JP2002368364A - プリント配線基板とその製造方法 - Google Patents
プリント配線基板とその製造方法Info
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Abstract
とができ、接続信頼性、耐リペア性に優れ、電気絶縁性
基材の曲げ剛性等の機械的強度を向上したプリント配線
基板およびその製造方法を提供する。 【解決手段】電気絶縁性基材201の厚さ方向に開けられ
た貫通孔に導電性体フィラーを含む導電体205が充填さ
れ、前記電気絶縁性基材の両面に所定のパターンに形成
された配線層204,206,208が前記導電体205によって電気
的に接続されているプリント配線基板において、前記電
気絶縁性基材201がガラスクロスまたはガラス不織布に
微粒子を混入させた熱硬化性エポキシ樹脂を含浸させた
基材で形成されており、かつ前記導電体に含まれる導電
性フィラーの平均粒径が前記微粒子の平均粒径よりも大
きい。
Description
電子機器の高密度実装に適し、かつ曲げ剛性あるいは吸
湿特性に優れ耐リペア性に適したプリント配線基板とそ
の製造方法に関する。
化、高機能化が進展する中で電子機器を構成する各種電
子部品の小型化や薄型化等とともに、これら電子部品が
実装されるプリント配線基板も高密度実装を可能とする
様々な技術開発が盛んである。
に、LSI等の半導体装置のベアチップをプリント配線
基板上に直接、かつ高密度に実装でき、かつ高速信号処
理回路にも対応できる多層配線構造の回路基板が安価に
供給されることが強く要望されてきている。このような
多層配線回路基板では微細な配線ピッチで形成された複
数層の配線パターン間の高い電気的接続信頼性や優れた
高周波特性を備えていることが重要であり、また半導体
ベアチップとの高い接続信頼性が要求される。
おいて層間接続の主流となっていたスルーホール内壁の
銅めっき導体に代えて、インタースティシャルビアホー
ル(IVHともいう)に導電体を充填して接続信頼性の
向上を図るとともに部品ランド直下や任意の層間にIV
Hを形成でき、基板サイズの小型化や高密度実装が実現
できる全層IVH構造の樹脂多層配線基板がある(特開
平6−268345号公報)。図12A〜図12Gに前
記プリント配線基板の製造方法を示す。まず、図12A
に示すように、アラミド不織布に熱硬化性エポキシ樹脂
を含浸させたアラミドエポキシプリプレグである多孔質
基材402の両面にポリエステル等の離形フィルム40
1をラミネートする。次に図12Bに示すように、多孔
質基材402の所定の箇所にレーザー加工法により貫通
孔403を形成する。次に図12Cに示すように、貫通
孔403に導電ペースト404を充填する。充填する方
法としては、貫通孔403を有する多孔質基材402を
スクリーン印刷機のテーブル上に設置し、直接導電ペー
スト404を離形フィルム401の上から印刷する。こ
の際、印刷面の離形フィルム401は印刷マスクの役割
と多孔質基材402表面の汚染防止の役割を果たしてい
る。次に多孔質基材402の両面から離形フィルム40
1を剥離する。次に、多孔質基材402の両面に銅箔等
の金属箔405を貼り付ける。この状態で加熱加圧する
ことにより、図12Dに示すように、多孔質基材402
は圧縮され、その厚さは薄くなる。その際、貫通孔40
3内の導電ペースト404も圧縮されるが、その時に導
電ペースト内のバインダ成分が押し出され、導電成分同
士および導電成分と金属箔405間の結合が強固にな
り、導電ペースト404中の導電物質が緻密化され、層
間の電気的接続が得られる。その後、多孔質基材402
の構成成分である熱硬化性樹脂および導電ペースト40
4が硬化する。そして図12Eに示すように、金属箔4
05を所定のパターンに選択エッチングして両面配線基
板が完成する。さらに、図12Fに示すように、前記両
面配線基板の両側に導電性ペースト408が印刷された
多孔質基材406と金属箔407を貼り付けて、加熱加
圧した後、図12Gに示すように、金属箔407を所定
のパターンに選択エッチングすることによって多層配線
基板が完成する。
た樹脂多層基板は、低膨張率、低誘電率、軽量であると
いう長所を生かして多くの電子機器に利用されてきてい
る。
全層IVH構造を有する樹脂多層配線基板では、現在そ
の主たる構成材料が上記したようにアラミド不織布を芯
材とするものであり、電気絶縁性基材の構成はエポキシ
樹脂とアラミド不織布繊維が均質に混在した状態となっ
ている。アラミド不織布を芯材とする電気絶縁性基材は
厚さ方向の熱膨張係数(CTEともいう)が100pp
m/℃前後であり、全層IVH構造を形成するインナー
ビア導電体のCTE(約17ppm/℃)と大きく相違
している。
機器の過酷な使用環境下においては若干の特性劣化が見
られるために、さらなる信頼性の高いプリント配線基板
が望まれていた。
プリント配線基板全体の耐湿性を向上させることによっ
て接続信頼性、耐リペア性に優れ、また電気絶縁性基材
の曲げ剛性等の機械的強度を向上したプリント配線基板
およびその製造方法を提供することを第1番目の目的と
する。
の目的に加えて、絶縁基板全体の熱膨張係数(CTE)
を小さくすることにより、配線パターンと絶縁基板との
接着性およびインナービア導体との接続信頼性を改善し
たプリント配線基板を提供することである。
め、本発明の第1番目のプリント配線基板は、電気絶縁
性基材の厚さ方向に開けられた貫通孔に導電性フィラー
を含む導電体が充填され、前記電気絶縁性基材の両面に
所定のパターンに形成された配線層が前記導電体によっ
て電気的に接続されているプリント配線基板において、
前記電気絶縁性基材がガラスクロスまたはガラス不織布
に微粒子を混入させた熱硬化性エポキシ樹脂を含浸させ
た基材で形成されており、かつ前記導電体に含まれる導
電性フィラーの平均粒径が前記微粒子の平均粒径よりも
大きいことを特徴とする。
は、第1のインナービア導体により接続された少なくと
も2層の第1の配線パターンを有する内層配線基板と、
前記内層配線基板の両面にガラスエポキシ樹脂を絶縁基
材としてその内部に圧縮することにより導電性を付与し
た第2のインナービア導体および前記絶縁基材の最外表
面に配された第2の配線パターンを備えた外層配線基板
とからなり、前記第2のインナービア導体により前記内
層配線基板の表面の前記第1の配線パターンと前記外層
配線基板の前記第2の配線パターンとは電気的に接続さ
れていることを特徴とする。
スクロスまたはガラス不織布に、微粒子を混入させた熱
硬化性エポキシ樹脂を含浸させたプリプレグからなる電
気絶縁性基材の両面に離型質フィルムを覆った後に貫通
孔を設け、前記貫通孔に前記微粒子の平均粒径よりも大
きい平均粒径の導電性フィラーを含む導電体を充填し、
前記離型質フィルムを剥離した後に前記電気絶縁性基材
の両側に金属箔を重ね、前記金属箔を重ねた前記電気絶
縁性基材を加熱加圧して圧縮することにより、前記電気
絶縁性基材と前記金属箔を接着し、前記金属箔間を電気
的に接続し、前記金属箔を所定のパターンに形成するこ
とを特徴とする。
のインナービア導体により接続された少なくとも2層の
第1の配線パターンを有する内層配線基板の両面に、任
意の箇所の貫通孔内に第2のインナービア導体を形成す
るための導電性ペーストを充填したプリプレグ状態のガ
ラスエポキシ樹脂絶縁基板を配置し、さらに前記2枚の
ガラスエポキシ樹脂絶縁基板のそれぞれ外側に銅箔を配
置して前記2枚の銅箔の外側から前記内層配線基板およ
びプリプレグ状態のガラスエポキシ樹脂絶縁基板を加
圧、加熱することにより、前記内層配線基板の両面に突
出して設けられている配線パターンを前記プリプレグ状
態のガラスエポキシ樹脂絶縁基板の内部に圧入すると同
時に前記ガラスエポキシ樹脂絶縁基板に設けられている
前記導電性ペーストを圧縮して前記最外層の銅箔と前記
内層配線基板の第1の配線パターンとを電気的に接続し
た後、前記銅箔を選択的にエッチングして第2の配線パ
ターンを形成して外層配線基板とすることを特徴とす
る。
基板によれば、プリント配線基板全体の耐湿性を向上さ
せることによって接続信頼性、耐リペア性に優れ、また
電気絶縁性基材の曲げ剛性等の機械的強度を向上したプ
リント配線基板を提供することができる。また、電気絶
縁性基材を構成するエポキシ樹脂に無機質フィラーを混
在させると、エポキシ樹脂の溶融粘度が上昇し、加熱加
圧時に電気絶縁性基材と金属箔の界面で生じる樹脂流れ
を抑制し、エポキシ樹脂が金属箔と導電体の界面に浸入
することを防ぐことによって導電体に充分な圧縮がかか
り、安定した接続信頼性が得られる。
性フィラーの平均粒径よりも小さいと、加熱加圧時に導
電性フィラーが拡散していくのを抑制し、導電体に充分
な圧縮がかかり、安定した接続信頼性が得られる。な
お、無機質フィラーの平均粒径は導電性フィラーの平均
粒径の10〜50%であることが好ましい。
ミニウムなどの金属粉を用いることができる。ビア孔径
が約50μm程度のときは、導電性フィラーの平均粒子
径は約5μm程度が好ましく、ビア孔径が約30μm程
度のときは、導電性フィラーの平均粒子径は約1〜3μ
m程度が好ましい。
O2、Al2O3、MgO、SiCおよびAlN粉末から
選ばれる少なくとも1つであると、曲げ強度などの機械
的強度をさらに向上させたプリント配線基板を得ること
ができる。
5vol.%であると、溶融粘度を保ち、かつ導電体に充分
な圧縮をかけることができる。無機質フィラーの添加量
が25vol.%未満だと充分な溶融粘度を得ることができ
なくなって過剰な樹脂流れを起こし、45vol.%を越え
るとエポキシ樹脂の流動性が悪くなって導電体に充分な
圧縮をかけられなくなり、かつ密着性も低下する。な
お、無機質フィラーの添加量は35〜40vol.%であ
ることが好ましい。
基材の厚さ方向に開けられた貫通孔の径よりも小さい
と、レーザー加工機等を使用して貫通孔を形成した時の
テーパーを抑制することができ、剛性を保ちつつ薄型で
軽量なプリント配線基板を提供することができる。な
お、電気絶縁性基材の厚さが薄いほど、導電体は圧縮さ
れやすいので(離形フィルムの厚さ分だけ、導電体は厚
くなっているので圧縮率が高くなる。)、貫通孔の径が
100〜200μmに対して、電気絶縁性基材の厚さは
50〜100μmであることが好ましい。
ボイドが含まれていると、加熱加圧時にボイドの分だけ
電気絶縁性基材が圧縮され、導電体に充分な圧縮がかか
り、安定した接続抵抗が得られる。
れた貫通孔に充填された導電体の厚さ方向の熱膨張係数
(CTE)が電気絶縁性基材厚さ方向の熱膨張係数に対
してほぼ等しいと、急激な温度変化を生じる環境下にお
いても、CTEのギャップによって生じる歪を抑制し、
安定した接続信頼性が得られる。なお、導電体の厚さ方
向のCTEは電気絶縁性基材厚さ方向のCTEと等しい
ことが好ましい。
積層した多層プリント配線基板とすることもできる。こ
れにより、高信頼性なビアホール接続を有する多層プリ
ント配線基板を提供することができる。
いて、電気絶縁性基材の厚さ方向に開けられた貫通孔に
充填された導電体の厚さがほぼ等しいと、優れたインピ
ーダンス特性が得られ、高周波回路に適応したプリント
配線基板を提供することができる。
貫通孔内の導電性ペーストに圧縮がかかった際、導電性
ペースト中の樹脂成分が貫通孔内より排出され、導電性
ペースト中の導体成分が緻密化され、高信頼性を有する
ビアホール接続が可能になる。
成されると、配線パターンの微細化に応じた微細な直径
を有する貫通孔の形成が容易、かつ高速で行う事ができ
る。
ば、耐湿性、接続信頼性、あるいは耐リペア性に優れ、
また電気絶縁性基材の曲げ剛性等の機械的強度を向上し
た両面プリント配線基板を提供することができる。
前後で薄くなると、導電体に充分な圧縮をかけることが
できる。なお、樹脂流れを抑制するために、電気絶縁性
基材の厚さは加熱加圧前後で10〜15%薄くなること
が好ましい。
れた貫通孔に充填された導電体の厚さが、加熱加圧前後
で薄くなると、充分な圧縮によって導電体中の導体成分
が緻密化され、高信頼性を有するビアホール接続が可能
となる。なお、導電体の厚さは加熱加圧によって30〜
40%薄くなることが好ましい。
と周辺の厚みがほぼ等しいと、加熱加圧時に電気絶縁性
基材全体に均等に圧縮がかかり、接続抵抗のバラツキを
抑制することができる。
に、導電体が充填されたガラスクロスあるいはガラス不
織布に熱硬化性エポキシ樹脂を含浸させたプリプレグか
ら成る電気絶縁性基材と金属箔を貼り付けて加熱加圧し
て圧縮することにより、前記電気絶縁性基材の表面の樹
脂層に前記両面プリント配線基板の配線層を埋設して全
ての導電体の厚さをほぼ等しくする工程と、前記金属箔
を所定のパターンに形成する工程を有することにより、
優れた信頼性を備え、超小型化された電子部品等を高密
度実装することが可能な緻密配線パターンを形成でき
る、剛性の高い薄型で小型な多層プリント配線基板を得
ることができる。
の間に、導電体が充填されたガラスクロスあるいはガラ
ス不織布に熱硬化性エポキシ樹脂を含浸させたプリプレ
グから成る電気絶縁性基材を一括して貼り付けて加熱加
圧して圧縮することにより、前記電気絶縁性基材の表面
の樹脂層に前記両面プリント配線基板の配線層を埋設し
て全ての導電体の厚さをほぼ等しくする工程を有するこ
とにより、優れた信頼性を備え、超小型化された電子部
品等を高密度実装することが可能な緻密配線パターンを
形成できる多層プリント配線基板をより少ない工程で安
価に得ることができる。
によれば、外層配線基板として高い機械的強度および耐
湿性を有するガラスエポキシ樹脂基板を配置することに
より、高い曲げ強度と耐湿性に優れた複合型のプリント
配線基板を得ることができる。
に熱硬化性エポキシ樹脂を含浸させたものを絶縁基材と
して用いることが好ましく、このことにより絶縁基材の
任意の箇所に微細径の第1のインナービア導体を設ける
ことができ、全層IVH構造とすることができるので高
密度配線を形成したプリント配線基板を得ることができ
る。
浸させるエポキシ樹脂にはSiO2、TiO2、Al
2O3、MgO、SiCまたはAlN粉末等の無機質フィ
ラーから選ばれる少なくとも1つを30重量%〜70重
量%の範囲で混在させることが好ましく、曲げ強度をさ
らに向上することができ、圧縮性に優れたプリント配線
基板を得ることができる。
ば、高い曲げ強度と耐湿性に優れた複合プリント配線基
板を提供することができる。
ながらさらに具体的に説明する。
第1の実施例における両面配線基板の製造方法を示す工
程断面図である。
平均粒子径が2μmのSiCの微粒子を40vol.%混入
させた熱硬化性エポキシ樹脂を含浸させたガラスエポキ
シのプリプレグである電気絶縁性基材102の両面にポ
リエステル等の離形フィルム101をラミネートした。
ラミネートは120℃程度の温度で行った。これによ
り、電気絶縁性基材102の表面の樹脂層がわずかに溶
融して離形フィルム101を貼りつけることができた。
本実施例では電気絶縁性基材として、ガラスクロスの厚
さ100μm、表面の樹脂層の厚さ15μm、基材の厚
さ130μmのガラスエポキシプリプレグを用いた。図
5は、プリント配線基板の基材の樹脂層の厚みと初期抵
抗値の依存性を示す関係図である。基材の樹脂層の厚さ
が薄くなるにつれて、初期抵抗値が低くなっていること
から、本実施例では樹脂層の厚さ130μmの基材を用
いた。さらに、離形フィルムに19μm厚のポリエチレ
ンテレフタレート(PET)を用いた。なお、ガラスク
ロスのかわりにガラス不織布を用い、表面に樹脂層を形
成した電気絶縁性基材を使用する事も可能である。
は、SiCの他にSiO2、TiO2、Al2O3、MgO
およびAlNがあり、有機質フィラーでは、ベンゾグア
ナミン、ポリアミド、ポリイミド、メラミン樹脂、エポ
キシ樹脂等を含ませることができ、無機質フィラーと有
機質フィラーを混合させても良い。
102の所定の箇所にレーザー加工法により貫通孔10
3を形成した。上記レーザー加工機により形成された貫
通孔は孔径約100μmとなった。また、ガラスエポキ
シのプリプレグには空孔が10vol.%含まれており、
空孔の径は3μmであった。
導電ペースト104を充填した。充填方法としては、ス
クリーン印刷機により、直接導電ペースト104を離形
フィルム101上から印刷することで充填した。この
際、印刷面と反対側より和紙等の多孔質シートを介して
真空吸着することにより、貫通孔103内の導電ペース
ト104中の樹脂成分を吸い取り、導体成分の割合を増
加させることで導体成分を更に緻密に充填することがで
きた。また、離形フィルム101は印刷マスクの役割と
電気絶縁性基材102表面の汚染防止の役割を果たして
いた。なお、導電ペースト中の導電フィラーの平均粒径
は5μmで空孔の径よりも大きく、また微粒子の粒径よ
りも大きかった。
102の両面から離形フィルム101を剥離し、電気絶
縁性基材102の両面に銅箔等の金属箔105を重ね合
わせ、加熱加圧した。加熱加圧は真空プレスにより行っ
た。条件は、温度:200℃、圧力:4.9MPa、真
空度:5.33×103Pa(40Torr)、処理時間:1時間であっ
た。
Eに示すように、電気絶縁性基材102は圧縮され、そ
の厚さは中央で118μm、周辺で116μmに薄くな
り、中央と周辺の厚みの差は約2%となった。全体の圧
縮率は約10%であった。その際、貫通孔103内の導
電ペースト104も圧縮されるが、その時に導電ペース
ト内のバインダ成分が押し出され、導電成分同士および
導電成分と金属箔105間の結合が強固になり、導電ペ
ースト104中の導電物質が緻密化された。この時の導
電体の圧縮率は(168−117)×100/168=30.4%であっ
た。その後、電気絶縁性基材102の構成成分である熱
硬化性樹脂および導電ペースト104を、温度:200
℃、圧力:4.9MPa、真空度:5.33×103Pa(40Tor
r)で1時間処理することにより、硬化させた。
を所定のパターンに選択エッチングすることによって、
電気絶縁性基材102表裏の配線層106間の電気的接
続が得られ、両面配線基板が完成した。
導電紛の平均粒径は5μmであり、無機質フィラーの平
均粒径は導電紛の平均粒径の40%であった。また、導
電体厚さ方向のCTEは約30ppm/℃、電気絶縁性
基材の厚さ方向のCTEは約20ppm/℃であり、導
電体のCTEは電気絶縁性基材のCTEよりも大きかっ
た。
ィラーを用いることで、加熱加圧の際に、電気絶縁性基
材の表面の樹脂層において、微粒子が盾となって導電性
フィラーの拡散を抑制することができ、導電体に充分な
圧縮がかかり、安定した接続信頼性が得られ、かつ優れ
た吸湿特性も得られる。よって、はんだディップ、ある
いはリペアの際にも急激な温度変化によって導電体と配
線層が剥離するのを抑制することができる。
シ樹脂に無機質フィラーであるSiCを40vol.%混在
させており、平均粒径は2μmであった。図4A−C
は、プリント配線基板の抵抗値のバラツキを示す分布図
である。図4Aに示すように、フィラー充填量が20vo
l.%の場合は抵抗値がばらついていた。これに対し、図
4Bに示すように、フィラー量が30vol.%の場合は分
布がまとまっているが若干のバラツキが見られた。そし
て、図4Cに示すように、フィラー量が40vol.%の場
合はさらにまとまった分布が見られた。
であると、溶融粘度を保ち、かつ導電体に充分な圧縮を
かけることができるので、安定した接続信頼性が得られ
る。微粒子の添加量が25vol.%未満だと、充分な溶融
粘度を得ることができなくなり、電気絶縁性基材の表面
の樹脂層で過剰な樹脂流れを起こし、導電体に含まれる
導電性フィラーが拡散するため、導電体にかかる圧力も
拡散してしまう。さらに、拡散した導電性フィラー自体
がマイグレーションを起こして絶縁不良になる可能性も
ある。また、微粒子の添加量が45vol.%を越えると、
充分な密着性が得られるだけのエポキシ樹脂の量が不足
し、かつエポキシ樹脂の流動性が悪くなって導電体に充
分な圧縮をかけられなくなる。なお、微粒子の添加量は
30〜35vol.%であることがより望ましい。
絶縁性基材の曲げ剛性等の機械的強度を向上し、かつ接
続信頼性、吸湿特性に優れたプリント配線基板を提供す
ることができる。
の実施例における両面配線基板の製造方法を示す工程断
面図である。
態の図1Fと同様にして作製されたコア基板201を準
備した。
1の両側に第1の実施の形態の図1C工程にある電気絶
縁性基材202を重ね合わせ、更にその両側に金属箔2
03を重ね合わせ、加熱加圧した。加熱加圧は真空熱プ
レスにより行った。条件は、温度:200℃、圧力:
4.9MPa、真空度:5.33×103Pa(40Torr)、処理時
間:1時間であった。
2は圧縮されて薄くなり、さらに配線層204は電気絶
縁性基材202内に埋め込まれた。その際、導電性ペー
スト205も圧縮されるが、その時に導電性ペースト内
のバインダ成分が押し出され、導電成分同士および導電
成分と金属箔203間の結合が強固になり、導電性ペー
スト205中の導電物質が緻密化された。その後、電気
絶縁性基材202の構成成分である熱硬化性樹脂および
導電性ペースト205が硬化した。
を所定のパターンに選択エッチングすることによって、
配線層204と配線層206の間の電気的接続が得ら
れ、4層配線基板が完成した。
板の両側に電気絶縁性基材207を重ね合わせ、図2
B、図2Cと同様の工程を経て、配線層206と配線層
208の間の電気的接続が得られ、6層配線基板が完成
した。
エポキシで構成することによって、超小型化された電子
部品等を高密度実装することが可能な緻密配線パターン
を形成できる、剛性、吸湿性、あるいはリペア性に優れ
た多層プリント配線基板を提供することができる。
第3の実施例における両面配線基板の製造方法を示す工
程断面図である。
図1Fと同様にして作製されたコア基板301を3枚、
第1の実施例の図1C工程にある電気絶縁性基材302
を2枚準備し、コア基板301の間に電気絶縁性基材3
02をそれぞれ重ね合わせ、加熱加圧した。加熱加圧は
真空熱プレスにより行った。条件は、温度:200℃、
圧力:4.9MPa、真空度:5.33×103Pa(40Torr)、
処理時間:1時間であった。
に、電気絶縁性基材302は圧縮されて薄くなり、さら
に配線層303は電気絶縁性基材302内に埋め込まれ
た。その際、導電性ペースト304も圧縮されるが、そ
の時に導電性ペースト内のバインダ成分が押し出され、
導電成分同士および導電成分と配線層303間の結合が
強固になり、導電性ペースト304中の導電物質が緻密
化された。その後、電気絶縁性基材302の構成成分で
ある熱硬化性樹脂および導電性ペースト304は、前記
加熱加圧により硬化し、配線層303間の電気的に接続
され、6層配線基板が完成した。
エポキシで構成し、一括して積層することによって、超
小型化された電子部品等を高密度実装することが可能な
緻密配線パターンを形成できる、剛性、吸湿性、あるい
はリペア性に優れた多層プリント配線基板をより少ない
工程で安価に提供することができる。
けるプリント配線基板を示す。ガラスエポキシ樹脂を絶
縁基材5とする外層配線基板6は、実施例1と同様に作
製した。そして、第1のインナービア導体1aと、第1
の配線パターン2aが形成されたアラミドエポキシ樹脂
を絶縁基材3とする3層構造の全層IVH構造の内層配
線基板4の両面に、第2のインナービア導体1bによっ
て内層配線基板4の第1の配線パターン2aと接続され
ている最外層の第2の配線パターン2bを有するガラス
エポキシ樹脂を絶縁基材5とする外層配線基板6を配置
した。第2のインナービア導体1bは、内層配線基板4
と外層配線基板6を積層し一体成形する際に、貫通孔内
に充填された導電性ペーストが圧縮されて形成された。
このようにして形成された第2のインナービア導体1b
は、十分な導電性を有していた。
5を示すものであり、実施例4と異なる点は図7に示す
ように内層配線基板4がアラミドエポキシ樹脂を絶縁基
材3とする両面配線基板となっている点であり、その他
の構成は第1の実施の形態と同様である。
けるプリント配線基板の製造方法について図8A〜図8
Cを用いて、図6と同一部分には同一番号を付して説明
する。
ターン2aが第1のインナービア導体1aで接続された
全層IVH構造を有する内層配線基板4の両面に第2の
インナービア導体1bを形成するための銀または銅等の
導電性粉末を主成分とする導電性ペースト7が印刷等に
より充填されたプリプレグ状態のガラスエポキシ樹脂よ
りなる絶縁基材5を配置し、さらにその両外側に銅箔8
を配置する。
から金型等のプレス機を用いて加圧、加熱することによ
り全体を圧縮、積層する。このようにすることにより内
層配線基板4の最外層に形成されている第1の配線パタ
ーン2aは圧縮前にプリプレグ状態にあったガラスエポ
キシ樹脂基板5の表面層の内部に圧入されると同時にガ
ラスエポキシ樹脂絶縁基材5に設けられている導電性ペ
ースト7が圧縮されて導電性を生じ、第2のインナービ
ア導体1bとなって第1の配線パターン2aと銅箔8と
を電気的に接続する。このとき銅箔8は絶縁基材5の表
面に流動しているエポキシ樹脂層によって強固に接着さ
れる。
れた最外層の銅箔8を通常のフォトリソ法によって選択
的にパターンニングして第2の配線パターン2bを形成
することにより第1の配線パターン2aおよび第2の配
線パターン2bが第1のインナービア導体1aおよび第
2のインナービア導体1bで相互に接続された多層構造
の複合プリント配線基板を得ることができる。
内層配線基板4に絶縁基材5と銅箔8を積層するときの
状態を一部拡大して示すものであり、図9Aに示すよう
にプリプレグ状態のガラスエポキシ樹脂よりなる絶縁基
材5は、ガラス繊維5aが絶縁基材の内層に凝集しエポ
キシ樹脂5bが絶縁基材5の表面に滞留した状態となっ
ている。
4および銅箔8を図のように配置した後、両側面から加
熱、加圧することにより、図9Bに示すように内層配線
基板4の配線パターン2aは絶縁基材5の表面に滞留し
ているエポキシ樹脂5bの内部に圧入されて埋め込まれ
た状態となる。
充填されている導電性ペースト7はその厚さが始めt1
であったものがt2の厚さへと圧縮されて、低抵抗の第
2のインナービア導体1bを形成し内層配線基板4の第
1の配線パターン2aと銅箔8とを電気的に接続するこ
とが可能となる。
縁基材としてガラスエポキシ樹脂の中にSiO2、Ti
O2、Al2O3、MgO、SiCおよびAlN粉末等よ
りなる無機質フィラー9の少なくとも1つを混在させた
ものを30重量%から70重量%の範囲で添加して用い
た場合の外層配線基板10を示すものである。無機質フ
ィラー9を添加することにより、エポキシ樹脂の粘性が
上昇して電気絶縁性のエポキシ樹脂が第1の配線パター
ン2aまたは銅箔8と導電性ペーストとの界面に浸入す
ることを防ぐため、電気的接続信頼性を向上できる。さ
らにプリント配線基板の機械的強度の向上も図ることが
できる。前記において、導電性ペーストが加熱加圧され
て、第2の配線パターン1bになる。
で、絶縁基材の厚さ方向のCTEを20ppm〜30p
pmと小さくすることができるので、インナービア導体
のCTE(約17ppm)に近くなり、配線パターンと
インナービア導体との接続信頼性を向上できるととも
に、プリント配線基板の面方向の熱膨張係数も小さくす
ることができるため半導体チップを搭載する際にその接
続信頼性を向上することができる。
板を構成する内層配線基板4、外層配線基板6および無
機質フィラーを添加した外層配線基板10のそれぞれ曲
げ剛性を測定したものであり、図より明らかなようにガ
ラスエポキシ樹脂よりなる外層配線基板6はアラミドエ
ポキシ樹脂よりなる内層配線基板4より高い曲げ強度を
備えており、無機質フィラーを添加した外層配線基板1
0はさらに優れた曲げ強度を有していることが判る。
内層配線基板4の両側面にガラスエポキシ樹脂よりなる
外層配線基板6または10を配置した本発明に関わるプ
リント配線基板は各種電子部品の実装信頼性、部品のリ
ペア性および耐湿性等に優れた特性を備えることが可能
となる。
量%未満であると機械的強度のさらなる向上を期待でき
ず、70重量%を越えるとエポキシ樹脂の流動性が悪く
なりガラス繊維に対する含浸性が低下して均質なガラス
エポキシ樹脂絶縁基板を得ることが困難となる。
はプリント配線基板における電気絶縁性基材をガラスエ
ポキシ樹脂基板で形成したものであり、プリント配線基
板全体の耐湿性を向上させることによって接続信頼性、
耐リペア性に優れ、また電気絶縁性基材の曲げ剛性等の
機械的強度を向上したプリント配線基板を提供すること
ができる。
数(CTE)を小さくすることにより、配線パターンと
絶縁基板との接着性およびインナービア導体との接続信
頼性を改善したプリント配線基板を提供できる。
ント配線基板の製造方法を示す工程断面図。
ント配線基板の製造方法を示す工程断面図。
ント配線基板の製造方法を示す工程断面図。
ント配線基板の抵抗値のバラツキを示す分布図。
板の樹脂層の厚みと初期抵抗値の関係を示すグラフ。
板の構造を示す断面図。
板の構造を示す断面図。
ント配線基板の製造方法を示す工程断面図。
部を拡大した図。
混合した場合を説明する一部拡大断面図。
基板を構成する内層配線基板および外層配線基板の機械
強度特性図で
示す工程断面図である。
Claims (22)
- 【請求項1】 電気絶縁性基材の厚さ方向に開けられた
貫通孔に導電性フィラーを含む導電体が充填され、前記
電気絶縁性基材の両面に所定のパターンに形成された配
線層が前記導電体によって電気的に接続されているプリ
ント配線基板において、 前記電気絶縁性基材がガラスクロスまたはガラス不織布
に微粒子を混入させた熱硬化性エポキシ樹脂を含浸させ
た基材を含む材料で形成されており、かつ前記導電体に
含まれる導電性フィラーの平均粒径が前記微粒子の平均
粒径よりも大きいことを特徴とするプリント配線基板。 - 【請求項2】 前記微粒子がSiO2、TiO2、Al2
O3、MgO、SiCおよびAlN粉末から選ばれる少
なくとも1つの無機質フィラーである請求項1に記載の
プリント配線基板。 - 【請求項3】 前記電気絶縁性基材の厚さ方向に開けら
れた貫通孔に充填された導電体の厚さ方向の熱膨張係数
が電気絶縁性基材厚さ方向の熱膨張係数より大きい請求
項1または2に記載のプリント配線基板。 - 【請求項4】 前記微粒子の添加量が25〜50vol.%
である請求項1〜3のいずれかに記載のプリント配線基
板。 - 【請求項5】 前記電気絶縁性基材の厚さが電気絶縁性
基材の厚さ方向に開けられた貫通孔の直径よりも小さい
請求項1〜4のいずれかに記載のプリント配線基板。 - 【請求項6】 前記プリプレグ状態の電気絶縁性基材に
ボイドが含まれている請求項1〜5のいずれかに記載の
プリント配線基板。 - 【請求項7】 前記プリント配線基板が1枚である請求
項1〜6のいずれかに記載のプリント配線基板。 - 【請求項8】 前記プリント配線基板が複数枚積層され
た多層プリント配線基板である請求項1〜7のいずれか
に記載のプリント配線基板。 - 【請求項9】 前記多層プリント配線基板の電気絶縁性
基材の厚さ方向に開けられた貫通孔に充填された導電体
の厚さがほぼ等しい請求項8に記載のプリント配線基
板。 - 【請求項10】 前記電気絶縁性基材が、ガラスクロス
またはガラス不織布に微粒子を混入させた熱硬化性エポ
キシ樹脂を含浸させた基材を外層配線基板とし、 圧縮により導電性が付与されたインナービア導体により
電気的に接続された少なくとも2層の配線パターンを有
する配線基板を内層配線基板とし、 前記外層配線基板の配線パターンと前記内層配線基板の
配線パターンとは電気的に接続されている請求項1〜9
のいずれかに記載のプリント配線基板。 - 【請求項11】 前記内層配線基板が、アラミド不織布
に熱硬化性エポキシ樹脂を含浸させた絶縁基材である請
求項10に記載のプリント配線基板。 - 【請求項12】 外層配線基板が少なくとも一方の面に
おいて複数層形成されている請求項10に記載のプリン
ト配線基板。 - 【請求項13】 請求項1〜9のいずれかに記載のプリ
ント配線基板を製造する方法であって、 ガラスクロスまたはガラス不織布に、微粒子を混入させ
た熱硬化性エポキシ樹脂を含浸させたプリプレグからな
る電気絶縁性基材の両面に離型質フィルムを覆った後に
貫通孔を設け、 前記貫通孔に前記微粒子の平均粒径よりも大きい平均粒
径の導電性フィラーを含む導電体を充填し、 前記離型質フィルムを剥離した後に前記電気絶縁性基材
の両側に金属箔を重ね、 前記金属箔を重ねた前記電気絶縁性基材を加熱加圧して
圧縮することにより、前記電気絶縁性基材と前記金属箔
を接着し、前記金属箔間を電気的に接続し、 前記金属箔を所定のパターンに形成することを特徴とす
るプリント配線基板の製造方法。 - 【請求項14】 プリプレグの表面の樹脂層の厚さが5
μm以上25μm以下である請求項13に記載のプリン
ト配線基板の製造方法。 - 【請求項15】 プリプレグ状態の電気絶縁性基材に空
孔が含まれている請求項12または13に記載のプリン
ト配線基板の製造方法。 - 【請求項16】 空孔の直径が導電体に含まれる導電性
フィラーの直径よりも小さい請求項13〜15のいずれ
かに記載のプリント配線基板の製造方法。 - 【請求項17】 加熱加圧により、電気絶縁性基材の厚
さを薄くする請求項13〜16のいずれかに記載のプリ
ント配線基板の製造方法。 - 【請求項18】 電気絶縁性基材の厚さ方向に開けられ
た貫通孔に充填された導電体の厚さを、加熱加圧により
薄くする請求項13〜16のいずれかに記載のプリント
配線基板の製造方法。 - 【請求項19】 加熱加圧後の電気絶縁性基材の中央と
周辺の厚みがほぼ等しい請求項13〜18のいずれかに
記載のプリント配線基板の製造方法。 - 【請求項20】 請求項13〜19のいずれかに記載の
製造方法によって形成されたプリント配線基板の両側
に、導電体が充填されたガラスクロスまたはガラス不織
布に微粒子を混入させた熱硬化性エポキシ樹脂を含浸さ
せたプリプレグから成る電気絶縁性基材と金属箔を貼り
付けて加熱加圧して圧縮することにより、前記電気絶縁
性基材の表面の樹脂層に前記プリント配線基板の配線層
を埋設し、前記金属箔を所定のパターンに形成するプリ
ント配線基板の製造方法。 - 【請求項21】 請求項13〜19のいずれかに記載の
製造方法によって形成された複数枚の両面プリント配線
基板の間に、導電体が充填されたガラスクロスまたはガ
ラス不織布に微粒子を混入させた熱硬化性エポキシ樹脂
を含浸させたプリプレグから成る電気絶縁性基材を一括
して貼り付けて加熱加圧して圧縮することにより、前記
電気絶縁性基材の表面の樹脂層に前記プリント配線基板
の配線層を埋設して全ての導電体の厚さをほぼ等しくす
るプリント配線基板の製造方法。 - 【請求項22】 請求項10〜12のいずれかに記載の
プリント配線基板の製造方法であって、 第1のインナービア導体により接続された少なくとも2
層の第1の配線パターンを有する圧縮可能な内層配線基
板の両面に、任意の箇所の貫通孔内に第2のインナービ
ア導体を形成するための導電性ペーストを充填したプリ
プレグ状態のガラスエポキシ樹脂絶縁基板を配置し、さ
らに前記2枚のガラスエポキシ樹脂絶縁基板のそれぞれ
外側に銅箔を配置して前記2枚の銅箔の外側から前記内
層配線基板およびプリプレグ状態のガラスエポキシ樹脂
絶縁基板を加圧、加熱することにより、前記内層配線基
板の両面に突出して設けられている配線パターンを前記
プリプレグ状態のガラスエポキシ樹脂絶縁基板の内部に
圧入すると同時に前記ガラスエポキシ樹脂絶縁基板に設
けられている前記導電性ペーストを圧縮して前記最外層
の銅箔と前記内層配線基板の第1の配線パターンとを電
気的に接続した後、前記銅箔を選択的にエッチングして
第2の配線パターンを形成して外層配線基板を構成する
プリント配線基板の製造方法。
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