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JP2002241212A - 化粧料及び肌質改善剤 - Google Patents

化粧料及び肌質改善剤

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Publication number
JP2002241212A
JP2002241212A JP2001044301A JP2001044301A JP2002241212A JP 2002241212 A JP2002241212 A JP 2002241212A JP 2001044301 A JP2001044301 A JP 2001044301A JP 2001044301 A JP2001044301 A JP 2001044301A JP 2002241212 A JP2002241212 A JP 2002241212A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
iron
titanium oxide
cosmetic
manufactured
skin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001044301A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriko Suzuki
紀子 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Shikizai Inc
Original Assignee
Nippon Shikizai Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Shikizai Inc filed Critical Nippon Shikizai Inc
Priority to JP2001044301A priority Critical patent/JP2002241212A/ja
Publication of JP2002241212A publication Critical patent/JP2002241212A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 色むら、しみ等の色調トラブルをカバーする
と同時に、毛穴、しわ等の肌表面の形態トラブルを改善
でき、しかもぎらつき感がなく、透明性の高い自然な仕
上がりが得られる化粧料及び肌質改善剤を提供するこ
と。 【解決手段】 干渉光を有する物質と鉄含有酸化チタン
と球状樹脂粉末とを含有することを特徴とする化粧料及
び肌質改善剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化粧料及び肌質改
善剤に関する。さらに詳しくは、色むら、しみ等の色調
トラブルをカバーすると同時に、毛穴、しわ等の肌表面
の形態トラブルを改善でき、しかもぎらつき感がなく、
透明性の高い自然な仕上がりが得られる化粧料及び肌質
改善剤に関する。
【0002】
【従来の技術】メークアップ化粧料は肌の色を整え、毛
穴やしわといった肌表面の形態トラブルを隠すことによ
って肌を美しく演出することを主要な目的として使用さ
れている。しみ、そばかす、色むらといった色調トラブ
ルをカバーする為には従来、主として高い隠ぺい性を有
する酸化チタン等が用いられてきた。隠ぺい力の高さは
主にその物質の屈折率に依存するが、屈折率の高い物質
を配合した化粧料では、しみ、そばかす等の色調トラブ
ルに対しては効果があるものの、仕上がりが白く、厚ぼ
ったくなり透明感のない不自然な仕上がりになってしま
うという欠点があった。
【0003】また、肌の色相を補正する為に、補色の顔
料を使用することも行われている。しかし、この方法で
は、減法混色に基づく色相補正の為、色相補正はできて
も明度、彩度が低下し、肌がくすんでしまうという欠点
があった。特開平8−81332号公報では、肌の母
斑、血管腫、赤ら顔、しみ、そばかす等によって生じた
肌の濃色部分(色調トラブル部分)に対して、補色、又
は、補色近傍の色域を透過干渉光として有する物質を配
合することを特徴とする肌色調整用組成物が提案されて
いる。この方法によれば、肌をくすませることなく、色
調トラブルを改善することが可能である。
【0004】しかし、干渉光を有する物質は一般的に光
沢が強く、効果が発現するほど化粧料中に配合すると、
光沢の強さの為にぎらつき感を生じ、不自然な仕上がり
となってしまうという欠点がある。また、その粒子形状
は薄片状又は板状であることから、皮丘部と皮溝部との
明度差をより強調する結果となり、肌表面の凹凸に対す
るトラブルに関しては全く改善できないという問題があ
った。
【0005】特開平11−43414号公報では干渉色
の入射角に対する方向性の少ない特定の粉体と、酸化鉄
・酸化チタン焼結有色顔料とを含有することを特徴とす
る皮膚化粧料が提案されている。この方法によれば、透
明感を持たせつつ、肌の色相を変化させることができる
と共に、皮脂による化粧崩れも生じない化粧料が得られ
るという提案である。
【0006】しかしながら、発明が開示している技術で
は、毛穴・しわ等の肌表面の形態トラブルの改善効果及
び仕上がりが不充分である等、本発明の化粧効果を発揮
することができない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事情に鑑
みてなされたもので、その目的は、色むら、しみ等の色
調トラブルをカバーすると同時に、毛穴、しわ等の肌表
面の形態トラブルを改善でき、しかもぎらつき感がな
く、透明性の高い自然な仕上がりが得られる化粧料及び
肌質改善剤を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決するために鋭意研究を行った結果、干渉光を有する
物質と鉄含有酸化チタンと特定の球状粉末とを配合する
ことにより、上記課題が解決されることを見出し、本発
明を完成するに至った。
【0009】すなわち、本発明は、干渉光を有する物質
と鉄含有酸化チタンと球状樹脂粉末とを含有することを
特徴とする化粧料及び肌質改善剤である。
【0010】前記干渉光を有する物質は、雲母又は合成
金雲母の表面を少なくとも酸化チタン及び/又は酸化鉄
で被覆した粉体であることが好ましく、その粒子径は、
平均粒子径で5〜30μmであることができ、また平均
粒子径で15〜30μmであることもできる。
【0011】前記鉄含有酸化チタンは、平均一次粒子径
で0.01〜0.2μmの鉄含有微粒子酸化チタンであ
ることができる。
【0012】また、前記鉄含有酸化チタンにおいて、鉄
成分の含有量は、Fe換算で、酸化チタンに対して、1
〜30質量%であることが好適である。
【0013】また、前記球状樹脂粉末の粒子径は、平均
粒子径0.1〜50μmであることが好ましい。
【0014】本発明において、化粧料は、特に肌質改善
用化粧料とすることができる。
【0015】なお、本発明における肌質改善とは、肌の
毛穴やしわといった肌表面の凹凸の形態トラブルを改善
するといった意味のことであるが、肌質改善の言葉に厳
密にとらわれるものではない。例えば、肌表面の凹凸を
改善する、肌の毛穴及び/又はしわを隠す等も同義語と
して含むものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
詳述する。
【0017】本発明において用いられる干渉光を有する
物質は、すなわち、光干渉作用を示す物質である。干渉
光を有する物質の例を挙げれば、例えば、母粉体の表面
を金属酸化物で被覆した粉体が挙げられ、好適に用いら
れる。前記母粉体としては、例えば、雲母、合成金雲
母、板状硫酸バリウム、板状酸化チタン、板状アルミ
ナ、板状シリカ、魚鱗箔、オキシ塩化ビスマス等が挙げ
られるが、雲母、合成金雲母が特に好ましい。また、金
属酸化物としては、例えば、酸化チタン、酸化鉄、酸化
ジルコニウム、アルミナ等が挙げられ、これらの1種又
は2種以上を組み合わせて使用することができる。特
に、酸化チタン、酸化鉄又はこれらの混合物が好まし
い。また、さらにシリカを被覆しても構わない。以上述
べたように、本発明では干渉光を有する物質として、特
に雲母又は合成金雲母の表面を、少なくとも酸化チタン
及び/又は酸化鉄で被覆した粉体が好ましい。
【0018】本発明に好適に用いられる前記雲母等の母
粉体の表面を金属酸化物で被覆した物質は、金属酸化物
粒子の膜厚を調整することにより、種々色調の干渉光を
有する物質を調製することが可能である。
【0019】本発明における干渉光を有する物質の粒子
径は、後述する本発明に係る鉄含有酸化チタンと球状樹
脂粉末を組み合わせて配合すれば、特に限定されること
なく広い範囲のものを用いることができる。特に、平均
粒子径5〜30μmの干渉光を有する物質との組み合わ
せにおいて優れた効果、特に毛穴、しわ等の肌表面の形
態トラブルを改善する効果及びぎらつき感を改善する効
果を充分に発揮することができる。本発明においては、
これらの効果が平均粒子径15〜30μmの範囲におい
ても発揮されることが大きな特徴である。この範囲にお
いて、特に優れた前記記載の効果を有する化粧料及び肌
質改善剤が得られる。
【0020】本発明においては、前記干渉光を有する物
質として市販品を用いることができ、例えば、メルク社
製のティミロンスーパーグリーン、ティミロンスーパー
ブルー、ティミロンスーパーレッド、ティミロンスーパ
ーゴールド、ティミロンスーパーバイオレット、ティミ
ロンスプレンディドグリーン、ティミロンスプレンディ
ドブルー、ティミロンスプレンディドレッド、ティミロ
ンスプレンディドゴールド、ティミロンスプレンディド
バイオレット、エンゲルハード社製のフラメンコゴール
ド、フラメンコオレンジ、フラメンコレッド、フラメン
コバイオレット、フラメンコブルー、フラメンコグリー
ン、フラメンコサテンゴールド、フラメンコサテンオレ
ンジ、フラメンコサテンレッド、フラメンコサテンバイ
オレット、フラメンコサテンブルー、フラメンコサテン
グリーン、デュオクロムYR、デュオクロムYB、デュ
オクロムRO、デュオクロムRY、トピー工業製のプロ
ミネンスRB、プロミネンスYB、プロミネンスVB、
プロミネンスBB、プロミネンスGB、プロミネンスR
D、プロミネンスYD、プロミネンスVD、プロミネン
スBD、プロミネンスGD等が挙げられ、これらが好適
に用いられる。
【0021】本発明の干渉光を有する物質は、脂肪酸金
属石鹸、シリコーン油、アルキルリン酸、アミノ酸、レ
シチン、コラーゲン、パーフルオロアルキル基を有する
化合物等の1種又は2種以上を用いて表面処理を行った
物質であることも可能である。
【0022】以上の、本発明に用いられる干渉光を有す
る物質は、1種又は2種が任意に選択されて配合され
る。例えば、異なる色の反射干渉光を有する物質を2種
配合する場合、係る組み合わせの例としては、赤色系反
射干渉光と黄色系反射干渉光を有する物質とを挙げるこ
とができる。この組み合わせにより、自然な仕上がりで
ありながら、肌表面の形態トラブルの改善と共に色調ト
ラブルをより効果的に補正することができる。また、青
〜紫色系反射干渉光を有する物質を配合すれば、より優
れた透明感を有する化粧料及び肌質改善剤を得ることが
できる。
【0023】干渉光を有する物質の配合量は、化粧料又
は肌質改善剤全量中1〜30質量%が好ましく、特に好
ましくは、2〜10質量%である。
【0024】本発明において用いられる鉄含有酸化チタ
ンは、酸化チタン中に鉄成分が含有された粉末である。
本発明においては、公知の鉄含有酸化チタンを用いるこ
とができる。本発明では、なかでも粒子径が、平均一次
粒子径で0.01〜0.2μmの鉄含有微粒子酸化チタ
ンが好ましい。さらに好ましい平均一次粒子径は、0.
02〜0.1μmである。平均一次粒子径が0.01μ
m未満になると触媒活性作用及び凝集力が強すぎる傾向
があり、あまり好ましくない。また、0.2μmを超え
てくると光散乱能が強くなってくる。また、鉄含有酸化
チタンを構成する酸化チタンは、ルチル型結晶の酸化チ
タンが好ましい。
【0025】本発明の鉄含有酸化チタンは、公知のいか
なる方法で製造することも可能であるが、本発明で好ま
しく用いられる微粒子の鉄含有ルチル型酸化チタンの製
造例を挙げれば以下のとおりである。
【0026】(1)ルチル核を有する微小チタニアゾル
及び水溶性鉄塩を原料として調製される。すなわち、ル
チル核を有する微小チタニアゾルを加熱しながら、この
中に水溶性鉄塩を添加し、次いでアルカリ性水溶液を添
加して中和して、前記チタニアの表面に鉄の酸化物又は
含水酸化物を沈殿させる。ここで、添加する水溶性鉄塩
としては塩化第一鉄、硫酸第一鉄、硝酸第一鉄、塩化第
二鉄、硫酸第二鉄、硝酸第二鉄等を挙げることができ
る。次いで、生成物を分別、洗浄した後、300〜85
0℃の温度で焼成し、粉砕することにより、鉄含有微粒
子ルチル型酸化チタンが調製される(特開平5−330
825号公報に記載の方法)。
【0027】(2)チタン塩の酸性水溶液と鉄塩の酸性
水溶液をアルカリ物質の存在下で同時に加水分解させ、
しかる後、加水分解生成物を300〜800℃で焼成
し、粉砕することにより、鉄含有微粒子ルチル型酸化チ
タンが調製される。チタン塩の酸性水溶液としては、一
般に硫酸チタン、塩化チタン等の水溶液が挙げられ、ま
た、鉄塩の酸性水溶液としては、塩化第一鉄、硫酸第一
鉄、塩化第二鉄、硫酸第二鉄、硝酸第二鉄等の水溶液が
挙げられる(特開平6−345438号公報に記載の方
法)。
【0028】これらの鉄含有微粒子ルチル型酸化チタン
の特徴は、鉄塩とチタニアとの反応生成物の焼結物(上
記(1)の製造例)又は鉄塩とチタン塩との反応生成物
の焼結物(上記(2)の製造例)であるところにあり、
また、上記製造法の特徴は、焼結する前に微粒子結晶を
析出させておくことであり、それらによって、焼結後の
焼結物の粉砕により微粒子粉末を得ることができる。と
ころが、公知技術の酸化鉄と酸化チタンを混合して焼結
した焼結物では微粒子粉末を製造することは困難であ
る。
【0029】さらに、本発明において前記製造法によっ
て得られた鉄含有微粒子酸化チタンは、酸化チタンの結
晶内部に鉄成分が固溶され、鉄成分とチタン成分とが強
固に結合しているという特徴をも持つ。このような形態
をとる理由は、前記製造法が酸化チタンに鉄が固溶され
る有利な環境下に置かれるからであり、すなわち焼結さ
れる前に鉄が酸化チタンに固溶されるためである。
【0030】前記本発明に係る鉄含有酸化チタン結晶中
の鉄成分の含有量は、製造法によって種々のものが得ら
れるが、本発明においては、Fe換算で、酸化チタンに
対して、1〜30質量%が好ましい。さらに好ましく
は、2〜20質量%である。特に、5〜12質量%が好
ましい。鉄成分が1質量%未満では、充分な白さの低減
効果が得られないことがあり、また30質量%を超える
と化粧料塗布膜の自然さが喪失したり、酸化チタンの耐
薬品性が低下したりすることがある。
【0031】また、必要に応じて、前記鉄成分と共に、
アルミニウム、亜鉛、ナトリウム、カリウム、マグネシ
ウム等の金属元素の少なくとも一種を結晶内に少量含有
した鉄含有酸化チタンも使用することができる。
【0032】鉄含有酸化チタンの形状としては、球形
状、棒状、紡錘状、不定形状、板状等が挙げられるが特
に限定されない。
【0033】本発明に用いられる鉄含有酸化チタンは市
販品を用いることができ、石原産業株式会社製のTTO
−F−1(平均一次粒子径;0.03〜0.05μm、
TiO%;72〜78)、TTO−F−2(平均一次
粒子径;0.03〜0.05μm、TiO%;82〜
90)、TTO−F−6(平均一次粒子径;0.05〜
0.09μm、TiO%;82〜90)、FX−50
(平均一次粒子径;0.1〜0.4μm、TiO%;
87〜92)等を挙げることができる。
【0034】また、本発明に係る鉄含有酸化チタンにお
いては、脂肪酸金属石鹸、シリコーン油、アルキルリン
酸、アミノ酸、レシチン、コラーゲン、パーフルオロア
ルキル基を有する化合物等の1種又は2種以上を用いて
表面処理を行ったものを用いることも可能である。
【0035】以上の、本発明に係る鉄含有酸化チタン
は、1種又は2種以上が任意に選択されて配合される。
また、鉄含有酸化チタンの配合量は、化粧料又は肌質改
善剤全量中0.01〜20質量%が好ましく、特に好ま
しくは、0.1〜15質量%である。
【0036】本発明に用いられる球状樹脂粉末は、一般
に化粧料等に用いられるものであれば特に限定されるこ
となく任意に使用できる。球状樹脂粉末の例を挙げれ
ば、例えばポリアミド樹脂(ナイロン)、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、アクリル系樹脂(ポリメタクリル
酸メチル、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体
等)、ポリスチレン類(架橋ポリスチレン、スチレン樹
脂、スチレン・アクリル酸共重合体、スチレン・アクリ
ル酸エステル共重合体、スチレン・ジビニルベンゼン共
重合体等)、ポリ四弗化エチレン、セルロース、シリコ
ーン樹脂(シリコーンエラストマー、シリコーン複合パ
ウダー、ポリメチルシルセスキオキサン等のポリアルキ
ルシルセスキオキサン等)等の球状樹脂粉末が好適なも
のとして例示される。特に好ましくは、ナイロン、シリ
コーン樹脂、アクリル系樹脂、ポリスチレン類である。
さらに、ナイロン、シリコーン樹脂、ポリメタクリル酸
メチルが特に好ましい。本発明では、前記球状樹脂粉末
の中から1種又は2種以上を任意に選択して用いること
ができる。
【0037】球状樹脂粉末の粒子径は、特に限定されな
いが、平均粒子径で0.1〜50μmの範囲にあること
が好ましい。平均粒子径が0.1μm未満では光の散乱
効果が充分でなく、また、50μmを超えると肌への付
着性、化粧料の安定性に問題が生じる場合がある。
【0038】本発明では、球状樹脂粉末として市販品を
用いることができ、市販品の例としては、トレフィルE
(東レ・ダウコーニング・シリコーン社製のシリコーン
エラストマー)、SP−500(東レ株式会社製の球状
ナイロン)、マイクロスフェアー(松本油脂株式会社製
の球状ポリメチルメタクリレート)、トスパール(東芝
シリコーン株式会社製の球状ポリメチルシルセスキオキ
サン)、ファインパール(住友化学株式会社製のスチレ
ン・ジビニルベンゼン共重合体)、KSP(信越化学工
業社製のシリコーン複合パウダー)、ガンツパール(ガ
ンツ化成社製のポリメタクリル酸メチル及びポリスチレ
ン)等が挙げられる。
【0039】本発明における球状樹脂粉末の含有量は、
化粧料又は肌質改善剤全量中0.5〜20質量%が好ま
しく、より好ましくは1〜15質量%である。0.5質
量%未満では球状樹脂粉末の配合効果が得られず、一
方、20質量%を超えるとざらついた使用感触となり、
また化粧料の成型性、耐衝撃性が悪くなり好ましくな
い。
【0040】本発明の化粧料及び肌質改善剤には、上記
した成分の他に、通常化粧品や医薬品等に用いられる他
の成分、例えば、本発明以外の粉末、油性成分、界面活
性剤、保湿剤、非水溶性高分子、紫外線吸収剤、金属イ
オン封鎖剤、酸化防止剤、抗菌剤、防腐剤、水等を本発
明の効果を損なわない範囲で適宜配合することができ
る。
【0041】本発明以外の粉末成分としては、例えば、
タルク、カオリン、各種雲母、合成雲母、シリカ、硫酸
バリウム、ケイ酸、無水ケイ酸、酸化マグネシウム、窒
化ホウ素、二酸化チタン、酸化亜鉛、酸化鉄(ベンガラ
等)、黒酸化鉄、黄酸化鉄、群青、紺青、アルミニウム
パウダー、赤色201号、赤色226号、黄色4号、橙
色204号、青色404号、青色1号、緑色3号等が挙
げられる。これらの粉末は、1種又は2種以上が任意に
選択されて配合することができる。
【0042】油性成分の具体的な例としては、例えば、
マカデミアナッツ油、オリーブ油、ナタネ油、ゴマ油、
ヒマシ油、サフラワー油、綿実油、ホホバ油、ヤシ油、
硬化ヤシ油、パーム油、硬化油、モクロウ、硬化ヒマシ
油、ミツロウ、キャンデリラロウ、カルナウバロウ、イ
ボタロウ、ラノリン、酢酸ラノリン、液状ラノリン、還
元ラノリン、ホホバロウ、硬質ラノリン等の油脂、ロ
ウ、ワックス類;流動パラフィン、オゾケライト、スク
ワラン、プリスタン、パラフィン、セレシン、ワセリ
ン、マイクロクリスタリンワックス等の炭化水素;ラウ
リン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、
ベヘン酸、12−ヒドロキシステアリン酸等の高級脂肪
酸;セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニ
ルアルコール、ミリスチルアルコール、セトステアリル
アルコール等の高級アルコール;
【0043】ミリスチン酸イソプロピル、オクタン酸セ
チル、乳酸セチル、イソステアリン酸イソセチル、 ジ
−2−エチルヘキサン酸エチレングリコール、ジカプリ
ン酸ネオペンチルグリコール、リンゴ酸ジイソステアリ
ル、ジ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセリン、トリ−
2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイ
ソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ−2−
エチルヘキサン酸ペンタエリスリット、トリ−2−エチ
ルヘキサン酸グリセリン、アジピン酸ジイソブチル、セ
バシン酸ジ−2−エチルヘキサン等の合成エステル油;
【0044】ジメチルポリシロキサン、メチルフェニル
ポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサン等の鎖状ポ
リシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、
デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシク
ロヘキサシロキサン等の環状ポリシロキサン、アミノ変
性ポリシロキサン、ポリエーテル変性ポリシロキサン、
アルキル変性ポリシロキサン、フッ素変性ポリシロキサ
ン等の変性ポリシロキサン等のシリコーン油が挙げられ
る。これらの油性成分は、1種又は2種以上が任意に選
択されて配合することができる。
【0045】界面活性剤としては、例えば、脂肪酸セッ
ケン(ラウリン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウム
等)、ラウリル硫酸カリウム、アルキル硫酸トリエタノ
ールアミンエーテル等のアニオン界面活性剤;塩化ステ
アリルトリメチルアンモニウム、塩化ベンザルコニウ
ム、ラウリルアミンオキサイド等のカチオン界面活性
剤;イミダゾリン系両性界面活性剤(2−ココイル−2
−イミダゾリニウムヒドロキサイド−1−カルボキシエ
チロキシ2ナトリウム塩等)、ベタイン系界面活性剤
(アルキルベタイン、アミドベタイン、スルホベタイン
等)、アシルメチルタウリン等の両性界面活性剤;
【0046】ソルビタン脂肪酸エステル類(ソルビタン
モノステアレート、セスキオレイン酸ソルビタン等)、
グリセリン脂肪酸類(モノステアリン酸グリセリン
等)、プロピレングリコール脂肪酸エステル類(モノス
テアリン酸プロピレングリコール等)、硬化ヒマシ油誘
導体、グリセリンアルキルエーテル、POEソルビタン
脂肪酸エステル類(POEソルビタンモノオレエート、
モノステアリン酸ポリオキエチレンソルビタン等)、P
OEソルビット脂肪酸エステル類(POE−ソルビット
モノラウレート等)、POEグリセリン脂肪酸エステル
類(POE−グリセリンモノイソステアレート等)、P
OE脂肪酸エステル類(ポリエチレングリコールモノオ
レート、POEジステアレート等)、POEアルキルエ
ーテル類(POE2−オクチルドデシルエーテル等)、
POEアルキルフェニルエーテル類(POEノニルフェ
ニルエーテル等)、プルロニック型類、POE・POP
アルキルエーテル類(POE・POP2−デシルテトラ
デシルエーテル等)、テトロニック類、POEヒマシ油
・硬化ヒマシ油誘導体(POEヒマシ油、POE硬化ヒ
マシ油等)、ショ糖脂肪酸エステル、アルキルグルコシ
ド等の非イオン界面活性剤等が挙げられる。これらの界
面活性剤は、1種又は2種以上が任意に選択されて配合
することができる。
【0047】保湿剤としては、例えば、ポリエチレング
リコール,グリセリン、1,3−ブチレングリコール,
エリスリトール,ソルビトール,キシリトール,マルチ
トール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコー
ル、ジグリセリン、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、
乳酸、乳酸ナトリウム等が挙げられる。これらの保湿剤
は、1種又は2種以上が任意に選択されて配合すること
ができる。
【0048】非水溶性高分子としては、例えば、シリコ
ーン樹脂、架橋型オルガノポリシロキサン(市販品のK
SG15、KSG16、KSG18(いずれも信越化学
工業株式会社製))等が挙げられる。
【0049】紫外線吸収剤としては、例えば、パラアミ
ノ安息香酸系紫外線吸収剤、アントラニル酸系紫外線吸
収剤、サリチル酸系紫外線吸収剤、桂皮酸系紫外線吸収
剤、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤、糖系紫外線吸収剤
等が挙げられる。これらの紫外線吸収剤は、1種又は2
種以上が任意に選択されて配合することができる。
【0050】金属イオン封鎖剤としては、例えば、1−
ヒドロキシエタン−1,1−ジフォスホン酸、1−ヒド
ロキシエタン−1,1−ジフォスホン酸四ナトリウム
塩、エデト酸二ナトリウム、エデト酸三ナトリウム、エ
デト酸四ナトリウム、クエン酸ナトリウム、ポリリン酸
ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、グルコン酸、リン
酸、クエン酸、アスコルビン酸、コハク酸等が挙げられ
る。
【0051】酸化防止剤としては、例えば、ブチルヒド
ロキシトルエン,トコフェロール,フィチン酸等が挙げ
られる。
【0052】抗菌剤及び防腐剤としては、例えば、安息
香酸,サリチル酸,ソルビン酸,パラオキシ安息香酸ア
ルキルエステル,ヘキサクロロフェン等が挙げられる。
【0053】本発明の化粧料及び肌質改善剤には必要に
応じて、さらに増粘剤、皮膜剤、色素、香料、薬剤等化
粧料に一般に使用される成分を配合することができる。
【0054】本発明に係る干渉光を有する物質と鉄含有
酸化チタンと球状樹脂粉末とを含有する組成物は、化粧
料として、クリーム、ファンデーション、下地化粧料、
口紅、アイシャドウ、アイライナー、頬紅、白粉等に広
く適用可能である。また、該組成物は、特に毛穴、しわ
等の肌表面の形態トラブルを改善する効果を発揮し、肌
質を改善するので肌質改善用化粧料として、また肌質改
善剤として有用である。なお、肌質改善剤として応用さ
れる場合の構成成分の実施の形態は化粧料の場合と同様
である。
【0055】
【実施例】以下実施例を挙げて本発明を具体的に説明す
る。配合量は質量%である。実施例の説明に先立ち本発
明で用いた効果試験方法について説明する。
【0056】効果試験方法:各試験品について、10名
の女性パネルに、色むら、しみ等の色調トラブルをカバ
ーする効果(肌色補正効果)、毛穴、しわ等の肌表面の
形態トラブル改善効果(毛穴、しわぼかし効果)、ぎら
つき感、透明感、仕上がりの自然さ等の皮膚に塗布した
ときの使用感をそれぞれ判定してもらい、下記の評価点
基準に基づいて各人がつけた点を合計して評価した。
【0057】(評価点基準) 肌色補正効果:ない 1←2←3→4→5 ある しわ、毛穴ぼかし効果:ない 1←2←3→4→5 あ
る ぎらつき感:ある 1←2←3→4→5 ない 透明感:ない 1←2←3→4→5 ある 仕上がりの自然さ:ない 1←2←3→4→5 ある 1:非常に 2:割合 3:どちらともいえない 4:
割合 5:非常に
【0058】(評価基準) ◎:合計点が40点以上である。 ○:合計点が30点以上40点未満である。 △:合計点が20点以上30点未満である。 ×:合計点が20点未満である。
【0059】(実施例1〜8)表1に示す成分(1)〜
(12)を攪拌混合したものに、予め加熱溶解しておい
た(13)〜(15)を添加し、混合分散する。これを
プレス成形してパウダーファンデーションを得た。
【0060】
【表1】
【0061】 *1;市販品ティミロンスーパーレッド(メルク社製) *2;市販品ティミロンスーパーゴールド(メルク社
製) *3;市販品フラメンコサテンレッド(エンゲルハード
社製) *4;市販品フラメンコサテンゴールド(エンゲルハー
ド社製) *5;市販品TTO−F−2(石原産業株式会社製) *6;市販品TTO−F−6(石原産業株式会社製) *7;マイクロスフェアーM(松本油脂株式会社製)
【0062】上記実施例1〜8の評価結果を表2に示
す。
【0063】
【表2】
【0064】表2から分かるように、本発明に係る干渉
光を有する雲母チタンと鉄含有酸化チタンと球状樹脂粉
末とを配合した実施例1〜8は、肌色補正効果、しわ、
毛穴ぼかし効果、ぎらつき感、透明感、仕上がりの自然
さ等の皮膚に塗布したときの使用感の全てに優れた効果
が得られた。特に、赤色系反射干渉光を有する雲母チタ
ンと黄色系反射干渉光を有する雲母チタンとを組み合わ
せた実施例5〜8は、肌色補正効果において特に優れた
効果が得られた。
【0065】(実施例9〜14)表3に示す成分(1)
〜(14)を攪拌混合したものに、予め加熱溶解してお
いた(15)〜(17)を添加し、混合分散する。これ
をプレス成形してパウダーファンデーションを得た。
【0066】
【表3】
【0067】 *1;市販品ティミロンスーパーレッド(メルク社製) *2;市販品ティミロンスーパーゴールド(メルク社
製) *3;市販品フラメンコサテンレッド(エンゲルハード
社製) *4;市販品フラメンコサテンゴールド(エンゲルハー
ド社製) *5;市販品TTO−F−2(石原産業株式会社製) *6;市販品TTO−F−6(石原産業株式会社製) *7;トスパール2000B(東芝シリコーン社製) *8;SP−500(東レ株式会社製) *9;KSP−105(信越化学工業株式会社製)
【0068】上記実施例9〜14の評価結果を表4に示
す。
【0069】
【表4】
【0070】表4から分かるように、本発明に係る干渉
光を有する雲母チタンと鉄含有酸化チタンと球状樹脂粉
末とを配合した実施例9〜14は、肌色補正効果、し
わ、毛穴ぼかし効果、ぎらつき感、透明感、仕上がりの
自然さ等の皮膚に塗布したときの使用感の全てに優れた
効果が得られた。特に、赤色系反射干渉光を有する雲母
チタンと黄色系反射干渉光を有する雲母チタンとを組み
合わせた実施例12〜14は、肌色補正効果において特
に優れた効果が得られた。
【0071】以下、種々の処方の本発明化粧料を実施例
として示す。なお、上記の効果試験をこれら化粧料にお
いて行ったところ、いずれの実施例の化粧料においても
優れたものであった。
【0072】 〔実施例15〕 両用ファンデーション 成分 配合量(質量%) (1)シリコーン処理セリサイト 30.0 (2)シリコーン処理マイカ 10.0 (3)シリコーン処理タルク 残量 (3)雲母チタン(赤色干渉系)(*1) 8.0 (4)シリコーン処理鉄含有酸化チタン(*2) 10.0 (5)シリコーン処理ベンガラ 0.6 (6)シリコーン処理黄酸化鉄 1.5 (7)シリコーン処理黒酸化鉄 0.1 (8)球状ポリメチルシルセスキオキサン粉末(*3) 7.0 (9)パラベン 適量 (10)スクワラン 7.0 (11)ジメチルポリシロキサン 5.0 (12)ワセリン 2.0 (13)香料 適量 *1;市販品フラメンコオレンジ(エンゲルハード社製) *2;市販品TTO−F−2(石原産業株式会社製) *3;市販品トスパール2000B(東芝シリコーン社製)
【0073】<製法>(1)〜(8)を攪拌混合したも
のに、予め加熱溶解しておいた(9)〜(12)を添加
し、混合分散する。これに(13)を添加した後、プレ
ス成形してパウダーファンデーションを得た。
【0074】 〔実施例16〕 リキッドファンデーション 成分 配合量(質量%) (1)ジ−2−エチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール 1.6 (2)モノオレイン酸ポリグリセリル 1.6 (3)ポリイソブチレン 1.6 (4)エルカ酸オクチルドデシル 1.6 (5)シア脂 0.5 (6)天然ビタミンE 適量 (7)デカメチルシクロペンタシロキサン 30.0 (8)ホ゜リ(オキシエチレン・オキシフ゜ロヒ゜レン)メチルホ゜リシロキサン共重合体 1.6 (9)塩化ナトリウム 0.4 (10)グリセリン 4.0 (11)1,3−ブチレングリコール 2.0 (12)パラベン 適量 (13)精製水 残量 (14)シリコーン処理雲母チタン(赤色干渉系)(*1) 2.0 (15)シリコーン処理雲母チタン(黄色干渉系)(*2) 1.5 (16)シリコーン処理鉄含有酸化チタン(*3) 8.0 (17)シリコーン処理ベンガラ 0.15 (18)シリコーン処理黄酸化鉄 0.6 (19)シリコーン処理黒酸化鉄 0.1 (20)シリコーン処理タルク 5.0 (21)球状ナイロンパウダー(*4) 5.0 *1;市販品ティミロンスーパーレッド(メルク社製) *2;市販品ティミロンスーパーゴールド(メルク社製) *3;市販品TTO−F−6(石原産業株式会社製) *4;市販品SP−500(東レ株式会社製)
【0075】<製法>成分(1)〜(6)を加熱溶解
し、これに成分(7)〜(8)を均一に混合した後、加
熱溶解しておいた成分(9)〜(13)を徐々に添加し
て乳化分散させ、室温まで冷却する。その後予備混合し
た成分(14)〜(21)の粉体成分を攪拌混合するこ
とにより、リキッドファンデーションを得た。
【0076】 〔実施例17〕 クリーム状ファンデーション 成分 配合量(質量%) (1)スクワラン 5.0 (2)水素添加大豆リン脂質 0.1 (3)セトステアリルアルコール 1.2 (4)ステアリン酸 1.2 (5)パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 1.2 (6)ポリオキシエチレン(20)ステアリルエーテル 3.0 (7)自己乳化型モノステアリン酸グリセリン 1.0 (8)天然ビタミンE 適量 (9)ポリエチレングリコール1500 2.0 (10)キサンタンガム 0.2 (11)パラベン 適量 (12)ベントナイト 2.0 (13)精製水 残量 (14)トリエタノールアミン 0.3 (15)1,3−ブチレングリコール 10.0 (16)シリコーン処理雲母チタン(黄色干渉系)(*1) 3.0 (17)シリコーン処理雲母チタン(赤色干渉系)(*2) 3.0 (18)シリコーン処理鉄含有酸化チタン(*3) 8.0 (19)シリコーン処理ベンガラ 0.3 (20)シリコーン処理黄酸化鉄 1.0 (21)シリコーン処理黒酸化鉄 0.15 (22)シリコーン処理酸化チタン 4.0 (23)シリコーンシ処理タルク 5.0 (24)球状シリコーン複合パウダー (*4) 4.0 *1;市販品フラメンコサテンゴールド(エンゲルハード社製) *2;市販品フラメンコサテンレッド(エンゲルハード社製) *3;市販品TTO−F−2(石原産業株式会社製) *4;市販品KSP−105(信越化学工業株式会社製)
【0077】<製法>成分(1)〜(8)を加熱溶解
し、これに加熱溶解した成分(9)〜(15)を添加し
て乳化分散し、室温まで冷却する。その後予備混合した
成分(16)〜(24)の粉体成分を攪拌混合すること
により、クリーム状ファンデーションを得た。
【0078】 〔実施例18〕 粉白粉 成分 配合量(質量%) (1)セリサイト 15.0 (2)タルク 残量 (3)雲母チタン(赤色干渉系)(*1) 5.0 (4)鉄含有酸化チタン(*2) 5.0 (5)球状PMMA(*3) 5.0 (6)ベンガラ 0.05 (7)黄酸化鉄 0.02 (8)黒酸化鉄 0.01 (9)スクワラン 2.0 (10)香料 適量 *1;市販品デュオクロムYR(エンゲルハード社製) *2;市販品TTO−F−2(石原産業株式会社製) *3;市販品ガンツパールGM−0810(ガンツ化成株式会社製)
【0079】<製法>成分(1)〜(8)を攪拌混合し
たものに、(9)〜(10)を添加し、混合分散し、ふ
るいに通して粉白粉を得た。
【0080】 〔実施例19〕 頬紅 成分 配合量(質量%) (1)セリサイト 20.0 (2)マイカ 30.0 (3)タルク 残量 (4)ステアリン酸亜鉛 5.0 (5)雲母チタン(赤色干渉系)(*1) 10.0 (6)鉄含有酸化チタン(*2) 10.0 (7)赤色226号 0.3 (8)ベンガラ 0.2 (9)黄酸化鉄 0.5 (10)黒酸化鉄 0.1 (11)パラベン 適量 (12)流動パラフィン 7.0 (13)ワセリン 3.0 (14)球状シリコーンパウダー(*3) 3.0 *1;市販品プロミネンスRB(トピー工業社製) *2;市販品TTO−F−6(石原産業株式会社製) *3;市販品トスパール145(東芝シリコーン社製)
【0081】<製法>(1)〜(10)及び(14)を
攪拌混合したものに、予め加熱溶解しておいた(12)
〜(13)を添加し、均一に混合分散する。ふるいを通
した後、プレス成形して頬紅を得た。
【0082】 〔実施例20〕 下地クリーム 成分 配合量(質量%) (1)スクワラン 5.0 (2)水素添加大豆リン脂質 0.1 (3)セタノール 2.0 (4)ステアリン酸 2.0 (5)イソステアリン酸ポリグリセリル 2.0 (6)ポリオキシエチレン(20)ステアリルエーテル 1.5 (7)トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 8.0 (8)天然ビタミンE 適量 (9)グリセリン 5.0 (10)キサンタンガム 0.3 (11)パラベン 適量 (12)ベントナイト 2.0 (13)精製水 残量 (14)トリエタノールアミン 0.6 (15)1,3−ブチレングリコール 5.0 (16)シリコーン処理雲母チタン(黄色干渉系)(*1) 5.0 (17)シリコーン処理雲母チタン(赤色干渉系)(*2) 5.0 (18)シリコーン処理鉄含有酸化チタン(*3) 8.0 (19)シリコーン処理ベンガラ 0.3 (20)シリコーン処理黄酸化鉄 1.0 (21)シリコーン処理黒酸化鉄 0.15 (22)シリコーン処理酸化チタン 4.0 (23)シリコーン処理タルク 5.0 (24)球状複合シリコーンパウダー(*4) 3.5 *1;市販品プロミネンスYD(トピー工業製) *2;市販品プロミネンスRD(トピー工業製) *3;市販品TTO−F−2(石原産業株式会社製) *4;市販品KSP−100(信越化学工業社製)
【0083】<製法>成分(1)〜(8)を80℃で加
熱溶解し、これに加熱溶解した成分(9)〜(15)を
添加して乳化分散し、室温まで冷却する。その後、予備
混合した成分(16)〜(24)の粉体成分を撹拌混合
することにより、下地クリームを得た。
【0084】 〔実施例21〕 化粧下地 成分 配合量(質量%) (1)セレシン 10.0 (2)固形パラフィンワックス 3.0 (3)オゾケライト 3.0 (4)ワセリン 5.0 (6)リンゴ酸ジイソステアリル 10.0 (7)ミリスチン酸オクチルドデシル 15.0 (8)ラノリン 10.0 (9)スクワラン 残量 (10)雲母チタン(青色干渉系)(*1) 3.5 (11)鉄含有酸化チタン(*2) 3.0 (12)ベンガラ 0.3 (13)黄酸化鉄 0.6 (14)黒酸化鉄 0.1 (15)タルク 8.0 (16)合成金雲母 3.0 (17)球状PMMA(*3) 3.0 *1;市販品ティミロンスプレンディドバイオレット(マール社製) *2;市販品TTO−F−2(石原産業株式会社製) *3;市販品ガンツパールGM−0810(ガンツ化成株式会社製)
【0085】<製法>(1)〜(9)を90℃で加熱溶
解し、(11)〜(17)を加えロールミルで混練す
る。これを再度加熱溶解し、(10)を添加後よく分散
し、スティック状容器に流し込み急冷した後、容器に装
着して化粧下地を得た。
【0086】 〔実施例22〕 口紅 成分 配合量(質量%) (1)セレシン 10.0 (2)固形パラフィンワックス 3.0 (3)オゾケライト 3.0 (4)ワセリン 5.0 (6)リンゴ酸ジイソステアリル 10.0 (7)ミリスチン酸オクチルドデシル 15.0 (8)ラノリン 10.0 (9)スクワラン 残量 (10)雲母チタン(赤色干渉系)(*1) 10.0 (11)鉄含有酸化チタン(*2) 2.0 (12)ベンガラ 0.2 (13)赤色202号 0.5 (14)黄色4号 1.0 (15)球状ポリスチレンパウダー(*3) 2.5 *1;市販品フラメンコレッド(エンゲルハード社製) *2;市販品TTO−F−2(石原産業株式会社製) *3;市販品ガンツパールGS-0605(ガンツ化成株式会社製)
【0087】<製法>(1)〜(9)を90℃で加熱溶
解し、(11)〜(15)を加えロールミルで混練す
る。再度加熱溶解し、(10)を添加分散し、スティッ
ク状容器に流し込み急冷した後、容器に装着して口紅を
得た。
【0088】
【発明の効果】以上、詳述したように本発明によれば、
色むら、しみ等の色調トラブルをカバーすると同時に、
毛穴、しわ等の肌表面の形態トラブルを改善することが
でき、しかもぎらつき感がなく、透明性の高い自然な仕
上がりが得られる化粧料及び肌質改善剤が得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 7/031 A61K 7/031 7/035 7/035 7/48 7/48 A61P 17/16 A61P 17/16 Fターム(参考) 4C083 AA122 AB102 AB232 AB241 AB431 AB432 AC012 AC022 AC072 AC122 AC182 AC242 AC342 AC392 AC422 AC482 AC542 AD022 AD042 AD072 AD152 AD162 AD172 AD352 AD512 AD572 AD662 BB25 BB26 CC03 CC05 CC11 CC12 CC13 DD17 DD22 DD23 DD31 EE06 EE07 EE12

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 干渉光を有する物質と鉄含有酸化チタン
    と球状樹脂粉末とを含有することを特徴とする化粧料。
  2. 【請求項2】 干渉光を有する物質が、雲母又は合成金
    雲母の表面を少なくとも酸化チタン及び/又は酸化鉄で
    被覆した粉体である請求項1記載の化粧料。
  3. 【請求項3】 干渉光を有する物質の粒子径が、平均粒
    子径で5〜30μmである請求項1又は2記載の化粧
    料。
  4. 【請求項4】 干渉光を有する物質の粒子径が、平均粒
    子径で15〜30μmである請求項1又は2記載の化粧
    料。
  5. 【請求項5】 鉄含有酸化チタンが、平均一次粒子径で
    0.01〜0.2μmの鉄含有微粒子酸化チタンである
    請求項1乃至4のいずれか一項に記載の化粧料。
  6. 【請求項6】 鉄含有酸化チタン中の鉄成分の含有量
    が、Fe換算で、酸化チタンに対して、1〜30質量%
    である請求項1乃至5のいずれか一項に記載の化粧料。
  7. 【請求項7】 球状樹脂粉末の粒子径が、平均粒子径
    0.1〜50μmである請求項1乃至6のいずれか一項
    に記載の化粧料。
  8. 【請求項8】 化粧料が、肌質改善用化粧料である請求
    項1乃至7のいずれか一項に記載の化粧料。
  9. 【請求項9】 干渉光を有する物質と鉄含有酸化チタン
    と球状樹脂粉末とを含有することを特徴とする肌質改善
    剤。
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