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JP2002317062A - エネルギー線硬化樹脂フィルムおよび表面保護されたプラスチック成形品 - Google Patents

エネルギー線硬化樹脂フィルムおよび表面保護されたプラスチック成形品

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Publication number
JP2002317062A
JP2002317062A JP2001119519A JP2001119519A JP2002317062A JP 2002317062 A JP2002317062 A JP 2002317062A JP 2001119519 A JP2001119519 A JP 2001119519A JP 2001119519 A JP2001119519 A JP 2001119519A JP 2002317062 A JP2002317062 A JP 2002317062A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
meth
acrylate
energy ray
resin film
film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001119519A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoichi Tanimoto
洋一 谷本
Yoichi Abe
庸一 阿部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd filed Critical Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
Priority to JP2001119519A priority Critical patent/JP2002317062A/ja
Publication of JP2002317062A publication Critical patent/JP2002317062A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐熱性、耐溶剤性、耐擦り傷性等に優れ
るエネルギー線硬化樹脂フィルムおよび表面保護された
プラスチック成形品を提供すること。 【解決手段】 ラジカル重合性不飽和二重結合を2個以
上有するラジカル重合性化合物(A)を含むラジカル重
合性単量体組成物を親水性基材上に塗布し、エネルギー
線を照射して硬化させた後、水中に浸漬してフィルムを
親水性基材から単離してなるエネルギー線硬化樹脂フィ
ルム、このフィルムをプラスチック成形品上に付着させ
てなる表面保護されたプラスチック成形品。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規にして有用な
るエネルギー線硬化樹脂フィルムおよび表面保護された
プラスチック成形品に関し、とりわけ、本発明のエネル
ギー線硬化樹脂フィルムは耐熱性、耐溶剤性、耐擦り傷
性等に優れる高分子フィルムである。
【0002】
【従来の技術】現在、高分子フィルムは、単独ポリマー
で、あるいは複合、積層、延伸または未延伸のまま多種
多様の状態で、包材用、農業用、電気・電子産業用およ
び情報産業用として広範囲に使用されている。これら高
分子フィルムは、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリスチレン、ポリ
ビニルアルコール、ポリカーボネート、ポリエチレンテ
レフタレート、ナイロン6などの熱可塑性高分子が溶
融、製膜、延伸等の工程を経てフィルム化されている。
【0003】しかしながら、熱可塑性高分子から形成さ
れる高分子フィルムは、網目状の架橋構造を持たないた
めに、耐熱性、耐溶剤性、耐擦り傷性等に劣るという欠
点を有しており、この欠点を補う必要がある場合は、高
分子フィルム上に更にコーテイング等の表面処理を施す
必要が生じる。ところが、表面処理工程の実施は製造工
程が複雑となり、フィルムの生産性を著しく低下させて
しまう。
【0004】これまでも、こういった表面処理工程を省
略し、かつ、熱可塑性高分子にはない耐熱性、耐溶剤
性、耐擦り傷性等の性能を有する高分子フィルムを得よ
うとする試みが、エネルギー線硬化型樹脂を用いた系で
為されている。例えば、特開昭60-1233号公報に
は、離型紙等の離型性を有する基材上に、分子量700
以上のポリエステルポリオールを出発原料とするポリエ
ステルアクリレートと、分子量600以下で(メタ)ア
クリル基を2個以上有するモノマーからなる組成物を3
〜800μmで塗工した後、電子線を照射して硬化せし
め、基材から硬化フィルムを剥離して高分子フィルムを
得る方法が開示されている。
【0005】しかしながら、溶剤等の併用により粘度が
低い塗装材を用いて、離型性基材上に硬化フィルムを作
成しようとした場合、離型紙上に塗工直後からハジキや
凝集が起こり、均一な高分子フィルムの作成が困難であ
った。また、該特開昭60-1233号公報はゴム弾性
を有する硬化フィルムの作成を意図したものであり、硬
化フィルムが硬くて脆い場合、離型性基材から剥離する
際に硬化フィルムにクラックが生じてしまい、期待する
大面積のフィルムの作成が困難であった。
【0006】一方、特開平04-100831号公報に
は、ガラス転移温度が50℃以下の(メタ)アクリロイ
ル基含有オリゴマーとガラス転移温度が90℃以上の
(メタ)アクリロイル基含有モノマーからなる組成物
を、形状物上に塗工するか、あるいはフィルムの間に挟
んで形状を与えた後、電子線を照射して特定の形状を有
する硬化膜を作成し、形状物から、あるいはフィルムの
間から硬化膜を剥離することによって、形状記憶膜を製
造する方法が開示されている。
【0007】しかしながら、基材として例示されている
のはトタン板のみであり、その他の基材については具体
例が明らかにされておらず、基材から剥離する具体的手
法についても何ら記載はない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明が解決
しようとする課題は、耐熱性、耐溶剤性、耐擦り傷性等
に優れるエネルギー線硬化樹脂フィルムおよび表面保護
されたプラスチック成形品を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者らは、上
述した如き課題に照準を合わせて鋭意研究を重ねた結
果、ラジカル重合性不飽和二重結合を2個以上有するラ
ジカル重合性化合物(A)を含むラジカル重合性単量体
組成物を親水性基材上に塗布し、エネルギー線を照射し
て硬化させた後、水中に浸漬して親水性基材上に形成さ
れたフィルムを親水性基材から単離してなる高分子フィ
ルムは、耐熱性、耐溶剤性、耐擦り傷性等に優れるフィ
ルムであり、このフィルムを表面保護膜として、必要に
より接着剤を介して、プラスチック成形品上に付着させ
てなるプラスチック成形品は、耐熱性、耐溶剤性、耐擦
り傷性等に優れる成形品であること等を見い出し、本発
明を完成するに至った。
【0010】すなわち、本発明は、ラジカル重合性不飽
和二重結合を2個以上有するラジカル重合性化合物
(A)を含むラジカル重合性単量体組成物を親水性基材
上に塗布し、エネルギー線を照射して硬化させた後、水
中に浸漬して親水性基材上に形成されたフィルムを親水
性基材から単離してなる高分子フィルムであることを特
徴とする、エネルギー線硬化樹脂フィルム、および、こ
のエネルギー線硬化樹脂フィルムをプラスチック成形品
上に付着させてなることを特徴とする、表面保護された
プラスチック成形品、を提供するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に本発明を詳細に説明する。
本発明で言うフィルムとは膜厚が3〜300μmのもの
を指し、通常シートとして分類される領域のものも包含
される。
【0012】本発明で用いるラジカル重合性化合物
(A)としては、例えば、脂肪族系(メタ)アクリレー
ト、ウレタン(メタ)アクリレート、ポリエステル(メ
タ)アクリレート、エポキシ(メタ)アクリレート、不
飽和ポリエステルであって、ラジカル重合性不飽和二重
結合を2個以上有する化合物が挙げられ、これらは、単
独で用いても良いし、併用しても良い。
【0013】ラジカル重合性化合物(A)として挙げら
れている重合性不飽和二重結合を2個以上有する脂肪族
系(メタ)アクリレートとしては、芳香環に結合してい
てもよい鎖状炭化水素の炭素原子に結合した脂肪族(メ
タ)アクリロイル基、および/または、環状飽和炭化水
素の炭素原子に結合した脂環式(メタ)アクリロイル基
を、2個以上有する化合物が挙げられ、例えば、ブタン
ジオールジ(メタ)アクリレート、ヘキサンジオールジ
(メタ)アクリレート、エトキシ化ヘキサンジオールジ
(メタ)アクリレート、プロポキシ化ヘキサンジオール
ジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)
アクリレート、ポリプロピレングリコールジ(メタ)ア
クリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリ
レート、エトキシ化ネオペンチルグリコールジ(メタ)
アクリレート、ヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグリ
コールジ(メタ)アクリレート等のジ(メタ)アクリレ
ート;
【0014】トリメチロールプロパントリ(メタ)アク
リレート、エトキシ化トリメチロールプロパントリ(メ
タ)アクリレート、プロポキシ化トリメチロールプロパ
ントリ(メタ)アクリレート、トリス2―ヒドロキシエ
チルイソシアヌレートトリ(メタ)アクリレート、グリ
セリントリ(メタ)アクリレート等のトリ(メタ)アク
リレート;
【0015】ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリ
レート、ジペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレ
ート、ジトリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレ
ート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレー
ト、ジトリメチロールプロパンテトラ(メタ)アクリレ
ート、ジペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレ
ート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレ
ート、ジトリメチロールプロパンペンタ(メタ)アクリ
レート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリ
レート、ジトリメチロールプロパンヘキサ(メタ)アク
リレート等の多官能(メタ)アクリレート;これら(メ
タ)アクリレートの一部をアルキル基やε−カプロラク
トンで置換した多官能(メタ)アクリレート等が挙げら
れ、これらは、単独で用いても良いし、2種以上を併用
して用いても良い。
【0016】ラジカル重合性化合物(A)として挙げら
れているラジカル重合性不飽和二重結合を2個以上有す
るウレタン(メタ)アクリレートとしては、ポリイソシ
アネート化合物と水酸基含有(メタ)アクリレート化合
物をウレタン化反応することによって得られる、2個以
上の(メタ)アクリロイル基を有する化合物が挙げられ
る。ここで用いるポリイソシアネート化合物としては、
例えば、イソシアネート基を2個以上有する化合物であ
り、脂肪族系ジイソシアネート化合物、芳香族系ジイソ
シアネート化合物、脂肪族系ジイソシアネート化合物、
および/または、芳香族系ジイソシアネート化合物から
構成されるポリイソシアネートプレポリマー等が挙げら
れる。ここで言う脂肪族系ジイソシアネート化合物と
は、芳香環に結合していてもよい鎖状炭化水素の炭素原
子に結合した脂肪族イソシアネート基、および/また
は、環状飽和炭化水素の炭素原子に結合した脂環式イソ
シアネート基を有する化合物を意味する。また、芳香族
系ジイソシアネート化合物とは、環状不飽和炭化水素の
炭素原子に結合した芳香族イソシアネート基を有する化
合物を意味する。
【0017】上記脂肪族系ジイソシアネート化合物とし
ては、例えば、1,6−ヘキサメチレンジイソシアネー
ト、イソホロンジイソシアネート、1,3−キシレンジ
イソシアネート、1,4−キシレンジイソシアネート、
水添トリレンジイソシアネート、水添キシレンジイソシ
アネート、1,3−ジイソシアネートシクロヘキサン、
1,4−ジイソシアネートシクロヘキサン、ジシクロヘ
キシルメタン−4,4’−ジイソシアネート、1,3−
テトラメチルキシレンジイソシアネート、1,4−テト
ラメチルキシレンジイソシアネート、1,4−テトラメ
チレンジイソシアネート、1,12−ドデカメチレンジ
イソシアネート、2,2,4−トリメチルシクロヘキサ
ンジイソシアネート、2,4,4−トリメチルシクロヘ
キサンジイソシアネート、2,2,4−トリメチルヘキ
サメチレンジイソシアネート、2,4,4−トリメチル
ヘキサメチレンジイソシアネート、リジンジイソシアネ
ート、ノルボルナンジイソシアネート等が挙げられる。
【0018】また、芳香族系ジイソシアネート化合物と
しては、例えば、トリレンジイソシアネート、ジフェニ
ルメタンジイソシアネート、1,5−ジナフタレンジイ
ソシアネート、トリジンジイソシアネート、1,4−フ
ェニレンジイソシアネート、1,6−フェニレンジイソ
シアネート等のジイソシアネートモノマー類が挙げられ
る。
【0019】さらに、上記ポリイソシアネートプレポリ
マーとしては、脂肪族系ジイソシアネート化合物および
/または芳香族系ジイソシアネート化合物と多官能ポリ
オール化合物から合成されるアダクト型ポリイソシアネ
ート化合物、脂肪族系ジイソシアネート化合物および/
または芳香族系ジイソシアネート化合物の3量体からな
るイソシアヌレート型ポリイソシアネート化合物等が挙
げられる。
【0020】上記水酸基含有(メタ)アクリレート化合
物としては、例えば、水酸基と(メタ)アクリロイル基
とをそれぞれ1個以上有する化合物を意味し、例えば、
エチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、プロピ
レングリコールモノ(メタ)アクリレート、ブタンジオ
ールモノ(メタ)アクリレート、ペンタンジオールモノ
(メタ)アクリレート、ヘキサンジオールモノ(メタ)
アクリレート、ジエチレングリコールモノ(メタ)アク
リレート、ジプロピレングリコールモノ(メタ)アクリ
レート、トリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレ
ート、トリプロピレングリコールモノ(メタ)アクリレ
ート、テトラエチレングリコールモノ(メタ)アクリレ
ート、ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレー
ト、ポリプロピレングリコールモノ(メタ)アクリレー
ト、ネオペンチルグリコールモノ(メタ)アクリレー
ト、エトキシ化ネオペンチルグリコールモノ(メタ)ア
クリレート、ヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグリコ
ールモノ(メタ)アクリレート等の2価アルコールのモ
ノ(メタ)アクリレート;
【0021】トリメチロールプロパンモノ(メタ)アク
リレート、エトキシ化トリメチロールプロパンモノ(メ
タ)アクリレート、プロポキシ化トリメチロールプロパ
ンモノ(メタ)アクリレート、トリス2−ヒドロキシエ
チルイソシアヌレートモノ(メタ)アクリレート、グリ
セリンモノ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロ
パンジ(メタ)アクリレート、エトキシ化トリメチロー
ルプロパンジ(メタ)アクリレート、プロポキシ化トリ
メチロールプロパンジ(メタ)アクリレート、トリス2
−ヒドロキシエチルイソシアヌレートジ(メタ)アクリ
レート、グリセリンジ(メタ)アクリレート等の3価の
アルコールのモノ及びジ(メタ)アクリレートでヒドロ
キシル基を有するものや、これら3価のアルコールのモ
ノ及びジ(メタ)アクリレートの水酸基の一部をアルキ
ル基やε−カプロラクトンで変性したヒドロキシル基を
有するモノ及びジ(メタ)アクリレート;
【0022】ペンタエリスリトールモノ(メタ)アクリ
レート、ジペンタエリスリトールモノ(メタ)アクリレ
ート、ジトリメチロールプロパンモノ(メタ)アクリレ
ート、ペンタエリスリトールジ(メタ)アクリレート、
ジペンタエリスリトールジ(メタ)アクリレート、ジト
リメチロールプロパンジ(メタ)アクリレート、ペンタ
エリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ジペンタエ
リスリトールトリ(メタ)アクリレート、ジトリメチロ
ールプロパントリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリ
スリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジトリメチロ
ールプロパンテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエ
リスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、ジトリメチ
ロールプロパンヘキサ(メタ)アクリレート等の4価以
上のアルコールのモノもしくは多官能(メタ)アクリレ
ートであって水酸基を有するものや、これらモノもしく
は多官能(メタ)アクリレートの水酸基の一部をアルキ
ル基やε−カプロラクトンで変性したヒドロキシル基を
有する多官能(メタ)アクリレート等が挙げられる。
【0023】上記ラジカル重合性不飽和二重結合を2個
以上有するウレタン(メタ)アクリレートを得るに当た
って、水酸基含有(メタ)アクリレート化合物に含まれ
る水酸基とポリイソシアネート化合物に含まれるイソシ
アネート基のモル比(OH)/(NCO)は、遊離のイ
ソシアネート基が系内に残存しないため、ラジカル重合
性単量体組成物の貯蔵安定性の低下を招かず、更に、エ
ネルギー線を照射して得られたフィルムを単離するため
に水中に浸漬した場合にフィルム中に残存する未反応の
イソシアネート基が水と反応して塗面外観を悪くするこ
とがないことから、1.00以上であることが好まし
く、なかでも1.05〜30.00となる範囲で反応さ
せることが特に好ましい。ウレタン化反応に当たって
は、反応を促進するため、ジブチル錫ジアセテートやジ
ブチル錫ジラウレート等に代表される通常の有機錫系触
媒や、トリエチルアミン等の3級アミン化合物を使用し
ても良い。
【0024】また、上記ウレタン化反応に当たって、イ
ソシアネート基と反応する活性水素基を有しない有機溶
剤を、単独あるいは2種以上を混合して用いることがで
きる。このような有機溶剤の具体的な例としては、酢酸
エチル、酢酸ブチル等のエステル系溶剤;アセトン、メ
チルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン
系溶剤;トルエン、キシレン等の芳香族系溶剤等が挙げ
られる。
【0025】ラジカル重合性化合物(A)として挙げら
れているラジカル重合性不飽和二重結合を2個以上有す
るポリエステル(メタ)アクリレートとしては、多価ア
ルコールと多塩基酸を反応してなるポリエステル化合物
の水酸基に、(メタ)アクリル酸を通常のエステル化反
応で導入することによって得られる、1分子中に2個以
上の(メタ)アクリロイル基を有する化合物が挙げられ
る。
【0026】ここで用いる多価アルコールとしては、例
えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、
1,3−ブチレングリコール、1,6−ヘサンジオー
ル、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、
ネオペンチルグリコール、トリエチレングリコール、ビ
スフェノールA、水添ビスフェノールA、エチレンオキ
サイドまたはプロピレンオキサイド変性ビスフェノール
A、グリセリン、トリメチロールエタン、トリメチロー
ルプロパン、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリ
トールなどが挙げられるが、これらに限定されるわけで
はなく、通常ポリエステルの重合に用いられる多価アル
コールはいずれも使用可能である。
【0027】また、多塩基酸としては、例えば、無水フ
タル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、無水コハク酸、
メチルテトラヒドロ無水フタル酸、エンドメチレンテト
ラヒドロ無水フタル酸、アジピン酸、アゼライン酸、セ
バシン酸、ヘット酸、テトラヒドロ無水フタル酸、ヘキ
サヒドロ無水フタル酸、テトラブロム無水フタル酸、テ
トラクロロ無水フタル酸、無水ヘット酸、無水ハイミッ
ク酸、無水マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、無水ト
リメリット酸、無水ピロメリット酸などが挙げられる
が、これらに限定されるわけではなく、通常ポリエステ
ルの重合に用いられる多塩基酸はいずれも使用可能であ
る。なお、エステル化反応にあたって、トルエン、キシ
レン、n−ヘプタン等の縮合水と共沸可能な有機溶剤
を、単独あるいは2種以上を混合して用いることができ
る。
【0028】ラジカル重合性化合物(A)として挙げら
れているラジカル重合性不飽和二重結合を2個以上有す
るエポキシ(メタ)アクリレートとしては、エポキシ化
合物のエポキシ基に(メタ)アクリル酸を通常のエポキ
シ基の開環反応で導入することによって得られる、1分
子中に2個以上の(メタ)アクリロイル基を有する化合
物が挙げられる。
【0029】ここで用いるエポキシ化合物としては、例
えば、ノボラック型ポリグリシジルエーテル、ビスフェ
ノールA型ポリグリシジルエーテル等のグリシジルエー
テル基が芳香環の炭素原子に結合した芳香族系エポキシ
化合物;水添ビスフェノールA型ポリグリシジルエーテ
ル、ソルビトールポリグリシジルエーテル、ソルビタン
ポリグリシジルエーテル、グリセリンポリグリシジルエ
ーテル、ジグリセリンポリグリシジルエーテル、ペンタ
エリスリトールポリグリシジルエーテル、トリグリシジ
ルトリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレート、
トリメチロールプロパンポリグリシジルエーテル、レソ
ルシンジグリシジルエーテル、1,4−ブタンジオール
ジグリシジルエーテル、ネオペンチルグリコールジグリ
シジルエーテル、1,6−ヘキサンジオールジグリシジ
ルエーテル等から誘導される、芳香環に結合していても
よい鎖状炭化水素の炭素原子および/または環状飽和炭
化水素の炭素原子に結合したグリシジルエーテル基を有
する脂肪族系エポキシ化合物;エポキシ化大豆油やエポ
キシ化亜麻仁油等のエポキシ化植物油化合物等が挙げら
れる。
【0030】また、上記エポキシ基の開環反応に当たっ
て、イソシアネート基と反応する活性水素基を有しない
有機溶剤を、単独あるいは2種以上を混合して用いるこ
とができる。このような有機溶剤の具体的な例として、
酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル系溶剤;アセト
ン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等の
ケトン系溶剤;トルエン、キシレン等の芳香族系溶剤等
が挙げられる。
【0031】ラジカル重合性化合物(A)として挙げら
れているラジカル重合性不飽和二重結合を2個以上有す
る不飽和ポリエステルとしては、多価アルコールと不飽
和多塩基酸と飽和多塩基酸を通常のエステル化反応させ
ることによって得られる、1分子中に2個以上の反応性
不飽和結合基を有する化合物が挙げられる。
【0032】ここで用いる多価アルコールとしては、エ
チレングリコール、プロピレングリコール、1,3−ブ
チレングリコール、1,6−ヘサンジオール、ジエチレ
ングリコール、ジプロピレングリコール、ネオペンチル
グリコール、トリエチレングリコール、ビスフェノール
A、水添ビスフェノールA、エチレンオキサイド変性ビ
スフェノールA、プロピレンオキサイド変性ビスフェノ
ールA、グリセリン等が挙げられ、これらは各々単独あ
るいは混合物で用いても差し支えない。
【0033】不飽和多塩基酸とは、環状不飽和結合に起
因する炭素原子同士の2重結合ではない不飽和結合を意
味し、無水マレイン酸、フマル酸、イタコン酸等が挙げ
られ、これらは各々単独あるいは混合物で用いても差し
支えない。また、飽和多塩基酸とは、アジピン酸、アゼ
ライン酸、無水コハク酸、セバシン酸等に代表される鎖
状飽和炭化水素骨格を有するものに加えて、無水フタル
酸、イソフタル酸、テレフタル酸、テトラヒドロ無水フ
タル酸、メチルテトラヒドロ無水フタル酸、エンドメチ
レンテトラヒドロ無水フタル酸、ヘット酸、ヘキサヒド
ロ無水フタル酸、テトラブロム無水フタル酸、テトラク
ロロ無水フタル酸、無水ヘット酸、無水ハイミック酸等
に代表される環状不飽和結合に起因する炭素原子同士の
2重結合を有する多塩基酸も含まれ、これらは各々単独
あるいは混合物で用いても差し支えない。
【0034】不飽和ポリエステルを構成する多価アルコ
ールと不飽和多塩基酸と飽和多塩基酸の選択に当たって
は、例えば「ポリエステル樹脂ハンドブック」(滝山栄
一郎著、日刊工業新聞社刊)に記載されているように、
目的とする性能に合わせてそれぞれ複数選択して決定さ
れる。
【0035】これら、ラジカル重合性不飽和二重結合を
2個以上有する、ウレタン(メタ)アクリレート、ポリ
エステル(メタ)アクリレート、エポキシ(メタ)アク
リレートおよび不飽和ポリエステルの合成に当たって
は、反応中にアクリロイル基の重合が起こることを抑止
するために、メトキノン、ハイドロキノン、フェノチア
ジン等の重合禁止剤や酸化防止剤を使用しても良い。ま
た、反応は、窒素雰囲気下でも行えるが、アクリロイル
基が重合を起こさぬよう酸素を含んだ乾燥空気雰囲気化
で反応せしめることが好ましい。
【0036】本発明において、ラジカル重合性化合物
(A)を含むラジカル重合性単量体組成物を塗布する親
水性基材としては、水に対して親和性を有する基材や水
溶性の基材が挙げられ、具体例としては、洗浄したガラ
スやポリビニルアルコールより構成されたフィルム等が
ある。また、ガラス基材に電子線等のエネルギー線を照
射して、更に親水性を高めた物を親水性基材として用い
ても良い。更には、水に対する親和性が低い疎水性基材
の表面に、コロナ放電処理、クロム酸処理、火炎処理、
熱風処理、各種コーテイング等の処理を施すことによ
り、親水性に改質したものを親水性基材として用いるこ
ともできる。
【0037】なお、上記コーテイングに当たっては、親
水性の官能基を有するコーテイング剤を塗工することが
必要であり、親水性官能基としては、例えば、−SO3
H、−SO3M、−OSO3H、−OSO3M、−COO
M、−COOH、−NH2、−NR3X、−CN、−O
H、−NHCONH2、−(OCH2CH2)(ここで、
Rは鎖状飽和炭化水素基、Mはアルカリ金属または4級
アンモニウム基、Xはハロゲン原子を表す。)等の官能
基が挙げられる。また、塗工に当たっては、表面改質に
必要な量の塗工で十分であり、膜厚としては1〜5μm
の膜厚で十分である。また、親水性基材は、平板に限ら
ず、目的とする凹凸形状をしたものを用いても差し支え
ない。
【0038】本発明のエネルギー線硬化樹脂フィルムの
膜厚は、3〜300μmの範囲であり、なかでも3〜1
00μmの範囲であることがフィルムの取り扱いが容易
であり、塗膜性能を充分に満足させることができるため
に好ましい。膜厚が3μm未満の薄膜の場合、硬化樹脂
フィルムの性能を十分に発揮するのが困難になるため好
ましくなく、また、300μmよりも厚膜の場合、エネ
ルギー線を照射して硬化する際にフィルムにワレが生じ
たり、水中に浸漬しても親水性基材からの単離が困難に
なるため好ましくない。
【0039】本発明のエネルギー線硬化樹脂フィルムの
親水性基材からの単離は、親水性基材上に形成された硬
化フィルムを親水性基材と共に水中へ浸漬し、必要に応
じて強制的に剥離することによって可能である。浸漬す
る水の温度は1〜80℃が好ましい。また、浸漬する水
には、あえて何も添加する必要はないが、界面活性剤等
の添加剤を必要に応じて加えても差し支えない。水中に
1〜24時間浸漬すると、親水性基板からフィルムが剥
離し始める。特に、硬化フィルムが柔軟な場合、硬化フ
ィルムの剥離速度は遅いため、徐々に剥離し始めた末端
から、強制的に剥離しても均一な硬化フィルムが単離さ
れる。
【0040】本発明に用いられるラジカル重合性単量体
組成物に含まれるラジカル重合性化合物(A)は、ラジ
カル重合性不飽和二重結合を2個以上有する化合物であ
り、なかでも、ラジカル重合性不飽和二重結合を3〜3
0個有する化合物が好ましく、さらにはラジカル重合性
不飽和二重結合を4〜30個有する化合物が特に好まし
い。ラジカル重合性不飽和二重結合が1個の場合、エネ
ルギー線照射により得られる硬化樹脂フィルムを親水性
基材から単離することが困難になるばかりか硬化フィル
ムの架橋密度が低くなり、フィルムの強度、耐擦り傷
性、耐溶剤性が不十分となるため好ましくない。
【0041】本発明に用いるラジカル重合性単量体組成
物としては、ラジカル重合性不飽和二重結合を2個以上
有するラジカル重合性化合物(A)を40重量%以上含
む組成物であることが、硬化フィルムを親水性基材から
単離することが容易であるため好ましい。
【0042】上記ラジカル重合性単量体組成物に含まれ
る、ラジカル重合性化合物(A)以外の成分としては、
ラジカル重合性不飽和二重結合を1個有する化合物
(B)、エネルギー線の照射による重合が可能なエポキ
シ化合物、光重合開始剤、重合禁止剤類、顔料、天然な
いしは合成高分子物質類、その他の配合剤等が挙げられ
る。
【0043】上記ラジカル重合性不飽和二重結合を1個
有する化合物(B)としては、例えば、スチレン、ビニ
ルトルエン、酢酸ビニル等のモノビニル化合物;2−ヒ
ドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ
プロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシブチル
(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレー
ト、イソブチル(メタ)アクリレート、t−ブチル(メ
タ)アクリレート、グリシジル(メタ)アクリレート、
アクリロイルモルフォリン、N−ビニルピロリドン、テ
トラヒドロフルフリールアクリレート、シクロヘキシル
(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)ア
クリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート、イソ
デシル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリ
レート、トリデシル(メタ)アクリレート、セチル(メ
タ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、
ベンジル(メタ)アクリレート、2−エトキシエチル
(メタ)アクリレート、3−メトキシブチル(メタ)ア
クリレート、エチルカルビトール(メタ)アクリレー
ト、
【0044】リン酸(メタ)アクリレート、エチレンオ
キサイド変性リン酸(メタ)アクリレート、フェノキシ
(メタ)アクリレート、エチレンオキサイド変性フェノ
キシ(メタ)アクリレート、プロピレンオキサイド変性
フェノキシ(メタ)アクリレート、ノニルフェノール
(メタ)アクリレート、エチレンオキサイド変性ノニル
フェノール(メタ)アクリレート、プロピレンオキサイ
ド変性ノニルフェノール(メタ)アクリレート、メトキ
シジエチレングリコール(メタ)アクリレート、メトキ
シポリチレングリコール(メタ)アクリレート、メトキ
シプロピレングリコール(メタ)アクリレート、
【0045】2−(メタ)アクリロイルオキシエチル−
2−ヒドロキシプロピルフタレート、2−ヒドロキシ−
3−フェノキシプロピル(メタ)アクリレート、2−
(メタ)アクリロイルオキシエチルハイドロゲンフタレ
ート、2−(メタ)アクリロイルオキシプロピルハイド
ロゲンフタレート、2−(メタ)アクリロイルオキシプ
ロピルヘキサヒドロハイドロゲンフタレート、2−(メ
タ)アクリロイルオキシプロピルテトラヒドロハイドロ
ゲンフタレート、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリ
レート、トリフルオロエチル(メタ)アクリレート、テ
トラフルオロプロピル(メタ)アクリレート、ヘキサフ
ルオロプロピル(メタ)アクリレート、オクタフルオロ
プロピル(メタ)アクリレート、オクタフルオロプロピ
ル(メタ)アクリレート、アダマンチルアクリレートな
どのモノ(メタ)アクリレート等が挙げられる。
【0046】また、エネルギー線の照射による重合が可
能なエポキシ化合物としては、ラジカル重合性化合物
(A)としてのエポキシ(メタ)アクリレートを得るに
際に使用するエポキシ化合物として例示した芳香族エポ
キシ化合物、脂肪族エポキシ化合物、エポキシ化植物油
化合物に加えて、3,4−エポキシシクロヘキシルメチ
ル−3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシレート
やビス−(3,4−エポキシシクロヘキシル)アジペー
ト等の脂環式エポキシ化合物等が挙げられる。
【0047】光重合開始剤としては、各種のものが使用
できるが、それらのうちでも特に代表的なものを例示す
れば、ベンゾフェノン、ベンジル、ミヒラーケトン、チ
オキサントンまたはアントラキノン等の水素引き抜きに
よってラジカルを発生するタイプの化合物等が挙げられ
る。これらの化合物は、メチルアミン、ジエタノールア
ミン、N−メチルジエタノールアミン、トリブチルアミ
ン等の第三アミンと併用するのが一般的である。別のタ
イプの光重合開始剤としては、例えば、分子内分裂によ
ってラジカルを発生するタイプの化合物が挙げられる。
具体的には、例えば、ベンゾイン、ジアルコキシアセト
フェノン、アシルオキシムエステル、ベンジルケター
ル、ヒドロキシアルキルフェノン、ハロゲノケトン等が
挙げられる。さらに別のタイプの光重合開始剤として
は、ジアリルヨードニウム塩、トリアリルスルホニウム
塩等に代表されるカチオン重合開始剤が挙げられる。
【0048】光重合開始剤しては、例えば、ハイドロキ
ノン、ベンゾキノン、トルハイドノキノンまたは、パラ
ターシャリーブチルカテコールの如き重合禁止剤類等が
挙げられる。
【0049】顔料としては、特に限定されるものではな
く、例えば、塗料原料便覧1970年度版(日本塗料工
業会編)に記載されている体質顔料、白顔料、黒顔料、
灰色顔料、赤色顔料、茶色顔料、緑色顔料、青顔料、紫
顔料、金属粉顔料、発光顔料、真珠色顔料等の有機顔料
や無機顔料、さらにはプラスチック顔料などが挙げられ
る。
【0050】これら着色剤の具体例としては種々のもの
が掲げられ、有機顔料としては、例えば、ベンチジンエ
ロー、ハンザエロー、レーキッド4R等の如き、各種の
不溶性アゾ顔料;レーキッドC、カーミン6B、ボルド
ー10等の如き溶性アゾ顔料;フタロシアニンブルー、
フタロシアニングリーン等の如き、各種の(銅)フタロ
シアニン系顔料;ローダミンレーキ、メチルバイオレッ
トレーキ等の如き、各種の塩素性染め付けレーキ;キノ
リンレーキ、ファストスカイブルー等の如き、各種の媒
染染料系顔料;アンスラキノン系顔料、チオインジゴ系
顔料、ペリノン系顔料等の如き、各種の建染染料系顔
料;シンカシアレッドB等の如き、各種のキナクリドン
系顔料;ヂオキサジンバイオレット等の如き、各種のヂ
オキサジン系顔料;クロモフタール等の如き各種の縮合
アゾ顔料;アニリンブラックなどが挙げられる。
【0051】無機顔料としては、例えば、黄鉛、ジンク
クロメート、モリブデートオレンジ等の如き、各種のク
ロム酸塩;紺青等の如き、各種のフェロシアン化合物;
酸化チタン、亜鉛華、マピコエロー、酸化鉄、ベンガ
ラ、酸化クロームグリーン等の如き、各種の金属酸化
物;カドミウムエロー、カドミウムレッド、硫化水銀等
の如き、各種の硫化物ないしはセレン化物;硫酸バリウ
ム、硫酸鉛等の如き、各種の硫酸塩;ケイ酸カルシウ
ム、群青等の如き、各種のケイ酸塩;炭酸カルシウム、
炭酸マグネシウム等の如き、各種の炭酸塩;コバルトバ
イオレット、マンガン紫の如き、各種の燐酸塩;アルミ
ニウム粉、金粉、銀粉、銅粉、ブロンズ粉、真鍮粉等の
如き、各種の金属粉末顔料;これら金属のフレーク顔
料、マイカ・フレーク顔料;金属酸化物を被覆した形の
マイカ・フレーク顔料、雲母状酸化鉄顔料等の如き、メ
タリック顔料やパール顔料;黒鉛、カーボンブラック等
が挙げられる。
【0052】体質顔料としては、例えば、沈降性硫酸バ
リウム、ご粉、沈降炭酸カルシウム、重炭酸カルシウ
ム、寒水石、アルミナ白、シリカ、含水微粉シリカ(ホ
ワイトカーボン)、超微粉無水シリカ(エアロジル)、
珪砂(シリカサンド)、タルク、沈降性炭酸マグネシウ
ム、ベントナイト、クレー、カオリン、黄土などが挙げ
られる。
【0053】さらに、プラスチック顔料〔例えば、大日
本インキ化学工業(株)製グランドールPP−100
0、PP−2000S〕等も使用できる。
【0054】顔料の使用割合は、顔料の種類、望まれる
色相、用いる光重合開始剤等により異なり、特に限定さ
れるものではないが、紫外線により硬化せしめる場合、
着色顔料は硬化に必要な紫外線の多くを吸収してしまう
ため、硬化するのに十分な紫外線がラジカル重合製不飽
和二重結合に供給できる範囲が好ましく、通常は樹脂組
成物の固形分100重量部に対して顔料は30重量部以
下となる範囲が好ましい。
【0055】また、天然ないしは合成高分子物質類とし
ては、ビニルエステル樹脂類、ポリイソシアネート化合
物、ポリエポキシド類、アクリル樹脂類、アルキド樹脂
類、尿素樹脂類、メラミン樹脂類、ポリ酢酸ビニル、酢
酸ビニル系共重合体類、ポリブタジエン系エラストマ
ー、飽和ポリエステル類または飽和ポリエーテル類、ニ
トロセルロース類またはセルロースアセテートブチレー
トの如きセルロース誘導体類;アマニ油、桐油、大豆
油、ヒマシ油またはエポキシ化油類の如き油脂類等が挙
げられる。
【0056】本発明で用いるラジカル重合性単量体組成
物は、粘度調節のために有機溶剤を使用することができ
る。有機溶剤を使用した場合は、塗装後に熱風乾燥機に
より有機溶剤を除去するのが好ましく、使用量は、特に
限定されないが、通常は組成物の固形分濃度が5〜80
重量%となる範囲である。
【0057】上記有機溶剤としては、通常、沸点が50
〜180℃のものが、塗工時の作業性、硬化前後の乾燥
性の点から好ましく、例えば、メタノール、イソプロピ
ルアルコール、n−ブタノール、イソブタノール等のア
ルコール系溶剤;酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチ
ル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレン
グリコールモノエチルエーテルアセテート、エチレング
リコールモノブチルエーテルアセテート等のエステル系
溶剤;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチ
ルケトン等のケトン系溶剤;トルエン、キシレン等の芳
香族系溶剤またはこれらの混合物類等が挙げられる。
【0058】その他の配合剤としては、酸化防止剤、紫
外線吸収剤、レベリング剤、界面活性剤、スリップ剤、
消泡剤等が挙げられる。
【0059】以上に説明したような本発明で用いるラジ
カル重合性単量体組成物は、必要に応じて有機溶剤等に
より適当な塗装粘度に調整され、親水性基材上に塗装さ
れ、紫外線、可視光、レーザー光、電子線、X線、γ
線、プラズマ、マイクロウェーブ等のエネルギー線を照
射することにより硬化せしめて硬化樹脂フィルムを製造
することができる。
【0060】得られたエネルギー線硬化樹脂フィルム
は、印刷等の意匠性を付与した紙、ガラス、金属、木
材、無機建材等に付着させて、印刷面の表面保護フィル
ムとして用いても良いが、特にプラスチック基材上に付
着させて、プラスチック基材の保護フィルムとしての使
用が有効である。
【0061】プラスチック基材としては、プラスチック
成形品やプラスチックフィルムが挙げられる。プラスチ
ック成形品の例としては、ABS樹脂、ポリメチルメタ
クリレート樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリプロピレ
ン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂およびこれらのポリマ
ーアロイ樹脂などから製造された成形物が挙げられる。
また、プラスチックフィルムとしては、ポリエチレン、
ポリプロピレン、トリアセチルセルロース、ポリエチレ
ンテレフタレート、塩化ビニル、ポリカーボネートなど
から製造されたフィルムが挙げられる。これらプラスチ
ック基材に直接本発明のエネルギー線硬化樹脂フィルム
を付着しても良いが、プラスチック基材に、意匠性を施
そうとした場合は、プラスチック基材に塗装を施した後
に、本発明のエネルギー線硬化樹脂フィルムを付着させ
るか、あるいは、本発明のエネルギー線硬化樹脂フィル
ムに印刷等を施した後、その印刷面をプラスチック基材
に付着させても良い。また、付着させるに当たって、プ
ラスチック基材の表面改質のために、コロナ放電、クロ
ム酸処理、火炎処理、熱風処理等の表面酸化を行った
り、サンドブラストや溶剤処理等の表面の凹凸化を行っ
た後に、本発明のエネルギー線硬化樹脂フィルムを付着
させても良い。
【0062】プラスチック基材の塗装剤は、「塗料用合
成樹脂入門」(高分子刊行会刊)に記載されているよう
な、アクリル系樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエステル
樹脂、アミノ樹脂、エポキシ樹脂、フッ素樹脂、シリコ
ン樹脂等に顔料を含有してなる塗料であればよく、特に
樹脂の種類に限定されるものではない。顔料は、ラジカ
ル重合性単量体組成物で例示したものを使用して良い。
【0063】本発明のエネルギー線硬化樹脂フィルムを
プラスチック基材上に付着するに当たっては、親水性基
板から単離した硬化樹脂フィルムをそのままプラスチッ
ク基材に密着させることにより付着させても良いが、例
えば、天然ゴムや合成ゴム等のエラストマー系接着剤、
エポキシ樹脂やポリウレタン等の合成樹脂系接着剤、シ
アノアクリレートや電子線あるいは紫外線硬化型組成物
による反応型アクリル系接着剤、エマルジョン型やラテ
ックス型の接着剤、エチレン・酢酸ビニルコポリマーや
ポリアミド樹脂や熱可塑性ポリエステルや熱可塑性エラ
ストマー等のホットメルト型接着剤等の接着剤を、エネ
ルギー線硬化樹脂フィルムあるいはプラスチック基材上
に塗工した後、該フィルムとプラスチック基材を密着し
て接着せしめるか、あるいは、熱可塑性樹脂からなる組
成物をエネルギー線硬化樹脂フィルムあるいはプラスチ
ック基材上に塗工した後、付着する前段階において、有
機溶剤等を熱可塑性樹脂からなる組成物面に噴霧して溶
解させてから、硬化フィルムとプラスチック基材を密着
することによって付着せしめても良い。ここで、熱可塑
性樹脂からなる組成物には、さらに、ラジカル重合性単
量体組成物において述べた、顔料、天然ないしは合成高
分子物質類、有機溶剤その他の配合剤を使用目的に応じ
て添加して印刷インキ用組成物とし、絵柄を施す為に複
数層からなるインキ層としても良い。
【0064】
【実施例】以下、本発明を実施例によりさらに詳しく説
明する。以下において、部及び%は特に断りのない限
り、すべて重量基準であるものとする。
【0065】実施例1〜6 第1表に示す比率で各成分を配合し、ラジカル重合性単
量体組成物(X1)〜(X6)を調製した。
【0066】
【表1】
【0067】<第1表脚注> ユニデイック17−806:〔大日本インキ化学工業
(株)社製:アクリロイル基を2個以上、平均5個有す
るウレタンアクリレート、不揮発分;80.0%、ガー
ドナー粘度(25℃);J〕
【0068】ユニデイックV−4221:〔大日本イン
キ化学工業(株)社製:2個のアクリロイル基を有する
ウレタンアクリレート、不揮発分;100.0%、V−
4221/酢酸ブチル=70/30(重量比)希釈時の
ガードナー粘度(25℃);W〕
【0069】ユニデイックV−5500:〔大日本イン
キ化学工業(株)社製:2個のアクリロイル基を有する
エポキシアクリレート、不揮発分;100.0%、V−
5500/トリメチロールプロパントリアクリレート=
40/60(重量比)希釈時のガードナー粘度(25
℃);W〕
【0070】ユニデイックV−3265:〔大日本イン
キ化学工業(株)社製:ラジカル重合性不飽和二重結合
を2個以上、平均14個有する不飽和ポリエステルの7
0%スチレン溶液、不揮発分;70.1%、ガードナー
粘度(25℃);X〕
【0071】カヤラッドDPHA:〔日本化薬(株)社
製:ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、ガー
ドナー粘度(25℃);Z4 3−Z5
【0072】NKエステルA−400:〔新中村化学工
業(株)社製:ポリエチレングリコールジアクリレー
ト、ガードナー粘度(25℃);A−B〕
【0073】アロニックスTO−1450:〔東亜合成
(株)社製:アクリロイル基を2個以上、平均4個有す
るポリエステルアクリレート、ガードナー粘度(25
℃);Z 1
【0074】アクリデイックA−166:〔大日本イン
キ化学工業(株)社製:アクリルポリマー、不揮発分;
45.0%、ガードナー粘度(25℃);Y〕
【0075】イルガキュア#184:〔チバ・スペシャ
リテイー・ケミカルズ(株)社製:光重合開始剤、1−
ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン〕
【0076】イルガキュア#651:〔チバ・スペシャ
リテイー・ケミカルズ(株)社製:光重合開始剤、2,
2−ジメトキシ−1,2−ジフェニルエタン−1−オ
ン〕
【0077】有効成分含有率:エネルギー線照射時に硬
化に寄与してフィルムを形成する成分の含有率を言う。
【0078】得られたラジカル重合性単量体組成物(X
1)〜(X6)を、それぞれ、中性洗剤で洗浄、水洗
後、乾燥したガラス板上に、乾燥膜厚が6μm、になる
ようにバーコーターを用いて塗工した後、熱風乾燥器を
用いて70℃で10分間乾燥を行い、有機溶剤を揮発除
去した後、紫外線照射装置を用いて80W/cmの高圧
水銀灯下を5m/minの速度で6回通過させて硬化樹
脂フィルムを作成し、目視により以下の基準でフィルム
外観を評価した。 ○:基材上にフィルムが均一に作製できたもの。 ×:ハジキ等が発生して均一なフィルムの作製が不可能
なもの。
【0079】次いで、ガラス板上に得られた硬化樹脂フ
ィルムを水温10℃の水中に20時間浸漬した後、硬化
樹脂フィルムの剥離性を以下の基準で評価した。 ○:浸漬中に自然剥離したもの、または、手による強制
剥離が可能で破損なしで剥離可能なもの。 ×:手による強制剥離時に破損するもの。
【0080】さらに、実施例1〜3および実施例6で
は、接着方法:剥離したフィルムを濡れたままスミペ
ックE〔住友化学工業(株)社製:ポリメチルメタクリ
レート成形板〕上に密着させ、乾燥させて接着する方法
で、実施例4〜5では、接着方法:剥離後乾燥させた
フィルムをアラルダイト〔チバ・スペシャリテイー・ケ
ミカルズ(株)社製:2液型エポキシ接着剤〕を用い
て、スミペックE上に接着させる方法で接着させた後、
下記のようにして耐擦り傷性と、耐溶剤性を評価した。
【0081】耐擦り傷性:スチールウール#0000を
用いて440g/cm2荷重で100往復のラビング試
験を行った後、ヘイズメーターを用いてフィルムのヘイ
ズ値(△H)を測定し、その大きさで評価した。
【0082】耐溶剤性:メチルエチルケトンを含浸した
フエルトを1Kg荷重条件下で300往復ラビング試験
を行い、以下の基準で評価した。 ○:外観に変化のないもの。 ×:フィルムの溶解、ヤブレ等の外観に異常が発生した
もの。
【0083】また、剥離したフィルムをアラルダイトを
用いて、ブリキ板上に接着させた後、100℃で3時間
加熱し、以下に基準で耐熱性を評価した。 ○:外観に変化のないもの。 ×:フィルムの溶解、ヤブレ等の外観に異常が発生した
もの。
【0084】比較例1〜6 中性洗剤で洗浄、水洗後、乾燥したガラス板の代わり
に、ポリプロピレン成形板を用いた以外は実施例1〜6
とそれぞれ同様にして硬化樹脂フィルムを作成し、更に
同様にしてフィルム外観を評価したところ、いずれもハ
ジキ等が発生して均一なフィルムの作製は不可能であっ
た。
【0085】比較例7〜12 中性洗剤で洗浄、水洗後、乾燥したガラス板の代わり
に、トルエンで脱脂したブリキ板を用いた以外は実施例
1〜6とそれぞれ同様にして硬化樹脂フィルムを作成
し、更に同様にしてフィルム外観を評価したところ、ラ
ジカル重合性単量体組成物(X1)を用いた比較例7で
は基材上にフィルムが均一に作製できたが、これ以外の
比較例8〜12では、いずれもハジキ等が発生して均一
なフィルムの作製は不可能であった。
【0086】次いで、比較例7について、実施例1と同
様にしてフィルムの剥離性を評価したところ、手による
強制剥離時に破損するものであった。
【0087】以上の実施例1〜6および比較例1〜12
の結果を第2表〜第4表に示す。
【0088】
【表2】
【0089】
【表3】
【0090】
【表4】
【0091】
【発明の効果】本発明のエネルギー線硬化樹脂フィル
ム、および、この樹脂フィルムを付着させてなる表面保
護されたプラスチック成形品は、耐熱性、耐溶剤性、耐
擦り傷性等に優れ、極めて有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B29K 67:00 B29K 67:00 105:24 105:24 B29L 7:00 B29L 7:00 C08L 101:00 C08L 101:00 (72)発明者 阿部 庸一 千葉県市原市八幡2181−1−404 Fターム(参考) 4F071 AA33 AA42 AA43 AA44 AA45 AA46 AA49 AA53 AG05 AG14 BB02 BC01 BC02 BC12 4F100 AB05 AK01A AK25B AK41B AK44B AK51B AK53B AL06B AT00A AT00B BA02 CB00G CB02 JB07 JB14B JJ03 JK09 4F205 AA41 AA44 AJ06 AM30 GA07 GB02 GC06 GN28 GN29

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラジカル重合性不飽和二重結合を2個以
    上有するラジカル重合性化合物(A)を含むラジカル重
    合性単量体組成物を親水性基材上に塗布し、エネルギー
    線を照射して硬化させた後、水中に浸漬して親水性基材
    上に形成されたフィルムを親水性基材から単離してなる
    高分子フィルムであることを特徴とする、エネルギー線
    硬化樹脂フィルム。
  2. 【請求項2】 ラジカル重合性化合物(A)が、それぞ
    れラジカル重合性不飽和二重結合を2個以上有する、脂
    肪族系(メタ)アクリレート、ウレタン(メタ)アクリ
    レート、ポリエステル(メタ)アクリレート、エポキシ
    (メタ)アクリレートおよび不飽和ポリエステルからな
    る群から選ばれる1種以上の化合物である、請求項1記
    載のエネルギー線硬化樹脂フィルム。
  3. 【請求項3】 ラジカル重合性化合物(A)が、それぞ
    れラジカル重合性不飽和二重結合を3〜30個有する、
    脂肪族系(メタ)アクリレート、ウレタン(メタ)アク
    リレート、ポリエステル(メタ)アクリレートおよびエ
    ポキシ(メタ)アクリレートからなる群から選ばれる1
    種以上の化合物である、請求項1記載のエネルギー線硬
    化樹脂フィルム。
  4. 【請求項4】 ラジカル重合性単量体組成物が、ラジカ
    ル重合性化合物(A)を40重量%以上含むものであ
    る、請求項1、2または3記載のエネルギー線硬化樹脂
    フィルム。
  5. 【請求項5】 厚さ3〜100μmのフィルムである、
    請求項1〜4のいずれか1項記載のエネルギー線硬化樹
    脂フィルム。
  6. 【請求項6】 親水性基材が、ガラスである、請求項1
    〜5のいずれか1項記載のエネルギー線硬化樹脂フィル
    ム。
  7. 【請求項7】 プラスチック成形品表面保護用フィルム
    である、請求項1〜6のいずれか1項記載のエネルギー
    線硬化樹脂フィルム。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7で得られたエネルギー線硬
    化樹脂フィルムをプラスチック成形品上に付着させてな
    るものであることを特徴とする、表面保護されたプラス
    チック成形品。
  9. 【請求項9】 エネルギー線硬化樹脂フィルムを、接着
    剤を介してプラスチック成形品上に付着させてなるもの
    である、請求項8記載の表面保護されたプラスチック成
    形品。
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