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JP2002309157A - 透明基材用赤外線遮蔽塗料並びに塗膜形成方法及び透明基材 - Google Patents

透明基材用赤外線遮蔽塗料並びに塗膜形成方法及び透明基材

Info

Publication number
JP2002309157A
JP2002309157A JP2001118034A JP2001118034A JP2002309157A JP 2002309157 A JP2002309157 A JP 2002309157A JP 2001118034 A JP2001118034 A JP 2001118034A JP 2001118034 A JP2001118034 A JP 2001118034A JP 2002309157 A JP2002309157 A JP 2002309157A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transparent substrate
tin
coating film
acrylic resin
indium oxide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001118034A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobunori Miki
信典 三木
Koichi Inoue
孝一 井上
Katsuo Miki
勝夫 三木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Paint Co Ltd
Original Assignee
Nippon Paint Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Paint Co Ltd filed Critical Nippon Paint Co Ltd
Priority to JP2001118034A priority Critical patent/JP2002309157A/ja
Publication of JP2002309157A publication Critical patent/JP2002309157A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可視光領域の透過率が高く、優れた赤外線遮
蔽性を有するとともに、付着性等の性能にも優れた塗膜
を得ることができる透明基材用赤外線遮蔽塗料を提供す
る。 【解決手段】 数平均分子量が1000〜50000で
ある水酸基を有するアクリル樹脂(A−1)、並びに、
一般式: 【化1】 (式中、Rは同一若しくは異なり、炭素数1〜10のア
ルキル基又はアルコキシアルキル基であり、nは1〜2
0の整数を表す)で表される4官能シリコン化合物及び
/又はその縮合物(A−2)を含む樹脂組成物(A)、
並びに、一次粒子径が0.01μm〜0.1μmの錫含
有酸化インジウム(B)を含む透明基材用赤外線遮蔽塗
料であって、上記アクリル樹脂(A−1)と上記4官能
シリコン化合物及び/又はその縮合物(A−2)との固
形分重量比は、10/1〜1/3であり、上記樹脂組成
物(A)と上記錫含有酸化インジウム(B)との固形分
重量比は、100/0.5〜100/20であることを
特徴とする透明基材用赤外線遮蔽塗料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、透明基材用赤外線
遮蔽塗料に関し、更に詳しくは、ガラス、プラスチック
等の透明基材の表面に塗布することにより赤外線を遮蔽
し、内部の温度を下げる効果がある赤外線遮蔽塗料に関
する。
【0002】
【従来の技術】建築物や建造物の一般窓、サンルームの
屋根材や壁材、自動車のガラス等は、常に日光にさらさ
れていることから、特に夏場には居住性向上のために内
部温度の上昇を抑える必要等があり、そのために、太陽
光、特に赤外線を遮蔽する塗料の開発が望まれている。
一方、これらの塗料は、窓やガラスを通した室内外の視
認性も必要とされるため、可視光領域の透過率が高いこ
とも要求される。
【0003】赤外線遮蔽機能を持ち、かつ、可視光領域
の透過率が高い材料としては、錫含有酸化インジウム
(ITO)、アルミニウム添加酸化亜鉛(AZO)、酸
化チタン、酸化亜鉛、酸化セリウム、酸化ルテニウム等
の酸化物材料が知られている。
【0004】特開平7−70363号公報には、錫ドー
プ酸化インジウム粉末と有機溶媒に可溶性又は分散性の
有機樹脂とを、非アルコール系有機溶媒中に含有するこ
とを特徴とする赤外線カットオフ膜形成材が開示されて
いる。特開平7−70445号公報及び特開平7−70
482号公報には、錫ドープ酸化インジウム粉末と、水
及び/又はアルコールに可溶性又は分散性の結合剤と
を、水及び/又はアルコール中に含有することを特徴と
する赤外線カットオフ膜形成材が開示されている。これ
らには、錫含有酸化インジウム(ITO)が、太陽光、
特に、赤外線領域において優れた遮蔽機能を持つことが
示されている。
【0005】紫外線と近赤外線とを同時に高遮蔽力で遮
蔽し、かつ、電波透過性を制御することができる錫含有
酸化インジウムとして、特開平8−41441号公報に
は、平均粒径が0.01〜0.05μm、錫含有量が1
〜15重量%、粉体色が20<Y<50、0.25<x
<0.3、0.25<y<0.32、圧粉抵抗が0.0
5〜0.5Ω・cmである錫含有酸化インジウムが開示
されている。
【0006】特開平10−120946号公報には、錫
塩及びインジウム塩の溶液に温度を30℃以下に保持し
ながらアルカリ水溶液を添加して得られた酸化錫及び酸
化インジウムの水和物を不活性ガス雰囲気下又は還元性
ガス雰囲気下加熱処理した得られた錫含有酸化インジウ
ム微粉末、塗料バインダー及び溶媒を含有する赤外線遮
蔽材が開示されている。この錫含有酸化インジウム微粉
末は、粗大粒子を含まない均一な粒度を有するものであ
るため、透明性及び赤外線遮蔽性に優れた塗膜を得るこ
とができる。
【0007】上記の技術はいずれも、錫含有酸化インジ
ウムを工夫して、得られる塗膜の透明性及び赤外線遮蔽
性を向上させようとするものである。しかし、塗料中の
バインダーについては考慮がなされておらず、透明性及
び赤外線遮蔽性に優れるとともに、付着性や耐久性等の
塗膜性能にも優れる塗料の開発が望まれていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の現状
に鑑み、可視光領域の透過率が高く、優れた赤外線遮蔽
性を有するとともに、付着性や耐久性等の性能にも優れ
た塗膜を得ることができる透明基材用赤外線遮蔽塗料を
提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、特定のア
クリル樹脂(A−1)と4官能シリコン化合物及び/又
はその縮合物(A−2)とを含む樹脂組成物(A)を、
一次粒子径が0.01μm〜0.1μmの錫含有酸化イ
ンジウム(B)と一定の含有量で組み合わせて使用する
ことによって、透明基材に塗布した場合に、可視光領域
の透過率が高く、優れた赤外線遮蔽性を有するととも
に、付着性や耐久性等の性能にも優れた塗膜を得ること
ができることを見いだし、本発明を完成した。
【0010】即ち、本発明は、数平均分子量が1000
〜50000である水酸基を有するアクリル樹脂(A−
1)、並びに、一般式:
【0011】
【化2】
【0012】(式中、Rは同一若しくは異なり、炭素数
1〜10のアルキル基又はアルコキシアルキル基であ
り、nは1〜20の整数を表す)で表される4官能シリ
コン化合物及び/又はその縮合物(A−2)を含む樹脂
組成物(A)、並びに、一次粒子径が0.01μm〜
0.1μmの錫含有酸化インジウム(B)を含む透明基
材用赤外線遮蔽塗料であって、上記アクリル樹脂(A−
1)と上記4官能シリコン化合物及び/又はその縮合物
(A−2)との固形分重量比は、10/1〜1/3であ
り、上記樹脂組成物(A)と上記錫含有酸化インジウム
(B)との固形分重量比は、100/0.5〜100/
20であることを特徴とする透明基材用赤外線遮蔽塗料
である。上記アクリル樹脂(A−1)の水酸基価は、1
0〜200であることが好ましい。また、上記アクリル
樹脂(A−1)は、更に、アルコキシシリル基を有する
ものであることが好ましい。本発明は、また、上記透明
基材用赤外線遮蔽塗料を透明基材に塗布する工程を含む
ことを特徴とする塗膜形成方法である。本発明は、更
に、上記塗膜形成方法によって形成されてなる塗膜を有
する透明基材でもある。以下に本発明を詳述する。
【0013】本発明の透明基材用赤外線遮蔽塗料は、樹
脂組成物(A)を含むものである。上記樹脂組成物
(A)は、アクリル樹脂(A−1)をバインダー樹脂と
して含むものである。上記アクリル樹脂(A−1)は、
数平均分子量が1000〜50000である。上記数平
均分子量が1000未満であると、得られる塗膜の強度
が不充分になるおそれがあり、50000を超えると、
樹脂の取扱が困難になるばかりでなく、後述の4官能シ
リコン化合物及び/又はその縮合物(A−2)との相溶
性が低下し、得られる膜内部で分離又はミクロドメイン
構造を形成して、得られる塗膜の耐久性が低下するおそ
れがある。
【0014】上記アクリル樹脂(A−1)は、水酸基を
有するものである。水酸基を有することによって、後述
の4官能シリコン化合物及び/又はその縮合物(A−
2)との膜内部での分離を抑制し、また、硬化性を与え
ることによって得られる塗膜の強度、耐久性等を向上さ
せることができる。
【0015】上記アクリル樹脂(A−1)の水酸基価
は、10〜200であることが好ましい。10未満であ
ると、硬化性が不充分になり得られる塗膜の耐久性が低
下するおそれがあり、200を超えると、得られる塗膜
の耐水性及び耐久性が低下するおそれがある。より好ま
しくは、20〜150である。
【0016】上記アクリル樹脂(A−1)は、更に、ア
ルコキシシリル基を有していることが好ましい。アルコ
キシシリル基を有することによって硬化性を高め、塗膜
の耐久性を更に向上することができる。更に、透明基材
との密着性を向上することができる。
【0017】上記アクリル樹脂(A−1)がアルコキシ
シリル基を有する場合のアルコキシシリル基価として
は、5〜600が好ましい。5未満であると、硬化性が
不充分になり、得られる塗膜の耐久性が低下するおそれ
がある。600を超えると、得られる塗膜の可撓性が低
下するおそれがある。より好ましくは、25〜300で
ある。本明細書において、アルコキシシリル基価とは、
樹脂固形分1g中に含まれるケイ素原子に結合している
アルコキシル基と同モルの水酸化カリウムのmg数を意
味する。
【0018】上記アクリル樹脂(A−1)を得る方法と
しては、不飽和二重結合を有する水酸基含有モノマー、
必要に応じて不飽和二重結合を有するアルコキシシリル
基含有モノマー、及び、不飽和二重結合を有するその他
のモノマーを原料として、常法により重合する方法を挙
げることができる。
【0019】上記不飽和二重結合を有する水酸基含有モ
ノマーとしては、例えば、(メタ)アクリル酸2−ヒド
ロキシエチル、(メタ)アクリル酸ヒドロキシプロピル
等を、また、上記不飽和二重結合を有するアルコキシシ
リル基含有モノマーとしては、例えば、γ−(メタ)ア
クリロキシプロピルトリメトキシシラン、γ−(メタ)
アクリロキシプロピルトリエトキシシラン等を挙げるこ
とができる。また、上記不飽和二重結合を有するその他
のモノマーとしては、例えば、(メタ)アクリル酸メチ
ル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸イ
ソプロピル、(メタ)アクリル酸n−ブチル、(メタ)
アクリル酸n−ヘキシル等の(メタ)アクリル酸アルキ
ルエステル;スチレン、α−メチルスチレンダイマー等
を挙げることができる。上記不飽和二重結合を有する水
酸基含有モノマー、必要に応じて不飽和二重結合を有す
るアルコキシシリル基含有モノマー、及び、不飽和二重
結合を有するその他のモノマーとして、(メタ)アクリ
ル酸のエステルを使用する場合、そのエステル部の炭素
数は1〜20であることが好ましい。これらは、それぞ
れ単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。ま
た、上記アクリル樹脂(A−1)についても、単独で用
いてもよく、2種以上を併用してもよい。
【0020】上記樹脂組成物(A)は、上記一般式で表
される4官能シリコン化合物及び/又はその縮合物(A
−2)を含むものである。上記4官能シリコン化合物及
び/又はその縮合物(A−2)は、上記アクリル樹脂
(A−1)中に含まれる水酸基と反応して、塗膜の硬化
に寄与する。上記一般式において、Rは同一若しくは異
なり、炭素数1〜10のアルキル基又はアルコキシアル
キル基であり、安定性及び加水分解性の観点から、炭素
数1〜6のアルキル基又はアルコキシアルキル基である
ことが好ましい。上記炭素数が10を超えると、塗料の
安定性が低下したり、透明基材との密着性が低下するお
それがある。上記nは1〜20の整数である。上記nが
20を超える場合、塗料の安定性が低下したり、透明基
材との密着性が低下するおそれがある。本明細書におい
て、上記4官能シリコン化合物は、4つの硬化性官能基
を有するシリコン化合物である。
【0021】上記4官能シリコン化合物及び/又はその
縮合物(A−2)としては、例えば、MKCシリケート
MS−51(Rがメチル基、nの平均値=5)、MKC
シリケートMS−56(Rがメチル基、nの平均値が1
0)(いずれも三菱化学社製);エチルシリケート40
(Rがエチル基、nの平均値が5)、エチルシリケート
48(Rがエチル基、nの平均値が10)(いずれもコ
ルコート社製)等の市販品を利用することが可能であ
る。上記4官能シリコン化合物及び/又はその縮合物
(A−2)は、単独で用いてもよく、2種以上を併用し
てもよい。
【0022】本発明において、上記アクリル樹脂(A−
1)と上記4官能シリコン化合物及び/又はその縮合物
(A−2)との固形分重量比は、10/1〜1/3であ
る。上記アクリル樹脂(A−1)の配合量がこの範囲よ
りも少なくなると、耐薬品性等の性能や透明基材との密
着性が低下したり、塗膜の可撓性が低下してクラックが
発生するおそれがあり、上記アクリル樹脂(A−1)の
配合量が多すぎると、透明基材との密着性に劣る場合が
ある。なお、本明細書中における上記4官能シリコン化
合物及び/又はその縮合物(A−2)の固形分重量と
は、加水分解を起こす前の有効成分の重量を意味するも
のである。
【0023】本発明の透明基材用赤外線遮蔽塗料は、錫
含有酸化インジウム(B)を含むものである。錫含有酸
化インジウム(B)は、赤外線を遮蔽する機能を担う。
上記錫含有酸化インジウム(B)は、一次粒子径が0.
01μm〜0.1μmである。0.01μm未満である
と、凝集が強く、分散した状態のものを得ることができ
ず、また分散工程にも支障をきたす場合があり、0.1
μmを超えると、可視光に対する透過性、即ち、透明性
を阻害する場合がある。
【0024】上記錫含有酸化インジウム(B)は、粉末
中の錫ドープ量は、Sn/(Sn+In)のモル比が
0.01〜0.15であることが好ましく、より好まし
くは0.04〜0.12である。
【0025】上記錫含有酸化インジウム(B)の製造方
法としては、特開平7−70363号公報、特開平7−
70445号公報、特開平7−70482号公報、特開
平8−41441号公報等に記載の従来の方法に従って
製造することができる。即ち、例えば、Inと少量のS
nの水溶塩を含む水溶液をアルカリと反応させてInと
Snの水酸化物を共沈させ、この共沈物を原料として、
これを大気中で加熱焼成して酸化物に変換させることに
より製造される。原料として、共沈物ではなく、Inと
Snの水酸化物及び/又は酸化物の混合物を使用するこ
ともできる。
【0026】上記錫含有酸化インジウム(B)として
は、粉末の色調がxy色度図上でx値0.220〜0.
295、y値0.235〜0.325の範囲内であり、
かつ結晶の格子定数が10.110〜10.160Åの
範囲内にある特性を有するものを使用することも可能で
ある。このような錫含有酸化インジウムを使用すること
によって、1200nm以下、特に1000nm以下の
領域の赤外線をもカットすることができる。このような
錫含有酸化インジウムは、上記の製造方法において大気
中で加熱焼成するかわりに、加圧不活性ガス中で焼成す
るか、又は、大気中での焼成により得られた錫含有酸化
インジウム粉末を加圧不活性ガス中で熱処理することに
より製造することができる。
【0027】更に、特開平10−120946号公報に
記載されているように、錫塩及びインジウム塩の溶液に
温度を30℃以下に保持しながら、アンモニア水等のア
ルカリ水溶液を添加して得られた酸化錫及び酸化インジ
ウムの水和物を不活性ガス雰囲気下又は還元性ガス雰囲
気下加熱処理することにより得られる、粗大粒子を含ま
ない均一な粒度を有する一次粒子径0. 015〜0. 0
5μm 程度の錫含有酸化インジウム微粉末を使用するこ
とも可能である。本発明においては、導電性粉末として
市販されている錫含有酸化インジウム粉末をそのまま利
用することもできる。上記錫含有酸化インジウム(B)
は、単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
【0028】本発明において、上記樹脂組成物(A)と
上記錫含有酸化インジウム(B)との固形分重量比は、
100/0.5〜100/20である。上記錫含有酸化
インジウム(B)の比率が上記範囲未満であると、赤外
線遮蔽性に劣り、上記範囲を超えると、形成された塗膜
の光線透過率が低下し、透明性がなくなる。
【0029】本発明の透明基材用赤外線遮蔽塗料は、更
に、硬化触媒を含むことができる。上記硬化触媒は、上
記4官能シリコン化合物及び/又はその縮合物(A−
2)の加水分解を促進し、透明基材との密着性を向上す
ることができる。
【0030】上記硬化触媒としては、例えば、ジブチル
スズラウレート、ジブチルスズオクチエート、ジブチル
スズアセテート、ジオクチルスズラウレート等の有機ス
ズ化合物類;塩酸、硝酸、リン酸、ホウ酸等の無機酸;
酢酸、ギ酸、マレイン酸、安息香酸等の有機酸;モノメ
チルホスフェート等のリン酸エステル類;テトラブチル
チタネート、テトラブトキシチタネート等の有機チタン
化合物;γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−
β−アミノエチル−γ−アミノプロピルトリメトキシシ
ラン、γ−ウレイドプロピルトリエトキシシラン等のシ
ランカップリング剤;トリス(アセチルアセトナート)
アルミニウム、トリス(エチルアセトアセテート)アル
ミニウム等の有機アルミニウム化合物類;テトラブチル
ジルコネート、ブトキシトリス(アセチルアセトナー
ト)ジルコニウム等の有機ジルコニウム類;エチレンジ
アミン、ジエチレントリアミン、ジエタノールアミン等
のアミン類;水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の無
機塩基;エポキシ化合物等を挙げることができる。
【0031】上記触媒を含む場合、その含有量として
は、上記アクリル樹脂(A−1)と上記4官能シリコン
化合物及び/又はその縮合物(A−2)との樹脂固形分
合計100重量部に対して、固形分で0.01〜30重
量部であることが好ましい。0.01重量部未満である
と、加水分解の向上効果が充分でなく、得られる塗膜の
耐久性が低下するおそれがあり、30重量部を超える場
合、透明基材との密着性が低下し、塗膜の耐久性が低下
したり、得られる塗膜が白濁し仕上がり性が低下するお
それがある。
【0032】上記溶剤としては、上記アクリル樹脂(A
−1)、4官能シリコン化合物及び/又はその縮合物
(A−2)、並びに、錫含有酸化インジウム(B)を溶
解、分散し得るものであれば使用でき、メタノール、エ
タノール、n−プロパノール、i−プロパノール、n−
ブタノール、シクロヘキサノール等のアルコール類;ア
セトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン等のケ
トン類;メチルセロソルブ、エチルセロソルブ等のエー
テル類;酢酸エチル、メチルセロソルブアセテート等の
エステル類;ヘキサン、シクロヘキサン、トルエン、キ
シレン等を挙げることができる。上記溶剤の使用割合は
特に限定されず、使用目的に応じ設定すればよいが、分
散、粘度等を考慮し、塗料中の固形分が5〜50重量
%、好ましくは10〜20重量%となるようにすること
ができる。本発明の透明基材用赤外線遮蔽塗料の調製方
法としては、上記成分を通常用いられるボールミル、サ
ンドミル、ペイントシェーカー、3本ロールなどにて混
合することにより行われる。
【0033】上記のようにして調製された透明基材用赤
外線遮蔽塗料は、透明基材に対して好適に使用すること
ができる。即ち、上記透明基材用赤外線遮蔽塗料を透明
基材に塗布する工程を含む塗膜形成方法もまた、本発明
の1つである。
【0034】上記塗布方法としては特に限定されず、例
えば、ハケ塗り法、ローラー法、スプレー法、バーコー
ト法、ディッピング法、ドクターブレード法等を挙げる
ことができる。ここでは、特に上記塗布方法のうちで、
ローラー法が好ましく、より好ましくは短毛のローラー
法である。そして、この方法により塗布した後は、スク
レバーにより余分の塗料を取り除いて均一な塗膜にする
とよい。従来のような通常のハケ塗りでは、塗布された
塗料がタレたり、塗布された部分によっては膜厚に大小
が生じ、透明基材全体に均一な塗膜を形成することが難
しかったが、ローラー法、特に短毛のローラー法によっ
てはこのような不都合が起こらないため本発明に好適で
ある。
【0035】上記透明基材に塗布された後は、乾燥、所
望により加熱処理することによって塗膜を形成すること
ができる。上記乾燥膜厚としては特に限定されず、0.
5〜50μm、好ましくは1〜5μmである。上記乾燥
は、20〜100℃において、10分〜5時間放置又は
加熱することによって行うことができる。
【0036】本明細書において、透明基材とは、完全な
無色透明な基材のみならず、内部が透視可能な状態であ
る着色された有色透明な基材をも含む概念である。上記
透明基材としては特に限定されず、ガラス等の無機物質
やプラスチック等の有機物質で構成される基材が挙げら
れ、例えば、建築物や建造物の一般窓、自動車の窓ガラ
ス、サンルーフ、光ファイバー、PET(ポリエチレン
テレフタレート)ボトル、包装用フィルム、サンバイザ
ー、メガネ等が例示できる。
【0037】上記透明基材は、予めプライマーが塗布さ
れていてもよく、その上に、本発明の透明基材用赤外線
遮蔽塗料をクリヤー塗料として塗布することができる。
また、本発明の透明基材用赤外線遮蔽塗料をプライマー
として透明基材に塗布し、その上にクリヤー塗料を上塗
りすることも可能である。更に、プライマー及びクリヤ
ー塗料として本発明の透明基材用赤外線遮蔽塗料を使用
し、所望によりその下層及び/又は上層に塗膜を設けて
もよい。
【0038】本発明の透明基材用赤外線遮蔽塗料は、上
記アクリル樹脂(A−1)並びに上記4官能シリコン化
合物及び/又はその縮合物(A−2)を含む樹脂組成物
(A)、並びに、上記錫含有酸化インジウム(B)を含
むものであるので、塗料の硬化性、得られる塗膜の透明
基材との密着性、耐久性、耐水性、可撓性、耐薬品性等
の物性に優れるものであり、かつ、可視光領域の透過率
に優れ、赤外線に対する遮蔽性に優れるものである。上
記塗膜形成方法によって形成されてなる塗膜を有する透
明基材もまた、本発明の1つである。
【0039】なお、上記赤外線とは、通常の赤外線領域
のみならず、750nm〜2.5μmの近赤外線領域、
及び、20〜100μmの遠赤外線領域をも含むもので
あり、本発明の透明基材用赤外線遮蔽塗料が適用される
用途によって、上記錫含有酸化インジウム(B)の種類
を変えることにより遮蔽領域を選択することができる。
本発明の透明基材用赤外線遮蔽塗料は、赤外線の透過を
抑制し、吸熱する機能を有し、透明基材内部の体感温度
を下げることに寄与する。
【0040】
【実施例】以下に実施例を掲げて本発明を更に詳しく説
明するが、本発明はこれらの実施例のみに限定されるも
のではない。なお、部は、重量部を表す。製造例1 水
酸基を有するアクリル樹脂の調製反応容器にて、γ−メ
タクリロキシプロピルトリメトキシシラン10部、メタ
クリル酸2−ヒドロキシエチル5部、メタクリル酸メチ
ル17.5部、アクリル酸n−ブチル10部、スチレン
7.5部、キシレン47部、t−ブチルパーオキシ−2
−エチルヘキサノエート3部を常法により重合させ、水
酸基を有するアクリル樹脂を合成した。得られた樹脂
は、固形分50重量%、ガラス転移温度35℃、アルコ
キシシリル価135、水酸基価48、数平均分子量10
000であった。
【0041】実施例1、2、比較例1、2 製造例1で得られた水酸基を有するアクリル樹脂100
重量部、MKCメチルシリケートMS−56(三菱化学
社製テトラメチルシリケート部分加水分解物縮合物、n
の平均値=10)50重量部、ジブチルスズラウレート
1重量部、キシレン700重量部、イソプロピルアルコ
ール150重量部を混合、攪拌して、固形分10重量%
のワニスを調製した。上記ワニスに錫含有酸化インジウ
ム(シーアイ化成社製、キシロール分散体、固形分濃度
10重量%、一次粒子径0.01〜0.05μm)を混
合して得られる塗料を用いて、イソプロピルアルコール
で表面を洗浄したガラス(100mm×150mm×
2.0mm)の片面にハンドローラーにて塗布し、30
分間、60℃で乾燥し、乾燥膜厚5μmのガラス試験片
を得た。錫含有酸化インジウムの添加量は、表1に示し
たとおりとし、水酸基を有するアクリル樹脂及びMKC
メチルシリケートMS−56の合計の固形分に対する量
(重量%)で示した。比較例2では、何も塗装しないガ
ラス試験片のみを使用した。
【0042】得られたガラス試験板を用いて、下記方法
に従って評価した。結果を表1に示した。 1.赤外線遮蔽試験 ガラス試験片について、図1に示す、発泡スチロール内
部に厚さ150μmのブラック塩化ビニルシート5を貼
り付けブラックボックスにした試験装置8を用いて遮熱
性を評価した。図1に示すように、試験片1を発泡スチ
ロール箱2の上面に、塗膜が上になるようにして設置
し、試験片1の上方に設けた白熱灯3により試験片1を
照射し、10分後と30分後の温度を測定した。温度の
測定は、試験片1の裏面温度、及び、発泡スチロール箱
2の内部温度(蓋4から7cmの位置)の2点で行い、
それぞれ設置された温度センサー9及び10により温度
を測定し、記録計で測定温度を記録した。
【0043】上記発泡スチロール箱2としては、厚さが
25mmで、寸法(外寸)が200mm×170mm×
170mmのものを用いた。上記蓋4は、厚さが7mm
で、80mm×130mmの穴が中央部に開いたものを
用い、その穴の中央部に試験片1を設置した。また、試
験片1と白熱灯3との距離7を150mmとした。
【0044】上記記録計としては、サーモレコーダーR
T−10(タバイエスペック社製)を用い、白熱灯3
は、電源6により点灯させることができる、東芝レフラ
ンプ 150W(室内用;東芝社製)を用いた。また、
試験は20℃の恒温室で無風の状態で実施した。
【0045】2.鉛筆硬度試験 実施例1、実施例2及び比較例1の試験片を用いて、三
菱ユニ鉛筆で傷つきを評価した。
【0046】3.耐久性試験 3−1.耐沸水性試験 沸騰したお湯の中に、実施例1、実施例2及び比較例1
の試験片を入れ、3時間浸漬後、取り出し、2mm幅の
碁盤目で100マス作り、セロハンテープ(ニチバン社
製)で剥離試験を実施した。なお、剥離しなかった塗膜
を100/100と表示した。
【0047】3−2.耐湿性試験 50℃、湿度95%の条件下で、実施例1、実施例2及
び比較例1の試験片を30日間放置し、取り出し、2m
m幅の碁盤目で100マス作り、セロハンテープ(ニチ
バン社製)で剥離試験を実施した。なお、剥離しなかっ
た塗膜を100/100と表示した。
【0048】3−3.耐凍結融解性試験 実施例1、実施例2及び比較例1の試験片を用いて、A
STM−B法に従って試験を行った。即ち、−20℃×
3時間、10℃×3時間を1サイクルとして、300サ
イクルの試験を行った後、2mm幅の碁盤目で100マ
ス作り、セロハンテープ(ニチバン社製)で剥離試験を
実施した。なお、剥離しなかった塗膜を100/100
と表示した。
【0049】
【表1】
【0050】4.分光透過率の測定 実施例1及び比較例1で得られたガラス試験片を用い
て、分光透過率を測定した。測定は、分光光度計(日立
製作所社製、U−3500スペクトロフォトメーター)
を用いて、スキャンスピード:600nm/分、サンプ
リング間隔:自動設定、スリット(可視):固定2m
m、スリット(近赤外700〜2100nm):自動制
御、Pbs感度:2、ホトマル電圧:自動制御、標準
板:硫酸バリウムの条件で行った。分光透過率の結果を
図2に示した。
【0051】表1より、実施例1、2においては、何も
塗装しないガラス試験片を使用した比較例2及び錫含有
酸化インジウムを添加しなかった比較例1より、ガラス
試験片は温度が上昇し、吸熱していた。また、実施例
1、2では、試験箱内部の温度は明らかに低下した。こ
れは、図2より、実施例1で得られるガラス試験片が、
赤外線領域の光を良好に吸収したために、内部温度が低
下したことがわかる。
【0052】
【発明の効果】本発明の透明基材用赤外線遮蔽塗料は、
上記アクリル樹脂(A−1)並びに上記4官能シリコン
化合物及び/又はその縮合物(A−2)を含む樹脂組成
物(A)、並びに、上記錫含有酸化インジウム(B)を
含むものであるので、塗料の硬化性、得られる塗膜の透
明基材との密着性、耐久性、耐水性、可撓性、耐薬品性
等の物性に優れるものであり、かつ、可視光領域の透過
率に優れ、赤外線に対する遮蔽性に優れる。従って、本
発明の透明基材用赤外線遮蔽塗料は、赤外線を遮蔽する
ことを目的とする透明基材に好適に適用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例及び比較例で得られたガラス試験片の遮
熱性を評価するための装置の概略断面図である。
【図2】実施例1及び比較例1で得られたガラス試験片
の波長350〜2100nmにおける分光透過率のグラ
フである。
【符号の説明】
1 ガラス試験片 2 発泡スチロール箱 3 白熱灯 4 発泡スチロール箱の蓋 5 ブラック塩化ビニルシート 6 電源 7 ガラス試験片と白熱灯との距離 8 遮熱性試験装置 9、10 温度センサー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B32B 7/02 103 B32B 7/02 103 27/30 27/30 A C09D 5/33 C09D 5/33 183/02 183/02 C09K 3/00 105 C09K 3/00 105 (72)発明者 井上 孝一 大阪府寝屋川市池田中町19番17号 日本ペ イント株式会社内 (72)発明者 三木 勝夫 埼玉県大宮市天沼町2丁目809番4号 Fターム(参考) 4D075 AC29 CB01 CB06 DA06 DB13 EB22 EB42 EB52 EC02 EC53 4F100 AA33A AK25A AK52A AL05A AR00B BA02 CC00A GB07 GB32 JA07A JD10 JN01B YY00A 4J038 CC061 CC062 CG141 CG142 CH031 CH032 CH041 CH042 CH121 CH122 DL021 DL022 DL121 DL122 HA216 KA04 KA06 MA12 MA14 NA01 NA03 NA04 NA12 NA19 PB01 PB04 PB05 PB07 PC03 PC08

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 数平均分子量が1000〜50000で
    ある水酸基を有するアクリル樹脂(A−1)、並びに、
    一般式: 【化1】 (式中、Rは同一若しくは異なり、炭素数1〜10のア
    ルキル基又はアルコキシアルキル基であり、nは1〜2
    0の整数を表す)で表される4官能シリコン化合物及び
    /又はその縮合物(A−2)を含む樹脂組成物(A)、
    並びに、一次粒子径が0.01μm〜0.1μmの錫含
    有酸化インジウム(B)を含む透明基材用赤外線遮蔽塗
    料であって、前記アクリル樹脂(A−1)と前記4官能
    シリコン化合物及び/又はその縮合物(A−2)との固
    形分重量比は、10/1〜1/3であり、前記樹脂組成
    物(A)と前記錫含有酸化インジウム(B)との固形分
    重量比は、100/0.5〜100/20であることを
    特徴とする透明基材用赤外線遮蔽塗料。
  2. 【請求項2】 アクリル樹脂(A−1)の水酸基価は、
    10〜200である請求項1記載の透明基材用赤外線遮
    蔽塗料。
  3. 【請求項3】 アクリル樹脂(A−1)は、更に、アル
    コキシシリル基を有するものである請求項1又は2記載
    の透明基材用赤外線遮蔽塗料。
  4. 【請求項4】 請求項1、2又は3記載の透明基材用赤
    外線遮蔽塗料を透明基材に塗布する工程を含むことを特
    徴とする塗膜形成方法。
  5. 【請求項5】 塗布は、短毛のローラーを用いて行うも
    のである請求項4記載の塗膜形成方法。
  6. 【請求項6】 請求項4又は5記載の塗膜形成方法によ
    って形成されてなる塗膜を有する透明基材。
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