JP2003008011A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents
半導体装置及びその製造方法Info
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Abstract
定なゲート絶縁膜を用いた半導体装置を実現できるよう
にする。 【解決手段】 シリコン基板10上にゲート絶縁膜11
を介してゲート電極12が形成されている。ゲート絶縁
膜11は、シリコン含有ハフニウムオキサイド膜よりな
る高誘電率膜11aと、高誘電率膜11aの下側に形成
されており、ハフニウムを含むシリコン窒化酸化膜より
なる下部バリア膜11bとを有する。
Description
の製造方法に関し、特にゲート絶縁膜に用いられる高誘
電率膜に関するものである。
高速化に対する技術進展に伴い、MOSFETの微細化
が進められている。微細化に伴いゲート絶縁膜の薄膜化
を進めると、トンネル電流によるゲートリーク電流の増
大等の問題が顕在化してくる。この問題を抑制するため
に、ハフニウムオキサイド(HfO2 )やジルコニウム
オキサイド(ZrO2 )等の高誘電率材料を用いたゲー
ト絶縁膜(以下、high-kゲート絶縁膜と称する)によ
り、薄いSiO2 換算膜厚(以下、EOTと称する)を
実現しながら物理的膜厚を厚くするという手法が研究さ
れている。
いる従来のhigh-kゲート絶縁膜の形成方法は次の通りで
ある。まず、シリコン基板上にSiO2 層等の酸化物層
を形成した後、該酸化物層の上にスパッタ法又はプラズ
マCVD法等により、ジルコニウム又はハフニウムより
なる金属膜を蒸着する。その後、該金属膜に対して、例
えばNO等のガスを用いた酸窒化処理を行なって、オキ
シ窒化ジルコニウム(ZrOxNy)又はオキシ窒化ハフ
ニウム(HfOxNy)よりなるhigh-kゲート絶縁膜を形
成する。
high-kゲート絶縁膜においては、製造プロセス中の高温
処理による熱履歴が加わった場合に、ゲート絶縁膜を構
成する高誘電率材料が結晶化してしまい、その結果とし
て生じた結晶粒界又は欠陥準位を介した電気伝導によっ
てリーク電流増加が発生するという問題が生じる。すな
わち、従来のhigh-kゲート絶縁膜の熱的安定性は不十分
であった。
保されており且つ熱的に安定なゲート絶縁膜を用いた半
導体装置を実現できるようにすることを目的とする。
めに、本発明に係る半導体装置は、基板上に形成された
ゲート絶縁膜と、ゲート絶縁膜上に形成されたゲート電
極とを備え、ゲート絶縁膜は、一の金属、酸素及びシリ
コンを含む高誘電率膜と、高誘電率膜の下側に形成され
ており、一の金属、酸素、シリコン及び窒素を含む下部
バリア膜とを有する。
膜を構成する高誘電率膜がシリコンを含むため、製造プ
ロセス中の高温処理(例えば900℃程度の不純物活性
化熱処理)によって高誘電率膜が結晶化することを防止
できる。このため、完成後の半導体装置において、高誘
電率膜の大部分がアモルファス状態に保たれるので、hi
gh-kゲート絶縁膜にリーク電流が生じることを抑制でき
る。従って、high-kゲート絶縁膜の熱的安定性が向上す
るため、耐熱性の優れた半導体装置を実現できると共
に、半導体装置の製造におけるプロセスマージンを大き
くすることができる。
ト絶縁膜における高誘電率膜の下側に下部バリア膜が存
在するため、高誘電率膜と基板とが反応することを防止
できる。また、下部バリア膜に、高誘電率膜と同じ金属
が含まれているため、下部バリア膜の比誘電率を高くで
き、それによってゲート絶縁膜全体の比誘電率を高くす
ることができる。
膜は、高誘電率膜の上側に形成された上部バリア膜を有
し、該上部バリア膜は、一の金属、酸素及び窒素を含む
ことが好ましい。
誘電率膜材料とが互いに拡散することを防止できる。ま
た、上部バリア膜に、高誘電率膜と同じ金属が含まれて
いるため、上部バリア膜の比誘電率を高くでき、それに
よってゲート絶縁膜全体の比誘電率を高くすることがで
きる。
酸素及びシリコンをそれぞれM、O及びSiとして高誘
電率膜の組成をMxSiyO(但しx>0且つy>0)と
表記したときに、0.23≦y/(x+y)≦0.90
であることが好ましい。
比誘電率を十分保ちながら、900℃程度の熱処理に対
してもhigh-kゲート絶縁膜の熱的安定性を確実に保つこ
とができる。
酸素及びシリコンをそれぞれM、O及びSiとして高誘
電率膜の組成をMxSiyO(但しx>0且つy>0)と
表記したときに、0.23≦y/(x+y)≦0.30
であることが好ましい。
信頼性寿命を十分保ちながら、900℃程度の熱処理に
対してもhigh-kゲート絶縁膜の熱的安定性を確実に保つ
ことができる。
ハフニウム又はジルコニウムであり、一の金属、酸素、
シリコン及び窒素をそれぞれM、O、Si及びNとして
下部バリア膜の組成をMxSiyON(但しx>0且つy
>0)と表記したときに、x/(x+y)≧0.10で
あることが好ましい。
率を確実に高くすることができる。
はメタルゲート電極であってもよい。
は、基板上に、一の金属、酸素及び所定の物質を含む高
誘電率膜を形成する工程と、高誘電率膜に対して熱処理
を行なうことにより、基板側からシリコンを高誘電率膜
中に拡散させてシリコン含有高誘電率膜を形成する工程
と、シリコン含有高誘電率膜の上にゲート電極となる導
電膜を形成する工程とを備えている。
定の物質を含む高誘電率膜に対して熱処理を行なうこと
によって、高誘電率膜から所定の物質を脱離させること
ができ、それにより形成された空孔を介してシリコンを
高誘電率膜中に拡散させてシリコン含有高誘電率膜を形
成できる。このため、高誘電率膜中にシリコンを効率的
に含ませることができると共に、最終的に空孔が消失し
てシリコン含有高誘電率膜の緻密化が進む。ここで、シ
リコン含有高誘電率膜は製造プロセス中の高温処理によ
って結晶化しにくいため、シリコン含有高誘電率膜の大
部分が装置完成後においてもアモルファス状態に保たれ
る。その結果、シリコン含有高誘電率膜を有するゲート
絶縁膜、つまりhigh-kゲート絶縁膜にリーク電流が生じ
ることを抑制できる。従って、high-kゲート絶縁膜の熱
的安定性が向上するため、耐熱性の優れた半導体装置を
実現できると共に半導体装置の製造におけるプロセスマ
ージンを大きくすることができる。
定の物質は水素であることが好ましい。
ンを確実に拡散させることができる。
誘電率膜を形成する工程よりも前に、基板上に、シリコ
ン、窒素及び所定の物質を含む絶縁膜を形成する工程を
備え、高誘電率膜に対して熱処理を行なう工程は、絶縁
膜に含まれるシリコンを高誘電率膜中に拡散させる工程
と、高誘電率膜に含まれる一の金属を絶縁膜中に拡散さ
せることにより下部バリア膜を形成する工程とを含むこ
とが好ましい。
ンを確実に含ませることができる。また、高誘電率膜又
はシリコン含有高誘電率膜と基板とが反応することを防
止できる。また、下部バリア膜に、シリコン含有高誘電
率膜と同じ金属を含ませることができるため、下部バリ
ア膜の比誘電率を高くでき、それによってゲート絶縁膜
全体の比誘電率を高くすることができる。
誘電率膜を形成する工程は、一の金属と所定の物質とを
含むソースプリカーサを用いたCVD法により高誘電率
膜を形成する工程を含むことが好ましい。
電率膜を確実に形成することができる。
誘電率膜を形成する工程は、一の金属を含むソースプリ
カーサと、所定の物質を含むソースガスとを用いたCV
D法により高誘電率膜を形成する工程を含むことが好ま
しい。
電率膜を確実に形成することができる。
誘電率膜を形成する工程は、所定の物質を含む雰囲気中
で一の金属を含むターゲットを用いたPVD法により高
誘電率膜を形成する工程を含むことが好ましい。
電率膜を確実に形成することができる。
は、基板上に、一の金属、酸素及び水素を含む高誘電率
膜を形成する工程と、高誘電率膜に対して熱処理を行な
うことにより、基板側からシリコンを高誘電率膜中に拡
散させてシリコン含有高誘電率膜を形成する工程と、シ
リコン含有高誘電率膜の上にゲート電極となる導電膜を
形成する工程とを備えている。
素を含む高誘電率膜に対して熱処理を行なうことによっ
て、高誘電率膜から水素を脱離させることができ、それ
により形成された空孔を介してシリコンを高誘電率膜中
に拡散させてシリコン含有高誘電率膜を形成できる。こ
のため、高誘電率膜中にシリコンを効率的に含ませるこ
とができると共に、最終的に空孔が消失してシリコン含
有高誘電率膜の緻密化が進む。ここで、シリコン含有高
誘電率膜は製造プロセス中の高温処理によって結晶化し
にくいため、シリコン含有高誘電率膜の大部分が装置完
成後においてもアモルファス状態に保たれる。その結
果、シリコン含有高誘電率膜を有するゲート絶縁膜、つ
まりhigh-kゲート絶縁膜にリーク電流が生じることを抑
制できる。従って、high-kゲート絶縁膜の熱的安定性が
向上するため、耐熱性の優れた半導体装置を実現できる
と共に半導体装置の製造におけるプロセスマージンを大
きくすることができる。
誘電率膜を形成する工程よりも前に、基板上に、シリコ
ン、窒素及び水素を含む絶縁膜を形成する工程を備え、
高誘電率膜に対して熱処理を行なう工程は、絶縁膜に含
まれるシリコンを高誘電率膜中に拡散させる工程と、高
誘電率膜に含まれる一の金属を絶縁膜中に拡散させるこ
とにより下部バリア膜を形成する工程とを含むことが好
ましい。
ンを確実に含ませることができる。また、高誘電率膜又
はシリコン含有高誘電率膜と基板とが反応することを防
止できる。また、下部バリア膜に、シリコン含有高誘電
率膜と同じ金属を含ませることができるため、下部バリ
ア膜の比誘電率を高くでき、それによってゲート絶縁膜
全体の比誘電率を高くすることができる。
誘電率膜を形成する工程は、一の金属と水素とを含むソ
ースプリカーサを用いたCVD法により高誘電率膜を形
成する工程を含むことが好ましい。
を確実に形成することができる。
誘電率膜を形成する工程は、一の金属を含むソースプリ
カーサと、水素を含むソースガスとを用いたCVD法に
より高誘電率膜を形成する工程を含むことが好ましい。
を確実に形成することができる。
誘電率膜を形成する工程は、水素を含む雰囲気中で一の
金属を含むターゲットを用いたPVD法により高誘電率
膜を形成する工程を含むことが好ましい。
を確実に形成することができる。
いて、一の金属はハフニウム又はジルコニウムであるこ
とが好ましい。
膜の比誘電率を確実に高くすることができる。
いて、高誘電率膜に対して熱処理を行なう工程と導電膜
を形成する工程との間に、シリコン含有高誘電率膜の表
面を窒化することにより上部バリア膜を形成する工程を
備えていることが好ましい。
電率膜材料とが互いに拡散することを防止できる。ま
た、上部バリア膜に、高誘電率膜と同じ金属を含ませる
ことができるため、上部バリア膜の比誘電率を高くで
き、それによってゲート絶縁膜全体の比誘電率を高くす
ることができる。
いて、高誘電率膜を形成する工程と高誘電率膜に対して
熱処理を行なう工程との間に、高誘電率膜の表面を窒化
することにより上部バリア膜を形成する工程を備えてい
ることが好ましい。
電率膜材料とが互いに拡散することを防止できる。ま
た、上部バリア膜に、高誘電率膜と同じ金属を含ませる
ことができるため、上部バリア膜の比誘電率を高くで
き、それによってゲート絶縁膜全体の比誘電率を高くす
ることができる。
いて、高誘電率膜に対して熱処理を行なう工程における
熱処理温度は600℃以上且つ850℃以下であること
が好ましい。
物質又は水素を確実に脱離させることができ、それによ
って高誘電率膜中にシリコンを確実に拡散させることが
できる。
いて、一の金属、酸素及びシリコンをそれぞれM、O及
びSiとしてシリコン含有高誘電率膜の組成をMxSiy
O(但しx>0且つy>0)と表記すると共に製造プロ
セスでの最高温度をT[℃]と表記したときに、T≦
6.69・y/(x+y)+749.4であることが好
ましい。
膜を有するhigh-kゲート絶縁膜の熱的安定性を確実に保
つことができる。
料よりなり、y/(x+y)≦0.30であることが好
ましい。
膜を有するhigh-kゲート絶縁膜の信頼性寿命を十分に保
つことができる。
いて、ゲート電極はメタルゲート電極であり、導電膜を
形成する工程よりも後に、基板に対して熱処理を行なう
工程を備えていることが好ましい。
膜を有するhigh-kゲート絶縁膜中の欠陥をより一層低減
できる。
の第1の実施形態に係る半導体装置、具体的にはMIS
FETについて、図面を参照しながら説明する。
の断面構成を示している。
ゲート絶縁膜11を介してゲート電極12が形成されて
いる。また、シリコン基板10におけるゲート電極12
の両側には、ソース領域又はドレイン領域となる不純物
拡散層13が形成されている。ゲート絶縁膜11は、絶
縁性金属酸化物よりなる高誘電率膜11aと、高誘電率
膜11aの下側に形成された下部バリア膜11bと、高
誘電率膜11aの上側に形成された上部バリア膜11c
とを有している。
誘電率を持つハフニウムオキサイド(HfO2 )にシリ
コンが含まれた物質、つまりシリコン含有ハフニウムオ
キサイド(Hfx SiyO2(但しx>y>0))から構
成されている。また、シリコン基板10と高誘電率膜1
1aとの反応を防止する下部バリア膜11bは、例えば
ハフニウムを含むシリコン窒化酸化膜よりなる。また、
高誘電率膜11aとゲート電極12との反応を防止する
上部バリア膜11cは、例えば窒素を含むシリコン含有
ハフニウムオキサイド膜よりなる。すなわち、下部バリ
ア膜11b及び上部バリア膜11cは高誘電率バリア膜
である。さらに、ゲート電極12は、例えばリンがドー
プされたポリシリコン膜よりなる。
もよい。また、ゲート絶縁膜11の物理的膜厚が4nm
程度の場合、高誘電率膜11aの物理的膜厚は2nm程
度であり、下部バリア膜11bの物理的膜厚は1nm弱
であり、上部バリア膜11cの物理的膜厚は1nm強で
ある。また、高誘電率膜11a、下部バリア膜11b及
び上部バリア膜11cはいずれもアモルファス状態であ
る。
なるHfO2 膜にシリコンを含ませた理由は、高誘電率
膜11aの熱的安定性を保つためである。言い換えれ
ば、シリコンを含む高誘電率膜11aは、高温の熱処理
が加わった場合にも結晶化しにくいので(或いは部分的
にしか結晶化せずアモルファス状態のまま維持されるの
で)、結晶粒界又は欠陥準位に起因したリーク電流増加
を抑制できるからである。以下、図面を参照しながら具
体的に説明する。
i)量と、HfO2 の結晶化温度及び熱的安定性保証温
度との関係を示している。ここで、結晶化温度とはアモ
ルファス状態から結晶状態へ変化し始める温度である。
すなわち、結晶化温度を境にして状態変化が始まるの
で、結晶化温度を越えても直ちに物体(HfO2 )全体
が結晶化されるわけではない。
2 に含まれるSi原子の数(以下、Si濃度とする)と
単位体積のHfO2 に含まれるHf原子の数(以下、H
f濃度とする)との和に対するSi濃度の比X1 (%表
示)を示している。すなわち、横軸左端(X1 =(Si
濃度/(Si濃度+Hf濃度))×100=0%)はS
iが全く含まれないHfO2 を表し、横軸右端(X1 =
(Si濃度/(Si濃度+Hf濃度))×100=10
0%)はHfが全く含まれないSiO2 を表す。また、
縦軸は温度を示している。
て、つまり添加Si量の増加に従って、HfO2 の結晶
化温度及び熱的安定性保証温度は上昇する。すなわち、
HfO 2 にシリコンを加えることによって、HfO2 の
熱的安定性が増していくことがわかる。これは、Si量
を増やすことにより、Si含有HfO2 つまりHfシリ
ケート材料がアモルファス状態を維持しやすくなり、そ
の結果、高温下でもHfO2 膜全体が結晶化しにくくな
ってアモルファス状態のまま維持されるからである。
2 よりなる絶縁膜を有するMOSキャパシタ構造に対し
てRTP(rapid thermal process )装置により1at
mのN2 ガス中で30秒間のアニール処理を行なう場合
において絶縁膜に急激なリーク電流の増大が生じ始める
アニール温度である。従って、熱的安定性保証温度より
も下の温度では、Si含有HfO2 膜を用いたMOSキ
ャパシタ構造におけるリーク電流及び容量は理想的な値
を示す。その一方、熱的安定性保証温度よりも上の温度
では、Si含有HfO2 膜における局所的な欠陥の急増
に起因してMOSキャパシタのリーク電流が急激に3桁
程度も増加する。このとき、C−V(Capacitance-Volt
age )測定においてAccumulation(蓄積)状態での容量
が発散してしまう結果、MOSキャパシタの容量測定は
不可能となる。すなわち、熱的安定性保証温度よりも上
の温度では、Si含有HfO2 膜用いたMOSキャパシ
タ構造は、キャパシタとしての役目を果たさなくなる。
含有HfO2 膜のほぼ全体を高温下でもアモルファス状
態に保てるので、1200℃の高温プロセスが加わった
場合にもリーク電流を抑制できる。また、比X1 が少な
くとも23%以上あれば、Si含有HfO2 膜が結晶化
したときに生じる結晶は微結晶状態であって、膜全体と
してはアモルファス状態が支配的であるため、900℃
の高温プロセスが加わった場合にもリーク電流を抑制で
きる。ここで、対象材料の大部分がアモルファス状態で
ある場合、或いは、熱的安定性つまり耐熱性にほとんど
影響しない程度の多少の微結晶が対象材料中に含まれて
いる場合も、アモルファス状態とみなしている。
i濃度+Hf濃度)×100をX1[%]と表記すると共
に熱的安定性保証温度(具体的にはポリシリコン電極を
使用した場合)をT[℃]と表記した場合、半導体装置の
製造プロセスで使用できるプロセス温度の範囲と、Si
含有HfO2 膜におけるSi濃度の範囲とを示す直線T
=6.69・X1 +749.4が定義できる。言い換え
ると、プロセス温度及びSi濃度はT=6.69・X1
+749.4よりも下側の範囲であることが必要であ
る。具体的には、X1 の値つまりSi含有HfO2 の組
成が決まっている場合、プロセス温度は、X1 の所定値
と対応する熱的安定性保証温度T以下の温度範囲でなけ
ればならない。逆に、プロセスの最高温度が決まってい
る場合、該最高温度を熱的安定性保証温度Tとしたとき
のX1 の値よりも大きなX1 を有するようにSiが添加
されたHfO2 膜つまりHfシリケート膜を選択しなけ
ればならない。図1に示す本実施形態の半導体装置の構
造の場合、前述のようにSi濃度を決定する対象は、例
えばゲート絶縁膜11全体であってもよいし、ゲート電
極12との接触を考慮してゲート絶縁膜11におけるゲ
ート電極12との界面から下側2nm程度の範囲であっ
てもよい。
づき色々なプロセス最高温度に対応して求められた、熱
的安定性を保持できるHfシリケートの組成(X1 )の
許容範囲を示している。図3に示すように、例えば、プ
ロセス最高温度が900℃程度である場合(例えば電極
材料にポリシリコンを使用したプロセスの場合)、欠陥
等に起因する急激なリーク電流増加の発生を防止して熱
的安定性を保つためには、X1 は23%以上でなければ
ならない。
HfO2 膜の比誘電率との関係を示している。図4にお
いて、上の横軸はSi量の目安となる、前述のX1 =
(Si濃度/(Si濃度+Hf濃度))×100を示し
ている。また、下の横軸はHf量の目安となるX2 =
(Hf濃度/(Si濃度+Hf濃度))×100を示し
ている。また、縦軸はHfO2 膜の比誘電率を示してい
る。また、□は比誘電率の実測値を示している。
は、X1 が0%のとき(つまりSiを全く含まないHf
O2 膜のとき)が最高で約24である。また、HfO2
膜中のSi量が増えるに従って比誘電率は減少するが、
X1 が30%から90%までの間は比誘電率は約11程
度のほぼ一定の値を維持する。さらに、HfO2 膜中の
Si量が増えてX1 が90%を越えると、比誘電率は再
び徐々に減少し始め、X1 が100%のとき(つまりH
fを全く含まないSiO2 膜のとき)、比誘電率は約
3.9となる。従って、X1 を90%以下にすることに
より、言い換えると、X2 を10%以上にすることによ
り、相対的に高く且つ安定した比誘電率を有するHfシ
リケート膜を実現できる。
果によると、高誘電率膜11a(高誘電率膜11a自体
に代えて高誘電率膜11aと下部バリア膜11b及び/
又は上部バリア膜11cとが組み合わされた積層構造で
もよい)が高い比誘電率を持ちながら熱的安定性を保つ
ためには、シリコン含有HfO2 よりなる高誘電率膜1
1aにおけるX1 =(Si濃度/(Si濃度+Hf濃
度))×100は23%以上90%以下に設定されるこ
とが重要である。
濃度))×100は、高誘電率膜11aの組成をHfx
SiyO(但しx>0且つy>0)と表記したときの
(y/(x+y))×100と同意である。同様に、X
2 =(Hf濃度/(Si濃度+Hf濃度))×100
は、(x/(x+y))×100と同意である。また、
X1及びX2 はSi濃度とHf濃度との関係を表すもの
であるので、対象となるHfシリケートが、窒化Hfシ
リケートとしてNを含んでいる場合、或いは、Cl、F
及びH等の他の元素を含んでいる場合にも、X1 及びX
2 を用いた以上の説明は有効である。
HfO2 膜の信頼性寿命(絶縁破壊に至るまでの時間)
との関係を示している。図5において、上の横軸はSi
量の目安となる、前述のX1 =(Si濃度/(Si濃度
+Hf濃度))×100を示している。また、下の横軸
はHf量の目安となるX2 =(Hf濃度/(Si濃度+
Hf濃度))×100を示している。また、縦軸はHf
O2 膜の信頼性寿命を示している。また、□はHfO2
膜の信頼性寿命の実測値を示している。
膜を有するMOSキャパシタの色々なサンプルを用意し
て、TDDB(Time Dependent Dielectric Breakdown
measurement )試験を行なうことにより、不良率100
ppm、絶縁膜面積(MOS面積)0.1cm2 、温度
100℃、印加電圧VG =ー1V、EOT(SiO2換
算膜厚)=1.5nmという条件下で、Hfシリケート
膜の長期信頼性寿命を推定した結果を図5に示してい
る。ここで、各サンプルにおけるHfシリケート膜の組
成は、Hfを含まないSiO2 からSiを含まないHf
O2 までの範囲で変化する。また、各サンプルはP型基
板上に形成されており、基板側を0Vとしてマイナスの
一定ストレス電圧が電極に印加される。
各サンプルの絶縁膜面積は3×10 -7cm2 から5×1
0-5cm2 までの範囲であり、絶縁膜面積0.1cm2
での信頼性寿命を求める場合には、絶縁膜中の欠陥がポ
アソン分布しているという仮定に基づく次式 絶縁膜面積1の信頼性寿命=絶縁膜面積2の信頼性寿命
×(絶縁膜面積2/絶縁膜面積1)(1/β) (但しβはワイブル傾き)を使用した。また、TDDB
試験時の温度は室温から100℃までの範囲であり、温
度100℃での信頼性寿命を求める場合には、温度変化
に対して予め求められた信頼性寿命の活性化エネルギー
を使用した。また、不良率100ppmでの信頼性寿命
を求める場合には、TDDB試験により得られたワイブ
ルプロットに基づきワイブル傾きβを求めた後、真性絶
縁破壊の近似直線を延長した。さらに、TDDB試験で
は絶対値で1Vよりも大きなVG を用いる一方、VG =
ー1Vでの信頼性寿命を求める場合には、(VG (TD
DB試験時)−Vfb)/Tph(但しVfbはフラッ
トバンド電圧、Tphは絶縁膜全体の物理膜厚)の式か
ら得られる、本当の電界Eox(real)と対応する信頼
性寿命の実験データを直線近似により延長した。
す結果によると、X1 (上の横軸)を30%以下にする
ことにより、言い換えると、X2 を70%以上にするこ
とにより、Hfシリケート膜の信頼性寿命は10年以上
となる。尚、図5においては、本当の電界Eox(re
al)に対して、より低電圧側への信頼性寿命の推定を
行なった結果を示したが、これに代えて、TDDB試験
時のVG 自体に対して、又は(VG (TDDB試験時)
−Vfb)/EOTの式から得られる、有効的な電界E
ox(effective )に対して、より低電圧側への信頼性
寿命の推定を行なった結果についてもほぼ同様の傾向を
示した。
と、熱的安定性と高い比誘電率とを重要視した場合、H
fシリケート膜におけるX1 =(Si濃度/(Si濃度
+Hf濃度))×100は23%以上90%以下に設定
されることが好ましかった。一方、図5に示す結果によ
ると、X1 を30%以下にすることにより、信頼性寿命
を確保することができる。すなわち、熱的安定性及び高
い比誘電率に加えて信頼性を重要視した場合、X1 の好
ましい範囲は23%以上30%以下になる。但し、リプ
レースメントゲートプロセス(ダミーゲートを用いるこ
とによりソース・ドレイン領域の形成後にゲート電極の
形成を可能とするプロセス)等の、ゲート絶縁膜形成後
に高温処理が必要ないプロセスの場合、具体的にはゲー
ト電極形成後に750℃以上の熱処理がないプロセスの
場合、信頼性のみを重要視すればよいので、X1 の好ま
しい範囲は30%以下になる。
HfO2 膜の熱的安定性及び信頼性との関係を示してい
る。
よりなるhigh-kゲート絶縁膜における構造(組成)又は
プロセス温度の好ましい範囲は大きく3つに分けられ
る。すなわち、熱的安定性のみを重要視する場合には、
好ましい範囲はT=6.69・X1 +749.4よりも
下側の範囲である。このとき、900℃のプロセス最高
温度において比誘電率の大きさも確保するためには、X
1 は23%以上90%以下に設定されなければならな
い。また、リプレースメントゲート等を使用した、ゲー
ト絶縁膜形成後に高温処理が必要ないプロセスの場合、
信頼性のみを重要視すれば良く、X1 は30%以下に設
定されればよい。さらに、従来のSiプロセスにおいて
SiONに代えてhigh-k材料をゲート絶縁膜材料として
使用すると共にPolyーSi又はSiGe等をゲート
電極材料として使用する場合、つまり、比較的高温の不
純物活性化アニールがゲート絶縁膜形成後に行なわれる
場合、熱的安定性及び信頼性の両方を重要視する必要が
あるため、T=6.69・X1+749.4よりも下側
であり且つX1 は30%以下である範囲が好ましい。こ
のとき、プロセス最高温度が900℃であるとすると、
X1 は23%以上30%以下に設定されなければならな
い。尚、900℃は、ソース領域、ドレイン領域又は電
極に含まれる不純物の活性化アニールにおける典型的な
温度である。
よると、ゲート絶縁膜11を構成する高誘電率膜11a
がシリコンを含むHfO2 膜であるため、製造プロセス
中の高温処理によって高誘電率膜11aが結晶化するこ
とを防止できる。このため、完成後の半導体装置におい
て、高誘電率膜11aの大部分がアモルファス状態に保
たれるので、ゲート絶縁膜11つまりhigh-kゲート絶縁
膜にリーク電流が生じることを抑制できる。従って、ゲ
ート絶縁膜11の熱的安定性が向上するため、耐熱性の
優れた半導体装置を実現できると共に、半導体装置の製
造におけるプロセスマージンを大きくすることができ
る。
縁膜11における高誘電率膜11aの下側に、シリコ
ン、窒素及び酸素を含む下部バリア膜11bが存在する
ため、高誘電率膜11aとシリコン基板10とが反応す
ることを防止できる。ここで、下部バリア膜11bは、
高誘電率膜11a中の酸素によってシリコン基板10が
酸化されることを防止している。すなわち、シリコン基
板10の表面に、SiO 2 膜と同程度の比誘電率を有す
る酸化層が界面層として形成されると、ゲート絶縁膜1
1全体としての比誘電率が極端に下がってしまうため、
下部バリア膜11bを設けている。
ア膜11bに、高誘電率膜11aと同じ金属、具体的に
はハフニウムが含まれているため、下部バリア膜11b
の比誘電率を通常のシリコン窒化酸化膜と比べて高くで
き、それによってゲート絶縁膜11全体の比誘電率を高
くすることができる。具体的には、図4に示すように、
下部バリア膜11bにおいてシリコンに対してハフニウ
ムを10%以上導入する(つまりX2 ≧10%)ことに
より、下部バリア膜11bの比誘電率を効果的に大きく
することができる。それに対して、図4に示すように、
下部バリア膜11bにおけるシリコン含有量が大きくな
りすぎると(具体的にはX1 ≧90%であると)、比誘
電率が急激に低下する。すなわち、下部バリア膜11b
におけるHf濃度をX2 =0%から少しでも高くしてお
くことは、ゲート絶縁膜11全体のEOTを低減するこ
とに対して非常に効果的である。
縁膜11における高誘電率膜11aの上側に上部バリア
膜11cが存在するため、ゲート電極12中の材料(本
実施形態ではポリシリコン)と、高誘電率膜11a中の
材料(例えばハフニウム)とが必要以上に混じり合うこ
とを防止でき、それによってゲート絶縁膜11の比誘電
率の低下を抑制できる。ここで、上部バリア膜11cが
窒素を含むことにより、上部バリア膜11cのバリア効
果が向上する。また、上部バリア膜11cが、高誘電率
膜11aと同じハフニウムを含むことにより、上部バリ
ア膜11cの比誘電率を高くでき、それによってゲート
絶縁膜11全体の比誘電率を高くすることができる。
11a(高誘電率膜11a自体に代えて高誘電率膜11
aと下部バリア膜11b及び/又は上部バリア膜11c
とが組み合わされた積層構造でもよい)におけるX1 =
(Si濃度/(Si濃度+Hf濃度))×100は23
%以上90%以下に設定されることが好ましい。このよ
うにすると、高誘電率膜11aの比誘電率を高くできる
と共に、900℃程度の熱処理に対しても高誘電率膜1
1aの結晶化を抑制して欠陥等に起因したリーク電流増
加を防止できる。すなわち、ゲート絶縁膜11の比誘電
率を十分保ちながら、ゲート絶縁膜11の熱的安定性を
確実に保つことができる。このとき、高誘電率膜11a
におけるX1 は23%以上30%以下に設定されること
がさらに好ましい。このようにすると、前述の効果に加
えて、高誘電率膜11aつまりゲート絶縁膜11の信頼
性寿命を十分保つことができる。また、リプレースメン
トゲート等の使用によりプロセス最高温度がかなり低く
なる場合、X1 を30%以下に設定するだけで、ゲート
絶縁膜11の比誘電率及び信頼性寿命を十分保ちなが
ら、ゲート絶縁膜11の熱的安定性も保つことができ
る。
縁膜11を構成する高誘電率材料としてHfO2 を用い
たが、これに代えて、ZrO2 、TiO2 、Ta2O5、
La 2O3、CeO2 、Al2O3、又はBST(バリウム
ストロンチウムチタニウムオキサイド)等を用いてもよ
い。或いは、HfxAlyO2 (但しx>0且つy>0)
等の3元系酸化物を用いてもよい。或いは、以上に述べ
たような金属酸化物にSi原子が含まれた金属シリケー
トを用いてもよい。
ア膜11b及び上部バリア膜11cを設けたが、ゲート
電極12の材料等の選択によっては、下部バリア膜11
b及び/又は上部バリア膜11cを設けなくてもよい。
極12としてポリシリコン電極を用いたが、これに代え
て、TiN膜とAl膜との積層膜(下層がTiN膜)、
Ta膜、TiN膜又はTaN膜等の金属膜よりなる、い
わゆるメタルゲート電極を用いてもよい。メタルゲート
電極材料としてTiN膜又はTaN膜等の金属膜を用い
る場合、該金属膜にSi又はGeを混ぜてもよい。
実施形態に係る半導体装置の製造方法、具体的にはMI
SFETの製造方法について、図面を参照しながら説明
する。
(c)は、第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法
の各工程を示す断面図である。
コン(100)基板20上に、素子分離絶縁膜(図示省
略)を形成してデバイス形成領域を区画した後、シリコ
ン基板20の表面に対して標準RCA洗浄及び希釈HF
洗浄を行なう。その後、700℃程度の温度下でNH3
ガスを用いて厚さ0.7nm程度のシリコン窒化酸化膜
(Si3N4膜)21Aをシリコン基板20上に形成す
る。このとき、Si3N4膜21A中には水素が十分に取
りこまれる。尚、Si3N4膜21Aは最終的に下部バリ
ア膜21(図7(c)参照)となる。
ムを含むソースプリカーサを用いたCVD(chemical v
apor deposition )法により、厚さ50nm程度のハフ
ニウムオキサイド(HfO2 )膜22Aをシリコン基板
20上に形成する。具体的には、液体Hfソースである
Hf−t−butoxide(C16H36HfO4 )中
に、キャリヤガスである窒素(N2 )ガスを通すことに
よって、Hf−t−butoxideをバブリングさせ
てHf−t−butoxideを気化させる。そして、
気化したHf−t−butoxideを含むN2 ガス
を、酸化剤である乾燥酸素(O2 )ガスと共に、シリコ
ン基板20(ウェハ)が載置されたチャンバー内へ供給
しながら、500℃程度の温度下でRTCVD(rapid
thermal CVD)処理を行なってHfO2 膜22Aを形
成する。
O2 ガスにより酸化されてSiON膜21Bとなる。S
iON膜21Bは、シリコン基板20とHfO2 膜22
Aとの間の反応を防止するバリア性を有すると共に水素
を十分に含んでいる。尚、本実施形態では、シリコン基
板20上にSi3N4膜21Aを形成した後、HfO2膜
22Aの形成時にSi3N4膜21Aを酸化してSiON
膜21Bを形成しているが、Si3N4膜21Aを形成す
ることなく、HfO2 膜22Aの形成前にシリコン基板
20の表面を N2Oガスを用いて窒化することによりS
iON膜21Bを直接形成してもよい。
fO2 膜22A中には、Hfソース中に含まれる水素
(H)が自然に取りこまれる。一方、Hfソース中に含
まれる炭素(C)は、酸化剤のO2 ガスにより酸化され
てCO又はCO2 となってチャンバー内から排気され
る。また、チャンバー内には、Hfソースを構成する元
素であるHf、O、C、Hに加えてN2 ガスも存在する
が、500℃程度の温度下ではN2 ガスは非常に不活性
であるため、N2 ガスの寄与は無視できる。
りHfO2 膜22Aを分析したところ、HfO2 膜22
Aを構成する主要な元素はHf及びOであった。また、
HfO2 膜22Aには3×1019〜4×1020[atoms/c
m3] 程度のCと、5×1020〜4×1021[atoms/cm3]
程度のHとが含有されていた。
(以下、PDA(post deposition anneal))を行な
う。PDAは、例えば、窒素雰囲気中において700℃
程度で30秒間行なう。ここで、PDAを行なうことに
よって、SiON膜21BとHfO2 膜22Aとの積層
構造に生じる変化を図9(a)〜(d)を参照しながら
詳しく説明する。前述のように、PDAの実施前におい
ては、図9(a)に示すように、SiON膜21B及び
HfO2 膜22Aはそれぞれ水素を含んでいる。ここ
で、PDAを実施すると、図9(b)に示すように、S
iON膜21B及びHfO2 膜22Aのそれぞれから水
素が水素ガスとして効果的に脱離する結果、図9(c)
に示すように、SiON膜21B及びHfO2 膜22A
のそれぞれの内部に空孔(図中の白丸)を形成できる。
そして、図9(d)に示すように、これらの空孔を介し
てシリコン基板20又はSiON膜21Bに含まれるシ
リコンがHfO2 膜22A中に拡散すると共に、HfO
2 膜22Aに含まれるHfがSiON膜21B中に拡散
する。その結果、図7(c)に示すように、熱的安定性
の高いシリコン含有HfO2 膜22が形成されると共
に、比誘電率の高いHf含有SiON膜よりなる下部バ
リア膜21が形成される。ここで、シリコン含有HfO
2 膜22は、HfO2 膜22Aがシリコンの拡散により
緻密化されることによって形成されている。また、下部
バリア膜21の具体的な組成は第1の実施形態の下部バ
リア膜11bと同様である。
及びSiON膜21Bからの水素脱離によって形成され
る空孔は、HfとSiとの相互拡散を促進する効果を持
つ。このとき、PDAの温度を700℃程度に設定する
ことは、水素脱離を顕著にして空孔形成を容易にすると
いう効果、及び、Hf又はSiの拡散を容易にするとい
う効果、つまり二重の効果をもたらす。その結果、1回
のPDAを行なうだけで、HfO2 膜22AにSiを取
り込んで熱的安定性の高いシリコン含有HfO 2 膜22
を形成できると共にSiON膜21BにHfを取り込ん
で比誘電率の高い下部バリア膜21(Hf含有SiON
膜)を形成できる。従って、シリコン含有HfO2 膜2
2及び下部バリア膜21を含むゲート絶縁膜25(図8
(c)参照)全体としての熱的安定性も改善できると共
に、ゲート絶縁膜25全体としての比誘電率も結果的に
増大させることができる。
を軽く窒化することによって、図8(a)に示すよう
に、比誘電率の高い厚さ20nm程度の上部バリア膜2
3を形成する。すなわち、上部バリア膜23は、窒素を
含むシリコン含有HfO2 膜よりなる。尚、上部バリア
膜23の具体的な組成は第1の実施形態の上部バリア膜
11cと同様である。
ア膜23の上に、ゲート電極となるポリシリコン膜24
を例えばCVD法を用いて形成する。その後、ゲート電
極形成領域を覆うマスクパターン(図示省略)を用い
て、ポリシリコン膜24、上部バリア膜23、シリコン
含有HfO2 膜22及び下部バリア膜21に対して順次
ドライエッチングを行なう。これにより、図8(c)に
示すように、下部バリア膜21、シリコン含有HfO2
膜22及び上部バリア膜23の積層構造を有するゲート
絶縁膜25を介して、シリコン基板20上にゲート電極
26が形成される。その後、ゲート電極26をマスクと
して、シリコン基板20に対してイオン注入を行なっ
て、ソース領域又はドレイン領域となる不純物拡散層2
7を形成する。最後に、不純物拡散層27中の不純物を
活性化させるため、950℃程度の温度下で30秒間程
度の熱処理を行なう。以上に説明した工程によって、hi
gh-kゲート絶縁膜を有するMIS型電界効果トランジス
タが完成する。
よると、シリコン基板20上に、水素を含むHfO2 膜
22Aを形成した後、HfO2 膜22Aに対して熱処理
(PDA)を行なって水素を脱離させ、それにより形成
された空孔を介してシリコンをHfO2 膜22A中に拡
散させてシリコン含有HfO2 膜22を形成する。この
ため、HfO2 膜22A中にシリコンを効率的に含ませ
ることができると共に、最終的に空孔が消失してシリコ
ン含有HfO2 膜22の緻密化が進む。ここで、第1の
実施形態で述べたように、シリコン含有HfO2 膜22
は製造プロセス中の高温処理によって結晶化しにくいた
め、シリコン含有HfO2 膜22の大部分が装置完成後
においてもアモルファス状態に保たれる。その結果、シ
リコン含有HfO2 膜22を有するゲート絶縁膜25、
つまりhigh-kゲート絶縁膜にリーク電流が生じることを
抑制できる。従って、high-kゲート絶縁膜の熱的安定性
が向上するため、耐熱性の優れた半導体装置を実現でき
ると共に、半導体装置の製造におけるプロセスマージン
を大きくすることができる。
膜22Aを形成する前に、シリコン基板20上に、水素
を含むSi3N4膜21Aを形成する。尚、Si3N4膜2
1Aは、HfO2 膜22Aを形成するときに酸化されて
SiON膜21Bとなる。その後、HfO2 膜22Aに
対してPDAを行なうときに、SiON膜21Bに含ま
れるシリコンをHfO2 膜22A中に拡散させる。ま
た、SiON膜21Bから水素を脱離させ、それにより
形成された空孔を介してHfO2 膜22Aに含まれるH
fをSiON膜21B中に拡散させることにより下部バ
リア膜21を形成する。このため、HfO2 膜22A中
にシリコンを確実に含ませることができる。また、Hf
O2 膜22A又はシリコン含有HfO2 膜22とシリコ
ン基板20とが反応することを防止できる。また、下部
バリア膜21に、シリコン含有HfO2 膜22と同じH
fを含ませることができるため、下部バリア膜21の比
誘電率を高くでき、それによってゲート絶縁膜25全体
の比誘電率を高くすることができる。
膜22Aに対してPDAを行なう工程と、ゲート電極2
6となるポリシリコン膜24を形成する工程との間に、
シリコン含有HfO2 膜22の表面を窒化して上部バリ
ア膜23を形成する。このため、ゲート電極26中の材
料とシリコン含有HfO2 膜22中の材料とが互いに拡
散することを防止できる。また、上部バリア膜23に、
シリコン含有HfO2膜22と同じHfを含ませること
ができるため、上部バリア膜23の比誘電率を高くで
き、それによってゲート絶縁膜25全体の比誘電率を高
くすることができる。
ムと水素とを含むソースプリカーサを用いたCVD法に
よりHfO2 膜22Aを形成するため、HfO2 膜22
Aに水素を確実に含ませることができる。
行なう工程の特徴(例えば水素脱離によるHf及びSi
の相互拡散)及び効果(例えば熱的安定性の改善)につ
いて、実験データを示す図面等を参照しながら説明す
る。
脱離していく水素を、TDS(thermal desorption spe
ctroscopy :昇温脱離分光)法によって測定した結果を
示している。図10において、横軸は熱処理温度を示し
ており、縦軸は、TDS法によって測定された水素ガス
のスペクトル強度を示している。図10に示すように、
熱処理温度が400℃程度に達すると、まず、HfO2
膜の表面に吸着した水素が脱離し始める。その後、熱処
理温度が700℃程度に達すると、HfO2 膜中に含ま
れる水素が脱離する。堆積直後のHfO2 膜に含まれて
おり且つその後の熱処理によってHfO2 膜から最終的
に脱離した水素分子の密度を求めたところ、5.6×1
020[molecules/cm3 ]という高い結果が得られた。ま
た、図10に示す結果によると、熱処理温度が700℃
程度のときに、脱離水素の検知量が最も多くなってい
る。従って、PDAの温度としては700℃程度が最適
であり、このように設定することによって、HfO2 膜
に含まれる過剰な水素を脱離させてHfO2 膜を最も効
果的に緻密化することができる。
utoxideを用いたCVD法によりSi基板上に形
成されたHfO2 膜のサンプルに対して超高真空中で加
熱処理(昇温速度:10℃/分)を行ないながら、高分
解能断面TEM(transmission electron microscope)
を用いて昇温中のHfO2 膜の変化をその場観察したと
ころ、以下のことが確認された。すなわち、室温(Hf
O2 膜の堆積直後)では、Si基板の上に、Si原子が
多く且つHf原子が少ない界面層(SiON膜21Bと
対応)が存在すると共に該界面層の上にSi原子が少な
く且つHf原子が多いHfO2 層が存在する。その後、
温度を上げていくと、620℃から850℃までの温度
領域において、界面層とHfO2 層との間に、界面層よ
りもSi原子が少なく且つHfO2 層よりもHf原子が
少ない相互拡散層が明らかに存在し始める。最終的に8
60℃で高温アニールを行なったところ、HfO2 層と
相互拡散層との積層構造(シリコン含有HfO2 膜22
と対応)の合計物理膜厚は、堆積時点(室温)のHfO
2 膜と比較して厚くなった。すなわち、相互拡散層の拡
大によって界面層が縮小し、その結果、界面層を含むH
fシリケート積層構造全体の比誘電率が高くなった。
℃/秒程度と高いと共に700℃程度の熱処理温度の保
持時間も30秒程度と短いので、前述の高分解能断面T
EMによる昇温中のその場観察と比較して、サーマルバ
ジェット(熱負荷)が極めて小さい。このため、PDA
に起因したSi基板の酸化は1nm以下しか起こらず、
また、前述の界面層はSi及びHfの相互拡散により非
常に薄くなる結果、最終的な界面層(下部バリア膜21
と対応)の厚さは0.5nm程度となる。従って、界面
層を含むHfシリケート積層構造全体の比誘電率が高く
なる結果、該積層構造全体のEOTは非常に小さくな
る。すなわち、水素を含むHfソースを用いたCVD法
によるHfO2 膜の形成は、high-kゲート絶縁膜の形成
方法として非常に有利である。それに対して、水素を含
まない、通常のHfソースを用いたCVD法によりHf
O2 膜を形成し、該HfO2 膜に対して、前述の高分解
能断面TEMによる昇温中のその場観察を行なったとこ
ろ、界面層とHfO2 層との間で相互拡散はほとんど起
こらず、その結果、HfO2 層の熱的安定性の改善、或
いは界面層とHfO2 層との積層構造における比誘電率
の増加は見られなかった。
用いたCVD法により形成された、Hを含むHfO2 膜
に対して、熱処理後にC−V測定を行なった結果を示し
ている。具体的には、ゲート絶縁膜として物理膜厚3.
0〜3.3nmのHfO2 膜を用い且つゲート電極とし
てポリシリコンを用いたMOSキャパシタのサンプルに
対して、ゲート電極に注入された不純物を活性化するた
めのアニールを900℃、950℃及び1050℃で行
なった後に基板側を0Vとしてゲート電圧Vgを印加し
た。図11において、横軸はゲート電圧(Vg)を示し
ており、縦軸は、容量を示している。また、◆は900
℃で熱処理を行なったときの容量の測定値を示してお
り、■は950℃で熱処理を行なったときの容量の測定
値を示しており、▲は1050℃で熱処理を行なったと
きの容量の測定値を示している。
xideから形成された、Hを含むHfO2 膜を用いた
場合、活性化アニール温度を上げた場合においても、安
定したCーVカーブを示しており、理想的なMOSキャ
パシタとして耐えうる温度は1050℃以上にも達して
いる。すなわち、Hを含むHfO2 膜においては、PD
Aによる水素脱離に伴ってHf及びSiの相互拡散が顕
著に生じる結果、該HfO2 膜の表面側にもSi含有層
が存在するため、ポリシリコンをゲート電極として使用
した場合においても、図11に示すように、1050℃
程度でも非常に安定な熱耐性を示している。
には、Hf−nitrato(Hf(NO3)4)を用い
たCVD法により形成された、Hを含まないHfO2 膜
に対して、熱処理後にC−V測定を行なった結果を比較
例として示している。具体的には、ゲート絶縁膜として
物理膜厚3.0〜3.3nmのHfO2 膜を用い且つゲ
ート電極としてポリシリコンを用いたMOSキャパシタ
のサンプルに対して、ゲート電極に注入された不純物を
活性化するためのアニールを900℃、950℃及び1
150℃で行なった後に基板側を0Vとしてゲート電圧
Vgを印加した。図12において、横軸はゲート電圧
(Vg)を示しており、縦軸は、容量を示している。ま
た、■は900℃で熱処理を行なったときの容量の測定
値を示しており、◆は950℃で熱処理を行なったとき
の容量の測定値を示しており、▲は1150℃で熱処理
を行なったときの容量の測定値を示している。
oから形成された、Hを含まないHfO2 膜を用いた場
合、理想的なMOSキャパシタとして耐えうる温度は9
00℃程度までである。図11及び図12に示す結果を
総合すると、Hを含むHfO 2 膜を用いた場合の熱的安
定性保証温度は1050℃程度以上である一方、Hを含
まないHfO2 膜を用いた場合の熱的安定性保証温度は
900℃程度である。すなわち、Hを含むHfO2 膜を
用いた場合の方が、熱的安定性保証温度において150
℃以上もの改善が見られた。
膜/ポリシリコン膜の積層構造を有するMOSキャパシ
タにおいて、Hを含むHfO2 膜及びHを含まないHf
O2膜をそれぞれ用いた場合の熱的安定性を比較した結
果を示している。具体的には、各MOSキャパシタのサ
ンプルに対して、窒素雰囲気中で900℃から1150
℃までの温度の活性化アニールを30秒間行なった後
に、基板側を0Vとしてー1.0Vのゲート電圧
(VG )を印加してリーク電流JG の測定を行なった。
また、Hを含むHfO2 膜はHf−t−butoxid
eから形成されたものであり、Hを含まないHfO2 膜
はHを含まないソースから形成されたものである。図1
3において、横軸は活性化アニール温度を示しており、
縦軸は、リーク電流JG を示している。また、◆はHを
含まないソースを用いた場合のリーク電流JG の測定値
を示しており、□はHf−t−butoxideを用い
た場合のリーク電流JG の測定値の測定値を示してい
る。
xideから形成された、Hを含むHfO2 膜を用いた
場合には、活性化アニール温度を上げた場合でもリーク
電流JG の増加は約1桁のみに抑制された。それに対し
て、Hを含まないHfO2 膜を用いた場合には、活性化
アニール温度を上げたときにリーク電流JG が約3桁、
つまりHを含むHfO2 膜を用いた場合と比べて100
0倍程度も増加した。言い換えると、Hを含むHfO2
膜を用いた場合には、Hを含まないHfO2 膜を用いた
場合と比べて欠陥生成確率を1000分の1程度以下に
低減できる。
2 膜及びHを含まないHfO2 膜のそれぞれを同じ物理
膜厚(3nm)で堆積した場合に、界面層を含む各Hf
O2膜のEOTを測定したところ、Hを含むHfO2 膜
を堆積した場合は1.1nmであり、Hを含まないHf
O2 膜を堆積した場合は1.6nmであった。つまり、
Hを含むHfO2 膜を堆積した場合の比誘電率は、Hを
含まないHfO2 膜を堆積した場合の比誘電率よりも約
1.46倍高かった。これは、Hを含むHfO 2 膜を堆
積した場合、界面層とHfO2 との間でSi及びHfの
相互拡散が生じて界面層にHfが含まれるようになる結
果、界面層部分の比誘電率が大きく低減することによっ
て起こる。
3.5nmのHfO2 膜を形成した後、該HfO2 膜に
対してPDA処理(800℃、30秒間)を行ない、そ
の後、MgKa線を用いたXPS(X-ray photoelectro
n spectroscopy)法によりHfO2 膜の表面側からS
i、O及びHfを測定したとろ、PDA処理後のHfO
2膜の組成は、Hfが0.60、Siが0.49、Oが
2.0と分析された。尚、XPS法による測定にあたっ
ては、主としてHfO2 膜の表面側を観察するため、基
板表面に対する脱出角度が57度の光電子を検出するこ
とによって、検出深さを2〜3nm程度に設定した。前
述の結果より、PDA処理後のHfO2 膜においては、
Siが表面近くまで拡散してきていることが判明した。
るHfO2 膜(水素含有)に対してPDAを行なった場
合における、HfO2 膜成膜直後の物理膜厚と、MOS
キャパシタ完成後のリーク電流との関係を示している。
具体的には、CVD法によりHを含むHfO2 膜を成膜
した後、該HfO2 膜に対して、圧力約60000Pa
(450torr)の窒素雰囲気中で800℃、30秒
間のPDAを行ない、その後、ゲート電極となるポリシ
リコン膜を堆積した。その後、ポリシリコン膜に対して
イオン注入を行なった後、圧力約110000Pa(7
60torr)の窒素雰囲気中で900℃、30秒間の
活性化アニールを行ない、その後、基板側を0Vとして
ー1.0Vのゲート電圧(VG )を印加してリーク電流
JG の測定を行なった。尚、HfO2 膜成膜直後の物理
膜厚は、エリプソメトリー法(偏光法)を用いて測定さ
れたものである。また、比較のため、HfO2 膜に対し
てPDAを行なう工程を省略したMOSキャパシタのサ
ンプルについても、HfO 2 膜成膜直後の物理膜厚と、
MOSキャパシタ形成後のリーク電流との関係を調べ
た。
合の方が、PDAを行なわない場合と比べてリーク電流
JG を小さく抑制できている。これは、PDAによって
HfO2 膜中にSiが拡散する結果、活性化アニールに
よってHfO2 膜が結晶化することを防止できるため、
完成後のMOSキャパシタにおいてHfO2 膜の大部分
がアモルファス状態に保たれてゲートリーク電流増加を
抑制できたものと考えられる。また、Si含有HfO2
膜の緻密化によって、電極材料と高誘電率膜材料との反
応を抑制できたことによっても、ゲートリーク電流が低
減されたと考えられる。また、図14に示すように、P
DAを行なった場合におけるゲートリーク電流抑制効果
は、HfO2 膜の物理膜厚が小さくなるほど顕著に現れ
ている。以上の結果から、ゲート絶縁膜となる高誘電率
膜を堆積した後、ゲート電極の形成前に、高誘電率膜に
対してPDA(ポスト・デポジション・アニール)を行
なう工程を設けることは非常に重要であり、これによっ
て、リーク電流を非常に効果的に低減できることが確認
された。
26としてポリシリコン膜24を用いたが、これに代え
て、金属膜を用いてもよい。例えば、シリコン含有Hf
O2膜22の表面を窒化した後、ゲート電極26となる
TiN膜及びAl膜をスパッタリング法により順次堆積
してもよい。或いは、シリコン含有HfO2 膜22の表
面を窒化した後、ゲート電極26となるTa膜を堆積し
てもよい。或いは、シリコン含有HfO2 膜22の表面
を窒化することなく、TiN膜又はTaN膜等を堆積し
てもよい。この場合、TiN膜又はTaN膜等にSi又
はGeを混ぜてもよい。また、以上のようにゲート電極
26として金属膜を用いる場合、金属膜の形成後に、さ
らに熱処理(PMA:Post Metalization Anneal)を加
えることによって、ゲート絶縁膜25中の欠陥をさらに
低減することができる。このように形成されたMOS構
造に対してC−V測定を行なうと、絶縁膜中の欠陥量と
対応するヒステリシスの減少が確認される。また、PM
Aの温度は700℃以上が有効である。さらに、Hを含
有するガス中で450℃、30分間程度のアニールを行
なうと、ゲート絶縁膜25中の界面準位も低減できる。
縁膜25を構成する高誘電率材料としてHfO2 を用い
たが、これに代えて、ZrO2 、TiO2 、Ta2O5、
La 2O3、CeO2 、Al2O3、又はBST(バリウム
ストロンチウムチタニウムオキサイド)を用いてもよ
い。或いは、HfxAlyO2 (但しx>0且つy>0)
等の3元系酸化物を用いてもよい。或いは、以上に述べ
たような金属酸化物にSi原子が含まれた金属シリケー
トを用いてもよい。尚、いずれの場合においても、水素
を含有する高誘電率膜における前述の相互拡散の効果
は、高誘電率膜の堆積時点での組成又は構成材料に関わ
らず実現される。
ソースプリカーサであるHf−t−butoxideを
用いたCVD法によりHfO2 膜22Aを堆積したが、
これに代えて、CVD法を用いる場合には、水素とハフ
ニウムとを含む他のHfソースプリカーサ、例えばテト
ラキスジエチルアミドハフニウム(TDEAH:Tetrak
is diethylamido hafnium 、C16H40N4Hf )、テト
ラキスジメチルアミノハフニウム(TDMAH:Tetrak
is dimethylamino hafnium、C16H36HfO4)、又は
テトラキス1メトキシ2メチル2プロポキシハフニウム
(Hf(MMP)4 :Tetrakis 1-Methoxy-2-methl-2-p
ropoxy hafnium、Hf[OC(CH3)2CH2OCH3]
4 )等を用いてもよい。或いは、ハフニウムを含む固体
Hfソースプリカーサ、例えばHf−nitrato
(Hf(NO3)4)と、水素を含むソースガス、例えば
水素ガスとを用いたCVD法によりHfO2 膜を形成し
てもよい。或いは、スパッタ法等のPVD(physical v
apor deposition )法を用いる場合には、水素を含む雰
囲気中でハフニウムを含むターゲットを用いてもよい。
具体的には、酸素ガス及びアルゴンガスに水素ガスを加
えた雰囲気中でハフニウムターゲットを用いてもよい
し、アルゴンガスに水素ガスを加えた雰囲気中でハフニ
ウムオキサイドターゲットを用いてもよい。尚、水素ガ
スは、高誘電率膜(HfO2 膜)中に水素を積極的に取
りこませるために添加されている。
膜22A又はSi3N4膜21Aに所定の物質(空孔形成
用物質)として水素を取りこませたが、これに代えて、
例えばハロゲン系ガスを用いて塩素、フッ素又はヨウ素
等を取り込ませてもよい。尚、空孔形成用物質として
は、600〜850℃程度の温度でHfO2 膜22A又
はSi3N4膜21Aからガスとして脱離し且つこれによ
り形成された空孔を介してHf又はSiの拡散を促進で
きるものであればよい。また、HfO2 膜22A及びS
i3N4膜21Aのそれぞれに含まれる空孔形成用物質が
異なっていてもよい。
基板20に対して、窒素を含むガス中で熱窒化又はプラ
ズマ窒化等を行なうことによりSi3N4膜21Aつまり
下部バリア膜21を形成してもよい。或いは、Si3N4
膜21Aを形成することなく、HfO2 膜22Aの形成
前にシリコン基板20の表面を N2Oガスを用いて窒化
することによりSiON膜21Bを直接形成してもよ
い。或いは、HfO2 膜22Aの蒸着形成の初期に窒素
を含むガスを導入することによって、下部バリア膜21
となる窒素含有の高誘電体絶縁膜をシリコン基板20上
に直接形成してもよい。
含有HfO2 膜22に対して、窒素を含むガス中で熱窒
化又はプラズマ窒化等を行なうことにより上部バリア膜
23を形成してもよい。或いは、ゲート電極26となる
ポリシリコン膜24の形成初期に窒素ガスを導入するこ
とによって、シリコン含有HfO2 膜22の表面を窒化
して上部バリア膜23を形成してもよい。或いは、Hf
O2 膜22Aの蒸着形成の最終段階で窒素を含むガスを
導入することによって、HfO2 膜22Aの表面側に、
上部バリア膜23となる窒素含有の高誘電体絶縁膜を形
成してもよい。
膜22Aに対してPDAを行なってシリコン含有HfO
2 膜22を形成した後、シリコン含有HfO2 膜22の
表面を窒化して上部バリア膜23を形成したが、これに
代えて、HfO2 膜22Aの表面を窒化して上部バリア
膜23を形成した後、HfO2 膜22Aに対してPDA
を行なってシリコン含有HfO2 膜22を形成してもよ
い。
ア膜21、シリコン含有HfO2 膜22及び上部バリア
膜23の積層構造全体が窒素を含有していてもよい。
(b)に示す工程において、まず、気化したHf−t−
butoxide等のソースをチャンバー内に送りこん
だ後、酸素ガスをチャンバー内に供給し、その後、チャ
ンバー内の温度を室温から昇温して300〜500℃程
度の範囲内の一定温度に保つことが好ましい。このよう
にすると、低温下でシリコン基板20上にHf分子をす
ばやく吸着させることができるため、HfO2 膜22A
を均一に形成できる。また、ソースガスの供給を開始し
てからHfO2 の結晶成長が起こるまでのインキュベー
ション時間を短くできる。さらに、HfO2 膜22Aと
シリコン基板20との間に形成される界面層(SiON
膜21B)を薄くすることができる。
(c)に示す工程で用いられるPDAにおける熱処理温
度は600℃以上且つ850℃以下であることが好まし
い。このようにすると、HfO2 膜22Aから水素を確
実に脱離させることができ、それによってHfO2 膜2
2A中にシリコンを確実に拡散させることができる。
含有HfO2 膜22の組成をHfxSiyO(但しx>0
且つy>0)と表記すると共に製造プロセスでの最高温
度をT[℃]と表記したときに、T≦6.69・y/
(x+y)+749.4であることが好ましい。このよ
うにすると、シリコン含有HfO2 膜22を有するゲー
ト絶縁膜25の熱的安定性を確実に保つことができる。
また、ゲート電極26がシリコンを含む材料よりなる場
合には、T≦6.69・y/(x+y)+749.4且
つy/(x+y)≦0.30であることが好ましい。こ
のようにすると、シリコン含有HfO2 膜22を有する
ゲート絶縁膜25の熱的安定性及び信頼性を確実に保つ
ことができる。
処理によって、ゲート絶縁膜を構成する高誘電率膜が結
晶化することを防止できるため、完成後の半導体装置に
おいて、高誘電率膜の大部分がアモルファス状態に保た
れる。このため、high-kゲート絶縁膜にリーク電流が生
じることを抑制できるので、high-kゲート絶縁膜の熱的
安定性が向上して、耐熱性の優れた半導体装置を実現で
きる。
面図である。
化温度及び熱的安定性保証温度との関係を示す図であ
る。
た、熱的安定性を保持できるHfシリケートの組成の許
容範囲を示す図である。
比誘電率との関係を示す図である。
信頼性寿命との関係を示す図である。
熱的安定性及び信頼性との関係を示す図である。
る半導体装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
る半導体装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
る半導体装置の製造方法におけるPDAの作用を説明す
るための図である。
水素を、TDS法によって測定した結果を示す図であ
る。
製造方法におけるHf−t−butoxideを用いた
CVD法により形成された、Hを含むHfO2 膜に対し
て、熱処理後にC−V測定を行なった結果を示す図であ
る。
CVD法により形成された、Hを含まないHfO2 膜に
対して、熱処理後にC−V測定を行なった結果を示す図
である。
コン膜の積層構造を有するMOSキャパシタにおいて、
Hを含むHfO2 膜(本発明の第2の実施形態)及びH
を含まないHfO2 膜(比較例)をそれぞれ用いた場合
の熱的安定性を比較した結果を示す図である。
に対して、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の
製造方法のPDAを行なった場合における、HfO2 膜
成膜直後の物理膜厚と、MOSキャパシタ完成後のリー
ク電流との関係を示す図である。
Claims (24)
- 【請求項1】 基板上に形成されたゲート絶縁膜と、 前記ゲート絶縁膜上に形成されたゲート電極とを備え、 前記ゲート絶縁膜は、一の金属、酸素及びシリコンを含
む高誘電率膜と、前記高誘電率膜の下側に形成されてお
り、前記一の金属、酸素、シリコン及び窒素を含む下部
バリア膜とを有することを特徴とする半導体装置。 - 【請求項2】 前記ゲート絶縁膜は、前記高誘電率膜の
上側に形成された上部バリア膜を有し、 前記上部バリア膜は、前記一の金属、酸素及び窒素を含
むことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。 - 【請求項3】 前記一の金属、酸素及びシリコンをそれ
ぞれM、O及びSiとして前記高誘電率膜の組成をMx
SiyO(但しx>0且つy>0)と表記したときに、 0.23≦y/(x+y)≦0.90であることを特徴
とする請求項1に記載の半導体装置。 - 【請求項4】 前記一の金属、酸素及びシリコンをそれ
ぞれM、O及びSiとして前記高誘電率膜の組成をMx
SiyO(但しx>0且つy>0)と表記したときに、 0.23≦y/(x+y)≦0.30であることを特徴
とする請求項1に記載の半導体装置。 - 【請求項5】 前記一の金属はハフニウム又はジルコニ
ウムであり、 前記一の金属、酸素、シリコン及び窒素をそれぞれM、
O、Si及びNとして前記下部バリア膜の組成をMxS
iyON(但しx>0且つy>0)と表記したときに、 x/(x+y)≧0.10であることを特徴とする請求
項1に記載の半導体装置。 - 【請求項6】 前記ゲート電極はメタルゲート電極であ
ることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。 - 【請求項7】 基板上に、一の金属、酸素及び所定の物
質を含む高誘電率膜を形成する工程と、 前記高誘電率膜に対して熱処理を行なうことにより、前
記基板側からシリコンを前記高誘電率膜中に拡散させて
シリコン含有高誘電率膜を形成する工程と、 前記シリコン含有高誘電率膜の上にゲート電極となる導
電膜を形成する工程とを備えていることを特徴とする半
導体装置の製造方法。 - 【請求項8】 前記所定の物質は水素であることを特徴
とする請求項7に記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項9】 前記高誘電率膜を形成する工程よりも前
に、前記基板上に、シリコン、窒素及び前記所定の物質
を含む絶縁膜を形成する工程を備え、 前記高誘電率膜に対して熱処理を行なう工程は、前記絶
縁膜に含まれるシリコンを前記高誘電率膜中に拡散させ
る工程と、前記高誘電率膜に含まれる前記一の金属を前
記絶縁膜中に拡散させることにより下部バリア膜を形成
する工程とを含むことを特徴とする請求項7に記載の半
導体装置の製造方法。 - 【請求項10】 前記高誘電率膜を形成する工程は、前
記一の金属と前記所定の物質とを含むソースプリカーサ
を用いたCVD法により前記高誘電率膜を形成する工程
を含むことを特徴とする請求項7に記載の半導体装置の
製造方法。 - 【請求項11】 前記高誘電率膜を形成する工程は、前
記一の金属を含むソースプリカーサと、前記所定の物質
を含むソースガスとを用いたCVD法により前記高誘電
率膜を形成する工程を含むことを特徴とする請求項7に
記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項12】 前記高誘電率膜を形成する工程は、前
記所定の物質を含む雰囲気中で前記一の金属を含むター
ゲットを用いたPVD法により前記高誘電率膜を形成す
る工程を含むことを特徴とする請求項7に記載の半導体
装置の製造方法。 - 【請求項13】 基板上に、一の金属、酸素及び水素を
含む高誘電率膜を形成する工程と、 前記高誘電率膜に対して熱処理を行なうことにより、前
記基板側からシリコンを前記高誘電率膜中に拡散させて
シリコン含有高誘電率膜を形成する工程と、 前記シリコン含有高誘電率膜の上にゲート電極となる導
電膜を形成する工程とを備えていることを特徴とする半
導体装置の製造方法。 - 【請求項14】 前記高誘電率膜を形成する工程よりも
前に、前記基板上に、シリコン、窒素及び水素を含む絶
縁膜を形成する工程を備え、 前記高誘電率膜に対して熱処理を行なう工程は、前記絶
縁膜に含まれるシリコンを前記高誘電率膜中に拡散させ
る工程と、前記高誘電率膜に含まれる前記一の金属を前
記絶縁膜中に拡散させることにより下部バリア膜を形成
する工程とを含むことを特徴とする請求項13に記載の
半導体装置の製造方法。 - 【請求項15】 前記高誘電率膜を形成する工程は、前
記一の金属と水素とを含むソースプリカーサを用いたC
VD法により前記高誘電率膜を形成する工程を含むこと
を特徴とする請求項13に記載の半導体装置の製造方
法。 - 【請求項16】 前記高誘電率膜を形成する工程は、前
記一の金属を含むソースプリカーサと、水素を含むソー
スガスとを用いたCVD法により前記高誘電率膜を形成
する工程を含むことを特徴とする請求項13に記載の半
導体装置の製造方法。 - 【請求項17】 前記高誘電率膜を形成する工程は、水
素を含む雰囲気中で前記一の金属を含むターゲットを用
いたPVD法により前記高誘電率膜を形成する工程を含
むことを特徴とする請求項13に記載の半導体装置の製
造方法。 - 【請求項18】 前記一の金属はハフニウム又はジルコ
ニウムであることを特徴とする請求項7又は13に記載
の半導体装置の製造方法。 - 【請求項19】 前記高誘電率膜に対して熱処理を行な
う工程と前記導電膜を形成する工程との間に、前記シリ
コン含有高誘電率膜の表面を窒化することにより上部バ
リア膜を形成する工程を備えていることを特徴とする請
求項7又は13に記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項20】 前記高誘電率膜を形成する工程と前記
高誘電率膜に対して熱処理を行なう工程との間に、前記
高誘電率膜の表面を窒化することにより上部バリア膜を
形成する工程を備えていることを特徴とする請求項7又
は13に記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項21】 前記高誘電率膜に対して熱処理を行な
う工程における熱処理温度は600℃以上且つ850℃
以下であることを特徴とする請求項7又は13に記載の
半導体装置の製造方法。 - 【請求項22】 前記一の金属、酸素及びシリコンをそ
れぞれM、O及びSiとして前記シリコン含有高誘電率
膜の組成をMxSiyO(但しx>0且つy>0)と表記
すると共に製造プロセスでの最高温度をT[℃]と表記
したときに、 T≦6.69・y/(x+y)+749.4であること
を特徴とする請求項7又は13に記載の半導体装置の製
造方法。 - 【請求項23】 前記ゲート電極はシリコンを含む材料
よりなり、 y/(x+y)≦0.30であることを特徴とする請求
項22に記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項24】 前記ゲート電極はメタルゲート電極で
あり、 前記導電膜を形成する工程よりも後に、前記基板に対し
て熱処理を行なう工程を備えていることを特徴とする請
求項7又は13に記載の半導体装置の製造方法。
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