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JP2002281238A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

Info

Publication number
JP2002281238A
JP2002281238A JP2001079129A JP2001079129A JP2002281238A JP 2002281238 A JP2002281238 A JP 2002281238A JP 2001079129 A JP2001079129 A JP 2001079129A JP 2001079129 A JP2001079129 A JP 2001079129A JP 2002281238 A JP2002281238 A JP 2002281238A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
document
guide
platen
image sensor
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001079129A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Ono
泰宏 小野
Makoto Masuda
麻言 増田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2001079129A priority Critical patent/JP2002281238A/ja
Publication of JP2002281238A publication Critical patent/JP2002281238A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 厚手の原稿または剛性の高い原稿が搬送され
ても、原稿ガイドがプラテンから浮き上がることなく、
イメージセンサ部が原稿画像を正しく読み取ることので
きる画像読取装置を構成する。 【解決手段】 原稿を、プラテンである第2コンタクト
ガラス12に対して斜め方向に搬入する原稿搬送路25
を備え、イメージセンサユニット23の取付基準板44
と原稿ガイド43との間に、原稿ガイド43を第2コン
タクトガラス12方向へ付勢するガイド付勢用ばね47
u,47dを設ける。ここで、上流側のガイド付勢用ば
ね47uのばね定数を、下流側の47dのばね定数より
大きくする。これにより、斜め方向に搬入される原稿の
復元力によって原稿ガイド43の上流側が持ち上げられ
る現象を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機やファクシ
ミリ等に適用される画像読取装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の画像読取装置の構造を図8に示
す。図8において、画像読取装置10は、下部筐体1、
上部筐体2、および原稿排出トレイ3から構成されてい
る。下部筐体1には、第1走査ユニット13、第2走査
ユニット14、結像レンズ15およびCCD16からな
る第1読取部が設けられている。上部筐体2には、イメ
ージセンサユニット23からなる第2読取部および開閉
扉26が設けられている。第1読取部は原稿の搬送中に
下面の画像を読み取り、第2読取部は原稿の搬送中に上
面の画像を読み取る。また、上部筐体2は下部筐体1に
対して開閉自在に設けられていて、上部筐体2を開け
て、原稿を第1コンタクトガラス11に載置した状態
で、第1読取部は、第1走査ユニット13および第2走
査ユニット14を図中右方向に走査させることによっ
て、原稿の下面の画像を読み取る。
【0003】上部筐体2は、第1コンタクトガラス11
に対して原稿を密着させるOCマット22と、原稿トレ
イ21とを備えていて、下部筐体1との間でヒンジを支
点として上方に回動するように構成されている。
【0004】上部筐体2に設けられた第2読取部23
は、原稿搬送部24、イメージセンサユニット23、原
稿搬送路25、および排出ローラ27から構成されてい
る。原稿トレイ21から原稿搬送部24によって原稿搬
送路25を搬送され、排出ローラ27によって原稿排出
トレイ3で搬送される。その間に、イメージセンサ部2
0におけるイメージセンサユニットは原稿上面の画像を
読み取る。イメージセンサユニットは、原稿搬送路を搬
送される原稿に対して一定距離を保つように保持部材を
介して、上部筐体2の所定位置に固定されている。ま
た、原稿搬送路25は、プラテンである第2コンタクト
ガラス12に対して斜め方向に搬入するように屈曲して
設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、原稿搬
送部によって搬送される原稿が厚手の場合、または剛性
が高い場合には、第2コンタクトガラス12に対して原
稿を搬入する側、すなわち搬送路上流側で原稿ガイドが
原稿により上方へ押され、原稿ガイドとプラテンガラス
との間隔が拡がってしまう。その結果、イメージセンサ
部20が原稿画像を読み取る位置において、搬送された
原稿とイメージセンサとの間隔が所定距離に保てず、読
取不良を起こすおそれがあった。
【0006】搬送中の原稿の画像をイメージセンサユニ
ットで読み取る際に、プラテンに対する原稿の浮き上が
りを防止するものとして、特開平3−30568号に
は、原稿が読取位置を通過して排出ローラに渡った後、
原稿の後端部が搬入ローラを抜けた時に、原稿自体のコ
シによる復元力で回動自在な原稿案内部材が押し上げら
れるのを防止するために、読取位置の透明部材に対し原
稿案内部材を押し付ける付勢部材を備えたものが示され
ている。
【0007】また、特開平9−321936号には、原
稿搬送時に原稿フィードローラおよび原稿排出ローラと
各々の加圧ローラ間の加圧力による反発で、原稿ガイド
板が撓んだ場合に備えて、原稿ガイド板以外に原稿押さ
え板を設けた構造が示されている。
【0008】しかし、これらの公報に示されている構造
では、プラテンに対して斜め方向に原稿を搬入または搬
出し、プラテン部分で、原稿をプラテンに沿って平坦に
搬送するように構成した原稿読取装置に特有の上述の問
題を解消することはできない。
【0009】そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなさ
れたものであり、厚手の原稿または剛性の高い原稿が搬
送されても、原稿ガイドが上方へ押されることなく、イ
メージセンサ部が原稿画像を正しく読み取ることのでき
る画像読取装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】(1) 読み取るべき原稿
を、プラテンの面に対して斜め方向に搬入、または斜め
方向に搬出するとともに、プラテンと原稿ガイド部材と
の間の原稿搬送部に沿って搬送する原稿搬送手段と、該
原稿搬送部を搬送される原稿の画像を読み取る画像読取
手段と、該画像読取手段で読み取られた原稿を原稿読取
装置外部へ排出する原稿排出手段とから成る画像読取装
置であって、少なくとも上流側と下流側の2箇所で、前
記原稿ガイド部材をプラテン方向に付勢し、且つ、前記
原稿搬送部を搬送される原稿の復元力による前記原稿ガ
イド部材の傾斜を抑制する付勢手段を設ける。
【0011】これにより、所定の厚さの原稿または剛性
の高い原稿が原稿搬送路の斜め方向から原稿読取部へ搬
送されて原稿ガイド部材に当接したとき、原稿の剛性に
よって原稿ガイド部材を上方に押し上げようとする押圧
力が働くが、付勢手段の付勢力により原稿ガイド部材の
浮き上がりを抑え、原稿を屈曲させつつ水平方向に搬送
する。従って水平方向に搬送された原稿画像を、原稿読
取部で正しく読み取る。
【0012】(2) 前記画像読取手段は、前記原稿搬送部
を搬送される原稿を等倍で読み取る密着型イメージセン
サユニットおよび該イメージセンサユニットを前記プラ
テンから所定距離離れた位置にある取付基準部材に保持
するイメージセンサユニット保持手段とから成り、前記
付勢手段を、一端が前記取付基準部材に当接し、他端が
前記原稿ガイド部材に当接する弾性部材から構成する。
【0013】これにより、弾性部材の一端を固定端と
し、その他端で原稿ガイド部材を付勢する、という簡素
な構成で、原稿ガイド部材に対して適正な付勢力を与え
る。
【0014】(3) 前記ガイド部材の上流側と下流側に設
けた弾性部材のうち、プラテンに対して斜め方向に原稿
が搬送される側の弾性部材による付勢力を大きくする。
【0015】これにより、プラテンの面に対して斜め方
向に搬入または搬出される側の原稿ガイド部材の浮き上
がりを防止し、プラテンの面に対して原稿を常に平行に
搬送させる。
【0016】(4) 前記弾性部材は、前記原稿ガイド部材
の上流側と下流側とに設けられた、付勢力の略等しい主
弾性部材と、プラテンに対して斜め方向に原稿が搬送さ
れる上流側または下流側に設けられた補助用の副弾性部
材を含むものとする。
【0017】これにより、プラテンに対して斜め方向に
原稿が搬送される上流側または下流側の原稿ガイドを付
勢する付勢手段の付勢力の調整を、副弾性部材の仕様を
変えることによって容易に行えるようにし、全体の構造
も簡素化する。
【0018】(5) 前記原稿ガイド部材に、最大原稿幅よ
り幅方向外側で且つ、前記イメージセンサユニットに対
して原稿搬送路上流側および下流側に前記原稿搬送路の
高さ方向の距離を所定距離以上に保つ複数の位置決め突
起を設ける。
【0019】これにより、プラテンの面に対して斜め方
向に搬入または搬出される側の原稿ガイド部材の浮き上
がりを防止し、原稿の厚さや剛性に影響を受けることな
く、プラテンの面に対して原稿を常に平行に搬送させ
る。
【0020】(6) 前記弾性部材はコイルばねで構成す
る。これにより、限られた小さな設置面積で原稿ガイド
部材を付勢できるようにする。
【0021】(7) 前記弾性部材は、線材を屈曲すること
によって形成した線材ばねとする。これにより原稿ガイ
ド部材と前記取付基準部材との間など、構成要素間の限
られた微小な隙間に設けて原稿ガイド部材を付勢する。
【0022】(8) 前記弾性部材は、原稿ガイド部材の上
流側と下流側とで、付勢力を大きくすべき方のばね定数
を大きくする。これにより、プラテンの面に対して原稿
が斜め方向に搬入または搬出される側と反対側をそれぞ
れ付勢する弾性部材を同一容積内に納められるようにす
る。
【0023】(9) 前記補助用の副弾性部材はコイルばね
とする。これにより、小さな設置面積で原稿ガイド部材
の上流側または下流側の付勢力を高める。
【0024】(10)前記補助用の副弾性部材は、一端を筐
体に取り付けた板ばねとする。これにより、プラテンか
ら所定距離離れた位置にある取付基準部材に取り付けた
イメージセンサユニットとは別体で構成可能とし、組立
・調整を容易にする。
【0025】(11)前記副弾性部材は、発泡体やエラスト
マーなどのクッション材で構成する。これにより、イメ
ージセンサユニットを保持する取付基準部材と原稿ガイ
ド部材との間に、その副弾性部材を接着するだけで構成
可能とし、全体の構成を簡素化できるようにする。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施形態に係る画
像読取装置について以下に説明する。この画像読取装置
は図1に示すイメージセンサ部20に特徴があり、イメ
ージセンサ部20を構成する上部筐体以外は図8に示す
従来技術の画像読取装置と同様の構成である。従って、
イメージセンサ部20以外の構成については説明を省略
する。
【0027】〈イメージセンサ部の構成〉図1に示すイ
メージセンサ部20は、原稿トレイ21に載置された原
稿の画像を読み取るためのものであり、原稿搬送部2
4、イメージセンサユニット23、原稿排出部30から
構成されている。
【0028】(1)原稿搬送部および原稿搬送路 画像が読み取られる原稿は、原稿トレイ21から原稿搬
送部24を構成する原稿セット検出センサ60に検出さ
れることにより、給送補助ローラ61および原稿押さえ
板62によって原稿搬送路内部に引き入れられる。次
に、原稿は給送タイミングセンサ68により検知され、
その検知結果に基づいて原稿の給送タイミングが調整さ
れて、摩擦パッド64、給送ローラ63および整合ロー
ラ対65によって1枚毎にイメージセンサ部20に導か
れる。
【0029】原稿搬送路は、上側原稿搬送ガイド67と
下側原稿搬送ガイド66との間の空間、第2コンタクト
ガラス12と原稿ガイド部材としての原稿ガイド43と
の間の空間によって構成されている。なお、第2コンタ
クトガラス12と原稿ガイド43との間の空間におい
て、イメージセンサ部20に対して搬送路上流側および
下流側の原稿ガイドには、後述する位置決め突起が最大
原稿幅より幅方向外側に広い間隔を有して合計4箇所設
けられており、上部筐体が閉められた時、これらの突起
の先端が第2コンタクトガラス12に当接して原稿搬送
路を所定間隔以下になるのを防止する。
【0030】このようにして原稿搬送部24は、原稿を
搬送路に沿って、上流側から下流側へ搬送する。
【0031】(2)原稿排出部 原稿排出部30は、排出ローラ対69および原稿排出セ
ンサ70から構成されている。原稿排出ローラ対69の
上側ローラは、上部筐体の左側部に一体的に設けられ
て、上部筐体中の駆動機構により駆動されている駆動ロ
ーラである。この上側ローラは、下部筐体側に回転自在
に設けられた、従動ローラである下側の排出ローラと
で、搬送路を通過した原稿を挟持搬送して、排出トレイ
3上に排出する。原稿排出センサ70は、原稿排出ロー
ラ対70の下流側に配置されており、原稿の排出信号
を、図示しない読み取り制御部に伝達する。
【0032】(3)イメージセンサ部 図2にイメージセンサ部およびその近傍の要部構成図を
示す。イメージセンサ部は、イメージセンサユニット2
3、イメージセンサユニット保持手段としてのユニット
固定板36とユニット保持板38とから構成されてい
る。
【0033】イメージセンサユニット23は、原稿ガイ
ド43の中央に設けられた第3コンタクトガラス42の
上部に配置されている。この第3コンタクトガラス42
は、イメージセンサユニット23が原稿画像を読み取る
ために光を透過させるとともに、原稿のジャムを防止す
る。
【0034】また、イメージセンサユニット23は、装
置の上部筐体の前後フレーム間に固定されている取付基
準板44に対し、ユニット固定板36,ユニット保持板
38を介して吊り下げられて保持されている。
【0035】〈イメージセンサユニットの保持構造〉イ
メージセンサユニット23の保持構造を図3に示す。こ
の図および図2に示すように、取付基準板44は、中央
部分に大きく開口部が設けられているとともに、開口部
に対して搬送方向の両端部が曲げ起こされた形状となっ
ている。そして、この2つの曲げ起こし部に、イメージ
センサユニット固定板36が架け渡され、イメージセン
サユニット固定ビス37によって固定されている。
【0036】また、イメージセンサユニット保持板38
は、中空の四角柱形状を有しており、内部にイメージセ
ンサユニット固定板36を貫通させた状態で、イメージ
センサユニット調整ビス39によって、イメージセンサ
ユニット固定板36に上方から固定されている。
【0037】イメージセンサユニット23は、このイメ
ージセンサユニット保持板38に対して接着やビス等に
より堅固に固定されている。取付基準板44に対するイ
メージセンサユニット保持板38の高さ位置および傾
き、イメージセンサユニット保持板38に対するイメー
ジセンサユニット固定板36の高さ位置および傾きは、
複数のイメージセンサユニット固定ビスおよび/または
イメージセンサユニット調整ビスを調整することによっ
て、所定範囲内でずらせるようにしている。
【0038】すなわち、本読取装置では、イメージセン
サユニット23の傾きおよび高さ位置、すなわち第3コ
ンタクトガラス42との相対的な位置を、上記の各ビス
を調整することによって制御できる。これにより、イメ
ージセンサユニット23を、最適な姿勢・位置に厳密に
配置できるようにしている。
【0039】〈原稿ガイドの構造・作用〉図3に示すよ
うに、原稿ガイド43は、取付基準板44の端部に対
し、段付きビス46および付勢手段としてのガイド付勢
用ばね47で固定されている。従って、この段付きビス
46を調整することで、プラテンである第2コンタクト
ガラス12に対する原稿ガイド43の付勢力を調整でき
るようになっている。
【0040】ガイド付勢用ばね47は、原稿ガイド43
を第2コンタクトガラス12へ向けて付勢し、原稿ガイ
ドの位置決め突起41a,41bを第2コンタクトガラ
ス12に圧接している。そうすることによって、原稿搬
送路上流側の斜め上方から搬入されてきた原稿は、付勢
力が付与された原稿ガイド43によって屈曲され、水平
方向に搬送される。また、ガイド付勢用ばね47は、原
稿ガイド43の上流側および下流側の各々に設けられ、
さらに原稿搬送路幅方向の同じ端部に設けられた位置決
め突起41a,41b間にそれらは設けられている。同
じ搬送路幅方向端部に設けられたガイド付勢用ばね47
のうち、原稿搬送路上流側のガイド付勢用ばね47u
は、下流側のガイド付勢用ばね47dよりばね定数が高
いものが使用されている。これにより、原稿ガイド43
に付勢力を付与して、原稿搬送路上流側の斜め上方から
搬入されてきた原稿を、その剛性に抗して屈曲させ、原
稿を平面状態で搬送する。
【0041】このように、所定の厚さ或いは剛性を有す
る原稿が、原稿搬送路上流側の斜め上方からイメージセ
ンサユニットへ搬送されてガイド板に当接したとき、原
稿の剛性によってガイド板を上方に押し上げようとする
押圧力が働くが、その押圧力よりガイド付勢用ばね47
uの付勢力が大きいため、原稿は屈曲されて第2コンタ
クトガラス12と第3コンタクトガラス42の間を、両
者に平行に搬送される。平行に搬送された原稿は、イメ
ージセンサユニット23によって原稿画像が正確に読み
取られる。
【0042】〈原稿ガイドの構造の変形例〉次に、第2
の実施形態に係る画像読取装置のイメージセンサ部を構
成する原稿ガイド部分の構成例について述べる。以下の
例では、構造を変更した個所或いは追加した個所につい
て述べ、上記実施形態と同様の構成については説明を省
略する。図4〜図7は原稿ガイドとその取付部の構成を
示す図であり、図4〜図6は原稿の搬送方向を左右に向
けた状態での図、図7は原稿の幅方向を見た図である。
【0043】図4に示す例では、原稿搬送路の上流側に
一方の主弾性部材としてのガイド付勢用ばね47uを、
原稿搬送路の下流側に他方の主弾性部材としてのガイド
付勢用ばね47dをそれぞれ設けている。これらのばね
定数は同じである。上流側のガイド付勢用ばね47uの
近傍には、補助用副弾性部材としての補助スプリング4
8を設けている。
【0044】補助スプリング48は、好ましくはコイル
スプリングで構成され、取り付け基準板44の下面に一
端が固定されて設けられる。この補助スプリングのばね
定数は、主弾性部材としてのガイド付勢用ばね47u,
47dのばね定数より小さいことが好ましい。
【0045】このように、原稿搬送路上流側のガイド付
勢用ばねの近傍に補助スプリングを設ければ、補助スプ
リングの仕様を変えることによって、原稿搬送路上流側
の原稿ガイドを付勢する付勢力の調整を行うことがで
き、調整が簡単になるとともに構造も簡単になる。
【0046】図5に示す例では、原稿搬送路上流側およ
び下流側のガイド付勢用ばね47u,47dのばね定数
を同じにし、イメージセンサユニットとは別体の上部筐
体2を支点とし、原稿搬送路上流側のガイド付勢用ばね
47uの近傍を作用点とする板ばね49を設けている。
【0047】板ばね49は、略く字状に屈曲された形状
であり、基端がイメージセンサ部20近傍の上部筐体2
に固定されており、先端部近傍にある屈曲部が原稿ガイ
ド43の上面に当接して、下方、すなわち第2コンタク
トガラスへ向けて付勢力を付与している。なお、板ばね
49のばね定数は、ガイド付勢用ばね47u,47dの
ばね定数より小さいことが好ましい。板ばねの支点と作
用点の距離、板ばねの材質、厚さ等の仕様は、原稿ガイ
ド43を押圧する付勢力により適宜変更可能である。
【0048】上記構成によれば、原稿搬送路上流側のガ
イド付勢用ばね47uの近傍に板ばね49の作用点を設
けたので、図4に示したものと同様の効果を得ることが
できる。さらに、イメージセンサ部20とは別体で構成
することができるので、組立て・調整がし易くなる。
【0049】図6に示す例では、原稿搬送路上流側およ
び下流側のガイド付勢用ばね47u,47dのばね定数
を同じにし、原稿搬送路上流側のガイド付勢用ばね47
uの近傍に所定の反発力を有するクッション材50を設
けている。
【0050】クッション材は、好ましくは弾性を有する
発泡体またはエラストマーでできており、取付基準板4
4の下面或いは原稿ガイド43の上面にそれぞれ当接可
能な位置に接着して設けられる。
【0051】クッション材50の厚さは、取付時に取付
基準板44と原稿ガイド43の両方に付勢力を付与せず
に接触していることが好ましい。クッション材の材質等
の仕様は原稿ガイドを押圧する必要な付勢力により適宜
変更可能である。
【0052】上記構成によれば、クッション材を取付基
準板の下面或いは原稿ガイドの上面に接着して設けて、
原稿ガイドに所定の付勢力を付与することができるの
で、簡単な構成で目的を達成することができる。
【0053】図7に示す例では、原稿搬送路上流側およ
び下流側のガイド付勢用ばねをそれぞれ線材を屈曲させ
た線材ばね51にし、それらのばねのうち、原稿搬送路
上流側のガイド付勢用ばねのばね定数を原稿搬送路下流
側のガイド付勢用ばねのばね定数より高くしている。
【0054】線材ばね51は、略く字状に屈曲された形
状であり、基端部が取付基準板44の下面に設けられた
取付部材52を介して取付基準板44に固定されてお
り、先端部近傍にある屈曲部が原稿ガイド43の上面に
当接して、下方、すなわち第2コンタクトガラスへ向け
て付勢力を付与している。なお、線材ばねの支点と作用
点の距離、線材ばねの材質、等の仕様は原稿ガイドを押
圧する付勢力により適宜変更可能である。
【0055】上記構成によれば、前述のコイルスプリン
グを用いた場合の態様の効果に加えて、原稿ガイドに付
勢力を付与するのに線材ばねを用いているので、小さな
スペースに、例えば構成要素間の隙間に、配置すること
ができる。
【0056】図7に示した例では、原稿搬送路上流側と
下流側とで、線材ばねのばね定数を異ならせたが、この
線材ばねを主弾性部材として両者のばね定数を同じに
し、原稿搬送路の上流側に、図4に示したような副弾性
部材としての補助スプリング48を設けてもよい。
【0057】上記補助スプリングは、好ましくはコイル
スプリングで構成し、取付基準板44の下面に一端を固
定する。コイルスプリングのばね定数はガイド付勢用ば
ねのばね定数より小さいことが好ましい。
【0058】上記構成によれば、原稿搬送路上流側のガ
イド付勢用ばねの近傍に補助スプリングを設けたので、
図4に示したものと同様の効果を得ることができる。
【0059】また、図7に示した線材ばね52を主弾性
部材とし、図5に示した板ばねを副弾性部材として設け
てもよい。すなわち、原稿搬送路上流側および下流側に
設ける線材ばねのばね定数を同じにし、上部筐体を支点
とし、原稿搬送路上流側のガイド付勢用ばねの近傍を作
用点とする、図5に示した板ばねを設けてもよい。な
お、板ばね49のばね定数はガイド付勢用ばねである線
材ばねよりばね定数より小さいことが好ましい。板ばね
49の支点と作用点の距離、板ばねの材質、厚さ等の仕
様は原稿ガイドを押圧する付勢力により適宜変更可能で
ある。
【0060】上記構成によれば、原稿搬送路上流側のガ
イド付勢用ばねの近傍に板ばねの作用点を設けたので、
図5に示したものと同様の効果を得ることができる。
【0061】また、図7に示した線材ばね52を主弾性
部材とし、図6に示したクッション材50を副弾性部材
として設けてもよい。すなわち、原稿搬送路上流側およ
び下流側に設ける線材ばねのばね定数を同じにし、原稿
搬送路上流側のガイド付勢用ばねの近傍に所定の反発力
を有する図6に示すクッション材50を設ける。クッシ
ョン材は、取付基準板44の下面或いは原稿ガイド43
の上面に当接可能な位置に接着して設ける。クッション
材50の厚さは取付時に取付基準板と原稿ガイドの両方
に付勢力を付与せずに接触していることが好ましい。ク
ッション材の材質等の仕様は原稿ガイドを押圧する付勢
力により適宜変更可能である。
【0062】上記構成によれば、クッション材50を取
付基準板44の下面或いは原稿ガイド43の上面に接着
して設けて、原稿ガイド43に所定の付勢力を付与する
ことができるので、簡単な構成で目的を達成することが
できる。
【0063】なお、上記実施例のイメージセンサ部で
は、イメージセンサユニット23に対して原稿搬送路上
流側が水平方向から斜め上方を向くような構成になって
いるが、これに限らず、原稿搬送路下流側が水平方向か
ら斜め上方に向くような構成を有する原稿読取部にも同
様に適用できる。その態様においては、原稿の剛性によ
って原稿ガイドが上方に浮き上がらないように、原稿搬
送路下流側の付勢手段の付勢力を高める。すなわち、下
流側のガイド付勢用ばねのばね定数を上流側のガイド付
勢用ばねのばね定数より高くなるように設定する。この
ことによって、上記実施形態の場合と同様の効果を得る
ことができる。
【0064】
【発明の効果】(1) 読み取るべき原稿を、プラテンの面
に対して斜め方向に搬入、または斜め方向に搬出すると
ともに、プラテンと原稿ガイド部材との間に沿って原稿
を搬送し、搬送中の原稿を画像読取部で読み取る構造に
おいて、少なくとも上流側と下流側の2箇所で、原稿ガ
イド部材をプラテン方向に付勢し、且つ、前記原稿搬送
部を搬送される原稿の復元力による原稿ガイド部材の傾
斜を抑制する付勢手段を設けたことにより、原稿の剛性
によって原稿ガイド部材が上方に押し上げられるのが防
止されて原稿がプラテンに沿って水平方向に搬送され
る。これにより、画像読取部で原稿画像が正しく読み取
られる。
【0065】(2) 前記画像読取部が、原稿搬送部を搬送
される原稿を等倍で読み取る密着型イメージセンサユニ
ットおよび該イメージセンサユニットを前記プラテンか
ら所定距離離れた位置にある取付基準部材に保持するイ
メージセンサユニット保持手段とから成り、前記付勢手
段を、一端が前記取付基準部材に当接し、他端が前記原
稿ガイド部材に当接するばね部材から構成したことによ
り、付勢手段にばね部材を用いるという簡単な構成で、
ばね部材の一端が固定端とし、ばね部材の他端で付勢力
を原稿ガイド部材に付与することができる。
【0066】(3) 前記ガイド部材の上流側と下流側に設
けた弾性部材のうち、プラテンに対して斜め方向に原稿
が搬送される側の弾性部材による付勢力を大きくしたこ
とにより、プラテンの面に対して斜め方向に搬入または
搬出される側の原稿ガイド部材の浮き上がりが防止さ
れ、プラテンの面に対して原稿が常に平行に搬送され
る。
【0067】(4) 前記弾性部材は、前記原稿ガイド部材
の上流側と下流側とに設けられた、付勢力の略等しい主
弾性部材と、プラテンに対して斜め方向に原稿が搬送さ
れる上流側または下流側に設けられた補助用の副弾性部
材を含む構成としたことにより、プラテンに対して斜め
方向に原稿が搬送される上流側または下流側の原稿ガイ
ドを付勢する付勢手段の付勢力の調整が、副弾性部材の
仕様を変えることによって容易に行えるようになり、全
体の構造が簡素化される。
【0068】(5) 前記原稿ガイド部材に、最大原稿幅よ
り幅方向外側で且つ、前記イメージセンサユニットに対
して原稿搬送路上流側および下流側に前記原稿搬送路の
高さ方向の距離を所定距離以上に保つ複数の位置決め突
起を設けることにより、プラテンの面に対して斜め方向
に搬入または搬出される側の原稿ガイド部材の浮き上が
りが防止され、原稿の厚さや剛性に影響を受けることな
く、プラテンの面に対して原稿が常に平行に搬送され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係る画像読取装置におけるイ
メージセンサ部の構成を示す図
【図2】同イメージセンサ部における原稿ガイドおよび
イメージセンサユニット部分の構成を示す図
【図3】原稿ガイド板、取付基準板およびそれに対する
イメージセンサユニットの取付構造を示す図
【図4】第2の実施形態に係る画像読取装置における原
稿ガイド部分の構成を示す図
【図5】第2の実施形態に係る画像読取装置における原
稿ガイド部分の他の構成を示す図
【図6】第2の実施形態に係る画像読取装置における原
稿ガイド部分の他の構成を示す図
【図7】第2の実施形態に係る画像読取装置における原
稿ガイド部分の更に他の構成を示す図
【図8】従来の画像読取装置の構成を示す図
【符号の説明】
1−下部筐体 2−上部筐体 3−原稿排出トレイ 10−画像読取装置 11−第1コンタクトガラス 12−第2コンタクトガラス 13−第1走査ユニット 14−第2走査ユニット 20−イメージセンサ部 21−原稿トレイ 23−イメージセンサユニット 24−原稿搬送部 25−原稿搬送路 30−原稿排出部 31−筐体 32−CCDアレイ 33−セルフォックレンズアレイ 34a,34b−LEDアレイ 36−イメージセンサユニット固定板 41a,41b−位置決め突起 42−第3コンタクトガラス 43−原稿ガイド 44−取付基準板 45a,45b−取付基準板の曲げ起こし部 47u,47d−ガイド付勢用ばね 48−補助スプリング 49−板ばね 50−クッション材 51ー線材ばね
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H076 AA58 BA05 BA07 BA17 BA24 BA36 BA41 BA47 BA48 3F101 FA01 FB17 FC07 FE01 LA02 LA05 LB02 5C062 AB17 AB32 AC02 AD06 5C072 AA01 BA13 EA05 LA04 NA01 XA01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 読み取るべき原稿を、プラテンの面に対
    して斜め方向に搬入、または斜め方向に搬出するととも
    に、プラテンと原稿ガイド部材との間の原稿搬送部に沿
    って搬送する原稿搬送手段と、 該原稿搬送部を搬送される原稿の画像を読み取る画像読
    取手段と、 該画像読取手段で読み取られた原稿を原稿読取装置外部
    へ排出する原稿排出手段とから成る画像読取装置であっ
    て、 少なくとも上流側と下流側の2箇所で、前記原稿ガイド
    部材をプラテン方向に付勢し、且つ、前記原稿搬送部を
    搬送される原稿の復元力による前記原稿ガイド部材の傾
    斜を抑制する付勢手段を設けた原稿読取装置。
  2. 【請求項2】 前記画像読取手段は、前記原稿搬送部を
    搬送される原稿を等倍で読み取る密着型イメージセンサ
    ユニットおよび該イメージセンサユニットを前記プラテ
    ンから所定距離離れた位置にある取付基準部材に保持す
    るイメージセンサユニット保持手段とから成り、前記付
    勢手段を、一端が前記取付基準部材に当接し、他端が前
    記原稿ガイド部材に当接する弾性部材から構成した請求
    項1に記載の画像読取装置。
  3. 【請求項3】 前記ガイド部材の上流側と下流側に設け
    た弾性部材のうち、プラテンに対して斜め方向に原稿が
    搬送される側の弾性部材による付勢力を大きくした請求
    項2に記載の画像読取装置。
  4. 【請求項4】 前記弾性部材は、前記原稿ガイド部材の
    上流側と下流側とに設けられた、付勢力の略等しい主弾
    性部材と、プラテンに対して斜め方向に原稿が搬送され
    る上流側または下流側に設けられた補助用の副弾性部材
    を含む請求項2に記載の画像読取装置。
  5. 【請求項5】 前記原稿ガイド部材に、最大原稿幅より
    幅方向外側で且つ、前記イメージセンサユニットに対し
    て原稿搬送路上流側および下流側に前記原稿搬送路の高
    さ方向の距離を所定距離以上に保つ複数の位置決め突起
    を設けた請求項1〜4のうちいずれかに記載の画像読取
    装置。
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