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JP2002535863A - 増幅器回路 - Google Patents

増幅器回路

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JP2002535863A
JP2002535863A JP2000594194A JP2000594194A JP2002535863A JP 2002535863 A JP2002535863 A JP 2002535863A JP 2000594194 A JP2000594194 A JP 2000594194A JP 2000594194 A JP2000594194 A JP 2000594194A JP 2002535863 A JP2002535863 A JP 2002535863A
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current
circuit
amplifier circuit
filter
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フェルトマン,アンドレ
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Eindhoven Technical University
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    • H03F3/20Power amplifiers, e.g. Class B amplifiers, Class C amplifiers
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    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
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    • H03F2200/00Indexing scheme relating to amplifiers
    • H03F2200/331Sigma delta modulation being used in an amplifying circuit
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    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F2200/00Indexing scheme relating to amplifiers
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Abstract

(57)【要約】 電気信号を増幅する増幅器回路(11)は、動作の間、第1と第2の供給電圧値の間で振幅が変化するブロック波信号を生成する制御可能なスイッチング手段(2)と、ブロック波信号を濾波して出力信号(10)を生成するフィルタ手段(9)とを備える。フィルタ手段(9)は自己インダクタンス(16)およびキャパシタンス(17)を含む。増幅器回路(11)はさらに、増幅されるべき入力信号(16)に応答してスイッチング手段(2)を駆動することによってブロック波信号のパルス幅変調を行う変調手段(3)、入力信号、および出力信号(10)に比例する出力信号値から導出される基準値(Uref)から補正信号を供給して変調手段(3)を制御する補正手段(12)を備える。出力信号(10)内の干渉を補正するために、入力信号(6)から基準電流(Iref)を導出する手段(13)および、フィルタキャパシタンス(17)を介した電流に比例するフィルタキャパシタンス電流を提供する手段(8)も提供される。補正手段(12)は、基準電流(Iref)およびフィルタキャパシタンス電流(18)から電流補正信号を提供するように構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、電気信号を増幅する増幅器回路に関し、この増幅器回路は、動作の
間、第1と第2の供給電圧値の間で振幅が変化するブロック波信号を生成する制
御可能なスイッチング手段と、出力信号を生成するためにブロック波信号を濾波
し、自己インダクタンスおよびキャパシタンスを備えるフィルタ手段と、フィル
タキャパシタンスを介した電流に比例するフィルタキャパシタンス電流を提供す
る手段と、増幅されるべき入力信号に応答してスイッチング手段を駆動すること
によって、ブロック波信号のパルス幅変調を行う変調手段と、入力信号から導出
された基準値および出力信号に比例する出力信号値から補正信号を提供して変調
手段を制御する補正手段とを備える。
【0002】 この種類の増幅器回路は、米国特許第5,606,289号に開示され、実際
にはいわゆるD級増幅器として知られている。D級増幅器回路においては、増幅
されるべき入力信号の最高周波数よりもはるかに高い周波数を有するブロック波
信号が生成される。この信号のパルス幅比は、ブロック波信号の平均値が入力信
号に比例するように変調される。低域フィルタまたは共振器回路にブロック波信
号を加え、カットオフ周波数を、最高信号周波数とブロック波信号の周波数との
間に置くことにより、スイッチング周波数またはブロック波周波数、およびブロ
ック波信号の高域周波数が除去された出力信号が生成される。出力信号はブロッ
ク波信号の平均値を表し、その結果、変調器、補正信号、供給源およびスイッチ
ング手段の電気的な特性によって決定された増幅係数によって増幅されている入
力信号の平均値をも表す。通常、MOSFET(金属酸化物半導体電界効果トラ
ンジスタ)などのスイッチングトランジスタがスイッチング手段として使用され
る。
【0003】 例えばA級およびAB級の増幅器などの線形増幅器は、増幅器段が本質的に制
御可能な直列抵抗器として動作し、増幅器が最大負荷まで駆動されていないとき
に出力段で高い熱放散が発生するため、非常に低いエネルギ効率を有する。他方
、本発明による増幅器回路など切り換えられた出力段を備える増幅器回路は、ス
イッチング手段がオフのときには出力段を介した電流はゼロであり、スイッチン
グ手段がオンのときには出力段全体で電圧は実質的にゼロであるため、低い程度
の熱放散しか示さない。スイッチング増幅器またはD級増幅器は、実際に90%
以上の非常に高いエネルギ効率を有する。
【0004】 実際には、スイッチング増幅器内には多くの望ましくない効果が発生し、これ
は理想的な出力信号を干渉する原因となる。干渉は内部的なエラーおよび外部的
なエラーに分けることが可能である。
【0005】 増幅器の出力インピーダンスは主に、ブロック波信号を濾波して取り除くフィ
ルタ手段によって決定される。このインピーダンスは周波数に依存しており、現
実的な理由で、周波数帯域の終端の公称負荷抵抗にほぼ等しい。したがって、外
部的な原因による出力信号内の干渉は、負荷に供給される信号内ではほとんど抑
制できない。さらに、負荷インピーダンスに依存した周波数移動が発生する。
【0006】 更に、例えばスイッチングトランジスタは限定された応答時間を有し、これは
主に寄生キャパシタンスから生じる。2つのスイッチングトランジスタが直列に
配置されブロック波信号がトランジスタの接続点において生成される、いわゆる
半ブリッジ回路内に接続されたトランジスタは、正の供給端子から負の供給端子
へ電流パスが形成されるので、同時に「オン」になってはならない。このような
短絡の間に発生する電流は疑いもなく、スイッチングトランジスタを破損する原
因となる。この理由のために、いわゆる「デッドタイム」がトランジスタの切換
えの間維持され、トランジスタのうち少なくとも1つが「オフ」になるようにす
る。特に小さい振幅では、このデッドタイムは負荷された増幅器回路の信号転送
において強力な非線形性の原因となる。最後に、変調手段のタイプに応じて、供
給電圧に存在する干渉は出力信号に転送される可能性がある。
【0007】 出力フィルタによって生じる出力インピーダンス、およびデッドタイムと供給
電圧上の干渉から生じる非線形性は、従来技術でも従来技術のスイッチング増幅
器回路が適切に設計されていれば、変調手段への閉じたループのフィードバック
内の補正信号によって可能な限り低減することが可能である。しかし、出力フィ
ルタのインピーダンス/移相に起因して、実現し得る最大抑制では十分でないこ
とが分かっている。さらに、安定性の条件は、負荷と供給電圧に依存する可能性
がある。
【0008】 したがって、本発明の第1の目的は、出力フィルタが増幅器回路の信号転送特
性に与える影響を除去することによって、D級増幅器回路の出力信号内で内部お
よび外部のエラー源によって生じる干渉について、より強力な抑制を提供するこ
とである。
【0009】 本発明によれば、この目的は、入力信号から基準電流を導出する手段を提供す
ることによって達成され、補正手段は基準電流およびフィルタキャパシタンス電
流から電流補正信号として補正信号を提供するように構成されている。
【0010】 本発明は、出力信号内の干渉を迅速に補正するためには適切な差動補正が必要
であるという洞察に基づいており、この目的のために本発明は、増幅器回路の出
力信号電圧の微分係数に比例するフィルタキャパシタンス電流を有利に利用し、
D補正信号を提供するために別の微分手段が使用されると発生する高周波数ノイ
ズおよび他の干渉という欠点がない。
【0011】 本発明にしたがって制御ループ内に出力フィルタを置くことにより、このよう
に制御される増幅器の出力フィルタのインピーダンスは、増幅器内の出力インピ
ーダンスにはほとんど作用しない。増幅器回路の負荷に変化が起きると、このよ
うな負荷の変化によって生じるフィルタキャパシタンス電流の変化はすぐに電流
補正信号の生成を引き起すので、増幅器回路の負荷の変化は直接検出され、補正
される。
【0012】 本発明の好ましい実施の形態では、このような干渉をできるだけ迅速に、好ま
しくはスイッチング手段の1スイッチング期間内に最小化することが目的である
。この目的のために、フィルタキャパシタンス電流を提供する手段は広帯域手段
であり、すなわち、平均で増幅器の信号帯域幅の5倍またはそれ以上を含む。
【0013】 基本的に、フィルタキャパシタンス電流を測定する可能性は2つある。直接測
定の場合は、センサまたは抵抗器などの他の電気的な構成要素がフィルタコンデ
ンサと直列に接続される。間接測定の場合は、電流はフィルタキャパシタンスと
並列に接続されているコンデンサによって供給される。直接測定の利点は、フィ
ルタコンデンサを介した電流を最大の精度で表すことが可能であり、感知できる
ほどの移相がないことである。
【0014】 本発明の更なる実施の形態においては、フィルタキャパシタンスを介した電流
に最大限比例しているフィルタキャパシタンス電流を提供するために、フィルタ
キャパシタンス電流を提供する手段はフィルタキャパシタンスまたはその一部と
直列に接続される変流器を備え、その変流器は同軸ケーブルを上に巻きつけられ
たコアから構成され、例えば内側の導線などそのうち1つの導線はフィルタキャ
パシタンスと直列に接続され、一方、フィルタキャパシタンスを介した電流に比
例するフィルタキャパシタンス電流は、同軸ケーブルの外側の導線である他の導
線内で生成される。
【0015】 フィルタキャパシタンス電流および基準電流は、増幅されるべき信号内の可能
な直流(DC)成分に関する情報を含んでいない。したがって、電圧増幅器の形
態の本発明による増幅器回路の好ましい実施の形態は、電流補正信号に加えて電
圧補正信号も含む。
【0016】 本発明による増幅器回路の更に別の実施の形態では、補正信号は変調手段に関
して1つの制御信号の中に処理され、補正手段は基準電圧および出力電圧信号か
ら第1の差動信号を提供する第1の差動回路と、基準電流およびフィルタキャパ
シタンス電流から第2の差動信号を提供する第2の差動回路と、第1の差動信号
のための入力を含む比例(P)または比例積分(PI)制御回路と、係数(D)
によって第2の差動信号を処理する入力を含む制御回路と、PまたはPI制御回
路の出力信号とD制御回路の出力信号を加算して変調手段を制御する加算回路と
を備える。
【0017】 この実施の形態は、制御システムが電流フィードバックループを介して増幅器
回路の出力上の電流変化に迅速かつ適切に応答することを可能にし、電圧フィー
ドバックは、このシステムが低周波数範囲でも所望の出力レベルに従うようにす
る。実際には、信号周波数が低いときには1次の微分係数は小さすぎるので、フ
ィルタキャパシタンス電流は低周波数範囲では不十分な程度でしか応答しないこ
とが発見されているので、電圧フィードバックループは少なくとも約<500H
zの低周波数の範囲で動作するように設計しなければならない。
【0018】 従来技術では、比較器回路は一般に変調手段として使用され、その入力は三角
形(または鋸歯状の)電圧であり、信号は補正信号の可能な追加によって増幅さ
れる。この技法は「正弦-三角」変調として知られている。正弦-三角変調の場合
、増幅器が高い程度の出力に駆動されているときには変調手段は比較的非常に狭
いパルスを生じさせる可能性があり、この狭いパルスは半導体スイッチングトラ
ンジスタに有害である可能性がある。これに加えて、必要なデッドタイムの結果
としてエラーが導入される。このタイプのエラーは増幅器回路の内部エラーとし
て特徴づけることができる。これに加えて、正弦-三角変調器の出力電圧は、供
給されている供給電圧に比例しており、外部エラーとして考えることが可能であ
る。
【0019】 正弦-三角変調原理の他に、D級増幅器ではそれほど頻繁には使用されないが
、「シグマ-デルタ」変調原理も本発明による増幅器回路内で使用するのに適し
ている。シグマ-デルタ変調原理によれば、変調手段はヒステリシス制御回路を
備える。正弦-三角変調器とは異なり、シグマ-デルタ変調原理では、スイッチン
グ手段のスイッチング周波数は供給電圧および信号の変動の影響の下で変化する
可能性がある。
【0020】 本発明の好ましい実施の形態では、変調手段はヒステリシス制御回路を備え、
ヒステリシス制御回路はスイッチング手段のスイッチング周波数を変化させるこ
とを可能にするように機能するが、これは、従来技術から知られるスイッチング
増幅器では不可能であったことである。基本的には、本発明によるヒステリシス
制御回路を使用するときにはスイッチング周波数は自由であり、更なる制御がな
くても、供給電圧および出力電圧および出力電流とともに変化する。スイッチン
グ周波数が許容可能な入力信号の最も高い周波数に対して低すぎると、出力信号
内で望ましくない大きなスイッチングリプルが生じるので、低くなりすぎないよ
うにしなければならない。
【0021】 原理的には、本発明による増幅器回路の出力信号内の干渉は、拡張されている
にもかかわらず1つのスイッチング期間に等化される。その結果、固定されたス
イッチング周波数の原理を削除することによって、増大した応答速度が得られ、
これによって増幅器回路のより低い出力インピーダンスを実現することが可能に
なる。
【0022】 望ましい平均スイッチング周波数で動作する増幅器回路を実現するために、本
発明の別の実施の形態は、ヒステリシス制御回路に、応答してヒステリシス窓を
制御する制御入力を提供することによって周波数制御を行うよう構成されている
。ヒステリシス窓の幅は上記の干渉の除去に関しては特性に影響を与えることな
く、システムの(平均の)スイッチング周波数を決定する。
【0023】 本発明による増幅器回路内にヒステリシス制御回路を使用する別の利点は、増
幅器回路の出力信号と所望の値の差を積分するシグマ-デルタ変調原理で必要と
される統合手段が、出力フィルタのフィルタインダクタンスの形ですでに暗示的
に存在しており、その電流は結局、スイッチング手段のブロック波電圧と増幅器
の出力電圧の間の差の積分であるという点である。もちろん、フィルタインダク
タンスを介した電流はフィルタコンデンサ電流の中で部分的に使用可能であるが
、本発明によればその表示は、入力信号から導出された基準電流の所望の値と比
較され、補正信号としてヒステリシス制御回路に供給される。
【0024】 存在しなければならない出力フィルタと積分手段とを組み合わせる利点は、干
渉が、好ましくは迅速に最小化でき、望ましくはスイッチング手段の1スイッチ
ング期間内で最小化できるという点である。
【0025】 電圧増幅器の形の実施の形態の他に、いわゆる電流出力を備える増幅器の形で
実施の形態を実現することも可能である。このような電流増幅器では、フィルタ
の自己インダクタンス電流、フィルタキャパシタンス電流および/または出力信
号電流という3つの電流のうち少なくとも2つを測定しなければならない。
【0026】 本発明による電流増幅器の1つの実施の形態は、フィルタの自己インダクタン
スを介した電流に比例するフィルタ自己インダクタンス電流を提供する手段と、
出力信号電流に比例する出力電流信号を提供する手段とを備え、補正手段は基準
電流および出力電流信号から第1の差動信号を提供する第1の差動回路と、第1
の差動信号のための入力、および出力信号電圧に比例する出力電圧信号のための
入力を含む制御回路と、制御回路からの出力信号とフィルタ自己インダクタンス
電流に比例する電流値とを加算して変調手段を制御する加算回路とを備える。問
題の実施の形態においては、フィルタキャパシタンス電流はフィルタ自己インダ
クタンス電流および出力電流信号の測定から暗示的に導出される。
【0027】 本発明による増幅器回路の原理は、零点に関して正および負の電圧値を有する
供給源が使用可能ないわゆる半ブリッジ回路でも使用可能であり、また、いわゆ
る(制御された相補的なモードである)「2レベル」モードおよび「3レベル」
モードのいわゆる全ブリッジまたはHブリッジ回路でも使用可能である。後者の
場合、半ブリッジ回路を備える第1および第2の増幅器回路から構成される増幅
器回路が提供される場合があり、本発明の実施の形態によれば、第2の増幅器回
路における基準電圧および基準電流は、第1の増幅器回路に比較して逆相で処理
される。
【0028】 本発明によれば、干渉を最適に除去するために全ブリッジまたはHブリッジ回
路として接続されているこの増幅器回路は、第1および第2の増幅器回路に関す
る第1および第2の制御可能なヒステリシス窓を含む共通ヒステリシス制御回路
を備え、ヒステリシス制御回路は差動項および共通項を含む制御信号によって制
御され、差動項は第1と第2の増幅器回路の間の所望の位相差を制御し、共通項
は第1と第2の増幅器回路の平均スイッチング周波数を制御する。
【0029】 したがって、出力信号がゼロに等しくないときに出力上で2倍のスイッチング
周波数を達成するように、ヒステリシス制御に2つのブリッジ分岐のパルスの位
相を正確に設定させることが重要である。このいわゆる「3レベル」モードの主
な利点は、入力信号がないときにブリッジ分岐の2つの出力の間にスイッチング
リプルが絶対ないことである。
【0030】 実際に使用されている回路内では、所望の差動成分に加えて共通成分を備える
スイッチング手段のブロック波状の出力信号を防ぐことは困難である。これは特
に、スイッチング手段からの変調信号内の小さな時間差によって生じる。2つの
ブリッジ出力にわたって出力フィルタの自己インダクタンスを適切に配分し、フ
ィルタコイルを磁気的に結合することにより、差動信号成分と共通信号成分(同
相または「共通モード」)に関して異なったインダクタンスを実現することが可
能である。
【0031】 本発明による増幅器回路の他の実施の形態では、全ブリッジまたはHブリッジ
回路のブロック波信号を濾波するフィルタ手段が第1および第2の外側の脚を有
する本質的に8の字状のコアから構成される自己インダクタンスを備え、外側の
脚の各々は巻線を備え、コアはさらに中央の脚を有し、中央の脚は2つの外側の
脚よりも高い磁気抵抗を有し、第1の外側の脚の上の巻線は第1と第2のスイッ
チングトランジスタの接続点に接続され、第2の外側の脚の上の巻線は第3と第
4のスイッチングトランジスタの接続点に接続され、ブリッジ回路からの同相ま
たは共通モード信号がコアの2つの外側の脚内で磁場を生成し、ブリッジ回路か
らの逆位相信号が中央の脚を介して磁場を生成することによってこれが実現され
ている。
【0032】 実現されたインダクタンス配分に適応した異なるキャパシタンス値を、出力フ
ィルタのフィルタキャパシタンスと、差動パスおよび共通パスの両方に使用し、
出力フィルタ内の共通成分に関して低域通過帯域を実現することにより、この成
分は更に効果的に抑制することが可能である。
【0033】 本発明の更に別の実施の形態では、基準電流を形成する微分手段と、アンチエ
イリアシング入力フィルタ手段が入力側の1つの回路内で組み合わされ、この回
路は増幅器回路から入力信号を接続する入力、および低域フィルタが接続される
出力を含む第1の差動増幅器と、積分器として低域フィルタとカスケード状に接
続され基準電圧を供給する出力を含む第2の差動増幅器と、低域フィルタに接続
され基準電流を供給する第3の差動増幅器とを備えることによって、特に増幅器
回路のノイズ挙動に関してさらなる改善が達成される。
【0034】 本発明による増幅器回路は音声増幅器の出力段として使用するために特に適し
ているが、電力と帯域幅の積に対して非常に高い値を有するサーボ増幅器など、
電力増幅器にも有利に使用し、正確な測定および制御を行うことが可能である。
本発明は、本発明の好ましい実施の形態を示す添付の図面を参照しながら、次に
さらに詳細に説明される。種々の実施の形態を通じて同じ数字で示されている要
素または構成要素は、同じまたは同等な機能を有する。
【0035】 図1は、スイッチング増幅器またはD級増幅器1の原理を一般的な構成図で示
す。増幅器1は、スイッチングトランジスタなど制御可能なスイッチング手段か
らなるスイッチング段2を備える。一般に、この目的のためにいわゆるMOSF
ET(金属酸化物半導体電界効果トランジスタ)が使用される。2つのスイッチ
ングトランジスタが、第1の(正の)供給電圧値+VBと第2の(負の)供給電
圧値−VBの間で、いわゆる半ブリッジ回路内に直列に接続されている。切り換
えられた信号は2つのトランジスタの接続点から取られる。正または負の供給電
圧値が使用可能でないとき、いわゆるHブリッジ回路の全ブリッジを使用するこ
とが可能であり、2つの半ブリッジ回路は第1の(正の)供給電圧値+VBと第
2の(ゼロ)供給電圧値の間で、並列に接続されている。この場合、切り換えら
れた信号は2つの分岐の接続点の間で取られる。他の可能性は、2つの相補的な
モードで制御された分岐を含む、いわゆるHブリッジ回路である。波形と機能に
関しては、この回路は半ブリッジ回路の結果と比較可能な結果を生成するが、こ
のHブリッジ回路では、供給電圧の半分で十分である。
【0036】 スイッチング手段2は、変調手段3によって制御される。変調手段3は通常、
2つの安定した(バイナリの)出力状態を有する比較器回路を備える。この場合
、一般的に三角形または鋸歯状である発振器信号が比較器回路の第1の入力に加
えられ、増幅されるべき入力信号は第2の入力に加えられる。比較器回路のバイ
ナリの出力状態は、増幅されるべき入力信号が発振器信号より大きいか小さいか
を示す。
【0037】 その結果、変調手段3からの出力信号はパルス波形状の制御信号7となり、そ
のパルス幅比は、パルス波形状の信号7の平均値が入力信号6に比例するような
方法で、入力信号6によって変調される。この変調原理はいわゆる「正弦-三角
」変調として知られる。
【0038】 スイッチング手段2が制御信号7によって駆動されているとき、第1と第2の
供給電圧値の間の範囲でブロック波信号8が生成される。一般に自己インダクタ
ンス16およびキャパシタンス17からなる受動低域フィルタである出力フィル
タ手段9によって、入力信号6と等しいが合計増幅係数Gだけ増幅されている出
力信号10が得られる。出力フィルタ手段9(共振手段とも呼ばれる)は、スイ
ッチング手段2の切り換えられたブロック波信号8から、スイッチングまたはブ
ロック波周波数および高域周波数の除去を提供する。
【0039】 理論的には、入力信号6のサンプリングは変調手段3からの発振器信号によっ
て決定された周波数で、変調手段3によって実行される。すでに知られているよ
に、サンプリング周波数がサンプリングされた信号の最も高い周波数の2倍より
低い時には、この方法はエイリアシングの原因となる。エイリアシング効果から
生じる出力信号10内の望ましくない歪みを可能な限り防ぐには、入力信号6は
、一般に、まずいわゆるアンチエイリアシング入力フィルタ5に供給され、アン
チエイリアシング入力フィルタ5は、変調手段3の出力信号内にエイリアシング
が発生しないように、その周波数に関して制御手段4に供給された入力信号6を
制限する。
【0040】 正弦-三角変調のほかに、いわゆる「シグマ-デルタ」変調原理も使用される。
シグマ-デルタ変調原理によれば、変調手段はヒステリシス制御回路を備える。
更に、スイッチング手段の出力電圧と所望の値の差を積分する積分構成要素が必
要となる。積分された信号はヒステリシス制御回路の入力に供給される。
【0041】 導入部ですでに説明したように、ブリッジ分岐の2つのスイッチングトランジ
スタが同時に「オン」になると、供給電圧に関して短絡パスを招くので、同時に
オンになることはできない。ブリッジ分岐の1つのトランジスタを「オフ」に切
換え、その後別のトランジスタを「オン」に切り換えるために必要な時間はデッ
ドタイムと呼ばれる。このデッドタイムにより増幅器回路1の転送機能が非線形
的になるという結果になる。
【0042】 正弦-三角変調の場合、増幅器が大出力に駆動されているときには変調手段は
非常に狭いパルスを作り、この狭いパルスはスイッチングトランジスタに有害と
なり得る。さらに、正弦-三角変調器の出力電圧は、印加されている供給電圧に
比例して変化する。
【0043】 シグマ-デルタ変調器は、より小さなデッドタイムエラー、出力信号内に実質
的に供給電圧依存性がないこと、および優れた「クリップ」挙動、すなわち狭い
パルスがないことによって、正弦-三角変調器とは区別される。正弦-三角変調器
とは対照的に、追加の周波数安定化対策が取られていないかぎり、スイッチング
手段のスイッチング周波数は供給電圧および信号変動の影響の下で変化する可能
性がある。したがって、スイッチング周波数は増幅器の線形性に影響を与えず、
出力上のリプル電圧の振幅のみに影響を与えることに注意されたい。
【0044】 D級増幅器の出力インピーダンスは主に、ブロック波信号を濾波して除く出力
フィルタ手段9によって決定される。このインピーダンスは周波数依存であり、
現実的な理由から、増幅器回路の周波数帯域の終端で、公称負荷抵抗にほぼ等し
い。この結果、負荷インピーダンスに依存した周波数移動が得られ、例えば、増
幅器回路に接続された負荷のオンとオフの切り換えが、同じように出力信号10
を変動させることになる。
【0045】 供給電圧の変動、負荷の変動、およびスイッチング手段内で必要なデッドタイ
ムによって生じた出力信号10内の妨害を等化するために、制御手段4が提供さ
れる。これらの制御手段は制御信号を生成し、制御信号は変調手段3に供給され
てスイッチング手段2の切換えの瞬間を変化させる。制御手段4からの制御信号
は入力信号6および出力信号10から提供される。デッドタイム問題および供給
電圧の変動によって生じる妨害は、適切に調整された制御手段4によって効果的
に抑制することができる。
【0046】 しかし実際には、出力フィルタ手段9は増幅器回路の出力周波数範囲にわたっ
て強力な移相を示すので、例えば増幅器回路の出力電圧が補正信号となり、それ
を手段として適切な抑制(すなわち、低い出力インピーダンス)をより高い周波
数で実現可能にする制御手段4を設計することは可能ではない。
【0047】 図2は、最も広い形の本発明による増幅器回路の原理を一般的なブロック図で
示しており、電圧補正信号および電流補正信号に基づいて、変調手段3を制御す
る制御手段12を備える。電圧補正信号は基準電圧Urefと、出力信号10に比
例する出力電圧から、第1の差動回路14内で形成される。基準電圧Urefはア
ンチエイリアシング入力フィルタ5によって濾波された後で、入力信号6から形
成される。電流補正信号は基準電流irefと、出力フィルタ手段9のフィルタキ
ャパシタンス17を介した電流に比例するフィルタキャパシタンス電流18から
、第2の差動回路15内で形成される。基準電流irefは、アンチエイリアシン
グ入力フィルタ5によって濾波された入力信号6から、基準電流供給回路13に
よって形成される。この実施の形態では、基準電流供給回路13は微分手段を備
える。
【0048】 図2のブロック図に示されたように、濾波された入力信号、基準電圧Uref
基準電流iref、電圧補正信号および電流補正信号の他に、供給電圧VBに比例す
る信号が制御回路12に供給され、供給電圧の変動によって生じた出力信号10
における干渉を等化する。
【0049】 出力フィルタ手段9のフィルタキャパシタンス17を介した電流は出力信号1
0の電圧の差に比例し、基準電流irefは入力信号6の電圧の差に比例するので
、差動回路14は電流補正信号を供給し、これによって出力信号10における(
迅速な)妨害の、妥当な差動補正を行うことができる。これは、高い制御安定性
を有する増幅器回路という結果になり、増幅器回路に対する負荷の変化は直接検
出され補正され、増幅器回路の出力インピーダンスに対する出力フィルタ手段9
の影響はほとんど目立たなくなり、増幅器回路の現実的な実現においては出力イ
ンピーダンスは数mΩのオーダ程度になる。
【0050】 図3は、本発明による第1の実施の形態の増幅器回路20をブロック図の形で
さらに詳細に示し、増幅器回路20はスイッチ28、29で概念的に示されるよ
うな、半ブリッジ回路の形のスイッチング手段21を備える。現実には、スイッ
チ28、29はMOSFET型のトランジスタなど、スイッチングトランジスタ
からなる。
【0051】 スイッチング手段21は、この実施の形態では可変ヒステリシスを伴うシュミ
ットトリガ回路の形である変調手段22によって制御される。スイッチング手段
21のブロック波信号Ubを濾波する出力フィルタ手段23は、自己インダクタ
ンスまたはコイル24を備える受動低域フィルタの形であり、その一端はスイッ
チング手段21に接続されてスイッチング手段21にブロック波信号を供給し、
他端は増幅器回路20の出力端子26に接続されている。コンデンサ25の形の
フィルタキャパシタンスは出力端子26と信号アース19の間に存在する。実際
には、フィルタ容量は並列に接続されているいくつかのコンデンサ25から構成
することが可能である。
【0052】 出力端子26から、出力信号電圧Uoの一部は、(調整可能な)減衰係数Kを
有する減衰手段27を介して、第1の差動回路14の第1の入力に戻される。入
力端子30に供給され且つアンチエイリアシング入力フィルタ手段36により低
域濾波された入力信号Uinからフィルタ手段34を介して導出された基準電圧U ref は、差動回路14の第2の入力に印加される。
【0053】 第1の差動回路14は、供給された信号から、第1の差動信号を、変調手段2
2に対する制御信号の制御または補正手段31によって形成するための電圧補正
信号の形で生成し、変調手段22はスイッチング手段21を制御する信号Um
生成する。
【0054】 本発明によれば、フィルタキャパシタンスまたはコンデンサ25を介した電流
cに比例するフィルタキャパシタンス電流が測定され、そのために、変流器3
2の一次巻線がフィルタコンデンサ25と直列に接続されている。変流器32の
二次巻線内で生成される信号は広帯域低域フィルタ手段43、および、(調整可
能な)減衰係数Aを有する減衰手段33を介して、第2の差動回路15の第1の
入力に加えられる。微分手段35に助けられて入力信号Uinから導出された基準
電流irefは、差動回路15の第2の入力に供給される。第2の差動回路15は
、基準電流irefと出力信号電圧Uoからの1次微分係数である(減衰された)測
定されたフィルタキャパシタンス電流icとの間の差から電流補正信号を生成す
る。電流補正信号も同様に補正手段31に供給されて、変調手段22を制御する
【0055】 図3に示された実施の形態では、補正手段31はいわゆるPID(比例積分微
分)コントローラの形態であり、フィルタ手段40による低域濾波の後に第1の
差動回路14から電圧補正信号が供給される比例積分(PI)制御回路37と、
微分された入力信号Uin(基準電流iref)と、この場合は第2の差動回路15
からの電流補正信号である微分された出力信号U0(測定されたフィルタキャパ
シタンス電流)との間の差が供給される制御回路38とを備える。この実施の形
態では、制御回路38は、比例係数Dのみを信号電圧の微分係数の間の差に提供
する。PI制御回路37およびD制御回路38からの出力信号は加算回路39に
よって加算され、加算信号は変調手段22に入力信号として供給される。
【0056】 PID制御回路を使用する代わりに、補正手段31の最も簡単な実施の形態に
おいてはいわゆる比例(P)制御回路のみを使用することも可能である。しかし
、PI制御回路はより最適な制御特性を有するので、PI制御回路を使用するこ
とが望ましく、特にPID制御回路を使用することが望ましい。
【0057】 ヒステリシス制御回路41が変調手段22(シュミットトリガ回路)のヒステ
リシス窓を変化させるために設けられ、その入力42に、特に基準信号Uref
供給電圧VBまたは、スイッチング手段21に関して測定されたスイッチング周
波数に基づいて得られる信号が供給される。
【0058】 本発明の好ましい実施の形態では、スイッチング手段21からのブロック波信
号Ubおよび変調手段22からの出力信号Umの表示がヒステリシス制御回路41
に供給され、変調手段22のヒステリシス窓を変化させるが、これは破線の矢印
によって概略的に示されている通りである。
【0059】 いわゆる全ブリッジまたはHブリッジの形態の、本発明による増幅器回路の第
2の実施の形態が図4に示されており、ここで増幅器回路は全体として参照番号
50によって示されている。増幅器回路50は、スイッチング手段の2つの組5
1、52を備え、これらは図3に関して上に説明したようにスイッチング手段2
1と同じ方法で構成されている。電圧補正信号および電流補正信号はスイッチン
グ手段51、52の各々に関して導出され、それぞれの補正手段31を介して、
半ブリッジ分岐の各々に関する変調手段22を制御する。図4のブロック図の中
でブリッジ分岐51、52は両方とも、極性は異なるが完全な入力信号を処理す
る。
【0060】 増幅器回路は、入力信号がゼロに等しい場合、2つのブリッジ分岐からの信号
が互いに補償するように設定され、また、出力信号内にスイッチングリプルがな
いように設定される。入力信号がゼロに等しくない場合、2つのブリッジ分岐の
スイッチング位相は、パルス幅に差がないように制御される。
【0061】 共通ヒステリシス制御回路53は2つの変調手段22に対して提供され、その
制御手段は、基準信号Urefと、それぞれの補正手段31のD制御回路38を介
した2つの電流補正信号に関する入力を備え、また、所望であれば、図3に関し
て説明したように、供給電圧および/または測定されたスイッチング周波数など
に依存する変調手段22のヒステリシス窓を制御する入力42を備える。
【0062】 図示された実施の形態においては、出力フィルタ手段54は、2つのコイル2
4、変流器32と直列に接続された2つのフィルタコンデンサ25、および、図
3に示されたように接続された、それぞれスイッチング手段51と52からのブ
ロック波信号Ub51およびUb52を低域濾波する別のフィルタコンデンサ55を備
える。Uo +と示された半出力信号Uoは出力端子56から取られ、Uo -と示され
た反転された半出力信号Uoは出力端子57において入手可能である。
【0063】 次に、本発明による回路の動作を、図5〜ず8に示されたように信号波形によ
って説明する。所望の動作の間、Uo=Urefがあてはまる。ここから、キャパシ
タンスCを有するフィルタコンデンサ25を介した電流icが次の通りに求まる
【0064】
【数1】
【0065】 フィルタコンデンサ25を介した電流は、典型的には増幅器回路の信号帯域幅
の5倍またはそれ以上のオーダであり、好ましくは2MHzまたはそれ以上であ
る広い帯域幅で測定される。
【0066】 増幅器回路が音声増幅器として使用されているとき、例えば20kHzの帯域
幅を有する低域フィルタであるアンチエイリアシング入力フィルタ36は、入力
信号Uinの帯域幅を、それぞれ増幅器20と50の動作帯域幅へ低減する。図5
aは、ぞれぞれブリッジ回路21および51によって生成される出力信号Uo
よびブロック波信号Ub=Ub51−Ub52の時間tに関するグラフィックな表示を
示す。問題の出力信号Uoは5kHzの周波数を有する対称的な三角入力信号Ui n から導出される。この図は明らかに、出力信号Uoの波形が、入力信号Uinの鋭
い極端な値を丸める入力フィルタ36の動作の結果として丸められていることを
示す。
【0067】 図5bは、図4においてブリッジ回路51によって分配されたブロック波信号
b51を示し、図5cは、三角入力電圧Uinに応答して図4のブリッジ回路52
によって生成されたブロック波信号Ub52を示す。図4では、この例に関しては
、VB=50Vがあてはまる。
【0068】 ほぼ三角形である入力電圧Uinの場合、ここから導出される電流irefは、ほ
ぼ三角形の微分係数であり、すなわち、図6に示されたような濾波されたエッジ
を伴うブロック波である。スケーリングされた電流iref/Aの他に、フィルタ
コンデンサ25を介した電流icがこの図の中に示されている。電流ic内のリプ
ルは切換えによって生じる。
【0069】 基準電流irefとフィルタ容量電流A.icの間の差は、補正手段31のD制御
回路38に供給され、変調手段22のヒステリシス制御回路53の入力信号を形
成する。例えば、基準電圧Urefに依存して、ヒステリシス制御回路41および
53の変調手段22のヒステリシス窓をそれぞれ制御することによって、図6に
明らかに示されているように、増幅器回路の有効なスイッチング周波数は現実的
に平均で一定になる。これは、icのフランク(flank)の間のサイクル時間が実
質的に一定にとどまるためである。
【0070】 この理由は次のとおりである。Ubに関して大出力であり正の値である場合は
、フィルタコイル24全体の電圧はより小さくなるので、コイル電流iLの微分
係数di/dtは減少し、Ubが負の値である場合はdi/dtはさらに負にな
る。したがって、2つのヒステリシス限度の間を前後に移動するために必要な時
間は増加する。ヒステリシス窓が一定であるときは、これは周波数が減少する結
果となる。
【0071】 次に更に詳細に説明されるように、本発明による回路におけるスイッチング周
波数が変化し、可能な限り迅速に(1つのスイッチング期間内に)干渉を等化す
る場合もあることに注意されたい。
【0072】 次に、増幅器回路の出力負荷44がステップを示す場合を考える。図7aは、
時間t=0.5×10-5秒の時点における電流ioの段階的な増加を示し、これ
はt=2.5×10-5秒の時点まで継続する。図7bに明確に示されたように、
より高い電流ioが出力フィルタコンデンサ25から直接供給され、電流icは電
流ioのオンとオフを切り換えるときにステップ状になる。もちろん、コイルを
介した電流iLは図7aに示されたようにもっとゆっくり続く。電流iLおよびi c 上のリプルは、それぞれ、スイッチング手段21および51、52のスイッチ
ングと結合された増幅器回路のスイッチングリプルである。
【0073】 図7は、icのステップの直後に、スイッチング手段によって生成されたブロ
ック波信号Ubのパルス幅が補正手段31を介して適応され、すなわち長くされ
て、可能な限り迅速にコイルを介して電流iLを増大することを、または、io
オフに切り換えたとき、可能な限り迅速にコイルを介した電流を、例えばこの例
ではゼロに低減することを示す。
【0074】 図7は、変調手段内に存在する発振器によってスイッチング周波数が一定レベ
ルに維持されている従来技術とは対照的に、本発明による増幅器回路内のスイッ
チング周波数は変化する可能性があるため、フィルタコンデンサ全体で出力電圧
oが現実的に一定であり、負荷の変化によって生じる歪みが本発明によって1
スイッチング期間内に除去されることを明らかに示す。増加した応答速度は、固
定されたスイッチング周波数の原理を除去することによって得られ、これによっ
てより低い出力インピーダンスを実現することが可能になる。
【0075】 図8では、変調器の動作が更に明らかに示されている。図8aは、それぞれ、
スイッチング手段51、52の変調器22のヒステリシス窓に関する、2つの制
御信号Uh51およびUh52を示す(図4を参照のこと)。図4に示された増幅器回
路内では、変調手段22に関するヒステリシス窓は限度+0.5と−0.5 の間で制御される。ヒステリシス制御は差動項と共通項からなる。差動項は2つ
のブリッジ分岐51、52の間の所望の位相差を制御する。差動項は、両方の分
岐51、52に関して同一(同相)である平均スイッチング周波数を安定化する
ように機能する。2つの項は互いに全く独立して動作し、また、自律的に動作す
ることも可能である。
【0076】 変調の深さが大きい場合、出力電圧Uoは正と負のブリッジ電圧Vbの間で中心
的には変化しない。このために、出力フィルタ23および/または54のコイル
24全体の電圧は非対称的となり、その結果、コンデンサ電流icの立ち上がり
エッジおよび立ち下がりエッジは互いに異なり始める。図4の中の、スイッチン
グ手段51を備える上のブリッジ分岐は基準電圧Urefを受け、スイッチング手
段52を備える下のブリッジ分岐は、基準電圧として−Urefを受ける。このた
め、それぞれ、ブリッジ分岐51、52のコンデンサ電流ic51およびic52は、
図8bにより大きなスケールで明らかに示されているように、反対の非対称性を
示す。また図5aも参照されたい。
【0077】 図8cは、Uref=0である状況を示し、ここでは、2つのブリッジ分岐のコ
ンデンサ電流内のリプルは同じである。図8dは、基準電圧Urefの最も低い点
におけるコンデンサ電流を示すが、図5aも参照されたい。
【0078】 本発明による増幅器回路は、従来技術による別の発振器信号手段または発振手
段を備えない。上に説明したように、スイッチング周波数は、フィルタキャパシ
タンスおよびヒステリシス窓の変調を介した電流icに基づいて、自己調節する
。この変調の結果、平均の一定のスイッチング周波数が得られる。しかしこれは
窓回路の動作に関する要件ではないことに注意されたい。なお、以上の図の中で
示された値は例示的な値に過ぎないことに注意されたい。
【0079】 上記から、負荷の変動に対する効果的で迅速な補正は、フィルタコンデンサを
介した電流から電流補正信号を生成することによって提供され、変調手段のヒス
テリシス窓の変調は、特に半導体スイッチング手段においてはスイッチング手段
を破壊する原因となる可能性のある狭いパルスがスイッチング手段に供給される
ことを防ぐことが理解されよう。
【0080】 出力フィルタのフィルタコンデンサに比例するフィルタキャパシタンス電流の
提供は、本発明の重要な特徴を形成する。並列コンデンサおよび直列抵抗器での
間接的な測定は可能性の範囲内であるが、本発明はまたRF変流器を提供し、こ
れはフィルタコンデンサ25と直接、直列に接続することが可能である。このよ
うな直接測定はもちろん、間接測定よりも正確なフィルタキャパシタンス電流の
表示を提供する。
【0081】 図9は、変流器32の好ましい実施の形態の断面図であり、同軸ケーブル61
は高い透磁率を有する材料のトロイダルコア64の回りに巻きつけられている。
同軸ケーブル61は、内側の導線62および外側の導線63を含む。内側の導線
62は好ましくはフィルタコンデンサと直列に接続されているが、フィルタコン
デンサ電流に比例する電流は、内側の導線と比較して相対的に低いオーム抵抗を
伴う同軸の外側の導線(スクリーン)63で生成される。これらの接続はもちろ
ん交換することも可能である。
【0082】 変流器32が正確に構成されているとき、2MHzまたはそれより高いオーダ
のコンデンサ電流の変動を測定し処理することが可能である。また、もちろん、
例えばEEコア(図示せず)など、トロイダルコア61以外のコアを使用するこ
とも可能である。特に、フィルタキャパシタンスにおける0〜500Hzの周波
数範囲の変動は簡単には検出できないことが分かっている。したがって、この周
波数範囲においては負荷44の変動に関して電圧補正信号を最適に調整しなけれ
ばならない。
【0083】 本発明を音声電圧増幅器のための好ましい実施の形態によって説明したが、本
発明は、電力と帯域幅の積に関して非常に高い値を有するサーボ増幅器または電
力増幅器などスイッチング増幅器またはD級増幅器内で、計装および/または測
定および制御の目的で使用することが可能である。電圧増幅器回路の他に、電力
増幅器回路も本発明の原理によって実現することが可能である。1つの可能性の
ある実施の形態は図10に示されている。電力増幅器60に関して、3つの電流
、すなわちフィルタコイル電流iL、フィルタキャパシタンス電流icまたは出力
電流ioのうち少なくとも2つを測定しなければならない。最も実用的な方法は
、それぞれ数字58、59によって示されているコイルiLを介した電流および
出力電流ioを測定することである。電流測定手段58および59は、例えば上
に説明されたようにフィルタコンデンサ電流icの測定によって構成され得る。
Lおよびioの測定された値から、フィルタキャパシタンス電流icに比例する
値が求まる。
【0084】 この実施の形態においては、スイッチングリプルは、通過帯域幅が信号帯域幅
よりも高い高域フィルタ65によって、コイル24を介した電流iLから除去さ
れる。測定された出力電流ioは、入力電流iinから形成される基準値irefから
差し引かれる。差の電流は制御回路66によって処理され、変調手段22の入力
信号上への補正になる。すべての可能な負荷、特に誘導負荷に関してシステムを
制御された方法で機能させるには、この場合はフィルタコンデンサ25全体の電
圧である出力電圧Uoの、制御回路66へのフィードバックによって図に示され
たような追加のフィードバックが必要である。
【0085】 これは図の中には示されていないが、当業者であれば本発明を相補的なモード
で制御されたブリッジ分岐を伴ういわゆるHブリッジ回路で絶対的に使用するこ
とができ、この回路もまた特許請求の範囲に含まれる。
【0086】 図11は、例えば図4に示されているように、全ブリッジまたはHブリッジ回
路とともに使用する受動出力フィルタの好ましい実施の形態を概念的に示す。受
動出力フィルタ70は、フィルタインダクタンス71およびフィルタキャパシタ
ンス80を含む。
【0087】 フィルタインダクタンス71は、それぞれフィルタコイル72および75の端
子74、77の間に接続された第1のコンデンサ81を備え、このコンデンサは
実際には、並列に接続されたいくつかのコンデンサからなる。
【0088】 フィルタキャパシタンス80はさらに、第1のフィルタコイル72の端子74
と信号アース19との間に接続された第2のコンデンサと、第2のフィルタコイ
ル75の端子77と信号アース19との間に接続された第3のコンデンサ83を
備える。さらに、コンデンサおよび抵抗器を備える直列回路84がコンデンサ8
2および83と並列に接続される。2つの直列に接続された直列回路84(併せ
て番号85で示されている)がコンデンサ81と並列に接続されている。直列回
路85は、コンデンサ81を介した電流に比例する電流を測定する電流測定分岐
を形成する。直列回路84はそれぞれ、第1のフィルタコイル72および第2の
フィルタコイル75の端子73および76において、同相または「共通モード」
の信号を補償して減衰させるように機能する。フィルタコイル72および75は
さらに、端子73、75上の共通モード信号が減衰されるような方法で磁気的に
結合されている。この接続においては図12を参照されたい。
【0089】 フィルタコイル72、75の間の磁気結合78は、第1の外側の脚91、第2
の外側の脚92および中央の脚93を有する、本質的に8の字形状のコア90か
ら構成される。図に示されるように、第1の外側の脚91は、その上に第1のフ
ィルタコイル72を巻きつけられ、第2の外側の脚92はその上に第2のフィル
タコイル75を巻きつけられている。中央の脚93の磁気抵抗は、例えば中央の
脚内に形成されたエアギャップ94が存在する結果として、2つの外側の脚91
、92の磁気抵抗よりも大きい。コア90は有利にはフェライトで形成される得
る。
【0090】 フィルタコイル72および75は、端子73、76における同相または共通モ
ード信号が、外側の脚91、92、およびその間を接続する部片を介して延びる
コア90内に磁場を生成するような方法で巻きつけられ、この構成のため、フィ
ルタコイル70は端子73、76上の共通モードの信号に関して非常に低いイン
ダクタンスを有する。しかし端子73、76上の逆相または差動信号は、比較的
高い磁気抵抗を有する中央の脚93を介して広がる磁場を生成するので、フィル
タコイル70は実際、逆相信号に関して高いインダクタンスを示し、フィルタキ
ャパシタンス80とともに、増幅器によって生成された出力信号の適切な濾波を
実行する。
【0091】 図13は、図3および図4に示されたアンチエイリアシング入力フィルタ36
およびフィルタ34、35の、組み合わされた回路の好ましい実施の形態のブロ
ック図を示す。組み合わされた回路100は、第1の差動増幅器を備え、増幅器
回路からの入力信号がその差動増幅器に供給される。差動増幅器101の出力と
信号アース19の間に接続されているのは、抵抗/容量R1/C1低域フィルタ
102である。
【0092】 図13に示されているように、低域フィルタ102に接続されているのは、第
2の、積分器に接続された差動増幅器103であり、差動増幅器103は抵抗器
R2、R3およびキャパシタンスC2を含む。低域フィルタ102を伴う第1の
差動増幅器101、および積分器に接続された第2の差動増幅器103は共に、
2次の低域フィルタを形成し、基準電圧Urefは第2の差動増幅器103の出力
において生成される。
【0093】 抵抗器R4およびR5によって定義された減衰を含む第3の差動増幅器104
は第1の低域フィルタ102に接続され、その出力において、低域フィルタ10
2のキャパシタンスC1全体の電圧に比例する出力信号、すなわち、基準電流i ref として入力信号の差動を提供する。この組み合わされた基準電圧/基準電流
回路は、例えば、個別のフィルタ34、35、36の組合せよりも好ましいノイ
ズ特性を有する。
【0094】 上記ですでに示されたように、本発明による増幅器回路は非常に低い出力イン
ピーダンスを有する。本発明による音声増幅器回路の簡単な第1の実施の形態に
おいては、測定された出力インピーダンスは、0〜1kHzの周波数では0.0
02Ωよりも小さく、10kHzの周波数では0.0034Ωより小さく、20
kHzの周波数では0.017Ωより小さかった。当業者であれば、このような
出力インピーダンスは、従来技術から知られるいわゆるD級増幅器回路では実現
できないことが理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 典型的なD級増幅器の主な構成要素が示されているブロック図である。
【図2】 本発明による増幅器回路が最も一般的な形で示されているブロック図である。
【図3】 いわゆる半ブリッジ回路として構成された本発明による増幅器回路の第1の実
施の形態をさらに詳細に示すブロック図である。
【図4】 いわゆる全ブリッジまたはHブリッジ回路として構成された本発明による増幅
器回路の第2の実施の形態のブロック図である。
【図5】 図3または図4に示された構成を有する、本発明による増幅器回路の動作を示
す信号波形をグラフィックに示す図である。
【図6】 図3または図4に示された構成を有する、本発明による増幅器回路の動作を示
す信号波形をグラフィックに示す図である。
【図7】 図3または図4に示された構成を有する、本発明による増幅器回路の動作を示
す信号波形をグラフィックに示す図である。
【図8】 図3または図4に示された構成を有する、本発明による増幅器回路の動作を示
す信号波形をグラフィックに示す図である。
【図9】 本発明による増幅器回路内で使用する変流器を示す図である。
【図10】 いわゆる電流増幅器として構成された、本発明による増幅器回路の好ましい実
施の形態を示すブロック図である。
【図11】 全ブリッジまたはHブリッジ回路内で使用するための、本発明による受動出力
フィルタの好ましい実施の形態を示すブロック図である。
【図12】 図11の出力フィルタに関するフィルタコイルの実装を示す図である。
【図13】 本発明による増幅器回路内で使用するための手段を提供する、組み合わされた
入力フィルタ/基準電流の好ましい実施の形態を示すブロック図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA ,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ, PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,S K,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG ,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW Fターム(参考) 5J091 AA01 AA26 AA66 CA41 CA74 FA04 FA17 HA10 HA25 HA29 HA33 HA39 KA02 KA08 KA17 KA23 KA26 KA30 KA31 KA38 KA42 KA53 MA09 MA11 MA20 QA04 TA01 TA06 5J092 AA01 AA26 AA66 CA41 CA74 FA04 FA17 HA10 HA25 HA29 HA33 HA39 KA02 KA08 KA17 KA23 KA26 KA30 KA31 KA38 KA42 KA53 MA09 MA11 MA20 QA04 TA01 TA06 【要約の続き】 号を提供するように構成される。

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動作の間、第1と第2の供給電圧値の間で振幅が変化するブロック波信号を生
    成する制御可能なスイッチング手段と、 該ブロック波信号を濾波して出力信号を生成するフィルタ手段であって、自己
    インダクタンスおよびキャパシタンスを備えるフィルタ手段と、 該フィルタキャパシタンスを介して電流に比例するフィルタキャパシタンス電
    流を提供する手段と、 増幅されるべき入力信号に応答して前記スイッチング手段を駆動することによ
    ってブロック波信号のパルス幅変調を行う変調手段と、 前記入力信号から導出された基準値および前記出力信号に比例する出力信号値
    から補正信号を提供し、前記変調手段を制御する補正手段とを備える、電気信号
    を増幅する増幅器回路であって、 前記入力信号から基準電流を導出する手段を備え、前記補正手段は前記基準電
    流および前記フィルタキャパシタンス電流から、電流補正信号として補正信号を
    提供するように構成されていることを特徴とする増幅器回路。
  2. 【請求項2】 前記フィルタキャパシタンス電流を提供する手段は、前記増
    幅器回路の信号帯域幅の5倍またはそれ以上のオーダである帯域幅を含むように
    構成されていることを特徴とする請求項1に記載の増幅器回路。
  3. 【請求項3】 前記フィルタキャパシタンス電流を提供する手段は、2MH
    zまたはそれ以上のオーダの帯域幅を含むことを特徴とする請求項2に記載の増
    幅器回路。
  4. 【請求項4】 前記基準電流を提供する手段は、微分手段を備えることを特
    徴とする請求項1〜3のうちの少なくとも一つの項に記載の増幅器回路。
  5. 【請求項5】 前記フィルタキャパシタンス電流を提供する手段は、前記フ
    ィルタキャパシタンスまたはその一部と直列に接続された変流器を備えることを
    特徴とする請求項1〜4のうちの少なくとも一つの項に記載の増幅器回路。
  6. 【請求項6】 前記変流器は同軸ケーブルを上に巻かれたコアで構築され、
    その導線のうち1つは前記フィルタキャパシタンスと直列に接続され、一方、動
    作の間、前記フィルタキャパシタンスを介した電流に比例するフィルタキャパシ
    タンス電流が前記同軸ケーブルの別の導線内で生成されることを特徴とする請求
    項5に記載の増幅器回路。
  7. 【請求項7】 前記同軸ケーブルは内側の導線および該内側の導線を囲む外
    側の導線を含み、前記内側の導線は前記フィルタキャパシタンスまたはその一部
    と直列に接続されていることを特徴とする請求項6に記載の増幅器回路。
  8. 【請求項8】 前記コアはトロイダルであることを特徴とする請求項5、6
    または7のいずれか一項に記載の増幅器回路。
  9. 【請求項9】 前記補正手段はさらに、前記入力信号電圧から導出された基
    準電圧および前記出力信号電圧に比例する出力電圧信号から、電流および電圧補
    正信号として補正信号を提供して前記変調手段を制御するように構成されている
    ことを特徴とする、請求項1〜8のうちの少なくとも一つの項に記載の増幅器回
    路。
  10. 【請求項10】 前記補正手段は、 前記基準電圧および前記出力電圧信号から第1の差動信号を提供する第1の差
    動回路と、 前記基準電流および前記フィルタキャパシタンス電流から第2の差動信号を提
    供する第2の差動回路と、 前記第1の差動信号のための入力を含む比例(P)または比例積分(PI)制
    御回路と、 係数(D)によって前記第2の差動信号を処理する入力を含む制御回路と、 前記PまたはPI制御回路の出力信号と、前記D制御回路の出力信号を加算し
    て前記変調手段を制御する加算回路と、 を備えることを特徴とする請求項9に記載の増幅器回路。
  11. 【請求項11】 前記フィルタ自己インダクタンスを介した前記電流に比例
    するフィルタ自己インダクタンス電流を提供する手段と、 前記出力信号電流に比例する出力電流信号を提供する手段とを特徴とする増幅
    器回路であって、 前記補正手段は、 前記基準電流および前記出力電流信号から第1の差動信号を提供する第1の差
    動回路と、 前記第1の差動信号のための入力および前記出力信号電圧に比例する出力電圧
    信号のための入力を含む制御回路と、 前記制御回路の出力信号と、前記フィルタ自己インダクタンス電流に比例する
    電流値とを加算して前記変調手段を制御する加算回路と、 を備える請求項1〜3のうちの少なくとも一つの項に記載の増幅器回路。
  12. 【請求項12】 前記変調手段はヒステリシス制御回路を備えることを特徴
    とする請求項1〜11のうちの少なくとも一つの項に記載の増幅器回路。
  13. 【請求項13】 前記ヒステリシス制御回路は、ヒステリシス窓を制御する
    制御入力を備える制御可能なヒステリシス窓を含むことを特徴とする請求項12
    に記載の増幅器回路。
  14. 【請求項14】 前記入力信号の帯域幅を限定し、そこから前記基準電流を
    導出し、適用可能であれば前記基準電圧を導出する入力フィルタを特徴とする請
    求項1〜13のうちの少なくとも一つの項に記載の増幅器回路。
  15. 【請求項15】 前記微分手段および前記フィルタ手段は、 前記増幅器回路の入力信号を接続する入力および低域フィルタが接続される出
    力とを含む第1の差動増幅器と、 積分器としての前記低域フィルタにカスケード状に接続され、前記基準電圧を
    供給する出力を含む第2の差動増幅器と、 前記低域フィルタに接続され前記基準電流を提供する第3の差動増幅器と、 を備える1つの回路に組み合わされていることを特徴とする、請求項4に従属す
    る請求項14に記載の増幅器回路。
  16. 【請求項16】 前記制御可能なスイッチング手段は、 いわゆる半ブリッジ回路の形で第1および第2のスイッチングトランジスタの
    第1の直列回路を備え、 前記ブリッジ回路の出力信号は前記第1および前記第2のスイッチングトラン
    ジスタの接続点で生成されることを特徴とする請求項1〜15のうちの少なくと
    も一つの項に記載の増幅器回路。
  17. 【請求項17】 前記制御可能なスイッチング手段は、 第1のいわゆる半ブリッジ回路の形での第1および第2のスイッチングトラン
    ジスタの第1の直列回路と、 第2のいわゆる半ブリッジ回路の形での第3および第4のスイッチングトラン
    ジスタの直列回路とを備え、 前記第1および第2の半ブリッジ回路は、いわゆる全ブリッジまたはHブリッ
    ジ回路として接続され、 該全ブリッジまたはHブリッジ回路の出力信号は前記第1および前記第2のス
    イッチングトランジスタの接続点、ならびに前記第3および前記第4のスイッチ
    ングトランジスタの接続点において生成されることを特徴とする請求項1〜15
    のうちの少なくとも一つの項に記載の増幅器回路。
  18. 【請求項18】 前記第1の半ブリッジ回路は第1の増幅器回路に接続され
    、 前記第2の半ブリッジ回路は請求項1〜15のうちの少なくとも一つの項によ
    る第2の増幅器回路に接続されている増幅器回路であって、 前記基準電流および、適用可能であれば前記基準電圧は、前記第1の増幅器回
    路と比較して逆位相で前記第2の増幅器回路に供給されることを特徴とする請求
    項17に記載の増幅器回路。
  19. 【請求項19】 第1および第2のヒステリシス窓を備える共通ヒステリシ
    ス制御回路が、前記第1および前記第2の増幅器回路に提供されることを特徴と
    する、請求項13に従属する請求項18に記載の増幅器回路。
  20. 【請求項20】 前記ヒステリシス制御回路は差動項および共通項を備える
    制御信号によって制御され、 前記差動項は前記第1と前記第2の増幅器回路の間の所望の位相差を制御し、 前記共通項は前記第1および前記第2の増幅器回路の平均スイッチング周波数
    を制御することを特徴とする請求項19に記載の増幅器回路。
  21. 【請求項21】 全ブリッジまたはHブリッジ回路の、ブロック波信号を濾
    波するフィルタ手段は、各々が巻線を備える第1および第2の外側の脚と、該2
    つの外側の脚よりも高い磁気抵抗を有する中央の脚とを有する本質的に8の字状
    のコアから構成される自己インダクタンスを含み、 ブリッジ回路からの同相または共通モード信号が、前記コアの前記2つの外側
    の脚内に磁場を生成し、前記ブリッジ回路からの逆位相信号が前記中央の脚を介
    して磁場を生成するように、前記第1の外側の脚上の巻線は前記第1と前記第2
    のスイッチングトランジスタの接続点に接続され、前記第2の外側の脚上の巻線
    は前記第3と前記第4のスイッチングトランジスタの接続点に接続されることを
    特徴とする請求項17、18、19、20のうちのいずれか一項に記載の増幅器
    回路。
  22. 【請求項22】 前記ブリッジ回路に接続されていない前記巻線の端部は、
    コンデンサおよび直列に接続されたコンデンサと抵抗器からなる並列回路を介し
    て信号アースに各々接続され、 前記1つまたは複数のコンデンサは前記端部の間に接続され、 前記コンデンサは前記フィルタ手段のキャパシタンスを形成し、 電流測定分岐は前記2つの端部の間に接続され、 該電流測定分岐は抵抗器およびコンデンサの第1の直列回路、ならびに、抵抗
    器およびコンデンサの第2の直列回路から成り、前記フィルタキャパシタンスを
    介した電流に比例するフィルタキャパシタンス電流を提供することを特徴とする
    請求項21に記載の増幅器回路。
  23. 【請求項23】 請求項1〜22のうちの少なくとも一つの項による増幅器
    回路を備える音声増幅器。
  24. 【請求項24】 請求項1〜22のうちの少なくとも一つの項による増幅器
    回路を備える電力増幅器。
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