JP2002232643A - 原稿送り装置とこの装置を備えた画像形成装置 - Google Patents
原稿送り装置とこの装置を備えた画像形成装置Info
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- Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 画像読み取り位置に付着した塵埃を、除去す
ること。 【解決手段】 原稿送り装置2は、原稿の画像を読み取
る画像読み取り位置に原稿を送り込んだ後排出する導入
搬送ローラ対6および排出搬送ローラ対10と、この導
入搬送ローラ対6および排出搬送ローラ対10によって
搬送される原稿の通過を許容する隙間Aを介して画像読
み取り位置8に対向して配設された読み取りローラ22
と、を備え、隙間Aは、約0.1mmないし約0.5m
mに設定されている。
ること。 【解決手段】 原稿送り装置2は、原稿の画像を読み取
る画像読み取り位置に原稿を送り込んだ後排出する導入
搬送ローラ対6および排出搬送ローラ対10と、この導
入搬送ローラ対6および排出搬送ローラ対10によって
搬送される原稿の通過を許容する隙間Aを介して画像読
み取り位置8に対向して配設された読み取りローラ22
と、を備え、隙間Aは、約0.1mmないし約0.5m
mに設定されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿の画像を読み
取る画像読み取り位置に原稿を送り込んで排出する原稿
送り装置、特に、画像読み取り位置に対向させて原稿を
案内するローラを有する原稿送り装置と、この原稿送り
装置を装置本体に備えて、原稿送り装置によって読み取
られた画像情報に基づいてシートに画像を形成する複写
機、プリンタ等の画像形成装置とに関する。
取る画像読み取り位置に原稿を送り込んで排出する原稿
送り装置、特に、画像読み取り位置に対向させて原稿を
案内するローラを有する原稿送り装置と、この原稿送り
装置を装置本体に備えて、原稿送り装置によって読み取
られた画像情報に基づいてシートに画像を形成する複写
機、プリンタ等の画像形成装置とに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、原稿送り装置は、原稿の画像を読
み取る画像読み取り装置の画像読み取り位置に、原稿を
自動的に送り込むようになっている。そして、画像読み
取り装置は、画像形成装置の本体上部に設けられている
ことが多い。
み取る画像読み取り装置の画像読み取り位置に、原稿を
自動的に送り込むようになっている。そして、画像読み
取り装置は、画像形成装置の本体上部に設けられている
ことが多い。
【0003】なお、原稿とは、文章が記載された原稿の
他に、シートに文字、図、絵等の画像が記載されたもの
も含む。また、シートには、普通紙、厚紙、普通紙の代
用品である樹脂製の薄いもの等がある。
他に、シートに文字、図、絵等の画像が記載されたもの
も含む。また、シートには、普通紙、厚紙、普通紙の代
用品である樹脂製の薄いもの等がある。
【0004】画像読み取り装置は、プラテンガラス上を
搬送される原稿に光を照射して反射してくる反射光に基
づいて原稿を読み取るようになっている。画像を読み取
る方式の一例として、固定した光源の上を、原稿を移動
させて原稿を読み取る、いわゆる流し読み方式がある。
このため、原稿送り装置は、画像読み取り位置である光
源の上を原稿が安定した状態で通過させることが要求さ
れている。
搬送される原稿に光を照射して反射してくる反射光に基
づいて原稿を読み取るようになっている。画像を読み取
る方式の一例として、固定した光源の上を、原稿を移動
させて原稿を読み取る、いわゆる流し読み方式がある。
このため、原稿送り装置は、画像読み取り位置である光
源の上を原稿が安定した状態で通過させることが要求さ
れている。
【0005】原稿を搬送する方法には、ベルトで原稿を
プラテンガラスに押し付けて搬送する方法がある。ま
た、静電気を帯びたある程度の質量を有する慣性の大き
なローラが、その静電気によって原稿を吸着して、回転
して搬送する方法がある。さらに、中空状に形成して複
数の孔が形成されたローラが、そのローラ内のエアーを
吸引されて、原稿を吸着して、回転して搬送する方向が
ある。
プラテンガラスに押し付けて搬送する方法がある。ま
た、静電気を帯びたある程度の質量を有する慣性の大き
なローラが、その静電気によって原稿を吸着して、回転
して搬送する方法がある。さらに、中空状に形成して複
数の孔が形成されたローラが、そのローラ内のエアーを
吸引されて、原稿を吸着して、回転して搬送する方向が
ある。
【0006】しかし、近年、デジタル読み取りや、メモ
リ保存等を組み合わせたデジタル画像形成装置によるコ
ピーの高速化にともなって、ベルトや大きなローラによ
って、原稿を搬送する搬送方式の原稿送り装置では、ベ
ルトや大きなローラの停止に要する時間が長くなり、コ
ピーの高速化に対応するのが困難であった。
リ保存等を組み合わせたデジタル画像形成装置によるコ
ピーの高速化にともなって、ベルトや大きなローラによ
って、原稿を搬送する搬送方式の原稿送り装置では、ベ
ルトや大きなローラの停止に要する時間が長くなり、コ
ピーの高速化に対応するのが困難であった。
【0007】また、両面に画像が形成された原稿を画像
読み取り装置が読み取る場合、原稿送り装置は、原稿を
反転して画像読み取り位置に送り込むという反転送り込
み動作を行わなければならない。この反転送り込み動作
を行うとき、原稿送り装置は、ベルトやローラ等を逆転
させて原稿を表裏反転するため、ベルトやローラ等が逆
転後、定常の搬送速度に戻るのに時間を要し、画像形成
の高速化に対応するのが困難であった。
読み取り装置が読み取る場合、原稿送り装置は、原稿を
反転して画像読み取り位置に送り込むという反転送り込
み動作を行わなければならない。この反転送り込み動作
を行うとき、原稿送り装置は、ベルトやローラ等を逆転
させて原稿を表裏反転するため、ベルトやローラ等が逆
転後、定常の搬送速度に戻るのに時間を要し、画像形成
の高速化に対応するのが困難であった。
【0008】しかも、上記のベルトやローラ等によって
搬送する搬送方式の原稿送り装置は、ユニットとしての
コンパクト化と、コスト削減とを求められている。
搬送する搬送方式の原稿送り装置は、ユニットとしての
コンパクト化と、コスト削減とを求められている。
【0009】また、画像読み取り装置が流し読み方式の
とき、原稿送り装置は、画像読み取り位置で原稿がばた
付くことなく、安定して搬送できるようにする必要があ
る。このため、図8に示すように、プラテンガラス21
と隙間Bを有して対向するプラテンガイド24を設けた
り、図9に示すように、プラテンガラス21に接触して
回転するローラ25を設けたりしている。原稿は、導入
ローラ対6a,6bによってプラテンガラス21に送り
込まれた後、画像読み取り位置8で画像を読み取られ
て、排出搬送ローラ対10a,10bによって排出され
るようになっている。
とき、原稿送り装置は、画像読み取り位置で原稿がばた
付くことなく、安定して搬送できるようにする必要があ
る。このため、図8に示すように、プラテンガラス21
と隙間Bを有して対向するプラテンガイド24を設けた
り、図9に示すように、プラテンガラス21に接触して
回転するローラ25を設けたりしている。原稿は、導入
ローラ対6a,6bによってプラテンガラス21に送り
込まれた後、画像読み取り位置8で画像を読み取られ
て、排出搬送ローラ対10a,10bによって排出され
るようになっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、プラテンガラ
ス21の画像読み取り位置8上に紙紛、搬送ローラのゴ
ムカス、原稿に付着いている異物等の塵埃が付着あるい
は滞留した場合、画像読み取り装置が塵埃を画像として
読み取ってしまい、読み取った画像を画像形成装置で記
録媒体に形成したときに、記録媒体に黒いスジが付くと
いう、黒スジ問題を引き起こす原因になっていた。
ス21の画像読み取り位置8上に紙紛、搬送ローラのゴ
ムカス、原稿に付着いている異物等の塵埃が付着あるい
は滞留した場合、画像読み取り装置が塵埃を画像として
読み取ってしまい、読み取った画像を画像形成装置で記
録媒体に形成したときに、記録媒体に黒いスジが付くと
いう、黒スジ問題を引き起こす原因になっていた。
【0011】図8に示す、プラテンガラス21に対して
隙間Bを有してプラテンガイド24を配設する構成であ
ると、ガイド24を剛体で形成するため、部品の精度や
反り等がばらつくおそれがあり、プラテンガラス21と
プラテンガイド24の隙間を広げる必要がある。そのた
め、プラテンガラス21上にゴミが滞留しやすいという
問題がある。
隙間Bを有してプラテンガイド24を配設する構成であ
ると、ガイド24を剛体で形成するため、部品の精度や
反り等がばらつくおそれがあり、プラテンガラス21と
プラテンガイド24の隙間を広げる必要がある。そのた
め、プラテンガラス21上にゴミが滞留しやすいという
問題がある。
【0012】また、図9に示す、プラテンガラス21に
ローラ25を接触させる構成であると、プラテンガラス
21とローラ25との間に隙間が無いため、原稿が運ぶ
塵埃をプラテンガラス21上に付着させることがあっ
た。
ローラ25を接触させる構成であると、プラテンガラス
21とローラ25との間に隙間が無いため、原稿が運ぶ
塵埃をプラテンガラス21上に付着させることがあっ
た。
【0013】本発明は、画像読み取り位置に付着した塵
埃を、搬送する原稿を利用して除去する原稿送り装置
と、その原稿送り装置を本体に備えた画像形成装置とを
提供すること目的とする。
埃を、搬送する原稿を利用して除去する原稿送り装置
と、その原稿送り装置を本体に備えた画像形成装置とを
提供すること目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の原稿送り装置は、原稿の画像を読み取る画
像読み取り位置に前記原稿を送り込んだ後排出する原稿
送り込み排出手段と、前記原稿送り込み排出手段によっ
て搬送される前記原稿の通過を許容する隙間を介して前
記画像読み取り位置に対向して配設された原稿案内手段
と、を備え、前記隙間は、約0.1mmないし約0.5
mmに設定されている。
め、本発明の原稿送り装置は、原稿の画像を読み取る画
像読み取り位置に前記原稿を送り込んだ後排出する原稿
送り込み排出手段と、前記原稿送り込み排出手段によっ
て搬送される前記原稿の通過を許容する隙間を介して前
記画像読み取り位置に対向して配設された原稿案内手段
と、を備え、前記隙間は、約0.1mmないし約0.5
mmに設定されている。
【0015】本発明の原稿送り装置の前記画像読み取り
位置は、前記原稿送り込み排出手段によって前記原稿が
通過するプラテンガラスの表面であり、前記原稿案内手
段は、前記プラテンに対して前記隙間を介して対向する
回転可能な回転体と、前記プラテンガラスに接触して前
記隙間を保持する隙間保持部材とを有している。
位置は、前記原稿送り込み排出手段によって前記原稿が
通過するプラテンガラスの表面であり、前記原稿案内手
段は、前記プラテンに対して前記隙間を介して対向する
回転可能な回転体と、前記プラテンガラスに接触して前
記隙間を保持する隙間保持部材とを有している。
【0016】本発明の原稿送り装置の前記回転体は、前
記原稿送り込み排出手段によって搬送される原稿の搬送
速度とほぼ同じ周速で回転するようになっている。
記原稿送り込み排出手段によって搬送される原稿の搬送
速度とほぼ同じ周速で回転するようになっている。
【0017】上記目的を達成するため、本発明の画像形
成装置は、前記原稿送り装置によって送られる原稿の画
像を読み取る画像読み取り手段と、前記画像読み取り手
段によって読み取られた原稿の画像情報に基づいて、シ
ートに画像を形成する画像形成手段と、を備えている。
成装置は、前記原稿送り装置によって送られる原稿の画
像を読み取る画像読み取り手段と、前記画像読み取り手
段によって読み取られた原稿の画像情報に基づいて、シ
ートに画像を形成する画像形成手段と、を備えている。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態である原
稿送り装置と、この装置を本体に備えた複写機とを図に
基づいて説明する。
稿送り装置と、この装置を本体に備えた複写機とを図に
基づいて説明する。
【0019】なお、原稿送り装置は、複写機のみならず
プリンタ等の画像形成装置の本体に装備することができ
る。したがって、原稿送り装置が設けられる機器は、複
写機のみに限定されるものではない。また、本実施形態
の原稿送り装置は、複数枚の原稿を連続して自動的に読
み取り位置に供給するようになっているが、ユーザーの
手差しによって1枚ずつ供給することもできるようにも
なっている。したがって、原稿送り装置は、自動原稿送
り装置に限定されるものではない。
プリンタ等の画像形成装置の本体に装備することができ
る。したがって、原稿送り装置が設けられる機器は、複
写機のみに限定されるものではない。また、本実施形態
の原稿送り装置は、複数枚の原稿を連続して自動的に読
み取り位置に供給するようになっているが、ユーザーの
手差しによって1枚ずつ供給することもできるようにも
なっている。したがって、原稿送り装置は、自動原稿送
り装置に限定されるものではない。
【0020】(複写機)図1は、複写機(画像形成装
置)28の概略正面断面図である。
置)28の概略正面断面図である。
【0021】複写機本体1の上部には、原稿を画像読み
取り位置8に搬送して排出する原稿送り装置2が設けら
れている。複写機28の本体1内に設けられた制御手段
のCPU29は、内部に備えた制御プログラムにより照
明系13を使い、画像読み取り位置8を通過する原稿を
照射することで得られる反射光をミラー14によって、
光学素子(CCDあるいは他の素子)15や感光体に投
射して画像を記録する。
取り位置8に搬送して排出する原稿送り装置2が設けら
れている。複写機28の本体1内に設けられた制御手段
のCPU29は、内部に備えた制御プログラムにより照
明系13を使い、画像読み取り位置8を通過する原稿を
照射することで得られる反射光をミラー14によって、
光学素子(CCDあるいは他の素子)15や感光体に投
射して画像を記録する。
【0022】感光体ドラム(画像形成手段)16には、
記録された原稿画像に対応する光が照射されて潜像が形
成される。その潜像は、図示しないトナー供給装置から
供給されたトナーによってトナー像となる。カセット1
7は、紙、あるいはプラスチックフィルム等の記録媒体
(シート)Sを収容するようになっている。
記録された原稿画像に対応する光が照射されて潜像が形
成される。その潜像は、図示しないトナー供給装置から
供給されたトナーによってトナー像となる。カセット1
7は、紙、あるいはプラスチックフィルム等の記録媒体
(シート)Sを収容するようになっている。
【0023】CPU29からの記録信号に応じてカセッ
ト17から記録媒体Sが感光体ドラム16と転写器18
との間に供給される。記録媒体Sは、感光体ドラム16
に形成されたトナー像が転写器18によって転写され
る。そして、トナー像が転写された記録媒体は定着器1
9に送られてトナー像が定着される。
ト17から記録媒体Sが感光体ドラム16と転写器18
との間に供給される。記録媒体Sは、感光体ドラム16
に形成されたトナー像が転写器18によって転写され
る。そして、トナー像が転写された記録媒体は定着器1
9に送られてトナー像が定着される。
【0024】記録媒体の両面に画像を形成する場合、定
着器19によって片面の画像が定着された記録媒体は、
定着器19の下流側に設けた両面パス20を通り、途中
スイッチバック搬送路32で表裏反転されて、再び感光
体ドラム16と転写器18との間に送り込まれる。これ
により、記録媒体は、裏面にもトナー像が転写される。
最後に記録媒体は、定着器19でトナー像が定着されて
外部に排出される。
着器19によって片面の画像が定着された記録媒体は、
定着器19の下流側に設けた両面パス20を通り、途中
スイッチバック搬送路32で表裏反転されて、再び感光
体ドラム16と転写器18との間に送り込まれる。これ
により、記録媒体は、裏面にもトナー像が転写される。
最後に記録媒体は、定着器19でトナー像が定着されて
外部に排出される。
【0025】(原稿送り装置)図2は、原稿送り装置2
の概略正面断面図である。図3は、原稿送り装置2の主
要部分の概略図である。図2において、原稿送り装置2
は、原稿給送部4(図1参照)より供給された原稿を、
導入搬送ローラ対(原稿送り込み排出手段)6a,6b
により、導入パス(原稿ガイド)7内を導いて、画像読
み取り位置8に送り込むようになっている。
の概略正面断面図である。図3は、原稿送り装置2の主
要部分の概略図である。図2において、原稿送り装置2
は、原稿給送部4(図1参照)より供給された原稿を、
導入搬送ローラ対(原稿送り込み排出手段)6a,6b
により、導入パス(原稿ガイド)7内を導いて、画像読
み取り位置8に送り込むようになっている。
【0026】画像読み取り位置8には、プラテンガラス
21が設けられている。このプラテンガラス21の下方
には、照明系13、およびミラー14等からなる画像読
み取り部(画像読み取り手段)33が設置されている。
プラテンガラス21の上方には、プラテンガラス21の
上面との間に隙間Aを有して読み取りローラ(原稿案内
手段、回転体)22が原稿の搬送方向に対し直交する方
向に沿って設けられている。
21が設けられている。このプラテンガラス21の下方
には、照明系13、およびミラー14等からなる画像読
み取り部(画像読み取り手段)33が設置されている。
プラテンガラス21の上方には、プラテンガラス21の
上面との間に隙間Aを有して読み取りローラ(原稿案内
手段、回転体)22が原稿の搬送方向に対し直交する方
向に沿って設けられている。
【0027】図3において、プラテンガラス21と読み
取りローラ22との間の隙間Aを一定に保つため、読み
取りローラ22の両端にプラテンガラス21に接触する
ギャップ保持リング(原稿案内手段、隙間保持部材)2
6が配設されている。読み取りローラ22とギャップ保
持リング26は、導入搬送駆動ローラ6aの軸39の両
端に回転自在に支持された1対の揺動リンク27(片方
は、図示省略)の揺動端に、回転自在に、かつ同軸的に
設けられている。
取りローラ22との間の隙間Aを一定に保つため、読み
取りローラ22の両端にプラテンガラス21に接触する
ギャップ保持リング(原稿案内手段、隙間保持部材)2
6が配設されている。読み取りローラ22とギャップ保
持リング26は、導入搬送駆動ローラ6aの軸39の両
端に回転自在に支持された1対の揺動リンク27(片方
は、図示省略)の揺動端に、回転自在に、かつ同軸的に
設けられている。
【0028】読み取りローラ22、ギャップ保持リング
26、揺動リンク27等は、原稿案内手段を構成してい
る。なお、読み取りローラ22、ギャップ保持リング2
6は、揺動リンク27に設けることなく、固定部材に設
けてもよい。この場合、ギャップ保持リング26がプラ
テンガラス21に確実に接触するようにするため、読み
取りローラ22とともにプラテンガラス21に接近離間
可能に上記固定部材に設けられているのが好ましい。
26、揺動リンク27等は、原稿案内手段を構成してい
る。なお、読み取りローラ22、ギャップ保持リング2
6は、揺動リンク27に設けることなく、固定部材に設
けてもよい。この場合、ギャップ保持リング26がプラ
テンガラス21に確実に接触するようにするため、読み
取りローラ22とともにプラテンガラス21に接近離間
可能に上記固定部材に設けられているのが好ましい。
【0029】画像読み取り位置8の下流側には、図の上
方に所定の曲率をもって屈曲する排出パス9と、この排
出パス9の入り口に位置して排出パス9へ原稿を誘導す
るジャンプ台23とが配置されている。排出パス9に
は、排出搬送ローラ対10a,10bが設けられてい
る。
方に所定の曲率をもって屈曲する排出パス9と、この排
出パス9の入り口に位置して排出パス9へ原稿を誘導す
るジャンプ台23とが配置されている。排出パス9に
は、排出搬送ローラ対10a,10bが設けられてい
る。
【0030】なお、導入搬送駆動ローラ対6と排出搬送
駆動ローラ対10は、原稿送り込み排出手段を構成して
いる。
駆動ローラ対10は、原稿送り込み排出手段を構成して
いる。
【0031】図4、図5に基づいて、原稿送り装置2の
各ローラの駆動構成を説明する。
各ローラの駆動構成を説明する。
【0032】原稿送り装置2は、正逆転自在な原稿供給
モータM1と搬送モータM2とで各ローラを駆動するよ
うになっている。図4は、原稿供給モータM1の原稿導
入側の駆動伝達系を示す図である。図5は、搬送モータ
M2の原稿排出側の駆動伝達系を示す図である。
モータM1と搬送モータM2とで各ローラを駆動するよ
うになっている。図4は、原稿供給モータM1の原稿導
入側の駆動伝達系を示す図である。図5は、搬送モータ
M2の原稿排出側の駆動伝達系を示す図である。
【0033】図4において、原稿供給モータM1の正転
の回転力は、プーリP1からプーリP2にタイミングベ
ルトT1を介して各ローラに伝達される。プーリP2の
回転力は、ギヤZ1、ギヤZ2、原稿供給ローラ4aの
駆動軸34に取り付けられたギヤZ3の順に伝達され
る。これによって、原稿供給ローラ4aは、原稿を供給
する方向に回転する。
の回転力は、プーリP1からプーリP2にタイミングベ
ルトT1を介して各ローラに伝達される。プーリP2の
回転力は、ギヤZ1、ギヤZ2、原稿供給ローラ4aの
駆動軸34に取り付けられたギヤZ3の順に伝達され
る。これによって、原稿供給ローラ4aは、原稿を供給
する方向に回転する。
【0034】原稿供給ローラ4aの駆動軸34には、プ
ーリP3も設けられている。プーリP3と、ピックアッ
プローラ4bの軸35に設けられたプーリP4との間に
張架したタイミングベルトT2を介して、駆動軸34の
回転力がピックアップローラ4bにも伝達される。
ーリP3も設けられている。プーリP3と、ピックアッ
プローラ4bの軸35に設けられたプーリP4との間に
張架したタイミングベルトT2を介して、駆動軸34の
回転力がピックアップローラ4bにも伝達される。
【0035】また、原稿供給ローラ4aの駆動軸34に
は、ピックアップローラ4bを支持する一対の昇降アー
ム4c,4cの一端側が取り付けられている。この駆動
軸34の原稿を供給する方向への回転(原稿供給モータ
M1の正転駆動)により、昇降アーム4c,4cが回動
すると、ピックアップローラ4bは下降して原稿に接触
する。ピックアップローラ4bが原稿に接触すると、駆
動軸34は、ばねクラッチX、ばねクラッチYによっ
て、昇降アーム4cに対して空転する。
は、ピックアップローラ4bを支持する一対の昇降アー
ム4c,4cの一端側が取り付けられている。この駆動
軸34の原稿を供給する方向への回転(原稿供給モータ
M1の正転駆動)により、昇降アーム4c,4cが回動
すると、ピックアップローラ4bは下降して原稿に接触
する。ピックアップローラ4bが原稿に接触すると、駆
動軸34は、ばねクラッチX、ばねクラッチYによっ
て、昇降アーム4cに対して空転する。
【0036】レジスト駆動ローラ5aは、その駆動軸3
6に設けられたプーリP5と、プーリP2に同軸的に設
けられたプーリP6とに張架したタイミングベルトT3
により、モータM1に連結されているが、モータM1の
正転時には、プーリP5内に設けられたワンウェイクラ
ッチOW1の作用によって回転しないようになってい
る。
6に設けられたプーリP5と、プーリP2に同軸的に設
けられたプーリP6とに張架したタイミングベルトT3
により、モータM1に連結されているが、モータM1の
正転時には、プーリP5内に設けられたワンウェイクラ
ッチOW1の作用によって回転しないようになってい
る。
【0037】原稿供給モータM1の逆転回転力は、プー
リP1からプーリP2にタイミングベルトT1を介して
伝達される。プーリP2の回転力は、プーリP2と同軸
に設けられたプーリP6からタイミングベルトT3を介
してレジスト駆動ローラ5aの駆動軸36に取り付けら
れたプーリP5に伝達される。これによって、レジスト
駆動ローラ5aは原稿を供給する方向に回転する。
リP1からプーリP2にタイミングベルトT1を介して
伝達される。プーリP2の回転力は、プーリP2と同軸
に設けられたプーリP6からタイミングベルトT3を介
してレジスト駆動ローラ5aの駆動軸36に取り付けら
れたプーリP5に伝達される。これによって、レジスト
駆動ローラ5aは原稿を供給する方向に回転する。
【0038】このとき、原稿供給ローラ4aの駆動軸3
4にも原稿供給モータM1の逆転回転力が伝達される。
駆動軸34の逆転により、昇降アーム4cは反時計回り
に回転して、ピックアップローラ4bを上昇させる。駆
動軸34の逆転により、原稿供給ローラ4aも逆転しよ
うとする。しかし、原稿供給ローラ4aは、原稿供給ロ
ーラ4aの内部に設けられたワンウェイクラッチOW2
によって、回転しない。
4にも原稿供給モータM1の逆転回転力が伝達される。
駆動軸34の逆転により、昇降アーム4cは反時計回り
に回転して、ピックアップローラ4bを上昇させる。駆
動軸34の逆転により、原稿供給ローラ4aも逆転しよ
うとする。しかし、原稿供給ローラ4aは、原稿供給ロ
ーラ4aの内部に設けられたワンウェイクラッチOW2
によって、回転しない。
【0039】上昇した昇降アーム4cは、規制部材(図
示せず)に当接して回転規制される。駆動軸34は、ば
ねクラッチZによって昇降アーム4cに対して空転す
る。
示せず)に当接して回転規制される。駆動軸34は、ば
ねクラッチZによって昇降アーム4cに対して空転す
る。
【0040】図5において、駆動モータM2の回転力
は、駆動モータM2の駆動軸37に設けられたプーリP
7からタイミングベルトT4を介してプーリP8に伝達
される。プーリ8に伝達された回転力は、プーリP8と
同軸に設けられたプーリP9からタイミングベルトT6
を介して排出搬送駆動ローラ10aの軸38に取り付け
られたプーリP10に伝達される。これによって、排出
搬送駆動ローラ10aが正回転または逆回転する。
は、駆動モータM2の駆動軸37に設けられたプーリP
7からタイミングベルトT4を介してプーリP8に伝達
される。プーリ8に伝達された回転力は、プーリP8と
同軸に設けられたプーリP9からタイミングベルトT6
を介して排出搬送駆動ローラ10aの軸38に取り付け
られたプーリP10に伝達される。これによって、排出
搬送駆動ローラ10aが正回転または逆回転する。
【0041】さらに、プーリP10に伝達された回転力
は、タイミングベルトT7を介して導入搬送駆動ローラ
6aの軸39に取り付けられたプーリP11に伝達され
る。これによって、導入搬送駆動ローラ6aも正回転ま
たは逆回転する。
は、タイミングベルトT7を介して導入搬送駆動ローラ
6aの軸39に取り付けられたプーリP11に伝達され
る。これによって、導入搬送駆動ローラ6aも正回転ま
たは逆回転する。
【0042】また、プーリP11に伝達された回転力
は、駆動ローラ6aの軸39に取り付けられたプーリP
14からタイミングベルトT8を介して読み取りローラ
22の軸43に取り付けられたプーリP15に回転力が
伝達されて、読み取りローラ22が正転または逆回転さ
れるようになっている。
は、駆動ローラ6aの軸39に取り付けられたプーリP
14からタイミングベルトT8を介して読み取りローラ
22の軸43に取り付けられたプーリP15に回転力が
伝達されて、読み取りローラ22が正転または逆回転さ
れるようになっている。
【0043】さらに、タイミングベルトT4を介してプ
ーリP8に伝達された搬送モータM2の回転力は、プー
リP8に同軸的に設けられたプーリP12からタイミン
グベルトT5を介して反転駆動ローラ11aの軸40に
取り付けられたプーリP13に伝達される。これによっ
て、反転駆動ローラ11aも正回転または逆回転され
る。
ーリP8に伝達された搬送モータM2の回転力は、プー
リP8に同軸的に設けられたプーリP12からタイミン
グベルトT5を介して反転駆動ローラ11aの軸40に
取り付けられたプーリP13に伝達される。これによっ
て、反転駆動ローラ11aも正回転または逆回転され
る。
【0044】また、図1における反転ローラ対11を離
間させる駆動源として圧接ソレノイド30が反転従動ロ
ーラ11bに接続されている。圧接ソレノイド30は、
励磁(ON)されると反転従動ローラ11bを反転駆動
ローラ11aに圧接させ、励磁が解除(OFF)される
と圧接を解除する。反転従動ローラ11bは、圧接ソレ
ノイド30の励磁が解除されると、不図示のばねに牽引
されて、反転駆動ローラ11aから離れる。
間させる駆動源として圧接ソレノイド30が反転従動ロ
ーラ11bに接続されている。圧接ソレノイド30は、
励磁(ON)されると反転従動ローラ11bを反転駆動
ローラ11aに圧接させ、励磁が解除(OFF)される
と圧接を解除する。反転従動ローラ11bは、圧接ソレ
ノイド30の励磁が解除されると、不図示のばねに牽引
されて、反転駆動ローラ11aから離れる。
【0045】さらに、原稿を案内する搬送経路中には、
原稿載置部3上に原稿が載置されたことを検知するエン
プティセンサS1、給送部4とレジストローラ対5との
間を搬送される原稿の端部を検知するレジストセンサS
2、画像読み取り位置8の上流側に設けられて原稿の端
部を検知するリードセンサS3、画像読み取り位置8か
ら排出される原稿の端部を検知する排出センサS4が、
それぞれ設けられている。
原稿載置部3上に原稿が載置されたことを検知するエン
プティセンサS1、給送部4とレジストローラ対5との
間を搬送される原稿の端部を検知するレジストセンサS
2、画像読み取り位置8の上流側に設けられて原稿の端
部を検知するリードセンサS3、画像読み取り位置8か
ら排出される原稿の端部を検知する排出センサS4が、
それぞれ設けられている。
【0046】これらのセンサS1,S2,S3,S4
は、装置全体の駆動を制御するCPU29に接続されて
いる。CPU29は、各センサからの検知信号に基づい
て、前述した各モータM1,M2を回転制御するととも
に、圧接ソレノイド30の励磁制御を行うようになって
いる。
は、装置全体の駆動を制御するCPU29に接続されて
いる。CPU29は、各センサからの検知信号に基づい
て、前述した各モータM1,M2を回転制御するととも
に、圧接ソレノイド30の励磁制御を行うようになって
いる。
【0047】画像が原稿の片面に形成されている場合の
原稿送り装置2による原稿搬送動作を概略説明する。
原稿送り装置2による原稿搬送動作を概略説明する。
【0048】原稿Dは、原稿載置部3にユーザーによっ
て載置され、給送部4により1枚ずつ分離されて、原稿
送り装置2内に順次供給される。続いて、原稿Dは、レ
ジストローラ対5に受け止められて一旦停止され、ルー
プを形成されて斜行を矯正される。斜行を矯正された原
稿Dは、レジストローラ対5の始動により、導入パス7
に導入される。そして、原稿Dは、導入搬送ローラ対6
によって画像読み取り位置8に送り込まれる。原稿は、
画像読み取り位置8を通過することで、原稿表面に形成
された画像が、画像読み取り部33によって読み取られ
る。画像読み取り位置8を通過した原稿は、排出搬送ロ
ーラ対10によって排出パス9を送られて、排出トレイ
12上に排出される。
て載置され、給送部4により1枚ずつ分離されて、原稿
送り装置2内に順次供給される。続いて、原稿Dは、レ
ジストローラ対5に受け止められて一旦停止され、ルー
プを形成されて斜行を矯正される。斜行を矯正された原
稿Dは、レジストローラ対5の始動により、導入パス7
に導入される。そして、原稿Dは、導入搬送ローラ対6
によって画像読み取り位置8に送り込まれる。原稿は、
画像読み取り位置8を通過することで、原稿表面に形成
された画像が、画像読み取り部33によって読み取られ
る。画像読み取り位置8を通過した原稿は、排出搬送ロ
ーラ対10によって排出パス9を送られて、排出トレイ
12上に排出される。
【0049】画像が原稿の両面に形成されている場合の
原稿送り装置2による原稿搬送動作を概略説明する。
原稿送り装置2による原稿搬送動作を概略説明する。
【0050】まず、原稿は、上記のように、画像読み取
り位置8を通過すると片面(表面)の画像を読み取られ
る。その後、原稿は、排出搬送ローラ対10によって排
出パス9を搬送されて、反転ローラ対11のスイッチバ
ック搬送によって表裏反転される。そして、裏返しにな
った原稿は、再度、レジストローラ対5へ送られ、表面
読み取りのときと同様にして、レジストローラ対5で斜
行を矯正される。斜行を矯正された原稿は、導入パス7
を通り、画像読み取り位置8で表面(このときは裏面)
に形成された画像を読み取られる。最後に、原稿は、排
出パス9を通り、排出トレイ12上に排出される。
り位置8を通過すると片面(表面)の画像を読み取られ
る。その後、原稿は、排出搬送ローラ対10によって排
出パス9を搬送されて、反転ローラ対11のスイッチバ
ック搬送によって表裏反転される。そして、裏返しにな
った原稿は、再度、レジストローラ対5へ送られ、表面
読み取りのときと同様にして、レジストローラ対5で斜
行を矯正される。斜行を矯正された原稿は、導入パス7
を通り、画像読み取り位置8で表面(このときは裏面)
に形成された画像を読み取られる。最後に、原稿は、排
出パス9を通り、排出トレイ12上に排出される。
【0051】以上、説明したように、原稿送り装置2
は、原稿を矢印C方向(図6、図7参照)に搬送するこ
とによって、画像読み取り位置8で画像読み取り部33
によって原稿の画像が読み取られるようにしている。
は、原稿を矢印C方向(図6、図7参照)に搬送するこ
とによって、画像読み取り位置8で画像読み取り部33
によって原稿の画像が読み取られるようにしている。
【0052】図6、図7において、原稿Dを矢印C方向
に搬送することによって、読取位置8で原稿の画像が読
み取られるが、原稿Dは、図6に示すようにプラテンガ
ラス21と読み取りローラ22との間の僅かな隙間Aに
進入して、プラテンガラス21上の画像読み取り位置8
に滞留あるいは付着した塵埃Fを、先端で掻きとり、画
像読み取り位置8から排除しながら搬送される。
に搬送することによって、読取位置8で原稿の画像が読
み取られるが、原稿Dは、図6に示すようにプラテンガ
ラス21と読み取りローラ22との間の僅かな隙間Aに
進入して、プラテンガラス21上の画像読み取り位置8
に滞留あるいは付着した塵埃Fを、先端で掻きとり、画
像読み取り位置8から排除しながら搬送される。
【0053】また、原稿自身に付着した塵埃は、プラテ
ンガラス21上に落下しても、図7に示すようにプラテ
ンガラス21と読み取りローラ22との間の隙間Aが狭
いため、再び原稿Dに接触して下流側へ運ばれて、滞留
することがほとんどない。これにより、原稿搬送装置2
は、プラテンガラス21の画像読み取り位置8上の汚れ
を防止し、黒スジの発生を軽減することができる。
ンガラス21上に落下しても、図7に示すようにプラテ
ンガラス21と読み取りローラ22との間の隙間Aが狭
いため、再び原稿Dに接触して下流側へ運ばれて、滞留
することがほとんどない。これにより、原稿搬送装置2
は、プラテンガラス21の画像読み取り位置8上の汚れ
を防止し、黒スジの発生を軽減することができる。
【0054】本発明では隙間Aの間隔を約0.1mmか
ら約0.5mmとしているが、これは、原稿の厚みを約
0.1mm、通常の塵埃の大きさを約0.03mmない
し約0.4mm程度とし、プラテンガラス21に原稿D
を押し付けない約0.1mmから塵埃Fを原稿と共に搬
送できる約0.5mm(原稿の厚み約0.1mm+塵埃
の大きさ約0.4mm)としている。
ら約0.5mmとしているが、これは、原稿の厚みを約
0.1mm、通常の塵埃の大きさを約0.03mmない
し約0.4mm程度とし、プラテンガラス21に原稿D
を押し付けない約0.1mmから塵埃Fを原稿と共に搬
送できる約0.5mm(原稿の厚み約0.1mm+塵埃
の大きさ約0.4mm)としている。
【0055】本件発明者が実験した結果、最も好ましい
隙間Aは、約0.4mm(部品公差を考慮して、約0.
3ないし約0.5mm)である。
隙間Aは、約0.4mm(部品公差を考慮して、約0.
3ないし約0.5mm)である。
【0056】この隙間Aが狭いと、逆に原稿Dに付着し
た塵埃Dをプラテンガラス21に付着させることがあ
る。また、塵埃が付着した原稿をそのまま通過させるた
めにも、ある程度の隙間は必要となる。したがって、上
記の約0.1mmから約0.5mmの数値は、最適な数
値である。
た塵埃Dをプラテンガラス21に付着させることがあ
る。また、塵埃が付着した原稿をそのまま通過させるた
めにも、ある程度の隙間は必要となる。したがって、上
記の約0.1mmから約0.5mmの数値は、最適な数
値である。
【0057】また、画像読み取り位置8で、原稿が進入
するうえで負荷として作用することのない読み取りロー
ラ22によって、搬送された原稿の浮き上がりを防止し
て、原稿のバタつきを抑えことができる。
するうえで負荷として作用することのない読み取りロー
ラ22によって、搬送された原稿の浮き上がりを防止し
て、原稿のバタつきを抑えことができる。
【0058】以上のように、本実施形態の原稿送り装置
2は、画像読み取り部33の読み取り側(プラテンガラ
ス21)と対向する部分に読み取りローラ22を配置し
て、プラテンガラス21と読み取りローラ22の間に隙
間(ギャップ)Aを設けて、その隙間Aを約0.1mm
から約0.5mmとしたので、読み取りローラ22を、
原稿の搬送速度とほぼ同じ速度で回転させることによ
り、原稿搬送の抵抗にほとんどならず、また、高精度で
真直度を管理できるため、僅かな隙間でも管理すること
ができる。
2は、画像読み取り部33の読み取り側(プラテンガラ
ス21)と対向する部分に読み取りローラ22を配置し
て、プラテンガラス21と読み取りローラ22の間に隙
間(ギャップ)Aを設けて、その隙間Aを約0.1mm
から約0.5mmとしたので、読み取りローラ22を、
原稿の搬送速度とほぼ同じ速度で回転させることによ
り、原稿搬送の抵抗にほとんどならず、また、高精度で
真直度を管理できるため、僅かな隙間でも管理すること
ができる。
【0059】したがって、原稿送り装置2は、プラテン
ガラス21上の塵埃を原稿Dの先端のエッジでかき取っ
て、原稿の読み取り面をプラテンガラス21に確実に接
触させることにより、プラテンガラス21上のゴミ等を
排除することができる。また、隙間があるためプラテン
ガラス21に塵埃が付着しないようにすることもでき
る。
ガラス21上の塵埃を原稿Dの先端のエッジでかき取っ
て、原稿の読み取り面をプラテンガラス21に確実に接
触させることにより、プラテンガラス21上のゴミ等を
排除することができる。また、隙間があるためプラテン
ガラス21に塵埃が付着しないようにすることもでき
る。
【0060】なお、読み取りローラ22は、原稿搬送速
度で回転するようになっているが、読み取りローラ22
の表面の摩擦係数を低くすることによって、回転させな
くてもよい。また、読み取りローラ22の代わりに循環
するベルトを使用してもよい。さらに、読み取りローラ
22の代わりに、図7に示すガイド24のような部材で
あって、表面摩擦係数の低いガイドを設けてもよい。こ
の場合においても、ベルト、あるいはガイドとプラテン
ガラス21との隙間を約0.1mmないし約0.5mm
に設定することは勿論である。これら、読み取りローラ
22を回転させない場合、ガイドを設けた場合において
も、黒スジ問題を起こすようなことがない。
度で回転するようになっているが、読み取りローラ22
の表面の摩擦係数を低くすることによって、回転させな
くてもよい。また、読み取りローラ22の代わりに循環
するベルトを使用してもよい。さらに、読み取りローラ
22の代わりに、図7に示すガイド24のような部材で
あって、表面摩擦係数の低いガイドを設けてもよい。こ
の場合においても、ベルト、あるいはガイドとプラテン
ガラス21との隙間を約0.1mmないし約0.5mm
に設定することは勿論である。これら、読み取りローラ
22を回転させない場合、ガイドを設けた場合において
も、黒スジ問題を起こすようなことがない。
【0061】本発明の複写機28は、画像読み取り位置
に付着する塵埃を除去する原稿送り装置を備えているの
で、原稿の正確な画像情報を得ることができて、記録媒
体に正確な画像を複写することができる。
に付着する塵埃を除去する原稿送り装置を備えているの
で、原稿の正確な画像情報を得ることができて、記録媒
体に正確な画像を複写することができる。
【0062】
【発明の効果】本発明の原稿送り装置は、画像読み取り
位置と原稿案内手段との隙間を約0.1mmないし約
0.5mmに設定したので、画像読み取り位置上の汚れ
を防止し、黒スジの発生原因を軽減することができる。
位置と原稿案内手段との隙間を約0.1mmないし約
0.5mmに設定したので、画像読み取り位置上の汚れ
を防止し、黒スジの発生原因を軽減することができる。
【0063】また、画像読み取り位置と原稿案内手段と
の間に小さな隙間が形成されているため、原稿を搬送す
るときの原稿のばたつきを抑えて、画像読み取り装置を
確実に通過させることができる。
の間に小さな隙間が形成されているため、原稿を搬送す
るときの原稿のばたつきを抑えて、画像読み取り装置を
確実に通過させることができる。
【図1】本発明の実施形態の画像形成装置である複写機
の概略正面断面図である。
の概略正面断面図である。
【図2】本発明の実施形態の原稿送り装置の概略正面断
面図である。
面図である。
【図3】図2に示す原稿送り装置の主要部分である読み
取りローラとその周辺の図である。 (a) 正面図である。 (b) (a)の側面図であり、読み取りローラの端部
付近の一部破断した図である。
取りローラとその周辺の図である。 (a) 正面図である。 (b) (a)の側面図であり、読み取りローラの端部
付近の一部破断した図である。
【図4】原稿供給モータの原稿導入側の駆動伝達系を示
す図である。
す図である。
【図5】搬送モータの原稿排出側の駆動伝達系を示す図
である。
である。
【図6】原稿の先端で、塵埃を除去している状態の動作
説明用の図である。
説明用の図である。
【図7】原稿に付着していた塵埃がプラテンガラス上に
一旦落ちた後、再度原稿に付着して排出される状態の動
作説明用の図である。
一旦落ちた後、再度原稿に付着して排出される状態の動
作説明用の図である。
【図8】従来の原稿送り装置の主要部分の正面図であ
る。
る。
【図9】他の従来の原稿送り装置の主要部分の正面図で
ある。
ある。
A 隙間 D 原稿 S 記録媒体(シート) F 塵埃 M1 原稿供給モータ M2 搬送モータ 1 複写機(画像形成装置)本体 2 原稿送り装置 6 導入搬送ローラ対(原稿送り込み排出
手段) 7 導入パス(原稿ガイド) 7a 上方側ガイド 7b 下方側ガイド 8 画像読み取り位置 9 排出パス 10 排出搬送ローラ対(原稿送り込み排
出手段) 16 感光体ドラム(画像形成手段) 21 プラテンガラス 22 読み取りローラ(原稿案内手段、回
転体) 26 ギャップ保持リング(原稿案内手
段、隙間保持部材) 27 揺動リンク 28 複写機(画像形成装置) 29 CPU 33 画像読み取り部(画像読み取り手
段)
手段) 7 導入パス(原稿ガイド) 7a 上方側ガイド 7b 下方側ガイド 8 画像読み取り位置 9 排出パス 10 排出搬送ローラ対(原稿送り込み排
出手段) 16 感光体ドラム(画像形成手段) 21 プラテンガラス 22 読み取りローラ(原稿案内手段、回
転体) 26 ギャップ保持リング(原稿案内手
段、隙間保持部材) 27 揺動リンク 28 複写機(画像形成装置) 29 CPU 33 画像読み取り部(画像読み取り手
段)
Claims (4)
- 【請求項1】 原稿の画像を読み取る画像読み取り位置
に前記原稿を送り込んだ後排出する原稿送り込み排出手
段と、 前記原稿送り込み排出手段によって搬送される前記原稿
の通過を許容する隙間を介して前記画像読み取り位置に
対向して配設された原稿案内手段と、を備え、 前記隙間は、約0.1mmないし約0.5mmに設定さ
れていることを特徴とする原稿送り装置。 - 【請求項2】 前記画像読み取り位置は、前記原稿送り
込み排出手段によって前記原稿が通過するプラテンガラ
スの表面であり、前記原稿案内手段は、前記プラテンに
対して前記隙間を介して対向する回転可能な回転体と、
前記プラテンガラスに接触して前記隙間を保持する隙間
保持部材とを有していることを特徴とする請求項1に記
載の原稿送り装置。 - 【請求項3】 前記回転体は、前記原稿送り込み排出手
段によって搬送される原稿の搬送速度とほぼ同じ周速で
回転することを特徴とする請求項2に記載の原稿送り装
置。 - 【請求項4】 請求項1ないし3の内、いずれか1項に
記載の原稿送り装置と、 前記原稿送り装置によって送られる原稿の画像を読み取
る画像読み取り手段と、 前記画像読み取り手段によって読み取られた原稿の画像
情報に基づいて、シートに画像を形成する画像形成手段
と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001021665A JP2002232643A (ja) | 2001-01-30 | 2001-01-30 | 原稿送り装置とこの装置を備えた画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001021665A JP2002232643A (ja) | 2001-01-30 | 2001-01-30 | 原稿送り装置とこの装置を備えた画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002232643A true JP2002232643A (ja) | 2002-08-16 |
Family
ID=18887185
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001021665A Withdrawn JP2002232643A (ja) | 2001-01-30 | 2001-01-30 | 原稿送り装置とこの装置を備えた画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002232643A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007223778A (ja) * | 2006-02-24 | 2007-09-06 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 画像読取り装置 |
US7317561B2 (en) * | 2003-02-24 | 2008-01-08 | Canon Kabushiki Kaisha | Image reading apparatus, and image forming apparatus |
US7667879B2 (en) | 2003-03-07 | 2010-02-23 | Canon Kabushiki Kaisha | Image reading apparatus and image forming apparatus |
US8149479B2 (en) | 2007-11-26 | 2012-04-03 | Sharp Kabushiki Kaisha | Original transport and reading apparatus |
-
2001
- 2001-01-30 JP JP2001021665A patent/JP2002232643A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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