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JP2002226732A - 光沢顔料、ならびにそれを含有する塗料組成物、樹脂成形品、化粧料およびインキ組成物 - Google Patents

光沢顔料、ならびにそれを含有する塗料組成物、樹脂成形品、化粧料およびインキ組成物

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JP2002226732A
JP2002226732A JP2001027398A JP2001027398A JP2002226732A JP 2002226732 A JP2002226732 A JP 2002226732A JP 2001027398 A JP2001027398 A JP 2001027398A JP 2001027398 A JP2001027398 A JP 2001027398A JP 2002226732 A JP2002226732 A JP 2002226732A
Authority
JP
Japan
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glass
pigment
gloss
glass substrate
gloss pigment
Prior art date
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Application number
JP2001027398A
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English (en)
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Inventor
Teruo Matsuba
輝夫 松葉
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Nippon Sheet Glass Co Ltd
Original Assignee
Nippon Sheet Glass Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 環境や人体に有害な影響を与えるおそれのあ
る物質を含まないガラス基材を使用して、安全性が高
く、かつ、優れた光輝性を発揮する光沢顔料を提供す
る。さらには、この光沢顔料を適宜峻別して、塗料組成
物、樹脂成形品、化粧料およびインキ組成物を提供す
る。 【解決手段】 組成成分として、二酸化ケイ素(SiO2)を
55重量%以上含有し、ホウ素(B)、フッ素(F)および亜
鉛(Zn)を実質上含有しないガラス基材を、金属または金
属化合物で被覆した光沢顔料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光沢顔料、なら
びにそれを含有する塗料組成物、樹脂成形品、化粧料お
よびインキ組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車やオートバイなどの外装用
塗装、家電製品または雑貨類には、外観の高級感を高め
るため、光輝性が高く美粧性に優れたものが広く利用さ
れてきた。この光輝性に最も寄与しているのが、光沢顔
料である。光沢顔料は、現在では同様の目的で、インキ
組成物や化粧料にも配合されている。
【0003】光沢顔料としては、鱗片状のアルミニウム
粉体、金属被覆雲母片粒子、金属被覆鱗片状ガラス、酸
化チタンや酸化鉄などの金属酸化物で被覆された雲母
片、酸化チタンや酸化鉄などの金属酸化物で被覆された
鱗片状ガラス、グラファイト粒子またはα―酸化鉄結晶
粒子を主成分とする酸化鉄粒子などが一般に利用されて
いる。
【0004】また、米国特許第5753371号公報に
は、Cガラス組成のフレーク状粒子を基材とし、その基
材の表面を屈折率の高い酸化鉄やルチル型二酸化チタン
で被覆したパール調光沢顔料が記載されている。なお、
この特許には、Cガラス組成はAやEガラス組成(ソー
ダ石灰ガラス)より化学的に安定であり、酸性環境下で
コーティングを施す場合、ガラス基材はCガラス組成で
なければならないと記載されている。さらには、Aもし
くはEガラス組成では、光沢顔料として十分な光輝性が
発揮されず、このような化学的安定性に寄与している成
分はZnOであるとも述べている。参考までに、A、Cお
よびEガラス組成を下記「表1」に示す。
【0005】
【表1】
【0006】特開平3―239769号公報および特開
平5―1248号公報には、鱗片状ガラスの表面を銀ま
たはニッケルで被覆したフレーク状粒子を光沢顔料とし
て含有する塗料が記載されている。このフレーク状粒子
は、ケイ素酸化物を主成分とし、その他酸化アルミニウ
ム、酸化カルシウムおよび酸化ホウ素などからなる。
【0007】特開平8―109340号公報および特開
平9―176515号公報には、鱗片状ガラスの表面を
金属または金属酸化物で被覆した光沢顔料、ならびにこ
の光沢顔料と合成樹脂を混練、成形した樹脂組成物が記
載されている。この樹脂組成物は、ウエルドラインマー
クなどの表面の欠陥がなく、かつ、光輝性豊かな美装外
観を有する。なお、この光沢顔料は、上記特開平3−1
28769号公報の光沢顔料と同様の構成である。
【0008】特許第2889837号公報には、合成マ
イカ上に金属酸化物を被覆し微粉化して表面を平滑にし
た光沢顔料、ならびにこの光沢顔料を配合したインキ組
成物と化粧料が記載されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の技術
には、つぎのような問題があった。上記各種光沢顔料の
基材がガラスの場合は、その組成成分に環境や人体に有
害な影響を与えるおそれのある物質が含まれている。そ
のため、これらの光沢顔料を化粧料として肌に付着させ
ることは好ましくない。同様に、これらの光沢顔料を含
有する塗料組成物や樹脂成形品が廃棄された場合は、環
境への影響が無視できない。
【0010】一方、基材がマイカの場合は、その劈開性
のため、光沢顔料の表面に段差が生じ易く、その光輝性
が弱いという問題がある。
【0011】この発明は、このような問題点を解決する
ためになされたものである。その目的とするところは、
環境や人体に有害な影響を与えるおそれのある物質を含
まないガラス基材を使用して、安全性が高く、かつ、優
れた光輝性を発揮する光沢顔料を提供することにある。
さらには、この光沢顔料を適宜峻別して、塗料組成物、
樹脂成形品、化粧料およびインキ組成物を提供すること
にある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明の光沢顔料は、組成成分と
して、二酸化ケイ素(SiO2)を55重量%以上含有し、ホ
ウ素(B)、フッ素(F)および亜鉛(Zn)を実質上含有しない
ガラス基材を、金属または金属化合物で被覆したもので
ある。
【0013】請求項2に記載の発明の光沢顔料は、請求
項1に記載の発明において、ガラス基材がEガラス組成
から三酸化二ホウ素(B2O3)を除いたものである。
【0014】請求項3に記載の発明の光沢顔料は、請求
項1または2に記載の発明において、ガラス基材が高強
度ガラスのものである。
【0015】請求項4に記載の発明の光沢顔料は、請求
項1〜3のいずれか1項に記載の発明において、ガラス
基材がフレーク状ガラスのものである。
【0016】請求項5に記載の発明の塗料組成物は、平
均厚さ0.1〜7μm、平均粒径10〜600μmであ
る請求項4に記載の光沢顔料を含有するものである。
【0017】請求項6に記載の発明の樹脂成形品は、平
均粒径0.01〜2mmである請求項4に記載の光沢顔料
を含有するものである。
【0018】請求項7に記載の発明の化粧料は、金属酸
化物で被覆され、かつ、平均粒径5〜300μmである
請求項4に記載の光沢顔料を含有するものである。
【0019】請求項8に記載の発明のインキ組成物は、
平均厚さ0.1〜2μm、平均粒径5〜90μmである
請求項4に記載の光沢顔料を含有するものである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて詳細に説明する。光沢顔料は、ガラス基材の表面を
金属または金属化合物で被覆したものであり、そのガラ
ス基材が環境や人体に悪影響を与えるおそれのある物質
を実質的に含有しないものである。ここで、環境や人体
に悪影響を与えるおそれのある物質とは、ホウ素、フッ
素および亜鉛である。ホウ素またはフッ素は、水と容易
に反応して、ホウ酸またはフッ酸になる。ホウ酸は、粘
膜から吸収されて、肝中毒を引き起こし、また骨を溶か
す作用もある。フッ酸は、極めて毒性が強く,皮膚に触
れると激しい痛みを生じさせ,さらに内部組織に浸透し
て細胞を腐食させる。また、肺から吸収されると、「肺
水腫」などの重い呼吸麻痺を引き起こす。亜鉛は、通常
亜鉛酸化物として存在し、皮膚や粘膜を刺激するととも
に、吸引されると「金属煙熱」を引き起こし、「気管支
炎」や「肺炎」の原因となる。
【0021】一方、アルミニウム(Al)、カルシウム(C
a)、マグネシウム(Mg)およびナトリウム(Na)は、環境や
人体に安全な成分である。
【0022】なお、「実質上含有しない」とは、ガラス
の組成成分として意識的に添加しないことを意味し、客
観的には組成成分含有率(酸化物換算)で0.01重量
%以下の場合をいう。
【0023】ホウ素、フッ素および亜鉛を実質的に含有
しないガラスとしては、たとえばAガラス(ソーダ石灰
ガラス)、耐アルカリガラス、高強度ガラス、石英ガラ
ス、ボロンフリー無アルカリガラス、ボロンフリーEガ
ラスなどが挙げられる。なお、ボロンフリーEガラスと
は、従来のEガラス組成成分から三酸化二ホウ素(B2O
3)を除いたものである。
【0024】また、ガラス基材は、その組成成分として
二酸化ケイ素を55重量%以上含有する必要がある。二
酸化ケイ素の含有率が55重量%未満であると、ガラス
構造を形成することが困難になる。
【0025】ここで、参考までに高強度ガラスの組成成
分含有率を下記「表2」に、ボロンフリーEガラスを下
記「表3」に示す。なお、ボロンフリーEガラスには、
二酸化チタン(TiO2)、三酸化二鉄(Fe2O3)を少量含有し
ているものもある。
【0026】
【表2】
【0027】
【表3】
【0028】ガラス基材の形状は、とくに限定されるも
のではなく、粉体や鱗片状など公知の形状でよい。しか
し、光沢顔料の使用目的が製品の光輝性の向上にある場
合は、比表面積が大きく、かつ、表面平滑性が高い鱗片
状が好ましい。
【0029】ガラス基材が鱗片状の場合、塗料や樹脂成
形品などの用途毎に、光沢顔料の大きさの好適範囲は異
なる。しかし、概略すれば、光沢顔料は平均粒径0.0
05〜2mm、平均厚さ0.1〜600μmであることが
好ましい。この平均粒径が2mmを越える場合は、加工過
程において割れが生じ易くなり、一方0.005mm未満
になると、上記光輝性を向上させる効果が著しく低下す
る。また、その平均厚さが0.1μm未満の場合は破砕
され易くなり、一方30μmを越えると単位量当たりの
粒子数が少なくなり、製品の光輝性を向上させる効果が
低下する。
【0030】鱗片状のガラス基材の製造方法としては、
つぎのものが知られている。ガラス原料を所定温度で熔
融させ、これをブローして延伸薄膜化を行って円筒状に
成形し、冷却固化させた後、粉砕、分級の各処理を施し
て、所定の厚さおよび粒度のガラス基材を得る方法(以
下「ブロー法」と称す)である(実開昭59−6993
0号公報、特開平6−329429号公報)。その他、
熔融ガラスをシート状に延伸して薄膜化する方法やビー
ズ状の熔融ガラスを遠心力により板状化する方法も知ら
れている(特表平2−503669号公報)。これらの
製造方法は、いずれも実用化されているが、鱗片状のガ
ラス基材の厚さを自由に調整できるブロー法がとくに好
ましい。
【0031】ガラス基材は、この発明の目的を害しない
ように、人体や環境に無害な金属たとえば金、白金、チ
タンまたはアルミニウム、ならびにそれらの化合物など
で被覆される。これらの中でも、コスト、品質などに優
れているアルミニウム、チタン、鉄およびそれらの化合
物が好ましい。一方、ニッケル(Ni)やその化合物は、皮
膚に付着すると、汗などで溶解して、皮膚炎を引き起こ
す。このように金属や金属化合物で被覆されることによ
り、ガラス基材の耐薬品性や耐水性が向上し、光沢顔料
の光輝性が長期間維持されるようになる。
【0032】被覆材が金属の場合、その膜の平均厚さは
0.005〜2μmが好ましい。この厚さが0.005
μm未満の場合は、金属本来の光沢が著しく減少し、光
沢顔料の光輝性が著しく減少する。一方、この厚さが2
μmを越えると、光輝性が向上し難くなり、コスト的に
問題となる。
【0033】また、被覆材が金属化合物の場合、一般に
その膜の平均厚さは0.02〜0.8μmが好ましい。
この金属化合物の被膜は、厚くなるにしたがって、反射
光を無彩色から有彩色へ変化させる。たとえば、その材
料がルチル型二酸化チタンの場合、反射光は約0.05
μmではシルバー色、約0.14μmでは赤紫色、0.
2μm程度では黄緑色となる。これは、被膜表面とガラ
ス基材表面の反射光が干渉して干渉色を呈するからであ
る。そのため、被覆材はガラス基材より屈折率の高いも
のが好ましい。ガラス基材より屈折率の高いもので被覆
することにより、前記干渉色がより鮮明になるからであ
る。ガラス基材の屈折率は1.5〜1.6程度であるこ
とから、金属化合物は屈折率2.0〜3.0のものが好
ましい。ちなみに、アナターゼ型二酸化チタンの屈折率
は約2.5、ルチル型二酸化チタンの屈折率は約2.7
である。二酸化チタンの被膜厚さは、0.01〜1μm
が好ましく、さらには0.02〜0.7μmが好適であ
る。これが0.01μm未満の場合は十分な光沢が得ら
れず、一方1μmを越えると経済性が損なわれる。
【0034】ガラス基材上に金属または金属化合物の被
膜を成形する方法は、とくに限定されるものではなく、
公知の無電解めっき法や粉末スパッター法などを用いる
ことができる。これらの方法は、特開平2―58582
号公報、特開昭60―86177号公報に記載されてい
る。その他の方法として、液相法またはゾルゲル法で金
属水酸化物の被膜をガラス基材上に成形し、加熱処理し
て脱水させ金属酸化物の被膜を成形する方法が米国特許
第5753371号公報に記載されている。
【0035】本発明者は、米国特許第5753371号
の方法をさらに発展させ、つぎの方法を開発した。すな
わち、前処理操作として、所定の鱗片状のガラス基材を
塩酸水溶液中で塩化スズ(SnCl2)により表面処理した
後、ヘキサクロロ白金酸で処理する。この前処理済みの
ガラス基材をpH約1.0に調整した塩酸酸性水溶液に
加え、そのスラリー液の温度を75℃に昇温してから、
pH1.0を保ちつつTiCl4水溶液を注加し、所定の干
渉色に達したら反応を終了させる。この反応生成物を濾
過水洗して、所定の温度たとえば600℃で加熱焼成す
る方法である(以下、この方法「p液相法」という)。
このp液相法によれば、米国特許5753371号で解
決できなかったCガラス組成以外のガラス基材に対して
も、十分な光輝性を発揮する被膜を成形することができ
る。なお、このp液相法では、安全性の面から表面処理
剤として塩化スズではなく鉄化合物を使用することが好
ましい。
【0036】光沢顔料の耐久性や耐光性を向上させるた
め、金属または金属化合物の被膜の上にさらに保護膜を
成形してもよい。この保護膜は、二酸化ケイ素を主成分
とするものが好ましい。また、必要に応じて保護膜の表
面をシランカップリング材などでコーティングしてもよ
い。これらの具体的手段は、特開昭62―91567号
公報、特開平1―292067号公報、特開平7―26
8241号公報または米国特許5436077号公報な
どに記載されている。
【0037】塗料組成物には、光沢顔料、ビヒクル成分
および溶剤を主成分とする液状塗料、あるいはこれらの
うち溶剤を含まない粉体塗料がある。そして、液状塗料
には、有機溶液型、ハイソリッド型、非水分散液型、水
溶液型または水分散型がある。これらの塗料組成物は、
公知の方法により製造される。塗料組成物には、平均厚
さ0.1〜7μm、平均粒径10〜600μmの光沢顔
料が適している。この粒径が600μmを越える場合は
光沢顔料が破砕され易く、一方10μm未満であると塗
装の光輝性が不十分になり易い。また、その平均厚さが
0.1μm未満の場合は、塗料を撹拌するだけで光沢顔
料が破砕されるようになり、一方7μmを越えると、塗
膜表面の平滑性が低下し仕上がりの外観が悪くなる。ビ
ヒクル成分としては、ベース樹脂と架橋材を主成分とす
る架橋硬化性樹脂組成物が好ましい。また、ベース樹脂
としては、架橋性官能基を有するアクリル樹脂、ポリエ
ステル樹脂またはアルキド樹脂などを使用することがで
きる。架橋剤としては、メチロール化および/またはア
ルキルエーテル化メラミン樹脂や尿素樹脂、ポリイソシ
アネート化合物(ブロック化物を含む。)が好ましい。
なお、ベース樹脂には、自己硬化性樹脂や熱可塑性樹脂
を使用してもよい。溶剤としては、各種の塗料用有機溶
剤や水を使用してもよい。
【0038】塗料組成物における光沢顔料の含有量は、
ビヒクル成分100重量部(固形分)に対して0.1〜
30重量部が好ましい。この含有量が0.1重量部未満
の場合は、塗料として十分な光輝性が発揮されず、一方
30重量部を越えると、塗膜形成性などが損なわれるお
それがある。
【0039】樹脂成形品は、熱可塑性樹脂を母材とし
て、平均厚さ0.01〜2mmの光沢顔料を含有するもの
である。また、必要に応じて可塑剤、安定剤、紫外線吸
収材、難燃剤、着色顔料、特性向上剤およびメタリック
顔料(たとえば、アルミニウム顔料、酸化鉄顔料)など
を光沢顔料の光輝性を阻害しない程度に含有してもよ
い。樹脂成形品に含有させる光沢顔料は、その形状をと
くに限定されるものではないが、反射光の指向性を高め
るため、その一面が鏡のように平滑であることが好まし
い。鱗片状の場合、光沢顔料は平均粒径0.01〜2m
m、平均厚さ0.5〜30μmであることが好ましい。
その平均粒径が2mmを越える場合は、樹脂マトリックス
に混練される際に光沢顔料が破砕され易くなる。一方、
0.01mm未満になると樹脂成形品の光輝性が著しく低
下する。また、光沢顔料が樹脂マトリックス中で均一に
分散してウエルドラインマークが形成されないように、
光沢顔料は粒度分布のばらつきが小さいほど好ましい。
【0040】熱可塑性樹脂の種類は、とくに制限される
ものではない。たとえば、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、エチレン−プロピレンコポリマー、ポリスチレン、
ABS(アクリロニトリルブタジエンスチレン)樹脂、
AS(アクリロニトリルスチレン)樹脂、AES(アク
リロニトリルEDPMスチレン)樹脂、アクリル樹脂、
メタクリル樹脂、ポリアミド、ポリエチレンテレフタレ
ート、ポリブチレンテレフタレート、ポリアセタールも
しくはポリカーボネート、あるいはこれらのポリマーの
共重合体、混合物または変性物などが挙げられる。とく
に、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、ポリスチレン、A
S樹脂またはポリカーボネート樹脂などの透明性の高い
樹脂が好ましい。
【0041】樹脂成形品は、上記各種材料を所定の割合
で、タンブラー、ナウターミキサー、ブレンダーまたは
押出し機などで混合され、射出成形(キャビティー内へ
溶融樹脂を射出後、ガスノズルから窒素ガスなどを溶融
樹脂中へ送り込み、射出成形する方法や多層射出成形方
法も含む)、押出し成形(多層押出し成形方法も含む)
または射出圧縮成形などの方法により成形される。
【0042】化粧料には、フェーシャル化粧料、メーキ
ャップ化粧料、ヘア化粧料など幅広い範囲の化粧料が含
まれる。光沢顔料は、ファンデーション、粉白粉、アイ
シャドー、ブラッシャー、化粧下地、ネイルエナメル、
アイライナー、マスカラ、口紅、ファイシーパウダーな
どのメーキャップ化粧料にとくに適している。光沢顔料
は、化粧料の用途に応じて、疎水化処理が施される場合
がある。疎水化処理の方法は、第一にメチルハイドロジ
ェンポリシロキサン、高粘度シリコーンオイルまたはシ
リコーン樹脂などのシリコーン化合物による処理方法、
第二にアニオン活性剤またはカチオン活性剤などの界面
活性剤による処理方法、第三にナイロン、ポリメチルメ
タクリレート、ポリエチレン、テフロン(登録商標)ま
たはポリアミノ酸などの高分子化合物による処理方法、
第四にパーフルオロ基含有化合物、レシチン、コラーゲ
ン、金属石鹸、親油性ワックス、多価アルコール部分エ
ステルまたは完全エステルなどによる処理方法、第五に
これらを複合した処理方法が挙げられる。ただし、一般
に粉末の疎水化処理に適用できる方法であれば、上記の
方法に限定されるものではない。
【0043】化粧料に使用される光沢顔料は、その形状
をとくに限定されるものではないが、平均粒径が5〜3
00μmである必要がある。この平均粒径が5μm未満
の場合は化粧料の光輝性が不十分になり、一方300μ
mを越えると光沢顔料の粒子が目立ち過ぎ、仕上がり感
が不自然なものになる。また、平均厚さ0.1〜2.5
μm、平均粒径5〜300μmの鱗片状であることが好
適である。この平均厚さが0.1μm未満の場合は、材
料の配合混練の際に光沢顔料が破砕され易く、一方2.
5μmを越えると、化粧料にざらつき感が生じる。ま
た、そのアスペクト比が10未満の場合は、化粧料の肌
での伸びやフィット感が悪化し、一方500を越える
と、肌上でののりが悪化しざらざら感が強くなる。
【0044】化粧料には、通常化粧料に用いられる他の
材料を必要に応じて適宜配合することができる。たとえ
ば、タルク、カオリン、セリサイト、白雲母、金雲母、
紅雲母、黒雲母、リチア雲母、バーミキュライト、炭酸
マグネシウム、炭酸カルシウム、珪藻土、珪酸マグネシ
ウム、珪酸カルシウム、珪酸アルミニウム、珪酸バリウ
ム、硫酸バリウム、珪酸ストロンチウム、タングステン
酸金属塩、シリカ、ヒドロキシアパタイト、ゼオライ
ト、窒化ホウ素もしくはセラミックパウダーなどの無機
粉体、ナイロンパウダー、ポリエチレンパウダー、ポリ
スチレンパウダー、ベンゾグアナミンパウダー、ポリ四
フッ化エチレンパウダー、ジスチレンベンゼンポリマー
パウダー、エポキシパウダー、アクリルパウダーもしく
は微結晶性セルロースなどの有機粉体、酸化チタン酸化
亜鉛などの無機白色顔料、酸化鉄(ベンガラ)もしくは
チタン酸鉄などの無機赤色系顔料、γ―酸化鉄などの無
機褐色系顔料、黄酸化鉄もしくは黄土などの無機黄色系
顔料、黒酸化鉄もしくはカーボンブラックなどの無機黒
色系顔料、マンゴバイオレットもしくはコバルトバイオ
レットなどの無機紫色系顔料、チタン酸コバルトなどの
無機緑色系顔料、群青や紺青などの無機青色系顔料、酸
化チタン被覆雲母、酸化チタン被覆タルク、魚鱗箔もし
くは着色酸化チタン被覆雲母などのパール顔料、アルミ
ニウムパウダーやカッパーパウダーなどの金属粉末顔
料、赤色201号、赤色202号、赤色204号、赤色
205号、赤色220号、赤色226号、赤色228
号、赤色405号、橙色203号、橙色204号、黄色
205号、黄色401号および青色404号などの有機
顔料、赤色3号、赤色104号、赤色106号、赤色2
27号、赤色230号赤色401号、赤色505号、橙
色205号、黄色4号、黄色5号、黄色202号、黄色
203号、緑色3号および青色1号のバリウムもしくは
アルミニウムレーキなどの有機顔料、クロロフィルやβ
―カロチンなどの天然色素、スクワラン、流動パラフィ
ン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス、オケゾ
ライト、セレシン、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステ
アリン酸、オレイン酸、イソステアリン酸、セチルアル
コール、ヘキサデシルアルコール、オレイルアルコー
ル、2―エチルヘキサン酸セチル、パルミチン酸2―エ
チルヘキシル、ミリスチン酸2―オクチルドデシル、ジ
ー2―エチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール、ミリ
スチン酸イソプロピル、トリイソステアリン酸グリセロ
ール、トリヤシ油脂肪酸グリセロール、オリーブ油、ア
ボガド油、ミツロウ、ミリスチン酸ミリスチル、ミンク
油もしくはラノリンなどの各種炭化水素、シリコーン
油、高級脂肪酸、油脂類のエステル類、高級アルコール
もしくはロウなどの油性成分、アセトン、トルエン、酢
酸ブチルもしくは酢酸エステルなどの有機溶剤、アルキ
ド樹脂もしくは尿素樹脂などの樹脂、カンファやクエン
酸アセチルトリブチルなどの可塑剤、紫外線吸収剤、酸
化防止剤、防腐剤、界面活性剤、保湿剤、香料、水、ア
ルコールまたは増粘剤などが挙げられる。
【0045】化粧料の形態は、とくに限定されるもので
はなく、粉末状、ケーキ状、ペンシル状、スティック
状、軟膏状、液状、乳液状またはクリーム状など公知の
各種形態にすることができる。
【0046】インキ組成物には、油性インキ、水性イン
キまたは水性ゲルインキなど種々のタイプがある。イン
キ組成物は、インキ被膜形成性成分100重量部に対
し、光沢顔料を0.1〜100重量部含有することが好
ましい。インキ組成物に用いられる光沢顔料は、平均厚
さ0.1〜2μm、平均粒度5〜90μmの鱗片状であ
る必要がある。平均粒径が5μm未満の場合は、筆跡や
印刷面の光輝性が著しく低くなる。一方、90μmを越
えると、光沢顔料が溶剤に配合される際に割れ易くな
り、また印刷表面が荒れ仕上がりが悪くなる。平均厚さ
が2μmを越える場合は筆記具のインキ詰まりが起き易
くなり、一方0.1μm未満になると光沢顔料が割れ
て、筆跡や印刷面の光輝性が低下し易くなる。
【0047】インキ組成物の被膜形成性成分は、とくに
制限されるものではなく、慣用されているものを適宜選
択して用いることができる。被膜形成性成分としては、
フェノール樹脂、アルキド樹脂、ポリアミド樹脂、アク
リル樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂もしくはポリ塩化ビ
ニル樹脂などの合成樹脂、ロジンやギルソナイトなどの
天然樹脂、セルロース誘導体やアリルでんぷんなどの高
分子化合物、またはあまに油、しなきり油もしくは大豆
油などの油脂類などが挙げられる。これら被膜形成性成
分は、使用目的に応じて適宜組み合わせて用いることが
できる。
【0048】インキ組成物は、インキ被膜形成性成分1
00重量部に対し光沢顔料を0.1〜100重量部含有
することが好ましい。光沢顔料の含有量が0.1重量部
未満の場合は、筆跡や印刷面の光輝性が乏しくなり所望
の意匠性が得られ難い。一方、100重量部を越える
と、インキの粘度が高まり流動性が損なわれ、印刷の作
業性に問題が生じて実用性が低下する。
【0049】インキ組成物に使用される溶剤は、とくに
限定されるものではない。たとえば、トルエンやキシレ
ンなどの芳香族炭化水素類、オレフィン類、シクロオレ
フィン類、ナフサ類、メタノール、エタノール、イソプ
ロピルアルコールもしくはn−ブタノールなどのアルコ
ール類、メチルエチルケトンもしくはメチルイソブチル
ケトンなどのケトン類、酢酸エチルや酢酸ブチルなどの
エステル類、ジメチレンクロリドやトリクロロエチレン
などの塩素系化合物、グリコールモノエチルエーテルや
グリコールモノブチルエーテルなどのグリコールエーテ
ル類、グリコールモノメチルエーテルアセテートやグリ
コールモノエチルエーテルアセテートなどのグリコール
モノエーテルモノエステル類または水などが挙げられ
る。
【0050】インキ組成物には、意匠性を高めるため
に、従来から使用されている着色顔料を添加してもよ
い。インキ組成物は、上述の被膜形成性成分、光沢顔
料、溶剤類および着色顔料のほか、必要に応じてワック
ス、可塑剤、界面活性剤、分散剤、揺変性付与剤、消泡
剤または防錆剤などが配合される場合もある。インキ組
成物は、溶剤型、水溶型(水性ゲル型を含む)エマルジ
ョン型などいずれのタイプでもよい。また、インキ組成
物は、公知の方法により製造される。
【0051】
【実施例】以下、実施例および比較例により、この発明
をさらに具体的に説明する。
【0052】(製造例I〜VI)下記「表4」に記載の高
強度ガラス、ボロンフリーEガラスおよびAガラスの各
ガラス組成成分含有率となるように通常のガラス原料を
配合し、バッチを調合した。このバッチを各熔融温度以
上に加熱し熔融させ、その後冷却固化させて、ペレット
を製造した。つづいて、実開昭59―69930号公報
に記載の装置を用いて、このペレットを加熱熔融し、厚
さ約1μmおよび約5μmのガラスフィルムに成形し、
粉砕、分級して、鱗片状のガラス基材を得た。各ガラス
基材の形状について、平均厚さを光学顕微鏡―画像解析
法で、平均粒径をレーザー散乱法で測定した。その結果
を、下記「表4」に記載する。
【0053】
【表4】
【0054】(実施例1)簡易型金スパッタリング装置
(日本電子(株)製 JFC−100型)を用いて、上
記製造例Iのガラス基材(No.I)に金の被膜を成形
し、光沢顔料を製造した。まず、No.Iのガラス基材2
gを小皿に取り装置の極板近くに置き、1kV,10mAの条
件で途中数回真空を解除して小皿の中をかき混ぜ、通算
4時間スパッタリングを行った。その結果、キラキラと
強い金色の反射光を放つ光沢顔料(金推定付着量10n
m)が得られた。この光沢顔料について、その光輝性を
5人の検査官による目視での官能試験で評価した。ま
た、光学顕微鏡(オリンパス光学工業(株)製 BH−
2型)を用いて観察したところ、金被膜の被覆状態は均
一で斑がないことが判った。これらの条件および評価
を、下記「表5」に示す。
【0055】(実施例2〜6)No.II〜VIのガラス基材
を用いること以外は、実施例1と同様にして光沢顔料を
製造した。また、これらの光沢顔料について、同様の方
法で評価した。その結果を、下記「表5」に併せて記載
する。
【0056】
【表5】
【0057】(実施例7)No.Iのガラス基材上にp液
相法で被膜を成形して、光沢顔料を製造した。まず、精
製水10Lに希塩酸を加えてpH2.5に調整した溶液
に、No.Iのガラス基材1kgを撹拌しながら加えた。つ
づいて、40重量%塩化鉄水溶液12mLと10重量%塩
化亜鉛水溶液80mLを加え、10分間撹拌した。その
後、35重量%水酸化ナトリウム水溶液を加えpH3に
調整し、76℃まで加熱した。さらに、希塩酸を加えp
H1.5に調製し維持しつつ、35重量%水酸化ナトリ
ウム水溶液を加えスラリー溶液とした。このスラリー溶
液に、40重量%四塩化チタン水溶液を1L/hrで滴下
し、二酸化チタンまたはその水酸化物をガラス基材上に
析出させた。二酸化チタン析出層が目的の干渉色を示す
ところで四塩化チタン水溶液と水酸化ナトリウムの滴下
を止めた。被膜が形成されたガラス基材を濾過し、これ
を自然乾燥させて光沢顔料を得た。そして、光沢顔料の
一部を取り出し、600℃で加熱処理した。ここで、加
熱処理前の光沢顔料を「光沢顔料A」、加熱処理後の光
沢顔料を「光沢顔料B」と以後表記する。光沢顔料Aお
よびBは、どちらも緑色で高い光輝性を示した。また、
光沢顔料AおよびBに対して、実施例1と同様にして光
輝性を評価した。さらに、X線回折装置(XD―D1
型、島津製作所社製)を用いて光沢顔料AおよびBの被
膜の結晶型を測定したところ、どちらもルチル型である
ことが確認された。光沢顔料Bの断面および表面につい
て、電子顕微鏡(S―4500型、日立製作所社製)で
観察した結果、ガラス基材上に被膜が均一かつ緻密に形
成されていることが確認された。また、光沢顔料Bの被
膜の厚さは、0.20〜0.22μmであった。これら
測定の結果を、下記「表6」に記載する。
【0058】(実施例8〜10)No.II〜IVのガラス基
材を用いること以外は、実施例7と同様にして光沢顔料
Aおよび光沢顔料Bを製造した。その結果を、下記「表
6」に併せて示す。
【0059】
【表6】
【0060】(実施例11)実施例1で製造した光沢顔
料を用いて塗料組成物を製造した。まず、トルエン8.
4重量部に実施例1の光沢顔料0.8重量部を加えて撹
拌し、均一に分散させた。この分散液に熱硬化アクリル
樹脂ワニス(三井東圧化学株式会社製 アルマテックス
448―0 樹脂固形分48重量%、溶剤〔トルエン4
6.8重量%、n−ブタノール2.6重量%、メチルイ
ソブチルケトン2.6重量%〕52重量%)59.0重
量部、メラミン樹脂ワニス(三井東圧化学株式会社製
ユーバンー20N―60 樹脂固形分60重量%、溶剤
〔キシレン24重量%、n−ブタノール16重量%〕4
0重量%)11.8重量部および溶剤(トルエン/n−
ブタノール=65/35(重量比)混合溶剤)14.5
重量部を加えてディスパーで30分間撹拌した。さら
に、この溶液に塗料用シンナー(日本ペイント株式会社
製 ニッペ298)を加えて希釈し、20℃において粘
度が#4フォードカップで14秒となるように調整して
塗料組成物を得た。
【0061】この塗料組成物をスプレーガンで中塗り鋼
板(長さ400mm、幅240mm、厚さ0.8mm)に吹き
付けて、乾燥膜厚換算15μmの塗装膜を形成した。こ
の塗装膜の上にウエットオンウエットでクリアー塗料
(日本ペイント株式会社製 スーパーラック0−128
M−1 アクリル・メラミン樹脂系塗料)を塗布し、1
40℃で20分間加熱して硬化塗膜を成形した。なお、
塗装膜の硬化膜厚は15μmであり、クリアー塗膜の硬
化膜厚は36μmであった。この塗装板を目視観察した
ところ、その光輝性は極めて強く、かつ、光沢顔料が塗
装膜中に立体的に観察された。これらの条件および観察
結果を、下記「表7」に示す。なお、表7に記載の光輝
性および奥行き感の「○、△、×」は、つぎの基準に基
づき評価したものである。試験官5人で官能試験を行
い、比較例1を基準として、これと同等ならば△、劣る
場合は×、優れる場合は○とする。
【0062】(実施例12〜15)実施例1の光沢顔料
の代わりに実施例3,5,7または9で製造したものを
使用し、その含有量を下記「表7」のように変更した以
外は、実施例11と同様にして塗装板を得た。これらの
条件および観察結果を、下記「表7」に併せて示す。
【0063】(比較例1)実施例1の光沢顔料の代わり
にルチル型パールマイカを使用した以外は、実施例11
と同様にして塗装板を得た。これらの条件および観察結
果を、下記「表7」に併せて示す。このルチル型パール
マイカは、平均厚さ0.4μm、平均粒径40μm、ア
スペクト比100、反射色シルバーの市販品である。
【0064】
【表7】
【0065】(実施例16)実施例1で製造した光沢顔
料を用いて樹脂成形品を製造した。ポリスチレン樹脂
(三菱化学株式会社製 ダイヤレックスHF−77)1
00重量部に、実施例1の光沢顔料を2重量部加えて混
合した。この混合物を射出成形機(住友重機械工業株式
会社製 プロマット80/40)を用いて、下記成形条
件で平板(5×75×3mm)状に射出成形した。
【0066】
【0067】この成形板の外観を自然光下で目視観察し
た結果、樹脂中の光沢顔料の分散状態は良好で、くすみ
がなく、奥行き感のある光輝性の強い外観であった。こ
の条件と観察結果を下記「表8」に示す。なお、表8に
記載の光輝性と奥行き感に関しては、実施例11と同様
の基準を採用した。
【0068】(実施例17〜23)実施例1の光沢顔料
の代わりに実施例2〜8で製造したものを使用し、その
含有率を下記表8に変更した以外は、実施例16と同様
にして平板状樹脂成形品を製造した。なお、上記実施例
7および8の光沢顔料は、光沢顔料Bである。これら条
件と観察結果を、下記「表8」に併せて示す。
【0069】(比較例2)実施例1の光沢顔料の代わり
にルチル型パールマイカを使用した以外は、実施例16
と同様にして平板状樹脂成形品を製造した。これら条件
と観察結果を、下記「表8」に併せて示す。
【0070】
【表8】
【0071】(実施例24)下記の材料からなる化粧料
すなわちパウダーファンデーションを製造した。
【0072】 [材料割合] (1) 酸化チタン 7 (2) タルク 20 (3) 白雲母 3 (4) 実施例7の光沢顔料B 55 (5) ナイロンパウダー 2 (6) 赤色酸化鉄 0.5 (7) 黄色酸化鉄 1 (8) 黒色酸化鉄 0.1 (9) シリコーンオイル 1 (10)パルミチン酸2―エチルヘキシル 9 (11)セスキオレイン酸ソルビタン 1 (12)防腐剤 0.3 (13)香料 0.1 (単位:重量%)
【0073】上記材料(1)〜(8)について、ヘンシ
ェルミキサーを用いて混合し、この混合物に上記材料
(9)〜(13)を予め加熱溶解させ混合したものを添
加し、その後パルペライザーで粉砕した。さらに、この
混合物を直径5.3mmの中皿に吐出し、160kg/cm2
圧力で押圧成形し、パウダーファンデーションを製造し
た。この化粧料に関し、肌への伸び、密着性、滑らかさ
および光輝性について、つぎの官能試験を行った。女性
パネラー( 12名 )に通常の使用方法で化粧してもら
い、上記各官能試験項目について、5;非常に良い、
4;良い、3;普通、2;やや悪い、1;悪い の5段
階で評価してもらった。各項目について、その平均点が
4以上の場合が○、3〜4が△、3未満を×として評価
した。この官能試験結果を、下記「表9」に示す。
【0074】(実施例25)化粧料の材料として、上記
(4)実施例7の光沢顔料Bの代わりに(4)実施例9
の光沢顔料Bを使用した以外は、実施例24と同様にし
てパウダーファンデーションを製造した。この化粧料に
ついて、実施例24と同様の官能試験を行った。その結
果を下記「表9」に併せて示す。
【0075】(比較例3)化粧料の材料として、上記
(4)実施例7の光沢顔料Bの代わりに(4)アナター
ゼ型パールマイカを使用した以外は、実施例24と同様
にしてパウダーファンデーションを製造した。この化粧
料について、実施例24と同様の官能試験を行った。そ
の結果を下記「表9」に併せて示す。
【0076】
【表9】
【0077】(実施例26)グラビアインキメジウム1
00重量部に対し実施例1の光沢顔料15重量部を加
え、十分に混合してグラビアインキを製造した。このイ
ンキを用いた印刷紙面について、5人の検査官による目
視での官能試験を行った。5人の検査官の総合意見とし
て、この印刷紙面は彩色豊かで高級感に満ちた仕上がり
と判断された。この結果を、下記「表10」に示す。
【0078】(実施例27〜30)実施例1の光沢顔料
の代わりに実施例3、5、7および9のものを使用した
こと以外は、実施例26と同様にしてグラビア印刷紙面
を得た。なお、前記実施例7および9の光沢顔料は、光
沢顔料Bを使用した。これらグラビア印刷紙面を実施例
26と同様にして観察した。その結果を下記「表10」
に併せて記載する。
【0079】(比較例4)実施例1の光沢顔料の代わり
にルチル型パールマイカを使用した以外は、実施例26
と同様にしてグラビア印刷紙面を得た。このグラビア印
刷紙面を実施例26と同様にして観察した。その結果を
下記「表10」に併せて記載する。
【0080】
【表10】
【0081】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
ることから、つぎのような効果を奏する。
【0082】請求項1に記載の発明の光沢顔料は、その
組成成分に環境や人体に有害な影響を与えるおそれのあ
る物質が含まれていないので、製造段階で環境を汚染す
ることがなく、かつ、直接人体に触れる用途にも安心し
て利用できる。
【0083】請求項2に記載の発明の光沢顔料は、請求
項1の発明の効果に加えて、ガラス基材がEガラス組成
から三酸化二ホウ素(B2O3)を除いたものであるので、
Eガラス組成のガラス基材を製造する装置をそのまま利
用することができる。
【0084】請求項3に記載の発明の光沢顔料は、請求
項1および2の発明の効果に加えて、ガラス基材が高強
度ガラスであるので、高い強度を要求される用途に利用
することができる。
【0085】請求項4に記載の発明の光沢顔料は、請求
項1〜3の発明の効果に加えて、ガラス基材がフレーク
状ガラスであるので、塗料のライニング材、樹脂成形品
の補強材または光輝性を求められる化粧材料もしくはイ
ンキ材料として利用することができる。
【0086】請求項5に記載の塗料組成物は、平均厚さ
0.1〜7μm、平均粒径10〜600μmの請求項4
の光沢顔料を含有するので、その塗布性が低下すること
なく、高い光輝感を呈することができる。
【0087】請求項6に記載の樹脂成形品は、平均粒径
0.01〜2mmの請求項4の光沢顔料を含有するので、
射出成形性および寸法安定性が低下することなく、高い
光輝感を呈することができる。
【0088】請求項7に記載の化粧料は、金属酸化物で
被覆され、かつ、平均粒径5〜300μmの請求項4の
光沢顔料を含有するので、仕上がり感が自然で、多彩な
色調と高い光輝感を呈することができる。
【0089】請求項8に記載のインキ組成物は、平均厚
さ0.1〜2μm、平均粒径5〜90μmの請求項4の
光沢顔料を含有するので、流動性が損なわれることな
く、筆跡や印刷紙面に高い意匠性を付与することができ
る。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 101/00 C08L 101/00 4J039 C09C 3/06 C09C 3/06 C09D 7/12 C09D 7/12 11/00 11/00 201/00 201/00 Fターム(参考) 4C083 AB232 AB242 AB371 AB372 AB432 AC352 AC442 AD072 AD152 BB25 BB26 CC12 DD17 EE06 4F071 AA01 AA22 AA22X AA31 AA34X AA50 AB28 AD05 AE09 BB05 BB06 4J002 AA001 AA011 BC031 DL006 FA016 FB076 FD096 4J037 AA30 CA03 CA07 DD05 EE03 EE14 EE18 EE22 EE23 EE43 EE44 FF03 FF17 FF28 4J038 CG141 CG142 DA141 DA142 DA161 DA162 DD001 DD002 DG261 DG262 DG301 DG302 KA03 KA08 KA20 NA01 NA19 PA19 PB02 PB07 PB09 4J039 BC02 BC03 BC04 BC07 BC08 BC14 BC16 BC18 BC20 BC22 BC23 BC25 BC26 BE01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 組成成分として、二酸化ケイ素(SiO2)を
    55重量%以上含有し、ホウ素(B)、フッ素(F)および亜
    鉛(Zn)を実質上含有しないガラス基材を、金属または金
    属化合物で被覆した光沢顔料。
  2. 【請求項2】 上記ガラス基材がEガラス組成から三酸
    化二ホウ素(B2O3)を除いたものである請求項1に記載
    の光沢顔料。
  3. 【請求項3】 上記ガラス基材が高強度ガラスである請
    求項1または2記載の光沢顔料。
  4. 【請求項4】 上記ガラス基材がフレーク状ガラスであ
    る請求項1〜3のいずれか1項に記載の光沢顔料。
  5. 【請求項5】 平均厚さ0.1〜7μm、平均粒径10
    〜600μmである請求項4に記載の光沢顔料を含有す
    る塗料組成物。
  6. 【請求項6】 平均粒径0.01〜2mmである請求項4
    に記載の光沢顔料を含有する樹脂成形物。
  7. 【請求項7】 金属酸化物で被覆され、かつ、平均粒径
    5〜300μmである請求項4に記載の光沢顔料を含有
    する化粧料。
  8. 【請求項8】 平均厚さ0.1〜2μm、平均粒径5〜
    90μmである請求項4に記載の光沢顔料を含有するイ
    ンキ組成物。
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