体の壜口
筒に対する組付きを、安定して強固に維持することにな
る。
【0018】また、外キャップ体のキャップ本体への係
止組付きと、分別回収時における取り外し性との両者を
安定して実現するため、外装筒の係止片周条の突条高さ
には高い寸法精度が要求されるが、硬質POは軟質PO
に比較して、優れた成形品の寸法精度を有しており、こ
の突条高さについても設計した寸法精度を確実に実現す
ることができる。
【0019】請求項3記載の発明の手段は、請求項1ま
たは2記載の発明の構成に、キャップ本体を、組付き筒
の上端に内鍔状の頂壁を介してシール筒を垂下設し、こ
のシール筒の下端から内鍔状の底壁を介し、頂壁である
封止壁に、閉ループを描く破断溝により区画形成され、
プルリングを有する、抜栓部の破断除去により開設され
る、プルオープン式の注出口を設けた、有頂円筒状の注
出筒を立設し、組付き筒が壜口筒に外嵌すると共に、シ
ール筒が壜口筒の開口部に嵌入する構成とし、外キャッ
プ体を、外装筒の上端面に内鍔状の内鍔片を介して補強
筒を垂下設した構成とし、この補強筒が、キャップ本体
のシール筒と注出筒の間に嵌着する構成とすること、を
加えたものである。
【0020】この請求項3の上記構成により、キャップ
本体のシール筒が内容液の密封性を向上させ、さらに外
キャップ体の補強筒で内側から当接し、軟質PO製シー
ル筒の変形を防ぐので、この密封性を確実に安定して保
持することが可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を、図面
を参照しながら説明する。本発明の注出キャップに用い
る材料としては化学的な安定性、食品等に関する安全
性、優れた機械的特性、原料コストの面からPOが使用
され、軟質POとしては、例えば低密度ポリエチレン、
直鎖状低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、さら
にはゴム成分含有ポリプロピレン等があり、好ましくは
引っ張り弾性率が600MPa以下のものを用い、また
硬質POとしてはたとえばポリプロピレン、高密度ポリ
エチレン等があり、好ましくは1000MPa以上のも
のを用いる。
【0022】図1ないし図2は、本発明による注出キャ
ップの一実施例を示し、注出キャップは、低密度ポリエ
チレン(以下、LDPEと記す)製キャップ本体1と、
ポリプロピレン(以下、PPと記す)製の外キャップ体
10とから構成されている。
【0023】図2は、本発明の一実施例の注出キャップ
を壜口筒20に組付けた状態を示す半縦断面図で、キャ
ップ本体1は、壜口筒20に外嵌する組付き筒2の上端
に、内鍔状の頂壁3を介して、シール筒4を垂下設し、
このシーツ筒4の下端に、内鍔状の底壁5を介して、注
出口9を形成する有頂筒状の注出筒6を立設し、この注
出筒6の頂壁である封止壁7に、閉ループ状に形成され
た破断溝8bにより区画形成された、プルリング8aを
有する抜栓部8を形成して構成されている。
【0024】壜口筒20に外嵌する組付き筒2は、その
下端部内周面に、壜口筒20の開口部外周に設けられた
壜口係止周条21に、乗り越え係止する係止突条2aを
設けて、壜口筒20に対する係止機能部分を構成してい
る。
【0025】組付き筒2の壁厚は、キャップ本体1の壜
口筒20への組付きの強度を、人手によりもぎ取り状の
取り外しができる程度となるように、設定している。
【0026】外キャップ体10は、組付き筒2を当接し
ながら外装する外装筒13と、この外装筒13の上端
に、ヒンジ部16を介して一体連設された蓋体15を有
する。
【0027】外装筒13の下端部内周面には、組付き筒
2の下端面2bに係止する係止片周条13aを設け、上
端には内鍔状の内鍔片18を介して、円筒状の補強筒1
4を垂下設し、さらに、上端部をラッパ状に拡径した本
体筒11を立設している。
【0028】また、蓋体15の頂板17の下面には、本
体筒11のラッパ状に拡径した上端部に密嵌入する、シ
ール片筒12が垂下設されている。
【0029】次に、上記一実施例による注出キャップの
壜口筒20への取り付け、および使用状態の一例を説明
する。まず、外キャップ体10の補強筒14を、キャッ
プ本体1のシール筒4と注出筒6と底壁5から形成され
る溝に嵌入させた状態で、内容液を充填した壜体の壜口
筒20に打栓により嵌合組付けする。
【0030】この打栓時に、キャップ本体1の組付き筒
2の係止突条2aが、壜口筒20の壜口係止周条21に
乗り越え係止し、同時に、外キャップ体10の外装筒1
3の係止片周条13aが、キャップ本体1の組付き筒2
の下端面2bに係止し、注出キャップの壜口筒への取り
付けと、キャップ本体1と外キャップ体10との組付け
とが簡単な工程で達成される。
【0031】LDPE製のキャップ本体1の組付き筒2
と、シール筒4と、頂壁3とで形成される溝に、壜口筒
20が嵌入する構成であり、確実にシール性を保持する
ことができ、さらに前記組付き筒2とシール筒4の変形
が、PP製の外装筒13と補強筒14によって抑えられ
るので、このシール性を安定して保持することができ
る。
【0032】また、PPは耐熱性が高く、例えば比較的
高温で内容液を充填後すぐに注出キャップを装着して
も、LDPE製のキャップ本体1の熱変形を防ぐことが
でき、これにより耐熱性を高めている。
【0033】使用開始時には、まずプルリング8aによ
り破断溝8bを破断しながら抜栓部8を開口するが、キ
ャップ本体1の組付き筒2の拡径方向への撓み変形がP
P製の外装筒13によって抑制されているので、プルリ
ング8aによる開口操作時に注出キャップが外れるとい
う不良操作を確実に防ぐことができる。
【0034】LDPE製であるので破断溝8bの破断は
容易に実施することができ、内容物の注出は、本体筒1
1の上端部をラッパ条に拡径しているので、良好に実施
することができる。
【0035】また、ヒンジ部16付の蓋体15を閉める
ことにより、シール片筒12と、本体筒11上端部のシ
ール効果により、使用中における内容液の密封性を保持
することができる.
【0036】内容液の消費後、注出キャップの分別回収
時には、まず、外キャップ体10を手で掴んで、強引な
もぎ取り状の取り外し操作により、この外キャップ体1
0をキャップ本体1から取り外すが、この際、PPの高
い剛性のため、外キャップ体10の外装筒13の拡径方
向への撓み変形だけでは取り外しはし難いが、係止状態
にあるPP製係止片周条13aとLDPE製組付き筒2
の下端面2bの係止部分の当接点において、係止片周条
13aが下端面2b近傍を押し潰し状の変形させながら
の、外装筒の拡径方向へのわずかな撓み変形により、こ
の係止を外すことができる。
【0037】外装筒10が剛性の高いPP製であり、上
記したように拡径方向への撓み変形がし難いので、外装
筒13の係止片周条13aの突条高さhをそれほど高く
しなくても係止機能が発揮されるので、キャップ本体1
と外キャップ体10の組付き強度が、比較的小さな力に
よっても、人手による、強引なもぎ取り状の取り外し操
作によって取り外しができる程度となるように、突条高
さhを設定することは容易である。
【0038】また、PPは優れた成形品寸法精度を有し
ており、突条高さhを寸法精度良く成形することがで
き、外キャップ体10のキャップ本体1への係止状態を
確実に保持しながら、この係止状態の人手による取り外
しも安定して実現することができる。
【0039】外キャップ体10を取り外した後、キャッ
プ本体1の壜口筒20に対する組付き強度が、人手によ
り簡単に取り外しできる程度になるように、組付き筒2
の肉厚を設定してあるので、キャップ本体1を壜口筒2
0から容易に取り外すことができる。
【0040】以上に説明した取り外し操作により、材料
別に、壜体とキャップ本体1と外キャップ体10とを分
別回収することができる。
【0041】
【発明の効果】本発明は、上記した構成となっているの
で、以下に示す効果を奏する。請求項1記載の発明で
は、キャップ本体を軟質合成樹脂製、外キャップ体を硬
質合成樹脂製とし、外キャップ体に適正な範囲の高さを
有する係止片周条を設けることにより、外キャップ体を
キャップ本体に係止組付けしながら、人手による強引な
力を加えることによる取り外しが可能であることを見出
し、壜体への組付け工程における生産性の向上と、使用
時における組付き強度の安定な保持と、壜体との容易な
分別回収性とを簡単な構造で実現することができるよう
になった。
【0042】請求項2記載の発明は、軟質ポリオレフィ
ン系樹脂の柔軟性と硬質ポリオレフィン系樹脂の高い剛
性、優れた成形品寸法精度、そして高い耐熱性の特性を
生かすことにより、内容液の密封性、使用時の注出キャ
ップの組付き強度、外キャップ体の円滑な取り外し性を
より確実に実現することができる。
【0043】請求項3記載の発明では、シール筒、補強
筒を設けることにより内容液の密封性をより確実に保持
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を壜口筒へ組付けた状態を示
す、全体斜視図。
【図2】図1に示した実施例を壜口筒へ組付けた状態を
示す、半縦断面図。
【符号の説明】
1 ; キャップ本体 2 ; 組付き筒 2a; 係止突条 2b; 下端面 3 ; 頂壁 4 ; シール筒 5 ; 底壁 6 ; 注出筒 7 ; 封止壁 8 ; 抜栓部 8a; プルリング 8b; 破断溝 9 ; 注出口 10; 外キャップ体 11; 本体筒 12; シール片筒 13; 外層筒 13a;係止片周条 14; 補強筒 15; 蓋体 16; ヒンジ部 17; 頂板 18; 内鍔片 20; 壜口筒 21; 壜口係止周条
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E084 AA04 AA12 AA24 AB01 BA02 CA01 CC05 DA01 DB13 DC05 EA02 EB01 EB04 EC04 FA03 FC05 GA06 GB06 GB17 HA05 HB02 HC03 HD04 KB01 LA03 LB02 LD01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壜口筒(20)に外嵌して、該壜口筒(20)の
    開口部外周面に設けられた壜口係止周条(21)に乗り越え
    係止する係止突条(2a)を、下端部内周面に周設した組付
    き筒(2)を有し、前記壜口筒(20)に密嵌装して注出口(9)
    を形成する、軟質合成樹脂製のキャップ本体(1)と、下
    端部内周面に、前記組付き筒(2)の下端面(2b)に係止す
    る係止片周条(13a)を周設し、前記組付き筒(2)に当接外
    装する外装筒(13)を設け、該外装筒(13)上端部にヒンジ
    部(16)を介して一体連設した有頂筒状の蓋体(15)を有
    し、前記キャップ本体(1)に外装組付きして注出口(9)を
    開閉する、硬質合成樹脂製の外キャップ体(10)と、から
    構成され、前記キャップ本体(1)の壜口筒(20)への組付
    き強度を、前記外キャップ体(10)を取り外した状態で、
    人手による取り外しができる程度設定し、前記キャップ
    本体(1)と外キャップ体(10)の組付き強度が、人手によ
    る強引なもぎ取り状の取り外しができる程度となるよう
    に、前記外装筒(13)における係止片周条(13a)の突条高
    さ(h)を設定した、合成樹脂製注出キャップ。
  2. 【請求項2】 キャップ本体(1)を軟質ポリオレフィン
    系樹脂製とし、外キャップ体(10)を硬質ポリオレフィン
    系樹脂製とする、請求項1記載の合成樹脂製注出キャッ
    プ。
  3. 【請求項3】 キャップ本体(1)を、組付き筒(2)の上端
    に内鍔状の頂壁(3)を介してシール筒(4)を垂下設し、該
    シール筒(4)の下端から内鍔状の底壁(5)を介し、頂板で
    ある封止壁(7)に、閉ループを描く破断溝(8b)により区
    画形成され、プルリング(8a)を有する、抜栓部(8)の
    破断除去により開設される、プルオープン式の注出口
    (9)を設けた、有頂円筒状の注出筒(6)を立設し、前記
    組付き筒(2)が壜口筒(20)に外嵌すると共に、前記シー
    ル筒(4)が壜口筒(20)の開口部に嵌入する構成とし、外
    キャップ体(10)を、外装筒(13)の上端面に内鍔状の内鍔
    片(18)を介して補強筒(14)を垂下設した構成とし、該補
    強筒(14)が、前記キャップ本体(1)のシール筒(4)と注出
    筒(6)の間に嵌着する構成とした、請求項1または2記
    載の合成樹脂製注出キャップ。
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