JP2002215126A - 文字表示装置、文字表示方法および記録媒体 - Google Patents
文字表示装置、文字表示方法および記録媒体Info
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-
- G—PHYSICS
- G09—EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
- G09G—ARRANGEMENTS OR CIRCUITS FOR CONTROL OF INDICATING DEVICES USING STATIC MEANS TO PRESENT VARIABLE INFORMATION
- G09G5/00—Control arrangements or circuits for visual indicators common to cathode-ray tube indicators and other visual indicators
- G09G5/22—Control arrangements or circuits for visual indicators common to cathode-ray tube indicators and other visual indicators characterised by the display of characters or indicia using display control signals derived from coded signals representing the characters or indicia, e.g. with a character-code memory
- G09G5/24—Generation of individual character patterns
-
- G—PHYSICS
- G09—EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
- G09G—ARRANGEMENTS OR CIRCUITS FOR CONTROL OF INDICATING DEVICES USING STATIC MEANS TO PRESENT VARIABLE INFORMATION
- G09G5/00—Control arrangements or circuits for visual indicators common to cathode-ray tube indicators and other visual indicators
- G09G5/22—Control arrangements or circuits for visual indicators common to cathode-ray tube indicators and other visual indicators characterised by the display of characters or indicia using display control signals derived from coded signals representing the characters or indicia, e.g. with a character-code memory
- G09G5/24—Generation of individual character patterns
- G09G5/28—Generation of individual character patterns for enhancement of character form, e.g. smoothing
-
- G—PHYSICS
- G09—EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
- G09G—ARRANGEMENTS OR CIRCUITS FOR CONTROL OF INDICATING DEVICES USING STATIC MEANS TO PRESENT VARIABLE INFORMATION
- G09G2340/00—Aspects of display data processing
- G09G2340/04—Changes in size, position or resolution of an image
- G09G2340/0457—Improvement of perceived resolution by subpixel rendering
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- General Physics & Mathematics (AREA)
- Theoretical Computer Science (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 斜体文字を高品位に表示することができる文
字表示装置を提供する。 【解決手段】 文字表示装置1aは、複数のピクセル1
2を有する表示デバイス10と、表示デバイス10を制
御する制御部20とを備え、複数のピクセル12のそれ
ぞれは、所定の方向Xに配列された複数のサブピクセル
14R、14G、14Bを含む。制御部20は、文字の
基本部分を表す第1のビットマップを取得し、第1のビ
ットマップに所定の変換を施すことにより、斜体文字の
基本部分を表す第2のビットマップを生成し、第2のビ
ットマップに基づいて、斜体文字の基本部分に対応する
少なくとも1つの特定のサブピクセルの色要素の強さを
所定の値に設定することにより、斜体文字を前記表示デ
バイスに表示する。第1のビットマップを構成するそれ
ぞれのドットは、複数のサブピクセル14R、14G、
14Bの1つと対応し、前記第2のビットマップを構成
するそれぞれのドットは、複数のサブピクセル14R、
14G、14Bの1つと対応している。
字表示装置を提供する。 【解決手段】 文字表示装置1aは、複数のピクセル1
2を有する表示デバイス10と、表示デバイス10を制
御する制御部20とを備え、複数のピクセル12のそれ
ぞれは、所定の方向Xに配列された複数のサブピクセル
14R、14G、14Bを含む。制御部20は、文字の
基本部分を表す第1のビットマップを取得し、第1のビ
ットマップに所定の変換を施すことにより、斜体文字の
基本部分を表す第2のビットマップを生成し、第2のビ
ットマップに基づいて、斜体文字の基本部分に対応する
少なくとも1つの特定のサブピクセルの色要素の強さを
所定の値に設定することにより、斜体文字を前記表示デ
バイスに表示する。第1のビットマップを構成するそれ
ぞれのドットは、複数のサブピクセル14R、14G、
14Bの1つと対応し、前記第2のビットマップを構成
するそれぞれのドットは、複数のサブピクセル14R、
14G、14Bの1つと対応している。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー表示可能な
表示デバイスを用いて斜体文字を高品位に表示すること
ができる文字表示装置、文字表示方法および記録媒体に
関する。
表示デバイスを用いて斜体文字を高品位に表示すること
ができる文字表示装置、文字表示方法および記録媒体に
関する。
【0002】
【従来の技術】斜体文字は、表示デバイスに文字を表示
する際に文字を強調する目的のために広く用いられてい
る。
する際に文字を強調する目的のために広く用いられてい
る。
【0003】液晶ディスプレイやブラウン管ディスプレ
イなどの表示デバイスへの文字の表示技術としては、一
般に、文字の形状を表すビットマップをピクセル単位に
表示する技術が知られている。文字の形状を表すビット
マップは、例えば、ドットフォントである。
イなどの表示デバイスへの文字の表示技術としては、一
般に、文字の形状を表すビットマップをピクセル単位に
表示する技術が知られている。文字の形状を表すビット
マップは、例えば、ドットフォントである。
【0004】ビットマップは、文字の形状をドット単位
で定義する。ビットマップは、例えば、文字の字画部分
に対応するドットを「1」の値を有するビットで表し、
文字の字画部分に対応しないドットを「0」の値を有す
るビットで表わす。このように、ビットマップでは1つ
のドットを1ビットの情報量で表わす。ビットマップに
は、それぞれのドットを表わすビットが含まれる。本明
細書では、ビットマップに含まれるビットにより表わさ
れるドットを「ビットマップを構成するドット」と呼
ぶ。
で定義する。ビットマップは、例えば、文字の字画部分
に対応するドットを「1」の値を有するビットで表し、
文字の字画部分に対応しないドットを「0」の値を有す
るビットで表わす。このように、ビットマップでは1つ
のドットを1ビットの情報量で表わす。ビットマップに
は、それぞれのドットを表わすビットが含まれる。本明
細書では、ビットマップに含まれるビットにより表わさ
れるドットを「ビットマップを構成するドット」と呼
ぶ。
【0005】表示デバイスに斜体文字を表示する従来技
術としては、文字表示装置(例えば、コンピュータ)の
メモリに格納された斜体文字を表すビットマップに基づ
いて、斜体文字を表示デバイスに表示する技術が知られ
ている。
術としては、文字表示装置(例えば、コンピュータ)の
メモリに格納された斜体文字を表すビットマップに基づ
いて、斜体文字を表示デバイスに表示する技術が知られ
ている。
【0006】図41は、アルファベットの「A」の斜体
文字を表すビットマップに基づいて、斜体文字を表示デ
バイスに表示した例を示す。図41において、ハッチン
グで示された矩形は黒色で表示されるピクセルを示し、
白抜きの矩形は白色で表示されるピクセルを示す。
文字を表すビットマップに基づいて、斜体文字を表示デ
バイスに表示した例を示す。図41において、ハッチン
グで示された矩形は黒色で表示されるピクセルを示し、
白抜きの矩形は白色で表示されるピクセルを示す。
【0007】この従来技術によれば、文字表示装置が通
常有している斜体でない文字を表わすビットマップに加
えて、斜体文字を表わすビットマップを文字表示装置の
メモリに格納しておく必要がある。
常有している斜体でない文字を表わすビットマップに加
えて、斜体文字を表わすビットマップを文字表示装置の
メモリに格納しておく必要がある。
【0008】表示デバイスに斜体文字を表示する他の従
来技術として、特開昭59−60474号公報に開示さ
れる技術が知られている。この従来技術では、斜体でな
い文字の形状がビットマップにより表わされ、ビットマ
ップを構成するドットのそれぞれが表示デバイスの1つ
のピクセルと対応している。斜体文字の表示は、文字の
形状を表わすビットマップをドット単位で(すなわち、
ピクセル単位で)変形することによって斜体文字を表わ
すビットマップを生成し、その斜体文字を表わすビット
マップに基づいて表示デバイスの各ピクセルを黒色また
は白色に制御することによって行われる。このため、予
め斜体文字を表すビットマップをメモリ内に有する必要
がない。
来技術として、特開昭59−60474号公報に開示さ
れる技術が知られている。この従来技術では、斜体でな
い文字の形状がビットマップにより表わされ、ビットマ
ップを構成するドットのそれぞれが表示デバイスの1つ
のピクセルと対応している。斜体文字の表示は、文字の
形状を表わすビットマップをドット単位で(すなわち、
ピクセル単位で)変形することによって斜体文字を表わ
すビットマップを生成し、その斜体文字を表わすビット
マップに基づいて表示デバイスの各ピクセルを黒色また
は白色に制御することによって行われる。このため、予
め斜体文字を表すビットマップをメモリ内に有する必要
がない。
【0009】斜体でない文字の形状を表わすビットマッ
プを構成するドットのそれぞれは、表示デバイスの1つ
のピクセルと対応しているので、斜体でない文字の形状
はピクセル単位に定義される。
プを構成するドットのそれぞれは、表示デバイスの1つ
のピクセルと対応しているので、斜体でない文字の形状
はピクセル単位に定義される。
【0010】以下、本明細書中で、斜体でない文字ある
いは斜体文字の形状をピクセル単位に定義するビットマ
ップを「ピクセル単位のビットマップ」と呼ぶ。また、
斜体でない文字を単に「文字」と呼ぶ。
いは斜体文字の形状をピクセル単位に定義するビットマ
ップを「ピクセル単位のビットマップ」と呼ぶ。また、
斜体でない文字を単に「文字」と呼ぶ。
【0011】図42Aは、ピクセル単位のビットマップ
に基づいて、アルファベットの「H」の文字を16ピク
セル×16ピクセルの表示面900に表示した例を示
す。図42Aにおいて、ハッチングで示された矩形は黒
色で表示されるピクセルを示し、白抜きの矩形は白色で
表示されるピクセルを示す。
に基づいて、アルファベットの「H」の文字を16ピク
セル×16ピクセルの表示面900に表示した例を示
す。図42Aにおいて、ハッチングで示された矩形は黒
色で表示されるピクセルを示し、白抜きの矩形は白色で
表示されるピクセルを示す。
【0012】図42Bは、ピクセル単位のビットマップ
を変形することによって得られたビットマップに基づい
て、アルファベットの「H」の斜体文字を表示面900
に表示した例を示す。
を変形することによって得られたビットマップに基づい
て、アルファベットの「H」の斜体文字を表示面900
に表示した例を示す。
【0013】図42Aおよび図42Bに示される例で
は、特開昭59−60474号公報に開示される技術に
従って、ピクセル単位のビットマップを構成するドット
を文字の底部からの距離に応じたドット数だけX方向に
シフトする変形が行われている。この変形において、文
字の底部からの距離が3ドット増すごとに、シフトする
ドット数は1増加する。
は、特開昭59−60474号公報に開示される技術に
従って、ピクセル単位のビットマップを構成するドット
を文字の底部からの距離に応じたドット数だけX方向に
シフトする変形が行われている。この変形において、文
字の底部からの距離が3ドット増すごとに、シフトする
ドット数は1増加する。
【0014】このように、ピクセル単位に文字の形状を
定義するビットマップを変形して斜体文字を表すビット
マップを生成することにより、予め斜体文字を表すビッ
トマップを文字表示装置のメモリ内に有することなく、
斜体文字を表示デバイスに表示することができる。
定義するビットマップを変形して斜体文字を表すビット
マップを生成することにより、予め斜体文字を表すビッ
トマップを文字表示装置のメモリ内に有することなく、
斜体文字を表示デバイスに表示することができる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】特開昭59−6047
4号公報に開示されるような、ピクセル単位に文字の形
状を定義するビットマップを変形して斜体文字を表すビ
ットマップを生成する従来技術によれば、一部の文字、
特に、斜線を文字の構成要素に含む文字の斜体文字にお
いてジャギーが顕著になり、斜体文字の表示品位が損な
われるという問題点がある。文字の表示品位が損なわれ
ると、文字が読みにくくなり、これは観察者の目が疲労
する原因になる。
4号公報に開示されるような、ピクセル単位に文字の形
状を定義するビットマップを変形して斜体文字を表すビ
ットマップを生成する従来技術によれば、一部の文字、
特に、斜線を文字の構成要素に含む文字の斜体文字にお
いてジャギーが顕著になり、斜体文字の表示品位が損な
われるという問題点がある。文字の表示品位が損なわれ
ると、文字が読みにくくなり、これは観察者の目が疲労
する原因になる。
【0016】図43Aは、アルファベットの「A」を表
すピクセル単位のビットマップを16ピクセル×16ピ
クセルの表示面900に表示した例を示す。図30Aに
おいて、ハッチングで示された矩形は黒色で表示される
ピクセルを示し、白抜きの矩形は白色で表示されるピク
セルを示す。
すピクセル単位のビットマップを16ピクセル×16ピ
クセルの表示面900に表示した例を示す。図30Aに
おいて、ハッチングで示された矩形は黒色で表示される
ピクセルを示し、白抜きの矩形は白色で表示されるピク
セルを示す。
【0017】図43Bは、アルファベットの「A」を表
すピクセル単位のビットマップを変形することによって
得られたビットマップに基づいて、アルファベットの
「A」の斜体文字を表示面900に表示した例を示す。
図43Bに示されるように、文字「A」の構成要素であ
る斜線の部分(例えば、部分4201)において特に斜
体文字の表示品位が低くなっている。
すピクセル単位のビットマップを変形することによって
得られたビットマップに基づいて、アルファベットの
「A」の斜体文字を表示面900に表示した例を示す。
図43Bに示されるように、文字「A」の構成要素であ
る斜線の部分(例えば、部分4201)において特に斜
体文字の表示品位が低くなっている。
【0018】図44Aは、アルファベットの「A」を表
す他のピクセル単位のビットマップを16ピクセル×1
6ピクセルの表示面900に表示した他の例を示す。
す他のピクセル単位のビットマップを16ピクセル×1
6ピクセルの表示面900に表示した他の例を示す。
【0019】図44Bは、アルファベットの「A」の他
のピクセル単位のビットマップを変形することによって
得られたビットマップに基づいて、アルファベットの
「A」の斜体文字を表示面900に表示した他の例を示
す。図44Bに示される例でも、文字「A」の構成要素
である斜線の部分(例えば、部分4301および部分4
302)において特に斜体文字の表示品位が低くなって
いる。
のピクセル単位のビットマップを変形することによって
得られたビットマップに基づいて、アルファベットの
「A」の斜体文字を表示面900に表示した他の例を示
す。図44Bに示される例でも、文字「A」の構成要素
である斜線の部分(例えば、部分4301および部分4
302)において特に斜体文字の表示品位が低くなって
いる。
【0020】図43Bおよび図44Bから、従来技術に
よれば、文字に含まれる斜線の傾きが変わっても表示品
位が低くなるという問題は同様に発生することが理解さ
れる。
よれば、文字に含まれる斜線の傾きが変わっても表示品
位が低くなるという問題は同様に発生することが理解さ
れる。
【0021】このように、従来技術によれば、斜体文字
の表示品位が低下するという問題点があった。
の表示品位が低下するという問題点があった。
【0022】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であって、斜体文字を高品位に表示することができる文
字表示装置、文字表示方法および記録媒体を提供するこ
とを目的とする。
であって、斜体文字を高品位に表示することができる文
字表示装置、文字表示方法および記録媒体を提供するこ
とを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明の文字表示装置
は、複数のピクセルを有する表示デバイスと、前記表示
デバイスを制御する制御部とを備え、前記複数のピクセ
ルのそれぞれは、所定の方向に配列された複数のサブピ
クセルを含み、前記複数のサブピクセルのそれぞれには
複数の色要素のうち対応する1つの色要素が予め割り当
てられており、前記制御部は、文字の基本部分を表す第
1のビットマップを取得し、前記第1のビットマップに
所定の変換を施すことにより、斜体文字の基本部分を表
す第2のビットマップを生成し、前記第2のビットマッ
プに基づいて、前記斜体文字の基本部分に対応する少な
くとも1つの特定のサブピクセルの色要素の強さを所定
の値に設定することにより、前記斜体文字を前記表示デ
バイスに表示し、前記第1のビットマップを構成するそ
れぞれのドットは、前記複数のサブピクセルの1つと対
応し、前記第2のビットマップを構成するそれぞれのド
ットは、前記複数のサブピクセルの1つと対応し、これ
により上記目的が達成される。
は、複数のピクセルを有する表示デバイスと、前記表示
デバイスを制御する制御部とを備え、前記複数のピクセ
ルのそれぞれは、所定の方向に配列された複数のサブピ
クセルを含み、前記複数のサブピクセルのそれぞれには
複数の色要素のうち対応する1つの色要素が予め割り当
てられており、前記制御部は、文字の基本部分を表す第
1のビットマップを取得し、前記第1のビットマップに
所定の変換を施すことにより、斜体文字の基本部分を表
す第2のビットマップを生成し、前記第2のビットマッ
プに基づいて、前記斜体文字の基本部分に対応する少な
くとも1つの特定のサブピクセルの色要素の強さを所定
の値に設定することにより、前記斜体文字を前記表示デ
バイスに表示し、前記第1のビットマップを構成するそ
れぞれのドットは、前記複数のサブピクセルの1つと対
応し、前記第2のビットマップを構成するそれぞれのド
ットは、前記複数のサブピクセルの1つと対応し、これ
により上記目的が達成される。
【0024】前記複数の色要素のそれぞれの強さは、複
数の色要素レベルによって段階的に表わされ、前記複数
のサブピクセルのそれぞれは、前記複数の色要素レベル
のうちの1つを有しており、前記制御部は、前記斜体文
字の基本部分に対応する前記少なくとも1つの特定のサ
ブピクセルの色要素レベルを所定の色要素レベルに設定
し、前記斜体文字の基本部分に対応する少なくとも1つ
の特定のサブピクセルに隣接する少なくとも1つのサブ
ピクセルの色要素レベルを前記所定の色要素レベル以外
の色要素レベルに設定してもよい。
数の色要素レベルによって段階的に表わされ、前記複数
のサブピクセルのそれぞれは、前記複数の色要素レベル
のうちの1つを有しており、前記制御部は、前記斜体文
字の基本部分に対応する前記少なくとも1つの特定のサ
ブピクセルの色要素レベルを所定の色要素レベルに設定
し、前記斜体文字の基本部分に対応する少なくとも1つ
の特定のサブピクセルに隣接する少なくとも1つのサブ
ピクセルの色要素レベルを前記所定の色要素レベル以外
の色要素レベルに設定してもよい。
【0025】前記第2のビットマップは、前記第1のビ
ットマップを構成するドットのそれぞれを前記第1のビ
ットマップに設定される前記所定の方向に沿う基準線か
らの距離に比例するシフト量だけ前記所定の方向にシフ
トすることによって生成されてもよい。
ットマップを構成するドットのそれぞれを前記第1のビ
ットマップに設定される前記所定の方向に沿う基準線か
らの距離に比例するシフト量だけ前記所定の方向にシフ
トすることによって生成されてもよい。
【0026】前記第1のビットマップを構成するドット
のそれぞれについての前記シフト量は、前記基準線から
の距離が1ドット増加した場合に、前記シフト量が1ド
ット増加するように決定されてもよい。
のそれぞれについての前記シフト量は、前記基準線から
の距離が1ドット増加した場合に、前記シフト量が1ド
ット増加するように決定されてもよい。
【0027】本発明の文字表示方法は、複数のピクセル
を有する表示デバイスに文字を表示する文字表示方法で
あって、前記複数のピクセルのそれぞれは、所定の方向
に配列された複数のサブピクセルを含み、前記複数のサ
ブピクセルのそれぞれには複数の色要素のうち対応する
1つの色要素が予め割り当てられており、前記文字表示
方法は、文字の基本部分を表す第1のビットマップを取
得するステップと、前記第1のビットマップに所定の変
換を施すことにより、斜体文字の基本部分を表す第2の
ビットマップを生成するステップと、前記第2のビット
マップに基づいて、前記斜体文字の基本部分に対応する
少なくとも1つの特定のサブピクセルの色要素の強さを
所定の値に設定することにより、前記斜体文字を前記表
示デバイスに表示するステップとを包含し、前記第1の
ビットマップを構成するそれぞれのドットは、前記複数
のサブピクセルの1つと対応し、前記第2のビットマッ
プを構成するそれぞれのドットは、前記複数のサブピク
セルの1つと対応し、これにより上記目的が達成され
る。
を有する表示デバイスに文字を表示する文字表示方法で
あって、前記複数のピクセルのそれぞれは、所定の方向
に配列された複数のサブピクセルを含み、前記複数のサ
ブピクセルのそれぞれには複数の色要素のうち対応する
1つの色要素が予め割り当てられており、前記文字表示
方法は、文字の基本部分を表す第1のビットマップを取
得するステップと、前記第1のビットマップに所定の変
換を施すことにより、斜体文字の基本部分を表す第2の
ビットマップを生成するステップと、前記第2のビット
マップに基づいて、前記斜体文字の基本部分に対応する
少なくとも1つの特定のサブピクセルの色要素の強さを
所定の値に設定することにより、前記斜体文字を前記表
示デバイスに表示するステップとを包含し、前記第1の
ビットマップを構成するそれぞれのドットは、前記複数
のサブピクセルの1つと対応し、前記第2のビットマッ
プを構成するそれぞれのドットは、前記複数のサブピク
セルの1つと対応し、これにより上記目的が達成され
る。
【0028】本発明の記録媒体は、複数のピクセルを有
する表示デバイスと、前記表示デバイスを制御する制御
部とを備えた情報表示装置によって読み取り可能な記録
媒体であって、前記複数のピクセルのそれぞれは、所定
の方向に配列された複数のサブピクセルを含み、前記複
数のサブピクセルのそれぞれには複数の色要素のうち対
応する1つの色要素が予め割り当てられており、前記記
録媒体は、文字の基本部分を表す第1のビットマップを
取得するステップと、前記第1のビットマップに所定の
変換を施すことにより、斜体文字の基本部分を表す第2
のビットマップを生成するステップと、前記第2のビッ
トマップに基づいて、前記斜体文字の基本部分に対応す
る少なくとも1つの特定のサブピクセルの色要素の強さ
を所定の値に設定することにより、前記斜体文字を前記
表示デバイスに表示するステップとを包含する処理を前
記制御部に実行させるためのプログラムを記録してお
り、前記第1のビットマップを構成するそれぞれのドッ
トは、前記複数のサブピクセルの1つと対応し、前記第
2のビットマップを構成するそれぞれのドットは、前記
複数のサブピクセルの1つと対応し、これにより上記目
的が達成される。
する表示デバイスと、前記表示デバイスを制御する制御
部とを備えた情報表示装置によって読み取り可能な記録
媒体であって、前記複数のピクセルのそれぞれは、所定
の方向に配列された複数のサブピクセルを含み、前記複
数のサブピクセルのそれぞれには複数の色要素のうち対
応する1つの色要素が予め割り当てられており、前記記
録媒体は、文字の基本部分を表す第1のビットマップを
取得するステップと、前記第1のビットマップに所定の
変換を施すことにより、斜体文字の基本部分を表す第2
のビットマップを生成するステップと、前記第2のビッ
トマップに基づいて、前記斜体文字の基本部分に対応す
る少なくとも1つの特定のサブピクセルの色要素の強さ
を所定の値に設定することにより、前記斜体文字を前記
表示デバイスに表示するステップとを包含する処理を前
記制御部に実行させるためのプログラムを記録してお
り、前記第1のビットマップを構成するそれぞれのドッ
トは、前記複数のサブピクセルの1つと対応し、前記第
2のビットマップを構成するそれぞれのドットは、前記
複数のサブピクセルの1つと対応し、これにより上記目
的が達成される。
【0029】以下、作用を説明する。
【0030】本発明によれば、文字の基本部分を表わす
ビットマップ(基本部分データ)が取得され、これに所
定の変換(斜体化処理)を施すことにより斜体文字の基
本部分を表わすビットマップが取得される。基本部分デ
ータを構成するそれぞれのドットは、サブピクセルの1
つと対応しているので、斜体化処理そのものが高精度に
行われる。これにより、斜体文字を高品位に表示するこ
とができる。
ビットマップ(基本部分データ)が取得され、これに所
定の変換(斜体化処理)を施すことにより斜体文字の基
本部分を表わすビットマップが取得される。基本部分デ
ータを構成するそれぞれのドットは、サブピクセルの1
つと対応しているので、斜体化処理そのものが高精度に
行われる。これにより、斜体文字を高品位に表示するこ
とができる。
【0031】また、本発明によれば、斜体文字の基本部
分に対応する少なくとも1つの特定のサブピクセルの色
要素レベルが所定の色要素レベルに設定され、斜体文字
の基本部分に対応する少なくとも1つの特定のサブピク
セルに隣接する少なくとも1つのサブピクセルの色要素
レベルが適切に制御される。これにより、斜体文字に着
色される黒以外の色を人間の目には目立たなくすること
ができ、斜体文字の基本部分に発生するジャギーを人間
の目には目立たなくすることができる。
分に対応する少なくとも1つの特定のサブピクセルの色
要素レベルが所定の色要素レベルに設定され、斜体文字
の基本部分に対応する少なくとも1つの特定のサブピク
セルに隣接する少なくとも1つのサブピクセルの色要素
レベルが適切に制御される。これにより、斜体文字に着
色される黒以外の色を人間の目には目立たなくすること
ができ、斜体文字の基本部分に発生するジャギーを人間
の目には目立たなくすることができる。
【0032】
【発明の実施の形態】はじめに、本発明において用いら
れる文字の変形原理を説明する。文字の変形とは、斜体
文字でない文字を表わすビットマップに所定の変換を施
すことにより、その文字の斜体文字を表わすビットマッ
プを得ることをいう。この変形原理は、後述されるすべ
ての実施の形態に共通である。なお、本明細書中で用い
られる「文字」は、絵文字、記号および数字を含む。
れる文字の変形原理を説明する。文字の変形とは、斜体
文字でない文字を表わすビットマップに所定の変換を施
すことにより、その文字の斜体文字を表わすビットマッ
プを得ることをいう。この変形原理は、後述されるすべ
ての実施の形態に共通である。なお、本明細書中で用い
られる「文字」は、絵文字、記号および数字を含む。
【0033】図1は、本発明の文字表示装置に使用可能
な表示デバイス10(図3、図30)の表示面400を
模式的に示す。表示デバイス10は、X方向およびY方
向に配列された複数のピクセル12を有している。複数
のピクセル12のそれぞれは、X方向に配列された複数
のサブピクセルを有している。図1に示される例では、
1つのピクセル12は、3個のサブピクセル14R、1
4Gおよび14Bを有している。
な表示デバイス10(図3、図30)の表示面400を
模式的に示す。表示デバイス10は、X方向およびY方
向に配列された複数のピクセル12を有している。複数
のピクセル12のそれぞれは、X方向に配列された複数
のサブピクセルを有している。図1に示される例では、
1つのピクセル12は、3個のサブピクセル14R、1
4Gおよび14Bを有している。
【0034】サブピクセル14Rは、R(赤)を発色す
るように色要素Rに予め割り当てられている。サブピク
セル14Gは、G(緑)を発色するように色要素Gに予
め割り当てられている。サブピクセル14Bは、B
(青)を発色するように色要素Bに予め割り当てられて
いる。
るように色要素Rに予め割り当てられている。サブピク
セル14Gは、G(緑)を発色するように色要素Gに予
め割り当てられている。サブピクセル14Bは、B
(青)を発色するように色要素Bに予め割り当てられて
いる。
【0035】サブピクセル14R、14Gおよび14B
の輝度は、例えば、0〜255の値によって表される。
サブピクセル14R、14Gおよび14Bのそれぞれ
が、輝度レベルを示す0〜255の値のいずれかをとる
ことによって、約1670万(=256×256×25
6)色を表示することが可能である。
の輝度は、例えば、0〜255の値によって表される。
サブピクセル14R、14Gおよび14Bのそれぞれ
が、輝度レベルを示す0〜255の値のいずれかをとる
ことによって、約1670万(=256×256×25
6)色を表示することが可能である。
【0036】上述した従来技術では、文字を表すピクセ
ル単位のビットマップの1ドットが1ピクセルに対応し
ていたため、斜体文字を表すビットマップを生成するた
めの変形はピクセル単位で行われていた。
ル単位のビットマップの1ドットが1ピクセルに対応し
ていたため、斜体文字を表すビットマップを生成するた
めの変形はピクセル単位で行われていた。
【0037】これに対して本発明では、ビットマップの
1ドットはサブピクセルと対応づけられる。このため、
斜体文字を表すビットマップを生成するための変形はサ
ブピクセル単位で行われる。本発明で用いられる、1ド
ットがサブピクセルと対応するビットマップが用いられ
る。このようなビットマップは、文字の基本部分をサブ
ピクセル単位で定義する。以下、文字の基本部分をサブ
ピクセル単位で定義するビットマップを「基本部分デー
タ」と呼ぶ。
1ドットはサブピクセルと対応づけられる。このため、
斜体文字を表すビットマップを生成するための変形はサ
ブピクセル単位で行われる。本発明で用いられる、1ド
ットがサブピクセルと対応するビットマップが用いられ
る。このようなビットマップは、文字の基本部分をサブ
ピクセル単位で定義する。以下、文字の基本部分をサブ
ピクセル単位で定義するビットマップを「基本部分デー
タ」と呼ぶ。
【0038】図2Aは、文字「A」を包含する矩形22
1を示す。矩形221は、文字「A」を表わすビットマ
ップを構成する全てのドットの集合に外接する矩形であ
る。
1を示す。矩形221は、文字「A」を表わすビットマ
ップを構成する全てのドットの集合に外接する矩形であ
る。
【0039】図2Bは、文字「A」の斜体文字を包含す
る平行四辺形222を示す。平行四辺形222は、文字
「A」の斜体文字を表わすビットマップを構成する全て
のドットの集合に外接する矩形である。
る平行四辺形222を示す。平行四辺形222は、文字
「A」の斜体文字を表わすビットマップを構成する全て
のドットの集合に外接する矩形である。
【0040】斜体文字を表すビットマップは、文字を表
すビットマップの各ドットをX方向にある量だけシフト
することによって生成される。例えば、文字「A」を表
わすビットマップのドット227は、文字「A」の斜体
文字を表わすビットマップのドット228と対応してい
る。ドット227のシフト量は、xsである。文字
「A」と、文字「A」の斜体文字とは、いずれもビット
マップにより表わされているので、シフト量xsがとり
得る値は、1ドットきざみで設定され得る。従来技術で
は1ドットが1ピクセルに対応していたが、本発明では
1ドットが1サブピクセルに対応する。
すビットマップの各ドットをX方向にある量だけシフト
することによって生成される。例えば、文字「A」を表
わすビットマップのドット227は、文字「A」の斜体
文字を表わすビットマップのドット228と対応してい
る。ドット227のシフト量は、xsである。文字
「A」と、文字「A」の斜体文字とは、いずれもビット
マップにより表わされているので、シフト量xsがとり
得る値は、1ドットきざみで設定され得る。従来技術で
は1ドットが1ピクセルに対応していたが、本発明では
1ドットが1サブピクセルに対応する。
【0041】図1に示されるように、表示面400は複
数のピクセル12を有し、複数のピクセル12のそれぞ
れは、X方向(所定の方向)に配列された複数のサブピ
クセル(14R、14Gおよび14B)を含んでいる。
すなわち、サブピクセルの配列方向と、斜体文字を表す
ビットマップの生成処理における各ドットのシフトの方
向とが同一(X方向)である。このため、本発明におけ
るシフト量xsのきざみ幅は従来技術におけるシフト量
のきざみ幅よりも細かくなる。このために、本発明では
シフト量xsをより細かく設定することができ、斜体文
字を高品位に表示することが可能になる。
数のピクセル12を有し、複数のピクセル12のそれぞ
れは、X方向(所定の方向)に配列された複数のサブピ
クセル(14R、14Gおよび14B)を含んでいる。
すなわち、サブピクセルの配列方向と、斜体文字を表す
ビットマップの生成処理における各ドットのシフトの方
向とが同一(X方向)である。このため、本発明におけ
るシフト量xsのきざみ幅は従来技術におけるシフト量
のきざみ幅よりも細かくなる。このために、本発明では
シフト量xsをより細かく設定することができ、斜体文
字を高品位に表示することが可能になる。
【0042】なお、斜体化された文字の傾きは、tan
θ=x1/y1で定義される。文字の傾きが大きいほど、
斜体化する際の変形の度合いが大きいことを示す。斜体
文字の読みやすさを考慮した場合、文字の傾き=1/3
が好適である。
θ=x1/y1で定義される。文字の傾きが大きいほど、
斜体化する際の変形の度合いが大きいことを示す。斜体
文字の読みやすさを考慮した場合、文字の傾き=1/3
が好適である。
【0043】以下、図面を参照しながら本発明の実施の
形態を説明する。
形態を説明する。
【0044】(実施の形態1)図3は、本発明の実施の
形態1の文字表示装置1aの構成を示す。文字表示装置
1aは、例えば、パーソナルコンピュータであり得る。
パーソナルコンピュータとしては、デスクトップ型また
はラップトップ型などの任意のタイプのコンピュータが
使用され得る。あるいは、文字表示装置1aは、ワード
プロセッサであってもよい。
形態1の文字表示装置1aの構成を示す。文字表示装置
1aは、例えば、パーソナルコンピュータであり得る。
パーソナルコンピュータとしては、デスクトップ型また
はラップトップ型などの任意のタイプのコンピュータが
使用され得る。あるいは、文字表示装置1aは、ワード
プロセッサであってもよい。
【0045】さらに、文字表示装置1aは、カラー表示
が可能な表示デバイスを備えた電子機器や情報機器など
の任意の情報表示装置であり得る。例えば、文字表示装
置1aは、カラー液晶表示デバイスを備えた電子機器
や、携帯情報ツールである携帯情報端末や、PHSを含
む携帯電話機や、一般の電話機/FAXなどの通信機器
などであってもよい。
が可能な表示デバイスを備えた電子機器や情報機器など
の任意の情報表示装置であり得る。例えば、文字表示装
置1aは、カラー液晶表示デバイスを備えた電子機器
や、携帯情報ツールである携帯情報端末や、PHSを含
む携帯電話機や、一般の電話機/FAXなどの通信機器
などであってもよい。
【0046】文字表示装置1aは、カラー表示可能な表
示デバイス10と、表示デバイス10に含まれる複数の
サブピクセルに対応する複数の色要素をそれぞれ独立に
制御する制御部20とを含む。制御部20には、表示デ
バイス10と、入力デバイス30と、補助記憶装置40
とが接続されている。
示デバイス10と、表示デバイス10に含まれる複数の
サブピクセルに対応する複数の色要素をそれぞれ独立に
制御する制御部20とを含む。制御部20には、表示デ
バイス10と、入力デバイス30と、補助記憶装置40
とが接続されている。
【0047】入力デバイス30は、表示デバイス10に
斜体で表示すべき文字を表す文字情報を制御部20に入
力するために使用される。文字情報は、例えば、文字を
識別する文字コードと文字の大きさを示す文字サイズと
文字を斜体に変形する際の文字の傾きとを含む。入力デ
バイス30としては、文字コード、文字サイズおよび文
字の傾きを入力することが可能な任意のタイプの入力デ
バイスが使用され得る。例えば、キーボードやマウスや
ペン入力装置などの入力デバイスが入力デバイス30と
して好適に使用され得る。
斜体で表示すべき文字を表す文字情報を制御部20に入
力するために使用される。文字情報は、例えば、文字を
識別する文字コードと文字の大きさを示す文字サイズと
文字を斜体に変形する際の文字の傾きとを含む。入力デ
バイス30としては、文字コード、文字サイズおよび文
字の傾きを入力することが可能な任意のタイプの入力デ
バイスが使用され得る。例えば、キーボードやマウスや
ペン入力装置などの入力デバイスが入力デバイス30と
して好適に使用され得る。
【0048】補助記憶装置40には、斜体文字表示プロ
グラム41aと、斜体文字表示プログラム41aを実行
するために必要なデータ42とが格納されている。デー
タ42は、文字の形状を定義する文字データ42aを含
む。文字データ42aは、例えば、文字の基本部分をサ
ブピクセル単位で定義するビットマップ(基本部分デー
タ)を含む。補助記憶装置40としては、斜体文字表示
プログラム41aおよびデータ42を格納することが可
能な任意のタイプの記憶装置が使用され得る。補助記憶
装置40において、斜体文字表示プログラム41aおよ
びデータ42を格納する記録媒体としては、任意の記録
媒体が使用され得る。例えば、ハードディスク、CD−
ROM、MO、MD、DVD、ICカード、光カードな
どの記録媒体が好適に使用され得る。
グラム41aと、斜体文字表示プログラム41aを実行
するために必要なデータ42とが格納されている。デー
タ42は、文字の形状を定義する文字データ42aを含
む。文字データ42aは、例えば、文字の基本部分をサ
ブピクセル単位で定義するビットマップ(基本部分デー
タ)を含む。補助記憶装置40としては、斜体文字表示
プログラム41aおよびデータ42を格納することが可
能な任意のタイプの記憶装置が使用され得る。補助記憶
装置40において、斜体文字表示プログラム41aおよ
びデータ42を格納する記録媒体としては、任意の記録
媒体が使用され得る。例えば、ハードディスク、CD−
ROM、MO、MD、DVD、ICカード、光カードな
どの記録媒体が好適に使用され得る。
【0049】なお、斜体文字表示プログラム41aおよ
びデータ42は、補助記憶装置40における記録媒体に
格納されることに限定されない。例えば、文字表示プロ
グラム41aおよびデータ42は、主メモリ22に格納
されてもよいし、ROM(図示せず)に格納されてもよ
い。ROMは、例えば、マスクROM、EPROM、E
EPROM、フラッシュROMなどであり得る。このR
OM方式の場合には、そのROMを交換するだけでいろ
いろな処理のバリエーションを容易に実現することかで
きる。例えば、ROM方式は、文字表示装置1aが携帯
型の端末装置または携帯電話機である場合に好適に適用
され得る。
びデータ42は、補助記憶装置40における記録媒体に
格納されることに限定されない。例えば、文字表示プロ
グラム41aおよびデータ42は、主メモリ22に格納
されてもよいし、ROM(図示せず)に格納されてもよ
い。ROMは、例えば、マスクROM、EPROM、E
EPROM、フラッシュROMなどであり得る。このR
OM方式の場合には、そのROMを交換するだけでいろ
いろな処理のバリエーションを容易に実現することかで
きる。例えば、ROM方式は、文字表示装置1aが携帯
型の端末装置または携帯電話機である場合に好適に適用
され得る。
【0050】さらに、斜体文字表示プログラム41aお
よびデータ42を格納する記録媒体は、上記ディスクや
カードなどの記憶装置や半導体メモリなどのようにプロ
グラムやデータを固定的に担持する媒体以外に、通信ネ
ットワークにおいてプログラムやデータを搬送するため
に使用される通信媒体のようにプログラムやデータを流
動的に担持する媒体であってもよい。文字表示装置1a
がインターネットを含む通信回線に接続するための手段
を備えている場合には、その通信回線から斜体文字表示
プログラム41aおよびデータ42をダウンロードする
ことができる。この場合、ダウンロードに必要なローダ
ープログラムは、ROM(図示せず)に予め格納されて
いてもよいし、補助記憶装置40から制御部20にイン
ストールされてもよい。
よびデータ42を格納する記録媒体は、上記ディスクや
カードなどの記憶装置や半導体メモリなどのようにプロ
グラムやデータを固定的に担持する媒体以外に、通信ネ
ットワークにおいてプログラムやデータを搬送するため
に使用される通信媒体のようにプログラムやデータを流
動的に担持する媒体であってもよい。文字表示装置1a
がインターネットを含む通信回線に接続するための手段
を備えている場合には、その通信回線から斜体文字表示
プログラム41aおよびデータ42をダウンロードする
ことができる。この場合、ダウンロードに必要なローダ
ープログラムは、ROM(図示せず)に予め格納されて
いてもよいし、補助記憶装置40から制御部20にイン
ストールされてもよい。
【0051】後述される斜体文字表示プログラム41b
も、斜体文字表示プログラム41aと同様に取り扱われ
る。
も、斜体文字表示プログラム41aと同様に取り扱われ
る。
【0052】制御部20は、CPU21と主メモリ22
とを含む。
とを含む。
【0053】CPU21は、文字表示装置1aの全体を
制御および監視するとともに、補助記憶装置40に格納
されている斜体文字表示プログラム41aを実行する。
制御および監視するとともに、補助記憶装置40に格納
されている斜体文字表示プログラム41aを実行する。
【0054】主メモリ22は、入力デバイス30から入
力されたデータや表示デバイス10に表示するためのデ
ータや文字表示プログラム41aを実行するのに必要な
データを一時的に格納する。主メモリ22は、CPU2
1によってアクセスされる。
力されたデータや表示デバイス10に表示するためのデ
ータや文字表示プログラム41aを実行するのに必要な
データを一時的に格納する。主メモリ22は、CPU2
1によってアクセスされる。
【0055】CPU21は、主メモリ22に格納された
各種のデータに基づいて文字表示プログラム41aを実
行することにより、文字パターンを生成する。生成され
た文字パターンは、主メモリ22に一旦格納された後、
表示デバイス10に出力される。文字パターンが表示デ
バイス10に出力されるタイミングは、CPU21によ
って制御される。
各種のデータに基づいて文字表示プログラム41aを実
行することにより、文字パターンを生成する。生成され
た文字パターンは、主メモリ22に一旦格納された後、
表示デバイス10に出力される。文字パターンが表示デ
バイス10に出力されるタイミングは、CPU21によ
って制御される。
【0056】表示デバイス10は、例えば、カラー液晶
表示デバイスである。カラー液晶表示デバイスとして
は、パソコンなどに多く用いられている透過型の液晶表
示デバイスのほか、反射型やリアプロ型の液晶表示デバ
イスが使用され得る。しかし、表示デバイス10は、カ
ラー液晶表示デバイスに限定されない。表示デバイス1
0として、X方向およびY方向に配列された複数のピク
セルを有する任意のカラー表示装置(いわゆるXYマト
リクス表示装置)が使用され得る。
表示デバイスである。カラー液晶表示デバイスとして
は、パソコンなどに多く用いられている透過型の液晶表
示デバイスのほか、反射型やリアプロ型の液晶表示デバ
イスが使用され得る。しかし、表示デバイス10は、カ
ラー液晶表示デバイスに限定されない。表示デバイス1
0として、X方向およびY方向に配列された複数のピク
セルを有する任意のカラー表示装置(いわゆるXYマト
リクス表示装置)が使用され得る。
【0057】さらに、1つのピクセル12に含まれるサ
ブピクセルの数は3には限定されない。1つのピクセル
12には、所定の方向に配列された複数のサブピクセル
が含まれ得る。例えば、N個の色要素を用いて色を表す
場合には、1つのピクセル12にN個のサブピクセルが
含まれ得る。
ブピクセルの数は3には限定されない。1つのピクセル
12には、所定の方向に配列された複数のサブピクセル
が含まれ得る。例えば、N個の色要素を用いて色を表す
場合には、1つのピクセル12にN個のサブピクセルが
含まれ得る。
【0058】さらに、サブピクセル14R、14Gおよ
び14Bの配列順も図1に示される配列順には限定され
ない。例えば、X方向に沿ってB、G、Rの順にサブピ
クセルが配列していてもよい。
び14Bの配列順も図1に示される配列順には限定され
ない。例えば、X方向に沿ってB、G、Rの順にサブピ
クセルが配列していてもよい。
【0059】さらに、本発明に適用可能な色要素はR
(赤)、G(緑)、B(青)に限定されない。例えば、
色要素としてC(シアン)、Y(イエロー)、M(マゼ
ンダ)を使用することもできる。
(赤)、G(緑)、B(青)に限定されない。例えば、
色要素としてC(シアン)、Y(イエロー)、M(マゼ
ンダ)を使用することもできる。
【0060】図4は、文字データ42aに含まれる基本
部分データの例を示す。図4に示される例では、ハッチ
ングで示された矩形は、文字「H」の基本部分に対応す
るドットを示す。ハッチングで示された矩形および白抜
きの矩形のそれぞれは、基本部分データを構成する1つ
のドットを示し、表示面400の1つのサブピクセルに
対応している。
部分データの例を示す。図4に示される例では、ハッチ
ングで示された矩形は、文字「H」の基本部分に対応す
るドットを示す。ハッチングで示された矩形および白抜
きの矩形のそれぞれは、基本部分データを構成する1つ
のドットを示し、表示面400の1つのサブピクセルに
対応している。
【0061】なお、文字または斜体文字の基本部分と
は、文字または斜体文字を表示デバイスに表示する際に
少なくともその部分を表示することが必要な部分を意味
する。文字の基本部分は、例えば、文字の芯に相当する
部分である。
は、文字または斜体文字を表示デバイスに表示する際に
少なくともその部分を表示することが必要な部分を意味
する。文字の基本部分は、例えば、文字の芯に相当する
部分である。
【0062】図5は、文字データ42aに含まれる基本
部分データの他の例を示す。図5に示される例では、ハ
ッチングで示された矩形は、文字「A」の基本部分に対
応するドットを示す。
部分データの他の例を示す。図5に示される例では、ハ
ッチングで示された矩形は、文字「A」の基本部分に対
応するドットを示す。
【0063】図6は、文字データ42aに含まれる基本
部分データのさらに他の例を示す。図6に示される例で
は、ハッチングで示された矩形は、文字「A」の基本部
分に対応するドットを示す。
部分データのさらに他の例を示す。図6に示される例で
は、ハッチングで示された矩形は、文字「A」の基本部
分に対応するドットを示す。
【0064】図7は、斜体文字表示プログラム41aの
処理手順を示す。斜体文字表示プログラム41aは、C
PU21によって実行される。以下、斜体文字表示プロ
グラム41aの処理手順をステップごとに説明する。
処理手順を示す。斜体文字表示プログラム41aは、C
PU21によって実行される。以下、斜体文字表示プロ
グラム41aの処理手順をステップごとに説明する。
【0065】ステップS101:入力デバイス30か
ら、文字コードと文字サイズと文字の傾きとが入力され
る。例えば、アルファベットの「A」を表示デバイス1
0に表示する場合には、文字コードとして0x41が入
力される。このような入力は、例えば、ユーザがキーボ
ードの「A」のキーを押下することによってなされる。
文字サイズは、例えば、表示される文字の横方向のピク
セル数と縦方向のピクセル数とによって表現される。文
字サイズは、例えば、16ピクセル×16ピクセルであ
る。文字の傾きは、例えば、1/3である。
ら、文字コードと文字サイズと文字の傾きとが入力され
る。例えば、アルファベットの「A」を表示デバイス1
0に表示する場合には、文字コードとして0x41が入
力される。このような入力は、例えば、ユーザがキーボ
ードの「A」のキーを押下することによってなされる。
文字サイズは、例えば、表示される文字の横方向のピク
セル数と縦方向のピクセル数とによって表現される。文
字サイズは、例えば、16ピクセル×16ピクセルであ
る。文字の傾きは、例えば、1/3である。
【0066】ステップS102:入力された文字コード
および文字サイズに対応する1文字分の基本部分データ
(第1のビットマップ)が取得され、主メモリ22に格
納される。ステップS101で入力された文字サイズの
X方向およびY方向のピクセル数がともに16ピクセル
である場合、文字サイズのX方向のサブピクセル数は4
8サブピクセルであり、Y方向のサブピクセル数は16
サブピクセルである。基本部分データを構成するそれぞ
れのドットはサブピクセルと対応するので、ステップS
102において取得される基本部分データは48ドット
(X方向)×16ドット(Y方向)のサイズを有する。
および文字サイズに対応する1文字分の基本部分データ
(第1のビットマップ)が取得され、主メモリ22に格
納される。ステップS101で入力された文字サイズの
X方向およびY方向のピクセル数がともに16ピクセル
である場合、文字サイズのX方向のサブピクセル数は4
8サブピクセルであり、Y方向のサブピクセル数は16
サブピクセルである。基本部分データを構成するそれぞ
れのドットはサブピクセルと対応するので、ステップS
102において取得される基本部分データは48ドット
(X方向)×16ドット(Y方向)のサイズを有する。
【0067】基本部分データは、文字データ42aに含
まれており、補助記憶装置40から読み出されることに
よって取得される。
まれており、補助記憶装置40から読み出されることに
よって取得される。
【0068】ステップS103:文字の傾きに合わせ
て、基本部分データに所定の変換(斜体化処理)が施さ
れる。これにより、斜体化後の基本部分データ(第2の
ビットマップ)が得られる。ステップS103における
処理の詳細は、図8を参照して後述される。斜体化後の
基本部分データは、斜体文字の基本部分を表し、斜体化
後の基本部分データを構成するそれぞれのドットはサブ
ピクセルに対応している。
て、基本部分データに所定の変換(斜体化処理)が施さ
れる。これにより、斜体化後の基本部分データ(第2の
ビットマップ)が得られる。ステップS103における
処理の詳細は、図8を参照して後述される。斜体化後の
基本部分データは、斜体文字の基本部分を表し、斜体化
後の基本部分データを構成するそれぞれのドットはサブ
ピクセルに対応している。
【0069】ステップS104:斜体文字の基本部分に
対応するサブピクセルの輝度レベルが、所定の輝度レベ
ルにセットされる。所定の輝度レベルとは、例えば、輝
度レベル「0」である。なお、斜体文字の基本部分に対
応するサブピクセル以外のサブピクセルの輝度レベル
は、デフォルトの輝度レベル(例えば、輝度レベル「2
55」)にセットされる。
対応するサブピクセルの輝度レベルが、所定の輝度レベ
ルにセットされる。所定の輝度レベルとは、例えば、輝
度レベル「0」である。なお、斜体文字の基本部分に対
応するサブピクセル以外のサブピクセルの輝度レベル
は、デフォルトの輝度レベル(例えば、輝度レベル「2
55」)にセットされる。
【0070】ステップS105:サブピクセルの輝度レ
ベルを示す輝度データ(文字パターン)が表示デバイス
10に転送される。これにより、表示デバイス10の輝
度レベルがサブピクセル単位に制御される。
ベルを示す輝度データ(文字パターン)が表示デバイス
10に転送される。これにより、表示デバイス10の輝
度レベルがサブピクセル単位に制御される。
【0071】図8は、ステップS103における斜体化
処理の詳細を説明するフローチャートである。以下、斜
体化処理の各処理手順を説明する。
処理の詳細を説明するフローチャートである。以下、斜
体化処理の各処理手順を説明する。
【0072】ステップS201:変数kに、ライン数が
セットされる。ライン数は、文字の基本部分データの縦
方向(Y方向)のドット数である。ラインとは、横方向
(X方向)に配列したドットの1次元配列を指す。
セットされる。ライン数は、文字の基本部分データの縦
方向(Y方向)のドット数である。ラインとは、横方向
(X方向)に配列したドットの1次元配列を指す。
【0073】ライン数は、例えば16である。
【0074】ステップS202:変数dに、文字の傾き
がセットされる。
がセットされる。
【0075】ステップS203:変数nに、値「1」が
セットされる。変数nは、シフト処理の対象となるライ
ンが文字の最下部から数えて何番目であるかを示す。
セットされる。変数nは、シフト処理の対象となるライ
ンが文字の最下部から数えて何番目であるかを示す。
【0076】ステップS204:変数sに、(数1)に
よって求められる値がセットされる。
よって求められる値がセットされる。
【0077】
【数1】s=int(3×d×(n−1)) ここで、関数int(x)は、引数xの小数部を切り捨
てた値を示す。(数1)における係数「3」は、ピクセ
ル12(図1)に含まれるサブピクセルの数に対応して
いる。
てた値を示す。(数1)における係数「3」は、ピクセ
ル12(図1)に含まれるサブピクセルの数に対応して
いる。
【0078】ステップS205:文字の最下部から数え
てn番目のラインに含まれるドットのそれぞれが右方向
に(X方向に)sドットシフトされる。
てn番目のラインに含まれるドットのそれぞれが右方向
に(X方向に)sドットシフトされる。
【0079】変数sは、(数1)から明らかなように、
整数値をとり得る。シフトするドット数は、1ドットき
ざみで設定され得る。基本部分データの1ドットは1サ
ブピクセルに対応しているので、シフトするドット数
は、1サブピクセルきざみで設定され得る。
整数値をとり得る。シフトするドット数は、1ドットき
ざみで設定され得る。基本部分データの1ドットは1サ
ブピクセルに対応しているので、シフトするドット数
は、1サブピクセルきざみで設定され得る。
【0080】ステップS206:変数nの値が1増加さ
せられる。
せられる。
【0081】ステップS207:変数nの値が変数kの
値よりも大きいか否かが判定される。ステップS207
における判定が「Yes」であれば処理は終了する。ス
テップS207における判定が「Yes」であることは
基本部分データの全てのラインについてステップS20
4〜ステップS207の処理が完了したことを意味する
からである。ステップS207における判定が「No」
であれば処理はステップS204に戻る。
値よりも大きいか否かが判定される。ステップS207
における判定が「Yes」であれば処理は終了する。ス
テップS207における判定が「Yes」であることは
基本部分データの全てのラインについてステップS20
4〜ステップS207の処理が完了したことを意味する
からである。ステップS207における判定が「No」
であれば処理はステップS204に戻る。
【0082】図9は、図4に示される基本部分データに
対して斜体化処理を適用することにより得られた斜体化
後の基本部分データを示す。図9にハッチングで示され
た矩形は、文字「H」の斜体文字の基本部分に対応する
ドットを示す。
対して斜体化処理を適用することにより得られた斜体化
後の基本部分データを示す。図9にハッチングで示され
た矩形は、文字「H」の斜体文字の基本部分に対応する
ドットを示す。
【0083】ライン461におけるドットの配列は、ラ
イン451(図4)におけるドットの配列と同一である
(シフト量が0である)。ライン462におけるドット
の配列は、ライン452(図4)におけるドットの配列
を2ドットだけ右方向に(X方向に)シフトすることに
よって得られる。ライン463におけるドットの配列
は、ライン453(図4)におけるドットの配列を11
ドットだけ右方向に(X方向に)シフトすることによっ
て得られる。
イン451(図4)におけるドットの配列と同一である
(シフト量が0である)。ライン462におけるドット
の配列は、ライン452(図4)におけるドットの配列
を2ドットだけ右方向に(X方向に)シフトすることに
よって得られる。ライン463におけるドットの配列
は、ライン453(図4)におけるドットの配列を11
ドットだけ右方向に(X方向に)シフトすることによっ
て得られる。
【0084】図4に示される基本部分データ(第1のビ
ットマップ)において、シフト量が0であるライン45
1の各ドットの中心を通り、X方向に沿う基準線451
を設定すると、基本部分データを構成するドットのそれ
ぞれを基準線451からの距離に比例するシフト量だけ
X方向にシフトすることによって、図9に示される斜体
化後の基本部分データ(第2のビットマップ)が得られ
ることが理解される。
ットマップ)において、シフト量が0であるライン45
1の各ドットの中心を通り、X方向に沿う基準線451
を設定すると、基本部分データを構成するドットのそれ
ぞれを基準線451からの距離に比例するシフト量だけ
X方向にシフトすることによって、図9に示される斜体
化後の基本部分データ(第2のビットマップ)が得られ
ることが理解される。
【0085】図4および図9に示される例では、図4に
示される基本部分データに含まれるそれぞれのドットに
ついてのシフト量は、基準線451からの距離が1ドッ
ト増加した場合に1ドット増加するように決定されてい
る。
示される基本部分データに含まれるそれぞれのドットに
ついてのシフト量は、基準線451からの距離が1ドッ
ト増加した場合に1ドット増加するように決定されてい
る。
【0086】例えば、ライン452(図4)に含まれる
ドットの基準線451からの距離は2ドットであり、シ
フト量も2ドットである。ライン453(図4)に含ま
れるドットの基準線451からの距離は11ドットであ
り、シフト量も11ドットである。ここで、それぞれの
ドットと基準線との距離は、ドットの中心と基準線との
距離として定義するものとする。
ドットの基準線451からの距離は2ドットであり、シ
フト量も2ドットである。ライン453(図4)に含ま
れるドットの基準線451からの距離は11ドットであ
り、シフト量も11ドットである。ここで、それぞれの
ドットと基準線との距離は、ドットの中心と基準線との
距離として定義するものとする。
【0087】なお、図4に示される例では、基準線は基
本部分データのラインの最下部のラインの中心に設定さ
れていた。しかし、基準線の設定位置はこれに限定され
ない。基準線はX方向に沿うように設定される限り、任
意の場所に設定され得る。
本部分データのラインの最下部のラインの中心に設定さ
れていた。しかし、基準線の設定位置はこれに限定され
ない。基準線はX方向に沿うように設定される限り、任
意の場所に設定され得る。
【0088】図10は、図5に示される基本部分データ
に対して斜体化処理を適用することにより得られた斜体
化後の基本部分データを示す。図10にハッチングで示
された矩形は、文字「A」の斜体文字の基本部分に対応
するドットを示す。
に対して斜体化処理を適用することにより得られた斜体
化後の基本部分データを示す。図10にハッチングで示
された矩形は、文字「A」の斜体文字の基本部分に対応
するドットを示す。
【0089】図11は、図6に示される基本部分データ
に対して斜体化処理を適用することにより得られた斜体
化後の基本部分データを示す。図11にハッチングで示
された矩形は、文字「A」の斜体文字の基本部分に対応
するドットを示す。図11に示される例は、図10に示
される例とはアルファベットの「A」の斜線の傾きが異
なる。
に対して斜体化処理を適用することにより得られた斜体
化後の基本部分データを示す。図11にハッチングで示
された矩形は、文字「A」の斜体文字の基本部分に対応
するドットを示す。図11に示される例は、図10に示
される例とはアルファベットの「A」の斜線の傾きが異
なる。
【0090】図9〜図11に示される斜体化後の基本部
分データに基づいて、表示デバイス10の輝度レベルを
制御した結果を示す図は特に示されていない。図9〜図
11に示される斜体化後の基本部分データの1つのドッ
トが表示デバイス10の1つのサブピクセルと対応して
いるため、図9〜図11に示される斜体化後の基本部分
データに基づいて、表示デバイス10の輝度レベルを制
御した結果は、図9〜図11に示される斜体化後の基本
部分データを示す図と同様だからである。
分データに基づいて、表示デバイス10の輝度レベルを
制御した結果を示す図は特に示されていない。図9〜図
11に示される斜体化後の基本部分データの1つのドッ
トが表示デバイス10の1つのサブピクセルと対応して
いるため、図9〜図11に示される斜体化後の基本部分
データに基づいて、表示デバイス10の輝度レベルを制
御した結果は、図9〜図11に示される斜体化後の基本
部分データを示す図と同様だからである。
【0091】図9〜図11をそれぞれ図42B、図43
Bおよび図44Bと比較すると、本発明により、斜体文
字が高品位に表示される効果が得られることが理解され
る。図10および図11から、このような効果は、文字
「A」の構成要素である斜線の傾きが変わっても同様に
得られることが理解される。なお、図9〜図11に示さ
れる例では、文字の傾きを1/3に設定した。
Bおよび図44Bと比較すると、本発明により、斜体文
字が高品位に表示される効果が得られることが理解され
る。図10および図11から、このような効果は、文字
「A」の構成要素である斜線の傾きが変わっても同様に
得られることが理解される。なお、図9〜図11に示さ
れる例では、文字の傾きを1/3に設定した。
【0092】図4〜図6に示される基本部分データは、
斜体化処理を考慮して予め右側の領域に余白を有してい
る。しかし基本部分データは斜体化処理を考慮した余白
を有していなくてもよい。例えば、図4に示される基本
部分データは、領域458を画定しており、領域458
には余白部分が多く含まれるが、基本部分データは、余
白部分が最小限になるように領域を画定してもよい。例
えば、基本部分データは、領域454を画定してもよ
い。基本部分データが、余白部分が最小限になるように
領域を画定することにより、基本部分データを構成する
ドットの数を低減し、データ量を削減することができ
る。なお、基本部分データに斜体化処理を行った結果、
斜体化後の基本部分データが画定する領域が斜体文字の
基本部分を定義することが可能な大きさを有していない
場合には、斜体化後の基本部分データが画定する領域
は、斜体文字の基本部分を定義することが可能な大きさ
にまで拡張され得る。
斜体化処理を考慮して予め右側の領域に余白を有してい
る。しかし基本部分データは斜体化処理を考慮した余白
を有していなくてもよい。例えば、図4に示される基本
部分データは、領域458を画定しており、領域458
には余白部分が多く含まれるが、基本部分データは、余
白部分が最小限になるように領域を画定してもよい。例
えば、基本部分データは、領域454を画定してもよ
い。基本部分データが、余白部分が最小限になるように
領域を画定することにより、基本部分データを構成する
ドットの数を低減し、データ量を削減することができ
る。なお、基本部分データに斜体化処理を行った結果、
斜体化後の基本部分データが画定する領域が斜体文字の
基本部分を定義することが可能な大きさを有していない
場合には、斜体化後の基本部分データが画定する領域
は、斜体文字の基本部分を定義することが可能な大きさ
にまで拡張され得る。
【0093】図7を参照して上述した説明では、ステッ
プS102における基本部分データの取得は、予め文字
データ42a内に準備された基本部分データを補助記憶
装置40から読み出すことにより行われた。しかし、基
本部分データの取得方法はこれに限定されない。基本部
分データの取得方法として、補助記憶装置40からの読
み出し以外に、例えば、以下の(1)〜(3)に示され
る取得方法が用いられ得る。 (1)ピクセル単位のビットマップから基本部分データ
を生成する方法。 (2)文字の輪郭を表す文字輪郭情報から基本部分デー
タを生成する方法。 (3)文字のストローク情報を表すストロークデータか
ら基本部分データを生成する方法。
プS102における基本部分データの取得は、予め文字
データ42a内に準備された基本部分データを補助記憶
装置40から読み出すことにより行われた。しかし、基
本部分データの取得方法はこれに限定されない。基本部
分データの取得方法として、補助記憶装置40からの読
み出し以外に、例えば、以下の(1)〜(3)に示され
る取得方法が用いられ得る。 (1)ピクセル単位のビットマップから基本部分データ
を生成する方法。 (2)文字の輪郭を表す文字輪郭情報から基本部分デー
タを生成する方法。 (3)文字のストローク情報を表すストロークデータか
ら基本部分データを生成する方法。
【0094】以下、(1)〜(3)にそれぞれ示される
方法を説明する。
方法を説明する。
【0095】まず、(1)ピクセル単位のビットマップ
から基本部分データを生成する方法について、図12〜
図18を参照して説明する。
から基本部分データを生成する方法について、図12〜
図18を参照して説明する。
【0096】図12は、ピクセル単位のビットマップか
ら基本部分データを生成する処理の処理手順を示す。こ
のような処理は、ステップS102(図7)における処
理中にCPU21によって実行される。以下、ピクセル
単位のビットマップから基本部分データを生成する処理
の処理手順をステップごとに説明する。なお、ピクセル
単位のビットマップとしては、例えば、すでに図42
A、図43Aおよび図44Aを参照して説明したビット
マップが用いられ得る。
ら基本部分データを生成する処理の処理手順を示す。こ
のような処理は、ステップS102(図7)における処
理中にCPU21によって実行される。以下、ピクセル
単位のビットマップから基本部分データを生成する処理
の処理手順をステップごとに説明する。なお、ピクセル
単位のビットマップとしては、例えば、すでに図42
A、図43Aおよび図44Aを参照して説明したビット
マップが用いられ得る。
【0097】ステップS1001:ステップS101
(図7)で入力された文字の文字コードおよび文字サイ
ズに対応する1文字分のピクセル単位のビットマップ
が、主メモリ22に格納される。このピクセル単位のビ
ットマップは、補助記憶装置40に格納された文字デー
タ42aに含まれる。
(図7)で入力された文字の文字コードおよび文字サイ
ズに対応する1文字分のピクセル単位のビットマップ
が、主メモリ22に格納される。このピクセル単位のビ
ットマップは、補助記憶装置40に格納された文字デー
タ42aに含まれる。
【0098】ステップS1002:ピクセル単位のビッ
トマップに含まれるビットについて、そのビットが
「1」であるか否かの判定が行われる。ステップS10
02における判定が「Yes」であれば、処理はステッ
プS1003へ進む。ステップS1002における判定
が「No」であれは、処理はステップS1005へ進
む。
トマップに含まれるビットについて、そのビットが
「1」であるか否かの判定が行われる。ステップS10
02における判定が「Yes」であれば、処理はステッ
プS1003へ進む。ステップS1002における判定
が「No」であれは、処理はステップS1005へ進
む。
【0099】ステップS1003:注目するビットの近
傍のビットの「1」/「0」の配列パターンが調べられ
る。
傍のビットの「1」/「0」の配列パターンが調べられ
る。
【0100】ステップS1004:近傍のビットの配列
パターンに応じて、注目するビットに対応するピクセル
に含まれるサブピクセルのうち、文字の基本部分に対応
するサブピクセルが定義される。基本部分に対応するサ
ブピクセルの定義は、所定の基本部分定義ルールによっ
て行われる。基本部分定義ルールは図15A、図15B
〜図17A、図17Bを参照して後述される。
パターンに応じて、注目するビットに対応するピクセル
に含まれるサブピクセルのうち、文字の基本部分に対応
するサブピクセルが定義される。基本部分に対応するサ
ブピクセルの定義は、所定の基本部分定義ルールによっ
て行われる。基本部分定義ルールは図15A、図15B
〜図17A、図17Bを参照して後述される。
【0101】ステップS1005:ピクセル単位のビッ
トマップに含まれるすべてのビットについて、ステップ
S1002〜ステップS1004までの処理が完了した
か否かが判定される。ステップS1005における判定
が「No」であれは、処理はステップS1002へ戻
る。ステップS1005における判定が「Yes」であ
れば、処理は終了する。
トマップに含まれるすべてのビットについて、ステップ
S1002〜ステップS1004までの処理が完了した
か否かが判定される。ステップS1005における判定
が「No」であれは、処理はステップS1002へ戻
る。ステップS1005における判定が「Yes」であ
れば、処理は終了する。
【0102】図13は、文字を表すピクセル単位のビッ
トマップの一部分を示す。D(x,y)は、注目してい
るビットである。D(x,y)の近傍のビットD(x+
a,y+b)をN(a,b)と表す。図13には、ビッ
トD(x,y)に縦、横または斜め方向に隣接する8個
の近傍のビットN(−1,−1)、N(0,−1)、N
(1,−1)、N(−1,0)、N(1,0)、N(−
1,1)、N(0,1)およびN(1,1)が示されて
いる。これらの8個の近傍のビットを「8近傍」と呼
ぶ。ピクセル単位のビットマップに含まれるビットは
「1」または「0」の値を有し、「1」の値を有するビ
ットは文字の黒色の部分を表し、「0」の値を有するビ
ットは文字の白色の部分を表す。従って、N(a,b)
およびD(x,y)は、「1」または「0」の値を有す
る。
トマップの一部分を示す。D(x,y)は、注目してい
るビットである。D(x,y)の近傍のビットD(x+
a,y+b)をN(a,b)と表す。図13には、ビッ
トD(x,y)に縦、横または斜め方向に隣接する8個
の近傍のビットN(−1,−1)、N(0,−1)、N
(1,−1)、N(−1,0)、N(1,0)、N(−
1,1)、N(0,1)およびN(1,1)が示されて
いる。これらの8個の近傍のビットを「8近傍」と呼
ぶ。ピクセル単位のビットマップに含まれるビットは
「1」または「0」の値を有し、「1」の値を有するビ
ットは文字の黒色の部分を表し、「0」の値を有するビ
ットは文字の白色の部分を表す。従って、N(a,b)
およびD(x,y)は、「1」または「0」の値を有す
る。
【0103】図14は、表示デバイス10の表示面の一
部分を示す。P(x,y)は、表示面上の1つのピクセ
ルである。図13に示されるビットD(x,y)は、ピ
クセルP(x,y)と対応付けられる。ピクセルP
(x,y)は、3個のサブピクセルC(3x,y)、C
(3x+1,y)およびC(3x+2,y)を含む。D
(x,y)が「1」の値を有する場合に、3個のサブピ
クセルC(3x,y)、C(3x+1,y)およびC
(3x+2,y)のうち、基本部分のサブピクセルが基
本部分定義ルールによって定義される。D(x,y)が
「0」の値を有する場合には、3個のサブピクセルはど
れも基本部分として定義されない。
部分を示す。P(x,y)は、表示面上の1つのピクセ
ルである。図13に示されるビットD(x,y)は、ピ
クセルP(x,y)と対応付けられる。ピクセルP
(x,y)は、3個のサブピクセルC(3x,y)、C
(3x+1,y)およびC(3x+2,y)を含む。D
(x,y)が「1」の値を有する場合に、3個のサブピ
クセルC(3x,y)、C(3x+1,y)およびC
(3x+2,y)のうち、基本部分のサブピクセルが基
本部分定義ルールによって定義される。D(x,y)が
「0」の値を有する場合には、3個のサブピクセルはど
れも基本部分として定義されない。
【0104】基本部分定義ルールによれば、ピクセルP
(x,y)に含まれる3個のサブピクセルのそれぞれが
基本部分として定義されるか否かは、ピクセルP(x,
y)と対応付けられたビットD(x,y)の近傍のビッ
トN(a,b)の「0」および「1」の配列の条件によ
り決定される。基本部分定義ルールについて以下に説明
する。以下の説明ではビットD(x,y)は「1」の値
を有するものとする。
(x,y)に含まれる3個のサブピクセルのそれぞれが
基本部分として定義されるか否かは、ピクセルP(x,
y)と対応付けられたビットD(x,y)の近傍のビッ
トN(a,b)の「0」および「1」の配列の条件によ
り決定される。基本部分定義ルールについて以下に説明
する。以下の説明ではビットD(x,y)は「1」の値
を有するものとする。
【0105】図15Aは、ピクセル単位のビットマップ
において注目しているビットD(x,y)の8近傍の例
を示す。ビットN(a,b)が「1」の値を有すること
をN(a,b)=1と表すと、図15Aは、N(0,−
1)=N(1,1)=1であり、N(1,0)=N
(0,1)=N(−1,1)=N(−1,0)=0であ
ることを示している。なお、図15Aに「※」が記され
たビットN(−1,−1)およびN(1,−1)は、
「0」または「1」の任意の値を有する。以下の図16
Aおよび図17Aにおいても同様に、「※」が記された
ビットは「0」または「1」の任意の値を有するものと
する。これらのビットは、基本部分定義ルールにおいて
考慮されないビットである。
において注目しているビットD(x,y)の8近傍の例
を示す。ビットN(a,b)が「1」の値を有すること
をN(a,b)=1と表すと、図15Aは、N(0,−
1)=N(1,1)=1であり、N(1,0)=N
(0,1)=N(−1,1)=N(−1,0)=0であ
ることを示している。なお、図15Aに「※」が記され
たビットN(−1,−1)およびN(1,−1)は、
「0」または「1」の任意の値を有する。以下の図16
Aおよび図17Aにおいても同様に、「※」が記された
ビットは「0」または「1」の任意の値を有するものと
する。これらのビットは、基本部分定義ルールにおいて
考慮されないビットである。
【0106】図15Bは、ビットD(x,y)の8近傍
のビットが図15Aに示される値を有している場合に、
基本部分定義ルールによって定義されるサブピクセルを
示す。ビットD(x,y)と対応付けられた表示面上の
ピクセルP(x,y)は、3個のサブピクセルC(3
x,y)、C(3x+1,y)およびC(3x+2,
y)を含む。これらのサブピクセルのうち、図15Bに
「1」で示されたサブピクセルが基本部分として定義さ
れるサブピクセルであり、「0」で示されたサブピクセ
ルが基本部分として定義されないサブピクセルである。
すなわち、サブピクセルC(3x+2,y)は基本部分
として定義され、サブピクセルC(3x,y)およびサ
ブピクセルC(3x+1,y)は基本部分として定義さ
れない。
のビットが図15Aに示される値を有している場合に、
基本部分定義ルールによって定義されるサブピクセルを
示す。ビットD(x,y)と対応付けられた表示面上の
ピクセルP(x,y)は、3個のサブピクセルC(3
x,y)、C(3x+1,y)およびC(3x+2,
y)を含む。これらのサブピクセルのうち、図15Bに
「1」で示されたサブピクセルが基本部分として定義さ
れるサブピクセルであり、「0」で示されたサブピクセ
ルが基本部分として定義されないサブピクセルである。
すなわち、サブピクセルC(3x+2,y)は基本部分
として定義され、サブピクセルC(3x,y)およびサ
ブピクセルC(3x+1,y)は基本部分として定義さ
れない。
【0107】図15Aと図15Bとにより説明される基
本部分定義ルールは、論理式を用いて表現することがで
きる。
本部分定義ルールは、論理式を用いて表現することがで
きる。
【0108】論理値A,Bに対して「A*B」をAとB
との論理和とし、「!A」をAの論理否定とすると、ビ
ットD(x,y)の8近傍のビットが図15Aに示され
る値を有している場合には、以下の論理式(数2)が満
たされる。
との論理和とし、「!A」をAの論理否定とすると、ビ
ットD(x,y)の8近傍のビットが図15Aに示され
る値を有している場合には、以下の論理式(数2)が満
たされる。
【0109】
【数2】N(0,−1)*!N(−1,0)*!N
(1,0)*!N(−1,1)*!N(0,1)*N
(1,1)=1 また、図15Bに示されるようにサブピクセルC(3x
+2,y)を基本部分として定義し、サブピクセルC
(3x,y)およびサブピクセルC(3x+1,y)を
基本部分として定義しないという処理は、次の(数3)
により表すことができる。
(1,0)*!N(−1,1)*!N(0,1)*N
(1,1)=1 また、図15Bに示されるようにサブピクセルC(3x
+2,y)を基本部分として定義し、サブピクセルC
(3x,y)およびサブピクセルC(3x+1,y)を
基本部分として定義しないという処理は、次の(数3)
により表すことができる。
【0110】
【数3】C(3x,y)=0,C(3x+1,y)=
0,C(3x+2,y)=1 文字の基本部分は、その文字を表示デバイスに表示する
際に少なくともその部分を表示することが必要な部分を
いう。文字を表示する際に必要な部分として、文字に含
まれるストローク(一画)の中央部分を考えた場合、ピ
クセル単位のビットマップではストロークの情報は失わ
れているので、基本部分は推測により定義しなければな
らない。基本部分は、注目しているビットD(x,y)
の情報だけからでは推測することができないが、注目し
ているビットD(x,y)の近傍のビットの情報に基づ
いて推測することができる。例えば図15Aに示される
ピクセル単位のビットマップの場合、ストロークはビッ
トN(0,−1)、D(x,y)、N(1,1)に対応
する領域を通る曲線であると推測される(図15Aに破
線1301で示される)。このような曲線は、ビットD
(x,y)に対応する領域内部の右側を通過すると考え
られるので、ビットD(x,y)に対応するピクセルP
(x,y)(図15B)に含まれる右側のサブピクセル
C(3x+2,y)が基本部分として定義される。基本
部分はサブピクセル単位に定義される。
0,C(3x+2,y)=1 文字の基本部分は、その文字を表示デバイスに表示する
際に少なくともその部分を表示することが必要な部分を
いう。文字を表示する際に必要な部分として、文字に含
まれるストローク(一画)の中央部分を考えた場合、ピ
クセル単位のビットマップではストロークの情報は失わ
れているので、基本部分は推測により定義しなければな
らない。基本部分は、注目しているビットD(x,y)
の情報だけからでは推測することができないが、注目し
ているビットD(x,y)の近傍のビットの情報に基づ
いて推測することができる。例えば図15Aに示される
ピクセル単位のビットマップの場合、ストロークはビッ
トN(0,−1)、D(x,y)、N(1,1)に対応
する領域を通る曲線であると推測される(図15Aに破
線1301で示される)。このような曲線は、ビットD
(x,y)に対応する領域内部の右側を通過すると考え
られるので、ビットD(x,y)に対応するピクセルP
(x,y)(図15B)に含まれる右側のサブピクセル
C(3x+2,y)が基本部分として定義される。基本
部分はサブピクセル単位に定義される。
【0111】上述した推測によって基本部分定義ルール
が生成される。生成された基本部分定義ルールは論理式
によって表され、図12に示される処理手順のステップ
S1004において用いられる。
が生成される。生成された基本部分定義ルールは論理式
によって表され、図12に示される処理手順のステップ
S1004において用いられる。
【0112】図16Aは、ピクセル単位のビットマップ
において注目しているビットD(x,y)の8近傍の他
の例を示す。
において注目しているビットD(x,y)の8近傍の他
の例を示す。
【0113】図16Bは、ビットD(x,y)の8近傍
のビットが図16Aに示される値を有している場合に、
基本部分定義ルールによって定義されるサブピクセルを
示す。図16Aと図16Bとにより示される基本部分定
義ルールは、論理式を用いて(数4)のように記述され
る。
のビットが図16Aに示される値を有している場合に、
基本部分定義ルールによって定義されるサブピクセルを
示す。図16Aと図16Bとにより示される基本部分定
義ルールは、論理式を用いて(数4)のように記述され
る。
【0114】
【数4】N(−1,0)*N(1,0)=1のとき、 C(3x,y)=1,C(3x+1,y)=1,C(3
x+2,y)=1 図17Aは、ピクセル単位のビットマップにおいて注目
しているビットD(x,y)の8近傍の他の例を示す。
x+2,y)=1 図17Aは、ピクセル単位のビットマップにおいて注目
しているビットD(x,y)の8近傍の他の例を示す。
【0115】図17Bは、ビットD(x,y)の8近傍
のビットが図17Aに示される値を有している場合に、
基本部分定義ルールによって定義されるサブピクセルを
示す。図17Aと図17Bとにより示される基本部分定
義ルールは、論理式を用いて(数5)のように記述され
る。
のビットが図17Aに示される値を有している場合に、
基本部分定義ルールによって定義されるサブピクセルを
示す。図17Aと図17Bとにより示される基本部分定
義ルールは、論理式を用いて(数5)のように記述され
る。
【0116】
【数5】N(0,−1)*!N(−1,0)*!N
(1,0)*N(0,1)=1のとき、 C(3x,y)=0,C(3x+1,y)=1,C(3
x+2,y)=0 以上のような基本部分定義ルールを注目しているビット
D(x,y)の8近傍のビットのすべての「1」または
「0」の組み合わせについて設けることにより、斜体化
の対象となる文字の基本部分がサブピクセル単位に定義
される。
(1,0)*N(0,1)=1のとき、 C(3x,y)=0,C(3x+1,y)=1,C(3
x+2,y)=0 以上のような基本部分定義ルールを注目しているビット
D(x,y)の8近傍のビットのすべての「1」または
「0」の組み合わせについて設けることにより、斜体化
の対象となる文字の基本部分がサブピクセル単位に定義
される。
【0117】これにより、文字の基本部分をサブピクセ
ル単位で定義する基本部分データが生成される。
ル単位で定義する基本部分データが生成される。
【0118】図18は、8近傍のビットのすべての
「1」または「0」の組み合わせを示す。図18に示さ
れるそれぞれの矩形は、注目しているビットD(x,
y)およびその8近傍のビットを示す。矩形内部は9個
の領域に分割されており、黒色で示される領域は「1」
の値を有するビットに対応し、白色で示される領域は
「0」の値を有するビットに対応している。図18には
256個の矩形が示されている。8近傍のビットのそれ
ぞれが「0」または「1」の値を有するために、組み合
わせの数は28=256通りになるからである。しかし
基本部分定義ルールの個数は必ずしもこの組み合わせの
数と同じ数だけ必要ではない。すでに説明したように、
図15A、図16Aおよび図17Aにおいて、「※」が
記されたビットは「0」または「1」の任意の値を有
し、基本部分定義ルールにおいて考慮されないビットで
ある。このように、考慮されないビットを基本部分定義
ルールに含み得るので、1つの基本部分定義ルールによ
って図18に示される組み合わせの複数のケースをカバ
ーすることができる。例えば、図15Aと図15Bとに
示される基本部分定義ルールは、図18に示される組み
合わせのうち矩形1701、矩形1702、矩形170
3および矩形1704でそれぞれ示されるケースをカバ
ーする。このように、基本部分定義ルールが任意の値を
有するビットを含み得ることにより、必要な基本部分定
義ルールの数を減らすことができる。
「1」または「0」の組み合わせを示す。図18に示さ
れるそれぞれの矩形は、注目しているビットD(x,
y)およびその8近傍のビットを示す。矩形内部は9個
の領域に分割されており、黒色で示される領域は「1」
の値を有するビットに対応し、白色で示される領域は
「0」の値を有するビットに対応している。図18には
256個の矩形が示されている。8近傍のビットのそれ
ぞれが「0」または「1」の値を有するために、組み合
わせの数は28=256通りになるからである。しかし
基本部分定義ルールの個数は必ずしもこの組み合わせの
数と同じ数だけ必要ではない。すでに説明したように、
図15A、図16Aおよび図17Aにおいて、「※」が
記されたビットは「0」または「1」の任意の値を有
し、基本部分定義ルールにおいて考慮されないビットで
ある。このように、考慮されないビットを基本部分定義
ルールに含み得るので、1つの基本部分定義ルールによ
って図18に示される組み合わせの複数のケースをカバ
ーすることができる。例えば、図15Aと図15Bとに
示される基本部分定義ルールは、図18に示される組み
合わせのうち矩形1701、矩形1702、矩形170
3および矩形1704でそれぞれ示されるケースをカバ
ーする。このように、基本部分定義ルールが任意の値を
有するビットを含み得ることにより、必要な基本部分定
義ルールの数を減らすことができる。
【0119】また、基本部分定義ルールは上述のように
論理式の形式で記述されてもよいし、テーブルデータと
して記述されてもよい。
論理式の形式で記述されてもよいし、テーブルデータと
して記述されてもよい。
【0120】図42Aを参照して説明したアルファベッ
トの「H」のピクセル単位のビットマップに対して上述
した基本部分定義ルールを適用することにより、図4に
示される基本部分データを生成することができる。同様
に、図43Aおよび図44Aを参照して説明したアルフ
ァベットの「A」のピクセル単位のビットマップに対し
て上述した基本部分定義ルールを適用することにより、
それぞれ図5および図6に示される基本部分データを生
成することができる。
トの「H」のピクセル単位のビットマップに対して上述
した基本部分定義ルールを適用することにより、図4に
示される基本部分データを生成することができる。同様
に、図43Aおよび図44Aを参照して説明したアルフ
ァベットの「A」のピクセル単位のビットマップに対し
て上述した基本部分定義ルールを適用することにより、
それぞれ図5および図6に示される基本部分データを生
成することができる。
【0121】図12〜図18を参照して説明した、ピク
セル単位のビットマップから基本部分データを生成する
方法を用いることにより、コンピュータや携帯電話等の
用途に広く用いられているドットフォントに基づいて、
高品位に斜体文字を表示することが可能になる。これら
のドットフォントは、ピクセル単位に文字の形状を定義
したビットマップ(ピクセル単位のビットマップ)であ
り、図12〜図18を参照して説明した方法が適用でき
るからである。
セル単位のビットマップから基本部分データを生成する
方法を用いることにより、コンピュータや携帯電話等の
用途に広く用いられているドットフォントに基づいて、
高品位に斜体文字を表示することが可能になる。これら
のドットフォントは、ピクセル単位に文字の形状を定義
したビットマップ(ピクセル単位のビットマップ)であ
り、図12〜図18を参照して説明した方法が適用でき
るからである。
【0122】なお、基本部分定義ルールは、上述した例
に限定されない。基本部分定義ルールとしては、ピクセ
ル単位のビットマップからサブピクセル単位に文字の基
本部分を定義したビットマップ(基本部分データ)を生
成する任意のルールが採用され得る。例えば、「注目し
ているビットD(x,y)の8近傍のビットの値に関わ
らず、ビットD(x,y)=1であれば常にC(3x,
y)=1,C(3x+1,y)=1,C(3x+2,
y)=1に設定する」というルールを採用してもよい。
基本部分定義ルールとしてどのようなルールを採用する
かは、文字を表示デバイスに表示する際に文字のどの部
分が必要であるかに依存する。
に限定されない。基本部分定義ルールとしては、ピクセ
ル単位のビットマップからサブピクセル単位に文字の基
本部分を定義したビットマップ(基本部分データ)を生
成する任意のルールが採用され得る。例えば、「注目し
ているビットD(x,y)の8近傍のビットの値に関わ
らず、ビットD(x,y)=1であれば常にC(3x,
y)=1,C(3x+1,y)=1,C(3x+2,
y)=1に設定する」というルールを採用してもよい。
基本部分定義ルールとしてどのようなルールを採用する
かは、文字を表示デバイスに表示する際に文字のどの部
分が必要であるかに依存する。
【0123】次に、(2)文字の輪郭を表す文字輪郭情
報から基本部分データを生成する方法について、図19
〜図21を参照して説明する。
報から基本部分データを生成する方法について、図19
〜図21を参照して説明する。
【0124】図19は、文字輪郭情報の構造を示す。
【0125】文字輪郭情報2042aは、文字の種類を
区別するための文字コード301と、1つの文字を構成
するストロークの数を示すストローク数302と、各ス
トロークに対応するストローク情報303とを含む。
区別するための文字コード301と、1つの文字を構成
するストロークの数を示すストローク数302と、各ス
トロークに対応するストローク情報303とを含む。
【0126】ストローク情報303は、ストロークの種
類を区別するためのストロークコード304と、1つの
ストロークを構成する輪郭点の数を示す輪郭点数305
と、1つのストロークを構成する輪郭点の座標を示す輪
郭点座標データ308へのポインタ306とを含む。ポ
インタ306は、補助記憶装置40において輪郭点座標
データ308が記憶されている位置を指している。スト
ローク情報303を参照することにより、1つのストロ
ークを構成する輪郭点の座標を得ることができる。ここ
で、輪郭点座標データ308において、1つのストロー
クを構成する輪郭点の座標は反時計回りに並んでいるも
のとする。
類を区別するためのストロークコード304と、1つの
ストロークを構成する輪郭点の数を示す輪郭点数305
と、1つのストロークを構成する輪郭点の座標を示す輪
郭点座標データ308へのポインタ306とを含む。ポ
インタ306は、補助記憶装置40において輪郭点座標
データ308が記憶されている位置を指している。スト
ローク情報303を参照することにより、1つのストロ
ークを構成する輪郭点の座標を得ることができる。ここ
で、輪郭点座標データ308において、1つのストロー
クを構成する輪郭点の座標は反時計回りに並んでいるも
のとする。
【0127】ストローク情報303の数は、ストローク
数302に等しい。従って、ストローク数302がN
(Nは1以上の整数)である場合には、文字輪郭情報2
042aは、ストロークコード1からストロークコード
Nに対応してN個のストローク情報303を含む。
数302に等しい。従って、ストローク数302がN
(Nは1以上の整数)である場合には、文字輪郭情報2
042aは、ストロークコード1からストロークコード
Nに対応してN個のストローク情報303を含む。
【0128】文字の輪郭形状を表す方法としては、
(ア)文字の輪郭線を直線で近似する方法、(イ)文字
の輪郭線を直線および円弧の組み合わせで近似する方
法、(ウ)文字の輪郭線を直線および曲線(例えば、ス
プライン曲線など)の組み合わせで近似する方法などが
挙げられる。
(ア)文字の輪郭線を直線で近似する方法、(イ)文字
の輪郭線を直線および円弧の組み合わせで近似する方
法、(ウ)文字の輪郭線を直線および曲線(例えば、ス
プライン曲線など)の組み合わせで近似する方法などが
挙げられる。
【0129】文字輪郭情報2042aは、上記(ア)〜
(ウ)の方法のいずれか1つに従って得られる複数の輪
郭点の座標を輪郭点座標データ308として含み得る。
文字の品位およびデータ量を考慮すると、文字輪郭情報
2042aは、上記(ウ)の方法に基づく輪郭点座標デ
ータ308を含むことが好ましい。
(ウ)の方法のいずれか1つに従って得られる複数の輪
郭点の座標を輪郭点座標データ308として含み得る。
文字の品位およびデータ量を考慮すると、文字輪郭情報
2042aは、上記(ウ)の方法に基づく輪郭点座標デ
ータ308を含むことが好ましい。
【0130】図20は、文字輪郭情報から基本部分デー
タを生成する処理の処理手順を示す。このような処理
は、ステップS102(図7)における処理中にCPU
21によって実行される。以下、文字輪郭情報から基本
部分データを生成する処理の処理手順をステップごとに
説明する。
タを生成する処理の処理手順を示す。このような処理
は、ステップS102(図7)における処理中にCPU
21によって実行される。以下、文字輪郭情報から基本
部分データを生成する処理の処理手順をステップごとに
説明する。
【0131】ステップS2001:ステップS101
(図7)で入力された文字の文字コードに対応する1文
字分の文字輪郭情報2042aが、主メモリ22に格納
される。文字輪郭情報2042aは、補助記憶装置40
に格納された文字データ42aに含まれる。
(図7)で入力された文字の文字コードに対応する1文
字分の文字輪郭情報2042aが、主メモリ22に格納
される。文字輪郭情報2042aは、補助記憶装置40
に格納された文字データ42aに含まれる。
【0132】ステップS2002:文字輪郭情報204
2aに含まれる1ストローク分の輪郭点座標データ30
8に基づいて、文字の理想的な輪郭線が算出される。文
字の理想的な輪郭線は、公知の方法に従って直線または
曲線を用いて近似される。
2aに含まれる1ストローク分の輪郭点座標データ30
8に基づいて、文字の理想的な輪郭線が算出される。文
字の理想的な輪郭線は、公知の方法に従って直線または
曲線を用いて近似される。
【0133】ステップS2003:ステップS101
(図7)で入力された文字サイズに従って、ステップS
202において算出された文字の理想的な輪郭線がスケ
ーリングされる。このスケーリング処理により、輪郭点
座標データ308のための予め決められた座標系が表示
デバイス10の座標系に変換される。
(図7)で入力された文字サイズに従って、ステップS
202において算出された文字の理想的な輪郭線がスケ
ーリングされる。このスケーリング処理により、輪郭点
座標データ308のための予め決められた座標系が表示
デバイス10の座標系に変換される。
【0134】ステップS2004:ステップS2003
においてスケーリングされた文字の理想的な輪郭線の内
部と表示デバイス10のサブピクセルとが重なり合う面
積に応じて、文字の基本部分が検出される。例えば、ス
ケーリングされた文字の理想的な輪郭線の内部と表示デ
バイス10のサブピクセルとが重なり合う面積が所定の
基準面積以上である場合には、そのサブピクセルは文字
の基本部分に対応すると定義される。所定の基準面積の
値は、固定値であってもよいし、入力デバイス30から
の入力に応じて変動し得る可変値であってもよい。
においてスケーリングされた文字の理想的な輪郭線の内
部と表示デバイス10のサブピクセルとが重なり合う面
積に応じて、文字の基本部分が検出される。例えば、ス
ケーリングされた文字の理想的な輪郭線の内部と表示デ
バイス10のサブピクセルとが重なり合う面積が所定の
基準面積以上である場合には、そのサブピクセルは文字
の基本部分に対応すると定義される。所定の基準面積の
値は、固定値であってもよいし、入力デバイス30から
の入力に応じて変動し得る可変値であってもよい。
【0135】ステップS2005:1文字に含まれる全
てのストロークについてステップS2002〜ステップ
S2004の処理が完了したか否かが判定される。ステ
ップS2005における判定が「No」であれば処理は
ステップS2002に戻る。ステップS2005におけ
る判定が「Yes」であれば、処理は終了する。
てのストロークについてステップS2002〜ステップ
S2004の処理が完了したか否かが判定される。ステ
ップS2005における判定が「No」であれば処理は
ステップS2002に戻る。ステップS2005におけ
る判定が「Yes」であれば、処理は終了する。
【0136】図20に示される処理により、斜体化の対
象となる文字の基本部分がサブピクセル単位に定義さ
れ、文字の基本部分をサブピクセル単位で定義する基本
部分データが生成される。
象となる文字の基本部分がサブピクセル単位に定義さ
れ、文字の基本部分をサブピクセル単位で定義する基本
部分データが生成される。
【0137】図21は、ひらがなの「い」の基本部分
と、ひらがなの「い」の理想的な輪郭線とを重ね合わせ
て表示したものである。図21において、ハッチングで
示された矩形は、文字の基本部分に対応するドットを示
す。
と、ひらがなの「い」の理想的な輪郭線とを重ね合わせ
て表示したものである。図21において、ハッチングで
示された矩形は、文字の基本部分に対応するドットを示
す。
【0138】次に、(3)文字の骨格形状を表わすスケ
ルトンデータから基本部分データを生成する方法につい
て、図22〜図25を参照して説明する。
ルトンデータから基本部分データを生成する方法につい
て、図22〜図25を参照して説明する。
【0139】図22は、スケルトンデータの構造を示
す。
す。
【0140】スケルトンデータ3042dは、文字の骨
格形状を表わす。スケルトンデータ3042dは、文字
の種類を区別するための文字コード2301と、1つの
文字を構成するストロークの数M(Mは1以上の整数)
を示すストローク数2302と、各ストロークに対応す
るストローク情報2303とを含む。
格形状を表わす。スケルトンデータ3042dは、文字
の種類を区別するための文字コード2301と、1つの
文字を構成するストロークの数M(Mは1以上の整数)
を示すストローク数2302と、各ストロークに対応す
るストローク情報2303とを含む。
【0141】ストローク情報2303は、ストロークを
区別するためのストローク番号2304と、ストローク
を構成する複数の点の数N(Nは1以上の整数)を示す
点数2305と、ストロークの線タイプを示す線タイプ
2306と、ストロークを構成する複数の点の座標をそ
れぞれ示す複数の座標データ2307とを含む。座標デ
ータ2307の数は、点数2305に等しいため、N個
の座標データが1つのストロークを構成する座標として
格納されていることになる。
区別するためのストローク番号2304と、ストローク
を構成する複数の点の数N(Nは1以上の整数)を示す
点数2305と、ストロークの線タイプを示す線タイプ
2306と、ストロークを構成する複数の点の座標をそ
れぞれ示す複数の座標データ2307とを含む。座標デ
ータ2307の数は、点数2305に等しいため、N個
の座標データが1つのストロークを構成する座標として
格納されていることになる。
【0142】ストローク情報2303の数は、ストロー
ク数2302に等しいため、スケルトンデータ3042
dは、ストロークコード1からストロークコードMに対
応してM個のストローク情報2302を含む。
ク数2302に等しいため、スケルトンデータ3042
dは、ストロークコード1からストロークコードMに対
応してM個のストローク情報2302を含む。
【0143】線タイプ2306としては、例えば、「直
線」という線タイプと「曲線」という線タイプとが使用
される。線タイプ2306が「直線」である場合には、
ストロークを構成する複数の点が直線によって近似され
る。線タイプ2306が「曲線」である場合には、スト
ロークを構成する点が曲線(例えば、スプライン曲線)
によって近似される。
線」という線タイプと「曲線」という線タイプとが使用
される。線タイプ2306が「直線」である場合には、
ストロークを構成する複数の点が直線によって近似され
る。線タイプ2306が「曲線」である場合には、スト
ロークを構成する点が曲線(例えば、スプライン曲線)
によって近似される。
【0144】図23は、漢字の「木」の骨格形状を表わ
すスケルトンデータ3042dの例を示す。漢字の
「木」の骨格形状を表わすスケルトンデータ3042d
は、ストロークコード1〜4に対応する4個のストロー
ク#1〜ストローク#4を有している。
すスケルトンデータ3042dの例を示す。漢字の
「木」の骨格形状を表わすスケルトンデータ3042d
は、ストロークコード1〜4に対応する4個のストロー
ク#1〜ストローク#4を有している。
【0145】ストローク#1は、始点(0,192)と
終点(255,192)とを結ぶ直線として定義されて
いる。ストローク#2は、始点(128,255)と終
点(128,0)とを結ぶ直線として定義されている。
ストローク#3は、5点(121,192)、(97,
141)、(72,103)、(41,69)、(4,
42)を曲線によって近似することによって得られる。
ストローク#4は、5点(135,192)、(15
6,146)、(182,107)、(213,7
2)、(251,42)を曲線によって近似することに
よって得られる。
終点(255,192)とを結ぶ直線として定義されて
いる。ストローク#2は、始点(128,255)と終
点(128,0)とを結ぶ直線として定義されている。
ストローク#3は、5点(121,192)、(97,
141)、(72,103)、(41,69)、(4,
42)を曲線によって近似することによって得られる。
ストローク#4は、5点(135,192)、(15
6,146)、(182,107)、(213,7
2)、(251,42)を曲線によって近似することに
よって得られる。
【0146】図24は、漢字の「木」の骨格形状を表わ
すスケルトンデータ3042dを座標平面上に表示した
例を示す。なお、図24に示される例では、簡単のた
め、ストローク#3,#4は直線によって近似されてい
る。
すスケルトンデータ3042dを座標平面上に表示した
例を示す。なお、図24に示される例では、簡単のた
め、ストローク#3,#4は直線によって近似されてい
る。
【0147】図25は、スケルトンデータから基本部分
データを生成する処理の処理手順を示す。このような処
理は、ステップS102(図7)における処理中にCP
U21によって実行される。以下、スケルトンデータか
ら基本部分データを生成する処理の処理手順をステップ
ごとに説明する。
データを生成する処理の処理手順を示す。このような処
理は、ステップS102(図7)における処理中にCP
U21によって実行される。以下、スケルトンデータか
ら基本部分データを生成する処理の処理手順をステップ
ごとに説明する。
【0148】ステップS3001:ステップS101
(図7)で入力された文字の文字コードに対応する1文
字分のスケルトンデータ3042dが、主メモリ22に
格納される。スケルトンデータ3042dは、補助記憶
装置40に格納された文字データ42aに含まれる。
(図7)で入力された文字の文字コードに対応する1文
字分のスケルトンデータ3042dが、主メモリ22に
格納される。スケルトンデータ3042dは、補助記憶
装置40に格納された文字データ42aに含まれる。
【0149】ステップS3002:ステップS101
(図7)で入力された文字サイズに従ってスケルトンデ
ータ3042dの座標データ2307がスケーリングさ
れる。このスケーリングにより、スケルトンデータ30
42dの座標データ2307のための予め決められた座
標系が表示デバイス10のための実ピクセル座標系に変
換される。
(図7)で入力された文字サイズに従ってスケルトンデ
ータ3042dの座標データ2307がスケーリングさ
れる。このスケーリングにより、スケルトンデータ30
42dの座標データ2307のための予め決められた座
標系が表示デバイス10のための実ピクセル座標系に変
換される。
【0150】ステップS3003:スケルトンデータ3
042dから1ストローク分のデータ(ストローク情報
2303)が取り出される。
042dから1ストローク分のデータ(ストローク情報
2303)が取り出される。
【0151】ステップS3004:ステップS3003
において取り出された1ストローク分のデータ(ストロ
ーク情報2303)に基づいて、そのストロークが直線
であるか否かが判定される。このような判定は、ストロ
ーク情報2303に含まれる線タイプ2306を参照す
ることによってなされる。ステップS3004における
判定が「Yes」であれば、処理はステップS3005
に進む。ステップS3004における判定が「No」で
あれは、処理はステップS3006に進む。
において取り出された1ストローク分のデータ(ストロ
ーク情報2303)に基づいて、そのストロークが直線
であるか否かが判定される。このような判定は、ストロ
ーク情報2303に含まれる線タイプ2306を参照す
ることによってなされる。ステップS3004における
判定が「Yes」であれば、処理はステップS3005
に進む。ステップS3004における判定が「No」で
あれは、処理はステップS3006に進む。
【0152】ステップS3005:スケーリングされた
座標データ2307が直線で結ばれる。その直線上に配
置されるサブピクセルが文字の基本部分として定義され
る。
座標データ2307が直線で結ばれる。その直線上に配
置されるサブピクセルが文字の基本部分として定義され
る。
【0153】ステップS3006:スケーリングされた
座標データ2307が曲線で近似される。その曲線は、
例えば、スプライン曲線である。その曲線上に配置され
るサブピクセルが文字の基本部分として定義される。
座標データ2307が曲線で近似される。その曲線は、
例えば、スプライン曲線である。その曲線上に配置され
るサブピクセルが文字の基本部分として定義される。
【0154】ステップS3007:1文字に含まれる全
てのストロークについてステップS3002〜ステップ
S3006の処理が完了したか否かが判定される。ステ
ップS3007における判定が「No」であれば処理は
ステップS3002に戻る。ステップS3007におけ
る判定が「Yes」であれば、処理は終了する。
てのストロークについてステップS3002〜ステップ
S3006の処理が完了したか否かが判定される。ステ
ップS3007における判定が「No」であれば処理は
ステップS3002に戻る。ステップS3007におけ
る判定が「Yes」であれば、処理は終了する。
【0155】図25に示される処理により、斜体化の対
象となる文字の基本部分がサブピクセル単位に定義さ
れ、文字の基本部分をサブピクセル単位で定義する基本
部分データが生成される。
象となる文字の基本部分がサブピクセル単位に定義さ
れ、文字の基本部分をサブピクセル単位で定義する基本
部分データが生成される。
【0156】上述したように、基本部分データの取得方
法として、補助記憶装置40から読み出す方法の他に、
(1)ピクセル単位のビットマップから基本部分データ
を生成する方法、(2)文字の輪郭を表す文字輪郭情報
から基本部分データを生成する方法、および(3)文字
のストローク情報を表すストロークデータから基本部分
データを生成する方法が採用され得る。
法として、補助記憶装置40から読み出す方法の他に、
(1)ピクセル単位のビットマップから基本部分データ
を生成する方法、(2)文字の輪郭を表す文字輪郭情報
から基本部分データを生成する方法、および(3)文字
のストローク情報を表すストロークデータから基本部分
データを生成する方法が採用され得る。
【0157】基本部分データの取得方法は、文字の形状
を定義する文字データ42aがどのような形式で文字の
形状を定義しているかに応じて使い分けられる。
を定義する文字データ42aがどのような形式で文字の
形状を定義しているかに応じて使い分けられる。
【0158】これらの取得方法は、単独で使用せずに組
み合わせて使用してもよい。例えば、基本部分データが
補助記憶装置40に文字データ42aの一部として格納
されている文字については、補助記憶装置40から読み
出すことにより基本部分データを取得し、基本部分デー
タが補助記憶装置40に格納されていない文字について
は、上記(1)〜(3)のいずれかの方法で基本部分デ
ータを生成することによって取得してもよい。
み合わせて使用してもよい。例えば、基本部分データが
補助記憶装置40に文字データ42aの一部として格納
されている文字については、補助記憶装置40から読み
出すことにより基本部分データを取得し、基本部分デー
タが補助記憶装置40に格納されていない文字について
は、上記(1)〜(3)のいずれかの方法で基本部分デ
ータを生成することによって取得してもよい。
【0159】(実施の形態2)実施の形態1では、変形
後の基本部分に対応するサブピクセルの輝度レベルが所
定の輝度レベル(例えば、輝度レベル0、すなわち、オ
フ)に設定され、それ以外のサブピクセルがデフォルト
の輝度レベル(例えば、輝度レベル255、すなわち、
オン)に設定された。このような表示方法によれば、基
本部分に対応するサブピクセルとそれ以外のサブピクセ
ルとが高いコントラストを伴って隣接する。このため、
人間の目にカラーノイズが知覚され得る。カラーノイズ
が知覚されるとは、斜体文字に黒以外の色が着色されて
いるように知覚されることをいう。
後の基本部分に対応するサブピクセルの輝度レベルが所
定の輝度レベル(例えば、輝度レベル0、すなわち、オ
フ)に設定され、それ以外のサブピクセルがデフォルト
の輝度レベル(例えば、輝度レベル255、すなわち、
オン)に設定された。このような表示方法によれば、基
本部分に対応するサブピクセルとそれ以外のサブピクセ
ルとが高いコントラストを伴って隣接する。このため、
人間の目にカラーノイズが知覚され得る。カラーノイズ
が知覚されるとは、斜体文字に黒以外の色が着色されて
いるように知覚されることをいう。
【0160】本発明の実施の形態2では、カラーノイズ
が知覚され得ることを防止するために、サブピクセルの
輝度レベルはオンまたはオフではなく複数のレベルによ
って段階的に制御される。
が知覚され得ることを防止するために、サブピクセルの
輝度レベルはオンまたはオフではなく複数のレベルによ
って段階的に制御される。
【0161】すなわち、1つのピクセル12に含まれる
サブピクセル14R、14Gおよび14Bに対応する複
数の色要素(R,G,B)がそれぞれ独立に、段階的に
適切に制御される。これにより、文字を擬似的な黒色で
高精細に表示することが可能になる。ここで、「擬似的
な黒色」とは、色彩学的には厳密には黒色ではないが、
人間の目には黒色に見えるという意味である。
サブピクセル14R、14Gおよび14Bに対応する複
数の色要素(R,G,B)がそれぞれ独立に、段階的に
適切に制御される。これにより、文字を擬似的な黒色で
高精細に表示することが可能になる。ここで、「擬似的
な黒色」とは、色彩学的には厳密には黒色ではないが、
人間の目には黒色に見えるという意味である。
【0162】図26は、本発明の実施の形態2の文字表
示装置1bの構成を示す。
示装置1bの構成を示す。
【0163】図26において、図3に示される構成要素
と同一の構成要素には同一の参照符号を付し、その説明
を省略する。
と同一の構成要素には同一の参照符号を付し、その説明
を省略する。
【0164】補助記憶装置40には、斜体文字表示プロ
グラム41bと斜体文字表示プログラム41bを実行す
るために必要なデータ42とが格納されている。データ
42は、文字データ42aと、補正テーブル42bと輝
度テーブル42cとを含む。補助記憶装置40として
は、斜体文字表示プログラム41bおよびデータ42を
格納することが可能な任意のタイプの記憶装置が使用さ
れ得る。
グラム41bと斜体文字表示プログラム41bを実行す
るために必要なデータ42とが格納されている。データ
42は、文字データ42aと、補正テーブル42bと輝
度テーブル42cとを含む。補助記憶装置40として
は、斜体文字表示プログラム41bおよびデータ42を
格納することが可能な任意のタイプの記憶装置が使用さ
れ得る。
【0165】図27は、補助記憶装置40に格納される
輝度テーブル42cの一例としての輝度テーブル92を
示す。
輝度テーブル42cの一例としての輝度テーブル92を
示す。
【0166】輝度テーブル92を補助記憶装置40に格
納しておくことにより、サブピクセルの色要素レベルを
輝度レベルに容易に変換することができる。輝度テーブ
ル92では、サブピクセルの8段階の色要素レベル(レ
ベル7〜レベル0)は、輝度レベル0〜255にほぼ等
間隔で割り当てられている。
納しておくことにより、サブピクセルの色要素レベルを
輝度レベルに容易に変換することができる。輝度テーブ
ル92では、サブピクセルの8段階の色要素レベル(レ
ベル7〜レベル0)は、輝度レベル0〜255にほぼ等
間隔で割り当てられている。
【0167】図28は、補助記憶装置40に格納される
補正テーブル42bの一例としての補正テーブル90を
示す。補正テーブル90は、補正パターンを定義する。
補正パターンは、斜体文字の基本部分に対応するサブピ
クセルの左右の(X方向または−X方向の)近傍に配置
されるサブピクセルの色要素レベルを斜体文字の基本部
分に近い側から遠い側に向かって「5」、「2」、
「1」の順に設定することを示す。このように補正パタ
ーンは、斜体文字の基本部分に対応するサブピクセルの
近傍に配置されるサブピクセルの色要素レベルを設定す
るために使用される。
補正テーブル42bの一例としての補正テーブル90を
示す。補正テーブル90は、補正パターンを定義する。
補正パターンは、斜体文字の基本部分に対応するサブピ
クセルの左右の(X方向または−X方向の)近傍に配置
されるサブピクセルの色要素レベルを斜体文字の基本部
分に近い側から遠い側に向かって「5」、「2」、
「1」の順に設定することを示す。このように補正パタ
ーンは、斜体文字の基本部分に対応するサブピクセルの
近傍に配置されるサブピクセルの色要素レベルを設定す
るために使用される。
【0168】図29は、斜体文字表示プログラム41b
の処理手順を示す。斜体文字表示プログラム41bは、
CPU21によって実行される。図29において、図7
に示される処理手順のステップと同一のステップには同
一の参照番号を付し、その説明を省略する。以下、斜体
文字表示プログラム41bの処理手順をステップごとに
説明する。
の処理手順を示す。斜体文字表示プログラム41bは、
CPU21によって実行される。図29において、図7
に示される処理手順のステップと同一のステップには同
一の参照番号を付し、その説明を省略する。以下、斜体
文字表示プログラム41bの処理手順をステップごとに
説明する。
【0169】ステップS151:斜体文字の基本部分に
対応するサブピクセルの色要素レベルが、最大の色要素
レベルにセットされる。例えば、サブピクセルの色要素
レベルがレベル7〜レベル0の8段階で表わされる場合
には、斜体文字の基本部分に対応する色要素レベルはレ
ベル7にセットされる。
対応するサブピクセルの色要素レベルが、最大の色要素
レベルにセットされる。例えば、サブピクセルの色要素
レベルがレベル7〜レベル0の8段階で表わされる場合
には、斜体文字の基本部分に対応する色要素レベルはレ
ベル7にセットされる。
【0170】ステップS152:斜体文字の基本部分に
対応するサブピクセルの近傍に配置されるサブピクセル
の色要素レベルが補正テーブル42bに従ってレベル6
〜レベル1のいずれかにセットされる。
対応するサブピクセルの近傍に配置されるサブピクセル
の色要素レベルが補正テーブル42bに従ってレベル6
〜レベル1のいずれかにセットされる。
【0171】なお、斜体文字の基本部分に対応するサブ
ピクセルに該当せず、かつ、斜体文字の基本部分に対応
するサブピクセルの近傍のサブピクセルにも該当しない
サブピクセルの色要素レベルは、デフォルトの色要素レ
ベル(例えば、レベル0)にセットされる。
ピクセルに該当せず、かつ、斜体文字の基本部分に対応
するサブピクセルの近傍のサブピクセルにも該当しない
サブピクセルの色要素レベルは、デフォルトの色要素レ
ベル(例えば、レベル0)にセットされる。
【0172】ステップS153:サブピクセルの色要素
レベルが輝度レベルに変換される。この変換は、例え
ば、補助記憶装置40に格納されている輝度テーブル4
2cを用いて行われる。
レベルが輝度レベルに変換される。この変換は、例え
ば、補助記憶装置40に格納されている輝度テーブル4
2cを用いて行われる。
【0173】図30は、アルファベットの「A」の斜体
文字の基本部分に対応するサブピクセルの色要素レベル
をセットした例を示す。図30に示される例では、
「A」の斜体文字の基本部分に対応するサブピクセルの
色要素レベルが色要素レベル7に設定されている。この
ような色要素レベルの設定処理は、図29に示される処
理手順のステップS151において行われる。なお、斜
体文字の基本部分は図10に示される。
文字の基本部分に対応するサブピクセルの色要素レベル
をセットした例を示す。図30に示される例では、
「A」の斜体文字の基本部分に対応するサブピクセルの
色要素レベルが色要素レベル7に設定されている。この
ような色要素レベルの設定処理は、図29に示される処
理手順のステップS151において行われる。なお、斜
体文字の基本部分は図10に示される。
【0174】図31は、アルファベットの「A」の斜体
文字の基本部分に対応するサブピクセルの近傍に配置さ
れるサブピクセルの色要素レベルをセットした例を示
す。図31に示される例では、「A」の斜体文字の基本
部分に対応するサブピクセルの近傍に配置されるサブピ
クセルの色要素レベルが、斜体文字の基本部分に近い側
から遠い側に向かって「5」、「2」、「1」の順に設
定されている。このような色要素レベルの設定処理は、
図29に示される処理手順のステップS152において
行われる。なお、図30および図31に示される例で
は、斜体化後の基本部分データとして、図10に示され
る斜体化後の基本部分データを使用した。
文字の基本部分に対応するサブピクセルの近傍に配置さ
れるサブピクセルの色要素レベルをセットした例を示
す。図31に示される例では、「A」の斜体文字の基本
部分に対応するサブピクセルの近傍に配置されるサブピ
クセルの色要素レベルが、斜体文字の基本部分に近い側
から遠い側に向かって「5」、「2」、「1」の順に設
定されている。このような色要素レベルの設定処理は、
図29に示される処理手順のステップS152において
行われる。なお、図30および図31に示される例で
は、斜体化後の基本部分データとして、図10に示され
る斜体化後の基本部分データを使用した。
【0175】図32はアルファベットの「H」の斜体文
字の基本部分に対応するサブピクセルおよびその近傍に
配置されるサブピクセルの色要素レベルを決定した例を
示す。図32に示される例では、斜体化後の基本部分デ
ータとして、図9に示される斜体化後の基本部分データ
を使用した。
字の基本部分に対応するサブピクセルおよびその近傍に
配置されるサブピクセルの色要素レベルを決定した例を
示す。図32に示される例では、斜体化後の基本部分デ
ータとして、図9に示される斜体化後の基本部分データ
を使用した。
【0176】図33はアルファベットの「A」の斜体文
字の基本部分に対応するサブピクセルおよびその近傍に
配置されるサブピクセルの色要素レベルを決定した例を
示す。図33に示される例では、斜体化後の基本部分デ
ータとして、図11に示される斜体化後の基本部分デー
タを使用した。
字の基本部分に対応するサブピクセルおよびその近傍に
配置されるサブピクセルの色要素レベルを決定した例を
示す。図33に示される例では、斜体化後の基本部分デ
ータとして、図11に示される斜体化後の基本部分デー
タを使用した。
【0177】図31〜図33に示される例では、補正テ
ーブル90によって定義される補正パターンを用いて、
斜体文字の基本部分に対応するサブピクセルの近傍のサ
ブピクセルの色要素レベルが設定される。補正テーブル
90によって定義される補正パターンによれば、斜体文
字の基本部分に対応するサブピクセルの左右の近傍のサ
ブピクセルの色要素レベルは、一律に、斜体文字の基本
部分に近い側から遠い側に向かって「5」、「2」、
「1」の順に設定される。このような設定方法に代え
て、斜体文字の基本部分に対応するサブピクセルの左右
の近傍のサブピクセルの色要素レベルをその基本部分に
対応するサブピクセルの上下に隣接するサブピクセルが
斜体文字の基本部分に対応するサブピクセルであるか否
かを考慮して設定してもよい。
ーブル90によって定義される補正パターンを用いて、
斜体文字の基本部分に対応するサブピクセルの近傍のサ
ブピクセルの色要素レベルが設定される。補正テーブル
90によって定義される補正パターンによれば、斜体文
字の基本部分に対応するサブピクセルの左右の近傍のサ
ブピクセルの色要素レベルは、一律に、斜体文字の基本
部分に近い側から遠い側に向かって「5」、「2」、
「1」の順に設定される。このような設定方法に代え
て、斜体文字の基本部分に対応するサブピクセルの左右
の近傍のサブピクセルの色要素レベルをその基本部分に
対応するサブピクセルの上下に隣接するサブピクセルが
斜体文字の基本部分に対応するサブピクセルであるか否
かを考慮して設定してもよい。
【0178】図34は、補助記憶装置40に格納される
補正テーブル42bの他の例としての補正テーブル94
を示す。補正テーブル94は、補正パターン1および補
正パターン2を定義する。補正テーブル94を用いるこ
とにより、斜体文字の基本部分に対応するサブピクセル
の左右の近傍のサブピクセルの色要素レベルは、その斜
体文字の基本部分に対応するサブピクセルの上下に隣接
するサブピクセルが斜体文字の基本部分に対応するサブ
ピクセルであるか否かを考慮して設定される。
補正テーブル42bの他の例としての補正テーブル94
を示す。補正テーブル94は、補正パターン1および補
正パターン2を定義する。補正テーブル94を用いるこ
とにより、斜体文字の基本部分に対応するサブピクセル
の左右の近傍のサブピクセルの色要素レベルは、その斜
体文字の基本部分に対応するサブピクセルの上下に隣接
するサブピクセルが斜体文字の基本部分に対応するサブ
ピクセルであるか否かを考慮して設定される。
【0179】以下、補正パターン1および補正パターン
2をどのように使い分けるかを図35A、Bおよび図3
6A、Bを参照しながら説明する。
2をどのように使い分けるかを図35A、Bおよび図3
6A、Bを参照しながら説明する。
【0180】図35Aおよび図35Bは、斜体文字の基
本部分に対応するサブピクセルの左側に隣接して配置さ
れるサブピクセルの色要素レベルがどのように決定され
るかを示す。
本部分に対応するサブピクセルの左側に隣接して配置さ
れるサブピクセルの色要素レベルがどのように決定され
るかを示す。
【0181】図35Aおよび図35Bにおいて、斜体文
字の基本部分に対応する1つのサブピクセルAに注目す
る。注目サブピクセルAの左下に位置するサブピクセル
をサブピクセルBとする。注目サブピクセルAの左上に
位置するサブピクセルをサブピクセルCとする。
字の基本部分に対応する1つのサブピクセルAに注目す
る。注目サブピクセルAの左下に位置するサブピクセル
をサブピクセルBとする。注目サブピクセルAの左上に
位置するサブピクセルをサブピクセルCとする。
【0182】サブピクセルBまたはサブピクセルCの少
なくとも一方が斜体文字の基本部分に対応する場合に
は、サブピクセルAの左側に隣接するサブピクセルの色
要素レベルが補正テーブル94(図34)の補正パター
ン2に従って決定される。図35Aに示される例がこの
場合にあたる。補正パターン2は、「6」、「3」、
「1」というパターンである。従って、サブピクセルA
の左側に隣接する3つのサブピクセルの色要素レベルが
サブピクセルAに近い側から遠い側に向かって「6」、
「3」、「1」の順に設定される。
なくとも一方が斜体文字の基本部分に対応する場合に
は、サブピクセルAの左側に隣接するサブピクセルの色
要素レベルが補正テーブル94(図34)の補正パター
ン2に従って決定される。図35Aに示される例がこの
場合にあたる。補正パターン2は、「6」、「3」、
「1」というパターンである。従って、サブピクセルA
の左側に隣接する3つのサブピクセルの色要素レベルが
サブピクセルAに近い側から遠い側に向かって「6」、
「3」、「1」の順に設定される。
【0183】サブピクセルBが斜体文字の基本部分に対
応せず、かつ、サブピクセルCが斜体文字の基本部分に
対応しない場合には、サブピクセルAの左側に隣接する
サブピクセルの色要素レベルが補正テーブル94の補正
パターン1に従って決定される。図35Bに示される例
がこの場合にあたる。補正パターン1は、「5」、
「2」、「1」というパターンである。従って、サブピ
クセルAの左側に隣接する3つのサブピクセルの色要素
レベルがサブピクセルAに近い側から遠い側に向かって
「5」、「2」、「1」の順に設定される。
応せず、かつ、サブピクセルCが斜体文字の基本部分に
対応しない場合には、サブピクセルAの左側に隣接する
サブピクセルの色要素レベルが補正テーブル94の補正
パターン1に従って決定される。図35Bに示される例
がこの場合にあたる。補正パターン1は、「5」、
「2」、「1」というパターンである。従って、サブピ
クセルAの左側に隣接する3つのサブピクセルの色要素
レベルがサブピクセルAに近い側から遠い側に向かって
「5」、「2」、「1」の順に設定される。
【0184】図36Aおよび図36Bは、斜体文字の基
本部分に対応するサブピクセルの右側に隣接して配置さ
れるサブピクセルの色要素レベルがどのように決定され
るかを示す。
本部分に対応するサブピクセルの右側に隣接して配置さ
れるサブピクセルの色要素レベルがどのように決定され
るかを示す。
【0185】図36Aおよび図36Bにおいて、斜体文
字の基本部分に対応する1つのサブピクセルAに注目す
る。注目サブピクセルAの右下に位置するサブピクセル
をサブピクセルDとする。注目サブピクセルAの右上に
位置するサブピクセルをサブピクセルEとする。
字の基本部分に対応する1つのサブピクセルAに注目す
る。注目サブピクセルAの右下に位置するサブピクセル
をサブピクセルDとする。注目サブピクセルAの右上に
位置するサブピクセルをサブピクセルEとする。
【0186】サブピクセルDまたはサブピクセルEの少
なくとも一方が斜体文字の基本部分に対応する場合に
は、サブピクセルAの右側に隣接するサブピクセルの色
要素レベルが補正テーブル94(図34)の補正パター
ン2に従って決定される。図36Aに示される例がこの
場合にあたる。補正パターン2は、「6」、「3」、
「1」というパターンである。従って、サブピクセルA
の右側に隣接する3つのサブピクセルの色要素レベルが
サブピクセルAに近い側から遠い側に向かって「6」、
「3」、「1」の順に設定される。
なくとも一方が斜体文字の基本部分に対応する場合に
は、サブピクセルAの右側に隣接するサブピクセルの色
要素レベルが補正テーブル94(図34)の補正パター
ン2に従って決定される。図36Aに示される例がこの
場合にあたる。補正パターン2は、「6」、「3」、
「1」というパターンである。従って、サブピクセルA
の右側に隣接する3つのサブピクセルの色要素レベルが
サブピクセルAに近い側から遠い側に向かって「6」、
「3」、「1」の順に設定される。
【0187】サブピクセルDが斜体文字の基本部分に対
応せず、かつ、サブピクセルEが斜体文字の基本部分に
対応しない場合には、サブピクセルAの右側に隣接する
サブピクセルの色要素レベルが補正テーブル94の補正
パターン1に従って決定される。図36Bに示される例
がこの場合にあたる。補正パターン1は、「5」、
「2」、「1」というパターンである。従って、サブピ
クセルAの右側に隣接する3つのサブピクセルの色要素
レベルがサブピクセルAに近い側から遠い側に向かって
「5」、「2」、「1」の順に設定される。
応せず、かつ、サブピクセルEが斜体文字の基本部分に
対応しない場合には、サブピクセルAの右側に隣接する
サブピクセルの色要素レベルが補正テーブル94の補正
パターン1に従って決定される。図36Bに示される例
がこの場合にあたる。補正パターン1は、「5」、
「2」、「1」というパターンである。従って、サブピ
クセルAの右側に隣接する3つのサブピクセルの色要素
レベルがサブピクセルAに近い側から遠い側に向かって
「5」、「2」、「1」の順に設定される。
【0188】図34に示される補正テーブル94は、斜
体文字の基本部分に対応するサブピクセルの近傍のサブ
ピクセルの色要素レベルを設定する処理において特に好
適に用いられる。斜体文字の基本部分に発生するジャギ
ーを目立たなくするという顕著な効果が得られるからで
ある。
体文字の基本部分に対応するサブピクセルの近傍のサブ
ピクセルの色要素レベルを設定する処理において特に好
適に用いられる。斜体文字の基本部分に発生するジャギ
ーを目立たなくするという顕著な効果が得られるからで
ある。
【0189】以下、図37A〜図37Cを参照しなが
ら、斜体文字の基本部分に発生するジャギーが、補正テ
ーブル94を用いることによって目立たなくなる原理を
説明する。
ら、斜体文字の基本部分に発生するジャギーが、補正テ
ーブル94を用いることによって目立たなくなる原理を
説明する。
【0190】図37Aは、文字の基本部分の一部を示
す。図37Aにおいてハッチングで示された矩形は、文
字の基本部分に対応するサブピクセルを示す。
す。図37Aにおいてハッチングで示された矩形は、文
字の基本部分に対応するサブピクセルを示す。
【0191】図37Bは、図37Aに示される文字の基
本部分を斜体化処理により変形することによって得られ
た、斜体文字の基本部分の一部を示す。図37Bにおい
てハッチングで示された矩形371〜374は、斜体文
字の基本部分に対応するサブピクセルを示す。この斜体
化処理では、文字の傾きは1/6に設定された。図37
Bに示されるハッチングで示された矩形(サブピクセ
ル)371〜374は、ジグザグ状に配列している。す
なわち、斜体文字の基本部分に、ジャギーが発生してい
る。
本部分を斜体化処理により変形することによって得られ
た、斜体文字の基本部分の一部を示す。図37Bにおい
てハッチングで示された矩形371〜374は、斜体文
字の基本部分に対応するサブピクセルを示す。この斜体
化処理では、文字の傾きは1/6に設定された。図37
Bに示されるハッチングで示された矩形(サブピクセ
ル)371〜374は、ジグザグ状に配列している。す
なわち、斜体文字の基本部分に、ジャギーが発生してい
る。
【0192】図37Cは、図37Bに示される斜体文字
の基本部分に対応するサブピクセルの色要素レベルをレ
ベル7に設定し、基本部分に対応するサブピクセルの近
傍のサブピクセルの色要素レベルを補正テーブル94
(図34)に基づいて設定した例を示す。図37Cに示
されるように、サブピクセル371〜374のそれぞれ
の右側(X方向)の近傍のサブピクセルと左側(−X方
向)の近傍のサブピクセルとは、異なる補正パターンに
基づいて色要素レベルが設定される。点1371〜13
74は、サブピクセル371〜374の見かけ上の中心
を示す。サブピクセルの見かけ上の中心とは、斜体文字
の基本部分に対応するサブピクセルと、その左右の近傍
のサブピクセルとの視覚的作用により、斜体文字の基本
部分に対応するサブピクセルの中心として人間の目に知
覚される位置をいう。点1371〜1374は、ジグザ
グ状に配列せずに一直線状に配列する。このため、人間
の目には斜体文字の基本部分に発生するジャギーが目立
たなくなり、斜体文字が表示デバイスに高品位に表示さ
れる。
の基本部分に対応するサブピクセルの色要素レベルをレ
ベル7に設定し、基本部分に対応するサブピクセルの近
傍のサブピクセルの色要素レベルを補正テーブル94
(図34)に基づいて設定した例を示す。図37Cに示
されるように、サブピクセル371〜374のそれぞれ
の右側(X方向)の近傍のサブピクセルと左側(−X方
向)の近傍のサブピクセルとは、異なる補正パターンに
基づいて色要素レベルが設定される。点1371〜13
74は、サブピクセル371〜374の見かけ上の中心
を示す。サブピクセルの見かけ上の中心とは、斜体文字
の基本部分に対応するサブピクセルと、その左右の近傍
のサブピクセルとの視覚的作用により、斜体文字の基本
部分に対応するサブピクセルの中心として人間の目に知
覚される位置をいう。点1371〜1374は、ジグザ
グ状に配列せずに一直線状に配列する。このため、人間
の目には斜体文字の基本部分に発生するジャギーが目立
たなくなり、斜体文字が表示デバイスに高品位に表示さ
れる。
【0193】斜体文字には、斜線が多く含まれる。文字
の構成要素に縦方向の線が含まれる場合、その縦方向の
線は全て斜体文字では斜線に置き換わるからである。適
切な補正パターンを用いることにより、そのような斜線
に発生し得るジャギーを目立たなくすることができる。
従って、斜体文字を高品位に表示するために補正パター
ンを使用することは特に好ましい。
の構成要素に縦方向の線が含まれる場合、その縦方向の
線は全て斜体文字では斜線に置き換わるからである。適
切な補正パターンを用いることにより、そのような斜線
に発生し得るジャギーを目立たなくすることができる。
従って、斜体文字を高品位に表示するために補正パター
ンを使用することは特に好ましい。
【0194】図38は、図4に示される基本部分データ
に対して斜体化処理を適用することにより得られた斜体
化後の基本部分データを示す。図38に示される例で
は、文字の傾きは1/6に設定した。図38に示される
ように、アルファベットの「H」の斜体文字の基本部分
(例えば、部分3800)においてジャギーが発生して
いる。
に対して斜体化処理を適用することにより得られた斜体
化後の基本部分データを示す。図38に示される例で
は、文字の傾きは1/6に設定した。図38に示される
ように、アルファベットの「H」の斜体文字の基本部分
(例えば、部分3800)においてジャギーが発生して
いる。
【0195】図39は、図38に示される斜体化後の基
本部分データに基づいて、斜体文字の基本部分に対応す
るサブピクセルと、斜体文字の基本部分に対応するサブ
ピクセルの近傍のサブピクセルとの色要素レベルを決定
した例を示す。斜体文字の基本部分に対応するサブピク
セルの近傍のサブピクセルの色要素レベルの決定は、補
正テーブル94を用いて行った。図39に示されるよう
に色要素レベルを決定することにより、斜体文字の基本
部分において発生するジャギーを目立たなくすることが
できる。
本部分データに基づいて、斜体文字の基本部分に対応す
るサブピクセルと、斜体文字の基本部分に対応するサブ
ピクセルの近傍のサブピクセルとの色要素レベルを決定
した例を示す。斜体文字の基本部分に対応するサブピク
セルの近傍のサブピクセルの色要素レベルの決定は、補
正テーブル94を用いて行った。図39に示されるよう
に色要素レベルを決定することにより、斜体文字の基本
部分において発生するジャギーを目立たなくすることが
できる。
【0196】ピクセル12に含まれるサブピクセルの数
が3であり、文字の傾きを1/3に設定した場合、文字
の縦線に対応する斜体文字の斜線には、ジャギーが少な
くなる。例えば、図9に示される部分489には、ジャ
ギーが少ない。これは、文字の傾きを1/3に設定した
場合、斜体化処理における基本部分データを構成するド
ットのそれぞれのシフト量は、基準線(例えば、図4に
示される基準線411)からの距離が1ドット増加した
場合に1ドット増加するからである。このため、基本部
分データに含まれる縦に配列したドット(文字の縦線に
対応する部分)は、斜体化処理により、斜体化後の基本
部分データにおいて直線状に配列する。
が3であり、文字の傾きを1/3に設定した場合、文字
の縦線に対応する斜体文字の斜線には、ジャギーが少な
くなる。例えば、図9に示される部分489には、ジャ
ギーが少ない。これは、文字の傾きを1/3に設定した
場合、斜体化処理における基本部分データを構成するド
ットのそれぞれのシフト量は、基準線(例えば、図4に
示される基準線411)からの距離が1ドット増加した
場合に1ドット増加するからである。このため、基本部
分データに含まれる縦に配列したドット(文字の縦線に
対応する部分)は、斜体化処理により、斜体化後の基本
部分データにおいて直線状に配列する。
【0197】このように、斜体化処理における基本部分
データを構成するドットのそれぞれのシフト量が、基準
線からの距離が1ドット増加した場合に1ドット増加す
るように斜体化処理を行うことにより、特に構成要素と
して縦線を多く含む文字が、斜体文字で高品位に表示さ
れる。なお、このような斜体化処理を行うことは、斜体
文字の基本部分に発生するジャギーそのものを少なくす
るので、斜体文字の基本部分のみを表示する実施の形態
1の文字表示装置1aにおいても斜体文字が高品位に表
示されるという望ましい効果をもたらす。
データを構成するドットのそれぞれのシフト量が、基準
線からの距離が1ドット増加した場合に1ドット増加す
るように斜体化処理を行うことにより、特に構成要素と
して縦線を多く含む文字が、斜体文字で高品位に表示さ
れる。なお、このような斜体化処理を行うことは、斜体
文字の基本部分に発生するジャギーそのものを少なくす
るので、斜体文字の基本部分のみを表示する実施の形態
1の文字表示装置1aにおいても斜体文字が高品位に表
示されるという望ましい効果をもたらす。
【0198】なお、補正テーブル94(図34)によっ
て定義される2つの補正パターン(補正パターン1およ
び補正パターン2)の使い分けは、図35A、Bおよび
図36A、Bを参照して説明した使い分けの方法に限定
されない。例えば、斜体文字の基本部分に対応するサブ
ピクセルが奇数ライン(斜体化後の基本部分データにお
いて下から奇数番目のライン)に含まれる場合は、その
右側に隣接する近傍のサブピクセルの色要素レベルを補
正パターン1に基づいて決定し、その左側に隣接する近
傍のサブピクセルの色要素レベルを補正パターン2に基
づいて決定し、斜体文字の基本部分に対応するサブピク
セルが偶数ライン(斜体化後の基本部分データにおいて
下から偶数番目のライン)に含まれる場合は、その右側
に隣接する近傍のサブピクセルの色要素レベルを補正パ
ターン2に基づいて決定し、その左側に隣接する近傍の
サブピクセルの色要素レベルを補正パターン1に基づい
て決定するという使い分けの方法を用いてもよい。この
ような使い分けの方法によっても、図39に示されるサ
ブピクセルの色要素レベルと同等の結果が得られる。
て定義される2つの補正パターン(補正パターン1およ
び補正パターン2)の使い分けは、図35A、Bおよび
図36A、Bを参照して説明した使い分けの方法に限定
されない。例えば、斜体文字の基本部分に対応するサブ
ピクセルが奇数ライン(斜体化後の基本部分データにお
いて下から奇数番目のライン)に含まれる場合は、その
右側に隣接する近傍のサブピクセルの色要素レベルを補
正パターン1に基づいて決定し、その左側に隣接する近
傍のサブピクセルの色要素レベルを補正パターン2に基
づいて決定し、斜体文字の基本部分に対応するサブピク
セルが偶数ライン(斜体化後の基本部分データにおいて
下から偶数番目のライン)に含まれる場合は、その右側
に隣接する近傍のサブピクセルの色要素レベルを補正パ
ターン2に基づいて決定し、その左側に隣接する近傍の
サブピクセルの色要素レベルを補正パターン1に基づい
て決定するという使い分けの方法を用いてもよい。この
ような使い分けの方法によっても、図39に示されるサ
ブピクセルの色要素レベルと同等の結果が得られる。
【0199】また、図34に示される補正テーブル94
は、2つの補正パターンを定義していた。しかし、補正
テーブルが定義する補正パターンの数はこれに限定され
ない。補正テーブルは、任意の数の補正パターンを定義
し得る。
は、2つの補正パターンを定義していた。しかし、補正
テーブルが定義する補正パターンの数はこれに限定され
ない。補正テーブルは、任意の数の補正パターンを定義
し得る。
【0200】図40は、斜体文字の基本部分に対応する
サブピクセルの近傍のサブピクセルの色要素レベルを決
定する他の例を示す。図40において各矩形に示される
数字は、サブピクセルの色要素レベルを示す。「7」が
記されたサブピクセルは、斜体文字の基本部分に対応す
るサブピクセルであり、色要素レベルはレベル7に設定
される。サブピクセル2821の左側に隣接するサブピ
クセルの色要素レベルは、斜体文字の基本部分に近い側
から遠い側に向かって「5」、「2」、「1」の順に設
定されている。サブピクセル2821の右側に隣接する
サブピクセルの色要素レベルも、同様に「5」、
「2」、「1」の順に設定されている。このようにサブ
ピクセルの色要素レベルを設定する補正パターンを説明
のために補正パターン(5,2,1)と呼ぶ。
サブピクセルの近傍のサブピクセルの色要素レベルを決
定する他の例を示す。図40において各矩形に示される
数字は、サブピクセルの色要素レベルを示す。「7」が
記されたサブピクセルは、斜体文字の基本部分に対応す
るサブピクセルであり、色要素レベルはレベル7に設定
される。サブピクセル2821の左側に隣接するサブピ
クセルの色要素レベルは、斜体文字の基本部分に近い側
から遠い側に向かって「5」、「2」、「1」の順に設
定されている。サブピクセル2821の右側に隣接する
サブピクセルの色要素レベルも、同様に「5」、
「2」、「1」の順に設定されている。このようにサブ
ピクセルの色要素レベルを設定する補正パターンを説明
のために補正パターン(5,2,1)と呼ぶ。
【0201】サブピクセル2822の左側に隣接するサ
ブピクセルの色要素レベルは、補正パターン(5,3,
2,1)に基づいて設定されている。サブピクセル28
22の右側に隣接するサブピクセルの色要素レベルは、
補正パターン(4,2,1)に基づいて設定されてい
る。
ブピクセルの色要素レベルは、補正パターン(5,3,
2,1)に基づいて設定されている。サブピクセル28
22の右側に隣接するサブピクセルの色要素レベルは、
補正パターン(4,2,1)に基づいて設定されてい
る。
【0202】サブピクセル2823の左側に隣接するサ
ブピクセルの色要素レベルは、補正パターン(4,2,
1)に基づいて設定されている。サブピクセル2823
の右側に隣接するサブピクセルの色要素レベルは、補正
パターン(5,3,2,1)に基づいて設定されてい
る。
ブピクセルの色要素レベルは、補正パターン(4,2,
1)に基づいて設定されている。サブピクセル2823
の右側に隣接するサブピクセルの色要素レベルは、補正
パターン(5,3,2,1)に基づいて設定されてい
る。
【0203】サブピクセル2824の左側に隣接するサ
ブピクセルの色要素レベルは、補正パターン(5,2,
1)に基づいて設定されている。サブピクセル2824
の右側に隣接するサブピクセルの色要素レベルも、補正
パターン(5,2,1)に基づいて設定されている。
ブピクセルの色要素レベルは、補正パターン(5,2,
1)に基づいて設定されている。サブピクセル2824
の右側に隣接するサブピクセルの色要素レベルも、補正
パターン(5,2,1)に基づいて設定されている。
【0204】このように、図40に示される例では、斜
体文字の基本部分の近傍のサブピクセルの色要素レベル
が、3種類の補正パターンを使い分けることによって設
定されている。斜体文字に含まれる線の傾きに応じて補
正パターンを使い分けることにより、斜体文字の基本部
分に発生するジャギーをより目立たなくすることがで
き、斜体文字を高品位に表示することができる。
体文字の基本部分の近傍のサブピクセルの色要素レベル
が、3種類の補正パターンを使い分けることによって設
定されている。斜体文字に含まれる線の傾きに応じて補
正パターンを使い分けることにより、斜体文字の基本部
分に発生するジャギーをより目立たなくすることがで
き、斜体文字を高品位に表示することができる。
【0205】また、複数の補正パターンを使い分けるこ
とによって、斜体文字の太さを変化させてもよい。
とによって、斜体文字の太さを変化させてもよい。
【0206】本発明の実施の形態1および2の文字表示
装置1aおよび1bが有する機能は、斜体文字のみを表
示することに限定されない。文字表示装置1aおよび1
bは、上述した本発明の斜体文字表示原理に従って斜体
文字を表示デバイス10に表示する機能に加えて、公知
の技術に従って、斜体文字でない文字を表示デバイス1
0に表示する機能を有していてもよい。
装置1aおよび1bが有する機能は、斜体文字のみを表
示することに限定されない。文字表示装置1aおよび1
bは、上述した本発明の斜体文字表示原理に従って斜体
文字を表示デバイス10に表示する機能に加えて、公知
の技術に従って、斜体文字でない文字を表示デバイス1
0に表示する機能を有していてもよい。
【0207】本発明の斜体文字表示原理は、任意の言語
体系の文字に適用することが可能である。例えば、中国
語の文字、韓国語の文字、ロシア語の文字等にも本発明
の斜体文字表示原理を適用することが可能である。
体系の文字に適用することが可能である。例えば、中国
語の文字、韓国語の文字、ロシア語の文字等にも本発明
の斜体文字表示原理を適用することが可能である。
【0208】上述した説明では、サブピクセルの色要素
レベル(例えば、レベル7〜レベル0)に応じてサブピ
クセルの輝度を制御することとした。すなわち、サブピ
クセルの色要素の強さとして、サブピクセルの輝度が用
いられた。サブピクセルの色要素の強さとして、輝度に
代えて、色要素に関連する彩度、明度、純度などのいず
れかを用いて、これらの強さを制御するようにしてもよ
い。この場合には、図27に示される輝度テーブル92
の代わりに、サブピクセルの色要素レベルと彩度レベル
との関係を示す彩度テーブル、サブピクセルの色要素レ
ベルと明度レベルとの関係を示す明度テーブルおよびサ
ブピクセルの色要素レベルと純度レベルとの関係を示す
純度テーブルのいずれかを使用するようにすればよい。
また、サブピクセルの色要素レベル(例えば、レベル7
〜レベル0)に応じて、色要素に関連する複数のパラメ
ータ(例えば、輝度、彩度、明度、純度)の2以上の組
み合わせを制御してもよい。
レベル(例えば、レベル7〜レベル0)に応じてサブピ
クセルの輝度を制御することとした。すなわち、サブピ
クセルの色要素の強さとして、サブピクセルの輝度が用
いられた。サブピクセルの色要素の強さとして、輝度に
代えて、色要素に関連する彩度、明度、純度などのいず
れかを用いて、これらの強さを制御するようにしてもよ
い。この場合には、図27に示される輝度テーブル92
の代わりに、サブピクセルの色要素レベルと彩度レベル
との関係を示す彩度テーブル、サブピクセルの色要素レ
ベルと明度レベルとの関係を示す明度テーブルおよびサ
ブピクセルの色要素レベルと純度レベルとの関係を示す
純度テーブルのいずれかを使用するようにすればよい。
また、サブピクセルの色要素レベル(例えば、レベル7
〜レベル0)に応じて、色要素に関連する複数のパラメ
ータ(例えば、輝度、彩度、明度、純度)の2以上の組
み合わせを制御してもよい。
【0209】
【発明の効果】本発明によれば、カラー表示可能な表示
デバイスを用いて斜体文字を高品位に表示することがで
きる文字表示装置、文字表示方法および記録媒体を提供
することができる。
デバイスを用いて斜体文字を高品位に表示することがで
きる文字表示装置、文字表示方法および記録媒体を提供
することができる。
【0210】本発明によれば、文字の基本部分を表わす
ビットマップ(基本部分データ)が取得され、これに所
定の変換(斜体化処理)を施すことにより斜体文字の基
本部分を表わすビットマップが取得される。基本部分デ
ータを構成するそれぞれのドットは、サブピクセルの1
つと対応しているので、斜体化処理そのものが高精度に
行われる。これにより、斜体文字を高品位に表示するこ
とができる。
ビットマップ(基本部分データ)が取得され、これに所
定の変換(斜体化処理)を施すことにより斜体文字の基
本部分を表わすビットマップが取得される。基本部分デ
ータを構成するそれぞれのドットは、サブピクセルの1
つと対応しているので、斜体化処理そのものが高精度に
行われる。これにより、斜体文字を高品位に表示するこ
とができる。
【0211】また、本発明によれば、斜体文字の基本部
分に対応する少なくとも1つの特定のサブピクセルの色
要素レベルが所定の色要素レベルに設定され、斜体文字
の基本部分に対応する少なくとも1つの特定のサブピク
セルに隣接する少なくとも1つのサブピクセルの色要素
レベルが適切に制御される。これにより、斜体文字に着
色される黒以外の色を人間の目には目立たなくすること
ができ、斜体文字の基本部分に発生するジャギーを人間
の目には目立たなくすることができる。
分に対応する少なくとも1つの特定のサブピクセルの色
要素レベルが所定の色要素レベルに設定され、斜体文字
の基本部分に対応する少なくとも1つの特定のサブピク
セルに隣接する少なくとも1つのサブピクセルの色要素
レベルが適切に制御される。これにより、斜体文字に着
色される黒以外の色を人間の目には目立たなくすること
ができ、斜体文字の基本部分に発生するジャギーを人間
の目には目立たなくすることができる。
【図1】本発明の文字表示装置に使用可能な表示デバイ
ス10(図3、図30)の表示面400を模式的に示す
図である。
ス10(図3、図30)の表示面400を模式的に示す
図である。
【図2A】文字「A」を包含する矩形221を示す図で
ある。
ある。
【図2B】文字「A」の斜体文字を包含する平行四辺形
222を示す図である。
222を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態1の文字表示装置1aの構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【図4】文字データ42aに含まれる基本部分データの
例を示す図である。
例を示す図である。
【図5】文字データ42aに含まれる基本部分データの
他の例を示す図である。
他の例を示す図である。
【図6】文字データ42aに含まれる基本部分データの
さらに他の例を示す図である。
さらに他の例を示す図である。
【図7】斜体文字表示プログラム41aの処理手順を示
すフローチャートである。
すフローチャートである。
【図8】ステップS103における斜体化処理の詳細を
説明するフローチャートである。
説明するフローチャートである。
【図9】図4に示される基本部分データに対して斜体化
処理を適用することにより得られた斜体化後の基本部分
データを示す図である。
処理を適用することにより得られた斜体化後の基本部分
データを示す図である。
【図10】図5に示される基本部分データに対して斜体
化処理を適用することにより得られた斜体化後の基本部
分データを示す図である。
化処理を適用することにより得られた斜体化後の基本部
分データを示す図である。
【図11】図6に示される基本部分データに対して斜体
化処理を適用することにより得られた斜体化後の基本部
分データを示す図である。
化処理を適用することにより得られた斜体化後の基本部
分データを示す図である。
【図12】ピクセル単位のビットマップから基本部分デ
ータを生成する処理の処理手順を示すフローチャートで
ある。
ータを生成する処理の処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図13】文字を表すピクセル単位のビットマップの一
部分を示す図である。
部分を示す図である。
【図14】表示デバイス10の表示面の一部分を示す図
である。
である。
【図15A】ピクセル単位のビットマップにおいて注目
しているビットD(x,y)の8近傍の例を示す図であ
る。
しているビットD(x,y)の8近傍の例を示す図であ
る。
【図15B】ビットD(x,y)の8近傍のビットが図
15Aに示される値を有している場合に、基本部分定義
ルールによって定義されるサブピクセルを示す図であ
る。
15Aに示される値を有している場合に、基本部分定義
ルールによって定義されるサブピクセルを示す図であ
る。
【図16A】ピクセル単位のビットマップにおいて注目
しているビットD(x,y)の8近傍の他の例を示す図
である。
しているビットD(x,y)の8近傍の他の例を示す図
である。
【図16B】ビットD(x,y)の8近傍のビットが図
16Aに示される値を有している場合に、基本部分定義
ルールによって定義されるサブピクセルを示す図であ
る。
16Aに示される値を有している場合に、基本部分定義
ルールによって定義されるサブピクセルを示す図であ
る。
【図17A】ピクセル単位のビットマップにおいて注目
しているビットD(x,y)の8近傍の他の例を示す図
である。
しているビットD(x,y)の8近傍の他の例を示す図
である。
【図17B】ビットD(x,y)の8近傍のビットが図
17Aに示される値を有している場合に、基本部分定義
ルールによって定義されるサブピクセルを示す図であ
る。
17Aに示される値を有している場合に、基本部分定義
ルールによって定義されるサブピクセルを示す図であ
る。
【図18】8近傍のドットのすべての「1」または
「0」の組み合わせを示す図である。
「0」の組み合わせを示す図である。
【図19】文字輪郭情報の構造を示す図である。
【図20】文字輪郭情報から基本部分データを生成する
処理の処理手順を示すフローチャートである。
処理の処理手順を示すフローチャートである。
【図21】ひらがなの「い」の基本部分と、ひらがなの
「い」の理想的な輪郭線とを重ね合わせて表示した図で
ある。
「い」の理想的な輪郭線とを重ね合わせて表示した図で
ある。
【図22】スケルトンデータの構造を示す図である。
【図23】漢字の「木」の骨格形状を表わすスケルトン
データ3042dの例を示す図である。
データ3042dの例を示す図である。
【図24】漢字の「木」の骨格形状を表わすスケルトン
データ3042dを座標平面上に表示した例を示す図で
ある。
データ3042dを座標平面上に表示した例を示す図で
ある。
【図25】スケルトンデータから基本部分データを生成
する処理の処理手順を示すフローチャートである。
する処理の処理手順を示すフローチャートである。
【図26】本発明の実施の形態2の文字表示装置1bの
構成を示すブロック図である。
構成を示すブロック図である。
【図27】補助記憶装置40に格納される輝度テーブル
42cの一例としての輝度テーブル92を示す図であ
る。
42cの一例としての輝度テーブル92を示す図であ
る。
【図28】補助記憶装置40に格納される補正テーブル
42bの一例としての補正テーブル90を示す図であ
る。
42bの一例としての補正テーブル90を示す図であ
る。
【図29】斜体文字表示プログラム41bの処理手順を
示すフローチャートである。
示すフローチャートである。
【図30】アルファベットの「A」の斜体文字の基本部
分に対応するサブピクセルの色要素レベルをセットした
例を示す図である。
分に対応するサブピクセルの色要素レベルをセットした
例を示す図である。
【図31】アルファベットの「A」の斜体文字の基本部
分に対応するサブピクセルの近傍に配置されるサブピク
セルの色要素レベルをセットした例を示す図である。
分に対応するサブピクセルの近傍に配置されるサブピク
セルの色要素レベルをセットした例を示す図である。
【図32】アルファベットの「H」の斜体文字の基本部
分に対応するサブピクセルおよびその近傍に配置される
サブピクセルの色要素レベルを決定した例を示す図であ
る。
分に対応するサブピクセルおよびその近傍に配置される
サブピクセルの色要素レベルを決定した例を示す図であ
る。
【図33】アルファベットの「A」の斜体文字の基本部
分に対応するサブピクセルおよびその近傍に配置される
サブピクセルの色要素レベルを決定した例を示す図であ
る。
分に対応するサブピクセルおよびその近傍に配置される
サブピクセルの色要素レベルを決定した例を示す図であ
る。
【図34】補助記憶装置40に格納される補正テーブル
42bの他の例としての補正テーブル94を示す図であ
る。
42bの他の例としての補正テーブル94を示す図であ
る。
【図35A】斜体文字の基本部分に対応するサブピクセ
ルの左側に隣接して配置されるサブピクセルの色要素レ
ベルがどのように決定されるかを示す図である。
ルの左側に隣接して配置されるサブピクセルの色要素レ
ベルがどのように決定されるかを示す図である。
【図35B】斜体文字の基本部分に対応するサブピクセ
ルの左側に隣接して配置されるサブピクセルの色要素レ
ベルがどのように決定されるかを示す図である。
ルの左側に隣接して配置されるサブピクセルの色要素レ
ベルがどのように決定されるかを示す図である。
【図36A】斜体文字の基本部分に対応するサブピクセ
ルの右側に隣接して配置されるサブピクセルの色要素レ
ベルがどのように決定されるかを示す図である。
ルの右側に隣接して配置されるサブピクセルの色要素レ
ベルがどのように決定されるかを示す図である。
【図36B】斜体文字の基本部分に対応するサブピクセ
ルの右側に隣接して配置されるサブピクセルの色要素レ
ベルがどのように決定されるかを示す図である。
ルの右側に隣接して配置されるサブピクセルの色要素レ
ベルがどのように決定されるかを示す図である。
【図37A】文字の基本部分の一部を示す図である。
【図37B】図37Aに示される文字の基本部分を斜体
化処理により変形することによって得られた、斜体文字
の基本部分の一部を示す図である。
化処理により変形することによって得られた、斜体文字
の基本部分の一部を示す図である。
【図37C】図37Bに示される斜体文字の基本部分に
対応するサブピクセルの色要素レベルをレベル7に設定
し、基本部分に対応するサブピクセルの近傍のサブピク
セルの色要素レベルを補正テーブル94(図34)に基
づいて設定した例を示す図である。
対応するサブピクセルの色要素レベルをレベル7に設定
し、基本部分に対応するサブピクセルの近傍のサブピク
セルの色要素レベルを補正テーブル94(図34)に基
づいて設定した例を示す図である。
【図38】図4に示される基本部分データに対して斜体
化処理を適用することにより得られた斜体化後の基本部
分データを示す図である。
化処理を適用することにより得られた斜体化後の基本部
分データを示す図である。
【図39】図38に示される斜体化後の基本部分データ
に基づいて、斜体文字の基本部分に対応するサブピクセ
ルと、斜体文字の基本部分に対応するサブピクセルの近
傍のサブピクセルとの色要素レベルを決定した例を示す
図である。
に基づいて、斜体文字の基本部分に対応するサブピクセ
ルと、斜体文字の基本部分に対応するサブピクセルの近
傍のサブピクセルとの色要素レベルを決定した例を示す
図である。
【図40】斜体文字の基本部分に対応するサブピクセル
の近傍のサブピクセルの色要素レベルを決定する他の例
を示す図である。
の近傍のサブピクセルの色要素レベルを決定する他の例
を示す図である。
【図41】アルファベットの「A」の斜体文字を表すビ
ットマップに基づいて、斜体文字を表示デバイスに表示
した例を示す図である。
ットマップに基づいて、斜体文字を表示デバイスに表示
した例を示す図である。
【図42A】ピクセル単位のビットマップに基づいて、
アルファベットの「H」の文字を16ピクセル×16ピ
クセルの表示面900に表示した例を示す図である。
アルファベットの「H」の文字を16ピクセル×16ピ
クセルの表示面900に表示した例を示す図である。
【図42B】ピクセル単位のビットマップを変形するこ
とによって得られたビットマップに基づいて、アルファ
ベットの「H」の斜体文字を表示面900に表示した例
を示す図である。
とによって得られたビットマップに基づいて、アルファ
ベットの「H」の斜体文字を表示面900に表示した例
を示す図である。
【図43A】アルファベットの「A」を表すピクセル単
位のビットマップを16ピクセル×16ピクセルの表示
面900に表示した例を示す図である。
位のビットマップを16ピクセル×16ピクセルの表示
面900に表示した例を示す図である。
【図43B】アルファベットの「A」を表すピクセル単
位のビットマップを変形することによって得られたビッ
トマップに基づいて、アルファベットの「A」の斜体文
字を表示面900に表示した例を示す図である。
位のビットマップを変形することによって得られたビッ
トマップに基づいて、アルファベットの「A」の斜体文
字を表示面900に表示した例を示す図である。
【図44A】アルファベットの「A」を表す他のピクセ
ル単位のビットマップを16ピクセル×16ピクセルの
表示面900に表示した他の例を示す図である。
ル単位のビットマップを16ピクセル×16ピクセルの
表示面900に表示した他の例を示す図である。
【図44B】アルファベットの「A」の他のピクセル単
位のビットマップを変形することによって得られたビッ
トマップに基づいて、アルファベットの「A」の斜体文
字を表示面900に表示した他の例を示す図である。
位のビットマップを変形することによって得られたビッ
トマップに基づいて、アルファベットの「A」の斜体文
字を表示面900に表示した他の例を示す図である。
1a、1b 文字表示装置 10 表示デバイス 12 ピクセル 14R、14G、14B サブピクセル 20 制御部 21 CPU 22 主メモリ 30 入力デバイス 40 補助記憶装置 42 データ 42a 文字データ 42b 補正テーブル 42c 輝度テーブル
Claims (6)
- 【請求項1】 複数のピクセルを有する表示デバイス
と、 前記表示デバイスを制御する制御部とを備え、 前記複数のピクセルのそれぞれは、所定の方向に配列さ
れた複数のサブピクセルを含み、前記複数のサブピクセ
ルのそれぞれには複数の色要素のうち対応する1つの色
要素が予め割り当てられており、 前記制御部は、 文字の基本部分を表す第1のビットマップを取得し、 前記第1のビットマップに所定の変換を施すことによ
り、斜体文字の基本部分を表す第2のビットマップを生
成し、 前記第2のビットマップに基づいて、前記斜体文字の基
本部分に対応する少なくとも1つの特定のサブピクセル
の色要素の強さを所定の値に設定することにより、前記
斜体文字を前記表示デバイスに表示し、 前記第1のビットマップを構成するそれぞれのドット
は、前記複数のサブピクセルの1つと対応し、 前記第2のビットマップを構成するそれぞれのドット
は、前記複数のサブピクセルの1つと対応する、文字表
示装置。 - 【請求項2】 前記複数の色要素のそれぞれの強さは、
複数の色要素レベルによって段階的に表わされ、 前記複数のサブピクセルのそれぞれは、前記複数の色要
素レベルのうちの1つを有しており、 前記制御部は、前記斜体文字の基本部分に対応する前記
少なくとも1つの特定のサブピクセルの色要素レベルを
所定の色要素レベルに設定し、 前記斜体文字の基本部分に対応する少なくとも1つの特
定のサブピクセルに隣接する少なくとも1つのサブピク
セルの色要素レベルを前記所定の色要素レベル以外の色
要素レベルに設定する、請求項1に記載の文字表示装
置。 - 【請求項3】 前記第2のビットマップは、前記第1の
ビットマップを構成するドットのそれぞれを前記第1の
ビットマップに設定される前記所定の方向に沿う基準線
からの距離に比例するシフト量だけ前記所定の方向にシ
フトすることによって生成される、請求項1に記載の文
字表示装置。 - 【請求項4】 前記第1のビットマップを構成するドッ
トのそれぞれについての前記シフト量は、前記基準線か
らの距離が1ドット増加した場合に、前記シフト量が1
ドット増加するように決定される、請求項3に記載の文
字表示装置。 - 【請求項5】 複数のピクセルを有する表示デバイスに
文字を表示する文字表示方法であって、 前記複数のピクセルのそれぞれは、所定の方向に配列さ
れた複数のサブピクセルを含み、前記複数のサブピクセ
ルのそれぞれには複数の色要素のうち対応する1つの色
要素が予め割り当てられており、前記文字表示方法は、 文字の基本部分を表す第1のビットマップを取得するス
テップと、 前記第1のビットマップに所定の変換を施すことによ
り、斜体文字の基本部分を表す第2のビットマップを生
成するステップと、 前記第2のビットマップに基づいて、前記斜体文字の基
本部分に対応する少なくとも1つの特定のサブピクセル
の色要素の強さを所定の値に設定することにより、前記
斜体文字を前記表示デバイスに表示するステップとを包
含し、 前記第1のビットマップを構成するそれぞれのドット
は、前記複数のサブピクセルの1つと対応し、 前記第2のビットマップを構成するそれぞれのドット
は、前記複数のサブピクセルの1つと対応する、文字表
示方法。 - 【請求項6】 複数のピクセルを有する表示デバイス
と、前記表示デバイスを制御する制御部とを備えた情報
表示装置によって読み取り可能な記録媒体であって、 前記複数のピクセルのそれぞれは、所定の方向に配列さ
れた複数のサブピクセルを含み、前記複数のサブピクセ
ルのそれぞれには複数の色要素のうち対応する1つの色
要素が予め割り当てられており、前記記録媒体は、 文字の基本部分を表す第1のビットマップを取得するス
テップと、 前記第1のビットマップに所定の変換を施すことによ
り、斜体文字の基本部分を表す第2のビットマップを生
成するステップと、 前記第2のビットマップに基づいて、前記斜体文字の基
本部分に対応する少なくとも1つの特定のサブピクセル
の色要素の強さを所定の値に設定することにより、前記
斜体文字を前記表示デバイスに表示するステップとを包
含する処理を前記制御部に実行させるためのプログラム
を記録しており、 前記第1のビットマップを構成するそれぞれのドット
は、前記複数のサブピクセルの1つと対応し、 前記第2のビットマップを構成するそれぞれのドット
は、前記複数のサブピクセルの1つと対応する、記録媒
体。
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- 2002-01-09 US US10/040,462 patent/US7006096B2/en not_active Expired - Fee Related
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