JP2002323754A - カラー画像記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 所望の仕上がりのカラープルーフを所望のと
きに作成し、確認する。 【解決手段】 カラープルーフ作成に必要な複数色の画
像データを少なくとも１ライン分記憶する画像データ記
憶手段２０４と、画像データ記憶手段からカラープルー
フ作成に必要な複数色画像データを同時に読み出して該
画像データをカラー感光材料に記録する画像記録手段
と、画像データの組み合わせで再現される色に対応した
各画素記録時の光源駆動データを格納するためのルック
アップテーブル２０５と、ルックアップテーブルに格納
されるべき光源駆動データを複数種類保持するテーブル
データ保持手段１１１と、テーブル保持手段に保持され
たいずれかの光源駆動データを選択してルックアップテ
ーブルに設定するテーブルデータ設定手段１１０と、テ
ーブルデータ設定手段が選択設定するテーブルデータを
指定するテーブルデータ指定手段１０１と、を備えたこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明はカラー画像記録装置
に関し、特に、ＲＩＰ（ラスタ・イメージ・プロセッ
サ）で処理されたホスト装置からの網点画像データに基
づき、波長の異なる複数の光源によってカラー感光材料
を感光させることで、印刷版の基となる画像データのチ
ェックを行なうカラープルーフを作成するカラー画像記
録装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】カラー印刷物を作成する際には、原稿フ
ィルムの段階で色校正を行うことがあり、Ｃ（シアン）
版、Ｍ（マゼンタ）版、Ｙ（イエロー）版、及びＫ（墨
色）版に色分解された各色分解網原稿フィルムを使って
校正物（カラープルーフ）を作成し、本番の印刷版を作
成する前に、原稿フィルムのレイアウトに間違いがない
か、色間違いがないか、文字の誤りがないか等を検査
し、印刷物の仕上がりを事前に確認するようにしてい
る。

【０００３】近年、カラープルーフの作成は、ＤＤＣＰ
(direct digital color proof)方式により行うようにな
ってきた。ＤＤＣＰの１つの手法として、各色分解網原
稿の網点画像データに基づいて、銀塩カラー感光材料
に、例えばＲ，Ｇ，Ｂ等の波長の異なる複数の光の組み
合わせからなる光点を露光して、上述したＣＭＹＫの各
ドットを発色させる手法が用いられる。

【０００４】ところで、近年では、ＤＴＰ（Desk Top P
ublishing）等の普及により、スキャナから入力した画
像をコンピュータのソフトウェア上で画像編集，ページ
面付けする作業が一般化し、フルディジタルでの編集も
珍しくなくなってきている。

【０００５】このような工程では、さらなる効率化を目
指して、フィルムにページ編集済みの画像データを直接
出力するイメージセッター出力や、印刷版に直接画像記
録を行うＣＴＰ(Computer to Plate)出力、さらには印
刷機のシリンダー上に巻かれた印刷版に直接画像記録を
行うＣＴＣ(Computer to Cylinder)が行われる。

【０００６】この場合、校正確認の為だけに一端フィル
ム出力や印刷版出力を行い、印刷校正や、その他の校正
材料による校正を行うことは、フィルム、印刷版のムダ
や余計な作業が多くなる問題がある。

【０００７】その為、特に、このようなコンピュータに
よるフルディジタルの画像作成、編集を行う工程では、
ＤＤＣＰ(Direct Digital Color Proof、ないしはＤＣ
Ｐ(Digital Color Proof))と呼ばれる直接カラー画像出
力を行うシステムが求められている。

【０００８】このようなＤＤＣＰは、コンピュータ上で
加工されたディジタル画像データからイメージセッタな
どで製版用フィルム上に記録したり、ＣＴＰで直接印刷
版を作成する最終的な印刷作業を行なったり、ＣＴＣで
印刷機のシリンダー上に巻かれた印刷版に直接画像記録
を行ったりなどする前に、コンピュータ上で加工された
ディジタル画像が示す出力対象を再現するカラープルー
フを作成し、その絵柄、色調、文章文字等の確認を行な
うものである。

【０００９】また、このような印刷工程における校正の
プロセスでは、 1)作業現場内部のミスの確認、すなわち内校、 2)発注主、デザイナーへの仕上がり確認用に提出される
外校、 3)印刷機の機長に対して、最終印刷物の見本として提供
される印刷見本、の、主として３つの用途にプルーフが
作成、使用される。

【００１０】この際、内部の確認用、及び一部の外校用
途においては、納期短縮、コスト削減等のニーズから、
網点画像再現ができない校正材料、すなわち、昇華転写
方式による校正や、インクジェット、電子写真などの出
力物を主として体裁確認用の校正として使用するケース
があるが、ハイライト部の再現性や、細かいディティー
ルの確認、印刷時のモアレと呼ばれる網画像の不適切な
干渉縞の確認等の為には、やはり印刷網点を忠実に再現
するプルーフが強く望まれているのが実状である。

【００１１】このようなニーズに対し、近年ハイパワー
ヒートモードレーザーを用いて、昇華転写記録材料や、
感熱記録材料に画像露光を行い、印刷本紙に転写するタ
イプのＤＤＣＰが普及し始めている。この種の装置で
は、レーザーにオン／オフデータ（２値データ）を与え
るだけで像形成が可能である。従って、画素データで直
接光源を駆動すればよい。

【００１２】

【発明が解決しようとする課題】なお、カラー感光材料
を用いてカラープルーフを作成する場合、材料のセンシ
トメトリー特性を十分に引き出すことができれば、再現
可能な色を露光量で微調整することが可能になり、高品
質のカラープルーフを作成することができる。しかしな
がら、この手法を実現するためには、記録スピード相当
以上のスピードで二値画像データを多階調データに変換
して光源を駆動する必要がある。

【００１３】また、各分色版を重ねて印刷することによ
り最終印刷物が作成されるが、当然最終印刷物には各分
色版の網点画像が含まれる。プルーフの特性上、各色版
の重畳部分が所望の通り仕上がっているか確認すること
が望まれている。特に、墨（Ｋ）版と他の色版が重なっ
た領域（以下、この明細書では、「墨オーバープリン
ト」と呼ぶ）は、印刷物では微妙に下色が認識可能な状
態で再現され、単色の墨とは異なる見え方となるが、こ
のような効果をカラープルーフで再現するには、より高
機能な装置、材料が要求され、コストがアップ傾向とな
る。

【００１４】本発明は上記の問題点を解決するためにな
されたもので、その目的は、所望の仕上がりのカラープ
ルーフ、または、墨オーバープリントの部分を明確に識
別可能な状態のカラープルーフを所望のときに作成する
ことができ、その状態を確認することが可能なカラー画
像記録装置を実現することである。

【００１５】

【課題を解決するための手段】上述した課題は、以下に
述べるそれぞれの解決手段によって解決されるものであ
る。

【００１６】（１）請求項１記載の発明は、ホスト装置
からの網点画像データに基づき、波長の異なる複数の光
源によってカラー感光材料を感光させてカラープルーフ
を作成するカラー画像記録装置であって、カラープルー
フ作成に必要な複数色の画像データを少なくとも１ライ
ン分記憶する画像データ記憶手段と、前記画像データ記
憶手段から前記カラープルーフ作成に必要な複数色画像
データを同時に読み出して該画像データを前記カラー感
光材料に記録する画像記録手段と、前記画像データの組
み合わせで再現される色に対応した各画素記録時の光源
駆動データを格納するためのルックアップテーブルと、
前記ルックアップテーブルに格納されるべき光源駆動デ
ータを複数種類保持するテーブルデータ保持手段と、前
記テーブルデータ保持手段に保持されたいずれかの光源
駆動データを選択して前記ルックアップテーブルに設定
するテーブルデータ設定手段と、前記テーブルデータ設
定手段が選択設定するテーブルデータを指定するテーブ
ルデータ指定手段と、を備えたことを特徴とするカラー
画像記録装置である。

【００１７】この発明では、ルックアップテーブルに格
納されるべき光源駆動データを複数種類保持しておき、
いずれかの光源駆動データを選択指定してルックアップ
テーブルに設定するようにしている。たとえば、光源の
オン／オフやオン／オフのレベルを異なるようにしたテ
ーブルデータを用意しておいて、画像形成時に選択指定
することで、所望の仕上がりの画像を得ることが可能に
なる。

【００１８】（２）請求項２記載の発明は、ホスト装置
からの網点画像データに基づき、波長の異なる複数の光
源によってカラー感光材料を感光させてカラープルーフ
を作成するカラー画像記録装置であって、カラープルー
フ作成に必要な複数色の画像データを少なくとも１ライ
ン分記憶する画像データ記憶手段と、前記画像データ記
憶手段から前記カラープルーフ作成に必要な複数色画像
データを同時に読み出して該画像データを前記カラー感
光材料に記録する画像記録手段と、前記画像データの組
み合わせで再現される色に対応した各画素記録時の光源
駆動データを格納するためのルックアップテーブルと、
前記ルックアップテーブルに格納されるべき光源駆動デ
ータを複数種類保持するテーブルデータ保持手段と、前
記テーブルデータ保持手段に保持されたいずれかの光源
駆動データを選択して前記ルックアップテーブルに設定
するテーブルデータ設定手段と、前記テーブルデータ設
定手段が選択設定するテーブルデータを前記ホスト装置
からの指示を受けて指定するテーブルデータ指定手段
と、を備えたことを特徴とするカラー画像記録装置であ
る。

【００１９】この発明では、ルックアップテーブルに格
納されるべき光源駆動データを複数種類保持しておき、
ホスト装置からの指示により、いずれかの光源駆動デー
タを選択指定してルックアップテーブルに設定するよう
にしている。たとえば、光源のオン／オフやオン／オフ
のレベルを異なるようにしたテーブルデータを用意して
おいて、画像形成時に、ホスト装置からの遠隔操作で選
択指定することで、所望の仕上がりの画像を容易に得る
ことが可能になる。

【００２０】（３）請求項３記載の発明は、ホスト装置
からの網点画像データに基づき、ＫデータとＫ以外のデ
ータとが重畳する領域の効果識別処理である墨重畳効果
識別処理が実行可能であり、波長の異なる複数の光源に
よってカラー感光材料を感光させてカラープルーフを作
成するカラー画像記録装置であって、カラープルーフ作
成に必要な複数色の画像データを少なくとも１ライン分
記憶する画像データ記憶手段と、前記画像データ記憶手
段から前記カラープルーフ作成に必要な複数色画像デー
タを同時に読み出して該画像データを前記カラー感光材
料に記録する画像記録手段と、前記画像データの組み合
わせで再現される色に対応した各画素記録時の光源駆動
データを格納するためのルックアップテーブルと、前記
墨重畳効果識別処理を有効にするための有効データを前
記ルックアップテーブルに格納するか否かについてのホ
スト装置からの指示を受け、前記ルックアップテーブル
に設定すべきテーブルデータを指定するテーブルデータ
指定手段と、を備えたことを特徴とするカラー画像記録
装置である。

【００２１】この発明では、ルックアップテーブルに格
納されるべき光源駆動データを複数種類保持しておき、
ホスト装置からの指示により、いずれかの光源駆動デー
タを選択指定してルックアップテーブルに設定するよう
にしている。たとえば、光源のオン／オフやオン／オフ
のレベルを異ならせることで、ＫデータとＫ以外のデー
タとが重畳する領域の効果識別処理である墨重畳効果識
別処理を選択的に実行可能なようにしたテーブルデータ
を用意しておいて、画像形成時に、ホスト装置からの遠
隔操作で選択指定することで、所望の仕上がり（墨重畳
効果識別処理のあり／なし）の画像を容易に得ることが
可能になる。

【００２２】（４）請求項４記載の発明は、ホスト装置
からの網点画像データに基づき、ＫデータとＫ以外のデ
ータとが重畳する領域の効果識別処理である墨重畳効果
識別処理が実行可能であり、波長の異なる複数の光源に
よってカラー感光材料を感光させてカラープルーフを作
成するカラー画像記録装置であって、カラープルーフ作
成に必要な複数色の画像データを少なくとも１ライン分
記憶する画像データ記憶手段と、前記画像データ記憶手
段から前記カラープルーフ作成に必要な複数色画像デー
タを同時に読み出して該画像データを前記カラー感光材
料に記録する画像記録手段と、前記画像データの組み合
わせで再現される色に対応した各画素記録時の光源駆動
データを格納するためのルックアップテーブルと、前記
ルックアップテーブルに格納されるべき光源駆動データ
を複数種類保持するテーブルデータ保持手段と、前記墨
重畳効果識別処理を有効にするための有効データを前記
ルックアップテーブルに格納するか否かについてのホス
ト装置からの指示を受け、前記テーブルデータ保持手段
の中から、前記ルックアップテーブルに設定すべきテー
ブルデータを指定するテーブルデータ指定手段と、を備
え、前記複数種類の光源駆動データには、ＫデータとＫ
以外のデータの複合で構成される画素記録時に選択され
るルックアップテーブルデータとして有効データを格納
可能とする、ことを特徴とするカラー画像記録装置であ
る。

【００２３】この発明では、ルックアップテーブルに格
納されるべき光源駆動データを複数種類保持しておき、
ホスト装置からの指示により、いずれかの光源駆動デー
タを選択指定してルックアップテーブルに設定するよう
にしている。たとえば、光源のオン／オフやオン／オフ
のレベルを異ならせることで、ＫデータとＫ以外のデー
タとが重畳する領域の効果識別処理である墨重畳効果識
別処理を選択的に実行可能なようにしたテーブルデータ
を用意しておいて、画像形成時に所定のルックアップテ
ーブルに前記処理を有効とするテーブルデータを格納
し、所望の仕上がり（墨重畳効果識別処理のあり／な
し）の画像を容易に得ることが可能になる。

【００２４】（５）請求項５記載の発明は、テーブルデ
ータ設定手段は、前記テーブルデータ保持手段に保持さ
れたいずれかの光源駆動データを選択するための指示を
前記ホスト装置から受けて前記ルックアップテーブルに
設定する、ことを特徴とする請求項４記載のカラー画像
記録装置である。

【００２５】この発明では、ルックアップテーブルに格
納されるべき光源駆動データを複数種類保持しておき、
ホスト装置からの指示により、いずれかの光源駆動デー
タを選択指定してルックアップテーブルに設定するよう
にしている。たとえば、光源のオン／オフやオン／オフ
のレベルを異ならせることで、ＫデータとＫ以外のデー
タとが重畳する領域の効果識別処理である墨重畳効果識
別処理を選択的に実行可能なようにしたテーブルデータ
を用意しておいて、ホスト装置からの遠隔操作で選択指
定することで、画像形成時に所定のルックアップテーブ
ルに前記処理を有効とするテーブルデータを格納し、所
望の仕上がり（墨重畳効果識別処理のあり／なし）の画
像を容易に得ることが可能になる。

【００２６】（６）請求項６記載の発明は、ホスト装置
からの網点画像データに基づき、ＫデータとＫ以外のデ
ータとが重畳する領域の効果識別処理である墨重畳効果
識別処理が実行可能であり、波長の異なる複数の光源に
よってカラー感光材料を感光させてカラープルーフを作
成するカラー画像記録装置であって、カラープルーフ作
成に必要な複数色の画像データを少なくとも１ライン分
記憶する画像データ記憶手段と、前記画像データ記憶手
段から前記カラープルーフ作成に必要な複数色画像デー
タを同時に読み出して、複数色の二値画像データの組み
合わせに応じて複数色の光源を駆動することで、該画像
データを前記カラー感光材料に記録する画像記録手段
と、前記画像データの組み合わせで再現される色に対応
した各画素記録時の光源駆動データを格納するためのル
ックアップテーブルと、ＫデータとＫ以外のデータの複
合で構成される画素記録時に選択されるルックアップテ
ーブルデータのデータ列を必要に応じてマスクするマス
ク手段と、前記マスク手段のマスクが実行されたか示す
識別マークをカラー画像に付すスタンプ手段と、を備え
たことを特徴とするカラー画像記録装置である。

【００２７】この発明では、ＫデータとＫ以外のデータ
の複合で構成される画素記録時に選択されるルックアッ
プテーブルデータのデータ列を必要に応じてマスクする
と共に、マスク手段のマスクが実行されたか示す識別マ
ークをカラー画像に付すようにしている。このため、所
望の仕上がり（墨重畳効果識別処理のあり／なし）の画
像を容易に得ると共に、その確認を確実にすることが可
能になる。

【００２８】なお、請求項７記載の発明は、前記スタン
プ手段は、前記マスク手段のマスクの不実行に際して識
別マークを付す、ことを特徴とする請求項６記載のカラ
ー画像記録装置である。

【００２９】また、請求項８記載の発明は、前記スタン
プ手段は、前記マスク手段のマスクの実行に際して識別
マークを付す、ことを特徴とする請求項６記載のカラー
画像記録装置である。

【００３０】（７）請求項９記載の発明は、ホスト装置
からの網点画像データに基づき、ＫデータとＫ以外のデ
ータとが重畳する領域の効果識別処理である墨重畳効果
識別処理が実行可能であり、波長の異なる複数の光源に
よってカラー感光材料を感光させてカラープルーフを作
成するカラー画像記録装置であって、カラープルーフ作
成に必要な複数色の画像データを少なくとも１ライン分
記憶する画像データ記憶手段と、前記画像データ記憶手
段から前記カラープルーフ作成に必要な複数色画像デー
タを同時に読み出して、複数色の二値画像データの組み
合わせに応じて複数色の光源を駆動することで、該画像
データを前記カラー感光材料に記録する画像記録手段
と、前記画像データの組み合わせで再現される色に対応
した各画素記録時の光源駆動データを格納するためのル
ックアップテーブルと、ＫデータとＫ以外のデータの複
合で構成される画素記録時に選択されるルックアップテ
ーブルデータのデータ列を必要に応じてマスクするマス
ク手段と、前記マスク手段のマスクが実行されたか示す
識別マークをカラー画像に付すスタンプ手段と、前記マ
スク手段のマスクの実行または不実行に際して前記スタ
ンプ手段で識別マークを付すか否かの指定を行うスタン
プ指定手段と、を備えたことを特徴とするカラー画像記
録装置である。

【００３１】この発明では、ＫデータとＫ以外のデータ
の複合で構成される画素記録時に選択されるルックアッ
プテーブルデータのデータ列を必要に応じてマスクする
と共に、マスク手段のマスクが実行されたか示す識別マ
ークをカラー画像に付すようにしている。このため、所
望の仕上がり（墨重畳効果識別処理のあり／なし）の画
像を容易に得ると共に、その確認を確実にすることが可
能になる。そして、墨重畳効果識別処理の有無、識別マ
ークの有無を選択できるため、利用者の利便性の向上に
寄与できる。

【００３２】

【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について詳細に説明する。なお、本発明は、実
施の形態に限定されるものではない。

【００３３】〈装置の全体構成〉図５乃至図７にカラー
プルーフ作成装置を示す。図５はカラープルーフ作成装
置の斜視図、図６は給紙カバーを開いた状態のカラープ
ルーフ作成装置の斜視図図７は、カラープルーフ作成装
置の内部構成の模式図である。本装置は、本発明の実施
の形態の一例である。本装置の構成によって、本発明の
装置の実施の形態の一例が示される。また、本装置の動
作によって、本発明の装置の実施の形態の一例が示され
る。

【００３４】カラープルーフ作成装置１の装置本体２に
は、露光ユニット３および現像処理ユニット４が備えら
れている。露光ユニット３は、上面パネル５及び前面パ
ネル６が開閉可能に設けられ、メンテナンスが上面及び
前面側から行われる。露光ユニット３の上部には、現像
部側に紙装填部７が配置され、この紙装填部７の前側の
装置本体２の前面側に操作部８が配置されている。紙装
填部７には、給紙カバー９が開閉可能に設けられ、給紙
カバー９により感光材料（以下、ペーパーまたは感材と
もいう）を収納したカートリッジ１０がセット可能であ
る。操作部８には、液晶パネル１１とタッチパネル１２
が設けられている。

【００３５】現像処理ユニット４には、上面パネル１３
及び補給パネル１４が開閉可能に設けられ、メンテナン
スが上面側から行われ、処理液の補充が前面側から行わ
れる。現像処理ユニット４の側部には排紙部１５が設け
られ、処理された感光材料が排紙部１５に排出される。

【００３６】図７はカラープルーフ作成装置の概略構成
を示す図である。露光ユニット３には、給紙部２０、主
走査部３０、副走査部４０、排紙部５０及びアキューム
部６０が備えられている。給紙部２０には、給紙ローラ
２１ａ，２１ｂ、カッター２２及びドラム給排紙ローラ
２３が備えられている。給紙ローラ２１ａ，２１ｂによ
りカートリッジ１０からの感光材料を引き出して、カッ
ター２２で所定の長さに切断し、ドラム給排紙ローラ２
３を介して主走査部３０へ送る。

【００３７】主走査部３０には、ドラム３１が回転可能
に設けられ、感光材料がドラム３１の外表面に吸着され
て一体に回転する。ドラム３１に対向して光学ユニット
３２が配置され、光学ユニット３２は副走査部４０によ
りドラム軸と平行に移動可能になっている。光学ユニッ
ト３２は、デジタル画像信号を受けてドラム３１に吸着
された感光材料に光ビームで露光して画像の書き込みを
行う。

【００３８】排紙部５０が剥離ガイド５１を備え、この
剥離ガイド５１により、書き込みが終了した感光材料を
ドラム３１から剥離して現像処理ユニット４へ送り込
む。このとき、現像処理ユニット４の搬送速度の方が露
光ユニッ３のト排紙速度より遅い場合は、排紙速度が高
速のままアキューム部６０に送り込み、感光材料をアキ
ューム部６０に垂れ下がるようにしてアキュームさせ、
現像処理ユニット４との搬送タイミングを合わせ、露光
ユニット３の処理能力を落とさないようにしている。

【００３９】現像処理ユニット４には、第２露光部４１
（以下、反転露光ダイレクトポジ感材の例で記載す
る）、現像部４２、定着部４３、安定部４４及び乾燥部
４５が備えられている。第２露光部４１により露光ユニ
ット３で露光されなかった部分の感光材料が疑似画像を
形成し、第２露光された感光材料は、現像部４２、定着
部４３及び安定部４４へ搬送して現像処理され、この処
理された感光材料は乾燥部４５で乾燥して排紙部１５へ
送出される。

【００４０】次に、カラープルーフ作成装置の各部構成
を図８乃至図１０について詳細に説明する。図８は紙装
填部及び給紙部を示す側面図、図９は主走査部及び副走
査部を示す平面図、図１０は排紙部及びアキューム部を
示す側面図である。

【００４１】紙装填部７には、給紙カバー９が上面パネ
ル５に開閉可能に設けられ、給紙カバー９を開いた状態
で装填口７０にカートリッジ１０がセットされる。カー
トリッジ１０をセットした状態で給紙カバー９を閉じ、
ロック機構７１で給紙カバー９がロックされる。ロック
機構７１はカバーロックモーターＭ１により動作する。
給紙カバー９にはカートリッジ有無センサＳ１が設けら
れ、装填口７０にはカバー閉検出センサＳ２及びカバー
ロック検出センサＳ３が設けられている。カートリッジ
１０は、感光材料の先端部を所定長さ引き出した状態
で、給紙部２０の給紙ローラー２１ａ，２１ｂの位置に
セットする。

【００４２】給紙部２０には、給紙ローラー２１ａ，２
１ｂとカートリッジ１０との間にペーパーエンドセンサ
Ｓ４が設けられ、このペーパーエンドセンサＳ４により
カートリッジ１０から引き出される感光材料の終端を検
出する。一方の給紙ローラー２１ａは位置が固定され、
他方の給紙ローラー２１ｂはローラ移動機構２４により
移動可能になっており、ペーパー搬送動作中以外はロー
ラー圧着によるペーパーしわ発生防止のため給紙ローラ
ー２１ｂを待機位置へ移動させる。ローラ移動機構２４
は、給紙ローラー圧着解除モーターＭ２により動作す
る。

【００４３】感光材料の搬送中は、給紙ローラー２１ｂ
を搬送位置に移動させて感光材料を対向する給紙ローラ
ー２１ａ，２１ｂとの間で圧着する。給紙ローラー２１
ｂの位置は、給紙ローラー圧着位置検出センサＳ５及び
給紙ローラー解除位置検出センサＳ６により検出され
る。給紙ローラー２１ａは、給紙モーターＭ３により動
作する。

【００４４】カッター２２はカッターモーターＭ２０に
より動作する。カッター２２とドラム給排紙ローラー２
３との間には、エンコーダーローラー２５及びガイド２
６が設けられている。エンコーダーローラー２５は回転
により感光材料を送ると共に、感光材料の送り量を検出
する。

【００４５】ドラム給排紙ローラー２３は、ローラー移
動機構２７により圧着位置と解除位置へ移動可能になっ
ている。このドラム給排紙ローラー２３は、ドラム給排
紙モーターＭ４により駆動される。ドラム給排紙ローラ
ー２３の位置は、この図には現れないドラム給排紙ロー
ラー圧着位置検出センサＳ７及びドラム給排紙ローラー
解除位置検出センサＳ８により検出される。ローラ移動
機構２７は、ドラム給排紙ローラー圧着解除モーターＭ
５により動作する。

【００４６】主走査部３０のドラム３１の両端の軸部３
１ａ，３１ｂは、軸受３３ａ，３３ｂを介して支持台３
４ａ，３４ｂに回転可能に軸支されている。ドラム３１
の一方の軸部３１ａには、駆動プーリ３５ａが設けら
れ、この駆動プーリ３５ａはドラム回転モーターＭ６の
出力プーリ３５ｂとベルト３６により連結され、ドラム
回転モーターＭ６の駆動によりドラム３１が回転する。
また、ドラム３１の一方の軸部３１ａには、ロータリー
エンコーダー３７が設けられ、回転パルスを出力してド
ラム回転に同期した画素クロック制御に用いる。

【００４７】ドラム３１の他方の軸部３１ｂは、吸引ブ
ロアＰ１に連結されている。ドラム３１は中空体で形成
され、表面には吸着孔３１ｃが形成され、吸引ブロアＰ
１の駆動によりドラム３１の内部が減圧されて感光材料
がドラム３１の表面に吸着される。

【００４８】光学ユニット３２には、レッドＬＥＤユニ
ット３２０、グリーンＬＥＤユニット３２１、ブルーＬ
ＥＤユニット３２２が配置されている。レッドＬＥＤユ
ニット３２０、グリーンＬＥＤユニット３２１及びブル
ーＬＥＤユニット３２２からの光ビームは、ミラー３２
５，３２６，３２７を介して、集光レンズ３３１からド
ラム３１上の感光材料Ｐに画像を露光する。露光シャッ
ター３３２は露光ソレノイド３３３により開閉すること
で、露光開始／終了時に光路の開閉を行なう。

【００４９】光学ユニット３２は、移動ベルト３４０に
固定され、一対のガイドレール３４１，３４２に案内さ
れてドラム軸と平行方向に移動可能に設けられている。
移動ベルト３４０は一対のプーリ３４３，３４４に掛け
渡され、一方のプーリ３４４は副走査モーターＭ７の出
力軸３４５に連結され、副走査モーターＭ７の駆動によ
り光学ユニット３２がドラム軸と平行に移動する。

【００５０】光学ユニット３２のドラム軸方向に副走査
基準位置検出センサＳ１１、副走査書き込み位置検出セ
ンサＳ１２及び副走査オーバーラン位置検出センサＳ１
３が配置されている。副走査基準位置検出センサＳ１１
の副走査基準位置検出で光学ユニット３２が停止してお
り、この副走査基準位置から副走査が開始され、画像サ
イズに対応した移動量で副走査が停止されて副走査基準
位置へ移動して復帰させる。

【００５１】排紙部５０には、搬送ローラー５２，５
３、搬送ガイド５４、剥離ガイド５１及び出口シャッタ
ー５５が配置されている。搬送ローラー５２，５３は搬
出モーターＭ８で連動して駆動される。剥離ガイド５１
は剥離ガイド上下モーターＭ９により上下動され、上位
置では剥離ガイド５１の爪部５１ａがドラムの感光材料
を剥離し、下位置では、感光材料をアキュームさせる。
剥離ガイド５１の開閉は、剥離ガイド開センサＳ１４と
剥離ガイド閉センサＳ１５により検出される。感光材料
の排紙路には剥離ジャム検出センサＳ３０が備えられて
いる。

【００５２】出口シャッター５５は、出口シャッターモ
ーターＭ１０で開閉される。出口シャッター５５の開閉
は、出口シャッター開検出センサＳ１６で検出される。
出口シャッター５５は感光材料の排出タイミングを決定
し、所定のタイミングで出口シャッター５５を開いて感
光材料を現像処理ユニット４へ送出する。また、感光材
料が現像処理ユニット４へ送り込まれることを検出する
出口センサＳ３１が設けられている。

【００５３】アキューム部６０は、排紙部５０の下方位
置に配置され、剥離ガイド５１が下方へ移動すること
で、感光材料がアキューム部６０に垂れ下がる。このよ
うにして高速（現像搬送速度に対し）で感光材料をアキ
ュームさせることで、感光材料を傷つけることなく現像
処理ユニット４に送り込むことができる。

【００５４】図１１に、本装置の電気的構成をブロック
図で示す。この図１１に示すように、制御部１００は、
ＣＰＵ１０１、ＲＡＭ１０２及びＲＯＭ１０３を有し、
Ｉ／Ｏポート１０４，１０５を介してセンサ類及びアク
チュエータ群に接続され、センサ類からの情報に基づき
アクチュエータ群を制御する。

【００５５】センサ類としては、前記したカートリッジ
有無センサＳ１、カバー閉検出センサＳ２、カバーロッ
ク検出センサＳ３、ペーパーエンドセンサＳ４、給紙ロ
ーラー圧着位置検出センサＳ５、給紙ローラー解除位置
検出センサＳ６、ドラム給排紙ローラー圧着位置検出セ
ンサＳ７、ドラム給排紙ローラー解除位置検出センサＳ
８、ペーパー先端基準位置センサＳ９、ペーパー送り量
検出センサＳ１０、ローターリエンコーダ３７、副走査
基準位置検出センサＳ１１、副走査書き込み位置検出セ
ンサＳ１２、副走査オーバーラン位置検出センサＳ１
３、剥離ガイド開センサＳ１４、剥離ガイド閉センサＳ
１５、出口シャッター開検出センサＳ１６、剥離ジャム
検出センサＳ３０が接続される。また、この図には現れ
ない出口センサＳ３１も接続される。

【００５６】アクチュエータ群としては、カバーロック
モーターＭ１、給紙ローラー圧着解除モーターＭ２、給
紙モーターＭ３、カッターモーターＭ２０、ドラム給排
紙モーターＭ４、ドラム給排紙ローラー圧着解除モータ
ーＭ５、ドラム回転モーターＭ６、副走査モーターＭ
７、露光シャッターソレノイド３３３、搬出モーターＭ
８、剥離ガイド上下モーターＭ９、出口シャッターモー
ターＭ１０が接続され、ドライバＤ１，Ｄ２，Ｄ３，Ｄ
１１，Ｄ５，Ｄ４，Ｄ６，Ｄ７，Ｄ３３３，Ｄ８，Ｄ
９，Ｄ１０を介してそれぞれ駆動される。

【００５７】また、操作部８は液晶パネル１１がドライ
バＤ２０により制御され、カラープルーフ作成装置の運
転状態を表示する。また、タッチパネル１２からの操作
による指令は、Ａ／Ｄ変換器１２０によりデジタル情報
としてＣＰＵ１０１に送られる。

【００５８】外部接続されたＲＩＰ２００から、デジタ
ル画像情報が画像データＩ／Ｆ部２０１を介してデータ
バッファ２０４へ送られる。一方、ロータリーエンコー
ダー３７からの感光材料送り情報に基づくＰＬＬ２０２
の出力信号に同期させて、ドットクロック生成部２０３
のドットクロックでデジタル画像情報をデータバッファ
２０４からＬＵＴ（ルックアップテーブル）２０５およ
びＤ-Ａ変換器２０６〜２０８を介してドライバＤ３２
０，Ｄ３２１，Ｄ３２２に与え、これらドライバＤ３２
０，Ｄ３２１，Ｄ３２２によりレッドＬＥＤユニット３
２０、グリーンＬＥＤユニット３２１、ブルーＬＥＤユ
ニット３２２をそれぞれ駆動する。

【００５９】ここで、ＲＩＰ２００により作成された各
色（Ｃ，Ｍ，Ｙ，Ｋ）の網点画像データは画像データＩ
／Ｆ部２０１に転送され、そこでＲＩＰフォーマットか
ら露光用フォーマットにデータ変換されてデータバッフ
ァ２０４に蓄積されるようになっている。データバッフ
ァ２０４に１枚分の画像データが蓄積された後、全色同
時露光される。

【００６０】この実施の形態例では、感光材料がポジの
場合のカラープルーフ作成について説明する。ポジの場
合の濃度特性曲線は、図１２に示すようなものとなる。
横軸は対数で表した発光強度Ｅ、縦軸は濃度Ｄである。
ポジの場合、図に示すように、発光量が増えるほど濃度
は小さくなる。また、参考のために、従来のネガ感光材
料の濃度特性を図１４に示す。図１２に示すポジの特性
とは逆になっていることが分かる。

【００６１】その際、露光時の最小打ち込みドット（画
素と呼ぶ）に対応し、印刷物のＣ，Ｍ，Ｙ，Ｋ版データ
が図１３に示すように１６通りの組み合わせで与えら
れ、この図１３に示すように、ＬＵＴ２０５にて指定さ
れたＲ，Ｇ，Ｂの発光強度の組み合わせに変換され、３
波長の発光が重なっている画素単位で露光が行なわれ
る。

【００６２】仮に、発光駆動がオン・オフのみのデジタ
ル変調の場合は、発光強度は０（ＬＥＤが発光しない）
か１００（感材に対する最適発光量でＬＥＤが発光す
る）のいずれかになるので、ＬＵＴ２０５をユーザー設
定可能にする必要はない。しかし、その場合、感材の
Ｃ，Ｍ，Ｙ，Ｋ発色濃度は固定され、標準的なインク濃
度に合わせた感材を使用することになり、インク等の印
刷条件によるばらつき、インクメーカー違いによる濃度
差に適応することができない。

【００６３】それに対して、本装置では、ＬＥＤ発光駆
動に階調性を持たせたアナログ変調を採用するととも
に、１６通りの組み合わせで送られてきた印刷物のＣ，
Ｍ，Ｙ，Ｋ版データに対応するＲ，Ｇ，ＢのＬＥＤ発光
強度を、発色が最適濃度になるように自由に設定可能な
ＬＵＴ２０５を持たせている。なお、Ｋ版がデータにあ
る場合は全て墨発色するため、ＬＵＴとして変更可能な
再現色は９通りとなる。インク等の印刷条件によるばら
つき、インクメーカー違いによる濃度差を補正する場
合、感材は発色濃度が標準的なインク濃度より高いもの
を使用した方が適応範囲を広げる点で好ましい。

【００６４】ここで、タッチパネル１２の操作により、
ＣＰＵ１０１を介して、ＬＵＴ２０５の内容を液晶パネ
ル１１上に表示させることができるようになっている。
また、表示画面上で、タッチパネル１２の操作により、
ＬＵＴ２０５の内容を任意に変更できるようになってい
る。

【００６５】ＣＰＵ１０１、ＬＵＴ２０５、液晶パネル
１１及びタッチパネル１２からなる部分は、本発明にお
ける調節手段の実施の形態の一例である。また、本発明
における書換手段の実施の形態の一例である。ＬＵＴ２
０５は、本発明におけるルックアップテーブルの実施の
形態の一例である。液晶パネル１１は、本発明における
表示手段の実施の形態の一例である。ＣＰＵ１０１、画
像データＩ／Ｆ部２０１液晶パネル１１及びタッチパネ
ル１２からなる部分は、本発明におけるデータ修飾手段
の実施の形態の一例である。

【００６６】〈テーブルデータ選択、墨重畳効果識別処
理〉以下、本実施の形態例の特徴部分であるテーブルデ
ータ選択、墨重畳効果識別処理について図１および図２
を参照して説明する。

【００６７】本実施の形態例のカラープルーフ作成装置
では、後述するように、ルックアップテーブルに格納す
べきテーブルデータを複数種類持っており、選択して適
切なものを使用することで所望の仕上がりの画像（カラ
ープルーフ）の作成が可能であるとする。

【００６８】また、ＲＩＰなどのホスト装置側でも、本
実施の形態例のカラープルーフ作成装置（カラー画像記
録装置側）でも、いずれの側でも墨重畳効果識別処理が
可能であるものとする。または、少なくともカラープル
ーフ作成装置側で、墨重畳効果識別処理が可能である物
とする。

【００６９】ここで、「墨重畳効果識別処理」とは、Ｋ
データとＫ以外のデータとが重畳する領域の効果を露わ
に再現することで、その領域の識別を可能にするための
処理を意味している。

【００７０】図１は本実施の形態例における墨重畳効果
識別処理を実行するデータ変換手段を構成しているＬＵ
Ｔ２０５や制御手段を構成するＣＰＵ１０１周囲の構成
を機能別に示す機能ブロック図である。ここで図１１と
同一のものは、同一の符号を付して示す。

【００７１】この図１において、１０１は全体の動作を
制御する制御手段としてのＣＰＵである。また、１１０
は複数のテーブルデータを格納しているＲＯＭや不揮発
性メモリなどにより構成されたテーブルデータ保持部１
１１からのテーブルデータを選択的に取り出すテーブル
選択部である。１３０墨重畳効果識別処理が実行された
か否かを示す識別マークをカラー画像に付す制御を行う
スタンプ制御部である。

【００７２】２０１はＲＩＰなどのホスト装置からのデ
ータを受けるためのＩ／Ｆであり、２０４はホスト装置
から送られてくるＹ，Ｍ，Ｃ，Ｋデータを１ライン分記
憶するデータバッファで、Ｙデータバッファ２０４Ｙ、
Ｍデータバッファ２０４Ｍ、Ｃデータバッファ２０４
Ｃ、Ｋデータバッファ２０４Ｋより構成されている。

【００７３】２０５は各データバッファ２０４Ｙ〜２０
４Ｋの出力をアドレスとして受けて、図２に示すような
Ｒ，Ｇ，Ｂデータを出力するＬＵＴである。該ＬＵＴ２
０５は、アドレスバスで与えられる番地にＣＰＵ１０１
からＲ，Ｇ，Ｂの発光強度を示すデータが予め与えら
れ、書き込まれるようになっている。即ち、アドレスバ
スで与えられる番地にデータバスから所定の値のＲ，
Ｇ，Ｂの値が書き込まれる。

【００７４】２０６〜２０８は、ＬＵＴ２０５の各出力
を受けてアナログ信号に変換するＤ-Ａ変換器、Ｄ３２
０〜Ｄ３２２は、Ｄ-Ａ変換器２０６〜２０８の各出力
を受けてＬＥＤを駆動する光源ドライバ、３２０〜３２
２は光源ドライバＤ３２０〜Ｄ３２２の出力を受けて発
光するＬＥＤである。

【００７５】このように構成された本実施の形態例のカ
ラープルーフ作成装置の動作を説明すれば、以下の通り
である。なお、この実施の形態例では、感光材料がポジ
の場合のカラープルーフ作成について説明する。ポジの
場合の濃度特性曲線は、図１２に示すようなものとな
る。横軸は対数で表した発光強度Ｅ、縦軸は濃度Ｄであ
る。ポジの場合、図に示すように、発光量が増えるほど
濃度は小さくなる。

【００７６】また、図２および図３は本実施の形態例の
ＬＵＴの構成例を示す図である。ＡはＬＵＴアドレス、
ＢはＬＵＴの中身であるＬＵＴデータ（Ｒ，Ｇ，Ｂデー
タ）である。本実施の形態例では、このＬＵＴ２０５は
Ｙ，Ｍ，Ｃ，Ｋの１６通りの組み合わせから構成されて
いる。図２および図３は、記録の際のインクの違いや紙
質の違いを考慮して色味を変えたテーブルデータの一例
である。

【００７７】参考のために、従来のＬＵＴの構成を図１
３に示す。これらの図によれば、印刷物データ（Ｙ，
Ｍ，Ｃ，Ｋ）をＬＵＴのアドレスとし、それぞれのアド
レスに対応してＲ，Ｇ，Ｂの発光強度が設定されてい
る。そして、従来の場合、Ｋ＝０の場合には、Ｙ，Ｍ，
Ｃ，Ｋの重なり具合に応じて、Ｒ，Ｇ，Ｂのオン／オフ
が設定されるようになっている（０でオフ、１００でオ
ン）。各々のアドレスに対しての再現色は、図に示すよ
うなものとなる。

【００７８】例えば、Ｋ＝０、Ｃ＝１、Ｍ＝０、Ｙ＝０
の場合には、ＧとＢのＬＥＤが点灯し、再現色はシアン
（Ｃ）となる。Ｙ＝Ｍ＝Ｃ＝１，Ｋ＝０の場合には、
Ｒ，Ｇ，ＢのＬＥＤは全てオフとなり、その再現色はグ
レイ（ＧＹ）となる。Ｒ，Ｇ，ＢのＬＥＤが全てオンの
場合には、再現色はホワイト（Ｗ）となる。そして、Ｋ
＝１の場合には、再現色は墨（Ｋ）となるので、Ｒ，
Ｇ，Ｂは常時オフ（図１３の）となる。

【００７９】ＲＩＰなどのホスト装置から送られてくる
Ｙ，Ｍ，Ｃ，Ｋデータ（イメージデータ）は、それぞれ
のバッファ２０４Ｙ〜２０４Ｋに１ライン分格納され
る。そして、格納されたデータは、ドットクロックに同
期して読み出され、ＬＵＴ２０５にアドレスとして与え
られる。

【００８０】この際、ホスト装置からはイメージデータ
と並行して制御データも送られてきており、ＣＰＵ１０
１が制御データを受けて本実施の形態例の動作制御を行
っている。ここでは、制御データとして、上述した複数
のテーブルデータの選択指定のデータがホスト装置から
送られてくるものとする。なお、ホスト装置は画像デー
タの作成元であるため、画像ごとに適した正確な指示を
出すのに適している。また、ホスト装置の操作部から各
種の指示を入力するのに適しており、ユーザが細かな設
定や指示を出すのにも適している。

【００８１】このような動作を実現するため、ＣＰＵ１
０１がホスト装置から受け取った制御データを参照し、
テーブル選択部１１０がテーブルデータ保持部１１１の
中から適切なテーブルデータを選択するように制御す
る。すなわち、テーブルデータ保持部１１１には、少な
くとも図２、図３に示すような複数種類のテーブルデー
タが予め格納されているものとする。また、この実施の
形態例では、ホスト装置からの網点画像データに基づき
カラープルーフを作成する際に、ホスト装置における指
示に基づいた処理を行った場合に、スタンプ制御部１３
０が識別マークを画像の余白部分に付すことが望まし
い。

【００８２】（１）この実施の形態例では、ルックアッ
プテーブルに格納されるべき光源駆動データを複数種類
保持しておき、いずれかの光源駆動データを選択指定し
てルックアップテーブルに設定するようにしている。た
とえば、光源のオン／オフやオン／オフのレベルを異な
るようにしたテーブルデータを用意しておいて、画像形
成時に選択指定することで、所望の仕上がりの画像を得
ることが可能になる。

【００８３】すなわち、予め、プリント条件データを設
定しておくことにより、実プリント時は、ＬＵＴセット
（ルックアップテーブルに設定すべきテーブルデータ）
の選択のみでプリント条件を変更することが可能とな
り、絵柄等に応じた所望の仕上がり画質を簡単に得るこ
とができる。

【００８４】（２）この実施の形態例では、ルックアッ
プテーブルに格納されるべき光源駆動データを複数種類
保持しておき、ホスト装置からの指示により、いずれか
の光源駆動データを選択指定してルックアップテーブル
に設定するようにしている。たとえば、光源のオン／オ
フやオン／オフのレベルを異なるようにしたテーブルデ
ータを用意しておいて、画像形成時に、ホスト装置から
の遠隔操作で選択指定することで、所望の仕上がりの画
像を容易に得ることが可能になる。

【００８５】すなわち、予め、プリント条件データを設
定しておくことにより、実プリント時は、ＬＵＴセット
（ルックアップテーブルに設定すべきテーブルデータ）
の選択のみでプリント条件を変更することが可能とな
り、更に、画像データ生成元のホスト装置装置からＬＵ
Ｔを指定可能である為、画像毎に最適のプリント条件で
画像記録することが可能となる。

【００８６】（３）この実施の形態例では、ルックアッ
プテーブルに格納されるべき光源駆動データを複数種類
保持しておき、ホスト装置からの指示により、いずれか
の光源駆動データを選択指定してルックアップテーブル
に設定するようにしている。たとえば、光源のオン／オ
フやオン／オフのレベルを異ならせることで、Ｋデータ
とＫ以外のデータとが重畳する領域の効果識別処理であ
る墨重畳効果識別処理を選択的に実行可能なようにした
テーブルデータ（たとえば、図４（ａ）、（ｂ）参照）
を用意しておいて、画像形成時に、ホスト装置からの遠
隔操作で選択指定することで、所望の仕上がり（墨重畳
効果識別処理のあり／なし）の画像を容易に得ることが
可能になる。

【００８７】すなわち、各分色版の多重記録で再現され
る印刷用データの検査を目的とするプルーフとして、特
に見逃しやすい墨色（Ｋ）との重畳部位を露わに再現す
ることにより、データ間違い等の検出精度を大幅に向上
させることが可能であり、版作成段階での早期、かつ、
信頼性の高い事故防止を可能とした。また、用途に応じ
て、オーバープリント再現有無を選択可能とすることに
より、使用者の利便性を向上させることができる。

【００８８】（４）この実施の形態例では、ルックアッ
プテーブルに格納されるべき光源駆動データを複数種類
保持しておき、ホスト装置からの指示により、いずれか
の光源駆動データを選択指定してルックアップテーブル
に設定するようにしている。たとえば、光源のオン／オ
フやオン／オフのレベルを異ならせることで、Ｋデータ
とＫ以外のデータとが重畳する領域の効果識別処理であ
る墨重畳効果識別処理を選択的に実行可能なようにした
テーブルデータを用意しておいて、画像形成時に所定の
ルックアップテーブルに前記処理を有効とするテーブル
データを格納し、所望の仕上がり（墨重畳効果識別処理
のあり／なし）の画像を容易に得ることが可能になる。

【００８９】すなわち、各分色版の多重記録で再現され
る印刷用データの検査を目的とするプリントとして、特
に見逃しやすい墨色（Ｋ）との重畳部位を露わに再現す
ることにより、データ間違い等の検出精度を大幅に向上
させることが可能であり、版作成段階での早期、かつ、
信頼性の高い事故防止を可能とした。また、用途に応じ
て、オーバープリント再現有無を選択可能とすることに
より、使用者の利便性を向上させることができる。

【００９０】（５）この実施の形態例では、ルックアッ
プテーブルに格納されるべき光源駆動データを複数種類
保持しておき、ホスト装置からの指示により、いずれか
の光源駆動データを選択指定してルックアップテーブル
に設定するようにしている。たとえば、光源のオン／オ
フやオン／オフのレベルを異ならせることで、Ｋデータ
とＫ以外のデータとが重畳する領域の効果識別処理であ
る墨重畳効果識別処理を選択的に実行可能なようにした
テーブルデータを用意しておいて、ホスト装置からの遠
隔操作で選択指定することで、画像形成時に所定のルッ
クアップテーブルに前記処理を有効とするテーブルデー
タを格納し、所望の仕上がり（墨重畳効果識別処理のあ
り／なし）の画像を容易に得ることが可能になる。

【００９１】すなわち、各分色版の多重記録で再現され
る印刷用データの検査を目的とするプルーフとして、特
に見逃しやすい墨色（Ｋ）との多重部位を露わに再現す
ることにより、データ間違い等の検出精度を大幅に向上
させることが可能であり、版作成段階での早期、かつ、
信頼性の高い事故防止を可能とした。また、用途に応じ
て、オーバープリント再現有無をホスト装置より選択可
能とすることにより、使用者の利便性を向上させること
ができる。

【００９２】（６）この実施の形態例では、Ｋデータと
Ｋ以外のデータの複合で構成される画素記録時に選択さ
れるルックアップテーブルデータのデータ列を必要に応
じてマスクすると共に、マスク手段のマスクが実行され
たか示す識別マークをカラー画像に付すようにしてい
る。このため、所望の仕上がり（墨重畳効果識別処理の
あり／なし）の画像を容易に得ると共に、その確認を確
実にすることが可能になる。なお、マスク手段のマスク
の不実行に際して識別マークを付す、あるいは、マスク
手段のマスクの実行に際して識別マークを付す、ことが
可能である。

【００９３】なお、この実施の形態例では、マスクと
は、Ｋデータとそれ以外の色のデータが重なった画素を
記録するときに選択されるＬＵＴに、Ｋ単色相当の記録
に使用するＬＵＴデータをセットすることを意味してい
る。

【００９４】すなわち、各分色版の多重記録で再現され
る印刷用データの検査を目的とするプルーフとして、特
に見逃しやすい墨色（Ｋ）との重畳部位を露わに再現す
ることにより、データ間違い等の検出精度を大幅に向上
させることが可能であり、版作成段階での早期、かつ、
信頼性の高い事故防止を可能とし、用途に応じて、オー
バープリント再現有無を選択可能とすることにより、使
用者の利便性を向上させることができる。更に、オーバ
ープリント再現有無情報を同時にプリントすることで指
定間違いによる事故防止を可能とする。

【００９５】（７）この実施の形態例では、Ｋデータと
Ｋ以外のデータの複合で構成される画素記録時に選択さ
れるルックアップテーブルデータのデータ列を必要に応
じてマスクすると共に、マスク手段のマスクが実行され
たか示す識別マークをカラー画像に付すようにしてい
る。このため、所望の仕上がり（墨重畳効果識別処理の
あり／なし）の画像を容易に得ると共に、その確認を確
実にすることが可能になる。そして、墨重畳効果識別処
理の有無、識別マークの有無を選択できるため、利用者
の利便性の向上に寄与できる。

【００９６】すなわち、各分色版の多重記録で再現され
る印刷用データの検査を目的とするプルーフとして、特
に見逃しやすい墨色（Ｋ）との重畳部位を露わに再現す
ることにより、データ間違い等の検出精度を大幅に向上
させることが可能であり、版作成段階での早期、かつ、
信頼性の高い事故防止を可能とし、用途に応じて、オー
バープリント再現有無と、識別マーク有無等を選択可能
とすることにより、使用者の利便性を向上させることが
できる。

【００９７】〈装置の全体的な動作〉以下、カラープル
ーフ作成装置の全体の動作を、図１５乃至図２０に基づ
いて説明する。図１５はカラープルーフ作成装置の動作
のメインフローチャート、図１６及び図１７はカラープ
ルーフ作成装置の給紙処理のフローチャート、図１８は
カラープルーフ作成装置のプリント処理のフローチャー
ト、図１９はカラープルーフ作成装置の排紙処理のフロ
ーチャート、図２０はカラープルーフ作成装置の排出処
理のフローチャートである。

【００９８】まず、カラープルーフ作成装置のメイン動
作について説明する。図１５のカラープルーフ作成装置
の動作のメインフローチャートにおいて、ステップａ１
でメインスイッチがＯＮされると、ステップｂ１で装置
の初期設定が行われ、さらにステップｃ１で各機構部の
初期設定が行われ、ここでエラーが発生すると機能を停
止する。

【００９９】初期設定が終了するとアイドリング運転が
行われてリモート処理が可能になる（ステップｄ１）。
このアイドリング運転中に操作部８のタッチパネル１２
のメニューキーの操作で条件設定を行うことができる
（ステップｅ１）、この条件設定を行うとローカル処理
が可能になる。タッチパネル１２のメニューキーの操作
で条件設定を行わない場合には、ＲＩＰからの出力画像
を受信して受信画像データのプリントを実行させるリモ
ート処理が行われる。

【０１００】また、アイドリング運転中に感光材料がな
くなり補充を行う場合には、給紙カバー９を開けてカー
トリッジ１０をセットして給紙カバー９を閉じて感光材
料の先端のカブリ部分を切断する給紙処理を行いアイド
リング運転に戻すが（ステップｆ１）、感光材料の先端
のカブリ部分を切断する給紙処理でエラーが生じると機
能を停止する。

【０１０１】書き込み動作は、給紙（ステップｇ１）、
プリント（ステップｈ１）、排紙（ステップｉ１）から
なり、この書き込み処理が終了すると、次の感光材料が
給送可能となる（ステップｊ１）。

【０１０２】次に、カラープルーフ作成装置の給紙処理
について説明する。図１６のカラープルーフ作成装置の
給紙処理のフローチャートにおいて、ステップａ２でカ
ートリッジ１０の有無の判断を行い、カートリッジ１０
がない場合にはエラー処理を行う（ステップｂ２）。

【０１０３】カートリッジ１０がある場合には、ペーパ
ーエンドセンサＳ４からの検出信号に基づき感光材料の
終端の検出を行い（ステップｃ２）、感光材料の終端が
検出されるとエラー処理を行う（ステップｂ２）。

【０１０４】感光材料の終端が検出されない場合には、
給紙カバー９のロックを行い（ステップｄ２）、給紙ロ
ーラー２１ｂを圧着させて（ステップｅ２）、さらにド
ラム給排紙ローラー２７を圧着させる（ステップｆ
２）。そして、ドラム回転モーターＭ６の励磁をＯＦＦ
にしてドラム３１を回転可能にし（ステップｇ２）、給
紙モーターＭ３を回転させて給紙ローラー２１ａ，２１
ｂにより感光材料を送る（ステップｈ２）。

【０１０５】感光材料の先端部をペーパー先端基準位置
センサＳ９により検出し（ステップｉ２）、先端部が検
出されると、この検出を基準にしてエンコーダーローラ
ー２５の回転により感光材料の長さの計測を開始し（ス
テップｊ２）、感光材料を送ると共に、感光材料の送り
量から感光材料の長さをカウントし所定長さになると
（ステップｋ２）給紙モーターＭ３をＯＦＦして（ステ
ップｌ２）、所定時間の安定待ちを行うとともに（ステ
ップｍ２）、給紙ローラー２１ｂの圧着解除を行い（ス
テップｎ２）、ドラム給排紙ローラー２３及びドラム３
１の回転により感光材料を搬送可能にする。

【０１０６】図１７のカラープルーフ作成装置の給紙処
理のフローチャートにおいて、ステップａ３でペーパー
吸引ブロアＰ１をＯＮして、その安定を待ち（ステップ
ｂ３）、安定後にドラム給排紙モーターＭ４をＯＮする
（ステップｃ３）。これによって、ドラム３１にペーパ
ーを吸着しつつ巻着ける。

【０１０７】ステップｄ３でペーパー長計測を開始し、
所定長の引出し完了後（ステップｅ３）、ステップｆ３
でドラム給排紙モーターＭ４をＯＦＦする。ステップｇ
３で給紙ローラー２１ｂを圧着し、ステップｈ３でペー
パーカットを行い、ステップｉ３でドラム給排紙モータ
ーＭ４をＯＮすると共に、ステップｊ３で給紙ローラー
２１ａ，２１ｂの圧着を解除する。

【０１０８】ステップｋ３でドラムへのペーパー巻着完
了待ちの後、ステップｌ３でドラム給排紙モーターＭ４
をＯＦＦし、ステップｍ３でドラム給排紙ローラー２３
の圧着を解除する。

【０１０９】図１８のカラープルーフ作成装置のプリン
ト処理のフローチャートにおいて、ステップａ４でドラ
ム回転モーターＭ６をＯＮしてドラム３１の回転が安定
するのを待ち（ステップｂ４）、副走査モーターＭ７を
ＯＮし（ステップｃ４）、露光シャッター３３２をＯＮ
し（ステップｄ４）、光学ユニット３２がドラム軸方向
へ移動して副走査されるが、ステップｅ４で副走査書き
込み位置を検出し、画像データの出力を行う（ステップ
ｆ４）。

【０１１０】このとき、レッドＬＥＤユニット３２０、
グリーンＬＥＤユニット３２１、ブルーＬＥＤユニット
３２２が、設定されたチャンネルのＬＵＴのデータに基
づいてそれぞれ発光し、印刷時のインクの色および／ま
たは印刷用紙の色に対応した色を持つ画像を露光する。

【０１１１】ステップｇ４で画像データの書き込みが完
了すると、ドラム回転モーターＭ６をＯＦＦすると共に
（ステップｈ４）、副走査モーターＭ７をＯＦＦし（ス
テップｉ４）、光学ユニット３２をホームポジションへ
移動させる。（ステップｊ４）。

【０１１２】そして、ステップｋ４でドラム給排紙ロー
ラー２３をドラム３１へ圧着させてドラム回転モーター
Ｍ６の励磁をＯＦＦし（ステップｌ４）、ドラム給排紙
ローラー２３の回転によりドラム３１をホームポジショ
ンに移動させる（ステップｍ４）。

【０１１３】図１９のカラープルーフ作成装置の排紙処
理のフローチャートにおいて、ステップａ５で排紙ガイ
ド５１を閉じて剥離位置へセットし、現像処理ユニット
４への出口シャッター５５を開くと共に（ステップｂ
５）、ドラム給排紙ローラー２３に圧着させる（ステッ
プｃ５）。

【０１１４】ステップｄ５でドラム給排紙モーターＭ４
をＯＮしてドラム給排紙ローラー２３が回転し、搬出モ
ーターＭ８をＯＮして高速搬送して感光材料を送る（ス
テップｅ５）。剥離ジャム検出センサＳ３０により感光
材料が剥離ジャムを起こしているか否かを判断し（ステ
ップｆ５）、剥離ジャムを起こしていない場合には、吸
引ブロアＰ１の駆動を停止して感光材料の吸引を解除す
る（ステップｇ５）。

【０１１５】ステップｈ５で出口センサＳ３１により感
光材料の排出を検出し、搬出モーターＭ８を定速に切り
換えて現像処理ユニット４での処理に合わせる（ステッ
プｉ５）。そして、ドラム３１を１回転させると共に
（ステップｊ５）、剥離ガイド５１を開放する（ステッ
プｋ５）。

【０１１６】ステップｌ５でドラム給排紙モーターＭ４
をＯＦＦし、ドラム回転モーターＭ６の励磁を行いドラ
ム３１が自由に回転しないようにし（ステップｍ５）、
ドラム給排紙ローラー２３の圧着を解除して排紙処理を
終了する（ステップｎ５）。

【０１１７】図２０のカラープルーフ作成装置の排出処
理のフローチャートにおいて、ステップａ６で出口セン
サＳ３１により感光材料の排出を検出し、感光材料の後
端の検出が行われると、所定時間感光材料の排出完了を
待ち（ステップｂ６）、搬出モーターＭ８をＯＦＦして
（ステップｃ６）、現像処理ユニット４への出口シャッ
ター５５を閉じ（ステップｄ６）、給紙カバー９のロッ
クを解除して感光材料の排出処理を終了する（ステップ
ｅ６）。

【０１１８】以上は、Ｒ光源、Ｇ光源及びＢ光源として
ＬＥＤを用いた例であるが、Ｒ，Ｇ，Ｂ各光源はそれに
限るものではなく、Ｒ，Ｇ，Ｂ各光源をすべてＬＤ（レ
ーザーダイオード）を用いて構成してもよく、また、
Ｒ，Ｇ，Ｂ各光源をＡＯＭとＬＤを用いて構成してもよ
いのはいうまでもない。

【０１１９】また、カラープルーフ作成にあたっては、
印刷用紙の表面のマットまたはグロシー状態に合わせ
て、それに対応した表面状態を有する感光材料を切り換
えて使用するのが、印刷物に対し忠実性の良いカラープ
ルーフを得る点で好ましい。

【０１２０】

【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、所望の仕上がりのカラープルーフ、または、墨オ
ーバープリントの部分を明確に識別可能な状態のカラー
プルーフを所望のときに作成することができ、その状態
を確認することが可能なカラー画像記録装置を実現する
ことことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施の形態の一例の装置の電気的構成
を示すブロック図である。

【図２】本発明の実施の形態の一例の装置の電気的特性
を示す特性図である。

【図３】本発明の実施の形態の一例の装置の説明のため
の説明図である。

【図４】本発明の実施の形態の一例の装置の説明のため
の説明図である。

【図５】本発明の実施の形態の一例の装置の外観斜視図
である。

【図６】本発明の実施の形態の一例の装置の外観斜視図
である。

【図７】本発明の実施の形態の一例の装置の内部構成を
示す模式図である。

【図８】本発明の実施の形態の一例の装置の内部構成の
一部を示す模式図である。

【図９】本発明の実施の形態の一例の装置の内部構成の
一部を示す模式図である。

【図１０】本発明の実施の形態の一例の装置の内部構成
の一部を示す模式図である。

【図１１】本発明の実施の形態の一例の装置の電気的構
成を示すブロック図である。

【図１２】ポジ感光材料の濃度特性を示す図である。

【図１３】本発明の実施の形態の一例の装置におけるＬ
ＵＴの一例を示す図である。

【図１４】ネガ感光材料の濃度特性を示す特性図であ
る。

【図１５】本発明の実施の形態の一例の装置の動作を示
すフローチャートである。

【図１６】本発明の実施の形態の一例の装置の動作を示
すフローチャートである。

【図１７】本発明の実施の形態の一例の装置の動作を示
すフローチャートである。

【図１８】本発明の実施の形態の一例の装置の動作を示
すフローチャートである。

【図１９】本発明の実施の形態の一例の装置の動作を示
すフローチャートである。

【図２０】本発明の実施の形態の一例の装置の動作を示
すフローチャートである。

【符号の説明】 １ カラープルーフ作成装置 ２ 装置本体 ３ 露光ユニット ４ 現像処理ユニット ７ 紙装填部 ８ 操作部 １１ 液晶パネル １２ タッチパネル ３１ ドラム ３０ 主走査部 ４０ 副走査部 １００ 制御部 １０１ ＣＰＵ ２００ ＲＩＰ ２０１ 画像データＩ／Ｆ部 ２０５ ＬＵＴ ２０６〜２０８ Ｄ-Ａ変換部 Ｄ３２０，Ｄ３２１，Ｄ３２２ ドライバ ３２０ レッドＬＥＤユニット ３２１ グリーンＬＥＤユニット ３２２ ブルーＬＥＤユニット ３２３ レッドＬＥＤユニット

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ホスト装置からの網点画像データに基づ
   き、波長の異なる複数の光源によってカラー感光材料を
   感光させてカラープルーフを作成するカラー画像記録装
   置であって、 カラープルーフ作成に必要な複数色の画像データを少な
   くとも１ライン分記憶する画像データ記憶手段と、 前記画像データ記憶手段から前記カラープルーフ作成に
   必要な複数色画像データを同時に読み出して該画像デー
   タを前記カラー感光材料に記録する画像記録手段と、 前記画像データの組み合わせで再現される色に対応した
   各画素記録時の光源駆動データを格納するためのルック
   アップテーブルと、 前記ルックアップテーブルに格納されるべき光源駆動デ
   ータを複数種類保持するテーブルデータ保持手段と、 前記テーブルデータ保持手段に保持されたいずれかの光
   源駆動データを選択して前記ルックアップテーブルに設
   定するテーブルデータ設定手段と、 前記テーブルデータ設定手段が選択設定するテーブルデ
   ータを指定するテーブルデータ指定手段と、を備えたこ
   とを特徴とするカラー画像記録装置。
2. 【請求項２】 ホスト装置からの網点画像データに基づ
   き、波長の異なる複数の光源によってカラー感光材料を
   感光させてカラープルーフを作成するカラー画像記録装
   置であって、 カラープルーフ作成に必要な複数色の画像データを少な
   くとも１ライン分記憶する画像データ記憶手段と、 前記画像データ記憶手段から前記カラープルーフ作成に
   必要な複数色画像データを同時に読み出して該画像デー
   タを前記カラー感光材料に記録する画像記録手段と、 前記画像データの組み合わせで再現される色に対応した
   各画素記録時の光源駆動データを格納するためのルック
   アップテーブルと、 前記ルックアップテーブルに格納されるべき光源駆動デ
   ータを複数種類保持するテーブルデータ保持手段と、 前記テーブルデータ保持手段に保持されたいずれかの光
   源駆動データを選択して前記ルックアップテーブルに設
   定するテーブルデータ設定手段と、 前記テーブルデータ設定手段が選択設定するテーブルデ
   ータを前記ホスト装置からの指示を受けて指定するテー
   ブルデータ指定手段と、 を備えたことを特徴とするカラー画像記録装置。
3. 【請求項３】 ホスト装置からの網点画像データに基づ
   き、ＫデータとＫ以外のデータとが重畳する領域の効果
   識別処理である墨重畳効果識別処理が実行可能であり、
   波長の異なる複数の光源によってカラー感光材料を感光
   させてカラープルーフを作成するカラー画像記録装置で
   あって、 カラープルーフ作成に必要な複数色の画像データを少な
   くとも１ライン分記憶する画像データ記憶手段と、 前記画像データ記憶手段から前記カラープルーフ作成に
   必要な複数色画像データを同時に読み出して該画像デー
   タを前記カラー感光材料に記録する画像記録手段と、 前記画像データの組み合わせで再現される色に対応した
   各画素記録時の光源駆動データを格納するためのルック
   アップテーブルと、 前記墨重畳効果識別処理を有効にするための有効データ
   を前記ルックアップテーブルに格納するか否かについて
   のホスト装置からの指示を受け、前記ルックアップテー
   ブルに設定すべきテーブルデータを指定するテーブルデ
   ータ指定手段と、を備えたことを特徴とするカラー画像
   記録装置。
4. 【請求項４】 ホスト装置からの網点画像データに基づ
   き、ＫデータとＫ以外のデータとが重畳する領域の効果
   識別処理である墨重畳効果識別処理が実行可能であり、
   波長の異なる複数の光源によってカラー感光材料を感光
   させてカラープルーフを作成するカラー画像記録装置で
   あって、 カラープルーフ作成に必要な複数色の画像データを少な
   くとも１ライン分記憶する画像データ記憶手段と、 前記画像データ記憶手段から前記カラープルーフ作成に
   必要な複数色画像データを同時に読み出して該画像デー
   タを前記カラー感光材料に記録する画像記録手段と、 前記画像データの組み合わせで再現される色に対応した
   各画素記録時の光源駆動データを格納するためのルック
   アップテーブルと、 前記ルックアップテーブルに格納されるべき光源駆動デ
   ータを複数種類保持するテーブルデータ保持手段と、 前記墨重畳効果識別処理を有効にするための有効データ
   を前記ルックアップテーブルに格納するか否かについて
   のホスト装置からの指示を受け、前記テーブルデータ保
   持手段の中から、前記ルックアップテーブルに設定すべ
   きテーブルデータを指定するテーブルデータ指定手段
   と、を備え、 前記複数種類の光源駆動データには、ＫデータとＫ以外
   のデータの複合で構成される画素記録時に選択されるル
   ックアップテーブルデータとして有効データを格納可能
   とする、ことを特徴とするカラー画像記録装置。
5. 【請求項５】 テーブルデータ設定手段は、前記テーブ
   ルデータ保持手段に保持されたいずれかの光源駆動デー
   タを選択するための指示を前記ホスト装置から受けて前
   記ルックアップテーブルに設定する、ことを特徴とする
   請求項４記載のカラー画像記録装置。
6. 【請求項６】 ホスト装置からの網点画像データに基づ
   き、ＫデータとＫ以外のデータとが重畳する領域の効果
   識別処理である墨重畳効果識別処理が実行可能であり、
   波長の異なる複数の光源によってカラー感光材料を感光
   させてカラープルーフを作成するカラー画像記録装置で
   あって、 カラープルーフ作成に必要な複数色の画像データを少な
   くとも１ライン分記憶する画像データ記憶手段と、 前記画像データ記憶手段から前記カラープルーフ作成に
   必要な複数色画像データを同時に読み出して、複数色の
   二値画像データの組み合わせに応じて複数色の光源を駆
   動することで、該画像データを前記カラー感光材料に記
   録する画像記録手段と、 前記画像データの組み合わせで再現される色に対応した
   各画素記録時の光源駆動データを格納するためのルック
   アップテーブルと、 ＫデータとＫ以外のデータの複合で構成される画素記録
   時に選択されるルックアップテーブルデータのデータ列
   を必要に応じてマスクするマスク手段と、 前記マスク手段のマスクが実行されたか示す識別マーク
   をカラー画像に付すスタンプ手段と、を備えたことを特
   徴とするカラー画像記録装置。
7. 【請求項７】 前記スタンプ手段は、前記マスク手段の
   マスクの不実行に際して識別マークを付す、ことを特徴
   とする請求項６記載のカラー画像記録装置。
8. 【請求項８】 前記スタンプ手段は、前記マスク手段の
   マスクの実行に際して識別マークを付す、ことを特徴と
   する請求項６記載のカラー画像記録装置。
9. 【請求項９】 ホスト装置からの網点画像データに基づ
   き、ＫデータとＫ以外のデータとが重畳する領域の効果
   識別処理である墨重畳効果識別処理が実行可能であり、
   波長の異なる複数の光源によってカラー感光材料を感光
   させてカラープルーフを作成するカラー画像記録装置で
   あって、 カラープルーフ作成に必要な複数色の画像データを少な
   くとも１ライン分記憶する画像データ記憶手段と、 前記画像データ記憶手段から前記カラープルーフ作成に
   必要な複数色画像データを同時に読み出して、複数色の
   二値画像データの組み合わせに応じて複数色の光源を駆
   動することで、該画像データを前記カラー感光材料に記
   録する画像記録手段と、 前記画像データの組み合わせで再現される色に対応した
   各画素記録時の光源駆動データを格納するためのルック
   アップテーブルと、 ＫデータとＫ以外のデータの複合で構成される画素記録
   時に選択されるルックアップテーブルデータのデータ列
   を必要に応じてマスクするマスク手段と、 前記マスク手段のマスクが実行されたか示す識別マーク
   をカラー画像に付すスタンプ手段と、 前記マスク手段のマスクの実行または不実行に際して前
   記スタンプ手段で識別マークを付すか否かの指定を行う
   スタンプ指定手段と、を備えたことを特徴とするカラー
   画像記録装置。