JP2002191726A - ゴルフクラブヘッド及びその製造方法 - Google Patents
ゴルフクラブヘッド及びその製造方法Info
- Publication number
- JP2002191726A JP2002191726A JP2000394827A JP2000394827A JP2002191726A JP 2002191726 A JP2002191726 A JP 2002191726A JP 2000394827 A JP2000394827 A JP 2000394827A JP 2000394827 A JP2000394827 A JP 2000394827A JP 2002191726 A JP2002191726 A JP 2002191726A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- face
- golf club
- club head
- lightening
- head
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims description 14
- 238000003466 welding Methods 0.000 claims abstract description 59
- 239000000463 material Substances 0.000 claims abstract description 53
- 238000005304 joining Methods 0.000 claims abstract description 37
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims abstract description 26
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 32
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 33
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 33
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 8
- 238000005266 casting Methods 0.000 description 7
- 238000005242 forging Methods 0.000 description 7
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 5
- 238000009826 distribution Methods 0.000 description 5
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 4
- 241001391944 Commicarpus scandens Species 0.000 description 3
- 229910001069 Ti alloy Inorganic materials 0.000 description 3
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 235000013372 meat Nutrition 0.000 description 3
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 3
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229910001240 Maraging steel Inorganic materials 0.000 description 2
- 230000005764 inhibitory process Effects 0.000 description 2
- 239000000155 melt Substances 0.000 description 2
- 238000004080 punching Methods 0.000 description 2
- 239000010935 stainless steel Substances 0.000 description 2
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000010936 titanium Substances 0.000 description 2
- 229910001040 Beta-titanium Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
- RTAQQCXQSZGOHL-UHFFFAOYSA-N Titanium Chemical compound [Ti] RTAQQCXQSZGOHL-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910045601 alloy Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000000956 alloy Substances 0.000 description 1
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000007730 finishing process Methods 0.000 description 1
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 1
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 1
- 229910052719 titanium Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000002023 wood Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63B—APPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
- A63B53/00—Golf clubs
- A63B53/04—Heads
- A63B53/0466—Heads wood-type
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63B—APPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
- A63B53/00—Golf clubs
- A63B53/04—Heads
- A63B53/0408—Heads characterised by specific dimensions, e.g. thickness
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63B—APPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
- A63B53/00—Golf clubs
- A63B53/04—Heads
- A63B53/0416—Heads having an impact surface provided by a face insert
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63B—APPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
- A63B53/00—Golf clubs
- A63B53/04—Heads
- A63B53/0458—Heads with non-uniform thickness of the impact face plate
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63B—APPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
- A63B53/00—Golf clubs
- A63B53/04—Heads
- A63B53/0458—Heads with non-uniform thickness of the impact face plate
- A63B53/0462—Heads with non-uniform thickness of the impact face plate characterised by tapering thickness of the impact face plate
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Physical Education & Sports Medicine (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Golf Clubs (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】分割殻部材相互を一定の隙間で位置決め保持し
つつ、且つ適量の溶接材で接合されたゴルフクラブヘッ
ドを提供する。 【解決手段】少なくとも2つの分割殻部材(フェース部
材2、ヘッド本体4)を接合して形成されており、フェ
ース部材の裏側周縁部には、接合部2aが形成されてい
る。そして、この接合部に沿って厚み方向に肉を落とし
た複数の肉落ち部2bが形成されていると共に、これら
複数の肉落ち部間の接合部をヘッド本体の接合部4aに
当接させて肉落ち部に溶接材12を充填することによっ
て、分割殻部材が相互に接合されている。
つつ、且つ適量の溶接材で接合されたゴルフクラブヘッ
ドを提供する。 【解決手段】少なくとも2つの分割殻部材(フェース部
材2、ヘッド本体4)を接合して形成されており、フェ
ース部材の裏側周縁部には、接合部2aが形成されてい
る。そして、この接合部に沿って厚み方向に肉を落とし
た複数の肉落ち部2bが形成されていると共に、これら
複数の肉落ち部間の接合部をヘッド本体の接合部4aに
当接させて肉落ち部に溶接材12を充填することによっ
て、分割殻部材が相互に接合されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一定の隙間を保っ
た状態で分割殻部材を相互に接合したゴルフクラブヘッ
ド、及びそのようなゴルフクラブヘッドの製造方法に関
する。
た状態で分割殻部材を相互に接合したゴルフクラブヘッ
ド、及びそのようなゴルフクラブヘッドの製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来から、ゴルフクラブヘッド(特に中
空金属ヘッド)は、各部分に応じて構成部材を形成し、
これらを溶接にて一体化しヘッドを構成している。
空金属ヘッド)は、各部分に応じて構成部材を形成し、
これらを溶接にて一体化しヘッドを構成している。
【0003】例えば、特開平10−286332号公報
には、ホーゼルとフェースを一体化して構成したフェー
ス部材と、フェース側に開口(接合端部)を有する中空
形状の本体部材とを互いに接合して形成したゴルフラブ
ヘッド及びその製造方法が開示されている。
には、ホーゼルとフェースを一体化して構成したフェー
ス部材と、フェース側に開口(接合端部)を有する中空
形状の本体部材とを互いに接合して形成したゴルフラブ
ヘッド及びその製造方法が開示されている。
【0004】このゴルフクラブヘッドは、本体部材のク
ラウン部及びソール部の接合端部からフェース方向に突
出する隙間形成用突出部を形成し、この隙間形成用突出
部をフェース部材のフェースからバック側へ偏位した部
分の接合端部に突き合わせ、このときに出来る隙間に溶
接材を介在させて接合したものである。
ラウン部及びソール部の接合端部からフェース方向に突
出する隙間形成用突出部を形成し、この隙間形成用突出
部をフェース部材のフェースからバック側へ偏位した部
分の接合端部に突き合わせ、このときに出来る隙間に溶
接材を介在させて接合したものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うな従来のゴルフクラブヘッドでは、本体部材とフェー
ス部材との間に一定の隙間を保った状態で溶接材を介在
させることができるが、以下のような問題がある。
うな従来のゴルフクラブヘッドでは、本体部材とフェー
ス部材との間に一定の隙間を保った状態で溶接材を介在
させることができるが、以下のような問題がある。
【0006】溶接材が付着する部分は、本体部材とフェ
ース部材の接合端面の狭い部分となるため、このような
狭い部分に溶接材を付着すると、その溶接材は、上記隙
間を埋めるだけで無く、隙間の真下(例えばヘッドの内
側)に垂れるように突出して固化してしまう。これは、
ゴルフクラブヘッドの重量増加の要因となるだけで無
く、溶接部が他の部分(特に周辺部分)に比べて厚肉化
して、応力集中による破損の原因になったり、ゴルフク
ラブヘッド全体の微視的な撓みを阻害して反発力を低下
させるおそれがある。
ース部材の接合端面の狭い部分となるため、このような
狭い部分に溶接材を付着すると、その溶接材は、上記隙
間を埋めるだけで無く、隙間の真下(例えばヘッドの内
側)に垂れるように突出して固化してしまう。これは、
ゴルフクラブヘッドの重量増加の要因となるだけで無
く、溶接部が他の部分(特に周辺部分)に比べて厚肉化
して、応力集中による破損の原因になったり、ゴルフク
ラブヘッド全体の微視的な撓みを阻害して反発力を低下
させるおそれがある。
【0007】更に、溶接作業を行なう場合、本体部材と
フェース部材の接合端面同士を溶接する際に、接合端面
同士を一定の付き合わせ状態に位置決め保持するのは困
難である。このため、接合端面にズレが生じた状態で本
体部材とフェース部材とが接合されてしまう場合があ
り、歩留まりが低下してしまうおそれがある。
フェース部材の接合端面同士を溶接する際に、接合端面
同士を一定の付き合わせ状態に位置決め保持するのは困
難である。このため、接合端面にズレが生じた状態で本
体部材とフェース部材とが接合されてしまう場合があ
り、歩留まりが低下してしまうおそれがある。
【0008】本発明は、このような問題を解決するため
に成されたものであり、適量な溶接材によって分割殻部
材が接合されているゴルフクラブヘッド、及びそのよう
なゴルフクラブヘッドの製造方法を提供することを目的
とする。
に成されたものであり、適量な溶接材によって分割殻部
材が接合されているゴルフクラブヘッド、及びそのよう
なゴルフクラブヘッドの製造方法を提供することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明は、少なくとも2つの分割殻部材を接
合して形成した中空状のゴルフクラブヘッドであって、
接合する分割殻部材の少なくとも一方の裏側周縁部に接
合部を構成し、この接合部に沿って厚み方向に肉を落と
した複数の肉落ち部を形成すると共に、これら複数の肉
落ち部間の接合部を他方の分割殻部材の接合部に当接さ
せて肉落ち部に溶接材を充填することによって、分割殻
部材を接合したことを特徴とする。
るために、本発明は、少なくとも2つの分割殻部材を接
合して形成した中空状のゴルフクラブヘッドであって、
接合する分割殻部材の少なくとも一方の裏側周縁部に接
合部を構成し、この接合部に沿って厚み方向に肉を落と
した複数の肉落ち部を形成すると共に、これら複数の肉
落ち部間の接合部を他方の分割殻部材の接合部に当接さ
せて肉落ち部に溶接材を充填することによって、分割殻
部材を接合したことを特徴とする。
【0010】また、本発明は、少なくとも2つの分割殻
部材を接合して形成した中空状のゴルフクラブヘッドの
製造方法であって、接合する分割殻部材の少なくとも一
方の裏側周縁部に沿ってその厚み方向に肉を落として複
数の肉落ち部を形成し、これら複数の肉落ち部間の部位
を他方の分割殻部材に当接させて保持しながら肉落ち部
に溶接材を充填することによって分割殻部材を接合した
ことを特徴とする。
部材を接合して形成した中空状のゴルフクラブヘッドの
製造方法であって、接合する分割殻部材の少なくとも一
方の裏側周縁部に沿ってその厚み方向に肉を落として複
数の肉落ち部を形成し、これら複数の肉落ち部間の部位
を他方の分割殻部材に当接させて保持しながら肉落ち部
に溶接材を充填することによって分割殻部材を接合した
ことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明のゴルフクラブヘッ
ド及びその製造方法について説明する。
ド及びその製造方法について説明する。
【0012】本発明に適用可能なゴルフクラブヘッドと
しては、ウッド及びアイアンの双方が該当する。
しては、ウッド及びアイアンの双方が該当する。
【0013】なお、後述する各実施の形態では、その一
例として、中空ヘッド形状を成したゴルフクラブヘッド
に本発明の技術的思想を適用した場合について説明す
る。
例として、中空ヘッド形状を成したゴルフクラブヘッド
に本発明の技術的思想を適用した場合について説明す
る。
【0014】図1乃至図3には、本発明の第1の実施の
形態に係るゴルフクラブヘッド及びその製造方法が示さ
れている。
形態に係るゴルフクラブヘッド及びその製造方法が示さ
れている。
【0015】図1及び図2に示すように、本実施の形態
のゴルフクラブヘッドは、少なくとも2つの分割殻部材
を接合して形成されており、接合する分割殻部材の少な
くとも一方の裏側周縁部には、接合部が形成されてい
る。そして、この接合部に沿って厚み方向に肉を落とし
た複数の肉落ち部が形成されていると共に、これら複数
の肉落ち部間の接合部を他方の分割殻部材の接合部に当
接させて肉落ち部に溶接材を充填することによって、分
割殻部材が相互に接合されている。
のゴルフクラブヘッドは、少なくとも2つの分割殻部材
を接合して形成されており、接合する分割殻部材の少な
くとも一方の裏側周縁部には、接合部が形成されてい
る。そして、この接合部に沿って厚み方向に肉を落とし
た複数の肉落ち部が形成されていると共に、これら複数
の肉落ち部間の接合部を他方の分割殻部材の接合部に当
接させて肉落ち部に溶接材を充填することによって、分
割殻部材が相互に接合されている。
【0016】本実施の形態では、少なくとも2つの分割
殻部材として、フェース部材2と、これ以外のヘッド本
体4(特に参照符号は付さないが、ソール部、トップ
部、バックフェース、トウ側面、ヒール側面から成る部
材)とを想定する。
殻部材として、フェース部材2と、これ以外のヘッド本
体4(特に参照符号は付さないが、ソール部、トップ
部、バックフェース、トウ側面、ヒール側面から成る部
材)とを想定する。
【0017】ヘッド本体4は、フェース側に開口6が形
成されるように鋳造や鍛造等によって一体形成しても良
いし、又は、プレス成形した複数の分割殻部材(ソール
部、トップ部、バックフェース)を互いに溶接して形成
しても良い。この場合、ヘッド本体4の構成材料として
は、例えば、ステンレス、マレージング鋼、チタン合金
等を適用することが可能である。
成されるように鋳造や鍛造等によって一体形成しても良
いし、又は、プレス成形した複数の分割殻部材(ソール
部、トップ部、バックフェース)を互いに溶接して形成
しても良い。この場合、ヘッド本体4の構成材料として
は、例えば、ステンレス、マレージング鋼、チタン合金
等を適用することが可能である。
【0018】フェース部材2は、ヘッド本体4の開口6
よりも大きな厚み(幅広)に形成されており、その構成
材料としては、ヘッド本体4と同じか又は同種の金属を
適用することが好ましい。例えば、ヘッド本体4をTi
−6Al−4Vなどのαβチタン合金、フェース部材2
をTi−15Mo−5Zr−3Alなどのβチタン合
金、溶接材12を純チタンとすることができる。
よりも大きな厚み(幅広)に形成されており、その構成
材料としては、ヘッド本体4と同じか又は同種の金属を
適用することが好ましい。例えば、ヘッド本体4をTi
−6Al−4Vなどのαβチタン合金、フェース部材2
をTi−15Mo−5Zr−3Alなどのβチタン合
金、溶接材12を純チタンとすることができる。
【0019】また、本実施の形態では、フェース部材2
の裏側周縁部に接合部2aを形成することとする。この
場合、フェース部材2の裏側周縁部とは、ボール打撃面
(表面)8とは反対側に形成された裏面10の内、その
外周に沿った縁の部分が該当する。
の裏側周縁部に接合部2aを形成することとする。この
場合、フェース部材2の裏側周縁部とは、ボール打撃面
(表面)8とは反対側に形成された裏面10の内、その
外周に沿った縁の部分が該当する。
【0020】複数の肉落ち部2bは、夫々、裏側周縁部
に沿って断続的に形成されていると共に、外側に向って
テーパが施されている。具体的に説明すると、複数の肉
落ち部2bは、夫々、その厚みが外側に向って連続的且
つ滑らかに薄くなるように形成されている。この場合、
テーパが施されないで残された部分、即ち接合部2a
は、フェース部材2の中央部分と同じ厚みを有してい
る。そして、後述する溶接処理の際、接合部2aは、こ
れ自身が溶融してヘッド本体4(接合部4a)に止着す
るようになっている。なお、本実施の形態では、図面
上、4つの肉落ち部2bを開示しているが、これに限定
されることは無く、ヘッド本体4の種類や使用目的並び
に設計上の観点から任意の数だけ肉落ち部2bを形成す
ることが可能である。
に沿って断続的に形成されていると共に、外側に向って
テーパが施されている。具体的に説明すると、複数の肉
落ち部2bは、夫々、その厚みが外側に向って連続的且
つ滑らかに薄くなるように形成されている。この場合、
テーパが施されないで残された部分、即ち接合部2a
は、フェース部材2の中央部分と同じ厚みを有してい
る。そして、後述する溶接処理の際、接合部2aは、こ
れ自身が溶融してヘッド本体4(接合部4a)に止着す
るようになっている。なお、本実施の形態では、図面
上、4つの肉落ち部2bを開示しているが、これに限定
されることは無く、ヘッド本体4の種類や使用目的並び
に設計上の観点から任意の数だけ肉落ち部2bを形成す
ることが可能である。
【0021】このような構成において、フェース部材2
の裏面の接合部2aを、ヘッド本体4の開口6に形成さ
れた(ヘッド本体4を構成する外殻の開口6側の端面に
形成された)接合部4aに当接させた状態(図1(a)
参照)で、肉落ち部2bに沿って外側から溶接処理が施
される。この溶接処理の間、フェース部材2とヘッド本
体4の間に一定の隙間(肉落ち部2bが露出した隙間)
を位置決め保持することができる。このため、肉落ち部
2bを満たすように且つ肉落ち部2bに沿って溶接材1
2を安定して侵入(充填)させることが可能となる。そ
して、溶接材12がヘッド本体4に接したときに溶接処
理を確実に中止することが可能となる(図1(b)参
照)。
の裏面の接合部2aを、ヘッド本体4の開口6に形成さ
れた(ヘッド本体4を構成する外殻の開口6側の端面に
形成された)接合部4aに当接させた状態(図1(a)
参照)で、肉落ち部2bに沿って外側から溶接処理が施
される。この溶接処理の間、フェース部材2とヘッド本
体4の間に一定の隙間(肉落ち部2bが露出した隙間)
を位置決め保持することができる。このため、肉落ち部
2bを満たすように且つ肉落ち部2bに沿って溶接材1
2を安定して侵入(充填)させることが可能となる。そ
して、溶接材12がヘッド本体4に接したときに溶接処
理を確実に中止することが可能となる(図1(b)参
照)。
【0022】この場合、溶接材12が肉落ち部2bに取
り囲まれることと、又、肉落ち部2bを満たすのに時間
がかかるため、ヘッド本体4側に多量の溶接材12が付
着するのを防止することが可能となり、適量の溶接材1
2でフェース部材2をヘッド本体4に確実に止着させる
ことができる。この結果、ゴルフクラブヘッドの軽量化
を実現することができるだけで無く、従来のゴルフクラ
ブヘッドでは問題となっていたような応力集中による破
損や、ヘッド全体の微視的な撓りの阻害による反発力の
低下等の問題を解消させることが可能となる。
り囲まれることと、又、肉落ち部2bを満たすのに時間
がかかるため、ヘッド本体4側に多量の溶接材12が付
着するのを防止することが可能となり、適量の溶接材1
2でフェース部材2をヘッド本体4に確実に止着させる
ことができる。この結果、ゴルフクラブヘッドの軽量化
を実現することができるだけで無く、従来のゴルフクラ
ブヘッドでは問題となっていたような応力集中による破
損や、ヘッド全体の微視的な撓りの阻害による反発力の
低下等の問題を解消させることが可能となる。
【0023】また、フェース部材2をヘッド本体4の開
口6よりも大きな厚み(幅広)に形成したことにより、
フェース部材2に肉落ち部2bを形成すると、フェース
部材2の厚みをヘッド本体4の開口6の厚みに近づける
ことができるため、溶接処理(溶接材12の侵入)を効
率良く行うことが可能となり、更に歩留まりを向上させ
ることができる。
口6よりも大きな厚み(幅広)に形成したことにより、
フェース部材2に肉落ち部2bを形成すると、フェース
部材2の厚みをヘッド本体4の開口6の厚みに近づける
ことができるため、溶接処理(溶接材12の侵入)を効
率良く行うことが可能となり、更に歩留まりを向上させ
ることができる。
【0024】なお、上述したような溶接処理が終了した
後、溶接部分を研磨して仕上げ処理が施される。また、
溶接材12の種類としては、特に限定されることは無い
が、接合強度等を考慮すれば、フェース部材2及びヘッ
ド本体4と同種の材料から成る溶接材12を用いること
が好ましい。
後、溶接部分を研磨して仕上げ処理が施される。また、
溶接材12の種類としては、特に限定されることは無い
が、接合強度等を考慮すれば、フェース部材2及びヘッ
ド本体4と同種の材料から成る溶接材12を用いること
が好ましい。
【0025】ここで、本実施の形態に適用したフェース
部材2の形成プロセスについて、図3を参照して説明す
る。
部材2の形成プロセスについて、図3を参照して説明す
る。
【0026】図3(a)に示すように、まず、フェース
構成部材14を形成する。具体的には、略同一肉厚で形
成された圧延金属板材を用意して、この圧延金属板材を
フェース部材2と同じ輪郭形状に切り出す(例えば、打
ち抜く)ことによって、フェース構成部材14を形成す
る。この場合、金属板材の圧延方向がソール、トップ方
向に一致するようにフェース構成部材14を形成するこ
とが好ましい。トウ、ヒール方向と一致させると破損し
易くなるため、これを防止することができる。また、略
同一肉厚の圧延金属板材を用意することによって、完成
したフェース部材2の強度のばらつきを無くすることが
可能となる。
構成部材14を形成する。具体的には、略同一肉厚で形
成された圧延金属板材を用意して、この圧延金属板材を
フェース部材2と同じ輪郭形状に切り出す(例えば、打
ち抜く)ことによって、フェース構成部材14を形成す
る。この場合、金属板材の圧延方向がソール、トップ方
向に一致するようにフェース構成部材14を形成するこ
とが好ましい。トウ、ヒール方向と一致させると破損し
易くなるため、これを防止することができる。また、略
同一肉厚の圧延金属板材を用意することによって、完成
したフェース部材2の強度のばらつきを無くすることが
可能となる。
【0027】次に、図3(b)に示すように、フェース
構成部材14の周縁部に沿って、接合部2aとなる部分
を残して必要な領域に削り加工(切削や研磨)を施すこ
とによって、複数の肉落ち部2bを形成する。この場
合、肉落ち部2bの幅寸法Wとしては、1.0〜15.
0mm、更に好ましくは、2.0〜5.0mmとするの
が良い。また、肉落ち部2bの傾斜角度θとしては、5
〜60度、更に好ましくは、10〜45度とするのが良
い。又、肉落ち部2bの幅寸法Wは、ヘッド本体4の開
口6の厚みより大きくなっているため、溶接材12が肉
落ち部2bに取り込まれやすく、ヘッド本体4の開口6
側に多量に付着しない。しかも、ヘッド本体4の開口6
の端面と肉落ち部によって形成される間隙は、内側に向
かって幅狭に形成されているため、溶接材12が一度停
滞してからゆっくり侵入し、少ない溶接材で確実に溶接
でき、溶接作業が容易となる。
構成部材14の周縁部に沿って、接合部2aとなる部分
を残して必要な領域に削り加工(切削や研磨)を施すこ
とによって、複数の肉落ち部2bを形成する。この場
合、肉落ち部2bの幅寸法Wとしては、1.0〜15.
0mm、更に好ましくは、2.0〜5.0mmとするの
が良い。また、肉落ち部2bの傾斜角度θとしては、5
〜60度、更に好ましくは、10〜45度とするのが良
い。又、肉落ち部2bの幅寸法Wは、ヘッド本体4の開
口6の厚みより大きくなっているため、溶接材12が肉
落ち部2bに取り込まれやすく、ヘッド本体4の開口6
側に多量に付着しない。しかも、ヘッド本体4の開口6
の端面と肉落ち部によって形成される間隙は、内側に向
かって幅狭に形成されているため、溶接材12が一度停
滞してからゆっくり侵入し、少ない溶接材で確実に溶接
でき、溶接作業が容易となる。
【0028】圧延金属板材は、強度分布のムラが少ない
という長所を有しており、かかる金属板材に削り加工を
施して肉落ち部2bを形成すると、金属板材を塑性変形
させることが無いため、完成したフェース部材2の強度
低下を招く心配がない。
という長所を有しており、かかる金属板材に削り加工を
施して肉落ち部2bを形成すると、金属板材を塑性変形
させることが無いため、完成したフェース部材2の強度
低下を招く心配がない。
【0029】なお、肉落ち部2bの形成方法の他の例と
して、フェース部材2を鍛造等の塑性加工や鋳造によっ
て一体形成する際に同時に複数の肉落ち部2bを形成す
る方法も採用することが可能である。
して、フェース部材2を鍛造等の塑性加工や鋳造によっ
て一体形成する際に同時に複数の肉落ち部2bを形成す
る方法も採用することが可能である。
【0030】最後に、図3(c)に示すように、フェー
ス構成部材14にプレス加工を施して、ボール打撃面
(表面)8側を凸状に湾曲させバルジロールを形成する
ことによって、本実施の形態に適用したフェース部材2
を形成することができる。
ス構成部材14にプレス加工を施して、ボール打撃面
(表面)8側を凸状に湾曲させバルジロールを形成する
ことによって、本実施の形態に適用したフェース部材2
を形成することができる。
【0031】以上、本実施の形態によれば、上述した各
効果が相互に働きつつ、接合する部材(フェース部材
2、ヘッド本体4)の少なくとも一方に厚み方向に肉を
落とした肉落ち部2bを形成することによって、部材相
互を一定の隙間で位置決め保持しつつ且つ適量の溶接材
12で接合することが可能なゴルフクラブヘッドを実現
することができる。更に、フェース部材2の裏側周縁部
に肉落ち部2bを形成することによって、フェース中央
部分の肉厚をその中央側が厚く周辺側が薄くなるように
加工することができる。これにより中央側の強度を大き
くして打撃面8の破損を防止しながら同時に、周辺側の
強度をこれより小さくでき、その結果、フェース部材2
の軽量化と共にボールの反発性の向上を図ることが可能
となる。
効果が相互に働きつつ、接合する部材(フェース部材
2、ヘッド本体4)の少なくとも一方に厚み方向に肉を
落とした肉落ち部2bを形成することによって、部材相
互を一定の隙間で位置決め保持しつつ且つ適量の溶接材
12で接合することが可能なゴルフクラブヘッドを実現
することができる。更に、フェース部材2の裏側周縁部
に肉落ち部2bを形成することによって、フェース中央
部分の肉厚をその中央側が厚く周辺側が薄くなるように
加工することができる。これにより中央側の強度を大き
くして打撃面8の破損を防止しながら同時に、周辺側の
強度をこれより小さくでき、その結果、フェース部材2
の軽量化と共にボールの反発性の向上を図ることが可能
となる。
【0032】次に、本発明の第2の実施の形態に係るゴ
ルフクラブヘッド及びその製造方法について、図4乃至
図6を参照して説明する。
ルフクラブヘッド及びその製造方法について、図4乃至
図6を参照して説明する。
【0033】なお、本実施の形態はフェース部材2の改
良に係り、その他の構成は上述した第1の実施の形態と
同一である。従って、以下の説明は、フェース部材2の
構成についての説明に留め、他の構成については、第1
の実施の形態と同一符号を付して、その説明を省略す
る。
良に係り、その他の構成は上述した第1の実施の形態と
同一である。従って、以下の説明は、フェース部材2の
構成についての説明に留め、他の構成については、第1
の実施の形態と同一符号を付して、その説明を省略す
る。
【0034】図4及び図5に示すように、本実施の形態
に適用したフェース部材2は、その裏面10の中央部分
が最も厚肉化(厚肉化された領域を以下、厚肉部10a
という)されており、中央部分から周縁部に向うに従っ
て連続的に薄肉化(薄肉化された領域を以下、薄肉部1
0bという)されている。
に適用したフェース部材2は、その裏面10の中央部分
が最も厚肉化(厚肉化された領域を以下、厚肉部10a
という)されており、中央部分から周縁部に向うに従っ
て連続的に薄肉化(薄肉化された領域を以下、薄肉部1
0bという)されている。
【0035】このようなフェース部材2において、複数
の肉落ち部2bは、薄肉部10bの周縁部に形成されて
おり、これら肉落ち部2bを形成しないで残った部分
が、接合部2aとして形成されている。この場合、接合
部2aの厚みは、厚肉部10aの厚み、並びに、厚肉部
10aに隣接した周辺領域における薄肉部10bの厚み
よりも僅かに薄くなっている。
の肉落ち部2bは、薄肉部10bの周縁部に形成されて
おり、これら肉落ち部2bを形成しないで残った部分
が、接合部2aとして形成されている。この場合、接合
部2aの厚みは、厚肉部10aの厚み、並びに、厚肉部
10aに隣接した周辺領域における薄肉部10bの厚み
よりも僅かに薄くなっている。
【0036】ここで、本実施の形態に適用したフェース
部材2の形成プロセスについて、図6を参照して説明す
る。
部材2の形成プロセスについて、図6を参照して説明す
る。
【0037】図6(a),(b)に示すように、まず、
フェース構成部材16を形成する。具体的には、略同一
肉厚で形成された圧延金属板材を用意して、この圧延金
属板材をフェース部材2と同じ輪郭形状に切り出す(例
えば打ち抜く)ことによって、フェース構成部材16を
形成する。この場合、金属板材の圧延方向がソール、ト
ップ方向に一致するようにフェース構成部材16を形成
することが好ましい。トウ、ヒール方向と一致させると
破損し易くなるため、これを防止することができる。ま
た、略同一肉厚の圧延金属板材を用意することによっ
て、完成したフェース部材2の強度のばらつきを無くす
ることが可能となる。
フェース構成部材16を形成する。具体的には、略同一
肉厚で形成された圧延金属板材を用意して、この圧延金
属板材をフェース部材2と同じ輪郭形状に切り出す(例
えば打ち抜く)ことによって、フェース構成部材16を
形成する。この場合、金属板材の圧延方向がソール、ト
ップ方向に一致するようにフェース構成部材16を形成
することが好ましい。トウ、ヒール方向と一致させると
破損し易くなるため、これを防止することができる。ま
た、略同一肉厚の圧延金属板材を用意することによっ
て、完成したフェース部材2の強度のばらつきを無くす
ることが可能となる。
【0038】そして、このフェース構成部材16の一方
の面を中央部分(厚肉部10a)を残して周辺領域(薄
肉部10b)の厚みを薄く加工する。つまり、中央部分
から周縁に向うに従って連続的に下り勾配で薄肉化する
ように、フェース構成部材16の一方の面に加工を施
す。この場合、薄肉部10bの下り勾配角度rは、略
0.1〜10度の範囲に設定することが好ましい。この
ような面を形成する方法としては、例えば、削り加工、
鍛造、鋳造等の方法を適宜選択したり、組み合わせて用
いることが可能である。
の面を中央部分(厚肉部10a)を残して周辺領域(薄
肉部10b)の厚みを薄く加工する。つまり、中央部分
から周縁に向うに従って連続的に下り勾配で薄肉化する
ように、フェース構成部材16の一方の面に加工を施
す。この場合、薄肉部10bの下り勾配角度rは、略
0.1〜10度の範囲に設定することが好ましい。この
ような面を形成する方法としては、例えば、削り加工、
鍛造、鋳造等の方法を適宜選択したり、組み合わせて用
いることが可能である。
【0039】なお、圧延金属板材は、強度分布のムラが
少ないという長所を有しており、かかる金属板材に削り
加工を施して薄肉部10bを形成すると、金属板材を塑
性変形させることが無いため、完成したフェース部材2
の強度低下を招く心配がない。又、薄肉部10bを削り
加工すると同時に肉落ち部2bを削り加工すると、作業
が一連に行えて効率がよい。
少ないという長所を有しており、かかる金属板材に削り
加工を施して薄肉部10bを形成すると、金属板材を塑
性変形させることが無いため、完成したフェース部材2
の強度低下を招く心配がない。又、薄肉部10bを削り
加工すると同時に肉落ち部2bを削り加工すると、作業
が一連に行えて効率がよい。
【0040】次に、図6(c)に示すように、フェース
構成部材14の周縁部に沿って、接合部2aとなる部分
を残して必要な領域に削り加工(切削や研磨)を施すこ
とによって、複数の肉落ち部2bを形成する。なお、肉
落ち部2bの幅寸法W及び傾斜角度θは、第1の実施の
形態と同様であるため、その説明は省略する。
構成部材14の周縁部に沿って、接合部2aとなる部分
を残して必要な領域に削り加工(切削や研磨)を施すこ
とによって、複数の肉落ち部2bを形成する。なお、肉
落ち部2bの幅寸法W及び傾斜角度θは、第1の実施の
形態と同様であるため、その説明は省略する。
【0041】圧延金属板材は、強度分布のムラが少ない
という長所を有しており、かかる金属板材に削り加工を
施して肉落ち部2bを形成すると、金属板材の塑性を変
化させることが無いため、完成したフェース部材2の強
度低下を招く心配がない。
という長所を有しており、かかる金属板材に削り加工を
施して肉落ち部2bを形成すると、金属板材の塑性を変
化させることが無いため、完成したフェース部材2の強
度低下を招く心配がない。
【0042】なお、肉落ち部2bの形成方法の他の例と
して、フェース部材2を鍛造等の塑性加工や鋳造によっ
て一体形成する際に同時に複数の肉落ち部2bを形成す
る方法も採用することが可能である。
して、フェース部材2を鍛造等の塑性加工や鋳造によっ
て一体形成する際に同時に複数の肉落ち部2bを形成す
る方法も採用することが可能である。
【0043】最後に、図6(c)に示すように、フェー
ス構成部材14にプレス加工を施して、ボール打撃面
(表面)8側を凸状に湾曲させバルジロールを形成する
ことによって、本実施の形態に適用したフェース部材2
を形成することができる。
ス構成部材14にプレス加工を施して、ボール打撃面
(表面)8側を凸状に湾曲させバルジロールを形成する
ことによって、本実施の形態に適用したフェース部材2
を形成することができる。
【0044】このように本実施の形態によれば、フェー
ス部材2の中央部分を厚肉化することによって、打撃付
近の強度を高くすることができ、破損の防止を図ること
ができると共に、その周辺を薄肉化することによって、
打撃応力に起因した微視的な撓み反発性を向上させるこ
とができる。
ス部材2の中央部分を厚肉化することによって、打撃付
近の強度を高くすることができ、破損の防止を図ること
ができると共に、その周辺を薄肉化することによって、
打撃応力に起因した微視的な撓み反発性を向上させるこ
とができる。
【0045】なお、その他の構成及び作用効果は、上述
した第1の実施の形態と同様であるため、その説明は省
略する。
した第1の実施の形態と同様であるため、その説明は省
略する。
【0046】次に、本発明の第3の実施の形態に係るゴ
ルフクラブヘッド及びその製造方法について、図7乃至
図9を参照して説明する。
ルフクラブヘッド及びその製造方法について、図7乃至
図9を参照して説明する。
【0047】なお、本実施の形態はフェース部材2の改
良に係り、その他の構成は上述した第1の実施の形態と
同一である。従って、以下の説明は、フェース部材2の
構成についての説明に留め、他の構成については、第1
の実施の形態と同一符号を付して、その説明を省略す
る。
良に係り、その他の構成は上述した第1の実施の形態と
同一である。従って、以下の説明は、フェース部材2の
構成についての説明に留め、他の構成については、第1
の実施の形態と同一符号を付して、その説明を省略す
る。
【0048】図7及び図8に示すように、本実施の形態
に適用したフェース部材2には、その裏面10の周縁部
に、窪み段状の肉落ち部2bが断続的に形成されてい
る。そして、これら肉落ち部2bが形成されないで残っ
た部分に接合部2aが形成されており、これら接合部2
aの厚みは、フェース中央部分と同一となっている。
に適用したフェース部材2には、その裏面10の周縁部
に、窪み段状の肉落ち部2bが断続的に形成されてい
る。そして、これら肉落ち部2bが形成されないで残っ
た部分に接合部2aが形成されており、これら接合部2
aの厚みは、フェース中央部分と同一となっている。
【0049】ここで、本実施の形態に適用したフェース
部材2の形成プロセスについて、図9を参照して説明す
る。
部材2の形成プロセスについて、図9を参照して説明す
る。
【0050】図9(a)に示すように、まず、フェース
構成部材18を形成する。具体的には、略同一肉厚で形
成された圧延金属板材を用意して、この圧延金属板材を
フェース部材2と同じ輪郭形状に切り出す(例えば、打
ち抜く)ことによって、フェース構成部材18を形成す
る。この場合、金属板材の圧延方向がソール、トップ方
向に一致するようにフェース構成部材18を形成するこ
とが好ましい。トウ、ヒール方向と一致させると破損し
易くなるため、これを防止することができる。また、圧
延金属板材として略同一肉厚のものを用意することによ
って、完成したフェース部材2の強度のばらつきを無く
することが可能となる。
構成部材18を形成する。具体的には、略同一肉厚で形
成された圧延金属板材を用意して、この圧延金属板材を
フェース部材2と同じ輪郭形状に切り出す(例えば、打
ち抜く)ことによって、フェース構成部材18を形成す
る。この場合、金属板材の圧延方向がソール、トップ方
向に一致するようにフェース構成部材18を形成するこ
とが好ましい。トウ、ヒール方向と一致させると破損し
易くなるため、これを防止することができる。また、圧
延金属板材として略同一肉厚のものを用意することによ
って、完成したフェース部材2の強度のばらつきを無く
することが可能となる。
【0051】次に、図9(b)に示すように、フェース
構成部材14の周縁部に沿って、接合部2aとなる部分
を残して必要な領域に削り加工(切削や研磨)を施すこ
とによって、複数の肉落ち部2bを形成する。この場
合、肉落ち部2bの幅寸法Wとしては、1.0〜15.
0mm、更に好ましくは、2.0〜5.0mmとするの
が良い。また、肉落ち部2bの段状深さ寸法hとして
は、0.5〜3.0mm、更に好ましくは、1.0〜
2.5mmとするのが良い。又、肉落ち部2bの幅寸法
Wは、ヘッド本体4の開口6の厚みより大きくなってい
るため、溶接材12が肉落ち部2bに取り込まれやす
く、ヘッド本体4の開口6側に多量に付着しない。
構成部材14の周縁部に沿って、接合部2aとなる部分
を残して必要な領域に削り加工(切削や研磨)を施すこ
とによって、複数の肉落ち部2bを形成する。この場
合、肉落ち部2bの幅寸法Wとしては、1.0〜15.
0mm、更に好ましくは、2.0〜5.0mmとするの
が良い。また、肉落ち部2bの段状深さ寸法hとして
は、0.5〜3.0mm、更に好ましくは、1.0〜
2.5mmとするのが良い。又、肉落ち部2bの幅寸法
Wは、ヘッド本体4の開口6の厚みより大きくなってい
るため、溶接材12が肉落ち部2bに取り込まれやす
く、ヘッド本体4の開口6側に多量に付着しない。
【0052】圧延金属板材は、強度分布のムラが少ない
という長所を有しており、かかる金属板材に削り加工を
施して肉落ち部2bを形成すると、金属板材の塑性を変
化させることが無いため、完成したフェース部材2の強
度低下を招く心配がない。
という長所を有しており、かかる金属板材に削り加工を
施して肉落ち部2bを形成すると、金属板材の塑性を変
化させることが無いため、完成したフェース部材2の強
度低下を招く心配がない。
【0053】なお、肉落ち部2bの形成方法の他の例と
して、フェース部材2を鍛造等の塑性加工や鋳造によっ
て一体形成する際に同時に複数の肉落ち部2bを形成す
る方法も採用することが可能である。
して、フェース部材2を鍛造等の塑性加工や鋳造によっ
て一体形成する際に同時に複数の肉落ち部2bを形成す
る方法も採用することが可能である。
【0054】最後に、図9(c)に示すように、フェー
ス構成部材14にプレス加工を施して、ボール打撃面
(表面)8側を凸状に湾曲させバルジロールを形成する
ことによって、本実施の形態に適用したフェース部材2
を形成することができる。
ス構成部材14にプレス加工を施して、ボール打撃面
(表面)8側を凸状に湾曲させバルジロールを形成する
ことによって、本実施の形態に適用したフェース部材2
を形成することができる。
【0055】このように本実施の形態によれば、肉落ち
部2bを窪み段状にすることによって、溶接材12を充
填したときに、溶接材12が一時的に肉落ち部2bの段
状奥壁に停滞してゆっくり侵入するため、一度に大量の
溶接材12が内部に流れ込むことがない。このため、溶
接材12の過剰充填を防止することができ、適量の溶接
材12でフェース部材2をヘッド本体4に確実に止着さ
せることができる。この結果、ゴルフクラブヘッドの軽
量化を実現することができるだけで無く、従来のゴルフ
クラブヘッドでは問題となっていたような応力集中によ
る破損や、ヘッド全体の微視的な撓りの阻害による反発
力の低下等の問題を解消させることが可能となる。
部2bを窪み段状にすることによって、溶接材12を充
填したときに、溶接材12が一時的に肉落ち部2bの段
状奥壁に停滞してゆっくり侵入するため、一度に大量の
溶接材12が内部に流れ込むことがない。このため、溶
接材12の過剰充填を防止することができ、適量の溶接
材12でフェース部材2をヘッド本体4に確実に止着さ
せることができる。この結果、ゴルフクラブヘッドの軽
量化を実現することができるだけで無く、従来のゴルフ
クラブヘッドでは問題となっていたような応力集中によ
る破損や、ヘッド全体の微視的な撓りの阻害による反発
力の低下等の問題を解消させることが可能となる。
【0056】なお、その他の構成及び作用効果は、第1
の実施の形態と同様であるため、その説明は省略する。
の実施の形態と同様であるため、その説明は省略する。
【0057】次に、本発明の第4の実施の形態に係るゴ
ルフクラブヘッド及びその製造方法について、図10乃
至図12を参照して説明する。
ルフクラブヘッド及びその製造方法について、図10乃
至図12を参照して説明する。
【0058】図10及び図11に示すように、本実施の
形態では、少なくとも2つの分割殻部材として、ソール
部材3と、これ以外のヘッド本体4とを想定する。
形態では、少なくとも2つの分割殻部材として、ソール
部材3と、これ以外のヘッド本体4とを想定する。
【0059】ヘッド本体4は、ソール側に開口6´が形
成されるように鋳造や鍛造等によって一体形成しても良
いし、又は、プレス成形した複数の分割殻部材(フェー
ス部2、トップ部、バックフェース)を互いに溶接して
形成しても良い。この場合、ヘッド本体4の構成材料と
しては、例えば、ステンレス、マレージング鋼、チタン
合金等を適用することが可能である。
成されるように鋳造や鍛造等によって一体形成しても良
いし、又は、プレス成形した複数の分割殻部材(フェー
ス部2、トップ部、バックフェース)を互いに溶接して
形成しても良い。この場合、ヘッド本体4の構成材料と
しては、例えば、ステンレス、マレージング鋼、チタン
合金等を適用することが可能である。
【0060】ソール部材3は、ヘッド本体4の開口6´
よりも大きな厚み(幅広)に形成されており、その構成
材料としては、ヘッド本体4と同じか又は同種の金属を
適用することが好ましい。
よりも大きな厚み(幅広)に形成されており、その構成
材料としては、ヘッド本体4と同じか又は同種の金属を
適用することが好ましい。
【0061】また、本実施の形態では、ソール部材3の
裏側周縁部に接合部3aを構成することとする。この場
合、ソール部材3の裏側周縁部とは、アドレス時の接地
面(表面)9とは反対側に形成された裏面11のうち、
その外周に沿った縁の部分を指す。
裏側周縁部に接合部3aを構成することとする。この場
合、ソール部材3の裏側周縁部とは、アドレス時の接地
面(表面)9とは反対側に形成された裏面11のうち、
その外周に沿った縁の部分を指す。
【0062】複数の肉落ち部3bは、夫々、裏側周縁部
に沿って断続的に形成されていると共に、外側に向って
テーパが施されている。具体的に説明すると、複数の肉
落ち部3bは、夫々、その厚みが外側に向って連続的且
つ滑らかに薄くなるように形成されている。この場合、
テーパが施されないで残された部分、即ち接合部3a
は、ソール部材3の中央部分と同じ厚みを有している。
そして、後述する溶接処理の際、接合部3aは、これ自
身が溶融してヘッド本体4(接合部4b)に止着するよ
うになっている。なお、本実施の形態では、図面上、4
つの肉落ち部3bを開示しているが、これに限定される
ことは無く、ヘッド本体4の種類や使用目的並びに設計
上の観点から任意の数だけ肉落ち部3bを形成すること
が可能である。
に沿って断続的に形成されていると共に、外側に向って
テーパが施されている。具体的に説明すると、複数の肉
落ち部3bは、夫々、その厚みが外側に向って連続的且
つ滑らかに薄くなるように形成されている。この場合、
テーパが施されないで残された部分、即ち接合部3a
は、ソール部材3の中央部分と同じ厚みを有している。
そして、後述する溶接処理の際、接合部3aは、これ自
身が溶融してヘッド本体4(接合部4b)に止着するよ
うになっている。なお、本実施の形態では、図面上、4
つの肉落ち部3bを開示しているが、これに限定される
ことは無く、ヘッド本体4の種類や使用目的並びに設計
上の観点から任意の数だけ肉落ち部3bを形成すること
が可能である。
【0063】このような構成において、ソール部材3の
接合部3aをヘッド本体4の開口6´に形成された接合
部4bに当接させた状態(図10(a)参照)で、肉落
ち部3bに沿って外側から溶接処理が施される。この溶
接処理の間、ソール部材3とヘッド本体4の間に一定の
隙間(肉落ち部3bが露出した隙間)を位置決め保持す
ることができる。このため、肉落ち部3bを満たすよう
に且つ肉落ち部3bに沿って溶接材12を安定して侵入
(充填)させることが可能となる。そして、溶接材12
がヘッド本体4に接したときに溶接処理を確実に中止す
ることが可能となる(図10(b)参照)。
接合部3aをヘッド本体4の開口6´に形成された接合
部4bに当接させた状態(図10(a)参照)で、肉落
ち部3bに沿って外側から溶接処理が施される。この溶
接処理の間、ソール部材3とヘッド本体4の間に一定の
隙間(肉落ち部3bが露出した隙間)を位置決め保持す
ることができる。このため、肉落ち部3bを満たすよう
に且つ肉落ち部3bに沿って溶接材12を安定して侵入
(充填)させることが可能となる。そして、溶接材12
がヘッド本体4に接したときに溶接処理を確実に中止す
ることが可能となる(図10(b)参照)。
【0064】この場合、ヘッド本体4側に多量の溶接材
12が付着するのを防止することが可能となり、適量の
溶接材12でソール部材3をヘッド本体4に確実に止着
させることができる。この結果、ゴルフクラブヘッドの
軽量化を実現することができる。
12が付着するのを防止することが可能となり、適量の
溶接材12でソール部材3をヘッド本体4に確実に止着
させることができる。この結果、ゴルフクラブヘッドの
軽量化を実現することができる。
【0065】なお、上述したような溶接処理が終了した
後、溶接部分を研磨して仕上げ処理が施される。また、
溶接材12の種類としては、特に限定されることは無い
が、接合強度等を考慮すれば、ソール部材3及びヘッド
本体4と同種の材料から成る溶接材12を用いることが
好ましい。
後、溶接部分を研磨して仕上げ処理が施される。また、
溶接材12の種類としては、特に限定されることは無い
が、接合強度等を考慮すれば、ソール部材3及びヘッド
本体4と同種の材料から成る溶接材12を用いることが
好ましい。
【0066】ここで、本実施の形態に適用したソール部
材3の形成プロセスについて、図12を参照して説明す
る。
材3の形成プロセスについて、図12を参照して説明す
る。
【0067】図12(a)に示すように、まず、ソール
構成部材19を形成する。具体的に3と同じ輪郭形状に
切り出す(例えば、打ち抜く)ことによって、ソール
は、略同一肉厚で形成された圧延金属板材を用意して、
この圧延金属板材をソール部材構成部材19を形成す
る。この場合、圧延金属板材として略同一肉厚のものを
用意することによって、完成したソール部材3の強度の
ばらつきを無くすることが可能となる。
構成部材19を形成する。具体的に3と同じ輪郭形状に
切り出す(例えば、打ち抜く)ことによって、ソール
は、略同一肉厚で形成された圧延金属板材を用意して、
この圧延金属板材をソール部材構成部材19を形成す
る。この場合、圧延金属板材として略同一肉厚のものを
用意することによって、完成したソール部材3の強度の
ばらつきを無くすることが可能となる。
【0068】次に、図12(b)に示すように、ソール
構成部材19の周縁部に沿って、接合部3aとなる部分
を残して必要な領域に削り加工(切削や研磨)を施すこ
とによって、複数の肉落ち部3bを形成し、ソール部材
3を完成させる。この場合、肉落ち部3bの幅寸法W´
としては、1.0〜15.0mm、更に好ましくは、
2.0〜5.0mmとするのが良い。また、肉落ち部3
bの傾斜角度θ´としては、5〜60度、更に好ましく
は、10〜45度とするのが良い。
構成部材19の周縁部に沿って、接合部3aとなる部分
を残して必要な領域に削り加工(切削や研磨)を施すこ
とによって、複数の肉落ち部3bを形成し、ソール部材
3を完成させる。この場合、肉落ち部3bの幅寸法W´
としては、1.0〜15.0mm、更に好ましくは、
2.0〜5.0mmとするのが良い。また、肉落ち部3
bの傾斜角度θ´としては、5〜60度、更に好ましく
は、10〜45度とするのが良い。
【0069】圧延金属板材は、強度分布のムラが少ない
という長所を有しており、かかる金属板材に削り加工を
施して肉落ち部3bを形成すると、金属板材を塑性変形
させることが無いため、完成したソール部材3の強度低
下を招く心配がない。
という長所を有しており、かかる金属板材に削り加工を
施して肉落ち部3bを形成すると、金属板材を塑性変形
させることが無いため、完成したソール部材3の強度低
下を招く心配がない。
【0070】なお、肉落ち部3bの形成方法の他の例と
して、ソール部材3を鍛造等の塑性加工や鋳造によって
一体形成する際に同時に複数の肉落ち部3bを形成する
方法も採用することが可能である。
して、ソール部材3を鍛造等の塑性加工や鋳造によって
一体形成する際に同時に複数の肉落ち部3bを形成する
方法も採用することが可能である。
【0071】なお、ソール部材3の輪郭形状としては、
図12に示すような平坦状でも良いし、ソール部材3に
プレス加工を施して、接地面(表面)9側を凸状に湾曲
させても良い。
図12に示すような平坦状でも良いし、ソール部材3に
プレス加工を施して、接地面(表面)9側を凸状に湾曲
させても良い。
【0072】以上、本実施の形態によれば、上述した各
効果が相互に働きつつ、接合する部材(ソール部材3、
ヘッド本体4)の少なくとも一方に厚み方向に肉を落と
した肉落ち部3bを形成することによって、部材相互を
一定の隙間で位置決め保持しつつ且つ適量の溶接材12
で接合することが可能なゴルフクラブヘッドを実現する
ことができる。
効果が相互に働きつつ、接合する部材(ソール部材3、
ヘッド本体4)の少なくとも一方に厚み方向に肉を落と
した肉落ち部3bを形成することによって、部材相互を
一定の隙間で位置決め保持しつつ且つ適量の溶接材12
で接合することが可能なゴルフクラブヘッドを実現する
ことができる。
【0073】なお、上述した各実施の形態では、肉落ち
部を形成する部材としてフェース部材2とソール部材3
を例に挙げて説明したが、これに限定されることは無
く、トップやホーゼルに本発明の技術を適用しても良
い。
部を形成する部材としてフェース部材2とソール部材3
を例に挙げて説明したが、これに限定されることは無
く、トップやホーゼルに本発明の技術を適用しても良
い。
【0074】
【発明の効果】本発明によれば、接合する部材の少なく
とも一方に厚み方向に肉を落とした肉落ち部を形成する
ことによって、部材相互を一定の隙間で位置決め保持し
つつ且つ適量の溶接材で接合されたゴルフクラブヘッ
ド、及びそのようなゴルフクラブヘッドを製造できる製
造方法が得られる。
とも一方に厚み方向に肉を落とした肉落ち部を形成する
ことによって、部材相互を一定の隙間で位置決め保持し
つつ且つ適量の溶接材で接合されたゴルフクラブヘッ
ド、及びそのようなゴルフクラブヘッドを製造できる製
造方法が得られる。
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るゴルフクラブ
ヘッドの構成を示す断面図であって、(a)は、フェー
ス部材がヘッド本体に当接した状態を示す図、(b)
は、フェース部材がヘッド本体に溶接された状態を示す
図。
ヘッドの構成を示す断面図であって、(a)は、フェー
ス部材がヘッド本体に当接した状態を示す図、(b)
は、フェース部材がヘッド本体に溶接された状態を示す
図。
【図2】フェース部材の裏面に形成された接合部と肉落
ち部の構成を示す斜視図。
ち部の構成を示す斜視図。
【図3】(a)〜(c)は、フェース部材の形成プロセ
スを示す図。
スを示す図。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係るゴルフクラブ
ヘッドの構成を示す断面図であって、(a)は、フェー
ス部材がヘッド本体に当接した状態を示す図、(b)
は、フェース部材がヘッド本体に溶接された状態を示す
図。
ヘッドの構成を示す断面図であって、(a)は、フェー
ス部材がヘッド本体に当接した状態を示す図、(b)
は、フェース部材がヘッド本体に溶接された状態を示す
図。
【図5】フェース部材の裏面に形成された接合部と肉落
ち部の構成を示す斜視図。
ち部の構成を示す斜視図。
【図6】(a)〜(d)は、フェース部材の形成プロセ
スを示す図。
スを示す図。
【図7】本発明の第3の実施の形態に係るゴルフクラブ
ヘッドの構成を示す断面図であって、(a)は、フェー
ス部材がヘッド本体に当接した状態を示す図、(b)
は、フェース部材がヘッド本体に溶接された状態を示す
図。
ヘッドの構成を示す断面図であって、(a)は、フェー
ス部材がヘッド本体に当接した状態を示す図、(b)
は、フェース部材がヘッド本体に溶接された状態を示す
図。
【図8】フェース部材の裏面に形成された接合部と肉落
ち部の構成を示す斜視図。
ち部の構成を示す斜視図。
【図9】(a)〜(c)は、フェース部材の形成プロセ
スを示す図。
スを示す図。
【図10】本発明の第4の実施の形態に係るゴルフクラ
ブヘッドの構成を示す断面図であって、(a)は、ソー
ル部材がヘッド本体に当接した状態を示す図、(b)
は、ソール部材がヘッド本体に溶接された状態を示す
図。
ブヘッドの構成を示す断面図であって、(a)は、ソー
ル部材がヘッド本体に当接した状態を示す図、(b)
は、ソール部材がヘッド本体に溶接された状態を示す
図。
【図11】ソール部材の裏面に形成された接合部と肉落
ち部の構成を示す斜視図。
ち部の構成を示す斜視図。
【図12】(a)及び(b)は、ソール部材の形成プロ
セスを示す図。
セスを示す図。
2 フェース部材 2a 接合部 2b 肉落ち部 4 ヘッド本体 4a 接合部 12 溶接材
Claims (2)
- 【請求項1】 少なくとも2つの分割殻部材を接合して
形成した中空状のゴルフクラブヘッドであって、 接合する分割殻部材の少なくとも一方の裏側周縁部に接
合部を構成し、この接合部に沿って厚み方向に肉を落と
した複数の肉落ち部を形成すると共に、これら複数の肉
落ち部間の接合部を他方の分割殻部材の接合部に当接さ
せて肉落ち部に溶接材を充填することによって、分割殻
部材を接合したことを特徴とするゴルフクラブヘッド。 - 【請求項2】 少なくとも2つの分割殻部材を接合して
形成した中空状のゴルフクラブヘッドの製造方法であっ
て、 接合する分割殻部材の少なくとも一方の裏側周縁部に沿
ってその厚み方向に肉を落として複数の肉落ち部を形成
し、これら複数の肉落ち部間の部位を他方の分割殻部材
に当接させて保持しながら肉落ち部に溶接材を充填する
ことによって分割殻部材を接合したことを特徴とするゴ
ルフクラブヘッドの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000394827A JP2002191726A (ja) | 2000-12-26 | 2000-12-26 | ゴルフクラブヘッド及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000394827A JP2002191726A (ja) | 2000-12-26 | 2000-12-26 | ゴルフクラブヘッド及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002191726A true JP2002191726A (ja) | 2002-07-10 |
Family
ID=18860393
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000394827A Pending JP2002191726A (ja) | 2000-12-26 | 2000-12-26 | ゴルフクラブヘッド及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002191726A (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009056060A (ja) * | 2007-08-31 | 2009-03-19 | Daiwa Seiko Inc | 中空ゴルフクラブヘッド |
US7578755B2 (en) * | 2006-10-19 | 2009-08-25 | Sri Sports Limited | Wood-type hollow golf club head |
US7775906B2 (en) * | 2006-07-19 | 2010-08-17 | Daiwa Seiko, Inc. | Golf club |
US7819757B2 (en) * | 2006-07-21 | 2010-10-26 | Cobra Golf, Inc. | Multi-material golf club head |
US7922604B2 (en) | 2006-07-21 | 2011-04-12 | Cobra Golf Incorporated | Multi-material golf club head |
US8221264B2 (en) * | 2008-10-13 | 2012-07-17 | Karsten Manufacturing Corporation | Club heads with contoured back faces and methods of manufacturing the same |
US8870682B2 (en) | 2006-07-21 | 2014-10-28 | Cobra Golf Incorporated | Multi-material golf club head |
US9586104B2 (en) | 2006-07-21 | 2017-03-07 | Cobra Golf Incorporated | Multi-material golf club head |
US20220054901A1 (en) * | 2020-08-21 | 2022-02-24 | Wilson Sporting Goods Co. | Faceplate of a golf club head |
US12233318B2 (en) | 2020-12-29 | 2025-02-25 | Taylor Made Golf Company, Inc. | Golf club heads |
-
2000
- 2000-12-26 JP JP2000394827A patent/JP2002191726A/ja active Pending
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7775906B2 (en) * | 2006-07-19 | 2010-08-17 | Daiwa Seiko, Inc. | Golf club |
US7819757B2 (en) * | 2006-07-21 | 2010-10-26 | Cobra Golf, Inc. | Multi-material golf club head |
US7922604B2 (en) | 2006-07-21 | 2011-04-12 | Cobra Golf Incorporated | Multi-material golf club head |
US8870682B2 (en) | 2006-07-21 | 2014-10-28 | Cobra Golf Incorporated | Multi-material golf club head |
US9586104B2 (en) | 2006-07-21 | 2017-03-07 | Cobra Golf Incorporated | Multi-material golf club head |
US7578755B2 (en) * | 2006-10-19 | 2009-08-25 | Sri Sports Limited | Wood-type hollow golf club head |
JP2009056060A (ja) * | 2007-08-31 | 2009-03-19 | Daiwa Seiko Inc | 中空ゴルフクラブヘッド |
US8221264B2 (en) * | 2008-10-13 | 2012-07-17 | Karsten Manufacturing Corporation | Club heads with contoured back faces and methods of manufacturing the same |
US8616998B2 (en) | 2008-10-13 | 2013-12-31 | Karsten Manufacturing Corporation | Club heads with contoured back faces and methods of manufacturing the same |
US20220054901A1 (en) * | 2020-08-21 | 2022-02-24 | Wilson Sporting Goods Co. | Faceplate of a golf club head |
US11771962B2 (en) * | 2020-08-21 | 2023-10-03 | Wilson Sporting Goods Co. | Faceplate of a golf club head |
US12233318B2 (en) | 2020-12-29 | 2025-02-25 | Taylor Made Golf Company, Inc. | Golf club heads |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6966848B2 (en) | Golf club head and method of manufacturing the same | |
JP3211753B2 (ja) | アイアンゴルフクラブ | |
JP3460479B2 (ja) | ゴルフ用クラブヘッドの製法 | |
US6989506B2 (en) | Method of making golf club head | |
JP3822533B2 (ja) | アイアン型ゴルフクラブヘッド | |
JP2003210627A (ja) | フェース部近傍に薄肉部を有する高反発ゴルフクラブヘッド | |
JPH1119255A (ja) | ゴルフクラブヘッドとその製造方法 | |
JPH11114102A (ja) | ゴルフクラブ | |
JP2002191730A (ja) | ゴルフクラブ | |
JP2005193069A (ja) | フェース部近傍に薄肉部を有する高反発ゴルフクラブヘッド | |
JP2002191726A (ja) | ゴルフクラブヘッド及びその製造方法 | |
JP2004113370A (ja) | ゴルフクラブヘッド | |
JP2605254B2 (ja) | ゴルフクラブヘッドの製造方法 | |
JP2001190720A (ja) | アイアンゴルフクラブヘッド及びその製造方法 | |
JP4138442B2 (ja) | ゴルフクラブヘッドの製造方法 | |
JPH09248353A (ja) | ゴルフクラブヘッド | |
JP2002165903A (ja) | ゴルフクラブへッド | |
JP3072642B2 (ja) | アイアン形ゴルフクラブ用ヘッドの製造方法 | |
JP2003038690A (ja) | ゴルフクラブヘッド及びその製造方法 | |
JP3045668B2 (ja) | ゴルフクラブヘッドの製造方法 | |
JP3987161B2 (ja) | ゴルフクラブ用ヘッド | |
JP5074779B2 (ja) | ゴルフクラブヘッドの製造方法 | |
JP2003265656A (ja) | ゴルフクラブヘッド | |
JP2001029523A (ja) | ゴルフクラブヘッド及びその製造方法 | |
JPH06246021A (ja) | ゴルフクラブヘツド及びその製造方法 |