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JP2002333088A - 結合器具 - Google Patents

結合器具

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JP2002333088A
JP2002333088A JP2001137594A JP2001137594A JP2002333088A JP 2002333088 A JP2002333088 A JP 2002333088A JP 2001137594 A JP2001137594 A JP 2001137594A JP 2001137594 A JP2001137594 A JP 2001137594A JP 2002333088 A JP2002333088 A JP 2002333088A
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coupling device
fitting
pair
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main body
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JP2001137594A
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Hiroshi Nakamura
浩士 中村
Akira Horimoto
章 堀本
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Sakura Rubber Co Ltd
Original Assignee
Sakura Rubber Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】雌雄の区別なく結合でき、また着脱が容易で構
造の簡単な結合器具を提供することにある。 【解決手段】同一構造の一対の平板型結合器具であっ
て、結合器具は、板状体1からなる一対の結合器具本体2
a,2bと、この結合器具本体の前端面に横方向に等間
隔に配置され、前方に突出する複数の嵌合凸部11と、
これら嵌合凸部の相互間に設けられた嵌合凹部12とを
備え、各嵌合凸部の一側には嵌合凹部内に突出する係止
部13を有し、他側には嵌合凹部内に突出する弾性変形
可能な押圧部14を有し、一対の結合器具本体の嵌合凸
部と嵌合凹部とを互いに相手側の結合器具本体の嵌合凹
部と嵌合凸部に嵌合したとき、前記押圧部相互が弾性的
に接合し、その反発力によって前記係止部相互が係止し
て一対の結合器具本体が結合されることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば消防ホー
ス、液体輸送ホース等のホース類を相互に接続、または
ホースとポンプその他の機器とを接続するための結合器
具に関する。さらに本発明を特定すれば、本発明は雌雄
の区別のない一対の同一の構造の結合器具本体から構成
された結合器具に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ホース類、例えば消防ホースの
結合金具には差し込み形のものがあり、このような差し
込み形の結合金具は一対の結合金具本体が互いに軸方向
に嵌合して係止結合される構造のものである。このよう
な差し込み形の結合金具は、例えば日本工業規格 JI
S B 9911 に規定されているものあり、このよ
うな結合金具は「町野式金具」と称されて汎用されてい
る。
【0003】このような差し込み形の結合金具は、簡単
な装置で結合および結合解除ができ、操作の迅速性と確
実性を要求される消防ホースの結合金具としては好まし
い特性を有している。
【0004】しかし、従来の差し込み形の結合金具は、
結合される一対の結合金具本体に雌雄の区別があり、一
方が雄金具、他方が雌金具として構成されており、雄金
具同士、雌金具同士は結合できない。このため、例えば
消火作業の際に、複数の消防ホースを延ばして互いに結
合する際に、誤って雄金具同志、または雌金具同志が対
応するように消防ホースを延ばしてしまう可能性があ
り、消火作業の迅速性、確実性の点からこのような可能
性を排除することが好ましい。また、従来の結合金具
は、構造の相違する雄金具と雌金具の2種類の金具を製
造しなければならず、製造コストが高くなる不具合があ
った。
【0005】そこで、本出願人は、前述のような差し込
み形の結合金具の問題を解消した、雌雄の区別のない一
対の同一の構造の結合金具本体から構成された結合金具
を開発し、例えば特許第3107507号として登録さ
れている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特許第
3107507号は、例えばアルミニウム等の無垢の金
属材料を4軸のマシニングセンター等の切削加工によっ
て形成されている。従って、強度的には優れているもの
の、重量があるとともに、材料費、加工費が嵩むという
事情がある。
【0007】本発明は、前記事情に着目してなされたも
ので、その目的とするところは、雌雄の区別がなく、同
一構造の一対の結合器具本体から構成され、雌雄の区別
なく任意に結合することができ、また結合、結合解除の
操作が簡単であるとともに、軽量で取り扱いが容易であ
るとともに、材料費、加工費を大幅に削減することがで
きる結合器具を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、請求項1は、同一構造の一対の平板型結合
器具であって、前記結合器具は、板状体からなる一対の結
合器具本体と、この結合器具本体の前端面に横方向に配
置され、前方に突出する複数の嵌合凸部と、これら嵌合
凸部の相互間に設けられた嵌合凹部とを備え、前記一対
の結合器具本体の嵌合凸部と嵌合凹部は互いに相手側の
結合器具本体の嵌合凹部と嵌合凸部に嵌合可能であり、
前記各嵌合凸部の一側には嵌合凹部内に突出する係止部
を有し、他側には嵌合凹部内に突出する押圧部を有し、前
記一対の結合器具本体の嵌合凸部と嵌合凹部とを互いに
相手側の結合器具本体の嵌合凹部と嵌合凸部に嵌合した
とき、前記押圧部相互が接合し、その反発力によって前
記係止部相互が係止して一対の結合器具本体が結合され
ることを特徴とする。
【0009】請求項2は、同一構造の一対の円筒型結合
器具であって、前記結合器具は、板状体によって形成され
た円筒状の一対の結合器具本体と、この結合器具本体の
前端面に周方向に配置され、軸方向に突出する複数の嵌
合凸部と、これら嵌合凸部の相互間に設けられた嵌合凹
部とを備え、前記一対の結合器具本体の嵌合凸部と嵌合
凹部は互いに相手側の結合器具本体の嵌合凹部と嵌合凸
部に嵌合可能であり、前記各嵌合凸部の一側には前記結
合器具本体の周方向に沿って、かつ嵌合凹部内に突出す
る係止部を有し、他側には前記結合器具本体の周方向に
沿って、かつ嵌合凹部内に突出する弾性変形可能な押圧
部を有し、前記一対の結合器具本体の嵌合凸部と嵌合凹
部とを互いに相手側の結合器具本体の嵌合凹部と嵌合凸
部に嵌合したとき、前記押圧部相互が弾性的に接合し、
その反発力によって前記係止部相互が係止して一対の結
合器具本体が結合されることを特徴とする。
【0010】請求項3は、同一構造の一対の円筒型結合
器具であって、前記結合器具は、ホース等の管状体の端部
に結合される円筒体と、この円筒体の外周に設けられ板
状体によって形成された円筒状の一対の結合器具本体
と、この結合器具本体の前端面に周方向に配置され、軸
方向に突出する複数の嵌合凸部と、これら嵌合凸部の相
互間に設けられた嵌合凹部とを備え、前記一対の結合器
具本体の嵌合凸部と嵌合凹部は互いに相手側の結合器具
本体の嵌合凹部と嵌合凸部に嵌合可能であり、前記各嵌
合凸部の一側には前記結合器具本体の周方向に沿って、
かつ嵌合凹部内に突出する係止部を有し、他側には前記
結合器具本体の周方向に沿って、かつ嵌合凹部内に突出
する弾性変形可能な押圧部を有し、前記一対の結合器具
本体の嵌合凸部と嵌合凹部とを互いに相手側の結合器具
本体の嵌合凹部と嵌合凸部に嵌合したとき、前記押圧部
相互が弾性的に接合し、その反発力によって前記係止部
相互が係止して一対の結合器具本体が結合されて前記円
筒体相互が端面相互で突合わせ結合されることを特徴と
する。
【0011】請求項4は、請求項1記載の前記結合器具
本体は、該本体から前方に直線状に突出する帯状体の基
端部を折曲して前記係止部を形成し、中途部を円弧状に
湾曲して前記押圧部を形成するとともに、先端部は結合
器具本体の基端部に固定されていることを特徴とする。
【0012】請求項5は、請求項2または3記載の前記
結合器具本体は、該本体から前方に円弧状に突出する帯
状体の基端部を折曲して前記係止部を形成し、中途部を
前記結合器具本体の周方向に沿って円弧状に湾曲して前
記押圧部を形成するとともに、先端部は結合器具本体の
基端部に固定されていることを特徴とする。
【0013】請求項6は、請求項1〜3のいずれかに記
載の前記結合器具本体は、薄板金属板を打抜き、曲げ加
工によって形成されていることを特徴とする。
【0014】請求項7は、請求項1〜3のいずれかに記
載の前記結合器具本体は、合成樹脂材料によって一体に
成形されていることを特徴とする。
【0015】このような結合器具は、一対の結合器具本
体が同一の構造であり、雌雄の区別なく任意に結合する
ことができる。また、前記嵌合凸部と嵌合凹部とを互い
に軸方向に嵌合することにより、これらが互いに係止さ
れてこの一対の結合器具本体が結合されるので、操作が
容易である。また、これら一対の結合器具本体は同一の
構造のものでかつ構造が簡単であり、信頼性が高いとと
もに製造コストも低減することができる。
【0016】また、前記結合器具本体を、薄板金属板を
打抜き、曲げ加工によって形成することにより、軽量で
あるとともに、材料費が大幅に削減できる。また、結合
器具本体を合成樹脂材料によって一体に成形することに
より、軽量であるとともに、大量生産に適し、大幅なコ
ストダウンを図ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施の形態を図
面に基づいて説明する。
【0018】図1〜図3は第1の実施形態を示し、図1
は平板型結合器具の展開図、図2は結合状態の平面図、
図3は組立て状態の斜視図である。
【0019】図1に基づいて展開状態を説明すると、1
は材料としての板状体、例えば矩形状のばね鋼等の薄板
金属板であり、1aは一方の結合器具本体2aを形成す
る平板であり、1bは他方の結合器具本体2bを形成す
る平板である。両平板1a,1bは同一形状であるた
め、その一方について説明すると、長方形状の基板部3
を有しており、説明の便宜上、長辺部4の一側縁を前端
4a、反対側縁を後端4bとし、両端縁を短辺部4cと
する。そして、長辺部4の前端4aには横方向に等間隔
に4個の成形部5が設けられている。なお、斜線の部分
は打抜き開口部である。また、山折り線は破線、谷折り
線は点線、切断線は実線でそれぞれ図示している。
【0020】4個の成形部5は、同一形状であり、長辺
部4の前端4aには山折り線6aを介して正方形の第1
のフラップ6が設けられ、この第1のフラップ6の横幅
方向の中間部にはスリット6bが設けられている。第1
のフラップ6の左隣には長辺部4の前端4aから前方に
突出する帯状片7が設けられている。
【0021】帯状片7の基端部には前端4aと同一位置
に第1の切込み線7aが設けられている。さらに、帯状
片7の基端部には長手方向と直交する方向に山折り線7
bと谷折り線7cが平行に設けられている。
【0022】帯状片7の左隣には前端4aから前方に突
出する突出片8が設けられ、この突出片8は帯状片7と
隣接する側に垂直線8aを有し、反対側に傾斜線8bを
有している。さらに、突出片8の先端部には谷折り線8
cを介して長方形状の第2のフラップ8dが連設されて
いる。第2のフラップ8dには谷折り線8gが設けられ
ている。また、突出片8の基端部は垂直線8a上の谷折
り線8eを介して帯状片7と連設されている。この谷折
り線8eの延長線上には第2の切込み線8fが設けら
れ、この第2の切込み線8fによって突出片8及び第2
のフラップ8dが隣接する帯状片7と切り離されてい
る。
【0023】このように形成された成形部5の外郭及び
切込み線は打抜き加工、折り線の曲げは板金加工によっ
て製作することができ、その後、結合部をスポット溶接
することによって組み立てることができる。
【0024】次に、組立て方法について説明する。
【0025】各成形部5の第1のフラップ6を山折り
線6aに沿って基板部3に対して直角に折曲する。
【0026】帯状片7の基端部を谷折り線8eに沿っ
て突出片8に対して直角に折曲すると、突出片8が帯状
片7の基端部によって補強され、曲げ剛性が高まる。
【0027】第2のフラップ8dを谷折り線8cに沿
って突出片8に対して直角に折曲する。
【0028】帯状片7の基端部の山折り線7bと谷折
り線7cをそれぞれ略直角に折曲する。
【0029】帯状片7の中途部を突出片8方向に円弧
状に湾曲して第2のフラップ8dに接合するとともに、
その先端部を第1のフラップ6の切込み線6bに差し込
む。
【0030】帯状片7の中途部と第2のフラップ8d
との接合部をスポット溶接するとともに、帯状片7の先
端部と第1のフラップ6との接合部をスポット溶接する
と完成する。
【0031】図2は組み立てられた一対の結合器具本体
2aと2bとを結合した状態を示し、基板部3には突出
片8によって4個の嵌合凸部11が形成され、これら嵌
合凸部11の相互間に嵌合凹部12が形成される。ま
た、帯状片7によって嵌合凹部12内に嘴状に突出する
係止部13が形成されるとともに、嵌合凹部12内に円
弧状に突出する押圧部14が形成される。
【0032】前述のように構成された同一構造の結合器
具本体2a,2bは、1枚の薄板金属板によって形成さ
れ、帯状片7を折曲して係止部13が形成され、また円
弧状に湾曲されて押圧部14が形成されるため、係止部
13及び押圧部14は弾性変形可能である。従って、一
対の結合器具本体2a,2bの嵌合凸部11と嵌合凹部
12は互いに相手側の結合器具本体2a,2bの嵌合凹
部12と嵌合凸部11に嵌合可能である。
【0033】そして、一対の結合器具本体2a,2bの
嵌合凸部11と嵌合凹部12とを互いに相手側の結合器
具本体2a,2bの嵌合凹部12と嵌合凸部11に嵌合
したとき、押圧部14相互が弾性的に接合し、その反発
力によって係止部13相互が弾性的に係止して一対の結
合器具本体2a,2bが結合される。また、結合を解除
する場合には、押圧部14をその付勢力に抗して圧縮す
る方向に一対の結合器具本体2a,2bを横方向に移動
させることにより、係止部13相互の係止が解除され、
結合器具本体2aと2bとを分離することができる。従
って、一対の結合器具本体2a,2bの結合・分離がワ
ッタッチで行えるという効果がある。
【0034】従って、図3に示すように、結合器具本体
2a,2b(一方のみ図示)の基板部3に例えば複数本
の配管15を取付金具16によって固定し、結合器具本
体2a,2bを図2に示すように結合することにより、
複数本の配管15を同時に着脱することができる。ま
た、配管15に限らず、電線等のコネクタの着脱にも利
用できる。
【0035】なお、前記第1の実施形態においては、結
合器具本体2a,2bに4個の係合凸部11と係合凹部
12を設けたが、2個以上であればよい。
【0036】図4及び図5は第2の実施形態を示し、図
4は円筒型結合器具の展開図、図5は組立て状態の斜視
図である。
【0037】図4に基づいて展開状態を説明すると、2
1は材料としての板状体、例えば矩形状のばね鋼等の薄
板金属板であり、21aは一方の結合器具本体22aを
形成する平板であり、21bは他方の結合器具本体22
bを形成する平板である。両平板21a,21bは同一
形状であるため、その一方について説明すると、長方形
状の基板部23を有しており、説明の便宜上、長辺部2
4の一側縁を前端24a、左側縁を後端24bとし、両
端縁を短辺部24cとする。そして、長辺部24の前端
24aには横方向に等間隔に3個の成形部25が設けら
れている。
【0038】3個の成形部25は、同一形状であり、長
辺部24の前端24aから前方に向かって、かつ右側に
湾曲する帯状片27が設けられている。帯状片27の基
端部には前端24aと同一位置に第1の切込み線27a
が設けられている。さらに、帯状片27の基端部から湾
曲部27dにかかる途中には長手方向と直交する方向に
山折り線27bが設けられ、この山折り線27bと離間
して谷折り線27cが設けられている。この谷折り線2
7cは湾曲部27dの曲率中心方向に向かって傾斜して
設けられている。
【0039】帯状片27の左隣には前端24aから前方
に突出する突出片28が設けられ、この突出片28は帯
状片27と隣接する側に垂直線28aを有し、反対側に
傾斜線28bを有している。さらに、突出片28の先端
部には谷折り線28cを介して長方形状の第1のフラッ
プ28dが連設されている。第1のフラップ28dには
谷折り線28gが設けられている。また、突出片28の
基端部は垂直線28a上の谷折り線28eを介して帯状
片27と連設されている。この谷折り線28eの延長線
上には第2の切込み線28fが設けられ、この第2の切
込み線28fによって突出片28及び第1のフラップ2
8dが隣接する帯状片27と切り離されている。
【0040】さらに、突出片28の左隣には長辺部4の
前端4aに沿う山折り線26aを介して正方形の第2の
フラップ26が設けられ、この第2のフラップ26の横
幅方向の中間部には帯状片27の先端部が差し込まれる
スリット26bが設けられている。
【0041】このように形成された成形部25の外郭及
び切込み線は打抜き加工、折り線の曲げは板金加工によ
って製作することができ、その後、結合部をスポット溶
接することによって組み立てることができる。
【0042】次に、組立て方法について説明する。
【0043】各成形部25の第2のフラップ26を山
折り線26aに沿って基板部23に対して直角に折曲す
る。
【0044】帯状片27の基端部を谷折り線28eに
沿って突出片28に対して直角に折曲すると、突出片2
8が帯状片27の基端部によって補強され、曲げ剛性が
高まる。
【0045】第1のフラップ28dを谷折り線28c
に沿って突出片28に対して直角に折曲する。
【0046】帯状片27の基端部の山折り線27bと
谷折り線27cをそれぞれ略直角に折曲する。
【0047】基板部23を円筒状に丸め、最も右側の
第2のフラップ26を最も左側の突出片28と隣接させ
た状態で、両端部23cを接合し、この接合部をスポッ
ト溶接する。
【0048】帯状片27の中途部を基板部23の周方
向に沿わせ、突出片28方向に円弧状に湾曲して第1の
フラップ28dに接合するとともに、その先端部を第2
のフラップ26の切込み線26bに差し込む。
【0049】帯状片27の中途部と第1のフラップ2
8dとの接合部をスポット溶接するとともに、帯状片2
7の先端部と第2のフラップ26との接合部をスポット
溶接すると完成する。
【0050】図5は組み立てられた一方の結合器具本体
22aを示し、基板部23には突出片28によって3個
の嵌合凸部31が形成され、これら嵌合凸部31の相互
間に嵌合凹部32が形成される。また、帯状片27によ
って嵌合凹部32内に嘴状に突出する係止部33が形成
されるとともに、嵌合凹部32内に円弧状に突出する押
圧部34が形成される。
【0051】前述のように構成された同一構造の結合器
具本体22a,22bは、1枚の薄板金属板によって形
成され、帯状片27を折曲して係止部33が形成され、
また円弧状に湾曲されて押圧部34が形成されるため、
係止部33及び押圧部34は弾性変形可能である。従っ
て、一対の結合器具本体22a,22bの嵌合凸部31
と嵌合凹部32は互いに相手側の結合器具本体22a,
22bの嵌合凹部32と嵌合凸部31に嵌合可能であ
る。
【0052】そして、一対の結合器具本体22a,22
bの嵌合凸部31と嵌合凹部32とを互いに相手側の結
合器具本体22a,22bの嵌合凹部32と嵌合凸部3
1に嵌合したとき、押圧部34相互が弾性的に接合し、
その反発力によって係止部33相互が弾性的に係止して
一対の結合器具本体22a,22bが結合される。ま
た、結合を解除する場合には、押圧部34をその付勢力
に抗して圧縮する方向に一対の結合器具本体22a,2
2bを周方向に回すことにより、係止部33相互の係止
が解除され、結合器具本体22aと22bとを分離する
ことができる。従って、一対の結合器具本体22a,2
2bの結合・分離がワッタッチで行えるという効果があ
る。
【0053】従って、図5に示すように、結合器具本体
22a,22b(一方のみ図示)の円筒部35に2点鎖
線で示すように、円筒体36を嵌合し、結合器具本体2
2a,22bを結合することにより、円筒体35相互を
同時に着脱することができる。また、円筒体36の端面
にシール材を設けることにより、円筒体36相互を水密
にシールすることができ、消防ホースや配管の接続にも
利用できる。
【0054】なお、前記第2の実施形態においては、結
合器具本体22a,22bに3個の係合凸部31と係合
凹部32を設けたが、2個以上であればよい。
【0055】また、第2の実施形態においては、基板部
23に第2のフラップ26を設け、帯状体27の先端部
をスリット26bに差し込んで固定したが、図6に示す
ように、帯状体27の先端部に折り目線37aを介して
接続片37を設け、接続片37を円筒部35の内面に接
合固定してもよい。このように構成することにより、円
筒部35の内部に第2のフラップ26が突出することは
なく、円筒部35の内部構造を簡略化できる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の結合器具
は、雌雄の区別がないので任意に結合でき、結合作業が
容易であるとともに、軽量で取り扱いが容易であるとと
もに、材料費、加工費が大幅に削減することができる。
従って、配管相互、電気コネクタ相互の結合器具として
利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示し、平板型結合器
具の展開図。
【図2】同実施形態の結合状態の平面図。
【図3】同実施形態の組立て状態の斜視図。
【図4】本発明の第2の実施形態を示し、円筒型結合器
具の展開図。
【図5】同実施形態の組立て状態の斜視図。
【図6】同実施形態の変形例を示す展開図。
【符号の説明】
1…板状体 2a,2b…結合器具本体 11…嵌合凸部 12…嵌合凹部 13…係止部 14…押圧部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3J106 AB01 AB06 BB01 BC04 BD01 BE18 BE19 BE29 BE33 CA03 EA03 EB12 EC01 EC06 ED01 ED41 EE02 EF03 EF04 EF05

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一構造の一対の平板型結合器具であっ
    て、前記結合器具は、板状体からなる一対の結合器具本体
    と、この結合器具本体の前端面に横方向に配置され、前
    方に突出する複数の嵌合凸部と、これら嵌合凸部の相互
    間に設けられた嵌合凹部とを備え、前記一対の結合器具
    本体の嵌合凸部と嵌合凹部は互いに相手側の結合器具本
    体の嵌合凹部と嵌合凸部に嵌合可能であり、前記各嵌合
    凸部の一側には嵌合凹部内に突出する係止部を有し、他
    側には嵌合凹部内に突出する弾性変形可能な押圧部を有
    し、前記一対の結合器具本体の嵌合凸部と嵌合凹部とを
    互いに相手側の結合器具本体の嵌合凹部と嵌合凸部に嵌
    合したとき、前記押圧部相互が弾性的に接合し、その反
    発力によって前記係止部相互が係止して一対の結合器具
    本体が結合されることを特徴とする結合器具。
  2. 【請求項2】 同一構造の一対の円筒型結合器具であっ
    て、前記結合器具は、板状体によって形成された円筒状の
    一対の結合器具本体と、この結合器具本体の前端面に周
    方向に配置され、軸方向に突出する複数の嵌合凸部と、
    これら嵌合凸部の相互間に設けられた嵌合凹部とを備
    え、前記一対の結合器具本体の嵌合凸部と嵌合凹部は互
    いに相手側の結合器具本体の嵌合凹部と嵌合凸部に嵌合
    可能であり、前記各嵌合凸部の一側には前記結合器具本
    体の周方向に沿って、かつ嵌合凹部内に突出する係止部
    を有し、他側には前記結合器具本体の周方向に沿って、
    かつ嵌合凹部内に突出する弾性変形可能な押圧部を有
    し、前記一対の結合器具本体の嵌合凸部と嵌合凹部とを
    互いに相手側の結合器具本体の嵌合凹部と嵌合凸部に嵌
    合したとき、前記押圧部相互が弾性的に接合し、その反
    発力によって前記係止部相互が係止して一対の結合器具
    本体が結合されることを特徴とする結合器具。
  3. 【請求項3】 同一構造の一対の円筒型結合器具であっ
    て、前記結合器具は、ホース等の管状体の端部に結合され
    る円筒体と、この円筒体の外周に設けられ板状体によっ
    て形成された円筒状の一対の結合器具本体と、この結合
    器具本体の前端面に周方向に配置され、軸方向に突出す
    る複数の嵌合凸部と、これら嵌合凸部の相互間に設けら
    れた嵌合凹部とを備え、前記一対の結合器具本体の嵌合
    凸部と嵌合凹部は互いに相手側の結合器具本体の嵌合凹
    部と嵌合凸部に嵌合可能であり、前記各嵌合凸部の一側
    には前記結合器具本体の周方向に沿って、かつ嵌合凹部
    内に突出する係止部を有し、他側には前記結合器具本体
    の周方向に沿って、かつ嵌合凹部内に突出する弾性変形
    可能な押圧部を有し、前記一対の結合器具本体の嵌合凸
    部と嵌合凹部とを互いに相手側の結合器具本体の嵌合凹
    部と嵌合凸部に嵌合したとき、前記押圧部相互が弾性的
    に接合し、その反発力によって前記係止部相互が係止し
    て一対の結合器具本体が結合されて前記円筒体相互が端
    面相互で突合わせ結合されることを特徴とする結合器
    具。
  4. 【請求項4】 前記結合器具本体は、該本体から前方に
    直線状に突出する帯状体の基端部を折曲して前記係止部
    を形成し、中途部を円弧状に湾曲して前記押圧部を形成
    するとともに、先端部は結合器具本体の基端部に固定さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の結合器具。
  5. 【請求項5】 前記結合器具本体は、該本体から前方に
    円弧状に突出する帯状体の基端部を折曲して前記係止部
    を形成し、中途部を前記結合器具本体の周方向に沿って
    円弧状に湾曲して前記押圧部を形成するとともに、先端
    部は結合器具本体の基端部に固定されていることを特徴
    とする請求項2または3記載の結合器具。
  6. 【請求項6】 前記結合器具本体は、薄板金属板を打抜
    き、曲げ加工によって形成されていることを特徴とする
    請求項1〜3のいずれかに記載の結合器具。
  7. 【請求項7】 前記結合器具本体は、合成樹脂材料によ
    って一体に成形されていることを特徴とする請求項1〜
    3のいずれかに記載の結合器具。
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