JP2002350849A - 液晶表示装置のフロントライト - Google Patents
液晶表示装置のフロントライトInfo
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- JP2002350849A JP2002350849A JP2001157983A JP2001157983A JP2002350849A JP 2002350849 A JP2002350849 A JP 2002350849A JP 2001157983 A JP2001157983 A JP 2001157983A JP 2001157983 A JP2001157983 A JP 2001157983A JP 2002350849 A JP2002350849 A JP 2002350849A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 導光板の下面にホログラムを形成し、ホログ
ラムを反射面とする導光板において、導光板の下面に反
射防止膜を形成して白けの発生を防止し、液晶表示装置
のコントラストを高くすることができる液晶表示装置の
フロントライトを提供する。 【解決手段】 液晶表示装置のフロントライトにおい
て、導光板が、光源に対向する端面から光を内部に導入
して拡散する導光板本体と、導光板本体の下面に接着さ
れたホログラムポリマーのフィルムからなり、ホログラ
ムによる光の回折によって光を下方に反射する反射面
と、ホログラムポリマーのフィルムを保護する保護フィ
ルムと、保護フィルムの下方に配置され、光の反射を防
止する反射防止膜とからなることを特徴とする液晶表示
装置のフロントライトによって達成される。
ラムを反射面とする導光板において、導光板の下面に反
射防止膜を形成して白けの発生を防止し、液晶表示装置
のコントラストを高くすることができる液晶表示装置の
フロントライトを提供する。 【解決手段】 液晶表示装置のフロントライトにおい
て、導光板が、光源に対向する端面から光を内部に導入
して拡散する導光板本体と、導光板本体の下面に接着さ
れたホログラムポリマーのフィルムからなり、ホログラ
ムによる光の回折によって光を下方に反射する反射面
と、ホログラムポリマーのフィルムを保護する保護フィ
ルムと、保護フィルムの下方に配置され、光の反射を防
止する反射防止膜とからなることを特徴とする液晶表示
装置のフロントライトによって達成される。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光源と、この光源
に対向する端面から光を内部に導入して拡散するととも
に、反射面で光を下方に反射して液晶パネルを照明する
導光板とを有する液晶表示装置のフロントライトに関す
るものであり、特に、導光板に反射面としてホログラム
を形成して、このホログラムによって光を下方に反射す
る液晶表示装置のフロントライトに関するものである。
に対向する端面から光を内部に導入して拡散するととも
に、反射面で光を下方に反射して液晶パネルを照明する
導光板とを有する液晶表示装置のフロントライトに関す
るものであり、特に、導光板に反射面としてホログラム
を形成して、このホログラムによって光を下方に反射す
る液晶表示装置のフロントライトに関するものである。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置のフロントライトは既に公
知となっている。この液晶表示装置のフロントライト
は、光源と、この光源に対向する導光板とを有し、導光
板の端面から光を内部に導入して内部に拡散するととも
に、反射面で光を下方に反射して液晶パネルを照明する
ように構成されている。そして、通常のフロントライト
では、導光板の上面にV溝プリズムや階段プリズム等の
プリズムを形成し、このプリズムを反射面として光を下
方に反射して液晶パネルを照明するものである。図6に
導光板のV溝プリズムの1例を示し、図7に階段プリズ
ムの1例を示す。ここで、V溝プリズムや階段プリズム
の名称は、導光板の上面に形成されたプリズムの形状が
V溝状に見えるか、階段状に見えるかで付けられた名称
であって、反射面としての性能に格別の意味を有するも
のではない。
知となっている。この液晶表示装置のフロントライト
は、光源と、この光源に対向する導光板とを有し、導光
板の端面から光を内部に導入して内部に拡散するととも
に、反射面で光を下方に反射して液晶パネルを照明する
ように構成されている。そして、通常のフロントライト
では、導光板の上面にV溝プリズムや階段プリズム等の
プリズムを形成し、このプリズムを反射面として光を下
方に反射して液晶パネルを照明するものである。図6に
導光板のV溝プリズムの1例を示し、図7に階段プリズ
ムの1例を示す。ここで、V溝プリズムや階段プリズム
の名称は、導光板の上面に形成されたプリズムの形状が
V溝状に見えるか、階段状に見えるかで付けられた名称
であって、反射面としての性能に格別の意味を有するも
のではない。
【0003】図6及び図7に示すように、導光板31
は、導光板31の上面に、反射面としてV字状の溝が形
成されたV溝プリズム32(図6)や緩やかな波状の溝
が形成された階段プリズム33(図7)等が知られてい
る。これらの導光板31は、図示左側に光源(図示しな
い)があり、この光源から投射された光34、35が、
左側の端面32a、33aから導光板31の内部に導入
され、上下面で全反射を繰り返して導光板31の内部に
拡散するとともに、図6における反射面となる溝の図示
左側の斜面32b、又は図7における反射面となる山の
図示右側の斜面33bに当たった光が下方に反射して、
液晶パネル36、37を照明するように構成されてい
る。ここで、図示の液晶パネル36、37は、反射型の
カラー表示液晶パネルであって、下方に反射して液晶パ
ネル36、37を照明する光は、液晶パネル36、37
の表面で反射するように描かれている。
は、導光板31の上面に、反射面としてV字状の溝が形
成されたV溝プリズム32(図6)や緩やかな波状の溝
が形成された階段プリズム33(図7)等が知られてい
る。これらの導光板31は、図示左側に光源(図示しな
い)があり、この光源から投射された光34、35が、
左側の端面32a、33aから導光板31の内部に導入
され、上下面で全反射を繰り返して導光板31の内部に
拡散するとともに、図6における反射面となる溝の図示
左側の斜面32b、又は図7における反射面となる山の
図示右側の斜面33bに当たった光が下方に反射して、
液晶パネル36、37を照明するように構成されてい
る。ここで、図示の液晶パネル36、37は、反射型の
カラー表示液晶パネルであって、下方に反射して液晶パ
ネル36、37を照明する光は、液晶パネル36、37
の表面で反射するように描かれている。
【0004】図8は液晶表示装置の1例を示す概念的な
断面図である。本実施例の液晶表示装置は、カラー表示
の液晶表示装置であって、液晶表示装置41の上端に、
光源42と、この光源42から投射された光を光源42
に対向する端面43aから内部に導入する導光板43と
からなるフロントライト44が配置されている。この導
光板43は、端面43aから内部に導入された光Aを上
下面で反射を繰り返して導光板43の内部に拡散すると
ともに、上面に設けられたプリズム等の反射面(図示さ
れていない)で光を下方に反射して液晶パネル45を照
明する。
断面図である。本実施例の液晶表示装置は、カラー表示
の液晶表示装置であって、液晶表示装置41の上端に、
光源42と、この光源42から投射された光を光源42
に対向する端面43aから内部に導入する導光板43と
からなるフロントライト44が配置されている。この導
光板43は、端面43aから内部に導入された光Aを上
下面で反射を繰り返して導光板43の内部に拡散すると
ともに、上面に設けられたプリズム等の反射面(図示さ
れていない)で光を下方に反射して液晶パネル45を照
明する。
【0005】また、周囲の環境が明るいときには、外光
Bが導光板43に入射して、下方の液晶パネル45を照
明する。従って、この実施例の液晶表示装置41では、
周囲の環境が十分に明るいときには、光源42からの光
を使用することなく、環境から投射される光のみで液晶
パネル45を照明することが可能であり、消費電力を節
約することが可能となる。
Bが導光板43に入射して、下方の液晶パネル45を照
明する。従って、この実施例の液晶表示装置41では、
周囲の環境が十分に明るいときには、光源42からの光
を使用することなく、環境から投射される光のみで液晶
パネル45を照明することが可能であり、消費電力を節
約することが可能となる。
【0006】フロントライト44の下方には、既に各種
の形式のものが周知となっている液晶パネル45が配置
されている。この実施例の液晶パネル45は、カラー表
示の液晶表示装置のための液晶パネルであって、最上方
に偏光板と補償板とが一体となった偏光・補償板46が
配置されており、その下方に液晶セル47が配置されて
いる。液晶セル47は、周知のように、上側のガラス基
板48、カラーフィルター49、液晶50、反射板5
1、下側のガラス基板52の順に配列して一体となって
いる。
の形式のものが周知となっている液晶パネル45が配置
されている。この実施例の液晶パネル45は、カラー表
示の液晶表示装置のための液晶パネルであって、最上方
に偏光板と補償板とが一体となった偏光・補償板46が
配置されており、その下方に液晶セル47が配置されて
いる。液晶セル47は、周知のように、上側のガラス基
板48、カラーフィルター49、液晶50、反射板5
1、下側のガラス基板52の順に配列して一体となって
いる。
【0007】この液晶表示装置41では、光源42から
投射された光Aは、導光板43の端面43aから導光板
43の内部に導入されて、上下面で反射を繰り返すこと
によって導光板43の内部に拡散するとともに、反射面
(図示しない)で反射した光が下方に投射されて液晶パ
ネル45を照明する。この反射して下方に投射された液
晶パネル45の照明光は、偏光・補償板46、上側のガ
ラス基板48を透過してカラーフィルター49で所定の
色のみを透過し、液晶50で所定の文字又は形状が表示
された部分のみを透過した後、反射板51でここまで到
達した光を反射して、もとの経路を通って導光板43の
上面から外部に放射する。このようにして、本実施例の
液晶表示装置41は、ユーザーが前記所定の文字又は形
状を認識することができるようになる。照明光が外光B
の場合も、同様にして液晶パネル45を照明するので、
ここでは、詳細な説明は省略する。
投射された光Aは、導光板43の端面43aから導光板
43の内部に導入されて、上下面で反射を繰り返すこと
によって導光板43の内部に拡散するとともに、反射面
(図示しない)で反射した光が下方に投射されて液晶パ
ネル45を照明する。この反射して下方に投射された液
晶パネル45の照明光は、偏光・補償板46、上側のガ
ラス基板48を透過してカラーフィルター49で所定の
色のみを透過し、液晶50で所定の文字又は形状が表示
された部分のみを透過した後、反射板51でここまで到
達した光を反射して、もとの経路を通って導光板43の
上面から外部に放射する。このようにして、本実施例の
液晶表示装置41は、ユーザーが前記所定の文字又は形
状を認識することができるようになる。照明光が外光B
の場合も、同様にして液晶パネル45を照明するので、
ここでは、詳細な説明は省略する。
【0008】このとき、導光板43の下面において、光
の一部が上方に反射してそのまま導光板43の上面から
外部に放射されることが生じる。この光が液晶パネル4
5を透過して上方に放射される光と混合すると、液晶表
示装置41のコントラストが落ちて、いわゆる白けが生
じる原因となる。この白けを防止するために、導光板4
3の下面に、真空蒸着や真空スパッタリング又は溶液の
塗布等によって形成された反射防止膜を配置して、液晶
表示装置41のコントラストを高く維持することが行わ
れている。
の一部が上方に反射してそのまま導光板43の上面から
外部に放射されることが生じる。この光が液晶パネル4
5を透過して上方に放射される光と混合すると、液晶表
示装置41のコントラストが落ちて、いわゆる白けが生
じる原因となる。この白けを防止するために、導光板4
3の下面に、真空蒸着や真空スパッタリング又は溶液の
塗布等によって形成された反射防止膜を配置して、液晶
表示装置41のコントラストを高く維持することが行わ
れている。
【0009】この導光板の下面に配置する反射防止膜と
して、従来は、導光板の下面に反射防止膜を形成するこ
とが行われていた。反射防止膜の形成された反射防止フ
ィルムを導光板の下面に貼ることも考えられるが、反射
防止フィルムを貼る作業において、キズが発生し、或い
はゴミの付着や導光板と反射防止フィルムとの間に気泡
が残るなどの問題点があるとの理由から、導光板の下面
に反射防止フィルムを貼って反射防止膜を配置すること
は、反射防止膜の形成方法としては採用されていなかっ
た。
して、従来は、導光板の下面に反射防止膜を形成するこ
とが行われていた。反射防止膜の形成された反射防止フ
ィルムを導光板の下面に貼ることも考えられるが、反射
防止フィルムを貼る作業において、キズが発生し、或い
はゴミの付着や導光板と反射防止フィルムとの間に気泡
が残るなどの問題点があるとの理由から、導光板の下面
に反射防止フィルムを貼って反射防止膜を配置すること
は、反射防止膜の形成方法としては採用されていなかっ
た。
【0010】しかし、導入された光を下方に反射する反
射面として導光板の下面にホログラムを形成した導光板
では、導光板の下面にホログラムが形成されているの
で、真空蒸着や真空スパッタリング等によって導光板の
下面に反射防止膜を形成することができず、反射面とし
て下面にホログラムを採用した導光板では、導光板の下
面で反射した光による白けを防止することができず、反
射防止膜で液晶表示装置のコントラストを高くすること
は困難であると考えられていた。
射面として導光板の下面にホログラムを形成した導光板
では、導光板の下面にホログラムが形成されているの
で、真空蒸着や真空スパッタリング等によって導光板の
下面に反射防止膜を形成することができず、反射面とし
て下面にホログラムを採用した導光板では、導光板の下
面で反射した光による白けを防止することができず、反
射防止膜で液晶表示装置のコントラストを高くすること
は困難であると考えられていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、これら従来
技術の問題点を解消して、導光板の下面にホログラムを
形成して、このホログラムを反射面とする導光板におい
ても、導光板の下面に反射防止膜を形成して白けの発生
を防止し、液晶表示装置のコントラストを高くすること
ができる液晶表示装置のフロントライトを提供するもの
である。
技術の問題点を解消して、導光板の下面にホログラムを
形成して、このホログラムを反射面とする導光板におい
ても、導光板の下面に反射防止膜を形成して白けの発生
を防止し、液晶表示装置のコントラストを高くすること
ができる液晶表示装置のフロントライトを提供するもの
である。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような従
来技術の問題点を解決するものであって、光源と、該光
源に対向する端面から光を内部に導入して拡散し、反射
面で光を下方に反射して液晶パネルを照明する導光板と
を有する液晶表示装置のフロントライトにおいて、前記
導光板が、前記光源に対向する端面から光を内部に導入
して拡散する導光板本体と、該導光板本体の下面に接着
されたホログラムポリマーのフィルムからなり、ホログ
ラムによる光の回折によって光を下方に反射する反射面
と、前記ホログラムポリマーのフィルムを保護する保護
フィルムと、該保護フィルムの下方に配置され、光の反
射を防止する反射防止膜とからなることを特徴とする液
晶表示装置のフロントライトを提供しようとするもので
ある。
来技術の問題点を解決するものであって、光源と、該光
源に対向する端面から光を内部に導入して拡散し、反射
面で光を下方に反射して液晶パネルを照明する導光板と
を有する液晶表示装置のフロントライトにおいて、前記
導光板が、前記光源に対向する端面から光を内部に導入
して拡散する導光板本体と、該導光板本体の下面に接着
されたホログラムポリマーのフィルムからなり、ホログ
ラムによる光の回折によって光を下方に反射する反射面
と、前記ホログラムポリマーのフィルムを保護する保護
フィルムと、該保護フィルムの下方に配置され、光の反
射を防止する反射防止膜とからなることを特徴とする液
晶表示装置のフロントライトを提供しようとするもので
ある。
【0013】ここで、前記保護フィルムがTACフィル
ムであって、該TACフィルムの表面に反射防止膜が形
成されていることが望ましく、又は、前記保護フィルム
が透明性の高い光学用プラスチックのフィルムであっ
て、該光学用プラスチックのフィルムの表面に反射防止
膜が形成されていることが望ましい。そして、前記光学
用プラスチックのフィルムがPCフィルム又はPMMA
フィルムであって、該PCフィルム又はPMMAフィル
ムの表面に反射防止膜が形成されていることが望まし
い。
ムであって、該TACフィルムの表面に反射防止膜が形
成されていることが望ましく、又は、前記保護フィルム
が透明性の高い光学用プラスチックのフィルムであっ
て、該光学用プラスチックのフィルムの表面に反射防止
膜が形成されていることが望ましい。そして、前記光学
用プラスチックのフィルムがPCフィルム又はPMMA
フィルムであって、該PCフィルム又はPMMAフィル
ムの表面に反射防止膜が形成されていることが望まし
い。
【0014】或いは、前記保護フィルムがTACフィル
ムであって、該TACフィルムの下面に、反射防止膜の
形成された反射防止フィルムが接着されていることが望
ましく、又は、前記保護フィルムが透明性の高い光学用
プラスチックのフィルムであって、該光学用プラスチッ
クのフィルムの下面に、反射防止膜の形成された反射防
止フィルムが接着されていることが望ましい。そして、
前記光学用プラスチックのフィルムがPCフィルム又は
PMMAフィルムであって、該PCフィルム又はPMM
Aフィルムの下面に、反射防止膜の形成された反射防止
フィルムが接着されていることが望ましい。
ムであって、該TACフィルムの下面に、反射防止膜の
形成された反射防止フィルムが接着されていることが望
ましく、又は、前記保護フィルムが透明性の高い光学用
プラスチックのフィルムであって、該光学用プラスチッ
クのフィルムの下面に、反射防止膜の形成された反射防
止フィルムが接着されていることが望ましい。そして、
前記光学用プラスチックのフィルムがPCフィルム又は
PMMAフィルムであって、該PCフィルム又はPMM
Aフィルムの下面に、反射防止膜の形成された反射防止
フィルムが接着されていることが望ましい。
【0015】さらに、前記保護フィルムが反射防止膜の
形成された反射防止フィルムであって、該反射防止フィ
ルムを接着することによってホログラムポリマーの保護
と反射防止膜の形成を兼ねて行うことが望ましい。
形成された反射防止フィルムであって、該反射防止フィ
ルムを接着することによってホログラムポリマーの保護
と反射防止膜の形成を兼ねて行うことが望ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の詳細について、実
施例を示す図面に基づいて説明する。図1ないし図5は
本発明の液晶表示装置のフロントライトの導光板の実施
例を模式的に示す断面図である。ここで、フロントライ
トの導光板以外の構成、例えば、光源は、従来技術と同
様に、発光体として白色ダイオードによる白色光又は赤
色、緑色、黄色の発光ダイオードからの光を混合した白
色光を使用するものであり、必要に応じてライトパイプ
を使用して線状光源とすることができるものであって、
従来技術と同様の構成となっているので、ここでは、フ
ロントライトの導光板以外の構成については説明を省略
する。
施例を示す図面に基づいて説明する。図1ないし図5は
本発明の液晶表示装置のフロントライトの導光板の実施
例を模式的に示す断面図である。ここで、フロントライ
トの導光板以外の構成、例えば、光源は、従来技術と同
様に、発光体として白色ダイオードによる白色光又は赤
色、緑色、黄色の発光ダイオードからの光を混合した白
色光を使用するものであり、必要に応じてライトパイプ
を使用して線状光源とすることができるものであって、
従来技術と同様の構成となっているので、ここでは、フ
ロントライトの導光板以外の構成については説明を省略
する。
【0017】図1は本発明の液晶表示装置のフロントラ
イトにおける導光板の第1の実施例を示すもので、光源
(図示しない)と、この光源に対向する端面から光を内
部に導入して拡散し、反射面で光を下方に反射して液晶
パネル(図示しない)を照明する導光板1とを有してい
る。本実施例の導光板1は、ホログラムによって光を反
射するものであって、光源に対向する端面から光を内部
に導入して拡散する導光板本体2の下面に接着剤3を介
してホログラムポリマーのフィルム4が接着されてお
り、このホログラムポリマーのフィルム4が、導光板本
体2の内部に導入されて拡散した光を、ホログラムによ
る光の回折によって下方に反射する反射面となってい
る。このホログラムポリマーのフィルム4を保護する保
護フィルムとして、接着剤5を介して、一般的に使用さ
れているTACフィルム(トリアセチルセルロースフィ
ルム、以下、TACフィルムという)6が接着されてい
る。
イトにおける導光板の第1の実施例を示すもので、光源
(図示しない)と、この光源に対向する端面から光を内
部に導入して拡散し、反射面で光を下方に反射して液晶
パネル(図示しない)を照明する導光板1とを有してい
る。本実施例の導光板1は、ホログラムによって光を反
射するものであって、光源に対向する端面から光を内部
に導入して拡散する導光板本体2の下面に接着剤3を介
してホログラムポリマーのフィルム4が接着されてお
り、このホログラムポリマーのフィルム4が、導光板本
体2の内部に導入されて拡散した光を、ホログラムによ
る光の回折によって下方に反射する反射面となってい
る。このホログラムポリマーのフィルム4を保護する保
護フィルムとして、接着剤5を介して、一般的に使用さ
れているTACフィルム(トリアセチルセルロースフィ
ルム、以下、TACフィルムという)6が接着されてい
る。
【0018】ここで、導光板本体2は、前述したよう
に、導入された光の反射を繰り返して内部に拡散して伝
播するるものであり、ホログラムポリマーのフィルム4
は、導光板本体2の下面に接着された薄いフィルムの表
面に、導光板本体2の内部に導入された光がこのフィル
ムの面に入射すると、この入射した光を回折して下方に
反射するホログラムを形成したものである。このホログ
ラムとしては、体積ホログラムが好適に使用できるもの
として挙げられる。
に、導入された光の反射を繰り返して内部に拡散して伝
播するるものであり、ホログラムポリマーのフィルム4
は、導光板本体2の下面に接着された薄いフィルムの表
面に、導光板本体2の内部に導入された光がこのフィル
ムの面に入射すると、この入射した光を回折して下方に
反射するホログラムを形成したものである。このホログ
ラムとしては、体積ホログラムが好適に使用できるもの
として挙げられる。
【0019】また、TACフィルム6は、透明なセルロ
ースのフィルムであって、ホログラムポリマーのフィル
ム4を製造、保管する際にホログラムポリマーの防湿と
保護のために使用されているものである。本実施例で
は、この保護フィルムとして使用されているTACフィ
ルム6を、そのまま真空蒸着、真空スパッタリング又は
溶液の塗布等によって反射防止膜7をコーティングする
基材として使用し、その下側の表面に反射防止膜7を形
成したものである。
ースのフィルムであって、ホログラムポリマーのフィル
ム4を製造、保管する際にホログラムポリマーの防湿と
保護のために使用されているものである。本実施例で
は、この保護フィルムとして使用されているTACフィ
ルム6を、そのまま真空蒸着、真空スパッタリング又は
溶液の塗布等によって反射防止膜7をコーティングする
基材として使用し、その下側の表面に反射防止膜7を形
成したものである。
【0020】反射防止膜7は、前述したように、真空蒸
着、真空スパッタリング又は溶液の塗布等によって、T
ACフィルム6等の基材の表面に薄膜状のコーティング
をしたものであり、反射防止膜7を形成する物質として
は、MgF2 、Al2 O2 、ZrO2 等が知られてい
る。反射防止膜7は、これらの物質を単独で、或いは何
種類かを組み合わせて使用して形成される。反射防止膜
7の厚さは、光の波長をλとしたとき、λ/4又はλ/
2であって、前述した物質の組み合わせに応じてλ/4
とλ/2とを選択して組み合わせて形成される。
着、真空スパッタリング又は溶液の塗布等によって、T
ACフィルム6等の基材の表面に薄膜状のコーティング
をしたものであり、反射防止膜7を形成する物質として
は、MgF2 、Al2 O2 、ZrO2 等が知られてい
る。反射防止膜7は、これらの物質を単独で、或いは何
種類かを組み合わせて使用して形成される。反射防止膜
7の厚さは、光の波長をλとしたとき、λ/4又はλ/
2であって、前述した物質の組み合わせに応じてλ/4
とλ/2とを選択して組み合わせて形成される。
【0021】ここで、TACフィルム6を反射防止膜7
の基材とするときには、ホログラムポリマーのフィルム
4の防湿と保護のために使用されるTACフィルム6を
そのまま使用できるのでコストを低減することができる
が、真空蒸着又は真空スパッタリングによってTACフ
ィルム6に生じる放出ガスや、真空蒸着又は真空スパッ
タリングの際に熱膨張し、その後冷却することによって
生じる基材(TACフィルム6)と反射防止膜7の熱ス
トレス等により、反射防止膜7の光学特性や膜の密着強
度が低くなり、製品の信頼性や歩留りが悪くなることが
生じる可能性がある。
の基材とするときには、ホログラムポリマーのフィルム
4の防湿と保護のために使用されるTACフィルム6を
そのまま使用できるのでコストを低減することができる
が、真空蒸着又は真空スパッタリングによってTACフ
ィルム6に生じる放出ガスや、真空蒸着又は真空スパッ
タリングの際に熱膨張し、その後冷却することによって
生じる基材(TACフィルム6)と反射防止膜7の熱ス
トレス等により、反射防止膜7の光学特性や膜の密着強
度が低くなり、製品の信頼性や歩留りが悪くなることが
生じる可能性がある。
【0022】図2は本発明の液晶表示装置のフロントラ
イトの導光板の第2の実施例を示すものであって、第1
の実施例におけるガスの放出や熱膨張後の冷却によって
生じる製品の信頼性や歩留りの低下を防止しようとする
ものである。第2の実施例では、導光板1は、導光板本
体2の下面に接着剤3を介してホログラムポリマーのフ
ィルム4が接着されており、ホログラムポリマーのフィ
ルム4の下面に、接着剤5を介してTACフィルム6が
保護フィルムとして接着されている点は第1の実施例と
同様である。
イトの導光板の第2の実施例を示すものであって、第1
の実施例におけるガスの放出や熱膨張後の冷却によって
生じる製品の信頼性や歩留りの低下を防止しようとする
ものである。第2の実施例では、導光板1は、導光板本
体2の下面に接着剤3を介してホログラムポリマーのフ
ィルム4が接着されており、ホログラムポリマーのフィ
ルム4の下面に、接着剤5を介してTACフィルム6が
保護フィルムとして接着されている点は第1の実施例と
同様である。
【0023】この実施例では、このTACフィルム6の
下面に接着剤8を介して反射防止膜が形成された透明な
反射防止フィルム9が接着されている。このように構成
することによって、真空蒸着又は真空スパッタリングの
際の高温によって生じる放出ガスの発生や、その後の冷
却によって生じる熱ストレスによる光学特性や膜の密着
強度の低下を防止することができる。また、反射防止フ
ィルム9は市販もされているので、容易に入手すること
が可能であり、これらの市販の反射防止フィルム9から
最適なものを選択して使用することができる。一方、導
光板1の全体の厚さが厚くなる欠点を有しているととも
に、反射防止フィルム9を貼る際に生じるキズの発生、
ゴミや気泡が貼付面に含まれることなどによる不良品の
発生によって歩留りが低下するおそれがある。
下面に接着剤8を介して反射防止膜が形成された透明な
反射防止フィルム9が接着されている。このように構成
することによって、真空蒸着又は真空スパッタリングの
際の高温によって生じる放出ガスの発生や、その後の冷
却によって生じる熱ストレスによる光学特性や膜の密着
強度の低下を防止することができる。また、反射防止フ
ィルム9は市販もされているので、容易に入手すること
が可能であり、これらの市販の反射防止フィルム9から
最適なものを選択して使用することができる。一方、導
光板1の全体の厚さが厚くなる欠点を有しているととも
に、反射防止フィルム9を貼る際に生じるキズの発生、
ゴミや気泡が貼付面に含まれることなどによる不良品の
発生によって歩留りが低下するおそれがある。
【0024】図3及び図4は本発明の液晶表示装置のフ
ロントライトの導光板の第3及び第4の実施例を示すも
ので、第1の実施例における熱ストレスによる製品の信
頼性や歩留りが悪くなることを防止するために、保護フ
ィルムとして、各種の反射防止膜を形成することが公知
となっている透明性の高い光学用プラスチックのフィル
ムを使用したものである。この光学用プラスチックのフ
ィルムとしてPCフィルム(ポリカーボネートフィル
ム、以下、PCフィルムという)を使用した例を第3の
実施例として図3に、PMMAフィルム(ポリメチルメ
タクリレートフィルム、以下、PMMAフィルムとい
う)を使用した例を第4の実施例として図4に示す。
ロントライトの導光板の第3及び第4の実施例を示すも
ので、第1の実施例における熱ストレスによる製品の信
頼性や歩留りが悪くなることを防止するために、保護フ
ィルムとして、各種の反射防止膜を形成することが公知
となっている透明性の高い光学用プラスチックのフィル
ムを使用したものである。この光学用プラスチックのフ
ィルムとしてPCフィルム(ポリカーボネートフィル
ム、以下、PCフィルムという)を使用した例を第3の
実施例として図3に、PMMAフィルム(ポリメチルメ
タクリレートフィルム、以下、PMMAフィルムとい
う)を使用した例を第4の実施例として図4に示す。
【0025】これらの実施例では、第1の実施例と同様
に、導光板1は、導光板本体2の下面に接着剤3を介し
てホログラムポリマーのフィルム4が接着されている。
そして、ホログラムポリマーのフィルム4の下面に、第
1の実施例のTACフィルム6に代えて、接着剤5を介
してPCフィルム10又はPMMAフィルム11が接着
されており、このPCフィルム10又はPMMAフィル
ム11の下面に、第1の実施例と同様に、真空蒸着、真
空スパッタリング又は溶液の塗布等によって反射防止膜
7が形成されている。
に、導光板1は、導光板本体2の下面に接着剤3を介し
てホログラムポリマーのフィルム4が接着されている。
そして、ホログラムポリマーのフィルム4の下面に、第
1の実施例のTACフィルム6に代えて、接着剤5を介
してPCフィルム10又はPMMAフィルム11が接着
されており、このPCフィルム10又はPMMAフィル
ム11の下面に、第1の実施例と同様に、真空蒸着、真
空スパッタリング又は溶液の塗布等によって反射防止膜
7が形成されている。
【0026】PCフィルム10又はPMMAフィルム1
1に真空蒸着又は真空スパッタリングによって反射防止
膜7を形成する際には、TACフィルム6に比較する
と、温度や圧力等の加工条件がより明らかになっている
ので、容易に加工することができるとともに、より低温
で真空蒸着又は真空スパッタリングをすることができる
ので、真空蒸着又は真空スパッタリングの際の放出ガス
の発生や、その後の冷却によって生じる熱ストレスによ
る光学特性や膜の密着強度の低下を防止することができ
る。
1に真空蒸着又は真空スパッタリングによって反射防止
膜7を形成する際には、TACフィルム6に比較する
と、温度や圧力等の加工条件がより明らかになっている
ので、容易に加工することができるとともに、より低温
で真空蒸着又は真空スパッタリングをすることができる
ので、真空蒸着又は真空スパッタリングの際の放出ガス
の発生や、その後の冷却によって生じる熱ストレスによ
る光学特性や膜の密着強度の低下を防止することができ
る。
【0027】なお、第3及び第4の実施例においても、
第2の実施例と同様に、真空蒸着又は真空スパッタリン
グによって形成された反射防止膜7に代えて、PCフィ
ルム10又はPMMAフィルム11を保護フィルムとし
て貼り、その下面に接着剤8を介して反射防止膜が形成
された透明な反射防止フィルム9を接着することができ
る。そして、前述したように、この反射防止フィルム9
は市販もされているので、容易に入手することが可能で
あり、これらの市販の反射防止フィルム9から最適なも
のを選択して使用することができる。但し、この場合に
は、第2の実施例と同様に、導光板1の全体の厚さが厚
くなる欠点を有しているとともに、反射防止フィルム9
を貼る際に生じるキズの発生、ゴミや気泡が貼付面に含
まれることなどによる不良品の発生によって歩留りが低
下するおそれがある。
第2の実施例と同様に、真空蒸着又は真空スパッタリン
グによって形成された反射防止膜7に代えて、PCフィ
ルム10又はPMMAフィルム11を保護フィルムとし
て貼り、その下面に接着剤8を介して反射防止膜が形成
された透明な反射防止フィルム9を接着することができ
る。そして、前述したように、この反射防止フィルム9
は市販もされているので、容易に入手することが可能で
あり、これらの市販の反射防止フィルム9から最適なも
のを選択して使用することができる。但し、この場合に
は、第2の実施例と同様に、導光板1の全体の厚さが厚
くなる欠点を有しているとともに、反射防止フィルム9
を貼る際に生じるキズの発生、ゴミや気泡が貼付面に含
まれることなどによる不良品の発生によって歩留りが低
下するおそれがある。
【0028】図5は本発明の液晶表示装置のフロントラ
イトの導光板の第5の実施例を示すもので、導光板1
は、導光板本体2の下面に接着剤3を介してホログラム
ポリマーのフィルム4が接着されており、このホログラ
ムポリマーのフィルム4の下面に、直接、接着剤8を介
して反射防止膜が形成された透明な反射防止フィルム9
が接着されている。この実施例では、このように構成す
ることによって、真空蒸着又は真空スパッタリングの際
の高温とその後の冷却によって生じる放出ガスの発生
や、熱ストレスによる光学特性や膜の密着強度が低下を
防止することができる。
イトの導光板の第5の実施例を示すもので、導光板1
は、導光板本体2の下面に接着剤3を介してホログラム
ポリマーのフィルム4が接着されており、このホログラ
ムポリマーのフィルム4の下面に、直接、接着剤8を介
して反射防止膜が形成された透明な反射防止フィルム9
が接着されている。この実施例では、このように構成す
ることによって、真空蒸着又は真空スパッタリングの際
の高温とその後の冷却によって生じる放出ガスの発生
や、熱ストレスによる光学特性や膜の密着強度が低下を
防止することができる。
【0029】また、反射防止フィルム9は市販もされて
いるので、容易に入手することが可能であり、これらの
市販の反射防止フィルム9から最適なものを選択して使
用することができる。そして、この実施例では、ホログ
ラムポリマーのフィルム4の下面に、直接、反射防止フ
ィルム9を接着するので、導光板本体1の全体の厚さを
薄くすることができる。しかし、反射防止フィルム9を
貼る際に生じるキズの発生、ゴミや気泡が貼付面に含ま
れることなどによる不良品の発生によって歩留りが低下
するおそれがある。
いるので、容易に入手することが可能であり、これらの
市販の反射防止フィルム9から最適なものを選択して使
用することができる。そして、この実施例では、ホログ
ラムポリマーのフィルム4の下面に、直接、反射防止フ
ィルム9を接着するので、導光板本体1の全体の厚さを
薄くすることができる。しかし、反射防止フィルム9を
貼る際に生じるキズの発生、ゴミや気泡が貼付面に含ま
れることなどによる不良品の発生によって歩留りが低下
するおそれがある。
【0030】以上に述べたように、本発明の液晶表示装
置のフロントライトは、導光板本体2の下面に接着剤3
を介してホログラムポリマー4を接着し、このホログラ
ムポリマー4の下面に、TACフィルム6、或いはPC
フィルム9又はPMMAフィルム10に形成された反射
防止膜7が配置され、又は、保護フィルムを介して、反
射防止膜7が形成されたTACフィルム6、或いはPC
フィルム9又はPMMAフィルム10が貼り付けられ、
或いは、反射防止膜が形成された透明なフィルムが接着
されているが、本発明は、以上に述べた実施の形態に述
べられた方法に限定されるものではなく、本発明の要旨
を逸脱しない範囲において各種の変更や改良を行うこと
ができるのは勿論である。
置のフロントライトは、導光板本体2の下面に接着剤3
を介してホログラムポリマー4を接着し、このホログラ
ムポリマー4の下面に、TACフィルム6、或いはPC
フィルム9又はPMMAフィルム10に形成された反射
防止膜7が配置され、又は、保護フィルムを介して、反
射防止膜7が形成されたTACフィルム6、或いはPC
フィルム9又はPMMAフィルム10が貼り付けられ、
或いは、反射防止膜が形成された透明なフィルムが接着
されているが、本発明は、以上に述べた実施の形態に述
べられた方法に限定されるものではなく、本発明の要旨
を逸脱しない範囲において各種の変更や改良を行うこと
ができるのは勿論である。
【0031】
【発明の効果】本発明の液晶表示装置のフロントライト
は、以上に説明したように、導光板本体2の下面に接着
剤3を介してホログラムポリマーのフィルム4を接着
し、このホログラムポリマーのフィルム4の下面に、直
接、或いは、TACフィルム6、PCフィルム9又はP
MMAフィルム10の保護フィルムを介して、反射防止
膜7が設けられ、又は、反射防止膜が形成された透明な
フィルムが接着されているので、導光板の下面にホログ
ラムを形成して、このホログラムを反射面とする導光板
においても、導光板の下面に反射防止膜を配置して、白
けの発生を防止した液晶表示装置のフロントライトを提
供することができる。
は、以上に説明したように、導光板本体2の下面に接着
剤3を介してホログラムポリマーのフィルム4を接着
し、このホログラムポリマーのフィルム4の下面に、直
接、或いは、TACフィルム6、PCフィルム9又はP
MMAフィルム10の保護フィルムを介して、反射防止
膜7が設けられ、又は、反射防止膜が形成された透明な
フィルムが接着されているので、導光板の下面にホログ
ラムを形成して、このホログラムを反射面とする導光板
においても、導光板の下面に反射防止膜を配置して、白
けの発生を防止した液晶表示装置のフロントライトを提
供することができる。
【0032】また、反射防止膜7の形成されたTACフ
ィルム6を保護フィルムとして貼る際に生じるキズの発
生、ゴミや気泡が貼付面に含まれることなどによる不良
品の発生によって歩留りが低下するおそれがあるが、ホ
ログラムポリマー4のホログラムを保護するために、下
面に保護フィルムを貼る必要があるので、反射防止膜の
形成されたTACフィルム6、PCフィルム9又はPM
MAフィルム10、或いは反射防止フィルム9を貼り付
けたとしても、ホログラムを保護する保護フィルムを貼
ることによるキズの発生や、ゴミや気泡が貼付面に含ま
れることの発生とは格別に変わるものではなく、不良品
の発生率に格別の変化は生じないので、実用的には支障
が生じない。
ィルム6を保護フィルムとして貼る際に生じるキズの発
生、ゴミや気泡が貼付面に含まれることなどによる不良
品の発生によって歩留りが低下するおそれがあるが、ホ
ログラムポリマー4のホログラムを保護するために、下
面に保護フィルムを貼る必要があるので、反射防止膜の
形成されたTACフィルム6、PCフィルム9又はPM
MAフィルム10、或いは反射防止フィルム9を貼り付
けたとしても、ホログラムを保護する保護フィルムを貼
ることによるキズの発生や、ゴミや気泡が貼付面に含ま
れることの発生とは格別に変わるものではなく、不良品
の発生率に格別の変化は生じないので、実用的には支障
が生じない。
【図1】本発明の液晶表示装置のフロントライトの導光
板の第1の実施例を模式的に示す断面図である。
板の第1の実施例を模式的に示す断面図である。
【図2】本発明の液晶表示装置のフロントライトの導光
板の第2の実施例を模式的に示す断面図である。
板の第2の実施例を模式的に示す断面図である。
【図3】本発明の液晶表示装置のフロントライトの導光
板の第3の実施例を模式的に示す断面図である。
板の第3の実施例を模式的に示す断面図である。
【図4】本発明の液晶表示装置のフロントライトの導光
板の第4の実施例を模式的に示す断面図である。
板の第4の実施例を模式的に示す断面図である。
【図5】本発明の液晶表示装置のフロントライトの導光
板の第5の実施例を模式的に示す断面図である。
板の第5の実施例を模式的に示す断面図である。
【図6】導光板のV溝プリズムの1例を示す断面図であ
る。
る。
【図7】導光板の階段プリズムの1例を示す断面図であ
る。
る。
【図8】液晶表示装置の1例を示す概念的な断面図であ
る。
る。
1 導光板 2 導光板本体 3 接着剤 4 ホログラムポリマーのフィルム 5 接着剤 6 TACフィルム 7 反射防止膜 8 接着剤 9 反射防止膜フィルム 10 PCフィルム 11 PMMAフィルム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02F 1/1335 G09F 9/00 324 5G435 G09F 9/00 324 336C 336 G02B 1/10 A Fターム(参考) 2H038 AA55 BA06 2H042 BA01 BA12 BA20 2H049 CA05 CA07 CA09 CA11 2H091 FA19X FA23X FA37X FA41X FD14 GA16 LA03 LA17 2K009 AA04 BB14 BB24 BB28 CC03 CC06 DD02 DD03 DD04 5G435 AA02 AA06 BB12 BB16 EE23 EE27 FF03 FF08 GG03
Claims (8)
- 【請求項1】 光源と、該光源に対向する端面から光を
内部に導入して拡散し、反射面で光を下方に反射して液
晶パネルを照明する導光板とを有する液晶表示装置のフ
ロントライトにおいて、 前記導光板が、 前記光源に対向する端面から光を内部に導入して拡散す
る導光板本体と、 該導光板本体の下面に接着されたホログラムポリマーの
フィルムからなり、ホログラムによる光の回折によって
光を下方に反射する反射面と、 前記ホログラムポリマーのフィルムを保護する保護フィ
ルムと、 該保護フィルムの下方に配置され、光の反射を防止する
反射防止膜とからなることを特徴とする液晶表示装置の
フロントライト。 - 【請求項2】 前記保護フィルムがTACフィルムであ
って、該TACフィルムの表面に反射防止膜が形成され
ていることを特徴とする請求項1記載の液晶表示装置の
フロントライト。 - 【請求項3】 前記保護フィルムが透明性の高い光学用
プラスチックのフィルムであって、該光学用プラスチッ
クのフィルムの表面に反射防止膜が形成されていること
を特徴とする請求項1記載の液晶表示装置のフロントラ
イト。 - 【請求項4】 前記光学用プラスチックのフィルムがP
Cフィルム又はPMMAフィルムであって、該PCフィ
ルム又はPMMAフィルムの表面に反射防止膜が形成さ
れていることを特徴とする請求項3記載の液晶表示装置
のフロントライト。 - 【請求項5】 前記保護フィルムがTACフィルムであ
って、該TACフィルムの下面に、反射防止膜の形成さ
れた反射防止フィルムが接着されていることを特徴とす
る請求項1記載の液晶表示装置のフロントライト。 - 【請求項6】 前記保護フィルムが透明性の高い光学用
プラスチックのフィルムであって、該光学用プラスチッ
クのフィルムの下面に、反射防止膜の形成された反射防
止フィルムが接着されていることを特徴とする請求項1
記載の液晶表示装置のフロントライト。 - 【請求項7】 前記光学用プラスチックのフィルムがP
Cフィルム又はPMMAフィルムであって、該PCフィ
ルム又はPMMAフィルムの下面に、反射防止膜の形成
された反射防止フィルムが接着されていることを特徴と
する請求項6記載の液晶表示装置のフロントライト。 - 【請求項8】 前記保護フィルムが反射防止膜の形成さ
れた反射防止フィルムであって、該反射防止フィルムを
接着することによってホログラムポリマーの保護と反射
防止膜の形成を兼ねて行うことを特徴とする請求項1記
載の液晶表示装置のフロントライト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001157983A JP2002350849A (ja) | 2001-05-25 | 2001-05-25 | 液晶表示装置のフロントライト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001157983A JP2002350849A (ja) | 2001-05-25 | 2001-05-25 | 液晶表示装置のフロントライト |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002350849A true JP2002350849A (ja) | 2002-12-04 |
Family
ID=19001763
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001157983A Pending JP2002350849A (ja) | 2001-05-25 | 2001-05-25 | 液晶表示装置のフロントライト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002350849A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108469647A (zh) * | 2018-03-03 | 2018-08-31 | 苏州茂立光电科技有限公司 | 具有光学效能保护膜的导光板、背光模组及其组装方法 |
WO2019238859A1 (de) * | 2018-06-15 | 2019-12-19 | Continental Automotive Gmbh | Lichtwellenleiter für ein head-up-display |
JP2020504424A (ja) * | 2016-12-29 | 2020-02-06 | コーニング インコーポレイテッド | 微細構造およびパターンが施された導光板、および、それを用いた装置 |
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JP2002182201A (ja) * | 2000-12-11 | 2002-06-26 | Shigeto Omori | 映像表示装置 |
-
2001
- 2001-05-25 JP JP2001157983A patent/JP2002350849A/ja active Pending
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JP7046953B2 (ja) | 2016-12-29 | 2022-04-04 | コーニング インコーポレイテッド | 微細構造およびパターンが施された導光板、および、それを用いた装置 |
CN108469647A (zh) * | 2018-03-03 | 2018-08-31 | 苏州茂立光电科技有限公司 | 具有光学效能保护膜的导光板、背光模组及其组装方法 |
WO2019238859A1 (de) * | 2018-06-15 | 2019-12-19 | Continental Automotive Gmbh | Lichtwellenleiter für ein head-up-display |
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Date | Code | Title | Description |
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