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JP2002351243A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

定着装置及び画像形成装置

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Publication number
JP2002351243A
JP2002351243A JP2001154557A JP2001154557A JP2002351243A JP 2002351243 A JP2002351243 A JP 2002351243A JP 2001154557 A JP2001154557 A JP 2001154557A JP 2001154557 A JP2001154557 A JP 2001154557A JP 2002351243 A JP2002351243 A JP 2002351243A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rubber composite
high thermal
conductive rubber
composite layer
thermal conductive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001154557A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuo Nakazawa
伸夫 中沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2001154557A priority Critical patent/JP2002351243A/ja
Publication of JP2002351243A publication Critical patent/JP2002351243A/ja
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  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
  • Control Of Resistance Heating (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 生産性を妨げずに、コスト上昇や構造が複雑
化することなく非通紙部昇温を緩和し、定着部材のオフ
セットやしわ、定着不良、加圧部材の外径差が生じるこ
とによる紙送りの不安定化、ジャム等を防ぎ、しかも熱
効率の良い定着装置、及び画像形成装置を提供する。 【解決手段】 加圧部材2に高熱伝導ゴム複合体層20
4を一体に形成し、高熱伝導ゴム複合体層204の熱伝
導率が異方性を有し、記録材搬送方向に交差する方向の
熱の流れが他の方向の熱の流れより大きくなるように、
加圧部材表面の熱の流れに異方性を生じさせるか、又
は、加圧部材に高熱伝導ゴム複合体層を一体に形成し、
更に、加圧部材の外部に別体に断熱カバーを設けて、断
熱カバーによって記録材搬送方向に交差する方向の熱の
流れが他の方向の熱の流れより大きくなるように、加圧
部材表面の熱の流れに異方性を生じさせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真複写装
置、静電情報記録装置等の画像形成装置及びそれに備え
られた定着装置に関するものである。
【0002】ここで、画像形成装置としては、例えば、
複写機、レーザービームプリンター、ファクシミリ、マ
イクロフィルムリーダプリンター等が含まれる。
【0003】定着装置は、電子写真、静電記録、磁気記
録の適宜の画像形成プロセス手段により加熱溶解性の樹
脂等よりなるトナーを用いて、エレクトロファックスシ
ート、静電記録シート、転写材シート、印刷紙等の記録
材の面に直接方式もしくは間接(転写)方式で形成し
た、目的の画像情報に対応した顕画像(未定着現像剤画
像)を担持している記録材面に、永久固着画像として加
熱定着処理する画像定着装置として活用できる。
【0004】
【従来の技術】従来、画像形成装置に用いられる定着装
置としては、記録材上の未定着トナー像を加熱及び加圧
することによって未定着現像剤像(未定着トナー像)を
記録材上に定着させるヒートローラ方式や特開昭63−
313182や特開平2−157878等に示されてい
るようなフィルム定着方式等がある。
【0005】これらの定着装置では、固定された加熱装
置であるヒータの周囲に回動自在に設けられた円筒状の
定着ローラや定着フィルム等の定着部材と、それに圧接
されている加圧ローラ等の加圧部材と、の間に記録材を
挟持搬送して、記録材上の未定着トナー像を加熱及び加
圧して定着する構成をとっている。
【0006】一方、近年注目されている省電力化、ウエ
イトタイムの短縮等の課題に対して、これらの定着装置
では、定着ローラを薄肉化させてウォームアップ時間を
短縮する方式や上記フィルム定着方式等の対策をとって
いる。
【0007】ところが、このような方式を用いた場合、
小サイズ記録紙を連続通紙した場合、定着ローラ及び加
圧ローラ端部に発生する所謂非通紙部昇温による問題が
大きな問題となる。
【0008】この非通紙部の昇温の問題として、定着ロ
ーラのしわやオフセット、それによる画像不良、又、加
圧ローラの非通紙部昇温により、加圧ローラ表面の非通
紙部分である長手方向端部の温度の高い部分が熱膨張
し、加圧ローラ自身の外径差が生じ、紙送りの不安定
化、ジャムなどといった様々な問題を引き起こす。
【0009】そこで従来は、小サイズ用紙の送行時の非
通過部分の定着ローラ(あるいは定着フィルム)の温度
上昇防止のために、定着ローラ内部に設けられた、送行
用紙のサイズに応じて複数に配したヒータを切換えて使
用するようにしていた。
【0010】しかし、送行用紙のサイズに応じて複数に
配したヒータを切換えて使用するようにしたものは、コ
スト上昇や制御の複雑化を招き、或いは、全てのサイズ
に十分に対応することは困難である。又、この方法は、
定着ローラあるいは、定着フィルムの非通紙部となるロ
ーラ端部の昇温には効果があるが、加圧ローラ側の端部
昇温防止には十分でない場合がある。
【0011】そこで、熱伝導の良い部材をクリーニング
部材として定着ローラや加圧ローラに当接させて、非通
紙部昇温、つまりは端部昇温を緩和させる方法等の提案
がある。
【0012】又、非通紙域の昇温防止策として、サイズ
によって温調温度を低下させる方法、あるいは一定コピ
ー枚数コピー後に温度を低下させる方法等が提案され、
小サイズの用紙を検知した場合には複写間隔を長くする
という提案も行なわれている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例においては以下のような問題点があった。
【0014】小サイズの時に複写間隔あるいはプリント
間隔を長くする方法は、生産性を低下させることになる
ので望ましくない。
【0015】定着ローラや加圧ローラに、クリーニング
ローラとして熱伝導性の良いローラを当接する方法につ
いては、構造が複雑化することや、配置スペースが必要
となるといった問題がある。又、加圧ローラに熱伝導性
のよいローラを当接すると、加圧ローラ側からの放熱が
多くなるという面から定着性をやや損なうという問題も
ある。
【0016】従って、本発明の目的は、生産性を妨げず
に、コスト上昇や構造が複雑化することなく非通紙部昇
温を緩和し、定着部材のオフセットやしわ、定着不良、
加圧部材の外径差が生じることによる紙送りの不安定
化、ジャム等を防ぎ、しかも熱効率の良い定着装置、及
び画像形成装置を提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
定着装置及び画像形成装置にて達成される。要約すれ
ば、第1の本発明は、加圧部材と、加熱手段を備えた定
着部材と、を有し、未定着現像剤像を担持した記録材
を、前記加圧部材とこれに圧接しながら連動する前記定
着部材とのニップ部に挟持搬送して、前記未定着現像剤
像を記録材上に加熱定着する定着装置において、前記加
圧部材に高熱伝導ゴム複合体層を一体に形成し、該高熱
伝導ゴム複合体層の熱伝導率が異方性を有し、記録材搬
送方向に交差する方向の熱の流れが他の方向の熱の流れ
より大きくなるように、前記加圧部材表面の熱の流れに
異方性を生じさせる定着装置を提供する。
【0018】第2の本発明は、加圧部材と、加熱手段を
備えた定着部材と、を有し、未定着現像剤像を担持した
記録材を、前記加圧部材とこれに圧接しながら連動する
前記定着部材とのニップ部に挟持搬送して、前記未定着
現像剤像を記録材上に加熱定着する定着装置において、
前記加圧部材に高熱伝導ゴム複合体層を一体に形成し、
更に、前記加圧部材の外部に別体の断熱カバーを設け
て、該断熱カバーによって記録材搬送方向に交差する方
向の熱の流れが他の方向の熱の流れより大きくなるよう
に、前記加圧部材表面の熱の流れに異方性を生じさせる
ことを特徴とする定着装置を提供する。
【0019】第3の本発明は、外部情報により記録材上
に未定着現像剤像を形成し、加圧部材と、加熱手段を備
えた定着部材と、を有し、前記未定着現像剤像を担持し
た記録材を、前記加圧部材とこれに圧接しながら連動す
る前記定着部材とのニップ部に挟持搬送して、前記未定
着現像剤像を記録材上に加熱定着する画像形成装置にお
いて、前記加圧部材に高熱伝導ゴム複合体層を一体に形
成し、該高熱伝導ゴム複合体層の熱伝導率が異方性を有
し、記録材搬送方向に交差する方向の熱の流れが他の方
向の熱の流れより大きくなるように、前記加圧部材表面
の熱の流れに異方性を生じさせる画像形成装置を提供す
る。
【0020】第4の本発明として、外部情報により記録
材上に未定着現像剤像を形成し、加圧部材と、加熱手段
を備えた定着部材と、を有し、前記未定着現像剤像を担
持した記録材を、前記加圧部材とこれに圧接しながら連
動する前記定着部材とのニップ部に挟持搬送して、前記
未定着現像剤像を記録材上に加熱定着する画像形成装置
において、前記加圧部材に高熱伝導ゴム複合体層を一体
に形成し、更に、前記加圧部材の外部に別体の断熱カバ
ーを設けて、該断熱カバーによって記録材搬送方向に交
差する方向の熱の流れが他の方向の熱の流れより大きく
なるように、前記加圧部材表面の熱の流れに異方性を生
じさせることを特徴とする画像形成装置を提供する。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る定着装置及び
画像形成装置を図面に則して更に詳しく説明する。
【0022】実施例1本実施例においては、本発明は、
図12の概略構成図に示す、加熱定着装置106を有す
る画像形成装置にて具体化される。
【0023】図12は画像形成装置として、例えば電子
写真複写機の構成を示しており、感光体101の周囲に
帯電ローラ102、現像装置103、転写装置104が
設けられる。又、転写装置104の近傍には搬送部10
5が配設されており、該搬送部105の下流側に定着装
置106が配設されている。
【0024】従って、給紙カセット(不図示)から記録
材が給紙され、画像形成装置内で記録材の先端が認識さ
れると、これに同期して感光ドラム101に画像形成が
行われる。感光ドラム101上には、帯電ローラ102
によって一様な帯電がなされる。この後、レーザー光学
系100からの画像情報である画像露光Lによって、記
録紙の搬送に同期して、感光ドラム101上に潜像が形
成され、この潜像に現像器103により現像剤(トナ
ー)を選択的に付着させることで、未定着現像剤像(ト
ナー像)としての顕像が形成される。転写装置104の
位置で感光体101のトナー像が転写された記録材は搬
送部105を介して定着装置106に送り込まれ、この
定着装置106内を通過することによりトナー像が記録
材上に加熱定着される。
【0025】感光体ドラム101上に残ったトナーと紙
粉は、クリーナー107によって除去される。
【0026】尚、画像形成装置の構成については図12
に示したものに限らず、例えば、複数の感光体や現像装
置を有するカラー画像形成装置においても、本発明は適
用できる。又、画像形成装置としては、電子写真複写装
置、静電情報記録装置等の画像形成装置、例えば、複写
機、レーザービームプリンター、ファクシミリ、マイク
ロフィルムリーダプリンター等に適用できる。
【0027】次に、図12の画像形成装置にて定着装置
106として具体化された、本発明の定着装置の一例
を、詳しく説明する。図2、図3に、本実施例の定着装
置Aを図示した。
【0028】図2は、定着装置Aの短手方向からの平面
図である。このように、定着装置Aは、加熱手段として
のヒータHを備えた定着部材としての定着ローラ1と、
加圧部材として加圧ローラ2と、から構成される。定着
ローラ1と加圧ローラ2は回転自在であり、圧接してニ
ップ部Nを形成し、未定着トナー像が形成された記録材
を、ニップ部Nにて挟持搬送して、トナー像を記録材上
に加熱定着する。
【0029】詳しく説明すると、定着装置Aの定着ロー
ラ1は、0.5〜1t程度の鉄芯金又は0.8〜2.5
t程度のAL芯金に、耐熱性、耐磨耗性、離型性に優れ
たフッ素樹脂PTFE、PFA、FEPか、又はこれら
フッ素樹脂の混合物に耐磨耗フィラーや抵抗調整剤等を
混合したフッ素樹脂塗料を、15〜40μmの厚さにコ
ートするか又はチューブ状のこれらフッ素樹脂を上記芯
金に被せて作成した薄肉のローラである。定着ローラ1
の中心には、図2、図3に示されるように、定着ローラ
1を加熱するヒーターHが不図示の部材で両端で支えら
れて配置されている。
【0030】加圧ローラ2は、定着ローラ1とニップN
を作るように構成され、ニップ部Nに挟持搬送される記
録材を加圧している。加圧ローラ2は、図1(b)に示
すように、芯金201の周囲に厚い弾性層203(3〜
6mm程度)を設けている。
【0031】図3に、定着装置Aの長手方向の平面図を
記した。定着ローラ1の両端には、このローラ1を回転
自在に支えている耐熱性断熱すべり軸受け5が設けられ
ている。軸受け5は、断熱ブッシュを定着ローラ1との
間にはさんだベアリングでもよい。軸受け5のさらに外
側には定着ローラ1を駆動するための耐熱性断熱ギヤ6
が少なくとも片端に設けられ、不図示の駆動手段によっ
て、定着ローラ1を所定の速さで回転させる。軸受け5
は、これを支える側板7によって固定され、更に、定着
ローラ1の上方長手方向に設けられた天板8が、両端に
ある側板7を連結している。そして、天板8には、温度
検知素子9と安全装置10が取り付けられており、定着
ローラ1の温度を検知するようになっている。この温度
検知素子9によって検知させた温度に応じて、ヒーター
Hを制御して定着ローラ1を所定の温度に保ち、この定
着温度で記録材上の未定着トナー像を定着する。制御方
法等については、公知の方法に基いて制御可能であり、
本発明の定着装置に特徴的なものでないので省略する。
【0032】加圧ローラ2は、定着ローラ1と同様にそ
の両端に軸受け(或いはベアリング)11によって回転
自在に支えられている。軸受け11は、定着ローラ側板
7の加圧ローラ2側延長部分の内側に重ねて設けられて
いる加圧側板12に支えられ、この加圧側板12と定着
ローラ側板7を軸13が支えている。図2をも参照すれ
ばよりよく理解されるように、この軸13の反対側に
は、加圧バネ14があり、加圧側板12を吊り上げ、加
圧ローラ2を定着ローラ1に加圧している。
【0033】図1(b)の加圧ローラ2の短手方向から
見た断面図を用いて、本発明の特徴部分である加圧ロー
ラ2の構成について説明する。加圧ローラ2は、鉄製芯
金201の上に高温時のゴム弾性に優れた弾性層203
を被覆し、更にその上に高熱伝導層204を設けてい
る、そして、最外層には高離型性層205が形成されて
いる。
【0034】芯金201は、鉄鋼等の安価で十分な強度
のある金属素材で形成され、必要に応じてめっきが施さ
れたものが用いられ、加圧ローラ2を定着ローラ1に圧
接時、その加圧力によりたわみが生じないように適度な
外形を持たせている。又、芯金201の長手方向両端
は、回転時の摩擦力が小さくなるように、より小さな径
202になっている。
【0035】弾性層203は、断熱性と耐熱性そして、
弾性層としての働きがもとめられ、シリコーンゴムやフ
ッ素ゴムが用いられることが多いが、望ましくは、シリ
コーンゴム発泡スポンジが選択される。シリコーンゴム
発泡スポンジは、一般に、オルガノポリシロキサン、補
強用充填剤、増量剤、耐熱剤等が含まれるシリコーンゴ
ム組成物に加硫剤と各種発泡剤を加え、加熱炉で加硫発
泡することで作ることができるが、これらの製造条件を
適当に設定することで、所望の性能を持ったシリコーン
ゴム発泡スポンジを得ることができる。通常のシリコー
ンゴム発泡スポンジをローラとして用いる場合、あまり
厚くするとシリコーンゴム発砲スポンジの圧縮永久ひず
みや、熱膨張による外形変化が大きくなる。そして、薄
いと所望の断熱性やニップをとることができないため、
外径25mm〜50mm程度のローラでは、3mm〜6
mm程度のスポンジ層の厚みが適当である。
【0036】本実施例においては、最表層に、薄い離型
層205を有し、その直下の高熱伝導層204に異方性
高熱伝導ゴム複合体を用いた加圧ローラ2を使用するこ
とにより、ローラ長手方向の熱の流れを良好とし、定着
ローラ1及び加圧ローラの非通紙部昇温、即ち端部昇温
を抑えるようにした。
【0037】ここで、図1(a)は、加圧ローラ2の軸
に対して片側の一部を示した長手方向の部分断面図であ
る。高熱伝導層204は熱伝導性を向上するため、図1
(a)に示されるように、高熱伝導層204に異方高熱
伝導ゴム複合体を用いている。この異方高熱伝導ゴム複
合体は、60〜1200W/m・Kの高熱伝導繊維20
4aを1〜70wt%配合しているので、熱伝導性良好
で、熱伝導率は50〜1000W/m・Kを示す。熱伝
導率が50W/m・K以上になれば、端部昇温を十分抑
えることができる。熱伝導率は高いほうが好適である
が、現在のところ1000W/m・K以上のものは、作
成困難である。
【0038】更に、この高熱伝導繊維204aの熱伝導
率は、単体として異方性を示し、繊維軸方向で測定され
た熱伝導率は、他の方向で測定された熱伝導率の100
倍〜1000倍以上となる。この高熱伝導繊維204a
を一方向に揃えて複合させた異方性高熱伝導ゴム複合体
を、加圧ローラ高熱伝導層204に適用することで、熱
が、加圧ローラ円筒2を、長手方向、つまり、端部昇温
を解消する方向に流れ、円筒半径方向、つまり、加圧ロ
ーラ2の円周面方向、円筒内部方向や円筒外部方向への
流れを抑制でき、定着の熱効率が良好となり、高い定着
性が維持できる。尚、図1(a)に示されるように、異
方性高熱伝導ゴム複合体204は、高熱伝導繊維204
aの繊維軸方向が加圧ローラ2の長手方向に平行になる
ように設けられる。更にその上に離型剤を塗布した離型
層205を薄く形成した。
【0039】高熱伝導層204についてさらに説明す
る。特開平11−302545に開示されているよう
に、高熱伝導繊維204aとして、ピッチ系黒鉛化処理
炭素繊維を用いることで非常に熱伝導の良い、そして、
異方性の高いゴム複合体を作ることができる。本実施例
は、熱伝導率600W/m・Kのピッチ系黒鉛化処理炭
素繊維204aを体積含有率15%〜45%含有するシ
リコーンゴム複合体を作成し使用した。
【0040】このシリコーンゴム複合体を加圧ローラ2
の高熱伝導層204として形成する時、ピッチ系黒鉛化
処理炭素繊維204aがローラ2の、長手方向に平行
に、つまり、円筒断面に垂直になるように揃えられるこ
とが重要である。本実施例においては、この異方高熱伝
導シリコーンゴム複合体層204を厚さ1mmに形成し
た。
【0041】ピッチ系黒鉛化処理炭素繊維204aを4
5%含有するシリコーンゴム複合体層204の場合は、
繊維軸方向の熱伝導率が260W/m・Kで、繊維の半
径方向には0.2W/m・Kであり、その方向比は13
00である。又、15%含有するシリコーンゴム複合体
の場合は、繊維軸方向の熱伝導率が107W/m・Kで
繊維の半径方向(繊維軸方向に直覚な方向)には0.1
9W/m・Kであり、その方向比は563である。
【0042】よって、高熱伝導層204は、(繊維軸方
向に平行な方向の熱伝導率)/(繊維軸方向に直角な方
向のの熱伝導率)で表される方向比500〜1500の
異方性を有するように作成される。方向比が500より
小さいと、ニップ部から加圧ローラー表面全体に熱が流
れだし、加圧ローラーからの放熱が大きくなり、省エネ
ルギー化に反した定着器となって、定着性能が損なわれ
ることになる。また、1500より大きいものを作成す
るのは製造が困難である。
【0043】ここで、繊維軸方向を加圧ローラ2の長手
方向、つまり定着装置にて搬送される記録材の搬送方向
に交差する方向に揃える。よって、加圧ローラ2にて
は、この高熱伝導層204の熱伝導率は記録材の搬送方
向に交差する方向には高い熱伝導率を示し、それ以外の
方向である加圧ローラ2の円周面方向や、半径方向には
それに比べて低い熱伝導率を示す。
【0044】従って、加圧ローラ2の長手方向に熱が流
れやすくなったことで加圧ローラの端部昇温を回避で
き、更に異方性を持たせたことで、定着部分以外からの
放熱を防ぐことができ、定着不良を引き起こすこともな
い。
【0045】しかも、加圧ローラ2自身の熱伝導性を高
くしているので、周囲に熱伝導性のよいローラ等を設け
る必要がなく、画像形成装置の構造の複雑化やコスト上
昇を防ぐことができる。
【0046】次に本発明をより詳しく説明するために、
実験例を用いて、この定着装置Aを画像形成装置に組み
込んだ場合について説明する。
【0047】実験例1 画像形成装置としては、A4サイズのコピーを毎分30
枚とれる複写機を使用した。このとき、定着装置とし
て、下記のような従来の構成の加圧ローラ2’を取り付
けた以外は図2、図3で説明したものと同様の構成の定
着装置Bと、実施例1にて説明した図1の加圧ローラ2
を有する定着装置Aを用意した。
【0048】定着装置B 定着ローラ1外径は、32mm、芯金は、AL性の外径
2mm、定着ローラ1表層は、フッ素樹脂PTFE25
μm被服、定着ローラ1の通紙幅320mm、ヒーター
ワッテイジ900W、定着ローラ1周速は180mm/
s、加圧ローラ2’外径30mm、加圧ローラ2’芯金
径18mm、シリコーンゴムスポンジ厚6mm、加圧ロ
ーラ2’表層チューブPFA50μm 定着装置A 定着ローラ1外径32mm、芯金は、AL製の2mm、
定着ローラ1表層は、フッ素樹脂PTFE25μm被
服、定着ローラ1の通紙幅320mm、ヒーターワッテ
イジ900W、定着ローラ1周速は180mm/s、加
圧ローラ2外径30mm、加圧ローラ2芯金径18m
m、シリコーンゴムスポンジ厚5mm、高熱伝導層1m
m、加圧ローラ2表層チューブPFA50μm 尚、定着装置Aに用いられた加圧ローラ2の製造手順は
下記の(1)〜(5)に従ったものである。
【0049】(1)所定のチューブ形状を作るための円
筒形状の型にピッチ系黒鉛化処理炭素繊維204aを所
定の長さに切り、繊維軸方向が、記録材の搬送方向に交
差する方向つまりチューブの長手方向に平行に揃うよう
に並べる。
【0050】(2)これにシリコーンゴム基材を流し込
み硬化させて、異方性高熱伝導シリコーンゴム複合体を
チューブ形状にして高熱伝導層204となるシリコーン
チューブを作製する。
【0051】(3)この異方性高熱伝導シリコーンチュ
ーブを所定の厚さ(1mm)になるように整え、チュー
ブの内側に接着剤を塗布後、弾性層203に芯金201
を挿入したスポンジローラをはめ込む。
【0052】(4)チューブの内面に、公知の方法で接
着強度を強化するための内面処理を施し、このチューブ
外側に、接着剤を塗布した離型層205となるPFAチ
ューブをはめ込む。
【0053】(5)最後に加熱接着することで製造す
る。
【0054】定着装置A、Bを、A4サイズのコピーを
毎分30枚とれる複写機に取り付け、非通紙部昇温の検
討を行った。
【0055】ここでは、定着ローラ1の定着温度を検知
する温度検知素子9は、定着ローラ1の長手方向であら
ゆるサイズの記録紙が通過する領域に設けられ、本実験
例の場合は、通紙領域長手方向先端部分で、図4におい
ては、左端付近のBの位置にある。
【0056】図4は、本実験例における、温度測定ポイ
ントA〜Fと、記録紙と、定着ローラ1の、上方から見
た長手方向の位置関係を示した図である。温度検知素子
9は、実際には、図3に示されるように、定着ローラ1
に沿って天板8に取り付けられるが、図4においては定
着ローラ1と記録紙と温度検知素子9以外は省略する。
【0057】本実験例に用いられる記録紙は、図4に示
すよう、定着ローラ1の通紙領域の手前側(図4におい
ては左側)に記録紙の端が位置するように通紙する、画
像形成装置手前側を基準とするコーナレジストレーショ
ン型である。又、当然、加圧ローラ2は定着ローラ1に
重なる位置にある。
【0058】温度分布の測定は、画像形成装置手前側か
ら奥側において、定着装置A、Bの長手方向に均等に複
数の各ポイントを定め、その各ポイントに熱電対を当接
して行った。ここでは、測定される各ポイントは、図4
に、画像形成装置の手前側から奥側にかけて、順にA、
B、C、D、E、Fで示される位置に、定着ローラ1
の、加圧ローラ2とのニップ部N以外の表面に、長手方
向の同一直線上に設置される。温度検知素子9はB付近
に位置するので、ポイントAは温度検知素子9より手前
側方向に位置する。
【0059】図5に、B5Rサイズを連続200枚コピ
ーした場合のローラ1長手方向における各ポイントA〜
Fの温度分布の一例を示した。横軸は各ポイントの位置
を定着ローラ1の長手方向先端からの長さで示したもの
である。ここで示されるように、各ポイント温度測定の
結果、非通紙部領域である奥端のE点での温度が各ポイ
ント中最高であった。
【0060】図6に、0〜200枚まで通紙した場合の
上記E点での温度推移を示した。●印は、B5Rを毎分
30枚のコピースピードで送った場合の従来例である定
着装置Bの結果である。図6に示すように、150枚以
上になるとE点の温度は240℃を超える。一方、本発
明の実施例である定着装置Aを使用した場合の結果を□
印で示した。ここで示したようにE点の温度は、定着装
置Bに比べて大きく下がった。以上の結果より、高熱伝
導層に異方性高熱伝導ゴム複合体を用いた加圧ローラを
使用することにより、ローラ長手方向の熱の流れを良好
とし、非通紙部昇温を抑えられる。しかも、定着性の試
験の結果も問題なかった。
【0061】そして、加圧ローラ2自身の温度分布は定
着ローラ1のそれより小さく、よって非通紙部昇温は、
更に定着ローラ1のそれより小さいので、加圧ローラ2
の非通紙部昇温により、非通紙部分の温度の高い部分が
熱膨張することによって生じる加圧ローラ自身2の外径
差が小さくなり、紙送りが安定する。
【0062】尚、本実施例においては、繊維状の高熱伝
導材のピッチ系黒鉛化処理炭素繊維を用いたが、必ずし
もこれに限定されるものではなく、帯状のグラファイト
シートを用いることもできる。又、金属繊維や金属繊維
に表面処理を施したもので、この繊維軸方向を記録材の
搬送方向に交差する方向に揃えた繊維状材料と、シリコ
ーンゴムの複合体等も同様に用いることが可能である。
【0063】実施例2 実施例1においては、高熱伝導層として、配向を揃えた
高熱伝導の繊維を用いることで、ローラ長手方向(円筒
断面に垂直な方向)にのみ熱伝導を良好にするようにし
たが、その他に、銅やアルミ、或いは、これらの合金の
繊維を布状に織り、この布で円筒を型にいれ、シリコー
ンゴムを注入し、これを高熱伝導層シリコーンゴム複合
体として用いる方法、又は、細い樹脂繊維でつくられた
布(たとえば不職布)で円筒を作り、この円筒を銅やア
ルミで金属メッキした素材を型にいれ、シリコーンゴム
を注入し、高熱伝導シリコーンゴム複合体を作る方法等
がある。
【0064】このような繊維状材料を含む高熱伝導シリ
コーンゴム複合体は、従来のシリコーンゴムにフィラー
としてカーボン粒子等を添加する場合の熱伝導率0.2
〜1W/m・Kに比べ、熱伝導が非常に良く、50〜2
00W/m・Kの熱伝導率を実現できる。
【0065】ただし、このような2次元的に熱を伝える
構成の場合、ローラ円筒の円形断面に垂直な方向(長手
方向)のみに熱の流れを良くするだけではなく、ローラ
の円周方向にも熱を流れやすくしてしまう。その結果、
スタンバイ時等、定着ローラ1が止まっている場合にも
熱がニップ部Nから、加圧ローラ2の円周方向に沿って
伝導し、加圧ローラ1下部に流れ、加圧ローラ2からの
放熱が大きくなってしまう。
【0066】そこで、本実施例では、このように層内均
一な熱伝導率を持つ高熱伝導層を用いる場合にても、加
圧ローラ2表面の熱の流れに異方性を付加するため、加
圧ローラ2に断熱カバーを設け、定着ローラ1接触部N
のみ加圧ローラ2が表出するようにした。
【0067】このような定着装置Cを、図7に短手方向
の平面図を、図8に長手方向の平面図を示した。加圧ロ
ーラ2に関する以外の構成については、実施例1の定着
装置Aと同様であるので、詳しい説明は省略する。
【0068】本実施例の定着装置Cに備えられる加圧ロ
ーラ2は、図11(a)の軸に対して片側の一部を示す
長手方向の部分断面図、図11(b)の短手方向の断面
図に示すように、芯金201、202の上に高温時のゴ
ム弾性に優れた弾性体層203を被覆し、さらにその上
に高熱伝導層206を設けている。
【0069】高熱伝導層206は高熱伝導ゴム複合体層
であり、繊維状材料として、金属繊維を編んで作製した
円筒状物を含有している。本実施例は、金属繊維として
は熱伝導の良好な銅繊維50μm〜500μmの繊維を
用いる。高熱伝導層206を有する加圧ローラ2は、次
の(1)〜(6)に沿った方法で作製した。 (1)銅繊維50μm〜500μmの繊維を織り込んで
所定の外径の円筒形状物を作製する。 (2)この円筒状物の金属表面を、シリコーンゴムと金
属との接着性を向上させるために、処理する。 (3)次に、実施例1で説明した高熱伝導層204の製
造方法と同様に、円筒形状の型に入れ、この型にシリコ
ーンゴム基材を流し込み硬化させてチューブ形状にす
る。これが高熱伝導層206となる。 (4)(3)で形成されたチューブを所定の厚みになる
ように整え、チューブの内側に接着剤を塗布する。 (5)その後、スポンジである弾性層203に芯金20
1を挿入したスポンジローラを、(4)のチューブには
め込み、公知の方法で接着強度をあげるための内面処理
を施し、(4)のチューブ外側に、接着剤を塗布した離
型層205となるPFAチューブをはめ込む。 (6)最後に(5)を加熱接着して、加圧ローラ2とし
て製造する。
【0070】定着装置Cにおいては、上記の(1)〜
(6)で説明した方法で作製された図11の高熱伝導層
206を有する加圧ローラ2を用い、加圧ローラ2は、
図7の定着装置Cの短手方向からの平面図、図8の長手
方向からの平面図に示されるように、円筒形の断熱カバ
ー15で覆われている。加圧ローラ芯金202である加
圧ローラ中心軸16は、この円筒形カバー15の円筒断
面中心位置の上方にある。そして、このカバー15の上
方には開口Kがあり、この開口Kから加圧ローラ2の上
部が上に突出して、定着ローラ1と接触してニップ部N
を形成している。この円筒形カバー15の両端は、加圧
ローラ軸受け11とこのカバー15を固定する側板(キ
ャップ)17により塞がれており、加圧ローラ2と円筒
形カバー15の位置はこのキャップ17により固定され
ている。つまり、これにより、加圧ローラ2とカバー1
5がユニットとして形成されている。そして、加圧ロー
ラ2の表出部分は、上部の狭い領域に限定されることに
なり、ローラ2からの放熱が少なくなる。
【0071】図10をも、参考すれば理解できるよう
に、円筒形断熱カバー15のキャップ17には、周り止
めピン18がある。そして、加圧側板12には、周り止
め開口19があって、ピン18を開口19に通すように
配置することで、円筒形カバー15が、加圧ローラ2の
回転に連動して回転することを防止している。
【0072】円筒形カバー15について更に説明する
と、円筒形カバーは図9に示すように、定着ローラ1と
のニップ部分Nを開口させた円筒形の反射板152と、
その周囲に設けられたで弾性層151とで構成される。
【0073】断熱層151は、圧縮ガラス繊維(厚み3
〜5mm)から形成され、その内側には、ポリイミド樹
脂(100μm〜500μm)に金属めっきを円筒内側
にした反射板152が形成されている。
【0074】図8、図10に示される両端の側板17に
ついては、材料として、機械的強度を保つために、耐熱
性の強化樹脂(PPSやPBTに補強材をいれたもの
)を用いる。側板17は、断熱カバー円筒15に、キ
ャップのような形で挿入することが可能で、加圧ローラ
2を円筒カバー15の中に挿入後に組み立て可能であ
る。
【0075】作製された加圧ローラ2に、カバー15を
つけた構成の定着装置Cを用いたところ、ローラ2長手
方向には、良好に熱を流すことができ、更に、ローラ2
円周方向及び半径方向には、断熱カバー15で断熱する
ことで、熱の流れを抑えられた。
【0076】従って、本実施例の定着装置Cの加圧ロー
ラ2のように、加圧部材の表層の高熱伝導層の異方性が
十分でない高熱伝導ゴム複合体の場合は、放熱を抑える
ために加圧ローラと一体化したケーシングを用いたこと
で、簡易的に放熱を抑えるようにできた。
【0077】尚、断熱カバー15が加圧ローラ2の定着
ローラ1とのニップ部N以外の周面を、60%以上覆っ
ていれば、放熱を抑えられ、ニップ部Nの領域にカバー
15が侵入することはないように、覆う周面積を90%
以下にすると好適であるが、カバー15が加圧ローラ2
の周面を覆う面積は、加圧ローラ2周面からの放熱を抑
えられればよく、これに限るものではない。
【0078】又、本実施例においては、高熱伝導ゴム複
合体層として、二次元に織った金属繊維の繊維状材料を
用いたが、高熱伝導ゴム複合体層に含有される繊維状材
料はこれに限らず、熱伝導率が50W/m・K以上のも
のであれば好ましく、その材質や形状は限定されない。
【0079】実施例1、2においては、定着部材が薄肉
の定着ローラである場合を説明したが、定着部材が定着
ローラの定着装置に限らず、フィルム定着装置の加圧ロ
ーラにも本発明を適用することは可能であることは言う
までもない。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の定着装
置、及び画像形成装置は、加圧部材に高熱伝導ゴム複合
体層を一体に形成し、高熱伝導ゴム複合体層の熱伝導率
が異方性を有し、記録材搬送方向に交差する方向の熱の
流れが他の方向の熱の流れより大きくなるように、加圧
部材表面の熱の流れに異方性を生じさせるか、又は、加
圧部材に高熱伝導ゴム複合体層を一体に形成し、更に、
加圧部材の外部に別体に断熱カバーを設けて、断熱カバ
ーによって記録材搬送方向に交差する方向の熱の流れが
他の方向の熱の流れより大きくなるように、加圧部材表
面の熱の流れに異方性を生じさせるので、長手方向には
高熱伝導率でありながら、その他の方向には熱伝導率が
低い加圧部材が実現でき、よって、コスト上昇や構造の
複雑化することなく、定着部材、及び、加圧部材端部の
非通紙部昇温を緩和し、よって、定着部材のしわやオフ
セット、加圧部材の外径差による紙送りの不安定化やジ
ャムを防げて、しかも、熱効率が良好で、長手方向以外
には放熱しにくいので、定着性の悪化を招かず、生産性
が良好になる、といった効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る加圧ローラの一例を示す長手方向
の部分断面図(図1(a))と、短手方向の断面図(図
1(b))である。
【図2】本発明の定着装置の一例を示す短手方向からの
平面図である。
【図3】本発明の定着装置の一例を示す長手方向から平
面図である。
【図4】実験例1における定着ローラと記録紙と温度測
定ポイントの位置関係を示す説明図である。
【図5】従来の定着装置Bの定着ローラの温度分布を示
すグラフである。
【図6】本発明の定着装置Aと従来の定着装置Bの非通
紙部昇温を比較するグラフである。
【図7】本発明の定着装置の他の例を示す短手方向から
の平面図である。
【図8】本発明の定着装置の他の例を示す長手方向から
の平面図である。
【図9】本発明に係る加圧ローラの断熱カバーの断面図
である。
【図10】本発明に係る加圧ローラ及び断熱カバーの長
手方向端部の断面図である。
【図11】本発明に係る加圧ローラの他の例を示す長手
方向の部分断面図(図11(a))と、短手方向の断面
図(図11(b))である。
【図12】本発明の画像形成装置の一例を示す概略構成
図である。
【符号の説明】
1 定着ローラ(定着部材) 2 加圧ローラ(加圧部材) 7 定着装置側板 8 定着装置天板 9 温度検知素子 11 加圧ローラ軸受け 12 加圧ローラ加圧板 13 加圧板軸 14 加圧バネ 15 断熱カバー 17 断熱カバー側板 18 断熱カバー周り留めピン 19 加圧板開口 151 断熱カバー断熱層 152 断熱カバー反射板 201 加圧ローラ芯金 202 加圧ローラ芯金 203 加圧ローラ弾性層 204 加圧ローラ高熱伝導層(高熱伝
導ゴム複合体層) 205 加圧ローラ離型層 206 加圧ローラ高熱伝導層(高熱伝
導ゴム複合体層) K 断熱カバー開口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05B 3/00 335 H05B 3/00 335 Fターム(参考) 2H033 AA02 AA09 AA15 BA05 BA11 BA12 BB01 BB29 BB30 BE03 3J103 AA02 AA12 BA01 BA41 FA01 FA14 FA18 GA02 GA57 GA58 HA12 HA20 HA47 HA52 HA60 3K058 AA13 BA18 DA26

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加圧部材と、加熱手段を備えた定着部材
    と、を有し、未定着現像剤像を担持した記録材を、前記
    加圧部材とこれに圧接しながら連動する前記定着部材と
    のニップ部に挟持搬送して、前記未定着現像剤像を記録
    材上に加熱定着する定着装置において、 前記加圧部材に高熱伝導ゴム複合体層を一体に形成し、
    該高熱伝導ゴム複合体層の熱伝導率が異方性を有し、記
    録材搬送方向に交差する方向の熱の流れが他の方向の熱
    の流れより大きくなるように、前記加圧部材表面の熱の
    流れに異方性を生じさせることを特徴とする定着装置。
  2. 【請求項2】 前記高熱伝導ゴム複合体層の熱伝導率が
    50W/m・K以上であることを特徴とする請求項1の
    定着装置。
  3. 【請求項3】 前記高熱伝導ゴム複合体層が繊維状材料
    を含有していることを特徴とする請求項1又は2の定着
    装置。
  4. 【請求項4】 前記高熱伝導ゴム複合体層は、前記繊維
    状材料を一方向に配向させた状態で含有し、前記繊維状
    材料の繊維軸方向が、記録材搬送方向と交差する方向と
    なるように構成されることを特徴とする請求項3の定着
    装置。
  5. 【請求項5】 前記高熱伝導ゴム複合体層の熱伝導率の
    異方性は、前記高熱伝導ゴム複合体層における、(前記
    繊維状材料繊維軸方向に平行な方向の熱伝導率)/(前
    記繊維状材料繊維軸方向に直角な方向の熱伝導率)で表
    される方向比とされ、500以上1000以下であるこ
    とを特徴とする請求項4の定着装置。
  6. 【請求項6】 前記高熱伝導ゴム複合体層は、前記繊維
    状材料として、ピッチ系黒鉛化処理炭素繊維を体積含有
    率で15〜45%含有するシリコーンゴム複合体で形成
    されることを特徴とする請求項3〜5のいずれかの項に
    記載の定着装置。
  7. 【請求項7】 前記繊維状材料は、炭素繊維等の無機繊
    維;銅、アルミ、又はこれらの合金等の金属繊維;から
    選択されるいずれかの繊維か、或いは、銅やアルミ等の
    金属めっきを施した繊維状物であり、前記高熱伝導ゴム
    複合体層は、前記繊維状材料を含有したシリコーンゴム
    で形成されることを特徴とする請求項3〜5のいずれか
    の項に記載の定着装置。
  8. 【請求項8】 加圧部材と、加熱手段を備えた定着部材
    と、を有し、未定着現像剤像を担持した記録材を、前記
    加圧部材とこれに圧接しながら連動する前記定着部材と
    のニップ部に挟持搬送して、前記未定着現像剤像を記録
    材上に加熱定着する定着装置において、 前記加圧部材に高熱伝導ゴム複合体層を一体に形成し、
    更に、前記加圧部材の外部に別体の断熱カバーを設け
    て、該断熱カバーによって記録材搬送方向に交差する方
    向の熱の流れが他の方向の熱の流れより大きくなるよう
    に、前記加圧部材表面の熱の流れに異方性を生じさせる
    ことを特徴とする定着装置。
  9. 【請求項9】 前記高熱伝導ゴム複合体層の熱伝導率が
    50W/m・K以上であることを特徴とする請求項8の
    定着装置。
  10. 【請求項10】 前記断熱カバーは、前記加圧部材の前
    記定着部材とのニップ部に開口部を有し、該ニップ部以
    外の前記加圧部材の周面を覆うことを特徴とする請求項
    8又は9の定着装置。
  11. 【請求項11】 前記断熱カバーは、前記加圧部材の、
    前記定着部材とのニップ部以外の周面の60%〜90%
    を覆うことを特徴とする請求項10の定着装置。
  12. 【請求項12】 前記加圧部材と前記断熱カバーが一体
    化してユニットを構成していることを特徴とする請求項
    8〜11のいずれかの項に記載の定着装置。
  13. 【請求項13】 前記高熱伝導ゴム複合体層が繊維状材
    料を含有していることを特徴とする請求項8〜12のい
    ずれかの項に記載の定着装置。
  14. 【請求項14】 前記繊維状材料は、炭素繊維等の無機
    繊維;銅、アルミ、又はこれらの合金等の金属繊維;か
    ら選択されるいずれかの繊維か、或いは、銅やアルミ等
    の金属めっきを施した繊維状物であり、前記高熱伝導ゴ
    ム複合体層は、前記繊維状材料を含有したシリコーンゴ
    ムで形成されることを特徴とする請求項13の定着装
    置。
  15. 【請求項15】 前記定着部材はローラ形状又はフィル
    ム形状に形成され、又、前記加圧部材はローラ形状に形
    成されることを特徴とする請求項1〜14のいずれかの
    項に記載の定着装置。
  16. 【請求項16】 外部情報により記録材上に未定着現像
    剤像を形成し、加圧部材と、加熱手段を備えた定着部材
    と、を有し、前記未定着現像剤像を担持した記録材を、
    前記加圧部材とこれに圧接しながら連動する前記定着部
    材とのニップ部に挟持搬送して、前記未定着現像剤像を
    記録材上に加熱定着する画像形成装置において、 前記加圧部材に高熱伝導ゴム複合体層を一体に形成し、
    該高熱伝導ゴム複合体層の熱伝導率が異方性を有し、記
    録材搬送方向に交差する方向の熱の流れが他の方向の熱
    の流れより大きくなるように、前記加圧部材表面の熱の
    流れに異方性を生じさせることを特徴とする画像形成装
    置。
  17. 【請求項17】 前記高熱伝導ゴム複合体層の熱伝導率
    が50W/m・K以上であることを特徴とする請求項1
    6の画像形成装置。
  18. 【請求項18】 前記高熱伝導ゴム複合体層が繊維状材
    料を含有していることを特徴とする請求項16又は17
    の画像形成装置。
  19. 【請求項19】 前記高熱伝導ゴム複合体層は、前記繊
    維状材料を一方向に配向させた状態で含有し、前記繊維
    状材料の繊維軸方向が、記録材搬送方向と交差する方向
    となるように構成されることを特徴とする請求項18の
    画像形成装置。
  20. 【請求項20】 前記高熱伝導ゴム複合体層の熱伝導率
    の異方性は、前記高熱伝導ゴム複合体層における、(前
    記繊維状材料繊維軸方向に平行な方向の熱伝導率)/
    (前記繊維状材料繊維軸方向に直角な方向の熱伝導率)
    で表される方向比とされ、500以上1000以下であ
    ることを特徴とする請求項19の画像形成装置。
  21. 【請求項21】 前記高熱伝導ゴム複合体層は、前記繊
    維状材料として、ピッチ系黒鉛化処理炭素繊維を、体積
    含有率で15〜45%含有するシリコーンゴム複合体で
    形成されることを特徴とする請求項18〜20のいずれ
    かの項に記載の画像形成装置。
  22. 【請求項22】 前記繊維状材料は、炭素繊維等の無機
    繊維;銅、アルミ、又はこれらの合金等の金属繊維;か
    ら選択されるいずれかの繊維か、或いは、銅やアルミ等
    の金属めっきを施した繊維状物であり、前記高熱伝導ゴ
    ム複合体層は、前記繊維状材料を含有したシリコーンゴ
    ムで形成されることを特徴とする請求項18〜20のい
    ずれかの項に記載の画像形成装置。
  23. 【請求項23】 外部情報により記録材上に未定着現像
    剤像を形成し、加圧部材と、加熱手段を備えた定着部材
    と、を有し、前記未定着現像剤像を担持した記録材を、
    前記加圧部材とこれに圧接しながら連動する前記定着部
    材とのニップ部に挟持搬送して、前記未定着現像剤像を
    記録材上に加熱定着する画像形成装置において、 前記加圧部材に高熱伝導ゴム複合体層を一体に形成し、
    更に、前記加圧部材の外部に別体の断熱カバーを設け
    て、該断熱カバーによって記録材搬送方向に交差する方
    向の熱の流れが他の方向の熱の流れより大きくなるよう
    に、前記加圧部材表面の熱の流れに異方性を生じさせる
    ことを特徴とする画像形成装置。
  24. 【請求項24】 前記高熱伝導ゴム複合体層の熱伝導率
    が50W/m・K以上であることを特徴とする請求項2
    3の画像形成装置。
  25. 【請求項25】 前記断熱カバーは、前記加圧部材の前
    記定着部材とのニップ部に開口部を有し、該ニップ部以
    外の前記加圧部材の周面を覆うことを特徴とする請求項
    23又は24の画像形成装置。
  26. 【請求項26】 前記断熱カバーは、前記加圧部材の、
    前記定着部材とのニップ部以外の周面の60%〜90%
    を覆うことを特徴とする請求項25の画像形成装置。
  27. 【請求項27】 前記加圧部材と前記断熱カバーが一体
    化してユニットを構成していることを特徴とする請求項
    23〜26のいずれかの項に記載の画像形成装置。
  28. 【請求項28】 前記高熱伝導ゴム複合体層が繊維状材
    料を含有していることを特徴とする請求項23〜27の
    いずれかの項に記載の画像形成装置。
  29. 【請求項29】 前記繊維状材料は、炭素繊維等の無機
    繊維;銅、アルミ、又はこれらの合金等の金属繊維;か
    ら選択されるいずれかの繊維か、或いは、銅やアルミ等
    の金属めっきを施した繊維状物であり、前記高熱伝導ゴ
    ム複合体層は、前記繊維状材料を含有したシリコーンゴ
    ムで形成されることを特徴とする請求項28の画像形成
    装置。
  30. 【請求項30】 前記定着部材はローラ形状又はフィル
    ム形状に形成され、又、前記加圧部材はローラ形状に形
    成されることを特徴とする請求項16〜29のいずれか
    の項に記載の画像形成装置。
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