JP2003015754A - 基準電圧発生回路 - Google Patents
基準電圧発生回路Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 所望する温度係数を持つ基準電圧を生成で
き、回路構成が簡単で、且つ消費電流が少ない基準電圧
発生回路を提供する。 【解決手段】 電源線12と13との間に、定電流回路
14、ダイオードD11〜D15、ゲート・ドレイン間
が接続されたMOSトランジスタQ11のドレイン・ソ
ース間を直列に接続する。ドレイン・ソース間電圧VDS
はドレイン電流ID に応じて温度係数が変化する。ドレ
イン・ソース間電圧VDSが正の温度係数を持つととも
に、直列回路15の両端電圧が順方向電圧(2・VF )
に相当する温度係数を持つように定電流回路14の電流
値を設定することにより、基準電圧Vref の温度係数を
ほぼ0にすることができる。
き、回路構成が簡単で、且つ消費電流が少ない基準電圧
発生回路を提供する。 【解決手段】 電源線12と13との間に、定電流回路
14、ダイオードD11〜D15、ゲート・ドレイン間
が接続されたMOSトランジスタQ11のドレイン・ソ
ース間を直列に接続する。ドレイン・ソース間電圧VDS
はドレイン電流ID に応じて温度係数が変化する。ドレ
イン・ソース間電圧VDSが正の温度係数を持つととも
に、直列回路15の両端電圧が順方向電圧(2・VF )
に相当する温度係数を持つように定電流回路14の電流
値を設定することにより、基準電圧Vref の温度係数を
ほぼ0にすることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直流電圧を出力す
る基準電圧発生回路に関する。
る基準電圧発生回路に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】例えば車載電子制御装
置や携帯型電子装置は、様々な温度環境の下で用いられ
るため、広い温度範囲において動作可能に構成されてい
なければならない。このため、これらの装置に用いられ
るICにおいては、温度係数の小さい基準電圧を発生す
る回路が必要となる。現在多用されているのは図9に示
すバンドギャップ基準電圧回路1である。このバンドギ
ャップ基準電圧回路1は、オペアンプ2を用いて構成す
る必要があるため回路規模が大きくなり、また十分な高
精度を引き出すためには抵抗R1〜R3のトリミングが
必要となる。
置や携帯型電子装置は、様々な温度環境の下で用いられ
るため、広い温度範囲において動作可能に構成されてい
なければならない。このため、これらの装置に用いられ
るICにおいては、温度係数の小さい基準電圧を発生す
る回路が必要となる。現在多用されているのは図9に示
すバンドギャップ基準電圧回路1である。このバンドギ
ャップ基準電圧回路1は、オペアンプ2を用いて構成す
る必要があるため回路規模が大きくなり、また十分な高
精度を引き出すためには抵抗R1〜R3のトリミングが
必要となる。
【0003】これに対し、5V付近のツェナー電圧を持
つツェナーダイオードは、その使用状態によっては温度
係数がほぼ0となる。このため、図10に示すように、
5Vの基準電圧発生回路3への適用に限ればツェナーダ
イオード4も利用できる。しかし、ツェナーダイオード
4を安定した電圧状態で使用するにはある程度大きな電
流(例えば1mA)を流す必要があるため、バッテリ
(電池)を電源として動作する装置では採用しづらかっ
た。
つツェナーダイオードは、その使用状態によっては温度
係数がほぼ0となる。このため、図10に示すように、
5Vの基準電圧発生回路3への適用に限ればツェナーダ
イオード4も利用できる。しかし、ツェナーダイオード
4を安定した電圧状態で使用するにはある程度大きな電
流(例えば1mA)を流す必要があるため、バッテリ
(電池)を電源として動作する装置では採用しづらかっ
た。
【0004】以上の例は、温度係数の小さい基準電圧を
生成する場合であるが、0ではなく正または負の所定の
温度係数を持つ基準電圧が必要とされる場合もある。例
えば、車載バッテリへの充電を行うオルタネータは、バ
ッテリの長寿命化を図るためにバッテリの温度に応じた
電力を出力するように制御されている。この電力制御を
行う制御装置は、オルタネータと一体的に設けられてい
る。制御装置はIC化された基準電圧発生回路を備えて
おり、この基準電圧の変化に基づいて温度(同じエンジ
ンルーム内に設置されたバッテリの温度にほぼ等しい)
を検出し、オルタネータの励磁電流を調整するようにな
っている。従来はこの基準電圧にダイオードの順方向電
圧を用いていたが、回路設計における自由度を高めるた
め、所定の温度係数を持つ基準電圧を生成可能な基準電
圧発生回路が望まれていた。
生成する場合であるが、0ではなく正または負の所定の
温度係数を持つ基準電圧が必要とされる場合もある。例
えば、車載バッテリへの充電を行うオルタネータは、バ
ッテリの長寿命化を図るためにバッテリの温度に応じた
電力を出力するように制御されている。この電力制御を
行う制御装置は、オルタネータと一体的に設けられてい
る。制御装置はIC化された基準電圧発生回路を備えて
おり、この基準電圧の変化に基づいて温度(同じエンジ
ンルーム内に設置されたバッテリの温度にほぼ等しい)
を検出し、オルタネータの励磁電流を調整するようにな
っている。従来はこの基準電圧にダイオードの順方向電
圧を用いていたが、回路設計における自由度を高めるた
め、所定の温度係数を持つ基準電圧を生成可能な基準電
圧発生回路が望まれていた。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、所望する温度係数を持つ基準電圧を生
成でき、回路構成が簡単で、且つ消費電流が少ない基準
電圧発生回路を提供することにある。
で、その目的は、所望する温度係数を持つ基準電圧を生
成でき、回路構成が簡単で、且つ消費電流が少ない基準
電圧発生回路を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載した手段
によれば、出力される基準電圧は、FETのドレイン・
ソース間電圧とダイオードの順方向電圧とが加算された
電圧になる。FETおよびダイオードは、それぞれ1の
素子またはカスケードに接続された複数の素子から構成
されている。ここで、ダイオードの順方向電圧は、その
直列素子数に応じたほぼ一定の負の温度係数を持つ。こ
れに対し、FETのドレイン・ソース間電圧の温度係数
は、以下に説明するように電流に応じて正から負の範囲
内の何れかの値を持つ。
によれば、出力される基準電圧は、FETのドレイン・
ソース間電圧とダイオードの順方向電圧とが加算された
電圧になる。FETおよびダイオードは、それぞれ1の
素子またはカスケードに接続された複数の素子から構成
されている。ここで、ダイオードの順方向電圧は、その
直列素子数に応じたほぼ一定の負の温度係数を持つ。こ
れに対し、FETのドレイン・ソース間電圧の温度係数
は、以下に説明するように電流に応じて正から負の範囲
内の何れかの値を持つ。
【0007】すなわち、ゲート・ドレイン間が接続され
たFETにおいて、ドレイン・ソース間電圧(つまりゲ
ート・ソース間電圧)がしきい値電圧Vtに達するとド
レイン電流が流れ始める。そして、ドレイン・ソース間
電圧は、ドレイン電流が小さい領域においてはしきい値
電圧Vtが支配的となって定まり、ドレイン電流が大き
い領域においてはオン抵抗による電圧降下が支配的とな
って定まる。一般的なFETは、温度の上昇にともなっ
てしきい値電圧Vtが低下するとともにオン抵抗が増加
する特性を有している。つまり、ドレイン電流が小さい
場合には、温度が高いほどドレイン・ソース間電圧が低
くなる負の温度係数を持ち、ドレイン電流が大きい場合
には、温度が高いほどドレイン・ソース間電圧が高くな
る正の温度係数を持つ。そして、これらの中間的なドレ
イン電流において温度係数が0になる。
たFETにおいて、ドレイン・ソース間電圧(つまりゲ
ート・ソース間電圧)がしきい値電圧Vtに達するとド
レイン電流が流れ始める。そして、ドレイン・ソース間
電圧は、ドレイン電流が小さい領域においてはしきい値
電圧Vtが支配的となって定まり、ドレイン電流が大き
い領域においてはオン抵抗による電圧降下が支配的とな
って定まる。一般的なFETは、温度の上昇にともなっ
てしきい値電圧Vtが低下するとともにオン抵抗が増加
する特性を有している。つまり、ドレイン電流が小さい
場合には、温度が高いほどドレイン・ソース間電圧が低
くなる負の温度係数を持ち、ドレイン電流が大きい場合
には、温度が高いほどドレイン・ソース間電圧が高くな
る正の温度係数を持つ。そして、これらの中間的なドレ
イン電流において温度係数が0になる。
【0008】従って、FETとダイオードとの直列回路
に流す電流値を適当な値に設定することにより、直列回
路の両端子間から正から負の範囲内の所望する温度係数
を持つ基準電圧を取り出すことができる。例えば、温度
係数を0とした基準電圧はアナログ回路における基準電
圧として使用でき、温度係数を正または負の所定値とし
た基準電圧は温度検出手段として使用できる。また、直
列回路に流す電流値(一例として40μA)は、例えば
ツェナーダイオードを安定動作させるために必要となる
電流値(一例として1mA)に比べて十分に小さいた
め、消費電流を低減することができる。
に流す電流値を適当な値に設定することにより、直列回
路の両端子間から正から負の範囲内の所望する温度係数
を持つ基準電圧を取り出すことができる。例えば、温度
係数を0とした基準電圧はアナログ回路における基準電
圧として使用でき、温度係数を正または負の所定値とし
た基準電圧は温度検出手段として使用できる。また、直
列回路に流す電流値(一例として40μA)は、例えば
ツェナーダイオードを安定動作させるために必要となる
電流値(一例として1mA)に比べて十分に小さいた
め、消費電流を低減することができる。
【0009】請求項2に記載した手段によれば、FET
のドレイン・ソース間電圧が正の温度係数を持つととも
に、その正の温度係数とダイオードの順方向電圧の持つ
負の温度係数の絶対値とが等しいので、直列回路の両端
子間から出力される基準電圧の温度係数がほぼ0とな
る。
のドレイン・ソース間電圧が正の温度係数を持つととも
に、その正の温度係数とダイオードの順方向電圧の持つ
負の温度係数の絶対値とが等しいので、直列回路の両端
子間から出力される基準電圧の温度係数がほぼ0とな
る。
【0010】請求項3に記載した手段によれば、出力さ
れる基準電圧は、FETのドレイン・ソース間電圧とダ
イオードの順方向電圧のうちの低い方の電圧が支配的と
なって定まる。FETおよびダイオードは、それぞれ1
の素子またはカスケードに接続された複数の素子から構
成されている。上述したように、FETのドレイン・ソ
ース間電圧の温度係数は、電流に応じた正から負の範囲
内の何れかの値を持ち、ダイオードの順方向電圧の温度
係数は、その直列素子数に応じたほぼ一定の負の値を持
つ。
れる基準電圧は、FETのドレイン・ソース間電圧とダ
イオードの順方向電圧のうちの低い方の電圧が支配的と
なって定まる。FETおよびダイオードは、それぞれ1
の素子またはカスケードに接続された複数の素子から構
成されている。上述したように、FETのドレイン・ソ
ース間電圧の温度係数は、電流に応じた正から負の範囲
内の何れかの値を持ち、ダイオードの順方向電圧の温度
係数は、その直列素子数に応じたほぼ一定の負の値を持
つ。
【0011】従って、FETとダイオードとの並列回路
に流す電流値を適当な値に設定するとともに、FETの
ドレイン・ソース間電圧とダイオードの順方向電圧の電
圧値を適当な値に設定することにより、並列回路の両端
子間から所望する温度係数を持つ基準電圧を出力するこ
とができる。また、設定によっては山型または谷型の温
度特性を持つ基準電圧を出力することもできる。
に流す電流値を適当な値に設定するとともに、FETの
ドレイン・ソース間電圧とダイオードの順方向電圧の電
圧値を適当な値に設定することにより、並列回路の両端
子間から所望する温度係数を持つ基準電圧を出力するこ
とができる。また、設定によっては山型または谷型の温
度特性を持つ基準電圧を出力することもできる。
【0012】請求項4に記載した手段によれば、基準電
圧は、所定の温度よりも低い温度においては、FETの
ドレイン・ソース間電圧が支配的となって正の温度係数
を示し、所定の温度よりも高い温度においてはダイオー
ドの順方向電圧が支配的となって負の温度係数を示す。
すなわち、山型または谷型の温度特性を持つ。その結
果、FETのみあるいはダイオードのみを用いた基準電
圧発生回路に比べ、温度変化範囲全体として見た場合の
基準電圧の変化幅が小さくなる。
圧は、所定の温度よりも低い温度においては、FETの
ドレイン・ソース間電圧が支配的となって正の温度係数
を示し、所定の温度よりも高い温度においてはダイオー
ドの順方向電圧が支配的となって負の温度係数を示す。
すなわち、山型または谷型の温度特性を持つ。その結
果、FETのみあるいはダイオードのみを用いた基準電
圧発生回路に比べ、温度変化範囲全体として見た場合の
基準電圧の変化幅が小さくなる。
【0013】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下、本発明
の第1の実施形態について図1ないし図3を参照しなが
ら説明する。図1は、基準電圧発生回路の電気的構成を
示している。この図1に示す基準電圧発生回路11は、
例えば車両に搭載された電子制御装置(ECU)で用い
られるICとして構成されている。
の第1の実施形態について図1ないし図3を参照しなが
ら説明する。図1は、基準電圧発生回路の電気的構成を
示している。この図1に示す基準電圧発生回路11は、
例えば車両に搭載された電子制御装置(ECU)で用い
られるICとして構成されている。
【0014】正側の電源線12と負側の電源線13との
間には、40μAを出力する定電流回路14、図示極性
のダイオードD11〜D15、およびゲート・ドレイン
間が接続されたNチャネル型MOSトランジスタQ11
のドレイン・ソース間が直列に接続されている。ここ
で、ダイオードD11〜D15とMOSトランジスタQ
11とにより直列回路15が構成されている。MOSト
ランジスタQ11のサイズはL/W=40μm/23μ
mとされている。
間には、40μAを出力する定電流回路14、図示極性
のダイオードD11〜D15、およびゲート・ドレイン
間が接続されたNチャネル型MOSトランジスタQ11
のドレイン・ソース間が直列に接続されている。ここ
で、ダイオードD11〜D15とMOSトランジスタQ
11とにより直列回路15が構成されている。MOSト
ランジスタQ11のサイズはL/W=40μm/23μ
mとされている。
【0015】電源線12と基準電圧Vref の出力端子1
6との間には、NPN形のトランジスタQ12、Q13
がダーリントン接続されており、以て出力回路が構成さ
れている。トランジスタQ12のベースは直列回路15
の正側端子つまりダイオードD11のアノードに接続さ
れ、トランジスタQ12のエミッタと出力端子16との
間つまりトランジスタQ13のベース・エミッタ間には
抵抗R11が接続されている。
6との間には、NPN形のトランジスタQ12、Q13
がダーリントン接続されており、以て出力回路が構成さ
れている。トランジスタQ12のベースは直列回路15
の正側端子つまりダイオードD11のアノードに接続さ
れ、トランジスタQ12のエミッタと出力端子16との
間つまりトランジスタQ13のベース・エミッタ間には
抵抗R11が接続されている。
【0016】この構成において、定電流回路14の出力
電流の一部はトランジスタQ12のベース電流となり、
トランジスタQ12、Q13は出力端子16に接続され
た負荷(図示せず)に対し十分な電流を供給可能とな
る。また、定電流回路14の出力電流のうち大部分は直
列回路15に流れ、直列回路15の両端電圧はMOSト
ランジスタQ11のドレイン・ソース間電圧VDSとダイ
オードD11〜D15の順方向電圧(5・VF )との加
算電圧となる。この時、出力端子16から出力される基
準電圧Vref は、直列回路15の両端電圧(VDS+5・
VF )に対しトランジスタQ12、Q13のベース・エ
ミッタ間電圧(2・VF )だけ低下した電圧となる。
電流の一部はトランジスタQ12のベース電流となり、
トランジスタQ12、Q13は出力端子16に接続され
た負荷(図示せず)に対し十分な電流を供給可能とな
る。また、定電流回路14の出力電流のうち大部分は直
列回路15に流れ、直列回路15の両端電圧はMOSト
ランジスタQ11のドレイン・ソース間電圧VDSとダイ
オードD11〜D15の順方向電圧(5・VF )との加
算電圧となる。この時、出力端子16から出力される基
準電圧Vref は、直列回路15の両端電圧(VDS+5・
VF )に対しトランジスタQ12、Q13のベース・エ
ミッタ間電圧(2・VF )だけ低下した電圧となる。
【0017】図2(a)は、温度をパラメータとしたM
OSトランジスタQ11の静特性を概略的に示したもの
である。この図2(a)において、横軸はドレイン・ソ
ース間電圧VDSを示し、縦軸はドレイン電流ID を示し
ている。「HT」、「RT」、「LT」により示される
3本の特性線は、それぞれ高温、室温、低温における特
性を示している。図2(b)は、ドレイン電流ID をパ
ラメータとして、MOSトランジスタQ11のドレイン
・ソース間電圧VDSの温度特性を概略的に示したもので
ある。この図2(b)において、横軸は温度を示し、縦
軸はドレイン・ソース間電圧VDSを示している。
OSトランジスタQ11の静特性を概略的に示したもの
である。この図2(a)において、横軸はドレイン・ソ
ース間電圧VDSを示し、縦軸はドレイン電流ID を示し
ている。「HT」、「RT」、「LT」により示される
3本の特性線は、それぞれ高温、室温、低温における特
性を示している。図2(b)は、ドレイン電流ID をパ
ラメータとして、MOSトランジスタQ11のドレイン
・ソース間電圧VDSの温度特性を概略的に示したもので
ある。この図2(b)において、横軸は温度を示し、縦
軸はドレイン・ソース間電圧VDSを示している。
【0018】図2(a)に示すように、MOSトランジ
スタQ11は、温度の上昇にともなってしきい値電圧V
tが低下し且つオン抵抗が増加する特性を有している。
また、ドレイン・ソース間電圧VDSは、ドレイン電流I
D が小さい領域においてはしきい値電圧Vtが支配的と
なって定まり、ドレイン電流ID が大きい領域において
はオン抵抗による電圧降下が支配的となって定まる。
スタQ11は、温度の上昇にともなってしきい値電圧V
tが低下し且つオン抵抗が増加する特性を有している。
また、ドレイン・ソース間電圧VDSは、ドレイン電流I
D が小さい領域においてはしきい値電圧Vtが支配的と
なって定まり、ドレイン電流ID が大きい領域において
はオン抵抗による電圧降下が支配的となって定まる。
【0019】従って、図2(b)に示すように、ドレイ
ン・ソース間電圧VDSは、ドレイン電流ID が小さい
(ID =ID3)場合にあっては負の温度係数を持ち、ド
レイン電流ID が大きい(ID =ID1)場合にあっては
正の温度係数を持つ。そして、これらの中間的なドレイ
ン電流(ID =ID2)において温度係数が0になる。一
方、ダイオードD11〜D15の各順方向電圧VF およ
びトランジスタQ12、Q13の各ベース・エミッタ間
電圧VBEは、それぞれ負の温度係数(約−2mV/℃)
を持つ。
ン・ソース間電圧VDSは、ドレイン電流ID が小さい
(ID =ID3)場合にあっては負の温度係数を持ち、ド
レイン電流ID が大きい(ID =ID1)場合にあっては
正の温度係数を持つ。そして、これらの中間的なドレイ
ン電流(ID =ID2)において温度係数が0になる。一
方、ダイオードD11〜D15の各順方向電圧VF およ
びトランジスタQ12、Q13の各ベース・エミッタ間
電圧VBEは、それぞれ負の温度係数(約−2mV/℃)
を持つ。
【0020】このことから、基準電圧Vref の温度係数
を0とするためには、MOSトランジスタQ11のドレ
イン電流ID を電流ID2よりも大きく設定し、ドレイン
・ソース間電圧VDSに正の温度係数を持たせるととも
に、直列回路15の両端電圧に順方向電圧(2・VF )
に相当する温度係数を持たせれば良い。この直列回路1
5の両端電圧の温度係数は、トランジスタQ12、Q1
3のベース・エミッタ間電圧(2・VF )の持つ温度係
数により相殺される。
を0とするためには、MOSトランジスタQ11のドレ
イン電流ID を電流ID2よりも大きく設定し、ドレイン
・ソース間電圧VDSに正の温度係数を持たせるととも
に、直列回路15の両端電圧に順方向電圧(2・VF )
に相当する温度係数を持たせれば良い。この直列回路1
5の両端電圧の温度係数は、トランジスタQ12、Q1
3のベース・エミッタ間電圧(2・VF )の持つ温度係
数により相殺される。
【0021】図3は、図1に示す基準電圧発生回路11
に対して実施した基準電圧Vref とMOSトランジスタ
Q11のドレイン・ソース間電圧VDSのシミュレーショ
ン結果を示している。ドレイン・ソース間電圧VDSは正
の温度係数(5mV/℃)を持ち、基準電圧Vref は温
度変化によらず5.2V〜5.3Vでほぼ一定となって
いる。
に対して実施した基準電圧Vref とMOSトランジスタ
Q11のドレイン・ソース間電圧VDSのシミュレーショ
ン結果を示している。ドレイン・ソース間電圧VDSは正
の温度係数(5mV/℃)を持ち、基準電圧Vref は温
度変化によらず5.2V〜5.3Vでほぼ一定となって
いる。
【0022】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、MOSトランジスタQ11とダイオードD11〜D
15とを直列接続し定電流回路14の出力電流を40μ
Aに設定することにより、MOSトランジスタQ11に
ダイオードD11〜D15とは逆の正の温度特性を持た
せ、以て基準電圧Vref の温度特性はほぼ0にすること
ができる。この場合の電流値(40μA)は、例えばツ
ェナーダイオードを安定動作させるために必要となる電
流値(例えば1mA)に比べて十分に小さいため、IC
の動作時における消費電流や待機時における待機電流を
低減することができる。また、オペアンプなどを用いて
おらず回路構成が簡単であるため、ICチップ内での回
路サイズを小さくでき、コストを下げることができる。
ば、MOSトランジスタQ11とダイオードD11〜D
15とを直列接続し定電流回路14の出力電流を40μ
Aに設定することにより、MOSトランジスタQ11に
ダイオードD11〜D15とは逆の正の温度特性を持た
せ、以て基準電圧Vref の温度特性はほぼ0にすること
ができる。この場合の電流値(40μA)は、例えばツ
ェナーダイオードを安定動作させるために必要となる電
流値(例えば1mA)に比べて十分に小さいため、IC
の動作時における消費電流や待機時における待機電流を
低減することができる。また、オペアンプなどを用いて
おらず回路構成が簡単であるため、ICチップ内での回
路サイズを小さくでき、コストを下げることができる。
【0023】(第2の実施形態)図4は、本発明の第2
の実施形態である基準電圧発生回路17の電気的構成を
示している。この基準電圧発生回路17は、Pチャネル
型のMOSトランジスタQ14を用いている点において
図1に示す基準電圧発生回路11と異なっているが、両
回路は実質的には同一回路である。
の実施形態である基準電圧発生回路17の電気的構成を
示している。この基準電圧発生回路17は、Pチャネル
型のMOSトランジスタQ14を用いている点において
図1に示す基準電圧発生回路11と異なっているが、両
回路は実質的には同一回路である。
【0024】すなわち、電源線12と13との間には、
ゲート・ドレイン間が接続されたMOSトランジスタQ
14のソース・ドレイン間、図示極性のダイオードD1
1〜D15、および定電流回路14が直列に接続されて
いる。ここで、MOSトランジスタQ14とダイオード
D11〜D15とにより直列回路18が構成されてい
る。出力端子16と電源線13との間には、PNP形の
トランジスタQ15、Q16がダーリントン接続されて
いる。基準電圧Vref は、電源線12の電位を基準電位
として出力端子16から出力されるようになっている。
本実施形態によっても第1の実施形態と同様の作用、効
果を得ることができる。
ゲート・ドレイン間が接続されたMOSトランジスタQ
14のソース・ドレイン間、図示極性のダイオードD1
1〜D15、および定電流回路14が直列に接続されて
いる。ここで、MOSトランジスタQ14とダイオード
D11〜D15とにより直列回路18が構成されてい
る。出力端子16と電源線13との間には、PNP形の
トランジスタQ15、Q16がダーリントン接続されて
いる。基準電圧Vref は、電源線12の電位を基準電位
として出力端子16から出力されるようになっている。
本実施形態によっても第1の実施形態と同様の作用、効
果を得ることができる。
【0025】(第3の実施形態)次に、本発明の第3の
実施形態について図5および図6を参照しながら説明す
る。図5は、基準電圧発生回路19の電気的構成を示し
ている。この図5において、電源線12と出力端子16
との間には定電流回路14が接続されている。また、出
力端子16と電源線13との間には、ゲート・ドレイン
間が接続されたMOSトランジスタQ11のドレイン・
ソース間と直列接続されたダイオードD11〜D15と
の並列回路20が接続されている。この構成において、
定電流回路14の電流値およびダイオードの直列接続数
(本実施形態では5)は、以下の2条件を満足するよう
に決められている。
実施形態について図5および図6を参照しながら説明す
る。図5は、基準電圧発生回路19の電気的構成を示し
ている。この図5において、電源線12と出力端子16
との間には定電流回路14が接続されている。また、出
力端子16と電源線13との間には、ゲート・ドレイン
間が接続されたMOSトランジスタQ11のドレイン・
ソース間と直列接続されたダイオードD11〜D15と
の並列回路20が接続されている。この構成において、
定電流回路14の電流値およびダイオードの直列接続数
(本実施形態では5)は、以下の2条件を満足するよう
に決められている。
【0026】第1の条件
定電流回路14の電流が全てMOSトランジスタQ11
に流れたと仮定した場合にドレイン・ソース間電圧VDS
が正の温度係数を持つとともに、その正の温度係数と直
列接続されたダイオードD11〜D15の順方向電圧
(5・VF )の持つ負の温度係数の絶対値とが等しい。
に流れたと仮定した場合にドレイン・ソース間電圧VDS
が正の温度係数を持つとともに、その正の温度係数と直
列接続されたダイオードD11〜D15の順方向電圧
(5・VF )の持つ負の温度係数の絶対値とが等しい。
【0027】第2の条件
所定の温度Taにおいて、MOSトランジスタQ11の
ドレイン・ソース間電圧VDSと直列接続されたダイオー
ドD11〜D15の順方向電圧(5・VF )とが等し
い。
ドレイン・ソース間電圧VDSと直列接続されたダイオー
ドD11〜D15の順方向電圧(5・VF )とが等し
い。
【0028】出力端子16から出力される基準電圧Vre
f は、MOSトランジスタQ11のドレイン・ソース間
電圧VDSとダイオードの順方向電圧(5・VF )のうち
低い方の電圧が支配的となって定まる。図6は、上記2
条件が成立している場合における基準電圧Vref の温度
特性を概略的に示したものである。温度がTaよりも低
い場合(図6に示す温度領域A)には、MOSトランジ
スタQ11のドレイン・ソース間電圧VDSがダイオード
D11〜D15の順方向電圧(5・VF )よりも低くな
り、基準電圧Vref はMOSトランジスタQ11のドレ
イン・ソース間電圧VDSに従って正の温度特性を示す。
f は、MOSトランジスタQ11のドレイン・ソース間
電圧VDSとダイオードの順方向電圧(5・VF )のうち
低い方の電圧が支配的となって定まる。図6は、上記2
条件が成立している場合における基準電圧Vref の温度
特性を概略的に示したものである。温度がTaよりも低
い場合(図6に示す温度領域A)には、MOSトランジ
スタQ11のドレイン・ソース間電圧VDSがダイオード
D11〜D15の順方向電圧(5・VF )よりも低くな
り、基準電圧Vref はMOSトランジスタQ11のドレ
イン・ソース間電圧VDSに従って正の温度特性を示す。
【0029】一方、温度がTaよりも高い場合(図6に
示す温度領域B)には、ダイオードD11〜D15の順
方向電圧(5・VF )がMOSトランジスタQ11のド
レイン・ソース間電圧VDSよりも低くなり、基準電圧V
ref はダイオードD11〜D15の順方向電圧(5・V
F )に従って負の温度特性を示す。その結果、基準電圧
Vref は温度Taで最大値をとる山型の温度特性を持
つ。
示す温度領域B)には、ダイオードD11〜D15の順
方向電圧(5・VF )がMOSトランジスタQ11のド
レイン・ソース間電圧VDSよりも低くなり、基準電圧V
ref はダイオードD11〜D15の順方向電圧(5・V
F )に従って負の温度特性を示す。その結果、基準電圧
Vref は温度Taで最大値をとる山型の温度特性を持
つ。
【0030】こうした山型の温度特性を持たせることに
より、MOSトランジスタQ11のみあるいはダイオー
ドD11〜D15のみを用いた基準電圧発生回路に比
べ、温度変化範囲全体として見た場合の基準電圧Vref
の変化幅を小さくでき、温度に対する安定度を高めるこ
とができる。
より、MOSトランジスタQ11のみあるいはダイオー
ドD11〜D15のみを用いた基準電圧発生回路に比
べ、温度変化範囲全体として見た場合の基準電圧Vref
の変化幅を小さくでき、温度に対する安定度を高めるこ
とができる。
【0031】(第4の実施形態)次に、本発明の第4の
実施形態について図7および図8を参照しながら説明す
る。図7に示す基準電圧発生回路21は、Pチャネル型
のMOSトランジスタQ14を用いている点において図
5に示す基準電圧発生回路19と異なっているが、両回
路は実質的には同一回路である。
実施形態について図7および図8を参照しながら説明す
る。図7に示す基準電圧発生回路21は、Pチャネル型
のMOSトランジスタQ14を用いている点において図
5に示す基準電圧発生回路19と異なっているが、両回
路は実質的には同一回路である。
【0032】すなわち、電源線12と出力端子16との
間には、ゲート・ドレイン間が接続されたMOSトラン
ジスタQ14のソース・ドレイン間と直列接続されたダ
イオードD11〜D15との並列回路22が接続されて
いる。また、出力端子16と電源線13との間には定電
流回路14が接続されている。定電流回路14の電流値
およびダイオードの直列接続数(本実施形態では5)
は、第3の実施形態で説明した2つの条件と同様の条件
を満足するように決められている。基準電圧Vref は、
電源線12の電位を基準電位として出力端子16から出
力されるようになっている。
間には、ゲート・ドレイン間が接続されたMOSトラン
ジスタQ14のソース・ドレイン間と直列接続されたダ
イオードD11〜D15との並列回路22が接続されて
いる。また、出力端子16と電源線13との間には定電
流回路14が接続されている。定電流回路14の電流値
およびダイオードの直列接続数(本実施形態では5)
は、第3の実施形態で説明した2つの条件と同様の条件
を満足するように決められている。基準電圧Vref は、
電源線12の電位を基準電位として出力端子16から出
力されるようになっている。
【0033】本実施形態によれば、第3の実施形態と同
様の作用により、基準電圧Vref は温度Taで最小値と
なる谷型の温度特性を持つ。これにより、MOSトラン
ジスタQ11のみあるいはダイオードD11〜D15の
みを用いた基準電圧発生回路に比べ、温度変化範囲全体
として見た場合の基準電圧Vref の変化幅を小さくでき
る。
様の作用により、基準電圧Vref は温度Taで最小値と
なる谷型の温度特性を持つ。これにより、MOSトラン
ジスタQ11のみあるいはダイオードD11〜D15の
みを用いた基準電圧発生回路に比べ、温度変化範囲全体
として見た場合の基準電圧Vref の変化幅を小さくでき
る。
【0034】(その他の実施形態)なお、本発明は上記
し且つ図面に示す各実施形態に限定されるものではな
く、例えば以下のように変形または拡張が可能である。
第1および第2の実施形態では基準電圧Vref の温度係
数を0としたが、定電流回路14の電流値、ダイオード
の接続数などを変更することにより正または負の所望す
る温度係数とすることができる。また、ダーリントン接
続されたトランジスタQ12、Q13(Q15、Q1
6)からなる出力回路は、必要に応じて付加すれば良
い。各実施形態において、MOSトランジスタおよびダ
イオードはそれぞれ1の素子またはカスケードに接続さ
れた複数の素子から構成することができる。また、MO
Sトランジスタに限らず接合型FETなどを用いても良
い。
し且つ図面に示す各実施形態に限定されるものではな
く、例えば以下のように変形または拡張が可能である。
第1および第2の実施形態では基準電圧Vref の温度係
数を0としたが、定電流回路14の電流値、ダイオード
の接続数などを変更することにより正または負の所望す
る温度係数とすることができる。また、ダーリントン接
続されたトランジスタQ12、Q13(Q15、Q1
6)からなる出力回路は、必要に応じて付加すれば良
い。各実施形態において、MOSトランジスタおよびダ
イオードはそれぞれ1の素子またはカスケードに接続さ
れた複数の素子から構成することができる。また、MO
Sトランジスタに限らず接合型FETなどを用いても良
い。
【図1】本発明の第1の実施形態を示す基準電圧発生回
路の電気的構成図
路の電気的構成図
【図2】MOSトランジスタの静特性(a)とドレイン
・ソース間電圧VDSの温度特性(b)とを概略的に示す
図
・ソース間電圧VDSの温度特性(b)とを概略的に示す
図
【図3】基準電圧Vref とMOSトランジスタのドレイ
ン・ソース間電圧VDSの温度特性とを示すシミュレーシ
ョン図
ン・ソース間電圧VDSの温度特性とを示すシミュレーシ
ョン図
【図4】本発明の第2の実施形態を示す図1相当図
【図5】本発明の第3の実施形態を示す図1相当図
【図6】所定の2条件の下での基準電圧Vref の温度特
性を概略的に示す図
性を概略的に示す図
【図7】本発明の第4の実施形態を示す図1相当図
【図8】図6相当図
【図9】従来技術であるバンドギャップ基準電圧回路を
示す電気的構成図
示す電気的構成図
【図10】ツェナーダイオードを用いた基準電圧発生回
路を示す電気的構成図
路を示す電気的構成図
11、17、19、21は基準電圧発生回路、14は定
電流回路、15、18は直列回路、22は並列回路、Q
11、Q14はMOSトランジスタ(FET)、D11
〜D15はダイオードである。
電流回路、15、18は直列回路、22は並列回路、Q
11、Q14はMOSトランジスタ(FET)、D11
〜D15はダイオードである。
Claims (4)
- 【請求項1】 ゲート・ドレイン間が接続されたFET
とダイオードとの直列回路と、 この直列回路に所定の電流を流す定電流回路とを備え、 前記直列回路の両端子間から基準電圧を出力するように
構成されていることを特徴とする基準電圧発生回路。 - 【請求項2】 前記定電流回路の電流値は、前記FET
のドレイン・ソース間電圧が正の温度係数を持つととも
に、その正の温度係数と前記ダイオードの順方向電圧の
持つ負の温度係数の絶対値とが等しくなるような値に設
定されていることを特徴とする請求項1記載の基準電圧
発生回路。 - 【請求項3】 ゲート・ドレイン間が接続されたFET
とダイオードとの並列回路と、 この並列回路に所定の電流を流す定電流回路とを備え、 前記並列回路の両端子間から基準電圧を出力するように
構成されていることを特徴とする基準電圧発生回路。 - 【請求項4】 前記定電流回路の電流値は、その電流が
前記FETに流れたとした場合にそのドレイン・ソース
間電圧が正の温度係数を持つとともに、その正の温度係
数と前記ダイオードの順方向電圧の持つ負の温度係数の
絶対値とが等しくなるような値に設定されており、 前記並列回路は、所定の温度において前記FETのドレ
イン・ソース間電圧と前記ダイオードの順方向電圧とが
等しくなるように構成されていることを特徴とする請求
項3記載の基準電圧発生回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001202179A JP2003015754A (ja) | 2001-07-03 | 2001-07-03 | 基準電圧発生回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001202179A JP2003015754A (ja) | 2001-07-03 | 2001-07-03 | 基準電圧発生回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003015754A true JP2003015754A (ja) | 2003-01-17 |
Family
ID=19039026
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001202179A Pending JP2003015754A (ja) | 2001-07-03 | 2001-07-03 | 基準電圧発生回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003015754A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100659272B1 (ko) | 2005-12-15 | 2006-12-20 | 삼성전자주식회사 | 과전압 제어가 가능한 무선인증용 태그 및 그의 과전압제어 방법 |
JP2009048319A (ja) * | 2007-08-16 | 2009-03-05 | Seiko Instruments Inc | 基準電圧回路 |
JP2012083851A (ja) * | 2010-10-07 | 2012-04-26 | Denso Corp | 半導体装置、及び、その製造方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6178315U (ja) * | 1984-10-29 | 1986-05-26 | ||
JPS6249422A (ja) * | 1985-08-28 | 1987-03-04 | Nec Corp | 定電圧発生回路 |
-
2001
- 2001-07-03 JP JP2001202179A patent/JP2003015754A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6178315U (ja) * | 1984-10-29 | 1986-05-26 | ||
JPS6249422A (ja) * | 1985-08-28 | 1987-03-04 | Nec Corp | 定電圧発生回路 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100659272B1 (ko) | 2005-12-15 | 2006-12-20 | 삼성전자주식회사 | 과전압 제어가 가능한 무선인증용 태그 및 그의 과전압제어 방법 |
JP2009048319A (ja) * | 2007-08-16 | 2009-03-05 | Seiko Instruments Inc | 基準電圧回路 |
JP2012083851A (ja) * | 2010-10-07 | 2012-04-26 | Denso Corp | 半導体装置、及び、その製造方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070713 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100223 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100225 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20100622 |