JP2003036047A - 表示装置の駆動方法 - Google Patents
表示装置の駆動方法Info
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Landscapes
- Control Of El Displays (AREA)
- Electroluminescent Light Sources (AREA)
- Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】フリッカを低減した表示装置の駆動方法を提供
する。 【解決手段】信号線と走査線との各交点に表示素子を配
置した走査領域を複数有する表示装置において、それぞ
れの領域を線順次駆動して表示を行う際に、各領域の境
界に並列して接する走査線間の走査タイミングの差を、
1ミリ秒以上にすることを特徴とする表示装置の駆動方
法。
する。 【解決手段】信号線と走査線との各交点に表示素子を配
置した走査領域を複数有する表示装置において、それぞ
れの領域を線順次駆動して表示を行う際に、各領域の境
界に並列して接する走査線間の走査タイミングの差を、
1ミリ秒以上にすることを特徴とする表示装置の駆動方
法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示素子、フラッ
トパネルディスプレイ、バックライト、インテリアなど
の分野に利用可能な表示装置の駆動方法に関するもので
あり、とくにマトリクス状に配置された有機電界発光素
子を複数有する表示装置の駆動方法に関する。
トパネルディスプレイ、バックライト、インテリアなど
の分野に利用可能な表示装置の駆動方法に関するもので
あり、とくにマトリクス状に配置された有機電界発光素
子を複数有する表示装置の駆動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、新しい発光表示素子の一つとして
有機電界発光素子が注目されている。本素子(図2参
照)は、陽極から注入された正孔と陰極から注入された
電子とが両極に挟まれた有機発光層内で再結合すること
により発光するものであり、低電圧で高輝度に発光する
ことがコダック社のC. W. Tang らによって初めて示さ
れた(Appl. Phys. Lett. 51 (12) 21, pp.913, 198
7)。
有機電界発光素子が注目されている。本素子(図2参
照)は、陽極から注入された正孔と陰極から注入された
電子とが両極に挟まれた有機発光層内で再結合すること
により発光するものであり、低電圧で高輝度に発光する
ことがコダック社のC. W. Tang らによって初めて示さ
れた(Appl. Phys. Lett. 51 (12) 21, pp.913, 198
7)。
【0003】有機電界発光素子は薄型、低電圧駆動下で
の高輝度発光や有機発光材料を選択することによる多色
発光が可能であり、表示素子やディスプレイなどに応用
する検討が盛んに行われており、特に単純マトリクス型
のディスプレイは、構造がシンプルであり、コスト的な
面からも注目されている。
の高輝度発光や有機発光材料を選択することによる多色
発光が可能であり、表示素子やディスプレイなどに応用
する検討が盛んに行われており、特に単純マトリクス型
のディスプレイは、構造がシンプルであり、コスト的な
面からも注目されている。
【0004】ディスプレイの走査線を選択する方式に
は、各走査線を順番に選択するノンインターレース方式
と1ラインおきに選択していくインターレース方式があ
る。
は、各走査線を順番に選択するノンインターレース方式
と1ラインおきに選択していくインターレース方式があ
る。
【0005】インターレース方式は、すべての走査線を
順番に走査するノンインターレース方式と比べてフレー
ム周波数が半減できるので、スイッチングによる消費電
力の低下や定電流駆動による信号入力の立ち上がり時間
の割合を低減できる。とくに、動きのある画像を表示す
るには、インターレース走査方式が適している。
順番に走査するノンインターレース方式と比べてフレー
ム周波数が半減できるので、スイッチングによる消費電
力の低下や定電流駆動による信号入力の立ち上がり時間
の割合を低減できる。とくに、動きのある画像を表示す
るには、インターレース走査方式が適している。
【0006】ところで、単純マトリクス型のディスプレ
イでは、フレーム周波数を一定とすると、走査線の選択
期間(デューティ比(=1走査線の選択期間/1フレー
ムの走査期間)に比例)が走査線の本数で決定されると
いう欠点を持っている。すなわち、走査線の本数が多け
ればそれだけ一走査あたりの選択期間は小さくなり、そ
のような短い発光時間で十分な輝度を得る為には、より
大きな電流を流すことが必要になる。過大な電流は、有
機発光素子の寿命や劣化を早めるので好ましくない。ま
た、パネルが大型化したり高精細化した場合には配線抵
抗が大きくなりパネルの面内の輝度ムラが生じてしま
う。
イでは、フレーム周波数を一定とすると、走査線の選択
期間(デューティ比(=1走査線の選択期間/1フレー
ムの走査期間)に比例)が走査線の本数で決定されると
いう欠点を持っている。すなわち、走査線の本数が多け
ればそれだけ一走査あたりの選択期間は小さくなり、そ
のような短い発光時間で十分な輝度を得る為には、より
大きな電流を流すことが必要になる。過大な電流は、有
機発光素子の寿命や劣化を早めるので好ましくない。ま
た、パネルが大型化したり高精細化した場合には配線抵
抗が大きくなりパネルの面内の輝度ムラが生じてしま
う。
【0007】これらの欠点に対応するため、たとえば特
開2000−29432号公報に示される方法では信号
線や走査線を複数に分割(図1参照)することが考えら
れている。この方法では、信号線を分割し走査領域を複
数設けることで各領域にそれぞれ別の表示信号を供給す
ることができるようになり、デューティ比を分割数に応
じて高めることができる。また、配線抵抗も小さくでき
るので、輝度ムラを低減することも可能である。
開2000−29432号公報に示される方法では信号
線や走査線を複数に分割(図1参照)することが考えら
れている。この方法では、信号線を分割し走査領域を複
数設けることで各領域にそれぞれ別の表示信号を供給す
ることができるようになり、デューティ比を分割数に応
じて高めることができる。また、配線抵抗も小さくでき
るので、輝度ムラを低減することも可能である。
【0008】しかしながら、この方式においては、走査
領域の境界付近にちらつきが感じられるなどの問題が存
在する。
領域の境界付近にちらつきが感じられるなどの問題が存
在する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる問題を
解決し、複数の走査領域を有する表示装置において、と
くにインターレース走査による画像表示を行う場合、境
界部分に生じるフリッカを低減させて画質の劣化を防ぐ
ことが可能な駆動方法を提供することが目的である。
解決し、複数の走査領域を有する表示装置において、と
くにインターレース走査による画像表示を行う場合、境
界部分に生じるフリッカを低減させて画質の劣化を防ぐ
ことが可能な駆動方法を提供することが目的である。
【0010】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、信
号線と走査線との各交点に表示素子を配置した走査領域
を複数有する表示装置において、それぞれの領域を線順
次駆動して表示を行う際に、各領域の境界に並列して接
する走査線間の走査タイミングの差を、1ミリ秒以上に
することを特徴とする表示装置の駆動方法、である。
号線と走査線との各交点に表示素子を配置した走査領域
を複数有する表示装置において、それぞれの領域を線順
次駆動して表示を行う際に、各領域の境界に並列して接
する走査線間の走査タイミングの差を、1ミリ秒以上に
することを特徴とする表示装置の駆動方法、である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明による駆動方法の実
施形態について説明する。
施形態について説明する。
【0012】本発明の表示装置の駆動方法は、インター
レース方式において実用的である。特に、表示装置が単
純マトリクス型のディスプレイにおいて好適に実施され
るものであり、又、前記ディスプレイに好適に用いられ
る素子としては有機電界発光素子が挙げられる。以下で
は、専ら、表示装置として単純マトリクス型のディスプ
レイを、発光素子として有機電界発光素子を例にして、
本発明を説明するがなんらこれに限定されるものではな
い。
レース方式において実用的である。特に、表示装置が単
純マトリクス型のディスプレイにおいて好適に実施され
るものであり、又、前記ディスプレイに好適に用いられ
る素子としては有機電界発光素子が挙げられる。以下で
は、専ら、表示装置として単純マトリクス型のディスプ
レイを、発光素子として有機電界発光素子を例にして、
本発明を説明するがなんらこれに限定されるものではな
い。
【0013】図2は本発明で好適に用いられる有機電界
発光素子の代表的な構造を示す断面図である。透明絶縁
基板(好適にはガラス基板)21に形成された透明な陽
極(好適にはインジウム錫酸化物(ITO))22上に
正孔輸送層(好適にはトリフェニルジアミン誘導体等)
23、有機発光層(好適にはトリス(8−キノリラト)
アルミニウム錯体等)24、陰極(好適には安価かつ反
射層も兼ねるアルミニウム)25が積層され、駆動源2
6による駆動で生じた発光は陽極および透明絶縁基板を
介して外部に取り出される。電子の注入をしやすくする
ため、有機発光層と陰極の間に電子輸送層を設ける場合
もある。あるいは、正孔輸送層を用いず、前記陰極側の
電子輸送層のみを配置しても良い。本発光素子は、陽極
をプラス極性とした場合(順バイアス方向)に電流が流
れて発光し、陰極をプラス極性とした場合(逆バイアス
方向)にはほとんど電流が流れないという整流性を有す
る。発光素子の整流方向と整合するならば何れの方に陽
極(陰極)を設けるかは限定されないが、透明電極に好
適に用いられるITOは、その物性上、陽極として用い
ることが好ましい。従って、透明基板の反対側の面から
発光を行わせる場合には、ITOが発光面側となるよう
に素子を逆順に積層させる必要がある。
発光素子の代表的な構造を示す断面図である。透明絶縁
基板(好適にはガラス基板)21に形成された透明な陽
極(好適にはインジウム錫酸化物(ITO))22上に
正孔輸送層(好適にはトリフェニルジアミン誘導体等)
23、有機発光層(好適にはトリス(8−キノリラト)
アルミニウム錯体等)24、陰極(好適には安価かつ反
射層も兼ねるアルミニウム)25が積層され、駆動源2
6による駆動で生じた発光は陽極および透明絶縁基板を
介して外部に取り出される。電子の注入をしやすくする
ため、有機発光層と陰極の間に電子輸送層を設ける場合
もある。あるいは、正孔輸送層を用いず、前記陰極側の
電子輸送層のみを配置しても良い。本発光素子は、陽極
をプラス極性とした場合(順バイアス方向)に電流が流
れて発光し、陰極をプラス極性とした場合(逆バイアス
方向)にはほとんど電流が流れないという整流性を有す
る。発光素子の整流方向と整合するならば何れの方に陽
極(陰極)を設けるかは限定されないが、透明電極に好
適に用いられるITOは、その物性上、陽極として用い
ることが好ましい。従って、透明基板の反対側の面から
発光を行わせる場合には、ITOが発光面側となるよう
に素子を逆順に積層させる必要がある。
【0014】図3は、本発明で好適に用いられる有機電
界発光素子を利用した単純マトリクス型表示装置を示す
等価回路の一例である。m×n個の有機電界発光素子3
7(EL)がn本の信号線31とm本の走査線32の電気
的交点に配置されている。即ち、本発明において、信号
線と走査線との各交点に表示素子を配置したというの
は、電気的交点のことを指し、必ずしも素子の物理的幾
何学的形態上の正確な交点に限定されるものではなく、
図3のように幾何学的交点の近傍(隣接交点を越えない
程度の範囲)において、表示素子が信号線と走査線に電
気的に接続されて両線の電気的働きにより表示機能を発
現する限りにおいては、なんら限定されるものではな
い。信号線31と走査線32は、それぞれ信号線スイッ
チ33(DSW)、走査線スイッチ34(SSW)を介して、
それぞれ駆動源35と基準電位(一般的にはアース)、
逆バイアス電圧源36と基準電位にスイッチング接続さ
れている。逆バイアス電圧源の電圧値は、基準電位より
も大きく、駆動源電圧と同程度の値に設定される。信号
線31は発光素子の陽極に、走査線32は陰極に対応し
ている。
界発光素子を利用した単純マトリクス型表示装置を示す
等価回路の一例である。m×n個の有機電界発光素子3
7(EL)がn本の信号線31とm本の走査線32の電気
的交点に配置されている。即ち、本発明において、信号
線と走査線との各交点に表示素子を配置したというの
は、電気的交点のことを指し、必ずしも素子の物理的幾
何学的形態上の正確な交点に限定されるものではなく、
図3のように幾何学的交点の近傍(隣接交点を越えない
程度の範囲)において、表示素子が信号線と走査線に電
気的に接続されて両線の電気的働きにより表示機能を発
現する限りにおいては、なんら限定されるものではな
い。信号線31と走査線32は、それぞれ信号線スイッ
チ33(DSW)、走査線スイッチ34(SSW)を介して、
それぞれ駆動源35と基準電位(一般的にはアース)、
逆バイアス電圧源36と基準電位にスイッチング接続さ
れている。逆バイアス電圧源の電圧値は、基準電位より
も大きく、駆動源電圧と同程度の値に設定される。信号
線31は発光素子の陽極に、走査線32は陰極に対応し
ている。
【0015】このような表示装置では、たとえば、線順
次駆動により各発光素子を所望のパターンに発光させる
ことができる。図3において発光素子ELi,j(1≦i≦
m、1≦j≦n)を発光させる場合には、走査線SSWiの
みを基準電位に接続し、その他の走査線をすべて逆バイ
アス(Vs)に接続する。このとき、DSWjを駆動源に接続
し、走査線と同期して信号電流を入力する。信号電流
は、走査線の逆バイアスのため発光素子ELi,jのみを順
方向に流れて発光する。選択した走査線上にある複数の
素子を発光させる場合には、発光画素に対応した複数の
信号線から同時に信号電流を与える。階調表現は、発光
素子に与える信号電流の大きさ、あるいは信号を与える
時間を変調させればよい。以上の選択動作をすべての走
査線について高速に繰り返せば、残像効果により任意の
組み合わせの発光素子を発光させて画像表示を行うこと
ができる。
次駆動により各発光素子を所望のパターンに発光させる
ことができる。図3において発光素子ELi,j(1≦i≦
m、1≦j≦n)を発光させる場合には、走査線SSWiの
みを基準電位に接続し、その他の走査線をすべて逆バイ
アス(Vs)に接続する。このとき、DSWjを駆動源に接続
し、走査線と同期して信号電流を入力する。信号電流
は、走査線の逆バイアスのため発光素子ELi,jのみを順
方向に流れて発光する。選択した走査線上にある複数の
素子を発光させる場合には、発光画素に対応した複数の
信号線から同時に信号電流を与える。階調表現は、発光
素子に与える信号電流の大きさ、あるいは信号を与える
時間を変調させればよい。以上の選択動作をすべての走
査線について高速に繰り返せば、残像効果により任意の
組み合わせの発光素子を発光させて画像表示を行うこと
ができる。
【0016】本発明の駆動方法は、インターレース方式
において、その効果が発揮される。インターレース方式
とは、例えば、図4に示すように1画面すなわち1フレ
ームの走査線N本を奇数ラインと偶数ラインの2つのフ
ィールドに分割してN/2本ずつ走査を行うものであ
る。第1フィールド(図4の(a))では奇数ラインの
みを走査し、第2フィールド(図4の(b))では偶数
ラインのみを走査する。
において、その効果が発揮される。インターレース方式
とは、例えば、図4に示すように1画面すなわち1フレ
ームの走査線N本を奇数ラインと偶数ラインの2つのフ
ィールドに分割してN/2本ずつ走査を行うものであ
る。第1フィールド(図4の(a))では奇数ラインの
みを走査し、第2フィールド(図4の(b))では偶数
ラインのみを走査する。
【0017】しかしながら、このインターレース方式を
改善した方法として、信号線を分割し走査領域を複数設
けることで各領域にそれぞれ別の表示信号を供給する従
来技術において、この分割された領域をそれぞれインタ
ーレース走査を用いて駆動した場合、その境界に接する
部分においてちらつきが生じるという問題があった。そ
の問題を検討した結果、前記領域境界で並列して隣接す
る走査線間において、走査タイミングの差(走査線a、
bが隣接している場合において、走査線a(またはb)
が選択されて発光してから走査線b(またはa)が選択
されて発光するまでの期間のこと、以下、走査タイミン
グの差以外に、単にタイミングの差という場合もある)
が他の隣接走査線とは有意に異なることが原因であるこ
とがわかった。
改善した方法として、信号線を分割し走査領域を複数設
けることで各領域にそれぞれ別の表示信号を供給する従
来技術において、この分割された領域をそれぞれインタ
ーレース走査を用いて駆動した場合、その境界に接する
部分においてちらつきが生じるという問題があった。そ
の問題を検討した結果、前記領域境界で並列して隣接す
る走査線間において、走査タイミングの差(走査線a、
bが隣接している場合において、走査線a(またはb)
が選択されて発光してから走査線b(またはa)が選択
されて発光するまでの期間のこと、以下、走査タイミン
グの差以外に、単にタイミングの差という場合もある)
が他の隣接走査線とは有意に異なることが原因であるこ
とがわかった。
【0018】図1は信号線を走査線に対して上下2分割
したパネルの例である。上下のパネルは電気信号的にそ
れぞれ独立しているため、同時に2ラインを発光させる
ことができる。図1のパネルを用いた従来技術において
インターレース走査で発光させる場合の走査順を図5に
示す。図の斜線の部分が表示選択された走査線である。
このとき、第1フィールド(図5(1)〜(4))では上下部
パネルの各最上端の走査線がはじめに選択され、以下、
順に奇数番目の走査線が選択される。第2フィールド
(図5(5)〜(8))では、上下部パネルの偶数番目の走査
線が選択され、上下部パネルの各最下端が最後に選択さ
れる。その結果、(8)から(1)への切り替わりの際に上下
のパネルの境界部分に並列して接している2ライン(上
部パネルの最下端走査線->下部パネル最上端走査線)
が、1走査期間Tの差で連続して発光していることがわ
かる。一方、各領域内においては、連続した2ラインが
1フィールド毎に1フレームの半周期F(=T×全走査
線数÷2÷領域数)で発光を行っている。この連続した
2ラインの発光のタイミングの差の不均一(T、F)が
フリッカの原因となることを、本発明者らは究明したも
のである。つまり、1走査期間Tがあまりに短いため、
隣接した表示領域の境界部分に並列して接している走査
線は、視覚的には同時に発光しているように見えるのに
対して、半周期Fは時間間隔が長いため、同時に発光し
ているように感じにくく、その違いにより、前記隣接し
た走査線は、他の走査線と比べて不均一に発光している
ように認識されて、フリッカが認められるものである。
したパネルの例である。上下のパネルは電気信号的にそ
れぞれ独立しているため、同時に2ラインを発光させる
ことができる。図1のパネルを用いた従来技術において
インターレース走査で発光させる場合の走査順を図5に
示す。図の斜線の部分が表示選択された走査線である。
このとき、第1フィールド(図5(1)〜(4))では上下部
パネルの各最上端の走査線がはじめに選択され、以下、
順に奇数番目の走査線が選択される。第2フィールド
(図5(5)〜(8))では、上下部パネルの偶数番目の走査
線が選択され、上下部パネルの各最下端が最後に選択さ
れる。その結果、(8)から(1)への切り替わりの際に上下
のパネルの境界部分に並列して接している2ライン(上
部パネルの最下端走査線->下部パネル最上端走査線)
が、1走査期間Tの差で連続して発光していることがわ
かる。一方、各領域内においては、連続した2ラインが
1フィールド毎に1フレームの半周期F(=T×全走査
線数÷2÷領域数)で発光を行っている。この連続した
2ラインの発光のタイミングの差の不均一(T、F)が
フリッカの原因となることを、本発明者らは究明したも
のである。つまり、1走査期間Tがあまりに短いため、
隣接した表示領域の境界部分に並列して接している走査
線は、視覚的には同時に発光しているように見えるのに
対して、半周期Fは時間間隔が長いため、同時に発光し
ているように感じにくく、その違いにより、前記隣接し
た走査線は、他の走査線と比べて不均一に発光している
ように認識されて、フリッカが認められるものである。
【0019】前記従来技術の駆動方式に対して、本発明
では、前記並列して隣接した走査線の切り替わり間隔の
短い方(例えば、上部パネル最下端走査線をa、下部パ
ネル最上端走査線をbとして、走査線選択順a->b、b
->aの時間間隔をそれぞれBab、Bbaとした際、B
ab<Bbaならば、Babの方がこれに当たる、以
下、最小境界切り替わり間隔Bという)をTより十分大
きく、1ms以上(好ましくは2ms以上、より好まし
くは4ms以上)となるように駆動方法を制御している
ものである。あるいは、前記最小境界切り替わり間隔B
を半周期Fで割った値(B/F)が、実質上1に近くな
るように(好ましくは1/4以上、より好ましくは1/
2以上、更に好ましくは3/4以上)である。
では、前記並列して隣接した走査線の切り替わり間隔の
短い方(例えば、上部パネル最下端走査線をa、下部パ
ネル最上端走査線をbとして、走査線選択順a->b、b
->aの時間間隔をそれぞれBab、Bbaとした際、B
ab<Bbaならば、Babの方がこれに当たる、以
下、最小境界切り替わり間隔Bという)をTより十分大
きく、1ms以上(好ましくは2ms以上、より好まし
くは4ms以上)となるように駆動方法を制御している
ものである。あるいは、前記最小境界切り替わり間隔B
を半周期Fで割った値(B/F)が、実質上1に近くな
るように(好ましくは1/4以上、より好ましくは1/
2以上、更に好ましくは3/4以上)である。
【0020】上記を実現するための具体的方式として
は、特に限定されるものではないが、例えば、以下の通
りの方法を採用することができる。
は、特に限定されるものではないが、例えば、以下の通
りの方法を採用することができる。
【0021】まず、本発明における駆動方法の例を示す
ため、図1に示すような信号線を等しく上下に2分割
し、有機電界発光素子をマトリクス状に配置した表示装
置(装置自体は従来技術とほぼ同じ)を考える。発光表
示部分11、12は、上下にある信号線ドライブ回路1
3、14と走査線ドライブ回路15、16に接続されて
いる。
ため、図1に示すような信号線を等しく上下に2分割
し、有機電界発光素子をマトリクス状に配置した表示装
置(装置自体は従来技術とほぼ同じ)を考える。発光表
示部分11、12は、上下にある信号線ドライブ回路1
3、14と走査線ドライブ回路15、16に接続されて
いる。
【0022】本発明の駆動方式によるインターレース走
査でパターン表示を行う動作を図6〜8を用いて説明す
る。簡単のため、上下それぞれ8本の走査線から成るパ
ネルを考える。図の斜線部分が選択された走査線を示
し、ブランク部分は非選択部分を表している。
査でパターン表示を行う動作を図6〜8を用いて説明す
る。簡単のため、上下それぞれ8本の走査線から成るパ
ネルを考える。図の斜線部分が選択された走査線を示
し、ブランク部分は非選択部分を表している。
【0023】走査を開始する走査線はとくに限定されな
いが、はじめに上部パネルの最上端から走査を開始する
ことを考える(図6(1))。このとき、下部パネルの走
査線は上部パネルと同じ最上端からではなく、上部パネ
ルの走査と同期して2番目の走査線から選択動作を行
う。次の走査(2)では、上部パネルで3番目の走査線を
選択し、下部パネルでは4番目の走査線の選択を行う。
すなわち、上部パネルでは第1フィールド(奇数フィー
ルド)を走査し、下部パネルでは第2フィールド(偶数
フィールド)を走査するのである(図6(1)〜(4))。1
フィールドの走査が終えた後、今度は上部パネルで第2
フィールドを走査して、下部パネルでは第1フィールド
を走査する(図6(5)〜(8))。たとえば1フレームの周
波数を30Hzとすると、1フィールドの走査に必要な
期間は(1/30)×(1/2)=約16.7msであ
り、走査線1本あたりの選択期間は(1/30)×(1
/8)=約4.2msとなる。ここで、各領域内での連
続した走査線を選択するタイミングの差は1フィールド
の走査期間と等しく16.7msである。上下のパネル
の境界部分、すなわち上部パネルの最下端から下部パネ
ルの最上端の走査へ切り替わるタイミングの差である最
小境界切り替わり間隔Bを見ると、各領域の内部とほぼ
同じ12.5ms(=半周期F−走査期間T)となって
いるのがわかる。一方、上下のパネルを同一の順番で走
査した従来技術の場合には4.2msになり、選択のタ
イミングの差に有意な不均一が生じる。
いが、はじめに上部パネルの最上端から走査を開始する
ことを考える(図6(1))。このとき、下部パネルの走
査線は上部パネルと同じ最上端からではなく、上部パネ
ルの走査と同期して2番目の走査線から選択動作を行
う。次の走査(2)では、上部パネルで3番目の走査線を
選択し、下部パネルでは4番目の走査線の選択を行う。
すなわち、上部パネルでは第1フィールド(奇数フィー
ルド)を走査し、下部パネルでは第2フィールド(偶数
フィールド)を走査するのである(図6(1)〜(4))。1
フィールドの走査が終えた後、今度は上部パネルで第2
フィールドを走査して、下部パネルでは第1フィールド
を走査する(図6(5)〜(8))。たとえば1フレームの周
波数を30Hzとすると、1フィールドの走査に必要な
期間は(1/30)×(1/2)=約16.7msであ
り、走査線1本あたりの選択期間は(1/30)×(1
/8)=約4.2msとなる。ここで、各領域内での連
続した走査線を選択するタイミングの差は1フィールド
の走査期間と等しく16.7msである。上下のパネル
の境界部分、すなわち上部パネルの最下端から下部パネ
ルの最上端の走査へ切り替わるタイミングの差である最
小境界切り替わり間隔Bを見ると、各領域の内部とほぼ
同じ12.5ms(=半周期F−走査期間T)となって
いるのがわかる。一方、上下のパネルを同一の順番で走
査した従来技術の場合には4.2msになり、選択のタ
イミングの差に有意な不均一が生じる。
【0024】図7に走査線が選択された順番を示す。パ
ネル全体をインターレース走査した場合と同じく、走査
順番は連続になっている。すなわち、奇数ラインの選択
順は、上方から1,2,3,4,5,6,7,8,1,2,3,4,・・・とな
り、偶数ラインの選択順は、5,6,7,8,1,2,3,4,5,6,7,8,
・・・となっている。また、境界部分の走査のタイミン
グの差(最小境界切り替わり間隔B)と他の隣接走査線
のタイミングの差との相違を小さくするという観点から
は、図8に示すような走査の順番を設定してもよい。即
ち、図8では、下部パネルは、上部パネルとは逆に下か
ら上へ走査されている。なお、図示してはいないが、上
部パネルの方が下から上に走査してもよい。
ネル全体をインターレース走査した場合と同じく、走査
順番は連続になっている。すなわち、奇数ラインの選択
順は、上方から1,2,3,4,5,6,7,8,1,2,3,4,・・・とな
り、偶数ラインの選択順は、5,6,7,8,1,2,3,4,5,6,7,8,
・・・となっている。また、境界部分の走査のタイミン
グの差(最小境界切り替わり間隔B)と他の隣接走査線
のタイミングの差との相違を小さくするという観点から
は、図8に示すような走査の順番を設定してもよい。即
ち、図8では、下部パネルは、上部パネルとは逆に下か
ら上へ走査されている。なお、図示してはいないが、上
部パネルの方が下から上に走査してもよい。
【0025】又、図6及び7に示した方式では、上下部
パネルで同時期に選択される走査線は常にほぼ1パネル
分の距離的間隔((1)〜(4)では、1パネル分+1走査線
分、(5)〜(8)では、1パネル分−1走査線分)を有して
おり、このことも視覚的効果には好ましいものである。
一方、上部パネルの下から2番目の走査線が選択された
ときに、下部パネルの一番上の走査線が選択されるよう
に同期してインターレース走査を行った場合、上部パネ
ルの下端と下部パネルの上端の走査のタイミングの差
(最小境界切り替わり間隔B)を見ると、各領域の内部
と全く同じ16.7msとなり、この点では好ましいも
のであるが、上下部パネルで同時期に選択される走査線
は常にほぼ1パネル分の距離的間隔とはならない。
パネルで同時期に選択される走査線は常にほぼ1パネル
分の距離的間隔((1)〜(4)では、1パネル分+1走査線
分、(5)〜(8)では、1パネル分−1走査線分)を有して
おり、このことも視覚的効果には好ましいものである。
一方、上部パネルの下から2番目の走査線が選択された
ときに、下部パネルの一番上の走査線が選択されるよう
に同期してインターレース走査を行った場合、上部パネ
ルの下端と下部パネルの上端の走査のタイミングの差
(最小境界切り替わり間隔B)を見ると、各領域の内部
と全く同じ16.7msとなり、この点では好ましいも
のであるが、上下部パネルで同時期に選択される走査線
は常にほぼ1パネル分の距離的間隔とはならない。
【0026】1フレームを構成する走査の順番を以上の
ように設定することで、パネルを分割することによる境
界部分のタイミングの差の不均一に起因するフリッカを
回避することができる。
ように設定することで、パネルを分割することによる境
界部分のタイミングの差の不均一に起因するフリッカを
回避することができる。
【0027】また、本駆動方式は、信号線が2分割以上
の場合にも適用が可能である。この場合にも境界部分の
走査のタイミングの差が各領域の内部と等しくなるよう
に、各パネルを走査するフィールドの順番を交互に切り
換える等すればよい。
の場合にも適用が可能である。この場合にも境界部分の
走査のタイミングの差が各領域の内部と等しくなるよう
に、各パネルを走査するフィールドの順番を交互に切り
換える等すればよい。
【0028】上記の実施形態では、電極の構成や素子の
構成、信号入力の変調方法について制限されるものでは
ない。フリッカの程度は、画面の輝度や明るさや周囲の
明るさ等によっても異なるが、人間の錐体系では光のち
らつき度数を示すCFF(Critical Flicker Frequenc
y)の限度がほぼ60〜70Hzであるので、1フィー
ルドの周波数はこの値以上に設定することが好ましい。
したがって、フレーム周波数は、30Hz以上に設定す
る必要がある。パネルの画素の大きさに関しては、走査
方向のピッチが粗くなればなるほど分割された境界部分
のフリッカが目立つようになる。そのため、10μ以上
のピッチでは本方式はとくに有効である。
構成、信号入力の変調方法について制限されるものでは
ない。フリッカの程度は、画面の輝度や明るさや周囲の
明るさ等によっても異なるが、人間の錐体系では光のち
らつき度数を示すCFF(Critical Flicker Frequenc
y)の限度がほぼ60〜70Hzであるので、1フィー
ルドの周波数はこの値以上に設定することが好ましい。
したがって、フレーム周波数は、30Hz以上に設定す
る必要がある。パネルの画素の大きさに関しては、走査
方向のピッチが粗くなればなるほど分割された境界部分
のフリッカが目立つようになる。そのため、10μ以上
のピッチでは本方式はとくに有効である。
【0029】なお、本駆動方法は、以上の説明で使用し
た有機電界発光表示装置の他、液晶ディスプレイやフィ
ールドエミッションディスプレイ(FED)、発光ダイ
オードディスプレイ(LED)、無機ELのような各種
の単純マトリクス型ディスプレイにも応用することが可
能である。
た有機電界発光表示装置の他、液晶ディスプレイやフィ
ールドエミッションディスプレイ(FED)、発光ダイ
オードディスプレイ(LED)、無機ELのような各種
の単純マトリクス型ディスプレイにも応用することが可
能である。
【0030】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を説明するが、
本発明はこれらの例によって限定されるものではない。
本発明はこれらの例によって限定されるものではない。
【0031】実施例1
図9に有機電界発光装置の構造例の概略を示す。作製の
手順は以下の通りである。
手順は以下の通りである。
【0032】厚さ120nmのITO透明電極膜のつい
た厚さ1.1mmのガラス基板41を120×100m
mの大きさに切断した。通常のフォトリソグラフィー法
によって透明電極であるITOを長さ90mm、幅80
μmのストライプ形状の電極にパターニングした。この
ストライプ形状の電極であるストライプ状第一電極42
は100μmピッチで816(3×272)本配置され
ており、真中からストライプの垂直方向に30μmの隙
間で2分割された。これは、ストライプ状第一電極42
は、上下分割式表示装置の信号線に用いるため、駆動系
を独立するために分割されたものである。
た厚さ1.1mmのガラス基板41を120×100m
mの大きさに切断した。通常のフォトリソグラフィー法
によって透明電極であるITOを長さ90mm、幅80
μmのストライプ形状の電極にパターニングした。この
ストライプ形状の電極であるストライプ状第一電極42
は100μmピッチで816(3×272)本配置され
ており、真中からストライプの垂直方向に30μmの隙
間で2分割された。これは、ストライプ状第一電極42
は、上下分割式表示装置の信号線に用いるため、駆動系
を独立するために分割されたものである。
【0033】次にポジ型フォトレジスト(東京応化工業
株式会社製、OFPR-800)をスピンコート法によりストラ
イプ状第一電極を形成した基板上に厚さ3μmになるよ
うに塗布した。この塗布膜にフォトマスクを介してパタ
ーン露光し、現像してフォトレジストのパターニングを
行い、現像後に160℃でキュアして、絶縁層43を形
成した。このパターニングに用いたフォトマスクには、
幅65μm、長さ235μmの絶縁層開口部が、前記開
口部の幅方向には100μmピッチで816個、同長さ
方向には300μmピッチで200個配置された。そし
て、開口部の底部はストライプ状第一電極42の露呈部
となるように形成した。
株式会社製、OFPR-800)をスピンコート法によりストラ
イプ状第一電極を形成した基板上に厚さ3μmになるよ
うに塗布した。この塗布膜にフォトマスクを介してパタ
ーン露光し、現像してフォトレジストのパターニングを
行い、現像後に160℃でキュアして、絶縁層43を形
成した。このパターニングに用いたフォトマスクには、
幅65μm、長さ235μmの絶縁層開口部が、前記開
口部の幅方向には100μmピッチで816個、同長さ
方向には300μmピッチで200個配置された。そし
て、開口部の底部はストライプ状第一電極42の露呈部
となるように形成した。
【0034】次に、真空蒸着機に固定して装置内の真空
度が2×10-4Pa以下になるまで排気した後、基板を
回転させながら、銅フタロシアニンを15nm、ビス
(N−エチルカルバゾール)を60nm順に蒸着して正
孔輸送層44を形成した。
度が2×10-4Pa以下になるまで排気した後、基板を
回転させながら、銅フタロシアニンを15nm、ビス
(N−エチルカルバゾール)を60nm順に蒸着して正
孔輸送層44を形成した。
【0035】発光層パターニング用として、マスク部分
とマスクの歪みを抑制するための補強線とが同一平面内
に形成されたシャドーマスクを用いた。シャドーマスク
の外形は120×84mm、マスク部分の厚さは25μ
mであり、長さ64mm、幅100μmのストライプ状
開口部がピッチ300μm(ストライプ状第一電極のピ
ッチの3倍)で272本配置した。各ストライプ状開口
部には、開口部長軸方向とは直交する方向に幅20μ
m、厚さ25μmの補強線が1.8mm間隔に形成した
(補強線の開口部を通る部分による基板へのパターニン
グの問題はない)。シャドーマスクは外形が等しい幅4
mmのステンレス鋼製フレームに固定した。
とマスクの歪みを抑制するための補強線とが同一平面内
に形成されたシャドーマスクを用いた。シャドーマスク
の外形は120×84mm、マスク部分の厚さは25μ
mであり、長さ64mm、幅100μmのストライプ状
開口部がピッチ300μm(ストライプ状第一電極のピ
ッチの3倍)で272本配置した。各ストライプ状開口
部には、開口部長軸方向とは直交する方向に幅20μ
m、厚さ25μmの補強線が1.8mm間隔に形成した
(補強線の開口部を通る部分による基板へのパターニン
グの問題はない)。シャドーマスクは外形が等しい幅4
mmのステンレス鋼製フレームに固定した。
【0036】発光層パターニング用シャドーマスクを基
板前方に配置して両者を密着させ、基板後方にはフェラ
イト系板磁石を配置(マスクを固定するため)した。こ
の際、各シャドーマスクのストライプ状開口部の中心に
ストライプ状第一電極が位置し、補強線が絶縁層上に位
置し、かつ補強線と絶縁層が接触するように配置した。
この状態で0.3重量%の1,3,5,7,8−ペンタメチ
ル4,4−ジフロロ−4−ボラ−3a,4a−ジアザ−s
−インダセン−(PM546)をドーピングしたAlq
3(8−ヒドロキシキノリン3分子とアルミニウム1原
子よりなる錯体)を21nm蒸着し、G発光層をパター
ニングした。
板前方に配置して両者を密着させ、基板後方にはフェラ
イト系板磁石を配置(マスクを固定するため)した。こ
の際、各シャドーマスクのストライプ状開口部の中心に
ストライプ状第一電極が位置し、補強線が絶縁層上に位
置し、かつ補強線と絶縁層が接触するように配置した。
この状態で0.3重量%の1,3,5,7,8−ペンタメチ
ル4,4−ジフロロ−4−ボラ−3a,4a−ジアザ−s
−インダセン−(PM546)をドーピングしたAlq
3(8−ヒドロキシキノリン3分子とアルミニウム1原
子よりなる錯体)を21nm蒸着し、G発光層をパター
ニングした。
【0037】次に、シャドーマスクを1ピッチ分ずらし
た(表示装置画面の走査線方向に相当)位置のストライ
プ状第一電極パターンに同様にして位置合わせして、1
重量%の4−(ジシアノメチレン)−2−メチル−6−
(ジュロリジルスチリル)ピラン(DCJT)をドーピ
ングしたAlq3を15nm蒸着して、R発光層をパタ
ーニングした。
た(表示装置画面の走査線方向に相当)位置のストライ
プ状第一電極パターンに同様にして位置合わせして、1
重量%の4−(ジシアノメチレン)−2−メチル−6−
(ジュロリジルスチリル)ピラン(DCJT)をドーピ
ングしたAlq3を15nm蒸着して、R発光層をパタ
ーニングした。
【0038】さらにシャドーマスクを一ピッチ分ずらし
た位置のストライプ状第一電極パターンに位置合わせし
て、4,4'−ビス(2,2−ジフェニルビニル)ジフェ
ニル(DPVBi)を20nm蒸着して、B発光層をパ
ターニングした。R、G、Bそれぞれの発光層45は、
ストライプ状第一電極42の3本ごとに配置され、スト
ライプ状第一電極の露出部分を完全に覆っているように
した。
た位置のストライプ状第一電極パターンに位置合わせし
て、4,4'−ビス(2,2−ジフェニルビニル)ジフェ
ニル(DPVBi)を20nm蒸着して、B発光層をパ
ターニングした。R、G、Bそれぞれの発光層45は、
ストライプ状第一電極42の3本ごとに配置され、スト
ライプ状第一電極の露出部分を完全に覆っているように
した。
【0039】次に、DPVBiを35nm、Alq3を
10nm基板全面に蒸着した。この後、薄膜層をリチウ
ム蒸気にさらしてドーピング(膜厚換算量0.5nm)
した。
10nm基板全面に蒸着した。この後、薄膜層をリチウ
ム蒸気にさらしてドーピング(膜厚換算量0.5nm)
した。
【0040】第二電極46は、抵抗線加熱方式による真
空蒸着法によって形成した。なお、蒸着時の真空度が3
×10-4Pa以下であり、蒸着中は2つの蒸着源に対し
て基板を回転させた。第二電極用シャドーマスクの外形
は120×84mm、マスク部分の厚さは100μmで
あり、長さ100mm、幅250μmのストライプ状開
口部がピッチ300μmで200本配置した。マスクの
上部には幅40μm、厚さ35μm、対向する二辺の間
隔が200μmの正六角形構造からなるメッシュ状の補
強線が形成した。隙間の高さは100μmとした。シャ
ドーマスクは、ステンレス鋼製のフレームに固定して用
いた。発光層のパターニングと同様に、シャドーマスク
を基板前方に配置して両者を密着させ、基板後方には磁
石を配置した。この際、マスク部分が絶縁層43の位置
となり、かつ、ストライプ方向がストライプ状第一電極
42のストライプ方向と垂直とするように両者を配置し
た。この状態でアルミニウムを240nmの厚さに蒸着
して、長さ100mm、ピッチ300μm(Al幅25
0μm)×200本のストライプ状第二電極46をパタ
ーニングした。
空蒸着法によって形成した。なお、蒸着時の真空度が3
×10-4Pa以下であり、蒸着中は2つの蒸着源に対し
て基板を回転させた。第二電極用シャドーマスクの外形
は120×84mm、マスク部分の厚さは100μmで
あり、長さ100mm、幅250μmのストライプ状開
口部がピッチ300μmで200本配置した。マスクの
上部には幅40μm、厚さ35μm、対向する二辺の間
隔が200μmの正六角形構造からなるメッシュ状の補
強線が形成した。隙間の高さは100μmとした。シャ
ドーマスクは、ステンレス鋼製のフレームに固定して用
いた。発光層のパターニングと同様に、シャドーマスク
を基板前方に配置して両者を密着させ、基板後方には磁
石を配置した。この際、マスク部分が絶縁層43の位置
となり、かつ、ストライプ方向がストライプ状第一電極
42のストライプ方向と垂直とするように両者を配置し
た。この状態でアルミニウムを240nmの厚さに蒸着
して、長さ100mm、ピッチ300μm(Al幅25
0μm)×200本のストライプ状第二電極46をパタ
ーニングした。
【0041】なお、図9では、絶縁層43の開口部は、
正孔輸送層44や有機発光層45で完全に埋もれている
ように見えるが、絶縁層43(3μm)、正孔輸送層4
4(15+60nm)および有機発光層45(15〜2
1nm)の各層厚みを考慮すると、絶縁層43の開口部
を正孔輸送層44や有機発光層45で完全に埋められた
わけではない。前記窪みの側壁部分は僅かに底部へ向け
てすぼまるように傾斜していた。この斜面にも前記各層
は積層されて前記開口部間にまたがって形成されてい
た。しかしながら、正孔輸送層44と有機発光層45は
積層が薄く電気抵抗も高いので、各開口部間では、実質
上電気的に絶縁された状態となったと推定される。一方
第二電極46は積層が厚く電気抵抗も低いので、各開口
部間で水平方向に電気的に接続された状態となった。
正孔輸送層44や有機発光層45で完全に埋もれている
ように見えるが、絶縁層43(3μm)、正孔輸送層4
4(15+60nm)および有機発光層45(15〜2
1nm)の各層厚みを考慮すると、絶縁層43の開口部
を正孔輸送層44や有機発光層45で完全に埋められた
わけではない。前記窪みの側壁部分は僅かに底部へ向け
てすぼまるように傾斜していた。この斜面にも前記各層
は積層されて前記開口部間にまたがって形成されてい
た。しかしながら、正孔輸送層44と有機発光層45は
積層が薄く電気抵抗も高いので、各開口部間では、実質
上電気的に絶縁された状態となったと推定される。一方
第二電極46は積層が厚く電気抵抗も低いので、各開口
部間で水平方向に電気的に接続された状態となった。
【0042】このようにして幅80μm、ピッチ100
μm、本数816本のITOストライプ状第一電極上4
2に、パターニングされたR発光層、G発光層、B発光
層を含む薄膜層45が形成され、ストライプ状第一電極
と直交するように幅250μm、ピッチ300μmのス
トライプ状第二電極46が200本配置された単純マト
リクス型カラー有機電界発光装置を作製した。R、G、
Bの3つの発光領域が1画素を形成するので、本有機電
界発光装置は、300μmピッチで272×200画素
を有するようにした。1つの発光領域は絶縁層の開口部
により規制されるので、幅65μm、長さ235μmで
あるようにした。
μm、本数816本のITOストライプ状第一電極上4
2に、パターニングされたR発光層、G発光層、B発光
層を含む薄膜層45が形成され、ストライプ状第一電極
と直交するように幅250μm、ピッチ300μmのス
トライプ状第二電極46が200本配置された単純マト
リクス型カラー有機電界発光装置を作製した。R、G、
Bの3つの発光領域が1画素を形成するので、本有機電
界発光装置は、300μmピッチで272×200画素
を有するようにした。1つの発光領域は絶縁層の開口部
により規制されるので、幅65μm、長さ235μmで
あるようにした。
【0043】本有機電界発光装置を蒸着機から取り出
し、露点−70℃以下のアルゴン雰囲気下に移した。こ
の低露点雰囲気下にて、基板と封止用ガラス板とを硬化
性エポキシ樹脂を用いて貼り合わせることで封止した。
し、露点−70℃以下のアルゴン雰囲気下に移した。こ
の低露点雰囲気下にて、基板と封止用ガラス板とを硬化
性エポキシ樹脂を用いて貼り合わせることで封止した。
【0044】この表示装置を駆動するには、ITOスト
ライプ状第一電極が2つに分割されているので、2つの
駆動源を用いた。ストライプ状第一電極を信号線、スト
ライプ状第二電極を走査線として、図1に示した表示装
置にて画像表示を行った。駆動回路13、14は定電流
源であり、信号入力の直前には浮遊容量の充電を高速に
行うためのプリチャージ期間を設け、信号入力の直後に
はその電荷を放電させるためのリセット期間を設けた。
線順次駆動の条件は、それぞれフレーム周波数30Hz
(インターレース方式)、デューティー比1/100で
行った。上下のパネルの境界に接した部分における走査
のタイミングの差が各領域内部での走査タイミングの差
と一致するように、各フィールドの走査順番を上下のパ
ネルで逆となるように設定した。また、1走査線の割り
当て時間333.3μsのうち、プリチャージの時間幅
を20μs、最後の10μsをリセット時間とした。
ライプ状第一電極が2つに分割されているので、2つの
駆動源を用いた。ストライプ状第一電極を信号線、スト
ライプ状第二電極を走査線として、図1に示した表示装
置にて画像表示を行った。駆動回路13、14は定電流
源であり、信号入力の直前には浮遊容量の充電を高速に
行うためのプリチャージ期間を設け、信号入力の直後に
はその電荷を放電させるためのリセット期間を設けた。
線順次駆動の条件は、それぞれフレーム周波数30Hz
(インターレース方式)、デューティー比1/100で
行った。上下のパネルの境界に接した部分における走査
のタイミングの差が各領域内部での走査タイミングの差
と一致するように、各フィールドの走査順番を上下のパ
ネルで逆となるように設定した。また、1走査線の割り
当て時間333.3μsのうち、プリチャージの時間幅
を20μs、最後の10μsをリセット時間とした。
【0045】実際に画像表示をさせたところ、白色の輝
度は0.1mAの信号出力で70cd/m2であった。様
々の画像表示を行い、フリッカのない良好な表示特性が
得られることを確認した。
度は0.1mAの信号出力で70cd/m2であった。様
々の画像表示を行い、フリッカのない良好な表示特性が
得られることを確認した。
【0046】比較例1
上下各パネルの走査順番を等しくしたこと以外は実施例
1と同様に表示装置の駆動を行った。その結果、パネル
の境界部分には走査線のタイミングの差によるフリッカ
が発生した。
1と同様に表示装置の駆動を行った。その結果、パネル
の境界部分には走査線のタイミングの差によるフリッカ
が発生した。
【0047】比較例2
上下各パネルをフレーム周波数60Hzのノンインター
レース方式で走査したこと以外は実施例1と同様に表示
装置の駆動を行った。その結果、走査期間に対する信号
入力の立上がりやリセット期間の割合が増加し、輝度が
60cd/m2に低下した。
レース方式で走査したこと以外は実施例1と同様に表示
装置の駆動を行った。その結果、走査期間に対する信号
入力の立上がりやリセット期間の割合が増加し、輝度が
60cd/m2に低下した。
【0048】
【発明の効果】本発明の表示装置の駆動方式では、イン
ターレース走査による表示を行う際、複数に分割された
表示領域の境界部分に生じるフリッカを低減できるの
で、フレーム周波数を増加させることなく、より高精細
な画像表示を得ることが可能となった。
ターレース走査による表示を行う際、複数に分割された
表示領域の境界部分に生じるフリッカを低減できるの
で、フレーム周波数を増加させることなく、より高精細
な画像表示を得ることが可能となった。
【図1】本発明の実施形態を示す表示装置の一例。
【図2】有機電界発光素子の構造例を示す断面図。
【図3】単純マトリクス型表示装置の一例を示す等価回
路。
路。
【図4】インターレース走査を示す図。
【図5】インターレース走査を適用した例。
【図6】本発明における表示装置の走査方法を示す図。
【図7】本発明における表示装置の走査方法を示す図。
【図8】本発明における表示装置の走査方法を示す図。
【図9】有機電界発光装置の構造例を示す図。
11、12:発光表示部
13、14:信号線ドライブ回路
15、16:走査線ドライブ回路
21、41:ガラス基板
22、42:陽極(ストライプ状第一電極)
23、44:正孔輸送層
24、45:有機発光層
25、46:陰極(ストライプ状第二電極)
26、35:駆動源
31:信号線
32:走査線
33:信号線スイッチ
34:走査線スイッチ
36:逆バイアス電圧源
37:有機電界発光素子
43:絶縁層
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Fターム(参考) 3K007 AB02 AB17 BA06 DA01 DB03
EB00 GA02 GA04
5C080 AA06 AA07 AA10 AA18 BB05
DD06 FF12 JJ01 JJ02 JJ03
JJ06
Claims (3)
- 【請求項1】信号線と走査線との各交点に表示素子を配
置した走査領域を複数有する表示装置において、それぞ
れの領域を線順次駆動して表示を行う際に、各領域の境
界に並列して接する走査線間の走査タイミングの差を、
1ミリ秒以上にすることを特徴とする表示装置の駆動方
法。 - 【請求項2】前記複数の領域は、それぞれ1フィールド
毎に偶数番目の走査線と奇数番目の走査線を交互に選択
するインターレース走査を行うことを特徴とする請求項
1記載の表示装置の駆動方法。 - 【請求項3】表示素子が有機電界発光素子であることを
特徴とする請求項1記載の表示装置の駆動方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001224362A JP2003036047A (ja) | 2001-07-25 | 2001-07-25 | 表示装置の駆動方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001224362A JP2003036047A (ja) | 2001-07-25 | 2001-07-25 | 表示装置の駆動方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003036047A true JP2003036047A (ja) | 2003-02-07 |
Family
ID=19057536
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001224362A Pending JP2003036047A (ja) | 2001-07-25 | 2001-07-25 | 表示装置の駆動方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003036047A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008015305A (ja) * | 2006-07-07 | 2008-01-24 | Seiko Epson Corp | 動画像表示装置および動画像表示方法 |
JP2013105109A (ja) * | 2011-11-15 | 2013-05-30 | Nichia Chem Ind Ltd | 表示装置の点灯制御方法及び表示ユニット |
JP2016141327A (ja) * | 2015-02-04 | 2016-08-08 | 株式会社デンソー | 電子ミラーシステム |
WO2025048550A1 (ko) * | 2023-08-31 | 2025-03-06 | 주식회사 엘엑스세미콘 | 디스플레이 구동 장치 및 그 구동 방법 |
-
2001
- 2001-07-25 JP JP2001224362A patent/JP2003036047A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008015305A (ja) * | 2006-07-07 | 2008-01-24 | Seiko Epson Corp | 動画像表示装置および動画像表示方法 |
JP2013105109A (ja) * | 2011-11-15 | 2013-05-30 | Nichia Chem Ind Ltd | 表示装置の点灯制御方法及び表示ユニット |
JP2016141327A (ja) * | 2015-02-04 | 2016-08-08 | 株式会社デンソー | 電子ミラーシステム |
WO2025048550A1 (ko) * | 2023-08-31 | 2025-03-06 | 주식회사 엘엑스세미콘 | 디스플레이 구동 장치 및 그 구동 방법 |
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