JP2002309157A - 透明基材用赤外線遮蔽塗料並びに塗膜形成方法及び透明基材 - Google Patents
透明基材用赤外線遮蔽塗料並びに塗膜形成方法及び透明基材Info
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Abstract
蔽性を有するとともに、付着性等の性能にも優れた塗膜
を得ることができる透明基材用赤外線遮蔽塗料を提供す
る。 【解決手段】 数平均分子量が1000〜50000で
ある水酸基を有するアクリル樹脂(A−1)、並びに、
一般式: 【化1】 (式中、Rは同一若しくは異なり、炭素数1〜10のア
ルキル基又はアルコキシアルキル基であり、nは1〜2
0の整数を表す)で表される4官能シリコン化合物及び
/又はその縮合物(A−2)を含む樹脂組成物(A)、
並びに、一次粒子径が0.01μm〜0.1μmの錫含
有酸化インジウム(B)を含む透明基材用赤外線遮蔽塗
料であって、上記アクリル樹脂(A−1)と上記4官能
シリコン化合物及び/又はその縮合物(A−2)との固
形分重量比は、10/1〜1/3であり、上記樹脂組成
物(A)と上記錫含有酸化インジウム(B)との固形分
重量比は、100/0.5〜100/20であることを
特徴とする透明基材用赤外線遮蔽塗料。
Description
遮蔽塗料に関し、更に詳しくは、ガラス、プラスチック
等の透明基材の表面に塗布することにより赤外線を遮蔽
し、内部の温度を下げる効果がある赤外線遮蔽塗料に関
する。
屋根材や壁材、自動車のガラス等は、常に日光にさらさ
れていることから、特に夏場には居住性向上のために内
部温度の上昇を抑える必要等があり、そのために、太陽
光、特に赤外線を遮蔽する塗料の開発が望まれている。
一方、これらの塗料は、窓やガラスを通した室内外の視
認性も必要とされるため、可視光領域の透過率が高いこ
とも要求される。
の透過率が高い材料としては、錫含有酸化インジウム
(ITO)、アルミニウム添加酸化亜鉛(AZO)、酸
化チタン、酸化亜鉛、酸化セリウム、酸化ルテニウム等
の酸化物材料が知られている。
プ酸化インジウム粉末と有機溶媒に可溶性又は分散性の
有機樹脂とを、非アルコール系有機溶媒中に含有するこ
とを特徴とする赤外線カットオフ膜形成材が開示されて
いる。特開平7−70445号公報及び特開平7−70
482号公報には、錫ドープ酸化インジウム粉末と、水
及び/又はアルコールに可溶性又は分散性の結合剤と
を、水及び/又はアルコール中に含有することを特徴と
する赤外線カットオフ膜形成材が開示されている。これ
らには、錫含有酸化インジウム(ITO)が、太陽光、
特に、赤外線領域において優れた遮蔽機能を持つことが
示されている。
蔽し、かつ、電波透過性を制御することができる錫含有
酸化インジウムとして、特開平8−41441号公報に
は、平均粒径が0.01〜0.05μm、錫含有量が1
〜15重量%、粉体色が20<Y<50、0.25<x
<0.3、0.25<y<0.32、圧粉抵抗が0.0
5〜0.5Ω・cmである錫含有酸化インジウムが開示
されている。
塩及びインジウム塩の溶液に温度を30℃以下に保持し
ながらアルカリ水溶液を添加して得られた酸化錫及び酸
化インジウムの水和物を不活性ガス雰囲気下又は還元性
ガス雰囲気下加熱処理した得られた錫含有酸化インジウ
ム微粉末、塗料バインダー及び溶媒を含有する赤外線遮
蔽材が開示されている。この錫含有酸化インジウム微粉
末は、粗大粒子を含まない均一な粒度を有するものであ
るため、透明性及び赤外線遮蔽性に優れた塗膜を得るこ
とができる。
ウムを工夫して、得られる塗膜の透明性及び赤外線遮蔽
性を向上させようとするものである。しかし、塗料中の
バインダーについては考慮がなされておらず、透明性及
び赤外線遮蔽性に優れるとともに、付着性や耐久性等の
塗膜性能にも優れる塗料の開発が望まれていた。
に鑑み、可視光領域の透過率が高く、優れた赤外線遮蔽
性を有するとともに、付着性や耐久性等の性能にも優れ
た塗膜を得ることができる透明基材用赤外線遮蔽塗料を
提供することを目的とするものである。
クリル樹脂(A−1)と4官能シリコン化合物及び/又
はその縮合物(A−2)とを含む樹脂組成物(A)を、
一次粒子径が0.01μm〜0.1μmの錫含有酸化イ
ンジウム(B)と一定の含有量で組み合わせて使用する
ことによって、透明基材に塗布した場合に、可視光領域
の透過率が高く、優れた赤外線遮蔽性を有するととも
に、付着性や耐久性等の性能にも優れた塗膜を得ること
ができることを見いだし、本発明を完成した。
〜50000である水酸基を有するアクリル樹脂(A−
1)、並びに、一般式:
1〜10のアルキル基又はアルコキシアルキル基であ
り、nは1〜20の整数を表す)で表される4官能シリ
コン化合物及び/又はその縮合物(A−2)を含む樹脂
組成物(A)、並びに、一次粒子径が0.01μm〜
0.1μmの錫含有酸化インジウム(B)を含む透明基
材用赤外線遮蔽塗料であって、上記アクリル樹脂(A−
1)と上記4官能シリコン化合物及び/又はその縮合物
(A−2)との固形分重量比は、10/1〜1/3であ
り、上記樹脂組成物(A)と上記錫含有酸化インジウム
(B)との固形分重量比は、100/0.5〜100/
20であることを特徴とする透明基材用赤外線遮蔽塗料
である。上記アクリル樹脂(A−1)の水酸基価は、1
0〜200であることが好ましい。また、上記アクリル
樹脂(A−1)は、更に、アルコキシシリル基を有する
ものであることが好ましい。本発明は、また、上記透明
基材用赤外線遮蔽塗料を透明基材に塗布する工程を含む
ことを特徴とする塗膜形成方法である。本発明は、更
に、上記塗膜形成方法によって形成されてなる塗膜を有
する透明基材でもある。以下に本発明を詳述する。
脂組成物(A)を含むものである。上記樹脂組成物
(A)は、アクリル樹脂(A−1)をバインダー樹脂と
して含むものである。上記アクリル樹脂(A−1)は、
数平均分子量が1000〜50000である。上記数平
均分子量が1000未満であると、得られる塗膜の強度
が不充分になるおそれがあり、50000を超えると、
樹脂の取扱が困難になるばかりでなく、後述の4官能シ
リコン化合物及び/又はその縮合物(A−2)との相溶
性が低下し、得られる膜内部で分離又はミクロドメイン
構造を形成して、得られる塗膜の耐久性が低下するおそ
れがある。
有するものである。水酸基を有することによって、後述
の4官能シリコン化合物及び/又はその縮合物(A−
2)との膜内部での分離を抑制し、また、硬化性を与え
ることによって得られる塗膜の強度、耐久性等を向上さ
せることができる。
は、10〜200であることが好ましい。10未満であ
ると、硬化性が不充分になり得られる塗膜の耐久性が低
下するおそれがあり、200を超えると、得られる塗膜
の耐水性及び耐久性が低下するおそれがある。より好ま
しくは、20〜150である。
ルコキシシリル基を有していることが好ましい。アルコ
キシシリル基を有することによって硬化性を高め、塗膜
の耐久性を更に向上することができる。更に、透明基材
との密着性を向上することができる。
シリル基を有する場合のアルコキシシリル基価として
は、5〜600が好ましい。5未満であると、硬化性が
不充分になり、得られる塗膜の耐久性が低下するおそれ
がある。600を超えると、得られる塗膜の可撓性が低
下するおそれがある。より好ましくは、25〜300で
ある。本明細書において、アルコキシシリル基価とは、
樹脂固形分1g中に含まれるケイ素原子に結合している
アルコキシル基と同モルの水酸化カリウムのmg数を意
味する。
しては、不飽和二重結合を有する水酸基含有モノマー、
必要に応じて不飽和二重結合を有するアルコキシシリル
基含有モノマー、及び、不飽和二重結合を有するその他
のモノマーを原料として、常法により重合する方法を挙
げることができる。
ノマーとしては、例えば、(メタ)アクリル酸2−ヒド
ロキシエチル、(メタ)アクリル酸ヒドロキシプロピル
等を、また、上記不飽和二重結合を有するアルコキシシ
リル基含有モノマーとしては、例えば、γ−(メタ)ア
クリロキシプロピルトリメトキシシラン、γ−(メタ)
アクリロキシプロピルトリエトキシシラン等を挙げるこ
とができる。また、上記不飽和二重結合を有するその他
のモノマーとしては、例えば、(メタ)アクリル酸メチ
ル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸イ
ソプロピル、(メタ)アクリル酸n−ブチル、(メタ)
アクリル酸n−ヘキシル等の(メタ)アクリル酸アルキ
ルエステル;スチレン、α−メチルスチレンダイマー等
を挙げることができる。上記不飽和二重結合を有する水
酸基含有モノマー、必要に応じて不飽和二重結合を有す
るアルコキシシリル基含有モノマー、及び、不飽和二重
結合を有するその他のモノマーとして、(メタ)アクリ
ル酸のエステルを使用する場合、そのエステル部の炭素
数は1〜20であることが好ましい。これらは、それぞ
れ単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。ま
た、上記アクリル樹脂(A−1)についても、単独で用
いてもよく、2種以上を併用してもよい。
される4官能シリコン化合物及び/又はその縮合物(A
−2)を含むものである。上記4官能シリコン化合物及
び/又はその縮合物(A−2)は、上記アクリル樹脂
(A−1)中に含まれる水酸基と反応して、塗膜の硬化
に寄与する。上記一般式において、Rは同一若しくは異
なり、炭素数1〜10のアルキル基又はアルコキシアル
キル基であり、安定性及び加水分解性の観点から、炭素
数1〜6のアルキル基又はアルコキシアルキル基である
ことが好ましい。上記炭素数が10を超えると、塗料の
安定性が低下したり、透明基材との密着性が低下するお
それがある。上記nは1〜20の整数である。上記nが
20を超える場合、塗料の安定性が低下したり、透明基
材との密着性が低下するおそれがある。本明細書におい
て、上記4官能シリコン化合物は、4つの硬化性官能基
を有するシリコン化合物である。
縮合物(A−2)としては、例えば、MKCシリケート
MS−51(Rがメチル基、nの平均値=5)、MKC
シリケートMS−56(Rがメチル基、nの平均値が1
0)(いずれも三菱化学社製);エチルシリケート40
(Rがエチル基、nの平均値が5)、エチルシリケート
48(Rがエチル基、nの平均値が10)(いずれもコ
ルコート社製)等の市販品を利用することが可能であ
る。上記4官能シリコン化合物及び/又はその縮合物
(A−2)は、単独で用いてもよく、2種以上を併用し
てもよい。
1)と上記4官能シリコン化合物及び/又はその縮合物
(A−2)との固形分重量比は、10/1〜1/3であ
る。上記アクリル樹脂(A−1)の配合量がこの範囲よ
りも少なくなると、耐薬品性等の性能や透明基材との密
着性が低下したり、塗膜の可撓性が低下してクラックが
発生するおそれがあり、上記アクリル樹脂(A−1)の
配合量が多すぎると、透明基材との密着性に劣る場合が
ある。なお、本明細書中における上記4官能シリコン化
合物及び/又はその縮合物(A−2)の固形分重量と
は、加水分解を起こす前の有効成分の重量を意味するも
のである。
含有酸化インジウム(B)を含むものである。錫含有酸
化インジウム(B)は、赤外線を遮蔽する機能を担う。
上記錫含有酸化インジウム(B)は、一次粒子径が0.
01μm〜0.1μmである。0.01μm未満である
と、凝集が強く、分散した状態のものを得ることができ
ず、また分散工程にも支障をきたす場合があり、0.1
μmを超えると、可視光に対する透過性、即ち、透明性
を阻害する場合がある。
中の錫ドープ量は、Sn/(Sn+In)のモル比が
0.01〜0.15であることが好ましく、より好まし
くは0.04〜0.12である。
法としては、特開平7−70363号公報、特開平7−
70445号公報、特開平7−70482号公報、特開
平8−41441号公報等に記載の従来の方法に従って
製造することができる。即ち、例えば、Inと少量のS
nの水溶塩を含む水溶液をアルカリと反応させてInと
Snの水酸化物を共沈させ、この共沈物を原料として、
これを大気中で加熱焼成して酸化物に変換させることに
より製造される。原料として、共沈物ではなく、Inと
Snの水酸化物及び/又は酸化物の混合物を使用するこ
ともできる。
は、粉末の色調がxy色度図上でx値0.220〜0.
295、y値0.235〜0.325の範囲内であり、
かつ結晶の格子定数が10.110〜10.160Åの
範囲内にある特性を有するものを使用することも可能で
ある。このような錫含有酸化インジウムを使用すること
によって、1200nm以下、特に1000nm以下の
領域の赤外線をもカットすることができる。このような
錫含有酸化インジウムは、上記の製造方法において大気
中で加熱焼成するかわりに、加圧不活性ガス中で焼成す
るか、又は、大気中での焼成により得られた錫含有酸化
インジウム粉末を加圧不活性ガス中で熱処理することに
より製造することができる。
記載されているように、錫塩及びインジウム塩の溶液に
温度を30℃以下に保持しながら、アンモニア水等のア
ルカリ水溶液を添加して得られた酸化錫及び酸化インジ
ウムの水和物を不活性ガス雰囲気下又は還元性ガス雰囲
気下加熱処理することにより得られる、粗大粒子を含ま
ない均一な粒度を有する一次粒子径0. 015〜0. 0
5μm 程度の錫含有酸化インジウム微粉末を使用するこ
とも可能である。本発明においては、導電性粉末として
市販されている錫含有酸化インジウム粉末をそのまま利
用することもできる。上記錫含有酸化インジウム(B)
は、単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
上記錫含有酸化インジウム(B)との固形分重量比は、
100/0.5〜100/20である。上記錫含有酸化
インジウム(B)の比率が上記範囲未満であると、赤外
線遮蔽性に劣り、上記範囲を超えると、形成された塗膜
の光線透過率が低下し、透明性がなくなる。
に、硬化触媒を含むことができる。上記硬化触媒は、上
記4官能シリコン化合物及び/又はその縮合物(A−
2)の加水分解を促進し、透明基材との密着性を向上す
ることができる。
スズラウレート、ジブチルスズオクチエート、ジブチル
スズアセテート、ジオクチルスズラウレート等の有機ス
ズ化合物類;塩酸、硝酸、リン酸、ホウ酸等の無機酸;
酢酸、ギ酸、マレイン酸、安息香酸等の有機酸;モノメ
チルホスフェート等のリン酸エステル類;テトラブチル
チタネート、テトラブトキシチタネート等の有機チタン
化合物;γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−
β−アミノエチル−γ−アミノプロピルトリメトキシシ
ラン、γ−ウレイドプロピルトリエトキシシラン等のシ
ランカップリング剤;トリス(アセチルアセトナート)
アルミニウム、トリス(エチルアセトアセテート)アル
ミニウム等の有機アルミニウム化合物類;テトラブチル
ジルコネート、ブトキシトリス(アセチルアセトナー
ト)ジルコニウム等の有機ジルコニウム類;エチレンジ
アミン、ジエチレントリアミン、ジエタノールアミン等
のアミン類;水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の無
機塩基;エポキシ化合物等を挙げることができる。
は、上記アクリル樹脂(A−1)と上記4官能シリコン
化合物及び/又はその縮合物(A−2)との樹脂固形分
合計100重量部に対して、固形分で0.01〜30重
量部であることが好ましい。0.01重量部未満である
と、加水分解の向上効果が充分でなく、得られる塗膜の
耐久性が低下するおそれがあり、30重量部を超える場
合、透明基材との密着性が低下し、塗膜の耐久性が低下
したり、得られる塗膜が白濁し仕上がり性が低下するお
それがある。
−1)、4官能シリコン化合物及び/又はその縮合物
(A−2)、並びに、錫含有酸化インジウム(B)を溶
解、分散し得るものであれば使用でき、メタノール、エ
タノール、n−プロパノール、i−プロパノール、n−
ブタノール、シクロヘキサノール等のアルコール類;ア
セトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン等のケ
トン類;メチルセロソルブ、エチルセロソルブ等のエー
テル類;酢酸エチル、メチルセロソルブアセテート等の
エステル類;ヘキサン、シクロヘキサン、トルエン、キ
シレン等を挙げることができる。上記溶剤の使用割合は
特に限定されず、使用目的に応じ設定すればよいが、分
散、粘度等を考慮し、塗料中の固形分が5〜50重量
%、好ましくは10〜20重量%となるようにすること
ができる。本発明の透明基材用赤外線遮蔽塗料の調製方
法としては、上記成分を通常用いられるボールミル、サ
ンドミル、ペイントシェーカー、3本ロールなどにて混
合することにより行われる。
外線遮蔽塗料は、透明基材に対して好適に使用すること
ができる。即ち、上記透明基材用赤外線遮蔽塗料を透明
基材に塗布する工程を含む塗膜形成方法もまた、本発明
の1つである。
えば、ハケ塗り法、ローラー法、スプレー法、バーコー
ト法、ディッピング法、ドクターブレード法等を挙げる
ことができる。ここでは、特に上記塗布方法のうちで、
ローラー法が好ましく、より好ましくは短毛のローラー
法である。そして、この方法により塗布した後は、スク
レバーにより余分の塗料を取り除いて均一な塗膜にする
とよい。従来のような通常のハケ塗りでは、塗布された
塗料がタレたり、塗布された部分によっては膜厚に大小
が生じ、透明基材全体に均一な塗膜を形成することが難
しかったが、ローラー法、特に短毛のローラー法によっ
てはこのような不都合が起こらないため本発明に好適で
ある。
望により加熱処理することによって塗膜を形成すること
ができる。上記乾燥膜厚としては特に限定されず、0.
5〜50μm、好ましくは1〜5μmである。上記乾燥
は、20〜100℃において、10分〜5時間放置又は
加熱することによって行うことができる。
無色透明な基材のみならず、内部が透視可能な状態であ
る着色された有色透明な基材をも含む概念である。上記
透明基材としては特に限定されず、ガラス等の無機物質
やプラスチック等の有機物質で構成される基材が挙げら
れ、例えば、建築物や建造物の一般窓、自動車の窓ガラ
ス、サンルーフ、光ファイバー、PET(ポリエチレン
テレフタレート)ボトル、包装用フィルム、サンバイザ
ー、メガネ等が例示できる。
れていてもよく、その上に、本発明の透明基材用赤外線
遮蔽塗料をクリヤー塗料として塗布することができる。
また、本発明の透明基材用赤外線遮蔽塗料をプライマー
として透明基材に塗布し、その上にクリヤー塗料を上塗
りすることも可能である。更に、プライマー及びクリヤ
ー塗料として本発明の透明基材用赤外線遮蔽塗料を使用
し、所望によりその下層及び/又は上層に塗膜を設けて
もよい。
記アクリル樹脂(A−1)並びに上記4官能シリコン化
合物及び/又はその縮合物(A−2)を含む樹脂組成物
(A)、並びに、上記錫含有酸化インジウム(B)を含
むものであるので、塗料の硬化性、得られる塗膜の透明
基材との密着性、耐久性、耐水性、可撓性、耐薬品性等
の物性に優れるものであり、かつ、可視光領域の透過率
に優れ、赤外線に対する遮蔽性に優れるものである。上
記塗膜形成方法によって形成されてなる塗膜を有する透
明基材もまた、本発明の1つである。
のみならず、750nm〜2.5μmの近赤外線領域、
及び、20〜100μmの遠赤外線領域をも含むもので
あり、本発明の透明基材用赤外線遮蔽塗料が適用される
用途によって、上記錫含有酸化インジウム(B)の種類
を変えることにより遮蔽領域を選択することができる。
本発明の透明基材用赤外線遮蔽塗料は、赤外線の透過を
抑制し、吸熱する機能を有し、透明基材内部の体感温度
を下げることに寄与する。
明するが、本発明はこれらの実施例のみに限定されるも
のではない。なお、部は、重量部を表す。製造例1 水
酸基を有するアクリル樹脂の調製反応容器にて、γ−メ
タクリロキシプロピルトリメトキシシラン10部、メタ
クリル酸2−ヒドロキシエチル5部、メタクリル酸メチ
ル17.5部、アクリル酸n−ブチル10部、スチレン
7.5部、キシレン47部、t−ブチルパーオキシ−2
−エチルヘキサノエート3部を常法により重合させ、水
酸基を有するアクリル樹脂を合成した。得られた樹脂
は、固形分50重量%、ガラス転移温度35℃、アルコ
キシシリル価135、水酸基価48、数平均分子量10
000であった。
重量部、MKCメチルシリケートMS−56(三菱化学
社製テトラメチルシリケート部分加水分解物縮合物、n
の平均値=10)50重量部、ジブチルスズラウレート
1重量部、キシレン700重量部、イソプロピルアルコ
ール150重量部を混合、攪拌して、固形分10重量%
のワニスを調製した。上記ワニスに錫含有酸化インジウ
ム(シーアイ化成社製、キシロール分散体、固形分濃度
10重量%、一次粒子径0.01〜0.05μm)を混
合して得られる塗料を用いて、イソプロピルアルコール
で表面を洗浄したガラス(100mm×150mm×
2.0mm)の片面にハンドローラーにて塗布し、30
分間、60℃で乾燥し、乾燥膜厚5μmのガラス試験片
を得た。錫含有酸化インジウムの添加量は、表1に示し
たとおりとし、水酸基を有するアクリル樹脂及びMKC
メチルシリケートMS−56の合計の固形分に対する量
(重量%)で示した。比較例2では、何も塗装しないガ
ラス試験片のみを使用した。
に従って評価した。結果を表1に示した。 1.赤外線遮蔽試験 ガラス試験片について、図1に示す、発泡スチロール内
部に厚さ150μmのブラック塩化ビニルシート5を貼
り付けブラックボックスにした試験装置8を用いて遮熱
性を評価した。図1に示すように、試験片1を発泡スチ
ロール箱2の上面に、塗膜が上になるようにして設置
し、試験片1の上方に設けた白熱灯3により試験片1を
照射し、10分後と30分後の温度を測定した。温度の
測定は、試験片1の裏面温度、及び、発泡スチロール箱
2の内部温度(蓋4から7cmの位置)の2点で行い、
それぞれ設置された温度センサー9及び10により温度
を測定し、記録計で測定温度を記録した。
25mmで、寸法(外寸)が200mm×170mm×
170mmのものを用いた。上記蓋4は、厚さが7mm
で、80mm×130mmの穴が中央部に開いたものを
用い、その穴の中央部に試験片1を設置した。また、試
験片1と白熱灯3との距離7を150mmとした。
T−10(タバイエスペック社製)を用い、白熱灯3
は、電源6により点灯させることができる、東芝レフラ
ンプ 150W(室内用;東芝社製)を用いた。また、
試験は20℃の恒温室で無風の状態で実施した。
菱ユニ鉛筆で傷つきを評価した。
の試験片を入れ、3時間浸漬後、取り出し、2mm幅の
碁盤目で100マス作り、セロハンテープ(ニチバン社
製)で剥離試験を実施した。なお、剥離しなかった塗膜
を100/100と表示した。
び比較例1の試験片を30日間放置し、取り出し、2m
m幅の碁盤目で100マス作り、セロハンテープ(ニチ
バン社製)で剥離試験を実施した。なお、剥離しなかっ
た塗膜を100/100と表示した。
STM−B法に従って試験を行った。即ち、−20℃×
3時間、10℃×3時間を1サイクルとして、300サ
イクルの試験を行った後、2mm幅の碁盤目で100マ
ス作り、セロハンテープ(ニチバン社製)で剥離試験を
実施した。なお、剥離しなかった塗膜を100/100
と表示した。
て、分光透過率を測定した。測定は、分光光度計(日立
製作所社製、U−3500スペクトロフォトメーター)
を用いて、スキャンスピード:600nm/分、サンプ
リング間隔:自動設定、スリット(可視):固定2m
m、スリット(近赤外700〜2100nm):自動制
御、Pbs感度:2、ホトマル電圧:自動制御、標準
板:硫酸バリウムの条件で行った。分光透過率の結果を
図2に示した。
塗装しないガラス試験片を使用した比較例2及び錫含有
酸化インジウムを添加しなかった比較例1より、ガラス
試験片は温度が上昇し、吸熱していた。また、実施例
1、2では、試験箱内部の温度は明らかに低下した。こ
れは、図2より、実施例1で得られるガラス試験片が、
赤外線領域の光を良好に吸収したために、内部温度が低
下したことがわかる。
上記アクリル樹脂(A−1)並びに上記4官能シリコン
化合物及び/又はその縮合物(A−2)を含む樹脂組成
物(A)、並びに、上記錫含有酸化インジウム(B)を
含むものであるので、塗料の硬化性、得られる塗膜の透
明基材との密着性、耐久性、耐水性、可撓性、耐薬品性
等の物性に優れるものであり、かつ、可視光領域の透過
率に優れ、赤外線に対する遮蔽性に優れる。従って、本
発明の透明基材用赤外線遮蔽塗料は、赤外線を遮蔽する
ことを目的とする透明基材に好適に適用することができ
る。
熱性を評価するための装置の概略断面図である。
の波長350〜2100nmにおける分光透過率のグラ
フである。
Claims (6)
- 【請求項1】 数平均分子量が1000〜50000で
ある水酸基を有するアクリル樹脂(A−1)、並びに、
一般式: 【化1】 (式中、Rは同一若しくは異なり、炭素数1〜10のア
ルキル基又はアルコキシアルキル基であり、nは1〜2
0の整数を表す)で表される4官能シリコン化合物及び
/又はその縮合物(A−2)を含む樹脂組成物(A)、
並びに、一次粒子径が0.01μm〜0.1μmの錫含
有酸化インジウム(B)を含む透明基材用赤外線遮蔽塗
料であって、前記アクリル樹脂(A−1)と前記4官能
シリコン化合物及び/又はその縮合物(A−2)との固
形分重量比は、10/1〜1/3であり、前記樹脂組成
物(A)と前記錫含有酸化インジウム(B)との固形分
重量比は、100/0.5〜100/20であることを
特徴とする透明基材用赤外線遮蔽塗料。 - 【請求項2】 アクリル樹脂(A−1)の水酸基価は、
10〜200である請求項1記載の透明基材用赤外線遮
蔽塗料。 - 【請求項3】 アクリル樹脂(A−1)は、更に、アル
コキシシリル基を有するものである請求項1又は2記載
の透明基材用赤外線遮蔽塗料。 - 【請求項4】 請求項1、2又は3記載の透明基材用赤
外線遮蔽塗料を透明基材に塗布する工程を含むことを特
徴とする塗膜形成方法。 - 【請求項5】 塗布は、短毛のローラーを用いて行うも
のである請求項4記載の塗膜形成方法。 - 【請求項6】 請求項4又は5記載の塗膜形成方法によ
って形成されてなる塗膜を有する透明基材。
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