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JP2002303117A - 内燃機関用マフラ - Google Patents

内燃機関用マフラ

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JP2002303117A
JP2002303117A JP2001105916A JP2001105916A JP2002303117A JP 2002303117 A JP2002303117 A JP 2002303117A JP 2001105916 A JP2001105916 A JP 2001105916A JP 2001105916 A JP2001105916 A JP 2001105916A JP 2002303117 A JP2002303117 A JP 2002303117A
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JP
Japan
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pipe
resonance
muffler
exhaust
chamber
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JP2001105916A
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Hiroshi Kitazaki
浩 北崎
Yuji Niwa
祐二 丹羽
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Futaba Industrial Co Ltd
Original Assignee
Futaba Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】小型であっても低周波数の騒音を低減できる内
燃機関用マフラを得る。 【解決手段】内燃機関から排出される排気ガスの排気流
路に設けられ、排気騒音を低減する内燃機関用マフラの
マフラ本体1内に形成された共鳴室2に一端を開口した
共鳴管路12と、排気流路に介装した排気管路14とを
備え、共鳴管路12の他端を排気管路14に開口し、共
鳴管路12を排気管路14に沿って形成した。通路管4
内を軸方向に沿って仕切板10により仕切り、一方を共
鳴管路12とし、他方を排気管路14とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関から排出
される排気ガスの排気流路に設けられ、排気騒音を低減
する内燃機関用マフラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、内燃機関を搭載した車両の排
気系は、図15に示すように、排気ガスを浄化する触媒
コンバータ200、排気騒音を低減するメインマフラ2
02及びサブマフラ204等から構成されている。メイ
ンマフラ202は容量が大きく搭載が困難な場合には車
両後方に配置され、サブマフラ204は触媒コンバータ
200とメインマフラ202との間に配置されている。
あるいは、図15の場合と異なり、メインマフラ202
から後方が長い場合には、サブマフラ204をメインマ
フラ202よりも下流側に配置する場合もある。
【0003】サブマフラ204には、図16に示すよう
に、マフラ本体206内に形成された共鳴室208を貫
通した排気管210が設けられ、また、共鳴室208内
で一端が排気管210に接続された共鳴管212が設け
られている。共鳴管212の他端は共鳴室208内で開
口されている。このサブマフラ204が特定周波数で共
鳴することにより、排気騒音を低減させている。
【0004】サブマフラ204が共鳴する共鳴周波数f
は、一般に下記のヘルムホルツの式によって示される。
ここで、cは音速、Vは共鳴室208の容積、Sは共鳴
管212の断面積、Lは共鳴管212の長さである。
【0005】
【数1】 尚、メインマフラ202でも、同様に共鳴室と共鳴管と
を設けて、共鳴により排気騒音を低減するようにしてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
た従来のものでは、内燃機関の回転数が2000rpm 以
下の一次こもり音を有効に低減しようとすると、共鳴室
208の容積Vを大きなものにするか、共鳴室208内
の共鳴管212の長さを長くしなければならず、サブマ
フラ204やメインマフラ202が大型となってしまう
という問題があった。
【0007】本発明の課題は、小型であっても低周波数
の騒音を低減できる内燃機関用マフラを提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる課題を達成すべ
く、本発明は課題を解決するため次の手段を取った。即
ち、内燃機関から排出される排気ガスの排気流路に設け
られ、排気騒音を低減する内燃機関用マフラにおいて、
マフラ本体内に形成された共鳴室に一端を開口した共鳴
管路と、前記排気流路に介装した排気管路とを備え、前
記共鳴管路の他端を前記排気管路に開口し、前記共鳴管
路を前記排気管路に沿って形成したことを特徴とする内
燃機関用マフラがそれである。
【0009】通路管内を軸方向に沿って仕切板により仕
切り、一方を前記共鳴管路とし、他方を前記排気管路と
してもよい。あるいは、内管と外管とを二重管状に配置
し、前記内管を排気管路とし、前記外管と前記内管との
間を共鳴管路としてもよい。また、前記マフラ本体内の
前記共鳴室を貫通する内管を設けて前記排気管路を形成
し、前記共鳴室内に前記共鳴室内の前記内管を覆う外管
を二重管状に設けて前記内管と前記外管との間に前記共
鳴管路を形成し、前記外管の一端に前記共鳴室に連通し
た貫通孔を設けると共に、前記外管の他端側の前記内管
に貫通孔を形成した構成としてもよい。
【0010】更に、前記マフラ本体内の前記共鳴室を貫
通する通路管を設け、前記通路管を軸方向に沿って仕切
板により仕切って、前記共鳴管路と前記排気管路とを形
成し、前記共鳴室を隔壁により2つに仕切ると共に、前
記共鳴管路を隔壁により2つに仕切りそれぞれの前記共
鳴室と前記共鳴管路とを連通する貫通孔を前記通路管に
形成した構成としてもよい。前記マフラ本体内を前記共
鳴室と吸音室とに仕切る隔壁を設け、前記排気管路と前
記吸音室とを連通する小孔を前記通路管に多数穿設した
構成としてもよい。あるいは、前記マフラ本体内に、前
記通路管を覆う吸音管を設けて吸音室を形成し、該吸音
室と前記排気管路とを連通する多数の小孔を前記通路管
に形成した構成としてもよい。
【0011】また、入口管と出口管とを前記マフラ本体
に接続すると共に、前記マフラ本体を前記共鳴室と2つ
の拡張室とに仕切り、前記入口管を軸方向に沿って設け
られた仕切板により前記共鳴管路と前記排気管路とに仕
切ると共に、前記共鳴管路を前記共鳴室に連通し、前記
排気管路を一方の前記拡張室に連通し、他方の前記拡張
室に前記出口管を連通した構成としてもよい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づいて詳細に説明する。図1に示すように、1はサブ
マフラのマフラ本体で、マフラ本体1内には、共鳴室2
が形成され、マフラ本体1内の共鳴室2を貫通した通路
管4が設けられている。通路管4の一端には、上流側の
排気管6が接続されており、通路管4の他端には、下流
側の排気管8が接続されて、通路管4が図示しない内燃
機関から排出される排気ガスの排気流路に介装されてい
る。
【0013】通路管4の軸方向に沿って、通路管4を2
つに仕切る仕切板10が設けられている。本実施形態で
は、図2に示すように、通路管4の断面形状はほぼ楕円
で、仕切板10は、通路管4の軸方向中心に配置され
て、通路管4内をほぼ等分に仕切って、共鳴管路12と
排気管路14とを形成している。
【0014】通路管4の上流側では、仕切板10により
仕切られた共鳴管路12と排気管路14とが共に上流側
の排気管6に連通されている。通路管4の下流側では、
仕切板10が共鳴管路12側に折曲げられて、共鳴管路
12を閉塞すると共に、排気管路14が下流側の排気管
8に連通するように形成されている。共鳴室2内の通路
管4には、貫通孔16が穿設されて、共鳴管路12の一
端が共鳴室2に開口されており、共鳴管路12の他端が
排気管6に開口されている。
【0015】次に、前述した本第1実施例の内燃機関用
マフラの作動について説明する。図示しない内燃機関か
ら排出された排気ガスは、上流側の排気管6から排気管
路14を通り、下流側の排気管8を介してメインマフラ
等に排出され、更に外部に排出される。共鳴室2と共鳴
管路12とにより形成される、いわゆるヘルムホルツの
共鳴器により、特定周波数の排気騒音が低減される。
【0016】低減される排気騒音の周波数は、前述した
ヘルムホルツの式により算出されるが、共鳴管路12の
長さを長くすれば、低減される排気騒音の周波数が低く
なり、内燃機関の回転数が2000rpm 以下のときの1
次こもり音を低減できるようになる。その際、共鳴室2
の容積を増加させなくても、共鳴管路12の長さを長く
すれば、小型であっても低周波数の排気騒音を低減でき
る。即ち、通路管4を仕切板10により共鳴管路12と
排気管路14と仕切って、共鳴管路12を排気管路14
に沿って形成したので、共鳴管路12を長くしても大型
化しない。
【0017】尚、仕切板10は前述した場合に限らず、
図3に示すように、上流側の仕切板10を共鳴管路12
側に折曲げて、共鳴管路12を塞ぎ、仕切板10に貫通
孔17を穿設して、共鳴管路12の一端を排気管路14
に開口させた構成としてもよい。
【0018】次に、前述した本第1実施例と異なる第2
実施例の内燃機関用マフラについて、図4、図5によっ
て説明する。21はサブマフラのマフラ本体で、マフラ
本体21内に共鳴室22が形成されている。マフラ本体
21には二重管24が接続されており、二重管24は内
管26と内管26が挿入され内管26よりも径の大きな
外管28とを備えている。外管28は一端が共鳴室22
内に挿入されており、共鳴室22内の外管28の一端に
は、栓部材30が挿入されて閉塞されている。内管26
は栓部材30を貫通し、更に、共鳴室22を貫通して、
マフラ本体21の外部に延出されている。
【0019】マフラ本体21の外部に延出された外管2
8の他端は、内管26の外周に接触するように縮径され
て、外管28の他端側も閉塞されている。本第2実施例
では、内管26により排気管路32が形成され、内管2
6の両端はそれぞれ図示しない排気管に接続されて、排
気流路に介装されている。内管26と外管28との間に
は共鳴管路34が形成されている。
【0020】共鳴室22内の外管28には、その外周に
貫通孔36が穿設されており、これにより、共鳴管路3
4の一端が共鳴室22に開口されている。また、共鳴管
路34の他端は、内管26の外周に穿設された貫通孔3
8を介して、排気管路32に開口されている。
【0021】この第2実施例の場合でも、排気ガスは排
気管路32を通って排出され、共鳴管路34と共鳴室2
2とによるヘルムホルツの共鳴器の作用により、特定周
波数の騒音が低減される。排気管路32と共鳴管路34
とを二重管状に形成しているので、共鳴管路34の長さ
を長くしても、大型化せず、小型であっても、低周波数
の排気騒音を低減できる。
【0022】次に、第3実施例の内燃機関用マフラにつ
いて、図6によって説明する。41はサブマフラのマフ
ラ本体で、マフラ本体41内に共鳴室42が形成されて
いる。このマフラ本体41の共鳴室42を貫通する内管
44が設けられており、内管44の両端には図示しない
排気管が接続されて、排気流路に介装されている。
【0023】共鳴室42内の内管44には、内管44よ
り径の大きな外管46が内管44を覆うように二重管状
に設けられている。外管46の両端は、それぞれ内管4
4の外周に接触するように縮径されて、その両端が閉塞
されている。外管46は、図7に示すように、その両側
面が内管44の外周に接触するように押し付けられてい
る。
【0024】この内管44と外管46との間に共鳴管路
48が形成されると共に、内管44により排気管路50
が形成されている。外管46の一端側の外周には、貫通
孔52が穿設されて、共鳴管路48の一端が共鳴室42
に開口されている。また、外管46の他端側の内管44
の外周に、貫通孔54が穿設されて、共鳴管路48の他
端が排気管路50に開口されている。
【0025】この第3実施例の場合でも、内燃機関から
の排気ガスは排気管路50を通って排出される。共鳴管
路48と共鳴室42とにより形成されるヘルムホルツの
共鳴器の作用により、特定周波数の排気騒音が低減され
る。外管46をマフラ本体41内に設けたので、小型で
あって、しかも低周波数の排気騒音を低減できる。
【0026】次に、第4実施例の内燃機関用マフラにつ
いて、図8によって説明する。61はサブマフラのマフ
ラ本体で、マフラ本体61内は隔壁62により2つの共
鳴室64,66に仕切られている。また、マフラ本体6
1を貫通すると共に、隔壁62を貫通する通路管68が
設けられている。通路管68の両端には、それぞれ上流
側の排気管70と下流側の排気管72とが接続されてい
る。
【0027】通路管68にはその全長にわたって軸方向
に沿って仕切板74が設けられている。また、通路管6
8内の仕切板74により仕切られた一方の通路には、隔
壁62とほぼ同じ位置に隔壁76が設けられている。こ
れにより、通路管68内に、上下流の排気管70,72
を連通する排気管路78が形成されると共に、隔壁76
により仕切られて、上流側の排気管70に向かって開口
した共鳴管路80と、下流側の排気管72に向かって開
口した共鳴管路82とが形成されている。両共鳴管路8
0,82の一端の通路管68の外周には、貫通孔84,
86が穿設されており、両共鳴管路80,82の一端が
共鳴室64に開口されている。
【0028】この第4実施例の場合でも、排気管路78
を通って排気ガスが排出される。また、両共鳴管路8
0,82と両共鳴室64,66とにより2つのヘルムホ
ルツの共鳴器が形成され、特定周波数の排気騒音が低減
され、小型であって、しかも、低周波数の排気騒音を低
減できる。両共鳴管路80,82の長さや両共鳴室6
4,66の容量を異なるものとすることにより、2つの
異なる特定周波数の排気騒音を低減するようにすること
もできる。
【0029】次に、第5実施例の内燃機関用マフラにつ
いて、図9によって説明する。尚、前述した第1実施例
と同じ部材については同一番号を付して詳細な説明を省
略する。91はサブマフラのマフラ本体で、マフラ本体
91内は隔壁92により仕切られて、一方に吸音室94
が、他方に共鳴室96が形成されている。吸音室94に
はグラスウール等の吸音材98が充填されている。第1
実施例とは異なり、吸音室94内の通路管4には、排気
管路14と吸音室94とを連通する多数の小孔100が
穿設されている。
【0030】この第5実施例の場合でも、排気ガスが排
気管路14を通って排出される。共鳴管路12と共鳴室
96とにより形成されるヘルムホルツの共鳴器の作用に
より、特定周波数の排気騒音が低減される。また、吸音
室94により、高周波数の排気騒音が低減される。
【0031】次に、第6実施例の内燃機関用マフラにつ
いて、図10によって説明する。尚、前述した第5実施
例と同じ部材については同一番号を付して詳細な説明を
省略する。マフラ本体91内の通路管4は、吸音管10
2により覆われて、吸音室104が形成されている。吸
音室104には吸音材106が充填されている。この場
合も、第5実施例と同様に、低周波数の騒音と高周波数
の騒音とを低減できる。
【0032】次に、第7実施例の内燃機関用マフラにつ
いて、図11によって説明する。111はメインマフラ
のマフラ本体で、マフラ本体111内は、隔壁112,
114により第1拡張室116、第2拡張室118、共
鳴室120に仕切られている。一端に上流側の排気管1
22が接続され、第1拡張室116、第2拡張室118
を貫通して、他端が共鳴室120に達する入口管124
が設けられている。
【0033】また、一端が第1拡張室116に開口され
た出口管126が第2拡張室118、共鳴室120を貫
通して、マフラ本体111の外部に延出されている。第
1拡張室116と第2拡張室118とを仕切る隔壁11
2には多数の小孔128が穿設されている。
【0034】入口管124は、その軸方向に沿って設け
られた仕切板130により仕切られて、一方に排気管路
132が、他方に共鳴管路134が形成されている。仕
切板130は共鳴120室側で、排気管路132側に折
曲げられて、排気管路132を閉塞し、共鳴管路134
が共鳴室120に開口するように形成されている。ま
た、第2拡張室118内の入口管124には、多数の小
孔136が穿設されて、排気管路132が第2拡張室1
18に連通されている。
【0035】この第7実施例の内燃機関用マフラでは、
内燃機関から排出される排気ガスは、排気管122、排
気管路132、小孔136、第2拡張室118、小孔1
28、第1拡張室116、出口管126を通って排出さ
れる。この場合でも、小型であるにもかかわらず、低周
波数の排気騒音を低減できる。また、共鳴管路134と
共鳴室120とにより形成されるヘルムホルツの共鳴器
の作用により、特定周波数の排気騒音が低減される。排
気管路132から小孔136を介して第2拡張室118
に流入する際、また、第2拡張室118から小孔128
を介して第1拡張室116に流入する際に、拡張効果や
干渉効果により、高周波数の排気騒音が低減される。
【0036】次に、第8実施例の内燃機関用マフラにつ
いて、図12によって説明する。尚、前述した第7実施
例と同じ部材については、同一番号を伏して詳細な説明
を省略する。メインマフラのマフラ本体111内には、
第1拡張室116、第2拡張室118、共鳴室120が
隔壁112,114により仕切られて形成されている。
入口管138は、軸方向に沿って設けられた仕切板14
0により、排気管路142と共鳴管路144とに仕切ら
れている。
【0037】入口管138は、共鳴室120側からマフ
ラ本体111に接続されており、共鳴管路144は共鳴
室120に開口されている。また、排気管路142は共
鳴室120、第2拡張室118を貫通して、第1拡張室
116に開口するように、入口管138が延出されてい
る。
【0038】出口管126は、第1拡張室116側から
マフラ本体111に接続されており、出口管126は第
1拡張室116を貫通して、第2拡張室118に開口す
るように形成されている。また、隔壁114には多数の
小孔128が形成されて、第1拡張室116と第2拡張
室118とを連通している。
【0039】この第8実施例の内燃機関用マフラによる
と、第7実施例と同様、共鳴管路144と共鳴室120
とにより形成されるヘルムホルツの共鳴器の作用によ
り、特定周波数の排気騒音が低減される。この場合で
も、小型であるにもかかわらず、低周波数の排気騒音を
低減できる。排気管路142から第1拡張室116に、
また、第1拡張室116から小孔128を介して第2拡
張室118に流入する際、拡張効果や干渉効果により、
高周波数の排気騒音が低減される。
【0040】次に、第9実施例の内燃機関用マフラにつ
いて、図13によって説明する。151はマフラ本体
で、マフラ本体151内は隔壁152により、拡張室1
54と共鳴室156とに仕切られている。マフラ本体1
51には入口管158が接続されており、入口管158
は拡張室154に連通されている。また、出口管160
と外管162とが二重管状に形成されて、マフラ本体1
51に接続されている。
【0041】出口管160内に排気管路164が形成さ
れると共に、出口管160と外管162と間に共鳴管路
166が形成されている。出口管160は共鳴室156
及び隔壁152を貫通して、拡張室154に開口されて
いる。外管162は一端が縮径されて、出口管160の
外周に接触されて、閉塞されている。外管162の他端
は、共鳴室156に開口されている。共鳴管路166の
一端は、出口管160に形成された貫通孔168により
排気管路164に開口されている。
【0042】この第9実施例の内燃機関用マフラの場合
でも、共鳴管路166と共鳴室156とにより形成され
るヘルムホルツの共鳴器の作用により、特定周波数の排
気騒音が低減される。この場合でも、小型であるにもか
かわらず、低周波数の排気騒音を低減できる。また、入
口管158から拡張室154に流入する際、拡張効果や
干渉効果により、高周波数の排気騒音が低減される。
【0043】次に、第10実施例の内燃機関用マフラに
ついて、図14によって説明する。尚、前述した第9実
施例と同じ部材については、同一番号を付して詳細な説
明を省略する。マフラ本体151内を第1隔壁170と
第2隔壁172とにより、第1拡張室174、第2拡張
室176、共鳴室178に仕切られている。第1隔壁1
70には、複数の小孔180が穿設されて、第1拡張室
174と第2拡張室176とを連通している。
【0044】入口管158と出口管160とは、第1拡
張室174に開口され、第2拡張室176内の出口管1
60には複数の貫通孔182が穿設されている。また、
マフラ本体151の外部の出口管160は、吸音管18
4により覆われて、吸音室186が形成されている。吸
音室186には吸音材188が充填されている。吸音室
186内の出口管160には、複数の貫通孔190が穿
設されている。これにより、高周波数の排気騒音が低減
される。
【0045】この場合でも、第9実施例と同様、共鳴管
路166と共鳴室178とにより形成されるヘルムホル
ツの共鳴器の作用により、特定周波数の排気騒音が低減
される。この場合でも、小型であるにもかかわらず、低
周波数の排気騒音を低減できる。また、入口管158か
ら第1拡張室174、第2拡張室176に流入する際、
拡張効果や干渉効果により、高周波数の排気騒音が低減
される。
【0046】以上本発明はこの様な実施例に何等限定さ
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲にお
いて種々なる態様で実施し得る。
【0047】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の内燃機関用
マフラは、共鳴室の容積を増加させなくても、共鳴管路
を排気管路に沿って、共鳴管路の長さを長くすれば、小
型であっても低周波数の排気騒音を低減できるという効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例としての内燃機関用マフラ
の断面図である。
【図2】図1のAA断面図である。
【図3】共鳴管路を排気管路に開口する別の実施例の要
部断面図である。
【図4】第2実施例としての内燃機関用マフラの断面図
である。
【図5】図4のBB断面図である。
【図6】第3実施例としての内燃機関用マフラの断面図
である。
【図7】図6のCC断面図である。
【図8】第4実施例としての内燃機関用マフラの断面図
である。
【図9】第5実施例としての内燃機関用マフラの断面図
である。
【図10】第6実施例としての内燃機関用マフラの断面
図である。
【図11】第7実施例としての内燃機関用マフラの断面
図である。
【図12】第8実施例としての内燃機関用マフラの断面
図である。
【図13】第9実施例としての内燃機関用マフラの断面
図である。
【図14】第9実施例としての内燃機関用マフラの断面
図である。
【図15】内燃機関の排気系を示す説明図である。
【図16】従来の内燃機関用マフラの断面図である。
【符号の説明】
1,21,41,61,111,151…マフラ本体 2,22,42,64,96,120,156,208
…共鳴室 4,68…通路管 6,8,70,72,122,210…排気管 10,74,130,140…仕切板 12,34,48,80,82,134,144,16
6…共鳴管路 14,32,50,78,132,142,164…排
気管路 16,17,36,38,52,54,84,168…
貫通孔 24…二重管 26,44…内管 28,46,162…外管 30…栓部材 62,76,92,112,114,152…隔壁 94,104…吸音室 98,106…吸音材 100,128,136…小孔 102…吸音管 116…第1拡張室 118…第2拡張室 124,138,158…入
口管 126,160…出口管 154…拡張室 200…触媒コンバータ 202…メインマフラ 204…サブマフラ 212…共鳴管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F01N 1/08 F01N 1/08 J 7/08 7/08 A Fターム(参考) 3G004 BA01 BA09 CA02 CA07 CA13 DA01 DA08 DA09 DA14

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関から排出される排気ガスの排気
    流路に設けられ、排気騒音を低減する内燃機関用マフラ
    において、 マフラ本体内に形成された共鳴室に一端を開口した共鳴
    管路と、前記排気流路に介装した排気管路とを備え、前
    記共鳴管路の他端を前記排気管路に開口し、前記共鳴管
    路を前記排気管路に沿って形成したことを特徴とする内
    燃機関用マフラ。
  2. 【請求項2】 通路管内を軸方向に沿って仕切板により
    仕切り、一方を前記共鳴管路とし、他方を前記排気管路
    としたことを特徴とする請求項1記載の内燃機関用マフ
    ラ。
  3. 【請求項3】 内管と外管とを二重管状に配置し、前記
    内管を排気管路とし、前記外管と前記内管との間を共鳴
    管路としたことを特徴とする請求項1記載の内燃機関用
    マフラ。
  4. 【請求項4】 前記マフラ本体内の前記共鳴室を貫通す
    る内管を設けて前記排気管路を形成し、前記共鳴室内に
    前記共鳴室内の前記内管を覆う外管を二重管状に設けて
    前記内管と前記外管との間に前記共鳴管路を形成し、前
    記外管の一端に前記共鳴室に連通した貫通孔を設けると
    共に、前記外管の他端側の前記内管に貫通孔を形成した
    ことを特徴とする請求項1記載の内燃機関用マフラ。
  5. 【請求項5】 前記マフラ本体内の前記共鳴室を貫通す
    る通路管を設け、前記通路管を軸方向に沿って仕切板に
    より仕切って、前記共鳴管路と前記排気管路とを形成
    し、前記共鳴室を隔壁により2つに仕切ると共に、前記
    共鳴管路を隔壁により2つに仕切りそれぞれの前記共鳴
    室と前記共鳴管路とを連通する貫通孔を前記通路管に形
    成したことを特徴とする請求項1記載の内燃機関用マフ
    ラ。
  6. 【請求項6】 前記マフラ本体内を前記共鳴室と吸音室
    とに仕切る隔壁を設け、前記排気管路と前記吸音室とを
    連通する小孔を前記通路管に多数穿設したことを特徴と
    する請求項2記載の内燃機関用マフラ。
  7. 【請求項7】 前記マフラ本体内に、前記通路管を覆う
    吸音管を設けて吸音室を形成し、該吸音室と前記排気管
    路とを連通する多数の小孔を前記通路管に形成したこと
    を特徴とする請求項2記載の内燃機関用マフラ。
  8. 【請求項8】 入口管と出口管とを前記マフラ本体に接
    続すると共に、前記マフラ本体を前記共鳴室と2つの拡
    張室とに仕切り、前記入口管を軸方向に沿って設けられ
    た仕切板により前記共鳴管路と前記排気管路とに仕切る
    と共に、前記共鳴管路を前記共鳴室に連通し、前記排気
    管路を一方の前記拡張室に連通し、他方の前記拡張室に
    前記出口管を連通したことを特徴とする請求項1記載の
    内燃機関用マフラ。
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