JP2002349486A - 遠心送風機 - Google Patents
遠心送風機Info
- Publication number
- JP2002349486A JP2002349486A JP2001157876A JP2001157876A JP2002349486A JP 2002349486 A JP2002349486 A JP 2002349486A JP 2001157876 A JP2001157876 A JP 2001157876A JP 2001157876 A JP2001157876 A JP 2001157876A JP 2002349486 A JP2002349486 A JP 2002349486A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- centrifugal blower
- blade
- inlet
- blade surface
- impeller
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
- 230000002250 progressing effect Effects 0.000 abstract 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 238000001035 drying Methods 0.000 description 2
- 238000007664 blowing Methods 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 238000011056 performance test Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来の円弧羽根を用いた遠心送風機に比し
て、圧力を増大させながら、騒音レベルは増大させない
ようにすること。 【解決手段】 遠心送風機１０において、羽根車１２を
構成する羽根１４の出口角度β2が60°以上、入口角度
β１が30°以上であり、羽根１４の進行側羽根面で入口
端と出口端を結ぶ曲線がほぼ中間点で変曲線を有し、入
口側の羽根面１４Ａと出口側の羽面１４Ｂが反対方向の
曲率を有するもの。
て、圧力を増大させながら、騒音レベルは増大させない
ようにすること。 【解決手段】 遠心送風機１０において、羽根車１２を
構成する羽根１４の出口角度β2が60°以上、入口角度
β１が30°以上であり、羽根１４の進行側羽根面で入口
端と出口端を結ぶ曲線がほぼ中間点で変曲線を有し、入
口側の羽根面１４Ａと出口側の羽面１４Ｂが反対方向の
曲率を有するもの。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗車機において車
両に乾燥用空気を吹付ける等に用いて好適な遠心送風機
に関する。
両に乾燥用空気を吹付ける等に用いて好適な遠心送風機
に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の遠心送風機は、羽根車を構成する
円弧羽根（図２（Ｃ））の出口角度β 2が40°〜45°、
入口角度β１が35°〜40°のものが多い。
円弧羽根（図２（Ｃ））の出口角度β 2が40°〜45°、
入口角度β１が35°〜40°のものが多い。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】遠心送風機において、
大きな圧力を発生させるためには、出口角度β2を大き
くすれば良い。ところが、従来技術において、出口角度
β2が40°〜45°を越えて大きい値になると、圧力は上
昇するが、騒音も増大し、例えば住宅街に近接した洗車
場では夜間の洗車作業が制約される等の不都合がある。
大きな圧力を発生させるためには、出口角度β2を大き
くすれば良い。ところが、従来技術において、出口角度
β2が40°〜45°を越えて大きい値になると、圧力は上
昇するが、騒音も増大し、例えば住宅街に近接した洗車
場では夜間の洗車作業が制約される等の不都合がある。
【０００４】本発明の課題は、従来の円弧羽根を用いた
遠心送風機に比して、圧力を増大させながら、騒音レベ
ルは増大させないようにすることにある。
遠心送風機に比して、圧力を増大させながら、騒音レベ
ルは増大させないようにすることにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】請求項１の発明は、遠心
送風機の羽根車を構成する羽根の出口角度β2が60°以
上、入口角度β1が30°以下であり、羽根の進行側羽根
面で入口端と出口端を結ぶ曲線がほぼ中間点で変曲点を
有し、入口側の羽根面と出口側の羽根面が反対方向の曲
率を有する遠心送風機である。
送風機の羽根車を構成する羽根の出口角度β2が60°以
上、入口角度β1が30°以下であり、羽根の進行側羽根
面で入口端と出口端を結ぶ曲線がほぼ中間点で変曲点を
有し、入口側の羽根面と出口側の羽根面が反対方向の曲
率を有する遠心送風機である。
【０００６】
【作用】本発明は、遠心送風機の羽根車において、相隣
る羽根の間の通路における流速の通路に沿う方向の変化
率を考察した結果なされたものであり、羽根の出口角度
β2を60°以上、入口角度β１を30°以下にするととも
に、羽根面を円弧でなく、入口側の羽根面と出口側の羽
根面に反対方向の曲率をもたせた。これにより、従来の
円弧羽根を用いた遠心送風機に比して、圧力を増大させ
ながら、騒音レベルは増大させないようにすることがで
き、遠心送風機の高圧化に極めて有効である。従来の遠
心送風機において出口角度β2を大きくして高圧化を図
るものに比べれば、騒音レベルは著しく低減できる。
る羽根の間の通路における流速の通路に沿う方向の変化
率を考察した結果なされたものであり、羽根の出口角度
β2を60°以上、入口角度β１を30°以下にするととも
に、羽根面を円弧でなく、入口側の羽根面と出口側の羽
根面に反対方向の曲率をもたせた。これにより、従来の
円弧羽根を用いた遠心送風機に比して、圧力を増大させ
ながら、騒音レベルは増大させないようにすることがで
き、遠心送風機の高圧化に極めて有効である。従来の遠
心送風機において出口角度β2を大きくして高圧化を図
るものに比べれば、騒音レベルは著しく低減できる。
【０００７】尚、羽根の出口角度β2とは、羽根の外周
円と羽根の進行側羽根面との交点で、両者の接線のなす
角度をいう。また、羽根の入口角度β１とは、羽根の内
周円と羽根の進行側羽根面との交点で、両者の接線のな
す角度をいう。
円と羽根の進行側羽根面との交点で、両者の接線のなす
角度をいう。また、羽根の入口角度β１とは、羽根の内
周円と羽根の進行側羽根面との交点で、両者の接線のな
す角度をいう。
【０００８】
【発明の実施の形態】図１は遠心送風機を示す断面図、
図２は羽根車と羽根の形状を示す模式図、図３は遠心送
風機の特性線図である。
図２は羽根車と羽根の形状を示す模式図、図３は遠心送
風機の特性線図である。
【０００９】遠心送風機１０は、例えば門型洗車機に設
置され、車両に乾燥用空気を吹付け可能とする。遠心送
風機１０は、図１に示す如く、ケーシング１１のうず形
室１１Ａの内部で羽根車１２の回転軸１３を支持し、羽
根車１２の回転によって内部の空気は遠心力を受けて外
側に向かって流れる間に羽根１４からエネルギを与えら
れ、うず形室１１Ａから吐出管１１Ｂに送出される。
置され、車両に乾燥用空気を吹付け可能とする。遠心送
風機１０は、図１に示す如く、ケーシング１１のうず形
室１１Ａの内部で羽根車１２の回転軸１３を支持し、羽
根車１２の回転によって内部の空気は遠心力を受けて外
側に向かって流れる間に羽根１４からエネルギを与えら
れ、うず形室１１Ａから吐出管１１Ｂに送出される。
【００１０】遠心送風機１０は、図２に示す如く、複数
の羽根１４によって羽根車１２を構成しており、羽根１
４の出口角度β2を60°以上、入口角度β１を30°以下
に設定している。更に、羽根車１２の進行側羽根面で入
口端と出口端を結ぶ曲線がほぼ中間点で変曲点を有し、
入口側の羽根面１４Ａと出口側の羽根面１４Ｂが反対方
向の曲率を有するものとしている。
の羽根１４によって羽根車１２を構成しており、羽根１
４の出口角度β2を60°以上、入口角度β１を30°以下
に設定している。更に、羽根車１２の進行側羽根面で入
口端と出口端を結ぶ曲線がほぼ中間点で変曲点を有し、
入口側の羽根面１４Ａと出口側の羽根面１４Ｂが反対方
向の曲率を有するものとしている。
【００１１】遠心送風機の性能、特性試験結果について
説明する。図３において、従来形羽根車１は円弧羽根
（β2＝42°）をもつもの。改良形は根車２は本発明の
高圧羽根（β2＝65°）をもつもの、改良形羽根車３
は、本発明の高圧羽根（β2＝75°）をもつものであ
る。
説明する。図３において、従来形羽根車１は円弧羽根
（β2＝42°）をもつもの。改良形は根車２は本発明の
高圧羽根（β2＝65°）をもつもの、改良形羽根車３
は、本発明の高圧羽根（β2＝75°）をもつものであ
る。
【００１２】図３の横軸のＱは風量（m３／min）、縦軸
のＰＴは全圧（mmAｑ）、ηは効率、Ａは軸動力（Ｋ
Ｗ）、ＬＤ(A)は送風機吸込口正面（Ｄ点）の騒音レベ
ルｄＢ(A)、ＬＳ(A)は比騒音レベルであって、回転数、
風量、全圧、大きさに関係しない固有値であり、次式で
定義される。
のＰＴは全圧（mmAｑ）、ηは効率、Ａは軸動力（Ｋ
Ｗ）、ＬＤ(A)は送風機吸込口正面（Ｄ点）の騒音レベ
ルｄＢ(A)、ＬＳ(A)は比騒音レベルであって、回転数、
風量、全圧、大きさに関係しない固有値であり、次式で
定義される。
【００１３】ＬＳ(A)＝ＬＤ(A)−10log（ＱＰＴ ２）
【００１４】図３によれば、下記(1)〜(4)が認められ
る。 (1)全圧ＰＴについては、改良形羽根車２、３のいずれ
も、大きく圧力を増大している。
る。 (1)全圧ＰＴについては、改良形羽根車２、３のいずれ
も、大きく圧力を増大している。
【００１５】(2)効率ηの最大値は、従来形羽根車１に
比して、改良形羽根車２、３においてやや増大してい
る。そして、最高効率点風量Ｑmixは従来形羽根車１の9
0m3／minが改良形羽根車２、３で110m3／minとなり、改
良形羽根車２、３において使用範囲が増大している。
比して、改良形羽根車２、３においてやや増大してい
る。そして、最高効率点風量Ｑmixは従来形羽根車１の9
0m3／minが改良形羽根車２、３で110m3／minとなり、改
良形羽根車２、３において使用範囲が増大している。
【００１６】(3)騒音レベルＬＤ（Ａ）は、風量90 m3／
minで比べると、改良形羽根車２、３が、従来形羽根車
１よりも約5ｄＢ増大しているが、これは圧力の上昇に
伴うものである。
minで比べると、改良形羽根車２、３が、従来形羽根車
１よりも約5ｄＢ増大しているが、これは圧力の上昇に
伴うものである。
【００１７】(4)比騒音レベルＬＳ（Ａ）は、風量90 m3
／minで比べると、改良形羽根車２、３が従来形羽根車
１よりも約2ｄＢ増大しているが、風量110 m3／minで比
べると、改良形羽根車２、３が従来形羽根車１よりも2
ｄＢ減少している。
／minで比べると、改良形羽根車２、３が従来形羽根車
１よりも約2ｄＢ増大しているが、風量110 m3／minで比
べると、改良形羽根車２、３が従来形羽根車１よりも2
ｄＢ減少している。
【００１８】以上によれば、改良形羽根車２、３を用い
た遠心送風機１０は、従来形羽根車１を用いたものに比
して、圧力を増大させながら、騒音レベルは増大させな
いようにすることができ、遠心送風機１０の高圧化に極
めて有効である。従来の遠心送風機において、出口角度
β2を大きくして高圧化を図るものに比べれば、騒音レ
ベルは著しく低減できる。
た遠心送風機１０は、従来形羽根車１を用いたものに比
して、圧力を増大させながら、騒音レベルは増大させな
いようにすることができ、遠心送風機１０の高圧化に極
めて有効である。従来の遠心送風機において、出口角度
β2を大きくして高圧化を図るものに比べれば、騒音レ
ベルは著しく低減できる。
【００１９】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限
られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計の変更等があっても本発明に含まれる。
述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限
られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計の変更等があっても本発明に含まれる。
【００２０】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、従来の円
弧羽根を用いた遠心送風機に比して、圧力を増大させな
がら、騒音レベルは増大させないようにすることができ
る。
弧羽根を用いた遠心送風機に比して、圧力を増大させな
がら、騒音レベルは増大させないようにすることができ
る。
【図１】図１は遠心送風機を示す断面図である。
【図２】図２は羽根車と羽根の形状を示す模式図であ
る。
る。
【図３】図３は遠心送風機の特性線図である。
１０ 遠心送風機 １２ 羽根車 １４ 羽根 １４Ａ 入口側の羽面 １４Ｂ 出口側の羽面 β1 入口角度 β2 出口角度
Claims (1)
- 【請求項１】 遠心送風機の羽根車を構成する羽根の出
口角度β2が60°以上、入口角度β1が30°以下であり、
羽根の進行側羽根面で入口端と出口端を結ぶ曲線がほぼ
中間点で変曲点を有し、入口側の羽根面と出口側の羽根
面が反対方向の曲率を有することを特徴とする遠心送風
機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001157876A JP2002349486A (ja) | 2001-05-25 | 2001-05-25 | 遠心送風機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001157876A JP2002349486A (ja) | 2001-05-25 | 2001-05-25 | 遠心送風機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002349486A true JP2002349486A (ja) | 2002-12-04 |
Family
ID=19001668
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001157876A Withdrawn JP2002349486A (ja) | 2001-05-25 | 2001-05-25 | 遠心送風機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002349486A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9951788B2 (en) | 2014-08-29 | 2018-04-24 | Nidec Corporation | Impeller and blower |
-
2001
- 2001-05-25 JP JP2001157876A patent/JP2002349486A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9951788B2 (en) | 2014-08-29 | 2018-04-24 | Nidec Corporation | Impeller and blower |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20080805 |