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JP4353659B2 - 足臭用消臭剤 - Google Patents

足臭用消臭剤 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、悪臭の消臭剤に係り、特にイソ吉草酸が主成分である足臭用の消臭剤に関する。
【0002】
【従来の技術】
足の不快な臭気(以下、足臭という。)は、皮脂、蛋白質(角質)、汗等の分泌される有機質成分が、靴の中で繁殖する細菌類によって分解されて発生するもので、継続的に揮発して臭気を発し、靴下や靴にも付着する。足臭の主成分はイソ吉草酸が挙げられる。
【0003】
一般的に、消臭方法としては、▲1▼中和や酸化等による化学消臭、▲2▼吸着や吸収作用を用いる物理消臭、▲3▼香料等でマスキングする感覚消臭による消臭方法が挙げられる(嗅覚とにおい物質、川崎通昭ら、臭気対策協議会編 p84、1998)。化学消臭のうち、中和作用を利用した方法では、単一の悪臭の場合には適切な液性(酸性、塩基性)を選択すれば悪臭を中和消臭できるが、混合臭には適さない場合が多い。また、化学消臭のうち酸化作用を利用する方法として、金属フタロシアニンの触媒作用を用いる方法(特開昭63−7000号公報参照)が提案されているが、これは着色や溶液化等の取り扱い性に問題がある。
足臭の消臭に関しては、取り扱いが簡単で安全性も高い物理消臭や感覚消臭が用いられてきた。物理消臭(主に活性炭を用いる方法)は、悪臭成分に対する選択性が少ないという点で混合臭に対して比較的有効である。また、余分な香りがないため使用感はよい。しかし、即効性に乏しく、吸着が飽和してしまうと交換が必要になるという問題があった。また、固体であるため溶液化はできず、例えば特開平6−319932号公報に提案されているように脱臭装置とするか、または特開平8−173513号公報記載のようにマットとして成形する必要があった。そのためコストが高価になり、また長期間使用している間に活性炭の吸着部位に皮脂、垢、埃などが付着してしまい、吸着能力が極度に低下してしまう問題があった。
【0004】
感覚消臭も古くから実施されており、最近、悪臭に対してマスキングやハーモナージュ効果を高めた香料が提案されている(例えば特開平11−286428号公報参照)。感覚消臭は、臭気に感覚強度の強い別の香りを加えて、臭気を被覆したり相殺したりするため、ある程度は臭気を消臭するが、同時に、用いる香りの種類によっては、香料の香りが強くなり不快に感じられることがあった。また、即効性はあるが、時間が経つと消臭能力が落ちてくる問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このように、即効性かつ持続性がある足臭用消臭剤、さらには、強すぎずに心地よい香りがする足臭用消臭剤が待ち望まれていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】
かかる実情において、本発明者らは、匂いが少なく、工業的に広く用いられる各種化合物において、それぞれの消臭効果すなわち悪臭揮発抑制効果を調べ、足臭に対して消臭効果が高い特定の化合物を見出し、さらに特定の香料成分と併用すると消臭効果がより向上することを見出し、諸条件を確立して本発明を完成させた。
すなわち本発明は、足臭用の消臭剤であって、溶解度パラメータ値が18〜30であり、シトラールをフタル酸ジエチルで希釈した濃度1重量%、2.5重量%、6.3重量%、16重量%、40重量%および100重量%の希釈液の匂いの強度を標準としてそれぞれ0、1、2、3、4、5の整数で示してなる匂いの感覚強度が1以下である化合物を含む消臭剤を要旨とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
まず、本発明における匂いの感覚強度について説明する。匂いの感覚強度とは、Physical Foundations in Perfumery (American Perfumer and Cosmetics, 1970年12月発行)中、第5章、Absolute intensity of odor, olfactory equilibrium(第43〜47頁)に記載の方法により求められる匂いの感覚強度である。
匂いの感覚強度(以下、感覚強度という。)は、Weber-Fechner則に従うので、匂い物質(ここではシトラール)の濃度をCとすると、6段階の尺度すなわち0、1、2、3、4、5を取った場合の感覚強度Iは以下の式で示される。
I=(100)1/5logC≒2.5logC
すなわち、まず標準用に感覚強度0、1、2、3、4、5のサンプルを得るため、シトラールを無臭溶剤であるフタル酸ジエチルで希釈して、シトラールの2.5(≒1)重量%、2.5(=2.5)重量%、2.5(≒6.3)重量%、2.5(≒16)重量%、2.5(≒40)重量%および2.5(≒100)重量%の各希釈液(以下、シトラール標準希釈液という。)を調製する。
次に、ある物質の匂い強度が、前記シトラール標準希釈液のどれと感覚的に同じレベルかを見極める。例えば物質Aの匂いの強度が前記シトラール1重量%希釈液の匂いの強度と同じであった場合、物質Aの感覚強度は「0」であり、物質Bの匂いの強度が前記シトラール2.5重量%希釈液の匂いの強度と同じであった場合、物質Bの感覚強度は「1」である。
本発明における化合物の感覚強度は、1以下であれば、使用時に化合物自身の匂いが気にならないため、閉め切った室内や、人の多い環境でも安心して使用できる。
Physical Foundations in Perfumery (American Perfumer and Cosmetics 1970年12月発行)中、第5章、Absolute intensity of odor, olfactory equilibrium(第43〜47頁)によると、感覚強度1の化合物の例としてRosacetol (ローズクリスタル)、感覚強度2の化合物の例として酢酸ベンジル、フェニルエチルアルコール等が挙げられている。
【0008】
次に、溶解度パラメータ値について説明する。液体の1モルあたりの蒸発エネルギーをΔE[単位:kJmol-1]とし、そのモル体積をV[単位:cmmol-1]とすると、溶解度パラメータ(solubility parameter)値δ[単位:J1/2cm- 3/2]は、下式(1)
(1):δ=(ΔE/V1/2
で定義される。δの値は液体での分子間相互作用の大きさを示す物理化学定数として使用されている。実測のΔE値より求めた常温でのδ値が、多くの化合物について報告されている(例えばHoy, K. L., The Hoy Tables of Solubility Parameters, Union Carbide Corporation, Solvents and Coatings Materials Division, South Charlston, WV, 1985)。しかしながら、実測ΔE値の知られていない化合物では、これを予測することが必要である。実測の沸点T[単位:K]値からのΔE値の予測式は、J. H. Hildebrand (J. Am. Chem. Soc., 37, 970, 1915; 40, 45, 1918)により報告されている。ところが、この文献記載の式では高沸点化合物で徐々に実測値からのずれが大きくなることが判って来た。この欠点を改良した結果として、下式(2)に示す新たな予測式を確立した。
(2):ΔE=2.54×10−4
この式(2)により求めたΔE値と、実測のモル体積値からδ値を計算するのが最も便利であり、個々の実測ΔE値には実験誤差が含まれることが多いので、以後は溶解度パラメータδ値(以下、SP値という。)としてこの予測値を用いる。
また、標準沸点が測定されていない化合物については、次に示す式(3)により測定圧力p[mmHg]での沸点T[K]からTを換算することができる。
(3):Tb={Tα+(760α−pα)/A}1/ α
A=14.1、α=0.105
さらに、昇華性あるいは熱分解性の化合物など沸点が本質的に観測されないものでは、Hoyによる原子団寄与法(Allan F. M. Barton, CRC Handbook of Solubility Parameters and Other Cohesion Parameters 2nd ed., CRC Press (1991),p.165-167)で推算できる。
【0009】
本発明の消臭剤により消臭する足臭の主成分はイソ吉草酸であり、このSP値は22.1である。
本発明における化合物は、SP値が18〜30の範囲内であれば、足の悪臭成分に対して明らかな揮散抑制効果(消臭効果)が認められる。これは、悪臭成分のSP値に近いSP値を有する化合物を、該悪臭発生源や悪臭を感じる空間等に接触させると、該悪臭成分は該化合物に溶質として溶解し、吸収されることによる。これにより、悪臭成分単独のときよりも揮散が抑制されて悪臭を軽減できる。
【0010】
かかる感覚強度とSP値との条件を満たす化合物のうち、好ましい化合物の構造としては、(ポリ)アルキレングリコールが挙げられる。他には、芳香族アルコール類、脂肪族アルコール類、ポリオールモノエーテル類、(ポリ)アルキレングリコールモノエーテル類、脂肪族エステル類、オキシ酸エステル類、芳香族エステル類等が挙げられる。これらは単独でまたは複数を組み合わせて使用できる。
前記(ポリ)アルキレングリコールとして、プロピレングリコール(感覚強度0、SP27.6)、ジプロピレングリコール(感覚強度0、SP22.2)、トリエチレングリコール(感覚強度0、SP24.5)、トリプロピレングリコール(感覚強度0、SP20.0)、ジエチレングリコール(感覚強度0、SP26.8)等が挙げられる。
なお、イソ吉草酸以外の足臭の成分としては酢酸(SP値26.5)、カプリン酸(SP値19.9)、カプロン酸(SP値20.2)、カプリル酸(SP値20.6)等が挙げられるが、上記のような感覚強度とSP値との条件を満たす化合物により、実用上充分な足臭の消臭が認められる。
【0011】
上記感覚強度およびSP値の条件を満たすこれら化合物の中で特に好ましいのは、プロピレングリコール、ジプロピレングリコールであり、これらの少なくとも1つ以上が使用される。
【0012】
本発明における上記感覚強度およびSP値の条件を満たす前記化合物は、概ね足臭用消臭剤中に、0.1〜15重量%含まれるのが好ましく、さらに好ましくは1〜10重量%である。多すぎると、例えばべたつき等が生じて使用感が損なわれてしまうおそれがあり、少なすぎると足臭の消臭が不充分である。
【0013】
本発明の足臭用消臭剤には、使用感や消臭効果を高めるために、香料成分を含んでもよい。香料成分は、足臭用消臭剤中0.01〜1.0重量%含まれるのが好ましく、1.0重量%を超えると、感じる香料の香りの強さ(以下、香り立ちという。)が強すぎるおそれがある。香料成分は、好ましくは、0.05〜0.5重量%である。
【0014】
前記香料成分は、セージ油、バジル油、ハッカ油、ペパーミント油、スペアミント油、クローブ油、オリバナム油、ローズマリー油、タイム油、ラベンダー油、ラバンディン油、メントール、カルボン、オイゲノール、ユーカリプトール、チモール、リナロール、酢酸リナリル、サリチル酸メチル、カンファーからなる香料成分の群より一つ以上を含む。
これらの香料成分によれば、香りが足臭を強めずに相殺できるため、香料成分が少量でも消臭効果を高めることができる。
【0015】
本発明の足臭用消臭剤には、前記感覚強度およびSP値の条件を満たす化合物、香料成分に加えて、殺菌剤、抗菌剤、制汗剤、キレート剤、pH調整剤、色素、粘度調整剤、保湿剤等の添加物質を添加してもよく、これらの材料から通常の方法により製造される。
また、これら材料を揮発しやすい溶媒例えば水、エタノール、低分子炭化水素類、液体LPGガス、ジメチルエーテル等にて希釈して使用しても良い。溶媒が揮発後に所望した消臭効果が発揮される。
材料を水に分散可溶化させる場合には、可溶化剤としてカチオン性、アニオン性、ノニオン性、両性等の界面活性剤、p−トルエンスルホン酸塩、m−キシレンスルホン酸塩等の芳香族スルホン酸塩類等を使用することができる。特に両性界面活性剤、カチオン性界面活性剤が好ましい。
【0016】
本発明における感覚強度およびSP値の条件を満たす前記化合物は、単独でまたは必要に応じて上記の香料成分や添加物質と共に、足臭用消臭剤(直接塗布式、清拭式、トリガー式、エアゾール式、機械噴霧式、カプセル式等)として使用される他、単独でまたは他の成分と組み合わせてローション、ボディシャンプー、石鹸、芳香剤、衣類用洗剤、衣類用仕上げ剤、柔軟剤等の香粧品・洗剤類に配合することができる。この場合の上記感覚強度およびSP値の条件を満たす前記化合物の、配合量は特に限定されるものではないが、例えばプロピレングリコール、ジプロピレングリコールであれば、概ね配合物(足臭用消臭剤)中の前記化合物が0.1〜15重量%の範囲であるのが一般的であり、特に1〜10重量%が好ましい。
【0017】
本発明の消臭剤で足臭を消臭するには、素足や靴下着用の足に直接、または靴(ブーツ、スポーツ用シューズ、地下足袋、スリッパ、サンダル等を含む)の中へ、消臭剤を噴霧、散布または塗付する、靴下や足拭きマットの洗濯の際に消臭剤を含む柔軟剤や洗剤に浸漬する、等の手段によるのが効率的であり、特に効率の良いのは噴霧、塗付である。
また、本発明の消臭剤は、繊維、布、不織布原体等に含浸、練り込みまたはマイクロカプセル化して添加することにより、靴用清拭シート、足拭きシート、足拭きマット等に加工して用いることもできる。この場合も配合量は特に限定されるものではなく、概ね足臭用消臭剤中の前記化合物が0.1〜15重量%の範囲であるのが一般的である。
【0018】
【実施例】
以下、本発明を実施例により説明するが、本発明はこれらの実施例によって制限されるものではない。以下、%は重量%を示す。
(実施例1:イソ吉草酸に対するポリアルキレングリコールの消臭試験)
足臭の主要な臭い成分としてイソ吉草酸を取り上げ、各種化合物による揮発抑制効果(消臭効果)を調べた。
足臭の臭気強さと同等レベルの強さとして、イソ吉草酸の0.005%水溶液を、0.25mL浸した布(9cm)を用意した。表1に示す溶剤0.25mLを前記布1枚に1種類ずつ布全体を被覆するように塗布し、比較のために、1枚には溶剤を塗布しなかった(以下、コントロールという。)。塗布直後の布からの臭いの強さを、下記六段階臭気強度表示法によって5人で官能評価した。
評価結果と各溶剤のSP値を表1に併記する。
<臭いの強さ(六段階臭気強度表示法)>
0:無臭
1:やっと感知できる臭い(検知閾値濃度)
2:何の匂いかわかる弱い臭い(認知閾値濃度)
3:容易に感知できる臭い
4:強い臭い
5:強烈な臭い
なお、一般に、上記の臭いの強さが0から2の評価であれば、実用レベルの消臭剤として使用することができる。
【0019】
【表1】
Figure 0004353659
【0020】
(参考例:イソ吉草酸に対する香料成分の消臭試験)
表1の溶剤0.25mLの代わりに、表2に示す香料成分を0.5g使用した以外は実施例1と同様に行った。評価結果を表2に併記する。
【表2】
Figure 0004353659
【0021】
(実施例2:プロピレングリコールと香料成分を併用した消臭試験)
<消臭剤サンプル1〜8> 香料成分として、オレンジ油:10.0%、ライム油:5.0%、レモン油:15.0%、ユーカリプトール:20.0%、ハッカ油:10.0%、メントール:5.0%、クローブ油:5.0%、リナロール:10.0%、シトロネロール:5.0%、ゲラニオール:5.0%、ヘキシルシンナミックアルデヒド:10.0%からなる香料成分を0.30%、SP値18〜30で匂いの感覚強度1以下である化合物としてプロピレングリコール(PG)をそれぞれ1、3、5、10、15、20%、残部エタノールからなる消臭剤サンプル1〜6を調製した。
別に、エタノール100%、エタノール90%+プロピレングリコール10%の消臭剤サンプル7、8を調製した。
なお、上記消臭剤サンプル1〜6中、ユーカリプトール、ハッカ油、メントール、クローブ油およびリナロールの香料成分は、合計で0.15%である。
調整した前記各消臭剤サンプル1〜8と噴射剤(LPG)とを重量比1:9で噴射容器に注入した。表1の溶剤0.25mLを塗布する代わりに、0.5gの消臭剤サンプル1〜8を噴射容器から噴射した以外は実施例1と同様に行った。噴射直後の評価結果を表3に示す。
【0022】
【表3】
Figure 0004353659
表3に示すように、消臭剤サンプル1〜6は、非常に高い消臭効果があることがわかった。
【0023】
(実施例3:着用靴下に対する消臭試験)
8時間着用して、イソ吉草酸臭とアミン臭とナッツ様臭とが発生(官能測定による。)している靴下を履いている人に対して次のように消臭効果を確認した。実施例3で調製した消臭剤サンプル1〜6を、上記靴下に噴射容器から0.5g噴射した。噴射直後の靴下の臭いの強さと使用感の評価を、コントロールと共に表4に示す。使用感は、良好なものを○、ややべたつきを生じたものを△、べたつきの生じたものを×で表した。表4に示すように、プロピレングリコールの処方量が20%では、消臭効果はあるがべたつきがあり、使用感が悪くなることがわかった。
【0024】
【表4】
Figure 0004353659
【0025】
(実施例4〜6、比較例1〜2:消臭効果と香り立ち試験)
表5に示す組成の消臭剤サンプルをそれぞれ調製した。これら消臭剤サンプルを実施例1の溶剤の代わりに使用した以外は実施例1と同様に行った。塗布直後及び1時間後の臭いの強さ及び香り立ちを表5に併記する。なお、香り立ちは適度な強さ(A)、強すぎる(B:非実用レベル)、弱すぎる(C:非実用レベル)に分類される官能評価の5人の平均による。
【0026】
【表5】
Figure 0004353659
【0027】
【発明の効果】
本発明によれば、即効性、持続性に優れ、心地よい香りを有し、安全かつ簡便に使用できる足臭用の消臭剤を得られる。

Claims (2)

  1. プロピレングリコールを消臭成分として0.1〜15重量%、並びにセージ油、バジル油、ハッカ油、ペパーミント油、スペアミント油、クローブ油、オリバナム油、ローズマリー油、タイム油、ラベンダー油、ラバンディン油、カルボン、ユーカリプトール、チモール、酢酸リナリル、サリチル酸メチル、カンファーより選ばれる一つ以上の香料成分を0.01〜1.0重量%含み、靴下着用の足に直接、または靴の中へ、噴霧するものである足臭用消臭剤。
  2. 基材がエタノールである請求項記載の足臭用消臭剤。
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