JP2003019190A - ペット排泄物用消臭剤 - Google Patents
ペット排泄物用消臭剤Info
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Abstract
物臭の全ての臭気成分にわたって満遍なく低減でき、匂
いが少なく、かつ取り扱いが簡便な液体のペット用消臭
剤を得る。 【解決手段】 シトラールをフタル酸ジエチルで希釈し
た濃度1重量%、2.5重量%、6.3重量%、16重
量%、40重量%および100重量%の希釈液の匂いの
強度を標準としてそれぞれ0、1、2、3、4、5の整
数で示してなる匂いの感覚強度が1以下であり、かつ溶
解度パラメータ値が16〜24である化合物を含んでな
るペット用消臭剤。
Description
し、さらに詳しくは、ペット排泄シートおよび小屋廻り
に使用できるペット排泄物用消臭剤に関する。
ペット類の排泄物より発生する悪臭は人々の生活環境に
不快感を与え、特に近年室内飼育の割合が高まり、その
問題もクローズアップされている。ペット排泄物用の消
臭剤は、砂、ゼオライト、ベントナイトなどの無機鉱物
系や、紙、パルプ、木粉の有機繊維系、吸水ポリマー等
合成ポリマー系を利用したものが主流を占めているが、
これらは尿などの吸収に主眼がおかれたものであり、消
臭という観点からは一般的な消臭剤を流用したものが多
かった。特に尿の菌による分解産物であるアンモニアの
消臭能に優れた消臭剤を選択し開発されたものが主流で
あった。しかしながら、実際のペット尿臭について本発
明者らが分析および官能評価した結果、確かにアンモニ
アは発生しているもののその閾値は高く(認知閾値1.
5ppm)、それ以外にも少量ではあるが閾値の非常に
低い臭気成分(例えばジメチルスルフィド3.0pp
b、メチルメルカプタン0.07ppb、イソ吉草酸
0.078ppb、クレゾール0.054ppb、その
他チオール類など)が多数存在する事がわかり、これら
がペット排泄物臭を従来のペット排泄物用の消臭剤で完
全に消す事ができない原因であると考えられた(閾値デ
ータは永田ら日本環境衛生センター所報No.17(1
990)参照)。
崎通昭ら、臭気対策協議会編 p84−93、1998
参照)に記載される消臭方法として、化学消臭、物理消
臭、感覚消臭による消臭方法が挙げられるが、排泄物な
どの複合臭に対して、例えば中和作用を用いた化学消臭
法を用いると以下の問題点が生じる。例えば、アンモニ
アに対する有効な中和消臭剤を選択すると、アンモニア
や液性を同じくする悪臭に対しては有効であるが、その
他の液性を異にする化合物(例えば、スルフィド類や低
級脂肪酸類)は残り、部屋の雰囲気臭として依然残留
し、むしろ、逆に匂いを強めてしまう結果も招きかねな
い。中和消臭のうちでも、ツバキ科植物抽出物を用いた
方法(特公昭61−008694号公報等参照)は有効
成分がカテキン類の多種のポリフェノールが主体である
ため複合臭に対しても比較的有効であるといわれてい
る。しかし、これもやはりアンモニア類に対しては有効
であるが、尿臭の重要な匂い成分の一つである硫黄系臭
気(スルフィド類、メルカプタン類)には効果が不充分
であった。その他、複合臭に対して有効な化学消臭法と
しては、金属フタロシアニンの触媒作用を用いる方法
(例えば、特開昭63−7000号公報中のペット用シ
ート)も提案されているが、最大の問題としては着色の
ため散布できないという点が挙げられる。
322786号公報参照)やコーヒー豆残さ(特開平5
−260873号公報参照)等の細孔に吸着させる方法
が挙げられる。この方法は、悪臭成分に対する選択性が
少ないという点では混合臭に対して有効と考えられる
が、最大の欠点として、吸着サイトに例えば動物排泄物
等の不溶分が被覆されてしまうと、吸着能力が極度に低
下してしまう事が挙げられる。そのため、頻繁な交換が
必要であり、シートや、小屋廻り、毛布などに簡単に表
層面にスプレーできる液体系と比べると、簡便さの点か
ら問題があった。
か提案されているが(例えば特開平5−236837号
公報参照)、用いる香りの強さや質の点で、実際上は非
常に調節しにくい面があった。特に、室内飼育において
は、外出時間が長いと香りもこもりやすく、適度な香り
強度の調節がかなり難しく、香りがむしろ不快な匂いに
なってしまうこともあった。
気成分の複合臭からなるペット排泄物臭に対し、匂いが
少ない液体の化合物でありながら、前記臭気成分の全て
にわたって満遍なく低減できるような消臭剤が待ち望ま
れていた。
発明者らは、匂いが少なく工業的に広く用いられる各種
化合物において、それぞれの消臭効果すなわちペット排
泄物臭(特に尿臭)の揮発抑制効果を調べたところ、特
定の化合物群に消臭効果が高いことを見出し、諸条件を
確立して本発明を完成させた。すなわち本発明は、ペッ
ト排泄物用の消臭剤であって、シトラールをフタル酸ジ
エチルで希釈した濃度1重量%、2.5重量%、6.3
重量%、16重量%、40重量%および100重量%の
希釈液の匂いの強度を標準としてそれぞれ0、1、2、
3、4、5の整数で示してなる匂いの感覚強度が1以下
であり、かつ溶解度パラメータ値が16〜24である化
合物を含んでなる消臭剤を要旨とする。本発明のペット
排泄物用消臭剤は、特にペットの尿臭用の消臭剤に適す
る。
強度について説明する。匂いの感覚強度とは、Physical
Foundations in Perfumery (American Perfumer and C
osmetics, 1970年12月発行)中、第5章、 Absolute int
ensity of odor, olfactory equilibrium(第43〜47頁)
に記載の方法により求められる匂いの感覚強度である。
匂いの感覚強度(以下、感覚強度という。)は、Weber-
Fechner則に従うので、匂い物質(ここではシトラー
ル)の濃度をCとすると、6段階の尺度すなわち0、
1、2、3、4、5を取った場合の感覚強度Iは下式で
示される。I=(100)1/5logC≒2.5logCすな
わち、まず標準用に感覚強度0、1、2、3、4、5の
サンプルを得るため、シトラールを無臭溶剤であるフタ
ル酸ジエチルで希釈して、シトラールの2.50(≒
1)重量%、2.51(=2.5)重量%、2.5
2(≒6.3)重量%、2.53(≒16)重量%、
2.54(≒40)重量%および2.55(≒100)
重量%の各希釈液(以下、シトラール標準希釈液とい
う。)を調製する。
ール標準希釈液のどれと感覚的に同じレベルかを見極め
る。例えば物質Aの匂いの強度が前記シトラール1重量
%希釈液の匂いの強度と同じであった場合、物質Aの感
覚強度は「0」であり、物質Bの匂いの強度が前記シト
ラール2.5重量%希釈液の匂いの強度と同じであった
場合、物質Bの感覚強度は「1」である。本発明におけ
る化合物の感覚強度は、1以下であれば、使用時に化合
物自身の匂いが気にならないため、閉め切った室内でも
安心して多量に使用できる。このようにして選んだ感覚
強度1の化合物の例としてRosacetol (ローズクリスタ
ル)、感覚強度2の化合物の例として酢酸ベンジル、フ
ェニルエチルアルコール等が挙げられている(Physical
Foundations in Perfumery (American Perfumer and C
osmetics 1970年12月発行)中、第5章、Absolute int
ensity of odor, olfactory equilibrium(第43〜47
頁)参照)。
る。液体の1モルあたりの蒸発エネルギーをΔEV[単
位:kJmol−1]とし、そのモル体積をVm[単位:cm
3mol −1]とすると、溶解度パラメータ(solubility pa
rameter)値δ[単位:J1/ 2cm−3/2]は下式
(1) (1): δ=(ΔEV/Vm)1/2 で定義される。δの値は液体での分子間相互作用の大き
さを示す物理化学定数として使用されている。実測のΔ
EV値より求めた常温でのδ値が、多くの化合物につい
て報告されている(例えばHoy, K. L., The Hoy Tables
of Solubility Parameters, Union Carbide Corporati
on, Solvents and Coatings Materials Division, Sout
h Charlston, WV, 1985)。しかしながら、実測ΔEV
値の知られていない化合物では、これを予測することが
必要である。実測の沸点Tb[単位:K]値からのΔEV
値の予測式は、J. H. Hildebrand (J. Am. Chem. Soc.,
37, 970, 1915; 40, 45, 1918) により報告されてい
る。ところが、この文献記載の式では高沸点化合物で徐
々に実測値からのずれが大きくなることが判って来た。
この欠点を改良した結果として、下式(2)に示す新た
な予測式を確立した。 (2): ΔEV=2.54×10−4Tb 2 この式(2)により求めたΔEV値と、実測のモル体積
値からδ値を計算するのが最も便利であり、個々の実測
ΔEV値には実験誤差が含まれることが多いので、以後
は溶解度パラメータδ値(以下、SP値という。)とし
てこの予測値を用いる。
については、次に示す式(3)により測定圧力p[mmHg]
での沸点T[K]からTbを換算することができる。 (3): Tb={Tα+(760α−pα)/A}1/α A=14.1、α=0.105 さらに、昇華性あるいは熱分解性の化合物など沸点が本
質的に観測されないものでは、Hoyによる原子団寄与法
(Allan F. M. Barton, CRC Handbook of Solubility Pa
rameters and Other Cohesion Parameters 2nd ed., CR
C Press (1991),p.165-167) で推算することができる。
合物は、SP値が16〜24の範囲内にあれば、ペット
排泄物臭、特に尿臭の様な複合悪臭に対して明らかな悪
臭全体の揮発抑制効果が認められる。これは、悪臭の臭
気成分一つ一つは各異なったSP値を有するが、多成分
系の複合悪臭全体のSP値に相当する化合物を、悪臭を
感じる空間や発生源に対して接触させる事によって、複
合悪臭の成分を溶解もしくは吸収し揮発抑制すると考え
られる。更に好ましいSP値の範囲は19〜24であ
る。
化合物のうち、好ましい化合物の構造としては、脂肪族
アルコール類、芳香族アルコール類、ポリオールモノエ
ーテル類、ポリアルキレングリコールモノアルキルエー
テル類、脂肪族エステル類、オキシ酸エステル類、芳香
族エステル類が挙げられる。これら化合物は単独でまた
は複数を組み合わせて使用できる。前記感覚強度および
SP値の条件を満たす前記化合物において、炭素数は4
〜35の範囲である化合物が好ましい。化合物の炭素数
は3以下であると揮発性が高過ぎて揮発抑制効果の持続
性を示さなかったり、皮膚刺激性の問題が生じたりす
る。一方、炭素数が36以上の化合物は常温で固化する
ものが多くなり、洗濯の際に落ちにくくなったり、べと
つき等感触面が低下したりする問題が生じる。
の条件を満たす化合物の具体例を以下に挙げる。なお、
SP値のうち*印の値はHoyの原子団寄与法による理
論上の沸点からの算出値である。脂肪族アルコール類で
は、2−オクチルドデカノール(SP19.2*)、イ
ソステアリルアルコール(SP19.3*)、2−エチ
ルヘキサノール(SP20.8)、3−メチル−1,3
−ブタンジオール(イソプレングリコール、クラレ社
製)(SP23.3)、2−メチル−2,4−ペンタン
ジオール(ヘキシレングリコール、三井石油化学社製)
(SP23.1)等が挙げられる。芳香族アルコールで
は、ベンジルアルコール(SP23.7)等が挙げられ
る。ポリオールモノエーテル類では、3−メチル−3−
メトキシブタノール(ソルフィット、クラレ社製)(S
P20.0)、ジプロピレングリコール(SP22.
2)、2−ベンジルオキシエタノール(SP22.
7)、2−フェノキシエタノール(SP23.4)等が
挙げられる。ポリアルキレングリコールモノアルキルエ
ーテル類では、ジエチレングリコールモノエチルエーテ
ル(エチルジグリコール)(SP20.6)、ジエチレ
ングリコールモノブチルエーテル(ブチルジグリコー
ル)(SP19.4)、トリエチレングリコールモノメ
チルエーテル(SP20.4)、トリエチレングリコー
ルモノエチルエーテル(SP20.2)、トリエチレン
グリコールモノフェニルエーテル(PHG−30、花王
社製)(SP22.5)、トリプロピレングリコールモ
ノメチルエーテル(SP16.7)等が挙げられる。脂
肪族エステル類では、ミリスチル酸イソプロピル(SP
16.3)、セバシン酸ジブチル(SP17.0)、ミ
リスチル酸イソトリデシル(SP18.1*)、ミリス
チン酸イソステアリン酸ジグリセリド(エキセパールD
G−MI、花王社製)(SP19.0*)、トリアセチ
ン(SP19.6)等が挙げられる。オキシ酸エステル
類では、クエン酸トリエチル(SP17.8)等が挙げ
られる。芳香族エステル類では、フタル酸ジエチル(S
P20.3)、フタル酸ジブチル(SP19.4)、フ
タル酸ジ−2−エチルヘキシル(SP16.8)、サリ
チル酸ヘキシル(SP19.4)、サリチル酸cis−3
−ヘキセニル(SP19.0)、安息香酸ベンジル(S
P21.8)等が挙げられる。
ル−1,3−ブタンジオール(SP23.3)、ベンジ
ルアルコール(SP23.7)、3−メチル−3−メト
キシブタノール(SP20.0)、ジプロピレングリコ
ール(SP22.2)、2−フェノキシエタノール(S
P23.4)、ジエチレングリコールモノエチルエーテ
ル(SP20.6)、ジエチレングリコールモノブチル
エーテル(SP19.4)、トリプロピレングリコール
モノメチルエーテル(SP16.7)、安息香酸ベンジ
ル(SP21.8)である。
化合物に加えてさらに抗菌剤、殺虫剤、虫忌避剤、pH
調整剤、色素、粘度調整剤等を添加してもよく、通常の
方法により製造される。使用感や感覚的消臭効果を高め
るために、調合香料を適宜配合しても良い。また、前記
化合物は、揮発しやすい溶媒例えば水、エタノール、低
分子炭化水素類、液体LPGガス、ジメチルエーテル等
にて希釈して使用しても良い。溶媒が揮発後は所望した
効果が発揮される。これらの前記化合物や抗菌剤や溶媒
等の前記添加物質を水に分散可溶化させる場合には、可
溶化剤としてカチオン性、アニオン性、ノニオン性、両
性等の界面活性剤、p−トルエンスルホン酸塩、m−キ
シレンスルホン酸塩等の芳香族スルホン酸塩類等を使用
することができる。これらのうち特に両性界面活性剤、
カチオン性界面活性剤が好ましい。可溶化剤は1種以上
を使用することができ、ペット排泄物用消臭剤の全組成
中に0.01〜10重量%、特に0.1〜2重量%を配
合するのが、可溶化能の面から好ましい。
上記添加物質と共に、ペット排泄物用消臭剤(トリガー
式、エアゾール式、機械噴霧式、カプセル型)として使
用される。また、本発明のペット排泄物用消臭剤は、ス
プレー形式とした場合は、ペット排泄物用消臭剤に対す
る前記化合物の配合量は特に限定されるものではない
が、概ねペット排泄物用消臭剤(配合物)中の前記化合
物が0.001〜10重量%の範囲であるのが好まし
く、より好ましくは0.1〜5重量%の範囲である。ペ
ット用サンドやチップに含浸しておく場合には、概ね担
体(吸収体)に対して前記化合物が0.1〜50重量%
の範囲であり、好ましくは1〜20重量%の範囲であ
る。
マットや小屋の廻りを消臭するには、ペット用マットや
ペット用サンドやシーツ、小屋の廻りへ消臭剤を噴霧や
塗布する方法、また空間に噴霧する方法、あらかじめペ
ット用サンドに含浸、練り込みさせておく方法が挙げら
れる。このうち、特に効率の良い方法としてペット用マ
ットやシーツに噴霧する方法やあらかじめペット用サン
ドに含浸しておく方法が挙げられる。
発明はこれらの実施例によって制限されるものではな
い。 (実施例1、比較例1:ペット排泄物臭に対する揮発抑
制効果試験)ペット排泄物臭として犬尿(ビーグル犬)
臭および猫尿(ニホンイエネコ3匹混合)臭を取り上
げ、それぞれに対する揮発抑制効果を以下のように調べ
た。犬尿および猫尿はそれぞれ凍結保存しておいたもの
を直前に解凍して用いた。予備実験として上記2種の尿
をそれぞれ125mL規格瓶中の水10gに混合し、下
記六段階臭気強度表示法によって臭気の強さが約5にな
るように濃度を検討したところ、犬尿は5%、猫尿は1
0%であった。
ミリスチン酸イソプロピル 10g中に、犬尿は5%、
猫尿は10%になるようにそれぞれ配合してサンプルと
した。同様にして、ミリスチン酸イソプロピルの代わり
に、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル以下
表1記載の化合物についてもそれぞれサンプルを作製し
た。これらのサンプルを室温(約25℃)で3時間放置
後、評価直前に再度充分に混合し、規格瓶内の悪臭の強
さを官能評価した。評価は3人で行い、臭気強さは下記
六段階臭気強度表示法にて評価した。なお、いずれの評
価においても臭気強さが3人の平均で3.0以下に抑え
られたものを揮発抑制効果ありとした。 <匂いの強さ(六段階臭気強度表示法に準じる)> 0:無臭 1:ほとんど匂いなし 2:匂いはあるが、動物的な不快臭少ない 3:動物的な不快臭が感知できる 4:強い動物的な不快臭がある 5:非常に強い動物的な不快臭がある ただし、表1中比較例で使用したDC246は、ドデカ
メチルシクロヘキサシロキサンの東レダウコーニング社
製品名である。
剤)表2に記載の化合物を1種ずつ用いて下記の処方の
ペット排泄物用消臭剤を調製した。成分 配合量(重量%) 表2記載の化合物 1.0 ラウリルグルコシド 1.0 エタノール 15.0 水 83.0 計 100.0
ャーレを用意し、その中に15cmの円形に切り抜いた
市販の新聞紙を5枚敷いた。その上に、犬尿または猫尿
1mLを添加し約10分浸透させた後、125mL容量
スプレーボトルに入れた前記調製の消臭剤を均一に約
1.2g(8回分)スプレーした。スプレー後は、シャ
ーレの蓋をかぶせ室温(15〜25℃)で放置した。ス
プレー後1時間後にふたを外し20cm離れた位置でパ
ネル3名による官能評価を行った。スプレー直前の匂い
との比較で下記の基準で示した。その評価結果を表2に
併記する。 ○:動物的な不快臭を感じない。 ×:動物的な不快臭を感じる。
ド)表3記載の化合物(実施例3は実施例2で用いた化
合物と同じ。)を1種ずつ用いて下記の処方にて含浸タ
イプの消臭ペットサンドを調製した。成分 配合量(重量%) 表3記載の化合物 5.0 再生木材チップ(花王社製品) 95.0 計 100.0 この消臭サンド10g(比較例3はチップに化合物を含
浸しない場合を含む。)に対し犬尿または猫尿2mLを
添加し、室温(15〜25℃)にて1時間放置後、実施
例2と同様に臭気発生の抑制効果を評価した結果を表3
に記す。 ○:動物的な不快臭を感じない。 ×:動物的な不快臭を感じる。
臭からなるペット排泄物臭に対し、匂いが少なく、かつ
取り扱いが簡便な液体でありながら、該臭気成分の全て
にわたって満遍なく低減できるペット用消臭剤が得られ
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 シトラールをフタル酸ジエチルで希釈し
た濃度1重量%、2.5重量%、6.3重量%、16重
量%、40重量%および100重量%の希釈液の匂いの
強度を標準としてそれぞれ0、1、2、3、4、5の整
数で示してなる匂いの感覚強度が1以下であり、かつ溶
解度パラメータ値が16〜24である化合物を含んでな
るペット排泄物用消臭剤。 - 【請求項2】 前記化合物が、脂肪族アルコール類、芳
香族アルコール類、ポリオールモノエーテル類、ポリア
ルキレングリコールモノアルキルエーテル類、脂肪族エ
ステル類、オキシ酸エステル類、芳香族エステル類より
選ばれる一つ以上である請求項1記載のペット排泄物用
消臭剤。 - 【請求項3】 ペットの尿臭用の消臭剤である請求項1
または2記載のペット排泄物用消臭剤。
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