[go: up one dir, main page]

JP2002344122A - プリント基板およびその製造方法 - Google Patents

プリント基板およびその製造方法

Info

Publication number
JP2002344122A
JP2002344122A JP2001148406A JP2001148406A JP2002344122A JP 2002344122 A JP2002344122 A JP 2002344122A JP 2001148406 A JP2001148406 A JP 2001148406A JP 2001148406 A JP2001148406 A JP 2001148406A JP 2002344122 A JP2002344122 A JP 2002344122A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
solder resist
opening
circuit board
printed circuit
corner
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001148406A
Other languages
English (en)
Inventor
Susumu Echigo
将 愛知後
Tomoyuki Hiramatsu
友幸 平松
Naoyuki Akita
直幸 秋田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2001148406A priority Critical patent/JP2002344122A/ja
Publication of JP2002344122A publication Critical patent/JP2002344122A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Non-Metallic Protective Coatings For Printed Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 表面に形成された矩形状の開口部を有するソ
ルダーレジスト膜の、開口部のコーナー部におけるクラ
ック発生を防止することが可能なプリント基板およびプ
リント基板の製造方法を提供すること。 【解決手段】 導体パターン21のランド部21aを露
出する矩形状の開口部33を有するソルダーレジスト膜
32において、開口部33のコーナー部33aは、曲率
半径が50μm以上の略円弧状に形成されている。これ
によると、プリント基板101が高温環境等に曝された
ときにも、ソルダーレジスト膜32の開口部33のコー
ナー部33aに応力が集中することを防止できる。従っ
て、開口部33のコーナー部33aにおけるクラック発
生を防止することが可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表面にソルダーレ
ジスト膜を形成したプリント基板およびプリント基板の
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、絶縁基材の導体パターンが形
成された面にソルダーレジスト膜を形成したプリント基
板がある。ソルダーレジスト膜は、半田付けを必要とす
る部分には開口部を有しており、この開口部は、高密度
実装等に対応して長方形や正方形等の矩形状に形成され
たものが知られている。
【0003】例えば、図5(a)に示すように、プリン
ト基板201において、絶縁基材123の表面に形成さ
れた導体パターン121のうち部品実装時に接続部とな
る矩形状のランド部121aを露出するように、ソルダ
ーレジスト膜132に矩形状の開口部133が設けられ
ている。そして、この開口部133のコーナー部133
aは、略直角に形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術では、プリント基板201が、高温の環境に曝
されたときには、ソルダレジスト膜132が熱もしくは
光により硬化する硬化性樹脂からなる場合には、硬化が
さらに進行し硬化収縮を起こす。また、ソルダーレジス
ト膜132が熱可塑性樹脂からなる場合には、樹脂ポリ
マーが安定状態になろうとして収縮を起こす。いずれの
場合もソルダレジスト膜132は収縮し、収縮に伴う応
力は、開口部133のコーナー部133a、特に図5
(b)に示す、ソルダレジスト膜132と絶縁基材12
3との界面部(コーナー部133aの最下部133b)
に集中し易い。ちなみに、図5(b)は、図5(a)に
示すプリント基板201のB−B断面図である。
【0005】また、プリント基板201が、温度変化が
大きな環境下で使用される場合には、プリント基板20
1の構成材料の熱膨張率の差により応力が発生し、この
応力も、開口部133のコーナー部133a、特にソル
ダレジスト膜132と絶縁基材123との界面部(コー
ナー部133aの最下部133b)に集中し易い。
【0006】上記のように、ソルダーレジスト膜の開口
部のコーナー部に応力が集中すると、この部位のソルダ
ーレジスト膜にクラックが発生することがある。ソルダ
ーレジスト膜のクラックが絶縁基材に進展すると、基板
の強度が低下したり、導体パターンに変形応力が加わる
という問題がある。今後プリント基板の実装高密度化が
進むとさらに深刻な問題となる。
【0007】本発明は上記点に鑑みてなされたもので、
矩形状の開口部を有するソルダーレジスト膜を備えたプ
リント基板であっても、ソルダーレジスト膜の開口部の
コーナー部におけるクラック発生を防止することが可能
なプリント基板およびプリント基板の製造方法を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明では、表面に導体パターン
(21)が形成された絶縁基材(23)と、この絶縁基
材(23)の導体パターン(21)が形成された面に形
成されるとともに、導体パターン(21)を露出する矩
形状の開口部(33)を有するソルダーレジスト膜(3
2)とを備えるプリント基板において、開口部(33)
のコーナー部(33a)は、曲率半径が50μm以上の
略円弧状であることを特徴としている。
【0009】これによると、ソルダーレジスト膜(3
2)の開口部(33)のコーナー部(33a)に応力が
集中することを防止できる。従って、コーナー部(33
a)におけるクラック発生を防止することが可能にな
る。
【0010】また、請求項2に記載の発明では、表面に
導体パターン(21)が形成された絶縁基材(23)
と、この絶縁基材(23)の導体パターン(21)が形
成された面に形成されるとともに、導体パターン(2
1)を露出する矩形状の開口部(33)を有するソルダ
ーレジスト膜(32)とを備えるプリント基板におい
て、開口部(33)のコーナー部(33a)の開口内面
(34)は、開口外側に傾斜していることを特徴として
いる。
【0011】これによると、ソルダーレジスト膜(3
2)の開口部(33)のコーナー部(33a)、特にコ
ーナー部(33a)の最下部(33b)に応力が集中す
ることを防止できる。従って、コーナー部(33a)に
おけるクラック発生を防止することが可能になる。
【0012】また、請求項3に記載の発明では、コーナ
ー部(33a)の開口内面(34)の傾斜角度は、絶縁
基材(23)の表面に対し10〜45度であることを特
徴としている。
【0013】これによると、開口部(33)のコーナー
部(33a)の最下部(33b)に応力が集中すること
を確実に防止できる。従って、コーナー部(33a)に
おけるクラック発生を確実に防止することが可能にな
る。
【0014】また、請求項4に記載の発明では、絶縁基
材(23)の導体パターン(21)形成面に、光硬化性
ソルダーレジスト材料層(31)を配置する配置工程
と、光硬化性ソルダーレジスト材料層(31)の、導体
パターン(21)を露出する矩形状の開口部(33)と
なるべき部位に対応した矩形状の遮光部(42)を有す
るマスクフィルム(41)を介して、光硬化性ソルダー
レジスト材料層(31)に露光する露光工程とを備える
プリント基板の製造方法において、遮光部(42)のコ
ーナー部(42a)は、曲率半径が50μm以上の略円
弧状であることを特徴としている。
【0015】また、請求項5に記載の発明では、絶縁基
材(23)の導体パターン(21)形成面に、液状ソル
ダーレジスト材料を、導体パターンを露出する矩形状の
開口部を有するパターン状に印刷する印刷工程と、印刷
した液状ソルダーレジスト材料を固化する固化工程とを
備えるプリント基板の製造方法において、開口部のコー
ナー部は、曲率半径が50μm以上の略円弧状であるこ
とを特徴としている。
【0016】また、請求項6に記載の発明では、絶縁基
材(23)の導体パターン(21)形成面に、導体パタ
ーン(21)を露出する矩形状の開口部を有するソルダ
ーレジストフィルムを貼着する貼着工程を備えるプリン
ト基板の製造方法において、開口部のコーナー部は、曲
率半径が50μm以上の略円弧状であることを特徴とし
ている。
【0017】これらのいずれかによると、請求項1に記
載のプリント基板を製造することができる。従って、こ
れらのいずれかの製造方法により得られるプリント基板
は、ソルダーレジスト膜(32)の開口部(33)のコ
ーナー部(33a)に応力が集中することを防止でき
る。このようにして、開口部(33)のコーナー部(3
3a)におけるクラック発生を防止することが可能にな
る。
【0018】また、請求項7に記載の発明では、絶縁基
材(23)の導体パターン(21)形成面に、光硬化性
ソルダーレジスト材料層(31)を配置する配置工程
と、光硬化性ソルダーレジスト材料層(31)の、導体
パターン(21)を露出する矩形状の開口部(33)と
なるべき部位に対応した矩形状の遮光部(42)を有す
るマスクフィルム(41)を介して、光硬化性ソルダー
レジスト材料層(31)に露光する露光工程とを備える
プリント基板の製造方法において、マスクフィルム(4
1)は、遮光部(42)のコーナー部(42a)の外側
に、遮光部(42)より離れるほど光透過性が上昇する
透過性傾斜部(44)を備え、この透過性傾斜部(4
4)を介して光硬化性ソルダーレジスト材料層(31)
に露光した後、現像することにより、光硬化性ソルダー
レジスト材料層(31)の、開口部(33)のコーナー
部(33a)の開口内面(34)を、開口外側に傾斜す
るように形成することを特徴としている。
【0019】また、請求項9に記載の発明では、絶縁基
材(23)の導体パターン(21)形成面に、導体パタ
ーン(21)を露出する矩形状の開口部を有するソルダ
ーレジスト膜を形成する形成工程と、ソルダーレジスト
膜の、開口部のコーナー部上端角部を除去する除去工程
とを備え、開口部のコーナー部の開口内面を、開口外側
に傾斜するように形成することを特徴としている。
【0020】これらのいずれかによると、請求項1に記
載のプリント基板を製造することができる。従って、こ
れらのいずれかの製造方法により得られるプリント基板
は、ソルダーレジスト膜(32)の開口部(33)のコ
ーナー部(33a)、特にコーナー部(33a)の最下
部(33b)に応力が集中することを防止できる。この
ようにして、開口部(33)のコーナー部(33a)に
おけるクラック発生を防止することが可能になる。
【0021】また、請求項8に記載の発明のように、請
求項7に記載の発明において、透過性傾斜部(44)
は、具体的には、遮光性ドット(43)の形成密度、す
なわち遮光性ドット(43)が占める面積を変化させる
ことにより形成することができる。
【0022】なお、上記各手段に付した括弧内の符号
は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を
示す。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて説明する。
【0024】図1は、プリント基板の製造工程を示す工
程別断面図である。
【0025】図1(a)において、100は4層構造の
プリント基板であり、銅箔に後述する絶縁基材23とな
るBステージ状態のエポキシ樹脂層をコーティングした
樹脂付銅箔材や銅箔の積層加熱プレスによる一体化、お
よび銅箔層のパターンエッチング等の周知の工程を繰り
返して形成したものである。
【0026】プリント基板100は、エポキシ樹脂から
なる絶縁基材23の内部に内層導体パターン22を、絶
縁基材23の表裏表面に後述する矩形状のランド部21
aを有する導体パターン21を備えており、各導体パタ
ーン21、22間相互は、図示しないビア等により接続
されている。
【0027】図1(a)に示すように、プリント基板1
00の形成が完了すると、次に、図1(b)に示すよう
に、プリント基板100の表側表面に、紫外線硬化タイ
プの液状ソルダーレジスト材料31を塗布配置する。本
例では、カーテンコート法によりアクリル変性エポキシ
樹脂を主成分とする液状ソルダーレジスト材料31を約
30μmの厚さに塗布した。なお、均一に塗布できるも
のであれば、スプレー法や印刷法等の他の方法を用いる
ことも可能である。ここで、液状ソルダーレジスト材料
31は、本実施形態における光硬化性ソルダーレジスト
材料層である。
【0028】プリント基板100に液状ソレダーレジス
ト材料31の塗布が完了すると、図1(c)に示すよう
に、プリント基板100の液状ソルダーレジスト材料3
1の塗布面側にマスクフィルム41を配置し、このマス
クフィルム41を介して、液状ソルダーレジスト材料3
1に紫外線をパターン露光して、液状ソルダーレジスト
材料31を硬化する。
【0029】このマスクフィルム41は、図2に示すよ
うに、後述するソルダーレジスト膜32の矩形状の開口
部33形状に対応した遮光部42を備えており、遮光部
42のコーナー部42aは、曲率半径が約100μmの
円弧状となっている。また遮光部42の周囲には、コー
ナー部42a、直線部42bを含む全周に渡り遮光性ド
ット43が形成されている。
【0030】遮光性ドット43は遮光部42から離れる
ほど遮光性ドット43が占める面積が小さくなるように
(形成密度が小さくなるように)、ドットサイズやドッ
ト数を変化させて形成されている。この遮光性ドット4
3により、遮光部42から離れるほど光透過性が上昇す
る透過性傾斜部44を形成しており、本例では、遮光部
42の全周囲に幅が約30μmの透過性傾斜部44を設
けている。
【0031】このようなマスクフィルム41を介して露
光することにより、遮光部43の下方に位置する液状ソ
ルダーレジスト材料31は硬化せず、透過性傾斜部44
の下方に位置する液状ソルダーレジスト材料31は、遮
光性ドット43の形成密度、すなわち光透過性に応じた
露光量の紫外線により硬化する。
【0032】液状ソルダーレジスト材料31へのパター
ン露光が完了すると、次に、現像処理を行ない、図1
(d)に示すように、開口部33を有するソルダーレジ
スト膜32を備えたプリント基板101を得る。本例で
は、炭酸ナトリウム水溶液等の現像液を用いた所謂アル
カリ現像処理を行なった。
【0033】これにより、ソルダーレジスト膜32に
は、図3に示すように、コーナー部33aが曲率半径約
100μmの円弧状である矩形状の開口部33が設けら
れる。また、開口部33の外周部には、傾斜角度が約4
5度の傾斜面34が形成される。言い換えれば、コーナ
ー部33aを含む開口部33の開口内面(傾斜面34)
は開口外側に向かって傾斜して形成される。
【0034】これは、露光時に、マスクフィルム41の
透過性傾斜部44の光透過性に応じて液状ソルダーレジ
スト材料31の硬化度合が異なり、現像処理時に、液状
ソルダーレジスト材料31の未硬化成分が除去されるこ
とにより形成される。ちなみに、図1(d)は、図3に
示すプリント基板101のA−A断面図である。
【0035】図1(d)に示すように、プリント基板1
01の表面にソルダーレジスト膜32を形成したら、プ
リント基板101の裏面にも、図1(b)〜(d)に示
したのと同様の工程により、ソルダーレジスト膜32を
形成し、図1(e)に示すような基板両面の導体パター
ン21のランド部21aに半田付け可能なプリント基板
101を得る。
【0036】なお、上述の製造工程において、図1
(b)に示す工程が、本実施形態における光硬化性ソル
ダーレジスト材料層を配置する配置工程であり、図1
(c)に示す工程が露光工程である。
【0037】上述のプリント基板およびプリント基板の
製造方法によれば、矩形状のランド部21aを露出する
ための、ソルダーレジスト膜32の矩形状の開口部33
のコーナー部33aを曲率半径が約100μmの円弧状
に形成することができる。また、開口部33のコーナー
部33aの開口内面を、開口外側に絶縁基材23の表面
に対し約45度傾斜して形成することができる。
【0038】従って、プリント基板101が高温環境等
に曝されたときに、開口部33のコーナー部33a、特
にコーナー部33aの最下部33bに応力が集中するこ
とが防止できる。このようにして、コーナー部33aに
おけるクラックの発生を防止することができる。さらに
ソルダーレジスト膜32にクラックが発生しない場合で
も、絶縁基材23のクラック発生を誘発することが防止
できる。
【0039】なお、本例では、コーナー部33aの曲率
半径を約100μmとし、コーナー部33aにおける開
口内面の絶縁基材23の表面に対する傾斜角度を約45
度としたが、これらのいずれかのみでもクラックの発生
を防止することが可能である。また、コーナー部33a
の曲率半径は50μm以上であれば、応力の集中を抑制
してクラックの発生を防止でき、さらに、100μm以
上であればクラックの発生を確実に防止できる。
【0040】従来から、矩形状の開口部を有するソルダ
レジスト膜を形成する場合、形成精度等により、開口部
のコーナー部が曲率半径が20μm程度になることはあ
ったが、この程度の曲率半径のコーナー部では、応力集
中によるクラックの発生することがある。
【0041】また、開口内面の傾斜角度は、絶縁基材2
3の表面に対し、10〜45度であることが好ましい。
傾斜角度が45度より大きいとコーナー部33aの最下
部への応力集中が発生し易くなる。傾斜角度が10度よ
り小さいと、開口部33の周囲にソルダーレジスト膜3
2の厚さが薄い部分が大きくなり、特に隣接する開口部
との距離が小さい場合には、ソルダーレジスト膜の信頼
性が低下するという不具合が発生する。
【0042】(他の実施形態)上記一実施形態におい
て、開口部33のコーナー部33aは円弧状であった
が、円弧に近似した略円弧状であればよい。例えば、図
4に示すように、コーナー部33aの一部に直線部を含
む略円弧形状であってもよい。略円弧形状であれば、応
力の集中を防止することができる。
【0043】また、上記一実施形態において、光硬化性
の液状ソルダーレジスト材料をパターン露光した後現像
処理することにより、開口部33のコーナー部33aを
円弧状としたが、液状ソルダーレジスト材料を開口部の
コーナー部が円弧状となるようにパターン印刷した後、
これを固化するものであってもよい。
【0044】例えば、光硬化性の液状ソルダーレジスト
材料をパターン印刷した後、これを露光し固化するもの
であってもよいし、熱硬化性の液状ソルダーレジスト材
料をパターン印刷した後、これを加熱し固化するもので
あってもよいし、有機溶剤に溶解した熱可塑性の液状ソ
ルダーレジスト材料をパターン印刷した後、これを乾燥
し固化するものであってもよい。いずれの場合であって
も、印刷時に開口部のコーナー部を曲率半径50μm以
上の円弧状にパターン印刷すればよい。
【0045】また、上記一実施形態において、光硬化性
のソルダーレジスト材料をパターン露光した後現像処理
することにより、開口部33のコーナー部33aを円弧
状としたが、ソルダーレジストフィルムにコーナー部が
曲率半径50μm以上の円弧状となるように矩形状の開
口部を形成した後、これをプリント基板の導体パターン
形成面に貼着するものであってもよい。
【0046】ここで用いるソルダーレジストフィルム
は、例えば、Bステージ状態の光硬化性もしくは熱硬化
性樹脂フィルムであってもよいし、熱可塑性樹脂フィル
ムであってもよい。打ち抜き加工もしくはレーザ加工等
により開口部を形成し、ラミネート法もしくは加熱プレ
ス法等により貼着し、ソルダーレジストフィルムがBス
テージ状態の光硬化性もしくは熱硬化性樹脂フィルムで
ある場合には、貼着後露光もしくは加熱により硬化を促
進すればよい。
【0047】また、上記一実施形態において、光硬化性
の液状ソルダーレジスト材料31に露光するときに、透
過性傾斜部44を備えるマスクフィルム41を介して露
光することにより傾斜面34を形成したが、開口部33
を設けたソルダーレジスト膜32を形成した後、バフ研
磨法や砥粒入りの懸濁液によるスクラブ研磨法等によ
り、開口部33の周辺を研磨し、コーナー部33aを含
む開口部33の上端角部を除去して、傾斜面34を形成
するものであってもよい。
【0048】なお、この方法であれば、ソルダーレジス
ト膜32の材質が光硬化性樹脂でなく熱硬化性樹脂や熱
可塑性樹脂であってもよいし、ソルダーレジスト膜32
の形成方法も液状樹脂を固化するものであったりソルダ
ーレジストフィルムを貼着するものであってもよい。
【0049】また、上記一実施形態において、導体パタ
ーンは銅箔により形成したが、銅箔以外の金属箔や導電
物質により形成されるものであってもよい。
【0050】また、上記一実施形態において、絶縁基材
23はエポキシ樹脂であったが、これに限定されるもの
ではなく、例えば、エポキシ樹脂にガラスクロス等が含
まれるものであってもよいし、他の熱硬化性樹脂もしく
は熱可塑性樹脂であってもかまわない。
【0051】また、上記一実施形態において、マスクフ
ィルム41の透過性傾斜部44は遮光性ドット43のド
ットサイズおよびドット数を変化させて形成していた
が、いずれかのみを変化させるものであってもよい。例
えば、同一サイズの遮光性ドットを遮光部42から離れ
るほど少なく配置することによって透過性傾斜部を形成
してもよい。また、ドットの形状についても本発明の目
的を満たすものであれば、特に限定するものではない。
【0052】また、上記一実施形態において、プリント
基板100、101は4層基板であったが、本発明は、
片面プリント基板、両面プリント基板、4層以外の多層
基板にも適用できることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるプリント基板の製
造工程を示す工程別断面図である。
【図2】本発明の一実施形態におけるマスクフィルム4
1の要部を示す平面図である。
【図3】本発明の一実施形態におけるプリント基板10
1の要部を示す平面図である。
【図4】本発明の他の実施形態におけるプリント基板1
01の要部を示す平面図である。
【図5】従来のプリント基板の、(a)は要部を示す平
面図、(b)は断面図である。
【符号の説明】
21 導体パターン 23 絶縁基材 31 液状ソルダーレジスト材料(光硬化性ソルダーレ
ジスト材料層) 32 ソルダーレジスト膜 33 開口部 33a コーナー部 34 傾斜面(開口内面) 41 マスクフィルム 42 遮光部 42a コーナー部 43 遮光性ドット 44 透過性傾斜部 100、101 プリント基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 秋田 直幸 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 5E314 CC02 CC03 CC07 CC15 DD06 DD07 DD10 FF05 FF19 GG11

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に導体パターン(21)が形成され
    た絶縁基材(23)と、 この絶縁基材(23)の前記導体パターン(21)が形
    成された面に形成されるとともに、前記導体パターン
    (21)を露出する矩形状の開口部(33)を有するソ
    ルダーレジスト膜(32)とを備えるプリント基板にお
    いて、 前記開口部(33)のコーナー部(33a)は、曲率半
    径が50μm以上の略円弧状であることを特徴とするプ
    リント基板。
  2. 【請求項2】 表面に導体パターン(21)が形成され
    た絶縁基材(23)と、 この絶縁基材(23)の前記導体パターン(21)が形
    成された面に形成されるとともに、前記導体パターン
    (21)を露出する矩形状の開口部(33)を有するソ
    ルダーレジスト膜(32)とを備えるプリント基板にお
    いて、 前記開口部(33)のコーナー部(33a)の開口内面
    (34)は、開口外側に傾斜していることを特徴とする
    プリント基板。
  3. 【請求項3】 前記コーナー部(33a)の前記開口内
    面(34)の傾斜角度は、前記絶縁基材(23)の表面
    に対し10〜45度であることを特徴とする請求項2に
    記載のプリント基板。
  4. 【請求項4】 絶縁基材(23)の導体パターン(2
    1)形成面に、光硬化性ソルダーレジスト材料層(3
    1)を配置する配置工程と、 前記光硬化性ソルダーレジスト材料層(31)の、前記
    導体パターン(21)を露出する矩形状の開口部(3
    3)となるべき部位に対応した矩形状の遮光部(42)
    を有するマスクフィルム(41)を介して、前記光硬化
    性ソルダーレジスト材料層(31)に露光する露光工程
    とを備えるプリント基板の製造方法において、 前記遮光部(42)のコーナー部(42a)は、曲率半
    径が50μm以上の略円弧状であることを特徴とするプ
    リント基板の製造方法。
  5. 【請求項5】 絶縁基材(23)の導体パターン(2
    1)形成面に、液状ソルダーレジスト材料を、前記導体
    パターンを露出する矩形状の開口部を有するパターン状
    に印刷する印刷工程と、 印刷した前記液状ソルダーレジスト材料を固化する固化
    工程とを備えるプリント基板の製造方法において、 前記開口部のコーナー部は、曲率半径が50μm以上の
    略円弧状であることを特徴とするプリント基板の製造方
    法。
  6. 【請求項6】 絶縁基材(23)の導体パターン(2
    1)形成面に、前記導体パターン(21)を露出する矩
    形状の開口部を有するソルダーレジストフィルムを貼着
    する貼着工程を備えるプリント基板の製造方法におい
    て、 前記開口部のコーナー部は、曲率半径が50μm以上の
    略円弧状であることを特徴とするプリント基板の製造方
    法。
  7. 【請求項7】 絶縁基材(23)の導体パターン(2
    1)形成面に、光硬化性ソルダーレジスト材料層(3
    1)を配置する配置工程と、 前記光硬化性ソルダーレジスト材料層(31)の、前記
    導体パターン(21)を露出する矩形状の開口部(3
    3)となるべき部位に対応した矩形状の遮光部(42)
    を有するマスクフィルム(41)を介して、前記光硬化
    性ソルダーレジスト材料層(31)に露光する露光工程
    とを備えるプリント基板の製造方法において、 前記マスクフィルム(41)は、前記遮光部(42)の
    コーナー部(42a)の外側に、遮光部(42)より離
    れるほど光透過性が上昇する透過性傾斜部(44)を備
    え、 この透過性傾斜部(44)を介して前記光硬化性ソルダ
    ーレジスト材料層(31)に露光した後、現像すること
    により、前記光硬化性ソルダーレジスト材料層(31)
    の、前記開口部(33)のコーナー部(33a)の開口
    内面(34)を、開口外側に傾斜するように形成するこ
    とを特徴とするプリント基板の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記透過性傾斜部(44)は、遮光性ド
    ット(43)の形成密度を変化させることにより形成さ
    れていることを特徴とする請求項7に記載のプリント基
    板の製造方法。
  9. 【請求項9】 絶縁基材(23)の導体パターン(2
    1)形成面に、前記導体パターン(21)を露出する矩
    形状の開口部を有するソルダーレジスト膜を形成する形
    成工程と、 前記ソルダーレジスト膜の、前記開口部のコーナー部上
    端角部を除去する除去工程とを備え、 前記開口部のコーナー部の開口内面を、開口外側に傾斜
    するように形成することを特徴とするプリント基板の製
    造方法。
JP2001148406A 2001-05-17 2001-05-17 プリント基板およびその製造方法 Pending JP2002344122A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001148406A JP2002344122A (ja) 2001-05-17 2001-05-17 プリント基板およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001148406A JP2002344122A (ja) 2001-05-17 2001-05-17 プリント基板およびその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002344122A true JP2002344122A (ja) 2002-11-29

Family

ID=18993730

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001148406A Pending JP2002344122A (ja) 2001-05-17 2001-05-17 プリント基板およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002344122A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004207370A (ja) * 2002-12-24 2004-07-22 Cmk Corp プリント配線板の製造方法
JP2005072187A (ja) * 2003-08-22 2005-03-17 Denso Corp 多層回路基板およびその製造方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63127171U (ja) * 1987-02-10 1988-08-19
JPH05275837A (ja) * 1992-03-28 1993-10-22 Sony Corp プリント基板の製造方法
JPH06164085A (ja) * 1992-11-27 1994-06-10 Nitto Denko Corp 複合フレキシブル基板
JPH08166666A (ja) * 1994-12-14 1996-06-25 Oki Electric Ind Co Ltd レジストパターン形成用のマスク、レジストパターンの形成方法およびレンズの製造方法
JPH11191670A (ja) * 1997-12-25 1999-07-13 Victor Co Of Japan Ltd プリント配線基板及びその製造方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63127171U (ja) * 1987-02-10 1988-08-19
JPH05275837A (ja) * 1992-03-28 1993-10-22 Sony Corp プリント基板の製造方法
JPH06164085A (ja) * 1992-11-27 1994-06-10 Nitto Denko Corp 複合フレキシブル基板
JPH08166666A (ja) * 1994-12-14 1996-06-25 Oki Electric Ind Co Ltd レジストパターン形成用のマスク、レジストパターンの形成方法およびレンズの製造方法
JPH11191670A (ja) * 1997-12-25 1999-07-13 Victor Co Of Japan Ltd プリント配線基板及びその製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004207370A (ja) * 2002-12-24 2004-07-22 Cmk Corp プリント配線板の製造方法
JP2005072187A (ja) * 2003-08-22 2005-03-17 Denso Corp 多層回路基板およびその製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3384775B2 (ja) プリント回路カード、及び、その製造方法
JP2000298217A (ja) 光・電気配線基板及び製造方法並びに実装基板
JP2005142254A (ja) 配線基板及びその製造方法
JP2006332652A (ja) 感光性はんだマスクの使用方法および回路構造体
JP3031042B2 (ja) 表面実装用プリント配線板
JP2002344122A (ja) プリント基板およびその製造方法
JPH0537140A (ja) プリント配線板の製造方法
JP4441980B2 (ja) 光・電気配線基板及びその製造方法並びに光配線フィルムの製造方法並びに実装基板
CN219204823U (zh) 一种电路板阻焊绝缘层加工结构
JP4892835B2 (ja) フォトマスク及びそれを用いた配線基板の製造方法
JP2912114B2 (ja) 印刷配線板の製造方法
KR20090122762A (ko) 연성인쇄회로기판 및 그 제조방법
KR101519545B1 (ko) 차량 블랙박스용 회로기판의 제조방법
JP2002344121A (ja) プリント配線基板
JP4742771B2 (ja) 光電複合基板の製造方法
JP3348713B2 (ja) 光ファイバ実装用プリント配線板の製造方法
JP2000200960A (ja) ソルダ―レジストおよびその形成方法
JPH04186894A (ja) 印刷配線板の製造方法
JP2003014946A (ja) 光・電子プリント配線板及びその製造方法
JP2025054993A (ja) プリント配線板の製造方法
JP2008227045A (ja) 転写用導体の製造方法および電鋳母型
JP3533682B2 (ja) プリント配線板の製造方法
JP2645516B2 (ja) アイマークを備えたプリント配線板及びその製造方法
JP2000181074A (ja) 感光層の露光方法
JP2630097B2 (ja) 多層印刷配線板の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20080327

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20080509

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20100817

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Effective date: 20101214

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02